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JP2011048128A - 現像剤電界搬送装置 - Google Patents

現像剤電界搬送装置 Download PDF

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JP2011048128A
JP2011048128A JP2009196368A JP2009196368A JP2011048128A JP 2011048128 A JP2011048128 A JP 2011048128A JP 2009196368 A JP2009196368 A JP 2009196368A JP 2009196368 A JP2009196368 A JP 2009196368A JP 2011048128 A JP2011048128 A JP 2011048128A
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Yasuhiro Maruyama
泰弘 丸山
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】 現像剤搬送方向についての現像剤の搬送量における不均一(ムラ)の発生を可及的に抑制すること。
【解決手段】 気流発生手段(69)は、現像剤搬送面(TTS)上にて搬送中の現像剤(T)における表層部の方が当該現像剤搬送面(TTS)と近接する下層部よりも現像剤搬送方向(TTD)の移動速度が高くなるように、現像剤搬送面(TTS)に沿って、現像剤搬送方向(TTD)の気流を発生させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、帯電した粉末状の現像剤を電界により搬送するように構成された、現像剤電界搬送装置に関する。
この種の装置として、特開昭60−115962号公報、特開平11−84862号公報、特開2001−209246号公報、特開2002−287495号公報、特開2003−295615号公報、等に開示されているものが知られている。かかる装置は、現像剤搬送方向に沿って配列された複数の搬送電極を備えていて、これら複数の搬送電極に対する電圧印加により発生する電界によって前記現像剤を搬送するように構成されている。
この種の装置において、前記現像剤搬送方向の前記現像剤の搬送量に不均一(ムラ)が生じると、形成画像の乱れ等の不具合が生じる。本発明は、かかる課題に対処するためになされたものである。すなわち、本発明の目的は、前記現像剤搬送方向の前記現像剤の搬送量における不均一(ムラ)の発生を可及的に抑制することにある。
<構成>
本発明の対象となる現像剤電界搬送装置は、帯電した粉末状の現像剤を(空気中にて)電界により搬送するように構成されている。例えば、本発明の現像剤電界搬送装置は、所定の現像剤供給対象(静電潜像担持体すなわち感光体、等。)に前記現像剤を供給するように構成され得る。
具体的には、本発明の現像剤電界搬送装置は、複数の搬送電極への多相交流電圧の印加に伴って発生する電界により、現像剤搬送方向に前記現像剤を搬送するように構成されている。ここで、前記搬送電極は、主走査方向に沿った長手方向を有している。そして、複数の前記搬送電極は、前記主走査方向と交差する現像剤搬送経路に沿って配列されている。また、前記現像剤搬送方向は、前記現像剤搬送経路と平行な方向である。
複数の前記搬送電極は、現像剤搬送体によって支持されている。すなわち、この現像剤搬送体は、前記現像剤搬送経路に面する当該現像剤搬送体の表面である現像剤搬送面に沿って、複数の前記搬送電極を支持するように構成されている。
さらに、本発明の現像剤電界搬送装置は、気流発生手段を備えている。この気流発生手段は、前記現像剤搬送面上にて搬送中の前記現像剤における表層部の方が当該現像剤搬送面と近接する下層部よりも前記現像剤搬送方向の移動速度が高くなるように、前記現像剤搬送面に沿って、前記現像剤搬送方向の気流を発生させるように構成されている。すなわち、本発明の特徴は、前記現像剤電界搬送装置が、上述のような構成を有する気流発生手段を備えたことにある。
具体的には、例えば、前記気流発生手段は、前記主走査方向に沿って設けられた開口部から空気を噴出するように構成されたエアダクトである。このエアダクトは、前記現像剤搬送体(前記現像剤搬送面)と対向するように設けられている。
<作用>
かかる構成においては、複数の前記搬送電極への多相交流電圧の印加に伴って、進行波状の電界が発生する。かかる電界の作用で、前記現像剤は、前記現像剤搬送面上にて、前記現像剤搬送方向に搬送される。
ところで、進行波状の電界によって前記現像剤搬送面上にて搬送中の前記現像剤が、前記下層部(前記現像剤搬送面に近接する層)と前記表層部(前記下層部よりも前記現像剤搬送面から離隔した層)との二層に分かれるような挙動を示すことが、本発明者による計算機シミュレーションによって判明した。そして、前記下層部と前記表層部との間で前記現像剤の量を調整する機能を推認させる結果が確認された。すなわち、例えば、前記下層部における前記現像剤の量が不足する場合には、かかる不足状態を解消するように、当該下層部へ前記表層部から前記現像剤が移動する。
ここで、例えば、前記現像剤搬送面上にて、何らかの原因で、前記下層部及び前記表層部のいずれにおいても他の部分よりも前記現像剤の量が極めて少ない部分(かかる部分を「現像剤量不足部分」と称する。)が生じた場合を想定する。
このとき、前記下層部及び前記表層部は、通常の(従来の)電界搬送によれば、ほぼ同じ速度で移動すると考えられる。このため、前記下層部における前記現像剤量不足部分と、前記表層部における前記現像剤量不足部分とは、通常の電界搬送によれば、互いに対向した状態で前記現像剤搬送方向に移動すると考えられる。よって、通常の電界搬送によっては、かかる現像剤量不足部分が一旦生じると、これが電界搬送中に解消されることは、ほとんど想定できない。
これに対し、本発明の構成においては、前記気流発生手段によって、前記現像剤搬送面に沿って、前記現像剤搬送方向の気流を発生させることで、前記表層部の方が前記下層部よりも前記現像剤搬送方向の移動速度を高くすることができる。すると、前記表層部における前記現像剤量不足部分とは異なる部分が、前記下層部における前記現像剤量不足部分と対向するようになる。これにより、前記下層部における前記現像剤量不足部分は、これと対向する、前記現像剤の量が不足していない前記表層部によって、前記現像剤の量が補填され得る。
上述のように、本発明の現像剤電界搬送装置によれば、前記現像剤搬送方向の前記現像剤の搬送量における不均一(ムラ)の発生を可及的に抑制することが可能になる。
本発明の一実施形態が適用された画像形成装置としてのレーザープリンタの概略構成を示す側面図である。 図1に示されているトナー供給装置を拡大した側断面図である。 図2に示されている搬送基板を拡大した側断面図である。 図3に示されている各電源回路の出力波形の一例を示すグラフである。 図3に示されている搬送基板上にて進行波電界により搬送中のトナーの挙動の計算機シミュレーションの結果を示す図である。
<レーザープリンタの構成>
図1は、本発明の一実施形態が適用されたレーザープリンタ1の概略構成を示す側面図である。図1を参照すると、レーザープリンタ1は、用紙搬送機構2と、感光体ドラム3と、帯電器4と、スキャナーユニット5と、トナー供給装置6と、を備えている。
レーザープリンタ1内に備えられた、図示しない給紙トレイには、用紙Pが積み重ねられた状態で収容されている。用紙搬送機構2は、用紙Pを用紙搬送経路PPに沿って搬送するように構成されている。感光体ドラム3は、主走査方向(図中z軸方向)と平行な中心軸Cを中心として回転駆動されるように構成されている。感光体ドラム3の周面には、静電潜像担持面LSが形成されている。静電潜像担持面LSは、前記主走査方向と平行な円筒面であって、電位分布による静電潜像が形成されるとともに当該静電潜像に対応した位置にてトナーT(図2参照)を担持するように構成されている。
スキャナーユニット5は、画像データに基づいて変調された(画素の有無によって発光のON/OFFが制御された)所定の波長帯域のレーザービームLBを、スキャン位置SPにて静電潜像担持面LS上に結像させる(露光する)とともに、この結像位置を前記主走査方向に沿って等速度にて移動させる(走査する)ことで、静電潜像担持面LS上に静電潜像を形成するように構成されている。
トナー供給装置6は、感光体ドラム3と対向するように、感光体ドラム3の下方に配置されている。このトナー供給装置6は、現像位置DPにて、トナーを帯電した状態で静電潜像担持面LSに供給するように構成されている。ここで、現像位置DPとは、トナー供給装置6が静電潜像担持面LSと対向する位置である。
次に、レーザープリンタ1の各部の具体的な構成について、より詳細に説明する。
用紙搬送機構2は、一対のレジストローラ21と、転写ローラ22と、を備えている。レジストローラ21は、用紙Pを所定のタイミングにて、感光体ドラム3と転写ローラ22との間の転写位置TPに向けて送り出すように構成されている。転写ローラ22は、感光体ドラム3の外周面である静電潜像担持面LSと、転写位置TPにて、用紙Pを挟んで対向するように配置されている。転写ローラ22は、図示しないバイアス電源回路に接続されている。
<<トナー供給装置>>
図2は、図1に示されているトナー供給装置6を拡大した一部分解側断面図である。図2を参照すると、トナー供給装置6は、帯電したトナーTを感光体ドラム3(静電潜像担持面LS)に供給するように構成されている。
トナー供給装置6のケーシングである本体ケーシング60は、側断面視にてほぼ長円状に形成された箱状部材であって、その長手方向が上下方向(図中y軸方向)と平行となるように配置されている。本体ケーシング60の内部には、粉末状の乾式現像剤としてのトナーT(正帯電性、非磁性1成分、黒色)が収容されている。本体ケーシング60は、本体側リアパネル60aと、本体側フロントパネル60bと、本体側底板60cと、本体側天板60dと、一対の側壁60eと、から構成されている。
平板状の部材である本体側リアパネル60a及び本体側フロントパネル60bは、それぞれの上端縁が前記主走査方向に平行で同じ高さになるように、互いに対向して設けられている。本体側リアパネル60aの下端部には、トナー補充用開口部60fが、本体側リアパネル60aの前記主走査方向におけるほぼ全幅分にわたって形成されている。
本体側底板60cにおける、側断面視にて円弧状の部分(トナー搬送方向TTDにおける下流側の部分)の上端は、本体側フロントパネル60bと接続されている。また、本体側底板60cの、平板状の部分(トナー搬送方向TTDにおける上流側の部分)におけるリア側の端(図中右端)は、トナー補充用開口部60fに対応する位置に設けられている。
本体側天板60dは、前記主走査方向と平行な中心軸線を有する薄肉半円筒状の部材であって、本体側リアパネル60a及び本体側フロントパネル60bのそれぞれの上端縁と接続されている。本体側リアパネル60a、本体側フロントパネル60b、本体側底板60c、及び本体側天板60dによって形成された、側断面視にて略長円状の合成樹脂フレームの側方を塞ぐように、一対の側壁60eが設けられている。本体側天板60dの頂部であって、感光体ドラム3と対向する位置には、現像用開口部60hが、感光体ドラム3に向けて上方に開口するように設けられている。
本体側リアパネル60a側にて本体ケーシング60に隣接するように、トナー収容カートリッジ61が設けられている(図中2点鎖線参照:実線はトナー収容カートリッジ61が本体ケーシング60から脱着された状態を示している)。トナー収容カートリッジ61は、箱状部材であって、その内部にはトナーTが収容(貯留)されている。
トナー収容カートリッジ61における、本体ケーシング60と対向(接触)する側には、平板状のトナーカートリッジ側フロントパネル61aが設けられている。また、トナー収容カートリッジ61の底板であるトナーカートリッジ側底板61bは、平板状に形成されている。トナーカートリッジ側フロントパネル61aの下端部には、トナー送出用開口部61cが形成されている。このトナー送出用開口部61cは、トナーカートリッジ側フロントパネル61aが本体ケーシング60における本体側リアパネル60aと接合された際に、トナー補充用開口部60fと連通する(略一致する)ように形成されている。
本体ケーシング60の内側には、現像ローラ62が収容されている。現像ローラ62は、円柱面状の周面であるトナー担持面62aを有し、前記主走査方向と平行な軸を中心として回転駆動される、ローラ状の部材であって、本体ケーシング60によって回転可能に支持されている。現像ローラ62は、現像用開口部60hにて感光体ドラム3と対向するように設けられている。
本体ケーシング60の内部には、トナー搬送経路TTPに沿って、搬送基板63が設けられている。搬送基板63は、本体ケーシング60の内壁面に固定されている。すなわち、トナー搬送経路TTPは、搬送基板63の表面であるトナー搬送面TTSに沿った、側断面視にて略長円状に形成されている。そして、搬送基板63は、正帯電した粉末状のトナーTを、トナー搬送経路TTPと平行なトナー搬送方向TTD(トナー搬送経路TTPの側断面視における接線方向)に搬送するように構成されている。本実施形態においては、搬送基板63は、底部搬送基板63aと、上方搬送基板63bと、下方搬送基板63cと、を備えている。
底部搬送基板63aは、本体側底板60cの内壁面に支持されていて、上方搬送基板63bの下端部と滑らかに接続されている。上方搬送基板63bは、本体側フロントパネル60b及び本体側天板60dの内壁面に支持されている。下方搬送基板63cは、本体側リアパネル60aの内壁面に支持されている。本実施形態においては、下方搬送基板63cのトナー搬送方向TTDにおける終端部は、トナー補充用開口部60fに対応する位置まで設けられている。
底部搬送基板63a及び上方搬送基板63bは、搬送電源回路64と電気的に接続されている。下方搬送基板63cは、回収電源回路65と電気的に接続されている。搬送電源回路64及び回収電源回路65は、後述するように、多相(本実施形態においては4相)交流電圧を出力するように構成されている。現像ローラ62は、現像バイアス電源回路66と電気的に接続されている。
本体ケーシング60の内側の空間内における、現像ローラ62よりも下方であって、上方搬送基板63bに近接する位置には、遮蔽板67が配置されている。遮蔽板67の上方搬送基板63bと対向する端部67aと、上方搬送基板63bと、の間には、所定のギャップ(詳細は後述する)が設けられている。
トナー供給装置6は、また、トナー投入状態制御手段68を備えている。トナー投入状態制御手段68は、本体ケーシング60とトナー収容カートリッジ61との間でのトナーTの出し入れを調整するために、トナー補充用開口部60fとトナー送出用開口部61cとが連通する位置にて、本体ケーシング60とトナー収容カートリッジ61とに跨るように設けられている。
トナー投入状態制御手段68は、支持体68aと、第一投入状態制御基板68bと、第二投入状態制御基板68cと、を備えている。第一投入状態制御基板68b及び第二投入状態制御基板68cは、支持体68aによって支持されている。支持体68aは、前記主走査方向と平行な中心軸線を有する円柱状に形成されている。
第一投入状態制御基板68bは、下方搬送基板63cの下端部に面するように設けられている。第二投入状態制御基板は、底部搬送基板63aに面するように設けられている。具体的には、第一投入状態制御基板68bは、支持体68aの上半分を覆うように設けられている。第二投入状態制御基板68cは、支持体68aの下半分を覆うように設けられている。第一投入状態制御基板68b及び第二投入状態制御基板68cは、搬送基板63と同様の構造を有している。
エアダクト69は、底部搬送基板63aにおける平板状の最低部と対向するように設けられている。エアダクト69には、トナー搬送方向TTDに向かって開口するエア噴出用開口部69aが形成されている。エア噴出用開口部69aは、前記主走査方向に沿って設けられている。このエアダクト69は、エア噴出用開口部69aから空気を噴出することで、底部搬送基板63aにおける平板状の最低部にて、トナー搬送面TTSに沿って、トナー搬送方向TTDの気流を発生させるように、構成及び配置されている。
<<<搬送基板>>>
図3は、図2に示されている搬送基板63を拡大した側断面図である。図3を参照すると、搬送基板63は、フレキシブルプリント配線基板と同様の構成を有する薄板状の部材であって、搬送電極631と、搬送電極支持フィルム632と、搬送電極コーティング層633と、搬送電極オーバーコーティング層634と、から構成されている。
搬送電極631は、前記主走査方向と平行な長手方向を有する線状の配線パターンである。複数の搬送電極631は、トナー搬送経路TTPに沿って配列されていて、互いに平行に配置されている。すなわち、搬送基板63は、トナー搬送経路TTPに面する表面であるトナー搬送面TTSに沿って、複数の搬送電極631を支持するように構成されている。
トナー搬送経路TTPに沿って多数配列された各搬送電極631は、3本置きに同一の電源回路に接続されている。すなわち、電源回路VAに接続された搬送電極631,電源回路VBに接続された搬送電極631,電源回路VCに接続された搬送電極631,電源回路VDに接続された搬送電極631,電源回路VAに接続された搬送電極631,電源回路VBに接続された搬送電極631,電源回路VCに接続された搬送電極631・・・が、トナー搬送経路TTPに沿って順に配列されている(なお、これらの電源回路VAないしVDは、図2における搬送電源回路64や回収電源回路65の構成要素である。)。
ここで、図4は、図3に示されている各電源回路VAないしVDの出力波形の一例を示すグラフである。本実施形態においては、図4に示されているように、各電源回路VAないしVDは、ほぼ同一波形の交流電圧である駆動電圧を出力し得るように構成されている。また、各電源回路VAないしVDが発生する電圧の波形における位相が、90°ずつ異なるように、各電源回路VAないしVDが構成されている。すなわち、電源回路VAから電源回路VDに向かう順に、電圧の位相が90°ずつ遅れるようになっている。
このように、トナー供給装置6(図2参照)は、複数の搬送電極631への多相(本実施形態においては4相)交流電圧の印加に伴って発生する電界により、トナー搬送面TTS上にて、トナーTを、トナー搬送経路TTPに沿って、トナー搬送方向TTDに搬送するように構成されている。
複数の搬送電極631は、搬送電極支持フィルム632の表面上に形成されている。搬送電極支持フィルム632は、可撓性のフィルムであって、ポリイミド樹脂等の絶縁性の合成樹脂から構成されている。搬送電極コーティング層633は、絶縁性の合成樹脂から構成されている。この搬送電極コーティング層633は、搬送電極支持フィルム632における搬送電極631が設けられている表面、及び搬送電極631を覆うように設けられている。搬送電極コーティング層633の上には、搬送電極オーバーコーティング層634が設けられている。すなわち、上述の搬送電極コーティング層633は、搬送電極オーバーコーティング層634と搬送電極631との間に形成されている。
<レーザープリンタの動作説明>
以下、上述のように構成されたレーザープリンタ1による動作の概要を、実施形態の構成による作用・効果とともに、図面を適宜参照しつつ説明する。
まず図1を参照すると、図示しない前記給紙トレイ上に積載された用紙Pの先端が、レジストローラ21まで送られる。このレジストローラ21にて、用紙Pの斜行が補正されるとともに、搬送タイミングが調整される。その後、用紙Pは、転写位置TPまで給送される。上述のように用紙Pが転写位置TPに向けて搬送されている間に、感光体ドラム3の周面である静電潜像担持面LS上に、以下のようにしてトナーTによる像が担持される。
感光体ドラム3の静電潜像担持面LSは、まず、帯電器4によって、正極性に一様に帯電される。帯電器4によって帯電された静電潜像担持面LSは、感光体ドラム3の回転により、スキャン位置SPまで、前記主走査方向と直交する方向に移動する。
画像情報に基づいて変調されたレーザービームLBが、スキャン位置SPにて、前記主走査方向に沿って走査されつつ、静電潜像担持面LSに照射される。このレーザービームLBの変調状態に応じて、静電潜像担持面LS上の正電荷が消失する部分が生じる。これにより、静電潜像担持面LS上に、正電荷のパターン(画像状分布)による静電潜像が形成される。静電潜像担持面LSに形成された静電潜像は、感光体ドラム3の回転により、トナー供給装置6と対向する現像位置DPに向かって移動する。
図5は、図3に示されている搬送基板63(底部搬送基板63a)上にて進行波電界により搬送中のトナーTの挙動の計算機シミュレーションの結果を示す図である。この計算機シミュレーションは、個別要素法を用いて、以下の条件の下で行った(x,y,z方向は図2等参照)。なお、計算の簡略化のため、搬送電極631の厚さは0とし、搬送電極コーティング層633及び搬送電極オーバーコーティング層634は厚さ25μmで比誘電率2.5と仮定して、計算を行った。
計算空間範囲:x方向0.8mm,y方向2.0mm,z方向0.03mm
計算時間:0.04秒
搬送電極631のx方向の幅:0.1mm
隣り合う搬送電極631間のx方向の隙間:0.1mm
印加電圧:+300V/−300V(矩形波)
トナーTについて
粒子数:2000個
粒子径:10μm(球形)
1粒子あたりの電荷:平均2fC(標準偏差4fCの正規分布)
密度:1.3g/cm
図2及び図3を参照すると、正帯電したトナーTは、搬送電極631に対する印加電圧によって発生する電界により、底部搬送基板63aにおけるトナー搬送面TTS上にて、トナー搬送方向TTDに搬送される。このとき、図5(I)に示されているように、トナーTは、搬送基板63(底部搬送基板63a)に近接する下層部と、その上方の表層部と、の二層に分かれるような挙動を示す。
ここで、図5(I)における下層部のトナーTが局地的に不足する場合を想定する。図5(II)には、極端な例として、下層部のトナーTが全くない状態が示されている。この図5(II)における状態から、時間を進めると、図5(III)に示されているように、表層部のトナーTの一部が、下層部におけるトナーTの不足状態を解消するように、下層部に移動する。このように、下層部と表層部との間で、トナーTの量を調整する機能を推認させる結果が確認された。
そこで、本実施形態においては、底部搬送基板63aを搬送中のトナーTにおける表層部の方が下層部よりもトナー搬送方向TTDの移動速度が高くなるように、トナー搬送面TTSに沿って、トナー搬送方向TTDの気流を発生させる(図2における白抜き矢印参照)。すると、下層部を表層部が追い越す(下層部と表層部との相対移動が生じる)ようになる。このため、トナーTの量が充分な表層部が、下層部におけるトナー量の不足な部分と次々に対向するようになる。これにより、下層部におけるトナー量の不足な部分にて、トナー量の充分な上層部により、トナーTの量が良好に補填(補充)される。そして、下層部におけるトナー搬送方向TTDのトナーTの量が、可及的に均一化される。
このようにして、トナー搬送方向TTDのトナーTの量が均一化された下層部と、その上側の表層部とが、底部搬送基板63aにおける側断面視にて円弧状の部分から、上方搬送基板63bに、スムーズに受け渡される。上方搬送基板63bは、その下端部にて底部搬送基板63aから受け渡されたトナーTを、垂直上方に搬送する。
ここで、底部搬送基板63aから上方搬送基板63bに受け渡されたトナーTのうち、正帯電量の低い(弱帯電、無帯電、及び負帯電のものを比較的多く含む)表層部は、重力の作用、及び遮蔽板67によって、トナー搬送経路TTPから離脱させられ、その後下方に落下する。これにより、底部搬送基板63aから上方搬送基板63bに受け渡されたトナーTのうち、正帯電量の高い(すなわち静電潜像の現像に適した帯電量のものを多く含む)下層部が、遮蔽板67における端部67aと上方搬送基板63bにおけるトナー搬送面TTSとの間のギャップを通過して、現像位置DPに向けて搬送される。
上述のギャップを通過したトナーTは、一旦現像ローラ62に担持された後、現像位置DPに供給される。この現像位置DPの近傍にて、静電潜像担持面LSに形成された静電潜像が、トナーTによって現像される。すなわち、静電潜像担持面LS上の、静電潜像における正電荷が消失した部分に、トナーTが付着する。これにより、トナーTによる画像(以下、「トナー像」と称する。)が、静電潜像担持面LS上に担持される。
現像位置DPを通過した(現像位置DPにて消費されなかった)トナー担持面62a上のトナーTは、回収バイアスの作用で、下方搬送基板63c側に移行する。すなわち、かかるトナーTは、下方搬送基板63cによってトナー担持面62aから回収される。下方搬送基板63cによってトナー担持面62aから回収されたトナーTは、進行波電界により、下方に搬送される。
下方搬送基板63cの下端部までトナーTが垂直下方に搬送されると、かかるトナーTは、トナー投入状態制御手段68に達する。ここで、トナー投入状態制御手段68は、トナー補充用開口部60fとトナー送出用開口部61cとが連通する位置(図2参照)にて、本体ケーシング60とトナー収容カートリッジ61との間でのトナーTの出し入れを調整する。この調整は、具体的には、各搬送電極631(図3参照)に対して印加される上述のような駆動電圧(図4参照)と同様の多相交流電圧を第一投入状態制御基板68b及び第二投入状態制御基板68cに対して印加することによって行われる。すなわち、第一投入状態制御基板68b及び第二投入状態制御基板68cに対する多相交流電圧の印加状態(図4と同一あるいは逆の位相関係)に応じて、本体ケーシング60とトナー収容カートリッジ61との間でのトナーTの出し入れが行われる。
図1を参照すると、上述のようにして感光体ドラム3の静電潜像担持面LS上に担持されたトナー像は、当該静電潜像担持面LSが回転することにより、転写位置TPに向けて搬送される。そして、この転写位置TPにて、トナー像が、静電潜像担持面LSから用紙P上に転写される。
<変形例の例示列挙>
なお、上述の実施形態は、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の代表的な実施形態を、単に例示したものにすぎない。よって、本発明はもとより上述の実施形態に何ら限定されるものではない。したがって、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、上述の実施形態に対して種々の変形が施され得ることは、当然である。
以下、代表的な変形例について、幾つか例示する。以下の変形例の説明において、上述の実施形態にて説明されているものと同様の構成及び機能を有する部材に対しては、上述の実施形態と同様の符号が用いられ得るものとする。そして、かかる部材の説明については、技術的に矛盾しない範囲内において、上述の実施形態における説明が援用され得るものとする。
本発明の適用対象は、単色のレーザープリンタに限定されない。例えば、本発明は、カラーのレーザープリンタや、単色及びカラーの複写機等の、いわゆる電子写真方式の画像形成装置に対して、好適に適用され得る。このとき、感光体の形状は、上述の実施形態のようなドラム状でなくてもよい。例えば、平板状や無端ベルト状等であってもよい。また、露光光源としては、レーザースキャナ以外のもの(LED、EL(エレクトロルミネッセンス)素子、蛍光体、等)が好適に用いられ得る。あるいは、本発明は、上述の電子写真方式以外の方式(例えば、感光体を用いないトナージェット方式、イオンフロー方式、マルチスタイラス電極方式、等)の画像形成装置に対しても、好適に適用され得る。
感光体ドラム3と現像ローラ62とは、接触していてもよい。
搬送基板63の配置や構成も、上述の実施形態のものに限定されない。例えば、上方搬送基板63bは、図2に示されているように、鉛直方向と平行に配置されることでトナーTを鉛直上方に搬送するものであってもよいし、鉛直方向に対して交差するように配置されることで鉛直上方と交差する方向にトナーTを搬送するものであってもよい(下方搬送基板63cについても同様である)。また、搬送電極オーバーコーティング層634は省略され得る。あるいは、搬送電極631が搬送電極支持フィルム632内に埋め込まれることで、搬送電極コーティング層633及び搬送電極オーバーコーティング層634の双方が省略され得る。第一投入状態制御基板68b及び第二投入状態制御基板68cについても同様である。
遮蔽板67は、省略され得る。トナー投入状態制御手段68は、回転可能なローラ部材であってもよい。
その他、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素は、上述の実施形態や変形例にて開示されている具体的構造の他、当該作用・機能を実現可能ないかなる構造をも含む。さらに、本明細書にて引用した各公報の内容(明細書及び図面を含む)は、本明細書の一部を構成するものとして援用され得る。
1 … レーザープリンタ
2 … 用紙搬送機構
3 … 感光体ドラム
4 … 帯電器
5 … スキャナーユニット
6 … トナー供給装置
60 … 本体ケーシング
61 … トナー収容カートリッジ
62 … 現像ローラ
63 … 搬送基板
63a … 底部搬送基板
63b … 上方搬送基板
63c … 下方搬送基板
631 … 搬送電極
64 … 搬送電源回路
65 … 回収電源回路
66 … 現像バイアス電源回路
67 … 遮蔽板
68 … トナー投入状態制御手段
69 … エアダクト
69a … エア噴出用開口部
T … トナー
TTD … トナー搬送方向
TTP … トナー搬送経路
TTS … トナー搬送面
特開昭60−115962号公報 特開平11−84862号公報 特開2001−209246号公報 特開2002−287495号公報 特開2003−295615号公報

Claims (2)

  1. 主走査方向に沿った長手方向を有していて前記主走査方向と交差する現像剤搬送経路に沿って配列された複数の搬送電極への多相交流電圧の印加に伴って発生する電界により、前記現像剤搬送経路と平行な現像剤搬送方向に、帯電した粉末状の現像剤を搬送するように構成された、現像剤電界搬送装置において、
    前記現像剤搬送経路に面する表面である現像剤搬送面に沿って、複数の前記搬送電極を支持するように構成された、現像剤搬送体と、
    前記現像剤搬送面上にて搬送中の前記現像剤における表層部の方が当該現像剤搬送面と近接する下層部よりも前記現像剤搬送方向の移動速度が高くなるように、前記現像剤搬送面に沿って、前記現像剤搬送方向の気流を発生させるように構成された、気流発生手段と、
    を備えたことを特徴とする、現像剤電界搬送装置。
  2. 請求項1に記載の、現像剤電界搬送装置であって、
    前記気流発生手段は、
    前記主走査方向に沿って設けられた開口部から空気を噴出するように構成されたエアダクトであることを特徴とする、現像剤電界搬送装置。
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