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JP2010206994A - 電動機 - Google Patents

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JP2010206994A JP2009051298A JP2009051298A JP2010206994A JP 2010206994 A JP2010206994 A JP 2010206994A JP 2009051298 A JP2009051298 A JP 2009051298A JP 2009051298 A JP2009051298 A JP 2009051298A JP 2010206994 A JP2010206994 A JP 2010206994A
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JP2009051298A
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Keiko Ryu
継紅 劉
Hideki Kusano
秀樹 草野
Hirotoshi Torii
宏年 鳥居
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

【課題】冷却用空間内を流れる流体の偏流を抑制することができる冷却構造を備えた電動機を提供する。
【解決手段】電動機11は、ロータ17およびステータ19を収容する筒状のケース13を備えている。ケース13は、その内部に周方向の略全体にわたって形成され、流体を流通可能な冷却用空間50を有している。この冷却用空間50に面する内筒部21の外面には、複数の溝27(凹凸部)が周方向の略全体にわたって形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機に関するものである。
一般に、建設機械、農業機械、工作機械などの産業機械、自動車などの自走車両には電動機が用いられている。このような産業機械では大電流が電動機に供給されるので、電動機はそのときの発熱を抑えるための冷却構造を備えている。例えば、特許文献1には、ケースの外周部分に周方向に沿って冷却水を循環させる冷却構造に関する技術が開示されている。
特開2008−259326号公報
特許文献1に記載の電動機では、冷却水を循環させる冷却用空間がケースの外周部分における周方向の全体にわたって形成されているので、一定の冷却効果は得られるものの、電動機の仕様が高出力化されるに伴って、さらなる冷却効果の向上が望まれている。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷却効果を向上させることができる冷却構造を備えた電動機を提供することにある。
本発明の電動機は、ロータ(17)およびステータ(19)を収容する筒状のケース(13)を備えている。前記ケース(13)は、その内部に周方向の略全体にわたって形成され、流体を流通可能な冷却用空間(50)を有し、この冷却用空間(50)に面する前記ケース(13)の表面には凹凸部(27)が形成されている。
この構成では、冷却用空間(50)に面する前記ケース(13)の表面に設けられた凹凸部(27)を有しているので、冷却用空間(50)を流れる流体とケース(13)の表面との接触面積を増大させることができる。これにより、流体からケース(13)への伝熱面積が増えるので、冷却効果を向上させることができる。
また、凹凸部(27)が溝である場合には、この溝に沿って流体が流れやすくなる。これにより、流体とケース(13)との間の熱交換が促進されるので、冷却効果をより向上させることができる。
また、前記凹凸部(27)が冷却用空間(50)に面するケース(13)の表面に周方向の略全体にわたって形成されている場合には、流体とケース(13)の表面との接触面積を冷却用空間(50)の周方向の略全体にわたって増加させることができる。これにより、流体からケース(13)への伝熱面積をさらに増加させることができるとともに、冷却用空間(50)の周方向の略全体にわたって満遍なく冷却効果を得ることができる。
また、前記ケース(13)内において、前記ロータ(17)および前記ステータ(19)が前記冷却用空間(50)よりも半径方向の内側に収容されており、前記凹凸部(27)は、前記冷却用空間(50)に面する前記ケース(13)の表面のうち、前記ケース(13)の半径方向内側に位置する表面に設けられているのが好ましい。
この構成では、電動機の駆動時における主要な熱の発生源であるロータ(17)およびステータ(19)に凹凸部(27)の配設位置をより近づけた構成であるので、冷却効率をより向上させることができる。
前記ケース(13)は、前記ロータ(17)および前記ステータ(19)を収容する筒状の内筒部(21)と、この内筒部(21)の外側に配置されるとともに前記内筒部(21)に固定されて前記内筒部(21)との間に前記冷却用空間(50)を形成する筒状の外筒部(23)と、を備え、前記凹凸部(27)が、前記内筒部(21)の外面および前記外筒部(23)の内面の少なくとも一方に設けられていてもよい。
この構成では、ケース(13)は、ロータ(17)および前記ステータ(19)を収容する筒状の内筒部(21)と、この内筒部(21)との間に冷却用空間(50)を形成する筒状の外筒部(23)とを備え、凹凸部(27)が、内筒部(21)の外面および外筒部(23)の内面の少なくとも一方に周方向の略全体にわたって設けられている。これにより、流体から内筒部(21)または外筒部(23)への伝熱面積が増えるので、冷却効果を向上させることができる。
前記凹凸部(27)が前記内筒部(21)の外面に設けられている場合には、電動機の駆動時における主要な熱の発生源であるロータ(17)およびステータ(19)に凹凸部(27)の配設位置をより近づけることができる。これにより、冷却効率をより向上させることができる。
前記外筒部(23)は前記内筒部(21)と別体で構成されている場合には、内筒部(21)に対する取り付け位置を周方向に任意に選定可能になる。また、これらが別体であることにより、外筒部(23)または内筒部(21)に凹凸部(27)などを前もって形成した後、外筒部(23)を内筒部(21)に固定することができるので、凹凸部(27)の加工が容易になる。特に、凹凸部(27)が内筒部(21)の外面に設けられている場合には、外筒部(23)の内面に凹凸部(27)を形成する場合と比較してさらに加工が容易になる。
前記流体が絶縁性の油である場合には、水などの流体を使用した場合と比較して漏電などのおそれを低減できる。
電動機が油圧機器に用いられ、前記絶縁性の油が前記油圧機器の作動油である場合には、作動油の一部を冷却用空間(50)に流入する流体として用いることができる。これにより、油圧機器の配管構造、タンク構造などを簡略化できる。
以上説明したように、本発明によれば、冷却用空間に面する前記ケースの表面に設けられた凹凸部を有しているので、冷却用空間を流れる流体とケースの表面との接触面積を増大させることができる。これにより、流体からケースへの伝熱面積が増えるので、冷却効果を向上させることができる。
本発明の実施形態の電動機をシャフトの軸方向に切断した断面図である。 図1の実施形態の内筒部、外筒部およびステータを示し、これらを軸方向に切断した断面図である。 (a)は、図1の実施形態の電動機を入口側から見たときの内筒部の構造を示す斜視図であり、(b)は、この電動機を入口に対して半径方向に対向する側から見たときの内筒部の構造を示す斜視図である。 図1の実施形態の電動機におけるケース、ステータなどの構造を示す斜視図である。 図1の実施形態の電動機における冷却用空間の形状を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる電動機11は、ケース13と、このケース13の軸方向に沿ってケース13に回転可能に支持されたシャフト15と、このシャフト15に取り付けられた円柱状のロータ17と、このロータ17に対向するステータ19とを備えている。
図1および図2に示すように、ケース13は、筒状の内筒部21と、この内筒部21の外面を覆う筒状の外筒部23と、内筒部21における軸方向の両側の開口部をそれぞれ塞ぐ円盤部29および円盤部31とを含む。これらの内筒部21、外筒部23、円盤部29および円盤部31は別体で作製された後、一体化されている。
円盤部29は内筒部21の第1方向D1側の開口部に嵌合されており、図略のボルトにより内筒部21の端部に固定されている。この円盤部29の内面には、シャフト15の一端部が配置される凹部が形成されている。この凹部の内周面とシャフト15の外周面との間には軸受け33が介在している。
なお、図1のようにシャフト15の一端部が凹部内に配置される形態の他、例えば円盤部29にシャフト15を挿通可能な図略の貫通穴が設けられ、この貫通穴にシャフト15の一端部が挿通された形態であってもよい。この形態の場合には、シャフト15の両端部において回転運動を出力するようにできる。また、この形態の場合には、シャフト15の一方の端部を回転運動の入力側とし、他方の端部を回転運動の出力側とすることにより、出力側の回転運動を入力側がアシストするようにもできる。
円盤部31は内筒部21の第2方向D2側の開口部に嵌合されており、図略のボルトにより内筒部21の端部に固定されている。この円盤部31の中央にはシャフト15の他端部が挿通される貫通口が形成されている。この貫通口の内周面とシャフト15の外周面との間には軸受け35が介在している。このようにしてシャフト15は回転可能に円盤部29,31に支持されている。なお、シャフト15の第2方向D2側の端部および円盤部31は、油圧機械などの産業機械の本体に取り付けられる。
内筒部21の内面にはステータ19が周方向に沿って配設されている。このステータ19は、ロータ17の外周面と所定の隙間をあけてこの外周面と対向して配置されている。ステータ19は内筒部21の内面に熱的に接触するように取り付けられたコア19aとこのコア19aに巻回された巻線19bとを有している。
図3(a),(b)に示すように、内筒部21は、流体の流路となる冷却用空間50を外筒部23とともに形成する胴部40と、この胴部40の第2方向D2側の端部に設けられたフランジ部41とを有している。このフランジ部41は、貫通穴43aを有する挿通部43と、電動機11に電力を供給する導線が挿通される貫通穴45a(図2参照)を有する配線部45とを有している。図4に示すように、内筒部21は、外筒部23の外面に設けられたナット部46のねじ穴と挿通部43の貫通穴43aとの位置を合わせた状態でボルト44を貫通穴43aに挿通しナット部46のねじ穴に螺合することによって外筒部23と連結される。配線部45の側部には配線部45の開口を塞ぐ平板47がねじ止めされている。
図3(a),(b)に示すように、胴部40は、第1方向D1側の端部に設けられた外縁部37と、第2方向D2側の端部に設けられた外縁部39と、これらの外縁部37,39の間に設けられた仕切り81とを有している。外縁部37、外縁部39および仕切り81は、外筒部23の内面と周方向に沿って対向する対向面37a,39a,81aをそれぞれ有している。本実施形態では、これらの対向面37a,39a,81aの外径はほぼ同程度に調整されている。ただし、これらの対向面37a,39a,81aの外径は必ずしも同程度でなくてもよい。すなわち、対向面37aと外筒部23の内面との間が後述する下方側の溝49に配置されるOリングによりシールされ、対向面39aと外筒部23の内面との間が上方側の溝49に配置されるOリングによりシールされ、かつ、後述する第1冷却部51と第2冷却部52との間で流体の流れが仕切り81によってある程度制限されればよい。これらの条件を満たせば、例えば、対向面37a,39a,81aの外径がそれぞれ異なっていてもよく、外筒部23の内面が湾曲または軸方向に対して傾斜していてもよい。
図2および図4に示すように、外筒部23は、内筒部21の胴部40の外面を覆う円筒状の部材である。この外筒部23は、胴部40の外面を覆うとともにこの外面に対して所定の間隔をあけて配置されることにより胴部40との間に流体を流通可能な冷却用空間50を形成している。外筒部23の外面には冷却用空間50と連通する流体の入口60と出口62とが設けられている。
外縁部37と仕切り81との間には、これらよりも外径の小さい第1凹部91が周方向に沿って形成されており、外縁部39と仕切り81との間には、これらよりも外径の小さい第2凹部92が周方向に沿って形成されている。これにより、外筒部23が内筒部21の外面を覆うように配置されると、外縁部37,39および仕切り81の対向面37a,39a,81aに外筒部23の内面が対向する一方で、第1凹部91および第2凹部92は外筒部23の内面との間にはそれぞれ空間が形成される。これらの空間は、冷却用空間50の一部を構成する第1冷却部51および第2冷却部52となる。このようにして冷却用空間50は、第1冷却部51と第2冷却部52とに軸方向に分割されている。
また、外縁部37と第1凹部91との間には、周方向に沿ってOリング用の溝49が形成されており、外縁部39と第2凹部92との間には、周方向に沿ってOリング用の溝49が形成されている。これらの溝49にはそれぞれ図略のOリングが配置される。これにより、外筒部23と内筒部21の外縁部37,39との間の水密性が高められている。
第1凹部91および第2凹部92には、半径方向の内方に凹む複数の溝27(本実施形態では5つの溝27)が周方向に沿ってそれぞれ形成されている。各溝27は、互いに略平行であり、周方向の略全体にわたって形成されている。
第1冷却部51は、各溝27の壁面を構成する環状の突起により半径方向の内方側の空間が複数に仕切られている一方で、半径方向の外方側の空間において連通している。また、第2冷却部52は、第1冷却部51と同様に、各溝27の壁面を構成する環状の突起により半径方向の内方側の空間が複数に仕切られている一方で、半径方向の外方側の空間は軸方向に連通している。このような構成を採用することによって、第1冷却部51および第2冷却部52において、半径方向の内方側では流体と内筒部21の外面との接触面積を増大させる一方で、半径方向の外方側では流体の流通抵抗が増大するのを抑制できる。これにより、冷却効率を向上させるとともに流体が流れる際の圧力損失を低減できる。
図3(b)に示すように、仕切り81は、入口60に対して半径方向に対向する側における周方向の所定範囲の領域に位置する開口部71を有している。この開口部71は、仕切り81の一部を切削加工して形成した半径方向の内側に凹む凹部である。開口部71は、外筒部23の内面とともに第1合流部61を構成する(図5参照)。
この第1合流部61は、冷却用空間50の一部であり、入口60に対して半径方向に対向する側における周方向の所定範囲の領域に位置し、第1冷却部51と第2冷却部52とを連通している。
ここで、本実施形態において「入口60に対して半径方向に対向する側における周方向の所定範囲の領域」とは、具体的には次のことを意味している。まず、この領域の軸方向の位置は、第1冷却部51と第2冷却部52との間にある。次に、この領域の周方向の位置は次の通りいくつかの形態が例示できる。この周方向の位置の一例としては、冷却用空間50を平面視したとき(冷却用空間50をシャフト15の軸方向に向かって見たとき)に、円筒状の第1冷却部51の軸上の位置(シャフト15の回転軸上の位置)を中心として入口60に対して180°回転した対向位置を含み、この対向位置から周方向に所定の幅を持った領域が挙げられる。本実施形態はこのタイプである。
また、前記周方向の位置の他の例としては、前記対向位置を必ずしも含まなくてよく、前記対向位置から周方向の一方側と他方側にほぼ等距離の位置にある互いに離れた二つの領域を含んでいる。また、前記周方向の位置のさらに他の例としては、上記二つの例を組み合わせた領域が挙げられる。
また、第1冷却部51内の流体の偏流を抑制する効果を高める観点から、第1合流部61の周方向の位置は、入口60の中心と前記対向位置とを結ぶ直線に対してほぼ線対称となるような形態であるのが好ましい。また、第1合流部61が周方向の一方側と他方側に延設される範囲は、偏流抑制の観点から、前記対向位置から±45°の領域に含まれているのがより好ましい。
なお、上記した第1合流部61の配設領域に関する意味内容は、後述する第2合流部についても同様である。すなわち、第1合流部61の上記説明における「入口60に対して半径方向に対向する側における周方向の所定範囲の領域」を、第2合流部62の場合には「第1合流部61に対して半径方向に対向する側における周方向の所定範囲の領域」と読み替える。
図3(a)、図4および図5に示すように、冷却用空間50は、第1合流部61に対して半径方向に対向する側における周方向の所定範囲の領域に位置する第2合流部62を有している。この第2合流部62は、本実施形態では流体を外部に排出するための出口62として機能する。第2冷却部52内を周方向の一方側と他方側に分かれて流れてくる流体が、この出口62において合流する。この出口62は、入口60と周方向の同じ側に位置し、入口60と軸方向に並ぶ位置にある。
また、図3(a)に示すように、仕切り81は、周方向の位置が入口60に近く、かつ、入口60と出口62との間の位置に開口部25aを有している。この開口部25aは、仕切り81の一部を切削加工して形成した半径方向の内側に凹む凹部である。この開口部25aは、外筒部23の内面とともに空気抜き用の連通部25を構成する(図5参照)。この連通部25は、冷却用空間50の一部であり、第1冷却部51と第2冷却部52とを連通させている。
開口部71の周方向の開口長さは、用いる流体の粘度、流体の供給量などに応じて適宜設定すればよく特に限定されるものではないが、少なくとも開口部25aよりも大きくなるように設定される。すなわち、第1合流部61の開口面積は、第1冷却部51の周方向の一方側と他方側を通って流れる流体が合流して第2冷却部52側に円滑に流れるように流体にかかる抵抗などを考慮して設定される。一方、連通部25の開口面積は、第1冷却部51に滞留する空気を第2冷却部52側に移動させることができ、かつ、入口60から供給された流体が連通部25を通って第2冷却部52側に流れるのを極力抑えることができる程度に第1合流部61よりも十分に小さい値に設定されるのが好ましい。
流体としては、水を用いることもできるが、例えば絶縁性の油を用いることによって漏電のおそれを低減することができる。絶縁性の油としては、電動機11が油圧機器に用いられるものである場合には、この油圧機器の作動油であるのが好ましい。
次に、本実施形態の電動機11の動作について説明する。まず、電動機11に電力を供給すると、ロータ17とステータ19との間に磁力が発生してシャフト15が回転する。この電動機11の駆動に伴って主にロータ17およびステータ19が発熱する。この発熱による電動機11の温度上昇を抑制するために、例えば冷却用の流体としての作動油が入口60を通じて冷却用空間50に供給される。
入口60から供給された流体は、第1冷却部51の周方向の一方側と他方側に分岐して第1冷却部51内を流れる。本実施形態では、第1合流部61が前記対向位置に設けられているので、第1冷却部51の周方向の一方側と他方側に分岐して流れる流体の割合がほぼ均等になる。
これらの分岐した流体は、第1合流部61において合流して第2冷却部52に流入する。このように分岐した流体を一旦合流させたうえで第2冷却部52に流入させることにより、第1合流部61を通過する際に均一に混合された流体を第2冷却部52に送ることができる。これにより、第2冷却部52における冷却効果のばらつきを低減できる。
第2冷却部52に流入した流体は、第2冷却部52の周方向の一方側と他方側に再び分岐して第2冷却部52内を流れる。これらの分岐した流体は、第2合流部(出口)62において再び合流し、この出口62から外部に排出される。出口62は、第1合流部61に対して半径方向に対向する側における周方向の所定範囲の領域に設けられているので、第2冷却部52の周方向の一方側と他方側に分岐して流れる流体の割合がほぼ均等になる。なお、排出された流体は、必要に応じて冷却した後、冷却用として循環させて再利用してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、冷却用空間50に面する前記ケース13の表面に設けられた凹凸部27を有しているので、冷却用空間50を流れる流体とケース13の表面との接触面積を増大させることができる。これにより、流体からケース13への伝熱面積が増えるので、冷却効果を向上させることができる。
また、本実施形態では、凹凸部27が溝であるので、この溝に沿って流体が流れやすくなる。これにより、流体とケース13との間の熱交換が促進されるので、冷却効果をより向上させることができる。
また、本実施形態では、前記凹凸部27が冷却用空間50に面するケース13の表面に周方向の略全体にわたって形成されているので、流体とケース13の表面との接触面積を冷却用空間50の周方向の略全体にわたって増加させることができる。これにより、流体からケース13への伝熱面積をさらに増加させることができるとともに、冷却用空間50の周方向の略全体にわたって満遍なく冷却効果を得ることができる。
また、本実施形態では、前記ケース13内において、前記ロータ17および前記ステータ19が前記冷却用空間50よりも半径方向の内側に収容されており、前記凹凸部27は、前記冷却用空間50に面する前記ケース13の表面のうち、前記ケース13の半径方向内側に位置する表面に設けられており、電動機の駆動時における主要な熱の発生源であるロータ17およびステータ19に凹凸部27の配設位置をより近づけている。これにより、冷却効率をより向上させることができる。
また、本実施形態では、前記凹凸部27が前記内筒部21の外面に設けられているので、電動機の駆動時における主要な熱の発生源であるロータ17およびステータ19に凹凸部27の配設位置をより近づけることができる。これにより、冷却効率をより向上させることができる。
また、本実施形態では、前記外筒部23は前記内筒部21と別体で構成されているので、内筒部21に対する取り付け位置を周方向に任意に選定可能になる。また、これらが別体であることにより、外筒部23または内筒部21に凹凸部27などを前もって形成した後、外筒部23を内筒部21に固定することができるので、凹凸部27の加工が容易になる。特に、本実施形態のように凹凸部27が内筒部21の外面に設けられている場合には、外筒部23の内面に凹凸部27を形成するのと比較してさらに加工が容易になる。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、上記実施形態では、凹凸部としての溝が内筒部の外面に周方向に連続した構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。凹凸部としては、例えば螺旋状の溝、軸方向に沿って形成された複数の溝、複数の突起、複数のディンプルなどが、冷却用空間に面するケースの表面に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、凹凸部が内筒部の外面に設けられた形態を例に挙げて説明したが、凹凸部は、冷却用空間に面するケースの表面であれば、例えば外筒部の内面などの他の部位であってもよい。また、例えば凹凸部が内筒部の外面と外筒部の内面の両方に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、冷却用空間50が第1冷却部と第2冷却部の2つに分割されている場合を例示したが、冷却用空間50は上記のように分割されていなくてもよく、また、上記よりもさらに細分化されていてもよい。
また、上記実施形態では、冷却用空間を形成する内筒部と外筒部が別体である場合を例に挙げて説明したが、これらの内筒部と外筒部は、別体ではなく一体の部材であってもよい。
11 電動機
13 ケース
17 ロータ
19 ステータ
21 内筒部
23 外筒部
27 溝
50 冷却用空間
51 第1冷却部
52 第2冷却部
60 入口
61 第1合流部
62 出口(第2合流部)
71 開口部
81 仕切り

Claims (9)

  1. ロータ(17)およびステータ(19)を収容する筒状のケース(13)を備えた電動機であって、
    前記ケース(13)は、その内部に周方向の略全体にわたって形成され、流体を流通可能な冷却用空間(50)を有し、この冷却用空間(50)に面する前記ケース(13)の表面には凹凸部(27)が形成されている電動機。
  2. 前記凹凸部(27)が溝である、請求項1に記載の電動機。
  3. 前記凹凸部(27)は前記冷却用空間(50)に面する前記ケース(13)の表面に周方向の略全体にわたって形成されている、請求項1または2に記載の電動機。
  4. 前記ケース(13)内において、前記ロータ(17)および前記ステータ(19)が前記冷却用空間(50)よりも半径方向の内側に収容されており、
    前記凹凸部(27)は、前記冷却用空間(50)に面する前記ケース(13)の表面のうち、前記ケース(13)の半径方向内側に位置する表面に設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の電動機。
  5. 前記ケース(13)は、前記ロータ(17)および前記ステータ(19)を収容する筒状の内筒部(21)と、この内筒部(21)の外側に配置されるとともに前記内筒部(21)に固定されて前記内筒部(21)との間に前記冷却用空間(50)を形成する筒状の外筒部(23)と、を備え、
    前記凹凸部(27)が、前記内筒部(21)の外面および前記外筒部(23)の内面の少なくとも一方に設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の電動機。
  6. 前記凹凸部(27)が前記内筒部(21)の外面に設けられている、請求項5に記載の電動機。
  7. 前記外筒部(23)は前記内筒部(21)と別体で構成されている、請求項5または6に記載の電動機。
  8. 前記流体が絶縁性の油である、請求項1〜7のいずれかに記載の電動機。
  9. 油圧機器に用いられる電動機であって、
    前記絶縁性の油が前記油圧機器の作動油である、請求項8に記載の電動機。
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