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JP2010287714A - 窒化物半導体装置 - Google Patents

窒化物半導体装置 Download PDF

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JP2010287714A
JP2010287714A JP2009140033A JP2009140033A JP2010287714A JP 2010287714 A JP2010287714 A JP 2010287714A JP 2009140033 A JP2009140033 A JP 2009140033A JP 2009140033 A JP2009140033 A JP 2009140033A JP 2010287714 A JP2010287714 A JP 2010287714A
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Satoyuki Tamura
聡之 田村
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Panasonic Corp
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Abstract

【課題】ウェットエッチングの際に所定の位置で確実にエッチストップすることができる構造を提供する。
【解決手段】電流狭窄層(窒化物半導体層3)と接しており、かつ電流狭窄層(窒化物半導体層3)よりも基板1側に位置する窒化物半導体層2に遷移金属を導入する。窒化物半導体層2がn型導電型の場合は正孔を捕獲する準位を形成する遷移金属(Ti)、またp型導電型の場合は電子を捕獲する準位を形成する遷移金属(Cu)を導入する。この構成に対して、PECエッチングを行うと、電流狭窄層(窒化物半導体層3)と窒化物半導体層2の界面近傍で確実なエッチストップが得られ、デバイス特性の安定化が可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、窒化物半導体材料を用いた半導体素子に関するものである。
現在、窒化ガリウム(GaN)を代表とし、一般式がInGaAl1−X−YN(0≦X≦1、0≦Y≦1、X+Y≦1)で表されるIII族元素であるアルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)及びインジウム(In)と、V族元素である窒素(N)とからなるIII-V族窒化物系化合物半導体、いわゆる窒化物半導体が注目を集めている。例えば、光デバイスに関しては窒化物半導体を用いた発光ダイオード(LED)が、大型ディスプレイ素子及び信号機等において用いられている。また、窒化物半導体を用いたLEDと蛍光体を組み合わせた白色LEDも商品化されており、将来的に発光効率が改善されれば、現状の照明素子に置き換わることも期待されている。
また、窒化物半導体を用いた青紫色半導体レーザ素子も非常に盛んに研究開発が行われており、市場規模も年々増加している。青紫色半導体レーザ素子は、従来のCD及びDVD等の光ディスクに用いられている赤色域や赤外域の光を発光する半導体レーザ素子と比べて、光ディスク上におけるスポット径を小さくすることが可能であるため、光ディスクの記録密度を向上させることが可能である。
また、窒化ガリウム系材料は、高絶縁破壊電界、高電界における高い飽和電子速度、ヘテロ接合での高い2次元電子ガス密度という優れた物性を有するため、電子デバイス用材料としても有望視されている。
窒化物半導体のエッチング方法としては、一般的には塩素系ガスをエッチングガスとするドライエッチングが用いられる。しかし、窒化物半導体層に対してドライエッチングを行うと、エッチング面及びその近傍層にダメージが生じる、さらにはエッチング面に塩素が残留し、デバイス特性が劣化する可能性がある
そこで、ダメージフリーのエッチング方法として、アルカリ溶液とUV(紫外線)光を用いてウェットエッチング(PECエッチング:Photo electro Chemical エッチング)がある。一般的なウェットエッチングの構成を図9に示す。窒化物半導体101上にメタルマスク102を形成し、メタルマスク102とカソード103を電気的に接続する。それらをKOH溶液104に浸し、窒化物半導体101に窒化物半導体101で吸収が生じる波長を有する光の照射を行う。光照射した状態のn型の窒化物半導体101とKOH溶液104が形成するバンド構造を図10に示す。
光吸収により生じた正孔が窒化物半導体101とKOH溶液104の界面に溜まり、以下の反応式で窒化物半導体101のエッチングが進行する。また、光吸収により生じた電子はカソード103で以下の反応式で消費される。なお、以下の反応式では窒化物半導体101がGaNの場合を記載する。
(反応式)
GaN+6OH+3h→GaO3+0.5N+3H
1/2O+HO+2e→2OH
図11にPECエッチング技術を用いて作製した窒化物系青紫レーザ(LD)を示す(特許文献1参照)。これは図11に示すように、GaN基板105、n−GaN層106、n−AlGaNクラッド層107、n−GaNガイド層108、InGaNからなるMQW活性層109、p−AlGaN電子障壁層110、p−GaNガイド層111、n−GaN電流狭窄層112、n−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層113、p−GaNガイド層114、p−AlGaNクラッド層115、p−GaNコンタクト層116から構成されている。
p−GaNコンタクト層116上にはp型電極117、GaN基板105の各層が形成されている面と反対側の面にn型電極118が形成されている。電流はn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層113の部分は流れず、n−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層113が除去された部分のみを流れる。また、光閉じ込めはn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層113とp−GaNガイド層114との屈折率差で行っている。この構造を以降、埋め込み構造と記す。
この埋め込み型青紫レーザを作製する際に、n−AlGaN電流狭窄層113の一部をPECエッチングにより除去する。この際、n−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層113とn−GaN電流狭窄層112の界面近傍でエッチストップが生じることを発明者らは見出している。
特開2008−282836号公報
前述の背景技術で記したように、本発明者はn−AlGaN電流狭窄層113をウェットエッチングで除去し、n−AlGaN電流狭窄層113とn−GaN電流狭窄層112の界面近傍でエッチストップさせることに成功している。しかし、run−to−runや面内評価を行うと、所定の位置でエッチストップせず、n−AlGaN電流狭窄層113の下層にまでエッチングが進行してしまう場合があることが分かった。そのため、デバイス特性が劣化あるいは変動し、歩留まりが低下するという課題があることが分かった。
そこで本発明では、ウェットエッチングの際に所定の位置で確実にエッチストップすることができる構造を提供する。また、本発明を用いることにより、同一材料内(構成元素の組成比が同一)の任意の位置でエッチストップさせることが可能となる。
前記の目的を達成するために、本発明に係る窒化物半導体装置は、基板上に第1の窒化物半導体層、n型導電型の第2の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第2の窒化物半導体層の少なくとも一部は前記第1の窒化物半導体層との界面近傍まで除去されており、前記1の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第2の窒化物半導体層との界面近傍には遷移金属が導入されていることを特徴とする。
係る構成に対して第2の窒化物半導体層のエッチングを行うと、第1の窒化物半導体層と第2の窒化物半導体層の界面近傍で確実にエッチストップが得られ、良好な段差構造を作製することができる。
本発明の窒化物半導体装置は、前記第1の窒化物半導体層がn型導電型であり、前記遷移金属が正孔を捕獲する準位を形成することを特徴とする。
係る構成により、第1の窒化物半導体層中で少数キャリアである正孔が捕獲され、エッチングに寄与できる正孔が非常に少なくなるので、第1と第2の窒化物半導体層の界面近傍でエッチストップが生じる。
本発明の窒化物半導体装置は、前記遷移金属が、チタン(Ti)であることを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、前記第1の窒化物半導体層がp型導電型であり、前記遷移金属が電子を捕獲する準位を形成することを特徴とする。
係る構成により、第1の窒化物半導体層中で少数キャリアである電子が捕獲され、エッチングに寄与できる電子が非常に少なくなるので、第1と第2の窒化物半導体層の界面近傍でエッチストップが生じる。
本発明の窒化物半導体装置は、前記遷移金属が銅(Cu)であることを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、前記第2の窒化物半導体層がUV照射とアルカリ溶液を用いたウェットエッチングにより除去されていることを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、基板上に第1の窒化物半導体層、n型導電型の第2の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第2の窒化物半導体層の少なくとも一部は前記第1の窒化物半導体層との界面近傍まで除去されており、前記1の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第2の窒化物半導体層との界面近傍層にはフッ素が導入されていることを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、前記第2の窒化物半導体層がUV照射とアルカリ溶液を用いたウェットエッチングにより除去されていることを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、基板上に第1導電型のクラッド層、活性層、第2導電型の第1クラッド層、第1あるいは第2導電型の窒化物半導体層、その直上に第1導電型の電流狭窄層が形成され、前記電流狭窄層の一部が前記窒化物半導体層近傍まで除去されており、前記電流狭窄層上及び前記電流狭窄層の除去された部分には第2導電型の第2クラッド層が形成され、前記窒化物半導体層には遷移金属が導入されていることを特徴とする。
係る構成に対して第1導電型の電流狭窄層のエッチングを行うと、第1導電型の電流狭窄層と窒化物半導体層の界面近傍で確実にエッチストップが得られる。そのため、歩留まり良くデバイスを作製することができる。
本発明の窒化物半導体装置は、前記窒化物半導体層はn型導電型で電流狭窄層の一部として機能し、前記遷移金属が正孔を捕獲する準位を形成することを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、前記遷移金属がチタン(Ti)であることを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、前記窒化物半導体層がp型導電型でクラッド層の一部として機能し、前記遷移金属が電子を捕獲する準位を形成することを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、前記遷移金属が銅(Cu)であることを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、基板上に第1導電型のクラッド層、活性層、第2導電型の第1クラッド層、第1あるいは第2導電型の窒化物半導体層、その直上に第1導電型の電流狭窄層が形成され、前記電流狭窄層の一部が前記窒化物半導体層近傍まで除去されており、前記電流狭窄層上及び前記電流狭窄層の除去された部分には第2導電型の第2クラッド層が形成され、前記窒化物半導体層にはフッ素が導入されていることを特徴とする。
係る構成に対して第1導電型の電流狭窄層のエッチングを行うと、第1導電型の電流狭窄層と窒化物半導体層の界面近傍で確実にエッチストップが得られ、歩留まり良くデバイスを作製することができる。
本発明の窒化物半導体装置は、基板上に、第1の窒化物半導体層、前記第1の窒化物半導体層とは構成元素が異なる第2の窒化物半導体層、前記第2の窒化物半導体層上に第3の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第3の窒化物半導体層の一部が前記第2の窒化物半導体層との界面近傍まで除去され、前記第3の窒化物半導体層が除去された領域にゲート電極が形成されており、前記第2の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第3の窒化物半導体層との界面近傍には遷移元素が導入されていることを特徴とする。
係る構成に対して第3の窒化物半導体層のエッチングを行うと、第3の窒化物半導体層と第2の窒化物半導体層の界面近傍で確実にエッチストップが得られ、デバイス特性を安定化させることができる。
本発明の窒化物半導体装置は、前記遷移元素は正孔を捕獲する準位を形成することを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、前記遷移元素がチタン(Ti)であることを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、基板上に、第1の窒化物半導体層、前記第1の窒化物半導体層とは構成元素が異なる第2の窒化物半導体層、前記第2の窒化物半導体層上に第3の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第3の窒化物半導体層の一部が前記第2の窒化物半導体層との界面近傍まで除去され、前記第3の窒化物半導体層が除去された領域にゲート電極が形成されており、前記第2の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第3の窒化物半導体層との界面近傍にはフッ素が導入されていることを特徴とする。
係る構成に対して第3の窒化物半導体層のエッチングを行うと、第3の窒化物半導体層と第2の窒化物半導体層の界面近傍で確実にエッチストップが得られ、デバイス特性を安定化させることができる。
本発明の窒化物半導体装置は、基板上に、第1の窒化物半導体層、前記第1の窒化物半導体層とは構成元素が異なる第2の窒化物半導体層、前記第2の窒化物半導体層上に第3の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第3の窒化物半導体層の一部が前記第2の窒化物半導体層との界面近傍まで除去され、少なくとも前記第3の窒化物半導体層が除去された領域に第4の窒化物半導体層が形成されており、前記第4の窒化物半導体層上にゲート電極が形成されており、前記第2の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第3の窒化物半導体層との界面近傍には遷移元素が導入されていることを特徴とする。
係る構成に対して第3の窒化物半導体層のエッチングを行うと、第3の窒化物半導体層と第2の窒化物半導体層の界面近傍で確実にエッチストップが得られ、デバイス特性を安定化させることができる。
本発明の窒化物半導体装置は、前記遷移元素は正孔を捕獲する準位を形成することを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、前記遷移元素がチタン(Ti)であることを特徴とする。
本発明の窒化物半導体装置は、基板上に、第1の窒化物半導体層、前記第1の窒化物半導体層とは構成元素が異なる第2の窒化物半導体層、前記第2の窒化物半導体層上に第3の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第3の窒化物半導体層の一部が前記第2の窒化物半導体層との界面近傍まで除去され、少なくとも前記第3の窒化物半導体層が除去された領域に第4の窒化物半導体層が形成されており、前記第4の窒化物半導体層上にゲート電極が形成されており、前記第2の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第3の窒化物半導体層との界面近傍にはフッ素が導入されていることを特徴とする。
本発明によれば、窒化物半導体層のエッチングを行う際に、制御性良く特定の位置でエッチストップさせることができ、良好な段差構造を作製することができるため、段差構造を内包する埋め込み型レーザやリセス構造を有するHFET(Hetero-junction Field Effect Transistor)などのデバイス特性が安定し、かつ歩留まり良く作製することが可能となるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1における段差構造の埋め込み型レーザを示す断面図 本実施の形態1における段差構造の作製方法(a)〜(d)を示す断面図 本発明の実施の形態2における窒化物半導体装置を示す断面図 本実施の形態2における窒化物半導体装置の作製方法(a)〜(f)を示す断面図 本発明の実施の形態3における窒化物半導体装置を示す断面図 本実施の形態3における窒化物半導体装置の作製方法(a)〜(e)を示す断面図 本発明の実施の形態4における窒化物半導体装置を示す断面図 本実施の形態4における窒化物半導体装置の作製方法(a)〜(h)を示す断面図 ウェットエッチングの構成を示す図 光照射した状態のn型の窒化物半導体層とKOH溶液が形成するバンド構造を示す図 従来の窒化物半導体装置を示す断面図
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
まずは、窒化物半導体層に段差構造を作製する一般的な方法とその課題を説明する。段差構造を作製する方法としては、一般的に塩素系ガスを用いたドライエッチング法がある。しかし、背景技術で記したように、エッチング面にダメージが残ったり、塩素系のガスが残留したりするという課題がある。また、同一材料内では当然ながら選択性は無く(エッチレートに差は無く)、エッチストップさせることはできない。窒化物半導体層を構成する元素の組成比を変更すると選択性が生じるが(エッチレートが若干変化するが)、選択比は小さく、特定の層でエッチストップさせることは困難である。
その他の段差構造を作製する方法として、選択成長を用いる方法がある。これは、窒化物半導体層上に部分的に誘電体などからなるマスクを形成して、その後マスクが形成されていない部分にのみ選択的に再成長を行う方法である。しかし、マスク上にも主に多結晶からなるデポ物が形成されるため、良好な段差構造を作製するのは困難である。
(実施の形態1)
そこで、本発明の実施の形態1について、窒化物半導体からなる段差構造を示す図1を参照しながら説明する。図1に示すように、基板1上にn型の窒化物半導体層2、n型の窒化物半導体層3が形成されており、窒化物半導体層3の一部が窒化物半導体層2のほぼ界面まで除去されている。窒化物半導体層2のうち、窒化物半導体層3との界面近傍には遷移金属であるTiが導入されており、Tiは窒化物半導体層2中で正孔がトラップされる準位を形成する。導入される遷移金属としてはTi(チタン)以外には、V(バナジウム)、Cr(クロム)、Nb(ニオブ)、Mo(モリブデン)、Te(テルル)でも良い。また、いずれか一つ、あるいは複数が同時に導入されていても良い。なお、本実施の形態1では、窒化物半導体層2の窒化物半導体層3との界面近傍にのみ遷移金属を導入しているが、窒化物半導体層2の全てに遷移金属が導入されていても構わない。
続いて、前記段差構造の作製方法に関して図2を参照しながら説明する。基板1上にn型の窒化物半導体層2を有機金属気相成長(MOCVD)法により形成する(図2(a)参照)。その後、n型の窒化物半導体層2上に酸化シリコンなどからなるマスク膜4を形成し、形成したマスク膜4を用いて窒化物半導体層2にTiを導入する(図2(b)参照)。Tiの導入法としては、イオン注入法または熱拡散法などを用いることができ、なかでも熱拡散法はn型の窒化物半導体層2にダメージが入らないため好ましい。Tiはn型の窒化物半導体層2中に正孔がトラップされる準位を形成する。
次にマスク膜4を除去し、n型の窒化物半導体層2上にn型の窒化物半導体層3をMOCVD法で形成する(図2(c)参照)。その後、n型の窒化物半導体層3の一部をPECエッチングにより除去する(図2(d)参照)。この際、n型の窒化物半導体層3はエッチングされるが、窒化物半導体層2はエッチングが生じず、両者の界面近傍でエッチストップする。
この理由について以下に説明する。PECエッチングでは前述したように、UV照射により生成された電子及び正孔がエッチングに寄与する。そのため、本層構成に対してPECエッチングを行うと、窒化物半導体層3は除去される。しかし、窒化物半導体層2はTi導入により正孔トラップが形成されているので、UV照射で生成された正孔がそこで消費され、エッチングに寄与できない。そのため、窒化物半導体層2はエッチングされず、窒化物半導体層3と窒化物半導体層2との界面近傍で確実なエッチストップが生じる。このようにして、特定の位置でエッチストップが生じた段差構造を提供することができる。
また、エッチストップ層となるn型の窒化物半導体層2に対して、正孔を捕獲する準位を形成する遷移金属を導入した理由について説明する。UV照射では電子及び正孔の両者が生成されるが、エッチストップさせるためにはエッチストップ層での少数キャリアを捕獲する準位を形成し、消費させる必要がある。本構成ではn型の窒化物半導体層2中の少数キャリアである正孔がほとんど無くなり、エッチングに寄与できなくなり、エッチストップが生じる。もし、n型の窒化物半導体層2中に多数キャリアである電子を捕獲する準位を形成しても、電子密度を小さくすることは困難であり、エッチストップは生じない。
このような理由から窒化物半導体層2がp型導電型である場合、電子を捕獲する準位を形成する遷移金属を導入するのが好ましい。具体的にはCuが望ましいが、その他電子を捕獲する準位を形成する遷移金属なら何でも良い。
(実施の形態1の変形例)
本実施の形態1における変形例について説明する。本変形例では、図1の窒化物半導体層2のうち、少なくとも窒化物半導体層3との界面に遷移金属ではなく、フッ素が導入されている。フッ素を導入する方法としては、例えばイオン注入やCHF(フロン23)ガスなどを用いたプラズマ中に窒化物半導体層2を晒すといった方法があるが、後者の方が低ダメージという点で望ましい。
フッ素が窒化物半導体層2中でどのように作用するかの詳細は明らかになっていないが、F系プラズマ中に晒された窒化物半導体層に対してPECエッチングを行ってもエッチングされないという実験結果が得られている。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、実施の形態1で示したのと同様に段差構造を用いた埋め込み型レーザについて説明する。図3は埋め込み型レーザの断面図、図4はその製造方法を示す図である。
GaN基板11上に、n−GaN層12、n−AlGaNクラッド層13、n−GaNガイド層14、InGaNからなるMQW活性層15、p−AlGaN電子障壁層16、第1p−GaNクラッド層17、n−GaN電流狭窄層18、n−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19が順に形成されている。n−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19の一部はn−GaN電流狭窄層18との界面近傍層まで除去されており、除去された部分及びn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19上に第2p−GaNクラッド層20、第3p−AlGaNクラッド層21、p−GaNコンタクト層22が形成されている。p−GaNコンタクト層22上にはp型電極23、GaN基板11の成長層が形成されていない面にn型電極24が形成されている。
電流はn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19の除去された部分(電流注入部25)を通じてMQW活性層15に流れ、レーザ発振が生じる。MQW活性層15からは約405nmの発光が生じる。この構成において、電流注入部25ではn型導電型であるn−GaN電流狭窄層18が残存している。また、同時にn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19の薄膜層が残っている場合もある。しかし、第2p−GaNクラッド層20、第3p−AlGaNクラッド層21、p−GaNコンタクト層22の再成長時に第1p−GaNクラッド層17及び第2p−GaNクラッド層20の双方からMgが拡散して混入するため、電流注入部25に残存したn型導電型は最終的にp型導電型に転換している。
この構成の特徴は、n−GaN電流狭窄層18にTiが導入されていることである。実施の形態1でも示した通りTiはn−GaN電流狭窄層18中で正孔トラップとして機能する準位を形成する。Ti以外でも正孔トラップとして機能する準位を形成する遷移金属であれば何でも良い。
また、n−GaN電流狭窄層18全てにTiが導入されていても構わないが、望ましくはn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19との界面近傍にのみTiが導入されている方が望ましい。なぜなら、デバイス動作時には、電流注入部25のn−GaN電流狭窄層18は上述したようにp型導電型として機能するので、正孔トラップ準位が形成された層の膜厚が厚いと層抵抗が高くなり、電気的特性が劣化してしまう。具体的にはTiが導入されている層は電気的にほとんど影響しない10nm以下が望ましい。
次に、図4を参照しながら埋め込み型レーザの製造方法について説明する。まず、図4(a)に示すようにGaNからなる基板11の上に、n−GaN層12と、n−AlGaNクラッド層13と、n−GaNガイド層14と、MQW活性層15と、オーバーフロー抑制のp−AlGaN電子障壁層16と、第1p−GaNクラッド層17、n−GaN電流狭窄層18を有機金属気相成長(MOCVD)法により順次形成する。
次に、n−GaN電流狭窄層18にTiを導入する(図4(b)参照)。Tiの導入法としては、前述した実施の形態1で記したのと同様である。その後、Tiが導入されたn−GaN電流狭窄層18上にn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19を成長する(図4(c)参照)。
次に、図4(d)に示すように、n−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19のPECエッチングを行う。なお、この際、基板11がGaN基板の場合、MOCVD法による成長層が形成されていない面(V族面)を、例えば誘電体膜などで被覆するなどの方法で、V族面側に薬液が接触しないようにする必要がある。エッチングはn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19をエッチングし、n−GaN電流狭窄層18とn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19の界面近傍でエッチストップする。
続いて、n−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19上、及びエッチングで除去された部分に第2p−GaNクラッド層20、第3p−AlGaNクラッド層21、p−GaNコンタクト層22をMOCVD法で再成長する(図4(e)参照)。
その後、窒素雰囲気中、800℃でp型導電型の活性化アニールを行い、p−GaNコンタクト層22上にp型電極23を形成する。p型電極23はニッケル(Ni)またはパラジウム(Pd)を含む多層膜を電子線(EB)蒸着法により形成し、その後シンタを行うことにより形成する。
続いて、GaN基板11のMOCVD法での成長層が形成されていない面を研磨により薄くし、研磨した面にn型電極24を形成する(図4(f)参照)。n型電極材料としてはTiやVなどを含んだ多層膜を用いるのが一般的である。その後、へき開を行い、チップ分離することにより、埋め込み型レーザが作製される。
本実施の形態2ではn−GaN電流狭窄層18にTiが導入されており、n−GaN電流狭窄層18内で正孔をトラップする準位を形成する。そこで、図4(d)の工程でPECエッチングによりn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19を除去する工程において、実施の形態1で記したのと同じ理由で、n−GaN電流狭窄層18とn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19の界面近傍で確実にエッチストップが生じる。そのため、デバイス特性を安定化させることができ、歩留まり良く埋め込み型レーザを作製することが可能となる。
(実施の形態2の変形例)
本実施の形態2における変形例について説明する。前述したように、実施の形態2では、エッチストップ近傍層の構造を第1p−GaNクラッド層17/Tiが導入されたn−GaN電流狭窄層18/n−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19としたが、第1p−GaNクラッド層17/n−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19でも良い。この場合、第1p−GaNクラッド層17の少なくともn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19との界面近傍には電子をトラップする準位を形成する遷移金属が導入されている。電子をトラップする準位を形成する遷移金属としては、例えばCuがある。このような構成とすることにより、実施の形態1で記した通り、PECエッチングでn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19はエッチングされ、第1p−GaNクラッド層17との界面近傍で確実にエッチストップが生じ、デバイス特性を安定化させることができる。
(実施の形態2の別の変形例)
本実施の形態2における別の変形例について説明する。この変形例では、図3のn−GaN電流狭窄層18のうち、少なくともn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19との界面にフッ素が導入されている。フッ素を導入することは、前述した実施の形態1の変形例と同様である。このような構成とすることにより、PECエッチング時に、n−GaN電流狭窄層18とn−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層19との界面近傍層で確実にエッチストップが生じ、デバイス特性を安定化させることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3として、リセス構造を有するヘテロ接合電界効果トランジスタ及びその製造方法を示す。
図5に本実施の形態3のヘテロ接合電界効果トランジスタ(Hetero-junction Field Effect Transistor;以下HFETと記す)を示す。サファイア基板31上にバッファ層32、i−GaNチャネル層33、i−AlGaN層34、n−AlGaN層35が形成されている。n−AlGaN層35の少なくとも一部分はi−AlGaN層34との界面近傍までエッチングで除去されている。n−AlGaN層35の開口部以外にはオーミック電極36,37(ソース及びドレイン電極)が形成されている。また、開口部にはゲート電極38が形成されている。このような構造を有するHFETで、i−AlGaN層34のうちn−AlGaN層35との界面近傍にはTiが導入されている。本実施の形態3ではi−AlGaN層34としたが、n−AlGaN層でも構わない。
続いて、前述したHFETの製造方法を図6に示す。MOCVD法による成長で、サファイア基板31上にバッファ層32、i−GaNチャネル層33、i−AlGaN層34を形成する(図6(a)参照)。その後、i−AlGaN層34にTiを導入する(図6(b)参照)。また、Ti以外にも正孔を捕獲する準位を形成する遷移元素であれば何でも構わない。Tiの導入法としては、前述した実施の形態1で記したのと同様である。また、実施の形態1,2の変形例に示したように、フッ素であっても良い。
次に、MOCVD法による成長でn−AlGaN層35を形成する(図6(c)参照)。続いて、n−AlGaN層35の一部をPECエッチングで除去する(図6(d))。この際、i−AlGaN層34にはTiが導入されているので、正孔を捕獲する準位が形成されている。そのため、n−AlGaN層35をエッチングで除去した後、i−AlGaN層34との界面近傍で確実にエッチストップが生じる。
最後に、n−AlGaN層35の非エッチング部にオーミック電極36及び37、n−AlGaN層35のエッチング部にゲート電極38をそれぞれ形成し、HFETが作製される(図6(e))。
通常、n−AlGaN層35をエッチングする際に、エッチング量がばらつき、そのため閾値電圧Vthがばらつくという課題がある。しかし、本製造方法ではn−AlGaN層35とi−AlGaN層34の界面近傍で確実にエッチストップさせることができるため、歩留まり良くHFETを作製することが可能である。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4として、リセス構造を有する窒化物半導体トランジスタ及びその製造方法を示す。
図7に本実施の形態4の窒化物半導体トランジスタを示す。サファイア基板31上にバッファ層32、i−GaNチャネル層33、i−AlGaN層34、n−AlGaN層35が形成されている。n−AlGaN層35の少なくとも一部分はi−AlGaN層34との界面近傍までエッチングで除去されている。
n−AlGaN層35の開口部にはp型窒化物半導体層39が形成されており、p型窒化物半導体層39上にはゲート電極38が形成されている。
n−AlGaN層35の開口部以外の領域にオーミック電極36,37(ソース及びドレイン電極)が形成されている。このような構造を有するHFETで、i−AlGaN層34のうちn−AlGaN層35との界面近傍にはTiが導入されている。本実施の形態4ではi−AlGaN層34としたが、n−AlGaN層でも構わない。また、n−AlGaN層35としたが、i−AlGaN層でも構わない。
続いて、前述した窒化物半導体トランジスタの製造方法を図8に示す。MOCVD法による成長で、サファイア基板31上にバッファ層32、i−GaNチャネル層33、i−AlGaN層34を形成する(図8(a)参照)。その後、i−AlGaN層34にTiを導入する(図8(b)参照)。また、Ti以外にも正孔を捕獲する準位を形成する遷移元素であれば何でも構わない。Tiの導入法としては、前述した実施の形態1で記したのと同様である。また、実施の形態1,2の変形例に示したように、フッ素であっても良い。
次に、MOCVD法による成長でn−AlGaN層35を形成する(図8(c)参照)。続いて、n−AlGaN層35の一部をPECエッチングで除去する(図8(d))。この際、i−AlGaN層34にはTiが導入されているので、正孔を捕獲する準位が形成されている。そのため、n−AlGaN層35をエッチングで除去した後、i−AlGaN層34との界面近傍で確実にエッチストップが生じる。
続いて、ウェハ全面にp型窒化物半導体層39をMOCVD法で再成長する(図8(e))。その後、n−AlGaN層35をPECエッチングで除去した部分近傍のみp型窒化物半導体層39を残るように、それ以外のp型窒化物半導体層39をエッチングで除去する(図8(f))。
次に、i―GaNチャネル層33、i−AlGaN層34、n−AlGaN層35の一部をエッチングで除去する(図8(g))
最後に、p型窒化物半導体層39上にゲート電極38、n−AlGaN層35の非エッチング部にオーミック電極36及び37をそれぞれ形成し、窒化物半導体トランジスタが作製される(図8(h))。
通常、n−AlGaN層35をエッチングする際に、エッチング量がばらつき、そのため閾値電圧Vthがばらつくという課題がある。しかし、本製造方法ではn−AlGaN層35とi−AlGaN層34の界面近傍で確実にエッチストップさせることができるため、歩留まり良くトランジスタを作製することが可能である。
本発明に係る窒化物半導体装置は、窒化物半導体層のエッチングを行う際に、制御性良く特定の位置でエッチストップさせることができ、良好な段差構造を作製することができ、デバイス特性が安定し、かつ歩留まり良く作製でき、窒化物半導体材料を用いた半導体素子として有用である。
1 基板
2,3 窒化物半導体層
4 マスク膜
11,105 GaN基板
12,106 n−GaN層
13,107 n−AlGaNクラッド層
14,108 n−GaNガイド層
15,109 MQW活性層
16,110 p−AlGaN電子障壁層
17 第1p−GaNクラッド層
18,112 n−GaN電流狭窄層
19,113 n−Al0.12Ga0.88N電流狭窄層
20 第2p−GaNクラッド層
21 第3p−AlGaNクラッド層
22,116 p−GaNコンタクト層
23,117 p型電極
24,118 n型電極
25 電流注入部
31 サファイア基板
32 バッファ層
33 i−GaNチャネル層
34 i−AlGaN層
35 n−AlGaN層
36,37 オーミック電極
38 ゲート電極
39 p型窒化物半導体層
101 窒化物半導体
102 メタルマスク
103 カソード
104 KOH溶液
111 p−GaNガイド層
114 p−GaNガイド層
115 p−AlGaNクラッド層

Claims (22)

  1. 基板上に第1の窒化物半導体層、n型導電型の第2の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第2の窒化物半導体層の少なくとも一部は前記第1の窒化物半導体層との界面近傍まで除去されており、前記1の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第2の窒化物半導体層との界面近傍には遷移金属が導入されていることを特徴とする窒化物半導体装置。
  2. 前記第1の窒化物半導体層がn型導電型であり、前記遷移金属が正孔を捕獲する準位を形成することを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体装置。
  3. 前記遷移金属が、チタン(Ti)であることを特徴とする請求項1または2に記載の窒化物半導体装置。
  4. 前記第1の窒化物半導体層がp型導電型であり、前記遷移金属が電子を捕獲する準位を形成することを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体装置。
  5. 前記遷移金属が銅(Cu)であることを特徴とする請求項4に記載の窒化物半導体装置。
  6. 前記第2の窒化物半導体層がUV照射とアルカリ溶液を用いたウェットエッチングにより除去されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の窒化物半導体装置。
  7. 基板上に第1の窒化物半導体層、n型導電型の第2の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第2の窒化物半導体層の少なくとも一部は前記第1の窒化物半導体層との界面近傍まで除去されており、前記1の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第2の窒化物半導体層との界面近傍にはフッ素が導入されていることを特徴とする窒化物半導体装置。
  8. 前記第2の窒化物半導体層がUV照射とアルカリ溶液を用いたウェットエッチングにより除去されていることを特徴とする請求項7に記載の窒化物半導体装置。
  9. 基板上に第1導電型のクラッド層、活性層、第2導電型の第1クラッド層、第1あるいは第2導電型の窒化物半導体層、その直上に第1導電型の電流狭窄層が形成され、前記電流狭窄層の一部が前記窒化物半導体層近傍まで除去されており、前記電流狭窄層上及び前記電流狭窄層の除去された部分には第2導電型の第2クラッド層が形成され、前記窒化物半導体層には遷移金属が導入されていることを特徴とする窒化物半導体装置。
  10. 前記窒化物半導体層はn型導電型で電流狭窄層の一部として機能し、前記遷移金属が正孔を捕獲する準位を形成することを特徴とする請求項9に記載の窒化物半導体装置。
  11. 前記遷移金属がチタン(Ti)であることを特徴とする請求項10に記載の窒化物半導体装置。
  12. 前記窒化物半導体層がp型導電型でクラッド層の一部として機能し、前記遷移金属が電子を捕獲する準位を形成することを特徴とする請求項9に記載の窒化物半導体装置。
  13. 前記遷移金属が銅(Cu)であることを特徴とする請求項12に記載の窒化物半導体装置。
  14. 基板上に第1導電型のクラッド層、活性層、第2導電型の第1クラッド層、第1あるいは第2導電型の窒化物半導体層、その直上に第1導電型の電流狭窄層が形成され、前記電流狭窄層の一部が前記窒化物半導体層近傍まで除去されており、前記電流狭窄層上及び前記電流狭窄層の除去された部分には第2導電型の第2クラッド層が形成され、前記窒化物半導体層にはフッ素が導入されていることを特徴とする窒化物半導体装置。
  15. 基板上に、第1の窒化物半導体層、前記第1の窒化物半導体層とは構成元素が異なる第2の窒化物半導体層、前記第2の窒化物半導体層上に第3の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第3の窒化物半導体層の一部が前記第2の窒化物半導体層との界面近傍まで除去され、前記第3の窒化物半導体層が除去された領域にゲート電極が形成されており、前記第2の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第3の窒化物半導体層との界面近傍には遷移元素が導入されていることを特徴とする窒化物半導体装置。
  16. 前記遷移元素は正孔を捕獲する準位を形成することを特徴とする請求項15に記載の窒化物半導体装置。
  17. 前記遷移元素がチタン(Ti)であることを特徴とする請求項15または16に記載の窒化物半導体装置。
  18. 基板上に、第1の窒化物半導体層、前記第1の窒化物半導体層とは構成元素が異なる第2の窒化物半導体層、前記第2の窒化物半導体層上に第3の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第3の窒化物半導体層の一部が前記第2の窒化物半導体層との界面近傍まで除去され、前記第3の窒化物半導体層が除去された領域にゲート電極が形成されており、前記第2の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第3の窒化物半導体層との界面近傍にはフッ素が導入されていることを特徴とする窒化物半導体装置。
  19. 基板上に、第1の窒化物半導体層、前記第1の窒化物半導体層とは構成元素が異なる第2の窒化物半導体層、前記第2の窒化物半導体層上に第3の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第3の窒化物半導体層の一部が前記第2の窒化物半導体層との界面近傍まで除去され、少なくとも前記第3の窒化物半導体層が除去された領域に第4の窒化物半導体層が形成されており、前記第4の窒化物半導体層上にゲート電極が形成されており、前記第2の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第3の窒化物半導体層との界面近傍には遷移元素が導入されていることを特徴とする窒化物半導体装置。
  20. 前記遷移元素は正孔を捕獲する準位を形成することを特徴とする請求項19に記載の窒化物半導体装置。
  21. 前記遷移元素がチタン(Ti)であることを特徴とする請求項19または20に記載の窒化物半導体装置。
  22. 基板上に、第1の窒化物半導体層、前記第1の窒化物半導体層とは構成元素が異なる第2の窒化物半導体層、前記第2の窒化物半導体層上に第3の窒化物半導体層が順に形成されており、前記第3の窒化物半導体層の一部が前記第2の窒化物半導体層との界面近傍まで除去され、少なくとも前記第3の窒化物半導体層が除去された領域に第4の窒化物半導体層が形成されており、前記第4の窒化物半導体層上にゲート電極が形成されており、前記第2の窒化物半導体層のうち、少なくとも前記第3の窒化物半導体層との界面近傍にはフッ素が導入されていることを特徴とする窒化物半導体装置。
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