[go: up one dir, main page]

JP2011068507A - 球状多成分ガラス微粒子 - Google Patents

球状多成分ガラス微粒子 Download PDF

Info

Publication number
JP2011068507A
JP2011068507A JP2009219554A JP2009219554A JP2011068507A JP 2011068507 A JP2011068507 A JP 2011068507A JP 2009219554 A JP2009219554 A JP 2009219554A JP 2009219554 A JP2009219554 A JP 2009219554A JP 2011068507 A JP2011068507 A JP 2011068507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine particles
spherical glass
glass fine
spherical
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009219554A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Sato
卓 佐藤
Satoshi Kumano
聡 熊野
Misako Masui
三紗子 桝井
Ichiro Uchiyama
一郎 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Original Assignee
Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Yamamura Glass Co Ltd filed Critical Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Priority to JP2009219554A priority Critical patent/JP2011068507A/ja
Publication of JP2011068507A publication Critical patent/JP2011068507A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

【課題】シリカをベースとし他の成分を1種以上含むガラスからなるナノレベルの粒子径を有する球状ガラス微粒子及びセラミックスの焼結を容易にするための,そのような球状ガラス粒子よりなる焼結助剤を提供する。
【解決手段】組成として,酸化物換算で,SiO2を40〜95モル%,B23を0.5〜40モル%,及びZnOを0.5〜40モル%の量でそれぞれ含有し,かつ平均粒子径が20nm以上1000nm未満であることを特徴とする,球状ガラス微粒子,並びにそのような球状ガラス微粒子を含んでなる焼結助剤。
【選択図】図2

Description

本発明は,多成分よりなる球状ガラス微粒子に関し,より詳しくは,シリカをベースとし他の成分を1種以上含むガラスからなるナノレベルの粒子径を有する球状ガラス微粒子に関する。
ガラスは,構成成分を制御することによりフロー性や接着性,軟化点や膨張係数などの求められる機能を設計することができる素材であり,ガラス粉末は,微細構造を有する電子部品に用いられるセラミックスあるいは金属材料の被覆,接着,封止,焼結助剤等に使用されている。近年,電子部品は小型化・大容量化に伴い,材料構造の微細化・薄層化がナノメートルオーダーの領域まで及んでいる。
従来,ガラス粉末の製造方法は1000℃以上の高温溶融,急冷,粉砕及び乾燥という工程を経て行われている。溶融ガラスの粉砕によって得られる粒子は,平均粒子径300nmが実際上の下限であり,これより小さな粒子を得ることは,粒子径制御の困難性やコストの点から,実質的に不可能である。それに加えて,それらのガラス粉末は,機械的粉砕によって製造される関係上,個々の粗粒子への衝撃の伝播が不均一であり,その結果,得られる粒子は様々な形状のいびつな破砕片となる。またそれらのガラス粉末は粒子径の分布幅が非常に広いものとなり,粗大な粒子を大きな割合で含む。
薄膜形成やパターニングの形成が必要となる電子部品を,ガラス粉末を材料に用いて作製する場合,使用するガラス粉末は,粒子径分布の上限が所定値より小さいものでなければならない。これは,粗大ガラス粒子が含まれていると,作製された薄膜形成層からガラス粒子の一部が突出してパターン形成を阻害するため,電子部品の要求特性を満たすことができなくなるからである。
ガラス粉末を作製する方法として,溶融法によるガラスフレークを粉砕して所望の粒子径に調整したガラス粉末を得る方法が知られている(特許文献1及び2)。しかしながら,粉砕による方法では,得られるガラス粉末の平均粒子径が大きく,その分布幅も非常に広い。
従来使用されているガラス粒子は形状のいびつな破砕片からなり,粒子の分布幅が非常に広いため,ガラス粉末と他の材料とを混合するに際し他の材料中でのガラス粒子の分散性が低下する。このため,従来のガラス粒子では,接着性やフロー性などのガラスの機能が材料中で十分に発揮されにくい。
このような現状にあって,平均粒子径が十分に小さく,粒子径の分布幅がごく狭く,且つ球状の微粒子からなるガラス粉末を用いることができれば,ガラス粒子表面の親和力が均一となって,分散性が向上することから,これを材料として含む成形体に不均一さが生ずるのを実質的に防止することができる。
球状ガラス粉末を作製する方法として,溶融法によるガラスフレークを粉砕して所望の粒子径に調整したガラス粉末のスラリーを,火炎中に噴霧することで球状化させて回収する方法が知られている(特許文献3)。また,ガラス原料を均一に溶解させた溶液を火炎中に噴霧することによりガラス粉末を得る方法が知られている(特許文献4)。しかしながら,これらの方法で得られるガラス粉末の粒子径は,粉砕粒子の粒子径に依存し,あるいは噴霧時の液滴の大きさの分布幅が球状ガラス粒子径に影響する。このため,これらの方法によって得られるガラス粒子は,平均粒子径が1μm以上と大きく,粒子径の分布幅も大きなものとならざるを得ない。このため,微細であり且つ分布幅の狭いガラス粉末をこれらの方法で得ることは,不可能である。これらの方法はまた,1000℃以上の高温を用いるため,エネルギー消費量が大きく,コスト面からもまた環境負担の面からも,望ましくない。
また,ナノガラス粉末を作製する方法として,溶融法で得られたガラスを出発原料に用い,PVD(物理気相成長法)によりナノ粒子を得る方法が知られている(特許文献5)。同文献には,得られるナノ粒子の形状については触れられておらず不明であるが,その比表面積について,「50m2/g以上,望ましくは100m2/g以上,より望ましくは500m2/g以上,最も望ましくは900m2/g以上」とされている(段落0050)。
粒子が球状であるとした場合,粒子径をd,密度をρとすると,比表面積(S)は,S=6/(d・ρ)であるから,粒子径(d)は,d=6/(ρ・S)で与えられる。石英ガラス(ρ=2.20[g/cm3])を例にとると,同文献に記載の粒子の粒子径は,上記の各比表面積に応じて,その順に,54.5nm以下,27.27nm以下,5.45nm以下,及び3.03nm以下となる。また,同文献に記載のガラスは,中間酸化物や修飾酸化物を含んでいるため石英ガラスより密度が大きいことから,粒子径はこれらの値より更に小さくなる。このように粒子径が極度に小さくなるにつれ,粒子同士が凝集しやすくなって,分散性が低下するという問題が生じる。
一方,上記粒子が球状でないとした場合,他の材料と混合する際のガラス粒子の分散性が更に低下する可能性がある。
製造方法についても,同文献に記載のものは,出発原料であるガラスを溶融法により得る必要があることや,出発原料であるガラスを物理的手法により気相とする必要があるためエネルギー消費が大きく,コスト面,環境負担の面からも望ましくない。更に,この方法は大量生産には大型の設備を必要とし,その点でもコスト高である。
更に,シリカのみからなるガラスの球状微粒子が,珪素アルコキシドを加水分解することにより得られることが知られている(非特許文献1)。しかしながら,シリカのみからなる粒子は,融点が高いため焼結可能温度も高くなり,焼結助剤には適さない。
また,ゾルゲル法を用いて多成分系ガラス微粒子を作製する方法が知られている(非特許文献2,特許文献6〜10)。しかしながら,それらの方法はアルカリ金属を組成に含まず,またガラス組成の自由度が乏しいことから,1000℃未満での低温焼結あるいはセラミックスの接合条件の調整が不可能である。更に,シリカ以外の原料としてアルコキシ化合物を用いるため,大量生産をする上でコスト的に不利である。
また,ゾルゲル法を用いて多成分系ガラス微粒子を作製する別の方法が知られている(特許文献11)。この方法では,イオン交換等を用いることによりガラス微粒子の多成分化を可能にしており,ガラス組成には,低融点化を図るためにホウ素やアルカリ金属を含有させている。本特許では亜鉛を必須成分とし,更にホウ素やアルカリ金属などその他の組成を含有させることにより,微粒子化とガラス組成による低融化を可能とし,且つ化学的耐久性を高めることが可能である。
特開平11−029343号公報 特表2006−520311号公報 特開平9−20526号公報 特開平8−91874号公報 特表2008−500935号公報 特開2007−261860号公報 特開2007−261861号公報 特開2007−261862号公報 特開2008−105913号公報 特開2008−184351号公報 特開2008−024582号公報
Journal of Colloid and Interface Science, 26:62-69(1998) Journal of Materials Science 22:1963-1970(1987)
現状では,球状で粒子径の分布幅の極めて狭い多成分ガラス微粒子であって,粒子径が1000nm以下のものの生産はなされていない。球状で平均粒子径が数十〜1000nm未満,特に数十〜数百nmの範囲内にあり,且つ粒子径の分布幅の極めて狭い球状多成分ガラス微粒子を製造することができれば,そのような球状ガラス微粒子は電子デバイスの焼結助剤のみならず,更には化粧品,医薬品,分析試薬等のような分野で,新素材として種々の製品の開発に利用できる可能性を秘めている。
上記背景において,本発明の一目的は,シリカをベースとし他の成分をも含む球状で粒度分布の極めて狭い,粒子径が1μmより小さいガラス微粒子(ナノガラス粒子)を提供することである。
本発明の更なる一目的は,そのようなガラス微粒子であって,焼成を要さずに製造することのできるものを提供することである。
本発明のなおも更なる一目的は,セラミックスの焼結を容易にするための,そのような球状ガラス粒子よりなる焼結助剤を提供することである。
上記目的のため検討の結果,本発明者らは大気中において,ケイ素アルコキシドのアルコール(エタノール等)溶液を撹拌しつつ,アルカリ金属(R1)水酸化物の溶液を加えることにより,テトラエトキシシランの加水分解反応及び重合反応が促進され,それにより得られるケイ素及びアルカリ金属元素を含有する球状微粒子を,亜鉛の塩(塩酸塩,硝酸塩など)及びホウ酸塩を含む溶液に分散させることにより,ガラス微粒子中のアルカリ金属の少なくとも一部が,媒質中の亜鉛及びホウ素で置換され,組成としてSiO2−ZnO−B23の所望の組み合わせを含んでなる微粒子が反応液中に形成されること,及びこれを取り出して乾燥させるだけで,そのような組成の数十〜1000nmの範囲内,特に数十〜数百nmの範囲内に平均粒子径を有し且つ粒子径分布幅の極めて狭い球状のガラス微粒子が得られることを見出した。
また,上記のケイ素及びアルカリ金属元素を含有する球状微粒子を,亜鉛及びホウ素を含み,更にアルカリ土類金属(R2)及び/又はアルミニウムの塩(塩酸塩,硝酸塩)等の含む溶液に分散させることにより,ガラス微粒子中のアルカリ金属の少なくとも一部が,媒質中の亜鉛及びホウ素及び/又はアルカリ土類及び/又はアルミニウムからなる1種又は2種以上の元素で置換され,組成としてSiO2−ZnO―B23−R2O−R1 2O−Al23の所望の組み合わせよりなる酸化物微粒子が得られることを見出した。
本発明は,上記発見に基づき,他の成分の配合その他種々の検討を加えて完成させたものである。
1.組成として,酸化物換算で,
SiO2を40〜95モル%,
23を0.5〜40モル%,及び
ZnOを0.5〜40モル%の量でそれぞれ含有し,かつ
平均粒子径が20nm以上1000nm未満である
ことを特徴とする,球状ガラス微粒子。
2.組成として,酸化物換算で,Li2O,Na2O及びK2Oよりなる群より選ばれる1種又は2種以上のアルカリ金属酸化物を50モル%以下の量で含有する,上記1又は2の球状ガラス微粒子。
3.組成として,酸化物換算で,MgO,CaO,SrO及びBaOよりなる群より選ばれる1種又は2種以上のアルカリ土類金属酸化物を50モル%以下の量で含有する,上記1の球状ガラス微粒子。
4.組成として,酸化物換算で,Al23を15モル%以下の量で含有するものである,上記1〜3の何れかの球状ガラス微粒子。
5.500〜1200℃の温度で焼結させることができるものである,上記1〜4の何れかの球状ガラス粒子。
6.比表面積が2.7〜140m2/gの範囲にあるものである,上記1〜5の何れかの球状ガラス微粒子。
7.上記1〜6の何れかの球状ガラス微粒子を含んでなる焼結助剤。
8.水酸化リチウム,水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムよりなるアルカリ金属水酸化物の群より選ばれる1種又は2種以上と,ケイ素アルコキシドと,水及びアルコールとを混合することにより球状ガラス微粒子を得るステップと,得られた該球状ガラス微粒子を,ホウ素及び亜鉛を含有するアルコール水溶液中で撹拌することにより,該球状ガラス微粒子中のアルカリ金属の少なくとも一部をホウ素,亜鉛で置換するステップとを含んでなる,上記1又は2の球状ガラス微粒子の製造方法。
9.該球状ガラス微粒子が500〜1200℃の温度で焼結させることができるものである,上記8の製造方法。
10.該球状ガラス微粒子の比表面積が2.7〜140m2/gの範囲にあるものである,上記8又は9の製造方法。
11.水酸化リチウム,水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムよりなるアルカリ金属水酸化物の群より選ばれる1種又は2種以上と,ケイ素アルコキシドと,水及びアルコールとを混合することにより球状ガラス微粒子を得るステップと,得られた該球状ガラス微粒子を,ホウ素及び亜鉛を含有し,更にアルカリ土類金属及び/又はアルミニウムを含有するアルコール水溶液中で撹拌することにより,該球状ガラス微粒子中のアルカリ金属の少なくとも一部をホウ素及び亜鉛で,並びにアルカリ土類金属及び/又はアルミニウムで置換するステップとを含んでなる,上記3又は4の球状ガラス微粒子の製造方法。
12.該球状ガラス微粒子が500〜1200℃の温度で焼結させることができるものである,上記11の製造方法。
13.該球状ガラス微粒子の比表面積が2.7〜140m2/gの範囲にあるものである,上記11又は12の製造方法。
上記構成になる本発明によれば,従来にはなかった,多成分ガラスに基づくナノレベルのサイズの球状微粒子を得ることができる。しかも,得られる球状微粒子は,球状で且つ粒子径の分布幅が極めて狭い,すなわち粒度がよく揃っており均質性に優れる。このため,例えばセラミックスの焼結助剤として用いるとき,セラミックス粉末との均一な混和が容易である。更に,組成として,SiO2 以外にZnO,B23を組成として含有し,更にLi2O,Na2O,K2O,MgO,CaO,SrO,BaO,Al23の何れか1種又は複数種を含有している。このためSiO2のみからなるガラスに比して低融点であり,800〜1200℃という比較的低温で焼結させることができるため,セラミックスの焼結助剤として特に優れている。加えて,本発明の球状ガラス微粒子は,粒子径が非常に小さいものとして得ることができるため,特に電子デバイスの製造における焼結助剤として用いる場合,素子のパターンの微細化や薄膜化を妨げることがない。更に,粒子径が非常に小さいため,そのサイズ効果により低温焼成化を期待できる。
更に加えて,本発明の球状ガラス微粒子は,その製造段階で1000℃を超えるような高い温度への加熱が不要であるため,製造がエネルギー非消費型であるという利点もある。
実施例18の球状ガラス微粒子のX線回折パターンを示すグラフ 実施例18の球状ガラス微粒子の走査型電子顕微鏡写真 比較例1のガラス粉末の走査型電子顕微鏡写真 実施例18球状ガラス微粒子の粒度分布を表すグラフ 比較例1のガラス粉末の粒度分布を表すグラフ 実施例17の球状ガラス微粒子の示差熱分析曲線のグラフ
本発明の球状ガラス微粒子において,「球状」とは,必ずしも真球に限らず,電子顕微鏡により観察したとき実質的に球と認められ,最長径をL,最短径をSとしたときに,L/S(アスペクト比)が1〜1.5であるものをいう。また本発明の球状ガラス微粒子について「多成分」とは,SiO2以外に少なくとも1種の別の成分を含有することをいう。また,本明細書において,「粒子径」とは,粒子が真球でない場合,粒子の長径と短径の相加平均値をいう。
本発明の球状ガラス微粒子の成分のうちSiO2の原料としては,ケイ素アルコキシドを用いることが好ましい。ケイ素アルコキシドを用いこれをアルコール溶液に加え,アルカリ金属水酸化物及び水の存在下に撹拌しつつ加水分解させることにより,微粒子を形成することができる。これに亜鉛及びホウ素,並びにアルカリ土類金属及び/又はアルミニウムを添加して撹拌することにより20nm以上1000nm未満の範囲,好ましくは60〜800nm,より好ましくは75〜600nmの範囲に平均粒子径を有する,粒子径の変動係数の小さい,無孔質の球状のガラス粒子として得ることができる。ケイ素アルコキシドの特に好ましい例としては,メチルシリケート(テトラメトキシシラン等),エチルシリケート(テトラエトキシシラン等),イソプロピルシリケート(テトライソプロポキシシラン等)が挙げられるが,これらに限定されない。
また後述のように,本発明によれば,球状ガラス微粒子の平均粒子径の制御は,ケイ素アルコキシドの加水分解反応において,条件の何れかを適宜調節することで,極めて容易に行うことができ,従って,これにより定まる比表面積の制御も,極めて容易である。例えば,本発明によれば,比表面積が2.7〜140m2/g,好ましくは3.4〜45m2/g,より好ましくは4.5〜36m2/gの範囲にある球状ガラス微粒子を極めて容易に得ることができる。なお,作製された球状ガラス微粒子の比表面積は,標準的な方法であるBET比表面積測定法により,測定することができる。
本発明の球状ガラス微粒子の組成において,SiO2の含有量は40〜95モル%である必要がある。これはSiO2の含有量が95モル%より高いと,ガラス粒子の融点を1200℃以下とすることが困難となるためであり,又SiO2の含有量が40モル%より低いすなわち微粒子形成の反応に与るケイ素アルコキシド量が少ないと,安定な球状ガラス微粒子とならないからである。SiO2の含有量は,より好ましい50〜90モル%であり,特に好ましくは50〜85モル%である。
23は,ガラス形成成分であって,本発明の球状ガラス微粒子においてその焼結温度を低下させる働きをするため必須成分であり,0.5モル%以上含有させる必要がある。但しその含有量は,40モル%以下とするのが好ましく,30モル%以下とするのがより好ましく,20モル%以下とするのが更に好ましく,15モル%以下とするのが特に好ましい。これはB23の含有量が多すぎると化学的耐久性が低下するからである。本発明の球状ガラス微粒子の成分としてB23を含ませるときは,その原料としては,ホウ酸が好ましく用いられる。
ZnOはガラスの組成により網目形成酸化物や修飾酸化物になりうる中間酸化物である。ZnOは,本発明の球状ガラス微粒子においてその化学的耐久性を増加させ熱膨張率を低下させる性質を有する必須成分であり,0.5モル%以上含有させる必要がある。但しZnOの含有量は,40モル%以下とするのが好ましく,30モル%以下とするのがより好ましく,15モル%以下とするのが特に好ましい。これは,ZnOの含有量が多すぎると,焼結助剤として用いた場合焼成時に結晶化が進行しやすくなり,焼結助剤としての役割を果たさなくなる可能性があるためである。本発明の球状ガラス微粒子の成分としてZnOを含ませるには,その原料のとして例えば塩化亜鉛が好ましく用いられるが,これに限定されるものではなく,無機塩,水溶性の酸化物や水酸化物,ハロゲン化物等を原料として用いてもよい。それらの原料を含有する水溶液中で,珪素アルコキシドをアルカリ金属水酸化物存在下で加水分解して得られる微粒子を撹拌することにより,元素の置換を行わせて,ZnOを球状ガラス微粒子中に含ませることができる。
Li2O,Na2O及びK2Oは,何れも焼結温度を低下させる成分であり,それらのうち1種を又は2種以上を,本発明の球状ガラス微粒子の成分として含有させることができる。含有させる場合,合計含有量として50モル%以下とすることが好ましい。これは,それらの合計含有量が50モル%を超えると化学的耐久性が低下するためである。これらのアルカリ金属酸化物の合計含有量は,より好ましくは40モル%以下,更に好ましくは25モル%以下である。それらの成分は,ゾル−ゲル反応時に,例えばNaOH,LiOH,KOHの形で反応液に添加することによって,本発明の球状ガラス微粒子の成分として含有させることができ,また,それらのアルカリ金属水酸化物は,触媒として作用してケイ素アルコキシドの加水分解とそれに続く重合を促進させる。また,それらのアルカリ金属水酸化物を含有させずに形成した球状ガラス微粒子を,それらを含有する水溶液中で撹拌することにより,球状ガラス微粒子中に含有させることも可能である。それらアルカリ金属酸化物は,作製しようとする球状ガラス微粒子に含ませようとする他の金属元素を含有する水溶液中でガラス微粒子を撹拌するとき,それら他の元素により完全には置換されないように他の元素の濃度や撹拌時間や調節することにより,最終的に得られる本発明の球状ガラス微粒子の成分として残る。またそれら他の金属元素とともにアルカリ金属水酸化物を添加しておくことにより,球状ガラス微粒子に最終的に含有されるアルカリ金属量を調整してもよい。
本発明において,上記ゾル−ゲル反応の触媒として,アルカリ金属水酸化物を用いる場合,揮発性の触媒ガス等を含まないため,製造廃液からのエタノール等の有機溶媒の抽出・再生が容易であり,抽出・再生時のランニングコストを低減させることができる。
また,アルカリ金属水酸化物を触媒とする上記ゾル−ゲル反応を行なう場合,反応混合物に予めヒドロキシプロピルセルロース(HPC)を含有させておくことが好ましい。これは,HPCが分散剤として作用し,形成された球状ガラス微粒子を懸濁状態で安定化させるのに役立つためである。そうすることにより,懸濁状態が維持できる固形分(球状ガラス微粒子)含量の上限を,HPCを用いない場合の約1重量%に対し,約4重量%にまで高めることができ,生産コストと環境負荷とを共に引き下げることができる。
アルカリ土類金属酸化物であるMgO,CaO,SrO及びBaOは,何れも焼結温度を低下させ,且つ化学的耐久性を高める成分であり,それらのうち1種を又は2種以上を,本発明の球状ガラス微粒子の成分として含有させることができる。但し含有させる場合,合計含有量として50モル%以下とするのが好ましい。これはアルカリ土類金属酸化物の含有量が50モル%を上回ると結晶化が進行し好ましくないからである。アルカリ土類金属酸化物の含有量は,より好ましくは40モル%以下である。本発明の球状ガラス微粒子の成分としてそれらを含有させる場合には,それら金属源として,それらの金属の水溶性の無機塩,水溶性の酸化物や水酸化物,ハロゲン化物等を原料として用いればよい。無機塩としては炭酸塩,炭酸水素塩,塩酸塩,硫酸塩その他の塩のうち水溶性のものを適宜用いればよい。特に好ましいのは,炭酸塩,硝酸塩及び硫酸塩であるが,それらに限定されない。それらの原料の具体例としては,塩化マグネシウム,塩化カルシウム,塩化ストロンチウム,塩化バリウム等が挙げられる。それらの原料は,アルカリ土類金属を含有させずに形成したガラス微粒子を,アルカリ土類金属の硝酸塩,塩化物等を含有する水溶液中で撹拌することにより,元素の置換を利用して球状ガラス微粒子中に含有させることができる。
Al23はガラスの1価あるいは2価の金属酸化物が共存すると,網目構造に酸化することによりガラスを安定させる性質があり,本発明の球状ガラス微粒子の成分として含有させることができる。但し含有させる場合,含有量は15モル%以下に止めることが好ましい。これは,Al23の含有量が15モル%を超えると焼結温度が高くなり,且つ,結晶化が進行するからである。Al23を含有させる場合には,その原料としては,例えば,アルミニウムの水溶性の塩(塩化物,硝酸塩,水酸化物,炭酸塩等)を用いることができる。
ケイ素アルコキシドを加水分解するときの反応液中のアルカリ金属濃度は,0.05〜5mol/Lとすることが好ましい。この範囲外ではナノレベルの均質な球状微粒子を得ることが困難となるためである。アルカリ金属濃度は,より好ましくは0.5〜3mol/Lである。
ケイ素アルコキシドを加水分解するときの反応温度に特に制限はなく,室温で行えばよいが,加熱下や冷却下で行うこともできる。反応時間は,温度その他の条件により異なるが,室温では通常数時間〜24時間程度である。得られるシリカ−アルカリ金属系球状ガラス微粒子を,亜鉛及びホウ素を含有する,又は更にアルカリ土類金属及び/又はアルミニウムを含有する水アルコール水溶液中で撹拌し,元素の交換を起こさせることにより,本発明の球状ガラス微粒子が形成される。なお,懸濁液からの球状ガラス微粒子の採取は,濾過,遠心分離,媒質の留去その他適宜の手段で行えばよい。なお,こうして作製し,採取して乾燥させた本発明の球状ガラス微粒子は,相互に緩く付着しているが,ボールミルや乳鉢等で軽く容易に解砕してそれぞれ分離した球状ガラス微粒子にすることができる。ジェットミルなどの粉砕装置を用いて容易に解砕することもできる。
本発明において,平均粒子径の調節は,アルカリ金属濃度,アルコールと水の溶媒比や反応温度などを制御することにより可能である。例えば,アルカリ金属濃度,水のアルコールに対する比率を増加させれば平均粒子径は大きくなり,反応温度を高くすれば平均粒子径は小さくなることがわかっているため,データを基に作製条件を微調整することにより平均粒子径を調整することができる。
アルカリ金属水酸化物を用いた上記ゾル−ゲル反応により球状ガラス微粒子を製造する場合の一般的手順は次のとおりである。すなわち,ケイ素アルコキシド(例えば,テトラエトキシシラン等)をSiO2の原料とし,分散剤としてヒドロキシプロピルセルロース(HPC)を溶解させたアルコール(例えば,エタノール等)に加えて撹拌し,均一化させる(A1液)。別に,アルカリ金属水酸化物をアルコール及び水の混液に溶解させる(B1液)。A1液とB1液とを混合し(C1液),20〜60℃にて通常6時間以上撹拌することで,ケイ素−アルカリ金属よりなる2成分系の球状ガラス微粒子が得られる。この場合,得られる球状ガラス微粒子の平均粒子径は,アルカリ金属水酸化物濃度,ケイ素アルコキシド濃度,水のアルコールに対する比率,及び/又はHPC分子量の増減に相関して増減し,反応温度の増減には逆相関して減少又は増大する。従って,これらの条件を適宜調節することにより,望みの平均粒子径を有する球状ガラス微粒子を容易に製造することができる。
次に,ケイ素−アルカリ金属よりなる2成分系の球状ガラス微粒子の元素を置換することにより多成分系の球状ガラス微粒子を製造する場合の一般的手順は,次のとおりである。上記手順によりケイ素−アルカリ金属よりなる2成分系球状ガラス微粒子を合成し,ろ過や遠心分離等の方法により固液分離を行い,微粒子を分離する。この際,ケイ素−アルカリ金属系球状ガラス微粒子は,反応溶液から分離された状態では大気中の水分により著しい潮解性を示し,微粒子間の結合やゲル化により次の工程で単分散微粒子を得ることが難しい。そのため,化学的耐久性を増加させる亜鉛を(及び/又は,本発明の球状ガラス粒子に含ませようとする成分である場合には,アルカリ金属土類及び/又はアルミニウムの塩を)固液分離前の反応溶液に少量添加し,微粒子の表層の元素と置換することで,潮解を防ぐことが可能である。また,この操作により微粒子中に多くのアルカリ金属を含有させることができるため,後の多成分化で微粒子中のシリカ量を低減することによる低融化が可能となる。固液分離後の微粒子をアルコール(例えばエタノール)又は含水アルコールに加え,超音波分散又は撹拌その他適宜な分散方法により均一に分散させる(A2液)。別に,球状ガラス微粒子に含ませようとする亜鉛又はアルカリ金属又はアルカリ土類金属又はアルミニウムの塩化物,硝酸塩,又はホウ酸若しくはホウ酸塩を水,又はアルコール(例えば,エタノール)を含んだ水に溶解させる(B2液)。A2液とB2液とを混合する(C2液)。A2液及びB2液の量比は,C2液のアルコール濃度が,好ましくは5〜50重量%,より好ましくは5〜30重量%,特に好ましくは5〜15重量%(例えば約10重量%)となるように適宜調節することができる。このように,C2液中のアルコール含有量を水含有量以下とすることにより,元素の置換が行われやすくなる。C2液を室温にて通常2時間以上撹拌することで,用いた材料に対応する多成分系球状ガラス微粒子が得られる。
上記元素の置換反応において,ケイ素−アルカリ金属よりなる2成分系のガラス微粒子において,置換反応中における媒質中の亜鉛,ホウ素,アルカリ土類金属,アルミニウムを含ませることで,ガラス微粒子中のアルカリ金属を亜鉛,ホウ素,アルカリ土類金属あるいはアルミニウムに交換することが可能である。更に,反応液にアルカリ金属を含ませることでガラス微粒子中にアルカリ金属を含ませることも可能である。これら媒質中の亜鉛,ホウ素,その他金属濃度を調節することにより,亜鉛,ホウ素,アルカリ金属,アルカリ土類金属,アルミニウムを任意の割合で含有する球状ガラス微粒子を得ることができる。また,もとのケイ素−アルカリ金属系のガラス微粒子におけるアルカリ金属比率を高めておくことにより,元素の置換後の球状ガラス微粒子中のアルカリ金属含有量を高めることができる。こうして,もとのケイ素−アルカリ金属系のガラス微粒子中におけるアルカリ金属の含量比率を調節し,且つ,元素の置換時における媒質中の亜鉛,ホウ素,アルカリ土類金属,アルミニウム濃度を上記のように調節することにより,所望の組成比率を有する多成分系の球状ガラス微粒子を製造することができる。
上記元素の置換反応において,ガラス微粒子は,凝集や沈殿を起こすことがないよう,十分量の媒質中に分散させておくことが好ましい。
以下,実施例を参照して本発明を更に具体的に説明するが,本発明がそれら実施例に限定されることは意図しない。なお,実施例においては,加水分解反応は何れも室温にて行った。
エタノール(EtOH)に表1に示す割合でヒドロキシプロピルセルロース(HPC)を加えて溶解させ,攪拌しながらテトラエトキシシラン(TEOS)を更に表1に示す割合で加えることによりA液を調製した。別に,エタノールに表1に示す割合でHPCを加えて溶解させ,攪拌しながらアルカリ金属の水酸化物を更に表1に示す割合で加えて溶解させ,攪拌しながらイオン交換水を更に加えることによりB液を調製した。A液,B液を表1に示す温度に保ちつつ,A液を攪拌しつつこれにB液を加え,18時間大気中で攪拌した。続いて孔径20μmのフィルターで濾過し,異常凝集した粒子をとり除いた。反応混合物を10000×gで30分間遠心し,微粒子を沈降させることにより,固形分を液体から分離し,沈降した微粒子をエタノール中に分散させることでケイ素−アルカリ金属よりなる微粒子分散ゾルを得た(実施例1〜15)。なお全溶液量は100mlとした。

イオン交換水に表2に示す割合で無機塩を加えて溶解させることでC液を調整した。C液を攪拌しつつ,実施例1〜15で得られたケイ素−アルカリ金属よりなる微粒子アルコール分散ゾルを表2に示す割合で加え,大気中,常温で攪拌を続け6時間後,この溶液を孔径20μmのフィルターで濾過し,異常凝集した粒子をとり除いた。反応混合物を10000×gで30分間遠心し,微粒子を沈降させることにより,固形分を液体から分離し,沈降した微粒子を80℃で12時間乾燥させ,乳鉢で解砕することにより,多成分系ガラスの球状微粒子を得た。(実施例16〜30)

表3に得られたガラス微粒子の粒度分布,アスペクト比(L/S)を示す。これらの物性値は,日立製走査型電子顕微鏡S−3400Nを用いて100個以上の粒子が見える倍率(1万5千倍〜10万倍)で撮影し,明確に境界線が認識できる微粒子全てを抽出し,画像解析手法を用いることにより個々の微粒子の形状を実測値に換算することで得た。また表3に示す粒度分布について,「D10」,「D50」,及び「D90」は,計測対象とした全粒子を粒子径の小さいものから順に並べて先頭からカウントした場合に,全体の個数のそれぞれ,10%,50%,及び90%をカウントすることになる位置にある粒子の粒子径をいう。従って,「D50」は,粒子径の中間値に相当し,また「D10」から「D90」までの間に粒子総数の80%が収まる。
リガク製のX線回折装置RINT2000にて実施例16〜30の多成分ガラス微粒子を測定すると,ガラス構造を形成しているセラミックスに特徴的なハローのみが観測され,得られた球状ガラス微粒子は,結晶を含まないことが確認された。またガラス組成はICP発光分析によりおこなった。その結果を表3に示す。
実施例16〜30で得られた多成分系ガラス微粒子のTG-DTA測定を行い,1200℃まで昇温し熱特性を調べた。装置はリガク製Thermo Plus TG8120を用いた。DTA曲線の変曲点から得られたガラス転移点(Tg),軟化点(Ts)を表3に示す。また,ゾルゲル法で得られたいずれのサンプルも溶融法と異なり,400℃までに微粒子に含まれる水分や有機分に由来する吸熱・発熱ピークと重量減少が見られた。
実施例16〜30で得られた多成分ガラス微粒子についてMountech製BET比表面積測定装置Macsorbを用いて比表面積(SSA[m2/g])を測定し,得られた比表面積の値を表3に示す。

比較例1〜4として,それぞれ,実施例18,22,24及び27と同一の組成となるようにガラス原料化合物を調合,混合し,白金ルツボ等で1200〜1500℃にて1時間溶融したガラスを急冷してガラスフレークを得た。更にポットミル等でガラスフレークを粉砕し,粉末ガラスを得た。上記ガラス粉末のガラス転移点,軟化点及び粒度分布はゾルゲル法で得られたガラス微粒子と同様の測定方法により求めた。その結果を表4に示す。

実施例16〜30で作製した球状ガラス微粒子0.05gを白金容器に入れ,1200℃で焼成すると焼結したガラスが得られた。
実施例16〜30で作製した球状ガラス微粒子0.1gとアルミナ粉末0.1gを直径10mmのプレス金型内で1MPaの圧力でプレスしたものをアルミナ基板上に置き,1200℃で焼成すると焼結体でセラミックスが得られた。
表3の結果から明らかなように,本発明のガラス粉末は粒子径D50が30nm以上300nm以下の範囲に入っており,微粒子であるにもかかわらずその分布幅は狭く,アスペクト比が1.5以下である,ガラス微粒子。また,組成分析結果から多成分系であることを示している。更に,これらのガラス粉末はXRD測定の結果,アモルファスであることを示しており,示差熱分析の結果から500〜1200℃までに軟化点を有するものである。
表4の比較例の結果から,ゾルゲル法により作製されたガラス微粒子は溶融法で作製されたガラス粉末と比較して軟化点が100℃ほど低下している。このことから,通常のガラス粉末と比較して,多成分系球状ガラス微粒子を用いることで低温焼成が可能であるという長所がある。
本発明で得られた実施例18の球状ガラス微粒子のX線回折パターンを示すグラフを図1に,走査型電子顕微鏡写真を図2に,粒度分布を表すグラフを図4に,実施例17の球状ガラス微粒子の示差熱分析曲線のグラフを図6に,それぞれ示す。また,溶融法で作製した比較例1のガラス粉末の走査型電子顕微鏡写真を図3に,また粒度分布を表すグラフを図5に示す。
本発明で得られる球状ガラス微粒子は,多成分ガラスよりなる,粒子径分布の極めて狭い球状のガラス粒子であり500〜1200℃で焼結が可能であるため,セラミック等の焼結助剤とし広く利用することができる。また,粒子径の分布幅が極めて狭く且つ形状が球状であるため,分析試薬の担体や化粧品,医薬組成物の原料としても利用することができる。

Claims (13)

  1. 1.組成として,酸化物換算で,
    SiO2を40〜95モル%,
    23を0.5〜40モル%,及び
    ZnOを0.5〜40モル%の量でそれぞれ含有し,かつ
    平均粒子径が20nm以上1000nm未満である
    ことを特徴とする,球状ガラス微粒子。
  2. 組成として,酸化物換算で,Li2O,Na2O及びK2Oよりなる群より選ばれる1種又は2種以上のアルカリ金属酸化物を50モル%以下の量で含有する,請求項1又は2の球状ガラス微粒子。
  3. 組成として,酸化物換算で,MgO,CaO,SrO及びBaOよりなる群より選ばれる1種又は2種以上のアルカリ土類金属酸化物を50モル%以下の量で含有する,請求項1の球状ガラス微粒子。
  4. 組成として,酸化物換算で,Al23を15モル%以下の量で含有するものである,請求項1〜3の何れかの球状ガラス微粒子。
  5. 500〜1200℃の温度で焼結させることができるものである,請求項1〜4の何れかの球状ガラス粒子。
  6. 比表面積が2.7〜140m2/gの範囲にあるものである,請求項1〜5の何れかの球状ガラス微粒子。
  7. 請求項1〜6の何れかの球状ガラス微粒子を含んでなる焼結助剤。
  8. 水酸化リチウム,水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムよりなるアルカリ金属水酸化物の群より選ばれる1種又は2種以上と,ケイ素アルコキシドと,水及びアルコールとを混合することにより球状ガラス微粒子を得るステップと,得られた該球状ガラス微粒子を,ホウ素及び亜鉛を含有するアルコール水溶液中で撹拌することにより,該球状ガラス微粒子中のアルカリ金属の少なくとも一部をホウ素,亜鉛で置換するステップとを含んでなる,請求項1又は2の球状ガラス微粒子の製造方法。
  9. 該球状ガラス微粒子が500〜1200℃の温度で焼結させることができるものである,請求項8の製造方法。
  10. 該球状ガラス微粒子の比表面積が2.7〜140m2/gの範囲にあるものである,請求項8又は9の製造方法。
  11. 水酸化リチウム,水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムよりなるアルカリ金属水酸化物の群より選ばれる1種又は2種以上と,ケイ素アルコキシドと,水及びアルコールとを混合することにより球状ガラス微粒子を得るステップと,得られた該球状ガラス微粒子を,ホウ素及び亜鉛を含有し,更にアルカリ土類金属及び/又はアルミニウムを含有するアルコール水溶液中で撹拌することにより,該球状ガラス微粒子中のアルカリ金属の少なくとも一部をホウ素及び亜鉛で,並びにアルカリ土類金属及び/又はアルミニウムで置換するステップとを含んでなる,請求項3又は4の球状ガラス微粒子の製造方法。
  12. 該球状ガラス微粒子が500〜1200℃の温度で焼結させることができるものである,請求項11の製造方法。
  13. 該球状ガラス微粒子の比表面積が2.7〜140m2/gの範囲にあるものである,請求項11又は12の製造方法。
JP2009219554A 2009-09-24 2009-09-24 球状多成分ガラス微粒子 Withdrawn JP2011068507A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009219554A JP2011068507A (ja) 2009-09-24 2009-09-24 球状多成分ガラス微粒子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009219554A JP2011068507A (ja) 2009-09-24 2009-09-24 球状多成分ガラス微粒子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011068507A true JP2011068507A (ja) 2011-04-07

Family

ID=44014177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009219554A Withdrawn JP2011068507A (ja) 2009-09-24 2009-09-24 球状多成分ガラス微粒子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011068507A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014231469A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 ショット アクチエンゲゼルシャフトSchott AG ガラス質の又は少なくとも部分的に結晶質の接合材料及びその使用
JPWO2013133357A1 (ja) * 2012-03-08 2015-07-30 日本山村硝子株式会社 球状粒子の製造方法
DE102020108867A1 (de) 2020-03-31 2021-09-30 Schott Ag Einschmelzglas und dessen Verwendung
WO2022071020A1 (ja) * 2020-10-01 2022-04-07 堺化学工業株式会社 ホウ素含有シリカ分散体及びその製造方法
CN115697930A (zh) * 2020-06-09 2023-02-03 电化株式会社 复合粒子的制造方法、复合粒子以及混合物
KR20230075390A (ko) 2020-10-01 2023-05-31 사카이 가가쿠 고교 가부시키가이샤 붕소 함유 비정질 실리카 분체 및 그 제조 방법

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013133357A1 (ja) * 2012-03-08 2015-07-30 日本山村硝子株式会社 球状粒子の製造方法
JP2014231469A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 ショット アクチエンゲゼルシャフトSchott AG ガラス質の又は少なくとも部分的に結晶質の接合材料及びその使用
US9206076B2 (en) 2013-05-28 2015-12-08 Schott Ag Vitreous or partially crystalline joining material and uses of same
DE102020108867A1 (de) 2020-03-31 2021-09-30 Schott Ag Einschmelzglas und dessen Verwendung
US11964909B2 (en) 2020-03-31 2024-04-23 Schott Ag Sealing glass and use thereof
CN115697930A (zh) * 2020-06-09 2023-02-03 电化株式会社 复合粒子的制造方法、复合粒子以及混合物
WO2022071020A1 (ja) * 2020-10-01 2022-04-07 堺化学工業株式会社 ホウ素含有シリカ分散体及びその製造方法
KR20230075389A (ko) 2020-10-01 2023-05-31 사카이 가가쿠 고교 가부시키가이샤 붕소 함유 실리카 분산체 및 그 제조 방법
KR20230075390A (ko) 2020-10-01 2023-05-31 사카이 가가쿠 고교 가부시키가이샤 붕소 함유 비정질 실리카 분체 및 그 제조 방법
US12281019B2 (en) 2020-10-01 2025-04-22 Sakai Chemical Industry Co., Ltd. Boron-containing amorphous silica powder and method of producing same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6105140B1 (ja) 負熱膨張材及びそれを含む複合材料
CN106660813B (zh) 球状结晶性二氧化硅粒子及其制造方法
CN107074542B (zh) 个体化无机粒子
JP2011068507A (ja) 球状多成分ガラス微粒子
CN107074603B (zh) 玻璃原料造粒体的制造方法、熔融玻璃的制造方法和玻璃物品的制造方法
JP7194167B2 (ja) 粉末及び混合粉末
JP2020002000A (ja) 負熱膨張材、その製造方法及び複合材料
WO2017061403A1 (ja) 負熱膨張材及びそれを含む複合材料
CN103958138A (zh) 陶瓷纤维的制造方法和陶瓷纤维制造用的陶瓷原料组合液
JP3690245B2 (ja) ガラス粉末の製造方法
JP2010254574A (ja) 球状多成分ガラス微粒子
JP4822550B2 (ja) 球状多成分ガラス微粒子
JP6980467B2 (ja) 球状シリカフィラー用粉末及びその製造方法
CN102219386B (zh) SiO2基复合氧化物体系玻璃的超微细粉体的制备方法
JP2007290887A (ja) ビスマスチタン酸系ナノ粒子、それを用いた圧電セラミックス、それらの製造方法
JP2007261861A (ja) ガラス粉末およびその製法
JP2007261860A (ja) ガラス粉末およびその製法
JP2007261862A (ja) ガラス粉末およびその製法
TWI882198B (zh) 氧化鋯粒子及氧化鋯粒子的製造方法
JP2008105913A (ja) ガラス粉末およびその製法
CN115697930A (zh) 复合粒子的制造方法、复合粒子以及混合物
TW201908241A (zh) 矽酸鹽化合物微粒子及其製造方法
WO2025033404A1 (ja) 球状チタン酸カルシウム粉末、及び樹脂組成物
WO2025033402A1 (ja) 球状チタン酸カルシウム粉末及びその製造方法、並びに樹脂組成物
WO2024135596A1 (ja) ケイリン酸リチウム粉末組成物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120912

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20131011