[go: up one dir, main page]

JP2011076720A - 非水電解質二次電池用正極およびその製造方法 - Google Patents

非水電解質二次電池用正極およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011076720A
JP2011076720A JP2009223623A JP2009223623A JP2011076720A JP 2011076720 A JP2011076720 A JP 2011076720A JP 2009223623 A JP2009223623 A JP 2009223623A JP 2009223623 A JP2009223623 A JP 2009223623A JP 2011076720 A JP2011076720 A JP 2011076720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
active material
current collector
material layer
electrolyte secondary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009223623A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Osada
かおる 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009223623A priority Critical patent/JP2011076720A/ja
Priority to US12/891,270 priority patent/US20110076563A1/en
Priority to KR1020100093192A priority patent/KR101171555B1/ko
Publication of JP2011076720A publication Critical patent/JP2011076720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/64Carriers or collectors
    • H01M4/66Selection of materials
    • H01M4/661Metal or alloys, e.g. alloy coatings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/058Construction or manufacture
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/04Processes of manufacture in general
    • H01M4/0402Methods of deposition of the material
    • H01M4/0421Methods of deposition of the material involving vapour deposition
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/13Electrodes for accumulators with non-aqueous electrolyte, e.g. for lithium-accumulators; Processes of manufacture thereof
    • H01M4/139Processes of manufacture
    • H01M4/1391Processes of manufacture of electrodes based on mixed oxides or hydroxides, or on mixtures of oxides or hydroxides, e.g. LiCoOx
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/48Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
    • H01M4/50Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of manganese
    • H01M4/505Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of manganese of mixed oxides or hydroxides containing manganese for inserting or intercalating light metals, e.g. LiMn2O4 or LiMn2OxFy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/48Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
    • H01M4/52Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of nickel, cobalt or iron
    • H01M4/525Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of nickel, cobalt or iron of mixed oxides or hydroxides containing iron, cobalt or nickel for inserting or intercalating light metals, e.g. LiNiO2, LiCoO2 or LiCoOxFy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)

Abstract

【課題】集電体と活物質層との優れた接合強度および高い電池容量を両立した非水電解質二次電池を実現可能な非水電解質二次電池用正極を提供することを目的とする。
【解決手段】Alを含む集電体と、集電体に付着した正極活物質層とを含み、正極活物質層は、Liおよび遷移金属元素Meを含む複合酸化物を含み、正極活物質層は、少なくとも集電体側において、集電体からのAlが拡散している領域を含む、非水電解質二次電池用正極。
【選択図】図2

Description

本発明は、非水電解質二次電池用正極に関し、特に正極活物質層の改良に関する。
近年、パソコン、携帯電話などの電子機器のモバイル化が急速に進んでいる。これらの電子機器の電源として、小型で軽量かつ高容量な二次電池が必要とされている。このような理由から、高エネルギー密度化が可能な非水電解質二次電池の開発が広くなされている。
非水電解質二次電池の更なる高エネルギー密度化を実現するために、高容量な活物質の開発が進められている。また、電極の活物質密度(充填率)を向上させる様々な取り組みが行われている。例えば、導電材や結着剤を用いずに集電体表面に活物質を堆積させ、緻密な活物質層を形成することが提案されている。
特許文献1は、厚み方向に組成の傾斜構造を有する非結晶シリコン(Si)薄膜からなる活物質薄膜を提案している。特許文献1では、傾斜構造の一例として、活物質薄膜中に拡散した集電体成分(Cu、Feなど)の含有量を変化させた負極が示されている。これにより、集電体に対する活物質薄膜の接合強度を高めることができると考えられている。
特許文献2は、正極と接する部分と、負極と接する部分とで、固体電解質の組成が異なる二次電池を提案している。これにより、低温でも優れたレート特性を有する固体電解質電池が得られると考えられている。
特許文献3は、活物質層の表面にスリット状または格子状の溝が形成されているリチウム二次電池用電極を提案している。これにより、活物質と電解液との接触面積を増大させることができ、レート特性が向上すると考えられている。
国際公開第01/029913号 特開2008−152925号公報 特開2008−277242号公報
特許文献1に記載されているような負極は、充放電に伴う膨張、収縮が大きい。そのため、上記のように集電体の元素(Cu、Feなど)を活物質層に拡散させて、集電体と活物質層との接合強度を高めるとともに、集電体付近の活物質層を膨張、収縮しにくい組成とすることが有効である。しかし、集電体中の元素を活物質層に十分に拡散させるためには、集電体が、CuのようにSiと合金を形成する元素を含むことが必要である。
特許文献2では、結着剤を含有しない電極と固体電解質との接合部分で元素濃度に傾斜をもたせることで、レート特性が向上するとされている。しかし、充放電を繰り返すことによって、活物質層と集電体との接合強度が低下し、活物質が集電体から剥れやすい。
特許文献3のように活物質層にスリットを形成する場合、レート特性は向上する。しかし、充放電を繰り返すことによる活物質層と集電体との接合強度の低下は避けられない。
一方、導電材や結着剤を用いずに集電体表面に活物質を堆積させる方法としては、熱プラズマ法が有効である。熱プラズマは非常に高温であるため、蒸着やスパッタリングに比べて速い成膜速度で集電体表面に活物質を堆積させることができる。これにより、優れた成膜レートで、高い電池容量を実現することができる。
しかし、耐熱性が比較的低いAlを含む集電体を用いて正極を作製する場合、高温の熱プラズマを利用することは困難と考えられる。さらに、正極活物質として、遷移金属元素を含む複合酸化物を用いる場合、活物質が結晶化しにくく、十分な容量が得られないという問題がある。結晶化を進めるために正極を高温で加熱すると、集電体が劣化して活物質層と集電体との接合強度が大きく低下することが懸念される。
そこで、本発明は、Alを含む集電体と活物質層との優れた接合強度および高い電池容量を両立した非水電解質二次電池を実現可能な非水電解質二次電池用正極を提供することを目的とする。
本発明の一局面は、Alを含む集電体と、集電体に付着した正極活物質層とを含み、正極活物質層は、Liおよび遷移金属元素Meを含む複合酸化物を含み、正極活物質層は、少なくとも集電体側において、集電体からのAlが拡散している領域を含む、非水電解質二次電池用正極に関する。
また、本発明の他の一局面は、所定の雰囲気中で熱プラズマを発生させる工程aと、熱プラズマ中に活物質の原料を供給する工程bと、熱プラズマ中で、原料から活物質粒子を生成させる工程cと、熱プラズマ中で生成した活物質粒子を、雰囲気中で集電体の表面に堆積させて活物質層を得る工程dと、を含み、原料が、Liおよび遷移金属元素Meを含み、集電体が、Alを含み、工程dにおいて、集電体の温度を450℃以上、600℃未満に制御する、非水電解質二次電池用正極の製造方法に関する。
本発明によれば、集電体と活物質層との優れた接合強度および高い電池容量を両立した非水電解質二次電池を実現可能な非水電解質二次電池用正極を提供することができる。また、正極活物質層の少なくとも集電体側においてAlが拡散していることで、正極活物質の結晶構造が安定化するとともに、Liイオンの拡散係数が向上する。そのため、非水電解質二次電池のレート特性が向上する。活物質層に拡散したAlが金属状態である場合にも、導電性が向上するため、レート特性が良好となる。
成膜装置の一例を概略的に示す縦断面図である。 コイン型の非水電解質二次電池を概略的に示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る非水電解質二次電池用正極の断面を示す電子顕微鏡写真である。
本発明の非水電解質二次電池用正極では、正極活物質層の少なくとも集電体側において、Alを拡散させている。このとき、集電体と正極活物質層との界面の近傍では、Alが正極活物質層内に拡散して、活物質とAlとの複合層が形成される。すなわち集電体と活物質層との間に強固な拡散結合が形成されるため、集電体と正極活物質層との接合強度が向上する。
正極活物質層は、Liおよび遷移金属元素Meを含む複合酸化物を含む。集電体からのAlは、複合酸化物の結晶構造に組み込まれていてもよく、金属状態で活物質粒子の表面に付着していてもよい。なお、複合酸化物は、その結晶構造を構成する元素(以下、格子元素ともいう)として、Alを含む場合と含まない場合とがある。
Alが拡散している領域は、正極活物質層と集電体との接触面から、深さ1μm以下の拡散領域(以下、単に拡散領域ともいう)であることが好ましい。これにより、集電体が劣化したり、電池容量が低下したりすることがなくなる。Alが拡散している領域が深さ1μmを超えて存在すると、集電体が劣化して、正極活物質層が集電体から剥がれやすくなる場合がある。また、正極の容量が低下する場合がある。よって、Alが拡散している領域は、正極活物質層と集電体との接触面から、深さ1μmを超える地点には達しないことが望ましい。
拡散領域は、正極活物質層と集電体との接触面から、深さ100nm以上の地点に達していることが好ましい。拡散領域が深さ100nm未満にしか存在しない場合、集電体と正極活物質層との接合強度の向上が不十分になる場合がある。
以上より、正極活物質層の集電体側におけるAlの量は、正極活物質層の表面側におけるAlの量よりも大きくなる。ここで、正極活物質層の集電体側とは、正極活物質層の集電体との接触面から、正極活物質層の厚さの50%未満の領域をいい、正極活物質層の表面側とは、正極活物質層の表面から、正極活物質層の厚さの50%以下の領域をいう。
本発明では、熱プラズマを利用して、正極活物質層にAlを拡散させている。よって、正極活物質層の一態様は、樹脂などの結着剤を含まない。すなわち、正極活物質層の一態様は、複合酸化物の堆積膜である。
熱プラズマ法においては、高温による集電体の劣化が起こりやすいと考えられる。そのため、通常は、Alを含む集電体よりも、ステンレス鋼のような比較的耐熱性が高い集電体を用いることが好ましいと考えられる。しかし、Alを含む集電体を用いる場合でも、集電体の温度を所定範囲に制御し、集電体からAlを積極的に正極活物質層に拡散させることで、熱プラズマ法においても集電体と正極活物質層との接合強度がむしろ向上する。また、こうして得られた活物質層は、高い結晶性を有する。
さらに、正極活物質層の少なくとも集電体側においてAlが拡散していることで、非水電解質二次電池のレート特性が向上する。これは、正極活物質層にAlが拡散することで、正極活物質の結晶構造が安定化するとともに、Liイオンの拡散係数が向上するためであると考えられる。
正極活物質層の厚さ方向において、Alの量は段階的または連続的に変化していることが好ましい。すなわち、Al量は、正極活物質層と集電体との接触面から徐々に減少していることが好ましい。これにより、Al濃度に傾斜が形成され、活物質層と集電体との界面における応力が分散しやすくなり、接合強度が高められる。Alの量は、平均的に正極活物質層の集電体側から表面側に向かって小さくなっていればよく、正極活物質層の内部で局所的にAlの量が大きくなっている領域が含まれていてもよい。
複合酸化物が格子元素としてAlを含まない場合、拡散領域の少なくとも一部において、AlとMeとの原子比:Al/Meが、0.01以上、0.5以下であることが好ましく、0.01以上、0.4以下であることがより好ましい。これにより、集電体が劣化したり、電池容量が低下したりすることなくなる。
正極活物質層の厚さ方向におけるAl量、Al量の変化およびAl/Me比は、例えばエネルギー分散型X線分析(EDAX)、ESCA(XPS、オージェ電子分光法)、EPMA、ICP等により求めることができる。なお、これらの方法では、微小領域における元素の定量分析が可能である。よって、集電体の表面粗さにかかわらず、正極活物質層と集電体との接触面を特定することができる。上記のいずれかの方法により、正極活物質層と集電体との接触面から深さ1μmの領域において、Alの拡散が確認できる場合であれば、本発明の効果を得ることができる。また、当該領域においてAl/Meが、0.01以上であれば、より確実に本発明の効果を得ることができる。
正極活物質層は、Liおよび遷移金属元素Meを含む複合酸化物(以下、単に複合酸化物ともいう)を正極活物質として含む。複合酸化物は、層状もしくは六方晶の結晶構造またはスピネル構造を有することが好ましい。遷移金属元素Meとしては、例えばCo、Ni、Mn、Fe等が挙げられる。具体的には、LiCoO2、LiNi1/2Mn1/22、LiNi1/2Co1/22、LiNiO2、LiNi1/3Mn1/3Co1/32、LiNi1/2Fe1/22、LiMn24、LiFePO4、LiCoPO4、LiMnPO4、Li4/3Ti5/34等が挙げられる。
複合酸化物は、Alを含んでいてもよい。Alを含む複合酸化物としては、LixMeyAl1-y1+a(MeはCo、Ni、Mn、Feよりなる群から選ばれる少なくとも1種であり、0.9≦x≦1.5、0.01≦y≦0.3、0≦a≦0.2)等が挙げられる。正極活物質は1種のみを単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
なかでも、複合酸化物が遷移金属元素MeとしてCoを含む場合、正極活物質層にAlを拡散させることで、Liイオンの拡散係数が更に向上する。そのため、正極活物質層の充填率を高くしても、レート特性を維持することができる。Coを含む複合酸化物は、例えば一般式LixMeyCo1-y1+a(MeはNi、Mn、Feよりなる群から選ばれる少なくとも1種であり、0.9≦x≦1.5、0<y≦1.0、0≦a≦1.0)で表される。
また、複合酸化物が遷移金属元素MeとしてNiを含む場合、正極活物質層にAlを拡散させることで、正極活物質の結晶構造が更に安定化する。Niを含む複合酸化物は、例えば一般式LixMeyNi1-y1+a(MeはCo、Mn、Feよりなる群から選ばれる少なくとも1種であり0.9≦x≦1.5、0<y≦1.0、0≦a≦1.0)で表される。
正極活物質層の空隙率は、例えば3〜15%であることが好ましい。本発明によれば、正極活物質層にAlが拡散しているため、空隙率が比較的小さくても、優れたレート特性を維持することができる。
集電体はAlを含む。Alを含む集電体に所定の方法で正極活物質層を形成することで、十分量のAlが正極活物質層に拡散し、集電体と正極活物質層との接合強度が向上する。また、活物質の結晶性も高められ、優れた容量が得られる。集電体は、Alの単体であってもよく、Alと他の元素とを含む合金であってもよい。具体的には、例えばAl−Co合金、Al−Ni合金等が挙げられる。
集電体は、正極活物質層にAlを拡散させやすくする観点から、表面粗さRaが0.01〜1μmであることが好ましく、0.01〜0.5μmであることが更に好ましい。また、集電体に対して、めっき、凹凸加工、エッチング等の表面処理を行ってもよい。
次に、非水電解質二次電池用正極の好ましい製造方法について説明する。
本発明の製造方法は、所定の雰囲気中で熱プラズマを発生させる工程aと、熱プラズマ中に活物質の原料を供給する工程bと、熱プラズマ中で、原料から活物質粒子を生成させる工程cと、熱プラズマ中で生成した活物質粒子を、雰囲気中で集電体の表面に堆積させて活物質層を得る工程dと、を含む。
所定の雰囲気の圧力は、102〜106Paであることが好ましい。
熱プラズマ中で生成する粒子は、集電体付近で冷却され、粒子の一部が結合して、ナノサイズのクラスタが形成されると考えられる。熱プラズマ中で生成する粒子はエネルギーが大きい状態で集電体に堆積されるため、集電体に含まれるAlが正極活物質層に拡散し易くなる。よって、正極活物質層の少なくとも集電体側においてAlが拡散している非水電解質二次電池用正極を、複雑な工程を経ることなく製造することができ、製造コストを低減することができる。
蒸着法等の従来の製造方法で活物質を堆積させて活物質層を形成する場合、活物質粒子のエネルギーが小さいため、集電体に含まれるAlが正極活物質層に拡散しにくい。
熱プラズマとは、電子、イオンおよび中性粒子の熱エネルギーが高い状態のプラズマをいう。熱プラズマに含まれる電子、イオンおよび中性粒子は、いずれも温度が高く、ほぼ同じ温度である。電子、イオンおよび中性粒子の温度は、最も高温な部分において、例えば10000〜20000Kである。
熱プラズマを発生させる方法は、特に限定されないが、直流アーク放電を利用する方法、高周波電磁場を利用する方法、マイクロ波を利用する方法などがある。なかでも、高周波電磁場を利用する方法が好ましい。熱プラズマは、大気圧に近い圧力(例えば、104〜106Pa)の雰囲気中で発生させることが好ましい。
一方、低温プラズマは、低圧中(例えば、101Pa以下)で発生する。低温プラズマ中では、電子の温度だけが高くなっており、イオンおよび中性粒子の温度は低い。低温プラズマは、例えばスパッタリング法等に用いられる。
高周波電磁場を利用する成膜装置の一例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、成膜装置を概略的に示す縦断面図である。成膜装置は、成膜のための空間を与えるチャンバー1と、熱プラズマ発生源とを備える。熱プラズマ発生源は、熱プラズマを発生させる空間を与えるトーチ10と、トーチ10を囲む誘導コイル2とを備える。誘導コイル2には、電源9が接続されている。
チャンバー1は、必要に応じて、排気ポンプ5を備えてもよく、無くてもよい。排気ポンプ5でチャンバー1内に残存する空気を除去してから、熱プラズマを発生させることで、活物質のコンタミネーションを抑制することができる。排気ポンプ5を用いることで、プラズマのガス流の形状を制御しやすくなる。さらに、チャンバー1内の圧力等、成膜条件の制御が容易となる。チャンバー1は、粉塵を採取するためのフィルタ(図示せず)等を備えてもよい。
トーチ10の鉛直下方には、ステージ3が設置されている。ステージ3の材質は特に限定されないが、耐熱性に優れたものであることが好ましく、例えばステンレス鋼等が挙げられる。ステージ3には、Alを含む集電体4が配置される。ステージ3は、集電体の温度を制御するヒーターおよび冷却部(図示せず)を具備する。
トーチ10の一方の端部は、チャンバー1側に解放されている。高周波電圧を用いる場合、トーチ10は、優れた耐熱性および絶縁性を有する材質からなることが好ましく、例えばセラミックス(石英や窒化珪素)等からなることが好ましい。トーチ10の内径は特に限定されない。トーチの内径を大きくすることで、反応場をより広くすることができる。よって、効率よく活物質層を形成することができる。
トーチ10の他端には、ガス供給口11と、原料供給口12とが配置されている。ガス供給口11は、ガス供給源6a、6bと、バルブ7a、7bを介して接続されている。原料供給口12は、原料供給源8と接続されている。ガス供給口11からトーチ10へガスを供給することで、熱プラズマを効率よく発生させることができる。
熱プラズマを安定化させ、熱プラズマ中のガス流を制御する観点から、ガス供給口11は複数設けられていてもよい。ガス供給口11を複数設ける場合、ガスを導入する方向は特に限定されず、トーチ10の軸方向や、トーチ10の軸方向と垂直な方向等であってもよい。トーチ10の軸方向からのガス導入量と、トーチ10の軸方向と垂直な方向からのガス導入量との比は、100:0〜10:90であることが好ましい。トーチ10の軸方向からのガス導入量が多いほど、熱プラズマ中のガス流は細くなり、ガス流の中心部分が高温となるため、原料を気化、分解し易くなる。熱プラズマを安定化させる観点から、マスフローコントローラ(図示せず)等を用いてガス導入量を制御することが好ましい。
電源9から誘導コイル2に電圧を印加すると、トーチ10内で熱プラズマが発生する。印加する電圧は、高周波電圧であってもよく、直流電圧であってもよい。もしくは、高周波電圧と直流電圧とを併用してもよい。高周波電圧を用いる場合、その周波数は、1000Hz以上であることが好ましい。誘導コイル2の材質は、特に限定されないが、銅等の抵抗の低い金属を用いればよい。
熱プラズマを発生させる際、誘導コイル2およびトーチ10は高温となる。よって、誘導コイル2およびトーチ10の周囲には、冷却部(図示せず)を設けることが好ましい。冷却部としては、例えば水冷冷却装置等を用いればよい。
工程a〜dについて説明する。
(1)工程aについて
工程aでは、熱プラズマを発生させる。熱プラズマは、アルゴン、ヘリウム、酸素、水素および窒素からなる群より選ばれる少なくとも1種のガスを含む雰囲気中で発生させることが好ましい。熱プラズマを安定かつ効率よく発生させる観点から、水素等の二原子分子を含む雰囲気中で熱プラズマを発生させることがより好ましい。酸素、水素、窒素、有機系ガスなどの反応性ガスと、希ガスなどの不活性ガスと、を併用する場合には、原料と反応性ガスとの反応を利用して活物質を生成させてもよい。
高周波電磁場を利用する場合、熱プラズマは、RF電源によりコイルに高周波を印加することにより発生させる。このとき、電源の周波数は、例えば1000Hz以上であることが好ましく、例えば13.56MHzである。高周波誘導加熱を利用する場合、電極が不要であることから、電極による活物質のコンタミネーションが起こらない。そのため、優れた充放電特性を有する正極を得ることができる。
図1のような成膜装置を用いる場合、ガス供給口から噴出させるガスの噴射速度は、直流アーク放電でプラズマを発生させる場合(数1000m/s)よりも遅く、数10〜100m/s程度、例えば900m/s以下とすることができる。これにより、原料が熱プラズマ中に滞留する時間を比較的長くすることができ、熱プラズマ中で原料を十分に溶解、気化もしくは分解させることができる。そのため、活物質の合成および集電体への成膜を効率よく行うことができる。
なお、熱プラズマを発生させる前に、ヒーター等を用いて集電体の温度を300〜400℃にしておくことが好ましい。これにより、Alが正極活物質層の集電体側に拡散しやすくなり、集電体と正極活物質層との接合強度が向上する。また、活物質の結晶性も高められ、優れた容量が得られる。
(2)工程bおよびcについて
工程bでは、熱プラズマ中に活物質層の原料を供給する。これにより、熱プラズマ中で活物質の前駆体となる粒子が生成される(工程c)。原料を複数種用いる場合、それぞれの原料を別々に熱プラズマ中へ供給してもよいが、原料を十分に混合してから熱プラズマへ供給することが好ましい。
熱プラズマ中に供給する原料は、液体状態であっても、粉末状態であってもよい。ただし、原料を粉末状態で熱プラズマ中に供給する方が簡便であり、製造コスト上も有利である。粉末状態の原料は、また、液体状態の原料(例えば、アルコキシド等)よりも比較的安価である。
原料を液体状態で熱プラズマ中に供給すると、溶媒や炭素等の不純物の除去が必要になる場合がある。一方、原料を粉末状態で熱プラズマ中に供給する場合、上記のような不純物がほとんど含まれないため、優れた電気化学特性を有する正極を得ることができる。
原料を粉末状態で熱プラズマ中に供給する場合、原料のD50(体積基準のメディアン径)は、20μm未満であることが好ましい。原料のメディアン径が20μmを超えると、熱プラズマ中で原料が十分に気化もしくは分解せず、活物質が生成しにくい場合がある。
原料の熱プラズマ中への供給速度は、装置の容積、プラズマの温度等によって異なるが、例えば、誘導コイルに印加する高周波電圧の出力1キロワットあたり0.0002〜0.05g/minであることが好ましい。
原料の熱プラズマ中への供給速度が、誘導コイルに印加する高周波電圧の出力1キロワットあたり0.05g/minを超えると、正極活物質層の少なくとも集電体側において、Alが十分に拡散せず、集電体との接合強度が低くなる場合がある。
原料の熱プラズマ中への供給速度が、誘導コイルに印加する高周波電圧の出力1キロワットあたり0.001g/minより小さい場合、原料の溶解熱として失われる熱プラズマのエネルギーは僅かである。よって、熱プラズマは、高いエネルギーを保ったまま、原料を溶解、気化、分解することができる。分解された原料は、高エネルギーの熱プラズマを照射されながら、集電体の表面付近に達し、そこで活物質が合成され、集電体の表面に堆積する。このとき、集電体の表面に堆積する粒子は高いエネルギーを有するため、Alが正極活物質層に拡散し易い。
活物質の原料には、様々な材料を用いることができる。例えば、(i)リチウム化合物と遷移金属元素Meを含む化合物とを含む原料、(ii)Liおよび遷移金属元素Meを含む複合酸化物を含む原料などが用いられる。
リチウム化合物としては、例えば酸化リチウム、水酸化リチウム、炭酸リチウムおよび硝酸リチウムが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
遷移金属元素Meを含む化合物としては、例えば、ニッケル化合物、コバルト化合物、マンガン化合物および鉄化合物が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。ニッケル化合物としては、例えば、酸化ニッケル、炭酸ニッケル、硝酸ニッケル、水酸化ニッケル、オキシ水酸化ニッケルなどが挙げられる。コバルト化合物としては、例えば、酸化コバルト、炭酸コバルト、硝酸コバルト、水酸化コバルトなどが挙げられる。マンガン化合物は、例えば、酸化マンガン、炭酸マンガンなどが挙げられる。鉄化合物としては、例えば、酸化鉄、炭酸鉄などが挙げられる。
例えば、複合酸化物を含む正極活物質層を形成する場合、リチウム化合物と、遷移金属を含む化合物とを、活物質の原料として、熱プラズマ中へ供給する。これらの化合物は、別々に熱プラズマ中へ供給してもよいが、十分に混合してから熱プラズマへ供給することが好ましい。
熱プラズマ中では、リチウムが蒸発しやすいため、原料におけるリチウム化合物の混合比は、目的とする活物質におけるリチウムの化学量論比よりも大きいことが好ましい。
以下、具体的な材料の組み合わせを例示する。
LiCoO2を含む活物質層を形成する場合、活物質の原料には、リチウム化合物と、コバルト化合物とを用いることが好ましい。
LiNixCo1-x2を含む活物質層を形成する場合、活物質層の原料には、リチウム化合物と、コバルト化合物と、ニッケル化合物とを用いることが好ましい。
LiNixMn1-x2を含む活物質層を形成する場合、活物質層の原料には、リチウム化合物と、マンガン化合物と、ニッケル化合物とを用いることが好ましい。
LiNixFe1-x2を含む活物質層を形成する場合、活物質層の原料には、リチウム化合物と、ニッケル化合物と、鉄化合物とを用いることが好ましい。
Liおよび遷移金属元素Meを含む複合酸化物(活物質自体)を、原料として用いることもできる。熱プラズマ中へ供給されたLiおよび遷移金属元素Meを含む複合酸化物は、溶解、気化、分解された後、再合成されて、集電体に堆積する。
(3)工程dについて
熱プラズマ中で生成した粒子は、集電体の表面の略法線方向から供給されて集電体に堆積し、正極活物質層を形成する。熱プラズマ中で生成した粒子は大きなエネルギーを有するため、集電体と正極活物質層との界面において、Alが正極活物質層に拡散する。これにより、活物質とAlとの複合層が形成される。
工程dにおいて、集電体付近における雰囲気の温度を調節することにより、活物質層の構造を制御することが可能である。工程dにおいて、集電体の温度を450℃以上、600℃未満に制御することで、正極活物質層の少なくとも集電体側において、十分量のAlを拡散させることができ、活物質の結晶性も十分に高められる。集電体の温度が450℃より小さいと、活物質の結晶性が不十分となり、良好な充放電特性が得られない。また、活物質層中にAlが十分に拡散せず、集電体と活物質層との接合強度の改善効果も得られない。一方、集電体の温度が600℃を超えると、集電体の劣化が大きくなり、集電体の導電性が確保できなくなる。
集電体付近における雰囲気の温度を制御する方法は特に限定されないが、例えば、トーチと集電体との距離、熱プラズマ中のガス流の形状、誘導コイルに印加する高周波電圧の出力、冷却装置により制御できる。集電体とトーチとの距離が小さくなるほど、集電体付近における雰囲気の温度は高くなる。トーチの軸方向のガス流量を大きくするほど、集電体付近における雰囲気の温度は高くなる。さらに、誘導コイルに印加する高周波電圧の出力を上げるほど、集電体付近における雰囲気の温度は高くなる。その他にも、上記のような、集電体を冷却する冷却部を用いて集電体の温度を制御してもよい。
以下、実施例および比較例を用いて、本発明を更に具体的に説明する。なお、これらの実施例および比較例は、本発明を限定するものではない。
《実施例1》
(1)正極の作製
成膜装置として、内容積6250cm3のチャンバーと、熱プラズマ発生源とを備える日本電子(株)製の高周波誘導熱プラズマ発生装置(TP−12010)を用いた。熱プラズマ発生源には、直径42mmの窒化珪素管からなるトーチと、トーチを囲む銅製の誘導コイルとを用いた。
チャンバー内のトーチの下端から345mmの位置にステージを配置した。ステージ上には、アルミニウム箔(Ra=0.08μm)からなる集電体(厚さ0.2mm)を配置した。その後、アルゴンガスを用いてチャンバー内の空気を置換した。
チャンバーにアルゴンガスを流量40L/minで導入し、酸素ガスを流量20L/minで導入した。チャンバー内の圧力は150Torrとした。集電体の温度は300℃とした。その後、誘導コイルに42kW、周波数3.5MHzの高周波電圧を印加し、熱プラズマを発生させた。
原料には、Li2CO3とCo34の活物質原料の混合粉を用いた。アルゴンガスを40L/min、酸素ガスを20L/minで一本の流路に導入し、これらの混合ガスを2方向からチャンバーに導入した。ここでは、トーチの軸方向と略垂直な方向からのガス導入量Dxと、トーチの軸方向からのガス導入量Dyとの比率(以下、Dx:Dyとする)を40:60とした。原料の熱プラズマ中への供給速度を0.06g/minとして、60分間堆積させて、集電体に正極活物質層を形成させた。正極活物質層の厚さは2μmとした。成膜時の集電体の温度は、510℃であった。
Al量の測定は、以下の方法で行った。
集束イオンビーム(FIB)を用いて正極に断面を形成し、CoとAlのEDAX測定およびオージェ光電子分光測定を行った。このとき、正極活物質層と集電体との接触面から深さ2μmまでの領域を測定した。図3に、正極の断面の電子顕微鏡写真を示す。写真中央部の数値は、オージェ光電子分光を行ったポイントを例示している。
その結果、深さ100nm以上の領域にAlの拡散が確認された。また、深さ200nmの地点ではAlとCoとの原子比:Al/Coは0.01であった。
一方、正極活物質層と集電体との接触面から厚さ1μmを超えると、Alの存在は確認できなかった。また、活物質層の表面から厚さ1μm程度までの領域から、活物質を掻き落としてICP分析を行ったところ、Alは検出されなかった。
活物質層のICP分析において、元素比は、Li:Co=1.2:1(モル比)であることが確認された。ICP分析では、まずLiとCoの絶対量を求め、絶対量からLiとCoの組成比を算出した。CoはすべてLiCoO2となっていると仮定した。
(2)非水電解質の調製
非水溶媒に対して、溶質であるLiPF6を1.25mol/Lの濃度で溶解させて、非水電解質を調製した。非水溶媒には、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)との体積比1:3の混合液を用いた。
(3)電池の作製
図2に示すようなコイン型非水電解質二次電池を作製した。
封口板38の内側に、厚さ0.3mmのリチウム箔を負極36として貼り付けた。その上に多孔質絶縁層35を配置した。多孔質絶縁層35の上に、正極活物質層側が多孔質絶縁層35と対面するように正極33を配置した。正極集電体の上には皿バネ37を配置した。非水電解質を封口板38が満たされるまで注液した後、ガスケット32を介してケース31を封口板38にはめ込み、試験用のコイン型電池を作製した。
《比較例1》
アルミニウム箔の代わりに金箔(Ra=0.1μm)を用いたこと以外、実施例1と同様にして、正極を作製した。得られた正極について、Auの拡散の有無を、上記と同様に測定した。その結果、少なくとも深さ100nmの地点ではAuの拡散を確認できなかった。
上記の正極を用いたこと以外、実施例1と同様にしてコイン型電池を作製した。
《比較例2》
成膜時の集電体の温度を440℃としたこと以外、実施例1と同様にして、正極を作製した。得られた正極について、Al量の測定を行った。その結果、少なくとも深さ100nmの地点ではAlの拡散を確認できなかった。
上記の正極を用いたこと以外、実施例1と同様にしてコイン型電池を作製した。
実施例1ならびに比較例1および2の電池の充放電を行った。Li/Li+を基準として3.05〜4.25Vの範囲で充放電を行い、0.2Cでの初期放電容量(1サイクル目の放電容量)および10サイクル目の放電容量を測定した。温度条件は20℃とした。結果を表1に示す。
比較例1に比べ、実施例1では、放電容量が向上していた。これは、集電体からAlが拡散することにより、正極活物質層と集電体との接合強度が高められ、正極活物質層の集電体からの脱落が抑制されたためと考えられる。一方、比較例2では、ある程度の容量が得られたものの、十分な放電容量は得られなかった。これは、活物質の結晶性が不十分であるためと考えられる。
実施例1および比較例2の正極について、XRD測定を行ったところ、いずれの正極も、正極活物質として空間群R−3mに属する結晶構造を有するLiCoO2を含むことが確認された。ただし、実施例1の正極の(003)面に帰属されるピークの強度に比べて、比較例2のピークの強度は1/10未満であることがわかった。また、半値全幅(FWHM)を比較したところ、比較例2のFWHMは、実施例1のFWHMよりも大きかった。以上より、実施例1では、高い結晶性を有する活物質が得られていることがわかった。
本発明の非水電解質二次電池用正極を用いることで、集電体と活物質層との優れた接合強度および高い電池容量を両立した非水電解質二次電池を提供することができる。この非水電解質二次電池は、携帯電話などの携帯型電子機器や、大型の電子機器等の電源として有用である。
1 チャンバー
2 誘導コイル
3 ステージ
4 集電体
5 排気ポンプ
6a、6b ガス供給源
7a、7b バルブ
8 原料供給源
9 電源
10 トーチ
11 ガス供給口
12 原料供給口
31 外装ケース
32 ガスケット
33 負極活物質層
34 負極集電体
35 多孔質絶縁層
36 正極
37 皿バネ
38 封口板

Claims (10)

  1. Alを含む集電体と、前記集電体に付着した正極活物質層とを含み、
    前記正極活物質層は、Liおよび遷移金属元素Meを含む複合酸化物を含み、
    前記正極活物質層が、少なくとも前記集電体側において、前記集電体からのAlが拡散している領域を含む、非水電解質二次電池用正極。
  2. 前記Alが拡散している領域が、前記正極活物質層と前記集電体との接触面から、深さ1μm以下の拡散領域である、請求項1記載の非水電解質二次電池用正極。
  3. 前記拡散領域が、前記正極活物質層と前記集電体との接触面から、深さ100nm以上の地点に達している、請求項2記載の非水電解質二次電池用正極。
  4. 前記正極活物質層の厚さ方向において、前記Alの量が段階的に変化している、請求項1〜3のいずれかに記載の非水電解質二次電池用正極。
  5. 前記正極活物質層の厚さ方向において、前記Alの量が連続的に変化している、請求項1〜3のいずれかに非水電解質二次電池用正極。
  6. 前記複合酸化物が、Alを含まず、
    前記拡散領域の少なくとも一部において、AlとMeとの原子比:Al/Meが、0.01以上、0.5以下である、請求項2〜5のいずれかに記載の非水電解質二次電池用正極。
  7. 所定の雰囲気中で熱プラズマを発生させる工程aと、
    前記熱プラズマ中に活物質の原料を供給する工程bと、
    前記熱プラズマ中で、前記原料から活物質粒子を生成させる工程cと、
    前記熱プラズマ中で生成した前記活物質粒子を、前記雰囲気中で集電体の表面に堆積させて活物質層を得る工程dと、を含み、
    前記原料が、Liおよび遷移金属元素Meを含み、
    前記集電体が、Alを含み、
    前記工程dにおいて、集電体の温度を450℃以上、600℃未満に制御する、非水電解質二次電池用正極の製造方法。
  8. 前記工程bが、前記原料を粉末状態で熱プラズマ中に供給することを含む、請求項7記載の非水電解質二次電池用正極の製造方法。
  9. 前記原料が、リチウム化合物と、遷移金属元素Meを含む化合物とを含む、請求項8記載の非水電解質二次電池用正極の製造方法。
  10. 前記原料が、Liおよび遷移金属元素Meを含む複合酸化物を含む、請求項8記載の非水電解質二次電池用正極の製造方法。
JP2009223623A 2009-09-29 2009-09-29 非水電解質二次電池用正極およびその製造方法 Pending JP2011076720A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009223623A JP2011076720A (ja) 2009-09-29 2009-09-29 非水電解質二次電池用正極およびその製造方法
US12/891,270 US20110076563A1 (en) 2009-09-29 2010-09-27 Positive electrode for non-aqueous electrolyte secondary battery and method for producing the same
KR1020100093192A KR101171555B1 (ko) 2009-09-29 2010-09-27 비수 전해질 이차전지용 양극 및 그 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009223623A JP2011076720A (ja) 2009-09-29 2009-09-29 非水電解質二次電池用正極およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011076720A true JP2011076720A (ja) 2011-04-14

Family

ID=43780748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009223623A Pending JP2011076720A (ja) 2009-09-29 2009-09-29 非水電解質二次電池用正極およびその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20110076563A1 (ja)
JP (1) JP2011076720A (ja)
KR (1) KR101171555B1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101603082B1 (ko) * 2012-04-16 2016-03-14 주식회사 엘지화학 리튬 이차전지용 전극의 제조 방법 및 이를 사용하여 제조되는 전극
US10170747B2 (en) 2013-06-14 2019-01-01 Ford Global Technologies, Llc Treated current collector foil
TWI618282B (zh) * 2015-08-28 2018-03-11 行政院原子能委員會核能研究所 多晶粒電極製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2387910C (en) * 1999-10-22 2011-06-28 Sanyo Electric Co., Ltd. Electrode for lithium battery and rechargeable lithium battery
JP3733066B2 (ja) * 1999-10-22 2006-01-11 三洋電機株式会社 リチウム二次電池用電極及びリチウム二次電池
JP4593501B2 (ja) * 2006-03-17 2010-12-08 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP2008123705A (ja) 2006-11-08 2008-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd リチウムイオン二次電池用正極板及びその製造方法
JP2008152925A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 電池構造体およびそれを用いたリチウム二次電池
JP2009021214A (ja) 2007-06-12 2009-01-29 Panasonic Corp 非水電解質二次電池用電極の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20110035915A (ko) 2011-04-06
US20110076563A1 (en) 2011-03-31
KR101171555B1 (ko) 2012-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100346507C (zh) 电池
EP2166599A1 (en) Method of manufacturing electrode for nonaqueous electrolyte secondary battery
JP5780955B2 (ja) 薄膜電池及びその製造方法
JP5095863B2 (ja) リチウムイオン電池用負極およびその製造方法、ならびにリチウムイオン電池
JP2013051028A (ja) 非水電解質二次電池用正極およびそれを用いた非水電解質二次電池
JP5841014B2 (ja) 固体電解質薄膜の製造方法、固体電解質薄膜、および固体電池
JP4802570B2 (ja) リチウムイオン二次電池用負極、その製造方法、およびそれを用いたリチウムイオン二次電池
US20170018760A1 (en) Active Cathode Material for Secondary Lithium Cells and Batteries
JP2006164954A (ja) リチウムイオン二次電池用負極、その製造方法、およびそれを用いたリチウムイオン二次電池
KR102156796B1 (ko) 탄소 코팅 형성 방법
JP2010153346A (ja) リチウムイオン二次電池用負極材、および、その製造方法、ならびに、リチウムイオン二次電池
CN101355145A (zh) 用于锂离子二次电池的负极、其制备方法及锂离子二次电池
JP5351618B2 (ja) リチウムイオン二次電池用負極材、および、その製造方法、ならびに、リチウムイオン二次電池
EP2214228A1 (en) Positive electrode for nonaqueous electrolyte secondary battery and nonaqueous electrolyte secondary battery using same
KR101171555B1 (ko) 비수 전해질 이차전지용 양극 및 그 제조방법
JP2011014279A (ja) 非水電解質二次電池用正極およびその製造方法
KR102299178B1 (ko) 규소산화물 제조장치 및 제조방법, 규소산화물 음극재
KR100800395B1 (ko) 리튬 이차 전지용 음극, 이의 제조방법 및 이를 포함하는리튬 이차 박막 전지
JP6973775B2 (ja) リチウムイオン二次電池用負極の製造方法、負極、及び負極活物質
JP2008053217A (ja) リチウム二次電池用電極の製造方法
JP4183745B2 (ja) リチウム電池用電極およびリチウム電池用電極の製造方法
JP2010165644A (ja) 非水電解質二次電池用正極およびそれを用いた非水電解質二次電池
JP2011071113A (ja) リチウム二次電池用負極、リチウム二次電池用負極の製造方法、およびリチウム二次電池
TWI416784B (zh) Lithium ion battery anode material, and its manufacturing method, and lithium ion battery
KR20130046486A (ko) 리튬이차전지 음극용 주석-주석산화물 하이브리드 나노구조물과 그의 제조방법