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JP2011089201A - ニッケル含有合金、製造方法及び物品 - Google Patents

ニッケル含有合金、製造方法及び物品 Download PDF

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JP2011089201A JP2010227154A JP2010227154A JP2011089201A JP 2011089201 A JP2011089201 A JP 2011089201A JP 2010227154 A JP2010227154 A JP 2010227154A JP 2010227154 A JP2010227154 A JP 2010227154A JP 2011089201 A JP2011089201 A JP 2011089201A
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Abstract

【課題】耐クリープ性、耐高熱腐食性、鋳造性及び溶接性を示し、第1段及び後段タービンノズル用途に用いることができる合金を提供する
【解決手段】ニッケル含有合金、製造方法及びその物品を開示する。本合金は約1.5〜約4.5重量%のアルミニウム、約1.5〜約4.5重量%のチタン、約0.8〜約3重量%のニオブ、約14〜約28重量%のクロム、約0.2重量%以下のジルコニウム、約10〜約23重量%のコバルト、約1〜約3重量%のタングステン、約0.05〜約0.2重量%の炭素、約0.002〜約0.012重量%のホウ素及び約40〜約70重量%のニッケルを含む。チタンに対するアルミニウムの原子比は約0.5以上である。また合金は実質的にタンタルを含まない。
【選択図】なし

Description

本発明は、ニッケル含有合金、その製造方法及び物品に関する。
タービンノズル及びエアーホイル用途に用いるのに適当な耐熱合金は通常、高温強度、耐食性及び鋳造性や溶接性などの特性を示す。残念ながら、1つの特性を最適化しようとすると、通常、別の特性を低減することになる。合金設計のプロセスでは通常、部品設計の様々な要求を満たす全体として最良の組合せの特性を実現するために妥協することになる。このような設計プロセスでは、1つの特性を最大限に引き出すことはほとんどない。むしろ、バランスのとれた化学組成及び適当な熱処理を開発することにより、所望の特性の最良の妥協を計る。
コバルト含有合金は、熱疲労割れを発生しやすいにもかかわらず、第1段タービンノズル用途に用いることがある。これらの合金が受け入れられるのは容易に補修溶接できるからである。しかし、後段ノズルにおいて、コバルト基合金のクリープ限度は、ノズルの下流方向クリープがタービンダイヤフラムのクリアランスの不当な低減となる点までであることが確認されている。これらの後段ノズル用途に適当なクリープ強度をもつコバルト基合金は、入手可能であるが、所望の溶接特性をもたない。
したがって、耐クリープ性、耐高熱腐食性、鋳造性及び溶接性を示し、第1段及び後段タービンノズル用途に用いることができる別の合金を見出すことが望ましい。
本発明は、約1.5〜約4.5重量%のアルミニウム、約1.5〜約4.5重量%のチタン、約0.8〜約3重量%のニオブ、約14〜約28重量%のクロム、約10〜約23重量%のコバルト、約1〜約3重量%のタングステン、約0.05〜約0.2重量%の炭素、約0.002〜約0.012重量%のホウ素及び約40〜約70重量%のニッケルを含み、チタンに対するアルミニウムの原子比が約1.0超であり、タンタルを実質的に含まないニッケル含有合金である。
本発明の別の実施形態は、本発明の組成をもつ合金を鋳造する工程を含む、物品の製造方法及び該合金組成物からなる物品に関する。
2つの試料について、温度871℃で15ksiの一定応力をかけた場合の時間とひずみの関係を示すグラフである。 種々の合金組成物について、時間とクリープひずみの関係を示すグラフである。
本発明はタービン用途で用いるニッケル含有合金である。本ニッケル含有合金は、第1段及び後段タービンノズル用途両方に用いることができ、またタービンの大型バケットにも用いることができ有利である。本ニッケル含有合金はニッケル、クロム、コバルト、タングステン、アルミニウム、チタン、ニオブ及び他の必須元素を含む。特に、本ニッケル含有合金は、アルミニウム及びチタンの濃度の組合せが他の類似合金と比べて特異である。この結果、六方晶構造を有する、式M3Ti(式中Mは、ニッケル又はニッケル−コバルトなどのニッケル合金である。)のη相などの望ましくない相の存在が低減するかなくなる。このようなη相の低減は、耐クリープ性の増加を促し、高温、例えば600℃より高温で合金を金属学的に安定にする。通常、η相は、約5体積%未満、しばしば約2体積%未満のレベルで存在する。好ましい実施形態では、η相の存在レベルは約0.5体積%未満であり、例えば合金はη相を実質的に含まない。
本発明の実施形態のニッケル含有合金は通常、約14〜約28重量%、好ましい実施形態では、約14〜約24重量%のレベルのクロムも含む(さらに具体的な範囲を以下に示す。)。
さらに、好ましい実施形態では、ニッケル合金は、主要な下位群元素、即ちアルミニウム、チタン及びニオブを含む必要がある。後述するように、これらの元素は本発明のレベルで、γ’相の存在による本組成物の重要な強化メカニズムを担う。
本ニッケル含有合金に添加することができる任意の金属は、コバルト、炭素、ジルコニウム、タングステン、ホウ素、ハフニウム、レニウム、ルテニウム、モリブデン又はこれらの金属の1つ以上の組合せである。好ましい実施形態では、合金は、追加成分として少なくともジルコニウム、コバルト及びタングステンを本発明のレベルで含む必要がある。別の好ましい実施形態では、合金組成物はホウ素及び炭素を含まなければならない。
1実施形態では、ニッケル含有合金は、アルミニウム及びチタンをニッケル含有合金に対して約2〜約9重量%(wt%)の量で含む。この範囲内で、アルミニウム及びチタンの合計使用量は、ニッケル含有合金に対して約2.5wt%以上、好ましくは約3.0wt%以上、さらに好ましくは約4wt%以上にすることができる。また、この範囲内でニッケル含有合金に対して約8.8wt%以下、好ましくは約8.6wt%以下、さらに好ましくは約8.0wt%以下の量が望ましい。
本ニッケル含有合金のアルミニウム含量はニッケル含有合金に対して約1.5〜約4.5wt%である。アルミニウムの好ましい量は、約1.6wt%以上、さらに好ましくは約1.7wt%以上である。アルミニウムの好ましい量は、約4.00wt%以下、さらに好ましくは約3wt%以下、特に好ましくは約2.5wt%以下である。本ニッケル含有合金のチタン含量はニッケル含有合金に対して約1.5〜約4.5wt%である。チタンの好ましい量は、約1.65wt%以上、さらに好ましくは約2wt%以上、特に好ましくは約2.25wt%以上である。チタンの好ましい量は、約4wt%以下、さらに好ましくは約3.5wt%以下、特に好ましくは約3wt%以下である(アルミニウム及びチタンの相対量は、これら2元素の下記の割合に従う。)。
本発明の実施形態では、ニッケル含有合金中のチタンに対するアルミニウムの原子比は約0.5以上である必要がある。特に好ましい実施形態では、アルミニウム/チタンの原子比は約1.0超である。アルミニウム/チタンの原子比がこの範囲にあれば、通常、耐高熱腐食性、溶接性及び鋳造性が向上する。
別の実施形態では、ニッケル含有合金に存在するアルミニウム、チタン及びニオブの合計量を約2〜約13重量%に制御することが望ましく、これはγ■相を維持するのに有効
である。γ■相の好ましい量は15〜45体積%である。耐熱ニッケル含有合金における
強度は通常、いくつかの異なるメカニズム、例えばγ’相の析出強化、固溶強化及び粒界でのカーバイド強化などによる。γ■相は[Ni3(Al,Ti)]からなる。これらの
中でγ’相の析出強化が本ニッケル含有合金の主な強化メカニズムである。
ガスタービンノズル及びエアーホイル用途での合金特性間の最良の妥協点を確保するために、主な析出強化元素、即ちチタン、アルミニウム及びニオブの含量をニッケル含有合金に対して約2〜約13wt%の量に維持する。この範囲内で通常、チタン、アルミニウム及びニオブの量が、ニッケル含有合金に対して約4.35wt%以上、好ましくは約4.5wt%以上、さらに好ましくは約4.75wt%以上であることが望ましい。また、この範囲内でニッケル含有合金に対して約11.5wt%以下、好ましくは約11wt%以下、さらに好ましくは約10wt%以下の量が望ましい。アルミニウム、チタン及びニオブの量を上記限度内に維持することにより、耐クリープ性と溶接性の良好なバランスを実現する。さらに、ニッケル含有合金の鋳造性が向上するように、炭素及びジルコニウム(存在する場合)のレベルを慎重に釣り合わせ、制御する。
他の実施形態では、ニッケル含有合金はタンタルを含まない。タンタルは種々のニッケル基合金において重要な成分となるが、本発明の大抵の実施形態で、タンタルの存在は望ましくない。実施例に示すように、タンタルが存在しないことで、クリープ強度を著しく向上することができる。さらに、多くの場合に、比較的高い密度の元素であるタンタルの存在は、合金で製造した部品の重量を不必要に増加することになり、航空機タービン部品などの部品では、少しでも余分な重量が問題となることがある。さらに、タンタルは、比較的高価な元素であり、合金組成物のコストを不必要に増すこともある。
本発明の大抵の実施形態で、通常ニオブがニッケル含有合金に対して約3wt%以下の量で存在することが望ましい。この範囲内で、使用量は約2.5wt%以下、好ましくは約2.0wt%以下、さらに好ましくは約1.75wt%以下にすることができる。具体的なニオブの量はニッケル含有合金に対して約1.35wt%である。
クロムは通常、ニッケル含有合金に対して約14〜約28wt%の量で存在する。この範囲内で、クロムの使用量は、しばしば(必ずではない)ニッケル含有合金に対して約16wt%以上、好ましくは約17wt%以上、さらに好ましくは約20wt%以上にすることが望ましい。また、この範囲内で、ニッケル含有合金に対して約27wt%以下、好ましくは約26wt%以下、さらに好ましくは約25wt%以下の量が望ましい。具体的なクロムの量はニッケル含有合金全体に対して約22〜約23wt%である。
本発明の合金では、ニッケルは合金に対して約40〜約70wt%の量で存在する。この範囲内で、ニッケルの使用量は通常、ニッケル含有合金に対して約43wt%以上、好ましくは約44wt%以上、さらに好ましくは約46wt%以上であることが望ましい。また、この範囲内でニッケル含有合金に対して約65wt%以下、好ましくは約60wt%以下、さらに好ましくは約55wt%以下の量が望ましい。具体的なニッケルの量はニッケル含有合金に対して約45〜約55wt%である。
コバルトの添加量は通常、ニッケル含有合金全体に対して約10〜約24wt%である。この範囲内で、使用量は、ニッケル含有合金全体に対して約14wt%以上、好ましくは約15wt%以上、さらに好ましくは約17wt%以上とすることができる。また、使用量は、ニッケル含有合金全体に対して約23.5wt%以下、好ましくは約22.5wt%以下、さらに好ましくは約21wt%以下が望ましい。具体的なコバルトの量はニッケル含有合金全体に対して約18.5〜約19.5wt%である。
炭素の添加量は通常、0.15wt%未満である。炭素の好ましい量は0.05〜約0.2wt%である。炭素は通常、チタン、タングステンなどの金属と合金化してモノカーバイドを形成する。多くの場合、カーバイド形成は、本発明の実施形態の粒界強度を向上するのに重要である。通常、モノカーバイド中のチタン及び/又はタングステンの量は、カーバイド相の約80wt%以下である。具体的な炭素の量はニッケル含有合金に対して約0.02〜約0.15wt%である。
タングステンはニッケル含有合金に対して約3wt%以下のレベルで存在する。場合によっては、タングステンをモリブデン、レニウム、ルテニウムなどに代えることができる。しかし、好ましい実施形態では、タングステン自体の存在を必要とすることが多い。具体的なタングステンの量はニッケル含有合金に対して約1.9〜約2.1wt%である。
また、ホウ素はニッケル含有合金に対して約0.025wt%以下の量で存在することができる。ホウ素の好ましい量はニッケル含有合金に対して約0.002〜約0.012wt%である。ホウ素は通常、ニッケル含有合金中の金属と反応して金属ホウ化物を形成し、ある実施形態では、金属ホウ化物もクリープ強度及び粒界強度を向上するのに重要である。具体的なニッケル含有合金中のホウ素の量はニッケル含有合金に対して約0.002〜約0.006wt%である。
ジルコニウムもニッケル含有合金に対して約0.2wt%以下の量で添加することができる。ある実施形態では、ジルコニウムを所望によりハフニウムに代えることができる。具体的なジルコニウムの量はニッケル含有合金に対して約0.01wt%〜約0.2wt%である。
本ニッケル含有合金は既存の方法で加工し、ガスタービンの部品を形成することができる。このような部品の例には、回転バケット(即ち、ブレード)、非回転ノズル(即ち、ベーン)、シュラウド、燃焼器などである。ニッケル含有合金を用いるのに好ましい部品は、ガスタービンのノズル及びバケットである。タービン部品は多種多様な方法、例えば、限定するわけではないが、粉末冶金法(例えば、焼結、ホットプレス又は熱間静水圧プレス、熱真空圧縮など)、インゴット鋳造とそれに続く方向性凝固、インベストメント鋳造、インゴット鋳造とそれに続く熱機械加工、ニアネットシェイプ鋳造、化学蒸着、物理蒸着などで形成することができる。好ましい方法はインゴット鋳造とそれに続く方向性凝固及びインベストメント鋳造である。
1実施形態では、本ニッケル含有合金からガスタービンエアーホイルを製造するにあたり、粉末、粒子などの形態のニッケル含有合金の成分を約1350〜約1750℃の温度に加熱して、金属成分を溶融する。
その後、溶融金属を鋳造法で鋳型に鋳込んで所望の形状にすることができる。鋳造法にはインベストメント鋳造、インゴット鋳造などがある。インベストメント鋳造は通常、普通の製造方法では製造できない部品、例えば複雑な形状のタービンバケットや、高温に耐える必要のあるタービン部品を製造するのに用いる。鋳型を製造するには、まず、溶融除去可能なワックスなどの材料を用いて原型を作る。このワックス原型を耐火物スラリーに浸漬し、ワックス原型を被覆し、皮膜を形成し、これを乾燥する。スラリーへの浸漬及び乾燥工程を丈夫な厚さになるまで繰り返す。この後、原型全体をオーブンに入れ、ワックスを溶け出させる。これにより、溶融ニッケル含有合金で満たすことが可能な鋳型が成型される。鋳型を一体品の原型の周りに形成する(従来の砂型鋳造法のように鋳型から引き抜く必要はない)ので、非常に複雑な形状及びアンダーカットを製造することができる。ワックス原型自体は、例えばコンピュター固体モデルの母型で製作したステレオリソグラフィなどのモデルを用いて複製することにより製造する。
鋳込む直前に、鋳型を約1000℃に予熱して、ワックスの残りを除去するとともにバインダーを硬化する。また、予熱済み鋳型に鋳込むことにより鋳型への充填を完全にする。鋳込みは重力、圧力、不活性ガス又は真空条件を用いて行うことができる。好ましい実施形態では、真空中で鋳造を行う。別の実施形態では、インゴット鋳造を用いてタービン部品を製造することができる。鋳造後、鋳型中の溶湯を方向性凝固する。方向性凝固は通常、成長方向に伸びた結晶粒を形成する。これは、結果として、等軸鋳造に比べてエアーホイルのクリープ強度を一層高くする。方向性凝固はコストが等軸鋳造より高いことがある。エアーホイルの特定の要求に応じて、等軸又は方向性凝固のどちらかにすることができる。方向性及び/又は等軸凝固の後、鋳造物を空冷する。
所望により本ニッケル含有合金からなる鋳造物に異なる熱処理を施し、耐クリープ性を向上するとともに強度を最適化することができる。1実施形態では、鋳造物を約1095℃〜約1200℃の温度で熱処理して降伏強さを最適化し、耐クリープ性を向上する。通常、この熱処理を約1〜約6時間行う。好ましい熱処理時間は4時間である。別の実施形態では、熱処理サイクルを用いて耐クリープ性を向上することができる。例として、熱処理サイクルは約1150℃の温度で4時間、次いで1000℃で6時間、その後900℃で24時間、最後に700℃で16時間鋳造物を熱処理する工程を含むことができる。この熱処理により引張強さ及び降伏強さの値を著しく向上する。
他の実施形態では、750℃〜約850℃の温度で材料を溶体化熱処理する。溶体化処理は通常、約8〜約36時間行う。具体的な時間は約24時間である。通常、熱処理及び溶体化熱処理を用いてη相などの望ましくない相の存在を低減する。
所望により鋳造物に熱間静水圧プレス(HIP)を施すことができる。熱間静水圧プレスは通常、このような部品の製造時に大幅に気孔を減らし、収縮を低減しやすくすることができるため好ましい。通常、熱間静水圧プレスのプロセス条件は、最終複合材料の気孔率が複合材料物品の全体積に対して約10体積%以下、さらに好ましくは約2体積%以下に高密度化するように選択する。このプロセスは通常、加圧ガスの媒体を介して高圧及び高温を加えて内部気孔及びボイドを除去し、その結果、得られる複合材料の密度を増加し、特性を向上する。熱間静水圧プレスは通常、約1000℃以上、ある場合では、約1050℃以上の温度で行う。好ましい実施形態では、熱間静水圧プレスは約1150℃以上の温度で行う。熱間静水圧プレス時に用いるガス圧は通常、約100MPa以上、好ましくは約150MPa以上、さらに好ましくは約200MPa以上である。このプロセスに用いるのに好ましいガスには、アルゴン、窒素、ヘリウム、キセノン及びこれらの1つを含む組合せがあるが、これらに限らない。
上記のように、本発明のニッケル含有合金は、大型タービンの大型エアーホイルに使用することができ有利である。η相などの望ましくない相を低減し、かつγ’相の体積分率をニッケル含有合金に対して約15〜45体積%に増加することにより、ニッケル含有合金が優れた耐クリープ性、耐高熱腐食性及び優れた鋳造性や溶接性を示す。
以下、実施例によりニッケル含有合金の種々の実施形態の組成物及び製造方法を種々の材料及び装置を用いて具体的に説明するが、これらは例示にすぎず、本発明を制限するものではない。
実施例1
この実施例は、タンタルを含まないニッケル含有合金の特性が比較のタンタルを含むニッケル含有合金試料に対して向上することを示すために行った。比較組成の試料及び本発明を具体化した組成の試料を表1に示す。表1から比較試料(試料No.1)はタンタルを含み、それ以外の試料(試料No.2〜6)はタンタルを含まないことがわかる。
試料を以下のように製造した。まず、表1に示す試料の種々の成分を用意し、1550℃の温度に加熱し、溶湯にし、その後鋳造した。鋳造物を空冷した。これを1150℃で4時間アニールし、780℃で24時間時効処理した。引張試験機で15ksiの応力下1600°F(871℃)の温度で試料にクリープ試験を行った。1%ひずみに達するのにかかる時間を測定し、試料が耐クリープ性を示す能力の関数として記録した。試料は全長4インチ及び基準直径約0.25インチの円柱状ドックボーン形標準クリープ試料である。
図1にクリープ試験の結果を示す。約0.5%及び1%ひずみに達するのにかかる時間を両方の試料で比較する。図1から、タンタルを含まない試料のクリープは、上記のタンタルを含む比較試料と比べて200%向上することがわかる。同様に、1%ひずみで、タンタルを含まない試料のクリープは、比較組成物に比べて220%向上する。
試料No.2〜6に金属組織画像解析を実施したところ、各試料がほぼ同量のγ’相を有し、望ましくないη相をほとんど含まなかったことがわかる。
上記の実施例から、タンタルを含まないニッケル含有合金は、タンタルを含む合金に比べ優れた耐クリープ特性を示し、したがってガスタービンなどの高温用途で使用することができ有利であることが確認される。ニッケル含有合金を含むタービンは、航空機及び宇宙船、地上発電システム及び大型船、潜水艦、はしけ船など水上及び水中を移動する船に使用することができる。
実施例2
この実施例は本発明のいくつかの実施形態の効果を示す。3つの試料を次のように製造した。表2に示す成分を混合し、約2700°F(1482℃)〜2800°F(1538℃)の範囲の温度で溶湯にした。その後、溶融合金を従来のインベストメント鋳造法により適当なセラミック鋳型に鋳込んだ。
下記の表2に、試料A、B及びCの組成を重量%で示す(アルミニウム/チタンの比を原子%で示す。)(試料Aは市販の合金である。)。
試料Aは、いくつかの点において本発明の技術的範囲から外れている。例えば、試料Aはタングステンもニオブも含まなかった。さらに、試料Aはアルミニウム/チタンの原子比が1未満であった。説明したように、Al/Ti原子比は、主要パラメータであり、成分の別の差異、例えばモリブデン及びタングステンレベルの差異(表2参照)とは通常無関係である。試料Bは、Al/Ti原子比が約0.5以上という本発明の実施形態の技術範囲に入る。しかし、試料BはAl/Ti原子比が約1.0超でなけらばならない本発明の好ましい実施形態の技術的範囲から外れている。試料Cは本発明の実施形態の技術範囲内であった。
試料Aは、高温への熱暴露後に、本発明では望ましくないη相が多量に存在した。試料Cは、鋳造したままの状態及び高温への熱暴露後に、η相がほとんど存在しなかった。(試料Aはまた、本発明の合金組成物の要求に対してγ’相形成元素のレベルが不十分であった。)。
鋳造及び熱処理後の合金からワイヤー放電加工(EDM)及び研磨加工により試験クーポンを機械加工した。クーポンの寸法は長さ約5インチ(12.7cm)、直径0.75インチ(1.9cm)であった。クーポンをASTMクリープ試験規格E139に準じて耐クリープ特性について試験した。
図2は1600°F(871℃)の温度及び同様な応力レベルで1%クリープひずみに達する時間を示すグラフである。この図に示すように、試料Cは、耐クリープ性が試料Bに比べると大幅に増加し、試料Aに比べると一段と大幅に増加した。試料Aの1%クリープひずみレベルに達する推定時間は110時間、試料Bの推定時間は1450時間であった。試料Cの1%クリープひずみレベルに達する推定時間は3050時間であった。(試料Cは、他の市販のニッケル基合金、例えばアルミニウムのレベルが不十分なニッケル基合金に比べ耐クリープ性が優れていることも確認された。)
これらの結果は別の理由でも驚くべきであった。例えば、試料A及びCの各組成物を比べると、試料Cは、析出強化元素、即ちアルミニウム、チタン及びニオブのレベル(合計量)が試料Aに対して89%増加したことがわかり、なお耐クリープ性は約2800%増加した。
以上、本発明を代表的な実施形態について説明したが、本発明の要旨から逸脱することなく、種々の改変が可能であり、また構成要素を均等物に置き換え得ることが当業者に明らかである。さらに、本発明の要旨から逸脱することなく、個別の状況や材料を本発明に適合させる多くの変更が可能である。したがって、本発明はこの発明を実施するうえで考えられる最良の形態として上述した特定の実施形態に限定されず、本発明は特許請求の範囲に入る全ての実施形態を包含する。

Claims (9)

  1. 1.5〜4.5重量%のアルミニウム、
    1.5〜4.5重量%のチタン、
    0.8〜3重量%のニオブ、
    14〜28重量%のクロム、
    10〜23重量%のコバルト、
    1〜3重量%のタングステン、
    0.05〜0.2重量%の炭素、
    0.002〜0.012重量%のホウ素及び
    40〜70重量%のニッケルを含み、
    チタンに対するアルミニウムの原子比が1.0超であり、
    タンタルを実質的に含まない、
    ニッケル含有合金。
  2. アルミニウム及びチタンの合計量がニッケル含有合金に対して2〜9重量%である、請求項1記載のニッケル含有合金。
  3. アルミニウム、チタン及びニオブの合計量が合金の重量に対して2〜13重量%である、請求項1記載のニッケル含有合金。
  4. さらに、ジルコニウム、ハフニウム、レニウム及びルテニウムよりなる群から選択される元素を少なくとも1つ含む、請求項1記載のニッケル含有合金。
  5. 5体積%未満のレベルのη相を含む、請求項1記載のニッケル含有合金。
  6. (a)1.5〜4.5重量%のアルミニウム、2.1〜4.5重量%のチタン、0.8〜3重量%のニオブ、14〜24重量%のクロム、10〜23重量%のコバルト、1〜3重量%のタングステン、レニウム、ルテニウム、モリブデンから選択される元素又はこれらの組合せ、0.05〜0.2重量%の炭素、0.002〜0.012重量%のホウ素及び40〜70重量%のニッケルを含む合金を鋳造し、
    (b)鋳造物を凝固する工程を含む、
    物品の製造方法。
  7. さらに鋳造物を方向性凝固する工程を含む、請求項6記載の方法。
  8. 鋳造物が等軸鋳造物である、請求項6記載の方法。
  9. 請求項1記載の合金を含む材料から製造したタービン部品。

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