JP2010208035A - 光学フィルム及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カールの改善と、表面強度の向上とを両立させ、かつ電磁波遮蔽機能及び反射防止機能をも付与した光学フィルム及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の光学フィルム10は、基材11と、基材11の一方の主面に配置された複数の開口部12aを有する導電層12と、導電層12を覆って配置された樹脂層としてのハードコート層13と、ハードコート層13の上に配置された反射防止層14とを含む光学フィルムであって、上記樹脂層としてのハードコート層13はチオール基を3官能基以上有する光硬化性モノマーを樹脂成分全体に対して5〜20重量%含有する樹脂組成物を硬化させてなる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の光学フィルム10は、基材11と、基材11の一方の主面に配置された複数の開口部12aを有する導電層12と、導電層12を覆って配置された樹脂層としてのハードコート層13と、ハードコート層13の上に配置された反射防止層14とを含む光学フィルムであって、上記樹脂層としてのハードコート層13はチオール基を3官能基以上有する光硬化性モノマーを樹脂成分全体に対して5〜20重量%含有する樹脂組成物を硬化させてなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の光学機能を複合化させた光学フィルムとその製造方法に関する。
プラズマディスプレイパネル(PDP)においては、2枚のガラス板の間にキセノンとネオンとを含む混合ガスが封入され、この混合ガスに高電圧をかけると紫外線が発生し、ガラス板に塗布された蛍光体にこの紫外線があたって発光する。そして、PDP等のディスプレイの表示面の表面には、一般的に、反射防止機能、紫外線及び近赤外線カット機能、帯電防止機能、ネオンカット機能、電磁波遮蔽機能等を有するフィルタが設けられている。このフィルタには、ガラスフィルタとフィルムフィルタ等がある。ガラスフィルタは、一般的にガラスに各種機能を有するフィルムを単数もしくは複数枚貼合したり、スパッタリング法によりガラス上に電磁波遮蔽機能を有する層等を設けること等により作製される。近年はさらに薄型化、軽量化等の目的から、ガラスレスタイプのフィルムフィルタが用いられる傾向がある。
これらのフィルムフィルタにおいては、複数の機能をフィルムに付与しており、その手法は多岐に渡る。例えば金属メッシュもしくはスパッタ膜をフィルムの一方の主面に配置させて導電層を設けることにより電磁波遮蔽機能を付与するとともに、同じ主面に近赤外線吸収層及びネオンカット層を設け、さらに他方の主面にハードコート層や反射防止層を設けたものがある。また、それとは逆に、導電層を配置した主面と同じ主面にハードコート層及び反射防止層を設け、他方の主面に近赤外線吸収層及びネオンカット層を設けたものもある(例えば、特許文献1)。
近赤外線吸収機能やネオンカット機能を付与するためには、一般的に樹脂層中やガラスに貼合するための粘着層中に各種色素を含有させて近赤外線吸収層やネオンカット層とする。しかし、導電層を配置した主面と同じ主面に近赤外線吸収層やネオンカット層を設けた場合、色素と金属メッシュとの直接接触により、両機能の低下が促進され、耐久性の問題から、それらに用いる材料が制限されるという問題がある。
一方、導電層を配置した主面と同じ主面にハードコート層や反射防止層を設ける場合、導電層を覆うだけの膜厚が必要となり、ハードコート層に一般的に使用されるアクリルモノマーの硬化物ではカール(フィルムの反り)が生じる問題があり、カールの発生を防ぐ手段としてウレタンモノマーを混合した場合は表面硬度が弱くなるという等の問題がある(例えば、特許文献2)。
このように導電層を配置した主面と同じ主面にハードコート層や反射防止層を設ける場合、従来のフィルムフィルタでは、カールの改善と、表面強度の向上とを両立させることができなかった。
本発明は上記問題を解決するため、カールの改善と、表面強度の向上とを両立させ、かつ電磁波遮蔽機能及び反射防止機能をも付与した光学フィルム及びその製造方法を提供する。
本発明の光学フィルムは、基材と、上記基材の一方の主面に配置された複数の開口部を有する導電層と、上記導電層を覆って配置された樹脂層と、上記樹脂層の上に配置された反射防止層とを含む光学フィルムであって、上記樹脂層は、チオール基を3官能基以上有する光硬化性モノマーを樹脂成分全体に対して5〜20重量%含有する樹脂組成物を硬化させてなることを特徴とする。
また、本発明の光学フィルムの製造方法は、基材と、上記基材の一方の主面に配置された複数の開口部を有する導電層と、上記導電層を覆って配置された樹脂層と、上記樹脂層の上に配置された反射防止層とを含む光学フィルムの製造方法であって、チオール基を3官能基以上有する光硬化性モノマーを樹脂成分全体に対して5〜20重量%含有する樹脂組成物を硬化させ、上記樹脂層を形成することを特徴とする。
本発明により、カールの改善と、表面強度の向上とを両立させ、かつ電磁波遮蔽機能及び反射防止機能をも付与した光学フィルムを提供できる。
本発明の光学フィルムは、基材と、上記基材の一方の主面に配置された複数の開口部を有する導電層と、上記導電層を覆って配置された樹脂層と、上記樹脂層の上に配置された反射防止層とを含む。また、上記樹脂層は、チオール基を3官能基以上有する光硬化性モノマーを樹脂成分全体に対して5〜20重量%含有する樹脂組成物を硬化させてなる。
上記導電層及び上記反射防止層を備えることにより、本発明の光学フィルムに電磁波遮蔽機能と反射防止機能とを付与できる。また、上記樹脂層を備えることにより、本発明の光学フィルムにハードコート機能を付与できる。さらに、上記樹脂層が、チオール基を3官能基以上有する光硬化性モノマーを樹脂成分全体に対して5〜20重量%含有する樹脂組成物を硬化させてなることにより、カールの改善と、表面強度の向上とを両立させることができる。
また、上記導電層は、格子状パターン等の所定のパターンに形成されていることが好ましい。これにより、導電層の形成が容易となり、かつ光学フィルムの光線透過率を均一にすることができる。
また、上記導電層の厚みは、2μm以上5μm以下であることが好ましい。2μm未満では電磁波遮蔽効果が不十分である傾向があり、5μmを超えると電磁波遮蔽効果が飽和状態となり、上記樹脂層の厚みも厚くなるため、コスト的に不利となる傾向がある。
また、上記樹脂層は、上記導電層を覆っているが、上記樹脂層の上記基材からの厚さを上記導電層の厚さより厚くすることにより、上記反射防止層の表面を平滑にすることができる。但し、上記樹脂層の厚さが厚くなりすぎると、樹脂層のカール等の問題が生じやすい傾向があるので、上記樹脂層の上記基材からの厚さは、6μm以下であることがさらに好ましい。また、コストの低減という点から、上記樹脂層の上記基材からの厚さは、上記導電層の厚さの1.1倍以上1.3倍以下であることが好ましい。
また、上記反射防止層は、中空状のシリカ粒子を含むことが好ましい。これにより、反射防止層の屈折率の調整が容易となり、かつ耐擦傷性等の表面強度が向上する。
また、本発明の光学フィルムは、1MHz以上1000MHz以下の電界のシールド性が、40dB以上であることが好ましい。これにより、高周波の電磁波に対して電磁波遮蔽機能を十分に発揮できる。
また、上記基材の他方の主面には近赤外線吸収層をさらに配置することができる。これにより、本発明の光学フィルムに近赤外線吸収機能を付与できる。
本発明の光学フィルムは、画面への外光の映り込みを防止するという点から、視感度反射率が、1.5%であることが好ましい。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の光学フィルムの一例を示す概略断面図である。図1において、本発明の光学フィルム10は、透光性の基材11と、基材11の一方の主面に配置された複数の開口部12aを有する導電層12と、導電層12を覆って配置された樹脂層としてのハードコート層13と、ハードコート層13の上に配置された反射防止層14とを備えている。
図1は、本発明の光学フィルムの一例を示す概略断面図である。図1において、本発明の光学フィルム10は、透光性の基材11と、基材11の一方の主面に配置された複数の開口部12aを有する導電層12と、導電層12を覆って配置された樹脂層としてのハードコート層13と、ハードコート層13の上に配置された反射防止層14とを備えている。
基材11としては、透光性を有する材料で形成されていれば特に限定されない。例えば、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、脂環式ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、トリアセチルセルロース系樹脂等の材料を、フィルム状又はシート状に加工したものを用いることができる。フィルム状又はシート状に加工する方法としては、押し出し成形、カレンダー成形、圧縮成形、射出成形、上記樹脂を溶剤に溶解させてキャスティングする方法等が挙げられる。上記材料には、酸化防止剤、難燃剤、耐熱防止剤、紫外線吸収剤、易滑剤、帯電防止剤等の添加剤が添加されていてもよい。また、基材11には、その上層に設けられる層との密着性を向上させる目的で、プライマー層を設けてもよい。基材11の厚さは、通常10〜500μm程度である。
導電層12は、所定のパターンに形成されており、その所定のパターンは、同一の形状が連続して配置されたパターンであることが好ましい。そのパターンとしては、例えば、正方形や長方形が複数描かれてなる格子状パターンや、三角形、四角形(平行四辺形、菱形、台形等)、六角形、八角形、十二角形、円、楕円、三つ葉形、花びら形、星形等の形状が複数描かれたパターン等が使用可能である。導電層12を形成する材料としては、銅、銀、金等の金属粒子、インジウム−錫酸化物(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)等の導電性金属酸化物等を使用することができる。導電層12の表面電気抵抗としては、電界のシールド性を維持するために10Ω/スクエア以下が好ましく、より好ましくは1Ω/スクエア以下、最も好ましくは0.5Ω/スクエア以下である。導電層12を同一の形状が連続して配置された所定パターンに形成する方法としては、エッチング法、印刷メッキ法等の他に、導電性インクを用いて直接所定パターンを形成した後に熱処理を行う方法等が適宜使用できる。所定のパターンに形成した導電層12の線幅は3μm以上10μm以下とすることが好ましく、導電層12の厚さは2μm以上5μm以下とすることが好ましい。これらの範囲内では、確実に十分な電磁波遮蔽効果が得られるからである。また、パターンを格子状パターンとする場合は、線間隔(格子間隔)を50μm以上2000μm以下とすることが好ましい。線間隔が2000μmを超えると十分な電磁波遮蔽効果が得られにくい傾向があり、線間隔が50μm未満であると透光性が低下する傾向があるからである。
また、高周波の電磁波に対する電磁波遮蔽機能を十分に発揮するため、導電層12における1MHz以上1000MHz以下の電界のシールド性は、40dB以上に設定することが好ましい。
ハードコート層13は、チオール基を3官能基以上有する光硬化性モノマーを樹脂成分全体に対して5〜20重量%含有する樹脂組成物を硬化させてなる。
上記チオール基を3官能基以上有する光硬化性モノマーとしては、トリス−(エチル−3−メルカプトプロピオネート)イソシアヌレート(TEMPIC)及び/又はジペンタエリスリトールヘキサ−3−メルカプトプロピオネート(DPMP)を用いることが好ましい。
上記樹脂組成物は、チオール基を3官能基以上有する光硬化性モノマーに加え、さらに他の樹脂成分、好ましくは表面硬度が高い光硬化型樹脂を含む。上記光硬化型樹脂としては、例えば、ビニル基、(メタ)アクリロイル基、エポキシ基、オキセタニル基等を有するモノマー、プレポリマー、オリゴマー、ポリマー等が用いられる。上記光硬化型樹脂は、単独でも2種類以上を組み合わせても用いることができる。また、上記光硬化型樹脂としては、ハードコート層13の生産性及び硬化後の硬度の向上の観点より、多官能樹脂を用いることが好ましく、さらに、分子中に水素結合を形成するような結合基や官能基を多く有していると、基材11との密着性が向上するので好ましい。また、ビスフェノールA変性(メタ)アクリレート等の高屈折率タイプの樹脂を用いてもよい。
上記多官能樹脂としては、不飽和基を2つ以上有する多官能アクリル系樹脂モノマーを用いることができる。上記不飽和基を2つ以上有する多官能アクリル系樹脂モノマーとして、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−シクロヘキサンジアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,2,3−シクロヘキサントリメタクリレート;ペンタエリスリトールトリアクリレートヘキサメチレンジイソシアネートウレタンプレポリマー等のポリウレタンポリアクリレート;ポリエステルポリアクリレート等の多価アルコールと(メタ)アクリル酸とから生成されるエステル類;1,4−ジビニルベンゼン、4−ビニル安息香酸−2−アクリロイルエチルエステル、1,4−ジビニルシクロヘキサノン等のビニルベンゼン及びその誘導体等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいが、2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらの中でも、耐擦傷性をより高める観点から、ペンタエリスリトールトリアクリレート及びジペンタエリスリトールヘキサアクリレートから選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。上記において「(メタ)アクリレート」とは、「アクリレート及び/又はメタクリレート」を意味するものである。
ハードコート層13を形成する樹脂組成物を硬化させる際には、上記樹脂組成物を含むハードコート層形成用塗布液に光重合開始剤を添加する。光重合開始剤としては、アセトフェノン類、べンゾフェノン類、ケタール類、アントラキノン類、チオキサントン類、アゾ化合物、過酸化物、2,3−ジアルキルジオン化合物類、ジスルフィド化合物類、チウラム化合物類、フルオロアミン化合物等が用いられる。これらは単独でも2種以上を組み合わせても使用することは可能である。上記光重合開始剤の使用量は特に限定されないが、通常、用いる樹脂成分全体に対し1〜15重量%程度である。
ハードコート層13の膜屈折率は、1.49〜1.85であることが好ましい。ハードコート層の膜屈折率が1.49〜1.85となれば、上記の樹脂成分のみを含む樹脂組成物で形成してもよいし、さらに金属酸化物等のフィラーを含む樹脂組成物で形成してもよい。本発明の光学フィルム10では、導電層12を覆うようにハードコート層13を配置しているので、ハードコート層13に導電性フィラー、例えば導電性金属酸化物等を添加しなくても、帯電防止機能を付与することができるが、電磁波遮蔽機能の更なる向上のため、上記樹脂組成物に、導電性金属酸化物や導電性ポリマーを添加してもよい。上記導電性ポリマーとしては、例えば、ポリピロール、ポ二アニリン、ポリチオフェンなどを用いることができる。
ハードコート層13の基材11からの厚さTは、導電層12の厚さより厚い。ハードコート層13の基材11からの厚さTは、導電層12の厚さより厚ければハードコート機能の発現に関して問題はないが、厚さTが厚くなりすぎると塗膜のカール等の問題が生じる場合がある。このため、ハードコート層13の基材11からの厚さTは、6μm以下であることが好ましい。
また、上記樹脂組成物を含むハードコート層形成用塗布液には、屈折率を大きく変化させない程度に重合禁止剤、酸化防止剤、分散剤、界面活性剤、表面改質剤、光安定剤及びレベリング剤等の添加剤を適宜添加してもよい。また、分散系を壊さず、光硬化型樹脂等の樹脂成分を溶解させることが可能であれば、ハードコート層形成用塗布液に溶媒を含有させることも可能である。
基材11の上にハードコート層13を形成する方法については特に制限はなく、上記樹脂組成物を含むハードコート層形成用塗布液を基材11上に塗布して硬化させることにより形成できる。塗布方法も特に制限されず、例えば、ロールコート、ダイコート、エアナイフコート、ブレードコート、スピンコート、リバースコート、グラビアコート等の塗工法、又はグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷等の印刷法等を用いることができる。
ハードコート層13上に配置される反射防止機能を有する反射防止層14の層構成としては、ハードコート層の上層にハードコート層より膜屈折率の低い低屈折率層のみを設ける単層構造や、ハードコート層の上層にハードコート層より膜屈折率の高い中屈折率層と、上記中屈折率層より膜屈折率の高い高屈折率層と、ハードコート層より膜屈折率の低い低屈折率層とをこの順番に設ける三層構造等が、光学設計に応じて適宜使用可能である。
例えば、上記単層構造の反射防止層の場合、低屈折率層の膜屈折率はハードコート層の膜屈折率よりも小さくし、その厚さは80〜150nmとすればよい。低屈折率層の膜屈折率は、1.30〜1.45が好ましい。低屈折率層の膜屈折率nとその厚さdとの積である光学厚さndがλ/4となるように設計すると、反射率がより低くなり好ましい。通常、λは可視光の波長のうち特に人間の目の視感度が高い光の波長550nm前後に設定されることが多いので、厚さdは80〜150nmとすることが好ましい。
上記低屈折率層は、その膜屈折率が上記の範囲となれば、ビニル基、(メタ)アクリロイル基、エポキシ基、オキセタニル基、チオール基等を有するモノマー、プレポリマー、オリゴマー、ポリマー等の光硬化型樹脂を用いて形成することができる。上記光硬化型樹脂は、単独でも2種類以上を組み合わせても用いることができる。また、上記光硬化型樹脂としては、低屈折率層の生産性及び硬化後の硬度の向上の観点より、多官能樹脂を用いることが好ましい。上記多官能樹脂としては、前述のハードコート層に用いた不飽和基を2つ以上有する多官能アクリル系樹脂モノマーと同様のものが使用できる。
また、低屈折率層の膜屈折率を1.30〜1.45の好ましい範囲に調整する材料としては、シリカ、フッ素系樹脂、中空状のシリカ粒子等が挙げられるが、屈折率と反射防止層の耐擦傷性の観点から少なくとも中空状のシリカ粒子を用いることが好ましい。また、中空状のシリカ粒子の平均粒子径は低屈折率層の厚さが80nmから150nmになるように設計されるので、80nm以下が好ましく、60nm以下がより好ましい。ここで、平均粒子径とは、大塚電子製の濃厚系粒径アナライザー“FPAR−1000”により測定したものをいう。また、中空シリカ微粒子の空隙率は30%を超え50%以下であればよい。30%以下では反射防止効果が十分得られない傾向があり、50%を超えると中空シリカ微粒子の合成時に無機酸化物としての硬度を維持することが困難である傾向がある。ここで、「空隙率」とは、総体積に対する空隙部分の体積の比をいう。
また、上記低屈折率層を形成する光硬化型樹脂成分の少なくとも一つが、前述のハードコート層を形成する光硬化型樹脂成分と同一であれば、低屈折率層とハードコート層との接着性が向上するため好ましい。
上記低屈折率層を形成する光硬化型樹脂を硬化させる際には、光硬化型樹脂を含む低屈折率層形成用塗布液に、前述のハードコート層で用いた光重合開始剤を同様にして添加すればよい。
また、上記低屈折率層形成用塗布液には、屈折率を大きく変化させない程度に重合禁止剤、酸化防止剤、分散剤、界面活性剤、表面改質剤、光安定剤及びレベリング剤等の添加剤を添加してもよい。本実施形態の光学フィルムは、ディスプレイの最表面に配置されることから、強度と防汚性を向上させるために、シリコーン系、フッ素系の添加剤を屈折率を大きく変化させない程度に添加してもよい。また、分散系を壊さず、光硬化型樹脂を溶解させることが可能であれば、低屈折率層形成用塗布液に溶媒を含有させることも可能である。
ハードコート層13の上に低屈折率層を形成する方法については特に制限はなく、上記材料を含む低屈折率層形成用塗布液をハードコート層13上に塗布して硬化させることにより形成できる。塗布方法も特に制限されず、例えば、ロールコート、ダイコート、エアナイフコート、ブレードコート、スピンコート、リバースコート、グラビアコート等の塗工法、又はグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷等の印刷法等を用いることができる。
(実施形態2)
図2は、本発明の光学フィルムの他の例を示す概略断面図である。図2において、本発明の光学フィルム20は、基材11の他方の主面に近赤外線吸収層15をさらに配置した以外は、図1に示した実施形態1の光学フィルム10と同様である。図2では、図1と同一の部分には同一の符合を付け、重複する説明は省略する。また、図2と図1において同一の部分は、同様の機能を有する。
図2は、本発明の光学フィルムの他の例を示す概略断面図である。図2において、本発明の光学フィルム20は、基材11の他方の主面に近赤外線吸収層15をさらに配置した以外は、図1に示した実施形態1の光学フィルム10と同様である。図2では、図1と同一の部分には同一の符合を付け、重複する説明は省略する。また、図2と図1において同一の部分は、同様の機能を有する。
近赤外線吸収層15は、基材11の他方の主面に直接形成してもよいし、粘着剤を介して配置してもよい。近赤外線吸収機能を有する近赤外線吸収層15を設けることにより、本実施形態の光学フィルムをPDPの表面に配置すれば、プラズマ放電を起こした際に放出される不要な近赤外線が遮断され、周辺の電子部品を用いる機器に悪影響を与えることがなく、特にテレビやエアコン等のリモコンの誤動作を生じさせるといった問題が解消できる。本実施形態のように一枚の基材に電磁波遮蔽機能と反射防止機能と近赤外線吸収機能とを一体化して複合化することにより、PDPの前面板に貼り合わせる部材を削減することができる。
近赤外線吸収層15としては、近赤外線を吸収する透光性を有する材料で形成されていれば特に限定されず、通常は、近赤外線を吸収する化合物を分散させた樹脂組成物で形成される。
上記近赤外線を吸収する化合物は、850〜1100nmの波長領域に最大吸収波長を有する化合物であることが好ましい。近赤外線吸収層15が上記化合物を含んでいると、波長400〜850nmの可視光の透過率を大きく低減させることなく、波長領域850〜1100nmの近赤外線の透過率を低減させることが可能となる。これにより、本実施形態の光学フィルムをPDP等の近赤外線吸収フィルタとしても好適に用いることができる。
上記850〜1100nmの波長領域に最大吸収波長を有する化合物としては、例えば、アミニウム系、アゾ系、アジン系、アントラキノン系、インジゴイド系、オキサジン系、キノフタロニン系、スクワリウム系、スチルベン系、トリフェニルメタン系、ナフトキノン系、ジイモニウム系、フタロシアニン系、シアニン系、ポリメチン系等の有機色素を適宜組み合わせて用いることができる。
特に、近赤外線吸収層15が、上記850〜1100nmの波長領域に最大吸収波長を有する化合物として、スルホン酸イミド誘導体を含み、かつカチオン部位の末端の窒素原子に結合している置換基の少なくとも一つが分岐鎖構造からなるアルキル基であるジイモニウム化合物と、下記式(1)で表される構造を有する置換ベンゼンジチオール金属錯体アニオンと下記式(2)で表される構造を有するカチオンとの対イオン結合体である化合物とを含むと長期保存安定性に優れるので好ましい。
但し、式(1)の中で、R1、R2は、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜8のアルキルアミノ基、置換又は未置換のモルホリノ基、置換又は未置換のチオモルホリノ基、置換又は未置換のピペラジノ基及び置換又は未置換のフェニル基からなる群から選ばれる少なくとも一つの置換基を示し、Mは遷移金属を示す。
但し、式(2)の中で、Q1、Q2は、5員環の含窒素複素環、5員環の含窒素複素環を含む縮合環、6員環の含窒素複素環及び6員環の含窒素複素環を含む縮合環からなる群から選ばれる少なくとも一つの複素環式化合物を示し、R3、R4は炭素数1〜8のアルキル基を示し、nは2、3又は4の数字を示す。
上記近赤外線を吸収する化合物を分散させる樹脂としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、セルロース樹脂、ポリブチラール樹脂等を用いることができ、またこれらの樹脂の2種以上を組み合わせてポリマーブレンドとしても用いることができる。
ハードコート層13と反射防止層14とを順次積層した基材11の裏面側に近赤外線吸収層15を形成する方法については特に制限はなく、前述のハードコート層13の場合と同様に上記した近赤外線吸収層形成用の材料を含む近赤外線吸収層形成用塗布液を基材11に塗布することにより形成できる。近赤外線吸収層15の厚さは、1〜10μmが好ましく、2〜7μmがより好ましい。厚さが1μm未満では、近赤外線の吸収が困難となり、10μmを超えるとクラックが生じたり、カールが発生したりする。
近赤外線吸収層15には、PDPのネオン輝線スペクトル(オレンジ色)をカットする化合物を適宜添加することも可能である。これにより、PDPにおいて赤色をより鮮やかに発色させることができる。ネオン輝線スペクトルをカットする化合物としては、580〜620nmの波長領域に最大吸収波長を有する有機色素が使用でき、例えば、シアニン系、アズレニウム系、スクワリウム系、ジフェニルメタン系、トリフェニルメタン系、オキサジン系、アジン系、チオピリウム系、ビオローゲン系、アゾ系、アゾ金属錯塩系、アザポルフィリン系、ビスアゾ系、アントラキノン系、フタロシアニン系等の有機色素を用いることができる。
近赤外線吸収層15の厚さ、その材料の種類、含有率等は、波長850〜1100nmの全領域において、光学フィルム20の分光透過率が20%以下となるように適宜定めればよい。
本実施形態では、近赤外線吸収層15のみを配置した例を示したが、近赤外線吸収層15に加えて又はそれに代えて特定波長の可視光を吸収する層、紫外線カット層等の別の機能性層を1層又は2層以上配置することもできる。
以下、実施例に基づき本発明をより具体的に説明する。但し、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。また、以下において、特に断らない限り「部」は「重量部」を表す。
先ず、実施例で用いた測定方法及び評価方法を説明する。
<導電層の表面電気抵抗>
導電性表面低抵抗率計“ロレスタ−AP、MCP−T400”(三菱油化社製)を用いて測定した。
導電性表面低抵抗率計“ロレスタ−AP、MCP−T400”(三菱油化社製)を用いて測定した。
<電界シールド性>
導電層の電界シールド性は、KEC法にて測定した。KEC法とは、(社)関西電子工業振興センターで開発された電磁波シールド効果の測定方法である。即ち、アンテナを備え、開口部を有する金属ケースを2つ用意し、2つの金属ケースを互いに連通するように対向させ、その間にサンプルを挟み、続いて、一方の金属ケース内に設けられたアンテナから電界(磁界)を発信させ、他方の金属ケース内のアンテナにてサンプルを通過した電界(磁界)を受信し、サンプル通過による電磁波の減衰率を算出する。具体的には、光学フィルムから切り取った長さ20cm、幅20cmの正方形のサンプルを2つの金属ケースの間に挟み込み、一方のアンテナから500MHzの電磁波を発信して電磁波の減衰率を算出した。
導電層の電界シールド性は、KEC法にて測定した。KEC法とは、(社)関西電子工業振興センターで開発された電磁波シールド効果の測定方法である。即ち、アンテナを備え、開口部を有する金属ケースを2つ用意し、2つの金属ケースを互いに連通するように対向させ、その間にサンプルを挟み、続いて、一方の金属ケース内に設けられたアンテナから電界(磁界)を発信させ、他方の金属ケース内のアンテナにてサンプルを通過した電界(磁界)を受信し、サンプル通過による電磁波の減衰率を算出する。具体的には、光学フィルムから切り取った長さ20cm、幅20cmの正方形のサンプルを2つの金属ケースの間に挟み込み、一方のアンテナから500MHzの電磁波を発信して電磁波の減衰率を算出した。
<視感度反射率>
近赤外線吸収層を設ける前に、反射防止層を形成した側とは反対側の基材(PETフィルム)の表面を紙やすりで削り、さらにその表面を黒インクの油性フェルトペンで黒く塗りつぶした後、分光光度計“Ubest V−570型”(日本分光社製)を用い、300〜800nmの波長領域において視感度反射率を測定した。
近赤外線吸収層を設ける前に、反射防止層を形成した側とは反対側の基材(PETフィルム)の表面を紙やすりで削り、さらにその表面を黒インクの油性フェルトペンで黒く塗りつぶした後、分光光度計“Ubest V−570型”(日本分光社製)を用い、300〜800nmの波長領域において視感度反射率を測定した。
<反射防止層を形成した側の表面電気抵抗>
反射防止層を形成した側の表面電気抵抗を導電性表面高抵抗率計“ハイレスタHT−20”(三菱油化社製)を用いて測定した。
反射防止層を形成した側の表面電気抵抗を導電性表面高抵抗率計“ハイレスタHT−20”(三菱油化社製)を用いて測定した。
<鉛筆硬度>
光学フィルムにおける反射防止層の鉛筆硬度をJIS(K5400)に基づいて測定した。
光学フィルムにおける反射防止層の鉛筆硬度をJIS(K5400)に基づいて測定した。
<耐擦傷性>
光学フィルムの反射防止層(低屈折率層)上にスチールウール(#0000)を配置し、1.96N/cm2の荷重をかけた状態で、スチールウールを10往復させた後、低屈折率層の表面の状態を観察して、以下の4段階で評価した。
A:傷が全くつかなかった。
B:ほとんど見えない傷がついた。
C:明確に傷が確認できた。
D:剥離が生じた。
光学フィルムの反射防止層(低屈折率層)上にスチールウール(#0000)を配置し、1.96N/cm2の荷重をかけた状態で、スチールウールを10往復させた後、低屈折率層の表面の状態を観察して、以下の4段階で評価した。
A:傷が全くつかなかった。
B:ほとんど見えない傷がついた。
C:明確に傷が確認できた。
D:剥離が生じた。
<全光線透過率>
分光光度計“Ubest V−570型”(日本分光社製)を用い、近赤外線吸収層を設ける前の光学フィルムの全光線透過率を測定した。光は、基材のハードコート層が形成された側の反対側から入射させた。
分光光度計“Ubest V−570型”(日本分光社製)を用い、近赤外線吸収層を設ける前の光学フィルムの全光線透過率を測定した。光は、基材のハードコート層が形成された側の反対側から入射させた。
<カール(フィルムの反り)の測定方法>
光学フィルムから切り出した幅15cm、長さ20cmの長方形のサンプル片を平坦な台に導電層が形成された塗工面を上にして静置し、このサンプルの角4点について、台からの高さを測定した。4点全ての高さが1cm未満であるものについてはAとし、いずれか1点の高さでも1cm以上の場合はBとした。
光学フィルムから切り出した幅15cm、長さ20cmの長方形のサンプル片を平坦な台に導電層が形成された塗工面を上にして静置し、このサンプルの角4点について、台からの高さを測定した。4点全ての高さが1cm未満であるものについてはAとし、いずれか1点の高さでも1cm以上の場合はBとした。
(実施例1)
以下のようにして光学フィルムを作製した。
以下のようにして光学フィルムを作製した。
<導電層の形成>
透明基材として、表裏両面をアクリル樹脂にて易接着処理した厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用意した。次に、上記PETフィルム上に複数の開口部を有する導電層を下記のとおり形成した。
透明基材として、表裏両面をアクリル樹脂にて易接着処理した厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用意した。次に、上記PETフィルム上に複数の開口部を有する導電層を下記のとおり形成した。
先ず、顔料としてアルミナゾル(日産化学工業社製“アルミナゾル520”)500部と、バインダーとしてポリビニルアルコール(クラレ社製“PVA217”)15部と、架橋剤としてメラミン系化合物(住友化学工業社製“Sumirez Resin 617”)1.25部と、分散媒として水135部とを用意し、これらをボールミルにて混合して塗布液を作製した。この塗布液を厚さが5μmとなるように上記PETフィルム上に塗布し、その後乾燥させて被覆層を形成した。次に、ナノオーダーサイズの酸化銀粒子と有機銀化合物(カルボン酸塩銀:C8H15O2Ag)と溶媒(テルピネオール)とを含むペースト(藤倉化成社製ドータイト“XA−9024”)を用いて、線幅4μm、厚さ2.5μm、線間隔(格子間隔)150μmの格子状パターンを上記被覆層上にスクリーン印刷した。続いて、80℃で30分間加熱して、印刷されたペーストから溶媒を除去した後、大気中にて150℃で30分間加熱して、上記のような格子状パターンに形成された導電性粒子からなる導電層を形成した。上記のような格子状パターンに形成された導電性粒子からなる導電層の表面電気抵抗及び電界シールド性を上記のようにして測定した。その結果を下記表1に示す。
<ハードコート層の形成>
先ず、下記材料を混合・攪拌して、ハードコート層形成用塗布液を作製した。
(1)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA、日本化薬社製):9部
(2)トリス−(エチル−3−メルカプトプロピオネート)イソシアヌレート(TEMPIC、チオール基:3官能基、堺化学工業社製):1部(樹脂成分全体に対する含有量:10重量%)
(3)分散剤“Disperbyk−180”(ビックケミー社製):0.5部
(4)光重合開始剤“IRGACURE907”(チバスペシャルティケミカルズ社製):0.3部
(5)ポリピロール分散液(10質量%、平均粒子径:0.3〜0.4μm):0.3部
(6)トルエン:10部
(7)メチルエチルケトン:10部
先ず、下記材料を混合・攪拌して、ハードコート層形成用塗布液を作製した。
(1)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA、日本化薬社製):9部
(2)トリス−(エチル−3−メルカプトプロピオネート)イソシアヌレート(TEMPIC、チオール基:3官能基、堺化学工業社製):1部(樹脂成分全体に対する含有量:10重量%)
(3)分散剤“Disperbyk−180”(ビックケミー社製):0.5部
(4)光重合開始剤“IRGACURE907”(チバスペシャルティケミカルズ社製):0.3部
(5)ポリピロール分散液(10質量%、平均粒子径:0.3〜0.4μm):0.3部
(6)トルエン:10部
(7)メチルエチルケトン:10部
次に、上記導電層の上に、上記ハードコート層形成用塗布液をマイクログラビアコータ(康井精機社製)を用いて塗布し、その後乾燥させた。続いて、塗膜に紫外線を500mJ/cm2の線量で照射して塗膜を硬化させ、屈折率1.55、厚さ4.0μmのハードコート層を形成した。
<反射防止層(低屈折率層)の形成>
下記材料を混合・攪拌して、反射防止層(低屈折率層)形成用塗布液を作製した。
(1)中空シリカ微粒子(触媒化成社製、空隙率:35%、平均粒子径:50〜60nm):60部
(2)ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA):20部
(3)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA):20部
(4)光重合開始剤“IRGACURE(登録商標)907”(チバスペシャリティケミカルズ社製):1.6部
(5)高分子表面改質剤“モディパーF600”(日本油脂社製):1部
(6)イソプロピルアルコール:2000部
下記材料を混合・攪拌して、反射防止層(低屈折率層)形成用塗布液を作製した。
(1)中空シリカ微粒子(触媒化成社製、空隙率:35%、平均粒子径:50〜60nm):60部
(2)ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA):20部
(3)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA):20部
(4)光重合開始剤“IRGACURE(登録商標)907”(チバスペシャリティケミカルズ社製):1.6部
(5)高分子表面改質剤“モディパーF600”(日本油脂社製):1部
(6)イソプロピルアルコール:2000部
次に、上記ハードコート層の上に、上記低屈折率層形成用塗布液を上記マイクログラビアコータを用いて塗布して乾燥させ、屈折率1.37、厚さ107nmの低屈折率層を形成し、単層構造の反射防止層とした。
<近赤外線吸収層の形成>
下記材料を混合・攪拌して、近赤外線吸収層形成用塗布液を作製した。
(1)アクリル樹脂“フォレットGS−1000”(綜研化学社製):100部
(2)芳香族ジイモニウム色素“CIR−1085”(日本カーリット社製):6部
(3)シアニン部位・ジチオール金属錯体部位含有近赤外線吸収化合物“SD50−E04N”(住友精化社製、最大吸収波長:877nm):1部
(4)シアニン部位・ジチオール金属錯体部位含有近赤外線吸収化合物“SD50−E05N”(住友精化社製、最大吸収波長:833nm):1部
(5)テトラアザポルフィリン化合物“TAP−2”(山田化学工業社製):2部
(6)メチルエチルケトン:70部
(7)トルエン:140部
下記材料を混合・攪拌して、近赤外線吸収層形成用塗布液を作製した。
(1)アクリル樹脂“フォレットGS−1000”(綜研化学社製):100部
(2)芳香族ジイモニウム色素“CIR−1085”(日本カーリット社製):6部
(3)シアニン部位・ジチオール金属錯体部位含有近赤外線吸収化合物“SD50−E04N”(住友精化社製、最大吸収波長:877nm):1部
(4)シアニン部位・ジチオール金属錯体部位含有近赤外線吸収化合物“SD50−E05N”(住友精化社製、最大吸収波長:833nm):1部
(5)テトラアザポルフィリン化合物“TAP−2”(山田化学工業社製):2部
(6)メチルエチルケトン:70部
(7)トルエン:140部
次に、上記反射防止層を形成した側とは反対側のPETフィルム上に、上記近赤外線吸収層形成用塗布液を上記マイクログラビアコータを用いて塗布して乾燥させ、厚さが4μmの近赤外線吸収層を形成した。
(実施例2)
実施例1のハードコート層用塗布液において、TEMPICの代わりに、ジペンタエリスリトールヘキサ−3−メルカプトプロピオネート(DPMP、チオール基:6官能基、堺化学工業社製)1部を用いた以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
実施例1のハードコート層用塗布液において、TEMPICの代わりに、ジペンタエリスリトールヘキサ−3−メルカプトプロピオネート(DPMP、チオール基:6官能基、堺化学工業社製)1部を用いた以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
(比較例1)
ハードコート層用塗布液として下記の材料を混合・攪拌して調製したものを用いた以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
(1)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA、日本化薬社製):10部
(2)分散剤“Disperbyk−180”(ビックケミー社製):0.5部
(3)光重合開始剤“IRGACURE907”(チバスペシャルティケミカルズ社製):0.3部
(4)トルエン:10部
(5)メチルエチルケトン:10部
ハードコート層用塗布液として下記の材料を混合・攪拌して調製したものを用いた以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
(1)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA、日本化薬社製):10部
(2)分散剤“Disperbyk−180”(ビックケミー社製):0.5部
(3)光重合開始剤“IRGACURE907”(チバスペシャルティケミカルズ社製):0.3部
(4)トルエン:10部
(5)メチルエチルケトン:10部
(比較例2)
ハードコート層用塗布液として下記のように調製したものを用いた以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
(1)アンチモンドープ酸化スズ微粒子(ATO、三菱マテリアル社製、平均粒子径20nm):5.5部
(2)酸化ジルコニウム微粒子(ZrO2、第一稀元素化学工業社製、平均粒子径10nm):4.5部
(3)分散剤“Disperbyk−180”(ビックケミー社製):1部
(4)アセチルアセトン:5部
(5)プロピレングリコールモノメチルエーテル:30部
以上の成分を有する組成物に、液の攪拌分散用のビーズとして直径0.3mmのジルコニアビーズを入れ、ペイントシェーカーで3時間分散した後、ジルコニアビーズを取除き、ATO:ZrO2の重量比が55:45の分散液を調製した。この分散液に、ペンタエリスリトールトリアクリレート2部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2.7部、光重合開始剤“IRGACURE907”(チバスペシャルティケミカルズ社製)0.3部を添加してハードコート層の形成に用いる塗布液を調製した。
ハードコート層用塗布液として下記のように調製したものを用いた以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
(1)アンチモンドープ酸化スズ微粒子(ATO、三菱マテリアル社製、平均粒子径20nm):5.5部
(2)酸化ジルコニウム微粒子(ZrO2、第一稀元素化学工業社製、平均粒子径10nm):4.5部
(3)分散剤“Disperbyk−180”(ビックケミー社製):1部
(4)アセチルアセトン:5部
(5)プロピレングリコールモノメチルエーテル:30部
以上の成分を有する組成物に、液の攪拌分散用のビーズとして直径0.3mmのジルコニアビーズを入れ、ペイントシェーカーで3時間分散した後、ジルコニアビーズを取除き、ATO:ZrO2の重量比が55:45の分散液を調製した。この分散液に、ペンタエリスリトールトリアクリレート2部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2.7部、光重合開始剤“IRGACURE907”(チバスペシャルティケミカルズ社製)0.3部を添加してハードコート層の形成に用いる塗布液を調製した。
(比較例3)
TEMPIC1の添加量を樹脂成分全体に対して3重量%なるようにした以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
TEMPIC1の添加量を樹脂成分全体に対して3重量%なるようにした以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
(比較例4)
TEMPIC1の添加量を樹脂成分全体に対して25重量%なるようにした以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
TEMPIC1の添加量を樹脂成分全体に対して25重量%なるようにした以外は、実施例1と同様にして光学フィルムを作製した。
上記実施例1、2及び比較例1〜4の光学フィルムの特性を上記のように測定した。その結果を導電層の厚さ、ハードコート層の厚さとともに下記表1に示す。
表1から明らかなように、実施例1及び2の光学フィルムでは、比較例1〜4のフィルムに比較して、鉛筆強度に優れ、カールも発生しておらず、本発明の電磁波遮蔽機能や反射防止機能を有する光学フィルムにおいて、カールの改善と、表面強度の向上とが両立していることが分かる。
以上のように本発明は、カールの改善と、表面強度の向上とを両立させ、かつ電磁波遮蔽機能及び反射防止機能をも付与した光学フィルムを提供できる。
10、20 光学フィルム
11 基材
12 導電層
12a 開口部
13 ハードコート層
14 反射防止層
15 近赤外線吸収層
11 基材
12 導電層
12a 開口部
13 ハードコート層
14 反射防止層
15 近赤外線吸収層
Claims (8)
- 基材と、前記基材の一方の主面に配置された複数の開口部を有する導電層と、前記導電層を覆って配置された樹脂層と、前記樹脂層の上に配置された反射防止層とを含む光学フィルムであって、
前記樹脂層は、チオール基を3官能基以上有する光硬化性モノマーを樹脂成分全体に対して5〜20重量%含有する樹脂組成物を硬化させてなることを特徴とする光学フィルム。 - 前記導電層は、所定のパターンに形成されている請求項1に記載の光学フィルム。
- 前記導電層の厚さが、2μm以上5μm以下である請求項1又は2に記載の光学フィルム。
- 前記樹脂層の前記基材からの厚さが、前記導電層の厚さより厚く、且つ6μm以下である請求項1〜3のいずれかに記載の光学フィルム。
- 前記反射防止層は、中空状のシリカ粒子を含む請求項1〜4のいずれかに記載の光学フィルム。
- 1MHz以上1000MHz以下の電界のシールド性が、40dB以上である請求項1〜5のいずれかに記載の光学フィルム。
- 前記基材の他方の主面に近赤外線吸収層がさらに配置された請求項1〜6のいずれかに記載の光学フィルム。
- 基材と、前記基材の一方の主面に配置された複数の開口部を有する導電層と、前記導電層を覆って配置された樹脂層と、前記樹脂層の上に配置された反射防止層とを含む光学フィルムの製造方法であって、
チオール基を3官能基以上有する光硬化性モノマーを樹脂成分全体に対して5〜20重量%含有する樹脂組成物を硬化させ、前記樹脂層を形成することを特徴とする光学フィルムの製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP2009053731A JP2010208035A (ja) | 2009-03-06 | 2009-03-06 | 光学フィルム及びその製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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