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JP2010229094A - 凹凸補正用皮膚外用剤 - Google Patents

凹凸補正用皮膚外用剤 Download PDF

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JP2010229094A
JP2010229094A JP2009079254A JP2009079254A JP2010229094A JP 2010229094 A JP2010229094 A JP 2010229094A JP 2009079254 A JP2009079254 A JP 2009079254A JP 2009079254 A JP2009079254 A JP 2009079254A JP 2010229094 A JP2010229094 A JP 2010229094A
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Hideo Hata
英夫 秦
Tomo Osawa
友 大澤
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

【課題】凹凸補正効果が極めて高く、ベタツキが少なく、ソフトな使用感を有し、速乾性に優れた凹凸補正用皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】(A)揮発性油分 10〜80質量%、(B)ワックス 5〜30質量%、(C)シリコーン系皮膜剤 3〜20質量%を含み、前記(A)揮発性油分として、(a1)揮発性炭化水素油を、揮発性油分全量に対し10〜60質量%含むようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は凹凸補正皮膚外用剤に関し、さらに詳しくは、本発明は皮膚上の様々な原因により形成された凹凸等を覆って平滑化し、視覚的に、あたかもその凹凸等が存在しないように補正し得る凹凸補正皮膚外用剤に関する。
メーキャップ化粧料の役割として最も大きな役割の一つに、外観を美しく見せる「美的役割」がある。具体的に、この「美的役割」は、例えば皮膚の小さな毛穴による凹凸を平滑化したり、皮膚の色を補正したりすることにより果たされることが通常である。
しかしながら、既存のメーキャップ化粧料を用いても補正することが困難な皮膚上の凹凸等が少なからず存在することも事実である。例えば、(1)ニキビ等により「クレーター状」ともいえる程皮膚上の凹凸が顕著になった場合、(2)熱傷によるケロイド跡や植皮跡、(3)手術跡、(4)深いしわ、(5)深い傷跡、(6)大きな毛穴や小じわ等は、既存のメーキャップ化粧料で補正することは困難である。
すなわちメーキャップ化粧料のうち、粉末成分,油分及びロウを含有する油性固形化粧料や、粉末成分,油分,ロウ,水及び保湿剤を含有する乳化固形化粧料は、これらの中に含有されているロウ類によって、皮膚の小さな毛穴による凹凸等の微小な凹凸を埋めるものであるが、皮膚の動きによって縒れて時には脱落してしまい、とても上記(1)〜(6)のような皮膚上の大きな凹凸を補正し得るものではない。
さらに、上記(6)の大きな毛穴や小じわも、これを、既存のメーキャップ化粧料で無理に補正しようとすると、不自然な仕上がりになってしまう傾向が強い。そこで、特に上記のような従来のメーキャップ化粧料では補正が困難な凹凸等を含めて、皮膚上の大小の凹凸等を平滑化し、これらの凹凸等を視覚的にも目立たなくし得る凹凸補正用化粧料を提供することが所望されている。
この提供されるべき凹凸補正用化粧料は、上記(1)〜(6)のような皮膚上の大きな凹凸を補正する場合には、皮膚上に厚く塗布しても脱落等せずに皮膚に密着し、重力によってたれ落ちないと同時に、皮膚から容易に除去し得ることが必要である。また透明性が高く、視覚的に皮膚上の凹部分と凸部分とがあたかも存在しないように補正し得ることが好ましい。
また、上記(6)の大きな毛穴や小じわを補正する場合には、皮膚上に厚く塗布しても脱落等せずに皮膚に密着し、ナチュラル感を付与しつつ、あたかも毛穴や小じわが存在しないかのように補正し得ると共に、このような補正効果が長時間(少なくとも2時間以上)持続することが必要となる。
かかる凹凸補正用の化粧料として、シリコーン化プルランと、エラストマー粉末とから構成される凹凸補正組成物が知られている(特許文献1)。
しかしこの凹凸補正組成物は、厚みを出すための構成成分として粉末とシリコーン化プルラン(皮膜剤)を主に配合しており、ワックスの配合量が少ないため、より厚みのある化粧膜(0.5mm程度)を実現することは困難である。
また、高粘度シリコーンオイルと、シリカ、シリコーン樹脂、シリコーンゴム粉末から構成される凹凸補正用組成物が知られている(特許文献2,3)。
しかしこの凹凸補正用組成物は、厚みが出にくく、こすれやよれに対して化粧膜自身が弱いという欠点がある。また、高粘度シリコーン油は他の成分との相溶性が低く、原料選択の幅が狭い、超微粒子の無水ケイ酸を配合することを必須としておりきしみがある等の問題があった。
一方、ワックスを多量に配合したときに、粘度を低くする(流動性を保つ)方法を開示した技術としては、特許文献4〜8が知られている。しかしながら、これらの発明においては、凹凸補正用としての用途は意識されておらず、また特定の皮膜剤との併用については記載されていない。
特開2000−16919号公報 特開平11−60445号公報 特開2003−55134号公報 特開平7−206641号公報 特開平8−231373号公報 特開平8−231374号公報 特開2001−192559号公報 特開2005−53915号公報
そこで本発明者は、凹凸補正効果が極めて高く、ベタツキが少なく、ソフトな使用感を有し、速乾性に優れた凹凸補正用皮膚外用剤を提供することを目的として鋭意研究した結果、以下に述べるような特定組成の皮膚外用剤組成物が、毛穴から0.5mm程度のきわめて深い肌の凹凸をも補正できる強靭な化粧膜を実現でき、しかもやわらかく使いやすい基剤であることを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、次の成分(A)〜(C)を含み、
(A)揮発性油分 10〜80質量%
(B)ワックス 5〜30質量%
(C)シリコーン系皮膜剤 3〜20質量%
前記(A)揮発性油分として、
(a1)揮発性炭化水素油を、揮発性油分全量に対し10〜60質量%含むことを特徴とする凹凸補正用皮膚外用剤である。
上記発明で、前記(C)シリコーン系皮膜剤として、シリコーン化多糖化合物、シリコーンデンドリマー変性樹脂化合物から選ばれる1種または2種以上を含むことが好ましい。また、上記発明で、(A)揮発性油分として、(a2)揮発性シリコーン油を、揮発性油分全量に対し40〜90質量%含むことが好ましい。さらに、(D)25℃における粘度が5〜100csの不揮発性シリコーン油を含むことが好ましい。
本発明の凹凸補正用皮膚外用剤は、多量にワックスを配合しても基剤のやわらかさと使いやすさが維持されると共にべたつきが少なくソフトな使用感を有し、深い凹凸を埋めることが可能なものである。また、表面速乾性にも優れたものである。
試料を上腕内側部に塗布し、3時間乾燥させた後の塗布膜の代表例の写真(試験例4の1,4,7,10)を示す図である。
以下に、本発明の最良の実施の形態について説明する。
本発明の凹凸補正用皮膚外用剤に用いられる(A)揮発性油分は、(a1)揮発性炭化水素油を10〜60質量%含むものである。
ここで、揮発性炭化水素油としては、例えばイソドデカン、軽質イソパラフィンが挙げられる。揮発性炭化水素油は、揮発性油分全量に対し10〜60質量%、好ましくは20〜50質量%が配合される。揮発性油分中の揮発性炭化水素油の配合量が10質量%未満では、塗布時の柔らかさに欠け、ベタツキも生じるようになる。また、60質量%を超えると凹凸補正効果に欠け、表面速乾性も悪くなる。
本発明においては、揮発性油分として上記揮発性炭化水素油のほかに、(a2)揮発性環状シリコーン油を含むことが好ましい。かかる揮発性シリコーン油としては、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサンといった環状シリコーン油、低分子量直鎖ジメチコン(0.65cs、1cs、1.5cs、2cs)や低分子量アルキル変性シリコーンなどの直鎖揮発性シリコーン油などが挙げられる。このうち、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサンといった環状シリコーン油を配合することが好ましい。(a2)揮発性環状シリコーン油の好ましい配合量は、揮発性油分全量に対し40〜90質量%である。
揮発性油分全体の配合量は、凹凸補正用皮膚外用剤全量に対し、10〜80質量%であり、好ましくは20〜70質量%、さらに好ましくは30〜60質量%である。揮発性油分の配合量が10質量%未満では、表面速乾性が著しく悪くなる。また、80質量%を超えると逆に粘度が低すぎるために十分な凹凸補正効果が得られない。
本発明においては、揮発性油分以外の不揮発性油分を含むことができる。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、スクワレン、ワセリン等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
エステル油としては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル-L-グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。また、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート)のような油溶性紫外線吸収剤も油分として用いて良い。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
上記油分の中でも低粘度の不揮発性シリコーン油を配合すると、塗布乾燥後において、経時で生じるひびわれを防止することができるため好ましい。かかるシリコーン油としては、例えば、好ましくは25℃における粘度が5cs〜100csのシリコーン油が選択され、配合され得る。
本発明において、不揮発性油分の配合量は、凹凸補正用皮膚外用剤全量に対し0〜30質量%、好ましくは5〜20質量%が配合される。
揮発性油分と不揮発性油分を合計した配合量としては、凹凸補正用皮膚外用剤全量に対し10〜80質量%、好ましくは、30〜60質量%である。揮発性油分と不揮発性油分を合計した配合量が、10質量%未満では、基剤の粘度が高すぎるために使用時の操作性に問題がある。また、80質量%を超えると逆に粘度が低すぎるために十分な凹凸補正効果が得られない。
本発明で用いられる(B)ワックスは、通常化粧料に用いられるものであればよく、特に限定されないが、カルナバワックス、キャンデリラロウ等のエステルワックス、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、天然ワックス(ライスワックス等)が挙げられる。
ワックスの配合量は、凹凸補正用皮膚外用剤全量中、5〜30質量%、好ましくは10〜20質量%が配合される。ワックスの配合量が5質量%未満では、凹凸補正効果に劣るようになる。毛穴などの浅い凹凸補正は5質量%でも効果があるが、ニキビあとなどの深い凹凸補正については10質量%以上の配合が好ましい。またワックスの配合量が30質量%を超えると塗布時の柔らかさに欠け、ベタツキも生じるようになる。
本発明においては、特定の揮発性油分と組み合わせてワックスを用いるため、ワックスを多量に配合しても硬くなりすぎずに適度な硬度が保持され、とれやすく、使用性の良好なものとなる。
本発明で用いられるシリコーン系皮膜剤としては、シリコーン化多糖化合物、シリコーンデンドリマー変性樹脂化合物から選ばれる1種または2種以上を含むことが好ましい。
シリコーン化多糖化合物は、下記一般式(1)で示される。
(式中、Gluは多糖化合物の糖残基、Xは2価の結合基、Yは2価脂肪族基を意味し、R1は炭素数1〜8の1価有機基、R2、R3、R4はそれぞれ炭素数1〜8の1価有機基又は−OSiR567で示されるシロキシ基を意味する。ただし、R5、R6、R7はそれぞれ炭素数1〜8の1価有機基、aは0、1又は2を意味する。)
一般式(1)において、Gluは多糖化合物の糖残基を表すが、このような多糖化合物としては、公知の各種多糖化合物を用いることができ、例えば、セルロース、ヘミセルロース、アラビアガム、トラガントガム、タマリンドガム、ペクチン、デンプン、マンナン、グアーガム、ローカストビーンガム、クインスシードガム、アルギン酸、カラギーナン、寒天、キサンタンガム、デキストラン、プルラン、キチン、キトサン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸の他、これら多糖化合物の誘導体、例えば、カルボキシメチル化、硫酸化、リン酸化、メチル化、エチル化、エチレンオキサイドやプロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドの付加、アシル化、カチオン化、低分子量化等を行った多糖化合物誘導体が挙げられる。これらの内、好ましくはエチルセルロース又はプルランであり、特に好ましくはプルランである。なお、本発明において多糖化合物の平均分子量は多糖化合物の種類により異なるが、通常約1,000〜5,000,000が好ましい。
これらの多糖化合物はその種類に応じて水酸基、カルボキシル基等の反応性官能基の1種又は2種以上を少なくとも1つ以上含有している。Xで示される2価結合基は、この多糖化合物の有する反応性官能基と、下記一般式(2)で示されるシリコーン化合物とを反応させることにより形成されるA由来の結合基である。なお、このようなシリコーン化合物と多糖化合物との反応には、従来より公知の方法を用いることができる。
上記式中、Y、R1、R2、R3、R4及びaは前記一般式(1)と同じである。また、Aは多糖化合物の反応性官能基と反応しうる官能基であり、例えば、イソシアネート基、エポキシ基、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、アミノ基、イミノ基、水酸基、カルボキシル基、メルカプト基等が挙げられる。
Xを例示すると、カルバモイル基、−CH2CH(OH)−、カルボニル基、アミノ基、エーテル基等が挙げられるが、反応性の点から、Aがイソシアネート基(O=C=N−)である前記一般式(3)の化合物と、多糖化合物の水酸基が反応して形成される、カルバモイル基(−CONH−)であるものが好ましい。なお、この場合の多糖化合物の糖残基はイソシアネート基と反応している水酸基の水素原子を除いた多糖化合物の残り部分を意味する。また、その他の反応の場合にも、多糖化合物の糖残基とはこれに準ずるものを意味する。
Yで示される2価の脂肪族基としては、アルキレン基、主鎖中に酸素原子、窒素原子、硫黄原子等を有するアルキレン基、主鎖中にフェニレン基等のアリーレン基を有するアルキレン基、主鎖中にカルボニルオキシ基又はオキシカルボニル基を有するアルキレン基を挙げることができる。これらの2価脂肪族基はヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキル基等の置換基を有することができ、また、脂肪族基の末端原子が酸素原子、窒素原子、硫黄原子等のヘテロ原子であってもよい。Yを例示すると、−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−、−(CH26−、−(CH28−、−[CH2CH(CH3)]−、−(CH22O(CH23−、−CH2CH(OH)−CH2−等が挙げられるが、好ましくは−(CH23−で示されるプロピレン基である。
前記一般式(1)において、R1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7に見られる炭素数1〜8の1価有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基等のアリール基、ベンジル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基等のアルケニル基、3,3,3-トルフロロプロピル基等のフッ化アルキル基等を例示することができる。
また、R2、R3、R4はそれぞれ−OSiR567で示されるシロキシ基であってもよい。このようなシロキシ基としては、トリメチルシロキシ基、エチルジメチルシロキシ基、フェニルジメチルシロキシ基、ビニルジメチルシロキシ基、3,3,3-トリフルオロプロピルジメチルシロキシ基等が例示される。なお、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7は同一又は異なっていても良いが、本発明のシリコーン化多糖化合物においては、a=0で、R2、R3、R4がメチル基であることが特に好ましい。
本発明において用いるシリコーン化多糖化合物として、特に好ましいものは下記式(3)で示されるシリコーン化プルランである。なお、式(3)中、PLはプルランのグルコース残基を表す。
なお、本発明のシリコーン化多糖化合物において、多糖化合物の反応性官能基に対するシリコーン化合物の結合割合はその種類によって異なるが、通常、多糖化合物の構成糖1単位当たりのシリコーン化合物の平均結合数(置換度)が0.5〜3.0であることが好適である。なお、本発明において置換度は化合物中のSi含有量(質量%)から換算したものである。
なお、シリコーン化多糖化合物の配合の際には、低分子量シリコーン油や軽質イソパラフィンに溶解して配合すると、配合のし易さや使用感等を高めることができる。
これらのシリコーン化多糖化合物は必要に応じて1種又は2種以上用いることができる。またシリコーン化多糖化合物の市販品としては、例えばTSPL=30−D5(信越化学工業社製、30wt%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)が挙げられる。
本発明のシリコーンデンドリマー変性樹脂化合物としてはアクリル樹脂鎖にトリメチルシリコンデンドリマーを共重合させた(アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマーが挙げられる。市販品としては東レ・ダウコーニング社製のFA4001(30wt%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)やFA4002(40wt%イソドデカン溶液)が挙げられる。
本発明で用いられるシリコーン系皮膜剤としては、シリコーン化多糖化合物、シリコーンデンドリマー変性樹脂化合物以外には、トリメチルシロキシケイ酸、アミノ変性シリコーン、アクリル変性シリコーンなどが挙げられる。
本発明においては、シリコーン系皮膜剤として、シリコーン化多糖化合物とシリコーンデンドリマー変性樹脂化合物とを併用すると、シリコーン化多糖化合物由来のベタツキを軽減しながら、優れた凹凸補正効果と厚みのある塗布膜を実現できるという利点がある。シリコーン化多糖化合物とシリコーンデンドリマー変性樹脂化合物との配合割合は、質量比で、シリコーン化多糖化合物:シリコーンデンドリマー変性樹脂化合物=4:6〜6:4が好ましい。
シリコーン系皮膜剤の配合量は、3〜20質量%であり、好ましくは5〜10質量%である。シリコーン系皮膜剤の配合量が3質量%未満では凹凸補正効果に劣り、表面速乾性も悪い。また20質量%を超えて配合すると、ベタツキが生じる。
本発明の凹凸補正用皮膚外用剤には、本発明の効果を損なわない限り、任意の成分を配合することが出来る。
好ましく配合されるその他の成分としては、粉末、紫外線吸収剤、保湿剤等がある。
粉末成分としては、例えば、例えば、タルク、カオリン、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、焼成タルク、焼成セリサイト、焼成白雲母、焼成金雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)、窒化ホウ素、フォトクロミック性酸化チタン(酸化鉄を焼結した二酸化チタン)、還元亜鉛華、有機粉末(例えば、シリコーン粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等)、無機白色顔料(例えば、二酸化チタン等)、無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等)、無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等)、無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等)、無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等)、無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等)、無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等)、無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等)、パール顔料{例えば、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母チタン、低次酸化チタン被覆雲母チタン、フォトクロミック性を有する雲母チタン、基板として雲母の代わりタルク、ガラス、合成フッ素金雲母、シリカ、オキシ塩化ビスマス等を使用したもの、被覆物として酸化チタン以外に、低次性酸化チタン、着色酸化チタン、酸化鉄、アルミナ、シリカ、ジルコニア、酸化亜鉛、酸化コバルト、アルミ等を被覆したもの、機能性パール顔料として、パール顔料表面に樹脂粒子を被覆したもの(特開平11-92688号公報)、パール顔料表面に水酸化アルミニウム粒子を被覆したもの(特開2002-146238号公報)、パール顔料表面に酸化亜鉛粒子を被覆したもの(特開2003-261421号公報)、パール顔料表面に硫酸バリウム粒子を被覆したもの(特開2003-61229号公報)等}、金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等)、ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等)、天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。本発明においては、これらのうち1種又は2種以上の粉末成分を用いることができ、表面処理されていても構わない。
上記粉末の中で球状樹脂粉末は本基剤の凹凸補正効果を向上させ、厚みのある塗布膜を実現させるために好適である。使用性と凹凸補正効果の観点から用いる球状樹脂粉末の平均粒子径は1〜10μmのものが好ましい。また、上記目的を達成するためには配合量としては5〜30質量%が好ましく、さらに好ましくは10〜20質量%である。球状樹脂粉末は配合量が少なすぎると十分な凹凸補正効果と厚みのある塗布膜が実現できず、さらに多すぎると基剤の粘度が著しく上昇し、製造上困難になる。また、素材としては、油分を吸収し膨潤することができるエラストマータイプのものが好ましく、シリコーンエラストマーはその代表である。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物、トレハロース、エリスリトール、POE・POPランダム共重合体メチルエーテル等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては下記化合物が挙げられる。
(1)安息香酸系紫外線吸収剤
例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステルなど。
(2)アントラニル酸系紫外線吸収剤
例えば、ホモメンチル-N-アセチルアントラニレートなど。
(3)サリチル酸系紫外線吸収剤
例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレートなど。
(4)ケイ皮酸系紫外線吸収剤
例えば、オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート)、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメートなど。
(5)トリアジン系紫外線吸収剤
例えば、ビスレゾルシニルトリアジン。
さらに具体的には、ビス{〔4−(2−エチルヘキシロキシ)−2−ヒドロキシ〕フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス{4−(2−エチルヘキシロキシカルボニル)アニリノ}1,3,5−トリアジンなど。
(6)その他の紫外線吸収剤
例えば、3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー、2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール、2,2'-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジアニソイルメタン、4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン、5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン。ジモルホリノピリダジノンなどのピリダジン誘導体。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
ビタミンとしては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、Eおよびその誘導体、パントテン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、チオタウリン、ヒポタウリン、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、ユキノシタ抽出物、アルブチン、トラネキサム酸、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸グルコシド、4−メトキシサリチル酸カリウム等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤等が挙げられる。
これら必須成分と任意成分とを常法に従って処理することにより、本発明の凹凸補正用皮膚外用剤を製造することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。配合量については質量%で示す。
本実施例に先立ち、実施例で用いた試験方法の詳細について説明する。
(1)凹凸補正効果
女性パネラー20名について、洗顔後の顔面部に被験試料を手で塗布し、0.5mmの大きな凹凸、および毛穴のそれぞれの凹凸補正効果があるかないかについてアンケートを行い、以下の基準で評価した。
○:凹凸補正効果があると答えたパネラーが15名以上。
△:凹凸補正効果があると答えたパネラーが9〜14名。
×:凹凸補正効果があると答えたパネラーが8名以下。
(2)塗布時の柔らかさ
女性パネラー20名の顔面部に被験試料を手で塗布し、塗布時の製剤の柔らかさについてアンケートを行い、以下の基準で評価した。
○:塗布時、柔らかいと答えたパネラーが15名以上。
△:塗布時、柔らかいと答えたパネラーが9〜14名。
×:塗布時、柔らかいと答えたパネラーが8名以下。
(3)ベタツキのなさ
女性パネラー20名の顔面部に被験試料を手で塗布し、ベタツキのなさについてアンケートを行い、以下の基準で評価した。
○:塗布時、ベタツキがないと答えたパネラーが15名以上。
△:塗布時、ベタツキがないと答えたパネラーが9〜14名。
×:塗布時、ベタツキがないと答えたパネラーが8名以下。
(4)表面速乾性
女性パネラー20名の顔面部に被験試料を手で塗布し、15分後にパウダリーファンデーションを化粧用パフを用いて塗布し、その際、被験試料塗布部表面が毛羽立たないことに関してアンケートを行い、以下の基準で評価した。
○:パウダリーファンデーション塗布時、毛羽立たないと答えたパネラーが15名以上。
△:パウダリーファンデーション塗布時、毛羽立たないと答えたパネラーが9〜14名。
×:パウダリーファンデーション塗布時、毛羽立たないと答えたパネラーが8名以下。
(5)経時での塗布膜のひび割れ
女性パネラー20名の顔面部に被験試料を手で塗布し、3時間後に乾燥塗布膜のひび割れについてアンケートを行い、以下の基準で評価した。
○:塗布膜に、ひび割れが無いと答えたパネラーが18名以上。
△:塗布膜に、ひび割れが無いと答えたパネラーが15〜17名。
×:塗布膜に、ひび割れが無いと答えたパネラーが14名以下。
試験例1A〜1N(油相中の揮発性炭化水素割合の検討)
下記の表1に示す製剤を常法により調製し、得られた製剤を用いて専門パネルにより凹凸補正効果(0.5mm)、凹凸補正効果(毛穴)、塗布時の柔らかさ、ベタツキのなさ、表面速乾性についてアンケートを行い、上記の基準で評価した。その結果を併せて表1に示す。
※1:TSPL=30−D5(信越化学工業社製、30wt%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液、ただし実分として)
試験例1Aでは揮発性炭化水素油が配合されていないため、凹凸補正効果はあるものの、塗布時の柔らかさや速乾性が悪く、ベタツキもある。試験例1B,1C,1M,1Nは油相中の揮発性炭化水素油の割合が多すぎるため、凹凸補正効果に劣る結果となっている。
一方、試験例1D〜1Lでは凹凸補正効果が満足できると共に、塗布時の柔らかさ、ベタツキのなさ、表面速乾性も満足できるものであった。
試験例2A〜2I(ワックスについての検討)
下記の表2に示す製剤を常法により調製し、得られた製剤を用いて専門パネルにより凹凸補正効果(0.5mm)、凹凸補正効果(毛穴)、塗布時の柔らかさ、ベタツキのなさ、表面速乾性についてアンケートを行い、上記の基準で評価した。その結果を併せて表2に示す。
※1:TSPL=30−D5(信越化学工業社製、30wt%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液、ただし実分として)
試験例2Fではワックスが配合されていないため、凹凸補正効果に劣る結果となっている。試験例2Iではワックス量が多すぎるため、塗布時の柔らかさやベタツキのなさが共に劣る結果となっている。
一方、試験例2A〜2E、2G、2Hでは凹凸補正効果が満足できると共に、塗布時の柔らかさ、ベタツキのなさ、表面速乾性も満足できるものであった。
試験例3A〜3H(シリコーン系皮膜剤についての検討)
下記の表3に示す製剤を常法により調製し、得られた製剤を用いて専門パネルにより凹凸補正効果(0.5mm)、凹凸補正効果(毛穴)、塗布時の柔らかさ、ベタツキのなさ、表面速乾性についてアンケートを行い、上記の基準で評価した。その結果を併せて表3に示す。
※1:TSPL=30−D5(信越化学工業社製、30wt%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液、ただし実分として)
試験例3A、3Bではシリコーン化プルランが配合されていないか、少ない量であるため、凹凸補正効果および表面速乾性に劣る結果となっている。試験例3Hではシリコーン化プルラン量が多すぎるため、ベタツキのなさが劣る結果となっている。
一方、試験例3C〜3Gでは凹凸補正効果が満足できると共に、塗布時の柔らかさ、ベタツキのなさ、表面速乾性も満足できるものであった。
試験例4(1〜10;不揮発性油分についての検討)
下記の表4に示す製剤を常法により調製し、得られた製剤を用いて専門パネルにより表面速乾性、塗布3時間後のひびわれについてアンケートを行い、上記の基準で評価した。その結果を併せて表4に示す。
※1:TSPL=30−D5(信越化学工業社製、30wt%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液、ただし実分として)
※2:FA4001(東レ・ダウコーニング社製、30wt%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液、ただし実分として)
試験例4に示すように、100cs以下のジメチコンやメチルフェニルシリコーンなどのシリコーン油を不揮発性油分として配合する(試験例4の7〜9)と、乾燥後の皮膜のひび割れが顕著に抑えられることが分かった。なお、表4に示した各種試料を上腕内側部に塗布し、3時間乾燥後の塗布膜の代表例の写真(試験例4の1,4,7,10)を図1に示す。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)〜(C)を含み、
    (A)揮発性油分 10〜80質量%
    (B)ワックス 5〜30質量%
    (C)シリコーン系皮膜剤 3〜20質量%
    前記(A)揮発性油分として、
    (a1)揮発性炭化水素油を、揮発性油分全量に対し10〜60質量%含むことを特徴とする凹凸補正用皮膚外用剤。
  2. 前記(C)シリコーン系皮膜剤として、シリコーン化多糖化合物、シリコーンデンドリマー変性樹脂化合物から選ばれる1種または2種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の凹凸補正用皮膚外用剤。
  3. 前記(A)揮発性油分として、
    (a2)揮発性シリコーン油を、揮発性油分全量に対し40〜90質量%含むことを特徴とする請求項1に記載の凹凸補正用皮膚外用剤。
  4. さらに、(D)25℃における粘度が5〜100csの不揮発性シリコーン油を含むことを特徴とする請求項1に記載の凹凸補正用皮膚外用剤。
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