JP2010219588A - アレーアンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1辺の長さが使用波長の4/√3倍以下の正三角形を2つ合わせた菱形の基板上で一辺を端から1、2、2、2、1の割合で区切る隣接辺に平行な4本線と隣接辺を端から1、2、2、2、1の割合で区切る一辺に平行な4本線の交叉点を仮想し、1本の線上の4つの交点のうち端から2つの交点に無給電素子を2個続けて配置し、続いて給電素子を2つ続けて配置し、隣りの線上の交点は給電、無給電を逆配置としたサブアレー基板を複数個その辺を辺に沿う素子が半ピッチだけずれるようにして平面的に並べて全体で六角形にする。
【選択図】図3
Description
また、フェーズドアレーアンテナは、上述のようにアンテナ素子単位で、振幅と位相を制御するためにアンテナ素子毎に増幅器と移相器が設けられるので、アンテナ素子数の多いフェーズドアレーアンテナでは、増幅器および移相器の数も多数となり給電系統も含めて複雑で大型のものとなる。
ところが、単純に間引きした給電では給電素子と給電素子の間に無給電素子が入ることになるため給電素子間の間隔が使用波長の2分の1より大きくなってしまい、グレーティングローブが発生するという問題がある。
励振分布が図9のように給電素子列の間隔である2分1波長以上の周期で山谷(増減)が存在する場合の、YZ(Zはアレー平面に垂直な方向)断面における指向性をシミュレーションすると図7の(b)に示されるように−10deg 付近に約25dBiのピークのグレーティングローブを生ずる。
そこで、グレーティングローブを抑圧することができるアレーアンテナとして、以下のようなものが提案されている。
このような配置にすることにより、アンテナ素子の総数の半数が無給電素子であってもグレーティングローブの発生を避けることができる。
即ち、角々の内角が60度、120度、60度、120度で、1辺の長さdが使用波長の√3分の4倍以下の長さの4等辺の菱形基板の面上に一辺から隣接辺上の距離でd/8、d/4、d/4、d/4の間隔を置いて前記1辺に平行な4本の線と、隣接辺から一辺上の距離で同じくd/8、d/4、d/4、d/4の間隔を置いて前記隣接辺と平行な4本の線とが交叉する交叉線を仮想し、1本の線上の4つの交点のうち端から2つの交点に無給電素子を2個続けて配置し、続いて給電素子を2つ続けて配置し、隣りの線上の4つの交点には同じ側の端から2つの交点に給電素子を続けて配置し、続いて無給電素子を2つ続けて配置し、合計16の交点に給電素子8個、無給電素子8個が配置されたサブアレー基板の60度の角の先端をカットしたものを複数個その菱形辺を接して各辺に沿うアンテナ素子列同士が互いに半ピッチだけずれるようにして平面的に並べて全体で六角形としたことを特徴とするアレーアンテナである。
基板の基本形状は、カット部分4を含めて左上と右下の角の内角が60度、左下と右上の角の内角が120度、4辺の長さがdの4等辺菱形である。
dは使用波長λの4/√3以下である。丸はアンテナ素子であり、黒丸が給電素子2、白丸が無給電素子3である。その配置位置は、図示の間隔で縦方向と横方向に仮想された4本ずつの仮想線の交点上にある。
従って、隣接する3個のアンテナ素子は1辺をd/4とする正三角形の3つの頂点の位置にあることになる。
そして、これらの列の間隔を見てみると(b)に示すように前記正三角形の高さhに等しいことが分かる。
ところで、前記正三角形の1辺は前述のようにd/4であり、正三角形の高さは、その√3/2であるから√3d/8となる。
このようなサブアレー基板1を、複数個その菱形辺を接して、接し合う辺に沿うアンテナ素子列同士が半ピッチだけずれるようにして六角形を形成し、その六角形の1辺と平行な方向を列の方向として当該1辺から1列ずつの給電素子の数を見ていくと、1列進む毎にアンテナ素子が1個増加する。この増加したアンテナ素子が給電素子であれば、給電素子の数が1つ増加ということになるし、増加したアンテナ素子が無給電素子であれば、その列の給電素子の数は前の列と同じということになる。
即ち、列を進んで行く途中で給電素子数の谷がないということである。
最大幅の列に達した後は、前記スタートの一辺と対向する辺まで列が進むにつれて列における給電素子の数は前の列と同じか、1つ減少するという変化を示し、給電素子数の谷がないということになる。
このように各列の位置とその列の給電素子の数を、前者を横軸とし後者を縦軸としてプロットしたものを励振分布と呼んでいる。
その理由は、六角形が図1のような菱形のサブアレー基板だけの組合せだけでできているからで、このことは、その六角形を120度回転させた場合も240度回転させた場合も、給電素子、無給電素子の配列が最初と全く同じ配列になるからである。
また、列の間隔も前述のように使用波長の2分の1以下である。
4λ/√3以下であるから、列間隔はλ/2√3となりλ/2より充分に小さいから、列毎の給電素子の数の変化にかかわらずグレーティングローブは抑圧される。
給電素子と無給電素子の数は、サブアレー基板において8個と8個であるので、どのような大きさのアレーアンテナについても無給電素子はアンテナ素子総数の半数ということになり、従来の技術において素子配列の1列置きに無給電素子とした場合と同様の割合になる。
従って、移相器や増幅器の数も半減できることになる。
これら移相器や増幅器はアレー基板の裏面側に給電回路網とともに設けることになる。
(b)は、(a)の配列を3方向から見た場合の各列の給電素子数をプロットした図であり、励振分布と呼ばれる。(a)の列番Y1について見れば、目盛の数字はそこから横に引いた線が貫く素子列の番号を示す。素子列の間隔は発明の効果の項で述べたように、2分の1波長以下であり、(b)の励振分布を見ても、平坦か、単調増加か、単調減少であり谷がないので、グレーティングローブが抑圧されていることが分かる。
その励振分布は図4に示すとおりY1、Y2、Y3のいずれの方向においても谷がなく、グレーティングローブが抑圧されていることが示されている。
このアレーアンテナの中心を通るY1方向断面における指向特性をシミュレーションすると図7の(c)のようになる。これによると、グレーティングローブは−62deg 付近に約7dBiのピークを有するグレーティングローブが現れている。
因に、図3の素子配列で全素子を給電素子とした(間引き給電しない)場合の、アレー中心を通るY1方向断面の指向性をシミュレートすると、図7の(a)のようになる。
2 給電素子
3 無給電素子
4 カット部分
5 仮想線
11 アレーアンテナ
12 サブアレーアンテナ
13 サブアレーアンテナ
14 素子アンテナ
15 移相器
16 素子アンテナ
17 サブアレー部
18 アンテナモジュール
Claims (1)
- 角々の内角が60度、120度、60度、120度で、1辺の長さdが使用波長の√3分の4倍以下の長さの4等辺の菱形基板の面上に一辺から隣接辺上の距離でd/8、d/4、d/4、d/4の間隔を置いて前記1辺に平行な4本の線と、隣接辺から一辺上の距離で同じくd/8、d/4、d/4、d/4の間隔を置いて前記隣接辺と平行な4本の線とが交叉する交叉線を仮想し、1本の線上の4つの交点のうち端から2つの交点に無給電素子を2個続けて配置し、続いて給電素子を2つ続けて配置し、隣りの線上の4つの交点には同じ側の端から2つの交点に給電素子を続けて配置し、続いて無給電素子を2つ続けて配置し、合計16の交点に給電素子8個、無給電素子8個が配置されたサブアレー基板の60度の角の先端をカットしたものを複数個その菱形辺を接して各辺に沿うアンテナ素子列同士が互いに半ピッチだけずれるようにして平面的に並べて全体で六角形としたことを特徴とするアレーアンテナ。
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