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JP2010281248A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁 Download PDF

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JP2010281248A
JP2010281248A JP2009134612A JP2009134612A JP2010281248A JP 2010281248 A JP2010281248 A JP 2010281248A JP 2009134612 A JP2009134612 A JP 2009134612A JP 2009134612 A JP2009134612 A JP 2009134612A JP 2010281248 A JP2010281248 A JP 2010281248A
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Japan
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fuel injection
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outer peripheral
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Application number
JP2009134612A
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English (en)
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Junji Takaoku
淳司 高奥
Motoyuki Abe
元幸 安部
Hisashi Owada
寿 大和田
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Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】アンカーと弁体を別体化することにより流量の制御範囲や応答性を高め、同時に二次噴射を低減できる電磁式燃料噴射弁において、さらに弁体の高応答化を実現するためには、より弁体を安定して動作させる技術が必要である。
【解決手段】アンカー102の摺動部をアンカー外径部と、アンカー外径部と対向する面であるノズルホルダ101内径部とで構成する。また、上記の如く構成した電磁式燃料噴射弁において、磁気回路を妨げない範囲でアンカーの外径部にアンカーの上面と下面とを連通する燃料通路を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の電磁式燃料噴射装置に関する。
内燃機関、特に筒内燃料噴射内燃機関に用いられる電磁式燃料噴射弁においては、排気ガス・燃費に対する規制や要求を満足するため、流量の制御範囲や応答性を高める必要がある。さらに、エンジンレイアウトの面から形状の大きさに制限がある。
特開2008−19785号公報には、アンカーと弁体を別体化することにより流量の制御範囲や応答性を高め、同時に二次噴射を低減できる燃料噴射弁を提供する技術が開示されている。
特開2006−307647号公報には、アンカー外周部に燃料通路を設けることで流体抵抗を低減させて流量の制御範囲や応答性を高める技術が公開されている。
特開2008−19785号公報 特開2006−307647号公報
特開2008−19785号公報に開示された技術では、アンカーは、アンカー内径部がP/Rodでガイドされて摺動しており、さらに流量の制御範囲や応答性を高めるにはアンカーの摺動部を長くとり、アンカーの傾きを抑制する手段がある。そのため、摺動部を長くとる必要がある。
また、特開2006−307647号公報に開示された技術では、磁気通路であるアンカー外周部を大きくカットしすぎると起磁力の低下を招く恐れがある。
上記課題を解決するために、アンカーと弁体を別体化すると同時に、アンカーの摺動部をアンカー外径部と、アンカー外径部と対向する面であるノズルホルダ内径部とで構成する。また、上記の如く構成した電磁式燃料噴射弁において、磁気回路を妨げない範囲でアンカーの外径部にアンカーの上面と下面とを連通する燃料通路を設ける。
本発明によれば、全体の大型化をすることなく、流量の制御範囲や応答性を向上した電磁式燃料噴射弁を提供できる。
本発明が実施される燃料噴射弁の全体を示す断面図である。 本発明が実施される燃料噴射弁の部分断面図である。 本発明の第1実施例が実施された燃料噴射弁の図2のA−A断面図であり、アンカーとハウジングのみを上方向から見た図である。 本発明の第2実施例が実施された燃料噴射弁の図2のA−A断面図であり、アンカーとハウジングのみを上方向から見た図である。 本発明の第2実施例が実施された燃料噴射弁の図2のA−A断面図で、アンカーとハウジングのみを上方向から見た図であり、図5とは異なる形状を示す図である。 本発明の第2実施例が実施された燃料噴射弁の図2のA−A断面図であり、コアとハウジングのみを下方向から見た図である。 本発明の第2実施例が実施された燃料噴射弁のアンカーを斜め上方から見た図である。 本発明の第2実施例が実施された燃料噴射弁の角度θと面積S2の関係を示した図である。 本発明の第3実施例が実施された燃料噴射弁の図2のA−A断面図であり、アンカーとハウジングのみを上方向から見た図である。 本発明の第4実施例が実施された燃料噴射弁の図2のA−A断面図であり、アンカーとハウジングのみを上方向から見た図である。
実施例の全体構成について図1,図2を用いて説明する。
金属材製のノズルホルダ101は直径が小さい小径筒状部22と直径が大きい大径筒状部23とを備え、両者間は円錐断面部24により繋がっている。
小径筒状部22の先の部分にはノズル体が形成される。具体的には小径筒状部の先端部分の内部に形成された筒状部に、燃料噴射口116Aを備えたオリフィスカップ116が挿入され、オリフィスカップ116の周囲で筒状部に後述するストローク調整後に溶接により固定される。オリフィスカップ116には、ガイド部材115が固定されている。
ガイド部材115は後述する可動子114の可動子部114Aもしくはその先端に設けられた弁体114Bの外周をガイドすると共に、燃料を放射方向外側から内側に案内する燃料のガイドも兼ねる。
オリフィスカップ116にはガイド部材115に面する側に円錐状の弁座が形成されている。この弁座39には可動子部114Aの先端に設けた弁体114Bが当接し、燃料の流れを燃料噴射口116Aに導いたり遮断したりする。
ノズル体の外周には溝が形成されており、この溝に樹脂材製のチップシールあるいは金属の周りにゴムが焼き付けられたガスケットで代表されるシール部材が嵌め込まれている。
金属材製のノズルホルダ101の大径筒状部23の内周下端部には可動子114の可動子部114Aをガイドする可動子ガイド113が大径筒状部23の絞り加工部に圧入固定されている。
可動子ガイド113は中央に可動子部114Aをガイドするガイド孔127が設けられており、その周囲に複数個の燃料通路126が穿孔されている。
さらに、中央の上面には押出し加工により凹部が形成されている。この凹部にはばね112が保持される。
可動子ガイド113の中央下面にはこの凹部に対応する凸部が押出し加工によって形成され、その凸部中央に可動子部114Aのガイド孔127が設けられている。
かくして、細長い形状の可動子部114Aは可動子ガイド113のガイド孔127とガイド部材115のガイド孔によってまっすぐに往復動するようガイドされる。
可動子部114Aの弁体114Bが設けられている端部とは反対の端部には可動子部114Aの直径より大きい外径を有する段付き部129,133を有する頭部114Cが設けられている段付き部129の上端面にはスプリング110の着座面が設けられており、中心にはスプリングガイド用の突起131が形成されている。
可動子114は可動子部114Aが貫通する貫通孔を中央に備えたアンカー102を有する。アンカー102は可動子ガイド113と対面する側の面の中央にばね受け用の凹部112Aが形成されており、可動子ガイド113の凹部125とこの凹部112Aとの間にばね112が保持されている。
頭部114Cの段付き部133の直径より貫通孔128の直径の方が小さいので、可動子部114Aをオリフィスカップ116の弁座に向かって押付けるスプリング110の付勢力もしくは重力の作用下においては、ばね112によって保持されたアンカー102の上側面に形成された凹所123の底面に可動子部114Aの頭部114Cの段付き部133の内周下端面129が当接し、両者は係合している。
これよりばね112の付勢力もしくは重力に逆らう上方へのアンカー102の動きあるいは、ばね112の付勢力もしくは重力に沿った下方への可動子部114Aの動きに対しては両者は協働して一緒に動くことになる。
しかし、ばね112の付勢力もしくは重力に関係なく可動子部114Aを上方へ動かす力、あるいはアンカー102を下方へ動かす力が独立して両者に別々に作用したときは、両者は別々の方向に動こうとする。
ここで、アンカー102の貫通孔128の内周面と可動子部114Aの外周面ではなく、アンカー102は、大径筒状部23の内周面とアンカー102の外周面との間とによって中心位置が保持されている。そして、大径筒状部23の内周面はアンカー102が、単独で軸方向に移動するときのガイドとして機能している。
アンカー102の貫通孔128の内周面と可動子部114Aの外周面は、アンカー102の軸方向の動きを許容するために、大径筒状部23の内周面とアンカー102の外周面の間に形成される5〜15ミクロンの微小ギャップより大きな、たとえば0.1ミリメートル程度にしてある。
アンカー102の下端面は可動子ガイド113の上端面に対面しているが、ばね112が介在していることで両者が接触することはない。
金属材製のノズルホルダ101の大径筒状部23の内周部には固定コア107が圧入されて溶接接合されている。この溶接接合により金属材製のノズルホルダ101の大径筒状部23の内部と外気との間に形成される燃料漏れ隙間が密閉される。
可動子部114Aの頭部114Cに設けられた段付き部133の上端面に形成されたスプリング受け座117には初期荷重設定用のスプリング110の下端が当接しており、スプリング110の他端が固定コア107の貫通孔内部に圧入される調整子54で受け止められることで、頭部114Cと調整子54の間に固定されている。
調整子54の固定位置を調整することでスプリング110が弁体114Bを弁座39に押付ける初期荷重を調整することができる。
アンカー102のストロークの調整は、ノズルホルダ101の大径筒状部23外周に電磁コイル(104,105),ハウジング103を装着した後、アンカー102をノズルホルダ101の大径筒状部23内にセットし、可動子部114Aをアンカー102に挿通した状態で、治具により可動子部114Aを閉弁位置に押下し、コイル105へ通電したときの可動子114のストロークを検出しながら、オリフィスカップ116の圧入位置を決定することで、可動子114のストロークを任意の位置に調整できる。
図1,図2に示すごとく、初期荷重設定スプリング110の初期荷重が調整された状態で、固定コア107の下端面が可動子114のアンカー102の上端面122に対して約40〜100ミクロン程度(図面では誇張してある)の磁気吸引ギャップを隔てて対面するように構成されている。アンカー102の外径と固定コア107の外径はほんのわずかだけアンカー102の外径が小さい。一方、アンカー102の中心に位置する貫通孔128の内径は可動子114の可動子部114A及び弁体の外径よりわずかに大きい。そして頭部114Cの外径はアンカー102の貫通孔128の内径より大きい。
これにより、磁気吸引ギャップでの磁気通路面積を十分確保しながら、可動子部114Aの頭部114Cの下端面とアンカー102の凹所123の底面との軸方向の係合代を確保している。
金属材製のノズルホルダ101の大径筒状部23の外周にはハウジング103が固定されている。
ハウジング103の底の部には中央に貫通孔が設けられており、貫通孔には金属材製のノズルホルダ101の大径筒状部23が挿通している。
ハウジング103と環状のコア大径部106とによって形成される筒状空間内には環状若しくは筒状の電磁コイル(104,105)が配置されている。
電磁コイル105は半径方向外側に向かって開口する断面がU字状の溝を持つ環状のコイルボビン104と、この溝の中に巻きつけられた銅線で形成される環状のコイル105とから構成されている。
電磁コイル装置はコイルボビン104,コイル105,ハウジング103及び固定コア107から構成される。
コイル105の巻き始め,巻き終わり端部には剛性のある導体109が固定されており、コア大径部106に設けた貫通孔より導体109が引き出されている。
この導体109と固定コア107,ノズルホルダ101の大径筒部23の外周はハウジング103の上端開口部内周の、コア大径部106上部に絶縁樹脂を注入して、モールド成形され、樹脂成形体121で覆われる。
かくして、電磁コイル(104,105)の周りに矢印201で示すトロイダル状の磁気通路が形成される。
導体109の先端部に形成されたコネクタにはバッテリ電源より電力を供給するプラグが接続され、図示しないコントローラによって通電,非通電が制御される。
コイル105に通電中は、磁気通路201を通る磁束によって磁気ギャップにおいて可動子114のアンカー102と固定コア107との間に磁気吸引力が発生し、アンカー102がスプリング110の設定荷重を超える力で吸引されることで上方へ動く。このときアンカー102は可動子の頭部114Cと係合して、可動子部114Aと一緒に上方へ移動し、アンカー102の上端面が固定コア107の下端面に衝突するまで移動する。
その結果、可動子部114Aの先端の弁体114Bが弁座より離間し、燃料が燃料通路を通り、複数の噴射口116Aから燃焼室内に噴出する。
可動子114はアンカー102が固定コア107の下端面に衝突後も慣性力によって上方へ移動を続け、係合していた可動子の頭部114Cとアンカー102が離れて、はね上がる。
可動子114はスプリング110による力と、可動子部114Aの外周面とアンカー102の内周面との間の摩擦により減速して一旦停止し、スプリング110による力により再び押し戻されて下方へ移動し、可動子の頭部114Cとアンカー102が衝突して停止する。
コイル105への通電が断たれると、磁気通路201の磁束が消滅し、磁気吸引ギャップにおける磁気吸引力も消滅する。
この状態では、可動子部114Aの頭部114Cを反対方向に押す初期荷重設定用のスプリング110のばね力がばね112の力に打ち勝って可動子114全体(アンカー102,可動子部114A)に作用する。
その結果、磁気吸引力を失った可動子114のアンカー102はスプリング110のばね力によって、弁体114Bが弁座に接触する閉位置に押し戻される。
このとき、頭部114Cの段付き部129がアンカー102の凹所123の底面に当接してアンカー102をばね112の力に打ち勝って、可動子ガイド113側へ移動させる。
弁体114Bが弁座に勢い良く衝突すると、可動子部114Aはスプリング110を圧縮する方向へ跳ね返る。
しかし、アンカー102は可動子部114Aとは別体であるため、可動子部114Aはアンカー102から離れてアンカー102の動きとは反対方向に動こうとする。
跳ね返り時には慣性質量の大きなアンカー102が可動子114から切り離されるので、跳ね返りエネルギ自体も小さくなる。
また、可動子部114Aの跳ね返りエネルギを吸収したアンカー102は自らの慣性力がその分だけ減少するので、ばね112を圧縮するエネルギが減少して、ばね112の反発力が小さくなり、アンカー102自体の跳ね返り現象によって可動子部114Aが開弁方向に動かされる現象は発生し難くなる。
かくして、可動子114の跳ね返りは最小限に抑えられ、電磁コイル(104,105)への通電が断たれた後に弁が開いて、燃料が不作為に噴射される、いわゆる二次噴射現象が抑制される。
アンカー102は鍛造に適した加工性の良い磁性ステンレス鋼で形成され、少なくとも固定コア107と衝突する端面及びその周囲の表面をクロム(Cr)あるいはNi(ニッケル)でメッキする。
ここで、燃料噴射弁には、端子109へ電流を印加することにより入力された開弁信号に対して素早く応答して開閉弁できることが求められる。すなわち、開弁パルス信号の立ち上りから実際に開弁状態になるまでの遅れ時間(開弁遅れ時間)や、開弁パルス信号が終了してから実際に閉弁状態になるまでの遅れ時間(閉弁遅れ時間)を短縮することが、最小の可制御噴射量(最小噴射量)をより小さくするという観点からも重要である。
中でも、とりわけ閉弁遅れ時間の短縮は最小噴射量の低減に有効であることが知られている。このため、弁体を開状態から閉状態に移行させる力を付勢するスプリング110の設定荷重は大きいことが望ましい。
すなわちスプリング110の設定荷重が大きいと、可動子114を駆動する力が大きくなり、残留する電磁力や流体抵抗力に抗って閉弁し易くなり、閉弁遅れ時間を短縮できる。このようにスプリング110の設定荷重を大きく取るためには、強いスプリング設定荷重に抗って可動子114が開弁し、開状態を保持するためには、固定コア107とアンカー102の間に大きい磁気吸引力が必要となる。
また、開弁と閉弁のたびに上下移動する可動子114をすばやく安定して動作させるにはアンカー102が傾くことなく上下に移動できることが重要である。アンカー102の傾き角は、アンカー102とそのガイド部に設けられている隙間Cと摺動長さLの比であるC/Lで定められ、このC/Lが小さいほどアンカー102の傾きも小さく抑えられる。そのため、アンカー102を従来よりすばやく安定して動作させるためにはC/Lをより小さくすることが必要である。
ここで、第1実施例について図3を用いて説明する。
この第1実施例ではアンカー102の外周面を切り欠きのない円筒形とし、大径筒状部23の内周面とアンカー102の外周面との間には隙間Cが摺動長さLの範囲で設けられている。
アンカー102をすばやく安定して動作させるためにC/Lを小さくするには、隙間Cを狭くし摺動長さLを長くする必要がある。隙間Cは可動子の円滑な動作と加工性の点から5〜15ミクロンとしている。アンカー102の上端面の中央には凹部123が設けられており、また、下端面の中央には凹部112Aが設けられている。そのため、アンカー102の上下方向で最も長くとれる面は最外周部であり、アンカー102の貫通孔128より外周部の方が長い。かくして、ガイド部を外周部とすることで効果的に摺動長さLを長くとることができる。
ここで、第2実施例について図4〜図8を用いて説明する。図4は図2のA−A断面図であり、アンカーとハウジングのみを上方向から見た図である。
この第2実施例で示すアンカー102の外周面は、図4に示す軸対象の切り欠き状の燃料通路301Aをもつ円筒形である。大径筒状部23の内周面とアンカー102の外周面との間に働く流体抵抗が大きすぎるとアンカー102の閉弁時間が伸びることで弁体の応答性が悪化する。
この燃料通路301Aは、アンカー102と固定コア107とが対向する空間と、アンカー下端面より下流側の空間との燃料の行き来を容易にすることで、隙間Cに流れ込む燃料を少なくし、隙間Cによって働く流体抵抗を低減するものである。そのため、この第1実施例ではアンカー102の外周面の4箇所に、アンカー102の上面と下面とを連通する燃料通路301Aを設けている。
ここで、図5は図2のA−A断面図で、アンカーとハウジングのみを上方向から見た図であり、図4とは異なる形状を示す図である。燃料通路301Aでは、加工性を考慮して円筒部分を平面でカットする形状としたが、図5の燃料通路301Bに示すように矩形としてもよい。
このとき、大径筒状部23の内周面とアンカー102の外周面との間は磁気回路の一部であるため、燃料通路である切り欠きの範囲が広すぎてはアンカー102と固定コア107間の起磁力の低下を招く。そのため、アンカー102の外周面で大径筒状部23の内周面と対面する燃料通路を除く円筒形状部の面積を、アンカー102の上端面と対面する固定コア107の下端面の面積より広くして磁気通路を妨げないようにする必要がある。
ここで、図4,図5の切り欠きのない円筒部分の範囲の角度をθ1〜θ4とする。アンカー102の外周面の燃料通路を除く円筒部分の範囲の合計角度θはθ1〜θ4の合計である。また、図6は図2のA−A断面図であり、コアとハウジングのみを下方向から見た図である。図7はアンカーのみを斜め上方から見た図である。図6に示すようにアンカー102と対向する固定コア107の下端面の外径をD1、内径をD2とし、図7に示すようにアンカー102の外径をD3とする。すると、図6に示す固定コア107の下端面の面積S1はS1=(D1 2−D2 2)π/4、図7に示すアンカー102の外周面の燃料通路を除く円筒部分の範囲の合計面積S2はS2=θLD3π/360と表される。
前記の如く磁気回路を妨げないためにはS1<S2とすればよく、前記のS1とS2の式からθの範囲をθ>90(D1 2−D2 2)/(LD3)とすることで、アンカー102の外周面で大径筒状部23の内周面と対面する燃料通路301A/301Bを除く円筒形状部の面積を十分に確保することができる。図8に本実施例における角度θと面積S2の関係を示す。本実施例ではS1<S2となるのはθが115°より大きくなる範囲であるため、アンカー102の外周面の燃料通路を除く円筒部分の範囲の合計角度はθ>115°となるように設けている。
本実施例では燃料通路の形状を燃料通路301A,301Bのように示したが、S1<S2が成立する限り、アンカー102と固定コア107とが対向する空間と、アンカー下端面より下流側の空間とを連通する燃料通路の形状を制限するものではない。
ここで、第3実施例について図9を用いて説明する。図9は図2のA−A断面図であり、アンカーとハウジングのみを上方向から見た図である。
この第3実施例では、図9に示すように固定コア107と対向する面であるアンカー102の上端面から、アンカー102の下流側の空間へ連通する燃料通路301Cが設けられている。アンカー102の外周面は切り欠きなどのない円筒形であるため、大径筒状部23の内周面とアンカー102の外周面との間に磁気通路を妨げる形状を設けることなく流体抵抗を低減することができる。
このとき、燃料通路301Cはアンカー102の外周部の隙間Cに流れ込む燃料を低減するために設けられているため、アンカー102の外周側に設置する必要がある。
ここで、アンカー102の上端面の外径をD3、固定コア107と対抗するアンカー102の上端面の内径をD4とする。アンカー102の上端面の内径D4は、アンカー102の上側面に形成された凹所123の径でもある。燃料通路301Cをアンカー102の上端面の半分より外周側に配置するために、燃料通路を配置する最小径D5をD5=(D3+D4)/2として、燃料通路の一部が燃料通路を配置する最小径D5より外周側に設けられている。
ここで、第4実施例について図10を用いて説明する。図10は図2のA−A断面図であり、アンカーとハウジングのみを上方向から見た図である。
この第4実施例では図10に示すように大径筒状部23の内周面の一部にアンカー102と固定コア107とが対向する空間と、アンカー下端面より下流側の空間とを連通する燃料通路301Dを設ける。この場合でも第2実施例の場合と同様に大径筒状部23の内周面とアンカー102の外周面との間は磁気回路の一部であるため、燃料通路301Dの範囲が広すぎてはアンカー102と固定コア107間の起磁力の低下を招く。
そのため、アンカー102の外周面で大径筒状部23の内周面と対面する、燃料通路である切り欠き部を除く円筒形状部の面積を、アンカー102の上端面と対向する固定コア107の下端面より広くして磁気通路を妨げないようにする必要がある。大径筒状部23の内周面で切り欠きのない円筒部分の範囲の角度をθ1〜θ4とする。大径筒状部23の内周面の燃料通路を除く円筒部分の範囲の合計角度θはθ1〜θ4の合計である。第2実施例の場合と同様に、燃料通路301Dのない円筒部分θの範囲をθ>90(D1 2−D2 2)/(LD3)としてある。本実施例でも切り欠き部をθ>115°となるように設けている。
また、本実施例ではアンカー102は、大径筒状部23の内周面とアンカー102の外周面との間とによってガイドされているため、アンカー102の移動のたびに双方は摺動している。摩耗を防ぐため、大径筒状部23の内周面とアンカー102の外周部との両方、もしくは片方に工業用クロムめっき,ニッケルめっき,チッ化処理等の表面処理を施しても良い。
本発明は、内燃機関用の燃料噴射弁で、電磁コイルで駆動されるいわゆる電磁燃料噴射弁に関する。
101 ノズルホルダ
102 アンカー
103 ハウジング
104 ボビン
105 コイル
107 固定コア
110 スプリング
111 磁気絞り部
112 ばね
113 可動子ガイド
114 可動子
114A 可動子部
114B 弁体
114C 頭部
201 磁気通路
301A,301B,301C,301D 燃料通路

Claims (9)

  1. 中心部に燃料通路である貫通孔が設けられた固定コアと、前記固定コアの外周側に配置されたコイルと、前記固定コアの下端部に対面するアンカーと、下端部に弁体が形成された可動子を有し、前記コイルへ通電することにより磁気吸引力を発生させて、前記アンカーと前記可動子とを前記固定コアへ吸引するよう構成した電磁式燃料噴射弁において、
    前記アンカーと前記可動子とが別体構造で、前記アンカーの外周面と、前記アンカーの外周面と対向する面である大径筒状部の内周面との間によって前記アンカーの中心位置が保持され、かつ、前記大径筒状部の内周面が前記アンカーが上下移動する際のガイド部とされることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の電磁式燃料噴射弁において、前記アンカーと前記固定コアとが対向する空間と、前記アンカー下端面より下流側の空間とを連通する燃料通路を設けたことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  3. 請求項2に記載の電磁式燃料噴射弁において、前記燃料通路を前記アンカーの外周面の一部に設けたことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  4. 請求項3に記載の電磁式燃料噴射弁において、前記アンカーと対向する前記固定コアの下端面の外径をD1、前記固定コアの下端面の内径をD2、前記アンカーの外径をD3、前記アンカーの摺動長さをLとし、前記アンカーの外周面で燃料通路を除く円筒形状の範囲の合計角度をθとした場合、θ>90(D1 2−D2 2)/(LD3)の関係にあることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  5. 請求項4に記載の電磁式燃料噴射弁において、前記アンカーの外周面で燃料通路を除く範囲の合計角度θがθ>115°であることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  6. 請求項5に記載の電磁式燃料噴射弁において、前記アンカーの外周面に備えられた複数の燃料通路が等間隔に配置されたことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  7. 請求項2に記載の電磁式燃料噴射弁において、前記燃料通路を、前記アンカーにおいて、前記アンカーの外周面にはかからない位置に設けたことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  8. 請求項7に記載の電磁式燃料噴射弁において、前記固定コアと対向する前記アンカーの上端面の外径をD3、内径をD4とし、燃料通路を配置する最小径D5を(D3+D4)/2として、燃料通路を配置する最小径D5よりも外周側に燃料通路の一部が備えられるように配置されることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  9. 請求項2に記載の電磁式燃料噴射弁において、前記大径筒状部の内周面の一部に前記アンカーと前記固定コアとが対向する空間と、前記アンカー下端面より下流側の空間とを連通する燃料通路を設けることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
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