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JP2010222989A - エンジン回転数制御装置 - Google Patents

エンジン回転数制御装置 Download PDF

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JP2010222989A
JP2010222989A JP2009068284A JP2009068284A JP2010222989A JP 2010222989 A JP2010222989 A JP 2010222989A JP 2009068284 A JP2009068284 A JP 2009068284A JP 2009068284 A JP2009068284 A JP 2009068284A JP 2010222989 A JP2010222989 A JP 2010222989A
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Shigetaka Kawaguchi
茂孝 川口
Tsugunari Ota
継成 太田
Tatsu Yuki
龍 遊木
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

【課題】エンジンの冷暖態状態を正確に把握できて、エンジン回転数の安定性を向上できるエンジン回転数制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】潤滑油温度センサ11aと、冷却水温度センサ17aと、エンジン回転数センサ2bと、を備えるエンジン100のエンジン回転数制御装置50において、エンジン回転数制御装置50は、目標回転数に対して、目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にPIDゲインを定めたゲインマップ200と、潤滑油温度と冷却水温度との温度偏差毎に補正係数を定めた補正マップ300と、を備え、潤滑油温度センサ11aにより検出された潤滑油温度と、冷却水温度センサ17aにより検出された冷却水温度との温度偏差に対応する補正係数を補正マップ300から呼出して、ゲインマップ200から呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なうようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、エンジン回転数を制御するエンジン回転数制御装置の技術に関する。
エンジン回転数を制御するエンジン回転数制御装置は、エンジンの目標回転数と実回転数との偏差を算出し、偏差量に応じて入力信号を変化させるフィードバック制御を行なうものが知られている。フィードバック制御とは、出力信号に応じて入力信号を変化させる信号経路が構成された制御システムをいい、PID制御はその代表的な制御手法である。
PID制御は、目標値と実際値との偏差に比例して入力信号を変化させる比例動作と、該偏差の時間積分値に比例して入力信号を変化させる積分動作と、該偏差の時間微分値に比例して入力信号を変化させる微分動作とからなり、これらの各動作は予め設定されたPIDゲインに従って行なうものとされる。
このようなPID制御を用いたエンジン回転数制御装置では、エンジンの潤滑油温度等に応じた補正係数をPIDゲインに乗じて制御を行なうことで、細やかな制御を可能とし、エンジン回転数の安定性を向上させたものがあった(例えば特許文献1参照。)。
特開2009−36180号公報
しかし、潤滑油の温度が十分に低い状態にある場合は潤滑油の粘度が高く、その後、エンジンの運転によって潤滑油が暖められると粘度は低下するために、エンジンの冷暖態状態をより正確に把握するとともに、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうことによってエンジン回転数の安定性を向上させたいとの要望があった。
本発明は、このような問題を解決すべくなされたものであり、エンジンの冷暖態状態を正確に把握できて、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうことによってエンジン回転数の安定性を向上できるエンジン回転数制御装置を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、潤滑油温度センサと、冷却水温度センサと、エンジン回転数センサと、を備えるエンジンのエンジン回転数の制御を行なうエンジン回転数制御装置において、
前記エンジン回転数制御装置は、エンジンの目標回転数に対して、前記目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にPIDゲインを定めたゲインマップと、
エンジンの潤滑油温度とエンジンの冷却水温度との温度偏差毎に補正係数を定めた補正マップと、を備え、
前記潤滑油温度センサにより検出された潤滑油温度と、前記冷却水温度センサにより検出された冷却水温度との温度偏差に対応する補正係数を前記補正マップから呼出して、
前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なうものである。
請求項2においては、前記補正マップは、エンジン冷態時に用いる冷態用補正マップと、
エンジン暖態時に用いる暖態用補正マップと、からなり、
前記潤滑油温度センサにより検出された潤滑油温度が所定の冷態時温度以下である場合は、前記冷態用補正マップから補正係数を呼出し、
所定の暖態時温度以上である場合は、前記暖態用補正マップから補正係数を呼出して、
前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なうものである。
請求項3においては、潤滑油温度センサと、燃料温度センサと、エンジン回転数センサと、を備えるエンジンのエンジン回転数の制御を行なうエンジン回転数制御装置において、
前記エンジン回転数制御装置は、エンジンの目標回転数に対して、前記目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にPIDゲインを定めたゲインマップと、
エンジンの潤滑油温度とエンジンの燃料温度との温度偏差毎に補正係数を定めた補正マップと、を備え、
前記潤滑油温度センサにより検出された潤滑油温度と、前記燃料温度センサにより検出された燃料温度との温度偏差に対応する補正係数を前記補正マップから呼出して、
前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なうものである。
請求項4においては、前記補正マップは、エンジン冷態時に用いる冷態用補正マップと、
エンジン暖態時に用いる暖態用補正マップと、からなり、
前記潤滑油温度センサにより検出された潤滑油温度が所定の冷態時温度以下である場合は、前記冷態用補正マップから補正係数を呼出し、
所定の暖態時温度以上である場合は、前記暖態用補正マップから補正係数を呼出して、
前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なうものである。
請求項5においては、潤滑油温度センサと、冷却水温度センサと、燃料温度センサと、エンジン回転数センサと、を備えるエンジンのエンジン回転数の制御を行なうエンジン回転数制御装置において、
前記エンジン回転数制御装置は、エンジンの目標回転数に対して、前記目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にPIDゲインを定めたゲインマップと、
エンジンの潤滑油温度とエンジンの冷却水温度との温度偏差に対して、エンジンの潤滑油温度とエンジンの燃料温度との温度偏差毎に補正係数を定めた補正マップと、を備え、
前記潤滑油温度センサにより検出された潤滑油温度と、前記冷却水温度センサにより検出された冷却水温度との温度偏差、ならびに前記潤滑油温度センサにより検出された前記潤滑油温度と前記燃料温度センサにより検出された燃料温度との温度偏差に対応する補正係数を前記補正マップから呼出して、
前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なうものである。
請求項6においては、吸気温度センサと、エンジン回転数センサと、を備えるエンジンのエンジン回転数の制御を行なうエンジン回転数制御装置において、
前記エンジン回転数制御装置は、エンジンの目標回転数に対して、前記目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にPIDゲインを定めたゲインマップと、
エンジンの吸気温度毎に補正係数を定めた寒冷用補正マップと、
エンジンの吸気温度毎に補正係数を定めた温暖用補正マップと、を備え、
前記吸気温度センサにより検出された吸気温度が所定の寒冷空気温度以下である場合は、前記寒冷用補正マップから補正係数を呼出し、
所定の温暖空気温度以上である場合は、前記温暖用補正マップから補正係数を呼出して、
前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なうものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、エンジンの潤滑油と冷却水の温度偏差から正確にエンジンの冷暖態状態が把握できて、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうことで、エンジン回転数の安定性を向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、エンジンの潤滑油と冷却水の温度偏差から正確にエンジンの冷暖態状態が把握できて、エンジンが冷態状態または暖態状態である場合に潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうことで、エンジン回転数の安定性を向上することができる。
請求項3に記載の発明によれば、エンジンの潤滑油と燃料の温度偏差から正確にエンジンの冷暖態状態が把握できて、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうことで、エンジン回転数の安定性を向上することができる。
請求項4に記載の発明によれば、エンジンの潤滑油と燃料の温度偏差から正確にエンジンの冷暖態状態が把握できて、エンジンが冷態状態または暖態状態である場合に潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうことで、エンジン回転数の安定性を向上することができる。
請求項5に記載の発明によれば、エンジンの潤滑油と冷却水の温度偏差ならびに潤滑油と燃料の温度偏差からより正確にエンジンの冷暖態状態が把握できて、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうことで、エンジン回転数の安定性を向上することができる。
請求項6に記載の発明によれば、エンジンの吸気温度からエンジンの始動時の潤滑油粘度が把握できて、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうことで、エンジン回転数の安定性を向上することができる。
エンジンとその近傍に配置される部材の構成を示す概略図。 (A)燃料噴射ポンプの構成を示す概略図。(B)燃料噴射ポンプの燃料の圧送ならびに調量を示す図。 ゲインマップを示す図。 潤滑油と冷却水の温度偏差毎に定めた補正マップを示す図。 制御フローを示す図。 (A)潤滑油と冷却水の温度偏差毎に定めた冷態用補正マップを示す図。(B)潤滑油と冷却水の温度偏差毎に定めた暖態用補正マップを示す図。 潤滑油と燃料の温度偏差毎に定めた補正マップを示す図。 (A)潤滑油と燃料の温度偏差毎に定めた冷態用補正マップを示す図。(B)潤滑油と燃料の温度偏差毎に定めた暖態用補正マップを示す図。 潤滑油と冷却水の温度偏差に対して、潤滑油と燃料の温度偏差毎に定めた補正マップを示す図。 (A)エンジンの吸気温度毎に定めた寒冷用補正マップを示す図。(B)エンジンの吸気温度毎に定めた温暖用補正マップを示す図。
まず、図1、図2を用いて、エンジン100と、その近傍に配置される部材について説明するとともに、エンジン100が冷態状態から暖態状態へ移行する際に、潤滑油の粘度変化がエンジン回転数の安定性に及ぼす影響と、潤滑油や冷却水、燃料のそれぞれについての温度の変化についてを説明する。
図1に示すエンジン100は、圧縮された空気に燃料を供給することで燃焼させて、その膨張エネルギーから回転動力を得るディーゼルエンジンとされる。エンジン100は、主にエンジン主体部1と、燃料噴射ポンプ2とから構成されて、その近傍には、エンジン100によって暖められた冷却水を冷却するためのラジエータ3や、燃料が貯えられる燃料タンク4等が配置されている。
エンジン主体部1は、主にシリンダブロック11やシリンダヘッド12等の本体部と、ピストン13やクランク軸14等の運動部とからなり、シリンダブロック11に設けられたシリンダ穴と、該シリンダ穴に摺動可能に内設されたピストン13と、該ピストン13に対向するように配置されたシリンダヘッド12とで燃焼室を構成している。そして、シリンダヘッド12には燃料噴射ノズル15が設けられており、燃焼室内に燃料を適宜供給可能としている。
また、ピストン13は、図示しないコネクティングロッドによってクランク軸14と連動連結されており、ピストン13の摺動によってクランク軸14は回転駆動される。
このような構成により、まず、ピストン13をシリンダヘッド12側へ摺動させることで燃焼室内の空気を圧縮し、圧縮されて高温、高圧となった空気に燃料噴射ノズル15から燃料を供給することによって燃焼室内で燃焼させることが可能となる。そして、この燃焼による膨張エネルギーがピストン13を反シリンダヘッド12側へ摺動させることで、クランク軸14を回転させる回転動力が得られるものとされる。
燃料噴射ポンプ2は、燃料噴射ノズル15へ燃料を圧送するものであり、図2(A)に示すように、主にプランジャ21やプランジャバレル22、カム軸23等の圧送部と、コントロールスリーブ24やコントロールラック25、アクチュエータ26等の調量部とから構成される。燃料噴射ポンプ2は、プランジャバレル22に設けられたバレル穴22bに摺動可能に嵌挿された略円筒形状のプランジャ21を、該プランジャ21の下方に横設されたカム軸23の回転によって摺動させることで、燃料を圧送可能としている。
また、プランジャ21の軸心方向(図示上下方向)の中途部には該プランジャ21と一体となって、プランジャ21の軸心を中心に回転可能とするコントロールスリーブ24が外嵌されており、該コントロールスリーブ24の外周に設けられたピニオン24aと、プランジャ21の軸心方向に対して直交するように配置されたコントロールラック25のラック25aとが噛合されている。なお、コントロールラック25は、アクチュエータ26と連動連結されており、後述するエンジン回転数制御装置50からの制御信号によって可動可能とされる。
燃料の圧送は、図2(B)に示すように、軸心方向(図示上下方向)へ摺動されるプランジャ21によって、プランジャバレル22に設けられたポート穴22aを塞ぐことで開始される。つまり、プランジャ21が上方向へ摺動されてもプランジャバレル22のバレル穴22bに充填された燃料は、ポート穴22aが連通している状態では溢流するために圧送されず、ポート穴22aがプランジャ21によって塞がれると、バレル穴22b内の燃料の圧力が上昇して圧送が開始される。
また、燃料の調量は、プランジャ21がポート穴22aを塞ぐ時期と再び連通する時期とを調節することで可能とされる。つまり、プランジャ21の上端面とその下方には、該プランジャ21の軸心方向に対してそれぞれ所定の角度となるように切欠21a・21bが穿設されているために、プランジャ21を、その軸心を中心として回転させることでポート穴22aを塞ぐ時期と連通する時期とを調節できて、圧送される燃料の調量を可能としている。
このような構成により、プランジャ21を軸心方向(図示上下方向)へ摺動させることで、燃料を燃料噴射ノズル15に圧送することが可能となる。そして、アクチュエータ26がコントロールラック25を介してコントロールスリーブ24ならびにプランジャ21を回転させることで、燃料噴射ノズル15に圧送される燃料を調量できて、エンジン回転数を変更することが可能となる。
なお、コントロールラック25やプランジャ21等の可動部は、潤滑油によって潤滑されているために、エンジン回転数制御装置50がアクチュエータ26に制御信号を出力して該アクチュエータ26がコントロールラック25等を介してプランジャ21を回転させる際に、潤滑油の粘度が制御応答性に影響を及ぼす場合があった。つまり、潤滑油は、潤滑油温度が低い場合は粘度が高く、潤滑油温度が高い場合では粘度が低いために、潤滑油の温度によってプランジャ21の回転に抵抗差が生じることとなり、制御応答性に影響を及ぼし、エンジン回転数が不安定になる場合があった。
ラジエータ3は、エンジン100によって暖められた冷却水を冷却する熱交換器であり、本実施形態ではエンジン100に設けられた空冷ファン16からの送風によって、冷却が行われる空冷式ラジエータとされる。冷却水は、ラジエータ3によって冷却された後に、冷却水入口ホース3aによってエンジン100まで送られて、エンジン100に設けられた冷却水ポンプ17によってシリンダブロック11やシリンダヘッド12の内部に設けられた冷却水通路に送られる。そして、シリンダブロック11やシリンダヘッド12によって暖められた冷却水は、冷却水出口ホース3bを通って再びラジエータ3に戻される。
なお、冷却水ポンプ17には、冷却水温度が所定の温度以下の場合に冷却水をラジエータ3に戻さずに、再びシリンダブロック11やシリンダヘッド12の冷却水通路に送り返すサーモスタット17bが設けられている。そのため、エンジン100が冷態状態である場合においても冷却水を早急に暖めることができて、エンジン100が素早く暖態状態へ移行できるように構成されている。
このような構成により、エンジン100が始動直後の冷態状態から暖態状態へ移行する遷移状態にある場合においては、エンジン100から受ける熱によって、冷却水は徐々に暖められていくことになる。そして、冷却水が所定の温度以上となると、冷却水はサーモスタット17bによってラジエータ3へ戻されるようになり、エンジン100とラジエータ3を循環することとなる。その後、エンジン100が遷移状態を経て暖態状態となると、冷却水がエンジン100から受ける熱とラジエータ3等から放出される熱とが平衡状態となるために、冷却水の温度は一定となる。
つまり、エンジン100が始動直後の冷態状態から暖態状態へ移行する遷移状態にある場合においては、エンジン100内部を流れる冷却水の温度は徐々に上昇していき、その後、暖態状態となると一定の温度で飽和されて安定することとなる。
燃料タンク4は、エンジン100に供給される燃料を貯えるものである。燃料は、フィードポンプ5によって加圧された後に、燃料入口ホース4aによって燃料噴射ポンプ2まで送られて、該燃料噴射ポンプ2により各燃料噴射ノズル15まで圧送される。
なお、フィードポンプ5から燃料噴射ポンプ2まで送られた燃料のうち、燃料噴射ノズル15へ圧送される燃料は一部であり、残りの燃料は燃料出口ホース4bによって燃料タンク4へ戻される。また、燃料噴射ポンプ2から燃料噴射ノズル15まで圧送された燃料のうち、燃焼室内へ供給される燃料も一部であって、残りの燃料は燃料出口ホース4bに合流して燃料タンク4へ戻されることとなる。
このような構成により、エンジン100が始動直後の冷態状態から暖態状態へ移行する遷移状態にある場合においては、圧送のための圧力上昇による昇温やエンジン100から受ける熱によって、燃料は徐々に暖められていくことになる。そして、エンジン100が遷移状態を経て暖態状態となると、圧送のための圧力上昇による昇温やエンジン100から受ける熱と燃料タンク4等から放出される熱とが平衡状態となるために、燃料の温度は一定となる。
つまり、エンジン100が始動直後の冷態状態から暖態状態へ移行する遷移状態にある場合においては、燃料噴射ポンプ2へ供給される燃料の温度は徐々に上昇していき、その後、暖態状態となると一定の温度で飽和されて安定することとなる。
また、エンジン100の内部に貯えられる潤滑油は、冷態状態から暖態状態へ移行する遷移状態にある場合においては、例えばエンジン100のクランク軸14を軸支する軸受けや燃料噴射ポンプ2の可動部等を潤滑するとともに、ピストン13等の高温部品に供給されて冷却を行なうために、これらから熱を受けて徐々に暖められていくことになる。そして、エンジン100が暖態状態となると、エンジン100から受ける熱と冷却水等へ放出される熱とが平衡状態となるために、潤滑油の温度は一定となる。
つまり、エンジン100が始動直後の冷態状態から暖態状態へ移行する遷移状態にある場合においては、潤滑油の温度は徐々に上昇していき、その後、暖態状態となると一定の温度で飽和されて安定することとなる。
このような、潤滑油の温度を計測するための潤滑油温度センサ11aは、シリンダブロック11に備えられ、冷却水の温度を計測するための冷却水温度センサ17aは、冷却水ポンプ17に備えられている。また、燃料の温度を計測するための燃料温度センサ2aならびにエンジン100のエンジン回転数を計測するためのエンジン回転数センサ2bは、それぞれ燃料噴射ポンプ2に備えられて、該エンジン回転数センサ2bは、カム軸23の回転数を計測することでエンジン回転数が把握される構成となっている。そして、これらの温度センサ11a・17a・2aやエンジン回転数センサ2bによる計測結果は、エンジン回転数制御装置50へ時々刻々と送られる。
次に、正確にエンジン100の冷暖態状態を把握して、潤滑油と冷却水の温度偏差毎に定めた補正マップ300を用いることで、最適なエンジン回転数の制御を行なう本発明の第一実施形態に係るエンジン回転数制御装置50について説明する。
まず、エンジン100の潤滑油温度ならびに冷却水温度を計測することによって、エンジン回転数制御装置50が正確にエンジン100の冷暖態状態を把握する構成について説明する。
エンジン100を長時間運転停止していた後に始動させる場合、エンジン100の潤滑油ならびに冷却水は共に冷えた状態にあり、その温度はエンジン100の周囲温度と同じとなっている。この状態からエンジン100を始動させると、上述したように潤滑油ならびに冷却水は徐々に暖められていくことになるが、冷却水の温度上昇は潤滑油の温度上昇より早いとされている。これは、上述したサーモスタット17bの効果や互いの熱容量の差から生じるものであり、従って、このときの潤滑油温度をTo1、冷却水温度をTw1とすると下記の式で表すことができる。
To1−Tw1<0
つまり、エンジン100が始動直後の冷態状態から暖態状態へ移行する遷移状態においては、冷却水の温度は潤滑油の温度より高く、換言すると、冷却水の温度が潤滑油の温度より高い場合は、エンジン100が暖気途中にあることを示している。
このように、潤滑油の温度や冷却水の温度をそれぞれ計測して温度偏差を算出することによって、その偏差量からエンジン100の冷暖態状態を正確に把握することが可能となる。
次に、エンジン回転数制御装置50が、エンジン100の冷暖態状態に応じて、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なう構成について説明する。
エンジン回転数を制御するエンジン回転数制御装置50は、前述した潤滑油温度センサ11aや冷却水温度センサ17a、エンジン回転数センサ2b、アクセルペダル等のエンジン回転数設定手段6と電気的に接続されて、これらからの電気信号に基づいて制御信号を作成し、アクチュエータ26等に出力するものとされる。なお、本発明に係るエンジン回転数制御装置50は、エンジン回転数設定手段6により任意に設定された目標回転数と実回転数との偏差を算出して、該偏差量に応じて入力信号を変化させるフィードバック制御を行なうものであり、その制御手法にはPID制御が用いられている。
PID制御を用いたエンジン回転数制御装置50では、エンジン100の目標回転数と実回転数との回転数偏差に比例して入力信号を変化させる比例動作が行なわれる。このときのアクチュエータ26によるコントロールラック25の制御操作量uと、目標回転数と実回転数の回転数偏差をコントロールラック25の位置偏差とした位置偏差量eとの関係は、u=Kp・eと表される。なお、Kpは比例ゲインと呼ばれる制御定数である。
また、目標回転数と実回転数との回転数偏差の時間積分値に比例して入力信号を変化させる積分動作では、コントロールラック25の制御操作量uは、u=Ki∫edtと表される。なお、Kiは積分ゲインと呼ばれる制御定数である。
そして、目標回転数と実回転数との回転数偏差の時間微分値に比例して入力信号を変化させる微分動作では、コントロールラック25の制御操作量uは、u=Kd・de/dtと表される。なお、Kdは微分ゲインと呼ばれる制御定数である。
エンジン回転数制御装置50には、比例ゲインKpや積分ゲインKi、微分ゲインKdなどのPIDゲインが、目標回転数に対して、目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にそれぞれ設定されて記憶されている。具体的には目標回転数をNm、実回転数をNr、目標回転数Nmと実回転数Nrとの回転数偏差をΔNとすると、図3に示すように、目標回転数Nmが回転数Nm(0)から回転数Nm(max)まで区分され、これに対する回転数偏差ΔNが偏差ΔN(min)から偏差ΔN(max)まで区分されて、それぞれに対応するPIDゲインが設定されたゲインマップ200として記憶されている。
更に、エンジン回転数制御装置50には、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうための補正係数が、潤滑油の温度と冷却水の温度との温度偏差毎に設定されて記憶されている。具体的には潤滑油温度をTo、冷却水温度をTw、潤滑油温度Toと冷却水温度Twとの温度偏差をΔTowとすると、図4に示すように、潤滑油の温度Toと冷却水の温度Twとの温度偏差ΔTow毎に補正係数(εp、εi、εd)が設定された補正マップ300として記憶されている。
このような構成により、図5に示すように、例えばエンジン回転数設定手段6によりエンジン100に対して目標回転数Nm(x)が設定されると、目標回転数Nm(x)とエンジン回転数センサ2bにより計測された実回転数Nrとの回転数偏差ΔN(x)が算出されて(S110)、目標回転数Nm(x)と回転数偏差ΔN(x)に対応するPIDゲインがゲインマップ200から呼出される(S120)。更に、潤滑油温度センサ11aにより計測された潤滑油温度To(x)と冷却水温度センサ17aにより計測された冷却水温度Tw(x)との温度偏差ΔTow(x)が算出されて(S130)、該温度偏差ΔTow(x)に対応する補正係数が補正マップ300から呼出される(S140)。
そして、ステップS120にて呼出されたPIDゲインとステップS140にて呼出された補正係数とを乗じた値を用いて制御信号を作成し(S150)、アクチュエータ26に出力することで、制御応答性に影響を与える潤滑油の粘度変化を加味した最適な制御が実現されて、エンジン回転数の安定性を向上させることが可能となる。
なお、第二実施形態として図6に示すように、補正マップはエンジン100の冷態状態においてのみ補正を行なう冷態用補正マップ310と、暖態状態においてのみ補正を行なう暖態用補正マップ320とからなり、潤滑油の温度が所定の冷態時温度より低い場合は冷態用補正マップ310を用いて制御を行ない、潤滑油の温度が所定の暖態時温度より高い場合は暖態用補正マップ320を用いて制御を行なうものとしても良い。また、冷態用補正マップ310と暖態用補正マップ320のいずれかのみを備えるものとすることも可能である。
次に、正確にエンジン100の冷暖態状態を把握して、潤滑油と燃料の温度偏差毎に定めた補正マップ400を用いることで、最適なエンジン回転数の制御を行なう本発明の第三実施形態に係るエンジン回転数制御装置50について説明する。
まず、エンジン100の潤滑油温度ならびに燃料温度を計測することによって、エンジン回転数制御装置50が正確にエンジン100の冷暖態状態を把握する構成について説明する。
エンジン100を長時間運転停止していた後に始動させる場合、エンジン100の潤滑油ならびに燃料は共に冷えた状態にあり、その温度はエンジン100の周囲温度と同じとなっている。この状態からエンジン100を始動させると、上述したように潤滑油ならびに燃料は徐々に暖められていくことなるが、このときの燃料の温度上昇は潤滑油の温度上昇よりも早いとされる。従って、このときの潤滑油温度をTo1、燃料温度をTf1とすると下記の式で表すことができる。
To1−Tf1<0
つまり、エンジン100が始動直後の冷態状態から暖態状態へ移行する遷移状態においては、燃料の温度は潤滑油の温度より高く、換言すると、燃料の温度が潤滑油の温度より高い場合は、エンジン100が暖気途中にあることを示している。
このように、潤滑油の温度や燃料の温度をそれぞれ計測して温度偏差を算出することによって、その偏差量からエンジン100の冷暖態状態を正確に把握することが可能となる。
次に、エンジン回転数制御装置50が、エンジン100の冷暖態状態に応じて、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なう構成について説明する。
エンジン回転数を制御するエンジン回転数制御装置50は、前述した潤滑油温度センサ11aや燃料温度センサ2a、エンジン回転数センサ2b、アクセルペダル等のエンジン回転数設定手段6と電気的に接続されて、入力された電気信号に基づいて制御信号を作成し、アクチュエータ26等に出力するものとされる。
エンジン回転数制御装置50には、比例ゲインKpや積分ゲインKi、微分ゲインKdなどのPIDゲインが、目標回転数に対して、目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にそれぞれ設定されて記憶されている。具体的には図3に示すように、目標回転数Nmが回転数Nm(0)から回転数Nm(max)まで区分され、これに対する回転数偏差ΔNが偏差ΔN(min)から偏差ΔN(max)まで区分されて、それぞれに対応するPIDゲインが設定されたゲインマップ200として記憶されている。
更に、エンジン回転数制御装置50には、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうための補正係数が、潤滑油の温度と冷却水の温度との温度偏差毎に設定されて記憶されている。具体的には潤滑油温度をTo、燃料温度をTf、潤滑油温度Toと燃料温度Tfとの温度偏差をΔTofとすると、図7に示すように、潤滑油の温度Toと燃料の温度Tfとの温度偏差ΔTof毎に補正係数(εp、εi、εd)が設定された補正マップ400として記憶されている。
このような構成により、例えばエンジン回転数設定手段6によりエンジン100に対して目標回転数Nm(x)が設定されると、目標回転数Nm(x)とエンジン回転数センサにより計測された実回転数Nrとの回転数偏差ΔN(x)が算出されて、目標回転数Nm(x)と回転数偏差ΔN(x)に対応するPIDゲインがゲインマップ200から呼出される。更に、潤滑油温度センサ11aにより計測された潤滑油温度To(x)と燃料温度センサ2aにより計測された燃料温度Tf(x)との温度偏差ΔTof(x)が算出されて、該温度偏差ΔTof(x)に対応する補正係数が補正マップ400から呼出される。
そして、この呼出されたPIDゲインと呼出された補正係数とを乗じた値を用いて制御信号を作成し、アクチュエータ26に出力することで、制御応答性に影響を与える潤滑油の粘度変化を加味した最適な制御が実現されて、エンジン回転数の安定性を向上させることが可能となる。
なお、第四実施形態として図8に示すように、補正マップはエンジン100の冷態状態においてのみ補正を行なう冷態用補正マップ410と、暖態状態においてのみ補正を行なう暖態用補正マップ420とからなり、潤滑油の温度が所定の冷態時温度より低い場合は冷態用補正マップ410を用いて制御を行ない、潤滑油の温度が所定の暖態時温度より高い場合は暖態用補正マップ420を用いて制御を行なうものとしても良い。また、冷態用補正マップ410と暖態用補正マップ420のいずれかのみを備えるものとすることも可能である。
次に、正確にエンジン100の冷暖態状態を把握して、潤滑油と冷却水の温度偏差に対して、潤滑油と燃料の温度偏差毎に補正係数を定めた補正マップ500を用いることで、最適なエンジン回転数の制御を行なう本発明の第五実施形態に係るエンジン回転数制御装置50について説明する。
まず、エンジン100の潤滑油温度や冷却水温度、燃料温度を計測することによって、エンジン回転数制御装置50が正確にエンジン100の冷暖態状態を把握する構成について説明する。
エンジン100を長時間運転停止していた後に始動させる場合、エンジン100の潤滑油や冷却水や燃料は共に冷えた状態にあり、その温度はエンジン100の周囲温度と同じとなっている。この状態からエンジン100を始動させると、上述したように潤滑油や冷却水、燃料は徐々に暖められていくことになるが、このときの冷却水の温度上昇は潤滑油の温度上昇より早く、燃料の温度上昇は潤滑油の温度上昇よりも早いとされる。従って、このときの潤滑油温度をTo1、冷却水温度をTw1、燃料温度をTf1とすると下記の式で表すことができる。
To1−Tw1<0
To1−Tf1<0
つまり、エンジン100が始動直後の冷態状態から暖態状態へ移行する遷移状態においては、冷却水の温度は潤滑油の温度より高く、また、燃料の温度は潤滑油の温度より高いとされる。換言すると、冷却水の温度が潤滑油の温度よりも高く、燃料の温度が潤滑油の温度よりも高い場合は、エンジン100が暖気途中にあることを示している。
このように、潤滑油の温度や冷却水の温度、燃料の温度をそれぞれ計測して温度偏差を算出することによって、それぞれの偏差量からエンジン100の冷暖態状態を正確に把握することが可能となる。
次に、エンジン回転数制御装置50が、エンジン100の冷暖態状態に応じて、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なう構成について説明する。
エンジン回転数を制御するエンジン回転数制御装置50は、前述した潤滑油温度センサ11aや冷却水温度センサ17a、燃料温度センサ2a、エンジン回転数センサ2b、アクセルペダル等のエンジン回転数設定手段6と電気的に接続されて、入力された電気信号に基づいて制御信号を作成し、アクチュエータ26等に出力するものとされる。
エンジン回転数制御装置50には、比例ゲインKpや積分ゲインKi、微分ゲインKdなどのPIDゲインが、目標回転数に対して、目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にそれぞれ設定されて記憶されている。具体的には図3に示すように、目標回転数Nmが回転数Nm(0)から回転数Nm(max)まで区分され、これに対する回転数偏差ΔNが偏差ΔN(min)から偏差ΔN(max)まで区分されて、それぞれに対応するPIDゲインが設定されたゲインマップ200として記憶されている。
更に、エンジン回転数制御装置50には、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうための補正係数が、潤滑油の温度と冷却水の温度との温度偏差に対して、潤滑油の温度と燃料の温度との温度偏差毎に設定されて記憶されている。具体的には潤滑油温度をTo、冷却水温度をTw、燃料温度をTf、潤滑油温度Toと冷却水温度Twとの温度偏差をΔTow、潤滑油温度Toと燃料温度Tfとの温度偏差をΔTofとすると、図9に示すように、温度偏差ΔTowが偏差ΔTow(min)から偏差ΔTow(max)まで区分され、これに対する温度偏差ΔTofが偏差ΔTof(min)から偏差ΔTof(max)まで区分されて、それぞれに対応する補正係数(εp、εi、εd)が設定された補正マップ500として記憶されている。
このような構成により、例えばエンジン回転数設定手段6によりエンジン100に対して目標回転数Nm(x)が設定されると、目標回転数Nm(x)とエンジン回転数センサにより計測された実回転数Nrとの回転数偏差ΔN(x)が算出されて、目標回転数Nm(x)と回転数偏差ΔN(x)に対応するPIDゲインがゲインマップ200から呼出される。更に、潤滑油温度センサ11aにより計測された潤滑油温度To(x)と冷却水温度センサ17aにより計測された冷却水温度Tw(x)との温度偏差ΔTow(x)が算出されるとともに、潤滑油温度センサ11aにより計測された潤滑油温度To(x)と燃料温度センサ2aにより計測された燃料温度Tf(x)との温度偏差ΔTof(x)が算出されて、該温度偏差ΔTow(x)と該温度偏差ΔTof(x)に対応する補正係数が補正マップ500から呼出される。
そして、この呼出されたPIDゲインと呼出された補正係数とを乗じた値を用いて制御信号を作成し、アクチュエータ26に出力することで、制御応答性に影響を与える潤滑油の粘度変化を加味した最適な制御が実現されて、エンジン回転数の安定性を向上させることが可能となる。
次に、エンジン100の吸気温度毎に補正係数を定めた寒冷用補正マップ610と温暖用補正マップ620を用いることで、最適なエンジン回転数の制御を行なう本発明の第六実施形態に係るエンジン回転数制御装置50について説明する。
本実施形態においては、エンジン主体部1に吸入された空気の温度を計測するための吸気温度センサ1aが備えられるものとされ(図1参照。)、該吸気温度センサ1aと前述したエンジン回転数センサ2b、アクセルペダル等のエンジン回転数設定手段6とがエンジン回転数制御装置50に電気的に接続されている。
エンジン回転数制御装置50には、比例ゲインKpや積分ゲインKi、微分ゲインKdなどのPIDゲインが、目標回転数に対して、目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にそれぞれ設定されて記憶されている。具体的には図3に示すように、目標回転数Nmが回転数Nm(0)から回転数Nm(max)まで区分され、これに対する回転数偏差ΔNが回転数偏差ΔN(min)から回転数偏差ΔN(max)まで区分されて、それぞれに対応するPIDゲインが設定されたゲインマップ200として記憶されている。
更に、エンジン回転数制御装置50には、潤滑油の粘度変化を加味した制御を行なうための補正係数がエンジンの吸気温度毎に定められて記憶されている。具体的には図10に示すように、吸気温度センサ1aにより計測されたエンジン100の吸入空気の温度Taが、所定の寒冷空気温度より低い場合に用いられる寒冷用補正マップ610と、吸入空気の温度Taが、所定の温暖空気温度より高い場合に用いられる温暖用補正マップ620とが記憶されている。
このような構成により、例えばエンジン回転数設定手段6によりエンジン100に対して目標回転数Nm(x)が設定されると、目標回転数Nm(x)とエンジン回転数センサにより計測された実回転数Nrとの回転数偏差ΔN(x)が算出されて、目標回転数Nm(x)と回転数偏差ΔN(x)に対応するPIDゲインがゲインマップ200から呼出される。更に、例えば吸気温度センサ1aにより計測された吸入空気の温度Taが所定の値より低い場合は、寒冷用補正マップ610から温度Taに対応する補正係数が呼出される。また、例えば吸気温度センサ1aにより計測された吸入空気の温度Taが所定の値より高い場合は、温暖用補正マップ620から温度Taに対応する補正係数が呼出される。
そして、この呼出されたPIDゲインと呼出された補正係数とを乗じた値を用いて制御信号を作成してアクチュエータ26に出力することで、制御応答性に影響を与える潤滑油の粘度変化を加味した最適な制御が実現されて、エンジン回転数の安定性を向上させることが可能となる。
100 エンジン
1 エンジン主体部
2 燃料噴射ポンプ
3 ラジエータ
4 燃料タンク
1a 吸気温度センサ
2a 燃料温度センサ
2b エンジン回転数センサ
11a 潤滑油温度センサ
17a 冷却水温度センサ
50 エンジン回転数制御装置
200 ゲインマップ
300 補正マップ
310 冷態用補正マップ
320 暖態用補正マップ
400 補正マップ
410 冷態用補正マップ
420 暖態用補正マップ
500 補正マップ
610 寒冷用補正マップ
620 温暖用補正マップ

Claims (6)

  1. 潤滑油温度センサと、冷却水温度センサと、エンジン回転数センサと、を備えるエンジンのエンジン回転数の制御を行なうエンジン回転数制御装置において、
    前記エンジン回転数制御装置は、エンジンの目標回転数に対して、前記目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にPIDゲインを定めたゲインマップと、
    エンジンの潤滑油温度とエンジンの冷却水温度との温度偏差毎に補正係数を定めた補正マップと、を備え、
    前記潤滑油温度センサにより検出された潤滑油温度と、前記冷却水温度センサにより検出された冷却水温度との温度偏差に対応する補正係数を前記補正マップから呼出して、
    前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なうことを特徴とするエンジン回転数制御装置。
  2. 前記補正マップは、エンジン冷態時に用いる冷態用補正マップと、
    エンジン暖態時に用いる暖態用補正マップと、からなり、
    前記潤滑油温度センサにより検出された潤滑油温度が所定の冷態時温度以下である場合は、前記冷態用補正マップから補正係数を呼出し、
    所定の暖態時温度以上である場合は、前記暖態用補正マップから補正係数を呼出して、
    前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なう請求項1に記載のエンジン回転数制御装置。
  3. 潤滑油温度センサと、燃料温度センサと、エンジン回転数センサと、を備えるエンジンのエンジン回転数の制御を行なうエンジン回転数制御装置において、
    前記エンジン回転数制御装置は、エンジンの目標回転数に対して、前記目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にPIDゲインを定めたゲインマップと、
    エンジンの潤滑油温度とエンジンの燃料温度との温度偏差毎に補正係数を定めた補正マップと、を備え、
    前記潤滑油温度センサにより検出された潤滑油温度と、前記燃料温度センサにより検出された燃料温度との温度偏差に対応する補正係数を前記補正マップから呼出して、
    前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なうことを特徴とするエンジン回転数制御装置。
  4. 前記補正マップは、エンジン冷態時に用いる冷態用補正マップと、
    エンジン暖態時に用いる暖態用補正マップと、からなり、
    前記潤滑油温度センサにより検出された潤滑油温度が所定の冷態時温度以下である場合は、前記冷態用補正マップから補正係数を呼出し、
    所定の暖態時温度以上である場合は、前記暖態用補正マップから補正係数を呼出して、
    前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なう請求項3に記載のエンジン回転数制御装置。
  5. 潤滑油温度センサと、冷却水温度センサと、燃料温度センサと、エンジン回転数センサと、を備えるエンジンのエンジン回転数の制御を行なうエンジン回転数制御装置において、
    前記エンジン回転数制御装置は、エンジンの目標回転数に対して、前記目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にPIDゲインを定めたゲインマップと、
    エンジンの潤滑油温度とエンジンの冷却水温度との温度偏差に対して、エンジンの潤滑油温度とエンジンの燃料温度との温度偏差毎に補正係数を定めた補正マップと、を備え、
    前記潤滑油温度センサにより検出された潤滑油温度と、前記冷却水温度センサにより検出された冷却水温度との温度偏差、ならびに前記潤滑油温度センサにより検出された前記潤滑油温度と前記燃料温度センサにより検出された燃料温度との温度偏差に対応する補正係数を前記補正マップから呼出して、
    前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なうことを特徴とするエンジン回転数制御装置。
  6. 吸気温度センサと、エンジン回転数センサと、を備えるエンジンのエンジン回転数の制御を行なうエンジン回転数制御装置において、
    前記エンジン回転数制御装置は、エンジンの目標回転数に対して、前記目標回転数と実回転数との回転数偏差毎にPIDゲインを定めたゲインマップと、
    エンジンの吸気温度毎に補正係数を定めた寒冷用補正マップと、
    エンジンの吸気温度毎に補正係数を定めた温暖用補正マップと、を備え、
    前記吸気温度センサにより検出された吸気温度が所定の寒冷空気温度以下である場合は、前記寒冷用補正マップから補正係数を呼出し、
    所定の温暖空気温度以上である場合は、前記温暖用補正マップから補正係数を呼出して、
    前記ゲインマップから呼出されたPIDゲインと乗じた値を用いてPID制御を行なうことを特徴とするエンジン回転数制御装置。
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