JP2011061020A - 裏面コンタクト型太陽電池素子およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャリアの再結合損失を抑制しながら接触抵抗を低減することができる裏面コンタクト方太陽電池素子およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】第1導電型不純物を第1の濃度で含むシリコン基板101と、このシリコン基板101の受光面102aとは反対側の非受光面102b上に形成された第1電極110および第2電極111とを備え、シリコン基板101はその非受光面102bの表層部の所定領域に、第1の濃度よりも高い第2の濃度で第1導電型不純物を含む第1導電型不純物領域104と、第2導電型不純物を含む第2導電型不純物領域105とを有し、第1電極110が第1導電型不純物領域104と接続すると共に、第2電極111が第2導電型不純物領域105と接続し、第1電極110と第1導電型不純物領域104との接触部に第1シリサイド層108が形成されていると共に、第2電極111と第2導電型不純物領域105との接触部に第2シリサイド層109が形成されていることを特徴とする裏面コンタクト型太陽電池素子。
【選択図】図1
【解決手段】第1導電型不純物を第1の濃度で含むシリコン基板101と、このシリコン基板101の受光面102aとは反対側の非受光面102b上に形成された第1電極110および第2電極111とを備え、シリコン基板101はその非受光面102bの表層部の所定領域に、第1の濃度よりも高い第2の濃度で第1導電型不純物を含む第1導電型不純物領域104と、第2導電型不純物を含む第2導電型不純物領域105とを有し、第1電極110が第1導電型不純物領域104と接続すると共に、第2電極111が第2導電型不純物領域105と接続し、第1電極110と第1導電型不純物領域104との接触部に第1シリサイド層108が形成されていると共に、第2電極111と第2導電型不純物領域105との接触部に第2シリサイド層109が形成されていることを特徴とする裏面コンタクト型太陽電池素子。
【選択図】図1
Description
本発明は、受光面に電極を有さない裏面コンタクト型太陽電池素子およびその製造方法に関する。
受光面に電極を有さない結晶系シリコン基板を用いた従来の裏面コンタクト型太陽電池素子としては、p型シリコン基板の受光面とは反対側の非受光面の所定領域にp+領域とn+領域が形成され、p+領域上およびn+領域上にこれらの領域と接触する第1電極および第2電極が形成されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この裏面コンタクト型太陽電池素子によれば、受光面に電極が無いため、光影面積はゼロとなり、発電に必要な光を太陽電池内に多く取り込むことができる。
この裏面コンタクト型太陽電池素子によれば、受光面に電極が無いため、光影面積はゼロとなり、発電に必要な光を太陽電池内に多く取り込むことができる。
この裏面コンタクト型太陽電池素子では、キャリアの再結合を抑制するために、第1電極とp+領域との接触面積および第2電極とn+領域との接触面積を減少させる必要がある。
ところが、前記接触面積が減少すると、接触抵抗が増加し、発電性能が劣化するという問題が生じてしまう。
ところが、前記接触面積が減少すると、接触抵抗が増加し、発電性能が劣化するという問題が生じてしまう。
本発明は、このような従来の問題に鑑みなされたものであり、キャリアの再結合損失を抑制しながら接触抵抗を低減することができる裏面コンタクト型太陽電池素子およびその製造方法を提供することを目的とする。
かくして、本発明によれば、第1導電型不純物を第1の濃度で含むシリコン基板と、このシリコン基板の受光面とは反対側の非受光面上に形成された第1電極および第2電極とを備え、前記シリコン基板はその非受光面の表層部の所定領域に、前記第1の濃度よりも高い第2の濃度で第1導電型不純物を含む第1導電型不純物領域と、第2導電型不純物を含む第2導電型不純物領域とを有し、前記第1電極が前記第1導電型不純物領域と接続すると共に、前記第2電極が前記第2導電型不純物領域と接続し、前記第1電極と前記第1導電型不純物領域との接触部に第1シリサイド層が形成されていると共に、前記第2電極と前記第2導電型不純物領域との接触部に第2シリサイド層が形成されている裏面コンタクト型太陽電池素子が提供される。
本発明の別の観点によれば、第1導電型不純物を第1の濃度で含むシリコン基板の受光面とは反対側の非受光面の所定領域に、前記第1の濃度よりも高い第2の濃度で第1導電型不純物を含む第1導電型不純物領域と、第2導電型不純物を含む第2導電型不純物領域とを形成する工程(A)と、前記第1導電型不純物領域上に第1シリサイド層を形成し、かつ前記第2導電型不純物領域上に第2シリサイド層を形成する工程(B)と、前記第1シリサイド層上に第1電極を形成し、かつ前記第2シリサイド層上に第2電極を形成する工程(C)とを含む裏面コンタクト型太陽電池素子の製造方法が提供される。
本発明によれば、受光面に電極を有さないため、発電に必要な光を多く取り込むことができ、かつキャリアの再結合損失を抑制しながら接触抵抗を低減することができ、この結果、主として曲線因子が改善し、発電効率が向上した裏面コンタクト型太陽電池素子を得ることができる。
本発明の裏面コンタクト型太陽電池素子は、第1導電型不純物を第1の濃度で含むシリコン基板と、このシリコン基板の受光面とは反対側の非受光面上に形成された第1電極および第2電極とを備え、前記シリコン基板はその非受光面の表層部の所定領域に、前記第1の濃度よりも高い第2の濃度で第1導電型不純物を含む第1導電型不純物領域と、第2導電型不純物を含む第2導電型不純物領域とを有し、前記第1電極が前記第1導電型不純物領域と接続すると共に、前記第2電極が前記第2導電型不純物領域と接続し、前記第1電極と前記第1導電型不純物領域との接触部に第1シリサイド層が形成されていると共に、前記第2電極と前記第2導電型不純物領域との接触部に第2シリサイド層が形成されていることを特徴とする。
ここで、「第1導電型」とはn型またはp型を意味し、「第2導電型」とは第1導電型とは異なるp型またはn型を意味する。
p型不純物としてはボロン、アルミニウム、ガリウム、インジウム等が挙げられ、n型不純物としてはリン、ヒ素、アンチモン等が挙げられる。
この裏面コンタクト型太陽電池素子において、シリコン基板は単結晶でも多結晶でも非晶質でもよく、導電型としてはn型でもp型でもよい。n型のほうがp型と比較し、同じ不純物濃度で抵抗を低くでき、電気抵抗による損失が低くなるためより好ましい。
第1導電型不純物領域は、シリコン基板の非受光面の所定領域に開口を有するマスク(例えばシリコン酸化膜)を非受光面に形成し、気相拡散法、固相拡散法、イオン注入法等により形成することができる。
第2導電型不純物領域の形成方法も、第1導電型不純物領域と同様である。
p型不純物としてはボロン、アルミニウム、ガリウム、インジウム等が挙げられ、n型不純物としてはリン、ヒ素、アンチモン等が挙げられる。
この裏面コンタクト型太陽電池素子において、シリコン基板は単結晶でも多結晶でも非晶質でもよく、導電型としてはn型でもp型でもよい。n型のほうがp型と比較し、同じ不純物濃度で抵抗を低くでき、電気抵抗による損失が低くなるためより好ましい。
第1導電型不純物領域は、シリコン基板の非受光面の所定領域に開口を有するマスク(例えばシリコン酸化膜)を非受光面に形成し、気相拡散法、固相拡散法、イオン注入法等により形成することができる。
第2導電型不純物領域の形成方法も、第1導電型不純物領域と同様である。
第1導電型不純物領域および第2導電型不純物領域は、この裏面コンタクト型太陽電池素子から高い特性(短絡電流密度、開放電圧、曲率因子、発電効率等)が引き出せるよう、非受光面からの深さ、平面的に見た形状、配置、数、非受光面に対する占有面積率、隣接する双方の領域の間隔などを設定することが好ましく、例えば、次のように設定することができる。
〔n型シリコン基板を用いた場合〕
n型シリコン基板を用いる場合、n型シリコン基板のn型不純物の濃度(第1の濃度)としては3×1014〜3×1015cm-3程度であり、第1導電型不純物領域(n+領域)のn型不純物の濃度(第2の濃度)としては1×1019〜1×1020cm-3程度であり、第2導電型不純物領域(p+領域)のp型不純物の濃度としては1×1019〜1×1020cm-3程度である。
n型シリコン基板を用いる場合、n型シリコン基板のn型不純物の濃度(第1の濃度)としては3×1014〜3×1015cm-3程度であり、第1導電型不純物領域(n+領域)のn型不純物の濃度(第2の濃度)としては1×1019〜1×1020cm-3程度であり、第2導電型不純物領域(p+領域)のp型不純物の濃度としては1×1019〜1×1020cm-3程度である。
n型不純物領域の非受光面からの深さとしては0.5〜2μm程度とすることができ、p導電型不純物領域の非受光面からの深さとしては0.5〜2μm程度とすることができる。
n型とp型の各不純物領域の平面的に見た形状は特に限定されず、例えば、散点状、ストライプ状、蛇行状、格子状などに配置することができる。
n型不純物領域の非受光面に対する占有面積率は5〜20%とすることができ、n型不純物領域を散点状にした場合のその個数としては100〜1000個とすることができる。
p型不純物領域の非受光面に対する占有面積率は60〜93%とすることができ、p型不純物領域を散点状にした場合のその個数としては100〜1000個とすることができる。
隣接するn型不純物領域とp型不純物領域の間隔は3〜300μmとすることができる。
n型とp型の各不純物領域の平面的に見た形状は特に限定されず、例えば、散点状、ストライプ状、蛇行状、格子状などに配置することができる。
n型不純物領域の非受光面に対する占有面積率は5〜20%とすることができ、n型不純物領域を散点状にした場合のその個数としては100〜1000個とすることができる。
p型不純物領域の非受光面に対する占有面積率は60〜93%とすることができ、p型不純物領域を散点状にした場合のその個数としては100〜1000個とすることができる。
隣接するn型不純物領域とp型不純物領域の間隔は3〜300μmとすることができる。
〔p型シリコン基板を用いた場合〕
p型シリコン基板を用いる場合、p型シリコン基板のp型不純物の濃度(第1の濃度)としては3×1014〜3×1015cm-3程度であり、第1導電型不純物領域(p+領域)のp型不純物の濃度(第2の濃度)としては1×1019〜1×1020cm-3程度であり、第2導電型不純物領域(n+領域)のn型不純物の濃度としては1×1019〜1×1020cm-3程度である。
p型シリコン基板を用いる場合、p型シリコン基板のp型不純物の濃度(第1の濃度)としては3×1014〜3×1015cm-3程度であり、第1導電型不純物領域(p+領域)のp型不純物の濃度(第2の濃度)としては1×1019〜1×1020cm-3程度であり、第2導電型不純物領域(n+領域)のn型不純物の濃度としては1×1019〜1×1020cm-3程度である。
p型不純物領域の非受光面からの深さとしては0.5〜2μm程度とすることができ、n型不純物領域の非受光面からの深さとしては0.5〜2μm程度とすることができる。
p型とn型の各不純物領域の平面的に見た形状は特に限定されず、例えば、散点状、ストライプ状、蛇行状、格子状、櫛状などに配置することができる。
p型不純物領域の非受光面に対する占有面積率は5〜20%とすることができ、p型不純物領域を散点状にした場合のその個数としては100〜1000個とすることができる。
n型不純物領域の非受光面に対する占有面積率は60〜93%とすることができ、n型不純物領域を散点状にした場合のその個数としては100〜1000個とすることができる。
隣接するp型不純物領域とn型不純物領域の間隔は3〜300μmとすることができる。
p型とn型の各不純物領域の平面的に見た形状は特に限定されず、例えば、散点状、ストライプ状、蛇行状、格子状、櫛状などに配置することができる。
p型不純物領域の非受光面に対する占有面積率は5〜20%とすることができ、p型不純物領域を散点状にした場合のその個数としては100〜1000個とすることができる。
n型不純物領域の非受光面に対する占有面積率は60〜93%とすることができ、n型不純物領域を散点状にした場合のその個数としては100〜1000個とすることができる。
隣接するp型不純物領域とn型不純物領域の間隔は3〜300μmとすることができる。
第1電極と第1導電型不純物領域との接触部および第2電極と第2導電型不純物領域との接触部でのキャリアの再結合を抑制しながら接触抵抗を低減する観点から、第1シリサイド層の第1導電型不純物領域との接触面積および第2シリサイド層の第2導電型不純物領域との接触面積は、10〜200μm2程度が好ましく、30〜80μm2程度がさらに好ましい。第1シリサイド層および第2シリサイド層を構成する材料は、同じでも異なってもよいが、製造の簡素化の観点から同じ材料が好ましく、例えば、ニッケルシリサイド、チタンシリサイド、コバルトシリサイド、パラジウムシリサイド等が挙げられる。
第1・第2シリサイド層は、シリコン基板の第1・第2導電型不純物領域上にニッケル、チタン、コバルト、パラジウム等の金属膜を膜厚30〜70nm程度で形成し、400〜800℃の熱処理を1〜30分間行ってシリサイド反応を生じさせることにより形成することができる。このとき、金属膜の材料によっては2段階の熱処理を行ってシリサイドの安定化を図ってもよい。
金属膜は、CVD法、スパッタ法、真空蒸着法等により形成することができる。
第1・第2シリサイド層は、シリコン基板の第1・第2導電型不純物領域上にニッケル、チタン、コバルト、パラジウム等の金属膜を膜厚30〜70nm程度で形成し、400〜800℃の熱処理を1〜30分間行ってシリサイド反応を生じさせることにより形成することができる。このとき、金属膜の材料によっては2段階の熱処理を行ってシリサイドの安定化を図ってもよい。
金属膜は、CVD法、スパッタ法、真空蒸着法等により形成することができる。
また、この裏面コンタクト型太陽電池素子は、入射光の反射率低下による光の閉じ込め効果を向上させるために、シリコン基板の受光面に凹凸構造が形成されていてもよい。
(100)面方位の単結晶シリコン基板を用いる場合、シリコン基板をNaOH,KOH,NaCO3などのアルカリ水溶液に浸して受光面をエッチングすることにより、ピラミッド型の表面凹凸構造(テクスチャー構造)が得られる。
多結晶シリコン基板の場合、種々の面方位の結晶粒から構成され、アルカリエッチングは結晶の面方位に依存することから、単結晶の場合のような均一なテクスチャー構造が得られず、単結晶の場合と同程度に反射率を低下させることが困難である。そのため、多結晶シリコン基板の場合、受光面を反応性イオンエッチングすることにより、結晶の面方位に左右されずに凹凸構造を均一に形成することができる。
非晶質シリコン基板の場合も、結晶の面方位に依存しない反応性イオンエッチングにより受光面に均一な凹凸構造を形成することができる。
(100)面方位の単結晶シリコン基板を用いる場合、シリコン基板をNaOH,KOH,NaCO3などのアルカリ水溶液に浸して受光面をエッチングすることにより、ピラミッド型の表面凹凸構造(テクスチャー構造)が得られる。
多結晶シリコン基板の場合、種々の面方位の結晶粒から構成され、アルカリエッチングは結晶の面方位に依存することから、単結晶の場合のような均一なテクスチャー構造が得られず、単結晶の場合と同程度に反射率を低下させることが困難である。そのため、多結晶シリコン基板の場合、受光面を反応性イオンエッチングすることにより、結晶の面方位に左右されずに凹凸構造を均一に形成することができる。
非晶質シリコン基板の場合も、結晶の面方位に依存しない反応性イオンエッチングにより受光面に均一な凹凸構造を形成することができる。
さらに、この裏面コンタクト型太陽電池素子の受光面でのキャリアの再結合を抑制すると共に、受光面へ入射する入射光の反射率をより低下させるための反射防止膜が形成されていてもよい。
反射防止膜としてはシリコン窒化膜、シリコン酸化膜等の絶縁膜、およびこれら絶縁膜の積層膜を用いることができる。なお、シリコン酸化膜のみ用いる場合は反射防止膜を表面パッシベーション酸化膜と呼ぶ場合がある。
反射防止膜の膜厚は、反射防止膜とシリコン基板との界面での光反射を低減させる膜厚に設定されるが、例えば、用いる反射防止膜の屈折率が1.9〜2.1の場合、50〜80nmが好ましく、60〜70nmがさらに好ましい。反射防止膜は、CVD法、スパッタ法、真空蒸着法等により形成することができる。
反射防止膜としてはシリコン窒化膜、シリコン酸化膜等の絶縁膜、およびこれら絶縁膜の積層膜を用いることができる。なお、シリコン酸化膜のみ用いる場合は反射防止膜を表面パッシベーション酸化膜と呼ぶ場合がある。
反射防止膜の膜厚は、反射防止膜とシリコン基板との界面での光反射を低減させる膜厚に設定されるが、例えば、用いる反射防止膜の屈折率が1.9〜2.1の場合、50〜80nmが好ましく、60〜70nmがさらに好ましい。反射防止膜は、CVD法、スパッタ法、真空蒸着法等により形成することができる。
この裏面コンタクト型太陽電池素子のシリコン基板の非受光面でのキャリアの再結合を抑制するために、シリコン基板の非受光面における第1シリサイド層および第2シリサイド層を除く領域に、絶縁層が1層または複数層形成されていてもよい。
絶縁層としては、1層の場合は膜厚10〜100nm程度の熱酸化膜(シリコン酸化膜)を用いることができ、2層の場合は熱酸化膜の上に膜厚250〜1000nm程度のCVDシリコン酸化膜を形成することができる。
この絶縁層は、第1・第2シリサイド層を第1・第2導電型不純物領域のみに自己整合的に形成するためのマスクとしての機能および第1・第2シリサイド層が形成されていない第1・第2導電型不純物領域に第1・第2電極が直接接触しないように絶縁する機能も有する。
絶縁層としては、1層の場合は膜厚10〜100nm程度の熱酸化膜(シリコン酸化膜)を用いることができ、2層の場合は熱酸化膜の上に膜厚250〜1000nm程度のCVDシリコン酸化膜を形成することができる。
この絶縁層は、第1・第2シリサイド層を第1・第2導電型不純物領域のみに自己整合的に形成するためのマスクとしての機能および第1・第2シリサイド層が形成されていない第1・第2導電型不純物領域に第1・第2電極が直接接触しないように絶縁する機能も有する。
第1電極および第2電極は、複数の第1・第2シリサイド層と接触して集電する形状が好ましく、例えば、四角形のシリコン基板の対向する2辺に沿って各電極の合流部を有する櫛状に形成することができる。この場合、第1・第2シリサイド層の各層は、櫛状の第1・第2電極と重なる位置に複数個ドット状に配置される。第1・第2電極を構成する材料は、同じでも異なってもよいが、製造の簡素化の観点から同じ材料が好ましく、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銀等が挙げられる。
第1・第2電極は、シリコン基板に吸収されずキャリアを生成しなかった入射光を反射することにより、この光が熱となって動作温度が上昇するのを抑制する機能も有する。
第1・第2電極は、CVD法、スパッタ法、真空蒸着法等の成膜技術およびフォトエッチング技術により形成することができる。
第1・第2電極は、シリコン基板に吸収されずキャリアを生成しなかった入射光を反射することにより、この光が熱となって動作温度が上昇するのを抑制する機能も有する。
第1・第2電極は、CVD法、スパッタ法、真空蒸着法等の成膜技術およびフォトエッチング技術により形成することができる。
この裏面コンタクト型太陽電池素子は、複数個備えられることにより裏面コンタクト型太陽電池モジュールを構成することができる。
この場合、例えば、ガラス基板上に複数個の裏面コンタクト型太陽電池素子をその受光面をガラス基板側に向けて並べ、1つの太陽電池素子の第1電極と隣接する他の太陽電池素子の第2電極とを金属ワイヤにて電気的に接続し、複数個の太陽電池素子を樹脂フィルムにて密封状に被覆し、ガラス基板の外周部に金属製フレームを取り付けることにより、複数個の太陽電池素子が電気的に直列接続された裏面コンタクト型太陽電池モジュールを作製することができる。なお、直列接続された複数個の裏面コンタクト型太陽電池素子のうち両端の太陽電池素子の第1電極と第2電極は、発電した電流を外部に取り出すリード線と電気的に接続される。
この場合、例えば、ガラス基板上に複数個の裏面コンタクト型太陽電池素子をその受光面をガラス基板側に向けて並べ、1つの太陽電池素子の第1電極と隣接する他の太陽電池素子の第2電極とを金属ワイヤにて電気的に接続し、複数個の太陽電池素子を樹脂フィルムにて密封状に被覆し、ガラス基板の外周部に金属製フレームを取り付けることにより、複数個の太陽電池素子が電気的に直列接続された裏面コンタクト型太陽電池モジュールを作製することができる。なお、直列接続された複数個の裏面コンタクト型太陽電池素子のうち両端の太陽電池素子の第1電極と第2電極は、発電した電流を外部に取り出すリード線と電気的に接続される。
(実施例1)
<裏面コンタクト型太陽電池素子の構造>
図1は本発明の裏面コンタクト型太陽電池素子の実施例1を示す概略断面図であり、図2は実施例1の裏面コンタクト型太陽電池素子における第1・第2導電型不純物領域と第1・第2電極との位置関係を示す概念図である。
この裏面コンタクト型太陽電池素子は、n型不純物としてリン(P)を第1の濃度2×1015cm-3で含む単結晶シリコン基板101と、このシリコン基板101の受光面102aとは反対側の非受光面102b上に形成された第1電極110および第2電極111とを備える。
このシリコン基板101は、9cm角の正方形であり、厚さが200μmであり、低効率が2.5Ω・cmである。
<裏面コンタクト型太陽電池素子の構造>
図1は本発明の裏面コンタクト型太陽電池素子の実施例1を示す概略断面図であり、図2は実施例1の裏面コンタクト型太陽電池素子における第1・第2導電型不純物領域と第1・第2電極との位置関係を示す概念図である。
この裏面コンタクト型太陽電池素子は、n型不純物としてリン(P)を第1の濃度2×1015cm-3で含む単結晶シリコン基板101と、このシリコン基板101の受光面102aとは反対側の非受光面102b上に形成された第1電極110および第2電極111とを備える。
このシリコン基板101は、9cm角の正方形であり、厚さが200μmであり、低効率が2.5Ω・cmである。
シリコン基板101はその非受光面102bの表層部に、第1の濃度よりも高い第2の濃度2×1019cm-3でリンを含む複数のn+領域(第1導電型不純物領域)104と、濃度2×1019cm-3で第2導電型不純物としてボロン(B)を含む複数のp+領域(第2導電型不純物領域)105とを有する。
図2に示すように、1つのn+領域104は、深さ0.5μm、直径80μmのドット状であり、600個からなるドットの列104Aがシリコン基板101の対向する二辺と平行に複数列で配置されている。
また、1つのp+領域105は、深さ0.5μm、幅400μmのライン状であり、ライン105Aがシリコン基板101の対向する二辺と平行に複数列で、かつn+領域104のドット列の間に配置されている。
隣接するn+領域104とp+領域105との間隔Lは120μmである。
図2に示すように、1つのn+領域104は、深さ0.5μm、直径80μmのドット状であり、600個からなるドットの列104Aがシリコン基板101の対向する二辺と平行に複数列で配置されている。
また、1つのp+領域105は、深さ0.5μm、幅400μmのライン状であり、ライン105Aがシリコン基板101の対向する二辺と平行に複数列で、かつn+領域104のドット列の間に配置されている。
隣接するn+領域104とp+領域105との間隔Lは120μmである。
また、シリコン基板101は、受光面102aに、ピラミッド型の表面凹凸構造を有し、その受光面102a上に膜厚65nmのシリコン窒化膜からなる反射防止膜103が形成されている。
さらに、シリコン基板101の非受光面102b上には、各n+領域104と各p+領域105に直径30μmの開口107を有する絶縁膜106が形成されている。
この絶縁膜106は、シリコン基板101の非受光面102b上に形成された膜厚10nmの熱酸化膜と、この上に積層された膜厚750nmのノンドープシリコン酸化膜からなる。
さらに、シリコン基板101の非受光面102b上には、各n+領域104と各p+領域105に直径30μmの開口107を有する絶縁膜106が形成されている。
この絶縁膜106は、シリコン基板101の非受光面102b上に形成された膜厚10nmの熱酸化膜と、この上に積層された膜厚750nmのノンドープシリコン酸化膜からなる。
第1電極110は、絶縁膜106上であって、n+領域104の各ドット列104Aと重なる位置に配置された櫛歯状部分110aと、ドット列104Aの長手方向と直交する方向に延びるシリコン基板101の一辺に沿った位置に配置されて櫛歯状部分110aと接続された接続部分110bとからなる櫛状に形成されている。
第2電極111は、絶縁膜106上であって、p+領域105の各ライン105Aと重なる位置に配置された櫛歯状部分111aと、ライン105Aの長手方向と直交する方向に延びるシリコン基板101のもう一方の辺に沿った位置に配置されて櫛歯状部分111aと接続された接続部分111bとを有する櫛状に形成されている。
第1・第2電極110、111はアルミニウムで形成されている。
第2電極111は、絶縁膜106上であって、p+領域105の各ライン105Aと重なる位置に配置された櫛歯状部分111aと、ライン105Aの長手方向と直交する方向に延びるシリコン基板101のもう一方の辺に沿った位置に配置されて櫛歯状部分111aと接続された接続部分111bとを有する櫛状に形成されている。
第1・第2電極110、111はアルミニウムで形成されている。
さらに、第1電極110の櫛歯状部分110aの一部は絶縁膜106の各開口107内に埋め込まれており、その埋め込み部分と各n+領域104との間にニッケルシリサイド(NiSi)からなる第1シリサイド層108が形成されている。つまり、第1電極110は第1シリサイド層108を介して各n+領域104と接続している。
また、第2電極1110の櫛歯状部分111aの一部は絶縁膜106の各開口107内に埋め込まれており、その埋め込み部分と各p+領域105との間にニッケルシリサイド(NiSi)からなる第2シリサイド層109が形成されている。つまり、第2電極111は第2シリサイド層109を介してp+領域105と接続している。
なお、実施例1および後述する実施例2〜4では、n型単結晶シリコン基板を用いた場合を例示しているが、n型多結晶、p型単結晶またはp型多結晶シリコン基板を用いてもよいことは言うまでもない。
また、第2電極1110の櫛歯状部分111aの一部は絶縁膜106の各開口107内に埋め込まれており、その埋め込み部分と各p+領域105との間にニッケルシリサイド(NiSi)からなる第2シリサイド層109が形成されている。つまり、第2電極111は第2シリサイド層109を介してp+領域105と接続している。
なお、実施例1および後述する実施例2〜4では、n型単結晶シリコン基板を用いた場合を例示しているが、n型多結晶、p型単結晶またはp型多結晶シリコン基板を用いてもよいことは言うまでもない。
<裏面コンタクト型太陽電池素子の製造方法>
実施例1の裏面コンタクト型太陽電池素子は、リンを第1の濃度2×1015cm-3で含む単結晶シリコン基板101の非受光面102bの所定領域に、第1の濃度よりも高い第2の濃度2×1019cm-3でリンを含むn+領域104と、ボロンを濃度2×1019cm-3で含むp+領域105とを形成する工程(A)と、n+領域104上に第1シリサイド層108を形成し、かつp+領域105上に第2シリサイド層109を形成する工程(B)と、第1シリサイド層108上に第1電極110を形成し、かつ第2シリサイド層109上に第2電極111を形成する工程(C)とを含む製造方法によって製造することができる。
実施例1の裏面コンタクト型太陽電池素子は、リンを第1の濃度2×1015cm-3で含む単結晶シリコン基板101の非受光面102bの所定領域に、第1の濃度よりも高い第2の濃度2×1019cm-3でリンを含むn+領域104と、ボロンを濃度2×1019cm-3で含むp+領域105とを形成する工程(A)と、n+領域104上に第1シリサイド層108を形成し、かつp+領域105上に第2シリサイド層109を形成する工程(B)と、第1シリサイド層108上に第1電極110を形成し、かつ第2シリサイド層109上に第2電極111を形成する工程(C)とを含む製造方法によって製造することができる。
さらに、この裏面コンタクト型太陽電池素子の製造方法は、工程(A)と工程(B)の間に、シリコン基板101の非受光面102bの所定領域に開口107を有する絶縁膜106を非受光面上に形成する工程をさらに含み、工程(B)が、絶縁膜106上と、開口107から露出するn+領域104上およびp+領域105上に、ニッケルからなる金属膜を堆積し、加熱処理してn+領域104と金属膜との間およびp+領域105と金属膜との間でシリサイド反応を生じさせることにより、第1シリサイド層108および第2シリサイド層109を形成し、その後、未反応の金属膜を除去する工程である。
具体的に説明すると、まず、工程(A)の前に、水酸化カリウムとイソプロピルアルコールとをモル比で3:1に混合して調製したアルカリ溶液中に、n型単結晶シリコン基板101を40分間浸漬することで、シリコン基板101の表面にピラミッド型の表面凹凸構造を形成した。このとき、シリコン基板101の受光面102aとなる一面とその反対側の他面に表面凹凸構造が形成される。次に、表面凹凸構造を有するシリコン基板101の受光面102aとなる一面上に、プラズマ化学気相反応により膜厚65nmのシリコン窒化膜からなる反射防止膜103を形成した。
<工程(A)>
次に、シリコン基板101の非受光面102bとなる他面上に、CVD法によりノンドープのシリコン酸化膜を形成し、さらにその上に、所定領域に開口部を有するフォトレジスト膜を形成し、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン酸化膜の一部をエッチングして開口を形成した。この開口は、後に形成されるn+領域104の形成位置に対応する位置および大きさに形成されている。
その後、フォトレジスト膜を酸素プラズマにより除去した。
次に、開口を有するシリコン酸化膜をマスクとして、オキシ塩化リン(POCl3)を気相拡散することにより、シリコン基板101の非受光面102bに複数の前記n+領域104を前記の深さ、大きさ、濃度、配置等で形成した。
その後、シリコン酸化膜をエッチングにより除去した。
次に、シリコン基板101の非受光面102bとなる他面上に、CVD法によりノンドープのシリコン酸化膜を形成し、さらにその上に、所定領域に開口部を有するフォトレジスト膜を形成し、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン酸化膜の一部をエッチングして開口を形成した。この開口は、後に形成されるn+領域104の形成位置に対応する位置および大きさに形成されている。
その後、フォトレジスト膜を酸素プラズマにより除去した。
次に、開口を有するシリコン酸化膜をマスクとして、オキシ塩化リン(POCl3)を気相拡散することにより、シリコン基板101の非受光面102bに複数の前記n+領域104を前記の深さ、大きさ、濃度、配置等で形成した。
その後、シリコン酸化膜をエッチングにより除去した。
次に、シリコン基板101の非受光面102bに、CVD法によりノンドープのシリコン酸化膜を形成し、さらにその上に、所定領域に開口部を有するフォトレジスト膜を形成し、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン酸化膜の一部をエッチングして開口を形成した。この開口は、後に形成されるp+領域105の形成位置に対応する位置および大きさに形成されている。
その後、フォトレジスト膜を酸素プラズマにより除去した。
次に、開口を有するシリコン酸化膜上に、ボロンドープ酸化膜(BSG)を堆積した後、熱処理にて固相拡散することにより、シリコン基板101の非受光面102bに複数の前記p+領域105を前記の深さ、大きさ、濃度、配置等で形成した。
これにより、工程(A)が終了し、その後、ボロンドープ酸化膜およびシリコン酸化膜をエッチングにより除去した。
その後、フォトレジスト膜を酸素プラズマにより除去した。
次に、開口を有するシリコン酸化膜上に、ボロンドープ酸化膜(BSG)を堆積した後、熱処理にて固相拡散することにより、シリコン基板101の非受光面102bに複数の前記p+領域105を前記の深さ、大きさ、濃度、配置等で形成した。
これにより、工程(A)が終了し、その後、ボロンドープ酸化膜およびシリコン酸化膜をエッチングにより除去した。
次に、図3に示すように、得られたシリコン基板101の非受光面102bに対して、乾燥酸素雰囲気中にて900℃で60分間の熱酸化処理を行った後、CVD法でノンドープのシリコン酸化膜を膜厚750nmまで堆積することにより、絶縁膜106を形成した。
次に、図4に示すように、絶縁膜106上に、所定領域に開口を有するフォトレジスト膜を形成し、フォトレジスト膜をマスクとして、濃度5%のフッ酸溶液で絶縁膜106の一部をエッチングすることにより、直径30μmの前記開口107を形成した。
その後、フォトレジスト膜を酸素プラズマにより除去した。
次に、図4に示すように、絶縁膜106上に、所定領域に開口を有するフォトレジスト膜を形成し、フォトレジスト膜をマスクとして、濃度5%のフッ酸溶液で絶縁膜106の一部をエッチングすることにより、直径30μmの前記開口107を形成した。
その後、フォトレジスト膜を酸素プラズマにより除去した。
<工程(B)>
次に、図5に示すように、絶縁膜106上と、絶縁膜106の各開口107から露出するn+領域104上およびp+領域105上に、スパッタリング法を用いて膜厚50nmのニッケル膜189を形成し、450℃、1分間の第一の熱処理を行った。
これにより、図6に示すように、絶縁膜106の各開口107に位置するn+領域104とニッケル膜189とをシリサイド反応させてニッケルシリサイド(Ni2Si)からなる第1シリサイド層108を選択的に形成し、絶縁膜106の各開口107に位置するp+領域105とニッケル膜189とをシリサイド反応させてニッケルシリサイド(Ni2Si)からなる第2シリサイド層109を選択的に形成した。
このとき、開口107以外の領域のn+領域104およびp+領域105は絶縁膜106で覆われているため、シリサイド反応は起こらない。
次に、図5に示すように、絶縁膜106上と、絶縁膜106の各開口107から露出するn+領域104上およびp+領域105上に、スパッタリング法を用いて膜厚50nmのニッケル膜189を形成し、450℃、1分間の第一の熱処理を行った。
これにより、図6に示すように、絶縁膜106の各開口107に位置するn+領域104とニッケル膜189とをシリサイド反応させてニッケルシリサイド(Ni2Si)からなる第1シリサイド層108を選択的に形成し、絶縁膜106の各開口107に位置するp+領域105とニッケル膜189とをシリサイド反応させてニッケルシリサイド(Ni2Si)からなる第2シリサイド層109を選択的に形成した。
このとき、開口107以外の領域のn+領域104およびp+領域105は絶縁膜106で覆われているため、シリサイド反応は起こらない。
次に、図7に示すように、硫酸と過酸化水素水の混合溶液にてニッケル膜189を除去して第1・第2シリサイド層108、109を露出させた後、750℃、1分間の第二の熱処理を行った。これにより、第1・第2シリサイド層108、109の組成をNi2SiからNiSiに変質させ、工程(B)が終了した。
ニッケルシリサイド(NiSi)は、各種シリサイドのうちでも比較的抵抗率が低いため、コンタクト抵抗の低抵抗化を行う場合に有利である。
ニッケルシリサイド(NiSi)は、各種シリサイドのうちでも比較的抵抗率が低いため、コンタクト抵抗の低抵抗化を行う場合に有利である。
<工程(C)>
次に、絶縁膜106上と、絶縁膜106の各開口107から露出する第1・第2シリサイド層108、109上に、スパッタリング法を用いて膜厚2μmのアルミニウム膜を形成し、アルミニウム膜上にフォトレジスト膜を所定パターンに形成し、燐酸と酢酸と硝酸と純水の混合溶液にてフォトレジスト膜をマスクとして用いてアルミニウム膜の一部をエッチングし、フォトレジストを酸素プラズマにて除去した。
これにより、図1に示すように、各第1シリサイド層108と接触する櫛状の第1電極110および各第2シリサイド層109と接触する櫛状の第2電極111を形成し、工程(C)が終了し、実施例1の裏面コンタクト型太陽電池素子を完成させた。
次に、絶縁膜106上と、絶縁膜106の各開口107から露出する第1・第2シリサイド層108、109上に、スパッタリング法を用いて膜厚2μmのアルミニウム膜を形成し、アルミニウム膜上にフォトレジスト膜を所定パターンに形成し、燐酸と酢酸と硝酸と純水の混合溶液にてフォトレジスト膜をマスクとして用いてアルミニウム膜の一部をエッチングし、フォトレジストを酸素プラズマにて除去した。
これにより、図1に示すように、各第1シリサイド層108と接触する櫛状の第1電極110および各第2シリサイド層109と接触する櫛状の第2電極111を形成し、工程(C)が終了し、実施例1の裏面コンタクト型太陽電池素子を完成させた。
<実施例1の評価>
実施例1の裏面コンタクト型太陽電池におけるn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率と、この裏面コンタクト型太陽電池素子の発電特性の測定結果を表1に示した。
コンタクト抵抗率の測定は伝送線路方法(TLM法)を用いた。また、発電特性はAM-1.5, 100W/cm2の擬似太陽光照射条件にて行った。
また、比較のために、第1・第2シリサイド層を有さないこと以外は実施例1と同様の裏面コンタクト型太陽電池(比較例)を製造し、実施例1と同様にコンタクト抵抗率と発電特性を測定し、その結果を表1に示した。
なお、表1中、「シリサイドなし」は比較例を意味し、「シリサイドあり」は実施例1を意味している。
実施例1の裏面コンタクト型太陽電池におけるn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率と、この裏面コンタクト型太陽電池素子の発電特性の測定結果を表1に示した。
コンタクト抵抗率の測定は伝送線路方法(TLM法)を用いた。また、発電特性はAM-1.5, 100W/cm2の擬似太陽光照射条件にて行った。
また、比較のために、第1・第2シリサイド層を有さないこと以外は実施例1と同様の裏面コンタクト型太陽電池(比較例)を製造し、実施例1と同様にコンタクト抵抗率と発電特性を測定し、その結果を表1に示した。
なお、表1中、「シリサイドなし」は比較例を意味し、「シリサイドあり」は実施例1を意味している。
表1に示すように、シリサイドがない比較例のn+領域およびp+領域のコンタクト抵抗率は共に0.017Ω・cm2であった。
一方、第1・第2シリサイド層108、109を有する実施例1のn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率はそれぞれ0.004Ω・cm2および0.006Ω・cm2であり、同じ面積でコンタクト抵抗を低減することが確認された。
また、比較例の短絡電流密度、開放電圧、曲線因子および発電効率(光電変換効率)はそれぞれ40.5A/cm2、0.644V、0.646および16.8%であった。
一方、実施例1の短絡電流密度、開放電圧、曲線因子および発電効率はそれぞれ40.3A/cm2、0.634V、0.795および20.3%であり、主として曲線因子が改善し、発電効率が向上していることが分かった。
一方、第1・第2シリサイド層108、109を有する実施例1のn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率はそれぞれ0.004Ω・cm2および0.006Ω・cm2であり、同じ面積でコンタクト抵抗を低減することが確認された。
また、比較例の短絡電流密度、開放電圧、曲線因子および発電効率(光電変換効率)はそれぞれ40.5A/cm2、0.644V、0.646および16.8%であった。
一方、実施例1の短絡電流密度、開放電圧、曲線因子および発電効率はそれぞれ40.3A/cm2、0.634V、0.795および20.3%であり、主として曲線因子が改善し、発電効率が向上していることが分かった。
(実施例2)
工程(B)以外は、実施例1と同様にして実施例2の裏面コンタクト型太陽電池素子を完成させた。以下、実施例2の製造方法については工程(B)のみを説明する。
工程(B)以外は、実施例1と同様にして実施例2の裏面コンタクト型太陽電池素子を完成させた。以下、実施例2の製造方法については工程(B)のみを説明する。
<工程(B)>
絶縁膜106上と、絶縁膜106の各開口107から露出するn+領域104上およびp+領域105上に、スパッタリング法を用いて膜厚50nmのチタン膜を形成し、600℃、 30分間の熱処理を行った(図5参照)。
これにより、絶縁膜106の各開口107に位置するn+領域104とチタン膜とをシリサイド反応させてチタンシリサイド(TiSi2)からなる第1シリサイド層108を選択的に形成し、絶縁膜106の各開口107に位置するp+領域105とチタン膜とをシリサイド反応させてニッケルシリサイド(TiSi2)からなる第2シリサイド層109を選択的に形成した(図6参照)。
このとき、開口107以外の領域のn+領域104およびp+領域105は絶縁膜106で覆われているため、シリサイド反応は起こらない。
次に、硫酸と過酸化水素水の混合溶液にてチタン膜を除去して第1・第2シリサイド層108、109を露出させて、工程(B)が終了した(図7参照)。
絶縁膜106上と、絶縁膜106の各開口107から露出するn+領域104上およびp+領域105上に、スパッタリング法を用いて膜厚50nmのチタン膜を形成し、600℃、 30分間の熱処理を行った(図5参照)。
これにより、絶縁膜106の各開口107に位置するn+領域104とチタン膜とをシリサイド反応させてチタンシリサイド(TiSi2)からなる第1シリサイド層108を選択的に形成し、絶縁膜106の各開口107に位置するp+領域105とチタン膜とをシリサイド反応させてニッケルシリサイド(TiSi2)からなる第2シリサイド層109を選択的に形成した(図6参照)。
このとき、開口107以外の領域のn+領域104およびp+領域105は絶縁膜106で覆われているため、シリサイド反応は起こらない。
次に、硫酸と過酸化水素水の混合溶液にてチタン膜を除去して第1・第2シリサイド層108、109を露出させて、工程(B)が終了した(図7参照)。
なお、実施例2の工程(B)では、熱処理温度を600℃としたが、シリコン基板側に拡散せず、かつチタンの凝集が起こらない600℃〜800℃で熱処理を行えばよく、700℃〜800℃の範囲で熱処理を行うと、面心斜方結晶のC54相が形成され、コンタクト抵抗が低下するため好ましい。
チタンシリサイドは、各種シリサイドのうちでも比較的シリコンへの金属汚染の影響が少なく、高温での熱処理においても安定しており、取り扱いが容易であるため、安定性および量産性に有利である。
チタンシリサイドは、各種シリサイドのうちでも比較的シリコンへの金属汚染の影響が少なく、高温での熱処理においても安定しており、取り扱いが容易であるため、安定性および量産性に有利である。
<実施例2の評価>
実施例2の裏面コンタクト型太陽電池におけるn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率と、この裏面コンタクト型太陽電池素子の発電特性について、実施例1と同様に測定し、その結果を表2に示した。なお、比較のために、第1・第2シリサイド層を有さない前記比較例の測定結果も表1に示した。
なお、表2中、「シリサイドなし」は比較例を意味し、「シリサイドあり」は実施例2を意味している。
実施例2の裏面コンタクト型太陽電池におけるn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率と、この裏面コンタクト型太陽電池素子の発電特性について、実施例1と同様に測定し、その結果を表2に示した。なお、比較のために、第1・第2シリサイド層を有さない前記比較例の測定結果も表1に示した。
なお、表2中、「シリサイドなし」は比較例を意味し、「シリサイドあり」は実施例2を意味している。
表2に示すように、第1・第2シリサイド層108、109を有する実施例2のn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率はそれぞれ0.008Ω・cm2および0.010Ω・cm2であり、同じ面積でコンタクト抵抗を低減することが確認された。
また、実施例2の短絡電流密度、開放電圧、曲線因子および発電効率はそれぞれ40.4A/cm2、0.642V、0.781および20.3%であり、主として曲線因子が改善し、発電効率が向上していることが分かった。
また、実施例2の短絡電流密度、開放電圧、曲線因子および発電効率はそれぞれ40.4A/cm2、0.642V、0.781および20.3%であり、主として曲線因子が改善し、発電効率が向上していることが分かった。
(実施例3)
工程(B)以外は、実施例1と同様にして実施例3の裏面コンタクト型太陽電池素子を完成させた。以下、実施例3の製造方法については工程(B)のみを説明する。
工程(B)以外は、実施例1と同様にして実施例3の裏面コンタクト型太陽電池素子を完成させた。以下、実施例3の製造方法については工程(B)のみを説明する。
<工程(B)>
絶縁膜106上と、絶縁膜106の各開口107から露出するn+領域104上およびp+領域105上に、スパッタリング法を用いて膜厚50nmのコバルト膜を形成し、550℃、1分間の第一の熱処理を行った(図5参照)。
これにより、絶縁膜106の各開口107に位置するn+領域104とコバルト膜とをシリサイド反応させてコバルトシリサイドからなる第1シリサイド層108を選択的に形成し、絶縁膜106の各開口107に位置するp+領域105とコバルト膜とをシリサイド反応させてコバルトシリサイドからなる第2シリサイド層109を選択的に形成した(図6参照)。
このとき、開口107以外の領域のn+領域104およびp+領域105は絶縁膜106で覆われているため、シリサイド反応は起こらない。
絶縁膜106上と、絶縁膜106の各開口107から露出するn+領域104上およびp+領域105上に、スパッタリング法を用いて膜厚50nmのコバルト膜を形成し、550℃、1分間の第一の熱処理を行った(図5参照)。
これにより、絶縁膜106の各開口107に位置するn+領域104とコバルト膜とをシリサイド反応させてコバルトシリサイドからなる第1シリサイド層108を選択的に形成し、絶縁膜106の各開口107に位置するp+領域105とコバルト膜とをシリサイド反応させてコバルトシリサイドからなる第2シリサイド層109を選択的に形成した(図6参照)。
このとき、開口107以外の領域のn+領域104およびp+領域105は絶縁膜106で覆われているため、シリサイド反応は起こらない。
次に、硫酸と過酸化水素水の混合溶液にてコバルト膜を除去して第1・第2シリサイド層108、109を露出させた後、800℃、1分間の第二の熱処理を行うことにより、コバルトシリサイド(第1・第2シリサイド層108、109)を安定化させ、工程(B)が終了した(図7参照)。
コバルトシリサイドは、各種シリサイドのうちでも比較的形成領域依存性が少なく、絶縁膜106の各開口107の直径を50μm以下に小さくした場合でも抵抗率を低くすることができるため、コンタクト抵抗の低抵抗化を行う場合に有利である。
なお、実施例3の工程(B)では、コバルト膜のみをスパッタリング法により形成したが、コバルト膜上に窒化チタン膜を堆積することにより、第一の熱処理の際にコバルト膜の表面が酸化するのを防止してもよい。
コバルトシリサイドは、各種シリサイドのうちでも比較的形成領域依存性が少なく、絶縁膜106の各開口107の直径を50μm以下に小さくした場合でも抵抗率を低くすることができるため、コンタクト抵抗の低抵抗化を行う場合に有利である。
なお、実施例3の工程(B)では、コバルト膜のみをスパッタリング法により形成したが、コバルト膜上に窒化チタン膜を堆積することにより、第一の熱処理の際にコバルト膜の表面が酸化するのを防止してもよい。
<実施例3の評価>
実施例3の裏面コンタクト型太陽電池におけるn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率と、この裏面コンタクト型太陽電池素子の発電特性について、実施例1と同様に測定し、その結果を表3に示した。なお、比較のために、第1・第2シリサイド層を有さない前記比較例の測定結果も表3に示した。
なお、表3中、「シリサイドなし」は比較例を意味し、「シリサイドあり」は実施例3を意味している。
実施例3の裏面コンタクト型太陽電池におけるn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率と、この裏面コンタクト型太陽電池素子の発電特性について、実施例1と同様に測定し、その結果を表3に示した。なお、比較のために、第1・第2シリサイド層を有さない前記比較例の測定結果も表3に示した。
なお、表3中、「シリサイドなし」は比較例を意味し、「シリサイドあり」は実施例3を意味している。
表3に示すように、第1・第2シリサイド層108、109を有する実施例3のn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率はそれぞれ0.005Ω・cm2および0.007Ω・cm2であり、同じ面積でコンタクト抵抗を低減することが確認された。
また、実施例3の短絡電流密度、開放電圧、曲線因子および発電効率はそれぞれ40.5A/cm2、0.640V、0.761および19.7%であり、主として曲線因子が改善し、発電効率が向上していることが分かった。
また、実施例3の短絡電流密度、開放電圧、曲線因子および発電効率はそれぞれ40.5A/cm2、0.640V、0.761および19.7%であり、主として曲線因子が改善し、発電効率が向上していることが分かった。
(実施例4)
工程(B)以外は、実施例1と同様にして実施例4の裏面コンタクト型太陽電池素子を完成させた。以下、実施例4の製造方法については工程(B)のみを説明する。
工程(B)以外は、実施例1と同様にして実施例4の裏面コンタクト型太陽電池素子を完成させた。以下、実施例4の製造方法については工程(B)のみを説明する。
<工程(B)>
絶縁膜106上と、絶縁膜106の各開口107から露出するn+領域104上およびp+領域105上に、スパッタリング法を用いて膜厚50nmのパラジウム膜を形成し、600℃、1分間の熱処理を行った(図5参照)。
これにより、絶縁膜106の各開口107に位置するn+領域104とパラジウム膜とをシリサイド反応させてパラジウムシリサイドからなる第1シリサイド層108を選択的に形成し、絶縁膜106の各開口107に位置するp+領域105とパラジウム膜とをシリサイド反応させてパラジウムシリサイドからなる第2シリサイド層109を選択的に形成した(図6参照)。
このとき、開口107以外の領域のn+領域104およびp+領域105は絶縁膜106で覆われているため、シリサイド反応は起こらない。
次に、硫酸と過酸化水素水の混合溶液にてパラジウム膜を除去して第1・第2シリサイド層108、109を露出させて、工程(B)が終了した(図7参照)。
絶縁膜106上と、絶縁膜106の各開口107から露出するn+領域104上およびp+領域105上に、スパッタリング法を用いて膜厚50nmのパラジウム膜を形成し、600℃、1分間の熱処理を行った(図5参照)。
これにより、絶縁膜106の各開口107に位置するn+領域104とパラジウム膜とをシリサイド反応させてパラジウムシリサイドからなる第1シリサイド層108を選択的に形成し、絶縁膜106の各開口107に位置するp+領域105とパラジウム膜とをシリサイド反応させてパラジウムシリサイドからなる第2シリサイド層109を選択的に形成した(図6参照)。
このとき、開口107以外の領域のn+領域104およびp+領域105は絶縁膜106で覆われているため、シリサイド反応は起こらない。
次に、硫酸と過酸化水素水の混合溶液にてパラジウム膜を除去して第1・第2シリサイド層108、109を露出させて、工程(B)が終了した(図7参照)。
<実施例4の評価>
実施例4の裏面コンタクト型太陽電池におけるn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率と、この裏面コンタクト型太陽電池素子の発電特性について、実施例1と同様に測定し、その結果を表4に示した。なお、比較のために、第1・第2シリサイド層を有さない前記比較例の測定結果も表1に示した。
なお、表4中、「シリサイドなし」は比較例を意味し、「シリサイドあり」は実施例4を意味している。
実施例4の裏面コンタクト型太陽電池におけるn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率と、この裏面コンタクト型太陽電池素子の発電特性について、実施例1と同様に測定し、その結果を表4に示した。なお、比較のために、第1・第2シリサイド層を有さない前記比較例の測定結果も表1に示した。
なお、表4中、「シリサイドなし」は比較例を意味し、「シリサイドあり」は実施例4を意味している。
表4に示すように、第1・第2シリサイド層108、109を有する実施例2のn+領域104およびp+領域105のコンタクト抵抗率はそれぞれ0.005Ω・cm2および0.008Ω・cm2であり、同じ面積でコンタクト抵抗を低減することが確認された。
また、実施例4の短絡電流密度、開放電圧、曲線因子および発電効率はそれぞれ40.2A/cm2、0.641V、0.790および20.4%であり、主として曲線因子が改善し、発電効率が向上していることが分かった。
また、実施例4の短絡電流密度、開放電圧、曲線因子および発電効率はそれぞれ40.2A/cm2、0.641V、0.790および20.4%であり、主として曲線因子が改善し、発電効率が向上していることが分かった。
101 シリコン基板
102a 受光面
102b 非受光面
103 反射防止膜
104 n+領域(第1導電型不純物領域)
105 p+領域(第2導電型不純物領域)
106 絶縁膜
107 開口
108 第1シリサイド層
109 第2シリサイド層
110 第1電極
111 第2電極
L 間隔
102a 受光面
102b 非受光面
103 反射防止膜
104 n+領域(第1導電型不純物領域)
105 p+領域(第2導電型不純物領域)
106 絶縁膜
107 開口
108 第1シリサイド層
109 第2シリサイド層
110 第1電極
111 第2電極
L 間隔
Claims (7)
- 第1導電型不純物を第1の濃度で含むシリコン基板と、このシリコン基板の受光面とは反対側の非受光面上に形成された第1電極および第2電極とを備え、
前記シリコン基板はその非受光面の表層部の所定領域に、前記第1の濃度よりも高い第2の濃度で第1導電型不純物を含む第1導電型不純物領域と、第2導電型不純物を含む第2導電型不純物領域とを有し、
前記第1電極が前記第1導電型不純物領域と接続すると共に、前記第2電極が前記第2導電型不純物領域と接続し、
前記第1電極と前記第1導電型不純物領域との接触部に第1シリサイド層が形成されていると共に、前記第2電極と前記第2導電型不純物領域との接触部に第2シリサイド層が形成されていることを特徴とする裏面コンタクト型太陽電池素子。 - 前記第1シリサイド層および前記第2シリサイド層は、ニッケルシリサイド、チタンシリサイド、コバルトシリサイドおよびパラジウムシリサイドから選択された1種または2種からなる請求項1に記載の裏面コンタクト型太陽電池素子。
- 前記第1導電型不純物がn型不純物であり、前記第2導電型不純物がp型不純物である請求項1または2に記載の裏面コンタクト型太陽電池素子。
- 前記シリコン基板の非受光面における前記第1シリサイド層および前記第2シリサイド層を除く領域に、絶縁層が形成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の裏面コンタクト型太陽電池素子。
- 第1導電型不純物を第1の濃度で含むシリコン基板の受光面とは反対側の非受光面の所定領域に、前記第1の濃度よりも高い第2の濃度で第1導電型不純物を含む第1導電型不純物領域と、第2導電型不純物を含む第2導電型不純物領域とを形成する工程(A)と、
前記第1導電型不純物領域上に第1シリサイド層を形成し、かつ前記第2導電型不純物領域上に第2シリサイド層を形成する工程(B)と、
前記第1シリサイド層上に第1電極を形成し、かつ前記第2シリサイド層上に第2電極を形成する工程(C)とを含むことを特徴とする裏面コンタクト型太陽電池素子の製造方法。 - 前記工程(A)と前記工程(B)の間に、前記シリコン基板の非受光面の前記所定領域に開口を有する絶縁膜を非受光面上に形成する工程をさらに含み、
前記工程(B)が、前記絶縁膜上と、前記開口から露出する第1導電型不純物領域上および第2導電型不純物領域上に、金属膜を堆積し、加熱処理して第1導電型不純物領域と金属膜との間および第2導電型不純物領域と金属膜との間でシリサイド反応を生じさせることにより、前記第1シリサイド層および前記第2シリサイド層を形成し、その後、未反応の金属膜を除去する工程である請求項5に記載の裏面コンタクト型太陽電池素子の製造方法。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の裏面コンタクト型太陽電池素子を複数個備えた裏面コンタクト型太陽電池モジュール。
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