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JP2010511221A - 手持型ポインティング装置を介したデータ処理の三次元制御 - Google Patents

手持型ポインティング装置を介したデータ処理の三次元制御 Download PDF

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JP2010511221A JP2009537755A JP2009537755A JP2010511221A JP 2010511221 A JP2010511221 A JP 2010511221A JP 2009537755 A JP2009537755 A JP 2009537755A JP 2009537755 A JP2009537755 A JP 2009537755A JP 2010511221 A JP2010511221 A JP 2010511221A
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Abstract

手持型のポインティング装置が、そのポインティング装置の主軸に対して、方向特性を有する放射パターンを付与する。この放射は、異なる位置に配された少なくとも2つの検出器によって検出される。これにより、ディスプレイモニタの画面上においてレンダリングされているオブジェクトの三次元制御のため、主軸の配向と、主軸に沿ったポインティング装置の変位とを特定することが可能となる。

Description

本発明は、方向特性を有する放射を付与し、システムに対し、その方向特性に応じた入力信号を生成する手持型ポインティング装置を含む、データ処理システムに関するものである。本発明はさらに、ポインティング装置を介したデータ処理のユーザーコントロール方法にも関するものである。
米国特許第5949402号は、ある特定の空間配置とされた4つのLED(発光ダイオード)を伴う、ポインティング装置を開示している。ポインティング装置のレンズが、各特定のLEDから発せられた光を特定の方向へ屈折させ、その各々の屈折方向は、他のLEDの光の屈折方向とは異なる方向とされる。光検出器が、ポインティング装置から発せられた光ビームを受光する。装置のポインティング角度、すなわち受光器に対する装置の相対的配向は、LEDのパルス振幅の比をとることにより計算できる。そうすると、これらのポインティング角度は、ディスプレイ画面上のカーソルの配置に利用することができる。
米国特許第5023943号は、異なる放射パターンを有する3つのLEDを伴う、ポインティング装置を開示している。中央に配置されたLEDは、参照LEDである。この参照LEDはシールドされておらず、比較的平坦な光強度プロファイルを有する。残り2つのLEDのうち第1のLEDは、第1の方向において部分的にシールドされている。結果として、このLEDは、この第1の方向において、参照LED、および残り2つのLEDのうち第2のLEDのパターンと、異なる放射パターンを有する。第2のLEDは、上記の第1の方向に対して垂直な第2の方向において、部分的にシールドされている。結果として、このLEDは、この第2の方向において、参照LEDおよび第1のLEDのパターンと、異なる放射パターンを有する。ポインティング装置から光を受光した受光器は、参照LEDおよび第1のLEDから受光した光の強度の違いと、参照LEDおよび第2のLEDから受光した光の強度の違いとに基づいて、ポインティング装置の配向を特定する。
米国特許第5627565号は、光源から発せられた光を検出する検出部が設けられ、それにより発光部と検出部との間の相対角度の検出を可能とし、もって検出装置を入力装置に適用することを可能とした、空間座標検出装置を開示している。検出部には、四分割された光検知部を有する光検知素子が設けられている。発光部においては、2つの光源から、区別可能な光が発せられる。こうして発せられた2つの光は、開口を介して絞られ、別個の矩形の光スポットとして、光検知素子の光検知面に当てられる。四分割された光検知部間において検出された出力信号の差を計算することにより、矩形の光スポットの中心を特定することが可能である。Z軸に対する発光部および検出部の相対的な回転角度は、両方の中心を接続する線の、X−Y直交座標上における傾き角度を計算することにより、特定することができる。発光部および検出部は、それぞれ手持型の操作部材および定置型の装置に設けられていてもよいし、その逆であってもよい。Z軸方向における発光部と検出部との間の距離Lを特定することも可能である。この情報は、操作部材が画面近くにある場合と、画面から遠くに配されている場合との間で、操作者が操作感のタッチの違いを感じることを防止するために利用される。すなわち、x方向およびy方向における操作部材の傾き角度のみに基づいて、カーソルマークが画面上を移動させられるのであれば、操作部材が画面近くの位置においてx方向に傾けられている場合と、操作部材が画面から十分離間した位置においてx方向に同じ角度だけ傾けられている場合とでは、カーソルの変位に差異はない。したがって、操作部材が、画面から離れた位置において傾けられている場合には、カーソルマークがあまり画面上を動いていないような感覚が引き起こされる。この点に鑑み、計算された距離Lを考慮に入れて、発光部と検出部との間の距離Lが増すと、操作部材をxまたはy方向に傾けたことに対する画面上におけるカーソルマークの移動距離が長くなるような補正を行うと、操作部材が画面近くにある場合と、操作部材が画面から離れている場合との間で、操作感のタッチの違いを補償することが可能となる。
既知のシステムは、ディスプレイモニタの画面上のカーソル位置をコントロールするため、その画面に対するポインティング装置の配向に依存した、二次元のユーザー入力を可能としている。これらの既知のシステムは、ディスプレイモニタの画面平面内の自由度に追加して、画面上においてレンダリングされているオブジェクトの自由度を制御するために、ポインティング装置の主軸に沿っての変位、すなわち実質的に画面に向かう方向または画面から離れる方向のポインティング装置の変位の結果として、ユーザー入力を可能とするものではない。
このため、本発明は、手持型のポインティング装置であって、当該ポインティング装置の主軸に対して、方向特性を有する放射パターンを付与するポインティング装置と、かかる放射を検出する検出手段と、その検出手段に接続された計算手段とを含むデータ処理システムを提供する。計算手段は、上記のポインティング装置の主軸に沿ったそのポインティング装置の変位を表す指標を、そのポインティング装置の可能性のある位置を示す第1のカーブと、そのポインティング装置の可能性のある他の位置を示す第2のカーブとに基づいて特定し、その指標を、データ処理のユーザーコントロールのための、ユーザー入力信号として使用する。
検出された放射の方向特性に基づいて、ポインティング装置の配向を特定することができる。この配向に対応する可能性のある複数の位置が、1つのカーブ上に配された状態となるので、さらなる情報がなければ、ポインティング装置の位置を確実に特定することはできない。ポインティング装置の主軸に平行な方向にポインティング装置を動かすと、新たな位置の1つまたは複数の別のカーブが生成される。実際上は、ポインティング装置は、画面の平面により規定される半空間の、比較的小さなセクタ内に存在するであろう。この仮定を用いることにより、変位を計算し、この変位量をユーザー入力信号として利用することが可能となる。ここで、この原文(英文)でいう「カーブ(curve)」との用語は、滑らかかつ連続的な態様で直線状態から逸脱した線の概念と、滑らかかつ連続的な態様で平面状態から逸脱した面の概念との、両方をカバーする点に留意されたい。
本発明はさらに、当該ポインティング装置の主軸に対して方向特性を有する放射パターンを持つ、手持型のポインティング装置からの放射を、検出する検出手段と、その検出手段に接続された計算手段とを含む装置にも関するものである。計算手段は、上記のポインティング装置の主軸に沿ったそのポインティング装置の変位を表す指標を、そのポインティング装置の可能性のある位置を示す第1のカーブと、そのポインティング装置の可能性のある他の位置を示す第2のカーブとに基づいて特定し、その指標を、データ処理のユーザーコントロールのための、ユーザー入力信号として使用するように動作する。かかる装置は、方向特性を有する放射を付与するポインティング装置とは、別個に開発可能な商品である。
本発明はまた、手持型のポインティング装置からの放射であって、そのポインティング装置の主軸に対して、方向特性を有する放射パターンを持つ放射を表す情報を、受け取る入力部と、出力部とを有する計算手段にも関するものである。この計算手段は、上記のポインティング装置の主軸に沿ったそのポインティング装置の変位を表す指標を、そのポインティング装置の可能性のある位置を示す第1のカーブと、そのポインティング装置の可能性のある他の位置を示す第2のカーブとに基づいて特定し、データ処理のユーザーコントロールのため、ユーザー入力信号を表す上記の指標を、上記の出力部において与えるように動作する。この計算手段は、たとえば販売後の増設機器として、検出手段およびポインティング装置とは独立に、商品として開発し得る物である。この計算手段は、たとえばPC、セットトップボックスまたはテレビセット内に、組み込まれる電子機器として実現されてもよいし、たとえばディスプレイモニタ上にレンダリングされているバーチャルオブジェクトとのユーザーインタラクションを容易にするため、業務用の情報処理システム内に、組み込まれる電子機器として実現されてもよい。また、この計算手段は、たとえばPCへのダウンロード用に、ソフトウェアとして実現することもできる。
さらなる特徴は、従属請求項において規定されている。
完全性のため、以下の刊行物に言及し、これらの文献の内容は、引用により本明細書に組み込まれているものとする。
米国特許第7102616号は、三次元空間内において入力装置を回転または並進移動させることにより、ディスプレイ画面上におけるカーソルの位置ならびに動き、または他の選択機能を、ユーザーが選択することを可能とした、手持型のリモートコントロール装置を開示している。第1の位置に配された定置ビーコンにより信号が発せられ、この信号が、第2の位置に配されたリモートコントロール装置により受信される。リモートコントロール装置は、平行でない2つの軸に関し、信号の入射方向と、リモートコントロール装置の選択された軸との間の角度変位の成分を検出する。この角度変位を測定するため、円柱レンズ等の光学的構造体を用いて、信号の各部分を検出器に投射してもよい。検出された角度変位に対応する情報は、コントロールボックスに送信され、このコントロールボックスは、送信された情報に応答して、ディスプレイ画面上におけるカーソルの位置および動きをコントロールする。ここで、リモートコントローラは検出器であり、ユーザー入力信号としてシステムの定置部分に送信されるデータを生成するため、データ処理機構が搭載されていなくてはならない。
米国特許第6724368号(フィリップス エレクトロニクス)は、モニタ画面上におけるカーソルの動きをコントロールする方法およびシステムを開示している。このシステムは、モニタ画面上におけるカーソルの移動方向をリモートコントロールするための、複数の押ボタンを持つ少なくとも1つのリモートコントロールユニットを有している。このシステムはまた、リモートコントロールユニットにより生成された信号を示す光を発する、少なくとも1つの発光要素と、リモートコントロールユニットから連続的に送信される光の動きを抽出するための光検出器と、リモートコントロールユニットからの光の抽出された動きに対応させて、モニタ画面上に、カーソルの移動位置を表示するコントロールユニットとを有している。このシステムは、リモートコントロールユニットの押ボタンが離されると、カーソル位置の移動を停止させるように構成されている。モニタ画面上におけるカーソルの移動はまた、リモートコントロールユニットから送信される光の移動が反対方向に変化した場合にも、停止され得る。
本発明に係る1つのデータ処理システムを示した図 本発明のシステム内における、ポインティング装置の配向の特定方法を図解した図 本発明のシステム内における、ポインティング装置の主軸に沿った同装置の変位の特定方法を図解した図 本発明のシステム内における、ポインティング装置の主軸に沿った同装置の変位の特定方法を図解した図 図3および図4の状況において使用される数式を示した表
以下、例示として、添付の図面を参照しながら、本発明をさらに詳細に説明する。図面全体を通じて、類似または対応の特徴部分は、同一の参照番号により示してある。
図1は、本発明に係るシステム100を示した図である。システム100は、放射(たとえば可視光、赤外光、電波、音波)を付与するポインティング装置102を有している。この放射は、装置102に固定された座標系に対して、方向特性104を有する。すなわち、ある特定の位置において受信された放射は、その位置に対する装置102の配向(たとえば装置102の主軸の配向)を示す。
かかるポインティング装置の例は、たとえば米国特許第5949402号や、2006年3月15日に出願された未公開の欧州特許出願第6111205号(代理人整理番号PH004968EP1)に記載されている。これら両文献の内容は、引用により、本明細書に組み込まれているものとする。欧州特許出願第6111205号のポインティング装置は、第1の軸に沿って配された2つの光源と、その第1の軸に垂直な第2の軸に沿って配された別の2つの光源とを含む。好ましくは、光源は、変調された信号を送信するものとされる。この変調信号の送信は、周波数多重化(たとえば各光源について異なる点滅周波数を用いる)、コード多重化(たとえば異なる直交コードを用いる)、波長多重化(たとえば異なる波長を用いる)、または時分割多重化技術(たとえば異なる点滅時間を用いる)を利用することにより実現できる。ポインティング装置は、画面近くに配された光検出器と共に用いられる。ユーザーが画面に対してどの方向にポインティング装置を向けているのかを特定するために、計算手段が設けられている。光源はすべて、第1および第2の軸に垂直な第3の軸に沿った、実質的に同じ方向を向いている。ポインティング装置は、光源により発せられる光を部分的にシールドするための、シールド手段を備えている。シールド作用は、ポインティング装置の主軸の方向が、そのポインティング装置と検出器との間の最短直線距離から逸脱すると、検出器が受光する光に違いが生じるように作用する。これらの違いは、この逸脱を示すので、ポインティング方向を特定することができる。すると、この方向および方向の変化を利用して、ディスプレイモニタの画面上におけるカーソルの動きをコントロールしたり、グラフィック状のユーザーインターフェースのメニューから選択を行ったりすることが可能となる。欧州特許出願第6111205号のシステムは、上記のようなポインティング装置と協働させられることにより、1つのみの検出器を用いてポインティング方向を特定することができる。
本発明のシステム100は、放射を検出するよう動作可能な検出手段(この例では検出器106および108)を含んでいる。放射の方向特性104のため、検出器106は比較的単純なものでよく、システム100は、欧州特許出願第6111205号に記載されているようにして、検出器106および108のいずれでも一方に対する、装置102の配向を特定することができる。検出器106は、その検出器106に対する装置102の配向によって決まる放射104を受け、検出器108は、その検出器108に対する装置102の配向によって決まる放射104を受ける。すると、この配向情報を用いて、操作に使用中の装置102が指し示している、ディスプレイモニタの画面110上の位置を特定することができる。さらに、配向の変化を用いて、オブジェクト(たとえばカーソル)を画面上に位置決めすることができる。システム100はさらに、検出器106および108からの情報を処理し、ディスプレイモニタ110上にレンダリングされるオブジェクトをコントロールするための、計算手段111を含む。計算手段は、たとえば、PC、セットトップボックス、ディスプレイモニタ内において使用されるための専用電子回路等を含んでいてもよい。こうして、システム100は、ユーザーによる操作中、装置102の配向に応じて、画面110の平面上における位置制御を可能とするように動作する。その際の配向および配向の変化は、データ入力信号としての役割を果たす。加えて本発明では、第2の検出器の存在のために、システム100は、本発明の実動中において、以下に説明するようにして、装置102の主軸112に実質的に沿った方向への装置102の位置の変化、またはディスプレイモニタの画面110に対して実質的に垂直な方向への装置102の位置の変化に応じた、ユーザーのデータ入力をも可能とする。
図2は、システム100の構成の幾何学的配置を図解した図である。検出器106は、装置102の主軸112に対して、βの角度でその装置102から発せられた放射を受ける。検出器108は、軸112に対してαの角度で装置102から発せられた放射を受ける。したがって、検出器106および108に対する、装置102の主軸112の配向を特定することができる。しかしながら、検出器106および108に対する、装置102の位置を特定することはできない。このことを理解するため、等角点の軌跡に関する定理(ユークリッド原論第3巻の命題20の結論)を考える。この定理は、ある線分ABが与えられた際、角度APBが一定の値を有するような点Pの軌跡は、点AおよびBを通過する円弧であるというものである。一般的に、ABがある円の弦である場合には、点AおよびB自体を除く円上の任意の点Pに対し、角度APBは一定である。ここで、この弦が円の直径でない場合には、この一定の角度は、弦の各側において異なる点に留意されたい。したがって、検出器106ならびに108および装置102の位置により規定されるカーブ114は、一定の角度αの値および一定の角度βの値を有する配向が想定できる、装置102の可能性のある位置を示す。ここで、カーブ114が、円弧として描かれている点に留意されたい。この円弧は、それら可能性のある位置のカーブ面(曲面)と、検出器106ならびに108および装置102の位置により規定される平面との、交線を表している。検出器106ならびに108および装置102の位置により規定される平面の外に配置された、第3の検出器(図示せず)を用いて、それぞれが異なる検出器対と対応付けられた、装置102の可能性のある位置を表す3つのカーブ面を構成することもできる。これらの3つのカーブ面の交点は、装置102の位置として、2つの位置を与える。視線の制限により、画面110の背後の位置は破棄することができる。以下の文中において、「カーブ」という用語と「円弧」という用語とは、互いに置換可能なものとして用いることとする。
画面110がディスプレイモニタであり、ディスプレイモニタ110上にレンダリングされているカーソルの位置決めのために装置102が使用されているような実用状況下では、ユーザーは、典型的にはモニタ110から遠く離れた位置におり(モニタ110の特徴的寸法の複数倍)、装置102の主軸112は、ほぼ、画面110の中心において直角に画面110と交差するといえる。したがって、操作中において、主軸112がシステム100の光軸と一致するような位置に、装置102が保たれると仮定するのは妥当である。その結果、角度αとβとの間の差、およびかかる差の極性を用いて、装置102と画面110との間の距離の変化を特定することができる。このためには、少なくとも2つの検出器が必要である点に留意されたい。1つのみの検出器を用いたのでは、受光する光の変化は、システム100によって、装置102の配向の変化であると解釈されるかもしれない。装置102を画面110に向けて押し出したこと、または装置102を画面110から離すように引っ込めたことの結果として生じる、装置102の配向を維持しながらのこの距離の変化は、図3を参照して説明するように、データ入力信号として利用される。したがって、画面110の平面内における一次元または二次元の位置制御に加えて、制御のさらなる自由度、たとえば画面110上でレンダリングされている複数の重複するウインドウのうちの、特定の1つを選択するための自由度が提供される。三次元制御を提供する入力装置の例については、たとえば、フィリップス エレクトロニクスによる米国特許第5784052号(引用により、同文献の内容は本明細書に組み込まれているものとする)を参照されたい。
図3は、角度αの一定値および角度βの一定値により規定される装置102のある配向を、検出器106および108が記録した場合における、装置102の可能性のある位置の円弧114を示した図である。ここで、装置が、装置102と画面110との間の距離と比べて比較的小さな距離に亘って、画面110に向かって、すなわち実質的に主軸112の方向に沿って変位させられると仮定する。すると、検出器106および108は、装置102の主軸112の配向に生じた、小さな変化を記録する。可能性のある新たな位置の組は、円弧116により示されており、この円弧116の半径および中心は、円弧114の半径および中心に対して変化している。円弧116を規定する円は、円の下側部分においては、円弧114を規定する円とより明確に区別するために、破線で示されている。ここで、線118および120で規定されるセクタ内にある可能性のある典型的な位置、すなわち、画面110までの距離と比べて、画面110の中心を通る当該画面110と垂直な軸に比較的近い位置を考える。このセクタ内では、一次近似において、円弧114と116との間の距離は一定である点に留意されたい。線118と120との間のセクタと類似の角度を規定するが、最初に述べたセクタとは重複しないような別のセクタ内では、円弧114と116との間の距離の変化は、より大幅に変化する。検出器106および108のいずれかに対する装置102の主軸の配向が与えられれば、システム100は、円弧114の半径および中心を特定することができる。新たな位置でも、システム100は、円弧116の半径および中心を特定することができる。これらの半径の差は、距離の変化を表し、したがって画面110に対する装置102の押出しまたは引込みにより生成される、システム100への入力信号を表す。
図4および5は、本発明の1つの実施形態を図示している。図4は、検出器106ならびに108の位置、および記録された配向角度が与えられているものとして装置102の可能性のある位置により規定される、円弧122を示した図である。これらの位置および角度は、円弧122を完全に規定する。図には、以下の特徴が示されている。装置102と画面110との間の距離は、「d」により示されている。上記で述べたような線118および120により規定されるセクタ内にあると考えられる位置に対しては、固定値の「d」で十分精確であると想定される。円弧122の半径は、「R」により示されている。検出器106と108との間の固定距離は、「2s」で示されている。円弧122の中心「C」と、画面110との間の距離は、「p」により示されている。図5は、半径「R」の変化と距離「d」の変化との関係を導出するための、数式を示している。式(1)は、「d」が「R」と「p」との和に等しいことを表している。式(2)は、ピタゴラスの定理による、「s」、「R」および「p」の関係を示している。式(1)と式(2)とを組み合わせることにより、「R」がどのように「s」および「d」に依存するかを表す、式(3)が導かれる。「d」の値が「d−ε」(「ε」は「d」よりもずっと小さい)に変化させられたとして、これを式(3)に代入すると、半径の変化は、「ε」のオーダーの精度をもって、式(4)に従う。
1つの実例として、「s」の値が0.35mであり、「d」の値が1.5mより大きい場合を考える。その場合、半径の変化「ΔR」(すなわち変位「ε」に際してシステム100により特定される半径の差)と、変位「ε」との間の比例係数は、約0.5である。したがって、半径の変化を測定することは、装置102の変位の大きさの指標を与えることとなる。

Claims (15)

  1. 手持型のポインティング装置であって、当該ポインティング装置の主軸に対して、方向特性を有する放射パターンを付与するポインティング装置と、
    前記放射を検出する検出手段と、
    前記検出手段に接続された計算手段とを含み、
    前記計算手段が、
    前記ポインティング装置の主軸に沿った該ポインティング装置の変位を表す指標を、該ポインティング装置の可能性のある位置を示す第1のカーブと、該ポインティング装置の可能性のある他の位置を示す第2のカーブとに基づいて特定し、
    前記指標を、データ処理のユーザーコントロールのための、ユーザー入力信号として使用するように動作することを特徴とするデータ処理システム。
  2. 前記計算手段が、前記データ処理のさらなるユーザーコントロールのための、さらなるユーザー入力信号として、前記検出手段に対する前記主軸の配向を特定するように動作することを特徴とする請求項1記載のシステム。
  3. 前記計算手段が、ディスプレイモニタに接続するための出力部を有し、
    前記データ処理が、前記ディスプレイモニタの画面上においてレンダリングされているオブジェクトを、移動させる処理を含むことを特徴とする請求項1または2記載のシステム。
  4. 当該ポインティング装置の主軸に対して方向特性を有する放射パターンを持つ、手持型のポインティング装置からの放射を、検出する検出手段と、
    前記検出手段に接続された計算手段とを含み、
    前記計算手段が、
    前記ポインティング装置の主軸に沿った該ポインティング装置の変位を表す指標を、該ポインティング装置の可能性のある位置を示す第1のカーブと、該ポインティング装置の可能性のある他の位置を示す第2のカーブとに基づいて特定し、
    前記指標を、データ処理のユーザーコントロールのための、ユーザー入力信号として使用するように動作することを特徴とする装置。
  5. 前記計算手段が、前記データ処理のさらなるユーザーコントロールのための、さらなるユーザー入力信号として、前記検出手段に対する前記主軸の配向を特定するように動作することを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 前記計算手段が、ディスプレイモニタに接続するための出力部を有し、
    前記データ処理が、前記ディスプレイモニタの画面上においてレンダリングされているオブジェクトを、移動させる処理を含むことを特徴とする請求項4または5記載の装置。
  7. 手持型のポインティング装置からの放射であって、該ポインティング装置の主軸に対して、方向特性を持つ放射を表す情報を、受け取る入力部と、
    出力部とを有する計算手段であって、
    前記ポインティング装置の主軸に沿った該ポインティング装置の変位を表す指標を、該ポインティング装置の可能性のある位置を示す第1のカーブと、該ポインティング装置の可能性のある他の位置を示す第2のカーブとに基づいて特定し、
    データ処理のユーザーコントロールのため、ユーザー入力信号を表す前記指標を、前記出力部において与えるように動作することを特徴とする計算手段。
  8. 前記データ処理のさらなるユーザーコントロールのための、さらなるユーザー入力信号として、前記主軸の配向を特定するように動作することを特徴とする請求項7記載の計算手段。
  9. 前記データ処理が、ディスプレイモニタの画面上においてレンダリングされているオブジェクトを、移動させる処理を含むことを特徴とする請求項7または8記載の計算手段。
  10. 手持型のポインティング装置からの放射であって、該ポインティング装置の主軸に対して、方向特性を持つ放射を表す情報を、受け取る入力部と、
    出力部と
    を有する計算手段を実装するための、コンピュータ読取可能な命令を含むソフトウェアであって、
    前記計算手段が
    前記ポインティング装置の主軸に沿った該ポインティング装置の変位を表す指標を、該ポインティング装置の可能性のある位置を示す第1のカーブと、該ポインティング装置の可能性のある他の位置を示す第2のカーブとに基づいて特定し、
    データ処理のユーザーコントロールのため、ユーザー入力信号を表す前記指標を、前記出力部において与えるように動作するものであることを特徴とするソフトウェア。
  11. 前記計算手段が、前記データ処理のさらなるユーザーコントロールのための、さらなるユーザー入力信号として、前記主軸の配向を特定するように動作するものであることを特徴とする請求項10記載のソフトウェア。
  12. 前記データ処理が、ディスプレイモニタの画面上においてレンダリングされているオブジェクトを、移動させる処理を含むことを特徴とする請求項10または11記載のソフトウェア。
  13. 手持型のポインティング装置であって、当該ポインティング装置の主軸に対して、方向特性を有する放射パターンを付与するポインティング装置の操作を介して、データ処理のユーザーコントロールを可能とする方法であって、
    前記放射を検出する工程と、
    前記ポインティング装置の主軸に沿った該ポインティング装置の変位を表す指標を、該ポインティング装置の可能性のある位置を示す第1のカーブと、該ポインティング装置の可能性のある他の位置を示す第2のカーブとに基づいて特定する工程と、
    前記指標を、前記データ処理の前記ユーザーコントロールのための、ユーザー入力信号として使用する工程とを含むことを特徴とする方法。
  14. 前記データ処理のさらなるユーザーコントロールのための、さらなるユーザー入力信号として、前記主軸の配向を特定する工程を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 前記データ処理が、ディスプレイモニタの画面上においてレンダリングされているオブジェクトを、移動させる処理を含むことを特徴とする請求項13または14記載の方法。
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