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JP2011068101A - 製本装置及びこれを備えた画像形成システム - Google Patents

製本装置及びこれを備えた画像形成システム Download PDF

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JP2011068101A
JP2011068101A JP2009223177A JP2009223177A JP2011068101A JP 2011068101 A JP2011068101 A JP 2011068101A JP 2009223177 A JP2009223177 A JP 2009223177A JP 2009223177 A JP2009223177 A JP 2009223177A JP 2011068101 A JP2011068101 A JP 2011068101A
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Shigeyuki Sannomiya
茂之 三宮
Makoto Takahashi
誠 高橋
Yutaka Amamiya
豊 雨宮
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Canon Finetech Nisca Inc
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Abstract

【課題】本発明は部揃いされたシート束を接着剤で綴じ合わせて周縁を断裁揃えする際に、仕上げ品位に優れ、同時に断裁紙片の処理が容易である製本装置を提供する。
【解決手段】製本仕上げするシート束のサイズ情報と、束厚さ情報とから天部又は地部のカット領域を設定する断裁量設定手段を設け、接着剤塗布手段でシート束の背部に接着剤を塗布する際に、この手段で算出したカット領域に接着剤を塗布しないか又はその塗布量を低減することを特徴としている。これにより、天部又は地部を断裁する際にそのカット領域には接着剤が塗布されていないから断裁刃を損傷する恐れも、カット部に皺、凹凸が発生することもない。これと共に紙片屑は接着剤の塊が含まれないかその量が微量であるため再生紙として再利用することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、部揃え集積されたシート束の背部端面に接着剤を塗布して綴じ合わせる製本装置に係わり、背部を綴じ合わせたシート束の周縁を断裁揃えする際の接着剤塗布機構の改良に関する。
一般にこの種の製本装置はプリンタ、印刷機などの画像形成装置の端末装置として、画像形成されたシートをページ順に部揃え集積した後、その背部端面に接着剤を塗布して綴じ合わせる(天糊製本)か、或いは表紙シートでくるみ綴じ(くるみ製本)している。そしてこのような製本装置は、画像形成装置とは分離した装置として印刷済みシートを束状に集積してその端縁(背部)に接着剤を塗布して別途給送する表紙シートと綴合わせて表装するスタンドアロン装置として使用される場合と、画像形成装置の排紙口に連結され印刷済みのシートを順次受取って冊子状に製本仕上げするシステムの端末装置として使用される場合とがある。
例えば特許文献1には、画像形成装置から出力されたシートを自動的に製本仕上げするシステムが提案されている。同文献には、画像形成装置から出力されたシートを、その排紙口から受取って排紙経路に導き、この排紙経路の下流側に設けたトレイに部揃え集積し、このシート束を製本処理経路に案内している。そして製本処理経路には、接着剤塗布位置に接着剤塗布手段が、その下流側には表紙綴じ位置が設けられ、この位置に表紙シート供給経路が連結されている。
そして部揃い集積したシート束の背綴じ端面に接着剤塗布手段で接着剤を塗布して表紙シートでくるみ製本する装置が開示されている。また同文献には表紙綴じしたシート束の周縁を断裁揃え(トリミングカット)する断裁手段が配置されている。従って画像形成装置で画像形成されたシートは製本装置で部揃え集積され、その背綴じ端面に接着剤を塗布した後に、表紙シートと綴じ合わせ、その周縁を断裁揃えするように構成されている。
一方このような装置においてシート束の端面に接着剤を塗布する塗布ユニットは、熱溶融性の接着剤(ホットメルト接着剤)を収容する糊容器と、この容器内に配置され周面に接着剤を含浸する塗布ローラと、このローラを回転する駆動手段で構成されている。そしてこの塗布ローラを回転させながらシート束の一端から他端に移動することによって接着剤を塗布している。
特開2007−260977号公報
上述のような製本装置において、製本綴じするためにシート束に接着剤を塗布する場合、従来はその一端から他端に一様に接着剤を塗布している。このため製本処理後にその周縁をトリミングカットして断裁揃えすると次の不都合が発生する。
シート束の天部又は地部を断裁するときに固化した接着剤を切断することとなる。このため接着剤の乾燥時間が長すぎると接着剤硬度が高くなり、断裁刃の寿命に影響を及ぼす。逆に乾燥時間が短すぎると接着剤硬度が低い状態で切断するから背綴じ部に皺、凹凸などが生ずる。これと共に天部又は地部のトリミングカットでは切断した屑紙片は、短冊状に綴じ合わされた状態で廃棄ボックスに収納される。一方綴じ代部を含まない小口部の屑紙片は単紙葉状態で収納される。
このように収容された屑紙片は、接着剤を含まない紙片は再生紙の原料として再利用されるが、その一部に接着剤の綴じ代を含んだ紙葉が混入しているときには、これを選別除去するか、或いは全体を再生不可能な廃棄屑として処分しているため、トリミングカット後の紙片屑の処理が面倒であった。
そこで本発明者は、シート束の背綴じ面に接着剤を塗布する際に、予め断裁領域を算出して、その断裁領域には接着剤を塗布しないか、その塗布量を低減するとの着想に至った。
本発明は部揃いされたシート束を接着剤で綴じ合わせて周縁を断裁揃えする際に、仕上げ品位に優れ、同時に断裁紙片の処理が容易である製本装置の提供をその主な課題としている。更に、本発明は綴じ処理したシート束の周縁を断裁揃えする際に接着剤の冷却時間に影響を受けることなく常に美観に富んだ仕上げ処理が可能である製本装置の提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は、製本仕上げするシート束のサイズ情報と、束厚さ情報とから天部又は地部のカット領域を設定する断裁量設定手段を設け、接着剤塗布手段でシート束の背部に接着剤を塗布する際に、この手段で算出したカット領域に接着剤を塗布しないか又はその塗布量を低減することを特徴としている。これにより、天部又は地部を断裁する際にそのカット領域には接着剤が塗布されていないから断裁刃を損傷する恐れも、カット部に皺、凹凸が発生することもない。これと共に紙片屑は接着剤の塊が含まれないかその量が微量であるため再生紙として再利用することが可能となる。
更にその構成を詳述するに、部揃えされたシート束を製本綴じした後に周縁を断裁揃えする製本装置であって、シート束を塗布位置、断裁位置の順に移送するシート束搬送手段を有する製本経路(42)と、塗布位置に配置されシート束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段(52)と、断裁位置に配置され少なくもシート束の天部または地部を断裁する断裁手段(63)と、シート束搬送手段と接着剤塗布手段と断裁手段を制御する制御手段(78)とを備える。
そして制御手段に、部揃えされたシート束のサイズ情報と、束厚さ情報とから天部又は地部のカット領域を設定する断裁量設定手段(71)を設ける。そこでこの制御手段は、接着剤塗布手段でシート束の背部に接着剤を塗布する際に断裁量設定手段で算出したカット領域に塗布しないか又は塗布量を低減するように接着剤塗布手段を制御する。
本発明は、接着剤塗布手段でシート束の背部に接着剤を塗布する際に、断裁量設定手段で算出したカット領域に接着剤を塗布しないか又はその塗布量を低減するようにしたものであるから以下の効果を奏する。
接着剤で綴じ合わされたシート束は、その天部又は地部を断裁する際にそのカット領域には接着剤が塗布されていないか、或いは塗布量が低減されているから断裁刃を損傷する恐れがなく、その寿命と耐久性を改善することが出来る。これと共に断裁刃でカットする部位に接着剤が存在(或いは微量)しないから接着剤硬度が不完全であっても背表紙部に皺、凹凸が発生することがない。
これと共に、断裁仕上げする際の紙片屑には、接着剤の塊が含まれないかその量が微量であるため紙片屑を選別することなく再生紙として再利用することが可能となる。
更に、本発明は、シート束の周縁を断裁仕上げする際に、天部又は地部から断裁して最後に小口部を断裁するように制御することによって、天部又は地部の糊塗布されないカット領域の紙葉がカールして変形する恐れと、シート束の姿勢を偏向する際にカット領域の紙葉が折れ曲がる恐れを少なくすることが出来る。
本発明に係わる画像形成システム形成システムの全体構成の説明図。 図1のシステムにおける製本装置の説明図。 図2の製本装置における接着剤塗布ユニットの説明図であり、(a)はその全体構成の斜視説明図、(b)はその中央縦断面図。 接着剤塗布ユニットの塗布動作の一実施形態(第1実施形態)を示し、(a)は塗布ローラのストローク制御の説明図、(b)はその塗布状態の拡大説明図。 図2の装置における接着剤塗布ユニットの図4とは異なる実施形態(第2実施形態)を示し、(a)は塗布ローラのストローク制御の説明図、(b)はその塗布状態の部分説明図。 図2の装置における接着剤塗布ユニットの図4図5とは異なる実施形態(第3実施形態)を示し、(a)は塗布量調整ブレードの構成を示す斜視説明図、(b)は塗布ローラと塗布量調整ブレードの関係を示す説明図、(c)は塗布量調整ブレードの動作状態の説明図。 図2の製本装置における束搬送ユニットの全体構成の説明図。 図2の装置における断裁部のシート束と断裁刃との関係を示す説明図。 図8のシート束断裁機構の動作状態説明図であり、(a)は平面状態を、(b)は断面状態を示す。 図2の製本装置における断裁量設定手段の説明図であり、(a)はシート束のトリミングカットの状態説明図、(b)は中綴じシートのカット量の説明図、(c)は表紙シートのカット量説明図。 図1のシステムにおける制御構成を示すブロック図。
以下図示の実施形態に従って本発明を詳述する。本発明に係わる画像形成システムは図1に示すようにシート上に画像形成する画像形成装置Aと、この画像形成装置Aの排紙口14に連設され画像形成されたシートを部揃え集積して製本綴じする製本装置Bとから構成される。図示のものは更に製本装置Bの下流側に後処理装置Cを備えている。
画像形成装置Aは静電印刷、インクジェット印刷、オフセット印刷などの画像形成方式でシート上に画像形成してこれを排紙口14から搬出する。製本装置Bは、この排紙口14に連設され、画像形成されたシートを部揃え集積してその背綴部に接着剤を塗布して冊子状に綴じ合わせ、その周縁をトリミングカットして断裁仕上げした後、収納スタッカ74に収納するように構成されている。以下画像形成装置A、製本装置B、後処理装置Cの順に説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置Aは、上述のように種々の印刷機構を採用することが可能であるが、その一例として静電印刷機構を示し、その構成を説明する。図示の画像形成装置Aはケーシング1内に給紙部2と、印字部3と、排紙部4と制御部が内蔵されている。給紙部2にはシートサイズに応じた複数のカセット5が準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路6に繰り出される。この給紙経路6にはレジストローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の印字部3に給送する。
印字部3には静電ドラム10が設けられ、この静電ドラム10の周囲には印字ヘッド9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。そして印字ヘッド9は例えばレーザ発光器などで構成され、静電ドラム10上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着し、転写チャージャ12でシートに印刷する。この印刷シートは定着器13で定着され排紙経路17に搬出される。
排紙部4には上記ケーシング1に形成した排紙口14と排紙ローラ15が配置されている。尚図示16は循環経路であり、排紙経路17からの印刷シートをスッチバック経路で表裏反転した後再びレジストローラ7に送り、印刷シートの裏面に画像形成する。このように片面若しくは両面に画像形成された印刷シートは排紙口14から排紙ローラ15で搬出される。
尚図示20はスキャナユニットであり、上記印字ヘッド9で印刷する原稿画像を光学的に読み取る。その構造は一般的に知られているように原稿シートを載置セットするプラテン19と、このプラテン19に沿って原稿画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。また図示のものは原稿シートを自動的にプラテンに給送する原稿送り装置23がプラテン19上に装備してある。
[製本装置]
本発明に係わる製本装置Bについて説明すると、製本装置Bは、外部の印刷装置で画像形成され、部揃えされたシート束を、その端縁に接着剤を塗布して製本綴じするスタンドアロン構成か、或いは図1に示すように画像形成装置に連設されたシステムの端末装置として構成する。そして製本仕上げは、画像形成されたシート束(以下「中綴シート束」という)に接着剤を塗布して綴じ合わせる天糊製本か、或いは中綴シート束を表紙シートに綴じ合わせるくるみ製本か、いずれかに製本するように構成する。
このため製本装置Bには、中綴シート束を塗布位置Pxから断裁位置Pzに案内する製本経路42を備える。塗布位置Pxには、シート束の背綴じ端面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段52、断裁位置Pzには綴じ合わせたシート束の周縁を断裁揃えする断裁手段63を配置する。そして製本経路42には中綴シート束を経路に沿って塗布位置Pxから断裁位置Pzに移送するシート束搬送手段43を配置する。
また、接着剤塗布手段52と断裁手段63を制御する制御手段78に中綴シート束の天部及び/又は地部(以下これを「天地部」という)のカット領域を設定する断裁量設定手段71を設ける。この断裁量設定手段71は接着剤塗布手段52で接着剤を塗布する前に断裁仕上げ時の天地部のカット領域(トリミングカット幅)Lcを演算するように構成する。そこで制御手段78は接着剤塗布手段52で中綴シート束背部に接着剤を塗布する際に断裁量設定手段71で設定したカット領域Lcに接着剤を塗布しないか又はその塗布量を低減するように接着剤塗布手段52を制御するように構成する。
上述の接着剤塗布手段52は、シート束搬送手段43に支持された中綴シート束の背部に、その一端から他端に位置移動する塗布ロール53と、この塗布ロール53に接着剤を供給する糊容器54とから構成する。
そして制御手段78は、(1)塗布ロール53の移動ストロークで中綴シート束のカット領域Lcに接着剤を塗布しないように構成する(後述する第1実施形態)か、(2)塗布ロール53とシート束端面との間の塗布ギャップGaを調整して中綴シート束のカット領域Lcに接着剤を塗布しないか、その塗布量を低減するように構成する(後述する第2実施形態)か、或いは(3)塗布ロール53で中綴シート束の端面に塗布した接着剤層を塗布量調節ブレード55で掻き落として中綴シート束のカット領域Lcに接着剤を塗布しないか、その塗布量を低減する(後述する第3実施形態)ように構成する。
また、上述の断裁量設定手段71は天地部のカット領域Lcを設定するが、その方法は、オペレータがそのカット量を演算して例えば画像形成装置Aのコントロールパネル(後述する)18から入力指定する方法と、装置制御部(画像形成装置又は製本装置のコントローラ)で演算する方法のいずれかを採用する。画像形成装置Aの制御部75で演算する形態を後述する。
次に、図2に従って製本装置Bの構成を説明する。図示の製本装置Bは中綴シート束と表紙シートとを綴じ合わせるくるみ製本装置を示している。そして製本経路42には塗布位置Pxの上流側に画像形成装置Aから送られたシートを部揃え集積する集積トレイ38が設けられている。また塗布位置Pxと断裁位置Pzとの間には表紙綴位置Pyが設けられ、表紙綴じ手段58が配置されている。以下順次その構成を説明する。
製本装置Bはケーシング29内に印刷シートを束状に集積して部揃えする集積部37と、この集積部37からのシート束に接着糊を塗布する接着剤塗布手段52と、接着剤を塗布されたシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段58とから構成されている。
[搬送経路の構成]
各シートの搬送経路について説明すると、上記ケーシング29内には画像形成装置Aの排紙口14に連なる搬入口30を有する搬入経路31が設けられ、この搬入経路31から中紙搬送経路32と表紙搬送経路34が経路切換フラッパ36を介して連結されている。そして中紙搬送経路32には集積部37を介して製本経路42が連接され、表紙搬送経路34には後処理経路35が連設されている。製本経路42は略々鉛直方向に装置を縦断する方向に、表紙搬送経路34は略々水平方向に装置を横断する方向に配置されている。
上記製本経路42と表紙搬送経路34とは互いに交差(直交)し、その交差部に後述する表紙綴じ手段58が配置されるようになっている。以上のように構成された搬入経路31は前記画像形成装置Aの排紙口14に連なり、画像形成装置Aから印刷シートを受入れる。この場合画像形成装置Aからはコンテンツ情報を印刷された印刷シート(中綴シート)と表紙カバーとして使用するタイトルなどを印刷された印刷シート(表紙シート)とが搬出される。このように搬入経路31は中紙搬送経路32と表紙搬送経路34とに分岐され経路切換フラッパ36を介して各印刷シートをそれぞれの経路に振り分け搬送することとなる。
一方、上記搬入経路31にはインサータ装置25が連結してあり、画像形成装置Aで印刷処理しない表紙シートを給紙トレイ26から1枚ずつ分離して搬入経路31に供給するように構成してある。このインサータ装置25は1つ若しくは複数段の給紙トレイ26を備え、このトレイ先端には積載されたシートを1枚ずつ分離して給送する給紙手段と、この給紙手段の下流側に給紙経路27が設けられ、この給紙経路27は経路切換片28を介して搬入経路31に連結している。
また上記搬入経路31には搬送ローラ31aが、中紙搬送経路32には搬送ローラ32aが、製本経路42にはシート束搬送手段43と後述する束姿勢偏向手段62と排紙ローラ(排紙手段)72が配置されている。同様に表紙搬送経路34には搬送ローラ34aが、後処理経路35には搬送ローラ35aがそれぞれ配置され、それぞれ駆動モータに連結されている。
[集積部の構成]
前記中紙搬送経路32の排紙口33に配置された集積トレイ38は排紙口33からのシートを束状に積載収納する。図2に示すように集積トレイ38は略々水平姿勢に配置されたトレイ部材で構成され、その上方には正逆転ローラ39と搬入ガイド40が設けられている。そして排紙口33からの印刷シートを搬入ガイド40で集積トレイ上に案内し、正逆転ローラ39で収納する。
この正逆転ローラ39は正回転で印刷シートを集積トレイ38の先端側に移送し、逆回転でトレイ後端(図2右端)に配置された規制部材41にシート後端を突き当て規制する。また集積トレイ38には図示しないシートサイド整合手段が設けられトレイ上に収納した印刷シートの両側縁を基準位置に幅寄せ整合する。このような構成で中紙搬送経路32からの印刷シートは集積トレイ38上に順次積み上げられ束状に部揃えされる。
上記集積トレイ38には図示しないシート束厚さ識別手段が配置され、トレイ上に集積されたシート束の厚さを検出するようになっている。その構成は例えばトレイ上に最上シートと接する紙触片を設け、この紙触片の位置をセンサで検出することによってシート束の厚さを識別することが出来る。この他シート束厚さ識別手段としては例えば排紙センサSe3から集積トレイ上に搬出されるシートを検出し、このセンサからの信号を計数するカウンタを設け、画像形成装置Aからのジョブ終了信号で計数したシートの総枚数に平均的な紙厚さを乗ずることによってシート束の厚さを識別することが出来る。
[シート束搬送手段の構成]
上記集積トレイ38からの中綴シート束を下流側の塗布位置Pxに搬送するシート束搬送手段43は図7に示すように構成されている。このシート束搬送手段43は上述の製本経路42に配置され、集積トレイ38から略々水平姿勢で受取ったシート束を90度旋回させて鉛直姿勢に偏向し、下流側の塗布位置Pxに移送する。このシート束搬送手段43は中綴シート束を把持する一対の固定クランパ44aと可動クランパ44bと、これらを装備したユニットフレーム45で構成されている。
そしてこのユニットフレーム45は、装置フレーム(不図示)に軸46で回転可能に取付けられ、この軸46に扇形ギア47が設けられている。この扇形ギア47を装置フレーム側に設けた旋回モータMfで回転駆動することによってユニットフレーム45は図7時計方向及び反時計方向に旋回動する。
上記ユニットフレーム45には、昇降フレーム48が図示しないガイドレールで図7矢印方向に上下動可能に取付けられ、この昇降フレーム48に設けたラック歯車49と、ピニオン50が歯合され、ピニオン50には昇降モータMkが連結されている。そして昇降フレーム48に固定クランパ44aが取付けられ、可動クランパ44bはロッド51で軸受け支持されている。この可動クランパ44bには、これと一体のロッド51に形成されたラック歯車51rが設けられ、昇降フレーム48に設けたグリップモータMnのピニオン51pが歯合してある。
従ってグリップモータMnを正逆転すると可動クランパ44bは固定クランパ44aに接近及び離反することとなり、昇降モータMkを正逆転することによって可動クランパ44bと固定クランパ44aはシート束をニップした状態で製本経路42内を上下動することとなる。尚、図示Sgはグリップセンサであり、可動側のクランパ44bがシート束を所定圧力で把持したか否かを検出する。
そこで、後述する制御手段78は、上記グリップモータMnを動作させてシート束をグリップし、このグリップしたシート束を上記旋回モータMfによって水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、次いでこの鉛直姿勢のシート束を上記昇降モータMkによって製本経路42に沿って下流側の塗布位置Pxに移送する。
[接着剤塗布部の構成]
前記製本経路42の塗布位置Pxには接着剤塗布手段52が配置されている。この接着剤塗布手段52は図3(a)に示すように熱溶融性の接着剤を収容する糊容器54と、塗布ロール53と、ロール回転モータMrとで構成されている。糊容器54は液状接着剤収容室(以下液剤収容室という)54aと固形接着剤収容室(以下固形剤収容室という)54bに区割され、液剤収容室54aには塗布ロール53が回転自在に組み込まれている。
また液剤収容室54aには接着剤の残量を検出する糊センサ54Sが配置されている。図示の糊センサ54Sは接着剤の温度センサを兼用し、液剤収容室54a内の液化した接着剤の温度を検出するのと同時に接着剤に浸された部位の温度差によって接着剤の残量を検出する。また、糊容器54には電熱ヒータなどの加熱手段54hが埋設してある。
そしてこの糊センサ54Sと加熱手段54hは後述する制御CPU(制御手段)78に結線され、液剤収容室54a内の接着剤を所定の溶融温度に温度調整する。また上記塗布ロール53は耐熱性の多孔質材で構成され、糊を含侵してロール周囲に糊の層が盛り上がるように構成されている。
上述のように構成された糊容器54はシート束に沿って往復駆動する。図4(a)にその概念図を示すが、シート束の下端縁(製本時の背表紙部)S1に対し糊容器54は短い長さ(寸法)に形成してあり、これに内蔵した塗布ロール53と伴にシート束の下端縁S1に沿って移動するように装置フレームのガイドレール56に支持されている。そしてこの糊容器54は装置フレームに取り付けられたタイミングベルト57に連結され、このタイミングベルト57には駆動モータMdが連結してある。
そこで糊容器54はホームポジションHpと、シート束に沿って復動作を開始するリターン位置Rpとの間で前記駆動モータMdによって往復動する。そして各位置は図4(a)に示す位置関係に設定され、リターン位置RPはシート幅のサイズ情報によって設定される。
また、装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHpに設定され、先行する例えば前記シート束搬送手段43に設けたグリップセンサSgのシートグリップ信号から所定時間後(シート束が塗布位置Pxに到達する見込み時間)にホームポジションHpからリターン位置Rpに向けて移動する。この移動と同時に塗布ロール53はロール回転モータMrで回転を開始する。尚図示SPは上記糊容器54のホームポジションセンサである。
このように構成された接着剤塗布手段52は駆動モータMdの回転で、糊容器54はガイドレール56に沿って図4(a)左側から右側に移動を開始する。この往路では塗布ロール53はシート束に圧接してシート端部をバラけさせ、リターン位置RpからホームポジションHpに戻る復路ではシート端と所定のギャップを形成して接着剤を塗布するように、前述のシート束搬送手段43の送り量を昇降モータMkで調整するようになっている。
[表紙綴じ手段の構成]
上記製本経路42の表紙綴位置Pyには表紙綴じ手段58が配置されている。この表紙綴じ手段58は図2に示すように背当プレート59と背折プレート60と折ロール61で構成される。この表紙綴位置Pyには前述の表紙搬送経路34が配置され、画像形成装置A又はインサータ装置25から表紙シートを給送する。
そこで背当プレート59は表紙シートをバックアップする板状部材で構成され、製本経路42に進退自在に配置されている。この背当プレート59に支持された表紙シートに中綴シート束が逆T字状に接合される。そこで上記背折プレート60は左右一対のプレス部材で構成され、逆T字状に接合された表紙シートの背部を背折り成形するため、図示しない駆動手段で互いに接近及び離反するように構成されている。また上記折ロール61は背折り成形されたシート束を挟圧して折り仕上げする一対のローラで構成されている。
[束姿勢偏向手段]
上記折ロール61の下流側にはシート束を断裁位置Pzに位置決めセットするシート束送り手段62と、シート束の周縁を断裁する断裁手段63が配置してある。図示のシート束送り手段62はシート束の天地方向を偏向する束姿勢偏向手段で構成されている。この束姿勢偏向手段(シート束送り手段:以下同様)62は表紙綴位置Pyから表装されたシート束を所定姿勢に偏向して下流側の断裁位置Pzに給送する。
このため束姿勢偏向手段62は前記折ロール61から送られたシート束を把持して回転するグリップ回転部材62a、62bを備える。図2に示すようにこのグリップ回転部材62a、62bは装置フレームに昇降自在に取り付けられたユニットフレーム62xに設けられている。このユニットフレーム62xに製本経路42を挟んでグリップ回転部材62a、62bがそれぞれ回転自在に軸受支持され、一方の可動グリップ回転部材62bはシート束厚さ方向(製本経路42に対して直交する方向)に移動自在に支持されている。
そして各グリップ回転部材62a、62bには製本経路42内でシート束を姿勢偏向するように旋回モータMt1、Mt2が設けられている。また可動側のグリップ回転部材62bには図2左右方向に移動するグリップモータMgが装備されている。
従って製本経路42内に導かれたシート束は、左右グリップ回転部材62a、62bでグリップ把持され旋回モータMt1、Mt2によってシート束の姿勢方向を偏向する。例えば背部を下側に搬入されたシート束を180度旋回して小口部を下側に下流側の排紙ローラ72に送る。またシート束を順次90度ずつ回転して下流側の断裁位置Pzに天部・地部・小口部をそれぞれ下側に偏向させシート束の周縁3方向を断裁するトリミングカットが可能となる。
なお、上記可動側のグリップ回転部材62bにはグリップセンサ(図示せず)が設けられ、左右のグリップ回転部材62a、62b間にシート束が確実にグリップされたのを検知し、この検知後グリップ回転部材62a、62bを旋回駆動するように構成されている。そして上記ユニットフレーム62xは昇降モータMaによってシート束を製本経路42に沿って上下昇降させることが出来るようになっている。これはシート束周縁をトリミングカット及び分割切断する際に、断裁位置Gにシート束を搬送セットし、その送り量で断裁位置Pzにおける断裁幅(カット量)を設定するためである。
[断裁手段の構成]
上記束姿勢偏向手段62の下流側には断裁手段63が配置されている。この断裁手段63は図1及び図9に示すようにシート束の断裁縁を刃受部材64に押圧支持する断裁縁プレス手段67と、断裁刃ユニット68で構成されている。この断裁縁プレス手段67は後述する刃受部材64にシート束の断裁縁を押圧して保持するプレス機構で構成され、シート束を押圧する加圧部材65と、この加圧部材65に加圧力を付与する付勢手段(不図示)で構成されている。
付勢手段は図示しない駆動手段によってシート束と直交する方向に加圧部材(加圧手段)65を付勢するスプリングで構成されている。上記断裁刃ユニット68は平刃状の断裁刃70と、これを駆動するカッタモータ(駆動手段)Mcとから構成されている。このような構成の断裁手段63により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁を所定量裁断して切り揃える。
上記断裁刃70は図8に示すように平刃形状の刃先でシート幅Lより長い刃幅L0で構成され、刃受部材64から間隔dを隔てた待機位置と、刃受部材64に当接する切断位置との間で往復動自在に支持され、カッタモータ(駆動手段)Mcに連結されている。
[刃受部材の構成]
刃受部材64は断裁刃70とシート(束)を挟んで対向配置され、装置フレーム(不図示)に固定されている。この刃受部材64はシートの中央部を支持するシート中央受面64aと、断裁刃70の刃先を受ける刃受面64bと、切断縁受面64cを備える。この各受面は互いに連続して同一平面を形成するように構成される。そこで断裁位置Pzの上方に位置するシート中央受面64aと、断裁位置Pzの下方に位置する断裁縁受面64cは導電性材料で構成され、断裁位置Pzで断裁刃70の刃先を受ける刃受面64bは非導電性の材料で構成されている。
上述の刃受部材64は、例えば次のように材料選択する。まず刃受面64bとして断裁刃に最適の材料を選択する。この刃受面64bは切断時に断裁刃の刃先を損耗しない程度の硬度と、同時に断裁刃が突き当たって切り込んだ際に切断紙片を喰え込まない程度の弾性を有する材料、図示のものはポリプロピレン樹脂で構成している。従って刃受面64bは非導電性の材料で構成されることとなる。
一方、上記シート中央受面64aと切断縁受面64cは、適度の剛性と導電性を有する材料で構成する。このシート中央受面64a、切断縁受面64c及び刃受面64bはそれぞれ別部材で構成しても良いが、同一材料で同一成形によって製造すると安価である。
そこで図示のものは、合成樹脂の2色成形で板状部材を形成し、刃受面64bは非導電性に、またシート中央受面64a及び切断縁受面64cは導電性となるように成形する。例えばポリプロピレン樹脂などの合成樹脂材料のモールド成形によって刃受部材64を成形する。このときシート中央受面64aと切断縁受面64cに錫などの導電性粉末を混入する2色成形法を用いる。
すると1枚の板状部材に成形される刃受部材64は、その刃受面64bはポリプロピレン樹脂のみで形成され、シート中央受面64aと切断縁受面64cは錫などの金属粉末が混入され導電性を帯びることとなる。尚この導電性粉末は通電性を有する程度に(導電性粉末が連鎖するように)混在させる。そしてシート中央受面64aと切断縁受面64cは接地してある。
[凹陥溝の構成]
図示のシート束は前述したように表紙シートにくるみ製本する関係で背綴じ端縁が膨出する。このため上述の刃受部材64と加圧部材65とは、その少なくとも一方にシート束の背綴じ端縁を支持する位置に凹陥溝66が形成され、この凹陥溝66にシート束の背綴じ端縁が没入するようにしてある。
つまり、断裁位置Pzでシート束を挟圧支持する刃受部材64と加圧部材65には、その両方又は一方にシート束の背部端縁(肩部)に適合する凹陥溝66が設けられている。そしてこの凹陥溝66はシートサイズに応じてシート束の左右に1つずつ、或いは複数形成されている。図8に示す装置は加圧部材65には凹陥溝66が左右にそれぞれ2個、合計4個所に形成されている。
断裁刃70と対向して断裁するシート束をバックアップ支持する刃受部材64を、シート中央部を支持するシート中央受面64aと切断するシートの端縁を支持する切断縁受面64cとを導電性の材料で構成したから、この両受面は断裁位置Pzに支持されたシート束は断裁刃70で切断される際に次のように作用する。
切断された紙片屑は、図9(b)に示すようにその自重で落下して屑ボックス73に収容される。このとき切断縁受面64cは導電性材料で構成されているから静電気を帯びることがない。従って紙片屑はその自重で切断縁受面64cに沿って落下し、この面に静電吸着することがない。
[排紙構造]
上記断裁位置Pzの下流側には排紙ローラ(排紙手段)72と収納スタッカ74が配置されている。この収納スタッカ74は図2に示すようにシート束を立位姿勢で収納するようになっている。そしてこの収納スタッカ74は図1に示すようにケーシング29に引き出し状に配置され、装置フロント側(図1紙面手前側)に引き出し可能に構成されている。装置フロント側に引き出した状態で上面方向から使用者が視認できるようになっている。尚図示74Sfは満杯検出センサであり、収納スタッカ74に収納されるシート束の満杯状態を検出して、オペレータにその除去を警告する。
そこで前述した制御手段78による接着剤塗布手段52及び断裁手段63の制御について説明する。この制御手段78は、「後述する断裁量設定手段71で設定された中綴シート束のカット領域Lcに接着剤を塗布しないか又は塗布量を低減する」ように接着剤塗布手段52を以下のように制御する。
[制御手段の第1実施形態]
図4に示すように前述の塗布ロール53は、シート束搬送手段43で塗布位置Pxに支持された中綴シート束の一端Sn1から他端Sn2に往復移動する過程で接着剤を塗布する。このとき塗布ロール53は、その往路でシート束の下端縁S1を捌き、復路で接着剤を塗布する。そこで制御手段78は塗布ロール53の移動ストロークを次のように制御する。
この実施形態で後述する制御手段78は、装置起動時に塗布ロール(図示のものは糊容器54と一体)53をホームポジションHpに位置決めする。そして製本装置Bの集積トレイ38に中綴シートが部揃えされたタイミング信号で制御手段78は塗布ロール53を待機位置Wpに移動する。この待機位置Wpは画像形成装置Aからの中綴シートのサイズ情報でその位置が決定され、中綴シートのシートサイズLsの外側に設定されている(図4(a)参照)。
そこで制御手段78は、後述する断裁量設定手段71で設定されたカット領域Lcに基づいて塗布ロール53の位置を待機位置Wpから塗布開始位置Ap1に移動する。そしてこの塗布開始位置Ap1から塗布終了位置Ap2間で往復移動する。このとき塗布開始位置Ap1は中綴シート束の左端縁Sn1から内側に天地部(例えば天部)のカット領域Lc1が形成される位置に設定する。また同様に塗布終了位置Ap2は中綴シート束の右端縁Sn2から内側に天地部(例えば地部)のカット領域Lc2が形成される位置に設定する。
そこで制御手段78は塗布開始位置Ap1と塗布終了位置Ap2との間で塗布ロール53を往復移動する。この場合、塗布ロール53の往路でシート束をバラけさせ、復路でシート束端縁に接着剤を塗布するか、或いは塗布ロール53の往路か復路の一方でシート束端縁に接着剤を塗布する。そしてシート端縁と、塗布ロール53との 間には図4(b)に示すように塗布ギャップGaが設定され、このギャップGaはロール表面に含浸された接着剤がシート端面に塗布される間隔に設定されている。
このように制御手段78は中綴シート束のサイズ情報と断裁量設定手段71からのカット領域情報で塗布ロール53の移動ストロークを設定することによって中綴シート束の端面の背綴じ領域にのみ接着剤を塗布し、カット領域Lc1,Lc2には接着剤を塗布しないように塗布ロール53の移動領域を制御することとなる。
[制御手段の第2実施形態]
次に図5(a)(b)に従って制御手段78の異なる態様について説明する。先の形態と同様に装置起動時に塗布ロール53をホームポジションHpに位置決めし、集積トレイ38に中綴シートが部揃えされたタイミング信号で塗布ロール53を待機位置Wpに移動する。
そこで制御手段78は、中綴シート束が塗布位置Pxにシート束搬送手段43で搬送セットされ、表紙シートが表紙綴位置Pyにセットされた信号で塗布ロール53を待機位置Wpからリターン位置Rpとの間で往復動する。このリターン位置Rpは中綴シートのサイズ情報でその位置が決定され、中綴シート束のシートサイズLsの外側に設定されている(図5(a)参照)。
この実施形態で制御手段78は、シート束搬送手段43を次のように制御する。シート束搬送手段43は前述したようにシート束端縁と塗布ロール53との間に塗布ギャップGaを形成するように中綴シート束を塗布位置Pxに搬送セットする。そこで制御手段78は後述する断裁量設定手段71で設定されたカット領域Lcに基づいて塗布開始位置Ap1と塗布終了位置Ap2を設定する。
この場合の塗布開始位置Ap1は中綴シート束の左端縁Sn1から内側に天地部(例えば天部)のカット領域Lc1が形成され、同様に塗布終了位置Ap2は中綴シート束の右端縁Sn2から内側に天地部(例えば地部)のカット領域Lc2が形成される位置に設定する。
そして制御手段78は待機位置Wpから塗布開始位置Ap1との間ではシート端縁とロール表面との間のギャップGa2をシート端に接着剤が塗布されない間隔に設定し、塗布開始位置Ap1と塗布終了位置Ap2との間ではシート端に接着剤を塗布する所定の間隔(ギャップ)Ga1に設定する。この塗布ギャップ調整は、例えばシート束搬送手段43を制御するか、或いは塗布ロール53の高さ位置を制御する。
また、制御手段78は塗布終了位置Ap2とリターン位置Rpとの間ではシート端に接着剤が塗布されない間隔に設定する。つまり塗布ロール53表面に含浸された接着剤層が塗布可能なギャップをGa0とすると、Ga2>Ga0>Ga1に設定する(図5(b)参照)。
このように制御手段78は中綴シート束のサイズ情報と断裁量設定手段71からのカット領域情報で塗布ロール53とシート端面との間の塗布ギャップGaを調整することによって中綴シート束の端面の背綴じ領域にのみ接着剤を塗布し、カット領域Lcには接着剤を塗布しないように塗布ギャップを制御することとなる。
[制御手段の第3実施形態]
図6に示す形態は、前述の接着剤塗布手段71に塗布量調節ブレード55を設けることを前提としている。この塗布量調節ブレード55について説明すると図6に示すように糊容器54には塗布ロール53と共に、このロールで塗布した接着剤層を均一化するためのブレード55が設けてある。
この塗布量調整ブレード55は、シート端面との間にギャップが形成され、ロール表面とシート端面との間の塗布キャップGaと略々等間隔に形成されている。そしてこの塗布量調整ブレード55は塗布ギャップGaと実質的に同一の塗布姿勢(図6(a)破線)とシート端面との間のギャップを実質的にゼロとする剥離姿勢(図6実線(a)実線)に位置移動可能に図示しない作動ソレノイドに連結されている。
そこで制御手段78は、前述のものと同様に後述する断裁量設定手段71で設定されたカット領域Lcに基づいて塗布開始位置Ap1と塗布終了位置Ap2を設定する。そして待機位置Wpから塗布開始位置Ap1に塗布ロール53が移動する間は、塗布量調整ブレード55は剥離姿勢に保持され、塗布ロール53がシート端面に塗布した接着剤層を剥離する。
そして塗布ロール53が塗布開始位置Ap1から塗布終了位置Ap2に移動するときには塗布量調整ブレード55は塗布姿勢に保持され、塗布ロール53でシート端面に塗布した接着剤層を所定厚さに均一がする。また、塗布ロール53が塗布終了位置Ap2からリターン位置Rpに移動するときには、塗布量調整ブレード55は剥離姿勢に保持され、塗布ロール53でシート端面に塗布した接着剤層を図6(c)に示すように掻き落とす。
このように構成することによって制御手段78は中綴シート束のサイズ情報と断裁量設定手段71からのカット領域情報に基づいて塗布ロール53でシート端面に塗布した接着剤層をカット領域では低減することとなる。
[断裁量設定手段]
断裁量設定手段71について説明すると、図10(a)に示すように表紙シートにくるみ綴じされたシート束は、その天部をカット量Lc1で、地部をカット量Lc2で、小口部をカット量Lc3でトリミングカットする。このとき天地部及び小口部のカット量は次のように演算するか、或いはオペレータが演算してコントロールパネル18から入力したデータに基づいてカット量を設定する。
まず天地部のカット量(Lc1、Lc2)は、表紙シートの縦サイズと中綴シートの縦サイズから、そのいずれか短い長さに基づいて算出する。そしてこの短い方のシート(以下短尺シート、長尺シートという)の縦長さLtと最小カット量Lxで算出する。つまり[Lc1=Lc2={(長尺シートの縦長さ)−(短尺シートの縦長さ)}/2+最小カット量Lx]で算出する。なお最小カット量Lxはシート束の端縁を揃える為のカット幅でシートにバラツキがあるときには大きく設定する。
次に小口部のカット量(Lc3)は、次のように算出する。まず表紙シートの横長さから中綴シート束の束厚さを減算して2分割し、この長さと中綴シートの横長さLyのいずれか短い長さを基準に算出する。つまり[{(表紙シート横長さLy)−(束厚さ)}/2]と中綴シートの横長さLyのいずれか短い長さに最小カット量Lyを加算する。これによって小口部のカット領域Lc3を算出する。
[制御手段の構成]
次に上述の装置に於ける制御手段の構成を図11に基づいて説明する。同図は制御ブロック図であり、図1に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aに備えられた制御CPU75にコントロールパネル18と、モード設定手段76を設ける。そして製本装置Bの制御部には制御CPU78を設け、この制御CPU78は製本処理実行プログラムをROM79から呼び出して製本経路42における各処理を実行する。
またこの制御CPU78には画像形成装置Aの制御CPU75から後処理モード指示信号、ジョブ終了信号、シートサイズ情報その他製本に要する情報及びコマンド信号を受信する。一方前記搬入経路31、製本経路42、表紙搬送経路34には搬送するシート(シート束)を検出するシートセンサSe1乃至Se5が図2にそれぞれ図示する位置に配置されている。
そこで制御CPU75には各シートセンサSe1乃至Se5の検出信号が伝達され、制御CPU78は「集積部制御部78a」「接着剤塗布手段制御部78b」「表紙綴じ手段制御部78c」「断裁手段制御部78d」「スタック制御部78e」をそれぞれ備えている。
[接着剤塗布動作制御]
上記接着剤塗布手段制御部78bは、次の動作を実行するように構成されている。つまり制御CPU78は、「初期動作」「中綴シート束集積」「中綴シート束塗布位置移送」「表紙シート給送セット」「接着剤塗布動作」「接着剤冷却」「表紙綴動作」「断裁位置移送」「トリミングカット動作」「排紙動作」の順に実行する。
「初期動作」は装置電源ONでイニシャライズ動作を実行する。このとき塗布ローラ53をホームポジションHpに位置決めする。次いで制御CPU78は画像形成装置Aから製本処理モードと、中綴シート及び表紙シートのサイズ情報を取得する。そしてジョブ開始信号で画像形成装置Aから送られたシートを集積トレイ38に収容して部揃えする。その後、画像形成装置Aからジョブ終了信号を受けて集積トレイ38に部揃えされたシート束をシート束搬送手段43で塗布位置Pxに移送する。このシート束移送と前後して表紙搬送経路34から表紙シートを表紙綴位置Pyに給送セットする。
そこで制御手段(制御CPU)78は中綴シート束に接着剤を塗布する。この接着剤を塗布した中綴シート束を表紙綴位置Pyに給送し表紙シートに綴じ合わせる。そして制御CPU78は表紙綴じ動作の後に所定の接着剤冷却時間の経過を待つ。この接着剤冷却の後に、シート束搬送手段43は表紙綴じシート束を断裁位置Pzに移送する。そして束姿勢偏向手段62で姿勢偏向してシート束の3方向を断裁処理する。
このような製本綴じの過程で断裁量演算手段71は、画像形成装置Aから送られたサイズ情報と束厚さ情報から断裁量を算出する。この断裁量はシート束の天部断裁量Lc1と地部断裁量Lc2と小口部断裁量Lc3賭して設定される。そこで制御CPU78は断裁手段63による断裁動作を、天部、地部、次いで小口部の順か、或いは地部、天部、次いで小口部の順に断裁する。
つまり表紙綴じされたシート束を、天地部次いで小口部の順に断裁する。これは中綴シート束の一部(断裁領域)に接着剤を塗布しないか、或いはその塗布量が低減されているためこの部分のシートが時間と共にカールする傾向にある。そこで天地部を先に断裁することによってこのカールによる影響を少なくするためである。
このカールによる影響を少なくするためカット領域Lc1及びLc2が大きいとき及び/又は中綴シート束を構成するシートの坪量が大きいときには、前述の接着剤冷却時間を短く設定する。このようにシート束の少なくとも天部又は地部のいずれか1辺を断裁する処理時間を短縮することによって中綴シート束に生ずるカール量を少なくして紙折れなどへの問題を解決する。これと共に接着剤冷却時間の短縮によって処理効率を向上させることが可能となる。
[後処理装置の構成]
上述の製本装置Bには後処理装置Cが配置され、この後処理装置Cは前記表紙搬送経路34に連なる後処理経路38が設けられ、この後処理経路38にステップルユニット、パンチユニット、スタンプユニットなどの後処理機器が配置され、画像形成装置Aからの印刷シートを、表紙搬送経路34を介して受け取り、この印刷シートにステップル処理、パンチ処理、捺印処理を施し排紙トレイ24に搬出する。また、このような後処理を施すことのない画像形成装置Aからのシートを排紙トレイ24に収納するようになっている。
A 画像形成装置
B 製本装置
38 集積トレイ
42 製本経路
43 シート束搬送手段
52 接着剤塗布手段
53 塗布ロール
54 糊容器
55 調整ブレード
Mr ロール回転モータ
Md 駆動モータ
58 表紙綴じ手段
62 束姿勢偏向手段(シート束送り手段)
63 断裁手段
64 刃受部材
65 加圧部材
70 断裁刃
Mc カッタモータ
71 断裁量設定手段
72 排紙ローラ(排紙手段)
73 屑ボックス
74 収納スタッカ
78 制御手段
Px 塗布位置
Py 表紙綴位置
Pz 断裁位置
Lc カット領域

Claims (10)

  1. 部揃えされたシート束を製本綴じした後に周縁を断裁揃えする製本装置であって、
    前記シート束を塗布位置、断裁位置の順に移送するシート束搬送手段を有する製本経路と、
    前記塗布位置に配置されシート束の背部に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
    前記断裁位置に配置され少なくもシート束の天部または地部を断裁する断裁手段と、
    前記シート束搬送手段と前記接着剤塗布手段と前記断裁手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段には、
    前記部揃えされたシート束のサイズ情報と、束厚さ情報とから前記天部又は地部のカット領域を設定する断裁量設定手段が設けられ、
    この制御手段は、前記接着剤塗布手段でシート束の背部に接着剤を塗布する際に前記断裁量設定手段で設定されたカット領域に塗布しないか又は塗布量を低減するように前記接着剤塗布手段を制御することを特徴とする製本装置。
  2. 前記製本経路には、前記塗布位置と断裁位置との間に表紙綴位置が設定され、
    この表紙綴位置には表紙シート供給経路が連設されていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記断裁量設定手段は、前記シート束のサイズ情報と、束厚さ情報及び表紙シートのサイズ情報とから製本綴じされたシート束のカット領域を演算するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の製本装置。
  4. 前記接着剤塗布手段は、
    前記シート束搬送手段に支持されたシート束の背部に、その一端から他端に位置移動する塗布ローラと、
    この塗布ローラに接着剤を供給する接着剤収容器とから構成され、
    前記制御手段は、
    前記塗布ローラの移動ストロークか、
    前記塗布ローラとシート束端面との間の塗布ギャップか、
    前記塗布ローラで塗布した接着剤層の厚さを調整する塗布量調節ブレードか、
    いずれかによって前記シート束のカット領域に接着剤を塗布しないか又は塗布量を低減することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記塗布位置に保持されたシート束の背綴じ領域にのみ接着剤を塗布し、前記カット領域に接着剤を塗布しないように前記塗布ローラの移動ストロークを制御することを特徴とする請求項4に記載の製本装置。
  6. 前記接着剤塗布手段は、
    前記塗布ローラと共に位置移動してシート束の背部に塗布した接着剤層の厚さを調整する塗布量調節ブレードを備え、
    前記制御手段は、
    前記塗布量調節ブレードで前記カット領域に塗布された接着剤を掻き落とすことによって塗布厚さを低減することを特徴とする請求項4に記載の製本装置。
  7. 前記シート束搬送手段は、前記塗布位置に前記塗布ローラとの間に所定の塗布ギャップを形成するようにシート束を支持すると共に、この塗布ギャップを調整可能に構成され、
    前記制御手段は、前記塗布ギャップを調整することによって前記シート束のカット領域の接着剤の塗布量を低減することを特徴とする請求項4に記載の製本装置。
  8. 前記製本径路には、前記断裁位置の上流側にシート束の姿勢を偏向する束姿勢偏向手段が配置され、
    前記制御手段は、
    前記断裁位置でシート束の3方向をトリミングカットするように前記断裁手段と前記束姿勢偏向手段を制御すると共に、
    シート束の天部及び地部を断裁した後、小口部を断裁することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  9. 前記制御手段は、前記断裁手段及び前記束姿勢偏向手段を制御する際に、前記カット領域が大きいとき及び/又は前記シート束を構成するシートの坪量が大きいときには、前記シート束が前記断裁位置に移送された後、前記断裁手段が前記シート束の少なくとも天部又は地部のいずれか1辺を断裁する処理時間を短縮するように構成されている請求項7に記載の製本装置。
  10. 順次シート上に画像形成する画像形成装置と、
    この画像形成装置からのシートを束状に部揃えして製本処理する製本装置と、
    から構成され、
    前記製本装置は請求項1乃至7のいずれか1項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成システム。
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