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JP2010238921A - Memsセンサ - Google Patents

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JP2010238921A
JP2010238921A JP2009085383A JP2009085383A JP2010238921A JP 2010238921 A JP2010238921 A JP 2010238921A JP 2009085383 A JP2009085383 A JP 2009085383A JP 2009085383 A JP2009085383 A JP 2009085383A JP 2010238921 A JP2010238921 A JP 2010238921A
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layer
insulating layer
oxide insulating
sensor
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JP2009085383A
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Kiyoshi Sato
清 佐藤
Koji Tsukamoto
幸治 塚本
Katsuya Kikuiri
勝也 菊入
Toru Takahashi
亨 高橋
Kiyoshi Kobayashi
潔 小林
Toru Miyatake
亨 宮武
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 特に、センサ部材とキャップ部材間の応力を効果的に緩和できるMEMSセンサを提供することを目的としている。
【解決手段】 センサ部材4とキャップ部材5とが接合層6を介して接合されている。前記センサ部材4は、前記接合層6側からセンサ領域を備える第1シリコン部材1、第1酸化絶縁3層及び第2シリコン部材2の順に積層されている。前記キャップ部材5は、前記接合層6側から第3シリコン部材7、第2酸化絶縁層8及び第4シリコン部材9の順に積層されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シリコン基板を微細加工して形成されたMEMSセンサに関する。
MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)センサは、例えば、SOI(Silicon on Insulator)基板を構成するSOI層を微細加工することで、可動電極部と固定電極部が形成される。この微細なセンサは、可動電極部の動作により、加速度センサ、圧力センサ、振動型ジャイロ、またはマイクロリレーなどとして使用される。
ところで下記の特許文献にはセンサ部材にキャップ部材を接合して成るMEMSセンサの構造が開示されている。
特開2000−307018号公報 国際公開第2006/101769号のパンフレット
しかしながら、センサ部材とキャップ部材との材料構成が異なることで、センサ部材とキャップ部材間に熱膨張差等に起因する応力が作用し、基板の反りや破損、検出制度の低下の問題が生じた。
またセンサ部材からの配線を外部に引き出す際、センサ部材側に配線構造を設けると、構造が複雑化し、また微細加工が施されたセンサ部材側では配線を自由に引き回すことが難しかった。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するものであり、特に、センサ部材とキャップ部材間の応力を効果的に緩和できるMEMSセンサを提供することを目的としている。
本発明におけるMEMSセンサは、センサ部材とキャップ部材とが接合層を介して接合されており、
前記センサ部材は、前記接合層側からセンサ領域を備える第1シリコン部材、第1酸化絶縁層及び第2シリコン部材の順に積層されており、
前記キャップ部材は、前記接合層側から第3シリコン部材、第2酸化絶縁層及び第4シリコン部材の順に積層されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、センサ部材及びキャップ部材を共にシリコン部材/酸化絶縁層/シリコン部材の積層構造としているので、センサ部材とキャップ部材間に作用する応力を効果的に緩和できる。
本発明では、前記酸化絶縁層は熱酸化によるシリコン酸化層であることが好ましい。
例えば、SiO2層をCVD法等でシリコン部材表面に成膜すると成膜応力が非常に大きくなるのに対して熱酸化によりシリコン酸化層を形成することでシリコン部材に作用する応力をより効果的に低減でき、センサ部材とキャップ部材間に作用する応力をより効果的に緩和できる。
また本発明では、前記第3シリコン部材には前記センサ領域と高さ方向にて対向する位置に凹状のキャビティ部が形成されていることが好ましい。このように本発明ではセンサ部材側でなくキャップ部材の第3シリコン部材を加工することでキャビティ部を簡単且つ適切に形成することができる。
また本発明では、前記第3シリコン部材には前記接合層を介して前記センサ領域と電気的に接続され、前記第2酸化絶縁層の表面に延出するシリコン配線部が形成されていることが好ましい。このように本発明ではキャップ部材の第3シリコン部材を加工することでシリコン配線部を簡単且つ適切に形成することができる。
また本発明では、前記接合層には、前記センサ領域と電気的に接続される電気接合層と、前記センサ領域の周囲を囲む封止接合層とが設けられ、
前記第3シリコン部材には、前記電気接合層と前記第2酸化絶縁層との間に位置するシリコン接続部と、前記封止接合層と前記第2酸化絶縁層との間に位置し、前記シリコン接続部と同じ高さで形成されるシリコン封止部が設けられており、
金属配線層が、前記第2酸化絶縁層の表面に形成された凹部内に埋め込まれ、平面視にて、前記金属配線層は前記センサ領域側から前記シリコン封止部に交差して外部にまで延びており、前記金属配線層の一方の端部が前記センサ領域側にて前記第2酸化絶縁層の表面から露出し、前記金属配線層の他方の端部が前記外部にて前記第2酸化絶縁層の表面から露出しており、前記金属配線層の一方の端部は、前記シリコン接続部と電気的に接続されている構造にできる。
上記構成により、キャップ部材に、センサ部材に対する封止の役割と配線構造を備えることができる。そして、センサ部材とキャップ部材とを接合層を介して接合することで、センサ部材に対する封止と同時に、センサ領域からの配線をキャップ部材側を通して外部にまで引き出した構造にできる。
上記において、前記第3シリコン部材には、前記シリコン接続部と一体であって前記シリコン接続部よりも薄い膜厚で形成されたシリコン配線部が前記第2酸化絶縁層の表面に延出して形成されており、
前記金属配線層の一方の端部は前記シリコン配線部に接続される構造にできる。
あるいは本発明では、前記接合層には、前記センサ領域と電気的に接続される電気接合層と、前記センサ領域の周囲を囲む封止接合層とが設けられ、
前記第3シリコン部材には、前記シリコン配線部と、前記シリコン配線部と一体に形成され前記シリコン配線部より厚膜で形成された前記電気接合層と前記第2酸化絶縁層との間に位置するシリコン接続部とが設けられ、
平面視にて前記シリコン配線部は、前記センサ領域側から前記封止接合層に交差して外部にまで延出しており、
前記配線延出部と前記封止接合層との間、及び、前記第2酸化絶縁層と前記封止接合層との間には、前記シリコン接続部と同一高さで形成された第3絶縁層が設けられている構造にできる。
上記構成により、キャップ部材に、センサ部材に対する封止の役割と配線構造を備えることができる。そして、センサ部材とキャップ部材とを接合層を介して接合することで、センサ部材に対する封止と同時に、センサ領域からの配線をキャップ部材側を通して外部にまで引き出した構造にできる。特にこの構造では先に挙げた構造の金属配線層の形成が必要なく、配線を全て第3シリコン部材から形成できる。
上記において、前記第3絶縁層はガラスで形成されることが好ましい。これにより第3絶縁層の表面をシリコン接続部の表面と同一平面に形成しやすく、また、センサ部材とキャップ部材間に作用する応力を抑制できる。
また本発明では、前記封止接合層と前記第4シリコン部材間が貫通配線層により接続されていることが好ましい。これにより、第1シリコン部材と第4シリコン部材間を同電位にでき、寄生容量を低減でき、ノイズ等を抑制でき電気的安定性を向上させることができる。
また本発明では、前記第1シリコン部材と前記第3シリコン部材との最大厚さ寸法が略同一で、前記第1酸化絶縁層と前記第2酸化絶縁層との最大厚さ寸法が略同一で、前記第2シリコン部材と前記第4シリコン部材との最大厚さ寸法が略同一で形成されていることが、より効果的にセンサ部材とキャップ部材間の応力を低減できて好ましい。
本発明のMEMSセンサによれば、センサ部材とキャップ部材間に作用する応力を効果的に緩和できる。
本発明の実施の形態のMEMSセンサの可動電極部と固定電極部および枠体層の分離パターンを示す平面図、 図1のA−A線から高さ方向に切断し矢印方向から見た第1実施形態のMEMSEセンサの縦断面図、 第2実施形態のMEMSEセンサの縦断面図、 第3実施形態のMEMSEセンサの縦断面図、 図1とは別の構成を示すMEMSセンサの可動電極部と固定電極部および枠体層の分離パターンを示す平面図、 図2に示す第1実施形態のMEMSEセンサの製造方法を示す工程図(縦断面図)、 図6の次に行われる工程図(拡大縦断面図)、 図7の次に行われる工程図(拡大縦断面図)、 図8の次に行われる工程図(拡大縦断面図)、 図9の次に行われる工程図(縦断面図)、 図10の次に行われる工程図(縦断面図)、 図3に示す第2実施形態のMEMSEセンサの製造方法を示す工程図(縦断面図)、 図12の次に行われる工程図(縦断面図)、 図13の次に行われる工程図(縦断面図)、 図14の次に行われる工程図(縦断面図)、 図15の次に行われる工程図(縦断面図)、 図4に示す第3実施形態のMEMSEセンサの製造方法を示す工程図(縦断面図)、
図1は本実施の形態のMEMSセンサを示すものであり、可動電極部と固定電極部および枠体層を示す平面図である。図1では第2シリコン部材(支持基板)及びキャップ部材の図示は省略している。図2は、MEMSセンサの全体構造を示す断面図であり、図1をA−A線で切断し矢印方向から見た縦断面図に相当している。図3は、第2実施形態のMEMSセンサの縦断面図、図4は第3実施形態のMEMSセンサの縦断面図である。
図2に示すように、MEMSセンサは、センサ部材4とキャップ部材5と、センサ部材4とキャップ部材5との間を接合する接合層6とを有して構成される。
図2に示すようにセンサ部材4は、第1シリコン部材(SOI層)1と、第2シリコン部材(支持基板)2の間に第1酸化絶縁層3を介して接合された構成される。
例えば、センサ部材4は、SOI(Silicon on Insulator)基板を微細加工して形成されたものである。
図1に示すように、第1シリコン部材1には、第1の固定電極部11、第2の固定電極部13、可動電極部15および枠体層25が分離して形成されている。また第1酸化絶縁層3は互いに分離して形成されている。
図1に示すように、第1の固定電極部11では、四角形の支持導通部(アンカ部)12が一体に形成されている。図2に示すように、支持導通部12は第1酸化絶縁層3によって第2シリコン部材2の表面に固定されている。
図1に示すように、第1の固定電極部11は、支持導通部12から直線的に延びる電極支持部11aを有している。電極支持部11aの一方の側面には、複数の対向電極11bが櫛歯状に形成されており、電極支持部11aの他方の側面には、複数の対向電極11cが櫛歯状に形成されている。
図1に示すように、第2の固定電極部13は、四角形の支持導通部(アンカ部)14と、この支持導通部14から直線的に延びる電極支持部13aを有している。電極支持部13aの一方の側面には、複数の対向電極13bが櫛歯状に形成され、電極支持部13aの他方の側面には、電極支持部13aから複数の対向電極13cが櫛歯状に形成されている。
第2の固定電極部13も、支持導通部14のみが第1酸化絶縁層3を介して第2シリコン部材2の表面に固定されている。
図1に示す第1シリコン部材1は、四角形の枠体層25の内側がセンサ領域であり、センサ領域では、第1の固定電極部11と第2の固定電極部13を除く部分が可動電極部15となっている。
図1に示すように、可動電極部15は、四角形の支持導通部(アンカ部)17と、支持導通部17と一体に形成された第1の支持腕部16とを有している。また、可動電極部15は、四角形の支持導通部(アンカ部)19と、支持導通部19と一体に形成された第2の支持腕部18とを有している。
第1の支持腕部16と第2の支持腕部18とで挟まれた領域で、且つ第1の固定電極部11と第2の固定電極部13を除く部分が、錘部20となっている。錘部20の一方の縁部は、弾性支持部21を介して第1の支持腕部16に支持されているとともに弾性支持部23を介して第2の支持腕部18に支持されている。また、錘部20の他方の縁部は、弾性支持部22を介して第1の支持腕部16に支持されているとともに、弾性支持部24を介して第2の支持腕部18に支持されている。
図1に示すように、錘部20から櫛歯状に複数の可動対向電極20a,20b,20c,20dが形成されている。可動対向電極20bは、第1の固定電極部11の対向電極11cと対向している。また、可動対向電極20aは、第1の固定電極部11の対向電極11bと対向している。また、可動対向電極20dは、第2の固定電極部13の対向電極13cと対向している。また、可動対向電極20cは、第2の固定電極部13の対向電極13bと対向している。
図2に示すように、支持導通部17と第2シリコン部材2の表面とが第1酸化絶縁層3を介して固定されている。支持導通部19も同様である。
弾性支持部21,22,23,24は、薄い板バネ部でミアンダパターンとなるように形成されている。弾性支持部21,22,23,24が変形することで、錘部20が移動可能となっている。
図1に示すように、枠体層25は、例えば、第1シリコン部材1を四角い枠状に切り出すことで形成されている。この枠体層25と第2シリコン部材2の表面との間には、第1酸化絶縁層3が形成されている。この第1酸化絶縁層3は、可動電極部15のセンサ領域の外側の全周を囲むように設けられている。
図2に示すように、キャップ部材5は、センサ部材4の第1シリコン部材(SOI層)1側を向く第3シリコン部材7と、第2酸化絶縁層8を介して第3シリコン部材7と接合された第4シリコン部材9との積層構造で形成される。
第2酸化絶縁層8は第4シリコン部材9の表面を熱酸化したことによるシリコン酸化層であることが好適である。
第3シリコン部材7には、ちょうど支持導通部(アンカ部)12,14,17,19の真下の接合層(電気接合層)6aと第2酸化絶縁層8間に位置するシリコン接続部7aと、シリコン接続部7aよりも薄い膜厚で形成され、第2酸化絶縁層8の表面に延出するシリコン配線部7bと、枠体層25の真下の接合層(封止接合層)6bと第2酸化絶縁層8との間に位置するシリコン封止部7cとが設けられる。図2に示すように、シリコン接続部7aとシリコン封止部7cとは同じ高さで形成される。
図2に示すように第3シリコン部材7には、センサ部材4に形成された第1の固定電極部11、第2の固定電極部13、及び可動電極部15を備えるセンサ領域と高さ方向で対向する位置に凹形状のキャビティ部27が形成されている。これにより、センサ領域の移動空間を確保することができる。なおキャビティ部27の位置に露出する第2酸化絶縁層8、さらには第4シリコン部材9の一部も削られてキャビティ部27の深さ寸法を更に深くすることもできる。
図2に示す実施形態では、第2酸化絶縁層8の表面に形成された凹部8a内に金属配線層39が埋め込まれている。なお金属配線層39と第2酸化絶縁層8間の凹凸は後述の製造方法で示すように絶縁層56により平坦化される。金属配線層39は例えば、Al(アルミニウム)で形成される。金属配線層39は、平面視にて(図1参照)、センサ領域側からシリコン封止部7cと交差して枠体層25よりも外側の外部にまで延びている。図2に示すように、金属配線層39の一方の端部39aはセンサ領域側にて第2酸化絶縁層8の表面から露出してシリコン配線部7bと接続されている。また、金属配線層39の他方の端部39bは外部にて第2酸化絶縁層8の表面から露出して外部接続パッド40に接続されている。外部接続パッド40は、導電性材料であるAl(アルミニウム)やAu(金)などで形成されている。
接合層6は、センサ部材4側の第1接続金属層41と、キャップ部材5側の第2接続金属層42とが、共晶接合あるいは拡散接合されたものである。共晶接合の好ましい一例としては、Al(アルミニウム)−Ge(ゲルマニウム)である。接合層6の構成は上記以外であってもよい。
図1,図2に示す本実施形態のMEMSセンサは、センサ部材4とキャップ部材5とが接合層6を介して接合された構造である。そして、センサ部材4は、第1シリコン部材1と第2シリコン部材2とが第1酸化絶縁層3を介して接合された構造で、キャップ部材5も、第3シリコン部材7と第4シリコン部材9とが第2酸化絶縁層8を介して接合された構造である。このようにセンサ部材4とキャップ部材5とは同じ積層構造であるため、センサ部材4とキャップ部材5間に作用する熱膨張差等に起因する応力を効果的に緩和できる。
また、第1シリコン部材1と第3シリコン部材7との最大厚さが略同一で、第1酸化絶縁層3と第2酸化絶縁層8との最大厚さが略同一で、また、第2シリコン部材2と第4シリコン部材9との最大厚さが略同一であると、応力緩和をより効果的に促進できる。第1シリコン部材1と第3シリコン部材7の最大膜さ寸法は、10〜30μm程度、各酸化絶縁層3,8の最大厚さ寸法は1〜3μm程度、第2シリコン部材2と第4シリコン部材9の厚さ寸法は0.2〜0.7mm程度である。
また図2に示す酸化絶縁層3,8をCVD法等でシリコン部材表面に成膜すると成膜応力が非常に大きくなるが、本実施形態では、酸化絶縁層3,8をシリコン部材を熱酸化して形成したことで、シリコン部材に作用する応力をより効果的に低減できる。したがって、センサ部材4とキャップ部材5間に作用する応力をより効果的に緩和できる。
また図2に示すように、キャップ部材5を構成する第3シリコン部材7を加工することでキャビティ部27やシリコン配線部7bを簡単且つ適切に形成することができる。
さらに、図2に示す実施形態では、キャップ部材5に配線構造を形成しており、キャップ部材5とセンサ部材4とを接合層6を介して接合することで、センサ部材4に対する封止と同時に、センサ領域からの配線をキャップ部材5側を通して外部にまで引き出した構造にできる。このように本実施形態では、センサ部材4側に配線を施すことが必要でなく、例えばセンサ部材4をSOI基板から微細加工して形成することが可能である。また図2に示す実施形態では、第3シリコン部材7と第4シリコン部材9間に介在する第2酸化絶縁層8を利用し、この第2酸化絶縁層8の内部に金属配線層39を這わせている。そして、キャップ部材5のセンサ部材4との接合表面を高精度に同一面で形成できるため、良好な封止性と電気的安定性を保つことが出来る。また、キャップ部材5側に配線構造を設けることで配線構造の自由度を上げることができる。
なお図2に示す実施形態では、第3シリコン部材7にシリコン接続部7aと一体に形成された薄い膜厚のシリコン配線部7bが延出して形成されているが、シリコン配線部7bは形成されていなくてもよい。かかる場合、金属配線層39はシリコン接続部7aの真下まで延び、シリコン接続部7aと直接、接続される。
また、第1シリコン部材10及び第3シリコン部材7はいずれもPやBがドーピングされた低抵抗シリコンで形成されることがセンサ領域、及び配線構造を低抵抗で形成でき好適である。この実施形態において、「シリコン部材」とは純粋なSiのみを意味せず、不純物元素が添加されていてもよい。
図3に示す第2実施形態のMEMSセンサは、キャップ部材5を構成する第3シリコン部材7に、各支持導通部(アンカ部)12,14,17,19の真下の接合層(電気接合層)6aと第2酸化絶縁層8間に位置するシリコン接続部7aと、シリコン接続部7aよりも薄い膜厚で形成され、第2酸化絶縁層8の表面に延出するシリコン配線部7bとが設けられる。
平面視にてシリコン配線部7bは、図2の金属配線層39と同様に、センサ領域側から封止接合層6bと交差して外部にまで延出している。
また図3に示すように、シリコン配線部7bと封止接合層6bとの間や、第2酸化絶縁層8と封止接合層6bとの間には、シリコン接続部7aと同一高さで形成された第3絶縁層44が形成されている。よってシリコン配線部7bは封止接合層6bとの間で絶縁が保たれている。
図3に示すように、外部に引き出されたシリコン配線部7bの先端には第3絶縁層44の表面に露出する突出部7dが一体に形成されて外部接続パッド40に接続されている。
図3に示す実施形態におけるMEMSセンサも図2に示すMEMSセンサと同様に、センサ部材4とキャップ部材5とは同じ積層構造であるため、センサ部材4とキャップ部材5間に作用する熱膨張差等に起因する応力を効果的に緩和できる。図3に示す実施形態では、図2に示す構成と違って第3絶縁層44が設けられるが、第3絶縁層44はガラスであることが好適である。これにより、第3絶縁層44の高さ位置を第3シリコン部材7のシリコン接続部7aと同一面に形成し易く、また、センサ部材4とキャップ部材5間に作用する応力を抑制できる。
また図3に示す実施形態では、図2に示す実施形態と同様に、キャップ部材5に配線構造を形成しており、キャップ部材5とセンサ部材4とを接合層6を介して接合することで、センサ部材4に対する封止と同時に、センサ領域からの配線をキャップ部材5側を通して外部にまで引き出した構造にできる。しかも図3に示す実施形態では図2のように金属配線層39の形成が必要でなく、配線を全て第3シリコン部材7から形成することが可能である。
図4に示す実施形態は図3に示す実施形態の一部を変更したものである。すなわち図4に示す実施形態では、封止接合層6bと第4シリコン部材9間が貫通配線層46により接続される。これにより、第1シリコン部材1に形成された枠体層25と第4シリコン部材9間を同電位にできる。また、図4の点線で示す貫通配線層47により第2シリコン部材2と枠体層25とを接続することで、第2シリコン部材2、枠体層25及び第4シリコン部材9を同電位にすることが出来る。これにより、寄生容量を低減でき、ノイズ等を抑制でき電気的安定性を向上させることができる。
このMEMSセンサは、加速度を検知する加速度センサとして使用することができる。MEMSセンサに加速度が作用すると、図1に示す可動対向電極と固定側の対向電極との対向距離が変化することで静電容量が変化する。この静電容量の変化を電気回路で検出し、加速度の変化や加速度の大きさを検知することができる。
また図5に示すように、X方向加速度センサ部50、Y方向加速度センサ部51及びZ方向加速度センサ部52が一方向に並べられたMEMSセンサとすることもできる。なお、各センサ部は、図2ないし図4に示す構造で形成される。
続いて、図2に示す第1実施形態のMEMSセンサの製造方法について説明する。まずセンサ部材4については、SOI基板を使用し、SOI層(第1シリコン部材)の表面に、第1の固定電極部11、第2の固定電極部13、可動電極部15および枠体層25を深堀RIEなどのイオンエッチング手段で形成する。さらに不要な第1酸化絶縁層3を等方性エッチングにより除去する。また第1シリコン部材1の所定位置に第1接続金属層41を形成する。
次にキャップ部材5の製造方法を説明する。
図6に示す工程では、基板状の第4シリコン部材9の表面9aを熱酸化してシリコン酸化層よりなる第2酸化絶縁層8を形成する。
次に図7(図6の一部を拡大した図。図8、図9についても同様)に示す工程では、第2酸化絶縁層8の表面に有底の凹部8aを形成する。凹部8aを、金属配線層39の形成位置に形成する。
次に図8に示す工程では、第2酸化絶縁層8の表面8bから凹部8a内にかけて例えばスパッタ法により金属配線層39を形成する。さらに金属配線層39上に例えばSiO2の絶縁層56をスパッタ法等で形成する。そして、図8に示す一点鎖線B−Bの位置まで例えばCMP技術を用いて研磨し、図9に示すように、平坦化面を形成する。図9に示すように、金属配線層39の両端は、第2酸化絶縁層8の表面8bから露出している。
次に図10に示す工程では、第2酸化絶縁層8の平坦な表面8bに基板状の第3シリコン部材7を接合し、続いて、第3シリコン部材7の表面の所定位置に第2接続金属層42を形成する。
次に図11に示す工程では、第3シリコン部材7を深堀RIE等で加工する。図11に示すように第3シリコン部材7に、シリコン接続部7a、シリコン接続部7aと一体に形成されシリコン接続部7aより薄い膜厚のシリコン配線部7b、及びシリコン封止部7cを夫々形成する。これにより、第3シリコン部材7にはセンサ部材4と接合したときに、センサ領域と対向する領域に凹状のキャビティ部27が形成される。なお、このときの深堀RIEは選択性があり、第3シリコン部材7のみを削り取るので、キャビティ部27の底面に現れる第2酸化絶縁層8はほとんど削られることなくそのまま残される。
そして、センサ部材4の第1接続金属層41とキャップ部材5の第2接続金属層42とを熱を加えて共晶接合あるいは拡散接合する。その後、不要部分を除去する等の工程を施す。
次に図3に示す第2実施形態のキャップ部材5の製造方法を説明する。
図12に示す工程では例えば、第3シリコン部材7、第2酸化絶縁層8及び第4シリコン部材9が積層されたSOI基板を用意する。
次に図13に示す工程では、第3シリコン部材7を深堀RIE等で加工して、シリコン接続部7a、シリコン接続部7aと一体に形成されたシリコン接続部7aよりも薄い膜厚のシリコン配線部7b、シリコン配線部7bのシリコン接続部7aとは反対側の端部に形成されたシリコン接続部7aと同高さの突出部7d、及びシリコン接続部7a、突出部7dと同高さの外壁部7eを形成する。
次に図14に示す工程では、ガラスから成る第3絶縁層44を露出する第2酸化絶縁層8上や第3シリコン部材7上に熱プレスにより埋め込む。
さらに図15に示す工程では、研磨処理により、第3絶縁層44の表面と第3シリコン部材7の表面を同一平坦面に形成する。図15に示す工程では、シリコン接続部7a上や、第3絶縁層44上の所定位置に第2接続金属層42を形成し、さらに、シリコン配線部7bに接続される突出部7dの露出表面に外部接続パッド40を形成する。
次に図16に示す工程では、ガラスで形成された第3絶縁層44の表面に凹部を形成してキャビティ部27を形成する。なおこのキャビティ部27は図13工程で第3シリコン部材7に形成された凹部の位置に形成される。
そして、センサ部材4の第1接続金属層41とキャップ部材5の第2接続金属層42とを熱を加えて共晶接合あるいは拡散接合する。その後、不要部分を除去する等の工程を施す。
次に図4に示す第3実施形態のキャップ部材5の製造方法を説明する。
なお図4に示すキャップ部材5の製造方法は、図15の工程にて、第3絶縁層44、第3シリコン部材7の表面を同一の平坦化面に研磨処理するまで同じである。
続いて、図17に示すように、第3絶縁層44に第4シリコン部材9にまで通じる貫通孔57を形成し、この貫通孔57内に貫通配線層46を形成する。その後、図17に示すように所定位置に第2接続金属層42及び外部接続パッド40を形成する。その後の工程は、図16と同様である。
1 第1シリコン部材
2 第2シリコン部材
3 第1酸化絶縁層
4 センサ部材
5 キャップ部材
6 接合層
6a 電気接合層
6b 封止接合層
7 第3シリコン部材
7a シリコン接続部
7b シリコン配線部
7c シリコン封止部
8 第2酸化絶縁層
9 第4シリコン部材
25 枠体層
27 キャビティ部
39 金属配線層
40 外部接続パッド
41 第1接続金属層
42 第2接続金属層
44 第3絶縁層
46、47 貫通配線層
56 絶縁層

Claims (10)

  1. センサ部材とキャップ部材とが接合層を介して接合されており、
    前記センサ部材は、前記接合層側からセンサ領域を備える第1シリコン部材、第1酸化絶縁層及び第2シリコン部材の順に積層されており、
    前記キャップ部材は、前記接合層側から第3シリコン部材、第2酸化絶縁層及び第4シリコン部材の順に積層されていることを特徴とするMEMSセンサ。
  2. 前記酸化絶縁層は熱酸化によるシリコン酸化層である請求項1記載のMEMSセンサ。
  3. 前記第3シリコン部材には前記センサ領域と高さ方向にて対向する位置に凹状のキャビティ部が形成されている請求項1又は2に記載のMEMSセンサ。
  4. 前記第3シリコン部材には前記接合層を介して前記センサ領域と電気的に接続され、前記第2酸化絶縁層の表面に延出するシリコン配線部が形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のMEMSセンサ。
  5. 前記接合層には、前記センサ領域と電気的に接続される電気接合層と、前記センサ領域の周囲を囲む封止接合層とが設けられ、
    前記第3シリコン部材には、前記電気接合層と前記第2酸化絶縁層との間に位置するシリコン接続部と、前記封止接合層と前記第2酸化絶縁層との間に位置し、前記シリコン接続部と同じ高さで形成されるシリコン封止部が設けられており、
    金属配線層が、前記第2酸化絶縁層の表面に形成された凹部に埋め込まれ、平面視にて、前記金属配線層は前記センサ領域側から前記シリコン封止部に交差して外部にまで延びており、前記金属配線層の一方の端部が前記センサ領域側にて前記第2酸化絶縁層の表面から露出し、前記金属配線層の他方の端部が前記外部にて前記第2酸化絶縁層の表面から露出しており、前記金属配線層の一方の端部は、前記シリコン接続部と電気的に接続されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のMEMSセンサ。
  6. 前記第3シリコン部材には、前記シリコン接続部と一体であって前記シリコン接続部よりも薄い膜厚で形成されたシリコン配線部が前記第2酸化絶縁層の表面に延出して形成されており、
    前記金属配線層の一方の端部は前記シリコン配線部に接続される請求項5記載のMEMSセンサ。
  7. 前記接合層には、前記センサ領域と電気的に接続される電気接合層と、前記センサ領域の周囲を囲む封止接合層とが設けられ、
    前記第3シリコン部材には、前記シリコン配線部と、前記シリコン配線部と一体に形成され前記シリコン配線部より厚膜で形成された前記電気接合層と前記第2酸化絶縁層との間に位置するシリコン接続部とが設けられ、
    平面視にて前記シリコン配線部は、前記センサ領域側から前記封止接合層に交差して外部にまで延出しており、
    前記配線延出部と前記封止接合層との間、及び、前記第2酸化絶縁層と前記封止接合層との間には、前記シリコン接続部と同一高さで形成された第3絶縁層が設けられている請求項4記載のMEMSセンサ。
  8. 前記第3絶縁層はガラスで形成される請求項7記載のMEMSセンサ。
  9. 前記封止接合層と前記第4シリコン部材間が貫通配線層により接続されている請求項5ないし8のいずれか1項に記載のMEMSセンサ。
  10. 前記第1シリコン部材と前記第3シリコン部材との最大厚さ寸法が略同一で、前記第1酸化絶縁層と前記第2酸化絶縁層との最大厚さ寸法が略同一で、前記第2シリコン部材と前記第4シリコン部材との最大厚さ寸法が略同一で形成されている請求項1ないし9のいずれか1項に記載のMEMSセンサ。
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