JP2010221538A - 液体供給機構及び液体噴射装置 - Google Patents
液体供給機構及び液体噴射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010221538A JP2010221538A JP2009071654A JP2009071654A JP2010221538A JP 2010221538 A JP2010221538 A JP 2010221538A JP 2009071654 A JP2009071654 A JP 2009071654A JP 2009071654 A JP2009071654 A JP 2009071654A JP 2010221538 A JP2010221538 A JP 2010221538A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- liquid
- valve
- chamber
- pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 title claims abstract description 125
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims abstract description 36
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims abstract description 25
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims abstract description 23
- 230000008859 change Effects 0.000 claims abstract description 12
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 4
- 239000002245 particle Substances 0.000 abstract description 19
- 238000004062 sedimentation Methods 0.000 abstract description 12
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 301
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 33
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 33
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 24
- 239000010408 film Substances 0.000 description 22
- 230000006837 decompression Effects 0.000 description 15
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 13
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 10
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 10
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 8
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000013019 agitation Methods 0.000 description 3
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 3
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 2
- 238000005401 electroluminescence Methods 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 239000001042 pigment based ink Substances 0.000 description 2
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 2
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 238000000018 DNA microarray Methods 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 239000003513 alkali Substances 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- -1 azo compound Chemical class 0.000 description 1
- 239000002585 base Substances 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000007872 degassing Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000007772 electrode material Substances 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000012943 hotmelt Substances 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 238000007641 inkjet printing Methods 0.000 description 1
- 229910001867 inorganic solvent Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003049 inorganic solvent Substances 0.000 description 1
- 239000007791 liquid phase Substances 0.000 description 1
- 229910001338 liquidmetal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000002923 metal particle Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 239000005416 organic matter Substances 0.000 description 1
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 description 1
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000011343 solid material Substances 0.000 description 1
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
- 239000001052 yellow pigment Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】圧力調整弁を備える液体噴射装置において、液体供給用のポンプと圧力調整弁との間における液体中の成分粒子の沈降を抑制する。
【解決手段】液体供給機構は、互いに隣接し液体を貯留する2つの液体貯留室と、2つの液体貯留室のうち少なくとも一方における圧力の変化に応じて2つの液体貯留室間を連通又は非連通させる圧力調整弁と、を有する記録ヘッドに液体を供給する液体供給機構であって、液体の供給及び吸引を行うポンプと、ポンプと圧力調整弁との間に配置され、上流側への液体の流通を抑制する逆止弁と、ポンプと圧力調整弁との間に配置され、容積が変化可能な容積可変部と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】液体供給機構は、互いに隣接し液体を貯留する2つの液体貯留室と、2つの液体貯留室のうち少なくとも一方における圧力の変化に応じて2つの液体貯留室間を連通又は非連通させる圧力調整弁と、を有する記録ヘッドに液体を供給する液体供給機構であって、液体の供給及び吸引を行うポンプと、ポンプと圧力調整弁との間に配置され、上流側への液体の流通を抑制する逆止弁と、ポンプと圧力調整弁との間に配置され、容積が変化可能な容積可変部と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、液体噴射装置に液体を供給する技術に関する。
インクカートリッジがプリンタ本体に装着されるオフキャリッジタイプのインクジェット式プリンタにおいて、記録ヘッド(ノズルプレート)がインクカートリッジよりも低い位置に配置されたレイアウトを採用する場合、水頭差によるノズルからのインク漏れを抑制する必要がある。そこで、記録ヘッド内のインク流路を減圧してインク漏れを抑制すると共に、ノズルからインクが吐出された場合に吐出した分量のインクを記録ヘッドに供給するプリンタが提案されている。例えば、記録ヘッド内にインク貯留室を設け、このインク貯留室の入口に圧力調整弁(インク噴射によってインク貯留室内の圧力が低下すると開き、噴射した分量のインクが流入して貯留室内の圧力が上昇すると閉じる弁)を配置したプリンタが提案されている(特許文献1)。
一般に、上記圧力調整弁を備えたプリンタにおいて、記録ヘッドにインクを供給するためのポンプと圧力調整弁との間のインク流路は長い。したがって、プリンタにおいて顔料系インクを用いる場合、インクに含まれる顔料粒子の比重が大きいため、ポンプと圧力調整弁との間において多量の顔料粒子が沈降するという問題があった。しかしながら、従来においては、ポンプと圧力調整弁との間のインク流路における顔料粒子の沈降に関して、十分な工夫がなされていないのが実情であった。この問題は、インクジェット式プリンタに限らず、潤滑油や樹脂液等の液体を噴射する任意の液体噴射装置においても起こり得る。
本発明は、圧力調整弁を備える液体噴射装置において、液体供給用のポンプと圧力調整弁との間における液体中の成分粒子の沈降を抑制することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]互いに隣接し液体を貯留する2つの液体貯留室と、前記2つの液体貯留室のうち少なくとも一方における圧力の変化に応じて前記2つの液体貯留室間を連通又は非連通させる圧力調整弁と、を有する記録ヘッドに前記液体を供給する液体供給機構であって、前記液体の供給及び吸引を行うポンプと、前記ポンプと前記圧力調整弁との間に配置され、上流側への前記液体の流通を抑制する逆止弁と、前記ポンプと前記圧力調整弁との間に配置され、容積が変化可能な容積可変部と、を備える、液体供給機構。
適用例1の液体供給機構では、ポンプと圧力調整弁との間に容積可変部が配置されているので、容積可変部における変化可能な容積に相当する分量の液体を、ポンプを用いて供給及び吸引することにより、ポンプと圧力調整弁との間において液体を流動させることができる。したがって、ポンプと圧力調整弁との間における液体中の成分粒子の沈降を抑制できる。また、ポンプと圧力調整弁との間に逆止弁が配置されているので、ポンプを用いて液体を供給及び吸引した際に圧力調整弁が開いてしまうことを抑制できる。また、液体を供給可能なポンプを用いるので、このポンプを、記録ヘッドにおいて噴射した分量の液体を供給するためのポンプとして用いることができる。したがって、液体中の成分粒子の沈降を抑制するために専用ポンプを備える構成に比べて、液体供給機構の製造コストを抑えることができる。
[適用例2]適用例1に記載の液体供給機構において、さらに、前記逆止弁と前記圧力調整弁との間に配置され可撓性を有する液体流路を備え、前記逆止弁は、前記液体を収容する弁室と前記弁室内に配置された可撓性を有する弁体とを有し、前記容積可変部は、前記液体流路を含む、液体供給機構。
このような構成により、液体流路及び弁体の変位により増減する体積に相当する分量の液体を、ポンプ及び弁体の変位を利用して供給及び吸引することができる。また、液体供給路自体が体積を変化し得るため、液体貯留量を変化させるための部屋を、液体供給路とは別に設ける構成に比べて、液体供給機構を小型化することができる。
[適用例3]適用例2に記載の液体供給機構において、前記弁体は、可撓性を有し前記液体の流動方向に屈曲する屈曲部を有する、液体供給機構。
このような構成により、屈曲部の屈曲を利用して容積可変部の体積を変化させることができる。
[適用例4]適用例1に記載の液体供給機構において、前記容積可変部は、前記逆止弁の上流側に配置され、可撓性のシート部材を有する液体貯留室である、液体供給機構。
このような構成により、シート部材の撓みを利用して容積可変部の体積を変化させることができる。
[適用例5]適用例4に記載の液体供給機構において、前記逆止弁と前記容積可変部とは、前記記録ヘッド内に配置される、液体供給機構。
このような構成により、比較的長い距離のポンプと記録ヘッドとの間において、液体中の成分粒子の沈降を抑制できる。
[適用例6]適用例1ないし適用例5のいずれか一項に記載の液体供給機構を備える液体噴射装置。
このような構成により、液体噴射装置において、ポンプと圧力調整弁との間における液体中の成分粒子の沈降を抑制できるので、記録ヘッドから噴射する液体濃度を均一にすることができる。
A.第1の実施例:
A1.装置構成:
図1は、本発明の第1の実施例における液体供給機構を適用した液体噴射装置としてのプリンタ500の概略構成を示す説明図である。
A1.装置構成:
図1は、本発明の第1の実施例における液体供給機構を適用した液体噴射装置としてのプリンタ500の概略構成を示す説明図である。
第1の実施例のプリンタ500は、4色(ブラック,シアン,マゼンダ,イエロー)のインクを吐出可能なインクジェット式プリンタである。このプリンタ500は、ブラックインクのインクカートリッジIC1と、シアンインクのインクカートリッジIC2と、マゼンダインクのインクカートリッジIC3と、イエローインクのインクカートリッジIC4と、キャリッジ100と、記録ヘッド150と、ガイドロッド260と、プラテン270と、4つのインク供給部400,401,402,403と、4つのインク導出管30,31,32,33と、4つの配管120,121,122,123と、負圧発生部300と、制御基板700とを備えている。
プリンタ500は、4つのインクカートリッジIC1〜IC4がプリンタ本体に装着される、いわゆるオフキャリッジタイプのプリンタである。インクカートリッジIC1は、インク導出管30とインク供給部400と配管120とを介してキャリッジ100に接続されている。同様に、インクカートリッジIC2は、インク導出管31とインク供給部401と配管121とを介して、インクカートリッジIC3は、インク導出管32とインク供給部402と配管122とを介して、インクカートリッジIC4は、インク導出管33とインク供給部403と配管123とを介して、それぞれキャリッジ100に接続されている。なお、各インクカートリッジIC1〜IC4は、図示しないカートリッジホルダによってプリンタ500の本体フレーム(図示省略)に装着されている。なお、キャリッジ100を除く他の構成要素については、いずれもプリンタ500の本体フレームに装着されている。
インク供給部400は、インクカートリッジIC1内のブラックインクを、配管120を介してキャリッジ100に供給する。同様に、インク供給部401はインクカートリッジIC2内のシアンインクを、インク供給部402はインクカートリッジIC3内のマゼンダインクを、インク供給部403はインクカートリッジIC4内のイエローインクを、それぞれキャリッジ100に供給する。ここで、各色のインクは、顔料系インクであり、溶剤中に各色に対応する顔料粒子(例えば、イエロー顔料におけるアゾ化合物)が分散されている。
負圧発生部300は、4つのインク供給部400〜403に接続されており、これらのインク供給部400〜403におけるキャリッジ100へのインク供給に用いられる。また、負圧発生部300は、キャリッジ100に対して負圧を供給するためにも用いられる。なお、4つの配管120〜123内には、後述するインク流路及び負圧供給路(図示省略)が収容されている。
ガイドロッド260は、プラテン270の長手方向に沿って配置されている。キャリッジ100は、ガイドロッド260に沿って往復可能に支持され、キャリッジモータ(図示省略)によりタイミングベルト(図示省略)を介して駆動される。記録ヘッド150は、キャリッジ100の底面に配置され、キャリッジ100の往復運動に伴い多数のノズル(図示省略)からインク滴を噴射する。このとき、図示しない紙送り機構によって記録用紙Pがプラテン270上を搬送され、記録用紙Pに画像等が形成される。
制御基板700は、CPU(Central Processing Unit)710とメモリ720とを備えている。制御基板700は、キャリッジ100や、負圧発生部300と電気的に接続されている。メモリ720には、印刷制御用プログラム及び攪拌制御用プログラムが記憶されており、CPU710は、印刷制御用プログラムを実行することにより、印刷制御部711として機能する。印刷制御部711は、記録ヘッド150及び負圧発生部300を制御して、インクの吐出を制御する。同様に、CPU710は、攪拌制御用プログラムを実行することにより、攪拌制御部712として機能する。攪拌制御部712は、後述する攪拌動作を制御する。
負圧発生部300は、4つのインク供給部400〜403と接続されており、これらのインク供給部400〜403に負圧を供給する。
図2は、インク貯留時におけるプリンタ500の断面を模式的に示す断面図である。図2の例では、ブラックインクの供給に関わる内部構造を示すものであるが、他色のインクの供給に関わる内部構造についても同様である。また、図2の例では、図示の便宜上、キャリッジ100とインクカートリッジIC1との相対的な位置関係と、キャリッジ100及びインクカートリッジIC1の向きとが、図1と異なっている。なお、図2の例では、プリンタ500が載置された状態において、鉛直方向上向きが+Y方向と一致する。
インク導出管30は、先端にインク導出針250を有しており、このインク導出針250を介してインクカートリッジIC1の内部と連通している。
インク供給部400は、第1の逆止弁420と、ポンプ440と、3つのインク流路34,35,37とを備えている。インク流路34は、インク導出管30と第1の逆止弁420とを連通させる。インク流路35は、第1の逆止弁420とポンプ440とを連通させる。インク流路37は、ポンプ440と配管120(後述のインク流路38)とを連通させる。
第1の逆止弁420は、インクカートリッジIC1へのインクの逆流を抑制するために用いられる。第1の逆止弁420は、バルブ室20と、弁体22と、コイルバネ21とを備えている。バルブ室20はブラックインクを収容する。弁体22は、薄板状の部材であり、バルブ室20内を上下に変位可能に配置されている。なお、図2の例では、弁体22は、最も上方に位置している。弁体22は、中央部分においてコイルバネ21と接続されており、このコイルバネ21によってバルブ室20の底面29に押し付けられる方向に付勢されている。弁体22の中央には、連通孔28が設けられている。この連通孔28は、弁体22が底面29に押し付けられている状態においては閉じられており、図2に示すように弁体22が底面29から離れた状態において開くように構成されている。
ポンプ440は、インクカートリッジIC1からインクを吸引すると共に、下流側にインクを加圧供給する。また、ポンプ440は、後述する攪拌動作を行う際に用いられる。ポンプ440は、ポンプ室40と、ダイヤフラム42と、コイルバネ41とを備えている。ダイヤフラム42は、可撓性を有する薄板状の部材であり、ポンプ室40内を上下に変位可能に配置されている。なお、図2の例では、ダイヤフラム42は最も天井面48に近い位置に配置されている。ダイヤフラム42は、中央部分においてコイルバネ41と接続されており、このコイルバネ41によってポンプ室40の底面49に押し付けられる方向に付勢されている。ポンプ室40は、底面49においてインク流路35と接続されており、ダイヤフラム42の下方空間にインクを収容することができる。また、ポンプ室40は、底面49においてインク流路37と接続されている。ポンプ室40は、天井面48において負圧供給路352と接続されており、ダイヤフラム42の上方空間は、負圧供給路352を介して負圧発生部300と接続されている。
負圧発生部300は、図示しない吸引ポンプ及び大気開放機構を備えており、駆動時には吸引ポンプを用いて吸引動作を行い、停止時には吸引動作を停止して吸引先を大気圧とする。負圧発生部300には、2つの負圧供給路352,354が接続されている。
配管120の内部には、インク流路38と負圧供給路356とが設けられている。インク流路38は、インク流路37と接続されている。負圧供給路356は、負圧供給路354と接続されている。配管120は、印刷時におけるキャリッジ100の往復運動に対応し得るように、ゴムチューブで構成されている。
キャリッジ100は、4つのインク流路39,50,51,95と、容積可変室600と、大気連通路613と、第2の逆止弁620と、大気室87と、大気連通孔99と、第1圧力室77と、バルブ室70と、圧力調整弁71と、脱泡室92と、脱泡用隔壁部90と、減圧室80と、第2圧力室89と、負圧供給路55と、気圧バルブ81とを備えている。
容積可変室600は、インクを貯留し、後述の攪拌動作において用いられる。容積可変室600は、内部に可撓性を有するフィルム610を備えており、容積可変室600の底面614においてインク流路38と接続されている。フィルム610は、容積可変室600の側面611に接合されており、中央部分が上下に変位可能に構成されている。なお、図2の例では、フィルム610は、最も下方に位置している。容積可変室600は、天井面612において大気連通路613と接続され、大気連通路613を介して大気と連通している。上記構成を有する容積可変室600において、インク貯留量は、フィルム610が上方に変位すると増加し下方に変位すると減少する。
第2の逆止弁620は、上流側へのインクの逆流を抑制するために用いられる。第2の逆止弁620は、インク流路39を介して容積可変室600と接続され、インク流路50を介して後述のバルブ室70と接続されている。第2の逆止弁620は、バルブ室621と、弁体624と、コイルバネ623とを備えている。バルブ室621は、インクを収容する。弁体624は、薄板状の部材であり、バルブ室621内を上下に変位可能に配置されている。なお、図2の例では、弁体624は、最も下方に位置している。弁体624は、中央部分においてコイルバネ623と接続されており、このコイルバネ623によってバルブ室621の底面629に押し付けられる方向に付勢されている。弁体624の中央には、連通孔628が設けられている。この連通孔628は、図2に示すように弁体624が底面629に押し付けられている状態においては閉じられており、弁体624が底面629から離れた状態において開くように構成されている。
大気室87は、大気連通孔99を介して大気と連通している。第1圧力室77は、インクを一時的に溜める。第1圧力室77は、天井部分である隔壁部88aを介して大気室87と隣接している。隔壁部88aは、可撓性を有しており上下方向に変位可能である。隔壁部88aとしては、例えば、合成樹脂やゴム等からなるフィルムと、このフィルムと共に変位可能な片持ち(図示省略)の薄板部材とで形成することができる。第1圧力室77は、インク流入口76を備えており、このインク流入口76を介して後述するバルブ室70と連通することができる。また、第1圧力室77は、インク流路51を介して脱泡室92と連通している。
バルブ室70は、圧力調整弁71を内包し、また、インクを収容する。圧力調整弁71は、バルブ室70と第1圧力室77とのうち、少なくとも一方の圧力の変化に応じて、バルブ室70と第1圧力室77とを連通又は非連通させる。圧力調整弁71は、弁体72と、圧力調整バネ73と、シール部材75と、支持ロッド74とを備えている。弁体72の中央には支持ロッド74の一端が接合されており、この接合部分を囲むように、シール部材75が配置されている。弁体72は、バルブ室70内を上下に変位可能に配置されている。弁体72とバルブ室70の底面79とは圧力調整バネ73によって接続されており、弁体72は、圧力調整バネ73によりバルブ室70の天井面78に押し付けられる方向に付勢されている。図2の例では、弁体72は、最も上方に位置している。このとき、シール部材75はバルブ室70の天井面78に当接し、インク流入口76を封止する。
弁体72には、弁体72を押し下げる力(隔壁部88aによる支持ロッド74の押圧力及び第1圧力室77内の圧力)と、弁体72を押し上げる力(バルブ室70内の圧力及び圧力調整バネ73の付勢力)とが作用する。そして、押し下げる力が押し上げる力よりも大きくなった場合に弁体72は下方に変位し、インク流入口76は開放されてバルブ室70と第1圧力室77とは連通する。
支持ロッド74は、第1圧力室77及びバルブ室70に内包されており、弁体72と接合されていない側の端において隔壁部88aに接合されている。
脱泡室92は、インク流路51から流入したインクを一時的に貯留して、インク中の気泡を脱泡用隔壁部90に集めて除去するために用いられる。脱泡室92は、内部にフィルタ93を備えている。フィルタ93は、インク中の不純物をろ過すると共に、記録ヘッド150への大きな気泡の流入を抑制する。脱泡室92に貯留されたインクは、フィルタ93及びインク流路95を介して記録ヘッド150へと供給される。
脱泡用隔壁部90は、気体透過性を有するシート状部材で構成されており、脱泡室92に捕捉された気泡を透過させて減圧室80に流入させる。
減圧室80は、脱泡用隔壁部90を透過した気泡(気体)を受け入れるために用いられる。減圧室80は、脱泡用隔壁部90を介して脱泡室92と隣接している。減圧室80は、天井面(脱泡用隔壁部90が配置された面とは反対の面)80aに連通孔86を備え、この連通孔86を介して第2圧力室89と連通することができる。
第2圧力室89は、負圧発生部300から供給される負圧を減圧室80に供給するために用いられる。第2圧力室89は、負圧供給路55と接続されている。なお、負圧供給路55は、配管120内の負圧供給路356と接続されている。第2圧力室89は、隔壁部88bを介して大気室87と隣接している。なお、第2隔壁部88bは、前述の第1隔壁部88aと同様な構成を有している。
気圧バルブ81は、第2圧力室89及び減圧室80に内包されており、第2圧力室89と減圧室80とを連通又は非連通させる。気圧バルブ81は、前述の圧力調整弁71と同様な構成を有している。すなわち、気圧バルブ81は、弁体82と、圧力調整バネ83と、シール部材85と、支持ロッド84とを備えている。弁体82は、第2圧力室89と減圧室80とを連通状態とする開放位置と、非連通状態とする封止位置との間で変位可能であり、圧力調整バネ83により封止位置側に付勢されている。なお、図2の例では、弁体82は、開放位置に配置されている。シール部材85は、弁体82が封止位置に配置された際に、連通孔86を封止する。支持ロッド84は、一端が弁体82と接合されており、他端が隔壁部88bと接合されている。
記録ヘッド150は、キャリッジ100の底面に配置されており、記録用紙P(図1)に向けてインクを噴射する。この記録ヘッド150は、ノズルプレート152と、インク吐出流路154とを備えている。インク吐出流路154は、キャリッジ100のインク流路95と連通しており、脱泡室92から排出されたインクをノズルプレート152へと導く。ノズルプレート152は、多数のノズル(図示省略)を備えている。
前述のインク供給部400と容積可変室600と第2の逆止弁620とは、請求項における液体供給機構に相当する。また、バルブ室70及び第1圧力室77は請求項における2つの液体貯留室に、第2の逆止弁620は請求項における逆止弁に、容積可変室600は請求項における容積可変部に、フィルム610は請求項におけるシート部材に、それぞれ相当する。
A2.インク供給動作:
以下、図2及び図3を用いてキャリッジ100へのインク供給動作について説明する。図3は、インク噴射時におけるプリンタ500の断面を模式的に示す断面図である。まず、キャリッジ100に供給するインクをポンプ440内に貯留する動作について、図2を用いて説明する。
以下、図2及び図3を用いてキャリッジ100へのインク供給動作について説明する。図3は、インク噴射時におけるプリンタ500の断面を模式的に示す断面図である。まず、キャリッジ100に供給するインクをポンプ440内に貯留する動作について、図2を用いて説明する。
印刷制御部711(図1)は、負圧発生部300(図2)を駆動して、負圧供給路352,354を介した吸引動作を行う。すると、ポンプ室40においてダイヤフラム42の上方空間は負圧となり、ダイヤフラム42は、コイルバネ41の付勢力に打ち勝って弾性変形して上方に変位する。その結果、ポンプ440は吸引動作を行い、インク流路35を介して、バルブ室20において弁体22の上方空間に貯留されているインクを吸引する。第1の逆止弁420において、弁体22は、コイルバネ21の付勢力に打ち勝って弾性変形して上方に変位する。このとき、弁体22において連通孔28は開放され、第1の逆止弁420は開弁状態となる。したがって、インクカートリッジIC1内のブラックインクは、インク導出針250,インク導出管30及びインク流路34を介して、第1の逆止弁420(バルブ室20)内に流入し、さらに、インク流路35を介してポンプ440(ダイヤフラム42の下方空間)に流入する。
上述したインクカートリッジIC1からのインク吸引動作と共に、容積可変室600内に貯留されているインクの吸引動作も行われる。具体的には、ダイヤフラム42の上方への変位に伴い、容積可変室600においてフィルム610の下方空間に貯留されているインクは、2つのインク流路37,38を介してポンプ440へと吸引される。このとき、容積可変室600においてフィルム610を挟んで下方(インク流路38側)空間の圧力は、上方空間の圧力(大気圧)よりも低下するため、フィルム610は下方に変位する。ここで、第2の逆止弁620において、弁体624は、インク流路39を介して吸引されることとなるが、底面629に押し付けられるため、連通孔628は閉じた状態となる。したがって、第2の逆止弁620を介したインクの流通は抑制され、第2の逆止弁620よりも上流側のインクは、ポンプ440に吸引されることはない。
ポンプ440へのインク貯留動作が終了した後において、ノズルプレート152に設けられたノズル(図示省略)からインクが噴射されてインクが消費されると、第1圧力室77の室圧がインクの減量により低下する。すると、図3に示すように、その減圧した室圧と大気室87の圧力(大気圧)との差圧によって、隔壁部88aは第1圧力室77の内側に撓んで下方に変位する。これに伴い、弁体72は、支持ロッド74を介して押し下げられる。そして、圧力調整バネ73の付勢力に打ち勝って弁体72が下方に変位すると、インク流入口76が開放されてインクが第1圧力室77に流入する。
このとき、印刷制御部711(図1)は、ポンプ440(図3)の吸引動作を停止させる。すると、ポンプ440において、ダイヤフラム42は、コイルバネ41の付勢力により下方に押し下げられ、ポンプ440内に貯留されていたインクは、インク流路37へと加圧されて供給される。インク流路37に供給されたインクは、2つのインク流路38,39を介して第2の逆止弁620に流入する。このとき、容積可変室600のフィルム610は上方に変位する。
第2の逆止弁620では、加圧インクが供給されるため、弁体624は、コイルバネ623の付勢力に打ち勝って上方に変位し、連通孔628は開放される。したがって、加圧インクは、連通孔628及びインク流路50を通ってバルブ室70へと流入し、さらに、開放されたインク流入口76を介して第1圧力室77へと流入する。
第1圧力室77にインクが流入してその室圧が高まると、隔壁部88aは上方に変位する。これに伴って弁体72が再び上方に移動してインク流入口76を封止すると、第1圧力室77へのインクの流入は停止し、記録ヘッド150へのインクの供給が停止する。このように、プリンタ500では、インクの消費に応じて圧力調整弁71が開閉動作することで、消費した分量のインクが記録ヘッド150に適宜流入するように構成されている。
図4は、放置状態におけるプリンタ500の断面を模式的に示す断面図である。印刷動作を終えた後、プリンタ500では、上述したポンプ440へのインク貯留動作が行われ、次の印刷動作(インク噴射動作)に備える。この状態のまま長期間放置された場合、または、プリンタ500の電源がオフされて長期間放置された場合、プリンタ500内の各インク流路においてインク中の顔料粒子が沈降する。特に、ポンプ440とキャリッジ100との間に位置する2つのインク流路37,38は長いので、多量のインクが存在する。したがって、これらインク流路37,38において顔料粒子は沈降することとなる。そこで、プリンタ500では、後述の攪拌動作を行って、インク中の顔料粒子の沈降を抑制するように構成されている。
なお、印刷が行われず長時間放置された場合、インク中に溶存していた気体はインク流路の壁面を介して大気へ放出される。それに伴い、ポンプ440のダイヤフラム42は、図4に示すように若干下方に変位する。なお、容積可変室600のフィルム610は、上方に変位した状態を維持している。
A3.脱泡動作:
以下、プリンタ500における脱泡動作について簡単に説明する。上述したインク貯留時(図2)における負圧発生部300の駆動により、2つの負圧供給路354,55を介して負圧が第2圧力室89に供給される。すると、第2圧力室89の圧力と大気室87の圧力(大気圧)との差圧により、第2隔壁部88bは下方に撓むため、支持ロッド84及び弁体82は下方に押下されて連通孔86が開放される。したがって、減圧室80は負圧となる。このとき、脱泡室92において脱泡用隔壁部90側に集められた気泡は、減圧室80と脱泡室92との差圧によって脱泡用隔壁部90を透過して減圧室80に流入し、脱泡室92から除去される。また、上述したインク噴射時(図3)における負圧発生部300の停止により、第2圧力室89は大気圧となる。したがって、第2圧力室89と大気室87との圧力差はなくなり、支持ロッド84及び弁体82は上方に変位して連通孔86は封止される。したがって、減圧室80は負圧に維持され、脱泡室92内の気泡の除去が継続して行われることとなる。なお、上述した攪拌動作におけるインク吸引時にも、第2圧力室89に負圧が供給されることとなる。しかしながら、ポンプ440の駆動期間は短いため、第2隔壁部88bはほとんど変位せず、気圧バルブ81は開かない。
以下、プリンタ500における脱泡動作について簡単に説明する。上述したインク貯留時(図2)における負圧発生部300の駆動により、2つの負圧供給路354,55を介して負圧が第2圧力室89に供給される。すると、第2圧力室89の圧力と大気室87の圧力(大気圧)との差圧により、第2隔壁部88bは下方に撓むため、支持ロッド84及び弁体82は下方に押下されて連通孔86が開放される。したがって、減圧室80は負圧となる。このとき、脱泡室92において脱泡用隔壁部90側に集められた気泡は、減圧室80と脱泡室92との差圧によって脱泡用隔壁部90を透過して減圧室80に流入し、脱泡室92から除去される。また、上述したインク噴射時(図3)における負圧発生部300の停止により、第2圧力室89は大気圧となる。したがって、第2圧力室89と大気室87との圧力差はなくなり、支持ロッド84及び弁体82は上方に変位して連通孔86は封止される。したがって、減圧室80は負圧に維持され、脱泡室92内の気泡の除去が継続して行われることとなる。なお、上述した攪拌動作におけるインク吸引時にも、第2圧力室89に負圧が供給されることとなる。しかしながら、ポンプ440の駆動期間は短いため、第2隔壁部88bはほとんど変位せず、気圧バルブ81は開かない。
A4.攪拌動作:
図5は、攪拌動作におけるインク吸引時のプリンタ500の断面を模式的に示す断面図である。図6は、攪拌動作におけるインク供給時のプリンタ500の断面を模式的に示す断面図である。プリンタ500では、電源がオフの状態において長期間印刷が行われなかった場合に定期的に攪拌動作が実行される。また、プリンタ500の電源がオンした際にも攪拌動作が実行される。電源オンの際に攪拌動作を行うのは、電源オフの状態では、一般に長期間放置されるためである。この攪拌動作は、ポンプ440を用いてインクの吸引及び供給を行うことにより実現される。
図5は、攪拌動作におけるインク吸引時のプリンタ500の断面を模式的に示す断面図である。図6は、攪拌動作におけるインク供給時のプリンタ500の断面を模式的に示す断面図である。プリンタ500では、電源がオフの状態において長期間印刷が行われなかった場合に定期的に攪拌動作が実行される。また、プリンタ500の電源がオンした際にも攪拌動作が実行される。電源オンの際に攪拌動作を行うのは、電源オフの状態では、一般に長期間放置されるためである。この攪拌動作は、ポンプ440を用いてインクの吸引及び供給を行うことにより実現される。
具体的には、まず、攪拌制御部712(図1)は、負圧発生部300(図5)を駆動させる。これに伴い、図5に示すようにダイヤフラム42は上方に変位し、ポンプ440はインク吸引動作を行う。このとき、ダイヤフラム42の変位量は小さくポンプ440の吸引力は弱い。しかしながら、容積可変室600のフィルム610の剛性は弱いため、ポンプ440の吸引動作によりフィルム610は下方に変位する。したがって、容積可変室600内のインク及び2つのインク流路37,38内のインクは、ポンプ440に向かって流動する。このインクの流動により、2つのインク流路37,38においてインクは攪拌され、顔料成分の沈降は抑制される。このとき、第2の逆止弁620は閉じた状態を維持するので、第2の逆止弁620よりも上流のインクは吸引されない。したがって、圧力調整弁71が開き、脱泡室92や記録ヘッド150側のインクが上流側に吸引されることは抑制される。
これに対して、第1の逆止弁420の弁体22の剛性はフィルム610に比べて強く、また、第1の逆止弁420の弁体22には底面29に押し付けられる方向にコイルバネ21の付勢力が作用している。したがって、弁体22は、ポンプ440の弱い吸引力では変位せず、底面29に押さえつけられた状態を維持する。それゆえ、インクカートリッジIC1からポンプ440へのインクの供給は行われない。
次に、攪拌制御部712は、負圧発生部300を停止させる。なお、前述の吸引時におけるダイヤフラム42の上方への変位は小さいため、攪拌制御部712は、負圧発生部300を短期間だけ駆動させた後に停止させる。この負圧発生部300の駆動期間は、予め実験等により求め設定しておくことができる。なお、ダイヤフラム42が最も上方に位置したことをセンサにより検知して、負圧発生部300を停止させる構成とすることもできる。このような構成により、負圧発生部300の無駄な駆動を抑制できる。
負圧発生部300の停止に伴い、図6に示すようにダイヤフラム42は下方に変位し、ポンプ440はインク供給動作を行う。ポンプ440から供給されたインクは、2つのインク流路37,38を介して容積可変室600へと供給される。この場合、容積可変室600のフィルム610は上方に変位して、供給されたインクは容積可変室600に収容される。これに対して、第1の逆止弁420へのインク供給は、弁体22によって妨げられる。したがって、上述した攪拌動作におけるインク吸引動作(図5)により容積可変室600からポンプ440へと吸引された分量のインクが、このインク供給動作(図6)により容積可変室600へと戻される。このインクの流動により、2つのインク流路37,38においてインクは攪拌され、顔料成分の沈降は抑制される。ここで、フィルム610の剛性は第2の逆止弁620の弁体624よりも弱いため、また、弁体624にはコイルバネ623の付勢力が加えられているため、インクの供給によりフィルム610は変位するのに対し、弁体624は変位しない。したがって、第2の逆止弁620において連通孔628は閉じた状態を維持する。
以上説明したように、第1の実施例のプリンタ500は、剛性の弱い可撓性のフィルム610を有する容積可変室600をポンプ440と圧力調整弁71との間に備えているため、容積可変室600における変動可能な体積に相当するインクを、ポンプ440を用いて、ポンプ440と容積可変室600との間で流動させることができる。したがって、これらインク流路37,38における顔料粒子の沈降を抑制できる。また、プリンタ500は、第2の逆止弁620をポンプ440と圧力調整弁71との間に備えているので、攪拌動作に伴う圧力調整弁71の開閉を抑制できる。したがって、攪拌動作に伴い記録ヘッド150からインクが漏れることを抑制できる。また、攪拌動作用のポンプと、キャリッジ100にインクを供給するためのポンプ440とを兼用しているので、ポンプ440とは別に攪拌動作専用のポンプを備える構成に比べて、プリンタ500の製造コストを抑制できると共に、プリンタ500を小型化できる。
B.第2の実施例:
B1.装置構成:
図7は、第2の実施例におけるインク貯留時のプリンタ500aの断面を模式的に示す断面図である。第2の実施例のプリンタ500aは、インク供給部400aが第3の逆止弁460を備えている点と、キャリッジ100aが容積可変室600及び第2の逆止弁620を備えていない点と、インク流路38aが可撓性を有する点とにおいて、プリンタ500(図1〜6)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
B1.装置構成:
図7は、第2の実施例におけるインク貯留時のプリンタ500aの断面を模式的に示す断面図である。第2の実施例のプリンタ500aは、インク供給部400aが第3の逆止弁460を備えている点と、キャリッジ100aが容積可変室600及び第2の逆止弁620を備えていない点と、インク流路38aが可撓性を有する点とにおいて、プリンタ500(図1〜6)と異なり、他の構成は第1の実施例と同じである。
インク供給部400aは、ポンプ440の下流側に第3の逆止弁460を備えている。第3の逆止弁460は、インク流路37を介してポンプ440と接続されている。第3の逆止弁460は、ポンプ440へのインクの逆流を抑制すると共に、ポンプ440のインク吸引動作により圧力調整弁71が開くことを抑制する。第3の逆止弁460は、バルブ室60と、弁体62と、コイルバネ61とを備えている。バルブ室60はインクを収容する。弁体62は、バルブ室20内を上下に変位可能に配置されている。なお、図2の例では、弁体62は、最も下方に位置している。弁体62は、中央部分においてコイルバネ61と接続されており、このコイルバネ61によってバルブ室60の底面69に押し付けられる方向に付勢されている。弁体62の中央には、連通孔68が設けられている。この連通孔68は、図7に示すように弁体62が底面29に押し付けられている状態においては、インク流路37と弁体62の上方空間とを連通させず、弁体62が底面69から離れた状態においてインク流路37と弁体62の上方空間とを連通させるように構成されている。弁体62において、連通孔68の周りには、可撓性を有し、断面が山なりの形状の屈曲部63が形成されている。屈曲部63は、上方に突出した状態と下方に突出した状態とのいずれか一方の状態となり得る。図7の例では、屈曲部63は下方に突出した状態となっている。この屈曲部63の状態の変化(変位)は、弁体62の変位とは独立して行われ得る。
配管120内に配置されたインク流路38aは、可撓性を有し、収容するインクの圧力に応じて膨張又は収縮し、断面積が変化し得る。このようなインク流路38aとしては、例えば、ブチルゴムやシリコンゴム等のエラストマーで形成された厚みの小さなチューブを採用することができる。インク流路38aは、第3の逆止弁460のバルブ室60において弁体62の上方空間と接続されている。キャリッジ100aにおいて、バルブ室70は、インク流路50を介してインク流路38aと接続されている。
なお、第2の実施例において、第3の逆止弁460は、請求項における逆止弁に相当する。また、インク流路38aは請求項における液体流路に、バルブ室60は請求項における弁室に、弁体62は請求項における弁体に、バルブ室60において弁体62の上方空間とインク流路38aとは請求項における容積可変部に、それぞれ相当する。
B2.インク供給動作:
第1の実施例と同様に、負圧発生部300(図7)が駆動すると、インクカートリッジIC1からポンプ440へとインクが供給される。このとき、第3の逆止弁460では、ポンプ440の吸引動作により弁体62が底面69に押さえつけられるので、連通孔68は閉じられたままとなる。したがって、第3の逆止弁460よりも上流側のインクはポンプ440には吸引されない。ここで、ポンプ440の吸引力により、屈曲部63は下方に突出した状態となる。
第1の実施例と同様に、負圧発生部300(図7)が駆動すると、インクカートリッジIC1からポンプ440へとインクが供給される。このとき、第3の逆止弁460では、ポンプ440の吸引動作により弁体62が底面69に押さえつけられるので、連通孔68は閉じられたままとなる。したがって、第3の逆止弁460よりも上流側のインクはポンプ440には吸引されない。ここで、ポンプ440の吸引力により、屈曲部63は下方に突出した状態となる。
図8は、第2の実施例におけるインク噴射時のプリンタ500aの断面を模式的に示す断面図である。第1の実施例と同様に、インクが噴射されると、第1圧力室77のインク量が減り、圧力調整弁71が開く。また、負圧発生部300が停止すると、ポンプ440からインク流路37へとインクが流出する。
第3の逆止弁460では、加圧されたインクが供給されるため、弁体62は上方に変位し、連通孔68が開く。したがって、第3の逆止弁460を介してインク流路38aに加圧されたインクが供給される。このとき、インク流路38aは膨張して断面積は増加する。そして、第1の実施例と同様に、インク流路50,バルブ室70及びインク流入口76を介して第1圧力室77にインクが供給され、圧力調整弁71が閉じてインク供給が終了する。
図9は、第2の実施例における放置状態のプリンタ500aの断面を模式的に示す断面図である。長期間放置された後において、ポンプ440のダイヤフラム42は、第1の実施例と同様に最も上方の位置から若干下方に変位している。なお、インク流路38aも若干収縮しているが、説明の便宜上、図示を省略している。このような放置状態において、第2の実施例のプリンタ500aでは、第1の実施例と同様に攪拌動作が行われる。
図10は、第2の実施例の攪拌動作におけるインク吸引時のプリンタ500aの断面を模式的に示す断面図である。図11は、第2の実施例の攪拌動作におけるインク供給時のプリンタ500aの断面を模式的に示す断面図である。
図10に示すように、第2の実施例の攪拌動作では、まず、第1の実施例と同様にダイヤフラム42が上方に変位してポンプ440のインク吸引動作が行われる。第3の逆止弁460の屈曲部63は、第1の逆止弁420の弁体22に比べて剛性が弱いため、ポンプ440の吸引動作により下方に突出した状態となる。したがって、インク流路37内のインクはポンプ440に向かって流動する。ここで、インク流路38aの剛性は弱いため、インク流路38aは収縮し、インク流路38a内に貯留されていたインクは第3の逆止弁460(バルブ室60)に向かって流動する。このとき、インク流路38aから供給されるインクは弁体62の上方空間に収容されるので、バルブ室70の圧力に変化は生じない。したがって、圧力調整弁71は開かず、圧力調整弁71よりも下流側のインクは第3の逆止弁460に向かって流動しない。
次に、第1の実施例と同様に、ポンプ440においてインク供給動作が行われる。このとき、図11に示すように、第3の逆止弁460の屈曲部63は、剛性が弱いために上方に突出した状態となり、ポンプ440から流出したインクは、インク流路37を介して、バルブ室60において屈曲部63よりも下部に収容される。屈曲部63の変位に伴い、バルブ室60において屈曲部63の上方空間に貯留されていたインクは、インク流路38aへと供給される。インク流路38aは、バルブ室60からインクが供給されると、供給されたインクを膨張して収容する。
以上の構成を有する第2の実施例のプリンタ500aは、第1の実施例のプリンタ500と同様な効果を有する。加えて、キャリッジ100a内に攪拌動作用の機構を設けないので、キャリッジ100aの製造コストを抑制できると共に、キャリッジ100aを小型化できる。また、インク流路38a自体が膨張及び収縮して体積を変化させてインク貯留量を変化させ得るので、インク貯留量を変化させるための部屋を設ける構成に比べて、プリンタ本体及びキャリッジ100aを小型化することができる。
C.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
第1の実施例では、容積可変室600及び第2の逆止弁620は、キャリッジ100に配置されていたが、これに代えて、プリンタ本体に配置することもできる。この場合、容積可変室600を、インク流路37を介してポンプ440に接続することにより、インク流路37における顔料粒子の沈降を抑制できる。かかる構成では、プリンタ本体は、請求項における液体供給機構及び液体供給装置に相当する。また、第2の実施例では、第3の逆止弁460は、プリンタ本体に配置されていたが、これに代えて、キャリッジ100a(例えば、インク流路50とバルブ室70との間)に配置することもできる。すなわち、一般には、ポンプと圧力調整弁との間に配置された逆止弁及び容積可変部を、本発明の液体供給機構及び液体噴射装置に採用することができる。
第1の実施例では、容積可変室600及び第2の逆止弁620は、キャリッジ100に配置されていたが、これに代えて、プリンタ本体に配置することもできる。この場合、容積可変室600を、インク流路37を介してポンプ440に接続することにより、インク流路37における顔料粒子の沈降を抑制できる。かかる構成では、プリンタ本体は、請求項における液体供給機構及び液体供給装置に相当する。また、第2の実施例では、第3の逆止弁460は、プリンタ本体に配置されていたが、これに代えて、キャリッジ100a(例えば、インク流路50とバルブ室70との間)に配置することもできる。すなわち、一般には、ポンプと圧力調整弁との間に配置された逆止弁及び容積可変部を、本発明の液体供給機構及び液体噴射装置に採用することができる。
C2.変形例2:
第1の実施例において、容積可変室600は、フィルム610が上下に変位することにより貯留するインク量を増減させていたが、本発明は、かかる構成に限定されるものではない。例えば、容積可変室600内を上下に変位するピストンを配置し、かかるピストンを上下に変位させることにより貯留するインク量を増減させる構成を採用することもできる。すなわち、一般には、容積が変化可能な容積可変部を、本発明の液体供給機構及び液体噴射装置に採用することができる。
第1の実施例において、容積可変室600は、フィルム610が上下に変位することにより貯留するインク量を増減させていたが、本発明は、かかる構成に限定されるものではない。例えば、容積可変室600内を上下に変位するピストンを配置し、かかるピストンを上下に変位させることにより貯留するインク量を増減させる構成を採用することもできる。すなわち、一般には、容積が変化可能な容積可変部を、本発明の液体供給機構及び液体噴射装置に採用することができる。
C3.変形例3:
第2の実施例において、弁体62は、屈曲部63を有していたが、これに代えて、弁体62を、エラストマーを基材とする薄膜部材を用いてフラットに形成し、インク圧力に応じて屈曲するように構成することもできる。
第2の実施例において、弁体62は、屈曲部63を有していたが、これに代えて、弁体62を、エラストマーを基材とする薄膜部材を用いてフラットに形成し、インク圧力に応じて屈曲するように構成することもできる。
C4.変形例4:
第1,2の実施例では、攪拌動作におけるインク吸引時に、ダイヤフラム42を最も上方に配置するようにしていたが、これに代えて、最も上方の位置よりも低い位置に配置することもできる。また、第1,2の実施例では、放置状態におけるダイヤフラム42の位置は、最も上方の位置から若干下がった位置であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ダイヤフラム42が最も下に位置する場合であっても、本発明を適用することができる。具体的には、例えば、ダイヤフラム42が最も下に位置する状態において、攪拌動作を行う場合、まず、短時間だけ負圧発生部300を駆動させて、ダイヤフラム42を若干上方に変位させる。そして、負圧発生部300を停止させてダイヤフラム42を下方に下げる。この場合においても、2つのインク流路37,38においてインクは流動し、顔料粒子の沈降を抑制できる。なお、この構成においては、負圧発生部300を駆動する期間として、ポンプ440の吸引力によって第1の逆止弁420が開くことのないような期間を実験により求めて設定することができる。
第1,2の実施例では、攪拌動作におけるインク吸引時に、ダイヤフラム42を最も上方に配置するようにしていたが、これに代えて、最も上方の位置よりも低い位置に配置することもできる。また、第1,2の実施例では、放置状態におけるダイヤフラム42の位置は、最も上方の位置から若干下がった位置であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ダイヤフラム42が最も下に位置する場合であっても、本発明を適用することができる。具体的には、例えば、ダイヤフラム42が最も下に位置する状態において、攪拌動作を行う場合、まず、短時間だけ負圧発生部300を駆動させて、ダイヤフラム42を若干上方に変位させる。そして、負圧発生部300を停止させてダイヤフラム42を下方に下げる。この場合においても、2つのインク流路37,38においてインクは流動し、顔料粒子の沈降を抑制できる。なお、この構成においては、負圧発生部300を駆動する期間として、ポンプ440の吸引力によって第1の逆止弁420が開くことのないような期間を実験により求めて設定することができる。
C5.変形例5:
第1,2の実施例において、ポンプ440は、ダイヤフラムポンプであったが、これに代えて、ギアポンプやピストンポンプ等のインクの供給及び吸引を行い得る任意の種類のポンプを採用することができる。また、第1,2の実施例では、キャリッジ100,100aにインクを供給するためのポンプ及び攪拌動作用ポンプとして、ポンプ440を兼用していたが、これに代えて、それぞれの用途ごとにポンプを備えることもできる。すなわち、一般には、液体の供給及び吸引を行うポンプを、本発明の液体供給機構及び液体噴射装置に採用することができる。
第1,2の実施例において、ポンプ440は、ダイヤフラムポンプであったが、これに代えて、ギアポンプやピストンポンプ等のインクの供給及び吸引を行い得る任意の種類のポンプを採用することができる。また、第1,2の実施例では、キャリッジ100,100aにインクを供給するためのポンプ及び攪拌動作用ポンプとして、ポンプ440を兼用していたが、これに代えて、それぞれの用途ごとにポンプを備えることもできる。すなわち、一般には、液体の供給及び吸引を行うポンプを、本発明の液体供給機構及び液体噴射装置に採用することができる。
C6.変形例6:
第2の実施例では、インク流路38aは、全体が膨張及び収縮をしていたが、これに代えて、流路の一部のみが膨張及び収縮をする構成とすることもできる。例えば、インク流路38aの一部のみを可撓性を有し厚みが小さい部分として構成することによって、かかる構成を実現できる。
第2の実施例では、インク流路38aは、全体が膨張及び収縮をしていたが、これに代えて、流路の一部のみが膨張及び収縮をする構成とすることもできる。例えば、インク流路38aの一部のみを可撓性を有し厚みが小さい部分として構成することによって、かかる構成を実現できる。
C7.変形例7:
第1,2の実施例では、用いられるインクの種類は4色であったが、これに代えて任意の種類のインクを用いることができる。例えば、メタリックインクを採用することもできる。メタリックインクを採用した場合、インク流路37,38において、インク中の成分粒子(例えば、アルミニウム)の沈降を抑制できる。
第1,2の実施例では、用いられるインクの種類は4色であったが、これに代えて任意の種類のインクを用いることができる。例えば、メタリックインクを採用することもできる。メタリックインクを採用した場合、インク流路37,38において、インク中の成分粒子(例えば、アルミニウム)の沈降を抑制できる。
C8.変形例8:
第1,2の実施例において、プリンタ500,500aはオフキャリッジタイプのプリンタであったが、これに代えて、インクカートリッジをキャリッジに搭載するいわゆるオンキャリッジタイプのプリンタを採用することもできる。
第1,2の実施例において、プリンタ500,500aはオフキャリッジタイプのプリンタであったが、これに代えて、インクカートリッジをキャリッジに搭載するいわゆるオンキャリッジタイプのプリンタを採用することもできる。
C9.変形例9:
上述した各実施例では、インクジェット式プリンタについて説明したが、本発明は、これに限らず、インク以外の他の液体を噴射する任意の液体噴射装置に適用することができる。例えば、ファクシミリ装置等の画像記録装置や、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッドや、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレーや、面発光ディスプレー (Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材噴射装置や、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体噴射装置や、精密ピペットとしての試料噴射装置や、潤滑油の噴射装置や、樹脂液の噴射装置等にも適用できる。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用しても良い。そして、これら微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置のうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
上述した各実施例では、インクジェット式プリンタについて説明したが、本発明は、これに限らず、インク以外の他の液体を噴射する任意の液体噴射装置に適用することができる。例えば、ファクシミリ装置等の画像記録装置や、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッドや、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレーや、面発光ディスプレー (Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材噴射装置や、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体噴射装置や、精密ピペットとしての試料噴射装置や、潤滑油の噴射装置や、樹脂液の噴射装置等にも適用できる。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用しても良い。そして、これら微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置のうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であれば良い。例えば、物質が液相であるときの状態のものであれば良く、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施例の形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
IC1〜IC4…インクカートリッジ、20…バルブ室、21…コイルバネ、22…弁体、28…連通孔、29…底面、30〜33…インク導出管、34〜39,38a,50,51,95…インク流路、40…ポンプ室、41…コイルバネ、42…ダイヤフラム、48…天井面、49…底面、55…負圧供給路、60…バルブ室、61…コイルバネ、62…弁体、63…屈曲部、68…連通孔、69…底面、70…バルブ室、71…圧力調整弁、72…弁体、73…圧力調整バネ、74…支持ロッド、75…シール部材、76…インク流入口、77…第1圧力室、78…天井面、79…底面、80…減圧室、81…気圧バルブ、82…弁体、83…圧力調整バネ、84…支持ロッド、85…シール部材、86…連通孔、87…大気室、88a…第1隔壁部、88b…第2隔壁部、89…第2圧力室、90…脱泡用隔壁部、92…脱泡室、93…フィルタ、99…大気連通孔、100,100a…キャリッジ、120〜123…配管、150…記録ヘッド、152…ノズルプレート、154…インク吐出流路、250…インク導出針、260…ガイドロッド、270…プラテン、300…負圧発生部、352,354,356…負圧供給路、400〜403,400a…インク供給部、420…第1の逆止弁、440…ポンプ、460…第3の逆止弁、500,500a…プリンタ、600…容積可変室、610…フィルム、611…側面、612…天井面、613…大気連通路、614…底面、620…第2の逆止弁、621…バルブ室、623…コイルバネ、624…弁体、628…連通孔、629…底面、700…制御基板、711…印刷制御部、712…攪拌制御部、720…メモリ、P…記録用紙
Claims (6)
- 互いに隣接し液体を貯留する2つの液体貯留室と、前記2つの液体貯留室のうち少なくとも一方における圧力の変化に応じて前記2つの液体貯留室間を連通又は非連通させる圧力調整弁と、を有する記録ヘッドに前記液体を供給する液体供給機構であって、
前記液体の供給及び吸引を行うポンプと、
前記ポンプと前記圧力調整弁との間に配置され、上流側への前記液体の流通を抑制する逆止弁と、
前記ポンプと前記圧力調整弁との間に配置され、容積が変化可能な容積可変部と、
を備える、液体供給機構。 - 請求項1に記載の液体供給機構において、さらに、
前記逆止弁と前記圧力調整弁との間に配置され可撓性を有する液体流路を備え、
前記逆止弁は、前記液体を収容する弁室と前記弁室内に配置された可撓性を有する弁体とを有し、
前記容積可変部は、前記液体流路を含む、液体供給機構。 - 請求項2に記載の液体供給機構において、
前記弁体は、可撓性を有し前記液体の流動方向に屈曲する屈曲部を有する、液体供給機構。 - 請求項1に記載の液体供給機構において、
前記容積可変部は、前記逆止弁の上流側に配置され、可撓性のシート部材を有する液体貯留室である、液体供給機構。 - 請求項4に記載の液体供給機構において、
前記逆止弁と前記容積可変部とは、前記記録ヘッド内に配置される、液体供給機構。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の液体供給機構を備える液体噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009071654A JP2010221538A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 液体供給機構及び液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009071654A JP2010221538A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 液体供給機構及び液体噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010221538A true JP2010221538A (ja) | 2010-10-07 |
Family
ID=43039243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009071654A Pending JP2010221538A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 液体供給機構及び液体噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010221538A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013094996A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Mimaki Engineering Co Ltd | 液体供給装置および印刷装置 |
| JP2015193213A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-05 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出ヘッド、液体吐出装置および液体吐出ヘッドの制御方法 |
| JP2017043050A (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-02 | ローランドディー.ジー.株式会社 | 液体供給システム及びこれを備えたインクジェット式記録装置 |
-
2009
- 2009-03-24 JP JP2009071654A patent/JP2010221538A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013094996A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Mimaki Engineering Co Ltd | 液体供給装置および印刷装置 |
| JP2015193213A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-05 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出ヘッド、液体吐出装置および液体吐出ヘッドの制御方法 |
| JP2017043050A (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-02 | ローランドディー.ジー.株式会社 | 液体供給システム及びこれを備えたインクジェット式記録装置 |
| US9744772B2 (en) | 2015-08-28 | 2017-08-29 | Roland Dg Corporation | Liquid supply system and inkjet recording device including the same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5332407B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
| US8915580B2 (en) | Liquid supplying apparatus and liquid ejecting apparatus | |
| JP5211931B2 (ja) | 流体噴射装置 | |
| JP5428238B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
| US20100231669A1 (en) | Liquid ejecting apparatus | |
| US20100231668A1 (en) | Bubble removing method | |
| JP5245975B2 (ja) | 液体供給装置、及び液体噴射装置 | |
| US8491110B2 (en) | Liquid ejecting apparatus | |
| CN101665030B (zh) | 液体供给装置及液体喷射装置 | |
| JP2010221491A (ja) | 液体供給装置、液体噴射装置 | |
| JP2010023420A (ja) | 液体供給装置及び液体噴射装置 | |
| JP2010188590A (ja) | 液体供給装置及び液体噴射装置 | |
| JP2010221538A (ja) | 液体供給機構及び液体噴射装置 | |
| JP2010208186A (ja) | 脱泡機構及び液体噴射装置 | |
| CN101456290B (zh) | 液体喷出装置、印刷装置以及液体供给方法 | |
| JP5304372B2 (ja) | 液体供給装置、液体噴射装置 | |
| JP5397086B2 (ja) | 流体噴射装置 | |
| JP2013248894A (ja) | 液体噴射装置 | |
| JP5621832B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
| JP2013256129A (ja) | 流体噴射装置 | |
| CN102673158A (zh) | 维护装置以及液体喷射装置 | |
| JP2010023421A (ja) | 液体供給装置及び液体噴射装置 | |
| JP6399156B2 (ja) | 液体貯留部および液体噴射装置 | |
| JP6488634B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
| JP5907290B2 (ja) | 流体噴射装置 |