JP2010500070A - 生体材料 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1
Description
1つまたは複数のコラーゲン、グリコサミノグリカン、アルブミン、ヒアルロナン、キトサン、コラーゲンのポリペプチド配列の一部を含む合成ポリペプチド類、および任意に無機物質を含む第1実質的固形構成部分を用意し、前記構成部分は少なくとも多孔性の表面部分を有し;
1つまたは複数のコラーゲン、グリコサミノグリカン、アルブミン、ヒアルロナン、キトサン、コラーゲンのポリペプチド配列の一部を含む合成ポリペプチド類、液体担体、および任意に無機物質を含む液体構成部分を用意し;
前記液体構成部分を、前記第1構成部分の前記多孔性表面部分と接触させ;
前記液体構成部分を、複数の固形結晶または粒子に液体担体が変わる温度に冷却し;
複数の固形結晶または粒子の少なくともいくつかを、昇華および/または気化により除くこと、を含む複合生体材料の製造方法を提供する。
1つまたは複数のコラーゲン、グリコサミノグリカン、アルブミン、ヒアルロナン、キトサン、コラーゲンのポリペプチド配列の一部を含む合成ポリペプチド、および任意に無機物質を含む第2実質的固形構成部分を用意し、前記構成部分は少なくとも多孔性の表面部分を有し;
前記液体構成部分を、前記第1構成部分および第2構成部分間に挟み、前記多孔性表面部分と接触させ;
前記第1構成部分および第2構成部分間の前記液体構成部分を、複数の固形結晶または粒子に液体担体が変わる温度に冷却し;
複数の固形結晶または粒子の少なくともいくつかを昇華および/または気化により除き、第1構成部分および第2構成部分間の中間層とすること、を含んでもよい。
(a)1つまたは複数のコラーゲン(組み換えヒト(rh)コラーゲンを含む)、グリコサミノグリカン、アルブミン、ヒアルロナン、キトサン、コラーゲンのポリペプチド配列の一部を含む合成ポリペプチド、および任意に無機物質を含む第1実質的固形構成部分を用意し、前記構成部分は少なくとも多孔性の表面部分を有し;
(b)1つまたは複数のコラーゲン(組み換えヒト(rh)コラーゲンを含む)、グリコサミノグリカン、アルブミン、ヒアルロナン、キトサン、コラーゲンのポリペプチド配列の一部を含む合成ポリペプチド、および任意に無機物質を含む第2実質的固形構成部分を用意し、前記構成部分は少なくとも多孔性の表面部分を有し;
(c)1つまたは複数のコラーゲン(組み換えヒト(rh)コラーゲンを含む)、グリコサミノグリカン、アルブミン、ヒアルロナン、キトサン、コラーゲンのポリペプチド配列の一部を含む合成ポリペプチド、液体担体、および任意に無機物質を含む液体構成部分を用意し;
(d)前記液体構成部分を、前記第1構成部分および第2構成部分間に挟み、前記多孔性表面部分と接触させ;
(e)前記第1構成部分および第2構成部分間の前記液体構成部分を、複数の固形結晶または粒子に液体担体が変わる温度に冷却し;
(f)複数の固形結晶または粒子の少なくともいくつかを昇華および/または気化により除き、第1構成部分および第2構成部分間の中間層とすること、を含む。
固相共合成の場合、多構成部分スキャフォールドの各構成部分層を別々に製造する。そしてスキャフォールド構造の最終3次元マトリックスを別々の構成部分範囲から第2凍結乾燥方法を用いて組み立てる。例えば、コラーゲン懸濁液の薄層を各スキャフォールド間に配置し、各スキャフォールド中の最初の数層の細孔に吸着させる。そしてスキャフォールドを2回目の凍結乾燥に付し、それぞれ異なったスキャフォールド構成部分間にコラーゲン繊維の相互浸透網状組織を得る。必要であれば、この工程をもちろん複数回繰り返してもよい。
水性コラーゲンスラリーの何らかの組み合わせを製造することができる。タイプIコラーゲン[10、11]、タイプIIコラーゲン[12]または無機質を含んだタイプIコラーゲン/GAG/ブラッシュ石スラリーを製造する詳細な製造手順がある(例えばPCT/GB04/004550参照)。
各構成部分を、異なったコラーゲンスラリーから凍結乾燥によって製造することができる。異なった平均細孔径、形状、および方向を有するスキャフォールドを製造できる様々な凍結乾燥手順が公開されており[10、11、13〜15]、いかなるこれらの手順を、各スキャフォールド構成部分の形成に用いてもよい。簡単にいえば、各コラーゲン懸濁液を型枠中に入れ;型枠は、何らかの望ましい形状であることができ、いくつの材料(すなわち、ポリマー、金属、セラミックス、ガラス、またはガラスセラミックス)からでも製造することができる。そして、型枠を冷凍環境に置くことにより、懸濁液を型枠中で凝固させ;凝固は速やかにまたはゆっくり、支配的な方向または均一に起こることができ、また凝固環境の温度を何らかの方法で制御して、懸濁液を完全に凝固させ、コラーゲン繊維に囲まれた氷結晶の相互浸透網状組織とすることができる。そして凝固懸濁液を昇華させて氷結晶を除き、それ自体が均質のスキャフォールド構造を構成する多孔性構成部分とする。
製造後工程ステップを何度も各構成部分について、凍結乾燥後行ってもよい。このような製造後工程には、物理的架橋法(すなわち、脱水熱架橋、紫外線架橋)[11、13、16〜18]、化学的架橋法(すなわち、カルボジイミド架橋、グルタルアルデヒド架橋)[11、16]または酵素混合物(すなわち、コラゲナーゼ、ディスパーゼ)を用いるスキャフォールドの部分分解が含まれる。スキャフォールドの水和を含む何らかの処理を行った後、液体成分を、第2凍結乾燥工程を用いて除くことができる。再度、容器の成形、凍結手順および昇華手順を何度でも行い、液体成分をスキャフォールドから除いてもよい。
各構成部分を完全に処理した後、個々の構成部分を、固相共合成を用いて接合することができる。コラーゲン懸濁液の薄層を、個々のスキャフォールド構成部分間に配置する。この工程を繰り返してすべての個々のスキャフォールド構成部分を接合し、異なる領域を有するより大きなスキャフォールドとする。コラーゲン懸濁液は各スキャフォールド間の境界と局所的に水和し、一時的にスキャフォールドに貼り付く。そして組み立てられたスキャフォールドを、何度もの凝固および昇華手順の1回により凍結乾燥し;凍結乾燥後、スキャフォールド構成部分は、スキャフォールド構成部分間の各境界面にわたって広がるコラーゲン繊維の相互連結網状組織によって互いに保持される。
より大きなスキャフォールド構造を組み立てた後、製造後工程ステップを何度も行うことができる。このような工程についてはすでにステップ3に列挙した。このような工程後、スキャフォールドを再び凍結乾燥し、多様な異種の構造および組成特性を有する多孔性のコラーゲンスキャフォールドを製造することができる。
固液共合成の場合、最終スキャフォールドの、1つまたは複数の構成部分層を別々に製造する。そしてスキャフォールド構造の最終3次元マトリックスを、1回または複数回のさらなる凍結乾燥方法を用いて組み立てる。コラーゲン懸濁液を、例えば、すでに製造された構成部分と配置し、構成部分スキャフォールド中に吸着させる。そして懸濁液−スキャフォールド系を2回目の凍結乾燥に付し、それぞれ異なったスキャフォールド構成部分間にコラーゲン繊維の相互浸透網状組織を得る。この工程をもちろん、もし必要であれば別の懸濁液/スラリーと共に、最終スキャフォールド構造を形成するように、複数回繰り返してもよい。
水性コラーゲンスラリーの何らかの組み合わせを製造することができる。タイプIコラーゲン[10、11]、タイプIIコラーゲン[12]または無機質を含んだタイプIコラーゲン/GAG/ブラッシュ石スラリーを製造する詳細な製造手順がある(例えばPCT/GB04/004550参照)。
1つまたは複数の構成部分スキャフォールドを、異なったコラーゲンスラリーから、固相共合成に関して上に記載した1つまたは複数の凍結乾燥法を用いて製造する。
製造後工程ステップを何度も、固相共合成に関して上に記載した凍結乾燥の後に、各スキャフォールド構成部分に対して行ってもよい。
各スキャフォールド構成部分の処理を完全に行った後、1つまたは複数のスラリーを、1つまたは複数のすでに製造した多孔性構成部分と完全に接触するように配置し;スラリーを、隣接したすでに製造した構成部分の細孔中に一定時間拡散させた後に、前記1つまたは複数のスラリーを凝固させ、凍結乾燥によって昇華させ、すでに製造した構成部分と完全に結合した新しいスキャフォールド構成部分の多相スキャフォールドを形成する。このステップを何回でも繰り返して、構成部分をいくつでも含む多相スキャフォールドを製造してもよい。
完全なスキャフォールド構造を組み立てた後、製造後工程ステップを何度も行うことができる。このような工程についてはすでにステップ3に列挙した。工程後、スキャフォールドを再び凍結乾燥し、多様な異種の構造および組成特性を有する多孔性のコラーゲンスキャフォールドを製造することができる。
−スキャフォールドの異なる領域中に、個々に制御された物理的特性(すなわち、細孔の大きさ、細孔の形状、架橋密度、分解速度)、力学的特性(すなわち係数)、および化学的特性(すなわち、無機物含量、コラーゲン含量、グリコサミノグリカン含量)を有すること
−主成分であるコラーゲンの抱合を介した細胞付着の改善
−異なった構成部分間の境界にわたって相互に連結されたコラーゲン繊維構造による強い境界面強度
−固相共合成による、スキャフォールド中の化学組成の異なった隣接層間に限定された化学物質の拡散
A.無機質(ブラッシュ石)を含んだタイプIコラーゲン−グリコサミノグリカンスキャフォールドの製造
「懸濁液の調製」
PCT/GB04/004550にすでに記載されているように、無機質(ブラッシュ石)を含んだコラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液を、タイプIコラーゲン(インテグラライフサイエンス社、Plainsboro、NJ、米国)、コンドロイチン6−硫酸(シグマアルドリッチ社、St.Louis、MO、米国)、オルトリン酸(H3PO4、BDHラボラトリーサプライズ(BDH Laboratory Supplies)、Poole、英国)、水酸化カルシウム(Ca(OH)2、シグマアルドリッチ社)および硝酸カルシウム(Ca(NO3)2・4H2O、シグマアルドリッチ社)から調製した。
10mm層の無機質(ブラッシュ石)を含んだタイプIコラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液を、底厚8mmの長方形の(25mm×50mm)ポリスルホン型枠中に入れた。すでに記載した温度傾斜法(temperature ramping technique)[10、15]を用いて、無機質(ブラッシュ石)を含んだタイプIコラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液を凝固させた:凍結乾燥器の温度を、室温から−20℃まで、あらかじめ規定された速度(3℃/分)で変化させた後、−20℃で600分間保持し、完全に凝固させた[15];完全に凝固させた後、冷凍懸濁液を25℃の温度で24時間200mTorrの圧力で昇華させ、250μmより大きい平均細孔径を有するコラーゲン−グリコサミノグリカンスキャフォールドとした。
スキャフォールドをその型枠から外し、あらかじめ規定されたカルボジイミド(液体化合物として)架橋処理により架橋させた[16]。架橋後、スキャフォールドを繰り返しリン酸緩衝生理食塩水(PBS、シグマアルドリッチ社)と脱イオン水中で洗浄した。水和したスキャフォールドを、−40℃の一定温度の凍結乾燥器に60分間戻し、続いて昇華(0℃、17時間、200mTorr)させ、液体成分をスキャフォールドから除いた。
「懸濁液の調製」
作成済みのタイプIIコラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液(ガイストリッヒバイオマテリアルズ(Geistlich Biomaterials)、Wolhusen、スイス)[12]を冷蔵庫から出し、室温に戻した。
3mm層のタイプIIコラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液を、底厚8mmの長方形の(25mm×50mm)ポリスルホン型枠中に入れた。すでに記載した温度傾斜法[10、15]を用いて、タイプIIコラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液を凝固した。凍結乾燥器の温度を、室温から−40℃まで、あらかじめ規定された速度(1.4℃/分)で変化させた後、−40℃で60分間保持し完全に凝固させた[15];完全に凝固させた後、冷凍懸濁液を0℃の温度で17時間200mTorrの圧力で昇華させ、約100μmの平均細孔径を有するコラーゲン−グリコサミノグリカンスキャフォールドを製造した。
スキャフォールドをそのポリスルホン型枠から外し、スキャフォールド剛性を強化しスキャフォールド分解速度を遅くするために、既述の脱水熱架橋処理により架橋した[11、13];簡単にいえば、脱水熱架橋を105℃の温度で24時間50mTorrの圧力で行った。
「懸濁液の調製」
少量の既述の無機質を含まないタイプIコラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液を、タイプIコラーゲン(インテグラライフサイエンス社)、酢酸(シグマアルドリッチ社)、およびコンドロイチン6−硫酸(シグマアルドリッチ社)から調製した[10、11、15]。
無機質(ブラッシュ石)を含んだタイプIコラーゲン−グリコサミノグリカンスキャフォールドを、最初のスキャフォールド製造中に用いた長方形のポリスルホン型枠中に入れた。無機質を含まないタイプIコラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液の薄層を、無機質(ブラッシュ石)を含んだスキャフォールドの上面全体に広げた。タイプIIコラーゲン−グリコサミノグリカンスキャフォールドを、懸濁液層の上部に配置した。両スキャフォールドを、コラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液で境界面に沿って水和した。
A.無機質(ブラッシュ石)を含んだタイプIコラーゲン−グリコサミノグリカンスキャフォールドの製造
「懸濁液の調製」
既述の(PCT/GB04/004550参照)無機質(ブラッシュ石)を含んだコラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液を、タイプIコラーゲン(インテグラライフサイエンス社、Plainsboro、NJ、米国)、コンドロイチン6−硫酸(シグマアルドリッチ社、St.Louis、MO、米国)、オルトリン酸(H3PO4、BDHラボラトリーサプライズ(BDH Laboratory Supplies)、Poole、英国)、水酸化カルシウム(Ca(OH)2、シグマアルドリッチ社)および硝酸カルシウム(Ca(NO3)2・4H2O、シグマアルドリッチ社)から調製した。
無機質(ブラッシュ石)を含んだタイプIコラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液の10mm層を、底厚8mmの長方形の(25mm×50mm)ポリスルホン型枠中に入れた。すでに記載した温度傾斜法[10、15]を用いて、無機質(ブラッシュ石)を含んだタイプIコラーゲン−グリコサミノグリカン懸濁液を凝固させた。凍結乾燥器の温度を、室温から−20℃まで、あらかじめ規定された速度(3℃/分)で変化させた後、−20℃で600分間保持し、完全に凝固させた[15];完全に凝固させた後、冷凍懸濁液を25℃の温度で24時間200mTorrの圧力で昇華させ、250μmより大きい平均細孔径を有するコラーゲン−グリコサミノグリカンスキャフォールドとした。
スキャフォールドをその型枠から外し、あらかじめ規定されたカルボジイミド(液体化学品に基づく)架橋処理により架橋した[16]。架橋後、スキャフォールドを、リン酸緩衝生理食塩水(PBS、シグマアルドリッチ社)と脱イオン水中で繰り返し洗浄した。水和したスキャフォールドを、−40℃の一定温度の凍結乾燥器に60分間戻し、続いて昇華(0℃、17時間、200mTorr)させ、液体成分をスキャフォールドから除いた。
「懸濁液の調製」
タイプIウシアキレス腱コラーゲンの0.05Mリン酸懸濁液(デブロケーシングス(Devro Casings)、Moodiesburn、Chyston、スコットランド)を含む冷凍高粘性スラリーを室温に戻した。
無機質(ブラッシュ石)を含んだタイプIコラーゲン−グリコサミノグリカン多孔性構成部分を、最初のスキャフォールド製造中に用いた長方形のポリスルホン型枠中に入れた。そして2mm層の高粘性タイプIコラーゲン懸濁液を、無機質を含んだ多孔性構成部分の上面全体に広げ、多孔性構成部分/スラリー構造物を15分間置いておくことにより、細孔構造の表面に近い範囲に浸透させた。
スキャフォールドをそのポリスルホン型枠から外し、既述のカルボジイミド架橋処理により架橋し[19]、スキャフォールド剛性を強化し、スキャフォールド分解速度を遅くした。
(a)液体担体、無機物質および有機物質を含む第1スラリー組成物を用意し;
(b)スラリーの型枠を用意し;
(c)スラリーを型枠中に入れ;
(d)型枠中に入れたスラリーを、複数の固形結晶または粒子に液体担体が変わる温度に冷却し;
(e)複数の固形結晶または粒子のうち少なくともいくつかを、好ましくは昇華および/または気化により除き、無機物質および有機物質を含む多孔性複合材料を残し;
(f)材料を型枠から外すこと、を含む。
本発明の第2態様または第3態様に記載の複合生体材料の形成された第1層;および
第1層に結合し、コラーゲン、またはコラーゲンとグリコサミノグリカンの共沈物、またはコラーゲンとリン酸カルシウム材の共沈物、またはコラーゲン、グリコサミノグリカンおよびリン酸カルシウム材の3種類の共沈物を含む材料の形成された第2層、を含む合成複合生体材料を提供する。リン酸カルシウム材は、1つまたは複数のブラッシュ石、リン酸八カルシウムおよび/またはアパタイトから選択されることが好ましい。
本発明を、実施例を用いて以下にさらに詳細に説明する。好ましい合成方法は一連のステップを含み、これを全てまたは一部に適用して、1つまたは複数の層を有する多孔性スキャフォールドを製造することができ、ここで少なくとも1つの層は、コラーゲン、グリコサミノグリカンおよびリン酸カルシウム材の3種類の共沈物を含むことが好ましい。
無機質を含むコラーゲン/GAG/ブラッシュ石スラリーの調製は、出願者の先行特許出願、PCT/GB04/004550、2004年10月28日出願、に概説された方法を用いて行うことができる。PCT/GB04/004550の内容を本願に引用して援用する。
ステップI−a:第1層の成型
ステップI−b:第2層の成型
ステップI−c:第3層の成型
ステップI−n:第n層の成型
共拡散ステップは、成型された層状スラリーの各層を内部拡散させることを含む。このステップを、隣接層間でスラリー成分を内部拡散させ、したがって凝固および昇華後の層間結合強度を強化する目的で行う。内部拡散ステップに好ましい状態を、表2のしかるべき部分に列挙する。
制御された冷却ステップは、スラリーを含む型枠を、制御された速度で0℃未満の最終温度まで冷却する環境中に配置することを含む。このステップを開始し、スラリー中での氷結晶核形成および増殖の速度を制御する。その後、氷結晶を昇華により除き、多孔性スキャフォールドを残す。氷結晶網の構造は、スキャフォールドの最終細孔構造を決定するだろう。冷却に好ましいパラメーターを表3に列挙する。
アニーリングステップは、スラリーを、制御された冷却ステップの最終温度で一定時間放置することを含む。このステップを行い、スラリーの完全なまたは実質的に完全な凍結を確実にする。アニーリングに好ましいパラメーターを表4に列挙する。
昇華ステップは、冷凍スラリーを、制御された冷却ステップおよびアニーリングステップのおおよその最終温度で保ちながら、型枠と冷凍スラリーの周囲環境の圧力を、水/氷/水蒸気系の三重点未満に減圧し、続いて達成された減圧で固相−気相転移温度より高い温度に昇温させること(通常≧0℃)を含む。このステップを行い、冷凍スラリーから氷結晶を昇華により除く。水の除去手段として気化より昇華が有利な点は、氷結晶の既存の網状組織構造を正確に模倣した間隙の網状組織(すなわち細孔)が残ることである。もし氷が溶融するなら、氷結晶網はその形状を失い、生成する細孔網の構造は損なわれる。昇華ステップに好ましいパラメーターを表5に列挙する。
必要であれば、本方法はまた架橋ステップを含み、コラーゲンとグリコサミノグリカンを架橋してもよい。これは出願者の先行特許出願、PCT/GB04/00455O、2004年10月28日出願、に記載されている。PCT/GB04/004550の内容を本願に引用して援用する。
「実施例I:コラーゲン/GAG/CaPの単一層スキャフォールド」」
「材料」
コラーゲン:ウシ腱由来タイプI微細繊維コラーゲン(microfibrillar collagen)、インテグラライフサイエンス社、Plainsboro、NJ、米国
GAG:サメ軟骨由来コンドロイチン−6−硫酸、ナトリウム塩、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国)
カルシウム源:(i)水酸化カルシウム(Ca(OH)2)、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国);(ii)硝酸カルシウム(Ca(NO3)2・4H2O)、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国)
リン源:オルトリン酸(H3PO4)、BDHラボラトリーサプライズ(BDH Laboratory Supplies)(Poole、英国)
架橋剤:1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(=EDAC)、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国);N−ヒドロキシスクシンイミド(=NHS)、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国)
「ステップ0:スラリーの調製」
3.8644gのコラーゲンを、氷浴中で冷却した171.4mLの0.1383M H3PO4中に、19mm直径のステータを装備したホモジナイザーを用いて90分間15000rpmで混合することにより分散し、高粘性のコラーゲン分散液を得た。平行して、0.3436gのコンドロイチン−6−硫酸(GAG)を14.3mLの0.1383M H3PO4中に室温で、周期的な振動により溶解させ、GAG溶液を生成するためにGAGを分散溶解した。90分後、14.3mLのGAG溶液を、混合コラーゲン分散液に約0.5mL/分の速度で、15000rpmで連続的にホモジナイズしながら加え、生成した高粘性コラーゲン/GAG分散液をさらに90分間混合した。90分の混合後、1.804gのCa(OH)2と0.780gのCa(NO3)2・4H2Oを高粘性コラーゲン/GAG分散液に30分かけて、15000rpmの一定混合速度で加え、pHが約4.0のコラーゲン/GAG/CaPスラリーを得た。コラーゲン/GAG/CaPスラリーを25℃で48時間、スターラー(stir plate)上で混合しながら放置し、その後40℃でさらに12時間置いておく。そして冷却したスラリーを、真空フラスコ中で25時間にわたって25Paの圧力で脱ガスした。
15mLの無機質を含むコラーゲン/GAG/CaPスラリーを、長さ50mm、幅30mm、深さ10mmのポリスルホン型枠中に、自動分注器を用いて加えた。すべての大きな気泡を、手動式分注器を用いてスラリーから除いた。
実施例1のスキャフォールドは1層だけを含むので、内部拡散ステップは不要である。
型枠およびスラリーをバーチス(VirTis)、ジェネシス(Genesis)凍結乾燥機(温度制御されたステンレス鋼棚を装備)中に配置し、凍結乾燥機の棚温度を4℃から−20℃まで、1分あたり約2.4℃の速度で下げた。
凍結乾燥機の棚温度を−20℃で10時間保った。
−20℃の棚温度のまま、型枠と(いまや凍結している)スラリーを含む庫内を25Pa(約200mTorr)未満に減圧した。そして庫内の温度を37℃に上げ、昇華を36時間続けた。そして減圧を除き、温度を室温に戻し、50mm×30mm×10mmの大きさのコラーゲン/GAG/CaPの単一層スキャフォールドを得た。
スキャフォールドを40mLの脱イオン水中で20分間水和した。20mLの0.035M EDAC溶液と0.014M NHSを、スキャフォールドと脱イオン水を含む容器に加え、スキャフォールドを室温で2時間、穏やか撹拌しながら架橋させた。EDAC溶液を除き、スキャフォールドをリン酸緩衝溶液(PBS)で洗浄後、37℃で2時間、新たなPBS中で軽く攪拌しながら温めた。PBS中で2時間後、スキャフォールドを脱イオン水中で、10分間隔で2回、37℃で軽く攪拌しながら温めることにより洗浄した。そしてスキャフォールドを、室温から−20℃への1分あたり約2.4℃の速度での制御された冷却、続く−20℃で約5時間のアニーリング、そして25Pa未満37℃での昇華により凍結乾燥して残留した水を除き、およそ50mm×30mm×10mmの大きさの架橋コラーゲン/GAG/CaPスキャフォールドとした。
「材料」
コラーゲン(無機質を含むスラリー用):ウシ腱由来のタイプI微小繊維系コラーゲン、インテグラライフサイエンス社、Plainsboro、NJ、米国
GAG(無機質を含むスラリー用):サメ軟骨由来のコンドロイチン−6−硫酸、ナトリウム塩、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国)
タイプIIコラーゲン
+GAG(無機質を含まないスラリー用):タイプIIコラーゲンおよび
ブタ軟骨由来の可溶化GAG(コラーゲン/GAG)スラリー、ガイストリッヒバイオマテリアルズ(Geistlich Biomaterials)(Wolhusen、スイス)。
カルシウム源:(i)水酸化カルシウム(Ca(OH)2)シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国);(ii)硝酸カルシウム、Ca(NO3)2・4H2O、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国)
リン源:オルトリン酸(H3PO4)、BDHラボラトリーサプライズ(BDH Laboratory Supplies)(Poole、英国)
架橋剤:1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(=EDAC)、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国);N−ヒドロキシスクシンイミド(=NHS)、シグマアルドリッチ社 (St.Louis、MO、米国)
「無機質を含むスラリーの調製」
3.8644gのコラーゲンを、氷浴中で冷却した171.4mLの0.1383M H3PO4中に、19mm直径のステータを装備したホモジナイザーを用いて90分間15000rpmで混合することにより分散し、高粘性のコラーゲン分散液を得た。平行して、0.3436gのコンドロイチン−6−硫酸(GAG)を、14.3mLの0.1383M H3PO4中に室温で、周期的な振動により溶解させ、GAG溶液を生成するためにGAGを分散溶解した。90分後、14.3mLのGAG溶液を混合コラーゲン分散液に、約0.5mL/分の速度で、15000rpmで連続的にホモジナイズしながら加え、生成した高粘性コラーゲン/GAG分散液をさらに90分間混合した。90分の混合後、1.804gのCa(OH)2と0.780gのCa(NO3)2・4H2Oを、高粘性コラーゲン/GAG分散液に30分かけて、15000rpmの一定混合速度で加え、pHが約4.0のコラーゲン/GAG/CaPスラリーを得た。そして冷却したスラリーを真空フラスコ中で25時間にわたって25Paの圧力で脱ガスし、ホモジナイザーを用いて30分かけて再混合後、再度48時間脱ガスした。
タイプIIコラーゲン/GAGスラリーを冷蔵庫から出し、室温に戻した。
2.5mLの無機質を含まないタイプIIコラーゲン/GAGスラリーをポリスルホン配合型枠(combination polysulphone mould)の底部に配置した。その基部は、長さ50mm、幅30mm、深さ2mmであった。スラリーを、安全かみそりの刃を用いて平面に均した。長さ50mm、幅30mm、深さ6mmの、同じくポリスルホン製の上部カラーを、平滑化した無機質を含まないスラリーを含む型枠の底部に取り付けた。9mLの無機質を含むコラーゲン/GAG/CaPスラリーを、平滑化した無機質を含まない層の上部および前の空の上部カラーの中に、均等に分散するよう配置した。すべての大きな気泡を、手動式分注器を用いてスラリーから除いた。
層状スラリーを、凍結乾燥機に配置する前に、室温、常圧で全4時間放置した。
型枠および層状スラリーを、バーチス(VirTis)、ジェネシス(Genesis)凍結乾燥機(温度制御されたステンレス鋼棚を装備)中に配置し、凍結乾燥機の棚温度を4℃から−40℃まで、1分あたり約−2.4℃の速度で下げた。
凍結乾燥機の棚温度を−40℃で10時間保った。
−40℃の棚温度のまま、型枠と(いまや凍結している)層状スラリーを含む庫内を25Pa(約200mTorr)未満に減圧した。そして庫内の温度を37℃に上げ、昇華を36時間続けた。そして減圧を除き、温度を室温に戻し、2mm厚さの無機質を含まない層と6mm厚さの無機質を含む層を含む50mm×30mm×8mmの大きさのコラーゲン/GAG/CaPの2層スキャフォールドを得た。
スキャフォールドを32mLの脱イオン水中で20分間水和した。18mLの0.035M EDAC溶液と0.014M NHSを、スキャフォールドと脱イオン水を含む容器に加え、スキャフォールドを室温で2時間、穏やか撹拌しながら架橋させた。EDAC溶液を除いた後、スキャフォールドをリン酸緩衝溶液(PBS)で洗浄し、37℃で2時間、新たなPBS中で軽く攪拌しながら温めた。PBS中で2時間後、スキャフォールドを脱イオン水中で、10分間隔で2回、37℃で軽く攪拌しながら温めることにより洗浄した。そしてスキャフォールドを、室温から−20℃への1分あたり約−2.4℃の速度での制御された冷却、続く−20℃で5時間のアニーリング、最後に25Pa未満37℃で24時間の昇華により凍結乾燥して残留した水を除き、2mm厚さの無機質を含まない層と6mm厚さの無機質を含む層を含むおよそ50mm×30mm×8mmの大きさの架橋層状コラーゲン/GAG/CaPスキャフォールドを得た。
「材料」
コラーゲン(無機質を含むスラリー用):ウシ腱由来のタイプI微小繊維系コラーゲン、インテグラライフサイエンス社(Plainsboro、NJ、米国)
GAG(無機質を含むスラリー用):サメ軟骨由来のコンドロイチン−6−硫酸、ナトリウム塩、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国)
カルシウム源:(i)水酸化カルシウム(Ca(OH)2)、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国);(ii)硝酸カルシウム(Ca(NO3)2・4H2O)、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国)
リン源:オルトリン酸(H3PO4)、BDHラボラトリーサプライズ(BDH Laboratory Supplies)(Poole、英国)
コラーゲン(無機質を含まないコラーゲン−GAGスラリー用):ブタ真皮由来のペプシン可溶化85%タイプI、15%タイプIII、日本ハム(大阪、日本)
GAG(無機質を含まないスラリー用):サメ軟骨由来のコンドロイチン−6−硫酸、ナトリウム塩、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国)
無機質を含まないコラーゲンおよびGAG用希釈剤:氷酢酸(CH3COOH)、フィッシャーサイエンティフィック(Loughborough、英国)
架橋剤:ノルジヒドログアヤレチック酸(NDGA)、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国);
リン酸二水素ナトリウム(NaH2PO4)、BDHラボラトリーサプライズ(BDH Laboratory Supplies)(Poole、英国)
塩化ナトリウム(NaCl)、シグマアルドリッチ社(St.Louis、MO、米国)
「無機質を含むスラリーの調製」
3.8644gのコラーゲンを、氷浴中で冷却した171.4mLの0.1383M H3PO4中に、19mm直径のステータを装備したホモジナイザーを用いて90分間15000rpmで混合することにより分散させ、高粘性のコラーゲン分散液を得た。平行して、0.3436gのコンドロイチン−6−硫酸(GAG)を14.3mLの0.1383M H3PO4中に室温で、周期的な振動により溶解させ、GAG溶液を生成するためにGAGを分散溶解した。90分後、14.3mLのGAG溶液を混合コラーゲン分散液に、約0.5mL/分の速度で、15000rpmで連続的にホモジナイズしながら加え、生成した高粘性コラーゲン/GAG分散液をさらに90分間混合した。90分の混合後、1.804gのCa(OH)2と0.780gのCa(NO3)2・4H2Oを高粘性コラーゲン/GAG分散液に30分かけて、15000rpmの一定混合速度で加え、pHが約4.0のコラーゲン/GAG/CaPスラリーを得た。そして冷却したスラリーを真空フラスコ中で25時間にわたって25Paの圧力で脱ガスし、ホモジナイザーを用いて30分かけて再混合後、再度48時間脱ガスした。
1.9322gのタイプI/IIIコラーゲンを、氷浴中で冷却した171.4mLの0.05M酢酸中に、19mm直径のステータを装備したホモジナイザーを用いて90分間15000rpmで混合することにより分散させ、高粘性のコラーゲン分散液を得た。平行して、0.1718gのコンドロイチン−6−硫酸(GAG)を28.6mLの0.05M酢酸中に室温で、周期的な振動により溶解させ、GAG溶液を生成するためにGAGを分散溶解した。90分後、14.3mLのGAG溶液を混合コラーゲン分散液に、約0.5mL/分の速度で、15000rpmで連続的にホモジナイズしながら加え、生成した高粘性コラーゲン/GAG分散液をさらに90分間混合した。
3.5mLの無機質を含むコラーゲン/GAG/CaPスラリーをポリスルホン配合型枠の底部に配置した。その底部は、長さ50mm、幅30mm、深さ3mmであった。スラリーを、安全かみそりの刃を用いて平面に均した。長さ50mm、幅30mm、深さ5mmの、同じくポリスルホン製の中間カラーを、平滑化した無機質を含むスラリーを含む型枠の基部に取り付けた。7.5mLの無機質を含まないコラーゲン/GAGスラリーを、平滑化した無機質を含まない層の上部および前の空の中間カラーの中に、均等に分散するよう配置した。長さ50mm、幅30mm、深さ3mmの、同じくポリスルホン製の上部カラーを、平滑化した無機質を含まないスラリーの上の型枠の中間部に取り付けた。3.5mLの無機質を含むコラーゲン/GAG/CaPスラリーを、平滑化した無機質を含まない層の上部および前の空の上部カラーの中に、均等に分散するよう配置した。すべての大きな気泡を、手動式分注器を用いてスラリーから除いた。
3層スラリーを、凍結乾燥機に配置する前に、室温、常圧で20分間放置した。
型枠および3層スラリーを、バーチス(VirTis)、アドバンテージ(Advantage)凍結乾燥機(温度制御されたステンレス鋼棚を装備)中に配置し、凍結乾燥機の棚温度を4℃から−40℃まで、1分あたり約−2.4℃の速度で下げた。
凍結乾燥機の棚温度を−40℃で10時間保った。
−40℃の棚温度のまま、型枠と(いまや凍結している)3層スラリーを含む庫内を25Pa(約200mTorr)未満に減圧した。そして庫内の温度を37℃に上げ、昇華を36時間続けた。そして減圧を除き、温度を室温に戻し、3mm厚さの2つの無機質を含む層に挟まれた5mm厚さの無機質を含まない中間層を含む50mm×30mm×11mmの大きさの3層スキャフォールドを得た。
3層スキャフォールドを、リン酸緩衝生理食塩水中の0.1M NaH2PO4および0.15M NaCl(PBS;pH7.0)中で30分間水和した。NDGAを1N NaOH中に懸濁し、PBSを加えてNDGAの3mg/mL PBS溶液とした;そしてスキャフォールドをこの溶液中で、24時間かき混ぜながら水和した。3層スキャフォールドをNDGA−PBS溶液から除き、脱イオン水で洗浄した。そしてスキャフォールドを、室温から−20℃まで、1分あたり約2.4℃の速度での制御された冷却、続く−20℃で5時間のアニーリング、最後に25Pa未満37℃で24時間の昇華により凍結乾燥して残留した水を除き、乾燥架橋スキャフォールドとした。そして次の処理を0.1mg/mLの濃度のNDGAで行った。そしてスキャフォールドを70%エタノール中で6時間洗浄し、その後室温で24時間PBS中で洗浄した。そしてスキャフォールドを、室温から−20℃まで、1分あたり約2.4℃の速度での制御された冷却、続く−20℃で5時間のアニーリング、最後に25Pa未満37℃で24時間の昇華により2回目の凍結乾燥を行い、残留した水を除いた。
・Gao J, Dennis JE, Solchaga LA, Awadallah AS, Goldberg VM, Caplan AI. 2001. Tissue-Engineered Fabrication of an Osteochondral Composite Graft Using Rat Bone Marrow-Derived Mesenchymal Stem Cells. Tissue Engineering 7: 363-371.
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・O'Brien FJ, Harley BA, Yannas IV, Gibson L. 2004. Influence of Freezing Rate on Pore Structure in Freeze-Dried Collagen-GAG Scaffolds. Biomaterials 25: 1077-1086.
・O'Brien FJ, Harley BA, Yannas IV, Gibson LJ. 2005. The Effect of Pore Size and Structure on Cell Adhesion in Collagen-GAG Scaffolds. Biomaterials 26: 433-441.
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・Schaefer D, Martin I, Jundt G, Seidel J, Heberer M, Grodzinsky A, Bergin I, Vunjak-Novakovic G, Freed LE. 2002. Tissue-Engineered Composites for the Repair of Large Osteochondral Defects. Arthritis and Rheumatism 46: 2524-2534.
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2層スキャフォールドには、骨髄由来幹細胞を関節軟骨の損傷部位に補充する、従来の最も重要な外科的方法の効果を高める可能性がある。例えば、発泡スチロールに似た、乾燥した、2cm×2cm×1cm角の乾燥、真空パックの、ガンマ線滅菌された材料を用意し、これらのスキャフォールドを外科用メスまたは他の器具を用いて切断し、指やとがっていない器具の圧力だけにより欠損部に容易に挿入し、縫合または接着をせずに直接部位に結合することができる。
3層スキャフォールドは、膝前部の痛みを軽減し、膝蓋骨靱帯破裂および膝蓋骨骨折の危険性を減らしながら、前十字靱帯(ACL)再建中の膝蓋骨靱帯(膝蓋腱)ドナー側の再生を促進する可能性がある。
広範囲に無機質を含まない構成部分を有する2層スキャフォールドは、回旋腱板治療中の腱修復効果を改善する可能性、および現在効果的な治療法が存在しない小さい腱への適用に対処する可能性がある。
本発明により、その構造および組成が片方は骨に、もう片方は非石灰化組織(例えば軟骨、靱帯、腱)によく似ており、その境界面は滑らかで安定な、層状組織再生用スキャフォールドの生産が可能になる。本発明によりさらに、このようなインプラントの骨部分の無機相の化学組成を計画的に変更することができる。
正対照:4か所を脛骨粗面から採取した海綿状自家移植片で充填した。
負対照:4か所を、無機相を全く含まないインプラントを含む対照インプラント(すなわちコンドロミメティック(ChondroMimetic)の骨側の有機成分のみを含む)で充填した。
この研究の目的は、コンドロミメティック(ChondroMimetic)の性能を、骨髄刺激法(marrow stimulation technique)(骨軟骨病変ドリリング(subchondral drilling))の成績を改善する手段として評価することである。
(添付書類終了)
Claims (24)
- 1つまたは複数のコラーゲン、グリコサミノグリカン、アルブミン、ヒアルロナン、キトサン、コラーゲンのポリペプチド配列の一部を含む合成ポリペプチドおよび、任意に無機物質を含む第1実質的固形構成部分を用意し、前記構成部分は少なくとも多孔性の表面部分を有し;
1つまたは複数のコラーゲン、グリコサミノグリカン、アルブミン、ヒアルロナン、キトサン、コラーゲンのポリペプチド配列の一部を含む合成ポリペプチド、液体担体および任意に無機物質を含む液体構成部分を用意し;
前記液体構成部分を、前記第1構成部分の前記多孔性表面部分と接触させ;
前記液体構成部分を、複数の固形結晶または粒子に液体担体が変わる温度に冷却し;
複数の固形結晶または粒子の少なくともいくつかを、昇華および/または気化により除くこと、を含む複合生体材料の製造方法。 - 1つまたは複数のコラーゲン、グリコサミノグリカン、アルブミン、ヒアルロナン、キトサン、コラーゲンのポリペプチド配列の一部を含む合成ポリペプチドおよび、任意に無機物質を含む第2実質的固形構成部分を用意し、前記構成部分は少なくとも多孔性の表面部分を有し;
前記液体構成部分を、前記第1構成部分および第2構成部分間に挟み、前記多孔性表面部分と接触させ;
前記第1構成部分および第2構成部分間の前記液体構成部分を、複数の固形結晶または粒子に液体担体が変わる温度に冷却し;
複数の固形結晶または粒子の少なくともいくつかを昇華および/または気化により除き、第1構成部分および第2構成部分間の中間層とすること、をさらに含む請求項1に記載の方法。 - 第1構成部分および/または第2構成部分が無機物質を含む、請求項1または請求項2に記載の方法。
- 無機物質がリン酸カルシウム材を含む、請求項3に記載の方法。
- リン酸カルシウム材が、1つまたは複数のブラッシュ石、リン酸八カルシウムおよびアパタイトを含む、請求項4に記載の方法。
- 第1構成部分および/または第2構成部分が、コラーゲンおよび任意にグリコサミノグリカンを含む、請求項1から5の何れか一つに記載の方法。
- 第1構成部分および/または第2構成部分が、コラーゲンとリン酸カルシウム材の共沈物から形成される、請求項1から6の何れか一つに記載の方法。
- 第1構成部分および/または第2構成部分が、コラーゲンとグリコサミノグリカンの共沈物から形成される、請求項1から6の何れか一つに記載の方法。
- 第1構成部分および/または第2構成部分が、コラーゲン、リン酸カルシウム材およびグリコサミノグリカンの3種類の共沈物から形成される、請求項1から6の何れか一つに記載の方法。
- 第1構成部分が、コラーゲンおよびグリコサミノグリカンおよび任意にリン酸カルシウム材を含み、第2構成部分が、コラーゲン、グリコサミノグリカンおよびリン酸カルシウム材を含む、請求項2から9の何れか一つに記載の方法。
- 液体構成部分が無機物質を含む、請求項1から10の何れか一つに記載の方法。
- 無機物質がリン酸カルシウム材を含む、請求項11に記載の方法。
- リン酸カルシウム材が、1つまたは複数のブラッシュ石、リン酸八カルシウムおよびアパタイトを含む、請求項12に記載の方法。
- 液体構成部分が、コラーゲンおよび任意にグリコサミノグリカンを含む、請求項1から13の何れか一つに記載の方法。
- 液体担体が水を含む、請求項1から14の何れか一つに記載の方法。
- 液体構成部分を懸濁液の形で用意する、請求項1から15の何れか一つに記載の方法。
- 液体構成部分がコラーゲン懸濁液を含む、請求項16に記載の方法。
- 液体構成部分をスラリーの形で用意する、請求項1から15の何れか一つに記載の方法。
- 液体構成部分が、コラーゲンおよび任意にグリコサミノグリカンおよび任意にリン酸カルシウム材を含むスラリーである、請求項18に記載の方法。
- 液体構成部分が、コラーゲンとグリコサミノグリカンの共沈物を含むスラリーである、請求項19に記載の方法。
- 液体構成部分が、コラーゲン、リン酸カルシウム材およびグリコサミノグリカンの3種類の共沈物を含むスラリーである、請求項19に記載の方法。
- 複合生体材料が多層スキャフォールドである、請求項1から21の何れか一つに記載の方法。
- 第1構成部分の組成物が第2構成部分の組成物と同じでない、請求項2から22の何れか一つに記載の方法。
- 液体構成部分の組成物が、第1構成部分の組成物または第2構成部分の組成物と同じでない、請求項2から23の何れか一つに記載の方法。
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