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JP2011090037A - 現像システムおよび画像形成装置 - Google Patents

現像システムおよび画像形成装置 Download PDF

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JP2011090037A JP2009241352A JP2009241352A JP2011090037A JP 2011090037 A JP2011090037 A JP 2011090037A JP 2009241352 A JP2009241352 A JP 2009241352A JP 2009241352 A JP2009241352 A JP 2009241352A JP 2011090037 A JP2011090037 A JP 2011090037A
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Takashi Sakamaki
崇 酒巻
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】ケーシングに形成された開口部からのトナー飛散を防止する現像システムおよび画像形成装置を提供すること。
【解決手段】ケーシング35に形成された開口部35aを開閉させるシャッター手段38と、画像形成の開始時にトナーの帯電量が低下状態であるか否かを判断する判断手段を有し、該判断手段がトナーの帯電量が低下状態であると判断したときに、シャッター手段38によって開口部35aを閉じ、第一搬送スクリュー11及び第二搬送スクリュー12と、現像スリーブ14とを所定時間駆動して、トナーの帯電量を確保する駆動制御部を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像システムに関し、更に詳しくは、現像ユニットに形成した開口部からトナーが飛散するのを防止する技術に関する。
電子写真方式の画像形成装置の一構成体として現像ユニットがある。この現像ユニットは、例えば、矩形状の開口部を設けたケーシングと、その開口部から外周面の一部が覗くようにケーシング内に回転可能に支持されケーシング内の現像剤(トナーとキャリアからなる)を開口部に向かって搬送させるローラ状の現像剤担持体と、ケーシング内に設けられケーシング内の現像剤を攪拌してトナーを帯電させると共に現像剤担持体の近傍に現像剤を移動させる現像剤撹拌機構とを備えて構成されたものがある。この現像ユニットは、開口部から外周面の一部が露出した現像剤担持体が感光体に対向するように画像形成装置内に配置される。さらにこの現像ユニットは、上述した感光体、その感光体の表面を帯電させる帯電ローラ等で構成された感光体ユニットと共に、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスユニットとして構成されたものがある。
ところで、上述した現像ユニットやプロセスユニットは、画像形成装置本体への装着後、すぐさま画像形成動作を行うと、キャリアとトナーとの攪拌によって生じるトナーの摩擦帯電が不十分な状態のまま開口部へ搬送される場合が往々にしてある。このような場合、弱帯電のトナーや無帯電のトナーは、現像剤担持体に対向配置された感光体に付着することなく、開口部から飛散し、画像形成装置を汚してしまう。
そこで、かかる問題を解決するものとして、現像ユニットやプロセスユニット交換時のトナー供給あるいは現像剤供給時に、現像装置の開口部を遮蔽するシャッター手段を設け、そのトナー飛散を防止したものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上述したものは、プロセスユニット交換時のトナー供給あるいは現像剤供給時に限ってシャッター手段によるトナー飛散を防止しているため、画像形成の動作が長期において実施されなかった場合の画像形成開始時等、通常の画像形成時におけるトナー帯電量が低下した場合のトナー飛散を考慮していなかった。
そこで本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できる現像システムおよび画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる現像システムおよび画像形成装置は、下記の技術的手段を講じた。
請求項1にかかる発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像システムであって、開口部が形成されたケーシングと、前記開口部から外周面の一部が覗くように前記ケーシングの内部に回転可能に設けられ、前記ケーシングの内部に貯留された現像剤を前記開口部に向かって搬送させるローラ状の現像剤担持体と、前記ケーシングの内部に回転可能に設けられ、前記ケーシングの内部に貯留された前記現像剤を回転により攪拌して前記現像剤の一構成体であるトナーを帯電させると共に前記現像剤担持体の近傍に前記現像剤を移動させる現像剤撹拌部と、前記開口部を開閉可能に設けられ、所要時に前記開口部を開閉させるシャッター手段と、画像形成の開始時に前記トナーの帯電量が低下状態であるか否かを判断する判断手段を有し、該判断手段が前記トナーの帯電量が低下状態であると判断したときに、前記シャッター手段によって前記開口部を閉じ、前記現像剤撹拌部と前記現像剤担持体とを所定時間駆動して、前記トナーの帯電量を確保する駆動制御部とを備えた現像システムを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1において、前記画像形成装置の前回の画像形成動作の終了時からの時間を計測するカウンタを設け、前記判断手段は、画像形成の開始時に前記カウンタの値が所定の閾値以上となった場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断することを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1において、前記判断手段は、前記現像剤担持体により現像されたトナー画像を担持したシート状の記録材に熱と圧力を加えて前記トナー画像を前記記録材に定着する定着ユニットの一構成体である定着温度制御用のサーモスタットを用い、そのサーモスタットにより検知した温度が所定の閾値以下である場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断することを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項1において、前記ケーシングまたは前記開口部の近傍に温湿度センサを設け、前記判断手段は、画像形成の開始時に前記温湿度センサにより検知した温湿度が所定の温湿度以上の場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断することを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項1において、前記判断手段は、前記ケーシングの内部に貯留された前記現像剤のトナー濃度を検出する透磁率センサを用い、前回の画像形成の終了時の前記透磁率センサの出力値と今回の画像形成の開始時の前記透磁率センサの出力値との差分が所定の閾値以上となった場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断することを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項1において、前記ケーシングの内部に乾燥空気を流す送風部を設け、前記ケーシングの内部の湿度または前記現像剤の湿度を検知する湿度センサを設け、前記判断手段は、該湿度センサの検知結果が、湿度が高いと判断される所定の閾値以上となった場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断し、前記駆動制御部は、前記現像剤撹拌部と前記現像剤担持体と共に、前記送風部をも所定時間駆動することを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項1において、トナー画像の反射光を検知してそのトナー画像の画像濃度を検知する光学センサを設け、前記判断手段は、前記光学センサの検知結果が、画像濃度は適正または濃いと判断される所定の閾値以上の場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断することを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、請求項2乃至7に記載の構成を任意に組み合わせたことを特徴とする。
請求項9にかかる発明は、請求項1乃至8何れか1項に記載の現像システムを備えた画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、画像形成の動作が長期において実施されなかった場合の画像形成開始時等、通常の画像形成時においてトナーの帯電量が低下している場合においても、弱帯電のトナーや無帯電のトナーが開口部から飛散するのを防止できる。
本実施の形態にかかる画像形成装置の概略を示す模式図である。 シャッターを開けた状態の実施の形態1にかかるプロセスユニットの模式的な縦断断面図である。 シャッターを閉じた状態の実施の形態1にかかるプロセスユニットの模式的な縦断断面図である。 実施の形態1にかかる画像形成装置とシャッターのない従来の画像形成装置におけるトナー帯電量の測定結果を示す線図である。 実施の形態1にかかる画像形成装置とシャッターのない従来の画像形成装置におけるトナー飛散量の測定結果を示す線図である。 実施の形態1にかかる画像形成装置の動作を示すフローチャート図である。 トナー帯電量とトナー飛散量との関係を示した線図である。 画像形成の動作を実施した後の放置時間とトナー帯電量との関係を示した線図である。 実施の形態2にかかる画像形成装置の動作を示すフローチャート図である。 画像形成の動作を実施後の放置時間と定着温度制御用のサーモスタットの検知温度との関係を示した線図である。 低温低湿環境および高温高湿環境における通紙枚数とトナー帯電量との関係を示した線図である。 実施の形態4にかかる画像形成装置の動作を示すフローチャート図である。 現像剤のトナー濃度を検出する透磁率センサの出力値とトナー帯電量との関係を示す線図である。 実施の形態5にかかるプロセスユニットの模式的な縦断断面図である。 実施の形態5にかかる画像形成装置の動作を示すフローチャート図である。 湿度条件を振った際の撹拌時間とトナー帯電量との関係を示した線図である。 乾燥空気の送風動作有りと無しの場合で、現像剤の撹拌時間とトナー帯電量との関係を示した線図である。 実施の形態6にかかる画像形成装置の動作を示すフローチャート図である。
本発明にかかる現像システムを備えた画像形成装置の実施の形態を説明する。本実施の形態にかかる画像形成装置は、外部から送信された画像情報を受信し、その画像情報に基づいて用紙に画像を形成するフルカラー出力対応のレーザープリンタを例示しており、各実施の形態を詳述する前に、先ず、各実施の形態において共通する画像形成装置の基本的な構成を、図1及び図2を参照しながら説明する。
本実施形態にかかる画像形成装置は、図1に示すように、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す)用の4つのプロセスユニット1を備えている。この4つのプロセスユニット1は、使用するトナーの色が夫々違うが、それ以外は同じ構成になっている。Yトナー画像を生成するためのプロセスユニット1を例にすると、図2に示すように、プロセスユニット1は、感光体ユニットと現像ユニットAとを有している。これら感光体ユニットと現像ユニットAは一体的に画像形成装置本体に対して着脱可能となっている。
図2にプロセスユニット1の模式的な縦断断面図を示す。
感光体ユニットは、感光体としての感光ドラム2、感光ドラム2に付着した転写残トナー等を除去し回収するドラムクリーニング装置3、感光ドラム2の表面摩擦係数を所定の値にするための滑剤塗布ブラシ4および滑剤5(ステアリン酸亜鉛)、滑剤5を感光ドラム2上に均一に塗布するための滑剤塗布ブレード6、感光ドラム2を均一に帯電するための帯電ローラ7などを有している。
帯電ローラ7は、図示しない駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動する感光ドラム2の表面を、図示しない帯電バイアス印加手段からAC電圧にDC電圧を重畳した帯電バイアスを印加して一様に帯電させる。つづいて、画像信号に対応した露光ユニット18(図1)から発せられるレーザ光によって露光走査されて静電潜像を形成する。
現像ユニットAは、第一現像剤収容部8に回転可能に支持された第一搬送スクリュー11と、第二現像剤収容部9に回転可能に支持された第二搬送スクリュー12とを備えて構成された現像剤撹拌部と、現像剤担持体としての現像スリーブ14、第一現像剤収容部8と第二現像剤収容部9とを形成させ第一搬送スクリュー11や第二搬送スクリュー12、現像スリーブ14等を支持させると共に右上方の側壁に図2において奥行き方向に延びた矩形状の開口部35aが形成されたケーシング35と、そのケーシング35の開口部35aを開閉させるシャッター手段38とを備えている。
また、第一現像剤収容部8の下面には、トナーの濃度を検知する透磁率センサ10が設置されており、磁性体であるキャリアとトナーとの混合比を透磁率から算出し、所定のトナー濃度になるように、図示しないトナー補給装置から必要によってトナーを補給するようになっている。
第一搬送スクリュー11は、図示しない駆動手段によって回転駆動され、第一現像剤収容部8内の現像剤を、図2において奥側から手前側に搬送させ、第一現像剤収容部8と第二現像剤収容部9との間に立設された仕切り壁13に設けられた図示しない連通口を経て、第二現像剤収容部9内に現像剤を移動させるようになっている。
第二搬送スクリュー12は、図示しない駆動手段によって図2中、反時計回りに回転駆動され、第二現像剤収容部9内の現像剤を、図2において手前側から奥側に搬送させ、上述した連通口と反対側に設けられた図示しない連通口を経て、第一現像剤収容部8内に現像剤を移動させると共に、第二搬送スクリュー12の上方に設けられた後述の現像剤担持体としての現像スリーブ14近傍に現像剤を移動させるようになっている。
また、この第一搬送スクリュー11と第二搬送スクリュー12とを備えた構成された現像剤撹拌部は、ケーシング35の内部に貯留された現像剤を回転により攪拌して現像剤の一構成体であるトナーを帯電させるようになっている。
現像スリーブ14は、現像剤の搬送能力を高めるために、表面をサンドブラストで粗面化処理された非磁性材料(アルミ)で円筒軸状に形成され、第二搬送スクリュー12の右上方に第二搬送スクリュー12と平行となるように、且つ、開口部35aから外周面の一部が覗くように配設されると共に、図示しない駆動手段で、図中反時計回り方向に回転駆動されるようになっている。なお、この現像スリーブ14は、現像剤の搬送能力を高めるために、サンドブラストによる粗面のほかに、等間隔の細かい溝(軸方向の溝やアヤメ状、格子状など)を設けたものが挙げられる。
この現像スリーブ14の内部には、周方向に交互に磁極15を形成したマグネットローラ16が挿入されており、第二搬送スクリュー12によって搬送された現像剤の一部が、このマグネットローラ16の発する磁力によって、現像スリーブ14表面に汲み上げられ、穂立ちするようになっている。
また、現像スリーブ14の表面に汲み上げられて付着した現像剤のうち、余分な現像剤を掻き取り可能なドクターブレード17が現像スリーブ14と所定の間隙を保持するように設けられている。このドクターブレード17によって、現像剤の層厚が規制された後、感光ドラム2と対向する現像領域まで搬送され、図示しない現像バイアス印加手段から現像スリーブ14に印加される現像バイアスによって、感光ドラム2上に形成された静電潜像にトナーを付着させ、トナー画像に現像する。この現像によってトナーを消費した現像剤は、現像スリーブ14の回転に伴って第二搬送スクリュー12上に戻される。そして、図中奥端まで搬送されると、図示しない連通口を経て第一収容部内に戻る。
シャッター手段38は、図2及び図3に示すように、開口部35aを閉塞可能な所要の大きさの板状に形成されたシャッター36と、開口部35aの下方に設けられ、そのシャッター36を支持させると共に、シャッター36を進退させて開口部35aを開閉させる駆動部37とを備えて構成されている。駆動部37は、後述する駆動制御部に電気的に接続されている。シャッター36を後退させて開口部35aを開いた状態を図2に、シャッター36を前進させて開口部35aを閉じた状態を図3に夫々示す。なお、駆動制御部による一連の動作は、後述する実施の形態1〜6において詳述する。
プロセスユニット1の下方には、図1に示すように、静電潜像書き込み手段としての露光ユニット18が配設されている。この露光ユニット18は、画像情報に基づいてレーザ光を各プロセスユニット1の感光ドラム2表面に照射する。これによって、感光ドラム2上に静電潜像を形成する。
なお、露光ユニット18は、光源たるレーザーダイオードから発したレーザ光をモータによって回転駆動されるポリゴンミラーによって走査され、複数の光学レンズやミラーを介して感光ドラム2に照射するものである。かかる構成に代えて、LEDアレイによる露光ユニット18を採用することもできる。
露光ユニット18の下方には、第一給紙カセット19、第二給紙カセット20が配設されている。これら給紙カセット内には、それぞれ、記録媒体たる記録紙が収容されており、複数のローラ等で構成された給紙手段21により、記録紙が給紙路22に排出されるようになっている。
給紙路22には、レジストローラ対23が配設されている。このレジストローラ対23は、記録紙を挟持して待機し、後述する中間転写ベルト24上に形成されたトナー画像が二次転写ニップに到達するタイミングに合わせて駆動し、記録紙を二次転写ニップに向けて送り出すようになっている。なお、この二次転写ニップとは、後述する駆動ローラ28と二次転写ローラ30とが中間転写ベルト24を介して圧接した領域である。
各プロセスユニット1の上方には、複数のローラに掛け渡された無端状の中間転写ベルト24を備え、その中間転写ベルト24を図中反時計回りに回動する転写ユニットが配設されている。この転写ユニットの上方には、Y、C、M、Kの各色のトナーを夫々収容する4つのトナーボトル25が配設されている。トナーボトル25に収容された各色のトナーは、各色のプロセスユニット1の現像ユニットAに適宜供給される。これらトナーボトル25は、ボトル内のトナー残量がなくなったら交換できるように画像形成装置本体から着脱可能となっている。
上述した転写ユニットは、上述の中間転写ベルト24の他、ベルトクリーニングユニット26、各色の感光ドラム2の対向する位置に配設された一次転写ローラ27、外部からの駆動を受け、中間転写ベルト24を駆動せしめる駆動ローラ28、駆動ローラ28から所要の間隔をおいて設けられた従動ローラ29等で構成されている。なお、駆動ローラ28は、二次転写ローラ30の対向ローラを兼ねている。
一次転写ローラ27は、中間転写ベルト24の下側のベルトを挟んで感光ドラム2に圧接されており、一次転写ニップを形成している。一次転写ローラ27に感光ドラム2上に形成されたトナー画像のトナーとは逆極性の転写バイアスを印加することで、感光ドラム2上のトナー画像を中間転写ベルト24上に転写する。各色の画像形成ユニットで形成された各色のトナー画像は、重畳するように中間転写ベルト24上に順次一次転写され、中間転写ベルト24上にカラートナー画像が形成されるようになっている。
中間転写ベルト24上に形成されたカラートナー画像は、中間転写ベルト24の回転駆動によって二次転写ニップに移動され、同時に、レジストローラ対23からトナー画像の二次転写ニップ進入と同期して記録紙が二次転写ニップに進入されるようになっている。
カラートナー画像は、二次転写ローラ30と二次転写対向ローラとの間に形成される二次転写電界とニップ圧によって、記録紙に二次転写される。二次転写の電界は、二次転写対向ローラにトナーと同極性の転写バイアスを印加し、二次転写ローラ30を接地することで形成している。
二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト24上には、記録紙に転写されなかったトナーが僅かに残って付着している。これは、ベルトクリーニングユニット26によってクリーニングされる。なお、ベルトクリーニングユニット26は、クリーニングブレードを中間転写ベルト24の表面に当接させており、これによって、ベルト上の転写残トナーを掻きとって除去する。
中間転写ベルト24上から除去された転写残トナーは、廃トナーボトル31に収容され、廃棄される。
二次転写ニップの上方には、定着ユニットが配設されている。この定着ユニットは、電磁誘導発熱層を内包する定着ローラ32と、定着ローラ32と所定圧力で圧接され、所定のニップ幅を形成する加圧ローラ33と、定着温度制御用のサーモスタット39と、定着ローラ32の図中左側に、定着ローラ32内の電磁誘導発熱層を発熱させるIHコイルユニット34とを有する。定着ローラ32は、IHコイルによる電磁誘導で加熱される。各ローラは図示しない駆動源によって加圧ローラ33が時計方向に、定着ローラ32は反時計方向に回転するようになっている。
二次転写ニップを通過した記録紙は、中間転写ベルト24から分離した後、定着ユニット内に送られる。そして、定着ユニットの定着ニップに挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ローラ32によって加熱され、同時に定着ニップで加圧されてトナー画像が記録紙上に定着せしめられる。
このようにして定着処理が施された記録紙は、排紙ローラ対を経由して機外に排出され、画像形成装置本体の上面にスタックされるようになっている。
以下、現像システムの各実施の形態を詳述する。なお、現像システムは、上述した現像ユニットAと、後述する駆動制御部とを備えて構成される。
(実施の形態1)
実施の形態1は、上述した画像形成装置の基本的な構成に加えて、画像形成装置の前回の画像形成動作の終了時からの時間を記録するカウンタ(図示せず)を設け、画像形成の開始時にカウンタの値が所定の閾値以上となった場合に、シャッター手段38によって開口部35aを閉じ、第一搬送スクリュー11及び第二搬送スクリュー12と、現像スリーブ14とを所定時間駆動する駆動制御部(図示せず)を設けた例である。
図4に、27℃80%RH環境において、現像剤を72h放置した後、シャッター手段38によって開口部35aを閉じ、第一搬送スクリュー11及び第二搬送スクリュー12と、現像スリーブ14とを所定時間駆動(以下「前処理動作」という)した場合(前処理動作アリ)と、その動作を実行しなかった場合(前処理動作ナシ)とのトナー帯電量(Q/M)の測定結果を示す。
図4から、前処理動作アリの方が前処理動作ナシより大幅にトナー帯電量が高いことが分かる。
図5に、ダストトラック(光散乱式デジタル粉塵計)にて、画像形成開始時からのトナー飛散量をモニタした結果を示す。前処理動作アリの方は、前処理動作ナシと比較して、トナー飛散量が大幅に低減していることが分かる。
上記のような前処理動作を実行すれば、開口部35aからのトナー飛散およびそれに伴う不具合を防止することができる。
大量の印刷物を一度に画像形成する使われ方をする画像形成装置(プロダクションプリンティング用途)の場合は、一度の画像形成での可動時間が長い為、毎回の画像形成開始時に前処理動作を実行しても、印刷物の量に対しての使用者(当該画像形成装置の使用者)の待ち時間や消費電力の増加、現像剤劣化等の副作用はほとんど無視できるものであるが、少量の印刷物を一度に画像形成する使われ方をする画像形成装置(オフィス用途)では、印刷量に対する副作用は、大きな問題となる。
例えば、下記のような、AとBの画像形成装置を比較すると、印刷物1枚あたりの副作用の重みは、BはAの1000倍となる。
A:一度の印刷枚数の平均が5000枚の画像形成装置(プロダクションプリンティング用途)
B:一度の印刷枚数の平均が5枚の画像形成装置:B(オフィス用途)
そこで、実施の形態1では、オフィス用途の画像形成装置にも適用できるようにする為に、駆動制御部が図6に示すような制御を行っている。すなわち、画像形成動作が終了(S11)したら、カウンタによるOFF時間の積算を開始し(S12)、使用者による画像形成要求が入力、またはPCから画像形成要求されたことを条件として、カウント値a[sec]と閾値X1[sec]との比較判断を行う(S13(判断手段))。
カウント値a[sec]が閾値X1[sec]に達した、または、超えた場合(S13Y)にのみ、上述の前処理動作を実行し(S14)、カウント値aを「0」にし、シャッター手段38によって開口部35aを開いて、画像形成動作を開始する(S15)。
一方、カウント値aが閾値X1に達していない場合(S13N)は、上述の前処理動作を実行することなく、カウント値aを「0」にし、画像形成動作を開始する(S15)。
なお、画像形成の直前にのみ前処理動作を可能とするために、上述したように、S13は、使用者による画像形成要求が入力、またはPCから画像形成要求されたことを条件として判断しているが、画像形成を行っていない間でも、適宜、前処理動作を行う場合、S13の判断時を画像形成要求時にかかわらず常時に行えば良い。
閾値X1は、例えば、以下のようにして決定している。
まず、図1で例示した画像形成装置を用いて、図7に示した、トナー飛散量とトナー帯電量の関係を求めた。図7に示すように、トナー帯電量(Q/M)が20[−μC/g]より小さくなったとき、トナー飛散量が急激に増加することが分かる。したがって、画像形成開始時のトナー帯電量(Q/M)は20[−μC/g]以上を確保する必要がある。
図8に通常環境(23℃50%RH)にて、画像形成動作を実行した後の放置時間とトナー帯電量との関係を示す。放置時間が増加するに伴いトナー帯電量(Q/M)も低下しているが、放置時間40000〜50000[sec]の間にトナー帯電量(Q/M)が、20[−μC/g]]を下回っていることが分かる。
図7、図8の実験結果を考慮した結果、更に、余裕度を考慮し、実施の形態1の画像形成装置における閾値X1は40000[sec]としている。なお、閾値X1は、マシンスペックや使用環境によって適正値が異なる為、サービスマンや使用者による変更が可能になっている。
このように実施の形態1にかかる画像形成装置によれば、前処理動作の実行条件を現像剤が放置された時間としたことで、オフィス用途のような画像形成装置においても、駆動制御部による前処理動作が実行されて、低下していたトナーの帯電量が十分な帯電量となり、トナーが開口部35aから飛散するのを確実に防止できる。
(実施の形態2)
実施の形態2にかかる画像形成装置は、定着ユニットに設けた定着温度制御用のサーモスタット39(図1参照)により検知した温度が、所定の閾値X2以下である場合に、シャッター手段38によって開口部35aを閉じ、第一搬送スクリュー11及び第二搬送スクリュー12と、現像スリーブ14とを所定時間駆動する駆動制御部(図示せず)を設けた例である。
実施の形態2の駆動制御部による制御を加えた一連の動作を図9に示す。
先ず、画像形成動作が終了(S21)して、画像形成装置の電源がOFFまたは省エネモード等により定着ユニットがOFF状態に移行する(S22)。これにより定着温度が下降していくが、実施の形態2の駆動制御部が、定着温度制御用のサーモスタット39を用いて、漸次下降していく定着温度の検知を開始し(S23)、使用者による画像形成要求が入力、またはPCから画像形成要求されたことを条件として、サーモスタット39の検知温度Tと閾値X2との比較判断を行う(S24(判断手段))。
検知温度Tが閾値X2以下になった場合(S24Y)にのみ、上述の前処理動作を実行し(S25)、その前処理動作が終了したら、シャッター手段38によって開口部35aを開いて、検知温度を所定の温度となるように恒温制御して画像形成動作を開始する(S26)。
一方、検知温度Tが閾値X2以上である場合(S24N)は、上述の前処理動作を実行することなく、画像形成動作を開始する(S26)。
閾値X2は、例えば、以下のようにして決定している。
実施の形態2にかかる画像形成装置を、通常環境(23℃50%RH)にて画像形成を実行した後の定着ユニットのサーモスタット39の検知温度の時間推移を図10に示す。この図10からわかるように、通常環境(23℃50%RH)において、放置時間40000[sec]における検知温度は約40℃以下であることから、実施の形態2の画像形成装置における閾値X2は40℃としている。なお、閾値X2は、マシンスペックや使用環境によって適正値が異なる為、サービスマンや使用者による変更が可能になっている。
このように実施の形態2にかかる画像形成装置によれば、前処理動作の実行条件を定着ユニットのサーモスタット39を利用した温度としたことで、タイマー等の部品の増加やカウンタなどの機能を追加することなく、オフィス用途のような画像形成装置においても、駆動制御部による前処理動作が実行されて、低下していたトナーの帯電量が十分な帯電量となり、トナーが開口部35aから飛散するのを確実に防止できる。
(実施の形態3)
実施の形態3にかかる画像形成装置は、ケーシング35または開口部35aの近傍に温湿度センサ40を設け、画像形成の開始時に温湿度センサ40により温湿度を検知し、その検知結果が所定の温湿度以上の場合に、シャッター手段38によって開口部35aを閉じ、第一搬送スクリュー11及び第二搬送スクリュー12と、現像スリーブ14とを所定時間駆動する駆動制御部(図示せず)を設けた例である。
先ず、本実施の形態にかかる画像形成装置を、低温低湿環境(10℃15%RH)および高温高湿環境(27℃80%RH))に夫々所定時間放置し、その後、画像形成動作を行った場合の通紙枚数とトナー帯電量との関係を調べた。その結果を図11に示す。
低温低湿環境では数枚の通紙枚数でトナー帯電が上昇するが、高温高湿環境では、トナー帯電量を上昇させるには、通紙枚数が相当枚数必要となることがわかる。具体的には、トナー帯電量をQ/M≧20[−μC/g]とするのに、通紙枚数300枚が必要であることがわかる。
したがって、低温低湿環境では、数枚の通紙枚数でトナー帯電が上昇することと、トナーが開口部35aから飛散する量を鑑みると、上述した前処理動作の絶対的な必要性は低い。そこで、実施の形態3では、画像形成開始時に現像ユニットA周辺の温湿度センサ40により、温湿度(温度T2、湿度H)を検知し、以下の表1に示す前処理動作の有無条件(閾値となる)にしたがって、前処理動作の実行の有無判断をしている。ここで、表1で示された有無条件は、現像剤やマシンスペックに合わせて適宜変更される。
Figure 2011090037
このように実施の形態3にかかる画像形成装置は、オフィス用途のような画像形成装置においても、駆動制御部による前処理動作が実行されて、低下していたトナーの帯電量が十分な帯電量となり、トナーが開口部35aから飛散するのを確実に防止できることはもとより、温湿度条件により、画像形成開始直後にトナー帯電が容易に立ち上がり、トナー飛散の発生がほとんど無い場合には、前処理動作を実行しないので、前処理動作にかかる使用者の待ち時間を無くし、消費電力の増加、現像剤劣化等の副作用を低減することができる。
(実施の形態4)
現像剤のトナー帯電量は、放置時間が長い程低下していくが、環境条件および剤劣化条件によって、帯電低下のスピードが大きく変ってくる。環境条件で言えば、低温低湿環境であればトナー帯電の低下が遅いし、高温高湿環境であればトナー帯電の低下が早く進む。現像剤の劣化条件で言えば、初期の現像剤であればトナー帯電の低下が遅いし、劣化した現像剤であればトナーの帯電低下が早く進む。
したがって、現像ユニットA内のトナー帯電量を常にモニタすれば良いことになるが、現像ユニットA内にトナー帯電量をモニタする機構を追加すると、部品の増加や構成の複雑化、大幅なコストアップになってしまう。
そこで、実施の形態4にかかる画像形成装置は、画像形成装置に既存のトナー補給制御用の透磁率センサ10を利用し、前回の画像形成の終了時の透磁率センサ10の出力値と今回の画像形成の開始時の透磁率センサ10の出力値との差分(画像形成動作の停止時に、トナー帯電量がどの程度低下したかの推測)が所定の閾値X4以上となった場合に、シャッター手段38によって開口部35aを閉じ、第一搬送スクリュー11及び第二搬送スクリュー12と、現像スリーブ14とを所定時間駆動する駆動制御部(図示せず)を設けた例である。
本実施の形態にかかる画像形成装置のようにトナーとキャリアからなる現像剤を用いた画像形成装置は、トナー補給制御の為、現像ユニットA内あるいは、現像ユニットA周辺に透磁率センサ10を備えている。透磁率センサ10は、センサ周辺(現像器内)の磁性体(キャリア)の体積比率を検知して、そのときの絶縁体(トナー)の体積比率(トナー濃度)を推測し、トナー補給制御にフィードバックする機能を持つ。
この透磁率センサ10は、センサ周辺(現像器内)の磁性体(キャリア)の体積比率を検知するので、トナー濃度は同じであってもトナー帯電量によっても検知結果が変わってくる。すなわち、トナー帯電量が高い場合、トナー同士の静電的反発力が大きくなるので、現像剤中の空隙の体積が大きくなる。したがって、現像剤の嵩密度が小さくなるので、センサ周辺の磁性体(キャリア)の体積比重が小さくなり、透磁率センサ10の出力値(Vt値)が小さくなる。
逆にトナー帯電量が低い場合、トナー同士の静電的反発力は小さくなるので、現像中の空隙の体積は小さくなる。したがって、現像剤の嵩密度が大きくなるので、センサ周辺の磁性体(キャリア)の体積比重が大きくり、透磁率センサ10の出力値(Vt値)が大きくなる。
さらに画像形成動作の停止時にトナー濃度が変化することは有り得ないことを考慮すると、前回の画像形成動作終了時の透磁率センサ10の出力値(Vt(β))と画像形成動作の開始時の透磁率センサ10の出力値(Vt(α))との差分(Vt(α))―(Vt(β))を算出すれば、画像形成動作の停止時に、トナー帯電量がどの程度低下したかの推測が可能となる。
実施の形態4の駆動制御部による制御を加えた一連の動作を図12に示す。
先ず、画像形成動作が終了したら(S41)、画像形成動作終了時の透磁率センサ10の出力値(Vt(β))をメモリに保存する(S42)。使用者による画像形成要求が入力、またはPCから画像形成要求された(S43)ことを条件として、透磁率センサ10の出力値(Vt(α))を検知し(S44)、トナー帯電量の低下量(Vt(α))―(Vt(β))と、閾値X4との比較判断を行う(S45(判断手段))。
トナー帯電量の低下量(Vt(α))―(Vt(β))が閾値X4以上の場合(S45Y)、上述の前処理動作を実行し(S46)、その前処理動作が終了したら、シャッター手段38によって開口部35aを開いて、画像形成動作を開始する(S47)。一方、トナー帯電量の低下量(Vt(α))―(Vt(β))が閾値X4未満の場合(S45N)、上述の前処理動作を実行することなく、画像形成動作を開始する(S47)。
閾値X4は、例えば、以下のようにして決定している。
閾値X4の決定は、実験的に求めたトナー濃度7[wt%]のときのトナー帯電量(Q/M)と透磁率センサ10の出力値(Vt)の関係(図13参照)と、通常環境(23℃50%RH))での画像形成時のトナー帯電量が約40[−μC/g]であることから0.2[V]としている。なお、閾値X4は、マシンスペックや現像剤特性およびセンサによって最適値は異なる為、サービスマンや使用者による変更が可能になっている。
このように実施の形態4にかかる画像形成装置によれば、前処理動作の実行条件を既存の透磁率センサ10の出力値の変化分としたことで、タイマー等の部品の増加やカウンタなどの機能を追加することなく、オフィス用途のような画像形成装置においても、駆動制御部による前処理動作が実行されて、低下していたトナーの帯電量が十分な帯電量となり、トナーが開口部35aから飛散するのを確実に防止できる。しかも、透磁率センサ10の出力値の変化分というトナー帯電量の低下に直結するパラメータを前処理動作の実行条件としたから、トナーが開口部35aから飛散するのを防止するための前処理動作の実行を、より効率的に行うことができる。
(実施の形態5)
一般的に高温高湿環境では、現像剤抵抗が低くなり、電荷を保持しづらくなる為、現像剤の撹拌動作を実行しても、トナー帯電が立ち上がり難い。温湿度が高すぎると、場合によっては、現像剤の撹拌動作のみでは、トナー帯電が全く立ち上がらないこともある。
そこで、実施の形態5にかかる画像形成装置は、ケーシング35の内部に乾燥空気を流す送風部41を設け、ケーシング35の内部の湿度または現像剤の湿度を検知する湿度センサ42を設け(図14)、湿度センサ42の検知結果が、湿度が高いと判断される所定の閾値X5以上となった場合に、シャッター手段38によって開口部35aを閉じ、第一搬送スクリュー11及び第二搬送スクリュー12と、現像スリーブ14とを所定時間駆動する駆動制御部(図示せず)を設けた例である。
上述した送風部41(図14)は、外気を取り入れて送り出す送風ファン(図示せず)と、中空糸膜やペルチェ素子あるいは吸湿剤等を用いて構成され送風ファンで送り出された空気を除湿する除湿器(図示せず)と、ケーシング35の内部に設けられ除湿器で除湿された乾燥空気をケーシング35の内部に送り出す送風管41a(図14)とを備える。
また、湿度センサ42は周知構造のものであり、ケーシング35の内部に設けられている。この湿度センサ42は後述の駆動制御部と電気的に接続されており、さらにその駆動制御部は上述の送風部41と電気的に接続されている。上述した湿度センサ42は、ケーシング35の内部で現像剤に直接当たらない場所に配置したり、現像剤が直接当たるように配置したりしても良いもので、特に限定されない。
なお、駆動制御部による前処理動作は、シャッター手段38によって開口部35aを閉じる第一の前処理動作、第一搬送スクリュー11及び第二搬送スクリュー12と、現像スリーブ14とを所定時間駆動する第二の前処理動作とに時系列的に分けて実行させている。詳細は以下の一連の動作で説明する。
実施の形態5の駆動制御部による制御を加えた一連の動作を図15に示す。
先ず、画像形成動作が終了して(S51)、使用者による画像形成要求が入力、またはPCから画像形成要求されたことを条件として、駆動制御部は、シャッター手段38によって開口部35aを閉じる第一の前処理動作を実行し(S52)、続いて、湿度センサ42によるケーシング35の内部の湿度検知を実行する(S53)。
この湿度センサ42によって検知されたケーシング35の内部の検知湿度dと、閾値X5との比較判断を行う(S54(判断手段))。
検知湿度dが、閾値X5以上になった場合(S54Y)、送風部41を駆動させて送風管41aから乾燥空気をケーシング35の内部に送風を開始し(S55)、第一搬送スクリュー11及び第二搬送スクリュー12と、現像スリーブ14とを所定時間駆動する第二の前処理動作を実行する(S56)。
そして、第二の前処理動作の終了と共に送風部41による乾燥空気の送風を終了し、シャッター手段38によって開口部35aを開いて、画像形成動作を開始する(S57)。
一方、S54において、検知湿度dが、閾値X5未満の場合(S54Y)、乾燥空気の送風を行わずに、第一搬送スクリュー11及び第二搬送スクリュー12と、現像スリーブ14とを所定時間駆動する第二の前処理動作を実行し(S56)、シャッター手段38によって開口部35aを開いて、画像形成動作を開始する(S57)。
閾値X5は、例えば、以下のようにして決定している。
上述したように、現像剤は低湿環境下である方がトナー帯電がし易い。これは、低湿環境下では、現像剤に水分を含有し難い為である。その逆に、高湿環境下では、現像剤中に多くの水分を含んでしまうため、現像剤の抵抗が低下し、電荷を保持し難くなり (電荷のリークが発生し易い)、トナー帯電がしづらい。
通常温度(23℃)において、湿度条件を振った際の撹拌時間とトナー帯電量の関係を図16に示す。
600[sec]撹拌した場合、湿度70%RH以下のときはトナー飛散が問題とならないトナー帯電量(20[−μC/g])まで帯電は立ち上がるが、湿度80%RH以上のときはトナー帯電量(20[−μC/g])まで立ち上がらない。
湿度95%RHのときに限っては、撹拌しても一切トナー帯電が立ち上がらない結果となった。したがって、実施の形態5では、余裕度も含めて、閾値X5を70%RHとした。また、この閾値X5は、マシンスペックや使用環境、現像剤によって適正値が異なる為、サービスマンや使用者による変更が可能になっている。
ここで、通常温度(23℃)において、湿度80%RH環境下の際の送風部41による乾燥空気有りと無しの場合で、現像剤の撹拌時間とトナー帯電量(Q/M)の関係を図17に示す。この図17から、乾燥空気を送風した場合は、600[sec]の撹拌時間で確実にトナー帯電量が立ち上がる効果を奏することがわかる。
このように実施の形態5にかかる画像形成装置によれば、高湿環境下で含水量が多い現像剤においても、現像器内に乾燥気流を送風することで、現像剤の含有水分が除去し、前処理動作によって、トナー飛散が問題とならないレベル迄、確実にトナー帯電を立ち上げるから、低下していたトナーの帯電量が十分な帯電量となり、トナーが開口部35aから飛散するのを確実に防止できる。
(実施の形態6)
本実施の形態では、トナー帯電量の低下に伴うトナー飛散防止の為に、前処理動作を実行しトナー帯電量を確保してから画像形成を開始している。画像形成開始時は、大抵の場合で現像剤の放置によりトナー帯電量が低下している為、トナー付着量が過多となっているため、前処理動作を実行しても画像濃度が薄くなることは無い。
しかし、例えば、前回画像形成時が高温高湿環境でありトナー濃度低めで画像形成が終了し、且つ、次の画像形成が低温低湿環境で実行される場合などでは、前処理動作によりトナー濃度が低めの状態で帯電量が高めとなる場合があり、画像濃度薄の不具合が発生することがある。また、何らかの異常(装置の異常、環境の異常)により、トナー帯電量が上昇し過ぎると、キャリアとトナー間の静電的付着力が大きくなる為、現像剤の現像能力が低下し、画像濃度が薄くなる場合がある。
そこで、実施の形態6にかかる画像形成装置は、トナー画像の反射光を検知してそのトナー画像の画像濃度を検知する光学センサ43を設け(図1)、その光学センサ43の検知結果が、画像濃度は適正または濃いと判断される所定の閾値X6以上の場合にのみ、シャッター手段38によって開口部35aを閉じ、送風部41と第一搬送スクリュー11及び第二搬送スクリュー12と、現像スリーブ14とを所定時間駆動する駆動制御部(図示せず)を設けた例である。
上述した光学センサ43は、周知の反射型光学センサであり、中間転写ベルト上、記録紙上などに形成したトナー画像(テスト画像)に光照射し、その反射光の量によって画像濃度を検知するようになっている。
実施の形態6の駆動制御部による制御を加えた一連の動作を図18に示す。
先ず、画像形成動作が終了して(S61)、画像形成装置の電源がOFFまたは省エネモードに移行する(S62)。使用者による画像形成要求が入力、またはPCから画像形成要求された(S63)ことを条件として、駆動制御部は、画像形成装置はトナー画像(テスト画像)の作成を開始する(S64)。続いて、光学センサ43によるトナー画像(テスト画像)の濃度を検知する。光学センサ43は、トナー画像(テスト画像)の反射光に応じた電圧(画像濃度に相当)を出力し、駆動制御部は、その光学センサ43の出力値(Vsp[V])と、閾値X6との比較判断を行う(S65(判断手段))。
画像濃度が適正または濃いとして反射光の量が少なくて光学センサ43の出力値(Vsp[V])が閾値X6未満の場合(S65Y)、上述の前処理動作を実行し(S66)、その前処理動作が終了したら、シャッター手段38によって開口部35aを開いて、画像形成動作を開始する(S67)。
S65において、画像濃度が薄いとして反射光の量が多く光学センサ43の出力値(Vsp[V])が閾値X6以上の場合(S65N)、上述の前処理動作を実行せずに画像形成動作を開始する(S67)。
閾値X6は、その実験結果から、画像濃度が低い可能性が高く、前処理動作を実行しなくても、ほとんどトナー飛散が生じない場合として閾値X6を0.3としている。光学センサ43の出力値(Vsp[V])が、その0.3[V]より大きくなった場合は、前処理動作を実行せずに、画像形成動作を実行する。なお、閾値X6は、マシンスペックや現像剤特性、使用者の要望等(トナー飛散と濃度薄の不具合の重み)を考慮して、サービスマンや使用者による変更が可能になっている。
このように実施の形態6にかかる画像形成装置によれば、画像形成開始時に開口部35aからのトナー飛散が発生しない条件(画像濃度が薄い)であった場合、前処理動作を実行しないから、不必要な使用者の待ち時間や消費電力の増加、現像剤劣化等の副作用を低減することができる。
以上、本実施の形態にかかる画像形成装置を説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
例えば、本実施の形態では、前処理動作を実行する条件として実施の形態1から6に分けたものを例示したが、これら実施の形態1から6で例示した前処理動作を実行する条件および構成を適宜組み合わせても良いものである。
A‥現像ユニット 11‥第一搬送スクリュー(現像剤撹拌部) 12‥第二搬送スクリュー(現像剤撹拌部) 35‥ケーシング 35a‥開口部 10‥透磁率センサ 36‥シャッター 37‥駆動部 38‥シャッター手段 39‥サーモスタット 40‥温湿度センサ 41‥送風部 41a‥送風管 42‥湿度センサ 43‥光学センサ
特開2006−84892号公報

Claims (9)

  1. 電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像システムであって、
    開口部が形成されたケーシングと、
    前記開口部から外周面の一部が覗くように前記ケーシングの内部に回転可能に設けられ、前記ケーシングの内部に貯留された現像剤を前記開口部に向かって搬送させるローラ状の現像剤担持体と、
    前記ケーシングの内部に回転可能に設けられ、前記ケーシングの内部に貯留された前記現像剤を回転により攪拌して前記現像剤の一構成体であるトナーを帯電させると共に前記現像剤担持体の近傍に前記現像剤を移動させる現像剤撹拌部と、
    前記開口部を開閉可能に設けられ、所要時に前記開口部を開閉させるシャッター手段と、
    画像形成の開始時に前記トナーの帯電量が低下状態であるか否かを判断する判断手段を有し、該判断手段が前記トナーの帯電量が低下状態であると判断したときに、前記シャッター手段によって前記開口部を閉じ、前記現像剤撹拌部と前記現像剤担持体とを所定時間駆動して、前記トナーの帯電量を確保する駆動制御部とを
    備えたことを特徴とする現像システム。
  2. 前記画像形成装置の前回の画像形成動作の終了時からの時間を計測するカウンタを設け、
    前記判断手段は、画像形成の開始時に前記カウンタの値が所定の閾値以上となった場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断することを特徴とする請求項1に記載の現像システム。
  3. 前記判断手段は、前記現像剤担持体により現像されたトナー画像を担持したシート状の記録材に熱と圧力を加えて前記トナー画像を前記記録材に定着する定着ユニットの一構成体である定着温度制御用のサーモスタットを用い、そのサーモスタットにより検知した温度が所定の閾値以下である場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断することを特徴とする請求項1に記載の現像システム。
  4. 前記ケーシングまたは前記開口部の近傍に温湿度センサを設け、
    前記判断手段は、画像形成の開始時に前記温湿度センサにより検知した温湿度が所定の温湿度以上の場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断することを特徴とする請求項1に記載の現像システム。
  5. 前記判断手段は、前記ケーシングの内部に貯留された前記現像剤のトナー濃度を検出する透磁率センサを用い、前回の画像形成の終了時の前記透磁率センサの出力値と今回の画像形成の開始時の前記透磁率センサの出力値との差分が所定の閾値以上となった場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断することを特徴とする請求項1に記載の現像システム。
  6. 前記ケーシングの内部に乾燥空気を流す送風部を設け、前記ケーシングの内部の湿度または前記現像剤の湿度を検知する湿度センサを設け、
    前記判断手段は、該湿度センサの検知結果が、湿度が高いと判断される所定の閾値以上となった場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断し、
    前記駆動制御部は、前記現像剤撹拌部と前記現像剤担持体と共に、前記送風部をも所定時間駆動することを特徴とする請求項1に記載の現像システム。
  7. トナー画像の反射光を検知してそのトナー画像の画像濃度を検知する光学センサを設け、
    前記判断手段は、前記光学センサの検知結果が、画像濃度は適正または濃いと判断される所定の閾値以上の場合に、前記トナーの帯電量が低下状態であると判断することを特徴とする請求項1に記載の現像システム。
  8. 請求項2乃至7に記載の構成を任意に組み合わせたことを特徴とする現像システム。
  9. 請求項1乃至8何れか1項に記載の現像システムを備えた画像形成装置。
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