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JP2011051480A - 内燃機関装置およびハイブリッド車並びに内燃機関の始動方法 - Google Patents

内燃機関装置およびハイブリッド車並びに内燃機関の始動方法 Download PDF

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JP2011051480A
JP2011051480A JP2009202370A JP2009202370A JP2011051480A JP 2011051480 A JP2011051480 A JP 2011051480A JP 2009202370 A JP2009202370 A JP 2009202370A JP 2009202370 A JP2009202370 A JP 2009202370A JP 2011051480 A JP2011051480 A JP 2011051480A
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】冷間時に内燃機関を始動するときに内燃機関の出力軸に過大なトルクが作用するのを抑制して内燃機関をよりスムーズに始動する。
【解決手段】冷間時にエンジンの始動が要請されたときには、エンジンへの燃料噴射と点火とが行なわれるようエンジンを制御し(S100)、エンジンの始動が要請されてから所定時間trefが経過してエンジンの回転変化量ΔNeが所定値ΔNfire以上に至るまではバッテリの出力制限Woutより小さい制限値Wstartの範囲内でモータからパワーが出力されるようモータを制御し(S110〜S150,S170)、所定時間trefが経過してエンジンの回転変化量ΔNeが所定値ΔNfire以上に至った以降はバッテリの出力制限Woutに値Wupを加えた範囲内でモータからパワーが出力されるようモータを制御する(S110〜S160,S170)。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関装置およびハイブリッド車並びに内燃機関の始動方法に関する。
従来、この種の内燃機関装置としては、エンジンとこのエンジンをギヤ機構を介してクランキング可能なモータとを備え、エンジンの始動が要請されたときには、モータから徐々に大きくなるトルクを出力してギヤ機構のガタ詰めを行ない、その後、モータから大きなトルクを出力してエンジンの回転数を迅速に上昇させエンジンを始動するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、こうした制御により、ギヤ機構からの異音の発生を抑制してエンジンをスムーズに始動している。
特開2006−315510号公報
こうした内燃機関装置では、外気温が例えば−10℃以下となるような冷間時には、バッテリから出力可能な最大電力が小さくなると共に内燃機関の潤滑油の粘性が高くなってその回転抵抗が大きくなるため、バッテリの出力制限の範囲内でモータから最大のパワーを出力しても内燃機関の回転数を十分に上昇させることができない場合がある。この場合、内燃機関の回転数が小さいときから内燃機関への燃料噴射と点火とを行なって内燃機関からの爆発燃焼に伴うトルクを利用して内燃機関の回転数を上昇させることが考えられるが、内燃機関の回転数が車両の共振回転数帯にあるときに内燃機関での爆発燃焼が開始されると、車両の共振によるトルクと爆発燃焼の開始によるトルクとによって内燃機関の出力軸に過大なトルクが作用する場合がある。
本発明の内燃機関装置およびハイブリッド車並びに内燃機関の始動方法は、冷間時に内燃機関を始動するときに内燃機関の出力軸に過大なトルクが作用するのを抑制して内燃機関をよりスムーズに始動することを主目的とする。
本発明の内燃機関装置およびハイブリッド車並びに内燃機関の始動方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の内燃機関装置は、
内燃機関を有する内燃機関装置であって、
前記内燃機関をクランキング可能な電動機と、
前記電動機と電力のやりとりが可能な二次電池と、
前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
冷間時には前記検出された二次電池の温度が低いほど制限が課される傾向に該二次電池から放電してもよい出力制限を設定する出力制限設定手段と、
冷間時に前記内燃機関の始動が要請されたときには、前記内燃機関に対しては該内燃機関への燃料噴射と点火とが行なわれるよう制御し、前記電動機に対しては、前記内燃機関から該内燃機関の回転数を上昇させる方向のトルクが出力される出力開始時までは前記設定された二次電池の出力制限の範囲内で前記内燃機関が該内燃機関と前記電動機とを含む動力系の共振回転数帯より小さい回転数で回転するよう制御し、前記出力開始時以降は前記設定された出力制限より制限の緩やかな緩和出力制限に応じた出力制限パワーが前記電動機から出力されて前記内燃機関が前記共振回転数帯より大きい回転数に至るよう制御する始動制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の内燃機関装置では、冷間時に内燃機関の始動が要請されたときには、内燃機関に対しては内燃機関への燃料噴射と点火とが行なわれるよう制御する。そして、電動機に対しては、内燃機関から内燃機関の回転数を上昇させる方向のトルクが出力される出力開始時までは冷間時に二次電池の温度が低いほど制限が課される傾向に設定される二次電池から放電してもよい出力制限の範囲内で内燃機関が内燃機関と電動機とを含む動力系の共振回転数帯より小さい回転数で回転するよう制御し、出力開始時以降は設定された出力制限より制限の緩やかな緩和出力制限に応じた出力制限パワーが電動機から出力されて内燃機関が共振回転数帯より大きい回転数に至るよう制御する。これにより、共振回転数帯より小さい回転数で内燃機関の爆発燃焼を開始させることができ、内燃機関が共振回転数帯にあるときに内燃機関で爆発燃焼が開始されることに伴う内燃機関の出力軸への過大なトルクが作用するのを抑制することができる。また、こうした制御により、内燃機関を始動するときに、内燃機関の爆発燃焼に伴うパワーと電動機からの出力制限パワーとによって共振回転数帯を迅速に通過させることができる。即ち、こうした制御により、冷間時に内燃機関を始動するときに内燃機関の出力軸に過大なトルクが作用するのを抑制して内燃機関をよりスムーズに始動することができるのである。
こうした本発明の内燃機関装置において、前記始動制御手段は、前記出力開始時までは、前記設定された出力制限より制限が課された強化出力制限に応じた強化出力制限パワーが前記電動機から出力されるよう前記電動機を制御する手段であるものとすることもできる。ここで「強化出力制限」としては、電動機から強化出力制限パワーが出力されるときに内燃機関の回転数が動力系の共振回転数帯に至るまでに内燃機関の爆発燃焼が開始される制限として予め定められた制限を用いるものとしてもよい。
また、本発明の内燃機関装置において、前記始動制御手段は、前記内燃機関の始動が要請されてから予め定められた第1の時間が経過したときを前記出力開始時として制御する手段であるものとすることもできるし、前記内燃機関の始動が要請されてから予め定められた第2の時間が経過した以降で該内燃機関の回転数の単位時間あたりの変化量が予め定められた変化量以上に至ったときを前記出力開始時として制御する手段であるものとすることもできる。
本発明のハイブリッド車は、
上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関装置と、
駆動輪に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記電動機の回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、
前記駆動軸に動力を入出力可能な第2の電動機と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の自動車では、上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関装置を備えるから、本発明の内燃機関が奏する効果、例えば、冷間時に内燃機関を始動するときに内燃機関の出力軸に過大なトルクが作用するのを抑制して内燃機関をよりスムーズに始動することができる効果などと同様の効果を奏することができる。なお、「3軸式動力入出力手段」は、シングルピニオン式やダブルピニオン式の遊星歯車機構であるものとすることもできるし、デファレンシャルギヤであるものとすることもできる。
本発明の内燃機関の始動方法は、
内燃機関と、前記内燃機関をクランキング可能な電動機と、前記電動機と電力のやりとりが可能な二次電池と、を備える内燃機関装置における前記内燃機関の始動が冷間時に要請されたときの該内燃機関の始動方法であって、
前記内燃機関に対しては該内燃機関への燃料噴射と点火とが行なわれるよう制御し、前記電動機に対しては、前記内燃機関から該内燃機関の回転数を上昇させる方向のトルクが出力される出力開始時までは冷間時に前記二次電池の温度が低いほど制限が課される傾向に設定される該二次電池から放電してもよい出力制限の範囲内で前記内燃機関が該内燃機関と前記電動機とを含む動力系の共振回転数帯より小さい回転数で回転するよう制御し、前記出力開始時以降は前記二次電池の出力制限より制限の緩やかな緩和出力制限に応じた出力制限パワーが前記電動機から出力されて前記内燃機関が前記共振回転数帯より大きい回転数に至るよう制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の内燃機関の始動方法では、冷間時に内燃機関の始動が要請されたときには、内燃機関に対しては内燃機関への燃料噴射と点火とが行なわれるよう制御する。そして、電動機に対しては、内燃機関から内燃機関の回転数を上昇させる方向のトルクが出力される出力開始時までは冷間時に二次電池の温度が低いほど制限が課される傾向に設定される二次電池から放電してもよい出力制限の範囲内で内燃機関が内燃機関と電動機とを含む動力系の共振回転数帯より小さい回転数で回転するよう制御し、出力開始時以降は二次電池の出力制限より制限の緩やかな緩和出力制限に応じた出力制限パワーが電動機から出力されて内燃機関が共振回転数帯より大きい回転数に至るよう制御する。これにより、共振回転数帯より小さい回転数で内燃機関の爆発燃焼を開始させることができ、内燃機関が共振回転数帯にあるときに内燃機関で爆発燃焼が開始されることに伴う内燃機関の出力軸への過大なトルクが作用するのを抑制することができる。また、こうした制御により、内燃機関を始動するときに、内燃機関の爆発燃焼に伴うパワーと電動機からの出力制限パワーとによって共振回転数帯を迅速に通過させることができる。即ち、こうした制御により、冷間時に内燃機関を始動するときに内燃機関の出力軸に過大なトルクが作用するのを抑制して内燃機関をよりスムーズに始動することができるのである。
本発明の一実施例である内燃機関装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す説明図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される冷間時始動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 図5に、冷間時にエンジン22を始動するときの制御用出力制限WoutcやモータMG1のトルク指令Tm1*,エンジン22の回転数Neの時間経過の様子の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である内燃機関装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。ここで、本発明の内燃機関装置としては、エンジン22やモータMG1,バッテリ50,ハイブリッド用電子制御ユニット70などが該当する。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24には、エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26のクランク角を検出する図示しないクランクポジションセンサからのクランクポジションなどが入力されている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、エンジンECU24は、図示しないクランクポジションセンサからのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、演算した残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。図2に電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示し、図3にバッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す。バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、図2に示すように、電池温度Tbが適正温度領域より低いとき(冷間時)には電池温度Tbが低いほど絶対値が小さい(制限が課される)傾向に設定される。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に冷間時にエンジン22を始動する際の動作について説明する。図4はハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される冷間時始動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、例えば、図示しない水温センサにより検出されたエンジン22の冷却水温が所定温度(例えば、−10℃や−15℃など)未満の状態で操作者によりイグニッションスイッチ80が押され車両がシステムオンされたときなどに実行される。なお、実施例では、本ルーチンが実行されている間は、図示しないパーキングロック機構によって車両の停止が確保されているものとする。
冷間時始動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、エンジンECU24に燃料噴射信号を送信する(ステップS100)。燃料噴射信号を受信したエンジンECU24は、エンジン22の燃料噴射制御と点火制御とを開始する。ただし、いまは、エンジン22の始動が要請された直後を考えており、こうした燃料噴射制御や点火制御が実行されても、エンジン22の気筒内が一定の圧力以上に至るまでは爆発燃焼は起こらない。
続いて、エンジン22の回転数NeやモータMG1の回転数Nm1,バッテリ50の出力制限Woutなど制御に必要なデータを入力すると共に(ステップS110)、入力したエンジン22の回転数Neから前回に入力されたエンジン22の回転数(前回Ne)を減じてエンジン22の回転数変化量ΔNeを計算する(ステップS120)。ここで、エンジン22の回転数Neは、図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいて演算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1の回転数Nm1は、回転位置検出センサ43により検出されたモータMG1の回転子の回転位置に基づいて演算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。さらに、バッテリ50の出力制限Woutは、バッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。なお、いまは、冷間時を考えており、バッテリ50の温度も低いため、バッテリ50の出力制限Woutは比較的小さい(制限が強い)値が設定される(図2参照)。
次に、エンジン22の始動が要請されてからの時間、即ち本ルーチンが開始されてからの図示しないタイマにより計時された経過時間tを所定時間trefと比較すると共に(ステップS130)、エンジン22の回転数変化量ΔNeを所定値ΔNfireと比較する(ステップS140)。ここで、所定時間trefは、エンジン22の始動が要請されてからモータMG1からの出力によってエンジン22の回転数Neが比較的大きく変化する間の時間として予め定められた時間(例えば、数百msecなど)を用いることができ、所定値ΔNfireは、エンジン22での爆発燃焼が開始されることによってエンジン22の回転数Neが上昇する変化量より若干小さな値として予め実験などにより定められた値を用いることができる。即ち、ステップS130,S140の処理は、エンジン22での爆発燃焼が開始されたことによってエンジン22の回転数Neが大きく変化したか否かを判定する処理であり、エンジン22からエンジン22の回転数Neを上昇させる方向のトルクの出力が開始されたか否かを判定する処理となる。
エンジン22の始動が要請されてからの経過時間tが所定時間tref未満のときや経過時間tが所定時間tref以上のときでもエンジン22の回転数変化量ΔNeが所定値ΔNfireより小さいときには、エンジン22での爆発燃焼が未だ開始されていないと判断し、制御用出力制限Woutcに制限値Wstartを設定すると共に(ステップS150)、設定した制御用出力制限WoutcをモータMG1の回転数Nm1で除したものをモータMG1の定格トルクTmaxで制限することによりモータMG1のトルク指令Tm1*を設定してモータECU40に送信する(ステップS170)。モータMG1のトルク指令Tm1*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されるようインバータ41のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。ここで、制限値Wstartとしては、エンジン22への燃料噴射と点火とを行ないながら制御用出力制限Woutcの範囲内でモータMG1から最大のパワーを出力してエンジン22をクランキングしたときに、エンジン22の回転数Neが車両の共振回転数帯(例えば、200rpm〜300rpmなど)に至るまでにエンジン22での爆発燃焼が開始される値として予め実験などにより定められた出力制限Woutより小さい(制限が課された)値を用いることができる。また、モータMG1の定格トルクTmaxによる制限を課してトルク指令Tm1*を設定するのは、モータMG1の回転数Nm1が値0近傍のときを考慮するものである。このようにトルク指令Tm1*を設定してモータMG1を駆動することにより、制御用出力制限Woutcの範囲内でモータMG1から最大のパワーを出力してエンジン22をクランキングすることができる。そして、エンジン22の回転数Neをエンジン22の始動が完了したか否かを判定するための始動完了回転数Nfin(例えば、700rpmや800rpmなど)と比較し(ステップS180)、いまは、エンジン22の始動が要請された直後を考えているから、エンジン22の回転数Neは始動完了回転数Nfinに至っておらず、上述したステップS110〜S150,S170の処理を繰り返し実行する。これにより、エンジン22はモータMG1によって車両の共振回転数帯より小さい回転数で回転することになる。
こうしてモータMG1の出力によりエンジン22が車両の共振回転数帯より小さい回転数で回転しているときに、エンジン22の始動が要請されてから所定時間trefが経過すると共にエンジン22の回転数変化量ΔNeが所定値ΔNfire以上に至ったときには(ステップS130,S140)、エンジン22での爆発燃焼が開始されてエンジン22からエンジン22の回転数Neを上昇させる方向のトルクの出力が開始されたと判断し、ステップS110で入力されたバッテリ50の出力制限Woutに値Wupを加えたものを制御用出力制限Woutcに設定すると共に(ステップS160)、設定した制御用出力制限WoutcをモータMG1の回転数Nm1で除することによりモータMG1のトルク指令Tm1*を設定してモータECU40に送信し(ステップS170)、エンジン22の回転数Neが始動完了回転数Nfinに至るまで(ステップS180)、上述したステップS110〜S140,S160,S170の処理を繰り返し実行してエンジン22の回転数Neを上昇させ、エンジン22の回転数Neが始動完了回転数Nfinに至ったときに(ステップS180)、エンジン22の始動を完了したと判断して本ルーチンを終了する。ここで、値Wupは、短時間であればバッテリ50から出力制限Woutを超えて電力の持ち出しが行なわれてもバッテリ50を劣化させない電力としてバッテリ50の特性に基づいて定められた値を用いることができる。こうした制御により、エンジン22からエンジン22の回転数Neを上昇させる方向のトルクの出力が開始された以降は、エンジン22からの爆発燃焼に伴うパワーとモータMG1から出力されるパワーとを用いてエンジン22の回転数Neを上昇させることができ、車両の共振回転数帯を迅速に通過させてエンジン22を始動することができる。
図5に、冷間時にエンジン22を始動するときの制御用出力制限WoutcやモータMG1のトルク指令Tm1*,エンジン22の回転数Neの時間経過の様子の一例を示す。実施例では、冷間時にエンジン22の始動が要請されたときには(時刻t1)、エンジン22での爆発燃焼が開始されてエンジン22からエンジン22の回転数Neを上昇させる方向のトルクが出力されるまでは制御用出力制限Woutcに値Wstartを設定してモータMG1を制御する(時刻t1〜時刻t2)。これにより、車両の共振回転数帯より小さい回転数でエンジン22の爆発燃焼を開始させることができ、車両の共振回転数帯でエンジン22の爆発燃焼が開始されることに伴ってクランクシャフト26に過大なトルクが作用するのを抑制することができる。また、エンジン22からエンジン22の回転数Neを上昇させる方向のトルクの出力された以降は、バッテリ50の出力制限Woutを一時的に緩やかにした(値Wupを加えた)範囲内でモータMG1から最大のパワーを出力し、エンジン22の爆発燃焼に伴うパワーとモータMG1からのパワーとを用いてエンジン22の回転数をNeを上昇させる(時刻t2〜時刻t3)。これにより、車両の共振回転数帯を迅速に通過させてエンジン22を始動することができる。したがって、こうした制御により、冷間時にエンジン22を始動するときにエンジン22のクランクシャフト26に過大なトルクが作用するのを抑制してエンジン22をよりスムーズに始動することができるのである。
以上説明した実施例の内燃機関装置を備えるハイブリッド自動車20によれば、冷間時にエンジン22の始動が要請されたときには、エンジン22への燃料噴射と点火とが開始されるようエンジン22を制御し、エンジン22からエンジン22の回転数Neを上昇させる方向のトルクが出力されるまではエンジン22が車両の共振回転数帯より小さい回転数で回転するようモータMG1を制御し、エンジン22からエンジン22の回転数Neを上昇させる方向のトルクが出力された以降はバッテリ50の出力制限Woutに値Wupを加えた範囲内でモータMG1から最大のパワーが出力されてエンジン22が車両の共振回転数帯より大きい回転数で回転するようモータMG1を制御するから、冷間時にエンジン22を始動するときにエンジン22のクランクシャフト26に過大なトルクが作用するのを抑制してエンジン22をよりスムーズに始動することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の爆発燃焼が開始されるまでは、バッテリ50の出力制限Woutより小さい(制限が課された)制限値Wstartを制御用出力制限Woutcに設定すると共に設定した制御用出力制限Wotcの範囲内でモータMG1から最大のパワーを出力するものとしたが、エンジン22の爆発燃焼が開始されるまでエンジン22が車両の共振回転数帯より小さい回転数で回転するようモータMG1を制御するものとすればよく、例えば、エンジン22の爆発燃焼が開始されるまでは、エンジン22の気筒内の圧力をエンジン22の爆発燃焼の開始に必要な圧力以上にでき且つ車両の共振回転数帯より小さい所定回転数(例えば、100rpmや150rpmなど)で回転するようフィードバック制御によってモータMG1を制御するものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の始動が要請されてから所定時間trefが経過した以降にエンジン22の回転数変化量ΔNeが所定値ΔNfire以上に至ったときにエンジン22での爆発燃焼が開始されたものと判断するものとしたが、エンジン22の回転数変化量ΔNeに拘わらずエンジン22の始動を開始してから所定時間tref2が経過したときにエンジン22での爆発燃焼が開始されたものと判断するものとしてもよいし、エンジン22の振動を検知する振動センサからの信号やエンジン22の気筒内の圧力を検知する圧力センサからの信号に基づいてエンジン22の爆発燃焼が開始されたか否かを判断するものとしても構わない。なお、所定時間tref2としては、エンジン22の始動が要請されてからエンジン22の爆発燃焼が開始されると予測されるまでの時間として予め実験などにより定められた時間を用いるものとすればよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の始動が要請されて直ちにエンジン22への燃料噴射制御および点火制御を開始するものとしたが、エンジン22の回転数Neが車両の共振回転数帯より小さく且つエンジン22の爆発燃焼を開始できる回転数の下限近傍の回転数N1に至ったときにエンジン22への燃料噴射制御および点火を開始するものとしたり、エンジン22の回転数Neが回転数N1に至るのに要する予め定められた時間が経過したときにエンジン22への燃料噴射および点火を開始するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図6の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図6における車輪64a,64bに接続された車軸)に出力するものとしてもよい。
また、こうしたハイブリッド自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の車両や船舶,航空機などの移動体に搭載される内燃機関装置の形態や建設設備などの移動しない設備に組み込まれた内燃機関装置の形態としても構わない。さらに、こうした内燃機関装置における内燃機関の始動方法の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG1が「電動機」に相当し、バッテリ50が「二次電池」に相当し、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51が「温度検出手段」に相当し、バッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて出力制限Woutを設定するバッテリECU52が「出力制限設定手段」に相当し、冷間時にエンジン22の始動が要請されたときには、エンジンECU24に燃料噴射信号を送信し、エンジン22の始動が要請されてから所定時間trefが経過してエンジン22の回転変化量ΔNeが所定値ΔNfire以上に至るまでは制限値Wstartが設定された制御出力制限WoutcをモータMG1の回転数Nm1で除することによりモータMG1のトルク指令Tm1*を設定してモータECU40に送信し、エンジン22の始動が要請されてから所定時間trefが経過してエンジン22の回転変化量ΔNeが所定値ΔNfire以上に至った以降はバッテリ50の出力制限Woutに値Wupを加えて設定された制御用出力制限WoutcをモータMG1の回転数Nm1で除することによりモータMG1のトルク指令Tm1*を設定してモータECU40に送信するハイブリッド用電子制御ユニット70と燃料噴射信号に基づいてエンジン22の燃料噴射制御や点火制御を実行するエンジンECU24とトルク指令Tm1*に基づいてモータMG1を制御するモータECU40とが「始動制御手段」に相当する。また、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当し、モータMG2が「第2の電動機」に相当する。
ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、内燃機関をクランキング可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「二次電池」としては、バッテリ50に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池やリチウム二次電池,ニッケルカドミウム二次電池,鉛蓄電池など電動機と電力のやりとりが可能であれば如何なるものとしても構わない。「温度検出手段」としては、温度センサ51に限定されるものではなく、蓄電手段の温度を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「出力制限設定手段」としては、バッテリ50の電池温度Tbやバッテリ50の残容量(SOC)の他に例えばバッテリ50の内部抵抗などに基づいて演算するものなど、蓄電手段の温度が低いほど制限が課される傾向に該蓄電手段から放電してもよい出力制限を設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「始動制御手段」としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70とエンジンECU24とモータECU40とからなる組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「始動制御手段」としては、冷間時にエンジン22の始動が要請されたときには、エンジン22への燃料噴射と点火とが行なわれるようエンジン22を制御し、エンジン22の始動が要請されてから所定時間trefが経過してエンジン22の回転変化量ΔNeが所定値ΔNfire以上に至るまでは制限値Wstartが設定された制御出力制限WoutcをモータMG1の回転数Nm1で除することによりモータMG1のトルク指令Tm1*を設定してモータMG1を制御し、エンジン22の始動が要請されてから所定時間trefが経過してエンジン22の回転変化量ΔNeが所定値ΔNfire以上に至った以降はバッテリ50の出力制限Woutに値Wupを加えて設定された制御用出力制限WoutcをモータMG1の回転数Nm1で除することによりモータMG1のトルク指令Tm1*を設定してモータMG1を制御するものに限定されるものではなく、冷間時に内燃機関の始動が要請されたときには、内燃機関に対しては内燃機関への燃料噴射と点火とが行なわれるよう制御する。そして、電動機に対しては、内燃機関から内燃機関の回転数を上昇させる方向のトルクが出力される出力開始時までは蓄電手段の温度が低いほど制限が課される傾向に設定される蓄電手段から放電してもよい出力制限の範囲内で内燃機関が内燃機関と電動機とを含む動力系の共振回転数帯より小さい回転数で回転するよう制御し、出力開始時以降は設定された出力制限より制限の緩やかな緩和出力制限に応じた出力制限パワーが電動機から出力されて内燃機関が共振回転数帯より大きい回転数に至るよう制御するものであれば如何なるものとしても構わない。さらに、「3軸式動力入出力手段」としては、上述の動力分配統合機構30に限定されるものではなく、ダブルピニオン式の遊星歯車機構を用いるものや複数の遊星歯車機構を組み合わせたものやデファレンシャルギヤのように遊星歯車とは異なる作動作用を有するものなど、駆動軸と内燃機関の出力軸と電動機の回転軸との3軸に接続され3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力するものであれば如何なるものとしても構わない。「第2の電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動軸に動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、内燃機関装置やハイブリッド車の製造産業などに利用可能である。
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (6)

  1. 内燃機関を有する内燃機関装置であって、
    前記内燃機関をクランキング可能な電動機と、
    前記電動機と電力のやりとりが可能な二次電池と、
    前記蓄電手段の温度を検出する温度検出手段と、
    前記検出された蓄電手段の温度が低いほど制限が課される傾向に該蓄電手段から放電してもよい出力制限を設定する出力制限設定手段と、
    冷間時に前記内燃機関の始動が要請されたときには、前記内燃機関に対しては該内燃機関への燃料噴射と点火とが行なわれるよう制御し、前記電動機に対しては、前記内燃機関から該内燃機関の回転数を上昇させる方向のトルクが出力される出力開始時までは前記設定された蓄電手段の出力制限の範囲内で前記内燃機関が該内燃機関と前記電動機とを含む動力系の共振回転数帯より小さい回転数で回転するよう制御し、前記出力開始時以降は前記設定された出力制限より制限の緩やかな緩和出力制限に応じた出力制限パワーが前記電動機から出力されて前記内燃機関が前記共振回転数帯より大きい回転数に至るよう制御する始動制御手段と、
    を備える内燃機関装置。
  2. 請求項1記載の内燃機関装置であって、
    前記始動制御手段は、前記出力開始時までは、前記設定された出力制限より制限が課された強化出力制限に応じた強化出力制限パワーが前記電動機から出力されるよう前記電動機を制御する手段である、
    内燃機関装置。
  3. 請求項1または2記載の内燃機関装置であって、
    前記始動制御手段は、前記内燃機関の始動が要請されてから予め定められた第1の時間が経過したときを前記出力開始時として制御する手段である、
    内燃機関装置。
  4. 請求項1または2記載の内燃機関装置であって、
    前記始動制御手段は、前記内燃機関の始動が要請されてから予め定められた第2の時間が経過した以降で該内燃機関の回転数の単位時間あたりの変化量が予め定められた変化量以上に至ったときを前記出力開始時として制御する手段である、
    内燃機関装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか1つの請求項に記載の内燃機関装置と、
    駆動輪に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記電動機の回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、
    前記駆動軸に動力を入出力可能な第2の電動機と、
    を備えるハイブリッド車。
  6. 内燃機関と、前記内燃機関をクランキング可能な電動機と、前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、を備える内燃機関装置における前記内燃機関の始動が冷間時に要請されたときの該内燃機関の始動方法であって、
    前記内燃機関に対しては該内燃機関への燃料噴射と点火とが行なわれるよう制御し、前記電動機に対しては、前記内燃機関から該内燃機関の回転数を上昇させる方向のトルクが出力される出力開始時までは冷間時に前記蓄電手段の温度が低いほど制限が課される傾向に設定される該蓄電手段から放電してもよい出力制限の範囲内で前記内燃機関が該内燃機関と前記電動機とを含む動力系の共振回転数帯より小さい回転数で回転するよう制御し、前記出力開始時以降は前記蓄電手段の出力制限より制限の緩やかな緩和出力制限に応じた出力制限パワーが前記電動機から出力されて前記内燃機関が前記共振回転数帯より大きい回転数に至るよう制御する、
    ことを特徴とする内燃機関の始動方法。
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