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JP2011073314A - 透明性インサート材を備えた樹脂成形品及びその製造に用いる金型及び樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

透明性インサート材を備えた樹脂成形品及びその製造に用いる金型及び樹脂成形品の製造方法 Download PDF

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JP2011073314A JP2009227807A JP2009227807A JP2011073314A JP 2011073314 A JP2011073314 A JP 2011073314A JP 2009227807 A JP2009227807 A JP 2009227807A JP 2009227807 A JP2009227807 A JP 2009227807A JP 2011073314 A JP2011073314 A JP 2011073314A
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Takeshi Nishimura
剛 西村
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Abstract

【課題】透明性のインサート材の外周に形成された樹脂部の強度を向上させた樹脂成形品、及びその製造のための金型、及び樹脂成形品の製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂成形品Pは、透明性のインサート材3と、インサート材3の外周に配置された金属製のフレーム材4と、インサート材3とフレーム材4とに亘って裏面側から接着される粘着シート5とを備え、インサート材3を囲繞するとともに、フレーム材4の周縁部4Aの少なくとも一部に係合した状態に樹脂部7を形成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、透明性のインサート材の外周を囲むように樹脂部が形成された樹脂成形品、当該樹脂成形品を得るための金型、及び、樹脂成形品の製造方法に関する。
従来から、透明性のインサート材の外周を囲むように樹脂部が形成された樹脂成形品が存在する。このような樹脂成形品は、図16に示すように、金型内のキャビティにインサート材3を配設し、当該インサート材3の外周に形成されたキャビティに樹脂を射出成形して製造される。また、インサート材3の金型内での位置決めは、インサート材3の所定の部位に位置決め用の凹部を形成し、金型に設けた位置決めピン等との係合で所定位置に固定して行われる(特許文献1参照)。
特開2000−127198号公報
前述の透明性のインサート材3は、例えば、合成樹脂やガラス板等であるが、インサート材の材質等によっては、位置決め用の凹部の形成が困難な場合がある。また、透明性のインサート材3の外周に形成された樹脂部は一般的に強度が低いので、樹脂成形品に曲げ力等の外力が作用した場合に、両者の接合が緩んでインサート材3が樹脂部から外れることもある。このように透明性のインサート材の外周に樹脂部が形成された従来の樹脂成形品では、樹脂部の耐久性が十分とはいえず、製品自体および製造方法においても未だ改善すべき点があった。
本発明の目的は、透明性のインサート材の外周に形成された樹脂部の強度を向上させた樹脂成形品、及びその製造のための金型、及び樹脂成形品の製造方法を提供する点にある。
本発明に係る樹脂成形品の第1の特徴構成は、透明性のインサート材と、前記インサート材の外周に配置された金属製のフレーム材と、前記インサート材と前記フレーム材とに亘って裏面側から接着される粘着シートとを備え、前記インサート材を囲繞するとともに、前記フレーム材の周縁部の少なくとも一部に係合した状態に樹脂部を形成した点にある。
この構成により、樹脂成形品のインサート材の外周を囲む部分はフレーム材の上部を樹脂部が覆う2層構造となり、透明性のインサート材の周囲の樹脂部は金属製のフレーム材によって補強される。すなわち、樹脂成形品に曲げ力等の外力が作用して樹脂部が変形しようとしても、樹脂部の下部の位置する金属製のフレーム材が樹脂部の変形を阻止する。こうして、インサート材と樹脂部とが強固に接合した樹脂成形品が得られた。
また、フレーム材の周縁部の少なくとも一部に係合した状態で樹脂部が形成されているので、樹脂成形品の樹脂部の成形の際に働く樹脂の収縮力はインサート材の他、フレーム材にも分散して作用する。その結果、インサート材へ付与される樹脂の収縮力は小さくなり、樹脂の収縮力によりインサート材の変形を極力抑制することができた。また、インサート材とフレーム材とを裏面側から粘着シートで接着しているので、インサート材とフレーム材とは一体的に樹脂成形品に配置される。なお、粘着シートは、透明性のインサート材が例えばガラス等のように外力を受けて飛散する材料である場合に、インサート材の飛散を防止する役割も兼用する。
本発明に係る樹脂成形品の第2の特徴構成は、前記樹脂部に、前記フレーム材の周縁部のうち少なくとも一部を前記フレーム材の厚み方向に挟持する挟持部を備えた点にある。
本構成により、樹脂成形品のフレーム材の周縁部が樹脂部の挟持部でフレーム材の厚み方向から挟持して、フレーム材が樹脂部から離間するのをより確実に抑制することができる。例えば、樹脂成形品が加熱・冷却されて樹脂部とフレーム材との間に熱膨張率等の差に基づくせん断力が生じた場合や、樹脂成形品に曲げ力等の外力が作用した場合でも、挟持部によって十分な抵抗力を発揮することができる。また、樹脂部に挟持部を備えることで、樹脂部の収縮力はインサート材とこの挟持部に分散される。その結果、インサート材に付与される樹脂の収縮力はさらに小さくなり、樹脂の過度の収縮力が作用してインサート材が変形したり破損したりするといった不具合をより抑制できた。
本発明に係る樹脂成形品の第3の特徴構成は、前記フレーム材に位置決め用の係合部が形成された点にある。
この構成により、複合インサート材のうち、金属製のフレーム材に位置決め用の係合部が加工され、透明性のインサート材には位置決め用の加工が不要になった。また、インサート材を囲繞する樹脂部に覆われるフレーム材に位置決め用の係合部が形成されているので、外部から視認される透明性のインサート材の美観が損なわれることもない。
本発明に係る樹脂成形品の製造に用いる金型の特徴構成は、透明性のインサート材の外周に金属製のフレーム材を配置し、前記インサート材と前記フレーム材とに亘って粘着シートで接着された複合インサート材の前記インサート材を囲繞するとともに、前記フレーム材の周縁部の少なくとも一部に係合した状態に樹脂部が形成された樹脂成形品の製造に用いる金型であって、
前記粘着シートが接するように前記複合インサート材を配置する第1型と、
前記第1型に設けられ、前記フレーム材を吸引して前記複合インサート材を保持する吸引部と、
前記第1型と型締めして、前記第1型と前記インサート材の側部との間に樹脂注入用のキャビティを形成する第2型と、を備えた点にある。
この構成により、複合インサート材を配置する第1型に設けられた吸引部によって、フレーム材を吸引して複合インサート材が保持され、第1型と第2型とを型締めによって形成されたキャビティに樹脂注入することで、所望の樹脂成形品が製造される。したがって、複合インサート材の吸引による吸引跡はフレーム材に形成され、インサート材に吸引跡が残ることがない。その結果、外部から視認される透明性のインサート材の美観が損なわれることはない。
本発明に係る樹脂成形品の製造方法の第1の特徴手段は、透明性のインサート材に外周に金属製のフレーム材を配置し、前記インサート材と前記フレーム材とに亘って粘着シートで接着して複合インサート材を形成する工程と、
第1型に前記複合インサート材を配置する工程と、
前記第1型と第2型とを型締めして、前記第1型と前記第2型と前記インサート材の側部との間に樹脂注入用のキャビティを形成する工程と、
前記キャビティに樹脂を注入して、前記インサート材の周囲に樹脂を充填する工程と、の各工程を備えた点にある。
この特徴手段により、透明性のインサート材の外周に金属製のフレーム材が配置され、インサート材とフレーム材とに亘って粘着シートで接着されて形成された複合インサート材のインサート材を囲繞する樹脂部を備えた樹脂成形品が製造できた。その結果、本発明に係る樹脂成形品の前記特徴構成において述べたように、インサート材と樹脂部とが強固に接合した樹脂成形品が得られた。
また、先に、透明性のインサート材とフレーム材とを粘着シートで接着した複合インサート材を形成してから、複合インサート材を第1型に配置するので、金型内で複合インサート材に係るインサート材とフレーム材との位置ずれが抑制される。こうして、複合インサート材におけるインサート材とフレーム材の位置が保持された、良好な樹脂成形品を容易に製造できた。なお、粘着シートは、透明性のインサート材が例えばガラス等のように外力を受けて飛散する材料である場合に、インサート材の飛散を防止する役割も兼用する。
本発明に係る樹脂成形品の製造方法の第2の特徴手段は、前記複合インサート材を形成する工程において、位置決め用の係合部を備えた前記フレーム材を用いるとともに、前記第1型に前記複合インサート材を配置する工程において、前記第1型に設けられた位置固定部に前記フレーム材の前記係合部を係合させて前記複合インサート材の位置決めを行うようにした点にある。
この特徴手段により、複合インサート材のフレーム材に備えられた係合部が第1型に設けられた位置固定部に係合して、第1型への複合インサート材の位置決めを行う。つまり、複合インサート材の位置決め用の係合部は、透明性のインサート材ではなく、金属製のフレーム材に設けられるので、位置決め用の係合部の加工が容易となり、樹脂成形品が容易に製造できるようになった。また、インサート材を囲繞する樹脂部に覆われるフレーム材に位置決め用の係合部が形成されているので、製造された樹脂成形品の外部から視認される透明性のインサート材の美観が損なわれることもない。
本発明に係る樹脂成形品の製造方法の第3の特徴手段は、前記第1型と前記第2型との型締め前に、前記第2型に加飾シートを配置する工程を備えた点にある。
この特徴手段により、透明性のインサート材の外周に金属製のフレーム材を配置し、インサート材とフレーム材とに亘って粘着シートで接着された複合インサート材のインサート材を囲繞する樹脂成形品の樹脂の射出による製造の際に、樹脂部の成形と同時に、その樹脂部の表面に加飾シートによる加飾が施されることとなる。
第1実施形態に係る複合インサート材を示す図である。 第1実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 第1実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 第1実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 第1実施形態に係る樹脂成形品を示す図である。 第2実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 第2実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 第2実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 第3実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 第3実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 第3実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 第4実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 第4実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 第4実施形態に係る金型の動作手順を示す図である。 別実施形態に係る金型を示す図である。 従来のインサート成形方法を示す断面図である。
以下、本発明に係る樹脂成形品について及び当該樹脂成形品の製造工程につき図1乃至図5を用いて説明する。
本発明に係る樹脂成形品は、透明性のインサート材3と、インサート材3の外周に配置された金属製のフレーム材4と、インサート材3とフレーム材4とに亘って裏面側から接着される粘着シート5とを備えており、インサート材3を囲繞するとともに、フレーム材4の周縁部4Aの少なくとも一部に係合した状態に樹脂部7が形成されたものであり、以下の製造工程を経て製造される。
〔第1実施形態〕
[複合インサート材を形成する工程]
透明性のインサート材3は、例えば、ガラスやアクリル板等であって、平板状に形成されている。このインサート材3の外周に配置する金属製のフレーム材4は、ステンレス等であって、インサート材3の厚みより薄い平板状に形成されている。
複合インサート材6を形成するには、まず、インサート材3の外周にフレーム材4を、インサート材3の一方の面とフレーム材4の一方の面とを面一状に配置する。その後、面一状に配置したインサート材3とフレーム材4とを粘着シート5で接着し、図1に示す複合インサート材6を形成する。フレーム材4の所定の箇所には、金型の位置固定部に係合する位置決め用の係合部4aが設けてある。図1では係合部4aは孔部で構成されているが、係合部4aは凹部であってもよい。なお、インサート材3とフレーム材4とに亘って接着される粘着シート5は、透明性のインサート材3が例えばガラス等のように外力を受けて飛散する材料である場合に、インサート材3の飛散を防止する役割も兼用する。
次に、本発明に係る樹脂成形品の製造に用いる金型について説明する。
〔第1型〕
第1型1には、複合インサート材6を挿入する凹部を形成してあり、後に形成されるキャビティに樹脂を注入するためのゲート10が備えられている。前記凹部の内部には、複合インサート材6を位置固定するための位置固定部1bが備えられている。当該位置固定部1bは、例えば、複合インサート材6のフレーム材4の係合部4aに係入可能な突起部である。このような突起部を複数箇所に形成しておく。
なお、フレーム材4の係合部4aが孔部の場合には、位置固定部1bは、フレーム材4の係合部4aと係合したときに、その先端面とフレーム材4の上面が面一状になるよう構成する。このようにフレーム材4の表面に段差を設けないことで、フレーム材4の上部に形成される樹脂部7の表面に「ヒケ」、即ち、樹脂収縮に伴い、樹脂の厚みが急激に厚くなる部分の表面に凹みが生じるのを防止できる。
第1型1には吸引部8を設けてあり、この吸引部8によって、第1型に配置される複合インサート材6のフレーム材4の部分を吸引して、複合インサート材6を保持する。また、この吸引部8は、形成した樹脂成形品Pを第1型1から取り出すために、図外の押出部材を挿入したり、高圧空気を供給する部位として利用する。
〔第2型〕
第2型2は、第1型1と型締めしてキャビティ9を形成する。第2型2と第1型1とは、例えば、両者の近接・離間方向に対して直角な方向に相対移動可能に形成しておく。これにより、複合インサート材6を第1型1に装着する際には、第2型2を別の位置に待機させておき、複合インサート材6の装着後に第2型2を型締め可能な位置に移動させると良い。
〔樹脂成形の処理手順〕
図2に示すように、図外のマニピュレータ等を用いて複合インサート材6を第1型1の所定の位置に配置する。第1型の位置固定部1bを複合インサート材6のフレーム材4の係合部4aに係合させる。
次に、図3に示すように、第1型1に第2型2を近接させ型締めする。このとき、第2型2と複合インサート材6のインサート材3の表面側とが当接し、インサート材3の側部と第1型1と第2型2との間にキャビティ9が形成される。
次に、第1金型1に形成したゲート10からキャビティ9に樹脂を注入する。樹脂がある程度硬化したのち第2型2を離間させ型締めを開放し、樹脂成形品Pを第1型1から取り外す(図4)。
得られた樹脂成形品Pは、図4及び図5に示すように、インサート材3の外周に樹脂部7が成形されるとともに、樹脂部7がフレーム材4の周縁部に係合した状態になる。これにより、金属製のフレーム材4が樹脂部7の下部に配置されて強度が向上した樹脂成形品Pを得ることができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態を図6〜図8に示す。当該実施形態では、第1型1のキャビティ面1aの複合インサート材6の載置面をその周囲の面より突出させて構成する(図6参照)。このようにキャビティ面1aを構成すると、型締めによって、フレーム材4の周縁部4Aの裏側までキャビティ9が連通される(図7)。この状態で、ゲート10からキャビティ9に樹脂を注入することで、樹脂部7にフレーム材4の周縁部4Aの厚み方向に挟持する挟持部7aが形成される(図8)。
製造された樹脂成形品Pは、フレーム材4の周縁部4Aが樹脂部7の挟持部7aでフレーム材4の厚み方向から挟持されて、複合インサート材6と樹脂部7とがより強固に接合される。また、樹脂部7の収縮力はインサート材3とこの挟持部7aに分散される。その結果、インサート材3に付与される樹脂の収縮力は小さくなり、樹脂部の過度の収縮力が作用してインサート材3が変形したり破損したりするといった不具合を抑制できた。
また、複合インサート材6の上面に加飾シートの一例として加飾フィルム(転写箔)11を配置する。図示は省略するが、第2型2にも加飾フィルム11を第2型2のキャビティ面2aの側に吸引する吸引部を設けるとよい。加飾フィルム11を第2型2の所定の位置に配置したのち、第1型1と第2型2とを型締めし、キャビティ9にゲート10から樹脂を注入する。このとき、樹脂部7の成形と同時に樹脂表面に加飾フィルム11の加飾部11aが転写され、樹脂成形品Pの樹脂部7の表面に加飾層が形成される。その後、第1実施形態と同様にして樹脂成形品Pを取り出す。
加飾フィルム11は、樹脂部7に融着される加飾部11aとハンドリング用の基体シート11bとが一体化されており、加飾部11aが樹脂部7に転写された後の任意の工程で基体シート11bは剥がされる。加飾部11aは一般に、最終的な樹脂成形品の最外層となる剥離保護層と、樹脂層に融着される接着層とを有し、一般的に剥離保護層と接着層との間に図柄層が設けられている。
基体シート11bの材質としては、例えば、ポロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などの樹脂シート、アルミニウム箔、銅箔などの金属箔、グラシン紙、コート紙、セロハンなどのセルロース系シート、あるいはこれらが複合されたシートなどを用いることができる。また、基体シート11bの剥離性を高めるために、基体シート11bと加飾部11aとの間にアミノアルキド系樹脂等からなる離型層を形成してもよい。基体シート11bの厚みとしては、5〜500μmが好ましい。
剥離保護層の材質としては、例えば、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ゴム系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂などのほか、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂などのコポリマーを用いることができる。剥離保護層に硬度が必要な場合には、紫外線硬化性樹脂などの光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂などの放射線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂などを選定して用いてもよい。
接着層は、融着させる対象の樹脂と親和性の高い材質を選択すべきである。例えば、被転写物の材質がアクリル系樹脂の場合には、アクリル系樹脂を用いるとよい。また、被転写物の材質がポリフェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン共重合体系樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合には、これらの樹脂と親和性のあるアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを用いるとよい。また、樹脂成形品の材質がポリプロピレン樹脂の場合には、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂を用いるとよい。接着層の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態を図9〜図11に示す。当該実施形態では、第1型1と第2型2の他に、第1型1の内部に第1型1の型締め方向に沿って第1型1と相対移動可能なスライド型12を備えている。スライド型12は、複合インサート材6の位置を固定するための位置固定部12aを備えており、当該スライド型12に複合インサート材6が配置される。
〔樹脂成形の処理手順〕
図9に示すように、スライド型12の位置固定部12aを、複合インサート材6に係るフレーム材4の係合部4aに係合させる。この状態では、例えば、スライド型12の上面が第1型1のキャビティ面1aより突出している。フレーム材4の周縁部4Aは、第1型1およびスライド型4の両者と離間している。
次に、図10に示すように、これらに対して第2型2を近接させ型締めする。このとき、スライド型12に設けた付勢手段(不図示)により、インサート材3を第2型2に押し付ける。付勢手段としては、例えば、スライド型12の背面に押圧バネを設けたり、空気或いはオイルなど各種の流体を供給するように構成し、各種の押付け機構を設けることができる。付勢手段により、インサート材3の表面が確実に第2型2に押しつけられ、樹脂注入に際して樹脂のインサート材3の表面への流入を防止する。
型締めされた状態において、フレーム材4の周縁部4Aの裏側の空間はキャビティ9と連通する。この状態で、第1型1に形成されたゲート10からキャビティ9に樹脂を注入する。樹脂がある程度硬化したのち型締めを開放し、スライド型12に設けた吸引部8に図外の押出棒を挿通して樹脂成形品Pをスライド型12から取り外す(図11)。
得られた樹脂成形品Pは、図11に示すように、フレーム材4の周縁部4Aが、その厚み方向において樹脂部7の挟持部7aで挟持された形状となる。これにより、樹脂部7と複合インサート材6のフレーム材4とが強固に接合された樹脂成形品Pを得ることができる。本構成のように各金型を構成することで、第1型1及び第1型1の内部に設けられたスライド型12と、第2型2とを用いて樹脂成形品Pを得ることもできる。
〔第4実施形態〕
本発明の第4実施形態を図12〜図14に示す。当該実施形態では、複合インサート材6の表面に加飾フィルム11を配置する例を示す。その他の構成は、第3実施形態と同様である。図12に示すように、スライド型12への複合インサート材6の装着が終了した段階で、インサート材3と第2型2との間に加飾フィルム11を配置する。加飾フィルム11を所定の位置に配置したのち、第1型1と第2型2とを型締めし、キャビティ9にゲート10から樹脂を注入する(図13)。その後、上記実施形態と同様にして樹脂成形品Pを取り出す(図14)。こうして、樹脂部7の表面に加飾部11aが形成された樹脂成形品Pを得る。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、いずれも、フレーム材4に位置決め用の係合部4aを備える構成を示したが、図15に示すように、フレーム材4には位置決め用の係合部を備えずに、第1型1のキャビティ面1aに、複合インサート材6のフレーム材4の外周に当接する位置決定部1bを複数設けることで複合インサート材6の位置決めを行うよう構成してもよい。こうすると、インサート材3及びフレーム材4のいずれにも位置決め用の加工が不要となって、簡易に所望の樹脂成形品Pを製造することができる。
(2)上記の第2実施形態及び第4実施形態では、加飾フィルム11(転写箔)を用いて樹脂部7の表面に加飾部11aを転写する構成を示したが、これに代えて無地の基体シートまたは基体シート上に模様等が付されたインサートシートをそのまま一体化する構成にしてもよい。また、第2実施形態では、加飾フィルム11及びインサートシートを用いない構成にしてもよい。尚、加飾フィルム11はシート状であってもよく、インサートシートはフィルム状であってもよい。また、第1実施形態において、加飾フィルムまたはインサートシートを用いて樹脂部7の表面を加飾してもよい。
本発明に係る樹脂成形品は、表示部を有する各種機器の筐体や、各種の内装品、外装品等に広く利用することができる。
1 第1型
1b,12a 位置固定部
2 第2型
3 インサート材
4 フレーム材
4A 周縁部
4a 係合部
5 粘着シート
6 複合インサート材
7 樹脂部
7a 挟持部
8 吸引部
9 キャビティ
10 ゲート
11 加飾フィルム(加飾シート)
12 スライド型
P 樹脂成形品

Claims (7)

  1. 透明性のインサート材と、
    前記インサート材の外周に配置された金属製のフレーム材と、
    前記インサート材と前記フレーム材とに亘って裏面側から接着される粘着シートとを備え、
    前記インサート材を囲繞するとともに、前記フレーム材の周縁部の少なくとも一部に係合した状態に樹脂部を形成した樹脂成形品。
  2. 前記樹脂部に、前記フレーム材の周縁部のうち少なくとも一部を前記フレーム材の厚み方向に挟持する挟持部を備えた請求項1に記載の樹脂成形品。
  3. 前記フレーム材に位置決め用の係合部が形成された請求項1又は2に記載の樹脂成形品。
  4. 透明性のインサート材の外周に金属製のフレーム材を配置し、前記インサート材と前記フレーム材とに亘って粘着シートで接着された複合インサート材の前記インサート材を囲繞するとともに、前記フレーム材の周縁部の少なくとも一部に係合した状態に樹脂部が形成された樹脂成形品の製造に用いる金型であって、
    前記粘着シートが接するように前記複合インサート材を配置する第1型と、
    前記第1型に設けられ、前記フレーム材を吸引して前記複合インサート材を保持する吸引部と、
    前記第1型と型締めして、前記第1型と前記インサート材の側部との間に樹脂注入用のキャビティを形成する第2型と、を備えた金型。
  5. 透明性のインサート材に外周に金属製のフレーム材を配置し、前記インサート材と前記フレーム材とに亘って粘着シートで接着して複合インサート材を形成する工程と、
    第1型に前記複合インサート材を配置する工程と、
    前記第1型と第2型とを型締めして、前記第1型と前記第2型と前記インサート材の側部との間に樹脂注入用のキャビティを形成する工程と、
    前記キャビティに樹脂を注入して、前記インサート材の周囲に樹脂を充填する工程と、の各工程を備えた樹脂成形品の製造方法。
  6. 前記複合インサート材を形成する工程において、位置決め用の嵌合部を備えた前記フレーム材を用いるとともに、
    前記第1型に前記複合インサート材を配置する工程において、前記第1型に設けられた位置固定部に前記フレーム材の前記嵌合部を嵌合させて前記複合インサート材の位置決めを行うようにした請求項5に記載の樹脂成形品の製造方法。
  7. 前記第1型と前記第2型との型締め前に、前記第2型に加飾シートを配置する工程を備えた請求項5又は6に記載の樹脂成形品の製造方法。
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