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JP2010204288A - フルカラー画像形成方法 - Google Patents

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JP2010204288A
JP2010204288A JP2009048120A JP2009048120A JP2010204288A JP 2010204288 A JP2010204288 A JP 2010204288A JP 2009048120 A JP2009048120 A JP 2009048120A JP 2009048120 A JP2009048120 A JP 2009048120A JP 2010204288 A JP2010204288 A JP 2010204288A
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Abstract

【課題】 得られるフルカラー画像に、特に青色および赤色に関して高い色再現性が得られると共に、優れた階調性を得ることができるフルカラー画像形成方法の提供。
【解決手段】 フルカラー画像形成方法は、静電荷像現像用トナーとして、少なくとも、イエロートナーと、条件〔1〕を満たす低明度マゼンタトナーと、条件〔2〕を満たす高明度マゼンタトナーと、シアントナーとを用い、イエロートナーによる現像と、低明度マゼンタトナーによる現像と、高明度マゼンタトナーによる現像と、シアントナーによる現像とが行われる。
条件〔1〕:単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* m1が45以上65未満であり、かつ、明度L* m1が12〜45である。
条件〔2〕:単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* m2が80以上であり、かつ、明度L* m2が22〜70である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、電子写真法に用いたフルカラー画像形成方法に関する。
近年、静電荷像現像用トナーを用いた電子写真方式の画像形成方法によれば、従来から主として文書の作成などに用いられているモノクロ画像の形成(モノクロプリント)の他、フルカラー画像の形成(フルカラープリント)を行うことができるようになってきている。
このようなトナーを用いた電子写真方式の画像形成方法においては、イエロートナー、マゼンタトナーおよびシアントナーの各々によるトナー像を重ね合わせることによって所望の色調のフルカラー画像が形成される。
特に、カタログや広告などとして用いられるフルカラー画像を形成する場合においては、オリジナル画像を忠実に再現することが要求されており、それに伴い、得られる画像において、画像の色の鮮やかさをより高めることや、画像の色再現範囲を広いものとすることが要求されている。
そして、フルカラー画像を形成するための静電荷像現像用トナーとして、イエロートナー、マゼンタトナーおよびシアントナーの3種のみを用いるのではなく、ハイライト部は薄い色のトナー(淡色トナー)、ベタ部は濃い色のトナー(濃色トナー)を用いて画像を形成する方法が提案されている。
また、静電荷像現像用トナーとして、ハイライト部に特定の淡色マゼンタトナーを用いて画像を形成する方法が提案されている(特許文献1参照。)。
しかしながら、形成されるフルカラー画像に、要求されているような高い階調性と共に、十分に広い色再現範囲を得ることは実現できていないのが実情である。
特開2005−316058号公報
本発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、その目的は、得られるフルカラー画像に、特に青色および赤色に関して高い色再現性が得られると共に、優れた階調性を得ることができるフルカラー画像形成方法を提供することにある。
本発明のフルカラー画像形成方法は、静電荷像現像用トナーを用いてフルカラー画像を形成するフルカラー画像形成方法であって、
静電荷像現像用トナーとして、少なくとも、イエロートナーと、下記条件〔1〕を満たす低明度マゼンタトナーと、下記条件〔2〕を満たす高明度マゼンタトナーと、シアントナーとを用い、
前記イエロートナーによる現像と、前記低明度マゼンタトナーによる現像と、前記高明度マゼンタトナーによる現像と、前記シアントナーによる現像とが行われることを特徴とする。
条件〔1〕:単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* m1が45以上65未満であり、かつ、明度L* m1が12〜45である。
条件〔2〕:単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* m2が80以上であり、かつ、明度L* m2が22〜70である。
本発明のフルカラー画像形成方法においては、前記イエロートナーとして、イエロートナー単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* yが85以上であり、かつ、明度L* yが70〜90であるものを用い、
前記シアントナーとして、シアントナー単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* cが50以上であり、かつ、明度L* cが58〜75であるものを用いることが好ましい。
本発明のフルカラー画像形成方法においては、前記イエロートナー、前記低明度マゼンタトナー、前記高明度マゼンタトナーおよび前記シアントナーは、いずれも軟化点温度が75〜115℃の範囲内にあり、これらの4種類のうち任意の2種類のものの軟化点温度の差がいずれも4℃未満であることが好ましい。
本発明のフルカラー画像形成方法によれば、明度の異なる2種類のマゼンタトナーが用いられており、この明度の異なる2種のマゼンタトナーの各々が、特定の明度を有すると共に特定の彩度を有するものであるため、得られるフルカラー画像において、この高明度マゼンタトナー(淡色マゼンタトナー)および低明度マゼンタトナー(濃色マゼンタトナー)を用いることにより、画像の色の鮮やかさを損なうことなく色再現性範囲を広いものとすることができ、その結果、得られるフルカラー画像に、特に青色および赤色に関して高い色再現性が得られると共に優れた階調性を得ることができる。
具体的には、低明度マゼンタトナーを高い比率で用いることにより、明度が低い範囲にあるフルカラー画像についてくすんだ色合いを再現することでき、また、高明度マゼンタトナーを高い比率で用いることにより、明度が高い範囲にあるフルカラー画像について鮮やかな色合いを再現することができる。より具体的には、例えば、低明度マゼンタトナーおよびシアントナーを用いることにより、マゼンタおよびシアンの二次色である青色について、深みのある青色を再現することができ、また、高明度マゼンタトナーおよびイエロートナーを用いることにより、マゼンタおよびイエローの二次色である赤色について、鮮やかな赤色を再現することができる。
本発明のフルカラー画像形成方法に用いられるタンデム型のフルカラー画像形成装置の構成の一例を示す説明図である。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明のフルカラー画像形成方法は、静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」という。)を用いてフルカラー画像を形成するフルカラー画像形成方法において、トナーとして、少なくとも、イエロートナーと、低明度マゼンタトナーと、高明度マゼンタトナーと、シアントナーとを用い、前記イエロートナーによる現像と、前記低明度マゼンタトナーによる現像と、前記高明度マゼンタトナーによる現像と、前記シアントナーによる現像とが行われるものである。
〔低明度マゼンタトナー〕
本発明のフルカラー画像形成方法に用いられる低明度マゼンタトナーは、下記条件〔1〕を満たすものである。
条件〔1〕:単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* m1が45以上65未満であり、かつ、明度L* m1が12〜45である。
ここに、「彩度」とは、色の鮮やかさの度合いを示す値であり、具体的には、L* * * 表色系〔CIE(国際照明委員会)1976(L* * * )色空間〕に基づいて測定されるa* およびb* の値から、下記式(1)に従って求められる値をいう。
ここに、L* * * 表色系とは、色を数値化して表すのに有用に用いられる手段であり、L* はz軸方向の座標であって明度を表し、a* およびb* はそれぞれx軸およびy軸の座標であって、a* が赤−緑方向の色相を、b* が黄−青方向の色相を示し、両者で彩度を表す。
彩度C* は、具体的には、前記座標点(a,b)の原点Oからの距離で表される。
なお、明度とは色相に関係なく比較できる色の相対的な明るさをいい、色相とは赤、黄、緑、青、紫などの色合いをいう。
式(1):彩度C* =〔(a* 2 +(b* 2 1/2
彩度C* を算出するためのL* * *表色系は、具体的には、分光光度計「Gretag Macbeth Spectrolino」(Gretag Macbeth社製)を用いて、光源としてD65光源、反射測定アパーチャをφ4mmのものを用い、測定波長域380〜730nmを10nm間隔で、視野角(observer)を2°とし、基準合わせには専用白タイルを用いた条件において測定されるものである。
低明度マゼンタトナーの彩度C* m1が上記の範囲にあることによって、明度が低い範囲にあるフルカラー画像について、極めて広い色域を実現することができる。
また、低明度マゼンタトナーの明度L* m1が上記の範囲にあることによって、明度が低い範囲にあるフルカラー画像について、くすんだ色合いを再現することができる。
〔高明度マゼンタトナー〕
本発明のフルカラー画像形成方法に用いられる高明度マゼンタトナーは、下記条件〔2〕を満たすものである。
条件〔2〕:単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* m2が80以上であり、かつ、明度L* m2が22〜70である。
高明度マゼンタトナーの彩度C* m2が上記の範囲にあることによって、明度が高い範囲あるフルカラー画像について、極めて広い色域を実現することができる。
また、高明度マゼンタトナーの明度L* m2が上記の範囲にあることによって、明度が高い範囲にあるフルカラー画像について、鮮やかな色合いを再現することができる。
この低明度マゼンタトナーと、高明度マゼンタトナーとの明度の差、すなわち低明度マゼンタトナーに係るL* m1と、高明度マゼンタトナーに係るL* m2との差は、6より大きいことが好ましく、より好ましくは8〜40であり、さらに好ましくは10〜25である。
低明度マゼンタトナーに係るL* m1と高明度マゼンタトナーに係るL* m2との差が6より大きいことにより、マゼンタ色材によって表わされる色域を広いものとすることができる。さらに、前記の差が8〜40の範囲にあることにより、広い色域の中で階調性のある画像を形成させることができる。
〔イエロートナー〕
また、本発明のフルカラー画像形成方法に用いられるイエロートナーとしては、下記条件〔3〕を満たすものであることが好ましい。
条件〔3〕:単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* yが85以上であり、かつ、明度L* yが70〜90である。
イエロートナーの彩度C* yが上記の範囲にあることによって、明度が中間調から高明度の範囲にあるフルカラー画像について、極めて広い色域を実現することができる。
また、イエロートナーの明度L* yが上記の範囲にあることによって、マゼンタトナーおよびイエロートナーの二次色である赤色について鮮やかな色合いを再現することができる。
〔シアントナー〕
また、本発明のフルカラー画像形成方法に用いられるシアントナーとしては、下記条件〔4〕を満たすものであることが好ましい。
条件〔4〕:単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* cが50以上であり、かつ、明度L* cが58〜75である。
シアントナーの彩度C* cが上記の範囲にあることによって、明度が中間調から高明度の範囲にあるフルカラー視画像について、極めて広い色域を実現することができる。
また、シアントナーの明度L* cが上記の範囲にあることによって、マゼンタトナーおよびシアントナーの二次色である青色について鮮やかな色合いを再現することができる。
〔トナーの軟化点温度〕
本発明に係るトナーは、いずれの色に係るものも、その軟化点温度が75〜115℃であることが好ましく、より好ましくは80〜100℃である。そして、これらの4種類のうち任意の2種類のものの軟化点温度の差がいずれも4℃未満であることが好ましい。
トナーの軟化点温度がいずれの色に係るものも上記の範囲にあることにより、定着工程において各トナーについての適度な溶融状態が得られて二次色について高い色再現性が得られる。
ここに、「各トナーについての適度な溶融状態」とは、一の色によるトナー像と共に他の色のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成したときに、当該一の色に係るトナー像に含有される着色剤と、前記他の色に係るトナー像に含有される着色剤とが、画像支持体上における色重ねされて定着されたカラー画像領域において互いの結着樹脂による層の界面が消失された状態で前記一の色に係る着色剤および他の色に係る着色剤が共に均一に分散して発色し、かつ、当該カラー画像領域外の領域までは着色剤が滲み出さない状態をいう。
ここに、トナーの軟化点温度は、以下のように測定されるものである。すなわち、まず、20℃、50%RHの環境下において、トナー1.1gをシャーレに入れ平らにならし、12時間以上放置した後、成型器「SSP−10A」(島津製作所製)によって3820kg/cm2 の力で30秒間加圧し、直径1cmの円柱型の成型サンプルを作成する。次いで、この成型サンプルを、24℃、50%RHの環境下において、フローテスター「CFT−500D」(島津製作所製)により、荷重196N(20kgf)、開始温度60℃、予熱時間300秒間、昇温速度6℃/分の条件で、円柱型ダイの穴(1mm径×1mm)より、直径1cmのピストンを用いて予熱終了時から押し出し、昇温法の溶融温度測定方法でオフセット値5mmの設定で測定したオフセット法温度Toffsetを、トナーの軟化点温度とする。
トナーの軟化点温度は、後述するトナー粒子を構成する結着樹脂がビニル系共重合体である場合は、重合性単量体の共重合比、および重合度を調整して分子量を制御することにより調整することができ、例えば、スチレンおよびメタクリル酸ブチルを用いて形成された共重合体においては、スチレンの組成比を増大させることにより、軟化点温度の値が上昇したものとすることができる。また、結着樹脂がポリエステル樹脂である場合は、重合性単量体の種類の選択、および重合性単量体の共重合比を調整することによって制御することができる。
〔トナー粒子の粒径〕
トナーを構成するトナー粒子の粒径は、体積基準のメジアン径で3.0〜10.0μmとされ、好ましくは3.5〜8.0μmである。この粒径は、重合法によりトナー粒子を形成させる場合には、後述するトナーの製造方法において、凝集剤の濃度や添加量、または凝集時間、さらには重合体自体の組成によって制御することができる。
トナー粒子の粒径が上記の範囲にあることにより、トナー付着量の多少にかかわらず色調の変化が抑制され、優れた色再現性を得ることができる。一方、トナー粒子の平均粒径が体積基準のメジアン径で3.0μm未満である場合は、光散乱を生じやすいためにトナー付着量が少ない状態で形成されるハーフトーン画像とトナー付着量が多い状態で形成されるベタ画像との間で色調が異なるものとなるおそれがある。
トナーの体積基準のメジアン径は「コールターマルチサイザーTA−III 」(ベックマン・コールター社製)にデータ処理用のコンピューターシステム(ベックマン・コールター社製)を接続した測定装置を用いて測定・算出されるものである。具体的には、トナー0.02gを、界面活性剤溶液20mL(トナーの分散を目的として、例えば界面活性剤成分を含む中性洗剤を純水で10倍希釈した界面活性剤溶液)に添加して馴染ませた後、超音波分散を1分間行い、トナー分散液を調製し、このトナー分散液を、サンプルスタンド内の電解液「ISOTONII」(ベックマン・コールター社製)の入ったビーカーに、測定装置の表示濃度が10%になるまでピペットにて注入する。ここで、この濃度にすることにより、再現性のある測定値を得ることができる。そして、測定装置において、測定粒子カウント数を25000個、アパーチャ径を50μmにし、測定範囲である1〜30μmの範囲を256分割しての頻度値を算出し、体積積算分率の大きい方から50%の粒子径を体積基準のメジアン径とする。
また、本発明に係るトナーは、その体積基準の粒度分布における変動係数(CV値)が、2%以上であって21%以下であることが好ましく、特に5%以上であって15%以下であることが好ましい。
CV値は、トナー粒子の粒度分布における分散度を体積基準によって示したものであり、下記式(CV)によって算出される。
このCV値は、その値が小さい程、粒度分布がシャープであることを示し、従ってトナー粒子の大きさが揃っていることを意味する。
式(CV):CV値(%)={(標準偏差)/(体積基準の平均径)}×100
CV値を上記の範囲とすることにより、トナーがトナー粒子の大きさの揃ったものとなるため、デジタル画像形成において求められるような繊細なドットや細線をより高精度に再現することが可能となる。また、写真画像として、印刷インクによって形成された画像と同等あるいはそれ以上の高精細性を有するものを形成することができる。
本発明に係る各色のトナーは、その粒径、CV値などが互いに同じとなるよう、設計されたものであることが好ましい。
本発明のフルカラー画像形成方法に用いられるトナーは、これを構成するトナー粒子が、結着樹脂および着色剤を含有するものとすることができる。
本発明のフルカラー画像形成方法に用いられるトナーとしては、これを構成するトナー粒子が、結着樹脂および着色剤を含有するコア粒子と、その外周面を被覆する実質的に染料を含まないシェル層形成用樹脂(以下、「シェル樹脂」ともいう。)よりなるシェル層とよりなるコア−シェル構造のものが好ましく、この場合、シェル樹脂は、コア粒子を構成する結着樹脂(以下、「コア結着樹脂」ともいう。)と異なる種類の樹脂よりなるものとされる。トナー粒子がコア−シェル構造のものとして構成されることにより、当該トナー粒子について高い製造安定性および保存安定性が得られる。
このコア−シェル構造のトナー粒子とは、シェル層がコア粒子を完全に被覆している形態のみならず、コア粒子の一部を被覆しているものであってもよい。また、シェル層を構成するシェル樹脂の一部がコア粒子中にドメインなどを形成しているものであってもよい。さらに、シェル層は、組成の異なる樹脂よりなる2層以上の多層構造を有するものであってもよい。
〔トナーの製造方法〕
本発明のフルカラー画像形成方法に用いられるトナーを製造する方法としては、混練・粉砕法、懸濁重合法、乳化重合法、乳化重合凝集法、ミニエマルション重合凝集法、カプセル化法、その他の公知の方法などを挙げることができるが、トナーを製造する方法としては、画像の高画質化を達成するために小粒径化されたトナーを得る必要があることを考慮して、製造コストおよび製造安定性の観点から、乳化重合凝集法を用いることが好ましい。
乳化重合凝集法は、乳化重合法によって製造された結着樹脂よりなる微粒子(以下、「結着樹脂微粒子」という。)の分散液を、他の着色剤微粒子などのトナー粒子構成成分の分散液と混合し、pH調整による微粒子表面の反発力と電解質体よりなる凝集剤の添加による凝集力とのバランスを取りながら緩慢に凝集させ、平均粒径および粒度分布を制御しながら会合を行うと同時に、加熱撹拌することで微粒子間の融着を行って形状制御を行うことにより、トナー粒子を製造する方法である。
トナーを製造するための方法として、乳化重合凝集法を用いる場合に形成させる結着樹脂微粒子は、組成の異なる結着樹脂よりなる2層以上の構成とすることもでき、この場合、常法に従った乳化重合処理(第1段重合)により調製した第1樹脂粒子の分散液に、重合開始剤と重合性単量体とを添加し、この系を重合処理(第2段重合)する方法を採用することができる。
また、コア−シェル構造のトナー粒子の製造方法としては、まず、コア形成用の結着樹脂微粒子と着色剤微粒子とを会合、凝集、融着させてコア粒子を作製し、次いで、コア粒子の分散液中にシェル層形成用の結着樹脂微粒子を添加し、前記コア粒子の表面にシェル層に係る結着樹脂微粒子を凝集、融着させてコア粒子の表面を被覆するシェル層を形成することにより得る方法を用いることができる。
〔着色剤〕
低明度マゼンタトナーの着色剤としては、例えばC.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド9、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド48:3、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド222などを単独で好適に用いることができ、更に、これらと共に、後述の高明度マゼンタトナーの着色剤として単独で好適に用いられるものなどのその他のものを、適宜の質量比で組み合わせて用いることもできる。
高明度マゼンタトナーの着色剤としては、例えばC.I.ソルベントレッド48、C.I.ソルベントレッド72、C.I.ソルベントレッド73、C.I.アシッドレッド52、C.I.アシッドレッド92などが挙げられ、さらに下記化学式(3)〜(6)で表される化合物などが挙げられる。更に、これらと共に、前述の低明度マゼンタトナーの着色剤として単独で好適に用いられるものなどのその他のものを、適宜の質量比で組み合わせて用いることもできる。
イエロートナーの着色剤としては、特に限定されるものではなく、公知の無機または有機着色剤を用いることができ、例えばC.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、ピグメントイエロー36、ピグメントイエロー65、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー138、ピグメントイエロー139などが挙げられる。これらは単独であるいは組み合わせて用いることができる。
また、条件〔3〕を満たすイエロートナーの着色剤の好適な具体例としては、例えばC.I.ピグメントイエロー65とC.I.ピグメントイエロー36とを質量比95:5としたもの、C.I.ピグメントイエロー74とC.I.ピグメントイエロー139とを質量比90:10としたもの、C.I.ピグメントイエロー74とC.I.ピグメントイエロー36とを質量比80:20としたものなどが挙げられる。
シアントナーの着色剤としては、特に限定されるものではなく、公知の無機または有機着色剤を用いることができ、例えばC.I.ピグメントブルー15:1〜15:3、C.I.ピグメントブルー78等の銅フタロシアニン化合物、亜鉛フタロシアニン化合物、アルミニウムフタロシアニン化合物などが挙げられる。これらは単独であるいは組み合わせて用いることができる。
また、条件〔4〕を満たすシアントナーの着色剤の好適な具体例としては、例えば下記一般式(I)、下記化学式(1)および下記化学式(2)で表される化合物などが挙げられる。これらは単独であるいは組み合わせて用いることができる。

〔一般式(I)中、M1 は、ケイ素原子、ゲルマニウム原子またはスズ原子を示し、Z1 は、それぞれ独立に、ヒドロキシ基、塩素原子、炭素数6〜18のアリールオキシ基、炭素数1〜22のアルコキシ基、下記一般式(II)で表される基を示し、A1 〜A4 は、それぞれ独立に、ベンゼン環を形成する原子団を示す。〕

〔式中、Z2 〜Z4 は、それぞれ独立に炭素数1〜22のアルキル基、炭素数6〜18のアリールオキシ基または炭素数1〜22のアルコキシ基を示す。〕
着色剤としては、表面改質されたものを使用することもできる。その表面改質剤としては、従来公知のものを使用することができ、具体的にはシランカップリング剤、チタンカップリング剤、アルミニウムカップリング剤およびロジンなどが好ましく用いることができる。
具体的な表面改質法は、溶媒中に着色剤を分散させ、その分散液中に表面改質剤を添加し、この系を昇温することにより反応させる。反応終了後、着色剤を濾別し、同一の溶媒で洗浄濾過を繰り返した後、乾燥することにより、表面改質剤で処理された着色剤が得られる。
また、着色剤の添加量はトナー全体に対して1〜30質量%、好ましくは2〜20質量%の範囲とされる。
〔結着樹脂〕
本発明のフルカラー画像形成方法に用いられるトナーを構成するトナー粒子が例えば粉砕法、溶解懸濁法などによって製造される場合には、トナーを構成する結着樹脂として、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン−(メタ)アクリル系共重合体樹脂、オレフィン系樹脂などのビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、カーボネート樹脂、ポリエーテル、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリスルフォン、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂などの公知の種々の樹脂を挙げることができる。特に、透明性や重ね合わせ画像の色再現性を向上させるために、透明性が高く、溶融特性が低粘度で高いシャープメルト性を有する、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂が好適に挙げられる。これらは1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、本発明のトナーを構成するトナー粒子が例えば懸濁重合法、ミニエマルション重合凝集法、乳化重合凝集法などによって製造される場合には、トナーを構成する結着樹脂を得るための重合性単量体として、例えばスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレンなどのスチレンあるいはスチレンスチレン誘導体;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチルなどのメタクリル酸エステル誘導体;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸フェニルなどのアクリル酸エステル誘導体;エチレン、プロピレン、イソブチレンなどのオレフィン類;フッ化ビニル、フッ化ビニリデンなどのフッ化ビニル類;プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニルなどのビニルエステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルなどのビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトンなどのビニルケトン類;N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドンなどのN−ビニル化合物類;ビニルナフタレン、ビニルピリジンなどのビニル化合物類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどのアクリル酸またはメタクリル酸誘導体などのビニル系単量体を挙げることができる。これらのビニル系単量体は、1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。
また、重合性単量体としてイオン性解離基を有するものを組み合わせて用いることが好ましい。イオン性解離基を有する重合性単量体は、例えばカルボキシル基、スルフォン酸基、リン酸基などの置換基を構成基として有するものであって、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、フマル酸、マレイン酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエステル、スチレンスルフォン酸、アリルスルフォコハク酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸、アシッドホスホオキシエチルメタクリレートなどが挙げられる。
さらに、重合性単量体として、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレートなどの多官能性ビニル類を用いて架橋構造の結着樹脂を得ることもできる。
トナー粒子がコア−シェル構造のものである場合は、コア結着樹脂、およびシェル樹脂として、それぞれスチレン−アクリル系樹脂が好ましい。
コア結着樹脂が共重合体よりなるものである場合は、当該共重合体を得るための重合性単量体として、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、2−エチルへキシルメタクリレートなどの、得られる共重合体のガラス転移点温度(Tg)を低いものとすることができるものが含まれることが好ましい。
このような重合性単量体の共重合比は、コア結着樹脂を形成すべき重合性単量体全体の8〜80質量%であり、9〜70質量%であることが好ましい。
これらの重合性単量体としては、上記に挙げた具体例の他に、酸無水物、あるいはビニルカルボン酸金属塩の形態を有するものであってもよい。
また、シェル樹脂が共重合体よりなるものである場合は、当該共重合体を得るための重合性単量体として、スチレン、メチルメタクリレート、メタクリル酸などの、得られる共重合体のガラス転移点温度(Tg)を高いものとすることができるものが含まれることが好ましい。
このような重合性単量体の共重合体比は、シェル樹脂を形成すべき重合性単量体全体の8〜80質量%であり、9〜20質量%であることが好ましい。
これらの重合性単量体としては、上記に挙げた具体例の他に、酸無水物、あるいはビニルカルボン酸金属塩の形態を有するものであってもよい。
本発明のフルカラー画像形成方法に用いられるトナーを構成する結着樹脂は、例えば当該トナーが乳化重合法、乳化重合凝集法、ミニエマルション重合凝集法などで製造されたコア−シェル構造のものである場合、トナー粒子を構成するコア粒子およびシェル層を形成するそれぞれの結着樹脂の分子量が、それぞれ以下のようであることが好ましい。
すなわち、コア粒子を構成する結着樹脂がTHF可溶分のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による重量平均分子量(Mw)が5,000〜30,000の範囲にあり、かつ、シェル層を構成する結着樹脂がTHF可溶分のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による重量平均分子量(Mw)が10,000〜80,000の範囲にそれぞれピーク分子量があることが好ましく、さらに好ましくはコア粒子を構成する結着樹脂の重量平均分子量(Mw)が15,000〜28,000、シェル層を構成する結着樹脂の重量平均分子量(Mw)が10,000〜50,000の範囲にそれぞれピーク分子量があることである。
また、コア粒子を構成する結着樹脂のガラス転移点温度(Tg)は10〜50℃、好ましくは25〜48℃であることが好ましく、シェル層を構成する結着樹脂のガラス転移点温度(Tg)は38〜64℃、好ましくは40〜54℃であることが好ましい。
一方、本発明のフルカラー画像形成方法に用いられるトナーを構成する結着樹脂は、例えば当該トナーがコア−シェル構造のものではない場合、THF可溶分のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による数平均分子量(Mn)が好ましくは3,000〜6,000、より好ましくは3,500〜5,500、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnが2.0〜6.0、好ましくは2.5〜5.5、ガラス転移点温度(Tg)が50〜70℃、好ましくは55〜70℃であることが好ましい。
GPCによる分子量測定は、以下のように行った。すなわち、装置「HLC−8220」(東ソー社製)およびカラム「TSKguardcolumn+TSKgelSuperHZM−M3連」(東ソー社製)を用い、カラム温度を40℃に保持しながら、キャリア溶媒としてテトラヒドロフラン(THF)を流速0.2ml/minで流し、測定試料を室温において超音波分散機を用いて5分間処理を行う溶解条件で濃度1mg/mlになるようにテトラヒドロフランに溶解させ、次いで、ポアサイズ0.2μmのメンブランフィルターで処理して試料溶液を得、この試料溶液10μLを上記のキャリア溶媒と共に装置内に注入し、屈折率検出器(RI検出器)を用いて検出し、測定試料の有する分子量分布を単分散のポリスチレン標準粒子を用いて測定した検量線を用いて分子量を算出した。検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、Pressure Chemical社製の分子量が6×102 、2.1×103 、4×103 、1.75×104 、5.1×104 、1.1×105 、3.9×105 、8.6×105 、2×106 、4.48×106 のものを用い、少なくとも10点程度の標準ポリスチレン試料を測定し、検量線を作成した。また、検出器には屈折率検出器を用いた。
また、結着樹脂のガラス転移点温度(Tg)は、示差走査カロリメーター「DSC−7」(パーキンエルマー製)、および熱分析装置コントローラー「TAC7/DX」(パーキンエルマー製)を用いて測定されるものである。具体的には、トナー4.50mgをアルミニウム製パン「KITNO.0219−0041」に封入し、これを「DSC−7」のサンプルホルダーにセットし、リファレンスの測定には空のアルミニウム製パンを使用し、測定温度0〜200℃で、昇温速度10℃/分、降温速度10℃/分の測定条件で、Heat−cool−Heatの温度制御を行い、その2nd.Heatにおけるデータを取得し、第1の吸熱ピークの立ち上がり前のベースラインの延長線と、第1の吸熱ピークの立ち上がり部分からピーク頂点までの間で最大傾斜を示す接線との交点をガラス転移点温度(Tg)として示す。なお、1st.Heat昇温時は200℃にて5分間保持した。
また、以上のようなトナーに係る結着樹脂の軟化点温度は、得られるトナーの軟化点温度が上述の範囲となるような温度であればよい。
〔離型剤〕
本発明に係るトナーを構成するトナー粒子中には、オフセット現象の抑止に寄与する離型剤が含有されていてもよい。ここに、離型剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンワックス、酸化型ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、酸化型ポリプロピレンワックス、カルナウバワックス、サゾールワックス、ライスワックス、キャンデリラワックスなどを挙げることができる。
トナー粒子中における離型剤の含有割合としては、結着樹脂100質量部に対して通常0.5〜5質量部とされ、好ましくは1〜3質量部とされる。離型剤の含有割合が結着樹脂100質量部に対して0.5質量部未満であると、十分なオフセット防止効果が得られず、一方、結着樹脂100質量部に対して5質量部より大きいと、得られるトナーが透光性や色再現性の低いものとなる。
〔荷電制御剤〕
本発明に係るトナーを構成するトナー粒子中には、必要に応じて荷電制御剤が含有されていてもよい。荷電制御剤としては、公知の種々の化合物を用いることができる。
本発明に係るトナーを構成するトナー粒子は、流動性、帯電性の改良およびクリーニング性の向上などの目的で、いわゆる外添剤が添加されたものをトナー粒子として使用することができる。これら外添剤としては特に限定されるものではなく、種々の無機微粒子、有機微粒子および脂肪族金属塩を使用することができる。
この無機微粒子としては、シリカ、チタニア、アルミナなどの無機酸化物粒子を使用することが好ましく、さらに、これら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカップリング剤などによって疎水化処理されていることが好ましい。また、有機微粒子としては数平均一次粒子径が10〜2000nm程度の球形のものを使用することができる。この有機微粒子としては、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、スチレン−メチルメタクリレート共重合体などの重合体を使用することができる。
これらの外添剤の添加割合は、トナーにおいて0.1〜5.0質量%、好ましくは0.5〜4.0質量%となる割合である。また、外添剤としては種々のものを組み合わせて使用してもよい。
〔現像剤〕
以上のトナーは、非磁性の一成分現像剤として使用することもできるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。本発明のトナーを二成分現像剤として使用する場合において、キャリアとしては、鉄、フェライト、マグネタイトなどの金属、それらの金属とアルミニウム、鉛などの金属との合金などの従来から公知の材料からなる磁性粒子を用いることができ、特にフェライト粒子が好ましい。また、キャリアとしては、磁性粒子の表面を樹脂などの被覆剤で被覆したコートキャリアや、バインダー樹脂中に磁性体微粉末を分散してなるバインダー型キャリアなど用いてもよい。
コートキャリアを構成する被覆樹脂としては、特に限定はないが、例えばオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素樹脂などが挙げられる。また、樹脂分散型キャリアを構成する樹脂としては、特に限定されず公知のものを使用することができ、例えばスチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂などを使用することができる。
キャリアの体積基準のメジアン径としては20〜100μmであることが好ましく、更に好ましくは20〜60μmとされる。キャリアの体積基準のメジアン径は、代表的には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMPATEC)社製)により測定することができる。
好ましいキャリアとしては、耐スペント性の観点から、被覆樹脂としてシリコーン系樹脂、オルガノポリシロキサンとビニル系単量体との共重合樹脂(グラフト樹脂)またはポリエステル樹脂を用いたコートキャリアが挙げられ、特に、耐久性、耐環境安定性および耐スペント性の観点から、オルガノポリシロキサンとビニル系単量体との共重合樹脂(グラフト樹脂)に、イソシアネートを反応させて得られた樹脂で被覆したコートキャリアを好ましく挙げられる。
このようなトナーによる現像剤は、例えば、以下に詳述するフルカラー画像形成装置を用いたフルカラー画像形成方法において使用される。
〔フルカラー画像形成装置〕
図1は、本発明のフルカラー画像形成方法に用いられるタンデム型のフルカラー画像形成装置の構成の一例を示す説明図である。
この画像形成装置10は、画像読取部11およびプリンター部12とよりなり、当該プリンター部12は、画像支持体搬送ベルト26に沿って設けられた複数(図1の例においては5個)の画像形成ユニット30Y、301M、302M、30C、30Kと、給紙カセット22と、レーザー走査装置よりなる露光装置33と、定着装置29とを備えているものである。
図1において、21は、原稿Gの画像情報を光電読取するための画像読取ユニットである。
画像形成ユニット30Yは、イエロートナーによってトナー像を形成するものであって、感光体31Yよりなる潜像担持体を備え、この感光体31Yの周囲に帯電手段32Y、現像装置34Y、転写手段37Y、クリーニング手段38Yが配置されて構成されている。
画像形成ユニット301M、302M、30C、30Kは、各々、イエロートナーに代えて、低明度マゼンタトナー、高明度マゼンタトナー、シアントナー、黒色トナーによってトナー像を形成するものであり、基本的には画像形成ユニット30Yと同様の構成を有するものである。
画像支持体搬送ベルト26は、複数の支持ローラ26A、26Bに張架され、循環移動可能に支持されている。
この画像形成装置10においては、画像形成ユニット30Y、301M、302M、30C、30Kにおいて、感光体の各々が帯電手段によって帯電され、画像読取部11からプリンター部12側に出力された画像信号に対応して変調されたレーザー光が露光装置33から出力され、このレーザー光によって当該記感光体が走査露光されることにより、画像読取ユニット21により光電読み取りされた原稿Gの画像情報に対応したイエロー色、低明度マゼンタ色、高明度マゼンタ色、シアン色、黒色の各色に対応した静電荷像(潜像)が、各感光体上にそれぞれ形成される。
そして、各感光体上に形成された静電荷像は、各現像装置によって、それぞれイエロー色、低明度マゼンタ色、高明度マゼンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像されてトナー像として可視像化される。
次いで、各感光体上における各色トナー画像の形成に同期して、給紙カセット22内に収容された紙などの画像支持体が、給紙ローラ23により一枚ずつ給紙され、画像支持体搬送ベルト26上に静電吸着されて搬送され、この画像支持体に各感光体の各色(イエロー色、低明度マゼンタ色、高明度マゼンタ色、シアン色、黒色)のトナー像が、各々、転写手段により逐次多重転写され、当該画像支持体上にカラートナー像が転写される。
そして、画像支持体が定着装置29に搬送されて定着処理が行われ、これにより、当該画像支持体上にフルカラー画像が形成され、その後、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ27上に排出される。
本発明のフルカラー画像形成方法に用いられるフルカラー画像形成装置としては、上記に詳述したものに限定されるものではなく、4つ以上の現像装置を有し、4種類以上のトナーを用いて画像形成を行うタイプのものであれば、いかなる構成のものでも好適に用いることができる。
〔画像支持体〕
本発明のフルカラー画像形成方法において画像を形成させる画像支持体は、トナー像を保持する支持体であって、具体的には、薄紙から厚紙までの普通紙、上質紙、アート紙あるいはコート紙などの塗工された印刷用紙、市販されている和紙やはがき用紙、OHP用のプラスチックフィルム、布などの各種を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
このようなフルカラー画像形成方法によれば、明度の異なる2種類のマゼンタトナーが用いられており、この明度の異なる2種のマゼンタトナーの各々が、特定の明度を有すると共に特定の彩度を有するものであるため、得られるフルカラー画像において、この高明度マゼンタトナー(淡色マゼンタトナー)および低明度マゼンタトナー(濃色マゼンタトナー)を用いることにより、画像の色の鮮やかさを損なうことなく色再現性範囲を広いものとすることができ、その結果、得られるフルカラー画像に、特に青色および赤色に関して高い色再現性が得られると共に優れた階調性を得ることができる。
具体的には、低明度マゼンタトナーを高い比率で用いることにより、明度が低い領域の画像について、くすんだ色合いを再現することでき、また、高明度マゼンタトナーを高い比率で用いることにより、明度が高い領域の画像について、鮮やかな色合いを再現することができる。より具体的には、低明度マゼンタトナーおよびシアントナーを用いることにより、マゼンタおよびシアンの二次色である青色について、深みのある青色を再現することができ、また、高明度マゼンタトナーおよびイエロートナーを用いることにより、マゼンタおよびイエローの二次色である赤色について、鮮やかな赤色を再現することができる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔マゼンタ着色剤微粒子分散液の調製例m1〕
n−ドデシル硫酸ナトリウム11.5質量部をイオン交換水160質量部に撹拌、溶解し、マゼンタ着色剤C.I.Pigment Red 122;17.5質量部を徐々に添加し、次いで、「クリアミックスWモーションCLM−0.8」(エム・テクニック杜製)を用いて分散して着色剤微粒子〔m1〕を含有するマゼンタ着色剤微粒子分散液〔m1〕を得た。
〔マゼンタ着色剤微粒子分散液の調製例m2〜m6、M1〜M10〕
マゼンタ着色剤微粒子分散液の調製例m1において、「C.I.Pigment Red 122;5質量部」の代わりに、表1に記載のマゼンタ着色剤を表1に記載の質量比で表1に記載の添加量用いたことの他は同様にして、マゼンタ着色剤微粒子分散液〔m2〕〜〔m6〕、マゼンタ着色剤微粒子分散液〔M1〕〜〔M10〕を得た。
ただし、表1において、着色剤〔D1〕〜着色剤〔D5〕は、マゼンタ色に係る着色剤であって、それぞれ下記式(D1)〜式(D5)で表される色素化合物である。
〔イエロー着色剤微粒子分散液の調製例Y1〕
マゼンタ着色剤微粒子分散液の調製例m1において、「マゼンタ着色剤C.I.Pigment Red 122;5質量部」の代わりに、「イエロー着色剤C.I.Pigment Yellow 74;4.5質量部およびC.I.Pigment Yellow 139;0.5質量部」を用いたことの他は同様にして、イエロー着色剤微粒子分散液〔Y1〕を得た。
〔シアン着色剤微粒子分散液の調製例C1〜C2〕
マゼンタ着色剤微粒子分散液の調製例m1において、「マゼンタ着色剤C.I.Pigment Red 122;5質量部」の代わりに、それぞれ「シアン着色剤C.I.Pigment Blue 15:3;7質量部または下記式(C2)で表されるケイ素フタロシアニン系化合物7質量部を用いたことの他は同様にして、シアン着色剤微粒子分散液〔C1〕,〔C2〕を得た。
〔コア形成用樹脂粒子の調製例1〕
(1)第1段重合(コア粒子の形成):
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた5Lの反応容器に下記式(P)で表されるアニオン系界面活性剤4質量部をイオン交換水3040質量部に溶解させた界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。
この界面活性剤溶液に、重合開始剤(過硫酸カリウム;KPS)10質量部をイオン交換水400質量部に溶解させた開始剤溶液を添加し、温度を75℃とした後、スチレン532質量部、n−ブチルアクリレート200質量部、メタクリル酸68質量部、n−オクチルメルカプタン16.4質量部からなる単量体混合液を1時間かけて滴下し、この系を75℃にて2時間にわたって加熱、撹拌することによって重合(第1段重合)を行い、コア粒子の分散液であるラテックス〔A1〕を調製した。このラテックス〔A1〕中のコア粒子の重量平均分子量(Mw)は16,500であった。
式(P):C1021(OCH2 CH2 2 SO3 Na
(2)第2段重合(中間層の形成):
撹拌装置を取り付けたフラスコ内において、スチレン101.1質量部、n−ブチルアクリレート62.2質量部、メタクリル酸12.3質量部、n−オクチルメルカプタン1.75質量部からなる単量体混合液に、離型剤として、パラフィンワックス「HNP−57」(日本精蝋社製)93.8質量部を添加し、80℃に加温して溶解させて単量体溶液を調製した。
一方、上記式(P)で表されるアニオン系界面活性剤3質量部をイオン交換水1560質量部に溶解させた界面活性剤溶液を80℃に加熱し、この界面活性剤溶液に、上記のラテックス〔A1〕を固形分換算で32.8質量部添加した後、循環経路を有する機械式分散機「クレアミックス」(エム・テクニック社製)により、前記離型剤の単量体溶液を8時間混合分散させ、分散粒子径340nmの乳化粒子(油滴)を含有する分散液(乳化液)を調製した。
次いで、この分散液に、重合開始剤(KPS)6質量部をイオン交換水200質量部に溶解させた開始剤溶液を添加し、この系を80℃にて3時間にわたって加熱、撹拌することにより重合(第2段重合)を行い、ラテックス〔A2〕を調製した。このラテックス〔A2〕の重量平均分子量(Mw)は23,000であった。
(3)第3段重合(外層の形成):
上記のようにして得られた樹脂粒子〔A2〕に、重合開始剤(KPS)5.45質量部をイオン交換水220質量部に溶解させた開始剤溶液を添加し、80℃の温度条件下に、スチレン293.8質量部、n−ブチルアクリレート154.1質量部、n−オクチルメルカプタン7.08質量部からなる単量体混合液を1時間かけて満下した。滴下終了後、2時間にわたって加熱、撹拌することにより重合(第3段重合)を行った後、28℃まで冷却し、多層構造を有する複合樹脂粒子よりなるコア形成用樹脂粒子〔A〕の分散液であるラテックス〔A3〕を得た。このコア形成用樹脂粒子〔A〕の重量平均分子量(Mw)は26,800であった。また、このコア形成用樹脂粒子〔A〕を構成する複合樹脂粒子の質量平均粒径は125nmであった。また、このコア形成用樹脂粒子〔A〕のガラス転移点温度(Tg)は28.1℃であった。
なお、複合樹脂粒子の体積基準のメジアン径は、「MICROTRAC UPA−150」(HONEYWELL社製)を用い、下記測定条件下で測定したものである。
・サンプル屈折率 1.59
・サンプル比重 1.05(球状粒子換算)
・溶媒屈折率 1.33
・溶媒粘度 0.797Pa・s(30℃)、1.002Pa・s(20℃)
・零点調整 測定セルにイオン交換水を投入し調製した。
〔シェル形成用樹脂粒子の調製例1〕
コア形成用樹脂粒子の調製例1において、第1段重合(コア粒子の形成)に用いた単量体混合液を、スチレン624質量部、2−エチルヘキシルアクリレート120質量部、メタクリル酸56質量部、n−オクチルメルカプタン16.4質量部よりなるものに変更したことの他は同様にして、シェル形成用樹脂粒子〔F〕のラテックスを調製した。このシェル形成用樹脂粒子〔F〕の重量平均分子量(Mw)は16,400であった。また、シェル形成用樹脂粒子〔F〕を構成する複合樹脂粒子の質量平均粒径は95nmであった。また、このシェル形成用樹脂粒子〔F〕のガラス転移点温度(Tg)は62.6℃であった。
〔トナーの作製例m1〕
(1)コア粒子の形成:
上記のコア形成用樹脂粒子〔A〕のラテックス〔A3〕を固形分換算で420.7質量部と、イオン交換水900質量部と、マゼンタ着色剤微粒子分散液〔m1〕200質量部とを、温度センサー、冷却管、窒素導入装置、撹拌装置を取り付けた反応容器に入れて撹拌した。容器内の温度を30℃に調整した後、この溶液に5モル/Lの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを8〜11に調整した。
次いで、塩化マグネシウム・6水和物2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解した水溶液を、撹拌下、30℃にて10分間かけて添加した。3分間放置した後に昇温を開始し、この系を60分間かけて65℃まで昇温した。その状態で「コールターカウンターTA−II」(ベックマン・コールター社製)にて会合粒子の粒径を測定し、体積基準のメジアン径が5.5μmになった時点で、塩化ナトリウム40.2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解した水溶液を添加して粒径成長を停止させ、さらに、熟成処理として液温度70℃にて1時間にわたって加熱撹拌することにより融着を継続させ、コア粒子〔1〕を形成した。このコア粒子〔1〕の円形度を「FPIA2000」(システックス社製)にて測定したところ、その平均値は0.912であった。
(2)シェル層の形成:
次いで、65℃においてシェル形成用樹脂粒子〔F〕のラテックス96質量部を添加し、さらに塩化マグネシウム・6水和物2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解した水溶液を、10分間かけて添加した後、70℃(シェル化温度)まで昇温し、1時間にわたって撹拌を継続し、コア粒子〔1〕の表面に、シェル形成用樹脂粒子〔F〕を融着させた後、75℃で20分熟成処理を行い、シェル層を形成させた。
ここで、塩化ナトリウム40.2質量部を加え、6℃/分の条件で30℃まで冷却し、生成した融着粒子を濾過し、45℃のイオン交換水で繰り返し洗浄し、その後、40℃の温風で乾燥することにより、コア粒子の表面にシェル層が形成された低明度マゼンタトナー〔m1〕を作製した。
このマゼンタトナー〔m1〕の平均粒径は、体積基準のメジアン径で6.5μmであった。なお、トナーの体積基準のメジアン径は、上記と同様の方法によって測定したものである。以下において同様である。
〔トナーの作製例m2〜m6,M1〜M10,Y1,C1〜C2〕
トナーの作製例m1において、マゼンタ着色剤微粒子分散液〔m1〕を、それぞれマゼンタ着色剤微粒子分散液〔m2〕〜〔m6〕,〔M1〕〜〔M10〕,イエロー着色剤微粒子分散液〔Y1〕,シアン着色剤微粒子分散液〔C1〕〜〔C2〕に変更したことの他は同様にして低明度マゼンタトナー〔m2〕〜〔m6〕,高明度マゼンタトナー〔M1〕〜〔M10〕,イエロートナー〔Y1〕,シアントナー〔C1〕〜〔C2〕を得た。
〔比較用トナーの作製例Z1〕
ポリエステル樹脂100質量部およびC.I.ソルベントレッド52(アントラキノン染料)6質量部を、ヘンシェルミキサーにより予備混合を行い、二軸押し出し式混練機により溶融混練し、冷却後ハンマーミルを用いて1〜2mm程度に粗粉砕した。次いで、エアージェット方式による微粉砕機で微粉砕し、得られた微粉砕物を分級し、シリカを外添して、体積基準のメジアン径で7.8μmの比較用の高明度マゼンタトナー〔Z1〕を得た。
〔現像剤の調製〕
上記の低明度マゼンタトナー〔m1〕〜〔m6〕,高明度マゼンタトナー〔M1〕〜〔M10〕,イエロートナー〔Y1〕,シアントナー〔C1〕〜〔C2〕,比較用の高明度マゼンタトナー〔Z1〕の各々に、シリコーン樹脂を被覆した体積平均粒径50μmのフェライトキャリアを、前記トナー濃度が6質量%になるよう混合し、二成分現像剤である低明度マゼンタ現像剤〔m1〕〜〔m6〕,高明度マゼンタ現像剤〔M1〕〜〔M10〕,イエロー現像剤〔Y1〕,シアン現像剤〔C1〕〜〔C2〕,比較用の高明度マゼンタ現像剤〔Z1〕を調製した。
<実施例1〜11、比較例1〜3>
この低明度マゼンタ現像剤〔m1〕〜〔m6〕,高明度マゼンタ現像剤〔M1〕〜〔M10〕,イエロー現像剤〔Y1〕,シアン現像剤〔C1〕〜〔C2〕,比較用の高明度マゼンタ現像剤〔Z1〕を、表2に記載の組み合わせで、市販の複合機「bizhub PRO C65hc」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)の4つの現像ユニットにそれぞれ搭載し、画像支持体として「和紙コピー大王」(小津産業社製)を用いてプリント画像形成動作を行い、下記(1)〜(2)の実機評価を行った。結果を表2に示す。
(1)青色および赤色の色再現性の評価
青色系のロゴマークおよび/または赤色系ロゴマークを採用しているメーカー各50社のロゴマークを、各社ホームページより下記に詳細を記すコンピュータディスプレー上に表示し、それを転写紙「和紙コピー大王」(小津産業社製)にプリントし、無作為に抽出した10代〜70代のパネラー100人中、「ディスプレー上のその会社のロゴマーク色が、違和感なく転写紙上に再現されている」と評価した人の数によって以下の基準で評価した。
[評価基準]
◎:「再現されている」と評価した人が90人以上(優良)
○:「再現されている」と評価した人が80人以上90人未満(良好)
△:「再現されている」と評価した人が60人以上80人未満(実用可能)
×:「再現されている」と評価した人が60人未満(不良)
〔コンピュータ〕
・iMac(アップルコンピュータ株式会社)
・24インチワイドスクリーンLCD
・解像度1920×1200ピクセル
・2.16GHz Intel Core 2 Duo プロセッサ1
・4MB共有L2キャッシュ
・1GBメモリ(2×512MB SO−DIMM)
・250GBシリアルATAハードドライブ2
・8x 二層式 SuperDrive (DVD+R DL、DVD±RW、CD−RW)
・NVIDIA GeForce 7300 GT 128MB GDDR3 メモリ
・AirMac ExtremeおよびBluetooth 2.0内蔵
・Apple Remote
(2)階調性の評価
米国ハワイ州にてピンク、マゼンタおよび紫の3色のブーゲンビリア(Bougainvillaea)が咲く丘について、快晴の日に現地の南中時刻に撮影した写真画像〔A〕、および、快晴の日に現地の夕暮れ時に撮影した写真画像〔B〕の2枚の風景写真画像をプリントし、無作為に抽出した10代〜70代のパネラー100人に、下記(イ)または(ロ)のいずれかの回答を選択してもらい、(イ)を選択した人の数が80人以上である場合を「○」(良好)、80人未満である場合を「×」(不良)として評価した。
(イ)写真画像〔A〕,〔B〕共に背景と花色が調和し、現地の特徴が表現されている。階調も適切で違和感がない。
(ロ)写真画像〔A〕において、背景と照らして花色に鮮烈さが欠ける。もしくは、写真画像〔B〕において、花色が不自然な階調で、うるさいほど鮮やかに浮き出ている。
以上のように、本発明のフルカラー画像形成方法に係る実施例1〜11においては、マゼンタトナーとイエロートナーとの組み合わせによる二次色である赤色、およびマゼンタトナーとシアントナーとの組み合わせによる二次色である青色について優れた色再現性が得られ、さらに優れた諧調性を実現することができることが確認された。
10 画像形成装置
11 画像読取部
12 プリンター部
21 画像読取ユニット
22 給紙カセット
23 給紙ローラ
25 排紙ローラ
26 画像支持体搬送ベルト
26A、26B 支持ローラ
27 排紙トレイ
29 定着装置
30Y、301M、302M、30C、30K 画像形成ユニット
31Y 感光体
32Y 帯電手段
33 露光装置
34Y 現像装置
37Y 転写手段
38Y クリーニング手段
G 原稿

Claims (3)

  1. 静電荷像現像用トナーを用いてフルカラー画像を形成するフルカラー画像形成方法において、
    静電荷像現像用トナーとして、少なくとも、イエロートナーと、下記条件〔1〕を満たす低明度マゼンタトナーと、下記条件〔2〕を満たす高明度マゼンタトナーと、シアントナーとを用い、
    前記イエロートナーによる現像と、前記低明度マゼンタトナーによる現像と、前記高明度マゼンタトナーによる現像と、前記シアントナーによる現像とが行われることを特徴とするフルカラー画像形成方法。
    条件〔1〕:単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* m1が45以上65未満であり、かつ、明度L* m1が12〜45である。
    条件〔2〕:単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* m2が80以上であり、かつ、明度L* m2が22〜70である。
  2. 前記イエロートナーとして、イエロートナー単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* yが85以上であり、かつ、明度L* yが70〜90であるものを用い、
    前記シアントナーとして、シアントナー単独で形成したトナー付着量が0.6mg/cm2 であるトナー像において、彩度C* cが50以上であり、かつ、明度L* cが58〜75であるものを用いることを特徴とする請求項1に記載のフルカラー画像形成方法。
  3. 前記イエロートナー、前記低明度マゼンタトナー、前記高明度マゼンタトナーおよび前記シアントナーは、いずれも軟化点温度が75〜115℃の範囲内にあり、これらの4種類のうち任意の2種類のものの軟化点温度の差がいずれも4℃未満であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフルカラー画像形成方法。
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