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JP2011041349A - 負荷回路の制御装置 - Google Patents

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JP2011041349A
JP2011041349A JP2009183787A JP2009183787A JP2011041349A JP 2011041349 A JP2011041349 A JP 2011041349A JP 2009183787 A JP2009183787 A JP 2009183787A JP 2009183787 A JP2009183787 A JP 2009183787A JP 2011041349 A JP2011041349 A JP 2011041349A
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Hiroo Yabe
弘男 矢部
淳 ▲高▼橋
Atsushi Takahashi
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Yazaki Corp
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Abstract

【課題】クランプ電圧を容易に調整することが可能な負荷回路の制御装置を提供する。
【解決手段】直流電源VBに対して直列に接続された重畳電源VPを備え、駆動信号が供給された際に、この重畳電源VPから電子スイッチとして用いられるMOSFET(M1)のゲートに電流を供給してゲート電圧を上昇させ、該MOSFET(M1)をオンとする駆動回路13と、MOSFET(M1)のソース電圧VSと連動して変化すると共に、該ソース電圧VSよりも所定電圧高くなるように設定された変動電圧V2を生成し、MOSFET(M1)のゲート電圧VGが変動電圧(V2)を超えた場合に、重畳電源VPより出力される電流の一部を引き抜いて、ゲート電圧VGを所定電圧にクランプするクランプ回路14を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、負荷回路の駆動を制御する制御装置に係り、特に、過電流が発生した場合に負荷回路全体を保護する技術に関する。
例えば、車両に搭載される各種ランプ、モータ等の負荷を駆動するための負荷回路は、車両に搭載されるバッテリ(直流電源)と負荷との間に設けられるMOSFET(電界効果トランジスタ)を備えており、該MOSFETのオン、オフを切り換えることにより、負荷の駆動、停止を制御する。
このような負荷回路では、回路の故障、動作不良、或いは短絡事故等に起因して過電流が流れる場合があり、負荷回路を過電流から保護するために、過電流保護回路が設けられ、従来より例えば、特開2005−323489号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。
特許文献1では、MOSFETのゲートとソースとの間にツェナーダイオードを設け、過電流の発生に起因してソース電圧が低下し、所定値を下回った場合に、該ツェナーダイオードを用いてゲート・ソース間の電圧を一定電圧にクランプすることにより、MOSFETに流れる電流を制限し、過電流による発熱を回避することが記載されている。
特開2005−323489号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例は、ツェナーダイオードを用いて、MOSFETのゲート・ソース間電圧をクランプしており、一般的に入手可能なツェナーダイオードは、所望するクランプ電圧に設定することが難しい。即ち、ツェナーダイオードのツェナー電圧は予め決められた値となり、所望の電圧値に微調整することができない。従って、何とかクランプ電圧をきめ細かく調整したいという要望が高まりつつあった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、クランプ電圧を容易に調整することが可能な負荷回路の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、直流電源と負荷との間に設けられた電界効果トランジスタのオン、オフを切り換えて、前記負荷の駆動、停止を制御する負荷回路の制御装置において、前記直流電源に対して直列に接続された重畳電源を備え、駆動信号が供給された際に、前記重畳電源から前記電界効果トランジスタのゲートに電流を供給してゲート電圧を上昇させ、前記電界効果トランジスタをオンとする駆動手段と、前記電界効果トランジスタのソース電圧と連動して変化すると共に該ソース電圧よりも所定電圧高くなるように設定された変動電圧(V2)を生成し、前記ゲート電圧が前記変動電圧(V2)を超えた場合に、前記重畳電源より出力される電流の一部を引き抜いて、前記ゲート電圧を所定電圧にクランプするクランプ手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、通常負荷電流が流れているときの前記ソース電圧よりも低く設定した基準電圧(V1,V5)を生成し、前記ソース電圧が前記基準電圧を超えた場合に、前記クランプ手段によるクランプ機能を無効とするクランプ動作制御手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記クランプ動作制御手段は、前記直流電源とグランドとの間に介置された第1抵抗(R3)と第3電流源(CC3)との直列接続回路を備え、前記直流電源から(CC3*R3)で示される電圧だけ降下した電圧を、前記基準電圧(V1)とすることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記クランプ動作制御手段は、前記直流電源とグランドとの間に介置された第2抵抗(R3)と第3抵抗(R8)との直列接続回路を備え、前記直流電源より出力される電圧を前記第1抵抗と第2抵抗で分圧した電圧を前記基準電圧(V5)とすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記駆動手段は、前記駆動信号が供給された際に一定電流を流す第1電流源(CC1)と、2つの電流経路を有しこのうち一方の電流経路が前記第1電流源に接続され、他方の電流経路が前記電界効果トランジスタのゲートに接続されたカレントミラー回路と、を備え、前記駆動信号が供給された際に、前記第1電流(CC1)と同一となる電流を、前記重畳電源から前記電界効果トランジスタのゲートに供給することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記クランプ手段は、前記重畳電源または前記直流電源のいずれか一方と、前記電界効果トランジスタのソースと、の間に介置された第2電流源(CC2)、及び第4抵抗(R2)を有し、前記第2電流源により、前記第4抵抗(R2)に一定電流を流すことにより、前記第1抵抗の一端に前記ソース電圧に対して所定電圧高くなるように変化する前記変動電圧(V2)を発生させ、更に、前記変動電圧と前記ゲート電圧の差分に応じた信号を出力する増幅手段(AMP1)と、前記増幅手段の出力信号に応じて通電電流が制御され、前記ゲートに供給される電流から所定量の電流を引き抜く第1スイッチ(M6)と、を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記電界効果トランジスタの周囲温度が予め設定した所定温度に達した場合に、該電界効果トランジスタを遮断して、前記負荷回路を過熱から保護する過熱保護手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、前記過熱保護手段は、前記電界効果トランジスタの周囲に設置したダイオードと、該ダイオードに一定電流を流す第4電流源(CC4)と、前記ダイオードに生じる電圧と参照電圧(V4)を比較する第1比較手段(CMP2)と、前記ダイオードに生じる電圧が前記参照電圧V4を下回った場合にラッチ信号を出力するラッチ回路と、前記ラッチ信号が出力された際に、前記駆動信号の出力点をグランドに接続する第2スイッチ(M8)と、を備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、前記電界効果トランジスタのオン時に、該電界効果トランジスタから前記直流電源に向かう逆起電力を検出する逆起電力検出手段を更に備え、前記逆起電力検出手段にて、逆起電力の発生が検出された場合には、前記クランプ動作制御手段の出力信号に関わらず、前記クランプ手段によるクランプ機能を有効にすることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、前記逆起電力検出手段は、前記電界効果トランジスタのドレインと前記直流電源との接続点を点p1とした場合に、所定の時定数が設定され、通常時には点p1の電圧よりも若干低く設定された電圧を出力する時定数回路と、点p1の電圧と、前記時定数回路の出力電圧とを比較する第2比較手段(CMP3)と、を備え、点p1の電圧が前記時定数回路の出力電圧を下回った場合に、逆起電力が発生したものと判断することを特徴とする。
請求項1の発明では、電界効果トランジスタのソース電圧(VS)よりも所定電圧高くなるように設定された変動電圧(V2)が生成され、電界効果トランジスタのゲート電圧(VG)が変動電圧(V2)を上回った場合に、該ゲート電圧(VG)を所定電圧にクランプする。従って、電界効果トランジスタに流れる電流を抑制することができる。即ち、負荷回路に過電流が流れて電界効果トランジスタのドレイン・ソース間電圧が上昇し、相対的にソース電圧(VS)が低下すると、これに伴って変動電圧(V2)が低下するので、VG>V2となり、ゲート電圧(VG)が所定電圧にクランプされる。従って、負荷にショート異常等が発生して過電流が流れた場合であっても、電流値を抑制することができ、負荷回路を過熱から保護することができる。
また、クランプ手段は、電界効果トランジスタのゲートに供給される電流の一部を引き抜くことによりゲート電圧(VG)をクランプするので、この引き抜く電流値を適宜設定することにより、容易にクランプ電圧を所望する値に設定することができる。このため、従来のように、ツェナーダイオードを用いてクランプする場合と比較して、きめ細かいクランプ電圧の設定が可能となる。
請求項2の発明では、クランプ手段を有効に動作させるか否かを制御するクランプ動作制御手段を備え、電界効果トランジスタのソース電圧(VS)が基準電圧(V1)を上回った場合に、クランプ手段によるクランプ動作を無効とする。換言すれば、ソース電圧(VS)が基準電圧(V1)を下回っている場合にのみクランプ手段が有効となるので、過電流発生時以外のときにクランプ手段が作動することを防止できる。
請求項3の発明では、第1抵抗(R3)に第3電流源(CC3)の電流を流すことにより、基準電圧(V1)を発生させるようにしているので、第3電流源の電流値を適宜調整することにより、容易に基準電圧(V1)を所望の値に設定することができる。
請求項4の発明では、第2抵抗(R3)と第3抵抗(R8)で直流電源より出力される電圧を分圧して、基準電圧(V5)を生成するので、直流電源の出力電圧が変動した場合には、この変動に対応して基準電圧(V5)の大きさを変化させることができ、直流電源の出力電圧に応じた適切な基準電圧(V5)を生成することができる。これは、例えば、車両に搭載されるバッテリのように、時々刻々と出力電圧が変動する場合に極めて有効である。
請求項5の発明では、電界効果トランジスタのゲートに供給する電流を、第1電流源(CC1)、及びカレントミラー回路を用いて生成するので、電流値の精度を向上させることができ、クランプ電圧を高精度に設定することができる。
請求項6の発明では、第4抵抗(R2)に第2電流源(CC2)の電流を流すことにより、電界効果トランジスタのソース電圧(VS)よりも所定電圧高い変動電圧(V2)を生成するので、変動電圧(V2)を所望する値に高精度に設定することができる。更に、クランプ手段が作動する場合には、増幅手段(AMP1)を用いて、ゲート電圧(VG)と変動電圧(V2)の差分に応じた信号を出力し、更に、第1スイッチ(M6)を用いて電界効果トランジスタのゲートに供給される電流を引き抜くので、引き抜く電流値を高精度に設定することができ、ひいてはクランプ電圧の精度を向上させることができる。
請求項7の発明では、過熱保護手段が設けられ、該過熱保護手段により電界効果トランジスタの周囲温度が所定温度に達したことが検出された場合に、電界効果トランジスタを遮断するので、負荷回路を過熱から保護することができる。例えば、負荷にショート異常が発生し、クランプ手段により負荷電流が制限されている状態が長時間継続された場合には、ジュール熱の発生により電界効果トランジスタの周囲温度が上昇する。このような場合には、電界効果トランジスタをオフとして負荷の駆動を停止させ、回路全体を確実に過熱から保護することができる。
請求項8の発明では、電界効果トランジスタの周囲にダイオードを設置し、周囲温度が上昇した場合には、ダイオードの抵抗値が低下することを利用して、周囲温度が上昇したことを検出する。即ち、第4電流源(CC4)より出力される電流をダイオードに流し、該ダイオードに生じる電圧が予め設定した参照電圧を下回った場合に、電界効果トランジスタの周囲温度が所定温度に達したことを検知する。この場合、第4電流源(CC4)の電流値を適宜変更することにより、過熱を判断するための所定温度をきめ細かく設定でき、高精度な過熱遮断が可能となる。
更に、周囲温度が所定温度に達した場合には、ラッチ回路からラッチ信号が出力され、該ラッチ信号により電界効果トランジスタがオフとされるので、ラッチ回路がリセットされるまで負荷回路の駆動を停止させることができ、不用意な駆動によるトラブルの発生を防止することができる。
請求項9の発明では、電界効果トランジスタのドレインから直流電源に向かう逆起電力が一定レベルに達した場合に、逆起電力検出手段により逆起電力が発生したものと判断される。そして、クランプ回路を有効に作動させる。従って、負荷回路のデッドショートが発生した場合には、クランプ動作制御手段の出力に関係なく、電界効果トランジスタのゲート電圧をクランプし、負荷電流を制限する。その結果、デッドショートが発生した場合においても、負荷回路を確実に過熱から保護することができる。
請求項10の発明では、時定数回路、及び第2比較手段(CMP3)を用いて、逆起電力の発生を検出する構成としている。即ち、逆起電力の発生により点p1の電圧が急激に低下した場合には、点p1の電圧は速い追随速度で変化し、時定数回路の出力電圧は遅い追随速度で変化するので、第2比較手段(CMP3)の出力信号が反転する。そして、この反転を検出してデッドショートの発生を検出するので、デッドショートの発生を高精度に検出することができる。
本発明の第1実施形態に係る負荷回路、及び制御装置の構成を示す回路図である。 本発明の第1実施形態に係る負荷回路の制御装置で用いられる各信号の変化を示すタイミングチャートである。 本発明の第1実施形態に係る負荷回路の制御装置の、MOSFET(M1)の動作点を示す説明図であり、通常時からショート異常が発生した場合への変化を示している。 本発明の第1実施形態に係る負荷回路の制御装置の、MOSFET(M1)の動作点を示す説明図であり、初期的にショート異常が発生している場合を示している。 本発明の第2実施形態に係る負荷回路、及び制御装置の構成を示す回路図である。 本発明の第3実施形態に係る負荷回路、及び制御装置の構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る負荷回路、及び該負荷回路に接続された制御装置の構成を示す回路図である。
図1に示すように、直流電源VBと負荷11の間には、電子スイッチとして用いられるN型のMOSFET(電界効果トランジスタ)M1が設けられており、該MOSFET(M1)オン、オフを切り換えることにより、例えば、ランプ、モータ等の負荷11の駆動、停止を制御する。
また、MOSFET(M1)を駆動制御するための制御装置12が設けられ、該制御装置12によりMOSFET(M1)のオン、オフが切り換えられ、更に、負荷回路に流れる電流ILが過電流となった場合に、即時にMOSFET(M1)を遮断して負荷回路を保護する。
なお、以下では符号VBは直流電源自体を示す場合、及びその出力電圧を示す場合の双方に用いる。同様に後述するVP、V4は電源自体を示す場合、及びその出力電圧を示す場合の双方に用いる。加えて、後述する電流源CC1〜CC4は、電流源自体を示す場合、及びその電流値を示す場合の双方に用いる。
図1に示す制御装置12は、MOSFET(M1)のオン、オフを切り換える駆動回路(駆動手段)13と、MOSFET(M1)のゲート・ソース間電圧をクランプするクランプ回路(クランプ手段)14と、該クランプ回路14を有効に動作させるか否かを切り換えるクランプ動作制御回路15(符号15′に示すトランジスタM7を含む;クランプ動作制御手段)と、MOSFET(M1)の温度が所定値に達した場合に、該MOSFET(M1)を遮断してMOSFET(M1)を過熱から保護する過熱保護回路(過熱保護手段)16と、を備えている。
駆動回路13は、例えばMOSFET等のトランジスタM2(N型)、M3(P型)、M4(P型)、M5(N型)と、重畳電源VPと、電流源CC1(第1電流源)と、抵抗R1、及びインバータINVを備えている。
重畳電源VPのマイナス極は、直流電源VBの出力端子である点p1に接続され、重畳電源VPのプラス極である点p2は、3系統に分岐され、1つ目の分岐線はトランジスタM3の一端に接続され、2つ目の分岐線はトランジスタM4の一端に接続され、3つ目の分岐線は後述する電流源CC2(第2電流源)に接続されている。
トランジスタM3の他端は、抵抗R1及びトランジスタM2を介してグランドに接続され、且つ、MOSFET(M1)のゲートに接続されている。トランジスタM4の他端は電流源CC1、及びトランジスタM5を介してグランドに接続されている。また、トランジスタM3とM4のゲートは互いに接続され、この接続点はトランジスタM4の他端に接続されている。従って、トランジスタM3とM4はカレントミラーを構成する。
また、トランジスタM5のゲートは抵抗R5を介して駆動信号の入力端に接続されている。更に、トランジスタM2のゲートはインバータINV、及び抵抗R5を介して駆動信号の入力端に接続されている。従って、駆動信号がHレベルとなった場合には、トランジスタM5がオン、M2がオフとなり、駆動信号がLレベルとなった場合には、トランジスタM5がオフ、M2がオンとなる。
クランプ回路14は、電流源CC2と、抵抗R2と、アンプAMP1(増幅手段)、及びトランジスタM6(N型;第1スイッチ)を備えている。電流源CC2の一端は点p2に接続され、他端(点p4)はアンプAMP1のマイナス側入力端子(反転側入力端子)に接続されている。更に、この点p4は、抵抗R2を介してMOSFET(M1)のソース(点p3)に接続されている。
アンプAMP1のプラス側入力端子(非反転側入力端子)はMOSFET(M1)のゲートに接続されて、出力端子はトランジスタM6のゲート、及び後述するトランジスタM7(N型)の一端に接続されている。トランジスタM6の一端は、MOSFET(M1)のゲートに接続され、他端はグランドに接続されている。
従って、後述するように、クランプ回路14は、点p4の電圧V2(変動電圧)がMOSFET(M1)のゲート電圧VGを下回った場合に、トランジスタM6をオンとして、MOSFET(M1)のゲートに流れ込む電流を引き抜いて、ゲート電圧VGを電圧V2にクランプする機能を備える。
クランプ動作制御回路15、15’は、直流電源VBに接続された抵抗R3(第1抵抗)と電流源CC3(第3電流源)の直列接続回路と、比較器CMP1と、抵抗R4、及びトランジスタM7(N型)を備えている。
比較器CMP1のマイナス側入力端子は、抵抗R3と電流源CC3との接続点(電圧V1)に接続され、プラス側入力端子は、抵抗R4を介してMOSFET(M1)のソース(点p3)に接続されている。電圧V1(基準電圧)は、直流電源VBよりも「R3*CC1」で示される電圧分だけ低い一定の電圧となる。
そして、点p3の電圧(ソース電圧VS)が電圧V1を上回った場合には、比較器CMP1の出力信号DSTはHレベルとなり、電圧VSが電圧V1を下回った場合には、出力信号DSTはLレベルとなる。また、出力信号DSTがHレベルのとき、トランジスタM7はオンとなり、アンプAMP1の出力及びトランジスタM6のゲートをグランドに接続する。他方、出力信号DSTがLレベルのとき、トランジスタM7はオフとなり、アンプAMP1の出力信号がトランジスタM6のゲートに供給される。つまり、出力信号DSTがLレベルのときにはクランプ回路14は有効化され、Hレベルのときにはクランプ回路14は無効化される。
過熱保護回路16は、直流電源VBに接続された電流源CC4(第4電流源)と、参照電圧を出力する参照電源V4と、比較器CMP2、及びDフリップフロップ(ラッチ回路)21を備えている。電流源CC4の出力端子(電圧VF)は比較器CMP2のマイナス側入力端子に接続され、且つ、MOSFET(M1)と一体化されているダイオードD1を介してグランドに接続されている。また、比較器CMP2のプラス側入力端子は、参照電源V4を介してグランドに接続されている。
比較器CMP2の出力端子は、Dフリップフロップ21に接続され、該Dフリップフロップ21の出力端子は、トランジスタM8(N型;第2スイッチ)のゲートに接続されている。該トランジスタM8の一端は抵抗R5に接続され、他端はグランドに接続されている。
そして、過熱保護回路16は、通常時には電圧VFは電圧V4(参照電圧)を上回るように設定され、MOSFET(M1)の周囲温度が上昇して所定の上限温度に達し、ダイオードD1の抵抗値が低下した場合に、電圧VFが電圧V4を下回るように設定されている。従って、MOSFET(M1)の周囲温度が上限温度に達した場合には、電圧VFが電圧V4を下回るので、比較器CMP2の出力信号THDがLレベルからHレベルに変化し、Dフリップフロップ21の出力信号をHレベルとする。これにより、トランジスタM8がオンとなって、駆動信号をグランドに落とし、MOSFET(M1)を遮断することができる。
[第1実施形態の動作説明]
次に、図2に示すタイミングチャートを参照して、本実施形態に係る負荷回路の制御装置の動作について説明する。
まず、通常時の動作について説明する。図2(a)に示す時刻t0では、駆動信号がLレベルとされているので、トランジスタM5がオフ、M2がオンとされ、MOSFET(M1)はオフとなる。つまり、負荷11に電流は流れず、該負荷11は駆動しない。この時点で、図2(b)に示すように、点p4の電圧V2は約4V、電圧V1は約11Vとされている。
その後、図2(a)に示す時刻t1で駆動信号をHレベルに切り替えると、トランジスタM5がオン、M2がオフとなる。このため、トランジスタM4に電流源CC1の電流が流れ、トランジスタM4とカレントミラーを構成するトランジスタM3にも同様の電流CC1が流れる。この電流は、MOSFET(M1)のゲートに流れ込むことになり、MOSFET(M1)のゲート電圧VGは徐々に上昇する。
この際、MOSFET(M1)のソース電圧VSは、ほぼ0Vであるから比較器CMP1の出力信号であるDSTはLレベルとなる(図2(c)参照)。従って、トランジスタM7はオフであり、アンプAMP1によるクランプ動作は有効とされる。但し、この時点ではVG<V2であるので、トランジスタM6はオフとなり、アンプAMP1によるクランプ動作は行われない。
時間が経過するに連れて電圧VGが上昇し、MOSFET(M1)の動作閾値電圧Vgsoffを超えると、ソース電圧VSが上昇を開始する(時刻t2)。この際、図2(d)に示すように、負荷電流ILが流れ始める。電圧Vgsoffは1〜2V程度であり、電圧VSは、VS≒VG−Vgsoffの関係を保持しながら上昇するので、VG<V2の状態が継続され、アンプAMP1の出力はLレベルとなり、トランジスタM6はオフ状態が継続される。
その後、電圧VGが更に上昇し、これに伴って電圧VSが上昇し、時刻t3で電圧VSがV1<VSとなると、比較器CMP1の出力信号DSTが反転してHレベルとなる(図2(c)参照)。その後、時刻t4でVG=VB+10となって、MOSFET(M1)が完全にオン状態となる。この時点で、負荷11に流れる電流ILは定常電流となる。
つまり、通常時の動作では、駆動信号のオン時において、MOSFET(M1)のゲートがクランプ回路14によりクランプされることなく、負荷11に定常電流が流れることになる。
次に、時刻t5で負荷11にショート異常が発生した場合の動作について説明する。MOSFET(M1)がオンとされてから暫く時間が経過した時刻t5で負荷11にショート異常が発生すると、図2(d)に示すように、負荷電流ILは急激に増大する。これに伴って、MOSFET(M1)のドレイン・ソース間電圧Vdsが増大し、相対的にソース電圧VSが低下する(図2(b)参照)。
その結果、VS<V1となるので、比較器CMP1の出力信号DSTがHレベルからLレベルに反転し(図2(c)参照)、トランジスタM7がオフとなる。従って、クランプ回路14が有効になる。この際、電圧VGと電圧V2の関係はV2<VGであるから、アンプAMP1より、VG−V2に比例した大きさの信号が出力され、トランジスタM6がオンとなり、MOSFET(M1)のゲートに流れ込む電流の一部をグランドに引き抜く。その結果、ゲート電圧VGが電圧V2にクランプされることになる。換言すれば、MOSFET(M1)のゲート・ソース間電圧VgsがV2(例えば4V)となるまで、ゲート電圧VGが引き下げられる。
電圧Vgsが4Vに引き下げられたことにより、MOSFET(M1)は飽和領域での動作になり、負荷電流ILは一定値に抑えられる(図2(c)参照)。つまり、負荷11にショート異常が発生した場合には、ゲート・ソース間電圧VgsがV2にクランプされて、負荷電流ILが一定値に抑えられるので、図2(d)に示すように、ショート異常の発生による過電流を抑制することができる。
その後、ショート異常が継続されると、MOSFET(M1)の周囲温度が上昇し、これに伴ってダイオードD1の温度が上昇するので、該ダイオードD1の抵抗値が低下し、電圧VFが低下する。そして、電圧VFが電圧V4を下回ると、比較器CMP2の出力信号THDがLレベルからHレベルに反転し、この出力信号THDがDフリップフロップ21に供給されるので、該Dフリップフロップ21よりHレベルの信号が出力され、トランジスタM8をオンとする。その結果、トランジスタM5がオフとなり、MOSFET(M1)のゲートに駆動信号が供給されなくなるので、該MOSFET(M1)がオフとなる。その後、Dフリップフロップ21がリセットされるまで、MOSFET(M1)のオフ状態が維持されることになる。
なお、図2に示すタイミングチャートでは、図2(e)に示すように、過電流の発生に伴って電圧VFが低下するものの、電圧V4を下回ることなく過電流が回避される場合を示している。よって、図2(f)に示すように、出力信号THDがHレベルとならず、Lレベルを維持している。
その後、図2(b)に示す時刻t6でショート異常が回避され、負荷電流ILが通常電流に戻ると、電圧VS、VGは通常状態の電圧に戻ることになる。
こうして、負荷11にショート異常が発生した場合において、負荷電流ILの急激な増加を回避することができ、負荷回路を過電流による発熱から保護することができる。
次に、図3に示す特性図を参照して、ショート異常が発生したときの、MOSFET(M1)の動作点について説明する。図3に示すS1は負荷11が正常なときのVdsとIdとの関係を示す負荷線、S2は負荷11にショート異常が発生しているときの負荷線、S3はVgs=10Vを示す特性線、S4はVgs=4Vを示す特性線、S5はMOSFET(M1)のVds〜Id特性曲線である。
通常動作時には、MOSFET(M1)のゲート・ソース間の電圧Vgsが、Vgs=10Vとされており、負荷電流ILは正常な電流となっている。このため、動作点はS1とS3の交点であるx1となる。その後、負荷11にショート異常が発生すると、負荷線が図中右方向に移動し、MOSFET(M1)のドレイン電流Idは、S2とS3の交点であるx2に向かって上昇する(S5参照)。
そして、ドレイン・ソース間電圧Vdsが、電圧V1を超えると、電圧Vgsが4Vでクランプされるので、曲線S5はS4(Vgs=4V)の方に移り、S2とS4の交点であるx3に向かう。交点x3への移行は正帰還動作となるので、MOSFET(M1)は、x3の動作点で電流が抑えられた状態で安定する。その後、MOSFET(M1)の周囲温度が上昇し、Dフリップフロップ21の出力信号がHレベルとなると、ドレイン電流Idは0Aとなる。
次に、図4を参照して、MOSFET(M1)がオンとされる前の時点で既にショート異常が発生している場合の動作について説明する。MOSFET(M1)がオンとなる前の時点では、Vds=12V(12VはVBの電圧)であるから、クランプ回路14は有効になっている。MOSFET(M1)をオンとすると、ショート異常が発生しているときの負荷線S2に沿ってドレイン電流Idが増加する。しかし、Vgs=4Vでクランプされるので、S2とS4の交点であるx3の動作点でドレイン電流Idが安定する。その後、MOSFET(M1)の周囲温度が上昇し、Dフリップフロップ21の出力信号がHレベルとなると、ドレイン電流Idは同一の経路に沿って減少し、0Aとなる。
このようにして、第1実施形態に係る負荷回路の制御装置では、MOSFET(M1)のソース電圧VSが所定のレベルまで低下した場合に、クランプ回路14を有効化し、且つ、MOSFET(M1)のゲート電圧が電圧V2を上回った場合に、ゲートから電流を引き抜いて、ゲート電圧VGを電圧V2にクランプする。従って、負荷11にショート異常が発生してMOSFET(M1)のドレイン・ソース間電圧Vdsが上昇し(換言すれば、ソース電圧VSが低下し)、負荷回路に過電流が流れた場合であっても、このときの電流値を一定値以下に抑制することができるので、過電流の発生による負荷回路の損傷を防止することができる。
また、ショート異常が継続し、MOSFET(M1)の周囲温度が過熱した場合には、Dフリップフロップ21の動作によりトランジスタM8をオンとして、MOSFET(M1)を遮断することができるので、負荷回路を確実に過熱から保護することができる。
また、電流源CC2の電流値を適宜変更することにより、任意のクランプ電圧を設定できるので、従来のようにツェナーダイオードを使用する場合と比較して、クランプ電圧をきめ細かく設定することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る負荷回路、及び該負荷回路に接続された制御装置12aの構成を示す回路図である。第2実施形態では、前述した第1実施形態と比較した場合の大きな相違点は、クランプ動作制御回路15に抵抗R3(第2抵抗)と抵抗R8(第3抵抗)との直列接続回路が設けられている点である。即ち、第2実施形態では、直流電源VBとグランドとの間に抵抗R3とR8の直列接続回路が設けられ、各抵抗R3とR8の接続点(電圧V5)が、比較器CMP1のマイナス側入力端子に接続されている。その結果、電圧VBを抵抗R3とR8で分圧して得られる電圧V5(基準電圧)が比較器CMP1のマイナス側入力端子に供給されることになる。
また、電流源CC2が直流電源VBに接続されている点、アンプAMP2及びトランジスタM9(N型)が設けられている点、及び電圧VSを分圧するための抵抗R6、R7が設けられている点で、前述した第1実施形態と相違している。
次に、第2実施形態の動作について説明する。図5に示した回路では、MOSFET(M1)のソース電圧VSが抵抗R6とR7により分圧され、分圧して得られた電圧と同一の電圧が電圧V3として生成される。即ち、抵抗R6とR7の接続点p11がアンプAMP2のマイナス側入力端子に接続され、このアンプAMP2の出力端子がトランジスタM9のゲートに接続され、該トランジスタM9の一端が抵抗R2及びアンプAMP2のプラス側入力端子(電圧V3)に接続され、他端がグランドに接続されている。また、アンプAMP2のプラス側入力端子は比較器CMP1のプラス側入力端子に接続されている。
そして、このように構成された第2実施形態に係る制御装置12aでは、前述した第1実施形態と同様の効果を達成できると共に、比較器CMP1のマイナス側入力端子に供給される電圧が、電源電圧VBを抵抗R3とR8で分圧した電圧V5となるので、該電圧V5は電源電圧VBの変動に伴って変動することになる。従って、車両に搭載されるバッテリのように、充電状況により出力電圧が大きく変化するような場合であっても、この変化に応じた電圧V5を生成して、比較器CMP1に供給することができるので、クランプ回路14を有効化するタイミングを適切に設定することができるようになる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図6は、本発明の第3実施形態に係る負荷回路、及び該負荷回路に接続された制御装置12bの構成を示す回路図である。第3実施形態では、前述した第1実施形態と比較して、逆起電力検出回路(逆起電力検出手段)17を設けた点、及びクランプ動作制御回路15bにオア回路OR、及びナンド回路NANDが設けられた点で相違する。以下、詳細に説明する。
逆起電力検出回路17は、比較器CMP3(第2比較手段)と、コンデンサC1、及び抵抗R9、R10、R11を備えている。なお、C1,R9,R10で時定数回路が構成される。そして、MOSFET(M1)のドレインである点p1は、抵抗R9を介して比較器CMP3のマイナス側入力端子に接続されている。更に、点p1は、抵抗R10とR11の直列接続回路を介してグランドに接続され、抵抗R11に対して並列にコンデンサC1が配置され、抵抗R10とR11の接続点が比較器CMP3のプラス側入力端子に接続されている。また、通常時においては、比較器CMP3のマイナス側入力端子に供給される電圧の方が、プラス側入力端子に供給される電圧よりも若干高くなるように設定されている。換言すれば、負荷11が正常に動作している場合には、比較器CMP3の出力信号ELVはLレベルである。
クランプ動作制御回路15bは、比較器CMP1と、抵抗R3と、電流源CC3と、オア回路OR、及びナンド回路NANDを備えている。図1と同様に、抵抗R3と電流源CC3との接続点の電圧がV1とされている。ここで、電圧V1が比較器CMP1のプラス側入力端子に供給されている点、マイナス側入力端子に電圧VSが供給される点で、図1に示した回路と相違している。
比較器CMP1の出力端子は、オア回路ORの一方の入力端子に接続され、他方の入力端子は、CMP3の出力端子に接続されている。また、オア回路ORの出力端子は、ナンド回路NANDの一方の入力端子に接続され、他方の入力端子は駆動信号の供給点である抵抗R5に接続されている。そして、ナンド回路NANDの出力端子は、トランジスタM7(クランプ動作制御回路15b’)のゲートに接続されている。
また、MOSFET(M1)のドレインである点p1と直流電源VBとを接続する配線には、抵抗RW、及びインダクタンスLWが存在する。
次に、第3実施形態に係る制御装置12bの動作について説明する。第3実施形態では、クランプ動作制御回路15bに2つの論理回路(OR、NAND)が設けられているが、基本的な動作は、図1に示した第1実施形態と同様である。即ち、VS<V1の関係が成立している場合には、比較器CMP1の出力信号DSTはHレベル(図1の場合とは逆)となり、オア回路ORの出力信号がHレベルとなり、ナンド回路NANDの2つの入力信号が共にHレベルとなるので、その出力信号がLレベルとなり、クランプ回路14が有効となる。
他方、電圧VSが上昇してVS>V1の関係が成立した場合には、比較器CMP1の出力信号DSTはLレベルとなり、オア回路ORの出力信号がLレベルとなるので、ナンド回路NANDの出力信号がHレベルとなって、クランプ回路14の動作を無効とする。
ここで、負荷回路にデッドショート(負荷11に接続される配線が直接グランドに接続されるような過度のショート異常)が発生した場合には、点p1と直流電源VBを接続する配線に抵抗RW、インダクタンスLWが存在することにより、点p1から直流電源VBに向けて逆起電力が発生する。このため、点p1の電圧が急激に低下する。
これに伴って、比較器CMP3のマイナス側入力端子に供給される電圧が急速に低下する。これに対して、プラス側入力端子に供給される電圧は、抵抗R10、R11とコンデンサC1による時定数が存在することにより急速に低下することができない。従って、比較器CMP3の出力信号ELVがLレベルからHレベルに反転する。
その結果、オア回路ORの出力信号がHレベルとなり、ナンド回路NANDの出力信号がLレベルとなるので、トランジスタM7がオフとなり、クランプ回路14が有効に動作する。つまり、クランプ動作制御回路15bの比較器CMP1の出力に関係なく、クランプ回路14が有効化されることになる。
このため、上述した動作と同様に、MOSFET(M1)のゲート・ソース間電圧Vgsが電圧V2(V2=4V)にクランプされ、負荷11に流れる電流ILが制限されることになる。
このようにして、第3実施形態に係る負荷回路の制御装置では、前述した第1実施形態と同様の効果を達成することができ、これに加えて、負荷回路にデッドショートが発生した場合には、電圧VSが低下するか否かに関係なく(比較器CMP1の出力信号DSTに関係なく)、即時にクランプ回路14を有効に動作させて電圧Vgsをクランプするので、負荷回路を確実に過電流から保護することができる。
以上、本発明の負荷回路の制御装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
本発明は、負荷回路にショート異常が発生した場合に、過電流を抑制する上で極めて有用である。
11 負荷
12 制御装置
13 駆動回路(駆動手段)
14 クランプ回路(クランプ手段)
15 クランプ動作制御回路(クランプ動作制御手段)
16 過熱保護回路(過熱保護手段)
17 逆起電力検出回路(逆起電力検出手段)
21 Dフリップフロップ(ラッチ回路)
INV インバータ
M1 電界効果トランジスタ(MOSFET)
VB 直流電源
VP 重畳電源
V4 参照電源
CC1〜CC4 電流源
AMP1 アンプ(増幅手段)
CMP1〜CMP3 比較器
M2〜M9 トランジスタ
D1 ダイオード

Claims (10)

  1. 直流電源と負荷との間に設けられた電界効果トランジスタのオン、オフを切り換えて、前記負荷の駆動、停止を制御する負荷回路の制御装置において、
    前記直流電源に対して直列に接続された重畳電源を備え、駆動信号が供給された際に、前記重畳電源から前記電界効果トランジスタのゲートに電流を供給してゲート電圧を上昇させ、前記電界効果トランジスタをオンとする駆動手段と、
    前記電界効果トランジスタのソース電圧と連動して変化すると共に該ソース電圧よりも所定電圧高くなるように設定された変動電圧(V2)を生成し、前記ゲート電圧が前記変動電圧(V2)を超えた場合に、前記重畳電源より出力される電流の一部を引き抜いて、前記ゲート電圧を所定電圧にクランプするクランプ手段と、
    を備えたことを特徴とする負荷回路の制御装置。
  2. 通常負荷電流が流れているときの前記ソース電圧よりも低く設定した基準電圧(V1,V5)を生成し、前記ソース電圧が前記基準電圧を超えた場合に、前記クランプ手段によるクランプ機能を無効とするクランプ動作制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の負荷回路の制御装置。
  3. 前記クランプ動作制御手段は、前記直流電源とグランドとの間に介置された第1抵抗(R3)と第3電流源(CC3)との直列接続回路を備え、前記直流電源から(CC3*R3)で示される電圧だけ降下した電圧を、前記基準電圧(V1)とすることを特徴とする請求項2に記載の負荷回路の制御装置。
  4. 前記クランプ動作制御手段は、前記直流電源とグランドとの間に介置された第2抵抗(R3)と第3抵抗(R8)との直列接続回路を備え、前記直流電源より出力される電圧を前記第1抵抗と第2抵抗で分圧した電圧を前記基準電圧(V5)とすることを特徴とする請求項2に記載の負荷回路の制御装置。
  5. 前記駆動手段は、
    前記駆動信号が供給された際に一定電流を流す第1電流源(CC1)と、
    2つの電流経路を有しこのうち一方の電流経路が前記第1電流源に接続され、他方の電流経路が前記電界効果トランジスタのゲートに接続されたカレントミラー回路と、を備え、
    前記駆動信号が供給された際に、前記第1電流(CC1)と同一となる電流を、前記重畳電源から前記電界効果トランジスタのゲートに供給することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の負荷回路の制御装置。
  6. 前記クランプ手段は、
    前記重畳電源または前記直流電源のいずれか一方と、前記電界効果トランジスタのソースと、の間に介置された第2電流源(CC2)、及び第4抵抗(R2)を有し、
    前記第2電流源により、前記第4抵抗(R2)に一定電流を流すことにより、前記第1抵抗の一端に前記ソース電圧に対して所定電圧高くなるように変化する前記変動電圧(V2)を発生させ、
    更に、前記変動電圧と前記ゲート電圧の差分に応じた信号を出力する増幅手段(AMP1)と、
    前記増幅手段の出力信号に応じて通電電流が制御され、前記ゲートに供給される電流から所定量の電流を引き抜く第1スイッチ(M6)と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の負荷回路の制御装置。
  7. 前記電界効果トランジスタの周囲温度が予め設定した所定温度に達した場合に、該電界効果トランジスタを遮断して、前記負荷回路を過熱から保護する過熱保護手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の負荷回路の制御装置。
  8. 前記過熱保護手段は、
    前記電界効果トランジスタの周囲に設置したダイオードと、
    該ダイオードに一定電流を流す第4電流源(CC4)と、
    前記ダイオードに生じる電圧と参照電圧(V4)を比較する第1比較手段(CMP2)と、
    前記ダイオードに生じる電圧が前記参照電圧V4を下回った場合にラッチ信号を出力するラッチ回路と、
    前記ラッチ信号が出力された際に、前記駆動信号の出力点をグランドに接続する第2スイッチ(M8)と、
    を備えたことを特徴とする請求項7に記載の負荷回路の制御装置。
  9. 前記電界効果トランジスタのオン時に、該電界効果トランジスタから前記直流電源に向かう逆起電力を検出する逆起電力検出手段を更に備え、
    前記逆起電力検出手段にて、逆起電力の発生が検出された場合には、前記クランプ動作制御手段の出力信号に関わらず、前記クランプ手段によるクランプ機能を有効にすることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の負荷回路の制御装置。
  10. 前記逆起電力検出手段は、前記電界効果トランジスタのドレインと前記直流電源との接続点を点p1とした場合に、
    所定の時定数が設定され、通常時には点p1の電圧よりも若干低く設定された電圧を出力する時定数回路と、
    点p1の電圧と、前記時定数回路の出力電圧とを比較する第2比較手段(CMP3)と、を備え、
    点p1の電圧が前記時定数回路の出力電圧を下回った場合に、逆起電力が発生したものと判断することを特徴とする請求項9に記載の負荷回路の制御装置。
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