JP2011061192A - 半導体発光素子、半導体発光装置、半導体発光素子の製造方法、半導体発光装置の製造方法、半導体発光装置を用いた照明装置および電子機器 - Google Patents
半導体発光素子、半導体発光装置、半導体発光素子の製造方法、半導体発光装置の製造方法、半導体発光装置を用いた照明装置および電子機器 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】半導体発光素子は、n型半導体層と、発光層と、p型半導体層160とが積層されて構成され、正極である第1の電極200は、p型半導体層160上に形成されている。そして、第1の電極200は、p型半導体層160と反射層220bとの間に、結晶質の第1の透明電極層210と非晶質の第2の透明電極層220aとを備えている。結晶質の第1の透明電極層210は、p型半導体層160との密着性を向上させ、非晶質の第2の透明電極層220aは、反射層220bの剥離を抑制する。そして、第1の透明電極層210と第2の透明電極層220aとは、発光層の出射する光を透過し、反射特性の劣化を抑制する。
【選択図】図5
Description
そして、透明電極上には、Au(金)のボンディングワイヤと接続する部分にAuまたはAuを含む合金からなるボンディングパッドを形成していた。これらのボンディングパッドは発光層からの光を遮光するため、透明電極上のボンディングパッドが形成された部分からは、発光層からの発光を取り出せなかった。
また、半導体発光素子と回路基板(サブマウント)とは、半導体発光素子の電極と、回路基板(サブマウント)の配線のパッドとを、Au等で形成されたバンプにより接続するため、ボンディングワイヤで接続する方法に比べ、半導体発光素子の実装に必要な回路基板(サブマウント)上の面積が小さくなり高密度に実装できるとともに、接続の信頼性も高い。
特許文献1には、半導体発光素子は、第1導電型半導体層、発光層、第2導電性半導体層がこの順に積層され、さらに、第2導電型半導体層に接続された電極が、下層導電性酸化物膜と、下層導電性酸化物膜上に、この下層導電性酸化物膜の表面の一部が露出する領域を有するように形成された上層導電性酸化物膜と、上層導電性酸化物膜上にのみ配置する金属膜とからなり、下層導電性酸化物膜が、金属膜が配置していない領域において、発光波長の光に対して無反射膜として機能し、上層導電性酸化物膜が、金属膜が配置している領域において、発光波長に光に対して高い反射率の反射膜として機能する半導体発光素子が記載されている。
しかし、積層半導体層と反射層との密着性(接合性)がよいとは限らない。密着性が悪く反射層が剥離しやすい場合には、接合層を介在させて、積層半導体層と反射層との間の密着性を改善することになる。
反射層は電極としても働くため、この接合層は、導電性であるとともに、積層半導体層および反射層のそれぞれとオーミック接触することが求められる。さらに、接合層は反射層と積層半導体層との間に存在するため、発光層からの発光波長に対する透過性が劣る場合には、反射特性を劣化させる。
本発明は、フリップチップ(FC)にて実装される半導体発光素子の反射層の剥離および反射特性の劣化を抑制することを目的とする。
このような半導体発光素子において、結晶質の第1の透明電極層と、非晶質の第2の透明電極層とは、導電性の酸化物であることを特徴とすることができる。
また、結晶質の第1の透明電極層と、非晶質の第2の透明電極層とは、インジウム(In)またはチタン(Ti)を含む導電性の酸化物であることを特徴とすることができる。
そして、結晶質の第1の透明電極層の膜厚は、5nm以上且つ500nm以下であることを特徴とすることができる。一方、非晶質の第2の透明電極層の膜厚は、1nm以上且つ5nm以下であることを特徴とすることができる。また、反射層は、AgまたはAgを含む金属であることを特徴とすることができる。
さらに、積層半導体層は、第1の半導体層の第1の導電型が電子をキャリアとするn型であり、第2の半導体層の第2の導電型が正孔をキャリアとするp型であることを特徴とすることができる。
また、第1の突出電極および第2の突出電極は、積層半導体層側と反対側の先端部にSnを含む接続電極がさらに設けられていることを特徴とすることができる。
このような半導体発光装置は、半導体発光素子と回路基板とは、半導体発光素子の反射層側に設けられた正負一対の電極と、回路基板に設けられた一対の配線とが、回路基板に設けられた接続子によって接続されていることを特徴とすることができる。
そして、第1の透明電極層を形成する工程は、第1の透明電極層となる膜を堆積する工程と、結晶質とするための熱処理の工程とを含むことを特徴とすることができる。
また、第1の突出電極および第2の突出電極の積層半導体層側と反対側の先端部にSnを含む接続電極を形成する工程をさらに含むことを特徴とすることができる。
また、本発明が適用される電子機器は、第1の導電型を有する第1の半導体層、発光層および第1の導電型とは逆の第2の導電型を有する第2の半導体層が順に積層される積層半導体層と、積層半導体層上に設けられ、発光層が出射する光に対して透過性で且つ結晶質の第1の透明電極層と、第1の透明電極層上に設けられ、光に対して透過性で且つ非晶質の第2の透明電極層と、第2の透明電極層上に設けられ、光に対して反射性の反射層とを備える半導体発光素子と、半導体発光素子の反射層を備える側と対向するように配置される回路基板とを備える半導体発光装置が組み込まれている。
図1は本実施の形態が適用される半導体発光装置1の断面模式図の一例を示す図である。
半導体発光装置1は、光を出射する半導体発光素子10と、半導体発光素子10を固定するとともに、半導体発光素子10に電力を供給する配線を設けた回路基板の一例としてのサブマウント15とを備えている。
そして、第1の電極200および第2の電極300の表面の一部を除いて、中間層120、下地層130、積層半導体層100の表面および側面を覆う保護層180を備えている。
なお、半導体発光素子10の詳細については後述する。
(サブマウント)
サブマウント15は、サブマウント基板20として、特に限定されず、絶縁性または導電性の各種の基板、例えば、セラミック基板、AlN(窒化アルミニウム)基板、Al(アルミニウム)基板、Cu(銅)基板、ガラスエポキシ基板などを選択して用いることができる。
なお、Al基板等の導電性の基板を用いるときには、サブマウント配線21、24とサブマウント基板20とを電気的に絶縁するため、サブマウント配線21、24の少なくとも一方は絶縁層を介して設けられている。
半導体発光素子10の第1の電極200および第2の電極300とサブマウント基板20のサブマウント配線21、24とをそれぞれ接続する第1のバンプ31および第2のバンプ34としては、例えば、Sn(錫)を添加したAu(Au−Sn合金)ボールや半田ボールが用いうる。特に、接続(圧着)時の加熱温度が約300℃のAu−Sn合金が好ましい。
また、第1のバンプ31および第2のバンプ34は、半導体発光素子10にあらかじめ形成されていてもよく、詳しくは後述するが、たとえば第1の電極200および第2の電極300とからメッキ法によりAuバンプを形成し、しかる後にメッキ法、あるいは蒸着によりAu−Sn合金を堆積することにより形成してもよい。
(半導体発光素子)
図2は、半導体発光素子10の断面模式図の一例を示す図である。図1では、半導体発光素子10は、裏返して回路基板(サブマウント)15に搭載されている。図2では、理解を容易にするため、半導体発光素子10を裏返さない状態で説明する。すなわち、図2においては、基板110側が下側に位置している。
図3は、図2に示す半導体発光素子10の平面模式図の一例を示す図である。図3の平面図は、図2に示す半導体発光素子10を第1の電極200および第2の電極300の側より見た図である。
なお、第1のバンプ31および第2のバンプ34は、半導体発光素子10側に予め設けてもよく、また接続されるサブマウント15側に予め設けてもいてもよい。
この半導体発光素子10においては、第1の電極200を正極、第2の電極300を負極とし、両者を介して積層半導体層100(より具体的にはp型半導体層160、発光層150およびn型半導体層140)に電流を流すことで、発光層150が発光するようになっている。
<基板>
基板110としては、III族窒化物半導体結晶が表面にエピタキシャル成長される基板であれば、特に限定されず、各種の基板を選択して用いることができる。ただし、本実施の形態の半導体発光素子10は、後述するように、基板110側から光を取り出すようにFC実装されることから、発光層150から出射される光に対して透過性を有していることが好ましい。したがって、例えば、サファイア、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウムアルミニウム、酸化ガリウム、酸化インジウム、酸化リチウムガリウム、酸化リチウムアルミニウム、酸化ネオジウムガリウム、酸化ランタンストロンチウムアルミニウムタンタル、酸化ストロンチウムチタン、酸化チタン等からなる基板を用いることができる。
また、上記基板の中でも、特に、(0001)面(c面)を主面とするサファイア基板を用いることが好ましい。サファイア基板を用いる場合は、サファイアのc面上に中間層120(バッファ層)を形成するとよい。
中間層120は、多結晶のAlxGa1−xN(0≦x≦1)からなるものが好ましく、単結晶のAlxGa1−xN(0≦x≦1)のものがより好ましい。
中間層120は、例えば、多結晶のAlxGa1−xN(0≦x≦1)からなる厚さ0.01〜0.5μmのものとすることができる。中間層120の厚みが10nm未満であると、中間層120により基板110と下地層130との格子定数の違いを緩和する効果が十分に得られない場合がある。また、中間層120の厚みが0.5μmを超えると、中間層120としての機能には変化が無いにも関わらず、中間層120の成膜処理時間が長くなり、生産性が低下するおそれがある。
中間層120は、基板110と下地層130との格子定数の違いを緩和し、基板110のサファイアの(0001)面(c面)上にC軸配向した単結晶層の形成を容易にする働きがある。したがって、中間層120の上に単結晶の下地層130を積層すると、より一層結晶性の良い下地層130が積層できる。なお、本発明においては、中間層形成工程を行なうことが好ましいが、行なわなくても良い。
また、中間層120をなすIII族窒化物半導体の結晶は、成膜条件をコントロールすることにより、六角柱を基本とした集合組織からなる柱状結晶(多結晶)とすることも可能である。なお、ここでの集合組織からなる柱状結晶とは、隣接する結晶粒との間に結晶粒界を形成して隔てられており、それ自体は縦断面形状として柱状になっている結晶のことをいう。
下地層130としては、AlxGayInzN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)を用いることができるが、AlxGa1−xN(0≦x<1)を用いると結晶性の良い下地層130を形成できるため好ましい。
下地層130の膜厚は0.1μm以上が好ましく、より好ましくは0.5μm以上であり、1μm以上が最も好ましい。この膜厚以上にした方が結晶性の良好なAlxGa1−xN層が得られやすい。
下地層130の結晶性を良くするためには、下地層130は不純物をドーピングしない方が望ましい。しかし、p型あるいはn型の導電性が必要な場合は、p型不純物あるいはn型不純物を添加することができる。
積層半導体層は、例えば、III族窒化物半導体からなる層であって、図2に示すように、基板110上に、n型半導体層140、発光層150およびp型半導体層160の各層がこの順で積層された積層半導体層100である。
また、n型半導体層140、発光層150およびp型半導体層160の各層は、それぞれ、複数の半導体層から構成してもよい。
ここで、n型半導体層140は、電子をキャリアとする第1の導電型にて電気伝導を行い、p型半導体層160は、正孔をキャリアとする第2の導電型にて電気伝導を行う。
なお、積層半導体層100は、MOCVD法で形成すると結晶性の良いものが得られるが、スパッタ法によっても条件を最適化することで、MOCVD法よりも優れた結晶性を有する積層半導体層100を形成できる。以下、順次説明する。
図4は、積層半導体層100の断面模式図の一例を示す図である。n型半導体層140は、nコンタクト層140aとnクラッド層140bとから構成されるのが好ましい。なお、nコンタクト層140aはnクラッド層140bを兼ねることも可能である。また、前述の下地層130をn型半導体層140に含めてもよい。
nコンタクト層140aは、第2の電極300を設けるための層である。nコンタクト層140aとしては、AlxGa1−xN層(0≦x<1、好ましくは0≦x≦0.5、さらに好ましくは0≦x≦0.1)から構成されることが好ましい。
また、nコンタクト層140aにはn型不純物がドープされていることが好ましく、n型不純物を1×1017〜1×1020/cm3、好ましくは1×1018〜1×1019/cm3の濃度で含有すると、第2の電極300との良好なオーミック接触を維持できる点で好ましい。n型不純物としては、特に限定されないが、例えば、Si、GeおよびSn等が挙げられ、好ましくはSiおよびGeが挙げられる。
nコンタクト層140aの膜厚は、0.5〜5μmとされることが好ましく、1〜3μmの範囲に設定することがより好ましい。nコンタクト層140aの膜厚が上記範囲にあると、半導体の結晶性が良好に維持される。
nクラッド層140bの膜厚は、特に限定されないが、好ましくは0.005〜0.5μmであり、より好ましくは0.005〜0.1μmである。nクラッド層140bのn型不純物濃度は1×1017〜1×1020/cm3が好ましく、より好ましくは1×1018〜1×1019/cm3である。不純物濃度がこの範囲であると、良好な結晶性の維持および素子の動作電圧低減の点で好ましい。
また、nクラッド層140bは、n側第1層とn側第2層とが交互に繰返し積層された構造を含んだものであってもよく、GaInNとGaNとの交互構造又は組成の異なるGaInN同士の交互構造であることが好ましい。
n型半導体層140の上に積層される発光層150としては、単一量子井戸構造あるいは多重量子井戸構造などを採用することができる。
図4に示すような、量子井戸構造の井戸層150bとしては、Ga1−yInyN(0<y<0.4)からなるIII族窒化物半導体層が通常用いられる。井戸層150bの膜厚としては、量子効果の得られる程度の膜厚、例えば1〜10nmとすることができ、好ましくは2〜6nmとすると発光出力の点で好ましい。
また、多重量子井戸構造の発光層150の場合は、上記Ga1−yInyNを井戸層150bとし、井戸層150bよりバンドギャップエネルギが大きいAlzGa1−zN(0≦z<0.3)を障壁層150aとする。井戸層150bおよび障壁層150aには、設計により不純物をドープしてもしなくてもよい。
なお、本実施の形態では、発光層150が、青色光(発光波長λ=450nm程度)を出力するようになっている。
図4に示すように、p型半導体層160は、通常、pクラッド層160aおよびpコンタクト層160bから構成される。また、pコンタクト層160bがpクラッド層160aを兼ねることも可能である。
pクラッド層160aは、発光層150へのキャリアの閉じ込めとキャリアの注入とを行なう層である。pクラッド層160aとしては、発光層150のバンドギャップエネルギより大きくなる組成であり、発光層150へのキャリアの閉じ込めができるものであれば特に限定されないが、好ましくは、AlxGa1−xN(0<x≦0.4)のものが挙げられる。
pクラッド層160aが、このようなAlGaNからなると、発光層150へのキャリアの閉じ込めの点で好ましい。pクラッド層160aの膜厚は、特に限定されないが、好ましくは1〜400nmであり、より好ましくは5〜100nmである。
pクラッド層160aのp型不純物濃度は、1×1018〜1×1021/cm3が好ましく、より好ましくは1×1019〜1×1020/cm3である。不純物濃度が上記範囲であると、結晶性を低下させることなく良好なp型結晶が得られる。
また、pクラッド層160aは、複数回積層した超格子構造としてもよく、AlGaNとAlGaNとの交互構造又はAlGaNとGaNとの交互構造であることが好ましい。
p型不純物を1×1018〜1×1021/cm3の濃度、好ましくは5×1019〜5×1020/cm3の濃度で含有していると、良好なオーミック接触の維持、クラック発生の抑制、良好な結晶性の維持の点で好ましい。p型不純物としては、特に限定されないが、例えば好ましくはMgが挙げられる。
pコンタクト層160bの膜厚は、特に限定されないが、10〜500nmが好ましく、より好ましくは50〜200nmである。pコンタクト層160bの膜厚がこの範囲であると、発光出力の点で好ましい。
第1の電極200は、図2に示すように、p型半導体層160の上面160c上に積層されている。図3に示すように、平面視したときに、第1の電極200(図2参照)は、第2の電極300を形成するためにエッチング等の手段によって一部が除去された部分を除いて、p型半導体層160の上面160cのほぼ全面を覆うように形成されている。
以下、順に説明する。
第1の透明電極層210は、発光層150が出射する光に対して透過性であることが好ましい。また、p型半導体層160の全面に渡って均一に電流を拡散させるために、第1の透明電極層210は優れた導電性を有し、且つ、抵抗分布が少ないものを用いることが好ましい。
第1の透明電極層210は、後述する反射層220bの元素が積層半導体層100中に移動(マイグレーション)するのを防止するために設けられている。
第1の透明電極層210は、p型半導体層160とのオーミック接触が得られ、しかも接触抵抗が小さいものが好ましい。このため、第1の透明電極層210は結晶質(結晶性)であることが好ましい。
第1の透明電極層210の一例としては、酸化物の導電性材料であって、発光層150から出射される波長の光に対する光透過性のよいものが用いられる。特に、In(インジウム)またはTi(チタン)を含む酸化物の導電性材料が用いられる。InまたはTiを含む酸化物の一部は、他の透明導電膜と比較して光透過性および導電性の両者がともに優れている点で好ましい。Inを含む導電性の酸化物としては、例えば、IZO(酸化インジウム亜鉛(In2O3−ZnO))、ITO(酸化インジウム錫(In2O3−SnO2))、IGO(酸化インジウムガリウム(In2O3−Ga2O3))、ICO(酸化インジウムセリウム(In2O3−CeO2))等が挙げられる。なお、これらの中に、例えばフッ素などのドーパントが添加されていてもかまわない。また、Tiを含む導電性の酸化物としては、例えば、酸化チタン系が挙げられ、ニオブ(Nb)が添加された酸化チタンが例示される。
これらの材料を、この技術分野でよく知られた慣用の手段で設けることによって、第1の透明電極層210を形成できる。
本実施の形態において、第1の透明電極層210として、特に六方晶構造又はビックスバイト構造を有するIn2O3結晶を含む透光性材料(例えば、IZOやITO等)を好ましく使用することができる。
例えば、六方晶構造のIn2O3結晶を含むIZOを第1の透明電極層210として使用する場合、エッチング性に優れたアモルファス(非晶質)のIZO膜を用いて特定形状に加工することができ、さらにその後、熱処理等によりアモルファス状態から結晶を含む構造に転移させることで、結晶質の第1の透明電極層210に加工することができる。
例えば、IZO中のZnO濃度は1〜20質量%であることが好ましく、5〜15質量%の範囲であることが更に好ましい。10質量%であると特に好ましい。また、IZO膜の膜厚は、発光層150の出射する光を吸収しないよう、5〜500nmの範囲であることが好ましい。
第1の透明電極層210として使用するIZO膜は、一例として図3および図5に示すパタンIの形状に加工される。このパターニングは、後述の熱処理を行なう前に行なうことが望ましい。熱処理により、アモルファス状態のIZO膜は結晶化されたIZO膜となるため、アモルファス状態のIZO膜と比較してエッチングが難しくなる。これに対し、熱処理前のIZO膜は、アモルファス状態であるため、周知のエッチング液(ITO−07Nエッチング液(関東化学社製))を用いて容易に精度良くエッチングすることが可能である。
また、IZO膜の熱処理温度は、500〜1000℃が好ましい。500℃未満の温度で熱処理を行なった場合、IZO膜を十分に結晶化できない恐れが生じ、IZO膜の光透過率が十分に高いものとならない場合がある。1000℃を超える温度で熱処理を行なった場合には、IZO膜は結晶化されているが、IZO膜の光透過率が十分に高いものとならない場合がある。また、1000℃を超える温度で熱処理を行なった場合、IZO膜の下にある半導体層を劣化させる恐れもある。
特に、前述のように、熱処理によって結晶化したIZO膜は、アモルファス状態のIZO膜に比べて、p型半導体層160との密着性が良く、良好なオーミック接触が得られるので、本発明の実施形態において大変有効である。また、熱処理によって結晶化したIZO膜は、アモルファス状態のIZO膜に比べて、抵抗値が低下することから、半導体発光素子10を構成した際に、順方向電圧Vfを低減できる点でも好ましい。
次に、反射部220の構成について説明する。
反射部220は、第2の透明電極層220a、反射層220b、第1のバリア層220cを備えている。後述するように、これらの層は、連続して成膜される一群の層である。
第2の透明電極層220aは、第1の透明電極層210および反射層220bのそれぞれとオーミック接触が得られ、接触抵抗が小さいものが好ましい。そして、発光層150が出射する光に対して透過性であることが好ましい。
反射層220bは、発光層150が出射する光に対して優れた反射特性を示すことが好ましい。
第2の透明電極層220aは、第1の透明電極層210と反射層220bとの密着性を確保するための層である。すなわち、第1の透明電極層210を熱処理により結晶化すると、後述する反射層220bが堆積せず剥離してしまうおそれがある。このため、第2の透明電極層220aは非晶質(アモルファス)であることが好ましい。したがって、第2の透明電極層220aは、第1の透明電極層210を熱処理などにより結晶化させたあとに、形成されるのが好ましい。第1の透明電極層210に引き続き、第2の透明電極層220aを積層し、その後に、第1の透明電極層210を結晶化するための熱処理を行うと、第2の透明電極層220aも結晶化する可能性があるためである。
また、第2の透明電極層220aとしてIZO膜を使用し、第1の透明電極層210にもIZO膜を使用した場合には、IZO中のZnO濃度が同じであってよい。
例えば、IZO中のZnO濃度は1〜20質量%であることが好ましく、5〜15質量%の範囲であることが更に好ましい。10質量%であると特に好ましい。また、IZO膜の膜厚は、発光層150の出射する光を吸収しないよう、1〜5nmの範囲であることが好ましい。
第2の透明電極層220aにITOを用いた場合もSnO2濃度は概ね上述のIZOと同レベルの濃度範囲で用いられ、また膜厚も同レベルの範囲でよい。
その後、レジスト膜とともに、パタンIIを開口部としたレジスト膜上のIZO膜、Ag膜、Ta膜を除去して、第2の透明電極層220a、反射層220b、第1のバリア層220cを形成する。このようにすることで、第2の透明電極層220a、反射層220b、第1のバリア層220cは、それぞれの層の中央部は一定の膜厚を有し且つほぼ平坦に形成される一方、それぞれの層の端部側は膜厚が漸次薄くなるとともに、下層の端部を上層の端部が覆うように形成できる。
反射層220bの材料としては、特に限定されないが、半導体発光素子10の発光層150が生成する光に対して優れた反射特性を示すものであればよい。なお、反射層220bは、第1の電極200の一部を構成することから、導電性に優れたものが好ましい。これらのことから、Ag、Al、Niなどの金属または少なくともこれらの一つを含む金属の合金が好ましい。この中でも、AgまたはAgを含む合金を好ましく使用することができる。
反射層220bとして使用するAg膜は、上述したように、スパッタ法など、この技術分野でよく知られた慣用の手段で設けることができる。
また、反射層220bとして使用するAg膜の膜厚は、発光層150の出射する光を透過しないように、50〜5000nmであることが好ましい。特に、80〜1200nmであるのがさらに好ましい。なお、反射層220bの厚さが50nmよりも薄いと、発光層150からの光の反射性能が低下する点で好ましくない場合がある。
第1のバリア層220cは、反射層220bを形成する元素が、後述するオーバーコート部230の第1の金属層230c中へ移動(マイグレーション)すること、また逆に、第1の金属層230cを形成する元素が、反射層220b中へマイグレーションすることを抑制するための層である。
本実施の形態において、第1のバリア層220cは、Ta、Ti、Ni、NbまたはWを用いることができる。特にTaを好ましく使用することができる。そして、第1のバリア層220c(例えば、Ta膜)は、上述したように、スパッタ法など、この技術分野でよく知られた慣用の手段で設けることができる。
また、第1のバリア層220c(例えば、Ta膜)の膜厚は、20〜100nmであることが好ましい。特に、30〜70nmであるのがさらに好ましい。
次に、オーバーコート部230の構成について説明する。
オーバーコート部230は、第1の接合層230a、第2のバリア層230b、第1の金属層230c、第2の金属層230d、第2の接合層230eを備えている。後述するように、これらの層は、連続して成膜される一群の層を構成する。以下では、これらについて説明する。
第1の接合層230aは、オーバーコート部230の最下層にあって、反射部220とオーバーコート部230とを接合するための層である。
第1の接合層230aとしては、特に限定されないが、反射部220の最上層にある第1のバリア層220cとの接合性に優れたものが好ましい。
本実施の形態のように、第1のバリア層220cにTaを用いる場合には、TaまたはTaを含む合金または導電性を有するTaの化合物が好ましい。特に、TaN(窒化タンタル)を好ましく使用することができる。
第1の接合層230a(例えば、TaN膜)の膜厚は、1〜50nmが好ましい。この技術分野でよく知られた慣用の手段で設けることによって、第1の接合層230aを形成できる。
なお、第1の接合層230aは、第1のバリア層220cと第2のバリア層230bとの接合性がよければ、なくてもよい。
その後、レジスト膜とともに、レジスト膜上に積層された上述の膜を除去して、第1の接合層230a、第2のバリア層230b、第1の金属層230c、第2の金属層230d、第2の接合層230eを形成する。
このことにより、図5に示すように、第1の接合層230a、第2のバリア層230b、第1の金属層230c、第2の金属層230d、第2の接合層230eは、それぞれの層の中央部は一定の膜厚を有し且つほぼ平坦に形成される一方、それぞれの層の端部側は膜厚が漸次薄くなるとともに、下層の端部を上層の端部が覆うように形成できる。
第2のバリア層230bは、第1の金属層230cを形成する元素が、反射層220b中へマイグレーションすること、また逆に反射層220bを形成する元素が、第1の金属層230c中へマイグレーションすることを抑制するための層である。第2のバリア層230bの作用は、第1のバリア層220cと同様である。よって、第2のバリア層230bには、第1のバリア層220cと同様に、Ta、Ti、Ni、NbまたはWを用いることができ、特にTaを好ましく使用することができる。そして、第2のバリア層230b(例えば、Ta膜)は、上述したように、スパッタ法など、この技術分野でよく知られた慣用の手段で設けることができる。
また、第2のバリア層230bとして使用するTa膜の膜厚は、20〜100nmであることが好ましい。特に、30〜70nmであるのがさらに好ましい。
上述したように、第2のバリア層230bは、パタンIIより広いパタンIIIの範囲に設けているので、反射層220bと、後述する第1の金属層230cとが接触することを抑制することができる。
第1の金属層230cは、後述するAuなどによる第2の金属層230dと第2のバリア層230bとの密着性を高めるために設けられている。
第1のバンプ31および第2のバンプ34には、金ボールやハンダボールが用いられることがある。すると、第1のバンプ31と接続される第1の電極200の表面(第2の金属層230d)には、AuまたはAu合金が表れているのが好ましい。このことから、第1の金属層230cとしては、特にPt膜を好ましく使用することができる。そして、第1の金属層230c(例えば、Pt、Hf、Ir、Os、RhまたはWの膜)は、上述したように、スパッタ法など、この技術分野でよく知られた慣用の手段で設けることができる。
また、第1の金属層230cの膜厚は、50〜200nmであることが好ましい。特に、70〜150nmであるのがさらに好ましい
第2の金属層230dは、後述するように、第1のバンプ31と接続される。第2の金属層230dの材料としては、Au、Al、Ni、Cuまたはこれらの金属の少なくとも一種を含む合金等の材料を用いることができる。中でも、Au、Alまたはこれらの金属の少なくとも一種を含む合金からなることが好ましい。AuおよびAlは第1のバンプ31として使用されることが多いAu合金との密着性の良い金属なので、Au、Alまたはこれらの金属の少なくも一種を含む合金を用いることにより、第1のバンプ31との密着性に優れたものとすることができる。中でも、特に望ましいのはAuまたはAuの合金である。そして、第2の金属層230dとして使用される上述のAu膜等は、上述したように、スパッタ法など、この技術分野でよく知られた慣用の手段で設けることができる。
また、第2の金属層230dの厚さは、50〜2000nmの範囲内であることが好ましい。更に望ましくは200〜1500nmである。
第2の金属層230dが薄すぎると第1のバンプ31との密着性が悪くなり、厚すぎても特に利点は生ぜず、コスト増大を招くのみである。また、ボンディングパッドの特性上、厚いほど第1のバンプ31との密着性が高くなって好ましい。このため、第2の金属層230dの厚さは200nm以上とすることがより好ましい。さらに、製造コストの観点から2000nm以下とすることが好ましい。
第2の接合層230eは、第2の金属層230dと保護層180との密着性(接合性)を確保するために設けられている。
前述したように、本実施の形態におけるように、第2の金属層230dがAuで、保護層180がSiO2であると、第2の金属層230dと保護層180との密着性が弱い。密着性を改善するため、第2の接合層230eとしては、Ta、Ti、Cr、Mo、Ni、Wなどの金属や、少なくともこれらの1つを含む合金を好ましく使用することができる。
<第2の電極>
第2の電極300は、図2に示すように、n型半導体層140の半導体層露出面140cに形成されている。このように、第2の電極300を形成する際には、エッチング等の手段によって発光層150およびp型半導体層160の一部を切り欠き除去してn型半導体層140のnコンタクト層140a(図2参照)を露出させ、得られた半導体層露出面140c上に第2の電極300を形成する。
この場合、第1の電極200および第2の電極300の第2の透明電極層220aより上層は、反射部220およびオーバーコート部230であって、構成が同じである。よって、第1の透明電極層210が形成された後は、第1の電極200と同じ工程によって、第2の電極300を形成することができる。
この第3の金属層220dは、n型半導体層140とのオーミック接触が得られ、しかも接触抵抗が小さいものであればよい。この第3の金属層220dとしては、AlまたはAl合金などの金属を好ましく使用することができる。
この場合、第1の電極200と第2の電極300とはオーバーコート部230を除いて、異なるため、それぞれ別の工程で形成することが必要となる。なお、オーバーコート部230は同時に形成することができる。
また、本実施の形態においては、図2に示すように、SiO2のようなシリコン系酸化物またはSi3N4のような窒化物からなる保護層180を、p型半導体層160の上面160c、n型半導体層140の半導体層露出面140cの上面(エッチングされた側壁も含む)、第1の電極200および第2の電極300の表面の一部(第1の開口部200aおよび第2の開口部300a)を除く表面を覆うように形成されていてもよい。
これにより、第1の電極200および第2の電極300の表面の一部(第1の開口部200aおよび第2の開口部300a)を除き、半導体発光素子10をシールドして、外部の空気や水分が半導体発光素子10に浸入する可能性を大幅に低減し、半導体発光素子10の第1の電極200および第2の電極300の剥がれの抑制にも寄与することができる。
保護層180の厚みは、50〜1000nmとすることが好ましく、100〜500nmとすることがより好ましく、150〜450nmとすることが更に好ましい。
保護層180の厚みは、50〜1000nmとすることにより、外部の空気や水分が半導体発光素子10の発光層150まで浸入する可能性を大幅に低減して、半導体発光素子10の第1の電極200および第2の電極300の剥がれを抑制することができる。
そして、第1の電極200および第2の電極300の表面の一部(第1の開口部200aおよび第2の開口部300a)のレジストを除去し、公知のエッチング手法によって保護層180および第2の接合層230eを除去することで、それぞれの電極の第2の金属層230dの表面に第1の開口部200aおよび第2の開口部300aを形成する。
このため、第1の電極200の第1の開口部200aは、例えば第2の電極300の第2の開口部300aから最も遠い位置に形成してもよいし、半導体発光素子10の中心などに形成してもよい。しかし、あまりにも第2の電極300の第2の開口部300aに近接した位置に形成すると、第1のバンプ31と第2のバンプ34との間でショートを生じてしまうため好ましくない。
また、第1の電極200の第1の開口部200aは、面積としてできるだけ大きいほうがフリップチップボンディング作業がしやすいが、第1のバンプ31の直径よりもわずかに大きい程度が好ましい。例えば、直径100μm程度の円形とすることが好ましいが、円形でなくともよい。第2の電極300の第2の開口部300aも同様である。
また、図1に示す第1のバンプ31および第2のバンプ34は、サブマウント15側に予め形成しておいたボールバンプや半田バンプであるだけではなく、半導体発光素子10側の第1の電極200の第1の開口部200aと第2の電極300の第2の開口部300a上に予めメッキ法や蒸着を用いて突起状に形成しておいてもよい。
本実施の形態においては、一部この方法により、第1のバンプ31および第2のバンプ34を半導体発光素子10側に作製することができる。特に、フォトリソグラフィ工程によりウェーハ毎に第1のバンプ31および第2のバンプ34を形成できるので、4インチ以上の大口径ウェーハでは、サブマウント15毎にボールバンプやハンダバンプを形成するよりも、生産負荷を大幅に減らすことができる利点がある。
また、第1のバンプ31および第2のバンプ34がサブマウント15側に設けられた場合に、第1のバンプ31および第2のバンプ34の半導体発光素子10の第1の電極200および第2の電極300と接続される先端部に、Au−Sn合金などのSnを含む接続電極が設けられていてもよい。
同様に、第1のバンプ31および第2のバンプ34が半導体発光素子10側に設けられた場合に、第1のバンプ31および第2のバンプ34のサブマウント15のサブマウント配線21、22と接続される先端部(積層半導体層100側と反対側)に、Au−Sn合金などのSnを含む接続電極が設けられていてもよい。
(半導体発光素子の製造方法)
まず、本実施の形態における半導体発光素子10の製造方法を説明する。
半導体発光素子10は、基板110上に、中間層120を形成する中間層形成工程と、下地層130を形成する下地層形成工程と、発光層150を含む積層半導体層100を形成する積層半導体層形成工程と、第1の透明電極層210を形成する第1の透明電極層形成工程と、積層半導体層100の一部を切り欠いて半導体層露出面140cを形成する半導体層露出面形成工程と、第1の透明電極層210上に第1の電極200を形成し且つ半導体層露出面140cに第2の電極300を形成する第1の電極および第2の電極形成工程とを有している。
また、積層半導体層100、第1の電極200、第2の電極300の表面を覆うように保護層180を形成する保護層形成工程を有してもよい。
さらに、第1の電極200上の保護層180を除去して設けられた第1の開口部200aに第1のバンプ31を形成し、第2の電極300上の保護層180を除去して設けられた第2の開口部300aに第2のバンプ34を形成する第1のバンプおよび第2のバンプ形成工程を有していてもよい。
<中間層形成工程>
まず、基板110に中間層120を形成するために前処理を施す。前処理としては、例えば、スパッタ装置のチャンバ内に基板110を配置し、中間層120を形成する前にスパッタするなどの方法によって行うことができる。具体的には、チャンバ内において、基板110をArやN2のプラズマ中に曝す事によって上面を洗浄する前処理を行なってもよい。ArガスやN2ガスなどのプラズマを基板110に作用させることで、基板110の上面に付着した有機物や酸化物を除去することができる。
スパッタ法によって、単結晶構造を有する中間層120を形成する場合、チャンバ内の窒素原料と不活性ガスの流量に対する窒素流量の比を、窒素原料が50〜100体積%の範囲で行なうことが望ましい。
また、スパッタ法によって、柱状結晶(多結晶)を有する中間層120を形成する場合、チャンバ内の窒素原料と不活性ガスの流量に対する窒素流量の比を、窒素原料が1〜50体積%にすることが望ましい。なお、中間層120は、上述したスパッタ法だけでなく、MOCVD法で形成することもできる。
<下地層形成工程>
次に、中間層120を形成した後、中間層120が形成された基板110の上面に、単結晶の下地層130を形成する。下地層130は、スパッタ法で形成してもよく、MOCVD法で形成してもよい。
積層半導体層形成工程は、n型半導体層形成工程と、発光層形成工程と、p型半導体層形成工程とからなる。
<n型半導体層形成工程>
下地層130の形成後、nコンタクト層140aおよびnクラッド層140bを積層してn型半導体層140を形成する。nコンタクト層140aおよびnクラッド層140bは、スパッタ法で形成してもよく、MOCVD法で形成してもよい。
発光層150の形成は、スパッタ法、MOCVD法のいずれの方法でもよいが、特にMOCVD法が好ましい。具体的には、障壁層150aと井戸層150bとを交互に繰り返して積層し、且つ、n型半導体層140側およびp型半導体層160側に障壁層150aが配される順で積層すればよい。
また、p型半導体層160の形成は、スパッタ法、MOCVD法のいずれの方法でもよい。具体的には、pクラッド層160aと、pコンタクト層160bとを順次積層すればよい。
<第1の透明電極層形成工程>
スパッタ法などによる成膜、フォトリソグラフィなどにより図3および図5に示すパタンIに対応するレジストパタン形成、それに引き続くエッチングによる公知の方法によって、第1の透明電極層210を形成する。
<半導体層露出面形成工程>
積層半導体層100の一部をエッチングしてnコンタクト層140aの一部を露出させ、半導体層露出面140cを形成する。
そして、例えば窒素などの還元雰囲気下において、500〜1000℃で熱処理する。この熱処理工程は、第1の透明電極層210を結晶化し、p型半導体層160と第1の透明電極層210との接合性を高めるために行われる。
次に、第1の透明電極層210上に図3および図5に示すパタンIIの開口を有し、半導体層露出面140c上に図3および図6に示すパタンIVの開口を有するレジスト膜を形成する。そして、スパッタ法などにより、第2の透明電極層220aと、反射層220bと、第1のバリア層220cとを順に形成する(それぞれの工程を第2の透明電極層形成工程、反射層形成工程、第1のバリア層形成工程と呼ぶ)。なお、第2の透明電極層220aと、反射層220bと、第1のバリア層220cとは、連続して、真空状態を破らないで形成されるのが、密着性やコンタミネーションの観点から好ましく、成膜時間も短縮できる。
その後、レジスト剥離液に浸漬することにより、レジスト膜とともに、その上に堆積した第2の透明電極層220a、反射層220b、第1のバリア層220cと同じ材料を剥離、除去する。
同様に、第1の透明電極層210上に図3および図5に示すパタンIIIの開口を有し、半導体層露出面140c上に図3および図6に示すパタンVの開口を有するレジスト膜を形成する。そして、スパッタ法などにより、第1の接合層230a、第2のバリア層230b、第1の金属層230c、第2の金属層230d、第2の接合層230eを、連続して形成する。なお、第1の接合層230a、第2のバリア層230b、第1の金属層230c、第2の金属層230d、第2の接合層230eは、真空状態を破らないで連続して形成されるのが、密着性やコンタミネーションの観点から好ましく、成膜時間も短縮できる。
その後、レジスト剥離液に浸漬することにより、レジスト膜とともに、その上に堆積した第1の接合層230a、第2のバリア層230b、第1の金属層230c、第2の金属層230d、第2の接合層230eと同じ材料を剥離、除去する(オーバーコート部形成工程)。
なお、上記のスパッタ法などによる層の形成にあたっては、第2の透明電極層220aをアモルファス状態とするように、スパッタ条件が設定される。
本実施の形態では、第1の電極200および第2の電極300の反射部220とオーバーコート部230とを同じ構成とすることで、半導体発光素子10の生産性を向上させている。なお、第1の電極200の形成工程と第2の電極300の形成工程とを個別に設けてもよい。
中間層120、下地層130、積層半導体層100、半導体層露出面140c、第1の電極200、第2の電極300の表面および側面を覆うように保護層180を形成する。
次に、保護層180上に図示しないレジストを塗布する。そして、第1のバンプ31および第2のバンプ34と接続するため、第1の開口部200aおよび第2の開口部300aの保護層180および第2の接合層230eをRIE(反応性イオンエッチング)などにより除去して、第1の電極200および第2の電極300の第2の金属層230dの表面を露出させる。
例えば、保護層180上と第1の電極200の第1の開口部200aと第2の電極300の第2の開口部300a上に図示しないTiまたはTiとWからなる合金層とAu層からなるアンダーバックメタル層(略してUBM膜と称する。)を形成した後にレジストを塗布する。
次に、第1の開口部200aおよび第2の開口部300aの上部のレジストを除去し、公知のメッキ法によってAuを突起状に堆積させて、第1のバンプ31および第2のバンプ34を形成する。このとき堆積させるAuの膜厚は、2〜25μmが望ましく、さらには5〜20μmが望ましく、またさらには10〜15μmが望ましい。Auの膜厚が2μmよりも薄いと、実装時に接続用に使用するSnを含む半田が正極として働く第1の電極200や負極として働く第2の電極300と接触してリークが生じることがある。また、Auの膜厚が25μmよりも厚い場合には生産コスト面で厳しくなる。
さらに、Auメッキを施した後、接続電極として、メッキ法、蒸着法、スパッタ法を用いてAu−Sn合金を成膜してもよい。次いでレジストおよび突起状の第1のバンプ31および第2のバンプ34の周辺のUBM膜をエッチングで除去する。エッチング液としては、例えば、AuはKIとI2との混合液を、TiまたはTiW合金は硫酸過酸化水素水溶液を用いることができる。
次に、サブマウント15の製造方法を説明する。
セラミック等のサブマウント基板20を用意し、リフトオフ法などによりAgまたはAuのサブマウント配線21、24を形成する。そして、半導体発光素子10の第1の電極200および第2の電極300と接続する部分、すなわち第1のバンプ31および第2のバンプ34を形成する部分を除いて、サブマウント基板20の表面をリフトオフ法などによりSiO2からなる保護膜で覆う。最後に、Au−Sn合金からなるボール状の第1のバンプ31および第2のバンプ34を配設する。
なお、半導体発光素子10側にすでに第1のバンプ31および第2のバンプ34が形成されている場合は、サブマウント15側に必ずしも第1のバンプ31および第2のバンプ34を設置しなくてもよい。
最後に、半導体発光装置1の製造方法を説明する。
サブマウント15上に半導体発光素子10を裏返して設置し、予め定められた接続関係に基づいて、サブマウント15上の第1のバンプ31と半導体発光素子10の第1の電極200とが対応し、第2のバンプ34と半導体発光素子10の第2の電極300とが対応するように半導体発光素子10とサブマウント15とを位置合わせする(位置合わせする工程)。
その後、300℃に加熱しつつ、半導体発光素子10をサブマウント15に押圧(圧着)する(加熱して押圧する工程)。これにより、第1の電極200と第1のバンプ31とが電気的に接続され、第2の電極300と第2のバンプ34とが電気的に接続される。
このようにして、半導体発光装置1が完成する。
第1の透明電極層210を結晶質とする理由は、後述するように、p型半導体層160であるp型GaN層と第1の透明電極層210(例えば、IZO膜)との間の密着性(接合性)をよくするためである。例えば、IZOを結晶化していない場合は、結晶化した場合に比べ、順方向電圧Vfが高くなる。
アモルファスの第2の透明電極層220aを設ける理由は、第1の透明電極層210である結晶化した膜(IZO膜)上に反射層220b(例えば、Ag膜)を形成すると、反射層220b(Ag膜)が第1の透明電極層210(IZO膜)から剥離してしまうためである。反射層220b(Ag膜)と結晶化した第1の透明電極層210(IZO膜)とは密着性が劣る。
一方、アモルファスの第2の透明電極層220a(例えば、アモルファスのIZO膜)と反射層220b(Ag膜)とは密着性がよい。また、第1の透明電極層210とアモルファス(非晶質)の第2の透明電極層220aとは密着性がよく、電導性もよい。そこで、本実施の形態において、p型半導体層160上に結晶質のIZO膜を第1の透明電極層210として形成し、さらにアモルファスのIZO膜を第2の透明電極層220aとして積層し、その上にAg膜の反射層220bを設けている。
ここでは、第2の透明電極層220aを設けないで製造した半導体発光素子10において、順方向電流If−順方向電圧Vf特性を評価した。表1は、図8に示すCase 1〜5についてのパラメータを示す。Case 1は、第1の透明電極層210のIZOに代えてPtとした場合の特性を示している。Case 2〜5は、第1の透明電極層210をIZO膜とし、厚さおよび熱処理の有無による状態の違いを示している。
Case 2および3は、アモルファスのIZO膜の場合である。Case 2はIZO膜の厚さが2nm、Case 3はIZO膜の厚さが5nmである。Case 3の方が、順方向電圧Vfが低い。IZO膜の厚さは厚い(5nm)方が好ましいことが分かる。
Case 4および5は、熱処理したIZO膜の場合である。Case 4は厚さが5nm、Case 5は厚さが10nmの場合である。図8において、両者の差はほとんど見られず、重なっている。すなわち、Case 4と5とで、順方向電圧Vfはほぼ同じであることから、IZO膜の厚さは5nm以上であればよいことが分かる。
Case 3とCase 4とは、IZO膜の厚さが5nmの場合であって、Case 3がアモルファスである場合、Case 4が熱処理した場合(結晶質)である。これらを比較すると、IZO膜が結晶質の場合は、アモルファスである場合に比べ、順方向電圧Vfが低い。
以上のことから、p型GaNであるp型半導体層160上には、5nm以上の厚さの結晶質のIZO膜を形成することが好ましい。
(実施例1)
実施例1に用いた半導体発光素子10は、図2に示したと同じ構造を有している。そして、第1の電極200は図5に示したと同じ構造を有している。第2の電極300は図6に示したと同じ構造を有している。
基板110はC軸配向したサファイア基板である。そして、実施例1においては、第1の透明電極層210はIZO膜であって、熱処理を施している。厚さは5nmである。第2の透明電極層220aはアモルファスのIZO膜で、厚さは2nmである。反射層220bはAg、第1のバリア層220cはTa、第1の接合層230aはTaN、第2のバリア層230bはTa、第1の金属層230cはPt、第2の金属層230dはAu、第2の接合層230eはTaである。
次に、サブマウント15を以下のようにして製造した。
セラミック等のサブマウント基板20を用意し、リフトオフ法によりAgまたはAuのサブマウント配線21、24を形成する。そして、半導体発光素子10の第1の電極200および第2の電極300と接続する部分、すなわち第1のバンプ31および第2のバンプ34を形成する部分を除いて、サブマウント基板20の表面をリフトオフ法によりSiO2からなる保護膜で覆う。そして、Au−Sn合金からなるボール状の第1のバンプ31および第2のバンプ34を配設する。
最後に、サブマウント15上に半導体発光素子10を裏返して設置し、予め定められた接続関係に基づいて、サブマウント15上の第1のバンプ31および第2のバンプ34と、半導体発光素子10の第1の電極200および第2の電極300とがそれぞれ対応するように半導体発光素子10とサブマウント15とを位置合わせし、その後、300℃に加熱しつつ、半導体発光素子10をサブマウント15に押圧(圧着)し、第1の電極200と第1のバンプ31とを電気的に接続し、第2のバンプ34と第2の電極300とを電気的に接続した。
半導体発光素子10を搭載したサブマウント15をTO18に載せて端子間をワイヤで接続した。順方向電流Ifが20mAの時、順方向電圧Vfは3.2V、発光波長λは452nm、発光出力Poは20.7mWであった。これらの結果を表2にまとめる。
実施例2〜5は、第1の透明電極層210がIZO膜またはITO膜であり、厚さが異なる以外は実施例1と同じ構成としたものである。
実施例6は、半導体発光素子10側に第1のバンプ31および第2のバンプ34を予め形成すること以外は、実施例4と同じ構造としたものである。これらの結果を表2にまとめる。
一方、比較例は、第2の透明電極層220a(アモルファスのIZO膜)を形成しないこと以外は実施例4と同じ構成としたものである。
表2は、実施例1〜6および比較例についての評価結果を示している。評価項目は、順方向電流Ifが20mAの時の順方向電圧Vf、発光波長λ、発光出力Poおよび反射層220bの剥離試験の結果である。なお、発光波長λは発光強度がピークの波長(ピーク波長)である。
反射層220bと第1の透明電極層210との剥れ試験(反射層の剥離試験)は、図2に示した発光素子の形成とは別に製作したp型GaN層(p型半導体層160)上に、表2に記載の第1の透明電極層210(材料と厚さ)と、第1の透明電極層210上に厚さを同じとして形成した第2の透明電極層220a(比較例を除く)と、第2の透明電極層220a上に厚さを同じとして形成した反射層220bとを堆積し、公知のテープ剥離試験(テープ試験)に基づき行なった。反射層の剥離試験は、同じ試験用電極を10点用意し、1点以上剥れたものを(×)とし、全く剥れないものを(○)とした。
また、実施例4、6に示すように、第1のバンプ31および第2のバンプ34をサブマウント15側に形成しても半導体発光素子10側に形成しても、順方向電圧Vf、発光出力Poの差は小さい。
一方、表2中の比較例に示すように、第2の透明電極層220aが第1の透明電極層210上に形成されていない場合には、反射層220bがテープ剥離試験において容易に剥離してしまった。
なお、実施例1〜6および比較例において、発光波長λは450〜452nmでほとんど違いがない。積層半導体層100の構成が同じだからと考えられる。
以上のことから、第1の透明電極層210を結晶質のIZO(またはITO)とし、第2の透明電極層220aをアモルファスのIZOとすることで、順方向電圧Vfが低く、発光出力Poが大きく、なおかつ反射層220bの剥離が抑制された半導体発光素子10を得ることができる。
具体的には、積層半導体層100上に、5nmの厚さの結晶質のIZO膜(第1の透明電極層210)を形成し、さらに2nmの厚さのアモルファスのIZO膜(第2の透明電極層220a)を積層し、さらにその上にAu合金の反射層220bを設けている。TEM像において、結晶質のIZO膜とアモルファスのIZO膜との2層の構造を区別して観察できた。
例えば、Ga1−xAlxAs(0<x<1)、GaAs1−xPx(0<x<1)、In1−xGaxP(0<x<1)などの化合物半導体を発光層とする赤外から赤を発光する半導体発光素子10、AlP、AlAs、GaPなどを発光層に用いた橙から緑を発光する半導体発光素子10にも適用できることは明らかである。
Claims (18)
- 第1の導電型を有する第1の半導体層、発光層および当該第1の導電型とは逆の第2の導電型を有する第2の半導体層が順に積層される積層半導体層と、
前記積層半導体層上に設けられ、前記発光層が出射する光に対して透過性で且つ結晶質の第1の透明電極層と、
前記第1の透明電極層上に設けられ、前記光に対して透過性で且つ非晶質の第2の透明電極層と、
前記第2の透明電極層上に設けられ、前記光に対して反射性の反射層と
を備えることを特徴とする半導体発光素子。 - 結晶質の前記第1の透明電極層と、非晶質の前記第2の透明電極層とは、導電性の酸化物であることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
- 結晶質の前記第1の透明電極層と、非晶質の前記第2の透明電極層とは、インジウム(In)またはチタン(Ti)を含む導電性の酸化物であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体発光素子。
- 結晶質の前記第1の透明電極層の膜厚は、5nm以上且つ500nm以下であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
- 非晶質の前記第2の透明電極層の膜厚は、1nm以上且つ5nm以下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
- 前記反射層は、AgまたはAgを含む金属であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
- 前記積層半導体層は、前記第1の半導体層の前記第1の導電型が電子をキャリアとするn型であり、前記第2の半導体層の前記第2の導電型が正孔をキャリアとするp型であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
- 第1の導電型を有する第1の半導体層、発光層および当該第1の導電型とは逆の第2の導電型を有する第2の半導体層が順に積層される積層半導体層と、
前記積層半導体層上に設けられ、前記発光層が出射する光に対して透過性で且つ結晶質の第1の透明電極層と、当該第1の透明電極層上に設けられ、当該光に対して透過性で且つ非晶質の第2の透明電極層と、当該第2の透明電極層上に設けられ、当該光に対して反射性の反射層とを備え、当該積層半導体層に電流を供給する一方の電極として働く第1の電極と、
前記積層半導体層において、露出させた前記第1の半導体層上に設けられ、当該積層半導体層に電流を供給する他方の電極として働く第2の電極と、
前記積層半導体層、前記第1の電極、前記第2の電極を覆うように設けられた保護層と、
前記第1の電極上の前記保護層が除去されて設けられた第1の開口部に、当該第1の電極と接触し、電気的に接続された第1の突出電極と、
前記第2の電極上の前記保護層が除去されて設けられた第2の開口部に、当該第2の電極と接触するように設けられた第2の突出電極と
を備えることを特徴とする半導体発光素子。 - 前記第1の突出電極および前記第2の突出電極は、前記積層半導体層側と反対側の先端部にSnを含む接続電極がさらに設けられていることを特徴とする請求項8に記載の半導体発光素子。
- 第1の導電型を有する第1の半導体層、発光層および当該第1の導電型とは逆の第2の導電型を有する第2の半導体層が順に積層される積層半導体層と、当該積層半導体層上に設けられ、当該発光層が出射する光に対して透過性で且つ結晶質の第1の透明電極層と、当該第1の透明電極層上に設けられ、当該光に対して透過性で且つ非晶質の第2の透明電極層と、当該第2の透明電極層上に設けられ、当該光に対して反射性の反射層とを備える半導体発光素子と、
前記半導体発光素子の前記反射層を備える側と対向するように配置される回路基板と
を備えることを特徴とする半導体発光装置。 - 前記半導体発光素子と前記回路基板とは、当該半導体発光素子の前記反射層側に設けられた正負一対の電極と、当該回路基板に設けられた一対の配線とが、当該回路基板に設けられた接続子によって接続されていることを特徴とする請求項10に記載の半導体発光装置。
- 基板上に第1の導電型を有する第1の半導体層、発光層および当該第1の導電型とは逆の第2の導電型を有する第2の半導体層からなる積層半導体層を形成する工程と、
前記積層半導体層上に結晶質で且つ前記発光層が出射する光に対して透過性の第1の透明電極層を形成する工程と、
前記第1の透明電極層上に非晶質で且つ前記光に対して透過性の第2の透明電極層を形成する工程と、
前記第2の透明電極層上に前記光を反射する反射層を形成する工程と
を含むことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。 - 前記第1の透明電極層を形成する工程は、第1の透明電極層となる膜を堆積する工程と、結晶質とするための熱処理の工程とを含むことを特徴とする請求項12に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 基板上に第1の導電型を有する第1の半導体層、発光層および当該第1の導電型とは逆の第2の導電型を有する第2の半導体層からなる積層半導体層を形成する工程と、
前記積層半導体層上に、前記発光層が出射する光に対して透過性で且つ結晶質の第1の透明電極層と、当該第1の透明電極層上に設けられ、当該光に対して透過性で且つ非晶質の第2の透明電極層と、当該第2の透明電極層上に設けられ、当該光に対して反射性の反射層とを備え、当該積層半導体層に電流を供給する一方の電極として働く第1の電極を形成する工程と、
前記積層半導体層において、露出させた前記第1の半導体層上に設けられ、当該積層半導体層に電流を供給する他方の電極として働く第2の電極を形成する工程と、
前記積層半導体層、前記第1の電極、前記第2の電極を覆うように保護層を形成する工程と、
前記第1の電極上の前記保護層を除去して第1の開口部を形成し、当該第1の開口部に当該第1の電極と接触し、電気的に接続された第1の突出電極を形成し、前記第2の電極上の当該保護層が除去されて設けられた第2の開口部に、当該第2の電極と接触し、電気的に接続された第2の突出電極を形成する工程と
を含むことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。 - 前記第1の突出電極および前記第2の突出電極の前記積層半導体層側と反対側の先端部にSnを含む接続電極を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 第1の導電型を有する第1の半導体層、発光層および当該第1の導電型とは逆の第2の導電型を有する第2の半導体層が順に積層される積層半導体層と、当該積層半導体層上に設けられ、当該発光層が出射する光に対して透過性で且つ結晶質の第1の透明電極層と、当該第1の透明電極層上に設けられ、当該光に対して透過性で且つ非晶質の第2の透明電極層と、当該第2の透明電極層上に設けられ、当該光に対して反射性の反射層とを備える半導体発光素子の当該反射層側に設けられた正負一対の電極と、回路基板に設けられた接続子とを対応させるように位置合わせする工程と、
前記半導体発光素子を前記回路基板に加熱して押圧する工程と
を含むことを特徴とする半導体発光装置の製造方法。 - 第1の導電型を有する第1の半導体層、発光層および当該第1の導電型とは逆の第2の導電型を有する第2の半導体層が順に積層される積層半導体層と、当該積層半導体層上に設けられ、当該発光層が出射する光に対して透過性で且つ結晶質の第1の透明電極層と、当該第1の透明電極層上に設けられ、当該光に対して透過性で且つ非晶質の第2の透明電極層と、当該第2の透明電極層上に設けられ、当該光に対して反射性の反射層とを備える半導体発光素子と、当該半導体発光素子の当該反射層を備える側と対向するように配置される回路基板とを備える半導体発光装置が組み込まれていることを特徴とする照明装置。
- 第1の導電型を有する第1の半導体層、発光層および当該第1の導電型とは逆の第2の導電型を有する第2の半導体層が順に積層される積層半導体層と、当該積層半導体層上に設けられ、当該発光層が出射する光に対して透過性で且つ結晶質の第1の透明電極層と、当該第1の透明電極層上に設けられ、当該光に対して透過性で且つ非晶質の第2の透明電極層と、当該第2の透明電極層上に設けられ、当該光に対して反射性の反射層とを備える半導体発光素子と、当該半導体発光素子の当該反射層を備える側と対向するように配置される回路基板とを備える半導体発光装置が組み込まれていることを特徴とする電子機器。
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