[go: up one dir, main page]

JP2010508648A - 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置 - Google Patents

積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010508648A
JP2010508648A JP2009518658A JP2009518658A JP2010508648A JP 2010508648 A JP2010508648 A JP 2010508648A JP 2009518658 A JP2009518658 A JP 2009518658A JP 2009518658 A JP2009518658 A JP 2009518658A JP 2010508648 A JP2010508648 A JP 2010508648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
stress relaxation
layers
piezoelectric
piezoelectric element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009518658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5050165B2 (ja
Inventor
正祥 稲垣
隆己 坂元
ハラルト−ヨハネス・カストル
カールステン・シュー
ベルンハルト・デルガスト
篤 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JP2010508648A publication Critical patent/JP2010508648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5050165B2 publication Critical patent/JP5050165B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/50Piezoelectric or electrostrictive devices having a stacked or multilayer structure
    • H10N30/508Piezoelectric or electrostrictive devices having a stacked or multilayer structure adapted for alleviating internal stress, e.g. cracking control layers

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】高電圧、高圧力下で長期間連続駆動させた場合であっても変位量の変化が少なく、耐久性に優れた積層型圧電素子及び噴射装置を提供する
【解決手段】複数の金属層7が圧電体層5を介して積層された積層体9と、該積層体9の側面に形成された一対の外部電極11とを備え、複数の金属層7のうちの少なくとも一層は、2つの圧電体層5,5間に点在する複数の部分金属層71と空隙72とからなる応力緩和層7bであり、応力緩和層7bに対して積層方向両側に隣接する2つの圧電体層5,5間には、これらの圧電体層5,5を互いに接合する接合部5aが複数形成されており、応力緩和層7bを含み積層方向に垂直な平面において、一方の外部電極11の幅方向の中心と他方の外部電極11の幅方向の中心とを結ぶ仮想直線Lを引いて応力緩和層7bを2つの領域に分割したときに、少なくとも一つの接合部5aが2つの領域にそれぞれ配設されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動車エンジンの燃料噴射装置、インクジェット等の液体噴射装置、光学装置等の精密位置決め装置、振動防止装置等に搭載される積層型圧電素子及びこれを用いた噴射装置に関するものである。
従来から、自動車エンジンの燃料噴射装置等に搭載される積層型圧電素子が知られている。図13(a)は従来の積層型圧電素子を示す斜視図である。この積層型圧電素子101は、複数の圧電体層105及び複数の内部電極層(金属層)107を有し圧電体層105と内部電極層107とが交互に積層されてなる積層体109と、この積層体109の側面に形成された一対の外部電極111とを備えている。
内部電極層107は、圧電体層105の主面全体には形成されておらず、いわゆる部分電極構造となっている。図13(b)は、部分電極構造を説明するために図13(a)の積層型圧電素子101の一部分を分解した分解立体図である。図13(a),(b)に示すように、内部電極層107は、一層おきに積層体109の異なる側面に交互に露出するように積層されている。これにより、複数の内部電極層107は、一対の外部電極105に交互に電気的に接続されている(例えば、特許文献1参照)。積層体109の積層方向両端側には不活性層113,113がそれぞれ積層されている。
DE10234787A1公報 DE10307825A1公報
図13(a),(b)に示すように部分電極構造を有する積層型圧電素子は、異極の内部電極層107が圧電体層105を介して対向する活性領域Aと、圧電体層105を介して異極の内部電極層107が対向していない不活性領域Bとが存在する。したがって、積層型圧電素子を駆動させた際には、活性領域Aのみが変位し不活性領域Bは変位しないので、活性領域Aと不活性領域Bの境界部分に応力が集中して亀裂の起点となることがある。
また、図13(a)に示すように、積層型圧電素子101はその積層方向両端側に不活性層113を有している。積層型圧電素子101を駆動させた際には、不活性層113は変位しないので、変位する領域と不活性層113との境界部分に応力が集中して亀裂の起点となることがある。
上記したような亀裂は、境界部分から積層体109の側面側(不活性領域B側)に向かって進展する場合もあるが、積層体109の内部側(活性領域A側)に向かって進展することもある。活性領域Aは、対向する内部電極層107間に電界が加わると、逆圧電効果によって電界方向に伸び、それと直行する平面方向に収縮する変形が生じる。各圧電体層105が電界方向の伸びると素子101が全体として積層方向に伸びる。素子101がこの伸びを拘束するケースや枠に収納されている場合には、その反力として素子101に圧縮応力が生じる。
境界部分を起点として活性領域A側に進展した亀裂は、その際の応力状態を反映して屈折したり分岐して、圧電体層105の厚さ方向に進展することがある。このように圧電体層105の厚さ方向に進展する亀裂が、対向する内部電極層107間に生じると、これらの内部電極層107が短絡して積層型圧電素子101の変位量が小さくなることがあった。
さらに、近年、積層型圧電素子は、小型化され、大きな圧力下において大きな変位量を確保することが要求されているため、より高い電界が印加される。しかも、積層型圧電素子は、長時間の連続駆動に耐えうることが要求されている。これらの要求を満たすために、内部に応力緩和層を設けた積層型圧電素子が提案されている(例えば特許文献2、3参照)。しかしながら、積層型圧電素子に応力緩和層を設けた従来の積層型圧電素子は、高圧力下で長時間連続駆動させる環境下では必ずしも十分な耐久性が得られているとは言えなかった。
本発明の課題は、高電圧、高圧力下で長期間連続駆動させた場合であっても変位量の変化が少なく、耐久性に優れた積層型圧電素子及び噴射装置を提供することである。
本発明の積層型圧電素子は、複数の金属層が圧電体層を介して積層された積層体と、該積層体の側面に形成された一対の外部電極とを備え、前記複数の金属層のうちの少なくとも一層は、当該金属層に対して積層方向に隣接する2つの圧電体層間に点在する複数の部分金属層と空隙とからなる応力緩和層であり、前記応力緩和層に対して積層方向両側に隣接する2つの圧電体層間には、これらの圧電体層を互いに接合する接合部が複数形成されており、前記応力緩和層を含み前記積層方向に垂直な平面において、一方の前記外部電極の幅方向の中心と他方の前記外部電極の幅方向の中心とを結ぶ仮想直線を引いて前記応力緩和層を2つの領域に分割したときに、少なくとも一つの前記接合部が前記2つの領域にそれぞれ配設されていることを特徴とする。
前記一対の外部電極は、前記仮想直線が前記平面を二等分する位置に配置されていることが好ましい。また、前記接合部は、前記仮想直線に垂直で、かつ、前記仮想直線の中心を通る直線上に配設されていることが好ましく、前記接合部は、前記積層体の側面に沿って配設されていることがより好ましい。前記複数の部分金属層は、前記空隙で区分されて互いに電気的に絶縁状態にあることが好ましい。また、前記応力緩和層は、前記積層体の積層方向に複数配設されていることが好ましく、複数の前記応力緩和層は、複数の圧電体層を介してそれぞれ配設されていることがより好ましく、複数の前記応力緩和層は、前記積層体の積層方向に規則的に配設されていることがさらに好ましい。前記応力緩和層の主成分は銀であるのがよい。
本発明の噴射装置は、噴出孔を有する容器と、上記の積層型圧電素子とを備え、前記容器内に充填された液体が前記積層型圧電素子の駆動により前記噴射孔から噴射するように構成されたことを特徴とする。
本発明の積層型圧電素子によれば、複数の金属層のうちの少なくとも一層は、当該金属層に対して積層方向に隣接する2つの圧電体層間に点在する複数の部分金属層と空隙とからなる応力緩和層であるので、圧電体層の厚さ方向に亀裂が進展するのを防止することができる。すなわち、複数の部分金属層と空隙とからなる応力緩和層は、他の金属層と比較して圧電体層との接合強度(密着強度)が低いので、素子に応力が生じた場合には、剥離部を起点にして応力緩和層とこれに隣接する圧電体層との界面に沿って剥離が進展することになる。これにより、圧電体層の厚さ方向に亀裂が進展するのを防止することができるので、素子の変位量の変化を抑制することができる。
また、本発明の積層型圧電素子によれば、上記応力緩和層に対して積層方向両側に隣接する2つの圧電体層間には、これらの圧電体層を互いに接合する接合部が複数形成されているので、応力緩和層に対して積層方向両側に隣接する2つの圧電体層の間隔が素子の駆動中に大きく変動するのを抑制することができる。これにより、素子の変位距離の精度がより高まる。すなわち、応力緩和層は、これに対して積層方向に隣接する2つの圧電体層との接合強度が低いので、素子の駆動中には2つの圧電体層の間隔が変動しやすいが、応力緩和層が存在する圧電体層間と同じ圧電体層間に上記接合部が存在することにより、接合部が2つの圧電体層を接合して支える役割を果たす。これにより、素子の駆動中に2つの圧電体層の間隔が大きく変動するのを抑制することができる。
さらに、本発明の積層型圧電素子によれば、応力緩和層を含み積層方向に垂直な平面において、一方の外部電極の幅方向の中心と他方の外部電極の幅方向の中心とを結ぶ仮想直線を引いて応力緩和層を2つの領域に分割したときに、少なくとも一つの接合部が上記2つの領域にそれぞれ配設されているので、2つの圧電体層間において接合部の接合機能が一部の偏ることを防止することができるとともに、外部電極による圧電体層同士の連結機能との相乗効果をより高めることができる。すなわち、外部電極は、積層体の側面に形成されており、積層体の複数の圧電体層同士を連結し保持する役割も果たしている。したがって、一対の外部電極を基準として分割した上記2つの領域に接合部をそれぞれ配置することで、外部電極が複数の圧電体層同士を連結し保持する機能と、接合部が2つの圧電体層間を接合する機能とがバランスよく発揮される。
(a)は、本発明の一実施形態にかかる積層型圧電素子を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す積層型圧電素子の内部構造を説明するために積層型圧電素子の一部を分解した分解立体図である。 図1に示す積層型圧電素子の一部拡大断面図である。 図2をさらに拡大した断面図である。 (a)は、図1の実施形態における応力緩和層の積層方向の一方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図であり、(b)は本実施形態における応力緩和層を含む平面で切った断面図であり、(c)は本実施形態における応力緩和層の積層方向の他方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図である。 (a)は、本発明の他の実施形態における応力緩和層の積層方向の一方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図であり、(b)は本実施形態における応力緩和層を含む平面で切った断面図であり、(c)は本実施形態における応力緩和層の積層方向の他方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図である。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態における応力緩和層の積層方向の一方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図であり、(b)は本実施形態における応力緩和層を含む平面で切った断面図であり、(c)は本実施形態における応力緩和層の積層方向の他方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図である。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態における応力緩和層の積層方向の一方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図であり、(b)は本実施形態における応力緩和層を含む平面で切った断面図であり、(c)は本実施形態における応力緩和層の積層方向の他方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図である。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態における応力緩和層の積層方向の一方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図であり、(b)は本実施形態における応力緩和層を含む平面で切った断面図であり、(c)は本実施形態における応力緩和層の積層方向の他方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図である。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態における応力緩和層の積層方向の一方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図であり、(b)は本実施形態における応力緩和層を含む平面で切った断面図であり、(c)は本実施形態における応力緩和層の積層方向の他方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図である。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態における応力緩和層の積層方向の一方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図であり、(b)は本実施形態における応力緩和層を含む平面で切った断面図であり、(c)は本実施形態における応力緩和層の積層方向の他方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図である。 (a)は、参考例における応力緩和層の積層方向の一方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図であり、(b)は本参考例における応力緩和層を含む平面で切った断面図であり、(c)は本参考例における応力緩和層の積層方向の他方側に隣り合う内部電極層を含む平面で切った断面図である。 本発明の実施形態にかかる噴射装置を示す概略断面図である。 (a)は、従来の積層型圧電素子を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す積層型圧電素子の内部構造を説明するために積層型圧電素子の一部を分解した分解立体図である。
<積層型圧電素子>
以下、本発明の一実施形態にかかる積層型圧電素子について図面を参照して詳細に説明する。図1(a)は本実施形態にかかる積層型圧電素子1を示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示す積層型圧電素子1の内部構造を説明するために積層型圧電素子1の一部分を分解した分解立体図である。図2は本実施形態にかかる積層型圧電素子1の一部を拡大した断面図である。図3は、図2に示す応力緩和層をさらに拡大した断面図である。
図1(a),(b)に示すように、積層型圧電素子1は、複数の圧電体層5及び複数の金属層7を有し、圧電体層5と金属層7とが交互に積層されてなる積層体9を備えている。積層体9の積層方向の両端側には圧電体からなる不活性層13,13がそれぞれ積層されている。積層体9の対向する側面には一対の外部電極11,11がそれぞれ配設されている。
一対の外部電極11には、リード線(不図示)が半田によりそれぞれ接続固定される。これらのリード線は外部電圧供給部(不図示)に接続される。複数の金属層7は、内部電極として機能する内部電極層7aと、応力緩和機能を有する応力緩和層7bとからなる。外部電圧供給部からリード線を通じて隣り合う内部電極層7a間に所定の電圧が印加されると、各圧電体層5が逆圧電効果によって変位する。不活性層13は、一方の主面側にのみ内部電極層7aが配置され、他方の主面側には内部電極層が配置されていないので、電圧を印加しても変位が生じない。
内部電極層7aは、圧電体層5の主面全体には形成されておらず、いわゆる部分電極構造となっている(図1(b)参照)。すなわち、圧電体層5の主面には内部電極層7aが形成されていない電極非形成部19が存在する。このような部分電極構造を有する複数の内部電極層7aは、積層体9の対向する側面に交互に露出するように配置されている。これにより、内部電極層7aは、一対の外部電極11,11に交互に電気的に接続されている。本実施形態では、一対の外部電極11,11は、積層体9の対向する2つの側面に形成されているが、隣設する2つの側面に形成されていてもよい。
複数の金属層7のうちの少なくとも一層は、応力緩和層7bである。図3に示すように、応力緩和層7bは、積層方向に隣接する2つの圧電体層5,5間に点在する複数の部分金属層(金属粒子)71と空隙(ボイド)72とから主に構成されている。複数の部分金属層71は、空隙72で互いに離隔し電気的に絶縁状態にあるのが好ましい。このように複数の部分金属層71間が空隙72で区分されているときには、応力緩和層7bは内部電極としては機能しないので、異なる極性の外部電極11,11間を短絡させることはない。
また、上記のように応力緩和層7bが金属と空隙で構成されているときには、金属及び空隙のいずれも応力に対して変形可能であるため、耐久性の高い積層型圧電素子が得られる。また、応力緩和層7bが、空隙72を介して互いに離隔した状態で配置された複数の部分金属層71で構成されているときには、応力緩和層7bに隣接する圧電体層5のうち空隙72に面する部分は、素子1に電圧が印加されても変位しない。したがって、応力緩和層7bに接する圧電体層5は駆動変位が小さくなり、素子の応力が一点に集中するのを避けることができる。また、圧電体層5のうち空隙72に面する部分は、変形しやすいので、駆動中に応力が加わると変形して応力を緩和する効果が高い(圧電体層自体の応力緩和効果)。
応力緩和層7bの空隙率は20%以上90%以下であるのが好ましい。耐久性と応力緩和効果を両立させるためには、空隙率は40%以上90%以下であるのがより好ましく、60%以上85%以下であるのがさらに好ましい。空隙率が20%以上であることにより、圧電体層5が応力緩和層7bに拘束される拘束力が大きくなるのを防ぐことができるので、素子1の変位量が大きくなるとともに、内部応力が生じるのを抑制できる。一方、空隙率が90%以下であることにより、応力緩和層7b自体の強度が低下するのを抑制することができる。
内部電極層7aの空隙率は5%以上70%以下であるのが好ましく、7%以上70%以下であるのがより好ましく、10%以上60%以下であるのがさらに好ましい。これにより、圧電体層5をよりスムーズに変形させることができるとともに、十分な導電性を維持することができるので、積層型圧電素子1の変位量が低下するのを防止できる。内部電極層7aの空隙率が5%以上であることにより、圧電体層5が内部電極層7aに拘束される拘束力が過度に高くならない。また、内部電極層7aの空隙率が70%以下であることにより、内部電極層7aを構成する金属の一部が極端に細くなったり、孤立したりするのを抑制することができる。これにより、内部電極層7aの導電性を維持することができるとともに、内部電極層7a自体の強度が低下するのを防止できる。
空隙率は、積層型圧電素子1を積層方向に切断した断面を観察することで測定することができる。すなわち、空隙率(%)は、素子1の断面における応力緩和層7bに存在する空隙72の面積を測定し、その空隙72の面積の総和を応力緩和層7b全体の面積で割った値を100倍したものである。この空隙率は、例えば走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて得られた画像を公知の方法で画像処理して測定することができる。
また、部分金属層71間に空隙72が存在することで、応力緩和層7bと圧電体層5との界面全体が一度に剥離してしまうのを防止することができる。さらに、部分金属層71を構成する金属は圧電体層5を構成する圧電体粒子よりも柔らかいことから、部分金属層71自体は、応力を緩和する効果が圧電体層に比べて高い。また、空隙72はクッション効果を生み出す。したがって、応力緩和効果が高く耐久性に優れた積層型圧電素子が得られる。
上記のような効果が得られる理由は次の通りであると考えられる。積層型圧電素子1の駆動時に積層型圧電素子1に応力が加わると、強度が最も弱い応力緩和層7bに応力が集中しやすい。圧電体粒子と圧電体粒子との接合強度及び金属粒子と金属粒子との接合強度に比べて、異種材料の圧電体粒子と金属粒子との接合強度は弱い。また、複数の部分金属層71からなる応力緩和層7bは、他の内部電極層7aと比較して圧電体層5との接合面積が小さい。このため、応力緩和層7bと圧電体層5との接合強度は、他の内部電極層7aと圧電体層5との接合強度に比べて弱い。したがって、素子1に応力が加わった際には、点在した部分金属層71と圧電体層5との間に応力が集中しやすい。このようにして応力緩和層7bに応力がかかった際には、部分金属層71と圧電体層5との界面が順次剥離していくことで応力が緩和される。
また、応力緩和層7bは、圧電体層5,5間に複数の部分金属層71が点在したものであるので内部電極として機能しない。このため、応力緩和層7bと圧電体層5との界面で剥離が進行しても素子1の変位量に影響を与えることがなく、安定な変位量を長時間保つことができる。
図1(b)に示すように、本実施形態にかかる積層型圧電素子1は、応力緩和層7bに対して積層方向両側に隣接する2つの圧電体層5,5間に、これらの圧電体層5,5を互いに接合する接合部5aを2つ有している。
図4(a)は、本実施形態における応力緩和層7bの積層方向の一方側に隣り合う内部電極層7aを含む平面で切った断面図であり、図4(b)は本実施形態における応力緩和層7bを含む平面で切った断面図であり、図4(c)は本実施形態における応力緩和層7bの積層方向の他方側に隣り合う内部電極層7aを含む平面で切った断面図である。
図1(b)及び図4(b)に示すように、応力緩和層7bを含み積層方向に垂直な平面において、一方の外部電極11の幅の中心と他方の外部電極11の幅の中心とを結ぶ仮想直線Lで応力緩和層7bを2つの領域に分割したときに、接合部5a,5aが2つの領域にそれぞれ配置されている。
2つの圧電体層5,5間に上記のような応力緩和層7bを設けて応力を緩和しているので、駆動時には強度の低い応力緩和層7bに応力が集中して、応力緩和層7bと圧電体層5間に剥離が生じることになる。圧電体層内に密度の低い応力緩和部分を設けた従来の素子では、圧電体層を積層方向に縦断する亀裂が生じやすいが、本実施形態にかかる素子1ではこのような亀裂が生じるのを防止することができるので、異なる極性の内部電極層7a,7a同士が短絡するのを防止して耐久性を向上させることができる。
さらに、接合部5a,5aが、仮想直線Lで分割された2つの領域にそれぞれ配置されているので、接合部5a,5aが圧電体層5,5間をバランス良く支える役割を果たす。また、外部電極11,11が設けられていない領域において、接合部5a,5aが圧電体5,5間の距離を保つ役割を果たす。このため、駆動中に圧電体層5,5の間隔が変動することがなく、素子の変位距離を一定に保つことができる。したがって、本実施形態にかかる積層型圧電素子1は変位を大きくすることができるだけでなく、長期間の連続駆動においても優れた耐久性を発揮する。
また、駆動電源に何らかのノイズが入って瞬間的に積層型圧電素子に高電圧が加わった場合や、高温、高湿、高電界、高圧力下で長期間連続駆動させた場合においては、応力緩和層7bの部分金属層71と圧電体層5との界面にだけ剥離が生じ、接合部5aは強固に圧電体5,5間を保持して積層型圧電素子1の強度を維持する役割を果たす。このように積層型圧電素子1は変位量の変化が小さいだけでなく、駆動電源に何らかのノイズが入って瞬間的に積層型圧電素子に高電圧が加わった場合や、高温、高湿、高電界、高圧力下で長期間連続駆動させた場合においても高い信頼性が得られる。
さらに、外部電極11が設けられた素子1の側面においては、外部電極11が圧電体層5同士を強固に保持する機能を有する。一対の外部電極11は、これらの中心を結ぶ仮想直線Lが前記平面を二等分する位置に配置されているのが好ましい。一対の外部電極11,11が積層体9の重心に対して点対称となる位置に配置されているときには、一対の外部電極11に加わる応力を均等に分配して応力を分散することができ、駆動時に重心がぶれず安定した積層型圧電素子とすることができる。これに加えて、圧電体層5,5間を二等分した2つの領域に、接合部5a,5aがそれぞれ配置されていることで、圧電体層5,5間をよりバランスよく接合することができる。
また、図4(b)に示すように、接合部5a,5aが仮想直線Lに垂直で、かつ、仮想直線Lの中心を通る直線L2上にそれぞれ配設されているのが好ましい。これにより、圧電体層5,5間において、一対の外部電極11,11を結ぶ直線と2つの接合部5a,5aを結ぶ直線との交点が素子のほぼ重心を通ることになる。これにより、外部電極11により複数の圧電体層5を連結し保持する機能と、接合部5aが圧電体層5,5間を接合する機能とのバランスがより高まり、圧電体層5,5間をより均一に安定して結合し支持することができる。これにより、圧電体層5を縦断して異なる極性の内部電極層7a同士を短絡するような亀裂を生じることがなく、しかも外部電極11が設けられていない部分においても、圧電体層5,5間の距離をほぼ均一に保つ役割を果たす。これにより、駆動中の圧電体層5,5の間隔が変動することがなく、素子の変位距離を一定に保つことができる。
さらに、図4(b)に示すように、接合部5a,5aは、積層体9の側面に沿って形成されていることが好ましい。外部電極11,11は積層体9の側面に形成されており、複数の圧電体層5を積層体9の側面において連結し保持している。一方、接合部5aが積層体9の側面に沿って形成されていることにより、2つの領域にそれぞれ形成された接合部5a,5aが圧電体層5,5間を積層体9の側面近傍で接合することになる。これにより、外部電極11,11と接合部5a,5aとが、圧電体層5,5間を積層体9の側面近傍で接合することになり、圧電体層5,5間がより均等にバランスよく接合されることになる。また、素子1に加わる応力は素子1の側面の表面部分に集中しやすいので、応力緩和層7bと圧電体層5との界面における剥離の起点は、素子1の側面となりやすい。例えば接合部5aと積層体9の側面との間に応力緩和層7bが形成させると、応力緩和層7bと圧電体層5との界面で進展した剥離(亀裂)が接合部5aと接した部分で止まることになる。一方、接合部5aを側面に沿って形成することで、応力緩和層7bと圧電体層5との界面で進展した剥離が接合部5aで止まりにくくなって、応力緩和効果がより高まる。また、応力緩和層7bが積層体9の4つの側面すべてに露出していると、いずれの方向から積層型圧電素子1に応力が加わっても、その応力を緩和することができる。
また、長時間の駆動により、応力緩和層7bにおける全ての部分金属層71が圧電体層5から剥離したとしても、圧電体層5,5間には接合部5aが存在しているので、素子1が分解することはない。しかも、全ての部分金属層71が剥離した応力緩和層7bは、これに隣接する積層方向両側の圧電体層5同士の動きを規制する力が小さくなって圧電体層5同士が相対的に動きやすくなるので、引き続き応力緩和機能を発揮する。
また、積層型圧電素子1が圧電変位する際、空隙72があることで、圧電体層5を部分的にクランプすることになる。金属層7がその全面で圧電体層5をクランプするときと比べて圧電体層5を束縛する力が小さくなる。これにより、圧電体層5がより変位しやすくなり、変位量を大きくすることができる。その結果、変位量がより大きく、しかも耐久性が向上する。
応力緩和層7bは、素子1の積層方向に複数配置されているのが好ましい。これにより、素子1内の応力を複数の箇所に分散できるので、より耐久性を向上させることができる。この場合、複数の応力緩和層7bが、複数の圧電体層5を介してそれぞれ配設されていることが好ましい。これは、素子1内に応力緩和層7bが連続して設けられると素子1全体に加わった応力がこの応力緩和層7bが連続して設けられた箇所に集中してしまうことになる。一方、複数の応力緩和層7bが、複数の圧電体層5を介してそれぞれ配設されているときには、素子1内に生じる応力を積層方向に効果的に分散させることができる。さらには、複数の応力緩和層7bは、素子1の積層方向に規則的に配置されているのが好ましい。これにより、素子1の積層方向に応力が均一に分散される。
積層体9は、断面が多角形の柱状体であるのが好ましい。これは、積層体9が円柱状であると、真円にしなければ中心軸がぶれてしまうため高精度の円を作って積みあげなければならず、同時焼成による量産型の製法を用いるのが困難になる。また、略円形状の積層体を積層後、あるいは焼成後に外周を研磨して円柱状にしても、金属層7の中心軸を高精度にそろえるが困難になる。これに対して、多角形柱状体であれば、基準線を決定した圧電体層5に金属層7を形成することができ、さらに基準線に沿って積層することができるので、駆動の軸である中心軸を量産型の製法をもちいて形成することができる。このため、耐久性の高い素子とすることができる。
応力緩和層7bは、主成分が銀であるのが好ましい。これにより、圧電体層5と同時焼成することができる。しかも、銀は熱伝導特性が優れているので、応力集中により素子1の一部が局部加熱しても、熱を効率的に放散させることができる。また、応力緩和層7bの主成分が銀であることで、表面に酸化層の皮膜がない部分金属層71を形成できる。このため、柔軟性の高い部分金属層71を形成することができるので、応力緩和効果も高まる。応力緩和層7bは、例えば銀−パラジウム合金を用いることができる。内部電極層7aは、例えば銀−パラジウム合金を用いることができる。
本実施形態においては、金属層7(内部電極層7a、応力緩和層7b)中のパラジウムの含有量をM1(質量%)、銀の含有量をM2(質量%)としたとき、金属層7は、0<M1≦15、85≦M2<100、M1+M2=100を満足する金属組成物を主成分とすることが好ましい。パラジウムが15質量%を超えると、比抵抗が大きくなり、積層型圧電素子1を連続駆動させた場合、金属層7が発熱しやすくなり、この発熱が温度依存性を有する圧電体層5に作用して変位特性を低下させてしまうおそれがある。その結果、積層型圧電素子1の変位量が小さくなることがある。
また、外部電極11を形成した際、外部電極11と金属層7とが、これらの間で金属成分が相互拡散することにより接合される。このとき、金属層7中のパラジウム含有量が15質量%を超えると、外部電極11中に金属層成分が拡散した箇所の硬度が高くなるため、駆動時に寸法変化する積層型圧電素子1においては、耐久性が低下するおそれがある。
また、金属層7中の銀の圧電体層5へのマイグレーションを抑制するために、パラジウム金属が0.001質量%以上15質量%以下とすることが好ましい。また、積層型圧電素子1の耐久性を向上させるという点では、パラジウムの比率は0.1質量%以上10質量%以下であるのが好ましい。また、熱伝導に優れ、より高い耐久性を必要とする場合はパラジウムの比率を0.5質量%以上9.5質量%以下とするのがより好ましく、さらに高い耐久性を求める場合は2質量%以上8質量%以下とするのがさらに好ましい。
金属層7中の銀の比率が85質量%未満になると、金属層7の比抵抗が大きくなる。このため、積層型圧電素子1を連続駆動させた場合、金属層7の発熱量が大きくなることがある。また、金属層7中の銀の圧電体層5へのマイグレーションを抑制するために、金属層7中の銀の含有量を85質量%以上99.999質量%以下とすることが好ましい。また、積層型圧電素子1の耐久性を向上させるという点では、銀の比率が90質量%以上99.9質量%以下であるのが好ましい。また、より高い耐久性を必要とする場合は銀の比率が90.5質量%以上99.5質量%以下であるのがより好ましく、さらに高い耐久性を求める場合は92質量%以上98質量%以下がさらに好ましい。
応力緩和層7b及び内部電極層7aの組成は、以下のようにして測定することができる。すなわち、応力緩和層7bが露出するように、応力緩和層7bと圧電体層5との界面で積層体9を切断して、応力緩和層7bの一部を採取する。採取した応力緩和層7bは、ICP(誘導結合プラズマ)発光分析等の化学分析をすることでその成分を測定できる。また、積層型圧電素子1を積層方向に切断した断面を、EPMA(Electron Probe Micro Analysis)法等の分析方法を用いて分析することもできる。積層型圧電素子1の切断面において、金属層をSEM(走査型電子顕微鏡)や金属顕微鏡で観察すると、金属成分だけでなく、空隙72や、セラミック成分等の金属以外の要素も含まれていることがある。このような場合でも、空隙72以外の領域はEPMA法等により分析することができる。
圧電体層5は、ペロブスカイト型酸化物を主成分とすることが好ましい。例えば、圧電体層5がチタン酸バリウム(BaTiO)を代表とするペロブスカイト型圧電セラミックス材料等で形成されると、その圧電特性を示す圧電歪み定数d33が高いことから、変位量を大きくすることができ、さらに、圧電体層5と金属層7を同時に焼成することもできる。圧電体層5としては、圧電歪み定数d33が比較的高いチタン酸ジルコン酸鉛(PbZrO−PbTiO)からなるペロブスカイト型酸化物を主成分とすることが好ましい。
次に、本発明の圧電アクチュエータユニットの製法について説明する。まず、積層型圧電素子1の製法を説明する。PbZrO−PbTiO等からなるペロブスカイト型酸化物の圧電セラミックスの仮焼粉末と、アクリル系、ブチラール系等の有機高分子から成るバインダーと、DBP(フタル酸ジブチル)、DOP(フタル酸ジオクチル)等の可塑剤とを混合してスラリーを作製する。ついで、該スラリーを周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等のテープ成型法により圧電体層5となるセラミックグリーンシートを作製する。
次に、銀−パラジウム等の金属層7を構成する金属粉末にバインダー、可塑剤等を添加混合して導電性ペーストを作製する。ついで、これを上記各グリーンシートの上面にスクリーン印刷等によって1〜40μmの厚みに印刷する。
ここで、応力緩和層7bを形成する部分には、銀−パラジウム等の金属粉末にアクリルビーズ等の樹脂ビーズを添加し、バインダー、可塑剤等を添加混合した導電性ペーストを印刷すればよい。また、焼結後の部分金属層71が空隙72で区分されて互いに絶縁状態にある複数の金属粒子で構成されるように、印刷パターンをドットパターンにした上で導電性ペーストを印刷してもよい。また、スパッタリング等の薄膜作成技術で銀のドットパターンをあらかじめ作製し、その上に導電性ペーストを印刷して、焼結時に金属粒子を核成長させることにより複数の部分金属層71を形成してもよい。また、応力緩和層7b用の導電性ペーストに含まれる銀−パラジウム等の金属粉末における銀の比率を内部電極層7a用の導電性ペーストよりも多くして印刷し、焼成時の金属層間の銀濃度の差に起因する濃度勾配を利用して銀を拡散させて、応力緩和層7bを空隙72で区分されて互いに絶縁状態にある複数の部分金属層71で構成されたものとすることもできる。このとき、銀−パラジウム等の金属粉末は合金粉末ではなく、銀粉末とパラジウム粉末の混合粉末を用いて組成を調整してもよい。また、銀パラジウムの合金に銀粉末またはパラジウム粉末を加えることで組成を調整してもよい。特に、はじめから異なる組成の合金粉末を用いる方が、ベースト中の金属分散が均一になり、内部電極層7aおよび応力緩和層7bの同一面内の組成分布が均一になるので好ましい。
また、応力緩和層7b用の導電性ペーストを印刷するセラミックグリーンシートの表面には、上記した位置に接合部5a,5aを形成するために、導電性ペーストを印刷しない部分を設ける。
次に、導電性ペーストが印刷されたグリーンシートを所望の配置で複数積層し、所定の温度で脱バインダーを行った後、900〜1200℃で焼成することによって積層体9が作製される。
不活性層13は、該不活性層13を形成するグリーンシート中に、銀−パラジウム等の金属層7を構成する金属粉末を添加したり、不活性層13を形成するグリーンシートを積層する際に、銀−パラジウム等の金属層7を構成する金属粉末および無機化合物とバインダーと可塑剤からなるスラリーをグリーンシート上に印刷することで、不活性層13とその他の部分の焼結時の収縮挙動ならびに収縮率を一致させることができるので、緻密な積層体9を形成することができる。
なお、積層体9は、上記製法によって作製されるものに限定されるものではなく、複数の圧電体層5と複数の金属層7とを交互に積層してなる積層体9を作製できれば、他の製法によって形成されても良い。
次に、ガラス粉末にバインダーを加えて銀ガラス導電性ペーストを作製し、これを積層体9の外部電極形成面に印刷し、ガラスの軟化点よりも高い温度、且つ銀の融点(965℃)以下の温度で焼き付けを行う。これにより、銀ガラス導電性ペーストを用いて外部電極11を形成することができる。
このとき、外部電極11を構成するペーストを多層に積層してから焼付けを行っても、1層で焼付けを行っても良いが、多層に積層してから一度に焼付けを行うほうが量産性に優れている。そして、層ごとにガラス成分を変える場合は、層ごとにガラス成分の量を変えたものを用いればよいが、圧電体層5に最も接した面にごく薄くガラスリッチな層を構成したい場合は、積層体9に、スクリーン印刷等の方法でガラスリッチなペーストを印刷した上で、多層のシートを積層する方法が用いられる。
次に、上記のようにして得られた積層型圧電素子1を円柱状のステンレスなどの金属製のケースに収納して、ケースと積層型圧電素子1との間に絶縁層としてシリコーン樹脂等の充填材を充填する。このとき、先に円柱状の冶具に積層型圧電素子1をいれて樹脂を充填した後、ジグから樹脂コートした積層型圧電素子1を取り出して、それを円柱状の金属製のケースに入れても良い。
次に、ケースを蓋で封止する。接着剤で接合したり、はんだ付けやロウ付けすることで封止することができるが、溶接するのが最も耐久性が良い。このとき、円柱状のケースの側面に複数の穴をあけることで、ケース自体がばねの役割をもつので、蓋を溶接した際に、積層型圧電素子1の積層方向に圧縮応力をかけた圧電アクチュエータユニットとなる。
次に、外部電極11に接続されたリード線を介して一対の外部電極11に0.1〜3kV/mmの直流電圧を印加して、素子1を分極処理する。これにより、素子1を収納した圧電アクチュエータユニットが伸び、そのときの応力が応力緩和層7bに加わる。その結果、圧電体層5間の全域にわたって点在した複数の部分金属層71のうち、より高い応力が集中した箇所がそれに隣接する圧電体層5から剥離して剥離部(スリット)が形成される。特に応力が集中しやすいのが素子1の側面であることから、素子1の側面側に位置する部分金属層71が圧電体層5から剥がれ、図3に示すような剥離部が形成される。特に、分極処理の極性を反転させる分極反転処理を施すことで、素子1の伸び縮みを短時間で激しくできるので、効果的に剥離部15が形成される。
このとき、積層型圧電素子1をケースに入れない状態で分極をすると、積層型圧電素子1が伸びた際に積層型圧電素子1の保持が不十分であるため、内部電極層7aの層間の積層ズレや素子側面側の絶縁距離のばらつきに応じて、積層型圧電素子1が積層方向にブレが無いように伸びることができない。このため、伸び方向に歪が生じて、素子1の側面に加わる応力が制御できずに、圧電体層5に亀裂が生じたりする。一方、ケースに収納することで、積層型圧電素子1を積層方向に伸び方向を限定することができるので、圧電体層5間の全域にわたって点在した複数の部分金属層71からなる応力緩和層7bにのみ剥離部15を形成するように制御することができる。特に、ケース自体にばね特性を付与することで、伸び方向と逆の圧縮応力をかけて、圧縮応力よりも伸びの応力が勝った時に初めて圧電アクチュエータユニットが伸びることができる。これにより、圧電体層5間の全域にわたって点在した複数の部分金属層71からなる応力緩和層7bは、内部電極として機能しないことから、周囲の圧電体層5が伸びに寄与せず、伸びる圧電体層5と異なって圧縮応力が集中し、剥離部15が形成される。
さらに、外部電極11の外面に、金属のメッシュ状若しくはくし状の配線を導電性接着剤やはんだで接合してもよい。この場合には、アクチュエータに大電流を投入し、高速で駆動させる場合においても、大電流を直接内部電極近傍に流すことができ、外部電極11上を流れる電流を低減できる。これにより、外部電極11が局所発熱を起こし断線することを防ぐことができ、耐久性を大幅に向上させることができる。
さらに望ましくは、導電性粒子はフレーク状や針状などの非球形の粒子であるのがよい。導電性粒子の形状をフレーク状や針状などの非球形の粒子とすることにより、該導電性粒子間の絡み合いを強固にすることができ、該導電性接着剤のせん断強度をより高めることができる。
以上のように、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の積層型圧電素子1は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。
例えば、上記の実施形態では、金属層が全て合金からなる場合について説明したが、一部の金属層が合金からなり、残りの金属層が単一の金属からなる形態であってもよい。また、上記の実施形態では、金属層が同じ成分を含有している場合について説明したが、金属層が主成分の異なる少なくとも二種以上の層からなる形態であってもよい。
以上のように、本実施形態にかかる圧電アクチュエータユニットは、大きな変位量を得ることができるだけでなく、駆動電源に何らかのノイズが入って瞬間的に積層型圧電素子1に高電圧が加わった場合や、高温、高湿、高電界、高圧力下で長期間連続駆動させた場合においても高い信頼性を維持することができる。
図5(a)は、本発明の他の実施形態における応力緩和層7bの積層方向の一方側に隣り合う内部電極層7aを含む平面で切った断面図であり、図5(b)は本実施形態における応力緩和層7bを含む平面で切った断面図であり、図5(c)は本実施形態における応力緩和層7bの積層方向の他方側に隣り合う内部電極層7aを含む平面で切った断面図である。図6〜図10は、図5と同様に本発明のさらに他の実施形態をそれぞれ示す断面図である。これらの各実施形態に示すように、接合部5aを配置する場所、個数、形状等については特に限定されるものではなく、種々の形態を適用することが可能である。
<噴射装置>
図12は、本発明の一実施形態にかかる噴射装置を示す概略断面図である。図12に示すように、本実施形態にかかる噴射装置は、一端に噴射孔33を有する収納容器31の内部に上記実施形態に代表される本発明の圧電アクチュエータユニット43が収納されている。収納容器31内には、噴射孔33を開閉することができるニードルバルブ35が配設されている。噴射孔33には燃料通路37がニードルバルブ35の動きに応じて連通可能に配設されている。この燃料通路37は外部の燃料供給源に連結され、燃料通路37に常時一定の高圧で燃料が供給されている。従って、ニードルバルブ35が噴射孔33を開放すると、燃料通路37に供給されていた燃料が所定の圧力で内燃機関(不図示)の燃料室内に噴出されるように構成されている。
また、ニードルバルブ35の上端部は内径が大きくなっている。収納容器31のシリンダ39には、上記した積層型圧電素子1を備えた圧電アクチュエータユニット43が収納され、ユニット43の下端部にはシリンダ39に対して摺動するピストン41が配置されている。
このような噴射装置では、圧電アクチュエータユニット43が電圧を印加されて伸長すると、ピストン41が押圧され、ニードルバルブ35が噴射孔33を閉塞し、燃料の供給が停止される。また、電圧の印加が停止されると圧電アクチュエータユニット43が収縮し、皿バネ45がピストン41を押し返し、噴射孔33が燃料通路37と連通して燃料の噴射が行われるようになっている。
なお、本発明は、圧電アクチュエータユニットに関するものであるが、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行うことは何等差し支えない。本発明の圧電アクチュエータユニットは、例えば自動車エンジンの燃料噴射装置、インクジェット等の液体噴射装置、光学装置等の精密位置決め装置、振動防止装置等に搭載される駆動素子、燃焼圧センサ、ノックセンサ、加速度センサ、荷重センサ、超音波センサ、感圧センサ、ヨーレートセンサ等に搭載されるセンサ素子、並びに圧電ジャイロ、圧電スイッチ、圧電トランス、圧電ブレーカー等に搭載される回路素子の他、圧電特性を利用した素子であれば、種々の用途に適用可能である。
以下、実施例を挙げて、本発明についてさらに詳細に説明する。まず、平均粒径が0.4μmのチタン酸ジルコン酸鉛(PbZrO−PbTiO)を主成分とする圧電セラミックの仮焼粉末、バインダー、及び可塑剤を混合したスラリーを作製し、ドクターブレード法で厚み100μmの圧電体層5用のセラミックグリーンシートを作製した。
ついで、このセラミックグリーンシートの片面に、表1に示す組成となるように、主に銀−パラジウムからなる合金にバインダーを加えた導電性ペーストをスクリーン印刷法により形成したシートを300枚積層し、焼成した。焼成条件は、800℃で2時間保持した後に、1000℃で2時間焼成した。
このとき、応力緩和層7bを形成する部分には、各グリーンシートを積層したときに応力緩和層7b用の導電性ペースト層に対して積層方向両側に隣り合う内部電極層7a用の導電性ペースト層よりも銀濃度が高くなるように、銀−パラジウム合金に銀を過剰に添加した導電性ペーストを用いた。これにより、焼成後に応力緩和層7bは、互いに絶縁状態にある複数の部分金属層(金属粒子)で構成されるものとなった。これらの応力緩和層7bは、積層体9の50層目、100層目、150層目、200層目、250層目になるように配置した。また、応力緩和層7bが形成される圧電体層5,5間には、接合部5aが形成されるようにグリーンシートの表面に導電性ペーストを印刷しない部分を設けた。
次に、平均粒径2μmのフレーク状の銀粉末と、残部が平均粒径2μmのケイ素を主成分とする軟化点が640℃の非晶質のガラス粉末との混合物に、バインダーを銀粉末とガラス粉末の合計質量100質量部に対して8質量部添加し、十分に混合して銀ガラス導電性ペーストを作製した。このようにして作製した銀ガラス導電性ペーストを積層体13の外部電極15面に印刷して、700℃で30分焼き付けを行い、外部電極15を形成した。
その後、外部電極15にリード線を接続し、正極及び負極の外部電極15にリード線を介して3kV/mmの直流電界を15分間印加して分極処理を行い、図1に示すような積層型圧電素子を用いた圧電アクチュエータを作製した。
得られた積層型圧電素子に150Vの直流電圧を印加したところ、すべての圧電アクチュエータにおいて、積層方向に変位量が得られた。
さらに、この圧電アクチュエータを室温で0〜+150Vの交流電圧を150Hzの周波数で印加して、1×10回まで連続駆動した試験を行った。
結果は表1に示すとおりである。
Figure 2010508648
表1に示すように、比較例として、応力緩和層を設けなかった試料番号No.10は、応力が内部電極層と圧電体層の境界に集中して内部電極間の圧電体を横断する亀裂が生じて変位が小さくなった。
これに対して、応力緩和層7bを設けた試料番号No.1〜9は、1×10回連続駆動させた後も、素子変位量が著しく低下することなく、圧電アクチュエータとして必要とする実効変位量を有し、優れた耐久性を有した圧電アクチュエータを作製できた。
1 積層型圧電素子
5 圧電体層
5a 接合部
7 金属層
7a 内部電極層
7b 応力緩和層
9 積層体
11 外部電極
13 不活性層
17 充填材
19 電極非形成部
31 収納容器
33 噴射孔
35 バルブ
37 燃料通路
39 シリンダ
41 ピストン
71 部分金属層(金属粒子)
72 空隙

Claims (10)

  1. 複数の金属層が圧電体層を介して積層された積層体と、該積層体の側面に形成された一対の外部電極とを備えた積層型圧電素子において、
    前記複数の金属層のうちの少なくとも一層は、当該金属層に対して積層方向に隣接する2つの圧電体層間に点在する複数の部分金属層と空隙とからなる応力緩和層であり、
    前記応力緩和層に対して積層方向両側に隣接する2つの圧電体層間には、これらの圧電体層を互いに接合する接合部が複数形成されており、
    前記応力緩和層を含み前記積層方向に垂直な平面において、一方の前記外部電極の幅方向の中心と他方の前記外部電極の幅方向の中心とを結ぶ仮想直線を引いて前記応力緩和層を2つの領域に分割したときに、少なくとも一つの前記接合部が前記2つの領域にそれぞれ配設されていることを特徴とする積層型圧電素子。
  2. 前記一対の外部電極は、前記仮想直線が前記平面を二等分する位置に配置されている請求項1記載の積層型圧電素子。
  3. 前記接合部は、前記仮想直線に垂直で、かつ、前記仮想直線の中心を通る直線上に配設されている請求項2記載の積層型圧電素子。
  4. 前記接合部は、前記積層体の側面に沿って配設されている請求項1〜3のいずれかに記載の積層型圧電素子。
  5. 前記複数の部分金属層は、前記空隙で区分されて互いに電気的に絶縁状態にある請求項1〜4のいずれかに記載の積層型圧電素子。
  6. 前記応力緩和層が、前記積層体の積層方向に複数配設されている請求項1〜5のいずれかに記載の積層型圧電素子。
  7. 複数の前記応力緩和層は、複数の圧電体層を介してそれぞれ配設されている請求項6記載の積層型圧電素子。
  8. 複数の前記応力緩和層は、前記積層体の積層方向に規則的に配設されている請求項6又は7記載の積層型圧電素子。
  9. 前記応力緩和層の主成分が銀である請求項1〜8のいずれかに記載の積層型圧電素子。
  10. 噴出孔を有する容器と、請求項1〜9のいずれかに記載の積層型圧電素子とを備え、前記容器内に充填された液体が前記積層型圧電素子の駆動により前記噴射孔から噴射するように構成されたことを特徴とする噴射装置。
JP2009518658A 2006-10-31 2006-10-31 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置 Expired - Fee Related JP5050165B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2006/322212 WO2008053569A1 (en) 2006-10-31 2006-10-31 Multi-layer piezoelectric element and injection apparatus employing the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010508648A true JP2010508648A (ja) 2010-03-18
JP5050165B2 JP5050165B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=38055622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009518658A Expired - Fee Related JP5050165B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8212451B2 (ja)
EP (1) EP2087535B1 (ja)
JP (1) JP5050165B2 (ja)
CN (1) CN101536203B (ja)
DE (1) DE602006017603D1 (ja)
WO (1) WO2008053569A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018109617A (ja) * 2016-12-13 2018-07-12 ピエツォクリスト・アドヴァンスト・ゼンゾリクス・ゲー・エム・ベー・ハー 力又は圧力を測定するための測定素子スタック及びこの種の測定素子スタックの製造方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101789486B (zh) * 2005-09-29 2012-10-31 京瓷株式会社 层叠型压电元件及使用该层叠型压电元件的喷射装置
US8410663B2 (en) * 2006-10-20 2013-04-02 Kyocera Corporation Piezoelectric actuator unit having a stress relieving layer and method for manufacturing the same
DE102007015457B4 (de) * 2007-03-30 2009-07-09 Siemens Ag Piezoelektrisches Bauteil mit Sicherheitsschicht, Verfahren zu dessen Herstellung und Verwendung
US8450908B2 (en) * 2007-08-29 2013-05-28 Kyocera Corporation Multi-layer piezoelectric element with metal parts or ceramic parts bonded to only one piezoelectric material layer
US8432085B2 (en) * 2007-09-18 2013-04-30 Kyocera Corporation Multi-layer piezoelectric element having low rigidity metal layers, and ejection apparatus and fuel ejection system that employ the same
JP5776890B2 (ja) 2010-11-16 2015-09-09 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに圧電素子
DE102010063217A1 (de) * 2010-12-16 2012-06-21 Robert Bosch Gmbh Elektroden-Trägerfolie, insbesondere zur Herstellung von piezoelektrischen Bauelementen, und Verfahren zur Herstellung eines piezoelektrischen Bauelements
JP5790922B2 (ja) 2011-04-22 2015-10-07 セイコーエプソン株式会社 圧電素子、液体噴射ヘッド、液体噴射装置、超音波デバイス及びセンサー
JP5905292B2 (ja) * 2012-02-21 2016-04-20 日本碍子株式会社 圧電素子及び圧電素子の製造方法
WO2014009303A1 (de) * 2012-07-09 2014-01-16 Continental Automotive Gmbh Piezoelektrischer vielschichtaktor und einspritzventil
USD751044S1 (en) * 2014-05-22 2016-03-08 Hzo, Inc. Control switch for an electronic device

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63142875A (ja) * 1986-12-05 1988-06-15 Sumitomo Special Metals Co Ltd 圧電積層アクチユエ−タ−
JPH08242023A (ja) * 1995-03-03 1996-09-17 Hitachi Metals Ltd 圧電素子及びそれを用いた圧電アクチュエータ
JP2001102646A (ja) * 1999-09-28 2001-04-13 Tokin Ceramics Corp 積層型圧電セラミックス
JP2003258328A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Kyocera Corp 積層型圧電アクチュエータ
JP2004207632A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Kyocera Corp セラミック電子部品及びその製法並びに噴射装置
JP2006156690A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Kyocera Corp 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1023478B (de) 1955-07-08 1958-01-30 Metallgesellschaft Ag Verfahren und Einrichtung zur elektrischen Reinigung der Abgase beim Sauerstoff-Frischen von Stahl
JPH06181343A (ja) 1992-12-11 1994-06-28 Hitachi Metals Ltd 積層型変位素子及びその製造方法
JP3082731B2 (ja) 1997-12-17 2000-08-28 日本電気株式会社 積層型圧電トランス及びその製造方法
DE10121270A1 (de) * 2001-04-30 2003-02-06 Epcos Ag Passivierungsmaterial für ein elektrisches Bauteil sowie piezoelektrisches Bauteil in Vielschichtbauweise
JP3820922B2 (ja) * 2001-06-14 2006-09-13 ブラザー工業株式会社 圧電アクチュエータ及びそれを用いたインクジェットヘッド
CN2524377Y (zh) * 2001-12-17 2002-12-04 宋宽宽 积层压电变压装置
DE10307825A1 (de) 2003-02-24 2004-09-09 Epcos Ag Elektrisches Vielschichtbauelement und Schichtstapel
US7554251B2 (en) * 2004-03-09 2009-06-30 Kyocera Corporation Multi-layer piezoelectric element and method for manufacturing the same
DE102005018791A1 (de) * 2005-01-18 2006-07-27 Epcos Ag Piezoaktor mit niedriger Streukapazität
DE602005011970D1 (de) * 2005-09-16 2009-02-05 Delphi Tech Inc Piezoelektrischer Aktor
DE102005051289B3 (de) * 2005-10-26 2007-05-16 Siemens Ag Piezoaktor und Verfahren zur Herstellung desselben
US8007903B2 (en) * 2006-02-27 2011-08-30 Kyocera Corporation Method for manufacturing ceramic member, and ceramic member, gas sensor device, fuel cell device, filter device, multi-layer piezoelectric device, injection apparatus and fuel injection system
JP4933554B2 (ja) * 2006-09-28 2012-05-16 京セラ株式会社 積層型圧電素子、これを用いた噴射装置及び燃料噴射システム、並びに積層型圧電素子の製造方法
US8410663B2 (en) * 2006-10-20 2013-04-02 Kyocera Corporation Piezoelectric actuator unit having a stress relieving layer and method for manufacturing the same
DE102006062076A1 (de) * 2006-12-29 2008-07-10 Siemens Ag Piezokeramischer Vielschichtaktor und Verfahren zu seiner Herstellung
JP4930410B2 (ja) * 2007-02-26 2012-05-16 株式会社デンソー 積層型圧電素子
JP4911066B2 (ja) * 2007-02-26 2012-04-04 株式会社デンソー 積層型圧電素子

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63142875A (ja) * 1986-12-05 1988-06-15 Sumitomo Special Metals Co Ltd 圧電積層アクチユエ−タ−
JPH08242023A (ja) * 1995-03-03 1996-09-17 Hitachi Metals Ltd 圧電素子及びそれを用いた圧電アクチュエータ
JP2001102646A (ja) * 1999-09-28 2001-04-13 Tokin Ceramics Corp 積層型圧電セラミックス
JP2003258328A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Kyocera Corp 積層型圧電アクチュエータ
JP2004207632A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Kyocera Corp セラミック電子部品及びその製法並びに噴射装置
JP2006156690A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Kyocera Corp 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018109617A (ja) * 2016-12-13 2018-07-12 ピエツォクリスト・アドヴァンスト・ゼンゾリクス・ゲー・エム・ベー・ハー 力又は圧力を測定するための測定素子スタック及びこの種の測定素子スタックの製造方法
JP7023098B2 (ja) 2016-12-13 2022-02-21 ピエツォクリスト・アドヴァンスト・ゼンゾリクス・ゲー・エム・ベー・ハー 力又は圧力を測定するための測定素子スタック及びこの種の測定素子スタックの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8212451B2 (en) 2012-07-03
DE602006017603D1 (de) 2010-11-25
EP2087535B1 (en) 2010-10-13
WO2008053569A1 (en) 2008-05-08
US20100060110A1 (en) 2010-03-11
CN101536203B (zh) 2011-10-05
JP5050165B2 (ja) 2012-10-17
CN101536203A (zh) 2009-09-16
EP2087535A1 (en) 2009-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5084744B2 (ja) 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム
JP4933554B2 (ja) 積層型圧電素子、これを用いた噴射装置及び燃料噴射システム、並びに積層型圧電素子の製造方法
JPWO2007097460A1 (ja) セラミック部材の製造方法、並びにセラミック部材、ガスセンサ素子、燃料電池素子、フィルタ素子、積層型圧電素子、噴射装置、及び燃料噴射システム
JPWO2008066098A1 (ja) 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム
JP5050164B2 (ja) 圧電アクチュエータユニット及びその製造方法
WO2005011009A1 (ja) 積層型電子部品とその製造方法及び積層型圧電素子
JP5025661B2 (ja) 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム
WO2005093866A1 (ja) 積層型圧電素子及びその製造方法
JP5050165B2 (ja) 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置
JPWO2009028444A1 (ja) 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム
JP4885869B2 (ja) 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置
JP3730893B2 (ja) 積層型圧電素子及びその製法並びに噴射装置
JP5289322B2 (ja) 積層型圧電素子、これを用いた噴射装置及び積層型圧電素子の製造方法
JP2005285883A (ja) 積層型圧電素子およびその製造方法ならびにこれを用いた噴射装置
JP5203621B2 (ja) 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム
JP5562382B2 (ja) 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム
JP5027448B2 (ja) 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置
JP4956054B2 (ja) 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置
CN100587990C (zh) 层叠型压电元件及使用该层叠型压电元件的喷射装置
JP5153095B2 (ja) 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置
JP4986486B2 (ja) 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置
JP5133399B2 (ja) 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム
JP5449433B2 (ja) 積層型圧電素子およびこれを用いた噴射装置
JP4873837B2 (ja) 積層型圧電素子および噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5050165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees