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JP2011082445A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 縦型GaN系HFETのノーマリオフ動作をより一層確実にすることができる、半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】GaN系半導体層15の開口部の表面にエピタキシャル成長した、チャネル層を含む再成長層27と、再成長層を被覆するように位置するキャップ層Kと、キャップ層上に位置するゲート電極Gとを備え、再成長層27は電子走行層22および電子供給層26を含み、チャネル層に形成されるチャネルが電子走行層と電子供給層との界面に形成される二次元電子ガスであり、キャップ層Kが、再成長層のチャネル層の最低エネルギーを上げるものであることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大電力のスイッチングに用いられる、ノーマリオフの半導体装置、およびその製造方法に関するものである。
大電流用のスイッチング素子には、高い逆方向耐圧と低いオン抵抗とが求められる。III族窒化物半導体を用いた電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)は、バンドギャップが大きいことから、高耐圧、高温動作などの点で優れており、とくにGaN系半導体を用いた縦型トランジスタは、大電力の制御用トランジスタとして注目されている。たとえばGaN系半導体に開口部を設けて、その開口部の側面に二次元電子ガス(2DEG:2 Dimensional Electron Gas)のチャネルを含む再成長層を設けることで、移動度を高めオン抵抗を低くした縦型GaN系FETの提案がなされている(特許文献1)。
特開2006−286942号公報
上記の縦型FETによれば、チャネルの移動度は向上するかもしれないが、大電力の制御用スイッチング素子としては重要な要件であるノーマリオフを確実に実現するとは言い難い。上記の縦型GaN系FETでは、p型GaNボディ層のバックゲート効果によってしきい値電圧を正方向にシフトしながら、縦方向耐圧を両立させる構造を有している。しかし、大電力用スイッチング回路では、しきい値電圧はより大きく正方向にシフトさせることが求められ、p型GaNボディ層による基板ポテンシャルの持ち上げ効果だけでは不十分である。
本発明は、ノーマリオフをより一層確実にすることができる、半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体装置は、開口部が設けられたGaN系積層体と、GaN系積層体の開口部の表面にエピタキシャル成長した、チャネルを含む再成長層と、再成長層を被覆するように位置するキャップ層と、開口部の形状が引き継がれた凹部の、キャップ層上に位置するゲート電極と、GaN系積層体上に位置するソース電極と、ソース電極からGaN系積層体の厚み方向に隔たって、チャネルを挟むように、位置するドレイン電極とを備える。そして、再成長層は電子走行層および電子供給層を含み、チャネルが電子走行層の電子供給層との界面に形成される二次元電子ガスであり、キャップ層が、再成長層のチャネル層の最低エネルギを上げるものであることを特徴とする。
上記の構成によって、縦型GaN系FETトランジスタを、より一層確実にノーマリオフにすることができる。ノーマリオフは、しきい値電圧を用いて説明される。まず、ゲート電圧のしきい値電圧は、ドレイン電流が半導体装置の大きさにより異なる下限電流値、ここでは例として4×10−8A以下、となる電圧として定義される。その上で、ノーマリオフは、しきい値電圧が正であるFETをさす。よりミクロ的には、ノーマリオフは、ゲートにしきい値電圧を印加した状態においてチャネルの最低エネルギーがフェルミエネルギーよりも十分高くすることで実現する。
上記GaN系半導体の再成長層において、(電子走行層/電子供給層)は(GaN層/AlGaN層)等で構成されるが、GaN/AlGaNヘテロ接合では、自発分極およびピエゾ分極によって内部電界が生じて、ヘテロ接合に高密度のシートキャリアが発生する。このため、このシートキャリアによる内部電界はチャネルの最低エネルギーを低下させる方向に向いており、ノーマリオフを実現することが難しい。AlGaNの格子定数が、GaNの格子定数よりも大きい場合にこのような、ノーマリオフを阻害する方向のピエゾ電界(内部電界)が発生する。すなわち上記のチャネルには電子供給層AlGaN/電子走行層GaNの組み合わせに特有のノーマリオフ阻害要因が存在する。しかし、上記のキャップ層によって上記の内部電界を打ち消す向きのピエゾ電界を発生して、チャネルの最低エネルギーを上げることでシートキャリアを消滅させることができる。
上記のGaN系積層体は、GaNの所定結晶面上にエピタキシャル成長されたものであるが、その下地のGaNは、GaN基板でも、または支持基体上のGaN膜でもよい。さらに、GaN系積層体の成長時にGaN基板等の上に形成して、その後の工程で、GaN基板等の所定厚み部分を除いて、製品の状態では薄いGaN層下地のみが残っているものであってもよい。その薄い下地のGaN層は、導電性でも非導電性でもよく、ドレイン電極は、製造工程および製品の構造によるが、薄いGaN層の表面または裏面に設けることができる。
GaN基板または支持基体等が製品に残る場合、当該支持基体または基板は、導電性でも、非導電性でもよい。導電性の場合は、ドレイン電極は、その支持基体または基板の裏面(下)またはおもて面(上)に直接設けることができる。また、非導電性の場合は、非導電性基板の上であって、上記半導体層中の下層側に位置する導電層の上に、ドレイン電極を設けることができる。
キャップ層は、ピエゾ効果によって再成長層に電界を加える層、または、p型層、とすることができる。
上記のピエゾ効果は、再成長層の最上層AlGaNより小さい格子定数を持つ半導体層をエピタキシャル成長させて歪みが分布することで発現し、チャネルの最低エネルギーを上昇させる向きの電界を発生する。このような半導体層としては、InGaN、GaN、AlGaN、AlInGaNなどがある。上記の向きの電界が再成長層のチャネルに加えられることで、チャネルの最低エネルギーは上昇してフェルミエネルギーよりも十分に高くなり、ゲート電圧ゼロの状態で二次元電子ガス濃度は十分低くなり、ドレイン電流は上記の限界電流値未満となる。すなわちノーマリオフを確実に実現することができる。
また、p型層を配置することでも、二次元電子ガスの最低エネルギーは上昇してフェルミエネルギーよりも十分高くなる。このようなキャップ層を形成するp型層は、再成長層にエピタキシャル成長してもよいし、エピタキシャル成長したものでなくてもよい。たとえばp型GaN系半導体などを用いることができる。また、p型層は半導体でなくてもよい。
上記のGaN系積層体は、GaNの{ 0 0 0 1}面上に形成され、GaN系積層体の開口部に出る端面が、{ 1-1 0 n}(nは任意の定数(0及び無限大を含む))面を含むことができる。ここで、定数nについてゼロ及び無限大を含むことを念押しに入れたが、すべての定数に対応する面を含む必要はない。すなわち、境界面は、m面{1-100}を主体に含み、複数の等価なm面だけを含んでもよいし、その他に所定の面を含んでもよいことを示すものである。所定の面としては、たとえばc面{0001}などであってもよい。
GaN等の{1-1 0 0}面は無極性面である。従って、たとえば、電子走行層としてGaN、電子供給層としてAlGaNを開口部の表面に再成長させる場合、{ 1-1 0 0}面上のAlGaN/GaNヘテロ界面にはピエゾ電荷等の分極電荷が生じない。よって、上記のキャップ層の作用に加えて、境界面の多くの領域を{ 1-1 0 0}面とすることで、半導体装置においてノーマリオフを実現することが容易となる。
ミクロ的に見て、開口部の側面は深さ方向に階段状に傾斜していて、その階段の表面に等価な複数のm面、または上記別の面が出ている。これにより、開口部の側面の角度を自由に設定することができる。つまり、開口部の深さを自由に設定することができる。
キャップ層上であって、ゲート電極の下に、絶縁層を備えることができる。これによって、ゲート電極下に絶縁層を配置することで、しきい値電圧をより正方向にシフトできるほか、ゲートに正電圧を印加したときのゲートリーク電流を抑制できるため、大電流動作が可能となる。
GaN系半導体層にp型半導体層を含み、開口部にそのp型半導体層の端面が出て、再成長層に該端面が被覆されている構成をとることができる。これによって、上記のキャップ層の作用に加えて、p型ボディ層の作用を得ることができ、ノーマリオフをより確実に得ることができる。
本発明の半導体装置の製造方法は、GaNの所定結晶面上にGaN系積層体を形成する工程と、GaN系積層体に、エッチングにより、開口部を形成する工程と、開口部の表面に、チャネルを含む再成長層をエピタキシャル成長させる工程と、再成長層を被覆するようにキャップ層を形成する工程と、開口部の形状が引き継がれた凹部の、キャップ層上にゲート電極を形成する工程と、再成長層の形成工程では、電子走行層および電子供給層をエピタキシャル成長させ、キャップ層の形成工程では、再成長層のチャネルの最低エネルギーを上げるために、再成長層上にピエゾ効果を発現する半導体層をエピタキシャル成長させるか、または、p型層を形成する、ことを特徴とする。
上記の方法によって、縦型GaN系FETを簡単な機構でノーマリオフとすることができる。このため、ノーマリオンでは必要とされる補助装置等が要らないノーマリオフの大電流用縦型GaN系FETを、比較的容易に得ることができる。
本発明によれば、サージ電圧等に対するバイパス用のSBD保護部を備え、耐圧性能および低いオン抵抗(低いオン電圧)を実現し、かつ、構造が簡単な、大電流用の、半導体装置およびその製造方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1における縦型GaN系FETを示す断面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 ドレイン電流/ゲート電圧特性によるしきい値電圧の説明であり、(a)は通常の検出精度における同特性、(b)は高い検出精度における同特性、を示す図である。 図1の縦型GaN系FETにおけるエネルギーバンド図である。 図1の縦型GaN系FETの開口部の側面の結晶方位を示す図である。 図1の縦型GaN系FETの製造方法を示し、(a)は支持基体上にオーミック接触するGaN層を有する基板にキャップ層までのエピタキシャル積層体を形成した状態、(b)は開口部を設けるためにレジストパターンを形成した状態、を示す図である。 (a)はエッチングによって開口部を設けた状態、(b)はレジストパターンを除去してさらに開口部をエッチングした状態、を示す図である。 開口部の表面に、再成長層およびキャップ層を形成した状態を示す図である。 本発明の実施の形態2における縦型GaN系FETを示す断面図である。 図9におけるキャップ層をp型GaN層とした場合のエネルギーバンド図である。 実施の形態2においてキャップ層を構成するp型層のキャリア濃度が、しきい値電圧に及ぼす影響を示す図である。 本発明の実施の形態3における縦型GaN系FETを示す断面図である。 従来の縦型GaN系FET(ノーマリオン)を説明しており、(a)はオン状態のエネルギーバンド図、(b)はオフ状態のエネルギーバンド図である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるGaN系縦型FET10の断面図である。縦型FET10は、支持基体上にオーミック接触するGaN層を有する基板1、GaN系半導体層15、再成長層27、再成長層上のキャップ層K、開口部28、ソース電極S、ゲート電極G、およびドレイン電極Dにより構成されている。縦型FET10では、電子は、ソース電極SからGaN電子走行層22を通り、n型GaNドリフト層4、AlGaNバッファ層2、支持基体上にオーミック接触するGaN層を有する基板1を通ってドレイン電極Dへと、縦方向に流れる。バッファ層2はGaN層でもよい。
本実施の形態では、再成長層27上に、ピエゾ電界を発生するi(intrinsic)−GaN層Kを設けた点に特徴を有する。なお、支持基体上にオーミック接触するGaN層を有する基板1は、いわゆるGaN基板そのものであってもよいし、上述のように製品状態では、GaN基板等の相当の厚み部分が除去されてGaN系積層体のエピタキシャル成長の下地膜としての薄いGaN層のみが残った状態でもよい。これら、支持基体上にオーミック接触するGaN層を有する基板、GaN基板、製品に薄く残された下地のGaN層などを、単にGaN基板と略称する場合もある。
支持基体上にオーミック接触するGaN層を有する基板1はn型導電性を有し、その裏面にドレイン電極Dがオーミック接触している。GaN系半導体層15は、上記GaN層を有する基板1上に形成されている。GaN系半導体層15の一部に開口部28が形成されている。また、GaN系積層体15における開口部28の側面に沿って、再成長層27が形成されている。ソース電極Sは、n型GaN表層8上の所定の位置に形成されているか、または再成長層27に接する状態で形成されていてもよい。ゲート電極Gは、開口部28の形状が引き継がれた凹部内に形成されている。ゲート電極Gが配置されるこの凹部のことを開口部28という場合もあり、凹部と開口部とはとくに区別しない。
GaN系半導体層15は、GaN基板1上に、下から順に、(バッファ層2/n型GaNドリフト層4/p型GaNバリア層6/n型GaN表層8)の積層構造を持つ。開口部28は、p型GaNバリア層6の一部を除去して形成されている。また、開口部28は、底面がn型GaNドリフト層4に到達するが、貫通はしないように形成されている。p型GaNバリア層6を開口部28の回りに配置することによって、バックゲート効果によりピンチオフ特性を改善することができる。p型GaNバリア層6に代えてp型AlGaN層を用いれば、バンドギャップをさらに大きくすることができ、縦型FET10のピンチオフ特性を改善することができる。
図2は、図1におけるII−II線に沿う断面図である。開口部28は六角形の凹部である。開口部28を充填するゲート電極Gも平面的に見て六角形となる。このゲート電極Gの周囲をソース電極Sで取り囲んだ範囲を1ユニットの半導体装置10とする。この1ユニットの半導体装置10を稠密充填配置(稠密六方配置またはハニカム構造)することによって、基板面積当たりの再成長層27の面積の割合、すなわち再成長層の面積密度を大きくとれ、これによって単位面積当たりのゲート電極Gの周囲長を大きくとることができる。この結果、オン抵抗を低くすることができる。
−ノーマリオフ−
(1)ノーマリオフの判定
本発明では、縦型GaN系FETにおいてノーマリオフを確実に得ることを目的とする。ノーマリオフのFETは、大まかには、ゲート電圧を印加しないとき、ドレイン電流Iが流れないものをいう。
一般にゲート電圧を高めてしきい値電圧に達したとき、ソース電極Sとドレイン電極Dとの間に電流、すなわちドレイン電流Iが流れる。それ未満の電圧ではドレイン電流Iは流れないとする。このとき大雑把には、図3(a)に示すI−V(ドレイン電流−ゲート電圧)を想定している。図3(a)では、しきい値電圧Vthが、−3V、0V、+3Vの3種類のFETを示している。それぞれのFETは、しきい値電圧−3V、0V、+3V、においてそれぞれドレイン電流が流れはじめ、それ未満のゲート電圧ではドレイン電流Iは流れないと判定する。しかし、ドレイン電流Iが流れるか、流れないかという、黒白の判断は、ドレイン電流の検出精度を高めたとき、曖昧になる。非常に微弱な電流まで検出できるように精度を上げると、流れていないと判断した場合にも、微弱な電流は流れている。そこで、上記の黒白の判定に代えて、微弱な電流の限界値を設けて、微弱な限界値以上のドレイン電流が流れるゲート電圧をしきい値電圧Vthと定義する。図3(b)は、検出精度を高めた場合のI−V特性を示す。微弱なドレイン電流の限界値Ithを4×10−4Aとして、このIthの電流となるゲート電圧をそのFETのしきい値電圧Vthと定義する。本発明では、この定義に基づいて定めたしきい値電圧Vthがゼロを超えるFETをノーマリオフのFETとする。
図3(b)によれば、0Vの表示のFETは、厳密にはしきい値電圧Vthは+0.3V〜+0.4Vなので、ノーマリオフのFETである。Vth+3Vの表示のFETはしきい値電圧Vthは+3Vなので、ノーマリオフのFETである。また、Vth−3Vの表示のFETは、厳密にはしきい値電圧は−2.4Vなので、ノーマリオフではなく、ノーマリオンである。
(2)本発明の実施の形態におけるノーマリオフ化
(2−1)キャップ層K
本実施の形態では、再成長層27上のキャップ層Kに、AlGaN電子供給層26より格子定数の小さいi−GaN層を用いる。このキャップ層Kは、AlGaN層26上にエピタキシャル成長し、かつAlGaN層26の格子定数より小さい格子定数をもつ層であれば、i−GaN層に限定されず、InGaN層、格子定数の小さいAlGaN層、AlInGaN層などを用いることができる。さらに電界が発生すればAlGaN26上にエピタキシャル成長しないものであってもよい。
図4は、キャップ層Kがi−GaN層の場合を示すが、上記の格子定数の相違によって自発分極が生じピエゾ電界が発生する。このキャップ層Kのピエゾ電界は、図4に示すように上述のAlGaN電子供給層26に発生する電界とは逆向きの電界である。この結果、チャネルの最低エネルギー、すなわち電子走行層22の導電帯Ecの最低エネルギーはフェルミエネルギーEfよりΔΨsだけ高くなる。このため、再成長層27における、GaN電子走行層22のAlGaN電子供給層26との界面に形成されるチャネルである二次元電子ガスの電子濃度2DEG濃度nを、たとえば1×1010/cm未満にすることができる。この2DEG濃度n1×1010/cmは、あるサイズのFETにおいて上述のドレイン電流I4×10−4Aに対応する。ドレイン電流は、2DEG濃度、デバイスサイズ(ゲート幅、ゲート長)、移動度、の関数であるが、本実施の形態における所定のFETの場合、上記の2DEG濃度値とドレイン電流値との対応関係が成立する。本実施の形態における上記数値は、あくまで所定の例示されるFETについての対応を示すものであるが、数値のオーダーなどのおおよその傾向はほとんどの場合に該当するといえる。なお、本発明は、根底にある技術思想に基づき解釈されるべきであって、説明の明快さのために挙げた上記数値にこだわって狭義に解釈されるべきでない。
なお、キャップ層Kは、i−GaN等を用いた場合、AlGaN電子供給層26にエピタキシャル成長するので、キャップ層Kも再成長層27に含めることもできるが、原理的にはエピタキシャル成長しなくても、逆向きの電界を発生すればよいので、再成長層27とは別の層として扱う。このあと説明するp型キャップ層K(実施の形態2の図9参照)の場合、とくにエピタキシャル性は不要であり、再成長層27とは別の層として扱うのが妥当である。
キャップ層Kを含まない従来のノーマリオンのFETの場合、図13(a)および(b)に示すように、しきい値電圧Vthはゼロ未満である。すなわち図13(a)に示すように、ゲート電圧ゼロの状態で、チャネルの最低エネルギー、すなわち電子走行層22の導電帯Ecの最低エネルギーはフェルミエネルギーEfより低く、チャネルに自然に電子が流れ込むので、2DEG濃度nは1×1010cm−2を超える。この結果、ドレイン電流Iは上述の微弱な電流限界値Ithを大きく超えていた。すなわちゲート電圧ゼロの状態で、FETはオン状態にあった。FETをオフ状態にするためには、ゲート電圧をマイナス電位にする必要があった。とくに図13(b)に示すように、ノーマリオンのFETでは、しきい値電圧はマイナスである。ゲート電圧をしきい値電圧(マイナス電位)にすることで、チャネルの最低エネルギーがフェルミエネルギーEよりΔΨだけ高くなり、2DEG濃度nが1×1010cm−2未満となる。
本実施の形態では、逆向き電界を発生するキャップ層Kによってチャネルにおける最低エネルギーとフェルミエネルギーEfとの差異を所定レベル以上として2DEG濃度を減少させることで、ノーマリオフを推進する。
(2−2)開口部側面の結晶方位
次に、開口部28の側面を構成するn型GaN表層8の端面における断面拡大図を図5に示す。図5に示すように、開口部28の側面は、複数のほぼ基板面に垂直な面Sと、各面Sの間を補完するように形成された傾斜した面Sとが、開口部の側面の傾斜方向(傾斜角度θ)に混在して形成されている。
縦型FET10では、主面が{ 0 0 0 1}面であるGaN基板1の場合、六方晶のGaN層、およびAlGaN層を{ 0 0 0 1}面(以下、C面とする)を成長面として、エピタキシャル成長させている。したがって、n型GaN表層8における垂直な面S1は、{ 1-1 0 0}面(以下、m面とする)となる。m面は、C面とは異なり無極性面である。このため、m面を成長面として、GaN電子走行層22、AlGaN電子供給層26を再成長させることによって、ピエゾ電荷等の分極電荷がAlGaN26/GaN22のヘテロ界面に生じない。このためチャネルの最低エネルギーを低下させる向きの電界は生じない。よって、縦型FET10においては、より一層ノーマリオフが推進される。
図5における開口部28の側面の傾斜角θが90度に近いほど、側面における面S1の占める割合が高くなる。よって、縦型FET10においてノーマリオフを実現するためには、傾斜角θが90度に近い方が好ましく、たとえば60度以上とするのがよい。
(2−3)p型バリア層
p型GaNバリア層6のバックゲート効果によっても、しきい値電圧を正方向にシフトすることができ、ノーマリオフの実現に貢献することができる。p型GaNバリア層6における開口部28の側面についても、図5に示すように、n型GaN表層8と同様であり、m面が生じ、無極性面を含むものとなる。
再成長層27は、GaN電子走行層22と電子供給層26との間に何も含まなくてもよいが、両者の間にAlN中間層を配置してもよい。ここで、GaN電子走行層22には、不純物が添加されていない。一方、AlGaN電子供給層26には、不純物が添加されている。また、AlGaN電子供給層26は、GaN電子走行層22より大きいバンドギャップを有している。これにより、GaN電子走行層22のAlGaN電子供給層26との界面に2次元電子ガスが形成されることで、よりオン抵抗を低減することができる。AlN中間層を設ける場合、AlN中間層は、GaN電子走行層22とAlGaN電子供給層26の間の界面での電子の散乱を抑制する。これにより、再成長層27における電子の移動度を向上させることができる。ひいては、縦型FET10のオン抵抗を低減することができる。
電子走行層22および電子供給層26は、GaN系半導体として、電子供給層26のバンドギャップエネルギーが電子走行層22のそれより大きいという条件付きで、例えばGaN、AlN若しくはInNのうち少なくとも一つからなる結晶または混晶を用いるようにしてもよい。これにより、高移動度を確保できる。特に、GaN電子走行層22にGaNまたはInGaNを用い、電子供給層26にAlGaNを用いることで、高移動度を確保することが可能となる。
−製造方法−
次に、本実施の形態における半導体装置10の製造方法を説明する。まず、図6(a)に示すように、支持基体上にオーミック接触するGaN層を有する基板1の上に、バッファ層2/n型GaNドリフト層4/p型AlGaNバリア層6/n型GaN表層8、の積層体をエピタキシャル成長する。これらの層の形成は、例えば、MOCVD(有機金属化学気相成長)法を用いる。またはMOCVD法でなくMBE(分子線エピタキシャル)法を用いてもよい。これにより結晶性の良いGaN系半導体層を形成できる。また、各層の膜厚、キャリア濃度、Al混晶比は、次のとおりである。
バッファ層2:厚み0.5μm、キャリア濃度1.0×1017cm-3
n型GaNドリフト層4:厚み5.0μm、キャリア濃度5.0×1015cm−3
p型AlGaNバリア層6:厚み0.5μm、キャリア濃度5.0×1016cm−3、AlN混晶比0.09
n型GaN表層8:厚み0.3μm、キャリア濃度5.0×1017cm−3
次に、図6(b)に示すように、n型GaN表層8上に、通常の露光技術を用いて、所定領域にレジストマスクM1を形成する。ここで形成するレジストマスクM1は、平面形状が六角形、断面形状が台形(メサ型)である。
その後、図7(a)に示すように、誘導結合プラズマ(Inductivity Coupled Plasma)を用いて生成した高密度プラズマを用いたRIE(Reactive Ion Etching:反応性イオンエッチング)により、n型GaN表層8、p型GaNバリア層6、およびn型GaNドリフト層4の一部をエッチングし、開口部28を形成する。これにより、n型GaN表層8、p型GaNバリア層6、およびn型GaNドリフト層4の端面は、開口部28に露出して開口部の側面を構成する。この時点で、開口部28の側面には、深さ数nm(1nm〜20nm程度)にわたって、エッチングダメージが発生している。なお、開口部28の側面は、基板表面に対し約10°〜90°の傾斜面となっている。この傾斜面の基板表面に対する角度は、RIE法で用いる塩素ガスのガス圧および他のガスとの流量比により制御可能である。RIEが終了すると、有機洗浄を行い、アッシング等により、レジストマスクM1を除去する。
続いて、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)水溶液をエッチング液として、開口部境界面の異方性ウエットエッチングを行う(80℃、数分〜数時間)。異方性ウエットエッチングによって、高密度プラズマを用いたRIEによって開口部境界面に生じたエッチングダメージを除去する。同時に、n型GaN表層8、p型GaNバリア層6の端面の一部にそれぞれのm面を露出させる。
エッチングダメージの深さは、RIEの処理条件によって異なる。また、開口部境界面に対するm面の割合は製造する縦型FET10の仕様によって異なる。したがって、これらの条件を考慮して、異方性エッチングは、エッチングダメージを除去でき、かつ、所定の特定が得られるようなエッチングの条件で行えばよい。なお、異方性ウエットエッチングを行うためのエッチング液は、TMAH水溶液に限られない。エッチング液として、基板の材質に応じて適切なものを用いればよい。
図7(b)の状態での平面図は、図2の状態から、再成長層27およびゲート電極Gを除いたものに、概略、類似したものとなる。開口部28は、平面形状が六角形となる。開口部28の側面は、n型GaN表層8およびp型GaNバリア層6の端面により構成される。また、開口部28の底面は、n型GaNドリフト層4によって構成される。
次に、図8に示すように、再成長層27を構成する、GaN電子走行層22およびAlGaN電子供給層26を、開口部28の側面に沿って形成する。GaN電子走行層22とAlGaN電子供給層26との間にAlN中間層を挿入してもよい。再成長層27の成長では、まず、MOCVDを用いて、不純物を添加しないGaN電子走行層22を形成する。MOCVDにおける成長温度は、1020℃とする。AlN中間層を挿入する場合は、その後、成長温度を1080℃として、AlN中間層およびAlGaN電子供給層26を形成する。これによって開口部28の表面に沿って電子走行層22、AlN中間層、電子供給層26からなる再成長層27を形成する。なお、一例を挙げると、形成するGaN電子走行層22、AlN中間層、およびAlGaN電子供給層26の厚さは、それぞれ 100nm、1nm、24nmであり、AlGaN電子供給層26のAl組成比は、25%である。その後、キャップ層Kをそれぞれの膜に適した方法により成膜する。例えば、i−GaNの場合、再成長層27上に連続してMOCVD法によりエピタキシャル成長する。上述の効果が得られれば、キャップ層Kの成膜方法はスパッタ法、CVD法、その他の方法で構わない。
再成長は、開口部28の側面での成長速度の低下を避けるため、GaN系半導体層20の成長温度より低い温度で、かつ高いV/III比で形成することが好ましい。さらに、電子走行層22の形成から中間層および電子供給層26を形成するために成長温度を昇温する際、結晶表面へのダメージを低減するため短時間で昇温することが好ましい。例えば、20分以下の時間で昇温することが好ましい。なお、MOCVD法でなくMBE法を用いてもよい。
次いで、図1に示すように、ソース電極S、ゲート電極G、ドレイン電極Dを形成する。ソース電極Sの形成にあたっては、まず、通常の露光技術を用い、所定領域に開口部を有するフォトレジストを形成する。次に、蒸着法およびリフトオフ法を用い、n型GaN表層8の平坦面上にTi/Al膜を形成する。その後、窒素雰囲気中において800℃の温度で30秒の熱処理を行う。これにより、Ti/Al膜とn型GaN表層8との界面に合金層を形成する。この結果、オーミックコンタクト抵抗が0.4Ωmm程度の良好なオーミックコンタクトを有するソース電極Sを形成することができる。
ソース電極Sとしては、Ti/Al以外にも再成長層27とオーミックコンタクトする金属であればよい。また、ソース電極SとしてTi/Alを蒸着する前に、塩素系ガスを用いたRIE法によるエッチングで、キャップ層K、AlGaN電子供給層26およびAlN中間層を除去することが好ましい。この場合、中間層による電子のバリアがなく、オーミックコンタクトにおける抵抗を0.2Ωmmに低減することができる。
ゲート電極Gの形成にあたっては、まず、通常の露光技術を用い、所定の開口部を有するフォトレジストを形成する。次に、蒸着法およびリフトオフ法を用い、開口部28に形成したAlGaN電子供給層26に沿ってNi/Au膜を形成する。
なお、ゲート電極Gとしては、Ni/Au以外にも例えばPt/Au、Pd/AuおよびMo/Au等のGaN系半導体とショットキ接合を形成する金属であってもよい。また、ゲート電極Gを形成する前に、例えばシリコン膜の絶縁膜(図示せず)をスパッタ法を用いて、開口部28内のAlGaN電子供給層26に沿って10nm形成するようにしてもよい。これにより、MISHFET構造を有する縦型FETとすることもできる。絶縁膜としては、酸化シリコン膜以外にも、窒化シリコン膜、酸化アルミニウム膜を使用してもよい。
その後、ゲート電極Gおよびソース電極Sに接続する配線層(図示せず)を形成し、トランジスタ表面を保護する絶縁膜層(図示せず)を形成する。絶縁膜層としては、例えば、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜または窒化酸化シリコン膜をトランジスタ表面全体を覆うように形成する。また、ボンディングパッド部(図示せず)の絶縁膜層をRIE法を用いて除去する。以上によりウェーハ表面の製造工程が完了する。
ドレイン電極Dの形成にあたっては、まず、ウェーハ表面をフォトレジストで保護する。支持基体上にオーミック接触するGaN層を有する基板1の裏面に、蒸着法を用い、Ti/Al膜を形成する。ウェーハ表面のフォトレジストを、850℃の温度で30秒間熱処理し、酸素アッシングにより除去する。これにより、支持基体上にオーミック接触するGaN層を有する基板1とドレイン電極Dの金属が合金を形成し、基板1とドレイン電極Dがオーミックコンタクトする。以上により図1に示す縦型FET10が完成する。
なお、ドレイン電極DをGaN基板1の裏面に形成しているが、n型GaNドリフト層4においてソース電極Sと相対する面にドレイン電極Dを形成するようにしてもよい。例えば、n型GaNドリフト層4とGaN基板1との間にn型のGaNコンタクト層を設け、表面側からコンタクト層に接続されるドレイン電極を形成することもできる。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2におけるGaN系縦型FET10の断面図である。本実施の形態における縦型FET10の構成は、再成長層27上に位置するキャップ層Kのみが、実施の形態1におけるキャップ層Kと相違し、他は同じである。本実施の形態では、キャップ層Kにp型層を用いた点に特徴を有する。実施の形態1では、キャップ層Kにi−GaNを用いてピエゾ電界によってチャネルの最低エネルギーを上昇させフェルミレベルEfよりΔΨsだけ高くすることでノーマリオフを実現した。本実施の形態では、キャップ層Kは、p型層であればエピタキシャル成長膜でなくてもよい。p型層Kは、やはり電界を、再成長層27のAlGaN電子供給層26とGaN電子走行層22との界面のチャネルに及ぼし、チャネルの最低エネルギーを上昇させる。p型層のp型不純物濃度を十分高くすることで、チャネルの最低エネルギーをフェルミレベルEfよりΔΨsより大きく上昇させることができ、この結果、チャネルの2DEG濃度nを1×1010cm−2未満にすることができる。これによって、ノーマリオフを実現することができる。
図10は、キャップ層Kにp型GaNを用いた場合のエネルギーバンドを示す図である。キャップ層Kを形成するp型GaNは、p型層でもあり、また自発分極してピエゾ電界をも発生する。単純には、p型層のアクセプタ濃度に起因する電界と、ピエゾ電界との和の電界によって、チャネルの最低エネルギーは上昇する。両方の電界の和によって、大きく上昇する。
図11は、キャップ層Kをp型層で構成してp型キャリアによる電界のみを考慮してシミュレーションしたときのドレイン電流I−ゲート電圧(ソースゲート間電圧)V特性を示す図である。p型キャリア濃度の増大とともにしきい値電圧Vthは正側に移動することが分かる。たとえばp型キャリア濃度1×1018cm−3では基準FETに比べて、しきい値電圧が2V程度上昇して、ノーマリオフの実現に寄与していることが分かる。
(実施の形態3)
図12は、本発明の実施の形態3におけるGaN系縦型FET10の断面図である。本実施の形態では、キャップ層K(K)と、その上のゲート電極Gとの間に絶縁膜25を挿入した点に特徴を有する。キャップ層は、実施の形態1におけるピエゾ電界発生層Kでも、実施の形態2におけるp型層Kでもよい。その他の部分は、実施の形態1および2におけるFETと同様の構成である。
図12に示すように、絶縁膜25をゲート電極Gとキャップ層K(K)との間に挿入することで、ゲートに大きな正電位を印加してもゲートリークが抑制され、大きなドレイン電流が得られる。さらに、キャップ/絶縁膜界面に固定電荷や界面準位が存在しなければ、キャップ層の下向きの電界が連続的に絶縁膜中にかかるため、絶縁膜25の厚さ分だけしきい値電圧を正方向にシフトすることができる。
上記開示された本発明の実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明によれば、開口部側面にチャネルを含む再成長層を設け、ゲート電極をチャネル上に配置して縦型FETを構成したことを利用して、上記の再成長層上にチャネルの最低エネルギーをフェルミレベルを超えるようにすることでノーマリオフを容易に得ることができる。このため、待機時間中、電力消費ゼロとして、オン時には大電流を低消費電力で制御することができる。
1 GaN基板、2 n型AlGaNバッファ層、4 n型GaNドリフト層、6 p型GaNバリア層、8 n型GaN表層、10 縦型GaNFET、15 GaN系半導体層、22 GaN電子走行層、26 AlGaN電子供給層、27 再成長層、28 開口部、S ソース電極、G ゲート電極、D ドレイン電極、K キャップ層(ピエゾ電界発生層)、K キャップ層(p型層)、M1 レジストパターン。

Claims (6)

  1. 開口部が設けられたGaN系積層体と、
    前記GaN系積層体の前記開口部の表面にエピタキシャル成長した、チャネルを含む再成長層と、
    前記再成長層を被覆するように位置するキャップ層と、
    前記開口部の形状が引き継がれた凹部の、前記キャップ層上に位置するゲート電極と、
    前記GaN系積層体上に位置するソース電極と、
    前記ソース電極から前記GaN系積層体の厚み方向に隔たって、前記チャネルを挟むように、位置するドレイン電極とを備え、
    前記再成長層は電子走行層および電子供給層を含み、前記チャネルが前記電子走行層の前記電子供給層との界面に形成される二次元電子ガスであり、
    前記キャップ層が、前記再成長層のチャネル層の最低エネルギーを上げるものであることを特徴とする、半導体装置。
  2. 前記キャップ層は、ピエゾ効果によって前記再成長層に電界を加える層、または、p型層、であることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記GaN系積層体は、GaNの{ 0 0 0 1}面上に形成され、前記GaN系積層体の前記開口部に出る端面が、{ 1-1 0 n}(nは任意の定数(0及び無限大を含む))面を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記キャップ層上であって、前記ゲート電極の下に、絶縁層を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記GaN系半導体層にはp型半導体層が含まれ、前記開口部にそのp型半導体層の端面が出て、前記再成長層に該端面が被覆されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. GaNの所定結晶面上にGaN系積層体を形成する工程と、
    前記GaN系積層体に、エッチングにより、開口部を形成する工程と、
    前記開口部の表面に、チャネルを含む再成長層をエピタキシャル成長させる工程と、
    前記再成長層を被覆するようにキャップ層を形成する工程と、
    前記開口部の形状が引き継がれた凹部の、前記キャップ層上にゲート電極を形成する工程と、
    前記再成長層の形成工程では、電子走行層および電子供給層をエピタキシャル成長させ、
    前記キャップ層の形成工程では、前記再成長層のチャネルの最低エネルギーを上げるために、前記再成長層上にピエゾ効果を発現する半導体層をエピタキシャル成長させるか、または、p型層を形成する、ことを特徴とする、半導体装置の製造方法。
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