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JP2011083801A - プレス機及びプレス機の下死点位置補正方法 - Google Patents

プレス機及びプレス機の下死点位置補正方法 Download PDF

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JP2011083801A JP2009238881A JP2009238881A JP2011083801A JP 2011083801 A JP2011083801 A JP 2011083801A JP 2009238881 A JP2009238881 A JP 2009238881A JP 2009238881 A JP2009238881 A JP 2009238881A JP 2011083801 A JP2011083801 A JP 2011083801A
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Tetsuya Masuda
哲也 増田
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Yamada Dobby Co Ltd
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Abstract

【課題】プレス機の再始動においても各部の熱変化によるの影響を排除して適正な下死点位置でプレス機を作動させる。
【解決手段】ボルスタ上で上下方向にスライドを往復運動させる駆動機構の作動に関連して前記スライドの下死点位置を下死点基準設定値に基づいて補正するための下死点位置補正機構によって下死点位置を補正する方法。本方法は、前記プレス機の停止直後の下死点位置についての情報を求めること、前記プレス機の前記停止後の起動時における下死点位置についての情報を求めること、前記プレス機の起動時に、前記両下死点位置についての情報からその差分を求めること、求めた前記差分に基づいて前記プレスの起動時に前記下死点位置補正機構により下死点位置を補正することを含む。
【選択図】図9

Description

本発明は、プレス機及びその下死点位置補正方法に関し、特に、プレス機の再始動直後の暖機運転状態から安定した下死点位置を保持し得るプレス機及びその下死点位置補正方法に関する。
プレス機では、定常運転中の発熱や回転数の変更などが原因で、プレス型の上型が取り付けられたスライドの下死点がその適正位置から上方又は下方へ移動することがある。このような下死点の変化は、製品の精度に大きな影響を与える。このことから、下死点位置を検出するスライドの高さ位置測定手段と、該高さ位置測定手段からの情報に基づいてスライドの下死点を補正する下死点位置補正手段を設けることが提案されている(例えば、前記特許文献1参照)。
このようなプレス機によれば、該プレス機の仮運転により定常運転での最適な下死点位置が求められる。求められた下死点位置が、下死点基準設定値として、下死点位置補正手段に設定されると、該基準値と、位置センサからの情報とに基づいてスライドの下死点位置が補正される。したがって、定常運転中での下死点位置の変化を検出し、これを適正値に修正することができる。
しかしながら、従来の下死点位置補正手段を備えたプレス機では、定常運転からプレス機の作動を停止することにより、プレス機のスライド駆動機構にスライドを懸架するプランジャのような部品を含む各作動部の温度が室温に近づくと、各作動部の熱伸縮により、スライドの下死点位置が大きく、例えば12μmほど変動する。この状態から、プレス機を再始動しようとすると、プレス機が定常運転状態に達するまでは、温度変化に伴う各部の熱伸縮によってプレス機は下死点位置にずれを生じることから、定常運転時に設定した下死点基準設定値を比較基準値として用いることはできない。そのため、再始動直後にプレス工程を実行しようとすると、製品精度の低下を招く。またこの製品精度の低下を招かないためには、下死点位置の再調整が必要となり、その再調整に手間取る。
特開平9−277100号公報
そこで、本発明の目的は、プレス機の再始動においても各部の熱変化による影響を排除して適正な下死点位置でプレス機を作動させることにある。
ために、本発明に係る下死点位置補正方法は、ボルスタ上で上下方向にスライドを往復運動させる駆動機構の作動に関連して前記スライドの下死点位置を下死点基準設定値に基づいて補正するための下死点位置補正機構によって下死点位置を補正する方法であって、前記プレス機の停止直後の下死点位置についての情報を求めること、前記プレス機の前記停止後の起動時における下死点位置についての情報を求めること、前記プレス機の起動時に、前記両下死点位置についての情報からその差分を求めること、求めた前記差分に基づいて前記プレスの起動時に前記下死点位置補正機構により下死点位置を補正することを含むことを特徴とする。
本発明の前記方法では、定常運転状態での比較基準値を用いるために、プレス機の停止直後の下死点位置すなわち定常運転状態での下死点位置と、プレス機の再始動時における各部の熱伸縮の影響下での下死点位置との差分である下死点位置の変化量が求められる。プレス機の停止時及び再始動時の下死点位置の変化量(差分)に応じて前記下死点位置補正機構を作動することにより、各部の熱伸縮による影響を排除して、適正な下死点位置への設定が可能となる。
前記プレス機のフレームに設けられた基準点と前記スライドに設けられた基準点との相対的な高さ情報に基づいて、前記下死点位置についての両情報を求めることができる。
前記両基準点の相対的な高さ情報は前記スライドの上死点位置での測定により求めることができる。この場合、高さ情報についての測定値は下死点位置へ変換するための係数が乗じられ、これにより下死点位置が求められ、前記下死点位置補正機構が前記求められた下死点位置へスライドを移動させる。
本発明に係るプレス機は、フレームと、該フレームに関連して設けられ、プレス型の下型が保持されるボルスタと、該ボルスタの上方で上下運動可能に保持され、前記ボルスタに対向する面に前記プレス型の上型が取り付けられるスライドと、前記スライドを上下方向に往復運動させる駆動機構と、前記駆動機構に関連して前記スライドの下死点位置を補正するための下死点位置補正機構と、前記スライドの高さ位置情報を得るための測定手段と、前記プレス機の停止直後における前記高さ情報についてのデータが予め格納されるメモリと、前記下死点位置補正機構の作動を制御するための制御回路とを含み、前記制御回路は、前記プレス機の停止直後における前記高さ情報についてのデータと前記測定手段により得られる前記スライドの高さ位置情報との比較によって得られるに差分に基づいて、前記停止後の始動時において、前記下死点位置補正機構を作動させる。
本発明に係る前記プレス機によれば、前記メモリに、前記プレス機の停止直後における前記高さ情報についてのデータが予め格納され、さらに又該メモリに前記プレス機の定常運転状態での比較基準値を格納しておくことにより、本発明に係る前記方法を好適に実施することが可能となる。
前記測定手段は、前記高さ位置情報として、前記スライドに設けられた基準点と、前記フレームに設けられた基準点との相対高さを検出することができる。
前記プレス機は、前記スライドの上死点位置で停止し、該上死点位置から始動することができる。この場合、前記測定手段は、前記プレス機の停止直後におけるスライドの上死点位置での前記高さ情報及び始動時におけるスライドの上死点位置での前記高さ情報を検出する。
したがって、この場合、前記制御回路は、前記スライドの上死点位置での高さ情報の比較から下死点位置の変化量を算出し、この該算出値に応じて前記下死点位置補正機構を作動させる。
前記駆動機構は、スライドを上下方向に往復運動させるためのリンク機構を有し、前記下死点位置補正機構は、前記駆動機構のリンク機構に関連して移動可能のスライダを有することができる。前記スライダの移動位置に応じて前記スライドの下死点位置が変化することから、前記プレス機の始動に先立ち又は始動と同時に、前記スライダは前記差分に応じて、適正な下死点位置を与える位置へ向けて移動される。
前記下死点位置補正機構は、前記差分を相殺すべく作動した後、定常運転時の下死点基準設定値に基づき、前記測定手段からの高さ情報の変化に応じて前記スライドの下死点位置を所定位置に保持すべく作動することができる。
前記下死点位置補正機構は、該補正機構の駆動源となるサーボモータを有することができ、前記制御回路は、前記差分に基づいて前記サーボモータの作動を制御することができる。
本発明によれば、前記したように、プレス機の停止時及び再始動時の下死点位置の変化量(差分)に応じて前記下死点位置補正機構を作動することにより、各部の熱伸縮による影響を排除して、適正な下死点位置への設定が可能となる。したがって、プレス機の再始動においても各部の熱変化による影響を排除して適正な下死点位置でプレス機を作動させることができるので、従来のような再調整に手間取ることなく、再始動直後の製品精度の低下を防止することができる。
本発明に係るプレス機の縦断面図である。 図1に示したプレス機の一部を拡大して示す図面である。 図1に示した線III-IIIに沿って得られた断面図である。 図1に示した線IV-IVに沿って得られた断面図である。 図1に示した線V-Vに沿って得られた断面図である。 図1に示した線VI-VIに沿って得られた断面図である。 図1に示した線VII-VIIに沿って得られた断面図である。 図1及び2に示した本発明に係るプレス機の制御システムを示すブロック図である。 本発明に係るプレス機の下死点位置補正方法を示すフローチャートである。
図1を参照するに、本発明に係るプレス機10は、図示しないプレス型の下型を載置するボルスタ12と、フレーム14とを含む。フレーム14は、クラウン部14aと、ボルスタ12上にクラウン部14aを支持する支柱部14bとを備える。クランク軸16が、図1の一部を拡大して示す図2に示されているように、水平方向へ伸びる軸線の周りに回転可能にフレーム14のクラウン部14aに支持されている。
クランク軸16には、図3に示されているように、従来よく知られたクラッチ18bを経て、主電動モータM1からの駆動回転力を受けるフライホィール18aが設けられている。プレス機10は、クラッチ18bのクラッチインにより、クランク軸16が回転し、これにより始動する。
図1及び2を参照するに、前記プレス型の上型(図示せず)を支持するスライド20が、クラウン部14aの下端部を上下方向へ移動可能に貫通する一対のプランジャ22の下端に取り付けられている。両プランジャ22は、スライド20の両端部から上方へ平行に伸びており、またクランク軸16の回転運動を上下方向の往復運動に変換する動力伝達装置である駆動機構30により上下方向へ往復移動される。これにより、スライド20は上下方向へ往復移動される。
駆動機構30は、図2及び3に示されているように、クランク軸16に連結された連結リンク32と、クラウン部14aに上下方向へ往復移動可能に配置されかつ連結リンク32に枢軸的に連結された一対の第1のスライダ34と、該第1のスライダの往復移動に追従しておよび互いに同期して屈伸される一対のリンク機構36(図1及び2)と、各リンク機構36に対応して設けられ、対応するリンク機構36の屈伸運動に追従して屈伸される一対のリンク機構38と、上下方向へ変位可能にクラウン部14aに配置されかつ両リンク機構36に枢軸的に連結された一対の第2のスライダ40(図3参照)と、上下方向における第2のスライダ40の位置を調整する位置調整機構42とを含む。
図2ないし図7を参照するに、連結リンク32は、クランク軸16の偏心部に連結されており、またクランク軸16の回転に伴って上下方向へ往復運動する。第1および第2のスライダ34、40は、クラウン部14aに形成されたガイド部44に上下方向へ移動可能に受けられている。第1のスライダ34は、連結リンク32の往復移動に追従して上下方向へ往復運動する。第2のスライダ40は、両リンク機構36の屈伸運動に追従して上下方向へ往復運動する。
図2、3及び5に示すように、各リンク機構36は、枢軸46(図5参照)により互いに屈曲可能に連結された一対のリンク36a,36bを備える。両リンク機構36の一方のリンク36aは共通の枢軸48により連結リンク32および第1のスライダ34に水平方向へ伸びる軸線の周りに回転可能に連結されており、他方のリンク36bは共通の枢軸50により第2のスライダ40に水平方向へ伸びる軸線の周りに回転可能に連結されている。
図示の例では、枢軸48、50は、それらの枢軸点がクランク軸16の回転中心を経て上下方向へ伸びる軸線52(図2参照)と一致するように設けられている。
また、図示の例では、各リンク機構36のリンク36aは連結リンク32および第1のスライダ34の両者に直接連結されているが、各リンク機構36のリンク36aを連結リンク32および第1のスライダ34の一方にのみ連結してもよい。
図2、5に示すように、各リンク機構38も、枢軸54(図4及び図5参照)により互いに屈曲可能に連結された一対のリンク38a、38bを備える。各リンク機構38の一方のリンク38aはクラウン部14aに取り付けられたブラケット56に枢軸58により水平方向へ伸びる軸線の周りに回転可能に連結されており、他方のリンク38bは枢軸60によりプランジャ22に水平方向へ伸びる軸線の周りに回転可能に連結されている。
各リンク機構38は、対応するリンク機構36の屈伸に追従して屈伸するように、対応するリンク機構36に枢軸54、リンク62および枢軸64により枢軸的に連結されている。図示の例では、枢軸58、60は、それらの枢軸点がプランジャ22の軸線を経て上下方向へ伸びる軸線66(図2参照)と一致するように設けられている。
図示の例では、各リンク機構38は、リンク36aに連結されているが、リンク62をリンク36bに連結してもよいし、両リンク36a、36bに連結してもよく、またリンク62を用いることなくリンク機構38をリンク機構36に直接連結してもよいし、リンク38a、38bの一方をリンク機構36に連結してもよい。
図2、3、6及び7に示すように、位置調整機構42は、枢軸50により両リンク36bおよび両第2のスライダ40に枢軸的に連結された二股状のブラケット70(図3参照)と、該ブラケットから下方へ伸びる雄ねじ72と、該雄ねじに螺合するウォームホィール74と、該ウォームホィールと歯合するウォームねじ76とを備える。ブラケット70を用いる代わりに、雄ねじ72を枢軸50により両リンク36bおよび両第2のスライダ40に枢軸的に連結してもよい。
雄ねじ72は、軸線52の周りの回転が不能にブラケット70に連結されている。ウォームホィール74は、軸線の周りに回転可能におよび上下方向への移動不能にクラウン部14aの支持部78、80(図2、6、7参照)に支持されている。ウォームねじ76の軸部は、クラウン部14aを回転可能に貫通しており、また端部にスプロケット82を備える。スプロケット82は、図6及び7に示すように、調整用サーボ電動モータM2により回転される。
調整用サーボ電動モータM2の作動によってスプロケット82が回転されると、ウォームねじ76が回転され、ウォームねじ76と歯合するウォームホィール74が回転され、ウォームホィール74と螺合する雄ねじ72が上方または下方へ移動し、最終的に第2のスライダ40が上方または下方へ移動する。
プレス機10において、主電動モータM1からの駆動力によってクランク軸16が回転すると、このクランク軸16の回転に伴って連結リンク32が上下方向へ往復運動し、これに伴い第1のスライダ34は同方向へ往復運動する。しかし、第2のスライダ40は、ウォームホィール74が回転されない限り移動しない。このため、枢軸48はリンク機構36の可動側支点として作用し、枢軸50はリンク機構36の固定側支点として作用する。
また、リンク38aがクラウン部14aに固定されたブラケット56に連結されているのに対し、リンク38bが上下方向へ移動可能のプランジャ22に連結されている。このため、枢軸58はリンク機構38の固定側支点として作用するのに対し、枢軸60はリンク機構38の可動側支点として作用する。
したがって、主電動モータM1の作動中にクラッチ18bのクラッチインによってフライホィール18aの回転がクランク軸16に伝達されると、クランク軸16の回転に伴って連結リンク32と第1のスライダ34とが往復移動されることから、両リンク機構36が同期して屈伸される。これにより、両リンク機構38が同期して屈曲され、その結果スライド20が上下に往復運動する。このことから、リンク機構38は、ナックル機構またはトグル機構として作用する。また、リンク機構36及び38は、スライド20の駆動機構として機能する。
第2のスライダ40が上方へ移動すると、リンク機構36の屈曲角度が小さくなり、それによりリンク機構38の屈曲角度が大きくなるから、スライド20は下方へ移動される。これに対し、第2のスライダ40が下方へ移動すると、リンク機構36の屈曲角度が大きくなり、それによりリンク機構38の屈曲角度が小さくなるから、スライド20は上方へ移動される。
第2のスライダ40が上方または下方へ移動するとき、第1のスライダ34の位置は上下方向に変化しないから、リンク機構36の屈曲角度は変化するが、屈伸範囲は上下方向に平行移動しない。このため、スプロケット82を回転させることにより、スライド20の下死点位置およびストローク長さを調整することができる。したがって、位置調整機構42は、リンク機構36及びスライダ40と共に、スライド20の下死点位置補正機構として機構する。
スライド20の下死点位置を検出するために、スライド20の高さ位置を測定する手段として、図2に示すような検出器84(84a、84b)が設けられている。検出器84は、例えばスライド20の、クラウン部14aの一方の支柱部14bに対向する面に設けられたスケール84aと、該スケールに対向して前記一方の支柱部14bに設けられ、スケール84aを読み取り可能なセンサ84bとを備える。スケール84aは、基準点を含む目盛り値を表示する。センサ84bは、スライド20への取り付け高さ位置がスライド20の基準点となる。このような検出器として、磁気式、光学式及び渦電流のような種々の方式の検出器を採用することができる。
図8は、本発明に係るプレス機10の制御システム100を示すブロック図である。制御システム100は、主電動モータM1及び調整用サーボ電動モータM2の作動を制御するための演算処理部102a及びデータ記憶部であるメモリ102bを有する制御回路102を含む。制御回路102には、前記検出器84、行程指示スイッチ104、SPM設定器106からの情報が入力される。この制御回路102の演算処理部102aは、検出器84、行程指示スイッチ104及びSPM設定器106からの情報と、メモリ102bに予め格納された情報を用いて、各駆動回路108a、108bを経て主電動モータM1及び調整用サーボ電動モータM2の作動を制御する。
すなわち、行程指示スイッチ104の操作により、従来よく知られているように、プレス機10の連続運転指示、一行程指示及び寸動指示等の指示が制御回路102に選択的に入力されると、該指示に沿ってプレス機10が作動するように、駆動回路108aを経て主電動モータM1の作動が制御される。また、SPM設定器106の操作により、プレス機10のストローク/分についての指示が制御回路102に入力されると、メモリ102bに格納されたSPM情報に基づいて、主電動モータM1の作動が駆動回路108aを経て制御される。
また、プレス機10の定常運転状態では、演算処理部102aは、従来よく知られているように、検出器84からのスライド20の高さ位置情報に基づいてスライド20の下死点位置を算出する。また、この算出値と、メモリ102bに格納された所定の下死点基準設定値と比較し、検出値が前記基準設定値となるように、演算処理部102aは、駆動回路108bを経て調整用サーボ電動モータM2の作動を制御する。この調整用サーボ電動モータM2の作動によって、スライド20の下死点位置が定常運転状態で所定の下死点位置にあるように、第2のスライダ40の上下位置が調整される。したがって、プレス機10の定常運転状態では、スライド20の下死点位置が好適に前記下死点基準設定値に保持される。
しかしながら、この定常運転状態の制御形態では、前記したプレス機10の停止後の再始動時においては、プランジャ22のような作動部の熱伸縮の影響による下死点位置のずれを考慮することはできない。この熱による下死点位置のずれを排除するために、プレス機10の停止時、演算処理部102aは、検出器84から得られるスライド20の高さ位置情報をメモリ102bに格納する。
このスライド20の高さ位置情報は、該スライドの下死点位置情報とすることができるが、一般的に、プレス機10は、スライド20の上死点位置で停止するように設定されていることから、前記高さ位置情報として、プレス機10の停止時におけるスライド20の上死点位置情報が位置メモリ102bに格納される。
また、演算処理部102aは、プレス機10の再始動時において、前記したと同様にスライド20の高さ位置情報として検出器84からスライド20の上死点位置情報を得ると、再始動時の前記上死点位置情報と、プレス機10の停止直後に測定されメモリ102bに格納された停止時の前記上死点位置情報とを比較し、その差分を求める。演算処理部102aは、前記差分を求めると、この上死点位置の変化量を示す差分から下死点位置の変化量を予測してある係数を乗じることにより、下死点位置の変化量を算出し、この算出値に応じた作動信号を駆動回路108bに出力する。
駆動回路108bが、演算処理部102aからの前記作動信号により、調整用サーボ電動モータM2を作動させると、該調整用サーボ電動モータM2の作動により、位置調整機構42は下死点位置の変化量を相殺すべく定常運転状態での適正な下死点位置へ向けてスライド20を移動させる。
演算処理部102aは、位置調整機構42がスライド20を定常運転状態での適正な下死点位置へ移動させた後、クラッチ18bをクラッチインすることにより、プレス機10を作動させ、これによりプレス機10はプレス動作を開始する。
最後に、本発明に係る方法を実行するプレス機10の作動を図9のフローチャトに沿って説明する。
プレス機10のプレス動作に先立って、定常運転時の下死点基準設定値を求めるために、プレス機10が仮運転される(ステップS1)。この仮運転中に、試行錯誤的な繰り返し作業により、最適な下死点基準設定値が求められ、その値がメモリ102bに設定される(ステップS2)。この下死点基準設定値に基づいて、
製品製造のためにプレス機10が連続運転される(ステップS3)。
この製品製造のための連続運転中、従来よく知られているように、演算処理部102aは、前記下死点基準設定値と検出器84から得られるスライド20の下死点位置情報とに基づいて、スライド20の下死点位置が監視され(ステップS4)、下死点にずれが生じた場合、そのずれすなわち下死点位置の変位が補正され(ステップS5)、制御回路102のステップS4及び5の閉ループ作動により、下死点位置のずれが適正に補正される。したがって、下死点位置のずれによる製品不良を排出することなく、プレス機10は良好な運転状態で作動する。
プレス機10の良好な運転中に、例えば不慮の事故によってプレス機10が停止すると(ステップS6)、演算処理部102aは、前記したように、検出器84により測定された停止時におけるスライド20の高さ位置情報、例えば上死点位置情報をメモリ102bに格納する(ステップS7)。プレス機10の停止中に、例えば作業者が異常箇所の修理作業を行う(ステップS8)。
この修理作業後に、プレス機10が再始動されるが、その再始動の指示と同時又はその直後に、前記したように演算処理部102aが停止中のスライド20の下死点位置を補正する(ステップS9)。この補正後、プレス機10は製品製造のための連続運転に移行する(ステップS10)。
したがって、本発明によれば、再始動時に従来のような手間の掛かる下死点位置の再設定作業及びそのための仮運転が不要になることから、再始動時に直ちに製品製造のための連続運転に移行することができるので、効率的な製品製造が可能となる。
下死点位置補正機構がウオームギヤ74及びウオームねじ76を有する位置調整機構42で構成される例を示したが、レバー機構等を用いてスライダ40の位置を調整する下死点位置補正機構を用いることができる。また、本発明を例えば特開平10−100000号公報、特開2002-205198号公報及び特開平1−299798号公報等に記載の各種の下死点位置補正機構に適用することができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々に変更することができる。例えば、プレス機はその作動中に冷却を受け、停止時には室温に戻る。そのため、プレス機の作動中の温度と室温との相対関係で、再始動時の下死点位置の変動が下死点位置の降下又は上昇のいずれにも生じる可能性があるが、いずれの方向へのずれであっても、これを補正すべく本願発明を適用することができる。
10 プレス機
12 ボルスタ
20 スライド
30 駆動機構
42 スライドの下死点位置補正機構(位置調整機構)
84 検出器(測定手段)
120 制御回路
120a メモリ
M2 調整用サーボモータ

Claims (10)

  1. ボルスタ上で上下方向にスライドを往復運動させる駆動機構の作動に関連して前記スライドの下死点位置を下死点基準設定値に基づいて補正するための下死点位置補正機構によって下死点位置を補正する方法であって、
    前記プレス機の停止直後の下死点位置についての情報を求めること、
    前記プレス機の前記停止後の起動時における下死点位置についての情報を求めること、
    前記プレス機の起動時に、前記両下死点位置についての情報からその差分を求めること
    求めた前記差分に基づいて前記プレスの起動時に前記下死点位置補正機構により下死点位置を補正することを含む、プレス機の下死点位置補正方法。
  2. 前記プレス機はフレームを有し、該フレームに設けられた基準点と前記スライドに設けられた基準点との相対的な高さ情報に基づいて前記下死点位置について両情報が求められる、請求項1に記載の下死点位置補正方法。
  3. 前記両基準点の相対的な高さ情報は前記スライドの上死点位置での測定により求められ、下死点位置へ変換するための係数を乗じて下死点位置が求められ、前記下死点位置補正機構が前記求められた下死点位置へスライドを移動させる、請求項2に記載の下死点位置補正方法。
  4. フレームと、
    該フレームに関連して設けられ、プレス型の下型が保持されるボルスタと、
    該ボルスタの上方で上下運動可能に保持され、前記ボルスタに対向する面に前記プレス型の上型が取り付けられるスライドと、
    前記スライドを上下方向に往復運動させる駆動機構と、
    前記駆動機構に関連して前記スライドの下死点位置を補正するための下死点位置補正機構と、
    前記スライドの高さ位置情報を得るための測定手段と、
    前記プレス機の停止直後における前記高さ情報についてのデータが予め格納されるメモリと、
    前記下死点位置補正機構の作動を制御するための制御回路とを含み、
    前記制御回路は、前記プレス機の停止直後における前記高さ情報についてのデータと前記測定手段により得られる前記スライドの高さ位置情報との比較によって得られるに差分に基づいて、前記停止後の始動時において、前記下死点位置補正機構を作動させる、プレス機。
  5. 前記測定手段は、前記スライドに設けられた基準点と、前記フレームに設けられた基準点との相対高さを検出する、請求項4に記載のプレス機。
  6. 前記プレス機は前記スライドの上死点位置で停止し、該上死点位置から始動し、前記測定手段は、前記プレス機の停止直後における前記高さ情報及び始動時における前記上死点位置での前記高さ情報を検出する、請求項5に記載のプレス機。
  7. 前記制御回路は、前記スライドの上死点位置での高さ情報の比較から下死点位置の変化量を算出し、該算出値に応じて前記下死点位置補正機構を作動させる、請求項6に記載のプレス機。
  8. 前記駆動機構は、スライドを上下方向に往復運動させるためのリンク機構を有し、前記下死点位置補正機構は、前記駆動機構のリンク機構に関連して移動可能のスライダを有し、該スライダの移動位置に応じて前記スライドの下死点位置が変化し、前記プレス機の始動と同時に、前記スライダは前記差分を相殺すべく対応する位置へ向けて移動される、請求項7に記載のプレス機。
  9. 前記下死点位置補正機構は、前記差分を相殺すべく作動した後、定常運転時の前記測定手段からの高さ情報の変化に応じて前記スライドの下死点位置を所定位置に保持すべく作動する、請求項8に記載のプレス機。
  10. 前記下死点位置補正機構は、該補正機構の駆動源となるサーボモータを有し、前記制御回路は、前記差分に基づいて前記サーボモータの作動を制御する、請求項9に記載のプレス機。
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