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JP2010510971A - 多発性骨髄腫の治療 - Google Patents

多発性骨髄腫の治療 Download PDF

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JP2010510971A
JP2010510971A JP2009537563A JP2009537563A JP2010510971A JP 2010510971 A JP2010510971 A JP 2010510971A JP 2009537563 A JP2009537563 A JP 2009537563A JP 2009537563 A JP2009537563 A JP 2009537563A JP 2010510971 A JP2010510971 A JP 2010510971A
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ジュルダン,ミシェル
ドルアノ,ミシェル
クラン,ベルナール
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Abstract

本発明は、多発性骨髄腫に罹患している対象の治療方法であって、式(I)によって表される化合物の有効量を対象に投与するステップを含んで成る前記方法を提供する。

Description

関連出願
当該出願は、2006年11月27日付で出願された米国特許仮出願番号第60/861,120号、及び2007年2月28日付で出願された米国特許仮出願番号第60/904,138号の利益を主張する。これらの出願の教示の全体を本明細書中で援用する。
本発明の背景
多発性骨髄腫は形質細胞の癌である。形質細胞は、疾患や感染と戦うために抗体を産生する骨髄内の免疫細胞である。発生中に、悪性形質細胞又は多発性骨髄腫細胞をもたらす遺伝的異常が起こり得る。これらの細胞は、血流を通って移動し、そして、それらが健全な組織に永続的な損傷を引き起こす場所であるところの骨髄に集まる。多くの臓器が多発性骨髄腫によって影響を受けるので、症状と標徴は変わりやすいものである。一般的な症状には、骨病変、高いカルシウム・レベル、腎不全、貧血、及び低下した免疫能力が含まれる。骨の損傷は、骨髄腫細胞の急激な増殖と、破骨細胞の骨破壊を刺激する、破骨細胞活性化因子として知られているIL-6の放出によって引き起こされる。骨の損傷はまた、高カルシウム血症と呼ばれる病態である、血流中のカルシウムのレベルを上昇させることもある。骨髄腫細胞は骨髄内の正常細胞を締め出すので、正常血球細胞の産生もまた損なわれる。白血球数の低下は感染の危険性を高めることがある一方で、減少した赤血細胞生産は貧血をもたらすことがある。血小板の減少は、正常な血液凝固を妨げることがある。加えて、骨髄腫細胞によって産生された余分なMタンパクと軽鎖タンパク質が、血液の粘度を高くすることがある。これらのタンパク質はまた、腎臓に損害を与えて、それらの機能を損なうこともある。骨髄腫細胞が血液の粘度を高くするとき、腎臓において循環障害が起こることがある。加えて、高カルシウム血症は、腎臓を酷使し、カルシウム排泄の減少、尿産生の増加、及び脱水の可能性をもたらす。
多発性骨髄腫は、非ホジキン・リンパ腫に次いで2番目によく見られる血液癌である。それは、すべての癌の約1%であり、且つ、すべての癌による死亡の2%に相当する。これまで、前記疾患から完全で恒久的な回復をもたらす治療が存在しなかった。そのため、多発性骨髄腫の新しい治療方法が必要である。
本発明は、治療を必要とする対象における多発性骨髄腫の治療方法に関する。前記方法は、式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩の有効量を前記対象に投与するステップを含んで成る。治療される多発性骨髄腫は、以下で記載した病期、カテゴリ、及び疾病状態のいずれであってもよい。
Figure 2010510971
本発明は、少なくとも一部は、式(I)によって表される化合物が多くの骨髄腫細胞株の増殖を抑制することができるという発見に基づいている(実施例1)。これらの化合物はまた、骨髄腫患者の骨髄細胞がそのような化合物によって処理された場合にも、他の骨髄細胞の生存に影響することなしに原発性骨髄腫細胞の生存に抑制効果を示すことがある(実施例4)。ベルケイド(Velcade)又はメルファラン(melphalan)と組み合わせて使用された場合、これらの化合物は骨髄腫細胞の増殖の阻害に対して相加効果を示した(実施例3)。
実施例及び図面に使用される化合物Aは、1-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)-ピリミジン-2-イルアミノ]-ベンゾイル}-ピペラジン-1-イル)エタノンである。
Figure 2010510971
14種類の骨髄腫細胞株の増殖に対する化合物Aの阻害効果を示す棒グラフである(図1AについてはμM単位のIC50、そして、図1BについてはμM単位のIC90)。 化合物Aによって処理したXG-12細胞の時間依存性アポトーシス誘発を示すプロットである。 XG-3細胞増殖の10%(IC10)又は50%(IC50)の阻害を誘発する濃度にてベルケイドを含む又は含まない化合物Aの濃度増加がXG-3細胞の増殖に及ぼす阻害効果を示すプロットである。 XG-12細胞増殖の10%(IC10)又は50%(IC50)の阻害を誘発する濃度にてメルファランを含む又は含まない化合物Aの濃度増加がXG-12細胞の増殖に及ぼす阻害効果を示すプロットである。 新たに診断された多発性骨髄腫を患う5人の患者からのCD138+原発性骨髄腫細胞の生体外における生存に対する化合物Aの効果を示す棒グラフである。 新たに診断された多発性骨髄腫を患う5人の患者からの非骨髄腫骨髄細胞の生体外における生存に対する化合物Aの効果を示す棒グラフである。 新たに診断された多発性骨髄腫を患う5人の患者からのCD34+造血前駆細胞の生体外における生存に対する化合物Aの効果を示す棒グラフである。 再発型多発性骨髄腫を患う5人の患者からのCD138+原発性骨髄腫細胞の生体外における生存に対する化合物Aの効果を示す棒グラフである。 再発型多発性骨髄腫を患う5人の患者からの非骨髄腫骨髄細胞の生体外における生存に対する化合物Aの効果を示す棒グラフである。 再発型多発性骨髄腫を患う5人の患者からのCD34+造血前駆細胞の生体外における生存に対する化合物Aの効果を示す棒グラフである。
発明の詳細な説明
「アリール」は、単環(例えば、フェニル)又は複数の縮合環(例えば、ナフチル)を持つ6〜14個の炭素原子から成る不飽和芳香族炭素環式基を指す。好ましいアリールには、フェニル、ナフチル、フェナントレニル(phenantrenyl)等が含まれる。
「アルキルアリール」は、ベンジル、-(CH22フェニル、-(CH23フェニル、-CH(フェニル)2等のアリール部分で置き換えられた少なくとも1つのアルキル水素原子を持つアルキルを指す。
「アルキル」が、1〜10個の炭素原子を持つ直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和アルキル、環式又は非環式炭化水素を指すのに対して、「低級アルキル」あるいは「C1-C6アルキル」にも同じ意味があるが、1〜6個の炭素原子しか持たない。代表的な飽和直鎖アルキルには、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル等が含まれ;一方、飽和分枝アルキルには、イソプロピル、sec-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、イソペンチル等が含まれる。不飽和アルキルには、隣接している炭素原子の間に少なくとも1つの二重又は三重結合を含んでいる(それぞれ、「アルケニル」又は「アルキニル」とも呼ばれる)。代表的な直鎖及び分岐アルケニルには、エチレニル、プロピレニル、1-ブテニル、2-ブテニル、イソブチレニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-メチル-1-ブテニル、2-メチル-2-ブテニル、2,3-ジメチル、2-ブテニル等が含まれ;一方、代表的な直鎖及び分岐アルキニルには、アセチレニル、プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-メチル-1-ブチニル等が含まれる。代表的な飽和「環状アルキル」には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等が含まれ;一方、不飽和環状アルキルには、シクロペンテニルやシクロヘキセニル等が含まれる。シクロアルキルはまた、本明細書中、「炭素環式」環系を指し、そして、1つ以上の(フェニルなどの)芳香族又は(シクロヘキサンなどの)非芳香族炭素環式環に縮合されたシクロアルキル(シクロペンタン又はシクロヘキサンなど)のように、8〜14個の炭素原子を持つ二環式及び三環式系が含まれる。
「アルコキシ」は、-O-(アルキル)又は-O-(アリール)、例えば、メトキシ、エトキシ、n-プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、n-ブチルオキシ、イソ-ブチルオキシ、フェノキシ等を指す。
「C2-C6アルケニル」は、好ましくは、2〜6個の炭素原子を持ち、且つ、1又は2ヵ所のアルケニル不飽和部位を持つアルケニル基を指す。望ましいアルケニル基には、エテニル(-CH=CH2)、n-2-プロペニル(-CH2CH=CH2)等が含まれる。
「C2-C6-アルキニル」は、好ましくは2〜6個の炭素原子を持ち、且つ、少なくとも1〜2ヵ所のアルキニル不飽和の部位を持つアルキニル基を指し、好ましいアルキニル基には、エチニル(-C≡CH)、プロパルギル(-CH2C≡CH)等が含まれる。
「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素を指す。
「ケト」は、カルボニル基(すなわち、C=O)を指す。
「ヘテロアリール」は、単環式環系若しくは二環式環系の両方を含めた、5〜10員から成り、且つ、窒素、酸素、及び硫黄から選択される少なくとも1つのヘテロ原子を持ち、そして、少なくとも1つの炭素原子を含んで成る芳香族複素環式環を指す。代表的なヘテロアリールは、ピリジル、フリル、ベンゾフラニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、ピロリル、インドリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、シンノリニル、フタラジニル、及びキナゾリニルである。
「ヘテロアルキルアリール」は、例えば、-CH2-ピリジニル、-CH2-ピリミジニル等のヘテロアリール部分で置き換えられた少なくとも1つのアルキル水素原子を持つアルキルを指す。
「ヘテロシクロアルキル」又は「複素環化合物」は、5〜10個の環原子を含むヘテロ環式環を指す。具体的には、5〜7員の単環式又は7〜10員の二環式のヘテロ環式環は、前記複素環化合物のいずれかがベンゼン環に縮合された二環式環を含めた、飽和、不飽和、又は芳香族のいずれかであり、且つ、窒素、酸素、及び硫黄から独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を含む、そして、ここで、上記窒素及び硫黄ヘテロ原子が、任意に酸化されてもよく、且つ、上記窒素ヘテロ原子が、任意に四級化されてもよい。前記複素環化合物は、いずれかのヘテロ原子又は炭素原子を介して結合してもよい。複素環化合物は、先に規定されるようにヘテロアリールが含まれる。これにより、先に列挙したヘテロアリールに加えて、複素環化合物にはまた、モルホリニル、ピロリジノニル(pyrrolidinonyl)、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ヒダントイニル、バレロラクタミル、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピリンジニル(tetrahydropyrindinyl)、テトラヒドロプリミジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロピリミジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオピラニル等が含まれる。
「アルキルヘテロシクロアルキル」は、例えば、2-(1-ピロリジニル)エチル、4-モルホリニルメチル、(1-メチル-4-ピペリジニル)メチル等の複素環化合物で置き換えられた少なくとも1つのアルキル水素原子を持つアルキルを指す。
「置換された」という用語は、本明細書中では、少なくとも1つの水素原子が置換基で置き換えられている前記の基(すなわち、アルキル、アリール、アルキル・アリール、ヘテロシクリル、及びヘテロシクロアルキル)のいずれも指す。ケト置換基(「C(=O)」)の場合には、2つの水素原子が置き換えられる。置換基には、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、置換されたアルキル、(例えば、ハロアルキル、一置換若しくは全置換されたアミノアルキル、アルキルオキシアルキル等)、アリール、置換されたアリール、アリールアルキル、置換されたアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、置換されたアルキルヘテロシクロアルキル、-NRaRb、-NRaC(=O)Rb、-NRaC(=O)NRaRb、NRaC(=O)ORb-NRaSO2Rb、-ORa、-C(=O)Ra、-C(=O)ORa、-C(=O)NRaRb、-OC(=O)Ra、-OC(=O)ORa、-OC(=O)NRaRb、-NRaSO2Rb、又は式Y-Z-Raによって表されるラジカルが含まれ、ここで、Yが、アルカンジイル、置換されたアルカンジイル、又は直接的な結合であり、Zが、-O-、-S-、S(=O)-、-S(=O)2-、-N(Rb)-、-C(=O)-、-C(=O)O-、-OC(=O)-、-N(Rb)C(=O)-、-C(=O)N(Rb)、又は直接的な結合であり、式中、Ra及びRbが、同じであるか、又は異なっていて、且つ、独立に、水素、アミノ、アルキル、(ハロゲン化アルキルを含めた)置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、置換されたアルキルヘテロシクロアルキルであるか、あるいは、式中、Ra及びRbが、それらに結合している窒素原子と共に複素環化合物又は置換された複素環化合物を形成する。
「ハロアルキル」は、ハロゲンで置き換えられた1つ以上の水素原子を持つアルキル、例えば、-CF3などを指す。
「ヒドロキシアルキル」は、ヒドロキシで置き換えられた1つ以上の水素原子を持つアルキル、例えば、-CH2OHなどを意味する。
「スルホニル」は、基「-SO2-R」{式中、Rが、H、アリール、ヘテロアリール、C1-C6-アルキル、ハロゲンで置換されたC1-C6-アルキル(例えば、-SO2-CF3基)、C2-C6-アルケニル、C2-C6-アルキニル、C3-C8-シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、C1-C6-アルキル・アリール、C1-C6-アルキル・ヘテロアリール、C1-C6-アルケニル・アリール、C2-C6-アルケニル・ヘテロアリール、C2-C6-アルキニル・アリール、C2-C6-アルキニルヘテロアリール、C1-C6-アルキル・シクロアルキル、又はC1-C6-アルキル・ヘテロシクロアルキルから選択される。}を指す。
「スルフィニル」は、基「-S(O)-R」{式中、Rが、H、C1-C6-アルキル、ハロゲンで置換されたC1-C6-アルキル(例えば、-SO2-CF3基)、C2-C6-アルケニル、C2-C6-アルキニル、C3-C8-シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、C1-C6-アルキル・アリール、C1-C6-アルキル・ヘテロアリール、C2-C6-アルケニル・アリール、C2-C6-アルケニル・ヘテロアリール、C2-C6-アルキニル・アリール、C2-C6-アルキニルヘテロアリール、C1-C6-アルキル・シクロアルキル、又はC1-C6-アルキル・ヘテロシクロアルキルから選択される。}を指す。
「スルファニル」は、基「-S-R」{式中、Rが、H、C1-C6-アルキル、ハロゲンで置換されたC1-C6-アルキル(例えば、-SO2-CF3基)、C2-C6-アルケニル、C2-C6-アルキニル、C3-C8-シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、C1-C6-アルキル・アリール、C1-C6-アルキル・ヘテロアリール、C2-C6-アルケニル・アリール、C2-C6-アルケニル・ヘテロアリール、C2-C6-アルキニル・アリール、C2-C6-アルキニルヘテロアリール、C1-C6-アルキル・シクロアルキル、又はC1-C6-アルキル・ヘテロシクロアルキルから選択される。}を指す。好ましいスルファニル基には、メチルスルファニル、エチルスルファニル等が含まれる。
「カルボキシル」は、-COOHを指す。
「アミノ」は、基-NRR’を指し、ここで、R、R’の各々が、独立に、水素又はC1-C6-アルキル、アリール、ヘテロアリール、C1-C6-アルキル・アリール、C1-C6-アルキル・ヘテロアリール、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルであり、且つ、ここで、R及びR’が、それらに結合している窒素原子と共に3〜8員ヘテロシクロアルキル環を任意に形成してもよい。
「アンモニウム」は、陽性荷電基-N+RR’R’’を指し、ここで、R、R’、R’’の各々が、独立に、C1-C6-アルキル、C1-C6-アルキル・アリール、C1-C6-アルキル・ヘテロアリール、シクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルであり、且つ、ここで、R及びR’が、それらに結合している窒素原子と共に3〜8員ヘテロシクロアルキル環を任意に形成する。
「HCl」は、それらの化学構造によって描かれた化合物の塩酸塩を意味する。
「含窒素非芳香族複素環化合物」は、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジノニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ヒダントイニル、テトラヒドロピリンジニル、テトラヒドロピリミジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル等を意味する。
「医薬として許容される塩又は複合体」は、本明細書中に開示された化合物の塩又は複合体を指す。そのような塩の例には、これだけに制限されることなく、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸等)を用いて形成された塩、並びに、例えば、酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、マレイン酸、アスコルビン酸、安息香酸、タンニン酸、パルモン酸(palmoic acid)、アルギン酸、ポリグルタミン酸、ナフタレン・スルホン酸、メタン・スルホン酸、ナフタレン・ジスルホン酸、及びポリ-ガラクツロン酸などの有機酸を用いて形成された塩、並びに、例えば、リジン又はアルギニンなどの塩基性アミノ酸を用いて形成された塩が含まれる。
加えて、カルボン酸又は他の酸性官能基を含む化合物の塩は、好適な塩基と反応させることによって調製され得る。そのような医薬として許容される塩は、医薬として許容される陽イオンを提供する塩基を用いて作られることがあり、それには、アルカリ金属塩(特にナトリウム及びカリウム)、アルカリ土類金属塩(特にカルシウム及びマグネシウム)、アルミニウム塩、及びアンモニウム塩、並びに、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、モルホリン、ピリジン、ピペリジン、ピコリン、ジシクロヘキシルアミン、N,N’-ジベンジルエチレンジアミン、2-ヒドロキシエチルアミン、ビス-(2-ヒドロキシエチル)アミン、トリ-(2-ヒドロキシエチル)アミン、プロカイン、ジベンジルピペリジン、N-ベンジル-β-フェネチルアミン、デヒドロアビエチルアミン(dehydroabietylamine)、N,N’-ビスデヒドロアビエチルアミン、グルカミン、N-メチルグルカミン、コリジン、キニーネ、キノリンなどの生理学的に許容される有機塩基、及び、例えば、リジンやアルギニンなどの塩基性アミノ酸から作られた塩が含まれる。
本発明は、多発性骨髄腫を患っている対象の治療方法であって、その対象に式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩の有効量を投与するステップを含んで成る前記治療方法に向けられる。
多発性骨髄腫は、形質細胞の癌である。多発性骨髄腫の病期は、国際病期分類システム(ISS)を使用することによって決定されうる。試験された数多くの因子の中で多発性骨髄腫に関して最大の予後指数(prognostic power)を共に示した2種類の血液検査の結果、ISSは、β2-ミクログロブリン(β2-M)及びアルブミンの評価に基づく。骨髄腫に関する国際病期分類システムによる異なった病期を判定する評価基準を、以下に列挙する:
病期I:β2-M<3.5mg/dL、且つ、アルブミン≧3.5g/dL
病期II:β2-M<3.5mg/dL又はβ2-M 3.5〜5.5mg/dL、且つ、アルブミン<3.5g/dL(病期Iでもなく病期IIIでもない)
病期III:β2-M>5.5mg/dL
多発性骨髄腫患者は、いくつかの骨髄腫カテゴリの1つに典型的に分類される。多発性骨髄腫は、無症候性であるか又は症候性である。無症候性骨髄腫患者は、関連する臓器又は組織の障害又は症状を示さない。骨髄腫に関連する臓器又は組織の障害には、高カルシウム血症、腎臓機能障害、貧血、及び骨病変が含まれる。無症候性骨髄腫には、くすぶり型多発性骨髄腫(SMM)、緩慢型多発性骨髄腫(IMM)、及び病期Iの多発性骨髄腫が含まれる。くすぶり型多発性骨髄腫は、骨髄内のモノクローナル・タンパク質、及びわずかに増加した形質細胞数を特徴とする。緩慢型多発性骨髄腫は、骨髄内の少量のモノクローナル・タンパク質、又は増加した形質細胞数を特徴とする。
多発性骨髄腫患者はまた、それらの疾病状態を特徴とする。疾病状態は、その患者が既に治療法を受けたかどうか、そして、もしそうだとすれば、転帰に基づいて判断される。新たに診断された疾患を患う患者は、まだ治療されている骨髄腫に罹患している個人である。治療法を受けた患者は、以下のいくつかのカテゴリに分類される:
応答型疾患:治療法に応答型である骨髄腫を指す。少なくとも50%のMタンパクの減少があった。
安定型疾患:治療に応答していない(すなわち、Mタンパクの減少が50%に達していない)が、進行(悪化)していなかった骨髄腫を指す。
進行型疾患:悪化(すなわち、Mタンパクの増加、及び臓器又は組織障害の悪化)している活性な骨髄腫を指す。ほとんどの場合、再発型、及び/又は難治型疾患は、進行型疾患であると考えてもよい。
再発型疾患:初期には治療法に応答したが、その後、再び進行し始めた骨髄腫疾患を指す。患者は、初期治療後又はその後の治療法後に再発したとしてさらに分類されることがある。
難治型疾患:初期治療法に応答しなかった骨髄腫、並びにその後の治療に応答しない再発型骨髄腫を指す。この最後の事例において、その骨髄腫はまた、再発型及び難治型疾患と呼ばれることがある。
本発明は、多発性骨髄腫を患っている対象の治療方法であって、式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩の有効量をその対象に投与するステップを含んで成る前記治療方法を提供する。治療される多発性骨髄腫は、先に記載したあらゆる病期、カテゴリ、及び疾病状態にあるものであり得る。
本発明の方法によると、式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩は、単独で、又は多発性骨髄腫の1つ以上の症状を低減するのに使用される他の少なくとも1種類の治療薬と組み合わせて使用されてもよい。式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩は、同じ組成物の一部であり得るか、あるいは、式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩を含んで成るものと異なる組成物であり得る、その他の治療薬と共に同時に投与されてもよい。あるいは、式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩は、その他の治療薬の投与に先立って、又はその後に投与されてもよい。式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩は、その他の治療薬と同じか、又は異なった投与経路を通して投与されてもよい。そのような治療薬は、化学療法薬、支持治療薬、又はその組み合わせである。
本明細書中に使用される「化学療法薬」は、癌細胞に対して毒性である作用物質である。本発明に使用される化学療法薬の例には、ボルテゾミブ(ベルケイド(Velcade(登録商標))、Millennium)、メルファラン、プレドニゾン(predisone)、ビンクリスチン、カルムスチン、シクロホスファミド、デキサメサゾン(dexamathasone)、サリドマイド、ドキソルビシン、シスプラチン、エトポシド、及びシタラビンが含まれる。具体的な態様において、式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩は、ボルテゾミブ(ベルケイド(Velcade(登録商標)))と組み合わせて使用される。他の具体的な態様において、式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩は、メルファランと組み合わせて使用される。
「支持治療薬」は、主に、多発性骨髄腫の症状と合併症を軽減するための作用物質である。支持治療薬の例には、これだけに制限されることなく、ビスホスホナート、増殖因子、抗生物質、利尿剤、及び鎮痛剤が含まれる。
抗生物質の例には、サルファ製剤、ペニシリン(例えば、ベンジル・ペニシリン、P-ヒドロキシベンジル・ペニシリン、2-ペンテニル・ペニシリン、N-ヘプチル・ペニシリン、フェノキシメチル・ペニシリン、フェネチシリン、メチシリン、オキサシリン、クロキサシリン、ジクロキサシリン、フルクロキサシリン(Flucloxacillino)、ナフシリン、アンピシリン、アモキシシリン、シクラシリン、カルベニシリン、チカルシリン、ピペラシリン、アズロシリン、メクズロシリン(Meczlocillin)、メシリナム、アンジノシリン(Amdinocillin)、セファロスポリン及びその誘導体(例えば、セファロチン、セファピリン、セファセトリル、セファゾリン、カフェレキシン(Caphalexin)、セファンジン(Cephandine)、セファドロキシル、セファマンドール、セフロキシム、セフォラニド、セフォキシチン、セフォテタン、セファクロル、セフォタキシム、セフチゾキシム、セフトリオキソン(Ceftrioxone)、セフタジジム、モキサラクタム、セフォペラゾン、セフィキシム、セフチブテン、及びセフプロジル)、オキソリン酸、アミフロキサシン(Amifloxacin)、テマフロキサシン、ナリジクス酸、ピロミド酸、シプロフロキサン、シノキサシン、ノルフロキサシン、パーフロキサシン、ロザキサシン(Rosaxacin)、オフロキサシン、エノキサシン、ピペミド酸、スルバクタム、クラブリン酸、β-ブロモペニシラン酸、β-クロロペニシラン酸、6-アセチルメチレン-ペニシラン酸、セフォキサゾール(Cephoxazole)、スルタンピシリン(Sultampicillin)、アディノシリン(Adinocillin)及びスルバクタムのホルムアルデヒド・フードラート(Hudrate)エステル、タゾバクタム、アズトレオナム、スルファゼチン(Sulfazethin)、イソスルファゼチン(Isosulfazethin)、ノルカディシン(Norcardicins)、m-カルボキシフェニル、フェニルアセトアミドホスホン酸メチル、クロルテトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、テトラサイクリン、デメクロサイクリン、ドキシサイクリン、メタサイクリン、並びにミノサイクリンが含まれる。
ビスホスホナートの例には、エチドロナート(Didronel)、パミドロナート(Aredia)、アレンドロナート(Fosamax)、リセドロナート(Actonel)、ゾレドロナート(Zometa)、イバンドロナート(Boniva)が含まれる。
利尿剤の例には、例えば、アミロライド、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、メチルクロロチアジド、クロロサリドン(chlorothalidon)などのチアジド誘導体が含まれる。
増殖因子の例には、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)、マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)、マルチ-コロニー刺激因子、エリスロポイエチン、トロンボポエチン(thrombpoietin)、オンコスタチンM、及びインターロイキンが含まれる。
鎮痛剤の例には、オピオイド(例えば、モルヒネ)、COX-2阻害剤(例えば、ロフェコキシブ、バルデコキシブ、及びセレコキシブ)、サリチラート(例えば、アスピリン、トリサリチル酸コリン・マグネシウム、サルサラート、ジフニサル、及びサリチル酸ナトリウム)、プロピオン酸誘導体(例えば、フェノプロフェン・カルシウム、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン、及びナプロキセン・ナトリウム)、インドール酢酸誘導体(例えば、インドメタシン、スルフィンダック(sulfindac)、エトダラック(etodalac)、及びトルメチン)、フェナマート(例えば、メフェナム酸及びメクロフェナマート)、ベンゾチアジン誘導体又はオキシカム(例えば、モビック又はピロキシカム)、あるいは、ピロール酢酸(例えば、ケトロラク)が含まれる。
本明細書中では「治療する」には、以下の結果:疾患の程度を部分的又は完全に軽減すること;疾患に関連する臨床的症状又は指標が改善する(ameliorating)か又は向上すること(improving);疾患の進行を遅らせるか、抑制するか、又は予防すること;あるいは、疾患の発症又は進行を部分的又は完全に遅らせるか、抑制するか、又は予防すること、の1つ以上を部分的又は実質的に達成することが含まれる。
「対象」は、哺乳動物、好ましくはヒトであるが、また、獣医学の治療を必要としている動物、例えば、コンパニオン・アニマル(例えば、イヌ、ネコ等)、家畜(ウシ、ヒツジ、ブタ、ウマ等)、及び実験動物(例えば、ラット、マウス、モルモット等)であってもよい。
多発性骨髄腫に罹患している対象の治療法は、以下の式(I):
Figure 2010510971
によって表されるアニリノピリミジン誘導体である化合物の有効量をその対象に投与するステップを含む。
前述の化合物は、特に、自己免疫異常、炎症性疾患、心臓血管疾患、感染病、脳卒中、又は癌の治療に関して記載のあるWO 02/46171(Signal Pharmaceuticals Inc.)の中に開示されている。
医薬として許容されるその塩を含めた前述の式(I)によって表される化合物において、置換基は、以下のとおり規定される:
R1が、R7から独立に選択される1〜4個の置換基で任意に置換されたアリール又はヘテロアリールのいずれかであり;
R2が、水素であり;
R3が、水素又は低級アルキルのいずれかであり;
R4が、どの場合にも、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、及び低級アルコキシから成る群から独立に選択され;且つ、式中、nが、0〜4の整数であり;
R5及びR6が、同じであるか又は異なって、且つ、-R8、(CH2aC(=O)R9、-(CH2aC(=O)OR9、-(CH2aC(=O)NR9R10、-(CH2aC(=O)NR9(CH2bC(=O)R10、-(CH2aNR9C(=O)R10、-(CH2aNR11C(=O)NR9R10、-(CH2aNR9R10、-(CH2aOR9、-(CH2aSOcR9、及び-(CH2aSO2NR9R10から成る群から独立に選択されるか;又は、R5及びR6が、それらに結合している窒素原子と共に、複素環化合物又は置換された複素環化合物を形成し;
R7が、それぞれの出現時に、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、アシルオキシ、スルファニルアルキル、スルフィニルアルキル、スルホニルアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、置換されたアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、置換されたアルキルヘテロシクロアルキル、-C(=O)OR8、-OC(=O)R8、-C(=O)NR8R9、-C(=O)NR8OR9、-SOCR8、-SOCNR8R9、-NR8SOCR9、-NR8R9、-NR8C(=O)R9、-NR8C(=O)(CH2bOR9、-NR8C(=O)(CH2bR9、-O(CH2bNR8R9、及び置換されたか又は置換されていないフェニルに縮合した、置換されたか又は置換されていないヘテロシクロアルキルから成る群から独立に選択され;
R8、R9、R10、及びR11が、同じであるか又は異なって、且つ、それぞれの出現時に、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、及び置換されたアルキルヘテロシクロアルキルから成る群から独立に選択されるか;
又は、R8及びR9が、それらに結合している単数又は複数の原子と共に、複素環化合物又は置換された複素環化合物を形成し;
a及びbが、同じであるか又は異なって、且つ、それぞれの出現時に、0、1、2、3、及び4から成る群から独立に選択され;そして
cが、それぞれの出現時に、0、1、又は2である。
本発明の1つの態様において、R1は、置換されたか又は置換されていないアリール又はヘテロアリールのいずれかである。R1が置換されたときに、それは、以下に規定されている1つ以上の置換基によって置換された。好ましくは、置換されたとき、R1は、ハロゲン、スルホニル、又はスルホンアミドによって置換された。
本発明の他の態様において、R1は、置換されたか又は置換されていないアリール、フリル、ベンゾフラニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、ピロリル、インドリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、シンノリニル、フタラジニル、及びキナゾリニルから成る群から選択される。
本発明の他の態様において、R1は、置換されたか又は置換されていないアリール、好ましくは、置換されたか又は置換されていないフェニルである。R1が置換されたアリールであるときに、そのアリールは、以下に規定されている1つ以上の置換基によって置換された。
好ましくは、R1が置換されたアリールであるとき、それは、ハロゲン、スルホニル、又はスルホンアミドによって置換された。
本発明の他の態様において、R5及びR6は、それらに結合している窒素原子と共に、置換されたか又は置換されていない含窒素非芳香族複素環化合物、好ましくは、置換されたか又は置換されていないモルホリニル、置換されたか又は置換されていないチオモルホリニル、置換されたか又は置換されていないピロリジノニル、置換されたか又は置換されていないピロリジニル、置換されたか又は置換されていないピペリジニル、置換されたか又は置換されていないホモピペリジニル、置換されたか又は置換されていないピペラジニル、置換されたか又は置換されていないホモピペラジニル、置換されたか又は置換されていないヒダントイニル、置換されたか又は置換されていないテトラヒドロピリンジニル、置換されたか又は置換されていないテトラヒドロピリミジニル、置換されたか又は置換されていないオキサゾリジニル、置換されたか又は置換されていないチアゾリジニル、置換されたか又は置換されていないインドリニル、置換されたか又は置換されていないイソインドリニル、置換されたか又は置換されていないテトラヒドロキノリニル、あるいは、置換されたか又は置換されていないテトラヒドロイソキノリニルを形成する。
R5及びR6が、それらに結合している窒素原子と共に、置換されたか又は置換されていないピペラジニル、置換されたか又は置換されていないピペラディニル(piperadinyl)、あるいは、置換されたか又は置換されていないモルホリニルを形成するとき、置換されたピペラジニル、置換されたピペラディニル、又は置換されたモルホリニルは、以下に規定される置換基の1つ以上によって置換された。
好ましくは、置換されたとき、置換基は、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、アルキルエーテル、アシル、ピロリジニル、又はピペリジニルである。
本発明の1つの態様において、R2、R3、及びR4は水素であり、そして、本願発明の化合物は、以下の式(II):
Figure 2010510971
を持つ。
本発明のより具体的な態様において、R1は、R7によって任意に置換されたフェニルであり、そして、以下の式(III):
Figure 2010510971
を持つ。
本発明のより一層さらなる態様において、R7は、以下の式(IV):
Figure 2010510971
によって表されるようにフェニル環のパラ位に存在する。
本発明のより更なる追加の態様において、アニリノピリミジン誘導体は、化合物A:1-(4-{4-[4-(4-クロロ-フェニル)-ピリミジン-2-イルアミノ]-ベンゾイル}-ピペラジン-1-イル)-エタノンである。
Figure 2010510971
他の態様において、本発明は、構造式(I)、(II)、(III)、又は(IV)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩である、但し、化合物A又は医薬として許容されるその塩は除かれる。
式(I)〜(IV)及び化合物Aによって表される化合物は、WO 02/46171 A2(Signal Pharmaceuticals Inc.)に記載の方法によって調製されることができ、上記文献の全体を本明細書中に援用する。
1つの態様において、単独又は他の治療薬と組み合わせた、式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩を用いて治療される対象は、放射線療法を受けている。他の態様において、単独又は他の治療薬と組み合わせた、式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩を用いて治療される対象は、幹細胞移植の準備をしている。単独又は他の治療薬と組み合わせた、式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩は、幹細胞移植の前に全身腫瘍組織量を低減するための誘導療法として使用されてもよい。他の態様において、単独又は他の治療薬と組み合わせて、式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩を用いて治療される対象は、幹細胞移植を受けている。
式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩が、構造によって命名されるか、又は描かれているとき、その化合物の溶媒和物又は水和物もまた、含まれていると理解されるべきである。「溶媒和物」は、溶媒分子が結晶化中に結晶格子内に組み込まれる結晶形態を指す。溶媒和物には、水、又は、例えば、エタノール、イソプロパノール、DMSO、酢酸、エタノールアミン、及びEtOAcなどの非水性溶媒が含まれることがある。水が結晶格子内に組み込まれた溶媒分子である溶媒和物は、通常、「水和物」と呼ばれる。水和物には、化学量論的水和物、並びに可変量の水を含む組成物が含まれる。
さらに、本発明は、医薬として許容される担体と共に、有効成分として式(I)によって表される化合物又は医薬として許容されるその塩を含んで成る医薬組成物を提供する。
「医薬組成物」は、1種類以上の有効成分、及び担体を作り出す1種類以上の不活性成分、並びにいずれか2種類以上の成分の組み合わせ、複合体形成、若しくは凝集、又は1種類以上の成分の解離、又は1種類以上の成分の他のタイプの反応若しくは相互作用に直接的若しくは間接的に由来するいずれかの生成物を意味する。従って、本発明の医薬組成物は、本発明の化合物と医薬として許容される担体を混合することによって作られたあらゆる組成物を網羅する。
組成物には、経口投与、直腸投与、局所投与、(皮下、筋肉内、及び静脈内を含めた)非経口投与、(眼科用)眼球投与、肺投与(経鼻若しくは口腔吸入)、又は経鼻投与に好適な組成物が含まれるとはいえ、どんなケースにおいても、最も好適な経路は、治療される病態の性質と重症度、及び有効成分の性質によるだろう。それらは、ユニット投与形態で都合よく提供され、そして、薬学の技術分野で周知の方法のいずれかによって調製されてもよい。
実際的な使用において、式(I)によって表される化合物は、従来の医薬配合技術に従って医薬担体と混合された状態で、有効成分として組み合わせられてもよい。前記担体は、投与、例えば、経口又は(静脈内を含めた)非経口、のために所望された調製品の形態に依存した多種多様な形を取ってもよい。経口剤形のための組成物を調製する際に、普通の医薬媒質、経口液剤調製品、例えば、懸濁液剤、エリキシル剤、及び溶液剤などの場合には、例えば、水、グリコール、オイル、アルコール、着香料、保存料、着色料などが利用されてもよく;又は、もし固体経口製剤が液状製剤よりも好まれるのであれば、経口固形製剤、例えば、散剤、ハード及びソフト・カプセル剤や錠剤などの場合には、例えば、スターチ、糖、微結晶性セルロース、希釈剤、造粒剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤などの担体が利用されてもよい。
それらの投与の簡便性のため、錠剤及びカプセル剤が、最も有利な経口の単位剤形に相当し、その場合、固形の医薬担体が当然利用される。所望であれば、錠剤は、標準的な水性又は非水性技術によってコーティングされてもよい。そのような組成物及び調製品は、少なくとも0.1パーセントの活性化合物を含むべきである。これらの組成物中の活性化合物のパーセンテージは、当然変更されてもよく、且つ、都合よくは、その単位の約2重量パーセント〜約60重量パーセントであってもよい。そのような治療上有用な組成物の活性化合物の量は、有効な投薬量が得られるような量である。式(I)によって表される活性化合物はまた、例えば、液滴又はスプレーとして鼻腔内に投与されてもよい。
錠剤、丸薬、カプセル剤等はまた、例えば、トラガカントゴム、アカシア、コーンスターチ、又はゼラチンなどの結合剤;例えば、リン酸二カルシウムなどの賦形剤;例えば、コーンスターチ、ジャガイモ・デンプン、アルギン酸などの崩壊剤;例えば、ステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤;及び例えば、ショ糖、ラクトース、又はサッカリンなどの甘味料を含んでもよい。単位剤形がカプセル剤であるときに、それは、前記タイプの材料に加えて、例えば、脂肪油などの液体担体を含んでもよい。
様々なその他の材料が、コーティング剤として、又は投薬単位の物理的形態を修飾するために存在してもよい。例えば、錠剤は、セラック、糖、又はその両方でコートされてもよい。シロップ剤又はエリキシル剤は、有効成分に加えて、甘味料としてショ糖、保存料としてメチル及びプロピルパラベン、色素、及び、例えば、チェリー又はオレンジの香味料などの着香料を含んでもよい。
式(I)によって表される化合物はまた、非経口的に投与されてもよい。活性化合物の溶液又は懸濁液は、例えば、ヒドロキシ-プロピルセルロースなどの界面活性剤と適当に混合された水中に調製され得る。分散液はまた、オイル中、グリセロール、液体ポリエチレングリコール、及びその混合物によって調製されてもよい。普通の保存及び使用条件下、これらの調製品には、微生物の増殖を予防するための保存料が含まれる。
注射用使用に好適な医薬形態には、無菌の水性溶液若しくは分散液、及び無菌の注射剤溶液若しくは分散液の即時調製のための無菌の粉末が含まれる。すべての場合において、前記形態は、無菌でなければならなず、且つ、容易なシリンジ注入可能性(syringability)が存在する程度まで流動性がなければならない。それは、製造及び保存条件下で安定していなければならなく、且つ、例えば、細菌や真菌などの微生物の夾雑作用から保護されなければならない。担体は、例えば、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレン・グリコール、及び液体ポリエチレン・グリコール)、その好適な混合物、及び植物油を含めた溶媒又は分散液媒質であり得る。いずれかの好適な投与経路が、本発明の化合物の有効量を哺乳動物、特にヒトに提供するために利用されうる。例えば、経口、直腸、局所、非経口、眼球、肺、経鼻等を利用してもよい。投与形態には、錠剤、トローチ剤、分散液剤、懸濁液剤、溶液剤、カプセル剤、クリーム剤、軟膏剤、エアゾール剤等が含まれる。好ましくは、式(I)によって表される化合物は、経口的に投与される。
「有効量」という用語は、その化合物が対象に投与されたときに、有益な臨床成果を達成する化合物の数量である。「有益な臨床成果」には、疾患の臨床的症状の改善又は向上;疾患の症状又は疾患自体の再発の予防、抑制、又は遅延、及び/又は治療なしと比較した対象の寿命の延長、あるいは、疾患の症状又は疾患自体の進行の予防、抑制、又は遅延が含まれる。対象に投与される正確な量の化合物(又は他の治療薬)は、疾患又は病態のタイプと重症度、並びに、例えば、健康全般、年齢、性別、体重、及び薬物耐性などの対象の特徴に依存するだろう。それはまた、疾患の程度、重症度、及びタイプにも依存するだろう。当業者は、これら要素及び他の要素により適切な投薬量を決定することができるだろう。他の治療薬と共に同時投与すると、第2の作用物質の「有効量」は使用される薬物のタイプに依存するだろう。その有効薬量は、投与方法によって変動しうる。
式(I)によって表される化合物は、好ましくは、単回の日用量として、又は1日あたり2〜6回の分割用量で、又は徐放形態で、動物の体重1キログラムあたり約0.1ミリグラム〜約100ミリグラムの1日投与量にて投与され得る。ほとんどの大型哺乳動物に関して、1日投与量の総量は、約1.0ミリグラム〜約1000ミリグラムであり、好ましくは、約1ミリグラム〜約50ミリグラムである。70kgの成人の場合には、日用量の総量は、大まかに、約7ミリグラム〜約350ミリグラムであるだろう。この投薬計画は、最適の治療応答を提供するように調整されてもよい。
本発明は、いかなる方法においても制限されないものとする以下の実施例によって例証される。
実験のためのもの
1. 細胞株と細胞増殖アッセイ
特徴づけと維持管理
骨髄腫細胞株を、RPMI640及び10%胎児ウシ血清(FCS)中、3〜4日に一度、継代した。IL-6依存性細胞株に関して、2ng/mlの新たに解凍したIL-6(Abcys、France)を培養開始時点に加えた。各細胞株には、独特な表現形を有し、HLAには、それらの同一性を定期的にチェックすることを可能にする特徴がある。以下の細胞株:XG-1、XG-2、XG-3、XG-4、XG-6、XG-7、XG-11、XG-12、XG-13、XG-I4、XG-19、XG-20を、B. klein's研究所において入手した(Zhang, et al, 1994;Rebouissou, et al., 1998)。
RPMI8226及びL363細胞株を、ATCCから購入した。
細胞増殖アッセイ
骨髄腫細胞を、(細胞濃度が約5×105細胞/mlである培養継代後の3日目における)指数増殖期に採取した。細胞を、2回洗浄し、RPMI1640及び10%のFCS中で3時間培養し、そして、2回洗浄した。これで、細胞に結合した増殖因子(具体的には、組み換え型IL-6)を取り除くことができるようにする。次に、細胞を、それらの倍増時間によって様々な濃度にて96ウェル平底マイクロプレート内に蒔く:
・細胞株:XG-1、XG-7については、100μl中、5×103細胞/ウェル、
・細胞株:XG-2、XG-4、XG-6、XG-11、PRMI8226、L363については、1000μl中、104細胞/ウェル、
・細胞株:XG-3、XG-12、XG-13、XG14、XG-19、XG-20については、100μl中、2×104細胞/ウェル。
使用した培地は、以下のとおりであった:
・XG-1、XG-2、XG-3、XG4、XG-6、XG-7、XG-11、XG-12、XG-13、XG-19、XG-20細胞については、PRMI1640、10%のFCS、及び0.5ng/mlのIL-6、
・XG-14細胞については、X-VIVO20及び0.5ng/mlのIL-6、
・RPMI8226及びL363細胞については、PRMI1640及び10%のFCS。
希釈した化合物、DMSO、又は対照培地を、培養開始時に100μl中に加えた。1種類の化合物希釈物について、3つの培養ウェルでおこない、そして、その実験を2回おこなった(最終的に、1種類の化合物希釈物について6つの培養ウェル)。
細胞を4日間培養した。培養終了の8時間前に、0.5μCiのトリチウム・チミジンを、50μlのRPMI1640及び10%のFCS中に加えた。次に、細胞を、細胞コレクタで抽出し、そして、チミジンの取り込みを、βセル・カウンタを使用して測定した。
DMSOの推定毒性を、最も高いDMSO濃度(化合物に対応する1:333のDMSO)を含むDMSO群を加えることによって評価した。
ベルケイド(3mM)とデキサメサゾン(10mM)の原液を、DMSO中で調製した。これらの化合物を、RPMI1640及び10%のFCS中に希釈し‐ベルケイド(1μMの終濃度)とDEX(10-6Mの終濃度)−、そして、骨髄腫細胞増殖抑制の陽性対照として使用した。
2. 骨髄腫細胞株のアポトーシスの検出
アポトーシス細胞を、フルオレセイン・イソチオシアナート標識アネキシンV(FITC‐アネキシン‐V、Boehringer Mannheim)を使用して検出した。アネキシンVには、アポトーシス細胞の外側の細胞質膜上に存在しているホスファチジルセリンに対して高い親和性を有する。細胞を、洗浄し、製造業者の推奨に従ってFITC‐アネキシン‐Vで標識し、そして、Cell Questソフトウェア(Becton Dickinson、Moutain View, CA, USA)を使用したFACScanフローサイトメータを用いて分析した。
3. 骨髄腫細胞株の細胞サイクルの測定
前記細胞株の細胞周期分布を、ヨウ化プロピジウム(PI)及びブロモデオキシウリジン(BrdU)の二重染色により、フローサイトメトリー分析によって評価した。培養を止める30分前に、BrdU(10μM)を培養物に追加し、次に、細胞を、遠心分離によって回収し、リン酸緩衝液生理的食塩水(PBS)で2回洗浄し、そして、70%のエタノール中、室温にて20分間固定した。PBSでの2回の洗浄の後に、細胞を、50μLの3N HCl、0.5%のTween20中に再懸濁し、20℃にて20分間インキューベートしてDNAを変性させた。次に、細胞を、遠心分離によって回収し、250μLの10mM テトラホウ酸ナトリウム中に再懸濁して反応を中和し、PBS、0.05%のTween20で2回洗浄し、そして、20μLの抗BrdU-FITC(BD Biosciences)と共にインキューベートした。2回の追加洗浄の後に、細胞を、10μg/mlのPIを含む500μLのPBS、0.05%のTween20中に再懸濁した。FL1-H(BrdU)とFL2-A(PI)の蛍光を、Cell Questソフトウェア(Becton Dickinson)を使用したFACScanフローサイトメータにより分析した。
4. 統計解析
各実験に関して、平均トリチウム化チミジン取り込み(3つの培養ウェルにおいて測定された平均)を、前記化合物の対数濃度に対してプロットした。阻害応答を規定する濃度(通例3〜4つの濃度)を使用して決定した曲線を、指数回帰に当てはめた。
骨髄腫細胞の50%及び90%の増殖阻害をもたらす濃度を、これらの回帰曲線を用いて決定した。
5. 骨髄細胞
多発性骨髄腫を患っている10人の患者(診断時点の患者5人と再発患者5人)からの骨髄細胞を採取し、そして、単核細胞を、フィコール・ハイパック(ficoll hypaque)遠心分離によって単離した。
骨髄単核細胞を、対照として培地、最高濃度のDMSO、及び3つの濃度の化合物Aを伴った、RPMI1640及び5%のウシ胎仔血清中、5×105細胞/mlにて培養した。化合物Aに使用した3つの濃度(1μM、3.3μM、及び10μM)は、10%、50%、又は90%の阻害をもたらす、10種類の骨髄腫細胞株において測定された平均濃度である。
5日目に、細胞数をカウントし、そして、骨髄腫細胞のパーセンテージとカウントを、抗CD138モノクローナル抗体を使用したFACS染色によって測定した。アポトーシス前の骨髄腫細胞上においてCD138が失われるので、これで、生存骨髄腫細胞のアッセイが可能になる(Jourdan, M. et al.(1998)Br. J. Haematol., 100, 637-648)。CD34造血前駆細胞のパーセンテージとカウントもまた、抗CD34モノクローナル抗体とFACS標識を用いて測定した。
化合物Aによる骨髄腫細胞の増殖の阻害
式(I)によって表される化合物、1-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)ピリミジン-2-イルアミノ]-ベンゾイル}-ピペラジン-1-イル)-エタノン(化合物A)を、3mMの原液を得るためにDMSO(Sigma chemicals)中に希釈した。原液を、等分し、そして、使用まで−80℃にて保存した。その化合物を、解凍し、水浴中、37℃まで短時間で暖め、そして、RPMI160及び10%のFCS中で希釈して、10μMの濃度を得た。好適な量の10μM溶液を、骨髄腫細胞が入っている培養ウェルに加えて、化合物Aの以下の濃度:10μM、3.33μM、1.11μM、0.37μM、0.12μM、0.04μMを得た。図1に示されているように、化合物Aは、14種類のヒト骨髄腫細胞の中の13種類について増殖の完全な阻害を示した。
化合物Aによる骨髄腫細胞アポトーシスの誘発と骨髄腫細胞サイクルの阻害
化合物A(1-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)-ピリミジン-2-イルアミノ]-ベンゾイル}-ピペラジン-1-イル)-エタノン)に対して感受性がある2種類の骨髄腫細胞株(XG-3とXG-12)を、研究のために選択した。骨髄腫細胞の生存に対する化合物Aの効果を評価するために、パーセンテージ・アポトーシス細胞を、アポトーシス細胞へのアネキシンVの結合を使用して測定した。細胞サイクルに対する化合物Aの効果を、BrdU-FITCの取り込みによって細胞サイクルのS期にある細胞のパーセンテージを見積もることによって評価した。アポトーシス、細胞サイクル、及び細胞計数を、4日の培養期間の中で、IC10、IC50、及びI90のそれぞれの化合物A用量を使用して細胞株に対して毎日評価した。
表1及び図2に示されているように、化合物Aは骨髄腫細胞株のアポトーシスを誘発した。アポトーシスは、用量及び時間依存性であった。化合物Aはまた、表1に示された骨髄腫細胞株の細胞サイクルのS期にある細胞数の減少を引き起こした。
Figure 2010510971
化合物Aと、ベルケイド又はメルファランによる骨髄腫細胞の増殖の阻害
化合物A(1-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)-ピリミジン-2-イルアミノ]-ベンゾイル}-ピペラジン-1-イル)-エタノン)に対して最も感受性が高いものであることが示された細胞株(XG12及びXG3)、又はそれほど感受性が高くないものであることが示された細胞株(XG7及びL363)を、研究に使用した。骨髄腫細胞株の10%(IC10)又は50%(IC50)の阻害をもたらす濃度を測定し、そして、データを表2に列挙する。
Figure 2010510971
化合物Aを、メルファラン又はベルケイドと組み合わせて試験した。漸増濃度の化合物A(0、0.01、0.03、0.12、0.37、1.1、3.1、10、30μM)を、単独、あるいは、約10%若しくは50%の阻害をもたらす濃度のベルケイド又はメルファランと組み合わせて、4種類の骨髄腫細胞株に対して適用した。
ベルケイドの不存在下、又は存在下、骨髄腫細胞株の増殖の50%又は90%阻害をもたらす化合物Aの濃度を測定し、表3及び図3に示した。骨髄腫細胞増殖の50%又は90%の阻害を誘発する化合物Aの濃度はベルケイドの有無にかかわらず近似していたので、化合物Aをベルケイドと組み合わせて使用したとき、相加効果が観察された。
Figure 2010510971
同様の組み合わせ試験を、漸増濃度の化合物Aと、固定濃度のメルファラン(IC10又はIC50)の存在下で実施した。データを、表4と図4に示している。骨髄腫細胞増殖の50%又は90%の阻害を誘発する化合物Aの濃度はメルファランの有無にかかわらず近似していたので、化合物Aをメルファランと組み合わせて使用したとき、相加効果が観察された。
Figure 2010510971
原発性骨髄腫細胞、非骨髄腫細胞、及びCD34+造血幹細胞の生存に対する化合物Aの効果
新たに診断された多発性骨髄腫を患っている5人の患者、又は再発型多発性骨髄腫を患っている5人の患者からの骨髄単核細胞を、培地及び10%のウシ胎仔血清を用いて5日間培養した。細胞を、10-6Mのデキサメサゾン、1μMのベルケイド、又は平均IC10、IC50、又はIC90濃度の化合物A(1-(4-{4-[4-(4-クロロフェニル)-ピリミジン-2-イルアミノ]-ベンゾイル}-ピペラジン-1-イル)-エタノン)で処理した。培養の終了時点で、細胞をカウントした。生存骨髄腫細胞を抗CD138モノクローナル抗体を用いたFACS標識を使用することで測定し、並びに抗CD34モノクローナル抗体を使用することで生存造血幹細胞を測定した。結果を、阻害剤を含まない対照培養群と比較した生存骨髄腫細胞、非骨髄腫細胞、又はCD34細胞のパーセンテージとして示している。
図5〜10に示されているように、化合物Aは、何人かの患者の造血前駆細胞の生存を除いて、他の骨髄細胞の生存に影響を及ぼすことなく原発性骨髄腫細胞の生存を阻害する。
本願発明は、特に、その実施例の態様に関して示され、そして、記載されたが、形態及び詳細の様々な変更が、添付の請求項によって網羅される発明の範囲から逸脱することなく、そこにもたらされうることは、当業者によって理解されるだろう。

Claims (80)

  1. 多発性骨髄腫に罹患している対象の治療方法であって、以下の式(I):
    Figure 2010510971
    {式中、
    R1が、R7から独立に選択される1〜4個の置換基で任意に置換されたアリール又はヘテロアリールのいずれかであり;
    R2が、水素であり;
    R3が、水素又は低級アルキルのいずれかであり;
    R4が、どの場合にも、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、及び低級アルコキシから成る群から独立に選択され;式中、nが、0〜4の整数であり;
    R5及びR6が、同じであるか又は異なり、且つ、-R8、-(CH2aC(=O)R9、-(CH2aC(=O)OR9、-(CH2aC(=O)NR9R10、-(CH2aC(=O)NR9(CH2bC(=O)R10、-(CH2aNR11C(=O)NR9R10、-(CH2aNR9R10、-(CH2aOR9、-(CH2aNR9C(=O)R10、-(CH2aSOcR9、及び-(CH2aSO2NR9R10から成る群から独立に選択されるか;又は
    R5及びR6が、それらに結合している窒素原子と共に、任意に置換された複素環化合物を形成し;
    R7が、それぞれの出現時に、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、アシルオキシ、スルファニルアルキル、スルフィニルアルキル、スルホニルアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、置換されたアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、置換されたアルキルヘテロシクロアルキル、-C(=O)OR8、-OC(=O)R8、-C(=O)NR8R9、-C(=O)NR8OR9、-SOCR8、-SOCNR8R9、-NR8SOCR9、-NR8R9、-NR8C(=O)R9、-NR8C(=O)(CH2bOR9、-NR8C(=O)(CH2bR9、-O(CH2bNR8R9、及びフェニルに縮合したヘテロシクロアルキルから成る群から独立に選択され;
    R8、R9、R10、及びR11が、同じであるか又は異なり、且つ、それぞれの出現時に、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、及び置換されたアルキルヘテロシクロアルキルから成る群から独立に選択されるか;あるいは
    R8及びR9が、それらに結合している単数又は複数の原子と共に、置換された複素環化合物を形成し;
    a及びbが、同じであるか又は異なり、且つ、それぞれの出現時に、0、1、2、3、及び4から成る群から独立に選択され;そして
    cが、それぞれの出現時に、0、1、又は2である。}によって表される化合物、あるいは、医薬として許容されるその塩の有効量を上記対象に投与するステップを含んで成る前記治療方法。
  2. 前記R5及びR6が、それらに結合している窒素原子と共に、任意に置換された窒素含有非芳香族複素環化合物を形成する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記含窒素非芳香族複素環化合物が、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジノニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ヒダントイニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロピリミジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒドロキノリニル、及びテトラヒドロイソキノリニルから成る群から選択される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記R1が、アリール又はヘテロアリールのいずれかである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記R1が、アリール、フリル、ベンゾフラニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、ピロリル、インドリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、シンノリニル、フタラジニル、及びキナゾリニルから成る群から選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記R1が、フェニルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記含窒素複素環化合物が、ピペラジニルである、請求項3〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記含窒素複素環化合物が、ピペリジニルである、請求項3〜6のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記含窒素複素環化合物が、モルホリニルである、請求項3〜6のいずれか1項に記載の方法。
  10. 多発性骨髄腫治療用の前述の化合物が、以下の式(II):
    Figure 2010510971
    {式中、
    R1が、R7から独立に選択される1〜4個の置換基で任意に置換されたアリール又はヘテロアリールであり;
    R5及びR6が、同じであるか又は異なり、且つ、-R8、-(CH2aC(=O)R9、-(CH2aC(=O)OR9、-(CH2aC(=O)NR9R10、-(CH2aC(=O)NR9(CH2bC(=O)R10、-(CH2aSOcR9、-(CH2aNR9C(=O)R10、-(CH2aNR11C(=O)NR9R10、-(CH2aNR9R10、(CH2aOR9、及び-(CH2aSO2NR9R10から成る群から独立に選択されるか;又は
    R5及びR6が、それらに結合している窒素原子と共に、複素環化合物又は置換された複素環化合物を形成し;
    R7が、それぞれの出現時に、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、アシルオキシ、スルファニルアルキル、スルフィニルアルキル、スルホニルアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、置換されたアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、置換されたアルキルヘテロシクロアルキル、-C(=O)OR8、-NR8R9、-OC(=O)R8、-C(=O)NR8R9、-C(=O)NR8OR9、-SOCR8、-SOCNR8R9、-NR8SOCR9、-NR8C(=O)R9、-NR8C(=O)(CH2bOR9、-NR8C(=O)(CH2bR9、-O(CH2bNR8R9、及びフェニルに縮合したヘテロシクロアルキルから成る群から独立に選択され;
    R8、R9、R10、及びR11が、同じであるか又は異なり、且つ、それぞれの出現時に、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、及び置換されたアルキルヘテロシクロアルキルから成る群から独立に選択されるか;又は
    R8及びR9が、それらに結合している単数又は複数の原子と共に、任意に置換された複素環化合物を形成し;
    a及びbが、同じであるか又は異なり、且つ、それぞれの出現時に、0、1、2、3、及び4から成る群から独立に選択され;そして
    cが、それぞれの出現時に、0、1、又は2である。}によって表される化合物、あるいは、医薬として許容されるその塩の有効量を含んで成る、請求項1に記載の方法。
  11. 前記R5及びR6が、それらに結合している窒素原子と共に、任意に置換された窒素含有非芳香族複素環化合物を形成する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記含窒素非芳香族複素環化合物が、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジノニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ヒダントイニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロピリミジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒドロキノリニル、及びテトラヒドロイソキノリニルから成る群から選択される、請求項10又は11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記R1が、アリール又はヘテロアリールのいずれかである、請求項10〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記R1が、アリール、フリル、ベンゾフラニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、ピロリル、インドリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、シンノリニル、フタラジニル、及びキナゾリニルから成る群から選択される、請求項10〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記R1が、フェニルである、請求項10〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記含窒素複素環化合物が、ピペラジニルである、請求項11〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記含窒素複素環化合物が、ピペリジニルである、請求項11〜15のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記含窒素複素環化合物が、モルホリニルである、請求項11〜15のいずれか1項に記載の方法。
  19. 多発性骨髄腫の治療に有効な前述の化合物が、以下の式(III):
    Figure 2010510971
    によって表される化合物である、請求項10〜18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 多発性骨髄腫の治療に有効な前述の化合物が、以下の式(IV):
    Figure 2010510971
    によって表される化合物である、請求項10〜18のいずれか1項に記載の方法。
  21. 多発性骨髄腫に罹患している対象の治療方法であって、以下の構造式:
    Figure 2010510971
    によって表される化合物A:1-(4-{4-[4-(4-クロロ-フェニル)-ピリミジン-2-イルアミノ]-ベンゾイル}-ピペラジン-1-イル)-エタノン、あるいは、医薬として許容されるその塩の有効量を上記対象に投与するステップを含んで成る前記治療方法。
  22. 前記多発性骨髄腫が、病期Iの多重骨髄腫である、請求項1又は21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記多発性骨髄腫が、病期IIの多重骨髄腫である、請求項1又は21のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記多発性骨髄腫が、病期IIIの多発性骨髄腫である、請求項1又は21のいずれか1項に記載の方法。
  25. 前記多発性骨髄腫が、無症候性多発性骨髄腫である、請求項1又は21のいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記無症候性多発性骨髄腫が、くすぶり型多発性骨髄腫である、請求項25に記載の方法。
  27. 前記無症候性骨髄腫が、緩慢型多発性骨髄腫である、請求項25に記載の方法。
  28. 前記多発性骨髄腫が、症候性骨髄腫である、請求項1又は21のいずれか1項に記載の方法。
  29. 前記多発性骨髄腫が、新たに診断された多発性骨髄腫である、請求項1又は21のいずれか1項に記載の方法。
  30. 前記多発性骨髄腫が、応答型多発性骨髄腫である、請求項1又は21のいずれか1項に記載の方法。
  31. 前記多発性骨髄腫が、安定型多発性骨髄腫である、請求項1又は21のいずれか1項に記載の方法。
  32. 前記多発性骨髄腫が、進行型多発性骨髄腫である、請求項1又は21のいずれか1項に記載の方法。
  33. 前記多発性骨髄腫が、再発型多発性骨髄腫である、請求項1又は21のいずれか1項に記載の方法。
  34. 前記多発性骨髄腫が、難治型多発性骨髄腫である、請求項1又は21のいずれか1項に記載の方法。
  35. ボルテゾミブ(ベルケイド)、メルファラン、プレドニゾン、ビンクリスチン、カルムスチン、シクロホスファミド、デキサメサゾン、サリドマイド、ドキソルビシン、シスプラチン、エトポシド、及びシタラビンから成る群から選択される少なくとも1種類の治療薬の有効量を前記対象に投与するステップをさらに含んで成る、請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法。
  36. 前記治療薬が、ベルケイドである、請求項35に記載の方法。
  37. 前記治療薬が、メルファランである、請求項35に記載の方法。
  38. 前記対象が、放射線療法を受けている、請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法。
  39. 前記対象が、幹細胞移植の準備をしている、請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法。
  40. 前記対象が、幹細胞移植を受けている、請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法。
  41. 以下の式(I):
    Figure 2010510971
    {式中、
    R1が、R7から独立に選択される1〜4個の置換基で任意に置換されたアリール又はヘテロアリールのいずれかであり;
    R2が、水素であり;
    R3が、水素又は低級アルキルのいずれかであり;
    R4が、どの場合にも、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、及び低級アルコキシから成る群から独立に選択され;式中、nが、0〜4の整数であり;
    R5及びR6が、同じであるか又は異なり、且つ、-R8、-(CH2aC(=O)R9、-(CH2aC(=O)OR9、-(CH2aC(=O)NR9R10、-(CH2aC(=O)NR9(CH2bC(=O)R10、-(CH2aNR11C(=O)NR9R10、-(CH2aNR9R10、-(CH2aOR9、-(CH2aNR9C(=O)R10、-(CH2aSOcR9、及び-(CH2aSO2NR9R10から成る群から独立に選択されるか;又は
    R5及びR6が、それらに結合している窒素原子と共に、任意に置換された複素環化合物を形成し;
    R7が、それぞれの出現時に、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、アシルオキシ、スルファニルアルキル、スルフィニルアルキル、スルホニルアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、置換されたアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、置換されたアルキルヘテロシクロアルキル、-C(=O)OR8、-OC(=O)R8、-C(=O)NR8R9、-C(=O)NR8OR9、-SOCR8、-SOCNR8R9、-NR8SOCR9、-NR8R9、-NR8C(=O)R9、-NR8C(=O)(CH2bOR9、-NR8C(=O)(CH2bR9、-O(CH2bNR8R9、及びフェニルに縮合したヘテロシクロアルキルから成る群から独立に選択され;
    R8、R9、R10、及びR11が、同じであるか又は異なり、且つ、それぞれの出現時に、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、及び置換されたアルキルヘテロシクロアルキルから成る群から独立に選択されるか;又は
    R8及びR9が、それらに結合している単数又は複数の原子と共に、置換された複素環化合物を形成し;
    a及びbが、同じであるか又は異なり、且つ、それぞれの出現時に、0、1、2、3、及び4から成る群から独立に選択され;そして
    cが、それぞれの出現時に、0、1、又は2である。}によって表される化合物、あるいは、医薬として許容されるその塩の有効量を含んで成る、多発性骨髄腫に罹患している対象を治療するための医薬組成物。
  42. 前記R5及びR6が、それらに結合している窒素原子と共に、任意に置換された窒素含有非芳香族複素環化合物を形成する、請求項41に記載の医薬組成物。
  43. 前記含窒素非芳香族複素環化合物が、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジノニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ヒダントイニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロピリミジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒドロキノリニル、及びテトラヒドロイソキノリニルから成る群から選択される、請求項41又は42に記載の医薬組成物。
  44. 前記R1が、アリール又はヘテロアリールのいずれかである、請求項41〜43のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  45. 前記R1が、アリール、フリル、ベンゾフラニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、ピロリル、インドリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、シンノリニル、フタラジニル、及びキナゾリニルから成る群から選択される、請求項41〜44のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  46. 前記R1が、フェニルである、請求項41〜45のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  47. 前記含窒素複素環化合物が、ピペラジニルである、請求項43〜46のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  48. 前記含窒素複素環化合物が、ピペリジニルである、請求項43〜46のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  49. 前記含窒素複素環化合物が、モルホリニルである、請求項43〜46のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  50. 多発性骨髄腫治療用の前述の化合物が、以下の式(II):
    Figure 2010510971
    {式中、
    R1が、R7から独立に選択される1〜4個の置換基で任意に置換されたアリール又はヘテロアリールであり;
    R5及びR6が、同じであるか又は異なり、且つ、-R8、-(CH2aC(=O)R9、-(CH2aC(=O)OR9、-(CH2aC(=O)NR9R10、-(CH2aC(=O)NR9(CH2bC(=O)R10、-(CH2aSOcR9、-(CH2aNR9C(=O)R10、-(CH2aNR11C(=O)NR9R10、-(CH2aNR9R10、(CH2aOR9、及び-(CH2aSO2NR9R10から成る群から独立に選択されるか;又は
    R5及びR6が、それらに結合している窒素原子と共に、複素環化合物又は置換された複素環化合物を形成し;
    R7が、それぞれの出現時に、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、アシルオキシ、スルファニルアルキル、スルフィニルアルキル、スルホニルアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、置換されたアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、置換されたアルキルヘテロシクロアルキル、-C(=O)OR8、-NR8R9、-OC(=O)R8、-C(=O)NR8R9、-C(=O)NR8OR9、-SOCR8、-SOCNR8R9、-NR8SOCR9、-NR8C(=O)R9、-NR8C(=O)(CH2bOR9、-NR8C(=O)(CH2bR9、-O(CH2bNR8R9、及びフェニルに縮合したヘテロシクロアルキルから成る群から独立に選択され;
    R8、R9、R10、及びR11が、同じであるか又は異なり、且つ、それぞれの出現時に、水素、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アルキルアリール、置換されたアルキルアリール、ヘテロシクロアルキル、置換されたヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、及び置換されたアルキルヘテロシクロアルキルから成る群から独立に選択されるか;又は
    R8及びR9が、それらに結合している単数又は複数の原子と共に、任意に置換された複素環化合物を形成し;
    a及びbが、同じであるか又は異なり、且つ、それぞれの出現時に、0、1、2、3、及び4から成る群から独立に選択され;そして
    cが、それぞれの出現時に、0、1、又は2である。}によって表される化合物、あるいは、医薬として許容されるその塩の有効量を含んで成る、請求項41に記載の医薬組成物。
  51. 前記R5及びR6が、それらに結合している窒素原子と共に、任意に置換された窒素含有非芳香族複素環化合物を形成する、請求項50に記載の医薬組成物。
  52. 前記含窒素非芳香族複素環化合物が、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジノニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ヒダントイニル、テトラヒドロピリジニル、テトラヒドロピリミジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒドロキノリニル、及びテトラヒドロイソキノリニルから成る群から選択される、請求項50又は51のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  53. 前記R1が、アリール又はヘテロアリールのいずれかである、請求項50〜52のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  54. 前記R1が、アリール、フリル、ベンゾフラニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、ピロリル、インドリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、シンノリニル、フタラジニル、及びキナゾリニルから成る群から選択される、請求項50〜53のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  55. 前記R1が、フェニルである、請求項50〜54のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  56. 前記含窒素複素環化合物が、ピペラジニルである、請求項51〜55のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  57. 前記含窒素複素環化合物が、ピペリジニルである、請求項51〜55のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  58. 前記含窒素複素環化合物が、モルホリニルである、請求項51〜55のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  59. 多発性骨髄腫の治療に有効な前述の化合物が、以下の式(III):
    Figure 2010510971
    によって表される化合物である、請求項50〜58のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  60. 多発性骨髄腫の治療に有効な前述の化合物が、以下の式(IV):
    Figure 2010510971
    によって表される化合物である、請求項50〜58のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  61. 以下の構造式:
    Figure 2010510971
    によって表される化合物A:1-(4-{4-[4-(4-クロロ-フェニル)-ピリミジン-2-イルアミノ]-ベンゾイル}-ピペラジン-1-イル)-エタノン、あるいは、医薬として許容されるその塩の有効量を前記対象に投与するステップを含んで成る、多発性骨髄腫に罹患している対象を治療するための医薬組成物。
  62. 前記多発性骨髄腫が、病期Iの多重骨髄腫である、請求項41又は61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  63. 前記多発性骨髄腫が、病期IIの多重骨髄腫である、請求項41又は61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  64. 前記多発性骨髄腫が、病期IIIの多発性骨髄腫である、請求項41又は61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  65. 前記多発性骨髄腫が、無症候性多発性骨髄腫である、請求項41又は61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  66. 前記無症候性多発性骨髄腫が、くすぶり型多発性骨髄腫である、請求項65に記載の医薬組成物。
  67. 前記無症候性骨髄腫が、緩慢型多発性骨髄腫である、請求項65に記載の医薬組成物。
  68. 前記多発性骨髄腫が、症候性骨髄腫である、請求項41又は61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  69. 前記多発性骨髄腫が、新たに診断された多発性骨髄腫である、請求項41又は61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  70. 前記多発性骨髄腫が、応答型多発性骨髄腫である、請求項41又は61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  71. 前記多発性骨髄腫が、安定型多発性骨髄腫である、請求項41又は61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  72. 前記多発性骨髄腫が、進行型多発性骨髄腫である、請求項41又は61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  73. 前記多発性骨髄腫が、再発型多発性骨髄腫である、請求項41又は61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  74. 前記多発性骨髄腫が、難治型多発性骨髄腫である、請求項41又は61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  75. ボルテゾミブ(ベルケイド)、メルファラン、プレドニゾン、ビンクリスチン、カルムスチン、シクロホスファミド、デキサメサゾン、サリドマイド、ドキソルビシン、シスプラチン、エトポシド、及びシタラビンから成る群から選択される少なくとも1種類の治療薬の有効量を前記対象に投与するステップをさらに含んで成る、請求項41〜61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  76. 前記治療薬が、ベルケイドである、請求項75に記載の医薬組成物。
  77. 前記治療薬が、メルファランである、請求項75に記載の医薬組成物。
  78. 前記対象が、放射線療法を受けている、請求項41〜61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  79. 前記対象が、幹細胞移植の準備をしている、請求項41〜61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  80. 前記対象が、幹細胞移植を受けている、請求項41〜61のいずれか1項に記載の医薬組成物。
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