JP2010221979A - 車両用駆動装置の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジン等の駆動力源と、第1電動機、第2電動機及び差動機構を有する電気式差動部とを備えた車両駆動装置の制御装置において、駆動トルクの確保とエネルギ損失の低減とを両立する。
【解決手段】EVスイッチオン時または蓄電装置70への入力制限Winがある時に、電動機走行で高駆動トルク(アクセル開度≧θ1)を確保する必要がある場合に限って、第1電動機MG1及び第2電動機MG2を併用して電動機走行を実施し、第2電動機MG2による単独走行が可能な範囲(駆動トルクが第2電動機MG2の上限トルクに達するまでの範囲)では第1電動機MG1を併用しないようにすることで、駆動トルクの確保とエネルギ損失の低減とを両立する。
【選択図】図9
【解決手段】EVスイッチオン時または蓄電装置70への入力制限Winがある時に、電動機走行で高駆動トルク(アクセル開度≧θ1)を確保する必要がある場合に限って、第1電動機MG1及び第2電動機MG2を併用して電動機走行を実施し、第2電動機MG2による単独走行が可能な範囲(駆動トルクが第2電動機MG2の上限トルクに達するまでの範囲)では第1電動機MG1を併用しないようにすることで、駆動トルクの確保とエネルギ損失の低減とを両立する。
【選択図】図9
Description
本発明は、エンジン(内燃機関)などの駆動力源と、差動機構及び電動機を有する電気式差動部と、機械式変速部とを備えた車両用駆動装置の制御装置に関する。
近年、環境保護の観点から、車両に搭載されたエンジンからの排気ガスの排出量低減と燃料消費率(燃費)の向上が望まれており、これを満足する車両として、ハイブリッドシステムを搭載したハイブリッド車両が実用化されている。
ハイブリッド車両は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの駆動力源と、エンジンの出力により発電または蓄電装置の電力により駆動する電動機(例えばモータジェネレータまたはモータ)とを備え、エンジン及び電動機のいずれか一方または双方を走行駆動力源としている。
この種のハイブリッド車両においては、車速及びアクセル開度に基づいて、エンジン及び電動機の運転領域(具体的には駆動または停止)が制御される。例えば、発進時や低速走行時のようにエンジン効率が低くなる領域では、エンジンを停止させて電動機のみの動力で駆動輪を駆動する。また、通常走行時には、エンジンを駆動して、そのエンジンの動力で駆動輪を駆動するという制御を行う。さらに、全開加速等の高負荷時には、エンジンの動力に加えて、蓄電装置から電動機に電力を供給して電動機による動力を補助動力として追加するという制御を行う。
ハイブリッド車両の駆動装置として、例えば、差動部の回転要素に連結された第1電動機、差動部の入力軸に入力されたエンジンの出力を第1電動機及び出力軸(伝達軸)に分配(もしくはエンジンの出力と第1電動機の出力とを合成して伝達軸に出力)する動力分配機構、及び、出力軸に連結された第2電動機などによって構成される電気式差動部と、この電気式差動部と駆動輪との間の動力伝達経路の一部を構成する変速部(例えば、有段式変速機)と、第1電動機乃至第2電動機からの発電電力の充電及び第1電動機乃至第2電動機への電力供給が可能な蓄電装置(例えばバッテリ)とを備えた駆動装置が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。このような車両用駆動装置では、第1電動機及び第2電動機の各運転状態を制御することにより、電気式差動部が無段変速機構(電気式無段変速部)として作動する。
ところで、上記した駆動装置つまりエンジン及び電気式差動部を備えた車両用駆動装置では、低出力領域において第2電動機のみを駆動力源とする電動機走行(以下、単独走行ともいう)を行っている。
また、この種の車両用駆動装置において、電動機走行時の駆動トルクを大きくするために、電気式差動部の差動状態を制限して、第1電動機MG1及び第2電動機MG2の両方を走行用の駆動力源とする電動機走行(以下、併用走行ともいう)を行うことが考えられる。しかし、このような併用走行では、エンジンも回転するので引き摺りが発生し、その引き摺り抵抗によりエネルギの損失が生じるため、併用走行を常用するとエネルギ損失が生じる。従って、駆動トルクの確保とエネルギ損失の低減とを両立するには、併用走行の範囲と単独走行の範囲とを、どのようにして切り分けたらよいのかが課題となる。この点は、未公知の事項であって、本発明者らが新たに見出したものである。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、エンジン等の駆動力源、電気式差動部及び機械式変速部を備えた車両駆動装置の制御装置において、併用走行の範囲を限定することにより、駆動トルクの確保とエネルギ損失の低減とを両立することが可能な制御の提供を目的とする。
本発明は、第1電動機、第2電動機及び差動機構を備え、前記第1電動機の運転状態が制御されることにより入力軸回転数と出力軸回転数との差動状態が制御される電気式差動部と、前記電気式差動部の差動状態を制限する差動制限手段とを備えた車両用駆動装置の制御装置を前提としており、このような車両用駆動装置の制御装置において、前記第2電動機による電動機走行時に、特定条件が成立した場合に前記電気式差動部の差動状態を制限して前記第1電動機及び第2電動機にて電動機走行を実施することを特徴としている。
本発明では、第1電動機及び第2電動機を使用した併用走行を常用するのではなく、併用走行の範囲を限定することで、駆動トルクの確保とエネルギ損失の低減とを両立する。
具体的には、例えば、アクセル開度が所定値以上の高トルク要求時のみに第1電動機及び第2電動機を併用し、アクセル開度が所定値よりも小さい場合には第2電動機のみを使用する。このように電動機走行で高駆動トルクを確保する必要があるときのみに限って第1電動機MG1及び第2電動機MG2を併用することで、低アクセル開度から第1電動機を併用(常用)する案と比べてエネルギ損失を低減することができる。
また、本発明では、電動機走行強制域でのみ第1電動機及び第2電動機を併用し、それ以外の電動機走行領域(非強制域)では第2電動機のみを使用する。この場合、電動機走行強制域は、蓄電装置の入力制限時(エンジン走行が不可能な時)、または、電動機走行モードスイッチ(EVスイッチ)オン時であることとする。そして、このように、蓄電装置の入力制限時、または、電動機走行モードスイッチオン時のみに限って第1電動機及び第2電動機を併用することで、第1電動機を併用(常用)する案と比べてエネルギ損失を低減することができる。
以上のように、本発明によれば、高トルク要求時または電動機走行強制域など、必要なときだけ第1電動機及び第2電動機を併用しているので、駆動トルクの確保とエネルギ損失の低減とを両立することができる。
本発明のより具体的な構成として、電動機走行強制域で高トルク要求がある場合に、電気式差動部の差動状態を制限して第1電動機及び第2電動機にて電動機走行を実施するという構成を挙げることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
−車両用の駆動装置−
図1は、本発明の制御装置を適用する駆動装置の一例を示すスケルトン図である。
−車両用の駆動装置−
図1は、本発明の制御装置を適用する駆動装置の一例を示すスケルトン図である。
この例の駆動装置1は、FR(フロントエンジン・リアドライブ)型のハイブリッド車両に用いられるものであって、走行用の駆動力源としてのエンジン(例えばガソリンエンジン)10を備えている。さらに、駆動装置1は、車体に取り付けられる非回転部材としてのトランスミッションケース1A(以下、ケース1Aともいう)内において共通の軸心上に配設され、エンジン10の出力軸(クランクシャフト)に連結される入力軸11と、出力軸12と、入力軸11に直接に連結、もしくは図示しない脈動吸収ダンパー(振動減衰装置)などを介して間接に連結された電気式差動部20と、電気式差動部20の出力回転部材である伝達軸23に連結され、電気式差動部20と出力軸12との間の動力伝達経路の一部を構成する機械式変速部30とを備えており、図5に示すように、エンジン10からの動力を、電気式差動部20、機械式変速部30、出力軸12、及び、ディファレンシャル装置(終減速機)2を介して左右の駆動輪3に伝達するようになっている。
−電気式差動部−
電気式差動部20は、第1電動機MG1と、入力軸11に入力されたエンジン10の出力を機械的に分配/合成する機械的機構であって、エンジン10の出力を第1電動機MG1及び伝達軸23に分配するか、もしくはエンジン10の出力と第1電動機MG1の出力とを合成して伝達軸23に出力する動力分配機構21と、伝達軸23と一体的に回転するように設けられた第2電動機MG2とを備えている。この例の第1電動機MG1及び第2電動機MG2は、電動機(駆動力源)として機能するとともに発電機としても機能するモータジェネレータ(回転電機)である。
電気式差動部20は、第1電動機MG1と、入力軸11に入力されたエンジン10の出力を機械的に分配/合成する機械的機構であって、エンジン10の出力を第1電動機MG1及び伝達軸23に分配するか、もしくはエンジン10の出力と第1電動機MG1の出力とを合成して伝達軸23に出力する動力分配機構21と、伝達軸23と一体的に回転するように設けられた第2電動機MG2とを備えている。この例の第1電動機MG1及び第2電動機MG2は、電動機(駆動力源)として機能するとともに発電機としても機能するモータジェネレータ(回転電機)である。
動力分配機構21は、所定のギヤ比ρ0(例えば0.418)を有するシングルピニオン型の遊星歯車装置22と、切替クラッチC0及び切替ブレーキB0とを備えている。遊星歯車装置22は、サンギヤS0、遊星歯車P0、この遊星歯車P0を自転及び公転可能に支持するキャリヤCA0、遊星歯車P0を介してサンギヤS0と噛み合うリングギヤR0を回転要素として備えている。サンギヤS0の歯数をZS0、リングギヤR0の歯数をZR0とすると、上記ギヤ比ρ0はZS0/ZR0である。
この動力分配機構21において、キャリヤCA0は入力軸11つまりエンジン10に連結されており、サンギヤS0は第1電動機MG1に連結されている。また、リングギヤR0は伝達軸23に連結されている。
切替ブレーキB0はサンギヤS0とトランスミッションケース1Aとの間に設けられており、切替クラッチC0はサンギヤS0とキャリヤCA0との間に設けられている。これら切替クラッチC0及び切替ブレーキB0が解放されると、サンギヤS0、キャリヤCA0、リングギヤR0がそれぞれ相互に相対回転可能な差動作用が働く差動状態となり、エンジン10の出力が第1電動機MG1と伝達軸23とに分配されるとともに、その分配されたエンジン10の出力の一部により第1電動機MG1から発生した電気エネルギによって図5に示す蓄電装置(例えばバッテリ)70が充電される。また、発生した電気エネルギにより第2電動機MG2が回転駆動されるので、例えば無段変速状態とされて、エンジン10の回転数に関わらず伝達軸23の回転が連続的に変化させられる。すなわち、電気式差動部20は、電気的に変速比γ0(入力軸11の回転数/伝達軸23の回転数)が最小値γ0minから最大値γ0maxまで変化する差動状態、例えば変速比γ0が最小値γ0minから最大値γ0maxまで連続的に変化する電気的な無段変速機として機能する。
一方、切替クラッチC0が係合してサンギヤS0とキャリヤCA0とが一体的に係合すると、遊星歯車装置22を構成する3つの要素、つまり、サンギヤS0、キャリヤCA0及びリングギヤR0が一体回転する非差動状態となり、エンジン10の回転数Neと伝達軸23の回転数とが一致する状態となるので、電気式差動部20は変速比γ0が「1」に固定された変速機として機能する定変速状態(有段変速状態)となる。
また、切替クラッチC0に替えて切替ブレーキB0が係合すると、サンギヤS0が非回転状態(非差動状態)となって、リングギヤR0がキャリヤCA0よりも増速回転されるので、電気式差動部20は変速比γ0が「1」よりも小さい値、例えば「0.705」に固定された増速変速機として機能する定変速状態(有段変速機)となる。
以上のように、この例では、切替クラッチC0及び切替ブレーキB0は、電気式差動部20を、変速比が連続的変化可能な電気的な無段変速機として作動する無段変速状態と、無段変速機として作動させずに変速比変化をロックする状態、すなわち、1種類または2種類の変速比の単段または複数段の変速機として作動可能な定変速状態とに選択的に切り替える差動状態切替装置として機能する。
電気式差動部20は、切替クラッチC0及び切替ブレーキB0が解放され、かつ、第1電動機MG1が反力を発生しない自由回転状態にされた場合には、電気式差動部20内の動力伝達経路における動力伝達を遮断する動力伝達遮断状態となる。一方、第1電動機MG1が反力を発生し、または、切替クラッチC0もしくは切替ブレーキB0のいずれか一方が係合された場合には、電気式差動部20内の動力伝達経路における動力伝達を可能とする動力伝達可能状態となる。そして、電気式差動部20が動力伝達遮断状態または動力伝達可能状態とされることにより、駆動装置1全体が動力伝達遮断状態または動力伝達可能状態となる。ただし、この例では、第2電動機MG2と駆動輪3との間の動力伝達経路は遮断されることがないので、駆動装置1全体を動力伝達遮断状態とするには第2電動機MG2は自由回転状態とする。
上記切替クラッチC0及び切替ブレーキB0は、従来の車両用有段式自動変速機においてよく用いられている油圧式摩擦係合装置であって、互いに重ねられた複数枚の摩擦板が油圧アクチュエータにより押圧される湿式多板型や、回転するドラムの外周面に巻き付けられた1本または2本のバンドの一端が油圧アクチュエータによって引き締められるバンドブレーキなどにより構成され、それが介装されている両側の部材を選択的に連結するようになっている。
−機械式変速部−
機械式変速部30は、前進4段・後進1段の有段式自動変速機であって、シングルピニオン型の第1遊星歯車装置31、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置32、及び、シングルピニオン型の第3遊星歯車装置33を備えている。
機械式変速部30は、前進4段・後進1段の有段式自動変速機であって、シングルピニオン型の第1遊星歯車装置31、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置32、及び、シングルピニオン型の第3遊星歯車装置33を備えている。
第1遊星歯車装置31は、第1サンギヤS1、第1遊星歯車P1、その第1遊星歯車P1を自転及び公転可能に支持する第1キャリヤCA1、第1遊星歯車P1を介して第1サンギヤS1と噛み合う第1リングギヤR1を備えており、例えば「0.562」程度の所定のギヤ比ρ1を有している。
第2遊星歯車装置32は、第2サンギヤS2、第2遊星歯車P2、その第2遊星歯車P2を自転及び公転可能に支持する第2キャリヤCA2、第2遊星歯車P2を介して第2サンギヤS2と噛み合う第2リングギヤR2を備えており、例えば「0.425」程度の所定のギヤ比ρ2を有している。
第3遊星歯車装置33は、第3サンギヤS3、第3遊星歯車P3、その第3遊星歯車P3を自転及び公転可能に支持する第3キャリヤCA3、第3遊星歯車P3を介して第3サンギヤS3と噛み合う第3リングギヤR3を備えており、例えば「0.421」程度の所定のギヤ比ρ3を有している。
以上の第1サンギヤS1の歯数をZS1、第1リングギヤR1の歯数をZR1、第2サンギヤS2の歯数をZS2、第2リングギヤR2の歯数をZR2、第3サンギヤS3の歯数をZS3、第3リングギヤR3の歯数をZR3とすると、上記ギヤ比ρ1はZS1/ZR1、上記ギヤ比ρ2はZS2/ZR2、上記ギヤ比ρ3はZS3/ZR3である。
この例の機械式変速部30では、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2とが一体的に連結されて第2クラッチC2を介して伝達軸23に選択的に連結されるとともに、第1ブレーキB1を介してケース1Aに選択的に連結される。また、第1キャリヤCA1は第2ブレーキB2を介してケース1Aに選択的に連結され、第3リングギヤR3は第3ブレーキB3を介してケース1Aに選択的に連結される。さらに、第1リングギヤR1と第2キャリヤCA2と第3キャリヤCA3とが一体的に連結されて出力軸12に連結され、第2リングギヤR2と第3サンギヤS3とが一体的に連結されて第1クラッチC1を介して伝達軸23に選択的に連結される。
切替クラッチC0、第1クラッチC1、第2クラッチC2、切替ブレーキB0、第1ブレーキB1、第2ブレーキB2、及び、第3ブレーキB3は、従来の車両用自動変速機においてよく用いられている油圧式摩擦係合要素であって、例えば、互いに重ねられた複数枚の摩擦板が油圧アクチュエータにより押圧される湿式多板型や、回転するドラムの外周面に巻き付けられた1本または2本のバンドの一端が油圧アクチュエータによって引き締められるバンドブレーキなどにより構成され、それが介装されている両側の部材を選択的に連結するためのものである。
以上のように構成された駆動装置1においては、例えば、図2の係合作動表に示すように、切替クラッチC0、第1クラッチC1、第2クラッチC2、切替ブレーキB0、第1ブレーキB1、第2ブレーキB2、及び、第3ブレーキB3が選択的に係合作動させられることにより、第1速ギヤ段1st(第1変速段)〜第5速ギヤ段5th(第5変速段)のいずれか1つのギヤ段が選択的に成立させられ、後進ギヤ段(後進変速段)またはニュートラルが選択的に成立させられることによって、略等比的に変化する変速比γ(γ=入力軸回転数Nin/出力軸回転数Nout)が各ギヤ段毎に得られるようになっている。
特に、この例では、電気式差動部20に切替クラッチC0及び切替ブレーキB0が設けられており、それら切替クラッチC0及び切替ブレーキB0のいずれか一方が係合させられることによって、電気式差動部20は前述した無段変速機として作動可能な無段変速状態に加え、変速比が一定の変速機として作動可能な定変速状態を構成することが可能である。従って、この例の駆動装置1では、切替クラッチC0及び切替ブレーキB0のいずれか一方を係合させることで、定変速状態とされた電気式差動部20と機械式変速部30とで有段変速機が構成され、切替クラッチC0及び切替ブレーキB0の双方を解放することで無段変速状態とされた電気式差動部20と機械式変速部30とで無段変速機が構成される。
例えば、駆動装置1が有段変速機として機能する場合には、図2に示すように、切替クラッチC0、第1クラッチC1及び第3ブレーキB3の係合により、変速比γ1が最大値例えば「3.357」程度である第1速ギヤ段(1st)が成立し、切替クラッチC0、第1クラッチC1及び第2ブレーキB2の係合により、変速比γ2が第1速ギヤ段よりも小さい値、例えば「2.180」程度である第2速ギヤ段(2nd)が成立する。
また、切替クラッチC0、第1クラッチC1及び第1ブレーキB1の係合により、変速比γ3が第2速ギヤ段よりも小さい値、例えば「1.424」程度である第3速ギヤ段(3rd)が成立し、切替クラッチC0、第1クラッチC1及び第2クラッチC2の係合により、変速比γ4が第3速ギヤ段よりも小さい値、例えば「1.000」程度である第4速ギヤ段(4th)が成立する。さらに、第1クラッチC1、第2クラッチC2及び切替ブレーキB0の係合により、変速比γ5が第4速ギヤ段よりも小さい値、例えば「0.705」程度である第5速ギヤ段(5th)が成立する。
一方、第2クラッチC2及び第3ブレーキB3の係合により、変速比γRが第1速ギヤ段(1st)と第2速ギヤ段(2nd)との間の値、例えば「3.209」程度である後進ギヤ段(R)が成立する。なお、ニュートラル「N」状態とする場合には、例えば切替クラッチC0のみが係合される。
一方、駆動装置1が無段変速機として機能する場合には、切替クラッチC0及び切替ブレーキB0がともに解放される。これにより、電気式差動部20が無段変速機として機能し、この電気式差動部20に直列に連結された機械式変速部30が有段変速機として機能することによって、機械式変速部30の第1速ギヤ段、第2速ギヤ段、第3速ギヤ段、第4速ギヤ段の各ギヤ段に対し、その機械式変速部30に入力される回転数すなわち伝達軸23の回転数が無段的に変化させられて各ギヤ段は無段的な変速比幅が得られる。これによって機械式変速部30の各ギヤ段の間が無段的に連続変化可能な変速比となって駆動装置1全体としてのトータル変速比γTが無段階に得られるようになる。
図3は、無段変速部または第1変速部として機能する電気式差動部20と、有段変速部または第2変速部として機能する機械式変速部30とを備えた駆動装置1において、ギヤ段毎に連結状態が異なる各回転要素の回転数の相対関係を直線上で表すことができる共線図を示している。
この図3の共線図は、横軸方向において各遊星歯車装置22,31,32,33のギヤ比ρの相対関係を示し、縦軸方向において相対的回転速度を示す2次元座標であり、3本の横軸のうちの下側の横線X1が回転速度「0」を示し、上側の横線X2が回転速度「1.0」すなわち入力軸11に連結されたエンジン10のエンジン回転数Neを示し、横軸XGが伝達軸23の回転速度を示している。
また、電気式差動部20を構成する遊星歯車装置22の3つの要素に対応する3本の縦線Y1、Y2、Y3のうち、縦線Y1は、第2回転要素(第2要素)RE2に対応するサンギヤS0を表し、縦線Y2は、第1回転要素(第1要素)RE1に対応するキャリヤCA0を表している。縦線Y3は、第3回転要素(第3要素)RE3に対応するリングギヤR0の相対回転速度を表しており、それらの間隔は遊星歯車装置22のギヤ比ρ0に応じて定められている。すなわち、縦線Y1とY2との間隔を「1」に対応するとすると、縦線Y2とY3との間隔はギヤ比ρ0に対応する。
さらに、機械式変速部30の5本の縦線Y4、Y5、Y6、Y7、Y8のうち、縦線Y4は、第4回転要素(第4要素)RE4に対応し、かつ、相互に連結された第1サンギヤS1及び第2サンギヤS2を表し、縦線Y5は、第5回転要素(第5要素)RE5に対応する第1キャリヤCA1を表している。縦線Y6は、第6回転要素(第6要素)RE6に対応する第3リングギヤR3を表し、縦線Y7は、第7回転要素(第7要素)RE7に対応し、かつ、相互に連結された第1リングギヤR1、第2キャリヤCA2及び第3キャリヤCA3を表している。第8回転要素(第8要素)RE8に対応し、かつ、相互に連結された第2リングギヤR2及び第3サンギヤS3を表しており、それらの間隔は3つの遊星歯車装置(第1〜第3)31,32,33のギヤ比ρ1,ρ3,ρ3に応じてそれぞれ定められている。すなわち図3に示すように、各遊星歯車装置(第1〜第3)31,32,33ごとに、そのサンギヤとキャリヤとの間が「1」に対応するものとされ、キャリヤとリングギヤとの間がρに対応する。
図3の共線図を用いて表現すれば、この例の駆動装置1は、図1に示す電気式差動部(無段変速部)20において、遊星歯車装置22の3回転要素(要素)の1つである第1回転要素RE1(キャリヤCA0)が入力軸11に連結されるとともに、切替クラッチC0を介して他の回転要素の1つであるサンギヤS0と選択的に連結される。これ以外の回転要素の1つである第2回転要素RE2(サンギヤS0)が第1電動機MG1に連結されるとともに、切替ブレーキB0を介してトランスミッションケース1Aに選択的に連結される。また、残りの回転要素である第3回転要素RE3(リングギヤR0)が伝達軸23及び第2電動機MG2に連結されて、入力軸11の回転を前記伝達軸23を介して機械式変速部(有段変速機)30へ伝達する(入力させる)ように構成されている。このとき、Y2とX2の交点を通る斜めの直線L0によりサンギヤS0の回転速度とリングギヤR0の回転速度との関係が示される。
例えば、上記切替クラッチC0及び切替ブレーキB0の解放により無段変速状態に切替えられたときは、第1電動機MG1の発電による反力を制御することによって、直線L0と縦線Y1との交点で示されるサンギヤS0の回転が上昇または下降させられると、直線L0と縦線Y3との交点で示されるリングギヤR0の回転速度が下降または上昇させられる。また、切替クラッチC0の係合によりサンギヤS0と第1キャリヤCA1とが連結されると、上記3つ回転要素が一体回転するロック状態となるので、直線L0は横線X2に一致し、エンジン回転数Neと同じ回転で伝達軸23が回転する。また、切替ブレーキB0の係合によってサンギヤS0の回転が停止させられると、直線L0は図3に示す状態となり、その直線L0と縦線Y3との交点で示される第1リングギヤR0すなわち伝達軸23の回転速度は、エンジン回転数Neよりも増速された回転で自動変速部20へ入力される。
機械式変速部30では、図3に示すように、第1クラッチC1と第3ブレーキB3とが係合させられることにより、第8回転要素RE8の回転速度を示す縦線Y8と横線X2との交点と第6回転要素RE6の回転速度を示す縦線Y6と横線X1との交点とを通る斜めの直線L1と、出力軸12と連結された第7回転要素RE7の回転速度を示す縦線Y7との交点で第1速の出力軸12の回転速度が示される。
同様に、第1クラッチC1と第2ブレーキB2とが係合させられることにより決まる斜めの直線L2と出力軸12と連結された第7回転要素RE7の回転速度を示す縦線Y7との交点で第2速の出力軸12の回転速度が示され、第1クラッチC1と第1ブレーキB1とが係合させられることにより決まる斜めの直線L3と出力軸12と連結された第7回転要素RE7の回転速度を示す縦線Y7との交点で第3速の出力軸12の回転速度が示される。また、第1クラッチC1と第2クラッチC2とが係合させられることにより決まる水平な直線L4と出力軸12と連結された第7回転要素RE7の回転速度を示す縦線Y7との交点で第4速の出力軸12の回転速度が示される。
上記第1速〜第4速では、切替クラッチC0が係合させられているので、エンジン回転数Neと同じ回転数で第8回転要素RE8に電気式差動部20からの動力が入力される。一方、切替クラッチC0に替えて切替ブレーキB0が係合させられると、電気式差動部20からの動力がエンジン回転数Neよりも高い回転数で入力されることから、第1クラッチC1、第2クラッチC2、及び、切替ブレーキB0が係合させられることにより決まる水平な直線L5と出力軸12と連結された第7回転要素RE7の回転速度を示す縦線Y7との交点で第5速の出力軸12の回転速度が示される。また、第2クラッチC2と第3ブレーキB3とが係合させられることにより決まる斜めの直線LRと出力軸12と連結された第7回転要素RE7の回転速度を示す縦線Y7との交点で後進Rの出力軸12の回転速度が示される。
以上の駆動装置1はECU(Electronic Control Unit)100(図4及び図5参照)によって制御される。そして、このECU100により実行されるプログラムによって本発明の車両用駆動装置の制御装置が実現される。
−ECU−
ECU100は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM及び入出力インターフェースなどを備えており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことによりエンジン10、第1電動機MG1及び第2電動機MG2の各駆動制御、及び、機械式変速部30の変速制御等の駆動制御を実行する。
ECU100は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM及び入出力インターフェースなどを備えており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことによりエンジン10、第1電動機MG1及び第2電動機MG2の各駆動制御、及び、機械式変速部30の変速制御等の駆動制御を実行する。
ECU100には、図4に示す各種センサや各種スイッチからの信号、例えば、エンジン10の冷却水温を表す信号、シフトポジションを表す信号、エンジン10の出力軸(クランクポジション)の回転数であるエンジン回転数Neを表す信号、第1電動機MG1の回転数を表す信号、第2電動機MG2の回転数を表す信号、Mモード(手動変速走行モード)を指令する信号、エアコンの作動を示すエアコン信号、出力軸12の回転数に対応する車速信号、機械式変速部30の作動油温を示す油温信号、サイドブレーキ操作を示す信号、フットブレーキ操作を示す信号、エンジン10の排気通路に配置された触媒の温度を示す触媒温度信号、蓄電装置70の温度を示すバッテリ温度信号、アクセルペダルの操作量(アクセル開度)を示すアクセル開度信号(アクセル開度センサ201の出力信号)、EV走行モードを要求するEV走行モード要求信号(EVスイッチ202のオン・オフ信号)、カム角信号、スノーモード設定を示すスノーモード設定信号、車両の前後加速度を示す加速度信号、オートクルーズモードを設定するオートクルーズモード設定信号、及び、車両の重量を示す車重信号などが入力される。
また、ECU100からは、エンジン10のスロットルバルブの開度(スロットル開度)を操作するスロットルモータへの駆動信号、過給圧を調整するための過給圧調整信号、電動エアコンを作動させるための電動エアコン駆動信号、エンジン10の点火時期を指令する点火信号、第1電動機MG1及び第2電動機MG2の作動を指令する指令信号、シフトインジケータを作動させるためのシフトポジション(操作位置)表示信号、ギヤ比を表示させるためのギヤ比表示信号、スノーモードであることを表示させるためのスノーモード表示信号、制動時の車輪のスリップを防止するABSアクチュエータを作動させるためのABS作動信号、Mモードが選択されていることを表示させるMモード表示信号、油圧制御回路200に含まれるATライン圧コントロールソレノイドバルブを作動させるバルブ指令信号、電気式差動部20や機械式変速部30の油圧式摩擦係合要素の油圧アクチュエータを制御するために油圧制御回路200に含まれるATソレノイドバルブを作動させるバルブ指令信号、油圧制御回路200の油圧源である電動油圧ポンプを作動させるための駆動指令信号、電動ヒータを駆動するための信号、クルーズコントロール制御用コンピュータへの信号などが、それぞれ出力される。
−ECUの動作説明−
ECU100の動作について説明する前に、ECU100が実行する変速制御に用いる変速線図について図6を参照して説明する。図6に示す変速線図は、車速Vと駆動力関連値である出力トルクToutとをパラメータとして、目標ギヤ段等を求めるための2次元マップであって、ECU100に記憶されている。図6に示す変速線図において、アップシフト線(変速線)を実線で示し、ダウンシフト線(変速線)を破線で示している。また、太線内の領域は電動機走行領域(EV走行領域)を示している。
ECU100の動作について説明する前に、ECU100が実行する変速制御に用いる変速線図について図6を参照して説明する。図6に示す変速線図は、車速Vと駆動力関連値である出力トルクToutとをパラメータとして、目標ギヤ段等を求めるための2次元マップであって、ECU100に記憶されている。図6に示す変速線図において、アップシフト線(変速線)を実線で示し、ダウンシフト線(変速線)を破線で示している。また、太線内の領域は電動機走行領域(EV走行領域)を示している。
図6の変速線図において、一点鎖線は有段制御領域と無段制御領域とを判定するための所定条件を定める判定車速V1及び判定出力トルクT1を示しており、高車速判定値である判定車速V1の連なりと、高出力走行判定値である判定出力トルクT1の連なりである高車速判定線と高出力走行判定線とを示している。なお、図6に示す一点鎖線は、例えば図7に示すエンジン回転数Ne及びエンジントルクTeをパラメータとする無段制御領域と有段制御領域との関係(境界線)に基づいて設定されている。また、図6の変速線図には、一点鎖線に対して二点鎖線で示すように有段制御領域と無段制御領域との判定にヒステリシスが設けられている。
なお、無段制御領域と有段制御領域との判定は、実際のエンジン回転数NeとエンジントルクTeとに基づいて図7の関係図に基づいて判定するようにしてもよい。
次に、ECU100の制御機能の要部を図5を参照して説明する。
ECU100は、切替制御部101、ハイブリッド制御部102、有段変速制御部103、増速側ギヤ段判定部104、及び、エンジン制御部105などを備えている。
切替制御部101は、高車速判定部111、高出力走行判定部112、及び、電気パス機能判定部113を備えており、車両状態に基づいて駆動装置1を前記無段変速状態と前記有段変速状態とのいずれかに選択的に切り替える。
高車速判定部111は、ハイブリッド車両の車両状態、例えば実際の車速Vが高速走行を判定するための予め設定された高速走行判定値である判定車速V1(図6参照)以上の高車速となったか否かを判定する。
高出力走行判定部112は、ハイブリッド車両の車両状態、例えば駆動力に関連する駆動力関連値、例えば機械式変速部30の出力トルクToutが予め設定された高出力走行判定値である判定出力トルクT1以上の高トルク(高駆動力)走行となったか否かを判定する。
電気パス機能判定部113は、駆動装置1を無段変速状態とするための車両状態、例えば制御機器の機能低下が判定される故障判定条件の判定を、例えば第1電動機MG1における電気エネルギの発生からその電気エネルギが機械的エネルギに変換されるまでの電気パスに関連する機器の機能低下、すなわち、第1電動機MG1、第2電動機MG2、インバータ60、蓄電装置70、それらを接続する伝送路などの故障や、故障(フェイル)とか低温による機能低下あるいは機能不全の発生に基づいて判定する。
上記駆動力関連値とは、車両の駆動力に1対1に対応するパラメータであって、駆動輪3での駆動トルクや駆動力のみならず、例えば機械式変速部30の出力トルクTout、エンジントルクTe、車両加速度や、例えばアクセル開度あるいはスロットル開度(または吸入空気量、空燃比、燃料噴射量)とエンジン回転数Neとによって算出されるエンジントルクTeなどの実際値や、運転者のアクセルペダル操作量またはスロットル開度に基づいて算出される要求駆動力等の推定値であってもよい。
また、上記駆動トルクは、出力トルクTout等からデフ比、駆動輪3の半径等を考慮して算出されてもよいし、例えばトルクセンサ等によって直接検出されてもよい。上記他の各トルク等も同様である。つまり、高出力走行判定部112では車両の駆動力を直接もしくは間接的に示す駆動力関連パラメータに基づいて車両の高出力走行が判定される。
増速側ギヤ段判定部104は、駆動装置1を有段変速状態とする際に切替クラッチC0及び切替ブレーキB0のいずれを係合させるかを判定するために、例えば車両状態に基づいて下記の変速線図(図6)に従って駆動装置1の変速されるべき変速段が増速側ギヤ段例えば第5速ギヤ段であるか否かを判定する。これは、駆動装置1の全体が有段式自動変速機として機能する場合に、第1速〜第4速では切替クラッチC0が係合させられるか、あるいは第5速では切替ブレーキB0が係合させられるようにするためである。
そして、切替制御部101は、高車速判定部111による高車速判定、高出力走行判定部112による高出力走行判定すなわち高トルク判定、電気パス機能判定部113による電気パス機能不全の判定のうち、少なくとも1つが発生したことに基づいて、駆動装置1を有段変速状態に切り替える有段変速制御領域であると判定して、ハイブリッド制御部102に対してハイブリッド制御または無段変速制御を不許可つまり禁止とする信号を出力するとともに、有段変速制御部103に対しては、予め設定された有段変速時の変速制御を許可する。
このときの有段変速制御部103は、図6に示す変速線図に従って機械式変速部30の自動変速制御を実行する。図2は、このときの変速制御において選択される油圧式摩擦係合装置すなわちクラッチC0,C1,C2、ブレーキB0,B1,B2,B3の作動の組み合わせを示しており、駆動装置1の全体つまり電気式差動部20及び機械式変速部30が有段式自動変速機として機能し、図2に示す係合表に従って変速段が達成される。
例えば、高車速判定部111による高車速判定、増速側ギヤ段判定部104による第5速ギヤ段判定、または、高出力走行判定部112による高出力走行判定であっても、増速側ギヤ段判定部104によって第5速ギヤ段が判定される場合には、駆動装置1全体として変速比が1.0より小さな増速側ギヤ段、所謂オーバードライブギヤ段が得られるために切替制御部101は電気式差動部20が固定の変速比γ0例えば変速比γ0が「0.705」の副変速機として機能させられるように切替クラッチC0を解放させ、かつ切替ブレーキB0を係合させる指令を油圧制御回路200へ出力する。
また、高出力走行判定部112による高出力走行判定、または、増速側ギヤ段判定部104により第5速ギヤ段でないと判定される場合には、駆動装置1全体として変速比が1.0以上の減速側ギヤ段を得るために、切替制御部101は、電気式差動部20が固定の変速比γ0、例えば変速比γ0が「1」の副変速機として機能させられるように切替クラッチC0を係合させ、かつ切替ブレーキB0を解放させる指令を油圧制御回路200へ出力する。
このように、切替制御部101によって所定条件に基づいて駆動装置1が有段変速状態に切り替えられるとともに、その有段変速状態における2種類の変速段のいずれかとなるように選択的に切り替えられる。これによって、電気式差動部20が副変速機として機能し、それに直列の機械式変速部30が有段変速機として機能することにより、駆動装置1の全体が有段式自動変速機として機能する。
例えば、判定車速V1(図6)は、高速走行において駆動装置1が無段変速状態とされると、かえって燃費が悪化するのを抑制するように、その高速走行において駆動装置1が有段変速状態とされるように設定されている。また、判定トルクT1(図6)は、車両の高出力走行において第1電動機MG1の反力トルクをエンジン10の高出力域まで対応させないで第1電動機MG1を小型化するために、例えば第1電動機MG1からの電気エネルギの最大出力を小さくして配設可能とされた第1電動機MG1の特性に応じて設定されることになる。
一方、切替制御部101は、上記高車速判定部111による高車速判定、高出力走行判定部112による高出力走行判定、電気パス機能判定部113による電気パス機能不全の判定のいずれも発生しないときは、駆動装置1を無段変速状態に切り替える無段変速制御領域であると判定して、駆動装置1の全体として無段変速状態が得られるために、電気式差動部20を無段変速状態として無段変速可能とするように、切替クラッチC0及び切替ブレーキB0を解放させる指令を油圧制御回路200へ出力する。同時に、ハイブリッド制御部102に対してハイブリッド制御を許可する信号を出力するとともに、有段変速制御部103には、予め設定された無段変速時の変速段に固定する信号を出力するか、あるいは、図6の変速線図に従って機械式変速部30を自動変速することを許可する信号を出力する。この場合、有段変速制御部103により、図2の係合表内において切替クラッチC0及び切替ブレーキB0の係合を除いた作動により自動変速が行われる。
このように、切替制御部101により所定条件に基づいて無段変速状態に切り替えられた電気式差動部20が無段変速機として機能し、それに直列の機械式変速部30が有段変速機として機能することにより、適切な大きさの駆動力が得られると同時に、機械式変速部30の第1速、第2速、第3速、第4速の各ギヤ段に対し、その機械式変速部30に入力される回転数すなわち伝達軸23の回転数が無段的に変化させられて各ギヤ段は無段的な変速比幅が得られる。従って、その各ギヤ段の間が無段的に連続変化可能な変速比となって駆動装置1全体として無段変速状態となり、トータル変速比γTが無段階に得られる
ようになる。
ようになる。
ハイブリッド制御部102は、エンジン10を効率の良い運転域で作動させる一方で、エンジン10と第1電動機MG1及び/または第2電動機MG2との駆動力の配分を最適になるように変化させる。例えば、そのときの走行車速において、アクセルペダル操作量や車速から運転者の要求出力を算出し、その要求出力と充電要求値から必要な駆動力を算出する。さらに、エンジン回転数Neとトータル出力とを算出し、そのトータル出力とエンジン回転数Neとに基づいて、エンジン出力を得るようにエンジン10を制御するとともに、第1電動機MG1の発電量を制御する。
また、ハイブリッド制御部102は、機械式変速部30の変速段を考慮して制御を実行したり、あるいは燃費向上などのために機械式変速部30に変速指令を行う。このようなハイブリッド制御では、エンジン10を効率の良い運転域で作動させるエンジン回転数Neと、車速及び機械式変速部30の変速段で定まる伝達軸23の回転数とを整合させるために、電気式差動部20を電気的な無段変速機として機能させる。すなわち、ハイブリッド制御部102は無段変速走行の時に運転性と燃費性とを両立した最適燃費率曲線に基づいて、エンジン10が作動するように駆動装置1のトータル変速比γTの目標値を求め、その目標値が得られるように電気式差動部20の変速比γ0を制御し、トータル変速比γTをその変速可能な変化範囲内(例えば13〜0.5)の範囲内で制御する。
このとき、ハイブリッド制御部102は、第1電動機MG1により発電された電気エネルギをインバータ60を通して蓄電装置70や第2電動機MG2へ供給するので、エンジン10の動力の主要部は機械的に伝達軸23へ伝達されるが、エンジン10の動力の一部は第1電動機MG1の発電のために消費され電気エネルギに変換される。この電気エネルギはインバータ60を介して第2電動機MG2または第1電動機MG1へ供給され、第2電動機MG2または第1電動機MG1から電気式差動部20の伝達軸23へ伝達される。この電気エネルギの発生から第2電動機MG2で消費されるまでに関連する機器により、エンジン10の動力の一部を電気エネルギに変換し、その電気エネルギを機械的エネルギに変換するまでの電気パスが構成される。
また、ハイブリッド制御部102は、エンジン10の停止またはアイドル状態に関わらず、電気式差動部20の電気的CVT機能によって電動機走行(モータ走行)させることができる。さらに、ハイブリッド制御部102は、エンジン10の停止状態で電気式差動部20が有段変速状態(定変速状態)であっても第1電動機MG1及び/または第2電動機MG2を作動させて電動機走行させることもできる。
また、ハイブリッド制御部102は、例えば、運転者によりEVスイッチ202(図4参照)がオン操作された場合、第1電動機MG1及び第2電動機MG2の両方を走行用の駆動力源とする電動機走行(以下、MG1・MG2併用走行ともいう)を行う。また、蓄電装置70への入力制限Winがあり、エンジン走行が不可能なときにも、MG1・MG2併用走行を行う。その詳細については後述する。
ここで、蓄電装置70の入力制限Winは、例えばバッテリ温度センサ(図4参照)にて検出された蓄電装置70の電池温度と蓄電装置70の充電状態SOC(State of Charge)とに基づいて設定される。なお、充電状態SOCは、例えば蓄電装置70の充放電電流の積算値に基づいて算出される。
エンジン制御部105は、エンジン10のスロットルバルブの開度制御(吸入空気量制御)、燃料噴射量制御、点火時期制御などを含むエンジン10の各種制御を実行する。
そして、ECU100は、以上説明した種々の制御に加えて、後述する「電動機走行制御」を実行する。
−シフト操作装置−
次に、手動変速操作装置であるシフト操作装置について図8を参照して説明する。
次に、手動変速操作装置であるシフト操作装置について図8を参照して説明する。
この例のシフト操作装置80は、例えば運転席の横に配設され、複数種類のシフトポジションを選択するために操作されるシフトレバー81を備えている。
シフトレバー81は、例えば図2の係合作動表に示すように、クラッチC1及びクラッチC2がともに解放され、駆動装置1内の動力伝達経路が遮断されたニュートラル状態(中立状態)とするとともに、駆動装置1の出力軸12をロックするための駐車ポジション「P(パーキング)」、後進走行のための後進走行ポジション「R(リバース)」、駆動装置1内の動力伝達経路が遮断された中立状態とする中立ポジション「N(ニュートラル)」、前進自動変速走行ポジション「D(ドライブ)」、または、前進手動変速走行ポジション「M(マニュアル)」のいずれかのポジションに手動操作されるように設けられている。
「P」ポジション及び「N」ポジションは、車両を走行させないときに選択される非走行ポジションであり、「R」ポジション、「D」ポジション及び「M」ポジションは、車両を走行させるときに選択される走行ポジションである。また、「D」ポジションは、最高速走行ポジションでもあり、「M」ポジションにおける例えば「4」レンジ乃至「L」レンジはエンジンブレーキ効果が得られるエンジンブレーキレンジでもある。
「M」ポジションは、例えば車両の前後方向において上記「D」ポジションと同じ位置において車両の幅方向に隣接して設けられており、シフトレバー81が「M」ポジションへ操作されることにより、「D」レンジ〜「L」レンジのいずれかのレンジがシフトレバー81の操作に応じて変更される。具体的には、この「M」ポジションには、車両の前後方向にアップシフト位置「+」及びダウンシフト位置「−」が設けられており、シフトレバー81がそれ等のアップシフト位置「+」またはダウンシフト位置「−」へ操作されると、「D」レンジ乃至「L」レンジのいずれかに切り替えられる。例えば、「M」ポジションにおける「D」レンジ〜「L」レンジの5つの変速レンジは、駆動装置1の自動変速制御が可能なトータル変速比γTの変化範囲における高速側(変速比が最小側)のトータル変速比γTが異なる複数種類の変速レンジであり、また、機械式変速部30の変速が可能な最高速側変速段が異なるように変速段(ギヤ段)の変速範囲を制限するものである。
また、シフトレバー81はスプリング等の付勢手段により上記アップシフト位置「+」及びダウンシフト位置「−」から、「M」ポジションへ自動的に戻されるようになっている。また、シフト操作装置80にはシフトレバー81の各シフトポジションを検出するためのシフトポジションセンサ(図4参照)が備えられており、そのシフトレバー81のシフトポジションや「M」ポジションにおける操作回数等をECU100へ出力する。
例えば、「D」ポジションがシフトレバー81の操作により選択された場合には、図6の変速線図に基づいて切替制御部101により駆動装置1の変速状態の自動切替制御が実行され、ハイブリッド制御部102により電気式差動部20の無段変速制御が実行され、有段変速制御部103により機械式変速部30の自動変速制御が実行される。例えば、駆動装置1が有段変速状態に切り替えられる有段変速走行時には駆動装置1が、例えば図2に示すような第1速ギヤ段〜第5速ギヤ段の範囲で自動変速制御され、あるいは、駆動装置1が無段変速状態に切り替えられる無段変速走行時には駆動装置1が電気式差動部20の無段的な変速比幅と機械式変速部30の第1速ギヤ段〜第4速ギヤ段の範囲で自動変速制御される各ギヤ段とで得られる駆動装置1の変速可能なトータル変速比γTの変化範囲内で自動変速制御される。この「D」ポジションは駆動装置1の自動変速制御が実行される制御様式である自動変速走行モード(自動モード)を選択するシフトポジションでもある。
一方、「M」ポジションがシフトレバー81の操作により選択された場合には、変速レンジの最高速側変速段または変速比を超えないように、切替制御部101、ハイブリッド制御部102、及び、有段変速制御部103により駆動装置1の各変速レンジで変速可能なトータル変速比γTの範囲で自動変速制御される。例えば、駆動装置1が有段変速状態に切り替えられる有段変速走行時には駆動装置1が各変速レンジで駆動装置1が変速可能なトータル変速比γTの範囲で自動変速制御され、あるいは、駆動装置1が無段変速状態に切り替えられる無段変速走行時には駆動装置1が電気式差動部20の無段的な変速比幅と各変速レンジに応じた機械式変速部30の変速可能な変速段の範囲で自動変速制御される各ギヤ段とで得られる駆動装置1の各変速レンジで変速可能なトータル変速比γTの範囲で自動変速制御される。この「M」ポジションは駆動装置1の手動変速制御が実行される制御様式である手動変速走行モードを選択するシフトポジションでもある。
−電動機走行制御−
ECU100が実行する電動機走行制御ついて図9のフローチャートを参照して説明する。図9の制御ルーチンはECU100において所定時間(例えば数msec乃至数十msec程度)毎に繰り返して実行される。
ECU100が実行する電動機走行制御ついて図9のフローチャートを参照して説明する。図9の制御ルーチンはECU100において所定時間(例えば数msec乃至数十msec程度)毎に繰り返して実行される。
まず、ステップST101において、EVスイッチ202(図4)がオンであるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合(EVスイッチオンである場合)はステップST105に進む。ステップST101の判定結果が否定判定である場合(EVスイッチオフである場合)はステップST102に進む。
ステップST102では、蓄電装置70への入力制限Winがあるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合はステップST105に進む。ステップST102の判定結果が否定判定である場合(蓄電装置70への入力制限Winがない場合)はステップST103に進む。
ステップST103では、第2電動機MG2での単独走行を前提とし、アクセル開度に対するトルクマップを採用する。具体的には、図11に示すマップのうち、第2電動機MG2のみを使用する場合のマップMaを用い、アクセル開度センサ201(図4)の出力信号から得られるアクセル開度に基づいて、マップMaを参照して要求駆動トルクを算出し、その算出した要求駆動トルクに基づいて第2電動機MG2の駆動制御を行うことにより、第2電動機MG2のみを使用した電動機走行を実施する(ステップST104)。
一方、ステップST101の判定結果が肯定判定である場合(EVスイッチオンである場合)、つまり、運転者の要求が、エンジン10を始動せずに電動機走行を行いたい場合は、ステップST105において、第1電動機MG1及び第2電動機MG2による併用走行を前提とし、アクセル開度に対するトルクマップを採用する。具体的には、図11に示すマップのうち、第1電動機MG1及び第2電動機MG2を使用する場合のマップMbを採用する。
次に、ステップST106において、アクセル開度センサ201(図4)の出力信号から得られるアクセル開度が併用判定値θ1以上であるか否かを判定し、その判定結果が否定判定である場合(アクセル開度<θ1である場合)は、ステップST103に移行して第2電動機MG2のみを使用した電動機走行を実施(継続)する。
ステップST106が肯定判定である場合(アクセル開度≧θ1である場合)はステップST107に進む。なお、併用判定値θ1は、第2電動機MG2が出力してもよい許容トルクの上限値を考慮し、その許容トルクの上限値までは、第2電動機MG2のみを使用した電動機走行を実施できるような値(アクセル開度)を適合して設定する。
ステップST107では、第1電動機MG1の回転数を上昇させて、図1に示す電気式差動部20のサンギヤS0の回転数を引き上げる。このとき、第1電動機MG1の回転数上昇に伴ってエンジン回転数も上昇するので、そのエンジン10の引き摺り抵抗を低減するために、エンジン10の圧縮行程において吸気バルブまたは排気バルブを開いて、エンジン10をデコンプレッション状態にしておく。
次に、ステップST108において、上記第1電動機MG1によって引き上げたサンギヤS0の回転数(エンジン回転数センサ(図4)の出力信号から算出)が同期回転数(第2電動機MG2の回転数)に達したか否かを判定し、サンギヤS0の回転数が第2電動機MG2の回転数に到達した時点(ステップST108の判定結果が肯定判定となった時点)で、図1に示す電気式差動部20のクラッチC0を係合(ロック)する(ステップST109)。このようにしてクラッチC0を係合すると、サンギヤS0、キャリヤCA0及びリングギヤR0が一体回転し、第1電動機MG1及び第2電動機MG2を併用した電動機走行が可能になる。
そして、ステップST110において、図11に示すマップのうち、第1電動機MG1及び第2電動機MG2を使用する場合のマップMbを用い、アクセル開度センサ201(図4)の出力信号から得られるアクセル開度に基づいてマップMbを参照して要求駆動トルクを算出し、その算出した要求駆動トルクに基づいて、第1電動機MG1のトルクを上昇させること(第1電動機MG1及び第2電動機MG2を併用すること)により、アクセルペダルの踏み込みによる高トルク要求に応じた高駆動トルクを確保する。
ここで、EVスイッチオフの場合(ステップST101の判定結果が否定判定)であっても、蓄電装置70への入力制限Winが掛かっていると、エンジン走行で走れる領域と駆動トルクとが限られるため、第1電動機MG1及び第2電動機MG2を併用した走行(併用走行)が要求される場合がある。つまり、入力制限Winが掛かっていると、エンジン10を始動できないので、例えば急登坂時などにおいて、どうしても電動機走行で駆動トルクを確保することが必要になる場合がある。
そこで、この例では、そのような場合にも、第1電動機MG1及び第2電動機MG2を併用した電動機走行を実施する。具体的には、蓄電装置70への入力制限Winがある場合(ステップST102の判定結果が肯定判定の場合)で、アクセルペダルの踏み込み量が大きいとき(アクセル開度≧θ1)には、上記したステップST107〜ステップST110の処理を実行して、第1電動機MG1及び第2電動機MG2を併用した走行を実施する。
以上のように、この例では、EVスイッチ202がオン操作された場合、または、蓄電装置70への入力制限Winが掛かった場合で、高トルク要求(アクセル開度≧θ1)があるときに限って、第2電動機MG2による駆動トルク(許容上限トルク)に、第1電動機MG1による駆動トルクがアシストされるので、図12に示すように、通常電動機走行領域(太線で示す領域)に対して電動機走行領域が拡大され(図12の2点鎖線で示す領域)、低車速で高駆動トルクを実現することができる。
次に、以上の電動機走行制御について、図10のタイミングチャートを参照して具体的に説明する。
まず、第2電動機MG2の単独使用による電動機走行中において、アクセルペダルが踏み込まれると、その時点T1(アクセル開度上昇開始時点)から第2電動機MG2のトルク上昇を開始する。具体的には、アクセル開度に基づいて図11のマップMaから得られる要求駆動トルクに一致させるべく、第2電動機MG2を駆動制御して第2電動機MG2のトルク上昇を行う。
次に、アクセル開度が併用判定値θ1以上(アクセル開度≧θ1)となった時点T2で併用切替制御を開始する。具体的には、図1に示すサンギヤS0の回転数を第2電動機MG2の回転数に同期させるために、第1電動機MG1を上昇させてサンギヤS0の回転数を引き上げを開始する。このとき、アクセル開度が併用判定値θ1以上となっても、要求駆動トルクに対し実際の駆動トルクの応答遅れがあるので、第2電動機MG2のトルクは上昇している。なお、第1電動機MG1を上昇させるときには、上述したようにエンジン10の引き摺り抵抗を低減するために、エンジン10をデコンプレッション状態にしておく。
そして、第1電動機MG1によるサンギヤS0の回転数の引き上げにより、サンギヤS0の回転数が第2電動機MG2の回転数に同期した時点T3で、図1に示す電気式差動部20のクラッチC0をロック(係合)する。さらに、第2電動機MG2のトルクを一定にするとともに、第1電動機MG1のトルクを上昇させることにより、アウトプットトルク(駆動トルク)を更に上昇させる。この後、スロットル開度が一定となった時点T4で併用切替制御を終了する。
以上のように、図9及び図10の電動機走行制御によれば、EVスイッチオン時、または、蓄電装置70への入力制限Winがある場合(電動機走行強制域である場合)で、電動機走行で高駆動トルクを確保する必要がある場合等の特定条件が成立したときのみに限って、第1電動機MG1及び第2電動機MG2を併用して電動機走行を実施し、第2電動機MG2による単独走行が可能な範囲(駆動トルクが第2電動機MG2の上限トルクに達するまでの範囲)では第1電動機MG1を併用しないので、電動機走行範囲の大部分を第2電動機MG2での単独走行とすることができる。これによって駆動トルクの確保とエネルギ損出の低減とを両立することができる。なお、低アクセル開度から第1電動機MG1を併用(常用)する案に比べて、第1電動機MG1の回転上昇のためのエネルギやエンジン引き摺り抵抗を抑制することができるので、燃費の点で有利である。
ここで、以上の図9に示す電動機走行制御では、EVスイッチオン時を判定するステップST101と、入力制限Win時を判定するステップST102とを実行しているが、これに限られることなく、EVスイッチオン時を判定するステップST101、または、入力制限Win時を判定するステップST102のいずれか一方の判定ステップのみを実行するようにしてもよい。
また、EVスイッチオン時を判定するステップST101及び入力制限Win時を判定するステップST102を省略して、第2電動機MG2を第2電動機MG2の単独使用による電動機走行中において、アクセルペダルが踏み込まれてアクセル開度がθ1以上になった時点で、上記した併用切替制御を実行して第1電動機MG1及び第2電動機MG2を使用した電動機走行を行うようにしてもよい。
<第2実施形態>
本発明の制御装置を適用する駆動装置の他の例について、図13〜図15を参照して説明する。
本発明の制御装置を適用する駆動装置の他の例について、図13〜図15を参照して説明する。
図13はこの例の駆動装置500のスケルトン図であり、図14はその駆動装置500の変速段と油圧式摩擦係合装置の係合の組み合わせとの関係を示す係合表である。図15は駆動装置500の変速作動を説明する共線図である。なお、図13に示すスケルトン図では、電気式差動部20及び機械式変速部50の上半分の構成のみを示している。
この例の駆動装置500は、上記した<第1実施形態>に対し、機械式変速部50の構成が異なる。その他の構成、例えばエンジン10及び電気式差動部20(第1電動機MG1、第2電動機MG2を含む)などの構成は上記した<第1実施形態>と基本的に同じである。
この例に適用する機械式変速部50は、前進3段・後進1段の有段式自動変速機であって、シングルピニオン型の第1遊星歯車装置51、及び、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置52を備えている。
第1遊星歯車装置51は、第1サンギヤS1、第1遊星歯車P1、その第1遊星歯車P1を自転及び公転可能に支持する第1キャリヤCA1、第1遊星歯車P1を介して第1サンギヤS1と噛み合う第1リングギヤR1を備えており、例えば「0.532」程度の所定のギヤ比ρ1を有している。
第2遊星歯車装置52は、第2サンギヤS2、第2遊星歯車P2、その第2遊星歯車P2を自転及び公転可能に支持する第2キャリヤCA2、第2遊星歯車P2を介して第2サンギヤS2と噛み合う第2リングギヤR2を備えており、例えば「0.418」程度の所定のギヤ比ρ2を有している。
この例の機械式変速部50では、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2とが一体的に連結されて第2クラッチC2を介して伝達軸23に選択的に連結されるとともに、第1ブレーキB1を介してケース1Aに選択的に連結される。また、第1遊星歯車装置51の第1キャリヤCA1と第2遊星歯車装置52の第2リングギヤR2とが一体的に連結されて出力軸12に連結され、第1リングギヤR1は第1クラッチC1を介して伝達軸23に選択的に連結される。さらに、第2キャリヤCA2は第2ブレーキB2を介してケース12に選択的に連結される。
切替クラッチC0、第1クラッチC1、第2クラッチC2、切替ブレーキB0、第1ブレーキB1、及び、第2ブレーキB2は、従来の車両用自動変速機においてよく用いられている油圧式摩擦係合要素であって、例えば、互いに重ねられた複数枚の摩擦板が油圧アクチュエータにより押圧される湿式多板型や、回転するドラムの外周面に巻き付けられた1本または2本のバンドの一端が油圧アクチュエータによって引き締められるバンドブレーキなどにより構成され、それが介装されている両側の部材を選択的に連結するためのものである。
以上のように構成された駆動装置500においては、例えば図14の係合作動表に示すように、切替クラッチC0、第1クラッチC1、第2クラッチC2、切替ブレーキB0、第1ブレーキB1、及び、第2ブレーキB2が選択的に係合作動させられることにより、第1速ギヤ段1st(第1変速段)〜第4速ギヤ段4th(第4変速段)のいずれか1つのギヤ段が選択的に成立させられ、後進ギヤ段(後進変速段)またはニュートラルが選択的に成立させられることによって、略等比的に変化する変速比γ(γ=入力軸回転数Nin/出力軸回転数Nout)が各ギヤ段毎に得られるようになっている。
特に、この例では、電気式差動部20に切替クラッチC0及び切替ブレーキB0が設けられており、それら切替クラッチC0及び切替ブレーキB0のいずれか一方が係合させられることによって、電気式差動部20は前述した無段変速機として作動可能な無段変速状態に加え、変速比が一定の変速機として作動可能な定変速状態を構成することが可能である。従って、この例の駆動装置500では、切替クラッチC0及び切替ブレーキB0のいずれか一方を係合させることで、定変速状態とされた電気式差動部20と機械式変速部50とで有段変速機が構成され、切替クラッチC0及び切替ブレーキB0の双方を解放することで無段変速状態とされた電気式差動部20と機械式変速部50とで無段変速機が構成される。
例えば駆動装置500が有段変速機として機能する場合には、図14に示すように、切替クラッチC0、第1クラッチC1及び第2ブレーキB2の係合により、変速比γ1が最大値、例えば「2.804」程度である第1速ギヤ段(1st)が成立し、切替クラッチC0、第1クラッチC1及び第1ブレーキB1の係合により、変速比γ2が第1速ギヤ段よりも小さい値、例えば「1.531」程度である第2速ギヤ段(2nd)が成立する。
また、切替クラッチC0、第1クラッチC1、及び、第2クラッチC2の係合により、変速比γ3が第2速ギヤ段よりも小さい値、例えば「1.000」程度である第3速ギヤ段(3rd)が成立し、第1クラッチC1、第2クラッチC2、及び切替ブレーキB0の係合により、変速比γ4が第3速ギヤ段よりも小さい値、例えば「0.705」程度である第4速ギヤ段(4th)が成立する。
また、第2クラッチC2及び第2ブレーキB2の係合により、変速比γRが第1速ギヤ段と第2速ギヤ段との間の値、例えば「2.393」程度である後進ギヤ段が成立する。なお、ニュートラル「N」状態とする場合には、例えば切替クラッチC0のみが係合される。
一方、駆動装置500が無段変速機として機能する場合には、図14に示される係合表の切替クラッチC0及び切替ブレーキB0がともに解放される。これにより、電気式差動部20が無段変速機として機能し、それに直列の機械式変速部50が有段変速機として機能することにより、機械式変速部50の第1速、第2速、第3速の各ギヤ段に対しその機械式変速部50に入力される回転速度すなわち伝達軸23の回転速度が無段的に変化させられて各ギヤ段は無段的な変速比幅が得られる。これによって機械式変速50の各ギヤ段の間が無段的に連続変化可能な変速比となって駆動装置500全体としてのトータル変速比γTが無段階に得られるようになる。
図15は、無段変速部または第1変速部として機能する電気式差動部20と、有段変速部または第2変速部として機能する機械式変速部50とを備えた駆動装置500において、ギヤ段毎に連結状態が異なる各回転要素の回転速度の相対関係を直線上で表すことができる共線図を示している。なお、電気式差動部20の切替クラッチC0及び切替ブレーキB0が解放される場合、及び、切替クラッチC0または切替ブレーキB0が係合させられる場合の電気式差動部20の各要素の回転速度は前述の場合と同様である。
この図15の共線図は、横軸方向において各遊星歯車装置22,31,32のギヤ比ρの相対関係を示し、縦軸方向において相対的回転速度を示す2次元座標であり、3本の横軸のうちの下側の横線X1が回転速度「0」を示し、上側の横線X2が回転速度「1.0」すなわち入力軸11に連結されたエンジン10のエンジン回転数Neを示し、横軸XGが伝達軸23の回転速度を示している。
また、電気式差動部20を構成する遊星歯車装置22の3つの要素に対応する3本の縦線Y1、Y2、Y3のうち、縦線Y1は、第2回転要素(第2要素)RE2に対応するサンギヤS0を表し、縦線Y2は、第1回転要素(第1要素)RE1に対応するキャリヤCA0を表し、縦線Y3は、第3回転要素(第3要素)RE3に対応するリングギヤR0の相対回転速度を表しており、それらの間隔は遊星歯車装置22のギヤ比ρ0に応じて定められている。すなわち、縦線Y1とY2との間隔を「1」に対応するとすると、縦線Y2とY3との間隔はギヤ比ρ0に対応する。
さらに、機械式変速部50の4本の縦線Y4、Y5、Y6、Y7のうち、縦線Y4は、第4回転要素(第4要素)RE4に対応し、かつ、相互に連結された第1サンギヤS1及び第2サンギヤS2を表しており、縦線Y5は、第5回転要素(第5要素)RE5に対応する第2キャリヤCA2を表している。縦線Y6は、第6回転要素(第6要素)RE6に対応し、かつ、相互に連結された第1キャリヤCA1及び第2リングギヤR2を表しており、縦線Y7は、第7回転要素(第7要素)RE7に対応する第1リングギヤR1をそれぞれ表している。
また、図13に示すように、機械式変速部50において第4回転要素RE4は、第2クラッチC2を介して伝達軸23に選択的に連結されるとともに、第1ブレーキB1を介してケース12に選択的に連結され、第5回転要素RE5は第2ブレーキB2を介してケース12に選択的に連結される。第6回転要素RE6は出力軸12に連結され、第7回転要素RE7は第1クラッチC1を介して伝達軸23に選択的に連結される。
この例の機械式変速部50では、図15に示すように、第1クラッチC1と第2ブレーキB2とが係合させられることにより、第7回転要素RE7(R1)の回転速度を示す縦線Y7と横線X2との交点と第5回転要素RE5(CA2)の回転速度を示す縦線Y5と横線X1との交点とを通る斜めの直線L1と、出力軸12と連結された第6回転要素RE6(CA1,R2)の回転速度を示す縦線Y6との交点で第1速の出力軸12の回転速度が示される。
同様に、第1クラッチC1と第1ブレーキB1とが係合させられることにより決まる斜めの直線L2と出力軸12と連結された第6回転要素RE6の回転速度を示す縦線Y6との交点で第2速の出力軸12の回転速度が示され、第1クラッチC1と第2クラッチC2とが係合させられることにより決まる水平な直線L3と出力軸12と連結された第6回転要素RE6の回転速度を示す縦線Y6との交点で第3速の出力軸12の回転速度が示される。
第1速〜第3速では、切替クラッチC0が係合させられている結果、エンジン回転速度NEと同じ回転速度で第7回転要素RE7に電気式差動部20からの動力が入力される。一方、切替クラッチC0に替えて切替ブレーキB0が係合させられると、電気式差動部20からの動力がエンジン回転速度NEよりも高い回転速度で入力されることから、第1クラッチC1、第2クラッチC2、及び、切替ブレーキB0が係合させられることにより決まる水平な直線L4と出力軸12と連結された第6回転要素RE6の回転速度を示す縦線Y6との交点で第4速の出力軸12の回転速度が示される。また、第2クラッチC2と第2ブレーキB2とが係合させられることにより決まる斜めの直線LRと出力軸12と連結された第6回転要素RE6の回転速度を示す縦線Y6との交点で後進Rの出力軸12の回転速度が示される。
そして、この例においても、上述した<第1実施形態>の場合と同様に、EVスイッチオン時、または、蓄電装置70の入力制限Winがある時に、電動機走行で高駆動トルク(アクセル開度≧θ1)を確保する必要がある場合のみに限って、第1電動機MG1及び第2電動機MG2を併用して電動機走行を実施し、第2電動機MG2による単独走行が可能な範囲(駆動トルクが第2電動機MG2の上限トルクに達するまでの範囲)では第1電動機MG1を併用しないようにすることで、駆動トルクの確保とエネルギ損出の低減とを達成することができる。
−他の実施形態−
以上の例では、機械式変速部30(50)として、前進4(前進3段)段変速の遊星歯車式自動変速機を用いているが、本発明はこれに限られることなく、他の任意の変速段の遊星歯車式自動変速機を機械式変速部に適用してもよい。また、機械式変速部はベルト式無段変速機またはトロイダル式無段変速機であってもよい。
以上の例では、機械式変速部30(50)として、前進4(前進3段)段変速の遊星歯車式自動変速機を用いているが、本発明はこれに限られることなく、他の任意の変速段の遊星歯車式自動変速機を機械式変速部に適用してもよい。また、機械式変速部はベルト式無段変速機またはトロイダル式無段変速機であってもよい。
以上の例では、電気式差動部20の動力分配機構21を1組の遊星歯車装置によって構成しているが、本発明はこれに限られることなく、電気式差動部の動力分配機構を2組以上の遊星歯車装置で構成し、定速状態で動力分配機構が3段以上の変速機として機能するようにしてもよい。
以上の例では、駆動源としてガソリンエンジンを搭載した車両用駆動装置の制御に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、ディーゼルエンジン等の他のエンジンを搭載した車両用駆動装置の制御にも適用可能である。さらに、本発明は、FR(フロントエンジン・リアドライブ)型車両に限れられることなく、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型車両や、4輪駆動車の制御にも適用できる。
本発明は、エンジン(内燃機関)などの駆動力源と、差動機構及び電動機を有する電気式差動部と、機械式変速部とを備えた車両用駆動装置の制御装置に利用可能である。
1 駆動装置
10 エンジン
11 入力軸(電気式差動部の入力軸)
12 出力軸(駆動装置の出力軸)
20 電気式差動部
21 動力分配機構
22 伝達軸(電気式差動部の出力軸)
MG1 第1電動機
MG2 第2電動機
30 機械式変速部
60 蓄電装置(バッテリ)
100 ECU
201 アクセル開度センサ
202 EVスイッチ(電動機走行モードスイッチ)
10 エンジン
11 入力軸(電気式差動部の入力軸)
12 出力軸(駆動装置の出力軸)
20 電気式差動部
21 動力分配機構
22 伝達軸(電気式差動部の出力軸)
MG1 第1電動機
MG2 第2電動機
30 機械式変速部
60 蓄電装置(バッテリ)
100 ECU
201 アクセル開度センサ
202 EVスイッチ(電動機走行モードスイッチ)
Claims (6)
- 第1電動機、第2電動機及び差動機構を備え、前記第1電動機の運転状態が制御されることにより入力軸回転数と出力軸回転数との差動状態が制御される電気式差動部と、前記電気式差動部の差動状態を制限する差動制限手段とを備えた車両用駆動装置の制御装置であって、
前記第2電動機による電動機走行時に、特定条件が成立した場合に前記電気式差動部の差動状態を制限して前記第1電動機及び第2電動機にて電動機走行を実施することを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。 - 請求項1記載の車両用駆動装置の制御装置において、
前記特定条件は高トルク要求時であることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。 - 請求項1記載の車両用駆動装置の制御装置において、
前記特定条件は電動機走行強制域であることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。 - 請求項3記載の車両用駆動装置の制御装置において、
前記電動機走行強制域は、当該車両に搭載される蓄電装置の入力制限時であることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。 - 請求項3または4記載の車両用駆動装置の制御装置において、
前記電動機走行強制域は電動機走行モードスイッチオン時であることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。 - 請求項2〜5のいずれか1つに記載の車両用駆動装置の制御装置において、
前記電動機走行強制域で高トルク要求時である場合に、前記電気式差動部の差動状態を制限して前記第1電動機及び第2電動機にて電動機走行を実施することを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009074646A JP2010221979A (ja) | 2009-03-25 | 2009-03-25 | 車両用駆動装置の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=43039624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2009074646A Pending JP2010221979A (ja) | 2009-03-25 | 2009-03-25 | 車両用駆動装置の制御装置 |
Country Status (1)
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2009
- 2009-03-25 JP JP2009074646A patent/JP2010221979A/ja active Pending
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