JP2011085999A - 遠隔操縦システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移動領域の画像を取得する撮像部14及びその移動領域内を移動するための移動機構Dを搭載した移動体と、その撮像部14によって取得した画像を表示する表示部、及びその表示部に表示された画像に基づき、移動体の操縦情報を入力するための操縦部を備えた遠隔操縦装置とを、無線通信回線を介して接続可能な遠隔操縦システムであって、操縦情報に基づいて、移動体のダイナミクスを考慮した移動の限界を示す限界移動条件を生成する限界移動条件生成手段10Bと、操縦情報が限界移動条件を満たすか否かを判定する移動条件判定手段10Cと、操縦情報が限界移動条件を満たさないと判定したときには、移動機構Dにより限界移動条件に従って移動させる移動手段10Dとを有している。
【選択図】図3
Description
特許文献1に記載された移動体の遠隔操作支援方法及びシステムは、周囲の画像情報を取得する撮像装置と、障害物までの距離を検出する距離検出センサとが搭載され、遠隔操作部の遠隔操作により移動する移動体の遠隔操作を支援する方法において、前記遠隔操作部にて、前記距離検出センサにより取得した障害物情報より2次元の障害物マップを生成する障害物マップ生成プロセスと、前記撮像装置により取得した画像情報に前記障害物マップから抽出した移動体の移動可能領域情報を重畳処理する重畳処理プロセスとを備え、前記画像情報と前記重畳処理された前記移動可能領域情報とを前記遠隔操作部の同一の画面上に表示することを特徴としたものである。
本実施形態においては、モータドライバ17、ステアリング用アクチュエータ18及びブレーキ/アクセル用アクチュエータ19により、移動領域内を移動するための移動機構Dを構成している。
本実施形態においては、バーチカルジャイロ16が、加速度を取得するための加速度センサである。
GPS15は、無人車両Bの位置情報を取得するためのものである。
本実施形態においては、オンボードカメラ14、GPS15、車速パルス20、バーチカルジャイロ16が、無人車両Bの移動状態を取得する移動状態取得部である。
遠隔操縦装置Cから送信される操縦情報には、ステアリング指示角度、移動指示速度(後述する)を含んでいる。
・操縦情報に含まれる無人車両Bに対するステアリング指示角度に基づいて、旋回曲率を算出する機能。この機能を「旋回曲率算出手段10A」という。
本実施形態においては、「限界移動条件」が限界移動速度と限界旋回曲率であり、次の限界旋回曲率算出手段と限界移動速度算出手段の二つに区分している。
具体的には、前後輪の横すべり角をαf,r、コーナリングフォースをFf,r、タイヤスティフネス値をCk、タイヤ角をδとすると、
横方向の力の釣り合いから、
Ff・cosδ+Fr=m・V^2・κ±m・Gy (式1)
Ff・Lf・cosδ=Fr・Lrを線形化すると、
δ=Lκ+αf-αr (式2)
δ=[κ{Ck・(Lr +Lf ) ^2+m・V^2 ・(Lr -Lf)}±m・Gy・(Lr-Lf)]/Ck・(Lr + Lf)}
(式3)
以上により、タイヤ角δは旋回曲率κと走行速度Vにより一意に定まる。
ハンドル角度は、移動体の特性によりタイヤ角δから一意に定まる。
本実施形態における「限界移動速度」は、横滑り限界速度と横転限界速度とのことであり、次式で示すとおりである。
横滑り限界速度:mGy+mV^2κ=±μmGzより
Vslip^2=(-Gy±μGz)/κmax (式4)
横転限界速度:h(mGy+mV^2κ)=±μdmGzより
Vroll^2=(-Gy±dGz/h)/κmax (式5)
符号は斜面の傾きを示している。
本実施形態においては、移動指示速度が限界移動速度を超えているか否かを判定している。この機能を「移動速度判定手段」という。具体的には、上記した横滑り限界速度と横転限界速度のうち、いずれか遅い速度を超えているか否かを判定するようにしている。
本実施形態においては、操縦情報が限界移動条件を満たさないと判定したときには、移動機構により限界移動条件に従って移動させる移動手段に相当している。
また、移動速度判定手段10Cにより、移動指示速度が限界移動速度を超えていないと判定したときには、移動機構Dにより操縦情報に含まれる移動速度に従って移動させるようにしている。
ここで、停止距離=空走距離+制動距離=V・T1+V^2/(2Gμ)
T1:反応時間(制御システムの遅延)
G:9.8m/s^2μ:路面の摩擦係数
V:速度
装置本体30は、図6に示す遠隔操縦用コンピュータ31に、無線LAN32、表示部(以下、「ディスプレイ」という。)33、操縦部36を接続した構成のものである。
・無人車両(移動体)Bと遠隔操縦装置Cとの間における通信遅延時間を推定する機能。この機能を「遅延時間推定手段31a」という。
本実施形態においては、無人車両Bと遠隔操縦装置Cの間において、pingの要領でデータの往復時間を推定している。
また、無人車両Bと遠隔操縦装置C双方にGPSを搭載しておき、そのGPSを用いて双方のコンピュータによって精度の高い時刻同期を行い、受信したデータのタイムスタンプに基づいて遅延時間を推定するようにしてもよい。
上記の位置情報の座標系は、オンボードカメラ14で取得した画像を撮像した位置を基準とするとともに、路面上に無人車両Bの車両重心を投影した点を原点とし、鉛直上向きをZ方向とした座標系を用いる。以下、この座標系を「車体座標系」と呼称する。
なお、画像38において、符号aで示すものは道路、Bは無人車両である。
また、本実施形態においては、無人車両Bの幅に対応する幅ゲージβ1〜β3を、推定した車両位置に対応する大きさにして画像に重畳表示している。これにより、高い移動速度における無人車両Bの操縦を、より容易に行うことができる。
「道路aの近傍側に」とは、図7においては、画像38の下縁部38aの近くの位置にという意味と同義である。
「画像上の遠方に」とは、画像38の下縁部38aから上方に離れた位置にという意味と同義である。
以上のようにして、旋回操作基準点γを画像38上においてそれに対応する位置に自動的に移動するのである。
また、移動経路指示曲線α1は、その基準点γより遠方のみの経路を指示できる。
さらに、下縁部38aの中央付近から旋回操作基準点γまでの曲線は、既に走行が終わっているであろう経路を示す。
それら二つの領域φ1,φ2は、図7においては説明のために互いに異なる斜線で示しているが、実際には、背景を透過する互いに異なる色彩等を付して表示している。これにより、二つの領域φ1,φ2を視認しやすい。
具体的には、アクセル/ブレーキレバー34の倒れ角度に従った移動速度とする内容の移動速度指示情報を生成している。
この移動速度指示情報によって、無人車両Bに配設したブレーキ/アクセル用アクチュエータ19が駆動制御される。
具体的には、ジョイスティック35の倒れ角度に従ったステアリング角度とする内容のステアリング角度指示情報を生成している。
このステアリング角度指示情報によって、無人車両Bに配設したステアリング用アクチュエータ18が駆動制御される。
ステップ3:無人車両Bから送信された上記各種の情報に基づいて、車両制御コンピュータ10から遠隔操縦装置Cまでの通信遅延時間を推定して、ステップ4に進む。
なお、このステップにおける処理は、本フローとは独立させて行ってもよいものであり、このステップの時点で通信遅延時間の推定値が得られていればよい。
Ta=2×Td+Tp …(式6)
とし、無人車両Bが走行しているであろう位置(dX,dY)Tを推定する。
この画像上の点が、旋回操作基準点となる。3次元空間上の点(X,Y,Z)と画像上の位置(u,v)の関係は、ピンホールカメラモデルを用いると、次式により得られる。
rmn(m=1.2.3,n=1.2.3)は、オンボードカメラ14の光軸姿勢の回転成分、、tm(m=1.2.3)はそのオンボードカメラ14の光軸姿勢の並進成分であり、ジャイロ情報とオンボードカメラ14のアライメント情報より生成される。
ここで、Z=0は、前方の路面は水平面であることを仮定している。
また、時刻Taにおける車両位置の画像上の位置が、旋回操作基準点となる。
ステップ8:入力された走行経路情報(開始位置/曲率等)と移動指示速度、それを生成するために用いた画像のタイムスタンプTimgを無人車両Bに向けて送信する。
ステップ10:ステアリング角度指示情報に基づいて、ステアリング指示角度を旋回曲率κに変換する。
ステップ11B:旋回曲率κと加速度とから、横滑り限界速度と横転限界速度とを算出する。
ステップ12B:移動指示速度が限界速度よりも大きいか否かを判定し、移動指示速度が限界速度よりも大きいと判定したときにはステップ13Bに進み、そうでなければステップ14Bに進む。
ステップ13B:移動指示速度を限界速度に設定して、ステップ14Bに進む。
ステップ14B:ブレーキ/アクセル用アクチュエータ19に、移動指示速度を指示する。
ステップ16:加速度と移動速度とを計測して、ステップ9に戻る。
・たとえ通信遅延が生じているときであっても、高い移動速度における移動体の遠隔操作を安全に行うことができる。
・現在の移動速度におけるステアリング可能な角度範囲を算出し、算出した停止距離とステアリング角度範囲に基づき、現在の移動速度における停止可能範囲を重畳表示しているので、操縦者は、表示部上で停止可能範囲を視認できるために安心して無人車両の操縦をすることができる。
・車両に既にドライブ/ブレーキバイワイヤ機構があり、かつ、ECUからの制御が可能な場合、ステアリング用アクチュエータ18やブレーキ/アクセル用アクチュエータ19に代えて、それらを用いた構成にしてもよい。
・移動経路上の障害物を検知するための障害物検知センサとともに、その障害物検知センサによって障害物を検知する障害物検知手段とを設けるとともに、障害物を検知したとき、移動手段によって、移動機構による移動を停止させる。
これにより、無人車両の周囲に存在する人の安全を確保することができる。
10C 移動条件判定手段
10D 移動手段
14 撮像部(オンボードカメラ)
15 GPS(移動状態取得部)
16 バーチカルジャイロ(移動状態取得部)
20 車速パルス(移動状態取得部)
33 表示部
36 操縦部
B 移動体(無人車両)
C 遠隔操縦装置
D 移動機構
Claims (7)
- 移動領域の画像を取得する撮像部及びその移動領域内を移動するための移動機構を搭載した移動体と、その撮像部によって取得した画像を表示する表示部、及びその表示部に表示された画像に基づき、移動体に対する移動指示データを含む操縦情報を入力するための操縦部を備えた遠隔操縦装置とを、無線通信回線を介して接続可能な遠隔操縦システムであって、
移動体のダイナミクスを考慮した移動の限界を示す限界移動条件を生成する限界移動条件生成手段と、
操縦情報に含まれる移動指示データが限界移動条件を満たすか否かを判定する移動条件判定手段と、
上記移動指示データが限界移動条件を満たさないと判定したときには、移動機構により限界移動条件に従って移動させる移動手段とを有することを特徴とする遠隔操縦システム。 - 移動領域の画像を取得する撮像部、移動速度を取得するための速度センサ及びその移動領域内を移動するための移動機構を搭載した移動体と、その撮像部によって取得した画像を表示する表示部、及びその表示部に表示された画像に基づき、移動体に対する旋回指示角度と移動指示速度を含む操縦情報を入力するための操縦部を備えた遠隔操縦装置とを、無線通信回線を介して接続可能な遠隔操縦システムであって、
上記操縦情報に含まれる移動体の旋回指示角度に基づいて、旋回曲率を算出する旋回曲率算出手段と、
操縦情報に含まれる移動体の旋回指示角度、移動指示速度及び速度センサで取得した移動体の移動速度に基づいて、その移動体のダイナミクスを考慮した限界旋回曲率を算出する限界旋回曲率算出手段と、
旋回曲率と移動体の加速度とから、限界移動速度を算出する限界移動速度算出手段と、
移動指示速度が限界移動速度を超えているか否かを判定する移動速度判定手段と、
移動指示速度が限界移動速度を超えていると判定したときには、移動機構によって限界移動速度での移動を行わせる移動手段とを有することを特徴とする遠隔操縦システム。 - 移動速度判定手段により、移動指示速度が限界移動速度を超えていないと判定したときには、
移動手段は、移動機構により操縦情報に含まれる移動指示速度に従って移動させることを特徴とする請求項2に記載の遠隔操縦システム。 - 算出した旋回曲率に基づいて、移動経路を生成する移動経路生成手段と、
生成された移動経路に対応する移動経路曲線を表示部に表示されている画像に重畳表示する重畳表示手段とを有することを特徴とする請求項2又は3に記載の遠隔操縦システム。 - 上記移動体と遠隔操縦装置との間における通信遅延時間を推定する遅延時間推定手段と、
移動領域の画像を取得した時刻から所要時間経過後までの移動体の移動予定経路、移動速度及び推定遅延時間に基づいて、移動体が遠隔操縦装置によって操縦制御される時刻における移動体位置を推定する移動体位置推定手段とを有しており、
重畳表示手段は、推定した移動体位置に対応する旋回操作基準点を、表示部に表示されている画像に重畳表示することを特徴とする請求項4に記載の遠隔操縦システム。 - 現在の移動速度における停止距離を算出する停止距離算出手段と、
現在の移動速度におけるステアリング可能な角度範囲を算出するステアリング角度範囲算出手段とを有するとともに、
重畳表示手段は、算出した停止距離とステアリング角度範囲に基づき、抽出された移動可能エリアの一部に、現在の移動速度における停止可能範囲を重畳表示することを特徴とする請求項4又は5に記載の遠隔操縦システム。 - 移動経路上の障害物を検知するための障害物検知センサが設けられており、
障害物検知センサによって障害物を検知する障害物検知手段と、
障害物を検知したとき、移動手段は、移動機構による移動を停止することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の遠隔操縦システム。
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