JP2010283595A - マイクロホン - Google Patents
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Abstract
【課題】機械振動による振動雑音を抑圧でき、品質の良い集音信号を出力するマイクロホンを提供する。
【解決手段】可動電極である第1の電極101,111及び第1の電極101,111に対向して配置された第2の電極102,112を、それぞれ具備した第1の容量部M1及び第2の容量部M2と、第1の容量部M1の第1の電極111からの信号及び第2の容量部M2の第2の電極112からの信号を増幅する第1の増幅器201と、第1の容量部M1の第2の電極102からの信号及び第2の容量部202の第1の電極111からの信号を増幅する第2の増幅器202を有することを特徴とするマイクロホンを提供する。
【選択図】図1
【解決手段】可動電極である第1の電極101,111及び第1の電極101,111に対向して配置された第2の電極102,112を、それぞれ具備した第1の容量部M1及び第2の容量部M2と、第1の容量部M1の第1の電極111からの信号及び第2の容量部M2の第2の電極112からの信号を増幅する第1の増幅器201と、第1の容量部M1の第2の電極102からの信号及び第2の容量部202の第1の電極111からの信号を増幅する第2の増幅器202を有することを特徴とするマイクロホンを提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンデンサマイクロホンに係り、特に機械振動による振動雑音を抑圧しようとするものである。また、容量部を構成する2つの対向する電極に発生する電荷を有効に利用するコンデンサマイクロホンに関する。
コンデンサマイクロホンを構成する容量部は、静電エネルギーを仲介として、容量部に配置された対向電極の振動や振れに基づいて電気信号を出力するセンサーである。コンデンサマイクロホン以外にも、容量部を備えるセンサーとして、圧力センサー及び加速度センサーなどがある。コンデンサマイクロホン及び圧力センサーは、対向電極の振動を感知するセンサーであり、加速度センサーは、振れを感知するセンサーである。
コンデンサマイクロホンにおいて、会話を集音する時のセンサーの出力信号は、3mV〜10mV程度であり、極めて微弱な信号である。一方、振動膜は有限の質量を持っているため、外来機械振動により振動膜に外力が加わって振動膜が振動する。このような外来機械振動による振動雑音信号が集音信号に入り混じると、集音信号は微弱であるため、信号品質が悪化する。
一方、従来技術を参照すると、特許文献1には、弾性を有するゴムを介してマイクロホンを基板に取り付けることで、外来振動がマイクロホンに伝達することを抑制する技術が開示されている。
また、特許文献2には、2個のコンデンサマイク素子をパッケージ内に配置することにより、マイクに衝撃を与えたときの衝撃音を抑制する技術が開示されている。
携帯通信端末、ムービー、デジタルカメラ等において、振動雑音の低減の需要が高まっている。これらの機器は小型化が急速に進んでおり、使用される部品にも小型化が求められている。以上のような要請から、外来機械振動による振動雑音による集音信号への影響を低減し、小型化が可能なコンデンサマイクロホンを提供することを本発明の目的とする。
本発明のマイクロホンは、可動電極である第1の電極及び第1の電極に対向して配置された第2の電極を、それぞれ具備した第1の容量部及び第2の容量部と、第1の容量部の第1の電極からの信号及び第2の容量部の第2の電極からの信号を増幅する第1の増幅器と、第1の容量部の第2の電極からの信号及び第2の容量部の第1の電極からの信号を増幅する第2の増幅器を有している。
本発明のマイクロホンの第1の容量部においては、可動電極である第1の電極が第1の増幅器に接続し、第1の電極に対向する第2の電極が第2の増幅器に接続している。その結果、音波や振動による可動電極(振動電極)の動きに対して、各電極には相補の信号が得られることになり、各電極の電荷、電圧などの信号は逆位相となる。そして、増幅された信号も同様に逆位相となり、両電極上の発生電荷を有効に利用できる(特願2008−328492を参照)。
また、本発明のマイクロホンの第2の容量部においては、可動電極である第1の電極が第2の増幅器に接続し、第1の電極に対向する第2の電極が第1の増幅器に接続している。その結果、音波や振動による可動電極(振動電極)の動きに対して、各電極には相補の信号が得られることになり、各電極の電荷、電圧などの信号は逆位相となる。そして、増幅された信号も同様に逆位相となり、両電極上の発生電荷を有効に利用できる。
また、上述の接続を増幅器側からみると、第1の容量部と第2の容量部を構成する対向する電極は逆極性で接続している。そのため、これらの信号の平衡接続をするか、もしくは、後述する減算機能を有する増幅器を具備して一方の信号からもう一方の信号を減算することにより、出力を2倍にすることができる。さらに、容量部に外来からの雑音が混入した場合には同相となるので、外来からの雑音を低減することが可能となる。
さらに、本発明のマイクロホンは、第1の容量部、第2の容量部、第1の増幅器及び第2の増幅器が配置されている基板と、第1の容量部、第2の容量部、第1の増幅器及び第2の増幅器を覆うように基板の上に配置されたカバーを有し、基板における第1の容量部の下には、開口部が形成されており、基板における第2の容量部の下は塞がれていることが好ましい。
上記のような構成とすることにより、音圧などの圧力が開口部から導入されると、第1の容量部を構成する可動電極を挟んで開口部とは反対側の空間(第1の容量部、カバー及び基板で区切られる(定義される)空間)は、音響的な空間となる。第1の容量部の直上の空間のみが音響的な空間となる場合と比較すると、音響的な空間の容積が大きくなるため、空間のスチフネス(剛性)を小さくすることができ、第1の容量部と第2の容量部の可動電極のスチフネスと比べて小さくすることが可能となる。開口部から導かれた音エネルギーは、第1の容量部の可動電極を振動させた後、第2の容量部の可動電極にまで伝わる。ここで、音響的な空間の容積が大きくなると、音響的な空間に音エネルギーが拡散・消散しやすくなるため、第2の容量部の可動電極に加わる音エネルギーは非常に小さくなる。
そのため、音エネルギーによる第2の容量部の可動電極の振動は、第1の容量部の可動電極の振動と比較して極めて小さくなる。このことは、音響感度の相互干渉が極めて小さいことを意味し、音エネルギーによるマイクロホンの音響感度が第1の容量部の音響感度で決定されることを意味する。
一方、マイクロホン全体が振動することによる振動エネルギーについて考えてみる。第1の容量部と第2の容量部は同一基板上に配置されているため、第1の容量部と第2の容量部のそれぞれの可動電極に対して、同じ大きさの加速度が作用する。つまり、それぞれの可動電極には、同相の振動エネルギーが加わることになる。そのため、これら第1の容量部と第2の容量部を逆極性で並列接続し、後述する容量結合電荷増幅器と組合せすることにより振動エネルギーによるノイズ信号をキャンセルすることができる。
以上説明したように、音エネルギーに関しては、マイクロホンの音響感度が第1の容量部の音響感度で決定され、振動エネルギーに関してはキャンセルされる。そのため、第1の容量部の音圧などの圧力に対する感度を高めることができ、マイクロホンの機能が向上する。
また、本発明のマイクロホンにおいて、基板におけるカバーが配置されている面とは反対側の面に、外部と信号を授受するための端子が設けられていることが好ましい。
また、本発明のマイクロホンにおいて、基板におけるカバーが配置されている面とは反対側の面に、電圧供給端子及び接地端子が設けられていることが好ましい。ここで、電圧供給端子は、第1の増幅器、第2の増幅器のそれぞれに電圧を与える働きを有する。この構成により、小型で表面実装性に優れたマイクロホンを提供することができる。
また、本発明のマイクロホンにおいて、第1の容量部、第2の容量部、第1の増幅器及び第2の増幅器を収納する容器を具備し、第1の増幅器の出力端子と、第2の増幅器の出力端子と、第1の増幅器及び第2の増幅器に電圧を供給する電圧供給端子と、接地端子が容器から導出されていることが好ましい。
さらに、本発明のマイクロホンは、基板、第1の容量部及びカバーにより区切られる空間が有する第1の剛性は、第1の容量部が有する第1の電極が有する第2の剛性と比較して小さいことが好ましい。
さらに、本発明のマイクロホンは、第1の剛性は、第2の剛性の1/10以下であることが好ましい。このような関係とすることで、第2の容量部の可動電極に加わる音エネルギーを十分に小さくすることができるからである。
また、本発明のマイクロホンは、プリント基板などの基板、第1の容量部及びカバーにより区切られる空間が有する体積が、第2の容量部と基板とによって塞がれる空間と比較して10倍以上であることが好ましい。尚、第1の容量部及び第2の容量部は、第1の電極及び第2の電極からなる構造を支持するような、シリコン基板に代表される半導体基板を有している。そして、この半導体基板は貫通孔を有している。この貫通孔が占める空間が第2の容量部と基板によって塞がれる空間を代表することになる。
また、本発明のマイクロホンは、前記第1の増幅器からの出力信号と前記第2の増幅器からの出力信号を減算する機能を有する第3の増幅器を有することが好ましい。
また、本発明のマイクロホンは、第1の増幅器及び第2の増幅器がICで構成されることが好ましい。この構成によれば、さらなる小型化が可能となる。
また、本発明のマイクロホンは、第1の増幅器及び第2の増幅器が一つのICで構成されることが好ましい。この構成によれば、さらなる小型化が可能となる。
また、本発明のマイクロホンは、第1の増幅器、第2の増幅器及び第3の増幅器が一つのICで構成されることが好ましい。
さらに、本発明のマイクロホンにおいて、第1の増幅器及び第2の増幅器が容量結合型電荷増幅器を構成していることが好ましい。容量結合型電荷増幅器は、容量型のセンサー素子部(容量部)の容量と増幅器の入力端子と出力端子に接続された帰還容量で増幅度が決定できる増幅器であり、シンプルな構成で実現できるものである。また、容量結合型電荷増幅器は反転増幅器であり、増幅器の入力端子は仮想短絡されるため、入力端子や容量部の寄生容量が存在してもその影響を受けない増幅器として動作する。
また、第1の増幅器側からは第2の増幅器は仮想短絡動作をしていることから、容量部の第1の増幅器に接続している電極の対向する電極は仮想短絡している状態となり、第2の増幅器の影響はない。
同様なことを、第2の増幅器側からも言うことができ、相互の増幅器の影響を受けることなく動作する。
反転型容量結合電荷増幅器の上記の特質から、第1の容量部に加えて、第2容量部を並列接続、すなわち第2の容量部の第2の電極の信号を第1の反転増幅型容量結合増幅器の入力にもしくは、第1の容量部の第1の電極に接続する。さらに、第2の容量部の第1の電極の信号を第2の反転型容量結合電荷増幅器の入力にもしくは、第1の容量部の第2の電極に接続する。
このように接続することで、第1の容量部は第2の容量部の負荷にはならない。同様に、第2の容量部は第1の容量部の負荷にはならない。従って、それぞれの容量部の信号は損失なく、増幅できる。
さらに、前述したように本発明のマイクロホンでは、第1の増幅器の入力は第1の容量部の可動電極である第1の電極の信号と第2の容量部の対向電極である第2の電極の信号を接続しており、逆極性接続を行っていることで電荷増幅器として減算ができる構成となっている。
同様に、前述したように本発明のマイクロホンでは、第2の増幅器の入力は第2の容量部の可動電極である第1の電極の信号と第1の容量部の対向電極である第2の電極の信号を接続しており、逆極性接続を行っていることで電荷増幅器として減算ができる構成となっている。
前述したように、本発明のマイクロホンでは、第1の容量部は音に対する感度と振動に対する感度を持つが、第2の容量部は振動に対する感度のみを持っていることから、上記の逆極性接続と容量結合電荷増幅器の特性から、出力には第1の容量部の振動雑音信号から第2の容量部の振動雑音信号が減算されて十分に小さくなった(抑圧された)振動雑音信号と第1の容量部の集音信号が得られる。
また、本発明のマイクロホンにおいて、第1の増幅器からの出力信号と、第2の増幅器からの出力信号は、実質的に逆位相であることが好ましい。
また、本発明のマイクロホンにおいて、第1の電極が基準電位(接地電位)に接続されていないことが好ましい。
また、本発明のマイクロホンにおいて、第2の電極が基準電位(接地電位)に接続されていないことが好ましい。
また、本発明のマイクロホンにおいて、第1の増幅器からの出力信号と、第2の増幅器からの出力信号をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換器に接続し、出力信号がデジタル信号であってもよい。また、このようなマイクロホンをデジタル信号出力マイクロホンと呼ぶこともできる。ここで、デジタル信号出力マイクロホンとは、マイクロホンに入力された信号(音、振動、振れ等)を”1”、”0”のデジタル信号として出力するマイクロホンをいうものとする。
また、本発明のマイクロホンは、第1の増幅器、第2の増幅器及びアナログ−デジタル変換器がICで構成されることが好ましい。さらに、これらが一つのICで構成されることが好ましい。
また、本発明のマイクロホンは、アナログ−デジタル変換器はΔシグマ変調器であることが好ましい。
また、本発明のマイクロホンは、デジタル信号はPDM(パルス密度変調)方式で出力されることが好ましい。
また、本発明のマイクロホンは、PDM出力をデジタルシグナルプロセッサ(DSP)により、オーディオインターフェイスフォーマット変換して出力することが好ましい。
また、本発明のマイクロホンにおいて、第1の容量部と第2の容量部がMEMS素子部で構成されていることが好ましい。このような構成とすることで、外付け部品が不要で小型化が可能であり、接続損失もなく信頼性の高い出力特性を得ることが可能となる。
また、本発明のマイクロホンにおいて、第1の電極又は第2の電極の表面には、誘電体膜が形成されていることが好ましい。
また、本発明のマイクロホンにおいて、誘電体膜が永久電荷を保持するエレクトレット膜であることが好ましい。この構成により、外部からの電荷の供給(成極電圧)無しに駆動することができる。また、この構成により、容量部を構成するMEMS素子部に成極DC電圧を与えるための接続線を必要としなくなる。
従って、対向して配置された第1の電極と第2の電極に発生する電荷又は電圧に対する接続線の影響がないため、完全相補な信号となりうる。
従来のエレクトレット容量素子を構成する容量部は対向電極である第1の電極もしくは第2の電極を基準電位(接地電位)に接続していたため一方の電極の信号だけしか利用しておらず、信号利用率(効率)は50%であった。従って、第1と第2の電極の信号電荷を利用すれば、信号利用率(効率)は100%となる。
これは、例えば従来のコンデンサマイクロホンでこれまでの感度を1とした場合、本発明の接続構成を用いたコンデンサマイクロホンは感度が2倍となることを意味する。
エレクトレット容量素子として対向配設される第1の電極と第2の電極を何れも基準電位(接地電位)に接続せず、フローティング構造とし、シンプルに実現できる手段としては、半導体基板上に形成する微小電気機械システムであるMEMS素子部が適している。
さらに、第1の電極もしくは第2の電極の一方に誘電体膜を固着し、その誘電体膜をエレクトレット化することで、エレクトレットMEMSマイクロホンチップ(エレクトレットMEMS容量部)を構成することができる。
また、本発明の別のマイクロホンは、可動電極である第1の電極及び第1の電極に対向して配置された第2の電極を、それぞれ具備した第1の容量部及び第2の容量部と、第1の容量部、第2の容量部が配置されている基板と、第1の容量部、第2の容量部を覆うように、基板の上に配置されたカバーを有し、基板における第1の容量部の下には、開口部が形成されており、基板における第2の容量部の下は塞がれており、基板、第1の容量部及びカバーにより区切られる空間が有する体積は、第2の容量部と基板とによって塞がれる空間の体積と比較して10倍以上であることが好ましい。尚、第1の容量部及び第2の容量部は、第1の電極及び第2の電極からなる構造を支持するような、シリコン基板に代表される半導体基板を有している。そして、この半導体基板は貫通孔を有している。この貫通孔が占める空間が第2の容量部と基板によって塞がれる空間を代表することになる。
ここで、第1の容量部、第2の容量部、第1の増幅器及び第2の増幅器を同一のプリント基板の第1面上に搭載し、金属キャップでそれらを覆った容器からなるコンデンサマイクロホンは、他の電子機器(携帯電話など)の基板に貼り付けることが可能である。ここで、プリント基板には面実装端子を設けることで、他の電子機器の基板への貼り合わせが可能となる。従って、本発明のマイクロホンは、搭載可能なパッケージと考えることは可能である。
尚、以上の特徴を矛盾が生じないように適宜組み合わせることが出来ることは言うまでもない。また、それぞれの特徴において、効果が複数期待できるときも、全ての効果を発揮できなければいけないわけではない。
本発明によれば、振動雑音が十分に抑制された出力信号を得ることのできるマイクロホンを提供することが出来る。特に、面実装が可能なマイクロホンを提供することが出来る。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。また、本発明で使用している、材料、数値は好ましい例を例示しているだけであり、この形態に限定されることはない。また、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。さらに加えるならば、他の実施の形態との組み合わせなども可能である。なお、ここでは、コンデンサマイクロホンの容量部は、MEMS素子部であり、特に、エレクトレットを有するMEMS素子部であるとして説明する。ここで、MEMS素子部とは、後述するが、半導体プロセスを用いて形成されたコンデンサを指している。以上のことは、本発明に共通して言えることである。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。また、本発明で使用している、材料、数値は好ましい例を例示しているだけであり、この形態に限定されることはない。また、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。さらに加えるならば、他の実施の形態との組み合わせなども可能である。なお、ここでは、コンデンサマイクロホンの容量部は、MEMS素子部であり、特に、エレクトレットを有するMEMS素子部であるとして説明する。ここで、MEMS素子部とは、後述するが、半導体プロセスを用いて形成されたコンデンサを指している。以上のことは、本発明に共通して言えることである。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるコンデンサマイクロホンの等価回路図の概
略図である。
略図である。
図1に示すように、コンデンサマイクロホンは、第1の容量部M1、第2の容量部M2、第1の増幅器201、第2の増幅器202を具備している。
第1の容量部M1は、第1の容量部M1の可動電極である第1の電極101と、第1の電極101に対向して配置された第2の電極102とを具備したMEMS素子部である。また、第1の増幅器201は、第1の容量部M1の第1の電極101に接続され、第1の電極101からの信号を増幅する。また、第2の増幅器202は、第1の容量部の第2の電極102に接続され、第2の電極102からの信号を増幅する。ここで、第1の容量部M1の第1の電極101表面には、永久電荷を保持するエレクトレット膜103が形成されている。
また、第2の容量部M2は、第2の容量部M2の可動電極である第1の電極111と、第1の電極111に対向して配置された第2の電極112とを具備したMEMS素子部である。また、第1の増幅器201は、第2の容量部M2の第2の電極112に接続され、第2の電極112からの信号を増幅する。また、第2の増幅器202は、第2の容量部M2の第1の電極111に接続され、第1の電極111からの信号を増幅する。ここで、第2の容量部の第1の電極111表面には、永久電荷を保持するエレクトレット膜113が形成されている。
なお、第1の増幅器201の入力端子211と第2の増幅器202の入力端子221からみると、第1の容量部M1と第2の容量部M2は逆極性で接続していることになる。
図2(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るMEMS素子部の断面図を示し、図2(b)は、本発明の第1の実施の形態に係るMEMS素子部の回路図の概略図を示している。MEMS素子部は、CMOS(相補型電界効果トランジスタ)の製造プロセス技術を利用して、シリコン基板(シリコンウェハ)上に同時に製造された多数のマイクロホンチップを最終的に個々に分割することで形成される。図2(a)は、分割された1つのマイクロホンチップの断面図を示している。
図2(a)に示すように、MEMS素子部は、n型のシリコン基板100と、シリコン基板100上に形成された酸化シリコン膜105と、酸化シリコン膜105の表面に形成された可動電極として機能する第1の電極101と、第1の電極101の表面(第1の電極101と後述する第2の電極に挟まれるように配置する)に形成されたエレクトレット膜103と、ガラス化されたシリコン膜からなるスペーサ部104と、スペーサ104によって支持される固定電極として機能する第2の電極102と、シリコン基板100をエッチングすることで形成される貫通孔106を有する。そして、第2の電極には、複数の孔107が設けられており、第1の電極101と第2の電極102に挟まれた空間にはエアギャップGが設けられており、電気的接続のためのコンタクトホールHもさらに設けられている。また、第1の電極101及び第2の電極102の上又は下にシリコン酸化膜やシリコン窒化膜、エレクトレット膜等の膜が積層されることで、第1の膜及び第2の膜を構成していてもよい。尚、可動電極である第1の電極を有する膜を振動膜、可動膜などと呼ぶことが出来、ここでは第1の膜がそれに該当する。ここで、第1の電極101及び第2の電極102はnドープのポリシリコン膜からなり、エレクトレット膜103は酸化シリコン膜がエレクトレット化された膜である。エアギャップGは、もともとスペーサ部104が形成された部分をウェットエッチングなどの半導体微細加工技術を使用した方法でエッチング除去することによって形成されるが、他の方法でも構わない。また、音波が第1の電極などからなる振動膜を振動させることで、MEMS素子部は、コンデンサマイクロホンの容量部として機能することになる。ここで、第1の電極101と第2の電極102は一対のコンデンサとして機能している。
ここで、エレクトレット膜103について説明をさらに加える。まず、シリコン基板(ウェハ)上に形成された複数のMEMS素子部を、個々に分割してチップにする。その後、分割されたチップに対して、コロナ放電等によりエレクトレット化処理を行い、誘電体膜をエレクトレット化する。その結果、エレクトレット膜103に電荷を保持させることができる。なお、ウェハレベルでエレクトレット化してもよいことは言うまでもない。エレクトレット膜の性質にもよるが、一般的に、エレクトレット膜には負の電荷が帯電させられる。
エレクトレット膜は、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜等の無機膜で構成されていることから、FEP等の高分子フィルムを利用しているエレクトレットマイクロホンに比較して、高温に晒されても電荷保持特性が劣化することはなく、半田リフローでの実装を行うセンサーには適している。
次に、MEMS素子部の回路図について、図2(b)を用いて説明することにする。エレクトレット化された膜を有する第1の電極101側には、電荷として
第1の電極側電荷:−Q1[C]、
対向電極である第2の電極102には、電荷として
第2の電極側電荷:+Q1[C]が表われ、平衡状態となっている。
第1の電極側電荷:−Q1[C]、
対向電極である第2の電極102には、電荷として
第2の電極側電荷:+Q1[C]が表われ、平衡状態となっている。
さらに、この容量Cmは、図2(b)の等価回路に示すように、シリコン基板100上で、基準電位(接地電位)に接続されることなく(グランド接続されることなく)、フローティングした構造として形成することが容易に可能である。
この平衡状態から、単一角周波数ωsの正弦波音波が、可動電極として機能する第1の電極101に導かれると、第1の電極が音波と同じ周波数で正弦波振動する。この微小振動変位の大きさは振動膜の剛性(スチフネス)で概ね決定される。
また、フローティング構造を持つことで、図2(a)の構造に依存する固有の寄生容量が発生する。第1の電極101とシリコン基板間100間においては寄生容量110が発生する。また、第2の電極102とシリコン基板100間においては寄生容量109が発生する。これらの寄生容量は、第1の電極101及び第2の電極の支持枠や電極のリード等の固定物によるところとなる。また、チップをプリント基板上に接着実装した場合にも、シリコン基板を通して寄生容量が発生することとなる。以上のような寄生容量は、音波や振動で変化することの無い値である。そのため、これらの容量端に信号となる変動電荷(電圧)は発生しない。
従って、MEMSマイクロホンチップは図2(b)に示すような等価回路として表されることになる。ここで容量部の容量は前述したCm、寄生容量109と110は、それぞれCP1とCP2とで表されている。ここで、寄生容量CP1とCP2は電極の配線部等で発生する容量のため振動せずこの2つの容量には、電荷の発生はない。つまり音による起電圧は発生しない。
DCバイアスコンデンサマイクロホン、エレクトレットコンデンサマイクロホン及びエレクトレットMEMSマイクロホンに関して、上記で論じた対向して配設された両電極に生じる電荷変化の考察はこれまで論じられたことはない(特願2008−328492を参照)。
DCバイアスコンデンサマイクロホンは、1900年代初頭にE.C.Wenteによって考案されて以来、成極DC電圧をどちらか一方の電極に印加する基本構成・構造となっているため、必然的にどちらか一方の電極が基準電位(接地電位)に接続されてしまっていた。そのため、信号電荷が接地ラインに流れてしまい両電極の信号電荷を利用するという考察がなされたことはなかった。
1960年代にG.M.Sesslerがテフロンフィルムをエレクトレット化してコンデンサマイクロホンに応用し、エレクトレットコンデンサマイクロホンとして導入し、今日では携帯電話等に広く使用されている。このようなエレクトレットコンデンサマイクロホンでも、小型化できたとしてもDCバイアスコンデンサマイクロホンの基本構成・構造をとっており、この場合もどちらか一方の電極が接地ライン(接地電位)に接続されることで信号電荷が接地ラインに流れてしまい両電極の信号電荷を利用するという考察がなされたことはなかった。
以上のことから本発明の第1の実施の形態に係るコンデンサマイクロホンは、容量部の両電極に生じた信号電荷を有効に利用することが出来る点に特徴がある。
次に、本発明の第1の実施の形態に係るコンデンサマイクロホンの実装概観図について説明する。図3(a)〜(d)は、本発明の第1の実施の形態に係るコンデンサマイクロホンの実装概観図である。
図3(a)はコンデンサマイクロホン(モジュール)の金属キャップを外した状態の上面図を表し、図3(b)はコンデンサマイクロホン(モジュール)の左側面図を表し、図3(c)は同下面図を表し、図3(d)は同断面図を表している。尚、図3(d)は図3(a)のA−A’の断面図を表しており、図3(a)は図3(d)のB−B’の断面から実装基板の方を見た図面となっている。
図3(a)〜(d)に示すように、コンデンサマイクロホンは、プリント基板301と金属キャップ(カバー)302から構成される容器300内に、第1の容量部303、第2の容量部304、増幅器330が収納されることで構成されている。ここで、増幅器330は、第1の増幅器と第2の増幅器が一つのICで構成されている(第1の容量部303と第1の増幅器及び第2増幅器の接続関係、第2の容量部304と第1の増幅器及び第2の増幅器の接続関係については、図1の説明と同様であるので、説明を省略する)。
また、音や圧力を導入する開口部(導入孔)306がプリント基板301に設けられており、第1の容量部303は開口部306を覆うように、開口部306の上に設けられている。一方、第2の容量部304は開口部が設けられていないプリント基板301の上に設けられている(別の言い方をすると、プリント基板における第2の容量部の下は塞がれている)。
また、プリント基板における第1の容量部303、第2の容量部304、増幅器330が実装されている面と反対側の面には、第1の増幅器の出力端子121、第2の増幅器の出力端子122、第1の増幅器及び第2の増幅器に電圧を供給する電圧供給端子(電源入力端子)123、接地端子124が配置され、面実装端子構造を構成し、外部とのインターフェース端子となる。尚、プリント基板301と金属キャップ302は半田リフロー等で結合される。尚、プリント基板301の第1面には第1の容量部303、第2の容量部304、増幅器330が接着剤で接着実装されている。
また、増幅器330は、第1の増幅器の入力端子に対応するMICIN1−1とMICIN1−2、第2の増幅器の入力端子に対応するMICIN2−1とMICIN2−2、電圧供給端子に接続するVDD、第1の増幅器の出力端子121に対応するOUT1、第2の増幅器の出力端子122に対応するOUT2、基準電位(接地端子)に接続するVSSを有しているCMOS型高入力インピーダンス増幅器である。尚、前述したように、入力端子以外の端子は、外部と信号をやりとりする端子となり、プリント基板301の第2面に形成されている端子121〜124と接続している。また、接地端子124は、金属キャップ302とプリント基板301を通して電気的に接続され、容器300は、接地電位を有する外部からの電磁的な雑音から容器内部を保護するシールド容器となる。
また、第1の容量部303の電極端子104は増幅器330の入力端子MICIN1−2に、第1の容量部303の電極端子105は増幅器330の入力端子MICIN2−2に、ボンディングワイヤ313により接続している。
また、第2の容量部304の電極端子114は増幅器330の入力端子MICIN2−1に、第2の容量部304の電極端子115は増幅器330の入力端子MICIN1−1に、ボンディングワイヤ313により接続している。
尚、増幅器330は、第1の増幅器からの出力信号から第2の増幅器の出力信号を減算するような減算機能を有する、第3の増幅器をさらに具備していてもよい。この場合には、増幅器330は、第1の増幅器、第2の増幅器及び第3の増幅器が一つのICで構成されている方が好ましい。
ここで、プリント基板301、金属キャップ302、第1の容量部303により区切られた(定義された)空間305について詳しく説明することにする。
音圧などの圧力が開口部から導入されると、第1の容量部を構成する可動電極を挟んで開口部とは反対側の空間(第1の容量部、カバー及び基板で区切られる(定義される)空間)は、音響的な空間となる。第1の容量部の直上の空間のみが音響的な空間となる場合などと比較すると、音響的な空間の容積が大きくなるため、空間のスチフネス(剛性)を小さくすることができ、第1の容量部と第2の容量部の可動電極のスチフネスと比べて小さくすることが可能となる。開口部から導かれた音エネルギーは、第1の容量部の可動電極を振動させた後、第2の容量部の可動電極にまで伝わる。ここで、音響的な空間の容積が大きくなると、音響的な空間に音エネルギーが拡散・消散しやすくなるため、第2の容量部の可動電極に加わる音エネルギーは非常に小さくなる。
そのため、音エネルギーによる第2の容量部の可動電極の振動は、第1の容量部の可動電極の振動と比較して極めて小さくなる。このことは、音響感度の相互干渉が極めて小さいことを意味し、音エネルギーによるマイクロホンの音響感度が第1の容量部の音響感度で決定されることを意味する。
一方、マイクロホン全体が振動することによる振動エネルギーについて考えてみる。第1の容量部と第2の容量部は同一基板上に配置されているため、第1の容量部と第2の容量部のそれぞれの可動電極に対して、同じ大きさの加速度が作用する。つまり、それぞれの可動電極には、同相の振動エネルギーが加わることになる。そのため、これら第1の容量部と第2の容量部を逆極性で並列接続し、後述する容量結合電荷増幅器と組合せすることにより振動エネルギーによるノイズ信号をキャンセルすることができる。
以上説明したように、音エネルギーに関しては、マイクロホンの音響感度が第1の容量部の音響感度で決定され、振動エネルギーに関してはキャンセルされる。そのため、第1の容量部の音圧などの圧力に対する感度を高めることができ、マイクロホンの機能が向上する。従って、音響的な空間の容積が大きくなると好ましいことが分かる。尚、このような空間305は、第1の容量部303の周囲の空間と第2の容量部304の周囲の空間(及び第2の容量部の貫通孔が形成されている空間)を共有した空間となっているため、共有空間(共有気室)と呼ぶこともできる。
また、本発明の第1の実施形態では、開口部306の位置を第1の容量部303の直下に配置することで、音響的な空間305の容積を大きくすることを考えた。しかし、開口部306の位置は、第1の容量部303の直下に配置しなくても構わない。例えば、開口部306を、プリント基板における、第1の容量部303が覆わないような第1の容量部303からずれた場所に設けても構わない。また、開口部306を、金属キャップ302における、第1の容量部303の上側近傍に設けても構わない。以上のような場合には、第1の容量部303の周囲の空間と第2の容量部304の周囲の空間を隔てるような隔壁を設ける必要がある。開口部306から入ってくる音圧などの圧力が第1の容量部303の上側から導入され、第1の容量部303の可動電極よりも下の空間(貫通孔が形成されている空間など)が音響的な空間となる。そして、隔壁を設けているため、音圧などの圧力が第2の容量部304の可動電極には及ばなくなる。このようにすることで、前述した要領で、マイクロホン全体が振動することによる振動エネルギーによるノイズをキャンセルできるからである。尚、金属キャップに開口部を形成する構成や、プリント基板における第1の容量部303からずれた位置に開口部を形成する構成だと、音響的な空間の体積が小さくなる。そのため、第1の容量部が覆うように、プリント基板に開口部を設けた方が好ましい。
第1の容量部303、第2の容量部304の大きさを1.5mmx1.2mm程度、増幅器IC330を□1.5mm程度として、図3のように配置をした場合にはコンデンサマイクロホンの容器の大きさは、約6mm(W)x3mm(D)x1.3mm(H)で十分な空間305を確保できる。この場合、空間305の容積は約9.5E−9[m3]程度となり、後述するスチフネスSCBは音響機械等価回路上で約5[N/M]程度となり、極めて小さなスチフネスとなっている。
次に、本発明の第1の実施の形態に係るコンデンサマイクロホンを用いると、第1の容量部303は音と振動に対応し、第2の容量部304は振動のみに応答する構成になることについて、機械音響等価回路、振動機械等価回路を用いて説明する。
図4(a)は、第1の容量部をM1、第2の容量部をM2とし、それぞれ同一のチップを使用するものとした場合の音響機械等価回路である。
さらに、第1の容量部と第2の容量部の可動膜の剛性(スチフネス)402、403をそれぞれ考慮し、第1の容量部と第2の容量部の可動膜自身の質量404、405をそれぞれ考慮し、第1の容量部と第2の容量部のエアギャップGの空気抵抗406、407をそれぞれ考慮すると、以下のように表せる。
ここで、SCBは、S0の1/10以下であることが好ましく、SCBは、SBの1/10以下であることが好ましい。また、SCBは、SBの1/10以下であることを別の言い方をすると、第2の容量部304とプリント基板301とによって塞がれる空間(第2の容量部の可動電極下部の空間、特に、第2の容量部304の貫通孔が占める空間)体積の10倍以上となるように、プリント基板301、第1の容量部303、第2の容量部304、金属キャップ302で区切られる空間を設けることが好ましい。
このような条件とすることにより、プリント基板301、第1の容量部303、金属キャップ302で区切られる共有空間の剛性を無視することができるようになり(回路上で機械音響的に短絡することができるようになり)、図4の(b)のような音響機械等価回路として扱うことができるようになる。
機械音響的な短絡により、第2の容量部304の可動膜に加わる音エネルギーによる力FM2410は0[N/m2]に近い値、もしくは第1の容量部303の可動膜に加わる力FM1401の(1/10)・(0.1)以下とすることができる。
なお、第2の容量部の可動膜は、その構造から、第1の容量部の可動膜の振れと逆の振れとなる。すなわち位相が180度異なることとなる。
図5(a)は、第1の容量部をM1、第2の容量部をM2とし、それぞれ同一のチップを使用するものとした場合の振動機械等価回路である。
プリント基板、第1の容量部、第2の容量部、金属キャップで区切られる空間の剛性の条件
は振動機械等価回路にそのまま適用することができて、機械振動的にもプリント基板、第1の容量部、金属キャップで区切られる共有空間の剛性を無視することができるようになり(回路上で機械振動的に短絡することができるようになり)、図5の(b)のような振動機械等価回路として扱うことができるようになる。
前述したように、本発明のコンデンサマイクロホンでは着電電位を調節することで音響感度を等しくしてあることから、M2の振動加速度による出力は
となり、M1の振動加速度による出力と同じ値をもつことになる。振動加速度による出力はいずれも、音響感度に比例する出力となる。
以下、上述した両電極上の信号電荷を有効に利用できる読み取り回路構成を図1に沿って説明する。
第1の容量部の第1の電極101は第1の電極端子104を通して第1の増幅器201の反転入力端子211に接続され反転型容量結合増幅器を構成する。一方、第1の容量部の第2の電極102は第2の電極端子105を通して、第2の増幅器202の反転入力端子221に接続され、同様に反転型容量結合電荷増幅器を構成する。
第2の容量部の第1の電極111は第1の電極端子114を通して第2の増幅器202の反転入力端子221に接続され反転型容量結合増幅器を構成する。一方、第2の容量部の第2の電極112は第2の電極端子115を通して、第1の増幅器201の反転入力端子211に接続され、同様に反転型容量結合電荷増幅器を構成する。
入力端子211と221からみた場合、第1の容量部と第2の容量部の電極は逆極性で接続している。
第1の増幅器201と第2の増幅器202は同一の性能のものであるのが望ましく、同一のウェハから切り出したものを用いてもよいし、同一基板上に集積化して形成してもよい。
尚、非反転入力端子212と222は基準電位(接地電位)に接続する。
また、第1の容量部の第1の電極101上に、永久電荷を保持するエレクトレット膜103が形成され、第2の容量部の第1の電極111上に、永久電荷を保持するエレクトレット膜113が成膜されている。
また、前述したように、第1の容量部の第1の電極101と第2の電極102には、それぞれの構造・実装要因による固定容量109、110がある。一方、同様に、第2の容量部の第1の電極111と第2の電極112には、それぞれの構造・実装要因による固定容量119、120がある。
第1の増幅器201と第2の増幅器202は、高入力インピーダンス増幅器であって、高入力インピーダンスを達成するためにCMOS型が望ましい。
また、動作電源は正・負2電源を使用してもよいが、単電源動作をする高入力インピーダンスCMOS型増幅器が望ましい。
帰還抵抗213、223は第1の増幅器201と第2の増幅器202が飽和するのを防ぐための放電抵抗であり、帰還容量214、224は電荷(電圧)の増幅度合いを決定するものである。尚、帰還抵抗はMOS集積回路上のMOS ON抵抗で形成する。
第1の増幅器201の出力は外部との信号出力端子121へ、第2の増幅器202の出力は外部との信号出力端子122へ導かれる。
端子123は増幅器への電圧供給端子(電源供給端子)であり、端子124は基準電位(接地端子)である。接地端子124はシールドをかねる容器300(図3を参照)にも接続されて、電磁外乱雑音の混入を低減する。
尚、反転型容量結合電荷増幅器である第1の増幅器201及び第2の増幅器202では、反転入力端子211、221は非反転入力端子212、222の間でそれぞれ通常の反転増幅器と同じように仮想短絡が発生する。
このような仮想短絡により、反転入力端子211、221の入力インピーダンスは無限大となるため、これら端子には電流は流れ込まない。
また、上記仮想短絡により、第1の容量部の第2の電極端子105と第2の容量部の第1の電極端子114は仮想接地され、第2の増幅器202は第1の増幅器201へ影響を与えない。
同様に、第1の容量部の第1の電極端子104と第2の容量部の第2の電極端子115は仮想接地され、第1の増幅器201は第2の増幅器202へ影響を与えない。
従って、第1の容量部の第1の電極101上の電荷及び第2の容量部の第2の電極112上の電荷は、帰還容量214、帰還抵抗213へ流れ込む。
同様に、第1の容量部の第2の電極102上の電荷及び第2の容量部の第1の電極111上の電荷は、帰還容量224と帰還抵抗223へと流れ込む。
帰還容量214、224の容量値をCf、帰還抵抗213、224の帰還抵抗値をRfとし、第1の容量部、第2の容量部を信号源とした反転型容量結合電荷増幅器の構成での信号出力端子121、122の出力電圧は以下のように表される。
上式からわかるように、この接続構成により、二つの信号出力端子121と122には、空間305が極めて大きく、かつ着電電位が十分に制御された場合は位相が逆位相で同じ大きさの集音信号しか出力されない。
着電電位に差異(前述の±5%以内)がある場合でも、1/20以下に抑圧された振動雑音信号と劣化のない集音信号が逆位相で二つの信号出力端子121と122に得られる。
この二つの信号を平衡接続処理(減算処理)すれば、従来の一方の電極が接地されたコンデンサマイクロホンに比較して、2倍の大きさの信号が得られるという特質も持ちうる。尚、減算は、減算機能を有した第3の増幅器を組み込んで行ってもよい。
また、帰還抵抗と帰還容量で決定できる低域カットオフフィルターが形成されるため上式は、以下で述べるカットオフ周波数fcutより高い周波数領域で成り立つ。低域カットオフ周波数fcutは振動雑音抑圧エレクトレットMEMSマイクロホンの使用帯域を勘案して決定できる。
また、前述したように固定容量109、110、119及び120端には信号電荷は発生しないので、出力には表れない。
尚、実際の特性測定は試作のIC330に前述した減算機能を有する第3の増幅器を組み込んだ図6の構成で行っている。
図6は、図1の要素に、減算機能を有する第3の増幅器203、増幅度を決定する抵抗231、232、233、234と減算出力信号の出力端子125が追加された図を示している。
第1の容量部、第2の容量部として、エレクトレットMEMSマイクロホンチップM1、M2を用い、Cmは1pFのものを用いて測定を行った。
M1とM2は同一のエレクトレットMEMSマイクロホンチップであり、前述したようにその音響感度を同じにするために、ここではM1のエレクトレット電位を−9V、M2のエレクトレット電位を−15Vとし、次式
を具現化している。
増幅器201と202のCfは2.56pFとし、減算増幅器203のゲインは抵抗231、232、233、234により、0.5とした試作IC330を用いた。
帰還抵抗213と223は前述の低域カットオフ周波数が3Hz程度になるように設定している。
図6のような構成を有するマイクロホンによる、周波数(横軸)に対する音響感度(縦軸)についての測定結果を図7に示している(音響感度周波数特性)。ここで、図7においては、M1についての音響感度を、M1と表し、M2についての音響感度を、M2と表している。尚、マイクロホンの概観については、図3を参照されたい。
図7から分かるように、M1の音響感度は−54.6[dBV/Pa]で、M2の音響感度は−85.1[dBV/Pa]となっている。さらに言うと、大きな共有空間305(図3参照)の効果により、M2への音エネルギーはM1のそれに比較して、30dBほど(1/30ほど)小さくなっていることが分かる。
これは、次式
の条件が十分に満たされているからである。以上から、本構成のコンデンサマイクロホンの音響感度はM1で決定されることが分かる。尚、周波数特性はマイクロホンとして十分な平坦な特性となっている。
これは、次式
図6のような構成を有するマイクロホンによる、周波数(横軸)に対するマイクロホンの出力信号のFFT周波数分析(以下FFT)出力(縦軸)についての測定結果を図8に示している。ここで、マイクロホンの出力信号のFFT出力を計測するために、マイクロホン及び加速度モニタとなる加速度センサーを、小型振動加振器上にとりつけ、単一周波数320Hzの振動加速度
を与えている。
そのため、図8においては、加速度モニタとなる加速度センサーのFFT出力についても示している。尚、加速度センサーについてのFFT出力をGsensorと表し、マイクロホンについてのFFT出力を、Microphone_outと表している。また、尚、マイクロホンの概観については、図3を参照されたい。
そのため、図8においては、加速度モニタとなる加速度センサーのFFT出力についても示している。尚、加速度センサーについてのFFT出力をGsensorと表し、マイクロホンについてのFFT出力を、Microphone_outと表している。また、尚、マイクロホンの概観については、図3を参照されたい。
図8から分かるように、振動加速度1[Grms]に対して、−20[dBV]の出力が得られるように加速度センサーの増幅器を調整しているので、1[Grms]の加速度でマイクロホンが励振されていることが分かる。尚、320Hzのn倍の周波数における加速度センサー及びマイクロホンの出力は加振器の非線形応答によるもので、いずれも320Hzの基本波に対して60dB以上小さくそのひずみは1%以下である。また、加振器から発生する音が、測定するマイクロホンの入力とならにように防音対策した測定系としている。
このような測定環境における単一周波数320Hzの振動加速度によるマイクロホンの出力は同一周波数の振動雑音出力として−120.4[dBV]で、前述した音響感度−54.6[dBV/Pa]に比較して極めて小さい振動雑音出力となっている。
図6のような構成を有するマイクロホンと従来構成品(振動雑音抑制構成なし)を比較するために、それぞれの周波数(横軸)に対する振動雑音出力(縦軸)を図9に示している。
振動加振器の入力信号の周波数をスイープするとともに、振動加速度を1[Grms]に保ち、従来品と本振動雑音抑圧マイクロホンの振動雑音出力を測定したものである。
本発明の振動雑音抑圧マイクロホンの出力は従来品に比較して1/100〜1/10以下の振動雑音出力となっていて、本発明による振動雑音出力抑圧の効果が極めて大きいことを示している。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について、図7を参照して詳細に説明する。
また、本発明で使用している、材料、数値は好ましい例を例示しているだけであり、この形態に限定されることはない。また、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。さらに加えるならば、他の実施の形態との組み合わせなども可能である。なお、ここでは、コンデンサマイクロホンの容量部は、MEMS素子部であり、特に、エレクトレットを有するMEMS素子部であるとして説明する。ここで、MEMS素子部とは、後述するが、半導体プロセスを用いて形成されたコンデンサを指している。以上のことは、本発明に共通して言えることである。
以下、本発明の第2の実施の形態について、図7を参照して詳細に説明する。
また、本発明で使用している、材料、数値は好ましい例を例示しているだけであり、この形態に限定されることはない。また、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。さらに加えるならば、他の実施の形態との組み合わせなども可能である。なお、ここでは、コンデンサマイクロホンの容量部は、MEMS素子部であり、特に、エレクトレットを有するMEMS素子部であるとして説明する。ここで、MEMS素子部とは、後述するが、半導体プロセスを用いて形成されたコンデンサを指している。以上のことは、本発明に共通して言えることである。
図7は、本発明の第2の実施の形態におけるコンデンサマイクロホンの等価回路図の概略図である。
図7に示すように、本発明の第2の実施の形態におけるコンデンサマイクロホンは、図1の構成に、アナログ−デジタル変換器704を付加した構成となっている。第1の増幅器201の出力端子121がアナログ−デジタル変換器704の入力端子701に接続している。また、第2の増幅器202の出力端子122がアナログ−デジタル変換器704の入力端子702に接続している。そして、アナログ−デジタル変換器の出力はデジタル出力端子703へ導かれる。
アナログ−デジタル変換器704は、図3で説明したようなプリント基板301と金属キャップ302から構成される容器300内に配置される構造となり、図7では、符号705を容器として説明している。
尚、アナログ−デジタル変換器704、第1の増幅器201及び第2の増幅器202は、同じ製造プロセス技術を利用して、1チップ上に構成することが可能である。尚、アナログ−デジタル変換器704、第1の増幅器201及び第2の増幅器202はICで構成されていることが好ましく、一つのICとして構成されていることが好ましい。そして、電圧供給端子(電源供給端子)123及び接地端子124を共通化することが可能である。また、このような構成とすることにより、アナログ−デジタル変換器704、第1の増幅器201及び第2の増幅器202の共通回路(例えば、低電圧発生回路)を1つにすることが可能となり、低消費電力化が可能となるだけでなく、チップサイズを小さくすることが可能となる。そのため、より安価なマイクロホンを提供することができる。
また、アナログ−デジタル変換器704は、高分解能を特徴とするΔシグマ変調器であることが望ましい。特に、クロック周波数1M〜4MHz、オーバーサンプリング率50〜64倍、4次のΔシグマ変調器を用いることで、高信号対雑音比を低消費電力で実現することができる。
また、出力端子703は、一定幅のパルスの密度より、波形を表すPDM(Pulse Density Modulation)形式で出力し、外部のDSP(Digital Signal Processor)により、オーディオインターフェイスフォーマット、例えば、SPDIFフォーマットに変換される。また、容器705内にDSPを取り込むことで、出力端子703は、オーディオインターフェイスフォーマット、例えば、SPDIFフォーマットで出力することも可能である。
そして、実施の形態1で説明したように平衡信号出力端子121、122での振動雑音抑圧比が向上するので、平衡信号出力端子121、122をアナログ−デジタル変換器704の入力端子701、702に、それぞれ接続することで、アナログ−デジタル変換器を付加したマイクロホンの振動雑音抑圧比も向上し、より品質のよいデジタル出力信号を供給できる。
本発明のマイクロホンによると、品質の良い集音信号を提供できるため、有用である。
100 シリコン基板
101、111 可動電極となる第1の電極
102、112 第2の電極
103、113 エレクトレット膜
104 スペーサ
105 酸化シリコン膜
106 貫通孔
107 孔
108 容量
109、110、119、120 寄生容量(固定容量)
113 エレクトレット膜
114 第1の電極端子
115 第2の電極端子
121、122 出力端子
123 電圧供給端子
124 接地端子
125 出力端子
201 第1の増幅器
202 第2の増幅器
203 第3の増幅器
211、221 反転入力端子
212、222 非反転入力端子
213、223 帰還抵抗
214、224 帰還容量
300、705 容器
301 プリント基板
302 金属キャップ(カバー)
303 第1の容量部
304 第2の容量部
305 空間
306 開口部
704 アナログ−デジタル変換器
101、111 可動電極となる第1の電極
102、112 第2の電極
103、113 エレクトレット膜
104 スペーサ
105 酸化シリコン膜
106 貫通孔
107 孔
108 容量
109、110、119、120 寄生容量(固定容量)
113 エレクトレット膜
114 第1の電極端子
115 第2の電極端子
121、122 出力端子
123 電圧供給端子
124 接地端子
125 出力端子
201 第1の増幅器
202 第2の増幅器
203 第3の増幅器
211、221 反転入力端子
212、222 非反転入力端子
213、223 帰還抵抗
214、224 帰還容量
300、705 容器
301 プリント基板
302 金属キャップ(カバー)
303 第1の容量部
304 第2の容量部
305 空間
306 開口部
704 アナログ−デジタル変換器
Claims (22)
- 可動電極である第1の電極及び前記第1の電極に対向して配置された第2の電極を、それぞれ具備した第1の容量部及び第2の容量部と、
前記第1の容量部の第1の電極からの信号及び前記第2の容量部の第2の電極からの信号を増幅する第1の増幅器と、
前記第1の容量部の第2の電極からの信号及び前記第2の容量部の第1の電極からの信号を増幅する第2の増幅器を有することを特徴とするマイクロホン。 - 前記第1の容量部、前記第2の容量部、前記第1の増幅器及び前記第2の増幅器が配置されている基板と、
前記第1の容量部、前記第2の容量部、前記第1の増幅器及び前記第2の増幅器を覆うように、前記基板の上に配置されたカバーを有し、
前記基板における前記第1の容量部の下には、開口部が形成されており、
前記基板における前記第2の容量部の下は塞がれていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン。 - 前記基板における前記カバーが配置されている面とは反対側の面に、
外部と信号を授受するための端子が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のマイクロホン - 前記基板における前記カバーが配置されている面とは反対側の面に、
電圧供給端子及び接地端子が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のマイクロホン。 - 前記開口部は、圧力を導入するための導入孔であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のマイクロホン。
- 前記基板、前記第1の容量部及び前記カバーにより区切られる空間が有する第1の剛性は、前記第1の容量部が有する第1の電極が有する第2の剛性と比較して小さいことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のマイクロホン。
- 前記第1の剛性は、前記第2の剛性の1/10以下であることを特徴とする請求項6に記載のマイクロホン。
- 前記第1の増幅器からの出力信号と前記第2の増幅器からの出力信号を減算する機能を有する第3の増幅器を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のマイクロホン。
- 前記第1の増幅器、前記第2の増幅器及び前記第3の増幅器は一つのICで構成されていることを特徴とする請求項8に記載のマイクロホン。
- 前記第1の増幅器及び前記第2の増幅器が容量結合型電荷増幅器を構成していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のマイクロホン。
- 前記第1の増幅器からの出力信号と、前記第2の増幅器からの出力信号は、実質的に逆位相であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のマイクロホン。
- 前記第1の容量部の第1の電極と前記第2の容量部の第2の電極が接地電位に接続されていないことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のマイクロホン。
- 前記第1の容量部の第2の電極と前記第2の容量部の第1の電極が接地電位に接続されていないことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のマイクロホン。
- 前記第1の増幅器からの出力信号と、前記第2の増幅器からの出力信号をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換器に接続し、出力信号がデジタル信号であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載のマイクロホン。
- 前記第1の増幅器、前記第2の増幅器及び前記アナログ−デジタル変換器がICで構成されていることを特徴とする請求項14に記載のマイクロホン。
- 前記アナログ−デジタル変換器がΔシグマ変調器であることを特徴とする請求項14又は15に記載のマイクロホン。
- 前記デジタル信号はパルス密度変調方式で出力されることを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載のマイクロホン。
- 前記パルス密度変調方式で出力されるデジタル信号を、デジタルシグナルプロセッサにより、オーディオインターフェイスフォーマット変換して出力することを特徴とする請求項17に記載のマイクロホン。
- 前記第1の容量部及び前記第2の容量部は、MEMS素子部であることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載のマイクロホン。
- 前記第1の電極又は前記第2の電極の表面には、誘電体膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載のマイクロホン。
- 前記誘電体膜は、エレクトレット膜であることを特徴とする請求項20に記載のマイクロホン。
- 可動電極である第1の電極及び前記第1の電極に対向して配置された第2の電極を、それぞれ具備した第1の容量部及び第2の容量部と、
前記第1の容量部、前記第2の容量部が配置されている基板と、
前記第1の容量部、前記第2の容量部を覆うように、前記基板の上に配置されたカバーを有し、
前記基板における前記第1の容量部の下には、開口部が形成されており、
前記基板における前記第2の容量部の下は塞がれており、
前記基板、前記第1の容量部及び前記カバーにより区切られる空間が有する体積は、前記第2の容量部と前記基板とによって塞がれる空間の体積と比較して10倍以上であることを特徴とするマイクロホン。
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