JP2010529470A - 早期段階肝臓癌の検出のための診断試験 - Google Patents
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Abstract
本発明は、哺乳動物における早期段階肝細胞癌または肝細胞癌の等級の変化を検出するための方法およびキットを提供する。診断マーカーは、血清などの体液中に存在する診断炭水化物のプロファイリングおよび同定に基づいている。
Description
技術分野
本発明は、哺乳動物における早期段階肝細胞癌(hepatocellular carcinoma)または肝細胞癌の等級の変化を検出するための方法およびキットを提供する。診断マーカーは、血清などの体液に存在する診断炭水化物のプロファイリングおよび同定に基づいている。
本発明は、哺乳動物における早期段階肝細胞癌(hepatocellular carcinoma)または肝細胞癌の等級の変化を検出するための方法およびキットを提供する。診断マーカーは、血清などの体液に存在する診断炭水化物のプロファイリングおよび同定に基づいている。
発明の背景
肝細胞癌(HCC)または肝臓癌は、最も普通の癌の1つであり、そして世界的に死亡主な原因の1つである(1)。HCCは、最も普通には、肝炎Bウイルス(HBV)または肝炎Cウイルス(HCV)(2,3)による感染の後硬変した肝臓において生じる。実際、肝硬変は、死亡の重要な原因でありそしてHCCの発生のための主要な危険因子であり、そしてHCCの60〜80%は、肝硬変により先行されている(4)。したがって、早期段階HCCについて硬変母集団をスクリーニングすることは、死亡率を減少させることができる。種々のイメージング技術、例えば、超音波検査法、コンピュータ断層撮影法走査および磁気共鳴イメージング(5,6)が、HCCを診断するのに使用される。しかしながら、これらの技術は、良性の肝臓病巣、例えば、異形成結節(dysplastic nodules)および硬変マクロ結節(cirrhotic macronodules)をHCCから区別することができない。長い間、血清腫瘍マーカーは、悪性腫瘍を検出するための有効な方法として使用され(7〜9)、そしてそれらは、HCCの診断における超音波検査およびコンピューター断層撮影法に対する価値ある補足手段であることができる(10−12)。血清AFP(α−フェトプロテイン)は、HCCの診断および追跡のために広く使用される唯一の血清マーカーである(13,14)。最近のメタアナリシスは、AFPの感度(sensitivity)および特異度(specificity)は広く変わることおよびこれらの変動は使用される異なるカットオフレベルの閾値効果(threshold effect)に完全に帰することができないことを示した(15)。他の改良された血清学的マーカーは、単独で使用されようと他のものと一緒に使用されようと、HCCの早期検出のために必要である。最も多くの血清N−結合糖タンパク質は、肝臓およびBリンパ球により合成される。血清トータルN−グリカンの任意の変化は、肝臓またはBリンパ球生理学の変化を反映することができる。糖タンパク質の糖鎖は、多細胞生物における分化した細胞の秩序ある「社会的挙動」を維持するために重要であるので、糖鎖の変化は腫瘍細胞の周囲の組織への浸潤および腫瘍細胞の転移などの異常の分子的基礎に寄与する。N−結合糖鎖の変化は、実際に種々の腫瘍で見出される(6,16−18)。最近まで、診断におけるグリコミクスの使用は、適切な分析技術の欠如により限定されてきたが、少なくとも血清N−グリコームの場合には、これは克服された(19,20)。本発明において、本発明者等は、肝炎Bウイルスにより誘発された硬変を有する患者における肝細胞癌(HCC)の診断用のツールとして血清N−グリカンフィンガープリンティングの使用を評価した。特に本発明者等は、ブランチα(1,3)−フコシル化グリカン(branch alpha(1,3)-fucosylated glycans)が、硬変患者、線維症患者および健康な血液ドナーにおけるよりもHCC患者において多量であるが、これに対してバイセクティングGlcNac(N−アセチルグルコサミン)−コアα(1,6)−フコシル化グリカン(bisecting GlcNac (N-acetylglucosamine)-core alpha (1,6)-fucosylated glycans)は、硬変患者において上昇していることを見出した。これらの2つのグリカン形態の濃度およびその対数比(GlycoHCCTestと新たに命名された)は、肝臓癌の腫瘍段階と関連していた。
肝細胞癌(HCC)または肝臓癌は、最も普通の癌の1つであり、そして世界的に死亡主な原因の1つである(1)。HCCは、最も普通には、肝炎Bウイルス(HBV)または肝炎Cウイルス(HCV)(2,3)による感染の後硬変した肝臓において生じる。実際、肝硬変は、死亡の重要な原因でありそしてHCCの発生のための主要な危険因子であり、そしてHCCの60〜80%は、肝硬変により先行されている(4)。したがって、早期段階HCCについて硬変母集団をスクリーニングすることは、死亡率を減少させることができる。種々のイメージング技術、例えば、超音波検査法、コンピュータ断層撮影法走査および磁気共鳴イメージング(5,6)が、HCCを診断するのに使用される。しかしながら、これらの技術は、良性の肝臓病巣、例えば、異形成結節(dysplastic nodules)および硬変マクロ結節(cirrhotic macronodules)をHCCから区別することができない。長い間、血清腫瘍マーカーは、悪性腫瘍を検出するための有効な方法として使用され(7〜9)、そしてそれらは、HCCの診断における超音波検査およびコンピューター断層撮影法に対する価値ある補足手段であることができる(10−12)。血清AFP(α−フェトプロテイン)は、HCCの診断および追跡のために広く使用される唯一の血清マーカーである(13,14)。最近のメタアナリシスは、AFPの感度(sensitivity)および特異度(specificity)は広く変わることおよびこれらの変動は使用される異なるカットオフレベルの閾値効果(threshold effect)に完全に帰することができないことを示した(15)。他の改良された血清学的マーカーは、単独で使用されようと他のものと一緒に使用されようと、HCCの早期検出のために必要である。最も多くの血清N−結合糖タンパク質は、肝臓およびBリンパ球により合成される。血清トータルN−グリカンの任意の変化は、肝臓またはBリンパ球生理学の変化を反映することができる。糖タンパク質の糖鎖は、多細胞生物における分化した細胞の秩序ある「社会的挙動」を維持するために重要であるので、糖鎖の変化は腫瘍細胞の周囲の組織への浸潤および腫瘍細胞の転移などの異常の分子的基礎に寄与する。N−結合糖鎖の変化は、実際に種々の腫瘍で見出される(6,16−18)。最近まで、診断におけるグリコミクスの使用は、適切な分析技術の欠如により限定されてきたが、少なくとも血清N−グリコームの場合には、これは克服された(19,20)。本発明において、本発明者等は、肝炎Bウイルスにより誘発された硬変を有する患者における肝細胞癌(HCC)の診断用のツールとして血清N−グリカンフィンガープリンティングの使用を評価した。特に本発明者等は、ブランチα(1,3)−フコシル化グリカン(branch alpha(1,3)-fucosylated glycans)が、硬変患者、線維症患者および健康な血液ドナーにおけるよりもHCC患者において多量であるが、これに対してバイセクティングGlcNac(N−アセチルグルコサミン)−コアα(1,6)−フコシル化グリカン(bisecting GlcNac (N-acetylglucosamine)-core alpha (1,6)-fucosylated glycans)は、硬変患者において上昇していることを見出した。これらの2つのグリカン形態の濃度およびその対数比(GlycoHCCTestと新たに命名された)は、肝臓癌の腫瘍段階と関連していた。
α−1,3/6−結合フコース;● α/β−結合マンノース、である。
発明の目的および詳細な説明
肝臓生検は患者に対する有意な不快感および合併症のいくらかの危険を伴う手法であるので、慢性肝臓疾患患者のルーチンな(一般に年一度の)追跡においてそれを導入することは適当ではない。したがって、肝臓疾患の進行をルーチンに評価することができ、そして早期段階肝細胞癌を信頼可能に検出することができるマーカーに対する臨床的要求がある。本発明において、本発明者等は、この要求を満足させそして早期段階肝細胞癌を検出することができる診断を開発した。「早期段階」は、肝細胞癌のT1またはT2段階(材料および方法の節で本明細書においてさらに説明されるとおり)を指す。本発明において、本発明者等は、血清中に存在する糖タンパク質に由来する炭水化物構造間の比を同定し、そしてこれらのパラメーターに由来する定量的パラメーターと研究下の患者の組織学的早期肝細胞癌段階との統計的に適切な相関を同定した。換言すれば、診断炭水化物の量または該炭水化物間の相対的量が、驚くべきことに、肝細胞癌の早期段階と相関していることが本発明において同定された。
肝臓生検は患者に対する有意な不快感および合併症のいくらかの危険を伴う手法であるので、慢性肝臓疾患患者のルーチンな(一般に年一度の)追跡においてそれを導入することは適当ではない。したがって、肝臓疾患の進行をルーチンに評価することができ、そして早期段階肝細胞癌を信頼可能に検出することができるマーカーに対する臨床的要求がある。本発明において、本発明者等は、この要求を満足させそして早期段階肝細胞癌を検出することができる診断を開発した。「早期段階」は、肝細胞癌のT1またはT2段階(材料および方法の節で本明細書においてさらに説明されるとおり)を指す。本発明において、本発明者等は、血清中に存在する糖タンパク質に由来する炭水化物構造間の比を同定し、そしてこれらのパラメーターに由来する定量的パラメーターと研究下の患者の組織学的早期肝細胞癌段階との統計的に適切な相関を同定した。換言すれば、診断炭水化物の量または該炭水化物間の相対的量が、驚くべきことに、肝細胞癌の早期段階と相関していることが本発明において同定された。
第1の態様においては、本発明は、哺乳動物における早期段階肝細胞癌または肝細胞癌の等級の変化を検出する方法であって、a)哺乳動物からの血清または血漿のサンプルを得、b)該サンプルにおいてブランチα(1,3)−フコシル化グリカンとバイセクティングGlcNacコアα(1,6)−フコシル化グリカンとの比を測定し、そしてc)該比を該哺乳動物における早期段階肝細胞癌の存在に帰することを含む方法を提供する。
更なる態様においては、本発明は、哺乳動物における早期段階肝細胞癌または肝細胞癌の等級の変化を検出する方法であって、哺乳動物からの血清または血漿のサンプルを得、該サンプルは血清または血液N−結合糖タンパク質のトータル混合物を表し、b)N−結合炭水化物もしくはそれに由来するフラグメント、または該N−結合炭水化物もしくは該N−結合炭水化物フラグメントの標識された誘導体、または該N−結合炭水化物もしくは該N−結合炭水化物フラグメントの構造により決定される該N−結合炭水化物もしくは該N−結合炭水化物フラグメントの特徴の第1プロフィルを発生させ;該N−結合炭水化物もしくは該N−結合炭水化物フラグメントは血清または血漿サンプル中に存在する血清もしくは血漿タンパク質のトータル混合物から得られ、該第1プロフィルは、該サンプル中の血清もしくは血漿タンパク質のトータル混合物のN−結合炭水化物部分の相違(diversity)および濃度を表わし、c)該第1プロフィルにおいてブランチα(1,3)−フコシル化グリカンとバイセクティングGlcNacコアα(1,6)−フコシル化グリカンの比を測定し、d)工程c)で得られた測定された比を、肝細胞癌のない哺乳動物由来のプロフィルから得られた該同じブランチα(1,3)−フコシル化グリカンとバイセクティングGlcNacコアα(1,6)−フコシル化グリカンの比と比較して肝細胞癌または肝細胞癌の等級の変化を検出し、工程c)で得られたデータを該同じ哺乳動物における該比比較して肝細胞癌または肝細胞癌の等級の変化を検出し、該比は該哺乳動物の血清または血漿タンパク質のトータル混合物のブランチα(1,3)−フコシル化グリカンおよびバイセクティングGlcNacコアα(1,6)−フコシル化グリカンの相違および濃度を表わし、そしてe)工程d)で得られた比較の結果を哺乳動物における肝細胞癌または肝細胞癌の等級の変化を検出することに帰することを含む方法を提供する。
他の態様においては、ブランチα(1,3)−フコシル化グリカンとバイセクティングGlcNacコアα(1,6)−フコシル化バイアンテナリーグリカンとの比は血液タンパク質の単離された血清から計算される(測定される)。「単離された」という用語は、比の計算がサンプル中に存在する血清または血液タンパク質の総量に関して測定されるのではなくて、特定のタンパク質(例えば、肝臓から分泌されることが知られているN−グリコシル化タンパク質)が、血液または血清サンプルから分離(または単離)されることを意味する。タンパク質の単離方法(例えば、抗体捕捉技術)は、当技術分野で周知である。
ブランチα(1,3)−フコシル化グリカンは図1に示されておりそしてピーク9もしくはビーク12またはピーク9および12の組み合わせの使用であることができる。
バイセクティングGlcNacコアα−(1,6)−フコシル化グリカンは、図1に示されておりそしてピーク7もしくはビーク2またはピーク7および2の組み合わせの使用であることができる。
更に他の態様において、本発明は早期段階肝細胞癌または肝細胞癌の等級の変化を検出するための診断アッセイの製作のための、血液または血清中に存在するブランチα(1,3)−フコシル化グリカンおよびバイセクティングGlcNacコアα−(1,6)−フコシル化グリカンの使用を提供する。
更に他の態様においては、本発明は、早期段階肝細胞癌または肝細胞癌の等級の変化を検出するための診断アッセイの製作のための、血液の血清中のα−フェトプロテイン濃度の測定と組み合わせた血液または血清中に存在するブランチα(1,3)−フコシル化グリカンおよびバイセクティングGlcNacコアα(1,6)−フコシル化グリカンの使用を提供する。
「肝臓癌または肝細胞癌を検出するための方法」という表現は、広くは、肝臓癌をスクリーニングするための方法、診断するための方法、肝臓癌の予後を判定する(または監視する)ための方法と理解される。「肝臓癌または肝細胞癌の等級の変化」という表現は、肝臓癌の段階の改善または肝臓癌の段階の安定化または肝臓癌の段階の悪化を意味することができる、時間に対する肝臓癌の進展(evolution)を指す。肝臓癌の等級を検出するための方法は、換言すれば、肝臓癌を有すると前もって診断された患者(または患者母集団)の予後を判定するために使用されうる監視インストルーメントでありそして肝臓癌の治療の同時開発のための助けとしてのバイオマーカーとして使用されうる監視インストルーメントである。「比較の結果を...に帰する」という表現において、得られうる結果の異なる形態を指す。「結果」は、値の増加、値の減少、値の安定性を含むことができる。あるいは、「結果」は、例えば肝臓癌の組織学的に確認された特定の段階を有する患者の群の分析から得られた値の範囲内(例えば、95%信頼区間、標準偏差)に入ることができる。1つの態様では、本明細書に記載の炭水化物の比は、該炭水化物のいかなる単離工程もなしにN−結合糖タンパク質に関して検出され、したがって、サンプルは、そのままで使用することができ、そして炭水化物のいかなる単離工程も含まないが、これに対して、「体液のサンプルから単離される」という表現は、炭水化物がサンプル中に存在する糖コンジュゲートから単離されるということを指す。
特定の態様においては、本発明の方法は、肝臓癌に罹患している哺乳動物に行われる治療の効果を監視するために使用されうる。他の特定の態様においては、本発明の方法は、早期段階肝臓癌を特異的に検出する。「特異的に」という用語は、肝硬変または後期段階肝硬変すらまたは肝臓線維症または更に他の肝臓疾患を含む他の肝臓疾患とは異なって診断されるということを指す。
「グリカン」および「炭水化物」という語は、相互に交換可能である。「糖コンジュゲート」は、炭水化物部分を含有する任意の化合物(例えば、タンパク質または脂質)を意味する。「炭水化物またはそれに由来するフラグメント」という表現は、炭水化物がフラグメント化されて、フラグメント化プロセスの産物のなかでも少なくとも1つのオリゴ糖またはその誘導体を生じることができることを意味する。このフラグメント化プロセスの他の産物は、単糖およびオリゴ糖またはその誘導体を含むことができる。オリゴ糖は、炭水化物であって、その化学的構造が、少なくとも2個の化学的に連結された当技術分野で単糖として知られている単位からなる炭水化物である。前記フラグメント化プロセスは、酵素による処理、化学的処理および物理的処理を含むことができる。例えば、炭水化物は、グリコシダーゼ酵素(例えば、炭水化物からシアル酸残基を除去するためのシアリダーゼ)により処理される(消化される)ことができ、したがって、得られたプロフィルは、炭水化物のフラグメントからなる。
グリコシダーゼ消化は、例えば、炭水化物のより簡単なプロフィルを得るために行うことができる。シアル酸は、炭水化物の穏やかな酸加水分解により化学的方法で除去することもできる。質量分析法による分析法において、「フラグメント」という語は、炭水化物が分析のプロセス(例えば衝突で誘発される解離)において非常にしばしばフラグメント化されことを指し、この場合に、フラグメント化産物は、フラグメント化が起こる前に炭水化物の構造の一部であった1つ以上の単糖の残部に化学的に連結されたオリゴ糖からなるオリゴ糖誘導体を生じさせることもできる。質量分析法フラグメント化プロセスの産物であるこのようなオリゴ糖誘導体の例は、環横断開裂(cross-ring cleavage)産物イオンとして当技術分野で知られている。「該炭水化物の特徴」は、任意の測定可能なパラメーターであって、その性質および/または量が炭水化物の構造により決定される任意の測定可能なパラメーターを指す。このような測定可能なパラメーターの例は、例えば、核磁気共鳴パラメーター、例えば、化学シフト、等核カップリング定数および異核カップリング定数、核オーバーハウザー効果および残留双極子カップリングである。あるいは、このような測定可能なパラメーターは、炭水化物における特異的構造決定基またはその組み合わせを認識するレクチンおよび抗体などの他の分子への該炭水化物の結合する程度であることができる。更に他のこのような測定可能なパラメーターは、グリコシルトランスフェラーゼおよびグリコシダーゼなどのある種の炭水化物を特異的に改変する酵素のための基質として機能する炭水化物の能力の程度であることができる。
N−グリカンは、ペプチドN−グリコシダーゼFまたは当技術分野で知られている他のエンドグリコシダーゼによる酵素的消化により血清または血液混合物中の糖タンパク質から放出されうる。N−グリカンは、当業者に知られている、ヒドラジンが関与する技法を使用して遊離されうる。プロフィルが混合物中の糖コンジュゲートに依然として化学的に結合している炭水化物に関して得られる場合には、1つの態様は、糖脂質の脂質部分を改変するプロテアーゼまたは酵素などの、プロフィルを得る前に糖コンジュゲートの非グリカン部分を改変するための酵素または化学的技法の使用を含む。「炭水化物のプロフィル」という表現は、該炭水化物に関する定性的および/または定量的情報を含む任意の実態(entity)を意味する。例えば、これは、該炭水化物の電気泳動プロフィルまたはクロマトグラフィープロフィルを意味することができる。特定の場合には、プロフィルは、該炭水化物の質量スペクトルである。あるいは、プロフィルは、核磁気共鳴分析により得られる情報であることができる。更に他の例では、プロフィルは、炭水化物へのレクチン結合の定性的または定量的局面を説明する情報であることができる。あるいは、プロフィルは、炭水化物がグリコシルトランスフェラーゼまたはグリコシダーゼなどの特異的酵素に対する基質である程度を説明する情報であることができる。このような情報は、このような酵素反応の副生物、例えば、グリコシルトランスフェラーゼ反応において等モル量の解放された(set free)ヌクレオチドの測定値の読み出しを含むことができる。特定の態様においては、「炭水化物のプロフィルを発生させるまたは炭水化物のプロファイリング」という表現は、グリカン構造が分離され、次いで検出されることを含むこともできる。通常、多数の炭水化物が炭水化物のプロフィルにおいて同定される。通常、炭水化物は、複雑な混合物において存在し、そして有効な検出のために分離が必要である。分離は、電気泳動法およびクロマトグラフィー法を含む方法により行うことができる。検出は、抗体検出、レクチン検出、NMR、質量分析法および蛍光を含む方法により行うことができる。特定の態様においては、グリカンがプロフィル化されうる前に、糖タンパク質からN−グリカンを化学的におよび/または酵素的に除去することが必要である。糖タンパク質からN−グリカンを調製するための方法は、当技術分野で周知である。他の特定の態様においては、分離および検出の前にN−グリカンを誘導体化することが必要である。1つのアプローチにおいては、N−グリカンのプロファィリング(分離および検出を含む)するための本発明の方法は、DNAシーケンサーと組み合わせて行うことができる。しかしながら、この方法は、レーザー誘導蛍光検出器に適合可能なキャピラリー電気泳動システムと一緒に適用されることもできることは当業者には明らかである。このようなシステムは、例えば、PACEシリーズキャビラリー電気泳動システム(Beckman Instruments,Inc., Fullerton, Calif)を含む。本発明は、レーザー誘導蛍光検出器と適合可能な任意の電気泳動システムを使用して適用されることもできる。他の態様においては、質量分析検出法、例えば少なくとも1つの炭水化物またはそれに由来するフラグメントの量の測定のためのMALDI−TOF−MSを使用することができる。質量分析法においては、炭水化物は非常にしばしばフラグメント化され、したがって該方法においては、炭水化物のフラグメントが検出される。
更に他の態様においては、プロファイリングは、マイクロ流体法により行うことができる。マイクロ流体は、急速に成長している分野であり、そしてマイクロチップ工業から借用した技術(ホトリソグラフィーおよび化学的湿式エッチング)により固体媒体(主としてシリカウエーハまたは高純度ガラスプレート)に創られた細穴チャネルを通しての流体移動に基づいている。流体は、毛細管作用または能動的ポンピングによりこれらのチャネルを通って移動することができ、そしてアナライトは、流体で満たされたチャネルを電気泳動により移動することができる(Schmalzing et al(2001) Methods Mol. Biol. 163, 163-173)。更に他の態様においては、炭水化物の分離は、薄層クロマトグラフィー(TLC)、高速液体クロマトグラフィーまたはガスクロマトグラフィーを含む方法によるクロマトグラフィー分離により行うことができる。
「該N−結合炭水化物または該フラグメントの標識された誘導体」という用語は、炭水化物の有効な検出をもたらす作用物質で標識されているN−結合炭水化物を指す。該標識された炭水化物は、誘導体化された炭水化物とも呼ばれる。例として、蛍光性化合物(fluorescing compounds)を炭水化物の標識化のために使用することができる。該蛍光性化合物は、誘導体化された化合物が電気泳動条件下に移動できるように優先的に帯電もされる。発蛍光団標識(fluorophore label)が帯電していない場合には、それは電荷授与種とカップリングさせることができる。該発蛍光団標識は、蛍光による誘導体化された炭水化物の定量的測定も可能とする。蛍光性化合物、例えば、9−アミノピレン−1,4,6−トリスルホン酸(APTS)および8−アミノナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸(ANTS)、は、誘導体化された炭水化物の電気泳動分離のために特に適当である。炭水化物の蛍光標識化のための他の化合物は、2−アミノピリジン(AP)、5−アミノナフタレン−2−スルホネート(ANA)、1−アミノ−4−ナフタレンスルホン酸(ANSA)、1−アミノ−6,8−ジスルホン酸(ANDA)、3−(4−カルボキシベンゾイル)−2−キノリンカルボキサルデヒド(CBQCA)、ルシファーイエロー(Lucifer yellow)、2−アミノアクリドンおよび4−アミノベンゾニトリル(ABN)を含む。
特定の態様においては、蛍光標識された炭水化物の検出に関しては、当技術分野で知られている任意の検出法が適用されうるが、好ましくは、検出は、レーザー、例えばダイオードレーザー、He/Cdレーザーまたはアルゴンイオンレーザーにより行われる。特定の態様においては、電気泳動分離により作成された標識された炭水化物バンドのプロフィルは、電荷結合素子(CCD)カメラに基づくイメージングシステムを使用して可視化される。CCDカメラからの情報は、次いでデジタル形態で記憶されることができ、そして診断炭水化物パターンを個体間と参照標準間で比較するために種々のコンピュータプログラムにより分析されうる。他の特定の態様においては、ゲル分離された診断炭水化物は固定化膜に移行させることができ、即ち、ブロットさせることができ、次いで該診断炭水化物に対して特異的なレクチンまたはモノクローナルもしくはポリクローナル抗体などの種々の診断炭水化物特異的試薬によりプローブされ(probed)うる。特定の態様においては、本発明は、哺乳動物における肝臓繊維症を検出するための方法であって、線維症のある個体および線維症のない個体に由来するサンプル中に異なる量を有する少なくとも1つのグリカン構造および/または糖コンジュゲートを、該少なくとも1つのグリカン構造および/または糖コンジュゲートに特異的に結合するリガンドを使用することにより、測定および検出することを含む方法を提供する。リガンドはレクチンおよび抗体を含む。例えば、体液サンプル中の「バイセクティングGlcNAc」残基(GnT−III産物)を有するN−グリカン構造(またはそれらのコンジュゲート)の増加した量は、Phaseolus vulgarisからのエリスロ凝集性レクチン(erythro-agglutinating lectin)(E−PHA)、アネキシンV(動物レクチン)または、例えば改良された特異性を有するその突然変異体などの、バイセクティングGlcNAcで改変されているグリカン(またはそれらのコンジュゲート)を特異的に認識するレクチン、またはこのようにして改変されたグリカンに対して特異的な抗体により検出されうる。したがって、E−PHAレクチンは、バイセクティングGlcNac α1−6フコシル化グリカン構造(更に実施例においてグリカン(またはピーク)2および7とも名付けられる)を検出するのに使用されうる。あるいは、「バイセクティングGlcNac」残基を有するN−グリカン構造(またはそれらのコンジュゲート)の増加した量は、N−グリカンがバイセクティングGlcNAc残基で置換されていない場合にのみN−グリカン(またはそれらのコンジュゲート)に結合するレクチンへのN−グリカン(またはそれらのコンジュゲート)の結合の減少により検出されうる。このようなレクチンの例は、Canavalia ensiformisからのレクチン(Con A)である。α1−3フコシル化グリカン構造(実施例においてグリカン(またはピーク)9とも命名された)は、Lotus tetragonolobusからのレクチンロータスAおよびAnguilla AnguillaからのレクチンAAAにより検出されうる。あるいは、バイセクティンググリカンおよびα1−3フコシル化グリカンは、(1,3)−フコースに対して特異的な抗体(抗フコース抗体)およびバイセクティングに対して特異的な抗体(抗バイセクティング抗体)で免疫検出されうる。本発明においては、「バイセクティング」および「バイセクティングGlcNac」は、相互に交換可能に使用される。
他の態様においては、炭水化物プロファイリング法は、炭水化物アナライトに結合した標識とは異なる発色団または発蛍光団で標識された1つ以上の内部標準を電気泳動前に補充させることができる。内部標準は、誘導体化された炭水化物の電気泳動移動度を、内部標準混合物中のその成分の移動度と関係づけることにより、誘導体化された炭水化物の電気泳動移動度の正確でかつ再現性のある決定を可能とする。例えば、ローダミン標識されたオリゴヌクレオチド標準Genescan(商標名)500(Applied Biosystems, Foster City, CA, USA)またはローダミン標識された6マー、18マー、30マー、および42マーオリゴヌクレオチドの混合物を、プロファイリングの前に誘導体化されたグリカンに加えることができる。診断標準は、分析用のサンプルの標識化の前に標識されることができるが;しかしながら診断標準は分析のための標準の標識化に付随して優先的に標識化される。更に、標準における診断炭水化物は、好ましくは、分析用サンプル中の診断炭水化物の量との定量的もしくは定性的比較を与えるように好ましくは定量される。
分析用の好ましい体液は、患者から普通に得られる体液であり、特に好ましい体液は血清および血漿を含む。
本発明は、(誘導体化された)クリカンのプロファイリングの前のサンプルの予備処理なしに行うことができるけれども、特定の態様においては、分析用のサンプルは、診断炭水化物の分離および定量の前にプロセシングを必要とすることがある。使用されるサンプルプロセシングの正確な方法は、サンプル流体の選択および診断炭水化物のアイデンティティーに起因すると考えられる多数の因子に従って変わることができ;これらの因子は、診断炭水化物の量、バックグラウンド炭水化物の濃度、干渉分子(interfering molecules)、例えば、診断炭水化物バンド移動度または診断炭水化物の蛍光標識化に不利に影響する分子、の存在、および蛍光標識が誘導体化された診断炭水化物から分離されなければならないかどうか、を含む。サンプルのこのプロセシングまたは予備処理のための適当な方法は、干渉分子(例えば有効な質量分析法検出についての塩)を除去するための透析、診断炭水化物を濃縮しそして干渉分子を除去するための限外ろ過、干渉微粒子を除去しそして細胞を濃縮するための遠心、干渉分子を除去するための沈殿、グリコシル化タンパク質およびしたがってより低い量のグリカンを濃縮するための血清からのアルブミンの除去、より簡単なグリカンプロフィルを発生させるためのグリコシダーゼによる脱グリコシル化(例えば、グリカンのシアリダーゼ消化);血清から例えばアルブミンを除去するためのアフィニティークロマトグラフィーなどのクロマトグラフィー、を含む。
本発明の他の態様においては、炭水化物の相対的量を測定することができるために、被検体サンプル中の診断炭水化物を分析するのに使用されるゲル上に診断標準が含まれるが;しかしながら、診断標準により具体化される情報、例えばバンド移動距離および強度は、分析用のサンプルが暴露される条件と同様な条件下に発蛍光団支援式炭水化物電気泳動に前以て供された診断標準から作られた記憶された記録との比較から得ることもできる。診断標準は、ポジティブ、即ち、苦しめられている個体(afflicted individuals)における完全な炭水化物パターンに対応する、またはネガティブ、即ち、苦しめられていない個体に対応する、の両方であることができる。診断標準は、それらが実際のサンプルにおいて見出される組成と同様な組成を有する診断炭水化物およびバックグラウンド炭水化物の両方を含有することができるという点において、分析用のサンプルの組成と同様な組成を有することができる。診断標準は、苦しめられている個体および苦しめられていない個体から得られたサンプルに由来することができる。あるいは、診断標準は、バックグラウンド炭水化物のない1つ以上の診断炭水化物を含有することができる。
他の態様においては、本発明は、肝臓癌の診断を行うため、または肝臓癌の等級の変化を検出するための診断キットも含む。例えば、診断キットは、肝臓癌の発蛍光団支援式炭水化物電気泳動診断を行うために作成されうる。他の例として、診断キットは、肝臓癌の質量分析法による診断を行うために作成されうる。発蛍光団支援式炭水化物電気泳動診断キットは、肝臓癌の診断を行うために必要な試薬のコレクションを提供する。適当なキットは、研究室が発蛍光団支援式炭水化物電気泳動診断を便利に行うことを可能とする。キットは、肝臓癌を同定するための試験を行うための試薬を含むことができる。キットは、診断標準、蛍光標識、ブロッティングおよび結合物質、例えば、膜、炭水化物特異的結合試薬、レクチン、抗体、インストラクシヨン、サンプル容器およびポリアクリルアミドゲル試薬、プレキャストゲル、酵素バッファー、還元剤(炭水化物の発蛍光団標識化において使用するための)および診断炭水化物を構造的に変化させる反応を触媒することができるグリコシダーゼ酵素(例えば、シアリダーゼ、ガラクトシダーゼ、フコシダーゼ)を含むことができる。更に完全なキットは、発蛍光団支援式炭水化物電気泳動を行うための装置、例えば、ポリアクリルアミドゲル装置、CCDs、レーザー、DNAシーケンサー、コンピュータ、ソフトウエア等を含むことができる。発蛍光団支援式炭水化物電気泳動診断キットに含まれる試薬は、好ましくは、予め測定された量で提供される。キットは、好ましくは、本発明の発蛍光団支援式炭水化物電気泳動法を行うためのインストラクションを含む。
この診断試験は実際的に有用である。なぜならば、普通に訓練された研究室スタッフにより大規模で適用することが十分に容易であるからである。更に、DNAシーケンシングおよび突然変異検出のための電気泳動に基づく高解像力および高感度分析器は、急速に増加する臨床研究所に既に存在するかまたは大抵の臨床研究所にとって手頃な費用で購入できるので、肝臓癌の新規な診断グリコミクス試験は、それらにおいて行うことができる。更に、入手可能な範囲のDNA分析器は、サンプルスループットを、各研究所の要求に依存して容易に機械当たり日当たりほんの小数から数百のサンプルのスケールにすることを可能とする。更に、このDNA分析装置は、全体の分析プロセスの複雑性を減少させる自動化の追加の利点を与える。N−結合糖タンパク質のトータル混合物を使用する代わりに、N−グリコシル化(即ち、本明細書で説明されたピーク7および9の2つのピークプロファイリング)は、精製された糖タンパク質で検討して行うこともできる。
他の態様においては、肝臓癌の検出のための方法は、臨床化学パラメーターおよび/または組織学的データを更に含む。したがって、本発明は、便利には、臨床化学パラメーターおよび/または組織学および/またはイメージングパラメーターと組み合わせて行うこともできる。臨床化学パラメーターの測定は、ビリルビンおよび/またはアルブミンのレベルおよび/またはプロトロンビン時間および/またはC反応性タンパク質および/またはIgA量および/または血清ヒアルロン酸濃度および/またはアミノトランスフェラーゼの測定および/または当技術分野で知られているいくつかの肝臓代謝試験を含む。好ましい態様においては、本発明のglycoHCC試験は、α−フェトプロテインの測定と組み合わされる。組織学は肝臓生検を含む。イメージングは、超音波および/またはCTスキャンおよび/またはMRIスキャンおよび/または肝臓に特異的な放射性トレーサーのイメージングを含む。
下記する実施例は、ある態様の説明として与えられる。そのようなものとして、それらは例示的なだけであり、その性質において限定的ではない。
実施例
1.HCCおよび硬変患者における変化したN−グリカンプロフィル
DSA−FACEを使用して、本発明者等は、HCC合併症を有するもしくは有しない肝臓線維症(n=143)および肝硬変(HCCn=227、硬変n=80)を有する中国人患者の脱シアリル化血清(desialylated sera)からのN−グリカンプロフィルを検査した(図1)。本発明者等は、健康なドナー(n=130)からの血液も分析した。本発明者等は、プロフィルにおけるすべてのビークの高さの和に対して各ピークの高さを正規化することにより各ピークを定量し、次いで健康なコントロール、線維症患者、硬変患者およびHCC患者のピークを統計的に比較した。硬変バックグラウンド上の特異的HCC検出を可能とするために、本発明者等は、その量が硬変患者では増加しないがHCC患者では高められるグリカン構造を同定することに焦点を合わせた。本発明者等は、このパターンを有する1つのピーク、即ちピーク9を見出した(図2A)。このピークの量はHCCと強く関連しており(p<0.0001)、そのアップレギュレーションにおける普通の機序を潜在的に示す。更にピーク7およびトータルバイセクティング(ピーク7+ピーク2)は、硬変患者におけるよりもHCC患者において有意に低かった(p<0.0001)(図2Bおよび2D)。log(ピーク9/ピーク7)比およびlog(ピーク9/バイセクティング)は、硬変患者、繊維症患者および健康なコントロールと比較してHCC患者において有意に高かった(p<0.0001)(図2Cおよび2E)。最後に、本発明者等が同じ方法を使用したが異なるピークのセットを定義した本発明者等の以前の研究において本発明者等が採用した「GlycoCirrhoTest」命名法と並行して、log(ピーク9/ピーク7)をGlycoHCCTestと新たに命名した(19)。
1.HCCおよび硬変患者における変化したN−グリカンプロフィル
DSA−FACEを使用して、本発明者等は、HCC合併症を有するもしくは有しない肝臓線維症(n=143)および肝硬変(HCCn=227、硬変n=80)を有する中国人患者の脱シアリル化血清(desialylated sera)からのN−グリカンプロフィルを検査した(図1)。本発明者等は、健康なドナー(n=130)からの血液も分析した。本発明者等は、プロフィルにおけるすべてのビークの高さの和に対して各ピークの高さを正規化することにより各ピークを定量し、次いで健康なコントロール、線維症患者、硬変患者およびHCC患者のピークを統計的に比較した。硬変バックグラウンド上の特異的HCC検出を可能とするために、本発明者等は、その量が硬変患者では増加しないがHCC患者では高められるグリカン構造を同定することに焦点を合わせた。本発明者等は、このパターンを有する1つのピーク、即ちピーク9を見出した(図2A)。このピークの量はHCCと強く関連しており(p<0.0001)、そのアップレギュレーションにおける普通の機序を潜在的に示す。更にピーク7およびトータルバイセクティング(ピーク7+ピーク2)は、硬変患者におけるよりもHCC患者において有意に低かった(p<0.0001)(図2Bおよび2D)。log(ピーク9/ピーク7)比およびlog(ピーク9/バイセクティング)は、硬変患者、繊維症患者および健康なコントロールと比較してHCC患者において有意に高かった(p<0.0001)(図2Cおよび2E)。最後に、本発明者等が同じ方法を使用したが異なるピークのセットを定義した本発明者等の以前の研究において本発明者等が採用した「GlycoCirrhoTest」命名法と並行して、log(ピーク9/ピーク7)をGlycoHCCTestと新たに命名した(19)。
2.グリカンマーカーは、AFPと同じHCC診断の有効性を有する
血清AFPの測定はHCCのスクリーニングにおいて重要であるけれども、それは、硬変においてAFPレベルがしばしば穏やかに上昇することにより、肝硬変患者においてHCCを検出するのには限定的に有用であることを、以前の研究(15)は示した。低い閾値におけるHCCに対するAFPの低い特異性は、異なるAFPカットオフ値についてのデータを与える表2に見られうるとおり、本発明者等の硬変患者母集団においても見出された。
血清AFPの測定はHCCのスクリーニングにおいて重要であるけれども、それは、硬変においてAFPレベルがしばしば穏やかに上昇することにより、肝硬変患者においてHCCを検出するのには限定的に有用であることを、以前の研究(15)は示した。低い閾値におけるHCCに対するAFPの低い特異性は、異なるAFPカットオフ値についてのデータを与える表2に見られうるとおり、本発明者等の硬変患者母集団においても見出された。
ROC曲線分析により決定されるとおり、glycoHCCTestは、81±3%の正確度でHCC患者を硬変患者から識別することができる(図3)。グリカンマーカーの診断正確度は、同じ患者群において78±3%の診断正確度を有していた普通に使用されたAFPマーカーと非常に類似している(図3)。更に、カットオフ値−0.34におけるGlycoHCCTestは、カットオフ100ngでのAFPの特異度および感度に類似する88%特異度および57%感度でHCCを検出した(表2)。
3.グリカン変化は腫瘍段階と関連している
HCCグリコミックマーカーと腫瘍段階との相関を評価するために、明白な腫瘍サイズおよび段階を有するHCC下位群(n=98)をグリコミクス変化について分析した。TNM基準に従って、HCC患者をT1(n=6)、T2(n=28)、T3(n=59)、およびT4(n=5)として分類した。少数の患者のみがT1またはT4として分類されたので、本発明者等は、統計的分析の目的で、1つの群としてT1をT2と組み合わせそして他の群としてT3をT4と組み合わせた。ピーク9の濃度は、T1−T2群におけるよりT3−T4群において高かったが(図4A)、これに対してピーク7の腫瘍段階との負の相関が示された(図4B)。GlycoHCCTestは、腫瘍段階と正の関連があった(図4C)。
HCCグリコミックマーカーと腫瘍段階との相関を評価するために、明白な腫瘍サイズおよび段階を有するHCC下位群(n=98)をグリコミクス変化について分析した。TNM基準に従って、HCC患者をT1(n=6)、T2(n=28)、T3(n=59)、およびT4(n=5)として分類した。少数の患者のみがT1またはT4として分類されたので、本発明者等は、統計的分析の目的で、1つの群としてT1をT2と組み合わせそして他の群としてT3をT4と組み合わせた。ピーク9の濃度は、T1−T2群におけるよりT3−T4群において高かったが(図4A)、これに対してピーク7の腫瘍段階との負の相関が示された(図4B)。GlycoHCCTestは、腫瘍段階と正の関連があった(図4C)。
AST/ALT比はウイルス肝炎における硬変進行の敏感なマーカーと考えられてきた(24)。γ−グルタミルトランスフェラーゼ(GGT)は、ウイルス肝炎が構造的損傷を引き起こす段階に到達するとき良好な感度も示した(25)。したがって、本発明者等は、このサブセットHCC患者におけるAFP、GGTおよびAST/ALT比と腫瘍段階の相関を分析した。図4D−Eに示されたとおり、AFPおよびGGTのレベルは、硬変群におけるよりもHCC群において高く(それぞれ、p<0.001および0.006)そしてそれらは腫瘍段階と正の関連があった(それぞれ、p<0.023およびp<0.016)。AST/ALT比は、硬変患者(p<0.0001)におけるよりもHCC患者において有意に低く、そして腫瘍段階とのその相関は有意ではない(p<0.174)(図4F)。ピアソン相関は、GlycoHCCTestのレベルはAFPのレベルと相関せず(p=0.5680)そしてAST/ALT比と相関しない(0.351)が、GGT濃度と関連している(p=0.001)ことを示した。GGTは、胆汁うっ滞肝臓酵素(cholestatic liver enzyme)とも呼ばれる。肥満、大酒、脂肪肝および肝臓に対して毒性のあるある種の医薬もしくはハーブはGGTレベルを高めることができるので、HCC患者に存在するGlycoHCCTestの高いレベルは胆汁うっ滞と関連していないということは排除できない。更に、本発明者等は、慢性HBV感染を有する患者の群(n=143)におけるHCCグリコミクスマーカーを評価した。GlycoHCCTest値は、線維症患者における線維症段階の間で一貫して一定であり、これはそれがHCC特異的であることを示す(図5)。
4.硬変患者におけるHCC診断を可能とするグリカンの構造分析
N−グリカン構造は、NP−HPLC精製された画分に関するエキソグリコシダーゼシーケンシングにより証明された。ここで、本発明者等はピーク9および9’について例を示す(図6)。画分Aにおける主要な構造(ピーク9’)(図6a)から、β−1,4−ガラクトシダーゼを使用して3つのガラクトースが除去されうる。この酵素がN−アセチルヘキソサミニダーゼと組み合わされると、3つの余分のN−アセチルグルコサミン残基が取り除かれる。これは、3つの改変されていない(unmodified)完全にガラクトシル化された分岐を有するN−グリカンを示す。更に、この構造はフコシル化されている。何故ならばそれは低特異性α−フコシダーゼに感受性であるからである(示されていない)。この構造は、α−1,3/4−フコシダーゼのための基質ではなく、このフコース改変はコアN−アセチルグルコサミンにα−1,6−結合していることを示す。画分Bにおける構造(ピーク9)(図6b)がガラクトシダーゼで処理されると、2個の残基のみが除去される。追加のヘキソサミニダーゼ消化は2つの他の残基を除去し、これは3つの分岐の1つが、それが該酵素活性に非感受性であるように、改変されていることを示す。これは、フコースがブランチN−アセチルグルコサミン残基に結合しているときのみフコースを除去することができるα−1,3/4−フコシダーゼに対するその感受性により確かめられた。3つの酵素すべてが組み合わされると、特別の(extra)ガラクトースおよびN−アセチルグルコサミンは、前記フコシダーゼが妨害性フコース(hindering fucose)を除去した後、除去される。全般に、これらの実験は、ピーク9および9’がフコース残基の位置においてのみ異なる異性体であることを示す。
N−グリカン構造は、NP−HPLC精製された画分に関するエキソグリコシダーゼシーケンシングにより証明された。ここで、本発明者等はピーク9および9’について例を示す(図6)。画分Aにおける主要な構造(ピーク9’)(図6a)から、β−1,4−ガラクトシダーゼを使用して3つのガラクトースが除去されうる。この酵素がN−アセチルヘキソサミニダーゼと組み合わされると、3つの余分のN−アセチルグルコサミン残基が取り除かれる。これは、3つの改変されていない(unmodified)完全にガラクトシル化された分岐を有するN−グリカンを示す。更に、この構造はフコシル化されている。何故ならばそれは低特異性α−フコシダーゼに感受性であるからである(示されていない)。この構造は、α−1,3/4−フコシダーゼのための基質ではなく、このフコース改変はコアN−アセチルグルコサミンにα−1,6−結合していることを示す。画分Bにおける構造(ピーク9)(図6b)がガラクトシダーゼで処理されると、2個の残基のみが除去される。追加のヘキソサミニダーゼ消化は2つの他の残基を除去し、これは3つの分岐の1つが、それが該酵素活性に非感受性であるように、改変されていることを示す。これは、フコースがブランチN−アセチルグルコサミン残基に結合しているときのみフコースを除去することができるα−1,3/4−フコシダーゼに対するその感受性により確かめられた。3つの酵素すべてが組み合わされると、特別の(extra)ガラクトースおよびN−アセチルグルコサミンは、前記フコシダーゼが妨害性フコース(hindering fucose)を除去した後、除去される。全般に、これらの実験は、ピーク9および9’がフコース残基の位置においてのみ異なる異性体であることを示す。
GlycoHCCTestがピーク9を定量しそしてその異性体を定量しないことを確実にするために、本発明者等は、トータル血清に関するα−1,3/4−フコシダーゼ消化を行った(図7)。この酵素は、ピーク9および12をそれぞれピーク8および11に変換し;ピーク9’および12’は変わらないままである。
5.GlycoHCCTestをAFPと組み合わせることによりHCC診断の正確度を高めること
血清AFPの測定はHCCのスクリーニングにおいて重要であるけれども、以前の研究(18)は、硬変においてAFPレベルがしばしば穏やかに上昇することにより、肝硬変患者においてHCCを検出するのには限定的に使用されることを示した。したがって、実際には、高い特異度を維持するためにAFPについてはるかに高いカットオフ値(非硬変患者において使用されうる10または20ng/mlの代わりに400ng/ml)を使用しなければならないが、これは、HCC検出の感度の付随する減少を伴う。低い閾値におけるHCCに対するAFPの低い特異度は、表2においてみられるとおり、本発明者等の硬変患者母集団にも見られた。表2は異なるAFPカットオフ値についてのデータを示す。カットオフAFP<1ng/mlは、HCC検出について96%までの高い感度を有していたが、その特異度は低かった(26%)。しかしながら、HCCを診断するための特異度は、AFPの400ng/mlのカットオフ値では95%まで増加し、そして感度は46%に下がった。したがって、AFPレベルが400ng/mlより少ないとき、HCCを検出するために補足マーカー(1つまたは複数)を有することが必要である。GlycoHCCTestがこの問題を解決するのを助けることができるかどうかを評価するために、本発明者等は、LogAFPに対してGlycoHCCTestをプロットした(図9)。本発明者等は、AFPの低いレベル(<1ng/ml)では、図9に示されたとおり、真のHCC症例は3%しかなく(9/227)そして硬変症例は26%(80の内21)であることに留意した。HCCを検出する特異度を増加させるために、本発明者等は、AFP>1ng/mlかつAFP<400ng/ml(227人のHCC患者のうち114人および89人の硬変患者のうち55人を包含したAFPの「グレーゾーン」)を有する患者において本発明者等のGlycoHCCTestを適用した。GlycoHCCTest(カットオフ値−0.34で)は、95%の特異度(3/55偽陽性)および57%感度(65/114真の陽性)でこのAFPのグレーゾーンにおいてHCCを検出した(表3;図9)。ROC曲線分析により決定して(図10)、GlycoHCCTestは、83±3%の正確度でAFPグレーゾーンにおいて硬変患者からHCC患者を識別することができる。グリカンマーカーの診断力は、同じ患者群においてより低い診断正確度(53±4%)を有していた普通に使用されるAFPマーカーよりもはるかに高い(図10)。これは、GlycoHCCTestが1〜400ng/mlのAFP値内のHCC患者について使用されうることを明らかにした。結果として、AFP>400ng/mlをAFPのグレーゾーンにおけるGlycoHCCTestカットオフ>−0.34と組み合わせることにより、本発明者等は、74%感度および91%特異度で硬変からHCCを識別することができた(表3)。換言すれば、HCCの診断においてGlycoHCCTestをAFPと組み合わせることは、AFP単独(カットオフ>400ng/ml;46%感度)に比べて28%感度を増加させる。
血清AFPの測定はHCCのスクリーニングにおいて重要であるけれども、以前の研究(18)は、硬変においてAFPレベルがしばしば穏やかに上昇することにより、肝硬変患者においてHCCを検出するのには限定的に使用されることを示した。したがって、実際には、高い特異度を維持するためにAFPについてはるかに高いカットオフ値(非硬変患者において使用されうる10または20ng/mlの代わりに400ng/ml)を使用しなければならないが、これは、HCC検出の感度の付随する減少を伴う。低い閾値におけるHCCに対するAFPの低い特異度は、表2においてみられるとおり、本発明者等の硬変患者母集団にも見られた。表2は異なるAFPカットオフ値についてのデータを示す。カットオフAFP<1ng/mlは、HCC検出について96%までの高い感度を有していたが、その特異度は低かった(26%)。しかしながら、HCCを診断するための特異度は、AFPの400ng/mlのカットオフ値では95%まで増加し、そして感度は46%に下がった。したがって、AFPレベルが400ng/mlより少ないとき、HCCを検出するために補足マーカー(1つまたは複数)を有することが必要である。GlycoHCCTestがこの問題を解決するのを助けることができるかどうかを評価するために、本発明者等は、LogAFPに対してGlycoHCCTestをプロットした(図9)。本発明者等は、AFPの低いレベル(<1ng/ml)では、図9に示されたとおり、真のHCC症例は3%しかなく(9/227)そして硬変症例は26%(80の内21)であることに留意した。HCCを検出する特異度を増加させるために、本発明者等は、AFP>1ng/mlかつAFP<400ng/ml(227人のHCC患者のうち114人および89人の硬変患者のうち55人を包含したAFPの「グレーゾーン」)を有する患者において本発明者等のGlycoHCCTestを適用した。GlycoHCCTest(カットオフ値−0.34で)は、95%の特異度(3/55偽陽性)および57%感度(65/114真の陽性)でこのAFPのグレーゾーンにおいてHCCを検出した(表3;図9)。ROC曲線分析により決定して(図10)、GlycoHCCTestは、83±3%の正確度でAFPグレーゾーンにおいて硬変患者からHCC患者を識別することができる。グリカンマーカーの診断力は、同じ患者群においてより低い診断正確度(53±4%)を有していた普通に使用されるAFPマーカーよりもはるかに高い(図10)。これは、GlycoHCCTestが1〜400ng/mlのAFP値内のHCC患者について使用されうることを明らかにした。結果として、AFP>400ng/mlをAFPのグレーゾーンにおけるGlycoHCCTestカットオフ>−0.34と組み合わせることにより、本発明者等は、74%感度および91%特異度で硬変からHCCを識別することができた(表3)。換言すれば、HCCの診断においてGlycoHCCTestをAFPと組み合わせることは、AFP単独(カットオフ>400ng/ml;46%感度)に比べて28%感度を増加させる。
6.AFP(グレーゾーン)とGlycoHCCTestの組み合わせは、HCC腫瘍段階付けと正の関連がある
AFPグレーゾーンにおいてHCCグリコミックマーカーと腫瘍段階との相関を評価するために、明白な腫瘍サイズおよびAFPグレーゾーン(1〜400ng/ml)にはいる段階を有するHCC下位群を、グリコシル化プロフィルにおける変化について分析した。TNM基準に従って、HCC患者を、T1(n=3)、T2(n=15)、T3(n=25)およびT4(n=1)として分類した。AFPレベル(1〜400ng/ml)を有する硬変(n=55)群を比較参照として使用した。ピーク9の濃度は、T1〜T2群におけるよりもT3〜T4群において高かったが(図11A)、これに対して、ピーク7およびバイセクティング(ピーク2+ピーク7)の腫瘍段階との負の相関が示された(図11BおよびE)。GlycoHCCTestは、腫瘍段階と有意に正の関連があった(p<0.0001)(図11C)。ピーク9/バイセクティンググリカンのlog比も(図11F)、腫瘍段階と有意に関連していた。しかしながら、AFP値はグレーゾーン内の腫瘍段階と相関していない(図11D)。
AFPグレーゾーンにおいてHCCグリコミックマーカーと腫瘍段階との相関を評価するために、明白な腫瘍サイズおよびAFPグレーゾーン(1〜400ng/ml)にはいる段階を有するHCC下位群を、グリコシル化プロフィルにおける変化について分析した。TNM基準に従って、HCC患者を、T1(n=3)、T2(n=15)、T3(n=25)およびT4(n=1)として分類した。AFPレベル(1〜400ng/ml)を有する硬変(n=55)群を比較参照として使用した。ピーク9の濃度は、T1〜T2群におけるよりもT3〜T4群において高かったが(図11A)、これに対して、ピーク7およびバイセクティング(ピーク2+ピーク7)の腫瘍段階との負の相関が示された(図11BおよびE)。GlycoHCCTestは、腫瘍段階と有意に正の関連があった(p<0.0001)(図11C)。ピーク9/バイセクティンググリカンのlog比も(図11F)、腫瘍段階と有意に関連していた。しかしながら、AFP値はグレーゾーン内の腫瘍段階と相関していない(図11D)。
特異度および感度を伴えAFPグレーゾーン内のHCCの診断におけるGlycoHCCTestのカットオフ値は表4に示される。GlycoHCCTestは、68.2〜88.6%間の感度の変化および81.1〜94.3%間の特異度の変化を伴ってAFPグレーゾーンにおけるHCCの検出のための診断力を示した。
材料および方法
患者選択
この研究は、北京大学健康科学センターの倫理委員会によりおよび上海第2医科大学、Renji病院の倫理委員会により認可された。各患者からインフォームドコンセントを得た。
患者選択
この研究は、北京大学健康科学センターの倫理委員会によりおよび上海第2医科大学、Renji病院の倫理委員会により認可された。各患者からインフォームドコンセントを得た。
中国、北京の4つの病院(Youan病院、Wujing病院、Ditan病院およびBeida病院)、中国、南京の南京第二病院および中国、上海病院から患者をリクルートした。トータルで、慢性肝臓疾患を有する497人のHBV感染患者をリクルートし;47人は、転移、自己免疫肝臓疾患、薬物関連肝炎、アルコール性肝炎または閉塞性黄疸により排除された。すべての患者は、HAV、HCVおよびHDV(Abbott EIA)、EBVおよびCMV(EIA、Human Co.Ltd,Germany)およびHEV(EIA,Genelabs,Singapore)に対する抗体についてはネガティブであった。
研究室試験
患者の主要な臨床的および生物学的データを表1に要約する。すべての患者は、線維症または硬変を有しておりそしてHbsAg、抗HBsAg(HBsAb)、HBeAg、抗HBeAg(HbeAb)、抗HBcAg(HBcAb)およびHBVDNAの血清学的検出により診断して、肝炎Bウイルス(HBV)に感染していた。肝臓損傷の程度はアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、トータルビリルビン、アルブミン、トータル血清タンパク質およびγ−グルタミルトランスフェラーゼ(GGT)の測定により評価された。
患者の主要な臨床的および生物学的データを表1に要約する。すべての患者は、線維症または硬変を有しておりそしてHbsAg、抗HBsAg(HBsAb)、HBeAg、抗HBeAg(HbeAb)、抗HBcAg(HBcAb)およびHBVDNAの血清学的検出により診断して、肝炎Bウイルス(HBV)に感染していた。肝臓損傷の程度はアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、トータルビリルビン、アルブミン、トータル血清タンパク質およびγ−グルタミルトランスフェラーゼ(GGT)の測定により評価された。
臨床的段階および腫瘍段階
肝臓線維症および肝硬変の診断は、組織学的検査、イメージング技法およびいくつかの肝機能試験によりなされた。線維症段階は、Scheuerの分類を使用して決定された。肝臓サンプルは、グリコミクスの結果を知らない2人の経験を積んだ肝臓病理学者により独立に評価された。肝臓線維症患者(n=143)は、広範に研究されておりそしてそれらの臨床的データはMin-De Zeng et al.(21)により以前に公表されている。肝硬変患者は、Child−Pugh分類にしたがって段階付けられた。HCCを有する硬変患者(n=227)は、生検、剖検および外科標本により組織学的に診断され、そして決まった検査に関して超音波検査法および/またはコンピュータ断層撮影走査により臨床的に診断されそしてAFPの測定(カットオフ20ng/ml)と組み合わされて診断された。腫瘍段階は、TNM基準に従って等級付けられた:T1=単発であって血管浸潤を伴わない;T2=単発であって血管浸潤を伴う、多発性≦5cm;T3=多発性≧5cm、肝臓の門脈または肝静脈の主要分枝を浸潤している;T4=胆嚢パーフォレート臓側腹腔(gallbladder perforates visceral peritoneum)以外の隣接器官を浸潤している。すべての血液サンプルは、任意の処理または操作の前に取り出された。HCCが超音波により排除されている130人の健康な個体の参照群からの血液を、北京および上海赤十字センターから得た。
肝臓線維症および肝硬変の診断は、組織学的検査、イメージング技法およびいくつかの肝機能試験によりなされた。線維症段階は、Scheuerの分類を使用して決定された。肝臓サンプルは、グリコミクスの結果を知らない2人の経験を積んだ肝臓病理学者により独立に評価された。肝臓線維症患者(n=143)は、広範に研究されておりそしてそれらの臨床的データはMin-De Zeng et al.(21)により以前に公表されている。肝硬変患者は、Child−Pugh分類にしたがって段階付けられた。HCCを有する硬変患者(n=227)は、生検、剖検および外科標本により組織学的に診断され、そして決まった検査に関して超音波検査法および/またはコンピュータ断層撮影走査により臨床的に診断されそしてAFPの測定(カットオフ20ng/ml)と組み合わされて診断された。腫瘍段階は、TNM基準に従って等級付けられた:T1=単発であって血管浸潤を伴わない;T2=単発であって血管浸潤を伴う、多発性≦5cm;T3=多発性≧5cm、肝臓の門脈または肝静脈の主要分枝を浸潤している;T4=胆嚢パーフォレート臓側腹腔(gallbladder perforates visceral peritoneum)以外の隣接器官を浸潤している。すべての血液サンプルは、任意の処理または操作の前に取り出された。HCCが超音波により排除されている130人の健康な個体の参照群からの血液を、北京および上海赤十字センターから得た。
タンパク質N−グリコーム分析のための血液サンプルのプロセシング
血清2μl中のタンパク質上に存在するN−グリカンを、以前に説明されたとおり、放出させ、標識しそして分析した(39,23)。標識されたN−グリカンを、キャピラリー電気泳動(CE)に基づくABI3130シーケンサーを使用する、DNAシーケンサー支援式発蛍光団支援式炭水化物電気泳動(DSA−FACE)技術により分析した。データを、GeneMapper V3.7cソフトウエア(Applied Biosystemes, Foster city, CA)を使用して分析した。本発明者等は、すべてのサンプルにおいて検出されたピークの高さを測定して、プロフィルの数値的説明を得、そしてSPSS12.0統計的ソフトウエアによりこれらのデータを分析した。
血清2μl中のタンパク質上に存在するN−グリカンを、以前に説明されたとおり、放出させ、標識しそして分析した(39,23)。標識されたN−グリカンを、キャピラリー電気泳動(CE)に基づくABI3130シーケンサーを使用する、DNAシーケンサー支援式発蛍光団支援式炭水化物電気泳動(DSA−FACE)技術により分析した。データを、GeneMapper V3.7cソフトウエア(Applied Biosystemes, Foster city, CA)を使用して分析した。本発明者等は、すべてのサンプルにおいて検出されたピークの高さを測定して、プロフィルの数値的説明を得、そしてSPSS12.0統計的ソフトウエアによりこれらのデータを分析した。
構造特徴付け
APTS標識された血清N−グリカンの構造分析のために、それらは、記載のとおりの(23)順相HPLCにより最初に分離された。次いで適切な量を、下記の酵素:Streptococcus pneumonia β−1,4−ガラクトシダーゼ(0.4mU/消化物(digest)、タチナタマメ β−N−アセチルヘキソサミニダーゼ(10mU/消化物、ウシ腎臓α−フコシダーゼ(2mU/消化物)、アーモンドミールα−1,3/4−フコシダーゼ(1μU/消化物)(すべてProzyme, San Leandro, CAからの);を使用して上記したエキソグリコシダーゼにより消化した。DSA−FACEを使用して消化産物を分析した。
APTS標識された血清N−グリカンの構造分析のために、それらは、記載のとおりの(23)順相HPLCにより最初に分離された。次いで適切な量を、下記の酵素:Streptococcus pneumonia β−1,4−ガラクトシダーゼ(0.4mU/消化物(digest)、タチナタマメ β−N−アセチルヘキソサミニダーゼ(10mU/消化物、ウシ腎臓α−フコシダーゼ(2mU/消化物)、アーモンドミールα−1,3/4−フコシダーゼ(1μU/消化物)(すべてProzyme, San Leandro, CAからの);を使用して上記したエキソグリコシダーゼにより消化した。DSA−FACEを使用して消化産物を分析した。
統計的分析
Windowsソフトウエア用のSPSS(SPSS,Chicago,IL,USA)により統計的分析を行った。結果は、平均±SDとして表わされる。すべての報告されたP値は独立したサンプルのためのt−検定を使用して、両側検定である。ピアソン相関係数(95%信頼区間)およびそれらの関連した確率(p)を使用してパラメーター間の関係を評価した。受信者動作特性(ROC)曲線を正確度インデックスとして使用した;1.0に近い値は高い診断正確度を示す。
Windowsソフトウエア用のSPSS(SPSS,Chicago,IL,USA)により統計的分析を行った。結果は、平均±SDとして表わされる。すべての報告されたP値は独立したサンプルのためのt−検定を使用して、両側検定である。ピアソン相関係数(95%信頼区間)およびそれらの関連した確率(p)を使用してパラメーター間の関係を評価した。受信者動作特性(ROC)曲線を正確度インデックスとして使用した;1.0に近い値は高い診断正確度を示す。
Claims (5)
- 哺乳動物における早期段階肝細胞癌または肝細胞癌の等級の変化を検出する方法であって、a)哺乳動物からの血清または血漿のサンプルを得、b)該サンプルにおいて、ブランチα(1,3)−フコシル化グリカンとバイセクティングGlcNacコアα(1,6)−フコシル化グリカンの比を測定し、そしてc)該比を、該哺乳動物における早期段階肝細胞癌の存在に帰することを含む方法。
- 哺乳動物が、ヒトである、請求項1に記載の方法。
- 哺乳動物の身体の条件、例えば臨床パラメーターの定量的または定性的評価を測定することを更に含む、請求項1および2に記載の方法。
- 前記臨床パラメーターが、血清または血液中のα−フェトプロテインの濃度の測定である、請求項3に記載の方法。
- 請求項1〜4に記載の方法を行うための、早期段階肝細胞癌または肝細胞癌の等級の変化を検出するための診断キット。
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