JP2011048134A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転方向に沿って等間隔に複数の貫通穴が形成された無端状の定着部材21と、定着部材21の内周面に対向する赤外線ヒータ23と、赤外線ヒータ23の外周面の一部を覆う反射板25と、赤外線ヒータ23から射出されて定着部材21に形成された複数の貫通穴をそれぞれ通過した光を検知する検知手段50と、を備える。そして、検知手段50によって検知される光の検知間隔から定着部材21の回転速度を求める。
【選択図】図2
Description
特許文献1等の定着装置は、定着部材としての定着フィルム、加圧ローラ(加圧回転体)、加熱板(当接部材)、赤外線ヒータ、反射板、等で構成されている。加熱板は、定着フィルムを介して加圧ローラに当接してニップ部を形成するとともに、定着フィルムの内周面側に設置された赤外線ヒータによって加熱されてニップ部の位置で定着フィルムを加熱する。そして、ニップ部に向けて搬送された記録媒体上のトナー像は、ニップ部にて熱と圧力とを受けて記録媒体上に定着される。
ここで、赤外線ヒータによる定着フィルム(又は加熱板)の加熱効率を向上させるために、赤外線ヒータの外周面の一部を幅方向にわたって覆うように反射板が設置されている。すなわち、定着フィルム(又は加熱板)は、赤外線ヒータによって直接的に照射される光と、赤外線ヒータから射出して反射板で反射された後に照射される光と、によって、その一部が局所的に加熱される。
また、加圧ローラは駆動モータによって回転駆動され、定着フィルムはニップ部の位置で加圧ローラとの摩擦抵抗によって従動回転される。
また、加圧ローラの外径が熱膨張により可変したとき等に、ニップ部における定着フィルム(又は、加圧ローラ)の線速度が変化してしまって、ニップ部を通過する記録媒体の搬送速度が変化してしまったり、定着画像上に定着不良が生じてしまったりする可能性もあった。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機の装置本体、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部、12〜14は転写紙等の記録媒体Pが収納された給紙部、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着部材としての定着フィルム、31は定着装置20に設置された加圧回転体としての加圧ローラ、を示す。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、作像部4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、転写部7で、レジストローラにより搬送された記録媒体P上に転写される。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙部12、13、14のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙部12が選択されたものとする。)。
そして、給紙部12に収納された記録媒体Pの最上方の1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
図2は、定着装置20を示す図であって、定着装置20を示す断面図である。図3は、定着装置20の一部を幅方向にみた図である。図4は、赤外線ヒータ23が定着装置20から挿脱される状態を示す図である。図5は、定着部材としての定着フィルム21を示す断面図である。
定着フィルム21の内部(内周面側)には、赤外線ヒータ23(加熱手段)、加圧板22、反射板25、保持部材24、等が固設されている。定着フィルム21は、保持部材24によって保持された加圧板22に押圧されて、加圧ローラ31との間にニップ部を形成する。
なお、本実施の形態では、加圧板22の対向面(加圧ローラ31に対向する面である。)が平面形状になるように形成している。これにより、ニップ部の形状が記録媒体Pの画像面に対して略平行になって、定着フィルム21と記録媒体Pとの密着性が高まるために定着性が向上するとともに、ニップ部を通過する記録媒体Pにカールやシワが発生する不具合も低減する。さらに、ニップ部の出口側における定着フィルム21の曲率が大きくなるために、ニップ部から送出された記録媒体Pを定着フィルム21から容易に分離することができる。
また、本実施の形態における加圧板22は、定着フィルム21が摺接する面にフッ素樹脂がコーティングされている。これにより、定着装置20に固定支持された加圧板22に摺接する定着フィルム21の内周面の磨耗を軽減することができる。
詳しくは、反射板25は、半円筒状に形成されていて、赤外線ヒータ23の外周面の一部(定着フィルム21の内周面に対向しない側である。)を幅方向(図2の紙面垂直方向である。)にわたって覆うように配設されている。反射板25は、ガラスからなる基材上に金メッキやアルミニウム蒸着を施して反射面が形成されたものであって、赤外線ヒータ23から発せられた赤外線を反射面で反射する。反射板25で反射した赤外線(光)の多くは定着フィルム21に照射されるために、定着フィルム21の加熱効率が高められる。
また、本実施の形態において、定着フィルム21における内周面(赤外線ヒータ23に対向する側である。)に赤外線を吸収する吸収部材を設けることもできる。具体的には、定着フィルム21の内周面に黒色塗装を施すことができる。これにより、定着フィルム21における赤外線の吸収率が向上して、定着フィルム21の加熱効率が高められる。
特に、赤外線ヒータ23は、ホルダ27を介して保持部材24に保持されている。詳しくは、保持部材24の幅方向両端にはそれぞれホルダ27がネジ締結されている。ホルダ27には、赤外線ヒータ23の端部に係合する穴が設けられている。そして、図4に示すように、保持部材24からホルダ27を取出することで、保持部材24(定着装置20)から赤外線ヒータ23のみを脱離することができる。
なお、本実施の形態における駆動モータ61(駆動源)は、その駆動速度を可変できる速度可変型の駆動モータである。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、制御部61によって制御された電源部63から赤外線ヒータ23に電力が供給(通電)されるとともに、制御部61によって制御された駆動モータ62(駆動源)によって加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。これにより、加圧ローラ31との摩擦力によって、定着フィルム21も図2中の矢印方向に従動(回転)する。
その後、給紙部12〜14から記録媒体Pが給送されて、作像部4にて記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、ガイド板35に案内されながら図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着フィルム21及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。
そして、ニップ部の上流側の位置で赤外線ヒータ23によって加熱された定着フィルム21による加熱と、加圧板22(定着フィルム21)及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、ニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
図3〜図5を参照して、定着部材としての定着フィルム21には、その回転方向に沿って等間隔に複数の貫通穴21aが形成されている。すなわち、同じ穴径の複数の貫通穴21aが、同じピッチ間隔で、定着フィルム21の周方向に形成されている。
なお、これらの複数の貫通穴21aは、図3に示すように、定着フィルム21における非通紙領域Nに形成されている。ここで、非通紙領域Nは、この画像形成装置1にて通紙可能な最大サイズの記録媒体Pの幅方向(通紙方向に直交する方向である。)の範囲である「通紙領域M」の範囲外の領域である。したがって、定着フィルム21に形成した貫通穴21aが、ニップ部の通紙領域Mに搬送される記録媒体Pに影響することはない。すなわち、定着フィルム21の貫通穴21aは非通紙領域Nに形成されているために、定着画像の定着性等の画質や、記録媒体Pの搬送性等を低下させることはない。
ここで、このような定着フィルム21の回転速度(線速度)の検知を確実なものとするために、赤外線ヒータ23は、定着フィルム21が回転している間は常に通電(オン)されるように制御されている。これは、赤外線ヒータ23をオン・オフ制御してしまうと、赤外線ヒータ23の通電がオフされているときに光検知センサ50で検知できなかったデータ分が、定着フィルム21の回転速度の検知誤差になってしまうことによる。なお、赤外線ヒータ23をオン・オフ制御する場合であっても、赤外線ヒータ23の通電がオフされているときに光検知センサ50で検知できないデータ分をキャンセルできるように演算処理することにより、赤外線ヒータ23を常時オン制御するときとほぼ同等に定着フィルム21の回転速度を精度よく検知することができる。
このような制御をおこなうことにより、加圧ローラ31の外径が熱膨張により可変したとき等であっても、ニップ部における定着フィルム21(又は、加圧ローラ31)の線速度が変化してしまう不具合が抑止されることになる。すなわち、定着フィルム21の回転速度はフィードバック制御されるために、ニップ部における定着フィルム21(又は、加圧ローラ31)の線速度がほぼ一定になり、ニップ部を通過する記録媒体Pの搬送速度が変化してしまったり、定着画像上に定着不良が生じてしまったりする不具合が軽減される。
なお、反射板25の断面形状は、本実施の形態のものに限定されることなく、例えば、図6(B)〜(D)のようなものにすることもできる。特に、配光をもつヒータを用いる場合には、図6(C)に示すような交角が90度となる反射板25を用いて、ヒータ23の配光方向の垂線が角の2等分線となるように配置することで、反射板25からの反射光を均一化することができる。
20 定着装置、
21 定着フィルム(定着部材)、
21a 貫通穴、
22 加圧板(当接部材)、
23 赤外線ヒータ、
25 反射板、
31 加圧ローラ(加圧回転体)、
40 温度センサ、
50 光検知センサ(検知手段)、
62 駆動モータ(駆動源)、 P 記録媒体。
Claims (7)
- 所定方向に回転してトナー像を加熱・溶融して記録媒体上に定着するとともに、回転方向に沿って等間隔に複数の貫通穴が形成された無端状の定着部材と、
前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、
前記定着部材の内周面に対向して当該定着部材を加熱する赤外線ヒータと、
前記赤外線ヒータの外周面の一部を幅方向にわたって覆うように配設されるとともに、前記赤外線ヒータから射出された光を反射して前記定着部材に照射する反射板と、
前記定着部材を介して前記赤外線ヒータに対向するとともに、前記赤外線ヒータから射出されて前記定着部材に形成された前記複数の貫通穴をそれぞれ通過した光を検知する検知手段と、
を備え、
前記検知手段によって検知される光の検知間隔から前記定着部材の回転速度を求めることを特徴とする定着装置。 - 前記加圧回転体は、駆動速度を可変できる駆動源によって回転駆動されるとともに、前記定着部材を当該加圧回転体との摩擦抵抗によって従動回転させ、
前記検知手段によって検知される光の検知間隔から前記定着部材の回転速度を求めて、当該回転速度が所定値になるように前記駆動源の駆動速度を可変制御することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 前記検知手段によって検知される光の検知間隔から前記定着部材の回転速度を求めて、当該回転速度が所定値以下になった場合に前記赤外線ヒータへの通電を停止するように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
- 前記赤外線ヒータは、前記定着部材が回転している間は常に通電されるように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
- 前記複数の貫通穴は、前記定着部材における非通紙領域に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置。
- 前記定着部材は、可撓性を有する定着フィルムであって、
前記定着フィルムを介して前記加圧回転体に当接して前記ニップ部を形成するために前記定着フィルムの内周面側に固設された当接部材をさらに備え、
前記赤外線ヒータと前記反射板とは、前記定着フィルムの内周面側であって、前記ニップ部に対して前記定着フィルムの回転方向上流側に配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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| JPH1184940A (ja) * | 1997-09-11 | 1999-03-30 | Oki Data:Kk | 定着装置 |
| JP2002040839A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 定着装置 |
| JP2008129092A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
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