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JP2010275729A - 係合装置 - Google Patents

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JP2010275729A JP2009127442A JP2009127442A JP2010275729A JP 2010275729 A JP2010275729 A JP 2010275729A JP 2009127442 A JP2009127442 A JP 2009127442A JP 2009127442 A JP2009127442 A JP 2009127442A JP 2010275729 A JP2010275729 A JP 2010275729A
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Abstract

【課題】煩わしい操作を必要とせずに係止及び係止解除が可能な小型の係合装置を提供する。
【解決手段】第1の部材に対して変位可能に支持され、係合片103に押されて変位初期位置から所定方向に変位動作する変位部材150と、変位部材に設けられた爪部に歯合され、変位部材の所定方向への変位動作に応じて回転するラチェット歯車160と、ラチェット歯車の回転方向を、変位部材の所定方向への変位動作による回転方向に制限するラチェット機構部180と、変位動作により所定方向へ変位した変位部材を変位初期位置まで戻す戻し機構部190と、第1の部材に対して揺動可能に軸支され、揺動位置に応じて係合片を係止又は係止解除する引掛部材220と、ラチェット歯車の回転に応じて引掛部材を係合片の係止位置又は係止解除位置に揺動させるカム機構部230とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、扉を開放位置で係止するドアキャッチャー等の係合装置に関する。
従来、例えば扉を開放した状態で固定するためのドアキャッチャーとして、種々の構成のものが考えられている。例えば、特許文献1には、扉に設けられた爪を、床に固定された戸当りのフックに係合させることによって、扉を固定する構成が記載されている。
また、特許文献2、特許文献3及び特許文献4には、床側に揺動自在に支持された磁性体でなるプレートを、扉の下部に設けられた磁石によって吸着し、この状態において、所定のロック機構を手動操作によってロックすることにより、プレートとドアとを係止する構成が記載されている。
また、特許文献5には、開き戸に設けられた係止片と、壁面に設けられたドアストッパーとを係合させる構成が記載されている。このドアストッパーは、扉を壁面に押し付けることで扉のロック及びロック解除を行う構成を有している。
実用新案登録第3077945号公報 特開2004−27553号公報 特許第4011416号公報 特開2004−332323号公報 特許第4025349号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、扉側の爪を床側のフックに手動によって係合させる必要があり、ユーザにとって煩わしい係合操作が必要であった。また、特許文献2〜特許文献4の構成においても、ロック機構を手動で操作する必要があり、煩わしい係合操作が必要であった。特に、床と扉下部の間に設けられたロック機構では、使用者が屈んでロック又はロック解除の操作を手動で行う必要があり、操作し難いという問題があった。
これに対して、特許文献5に記載されたドアストッパーは、扉を壁面側に押すだけでロック又はロック解除することができる。しかしながら、特許文献5に記載されたドアストッパーは、比較的大きな回転体を回転させることで、該回転体の周縁部に形成された係止保持爪を扉の係止片に係合させてロック及びロック解除を行う構成となっており、ロック又はロック解除を行う際のストロークが長く、操作性が悪いという問題があった。
また、この種の装置においては、全体の大きさをできるだけ小型化することにより、扉等に取り付ける場合に、美観を損ねることがないようにし得ると考えられる。しかしながら、特許文献5のドアストッパーでは、ロック又はロック解除を行うための操作ストロークが長くなる分、全体の構成が大型化することを避け得ない問題があった。
そこで、本発明は、煩わしい操作を必要とせずに係止及び係止解除が可能な小型の係合装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係る特徴は、第1の部材に設けられる本体機構部と、第2の部材に設けられる係合片とを有し、前記係合片を前記本体機構部に係合させることにより、前記第1の部材と前記第2の部材とを係止する係合装置であって、前記本体機構部は、前記第1の部材に対して変位可能に支持され、前記係合片に押されて変位初期位置から所定方向に変位動作する変位部材と、前記変位部材に設けられた爪部に歯合され、前記変位部材の前記所定方向への前記変位動作に応じて回転するラチェット歯車と、前記ラチェット歯車の回転方向を、前記変位部材の前記所定方向への変位動作による回転方向に制限するラチェット機構部と、前記変位動作により前記所定方向へ変位した前記変位部材を前記変位初期位置まで戻す戻し機構部と、前記第1の部材に対して揺動可能に軸支され、揺動位置に応じて前記係合片を係止又は係止解除する引掛部材と、前記ラチェット歯車の回転に応じて前記引掛部材を前記係合片の係止位置又は係止解除位置に揺動させるカム機構部と、を備えることである。
この構成によれば、係合片によって変位部材が変位動作すると、これに応じてラチェット歯車が回転し、カム機構部を介して引掛部材が係合片を係止又は係止解除する。これにより、第1の部材及び第2の部材の係合片を相対的に接近させる方向に動かすだけで、第1及び第2の部材を容易に係止又は係止解除することができる。
変位部材の爪部は、ラチェット歯車に歯合されており、変位部材の変位動作によって、ラチェット歯車を回転させる。このように、変位部材の変位動作をラチェット歯車の回転動作に変換することにより、比較的短いストロークで係止又は係止解除を行うことができる。これにより、小型の係合装置を実現することができる。
本発明の実施の形態に係る特徴は、前記構成において、前記変位部材は、前記第1の部材に対して揺動可能に軸支されるレバー部材であることである。
この構成によれば、レバー部材の揺動動作によってラチェット歯車を回転させることにより、全体として一段と小型の係合装置を実現することができる。
本発明の実施の形態に係る特徴は、前記構成において、前記カム機構部は、前記ラチェット歯車の歯の配置方向に沿って前記ラチェット歯車に併設された複数の突起部と、前記突起部に係合され、前記突起部の回転に応じて前記引掛部材を前記係止位置と前記係止解除位置との間で揺動させる、前記引掛部材に形成されたガイド部と、を備え、前記複数の突起部の数と前記ラチェット歯車の歯数との比を、1:2とすることである。
この構成によれば、第1の部材と第2の部材の係合片とが互いに押し付けられる操作を行う際に、1回目の操作で係止し、2回目の操作で係止解除することができる。すなわち、1回の操作ごとに係止、係止解除を繰り返すこととなり、簡単な操作によって係止及び係止解除を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る特徴は、前記構成において、前記戻し機構部は、前記変位部材を、前記所定方向とは反対の変位方向へ付勢する付勢手段と、前記ラチェット歯車を、該ラチェット歯車に歯合された前記変位部材の爪部から離間させる方向に変位可能に軸支する前記ラチェット歯車の軸受部と、を備えることである。
この構成によれば、第1の部材及び第2の部材の係合片が互いに押し付けられる操作を行う場合、1回の操作ごとに、変位部材を変位初期位置に戻すことができるので、繰返して操作を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る特徴は、前記構成において、前記第1の部材は扉であり、前記第2の部材は床であることである。
この構成によれば、実施の形態に係る係合装置を、扉を開けた状態でこれを係止させるドアストッパーとして用いることができる。これにより、扉を開け、該扉に設けられた係合装置の本体機構部を、床の係合片に押し付ける操作により、扉を開けた状態でこれを簡単に係止させることができる。また、この係止状態において、扉を係合片に押し付ける操作を行うことにより、簡単に係止解除することができる。
本発明の実施の形態に係る特徴は、前記構成において、前記係合片は、前記床に揺動可能に取り付けられた磁性体であり、前記本体機構部は、前記係合片を吸着する磁石を備えたことである。
この構成によれば、扉を開けると、床に設けられた係合片が、扉側の本体機構部の磁石に吸引されることにより、該係合片を容易に係合装置の本体機構部に係合させることができる。これにより、扉を開ける操作だけで、簡単にこれを係止させることができる。
本発明の実施の形態に係る特徴は、前記構成において、前記第1の部材は扉であり、前記第2の部材は壁であることである。
この構成によれば、実施の形態に係る係合装置を、扉側に本体機構部を設け壁側に係合片を設けたドアストッパー(ドアキャッチャー)として用いることができる。これにより、扉を開け、該扉に設けられた係合装置の本体機構部を、壁の係合片に押し付ける操作により、扉を開けた状態でこれを簡単に係止させることができる。また、この係止状態において、扉を係合片に押し付ける操作を行うことにより、簡単に係止解除することができる。
本発明の実施の形態に係る特徴は、前記構成において、前記第1の部材は壁であり、前記第2の部材は扉であることである。
この構成によれば、実施の形態に係る係合装置を、壁側に本体機構部を設け扉側に係合片を設けたドアストッパー(ドアキャッチャー)として用いることができる。これにより、扉を開け、該扉に設けられた係合片を壁側の本体機構部に押し付ける操作を行うことにより、扉を開けた状態でこれを簡単に係止させることができる。また、この係止状態において、扉の係合片を壁側の本体機構部に押し付ける操作を行うことにより、簡単に係止解除することができる。
本発明によれば、煩わしい操作を必要とせずに係止及び係止解除が可能な小型の係合装置を提供することができる。
本実施の形態のドアキャッチャーを示す斜視図である。 ドアキャッチャーのベース部を示す斜視図である。 ベース部を示す平面部である。 ドアキャッチャーの本体部(本体機構部)を示す断面図である。 ラチェット歯車と、カム機構部を構成する突起部とを有する歯車型カムを示す斜視図である。 ラチェット歯車に対する爪部材及びレバー部材の歯合状態を示す側面図である。 レバー部材を示す側面図及び正面図である。 引掛部材を示す側面図及び正面図である。 引掛部材の揺動動作を示す側面図である。 レバー部材及び引掛部材を組み合わせた状態を示す正面図である。 レバー部材及び引掛部材を組み合わせた状態を示す横断面図である。 カム機構部の動作の説明に供する側面図である。 レバー部材、ラチェット歯車、爪部材及びコイルばねを示す側面図並びに引掛部材及び突起部を示す側面図である。 本体部(本体機構部)を示す断面図である。 レバー部材、ラチェット歯車、爪部材及びコイルばねを示す側面図並びに引掛部材及び突起部を示す側面図である。 本体部(本体機構部)を示す断面図である。 レバー部材、ラチェット歯車、爪部材及びコイルばねを示す側面図並びに引掛部材及び突起部を示す側面図である。 本体部(本体機構部)を示す断面図である。 レバー部材、ラチェット歯車、爪部材及びコイルばねを示す側面図並びに引掛部材及び突起部を示す側面図である。 本体部(本体機構部)を示す断面図である。 レバー部材、ラチェット歯車、爪部材及びコイルばねを示す側面図並びに引掛部材及び突起部を示す側面図である。 本体部(本体機構部)を示す断面図である。 レバー部材、ラチェット歯車、爪部材及びコイルばねを示す側面図並びに引掛部材及び突起部を示す側面図である。 本体部(本体機構部)を示す断面図である。 レバー部材、ラチェット歯車、爪部材及びコイルばねを示す側面図並びに引掛部材及び突起部を示す側面図である。 本体部(本体機構部)101を開き戸の内部に設けた他の実施の形態に係るドアキャッチャーを示す斜視図である。 図26に示したドアキャッチャーを示す断面図である。 ねじりコイルばねを用いた他の実施の形態に係るドアキャッチャーの本体部(本体機構部)を示す断面図である。 ベース部を壁面部に設けた他の実施の形態に係るドアキャッチャーを示す斜視図である。 図29に示したドアキャッチャーの本体部(本体機構部)を示す断面図である。 図29に示したドアキャッチャーの係止状態を示す断面図である。 図29に示したドアキャッチャーの係止状態を示す側面図である。 本体部(本体機構部)を壁面部設け、ベース部を開き戸に設けた他の実施の形態に係るドアキャッチャーを示す斜視図である。 レバー部材に代えて変位部材を用いた他の実施の形態に係るドアキャッチャーの変位部材及びラチェット歯車の歯合状態を示す側面図である。
以下に、本発明に好適な実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態に係るドアキャッチャー(係合装置)100の外観を示す斜視図である。図1に示すように、ドアキャッチャー100は、蝶番などによって回転して開閉する開き戸(第1の部材)10の下端部に設けられる本体部(本体機構部)101と、床面部(第2の部材)に設けられるベース部102とを有している。
ベース部102には、回動軸を中心に回動可能に軸支されたベースフラッターと呼ばれる板状の係合片103が設けられている。図2は、ベース部102を示す斜視図であり、図3は、ベース部102を示す平面図である。図2に示すように、ベース部102は、床面部に固定されるベース本体105を有しており、このベース本体105は、その上面が床面から大きく突出しないように平面状に形成されている。ベース本体105には、係合片103の形状に合わせた開口部107が形成されており、その一端部には、回動軸108が設けられている。この回動軸108に係合片103が揺動可能に軸支されている。
係合片103は、その回動先端部から所定の距離を隔てた位置に切欠部103A、103Bを有しており、この切欠部103A、103Bを介して、ドアキャッチャー100の本体部101に係合されるようになっている。
図1に示すように、ドアキャッチャー100の本体部101は、底部を開口した筐体110を有し、この筐体110が開き戸10の下端部の表面にねじ111によって固定されている。筐体110の内部には、係合片103を係合するための係合機構が本体機構部として設けられている。
図4は、ドアキャッチャー100の本体部(本体機構部)101を示す断面図である。なお、図4において、後述する引掛部材220は、一点鎖線で示している。本体部(本体機構部)101は、図4に示すように、開き戸10に固定される筐体110に揺動可能に軸支され、係合片103に押されて、図4に示す揺動初期位置から所定方向(矢印a方向)に揺動動作するレバー部材150と、レバー部材150に設けられた爪部152に歯合され、レバー部材150の所定方向(矢印a方向)への揺動動作に応じて矢印b方向へ回転するラチェット歯車160と、ラチェット歯車160の回転方向を、レバー部材150の所定方向(矢印a方向)への揺動動作による回転方向(矢印b方向)に制限するラチェット機構部180と、揺動動作により所定方向(矢印a方向)へ揺動したレバー部材150を揺動初期位置まで戻す戻し機構部190と、筐体110に揺動可能に軸支され、揺動位置に応じて係合片103を係止又は係止解除する引掛部材220と、ラチェット歯車160の回転に応じて引掛部材220を係合片103の係止位置又は係止解除位置に揺動させるカム機構部230(ガイド孔231、突起部232)とを有する。筐体110には、床面部に設けられたベース部102の磁性体で構成された係合片103を吸着するための磁石115が設けられている。
なお、図4においては、レバー部材150の爪部152が突起部232に歯合されているように見えるが、図5において後述するように、ラチェット歯車160と突起部232とは、一体に形成されており、レバー部材150の爪部152は、実際にはラチェット歯車160に歯合されている。
磁石115は、筐体110(又は当該筐体110に装着される支持部材110A(図11))に保持されており、レバー部材150は、図4に示す揺動初期位置において、その凹形状の受け部153が、この筐体110(又は支持部材110A)の磁石115を保持する部位の底面部110Bの一端部に接するように配置される。これにより、開き戸10が矢印d方向に開かれた際に、係合片103が磁石115の磁力によって持ち上げられると、当該係合片103の先端部103Cは、底面部110Bに沿って移動し、底面部110Bに続くレバー部材150の受け部153に確実に受けられるようになっている。
図5は、ラチェット歯車160と、カム機構部230を構成する突起部232とを有する歯車型カム200を示す斜視図である。図5に示すように、歯車型カム200は、回転軸201を中心に回転する複数のラチェット歯車160と、このラチェット歯車160に併設された突起部232とを有する。
ラチェット歯車160は、回転軸201の両端部において、該回転軸201の周面に沿って周方向にそれぞれ等間隔に形成された歯車である。本実施の形態の場合、回転軸201の両端部において、それぞれ6個のラチェット歯車160が形成されている。このラチェット歯車160は、図4について上述したように、レバー部材150の爪部152が歯合するものである。なお、本実施の形態においては、6個のラチェット歯車160を設ける場合について述べるが、ラチェット歯車160の数はこれに限られるものではない。
ラチェット歯車160は、回転軸201の回転方向(矢印b方向(図4))とは反対方向に傾いており、このラチェット歯車160にラチェット機構部180の爪部材181の先端部に形成された爪部181Aが係合されることにより(図4)、図6に示すように、ラチェット歯車160が矢印b方向に回転する場合には、爪部181Aが容易にラチェット歯車160の歯を乗り越えることにより、ラチェット歯車160は、当該矢印b方向への回転が可能となっている。これに対して、ラチェット歯車160が矢印b方向とは反対方向へ回転しようとすると、爪部181Aがラチェット歯車160の歯に食い込むことにより、回転が制限される。すなわち、ラチェット歯車160は、ラチェット機構部180によって、矢印b方向のみに回転するようになっている。
本実施の形態の場合、爪部材181は、樹脂材料によって形成されており、爪部181Aが形成された自由端とは反対側の端部が筐体110に固定され(図示せず)、この固定された端部によって片持ち支持されている。この爪部材181は、樹脂材料の弾性によって、全体として撓むようになっており、ラチェット歯車160が矢印b方向へ回転する場合には、自由端側の爪部181Aがラチェット歯車160の歯を乗り越えることができる。なお、爪部材181の材質は、樹脂材料に限られるものではなく、金属材慮等、弾性を有する材料であれば種々の材料を用いることができる。
ラチェット機構部180によって回転方向が一定方向(矢印b方向)に制限されているラチェット歯車160は、レバー部材150が所定方向(矢印a方向)へ揺動動作することに応じて矢印b方向へ回転する。
図7は、レバー部材150を示す側面図(図7(a))及び正面図(図7(b))である。図7及び上述の図4に示すように、レバー部材150は、筐体110(図4)に装着された支持部材110A(後述)の軸受部(図示せず)に軸支される回動軸151を上端部に有し、この回動軸151を中心として、矢印a方向(図7(a)、図4)及びこれとは反対方向に揺動可能に筐体110に軸支されており、回動軸151が設けられた側の端部とは反対側の揺動端部に爪部152が設けられている。この爪部152は、レバー部材150の揺動動作に応じて、ラチェット歯車160に歯合され、レバー部材150が所定方向(矢印a方向)に揺動した際にラチェット歯車160を矢印b方向に回転させる。因みに、レバー部材150の中心部分には、ラチェット歯車160が形成された歯車型カム200を挿通するための孔部155が形成されている。
レバー部材150には、その揺動端(図中下端部)に凹状の受け部153が設けられており、この受け部153にベース部102の係合片103の先端部103Cを受けるようになっている。図4に示すように、受け部153が最も低い位置となっている状態を揺動初期位置とし、この状態において、爪部152はラチェット歯車160に歯合されている。
レバー部材150がこの揺動初期位置から所定方向(矢印a方向)へ揺動すると、爪部152によってラチェット歯車160が矢印b方向へ回転する。すなわち、係合片103の先端部103Cがレバー部材150の受け部153を押すと、レバー部材150が所定方向(矢印a方向)へ揺動し、この揺動動作により、ラチェット歯車160が矢印b方向へ回転する。
従って、レバー部材150が係合片103によって押されて、所定方向(矢印a方向)へ一定量揺動して停止すると、これに応じて、ラチェット歯車160は、矢印b方向に一定量回転した後に停止する。上述したように、ラチェット歯車160には、ラチェット機構部180の爪部材181の爪部181Aが歯合され、ラチェット歯車160の回転方向を矢印b方向のみに制限している。
従ってこの状態において、係合片103によるレバー部材150への矢印a方向への押圧付勢が止められると、ラチェット歯車160は矢印b方向とは反対方向への回転がラチェット機構部180によって制限されながら、レバー部材150のみが、戻し機構部190によって、所定方向(矢印a方向)とは反対方向に揺動し、揺動初期位置に戻るようになっている。
戻し機構部190は、筐体110とレバー部材150との間に設けられたコイルばね191を有する。このコイルばね191は、筐体110に形成された凹部112に保持され、レバー部材150に形成された突起部154に当接することにより、レバー部材150を矢印a方向とは反対方向に常に回動付勢している。
ラチェット歯車160(歯車型カム200)の回転軸201は、後述する支持部材110A(図11)に上下方向に延設形成された長孔形状の軸受部192に軸支され、ラチェット機構部180の爪部材181の弾性力によって軸受部(長孔)192の下端部側に付勢されている。これにより、レバー部材150がコイルばね191の付勢力によって所定方向(矢印a方向)とは反対方向に揺動すると、レバー部材150の爪部152がラチェット歯車160を上方へ押すことにより、ラチェット歯車160は、長孔形状の軸受部192に沿って上方へ変位し、レバー部材150の爪部152は、ラチェット歯車160を乗り越えて揺動初期位置へ戻る。上述したように、ラチェット歯車160は、ラチェット機構部180の爪部材181によって下方に付勢されていることにより、レバー部材150の爪部152がラチェット歯車160を乗り越えて揺動初期位置へ戻ると、ラチェット歯車160は下方に変位し、レバー部材150の爪部152がラチェット歯車160に歯合される。以上説明した一連の動作により、ラチェット歯車160は、1歯分だけ矢印b方向に回転することになる。因みに、支持部材110A(図11)を用いることなく、ラチェット歯車160(歯車型カム200)を筐体110によって直接軸支してもよく、この場合には、筐体110に長孔形状の軸受部192を直接形成すればよい。
図8は、引掛部材220を示す側面図(図8(a))及び正面図(図8(b))である。図8(a)及び図8(b)に示すように、引掛部材220は、全体がコ字状に形成されており、互いに対峙する側面部220A及び220Bには、筐体110(図4)に設けられた回動軸221A(図10、図11)を挿入する孔部221が形成されている。引掛部材220は、この孔部221に挿入された回動軸221Aを中心に揺動可能に軸支されている。側面部220A、220Bには、それぞれ爪状の係止部222が形成されており、この係止部222が係合片103(図2、図3)の切欠部103A及び103Bに係合することにより、係合片103を係止するようになっている。
図9は、引掛部材220の揺動動作を示す側面図である。実線で示すように、引掛部材220が孔部221の回動軸を中心に下方に揺動した状態は、係止部222が下がって、ベース部102の係合片103を係止(ロック)し得る係止位置に変位した状態であり、これに対して、破線で示すように、引掛部材220が孔部221の回動軸を中心に上方に揺動した状態は、係止部222が上がって、係合片103を係止(ロック)解除する係止解除位置に変位した状態である。
引掛部材220の側面部220A、220Bには、カム機構部230を構成するガイド孔231が形成されている。このガイド孔231には、歯車型カム200に設けられた突起部232(図4)が係合され、この突起部232の回転に伴って、ガイド孔231が突起部232に押され、引掛部材220が揺動するようになっている。すなわち、カム機構部230(ガイド孔231、歯車型カム200に設けられた突起部232)は、ラチェット歯車160の回転を、引掛部材220の揺動動作に変換するものである。
図10は、レバー部材150及び引掛部材220を組み合わせた状態を示す正面図であり、図11は、その横断面図である。図10においては、レバー部材150、引掛部材220、歯車型カム200、コイルばね191、磁石115及び係合片103を示しており、図11においては、レバー部材150、引掛部材220、歯車型カム200、筐体110及び支持部材110Aを示している。図11に示すように、支持部材110Aは、筐体110に装着固定される部材であり、レバー部材150及び歯車型カム200はこの支持部材110Aに軸支されている。また、引掛部材220は、筐体110に設けられた回動軸221Aに軸支されている。なお、本実施の形態においては、支持部材110Aを介してレバー部材150及び歯車型カム200を軸支しているが、支持部材110Aを用いることなく、筐体110において直接軸支するようにしてもよい。
ここで、カム機構部230について説明する。図4及び図5に示すように、ラチェット歯車160に併設された突起部232は、回転軸201の両端部において、それぞれ周面に沿って等間隔に形成された突起部である。本実施の形態の場合、回転軸201の両端部において、それぞれ3つの突起部232が等間隔に形成されている。この突起部232は、回転軸201の周面に沿って設けられたラチェット歯車160のうちの1つおきのラチェット歯車160から延設されるように形成されている。各突起部232は、ラチェット歯車160と同様の構成を有し、突起部の数とラチェット歯車の歯数との比は、1:2となっている。
このような比率で突起部232及びラチェット歯車160が構成されていることにより、レバー部材150の所定方向(図4において矢印a方向)への揺動動作に応じてラチェット歯車160が1歯分だけ矢印b方向(図4)に回転すると、これに応じて、突起部232は、その形成間隔の1/2だけ回転することになる。因みに、本実施の形態の場合、ラチェット歯車160は、円周上に6つの歯が等間隔で形成されていることにより、各歯の間隔は60°となっており、突起部232の間隔は120°となっている。
ラチェット歯車160の回転に伴ってこれと一体に突起部232が回転すると、この突起部232に係合された引掛部材220のガイド孔231を介して引掛部材220が揺動動作する。
すなわち、引掛部材220に形成されたガイド孔231は、120°間隔で形成された突起部232の回転に合わせて引掛部材220が上下動するような形状に形成されている。具体的には、図8(a)に示すように、引掛部材220の側面部220A、220Bにそれぞれ形成されたガイド孔231は、全体が3つの突起部232(図4、図5)を回転可能に収納し得る大きさに形成されており、その一部に突出部231Aが形成されている。
この突出部231Aは、矢印b方向(図4)に回転する突起部232の一つが下方から当接し得る形状に形成されており、当該突起部232がさらに一定量だけ矢印b方向に回転することにより、当該突起部232によって上方へ押し上げられるような形状に形成されている。
すなわち、図12に示すように、引掛部材220が下方に下がった状態において(図12(a))、複数の突起部232A〜232Cのうちの1つ(例えば第1の突起部232A)がガイド孔231の突出部231Aに当接する。この引掛部材220の位置は、当該引掛部材220の係止部222が下がって、係合片103(図4)を係止する係止位置となる。
この状態から、突起部232A〜232Cが矢印b方向に回転すると、突出部231Aは、突起部232Aに押され、これにより引掛部材220が上方に揺動する(図12(b))。この引掛部材220の位置は、係止部222が上方に上がって係合片103(図4)を係止解除する位置(係止解除位置)となる。
さらに、突起部232A〜232Cが矢印b方向に回転すると、突出部231Aを押し上げていた突起部232Aは、突出部231Aから外れることにより、引掛部材220はその自重によって下方に揺動する(図12(c))。この引掛部材220の位置は、引掛部材220の係止部222が下がって、係合片103(図4)を係止する係止位置となる。
このように、引掛部材220は、突起部232の回転に伴って、上下に揺動し、係止部222が係合片103(図4)を係止する係止位置又は係止解除する係止解除位置に揺動変位する。すなわち、ガイド孔231に形成された突出部231Aの形状によって、引掛部材220は、突起部232(232A〜232C)の回転に応じた所定のタイミングで揺動動作する。
本実施の形態の場合、突起部232(232A〜232C)の形成間隔の1/2ごとに引掛部材220が係止位置から係止解除位置(又は係止解除位置から係止位置)へと揺動変位するようになされている。突起部232の数とラチェット歯車160の歯数との関係は、図4及び図5について上述したように、1:2となっていることにより、ラチェット歯車160が1歯分回転するごとに、引掛部材220は、係止位置から係止解除位置(又は係止解除位置から係止位置)へと揺動変位することになる。
かくして、開き戸10(図1、図4)が開けられて該開き戸10に設けられたドアキャッチャー100の本体部(本体機構部)101のレバー部材150が、床に設けられた係合片103に押されると、ラチェット歯車160が1歯分回転する1回の操作で引掛部材220が係止解除位置から係止位置へと揺動変位し、引掛部材220の係止部222が係合片103を係止する。これにより、開き戸10が係止される。また、この状態において、開き戸10を開く方向(ドアキャッチャー100の本体部(本体機構部)101を係合片103へ押し付ける方向)に操作すると、ラチェット歯車160が1歯分回転する1回の操作によって、引掛部材220が係止位置から係止解除位置へと揺動変位することにより、引掛部材220の係止部222による係合片103の係止状態が解除される。ドアキャッチャー100においては、このような操作によって、開き戸10を係止又は係止解除することができる。
次に、ドアキャッチャー100の係止動作の詳細について説明する。上述した図4は、開き戸10を開いてベース部102に近づけた状態を示す本体部(本体機構部)101の断面図を示し、図13(a)は、図4におけるレバー部材150、ラチェット歯車160、爪部材181及びコイルばね191を示す側面図であり、図13(b)は、図4における引掛部材220、突起部232を示す側面図である。
図4及び図13に示すように、開き戸10を開く方向(矢印d方向(図4))に移動させてベース部102に近づけると、ベース部102の係合片103は、本体部(本体機構部)101の磁石115に吸引されて回動軸108(図2、図3)を回動中心にして先端部103Cが持ち上がる。これにより、係合片103の先端部103Cは、レバー部材150の受け部153に対峙する。因みに、この状態において、レバー部材150は、揺動初期位置にあり、引掛部材220は、係合片103の係止を解除する係止解除位置にあるものとする。この状態においては、レバー部材150の爪部152は、ラッチェット歯車160に歯合されている(図13(a))。この歯合されているラチェット歯車を、説明の便宜上、第1のラチェット歯車160Aと呼ぶ。また、引掛部材220は、カム機構部230の突起部232(歯車型カム200の突起部232)がガイド孔231の突出部231Aを押し上げることにより、上方へ揺動している。すなわち、引掛部材220の係止部222が上方へ上がった状態となっている(図13(b))。この引掛部材220を上方へ押し上げている突起部232を、説明の便宜上、第1の突起部232Aと呼ぶ。
図4及び図13に示す状態から、さらに開き戸10を矢印d矢印に開けると、これに応じて、開き戸10に設けられた本体部(本体機構部)101は、係合片103に接近する方向に移動することにより、図14に示すように、レバー部材150の受け部153が係合片103の先端部103Cによって押される。図15(a)は、図14に示す状態におけるレバー部材150、ラチェット歯車160、爪部材181及びコイルばね191を示す側面図であり、図15(b)は、図14に示す状態における引掛部材220、突起部232を示す側面図である。なお、図14において、爪部材181は省略しているが、図15(a)に示すように、爪部材181は、ラチェット歯車160に歯合されている。
図14及び図15に示すように、係合片103の先端部103Cによってレバー部材150の受け部153が押されて、レバー部材150が所定方向(矢印a方向)に揺動すると、これに応じて、ラチェット歯車160が矢印b方向へ回転する。図15(a)に示すように、ラチェット歯車160が1歯分(約60°)回転すると、ラチェット歯車160と一体形成されている突起部232も同様に回転し、図15(b)に示すように、第1の突起部232Aが、引掛部材220のガイド孔231の突出部231Aから離れることにより、第1の突起部232Aによって押し上げられていた突出部231Aは、突起部232Aによる押し上げから開放されて、その先端部(係止部222)が下方へ下がる。但し、このタイミングにおいては、図14に示すように、レバー部材150の背部150A(図14)が引掛部材220の折曲げ面部220C(図14)に当接して引掛部材220を持ち上げていることにより、引掛部材220は、持ち上げられた状態を保ち、図18について後述するタイミングにおいて、その自重によってその先端部(係止部222)が下方へ下がるように揺動動作する(図18)。なお、レバー部材150の背部150Aの形状又は引掛部材220の折曲げ面部220Cの形状を変更して、折曲げ面部220Cが背部150Aに当らないようにすることで、図14に示すタイミングで引掛部材220がその自重により下方へ下がるようにすることもできる。
図4及び図13に示すように、開き戸10を矢印d方向(図4)に開いてベース部102の上部に移動させ、磁石115によって係合片103を引き上げた状態において、さらに開き戸10を矢印d方向へ開いて係合片103によってレバー部材150を所定方向(矢印a方向)に押すと、図14及び図15に示すように、引掛部材220のガイド孔231の突出部231Aは、突起部232Aによる押し上げから開放される。上述したように、引掛部材220がその自重によってその先端部(係止部222)が下方へ下がる構成となっている場合には、このタイミングで先端部(係止部222)が下方に下がることになる。
図14及び図15に示す状態においては、レバー部材150の突起部154によってコイルばね191が圧縮され、当該コイルばね191の弾性力によって、レバー部材150は、所定方向(矢印a方向)とは反対方向に揺動付勢される。
図14及び図15に示す状態において、開き戸10を開く操作を止めると、開き戸10は自由に揺動し得る状態となる。これにより、図16に示すように、レバー部材150は、コイルばね191の付勢力によって、所定方向(矢印a方向)とは反対方向に揺動される。図17(a)は、図16に示す状態におけるレバー部材150、ラチェット歯車160、爪部材181及びコイルばね191を示す側面図であり、図17(b)は、図16に示す状態における引掛部材220、突起部232を示す側面図である。なお、図16において、爪部材181は省略して示しているが、図17(a)に示すように、爪部材181は、ラチェット歯車160に歯合されている。
図16及び図17に示すように、コイルばね191の付勢力によって、レバー部材150が所定方向(矢印a方向)とは反対方向に揺動すると、この状態において、ラチェット歯車160は、爪部材181の爪部181Aによってその回転方向が矢印b方向のみに制限されていることにより、レバー部材150の爪部152は、第1のラチェット歯車160Aの回動方向下流側に隣接するラチェット歯車160Bを乗り越える。すなわち、ラチェット歯車160(歯車型カム200)は、通常は、爪部材181によって下方へ付勢されているが、レバー部材150が所定方向(矢印a方向)とは反対方向へ揺動する際に、レバー部材150の爪部152によって、ラチェット歯車160が爪部材181による付勢に抗して上方(矢印c方向)へ押し上げられることにより、レバー部材150の爪部152がラチェット歯車160を乗り越える。
図16及び図17に示す状態において、レバー部材150が所定方向(矢印a方向)とは反対方向に揺動して、レバー部材150の爪部152がラチェット歯車160(第2のラチェット歯車160B)を完全に乗り越えると、図18に示すように、レバー部材150は、揺動初期位置に戻る。図19(a)は、図18に示す状態におけるレバー部材150、ラチェット歯車160、爪部材181及びコイルばね191を示す側面図であり、図19(b)は、図18に示す状態における引掛部材220、突起部232を示す側面図である。なお、図18において、爪部材181は省略しているが、図19(a)に示すように、爪部材181は、ラチェット歯車160に歯合されている。
図18及び図19に示すように、レバー部材150が揺動初期位置に戻った状態においては、レバー部材150の受け部153は、係合片103の先端部103cに当接した状態となり、また、引掛部材220は、その自重によって先端部(係止部222)が下方の係止位置に下がることにより、係合片103の切欠部103A及び103Bが係止部222に係合された状態となる。これにより、引掛部材220は、係合片103を係止し得る状態となる。
かくして、係合片103は、レバー部材150の受け部153と、引掛部材220の係止部222とによって挟まれた係止状態となることにより、ドアキャッチャー100の本体部(本体機構部)101が係合片103(すなわちベース部102)に係止された状態となる。この結果、本体部(本体機構部)101が固定された開き戸10は、係合片103(ベース部102)を介して床面部に係止される。このように床面部に係止された開き戸10は、例えば風などによって不用意に閉じることがなくなる。
かくして、図13〜図19について上述したドアキャッチャー100の係止動作によって、開き戸10は、床面部に係止される。
次に、ドアキャッチャー100の係止解除動作について説明する。係止動作によって開き戸10が床面部に係止された状態(図18、図19)において、開き戸10に所定の操作を加えると、ドアキャッチャー100による係止を解除することができる。
図18及び図19に示した、係止状態においては、風等の外的要因によって開き戸10が閉じる方向(矢印d方向とは反対方向(図18))に移動すると、係合片103の切欠部103A、103Bに引掛部材220の係止部222が係合されることにより、係合片103の先端部103Cが係止され、これにより開き戸10の閉じる方向への動きが係止される。
この状態において、開き戸10を開く方向(矢印d方向(図18))に操作すると、レバー部材150が係合片103によって所定方向(矢印a方向)へ押されることになる。ラチェット歯車160の矢印b方向への回転は、爪部材181によって制限されていないことにより、図20に示すように、レバー部材150は所定方向(矢印a方向)へ揺動するとともに、これに応じて、ラチェット歯車160は矢印b方向に回転する。
図21(a)は、図20に示す状態におけるレバー部材150、ラチェット歯車160、爪部材181及びコイルばね191を示す側面図であり、図21(b)は、図20に示す状態における引掛部材220、突起部232を示す側面図である。なお、図20において、爪部材181は省略しているが、図21(a)に示すように、爪部材181は、ラチェット歯車160に歯合されている。
図20及び図21に示すように、係合片103の先端部103Cによってレバー部材150の受け部153が押されて、レバー部材150が所定方向(矢印a方向)に揺動すると、これに応じて、ラチェット歯車160が矢印b方向へ回転する。図21(a)に示すように、ラチェット歯車160が約60°回転すると、ラチェット歯車160と一体形成されている突起部232も同様に回転し、図21(b)に示すように、第2の突起部232Bが、引掛部材220のガイド孔231の突出部231Aを押し上げることにより、引掛部材220は、その先端部(係止部222)が上方に上がるように揺動動作する。係止部222が上方に上がった位置は、係合片103を係止解除する係止解除位置である。
このように、ドアキャッチャー100よって、開き戸10が床面部に係止されている状態において、開き戸10を開く方向に開扉操作することで、引掛部材220は、係合片103を係止解除する位置に揺動変位する。
この状態においては、レバー部材150の突起部154によってコイルばね191が圧縮され、当該コイルばね191の弾性力によって、レバー部材150は、所定方向(矢印a方向)とは反対方向に揺動付勢される。
図20及び図21に示す状態において、ユーザが開き戸10を開く操作を止めると、開き戸10は自由に揺動し得る状態となる。これにより、図22に示すように、レバー部材150は、コイルばね191の付勢力によって、所定方向(矢印a方向)とは反対方向に揺動される。図23(a)は、図22に示す状態におけるレバー部材150、ラチェット歯車160、爪部材181及びコイルばね191を示す側面図であり、図23(b)は、図22に示す状態における引掛部材220、突起部232を示す側面図である。なお、図22において、爪部材181は省略しているが、図23(a)に示すように、爪部材181は、ラチェット歯車160に歯合されている。
図22及び図23に示すように、コイルばね191の付勢力によって、レバー部材150が所定方向(矢印a方向)とは反対方向に揺動すると、この状態において、ラチェット歯車160は、爪部材181の爪部181Aによってその回転方向が矢印b方向のみに制限されていることにより、レバー部材150の爪部152は、第2のラチェット歯車160Bの回動方向下流側に隣接する第3のラチェット歯車160Cを乗り越える。すなわち、ラチェット歯車160(歯車型カム200)は、通常は、爪部材181によって下方へ付勢されているが、レバー部材150が所定方向(矢印a方向)とは反対方向へ揺動する際に、レバー部材150の爪部152によって、ラチェット歯車160が爪部材181による付勢に抗して上方(矢印c方向)へ押し上げられることにより、レバー部材150の爪部152がラチェット歯車160を乗り越える。
図22及び図23に示す状態において、レバー部材150が所定方向(矢印a方向)とは反対方向に揺動して、レバー部材150の爪部152がラチェット歯車160(第3のラチェット歯車160C)を完全に乗り越えると、図24に示すように、レバー部材150は、揺動初期位置に戻る。図25(a)は、図24に示す状態におけるレバー部材150、ラチェット歯車160、爪部材181及びコイルばね191を示す側面図であり、図25(b)は、図24に示す状態における引掛部材220、突起部232を示す側面図である。なお、図24において、爪部材181は省略しているが、図25(a)に示すように、爪部材181は、ラチェット歯車160に歯合されている。
図24及び図25に示すように、レバー部材150が揺動初期位置に戻った状態においては、引掛部材220は、歯車型カム200の第2の突起部232Bによって、係止解除位置に押し上げられた状態を維持することにより、係合片103は、係止解除される。この状態においては、係合片103は、磁石115によって吸着されているだけの状態となることにより、開き戸10を矢印d方向とは反対方向に閉じることにより、係合片103は、磁石115から離れ、そのまま開き戸10を矢印d方向とは本体方向へ閉じることができる。
かくして、図20〜図25について上述したドアキャッチャー100の係止解除動作によって、開き戸10は、床面部からの係止状態から解除される。
次に、以上説明した構成のドアキャッチャー100の全体動作について説明する。
ユーザが開き戸10を開けると、該開き戸10の下部に設けられたドアキャッチャー100の本体部(本体機構部)101が、床面部に設けられたベース部102に近づくことに応じて、ベース部102の係合片103は、本体部(本体機構部)101の磁石115に吸引されてその先端部103Cが持ち上がる。
この状態においてさらに開き戸10を開くと、本体部(本体機構部)101のレバー部材150の受け部153が係合片103の先端部に押される。これにより、レバー部材150は矢印a方向(図4)に揺動動作する。この矢印a方向への揺動動作は、レバー部材150の受け部153が設けられた部位の背部が、開き戸10側に当接する位置までとなり、当該当接位置に達すると、開き戸10はそれ以上開くことは困難になる。このような、開き戸10を開く方向(矢印d方向(図4))への操作を1回行うごとに、レバー部材150の爪部152によって、ラチェット歯車160(すなわち、歯車型カム200)が、ラチェット歯車160の1歯分だけ矢印b方向に回転する。
ラチェット歯車160が1歯分回転すると、カム機構部230によって、引掛部材220が係止位置に揺動動作する。この係止位置は、引掛部材220の先端部に形成された係止部222が下方に下がって、係合片103を、レバー部材150の受け部153との間で係止する位置である。
かくして、係合片103に係合される位置まで開き戸10を開く操作を行うと、当該1回の操作によって、引掛部材220が係止位置へ揺動動作し、係合片103がレバー部材150と引掛部材220との間に係止される。これにより、開き戸10は係止され、風等によって不用意に閉じることがなくなる。
この係止状態において、開き戸10を再度開く方向(矢印d方向(図4))へ操作すると、当該1回の操作によって、レバー部材150の揺動動作によりラチェット歯車160(すなわち歯車型カム200)が、ラチェット歯車160の1歯分だけ矢印b方向に回転する。
これにより、引掛部材220は、カム機構部230によって係止位置から係止解除位置まで揺動動作する。係止解除位置とは、引掛部材220の先端部に形成された係止部222が上方に持ち上がって、係合片103の係止状態が解除される位置である。このように、係合片103が係止された状態において、開き戸10を開く方向(矢印d方向(図4))へ1回開く操作を行うと、引掛部材220が係止解除位置へ揺動して係止解除状態となる。
かくして、開き戸10を矢印d方向(図4)へ1回操作すると、該開き戸10を開けた状態で係止することができ、この状態において、矢印d方向(図4)へ1回操作すると、該開き戸10の係止状態を解除することができる。このように、簡単な操作によって、開き戸10を係止又は係止解除することができる。
本実施の形態のドアキャッチャー100においては、上部に回動軸151を有し、下部が揺動するレバー部材150の下端部に受け部153を設け、この受け部153に係合片103を受けるようになされている。
受け部153は、上下方向の一定の範囲において凹状に形成され、この凹形状によって、係合片103の先端部103Cを容易に受け止めることができる。すなわち、開き戸10が矢印d方向(図4)に開かれると、磁石115の吸引によって先端部103Cが持ち上げられた係合片103は、磁石115を保持する部位(筐体110(又は支持部材110A)の底面部110Bにおいて磁石115を保持するように形成された部位の底面部)に沿って移動した後、当該底面部110Bの一端部に続いて揺動初期位置として配置されたレバー部材150の受け部153によって確実に受け止められる。
係合片103は、その先端部103Cが持ち上げ可能に軸支されており、持ち上げられた係合片103の先端部103Cの高さは、磁石115の取付け高さ(磁石115を保持する部位の底面部110Bの高さ)によって決まり、係合片103を有するベース部102の床面部に対する取付け高さの誤差が比較的大きくなっても、レバー部材150の受け部153によって係合片103の先端部103Cを確実に受けることができる。
また、レバー部材150の爪部152をラチェット歯車160に歯合させ、該ラチェット歯車160を1歯分だけ回転させることで、カム機構部230により、引掛部材220を係止解除位置から係止位置へ、又は係止位置から係止解除位置へ揺動させることができる。これにより、レバー部材150の揺動操作として、ラチェット歯車160を1歯分回転させるだけの僅かな揺動操作によって、係合片103を係止又は係止解除することができる。すなわち、ユーザは、開き戸10を開く方向(矢印d方向(図4))へ比較的短いストロークの開扉操作を行うことで、開き戸10を係止又は係止解除することができる。
このような短いストロークによる操作が可能となることにより、一段と小型の本体部(本体機構部)101を有するドアキャッチャー100を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るドアキャッチャー100においては、揺動するレバー部材150及び引掛部材220を用いて係合片103を係止する構成としたことにより、ドアキャッチャー100を一段と小型化することができる。
(他の実施の形態)
(1) 上述の実施の形態においては、ドアキャッチャー100の本体部(本体機構部)101を開き戸10の表面に外付けする場合について述べたが、これに限られるものではなく、開き戸10に内蔵する構成としてもよい。
図26は、ドアキャッチャー100の本体部(本体機構部)101を開き戸10に内蔵させた構成を示す斜視図であり、図27は、開き戸10に内蔵された本体部(本体機構部)101及び係合片103を示す断面図である。この図26及び図27に示す本体部(本体機構部)101は、図1及び図4に示した本体部(本体機構部)101と比べて、開き戸10の内部に設けられている点以外は、図1及び図4に示した本体部(本体機構部)101と同様の構成を有している。図26及び図27において、図1及び図4との対応部分には同一符号を付して、重複した説明は省略する。
図26及び図27に示すように、ドアキャッチャー100の本体部(本体機構部)101は、開き戸10の下面部に開口形成された凹部に設けられている。このように構成することにより、図1に示した外付け型に比べて、本体部(本体機構部)101が開き戸10の表面に突出することがなくなり、外観上煩雑な印象を与えることを回避することができる。
なお、図27に示す構成では、開き戸10の内部に筐体を除いて本体機構部101を直接設ける場合について示しているが、筐体110(図4)を有する本体部101を開き戸10の凹部に設けるようにしてもよい。
(2) 上述の実施の形態においては、レバー部材150を、矢印aで示す方向(図4)とは反対方向に回動付勢するための付勢手段として、コイルばね191(図4)を用いる場合について述べたが、これに限られるものではなく、例えば、コイル軸のまわりにねじりモーメントを受けて使用されるねじりコイルばね等を用いることができる。
図28は、ねじりコイルばね291を用いた本体部(本体機構部)101を示す断面図である。この図28に示す本体部(本体機構部)101は、図4に示した本体部(本体機構部)101と比べて、コイルばね191をねじりコイルばね291に変更し、それに伴うレバー部材150のばねを受ける部分の構成が異なる点以外は、図4に示した本体部(本体機構部)101と同様の構成を有している。なお、図28においては、特に、筐体110、ねじりコイルばね291、レバー部材150及び爪部材181のみを示しているが、その他の部材(引掛部材220、歯車型カム200、磁石115等)も、図4に示した構成と同様に設けられているものとする。
図28に示すように、レバー部材150は、図7に示した構成に比べて、コイルばね191(図4)を受けるための突起部154に代えて、ねじりコイルばね291を受けるための突起部157を有する点が異なる。ねじりコイルばね291は、そのコイル部にレバー部材150の回動軸151が挿入されて該回動軸151によって支持されており、その一方の端部がレバー部材150の突起部157に係合され、他方の端部が筐体110又は当該筐体110に装着された支持部材110A(図示せず)に設けられた係合部110Cに係合されている。レバー部材150は、このねじりコイルばね291によって、矢印a方向とは反対方向に回動付勢される。
これにより、レバー部材150が係合片103(図4)によって矢印a方向に揺動すると、レバー部材150は、図4に示したコイルばね191を用いた場合と同様にして、ねじりコイルばね291の付勢力によって、矢印a方向とは反対方向に付勢され、係合片103によって押される操作がなくなると、当該付勢力によって揺動初期位置に戻る。
このようにねじりコイルばね291を用いた構成においても、レバー部材150に対して回動付勢することができ、レバー部材150の揺動動作に基づいて歯車型カム200(図4)を回転させ、この回転によって引掛部材220(図4)を揺動動作させることにより、小型のドアキャッチャーを実現することができる。
(3) 上述の実施の形態においては、ドアキャッチャー100の本体部(本体機構部)101を開き戸10の下部に設けるとともに、ベース部102を床面部に設ける場合について述べたが、これに限られるものではなく、ベース部を壁面部11に設けるようにしてもよい。ベース部を壁面部11に設ける構成のドアキャッチャーについて、図29〜図32を参照しながら説明する。
図29は、ベース部302を壁面部11に設けるとともに、本体部(本体機構部)301をベース部302の取付け位置に合わせた位置(図29に示す構成例では、開き戸10の上部)に設ける構成のドアキャッチャー300を示す斜視図である。図30は、図29に示すドアキャッチャー300の本体部(本体機構部)301を示す断面図であり、図31は、本体部(本体機構部)301及びベース部302を示す断面図であり、図32は、本体部(本体機構部)301及びベース部302を示す側面図である。
なお、図29〜図32に示すドアキャッチャー300は、図1〜図25に示したドアキャッチャー100と比べて、基本的な構成は同様であり、ベース部302を壁面部11に取り付けるための構成が異なる。図29〜図32において、図1〜図25に示したドアキャッチャー100と同一部分には同一符号を付して、重複した説明は省略する。
ドアキャッチャー100では、ベース部102を水平な床面部に設けるため、係合片103を揺動可能に軸支することで、開き戸10が接近すると、当該開き戸10の下部に設けられた本体部(本体機構部)101の磁石115によって、係合片103が吸引されて起き上がる構成を有しているのに対して、ドアキャッチャー300においては、ベース部302が垂直な壁面部11に設けられていることにより、係合片を起き上がり可能な揺動構成とする必要はなく、水平方向に懸架された軸形状の係合部材303によってベース部302を構成しており、これに応じて、本体部(本体機構部)301においては、磁石115(図4)を用いることなく、係合部材303を係止するためのレバー部材450及び引掛部材520を有している。
レバー部材450は、図1〜図25に示したドアキャッチャー100のレバー部材150と同様の機能を有しており、また、引掛部材520は、ドアキャッチャー100の引掛部材220と同様の機能を有している。
図30に示すように、レバー部材450には回動軸451が設けられており、この回動軸451によって筐体310又はこれに装着された支持部材110A(図示せず)に揺動可能に軸支されている。レバー部材450の爪部452は、本体部(本体機構部)301に設けられた歯車型カム200のラチェット歯車160に歯合され、レバー部材450の揺動動作に応じて、歯車型カム200を回転させる。
引掛部材520は、筐体310(又は筐体310に装着された支持部材110A(図示せず))に設けられた回動軸521Aを挿入する孔部521が形成されており、この回動軸521Aを中心に揺動可能に軸支されている。引掛部材520には、図8に示した引掛部材220のガイド孔231に相当するガイド孔が形成されており(図示せず)、このガイド孔には、歯車型カム200の突起部232が係合される。これにより、歯車型カム200が回転すると、突起部232及びガイド孔(図示せず)を介して引掛部材520を揺動させるようになっている。
筐体310又はこれに装着された支持部材110A(図示せず)には、図6に示したドアキャッチャー100の本体部(本体機構部)101の場合と同様にして、爪部材181が片持ち支持されており、当該爪部材181の爪部181Aがラチェット歯車160に歯合されている。これにより、ラチェット歯車160(すなわち歯車型カム200)は、矢印b方向のみに回転するように回転方向が制限されている。
また、本体部(本体機構部)301には、ねじりコイルばね291が設けられている。このねじりコイルばね291は、図28に示したねじりコイルばね291と同様の構成を有しており、このねじりコイルばね291は、そのコイル部にレバー部材450の回動軸451が挿入されて該回動軸451によって支持されており、その一方の端部がレバー部材450の突起部457に係合され、他方の端部が筐体310又は当該筐体310に装着された支持部材110A(図示せず)に設けられた係合部310Bに係合されている。レバー部材450は、このねじりコイルばね291によって、矢印a方向とは反対方向に回動付勢される。
これにより、開き戸10が矢印d方向に開かれてレバー部材450の受け部453がベース部302の係合部材303(図29)に押されると、当該レバー部材450は、矢印a方向に揺動し、レバー部材450は、ねじりコイルばね291の付勢力によって、矢印a方向とは反対方向に付勢され、係合部材303(図29)によって押される操作がなくなると、当該付勢力によって揺動初期位置に戻る。この場合、歯車型カム200は、長孔形状の軸受部192に沿って変位することにより、レバー部材450の爪部452はラチェット歯車160を乗り越えるようになされている。
引掛部材520は、レバー部材450が揺動初期位置に戻る際に、係止部522が下方に揺動することにより、図31において破線で示すように、ベース部302の係合部材303は、レバー部材450の受け部453と引掛部材520の係止部522との間に挟まれた状態となる。これにより、図32に示すように、ドアキャッチャー300の本体部(本体機構部)301とベース部302とは係止された状態となり、本体部(本体機構部)301が設けられた開き戸10と、ベース部302が設けられた壁面部11とが係止される。この状態においては、開き戸10が不用意に閉じることがなくなる。
開き戸10と壁面部11とが係止された状態において、開き戸10を矢印d方向(図32)に操作すると、これによってベース部302の係合部材303は、本体部(本体機構部)301に対して相対的に接近する方向(矢印a方向)に移動することになり、本体部(本体機構部)301のレバー部材450は、ベース部302の係合部材303によって矢印a方向に押されることになる。
レバー部材450が係合部材303によって押されると、これに応じて歯車型カム200が矢印b方向(図30)に回転し、この回転に伴って引掛部材520が上方に揺動する。これにより、図31において一点鎖線で示すように、係合部材303は、引掛部材520による係止状態から開放され、開き戸10を閉じることが可能となる。
(4) 上述の実施の形態においては、本体部(本体機構部)301を開き戸10側に設ける場合について述べたが、これに限られるものではなく、例えば、図33に示すように、本体部(本体機構部)301を壁面部11に設け、ベース部302を開き戸10側に設けるようにしてもよい。また、本体部(本体機構部)301を床面部に設けるととともに、これに合わせてベース部302を開き戸10の下部に設けるようにしてもよい。
(5) 上述の実施の形態においては、揺動するレバー部材150を用いる場合について述べたが、これに代えて、直進方向に往復運動する変位部材を用いるようにしてもよい。この場合、例えば、図34に示すように、レバー部材150に代えて、変位部材650を設ける。
変位部材650は、筐体110(図4)又は筐体110に装着された支持部材110A(図示せず)に、矢印e方向及びこれとは反対方向にスライド可能に支持されている。変位部材650には、爪部652が形成されており、歯車型カム200のラチェット歯車160に歯合される。変位部材650の一方の端部にはコイルばね191が設けられている。変位部材650は、コイルばね191によって矢印e方向とは反対方向に付勢されている。また、変位部材650の他方の端部には、凹状の受け部653が形成されており、係合片103(図4)を受けるようになっている。なお、図34には省略しているが、引掛部材220、磁石115等も設けられているものとする。
図34に示すように、変位部材650が係合片103(図4)に押されて矢印e方向方向に変位すると、これに応じてラチェット歯車160(歯車型カム200)が矢印b方向に回転する。この回転によって、歯車型カム200の突起部232に係合されている引掛部材220(図4)が係止位置又は係止解除位置に揺動動作する。
係合片103によって変位部材650が矢印e方向に押される操作が終わると、変位部材650は、コイルばね191の付勢力によって、矢印e方向とは反対方向へ変位して初期位置に戻る。
このように、レバー部材150に代えて、直進方向に往復動作する変位部材650を用いる構成としても、引掛部材220を係止位置及び係止解除位置間で揺動動作させることができる。
(6) 上述の実施の形態においては、歯車型カム200の回転を引掛部材220の揺動動作に変換するための構成として、カム機構部230を用いる場合について述べたが、これに限られるものではなく、他の種々の連動機構を広く適用することができる。
(7) 上述の実施の形態においては、突起部232の数とラチェット歯車160の数との比を、1:2とする場合について述べたが、これに限られるものでなはく、例えば、1:4、1:6、1:8等、他の比率としてもよい。このように、1:(偶数)の比率にすることにより、開き戸10を開く方向(矢印d方向)へ1回操作するごとに、係止状態、係止解除状態へと状態遷移させることができる。
(ドアキャッチャーの概要)
本発明の実施の形態におけるドアキャッチャー100は、第1の部材に設けられる本体機構部101と、第2の部材(床面部)に設けられる係合片103とを有し、係合片103を本体機構部101に係合させることにより、第1の部材(開き戸10)と第2の部材(床面部)とを係止する係合装置(ドアキャッチャー100)であって、本体機構部101は、第1の部材(開き戸10)に対して変位可能に支持され、係合片103に押されて変位初期位置から所定方向に変位動作する変位部材(レバー部材150)と、変位部材(レバー部材150)に設けられた爪部152に歯合され、変位部材(レバー部材150)の所定方向(矢印a方向)への変位動作に応じて回転するラチェット歯車160と、ラチェット歯車160の回転方向を、変位部材(レバー部材150)の所定方向(矢印a方向)への変位動作による回転方向(矢印b方向)に制限するラチェット機構部180と、変位動作により所定方向(矢印a方向)へ変位した変位部材(レバー部材150)を変位初期位置まで戻す戻し機構部190(コイルばね191、軸受部192)と、第1の部材(開き戸10)に対して揺動可能に軸支され、揺動位置に応じて係合片103を係止又は係止解除する引掛部材220と、ラチェット歯車160の回転に応じて引掛部材220を係合片103の係止位置又は係止解除位置に揺動させるカム機構部230と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、係合片103によって変位部材(レバー部材150)が変位動作すると、これに応じてラチェット歯車160が回転し、カム機構部230を介して引掛部材220が係合片を係止又は係止解除する。これにより、第1の部材(開き戸10)及び第2の部材(床面部)の係合片103を相対的に接近させる方向に動かすだけで、第1及び第2の部材を容易に係止又は係止解除することができる。
変位部材(レバー部材150)の爪部152は、ラチェット歯車160に歯合されており、変位部材(レバー部材150)の変位動作によって、ラチェット歯車160を回転させる。このように、変位部材(レバー部材150)の変位動作をラチェット歯車160の回転動作に変換することにより、比較的短いストロークで係止又は係止解除を行うことができる。これにより、小型の係合装置(ドアキャッチャー100)を実現することができる。
また、本実施の形態におけるドアキャッチャー100は、上記構成において、変位部材は、第1の部材(開き戸10)に対して揺動可能に軸支されるレバー部材150であることを特徴とする。
この構成によれば、レバー部材150の揺動動作によってラチェット歯車160を回転させることにより、全体として一段と小型の係合装置(ドアキャッチャー100)を実現することができる。
また、本実施の形態におけるドアキャッチャー100は、上記構成において、カム機構部230は、ラチェット歯車160の歯の配置方向に沿ってラチェット歯車160に併設された複数の突起部232と、突起部232に係合され、突起部232の回転に応じて引掛部材220を係止位置と係止解除位置との間で揺動させる、引掛部材220に形成されたガイド孔231と、を備え、複数の突起部232の数とラチェット歯車160の歯数との比を、1:2とすることを特徴とする。
この構成によれば、第1の部材(開き戸10)と第2の部材(床面部)の係合片103とが互いに押し付けられる操作を行う際に、1回目の操作で係止し、2回目の操作で係止解除することができる。すなわち、1回の操作ごとに係止、係止解除を繰り返すこととなり、簡単な操作によって係止及び係止解除を行うことが可能となる。
また、本実施の形態におけるドアキャッチャー100は、上記構成において、戻し機構部190は、変位部材(レバー部材150)を、所定方向(矢印a方向)とは反対の変位方向へ付勢する付勢手段と、ラチェット歯車160を、該ラチェット歯車160に歯合された変位部材(レバー部材150)の爪部152から離間させる方向に変位可能に軸支するラチェット歯車160の軸受部192と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1の部材(開き戸10)及び第2の部材(床面部)の係合片103が互いに押し付けられる操作を行う場合、1回の操作ごとに、変位部材(レバー部材150)を変位初期位置に戻すことができるので、繰返して操作を行うことができる。
また、本実施の形態におけるドアキャッチャー100は、上記構成において、第1の部材は扉(開き戸10)であり、第2の部材は床であることを特徴とする。
この構成によれば、実施の形態に係る係合装置(ドアキャッチャー100)を、扉(開き戸10)を開けた状態でこれを係止させるドアストッパーとして用いることができる。これにより、扉を開け、該扉に設けられた係合装置の本体機構部101を、床の係合片103に押し付ける操作により、扉を開けた状態でこれを簡単に係止させることができる。また、この係止状態において、扉を係合片103に押し付ける操作を行うことにより、簡単に係止解除することができる。
本発明の実施の形態におけるドアキャッチャー100は、上記構成において、係合片103は、床に揺動可能に取り付けられた磁性体であり、本体機構部101は、係合片103を吸着する磁石115を備えることを特徴とする。
この構成によれば、扉を開けると、床に設けられた係合片103が、扉側の本体機構部101の磁石115に吸引されることにより、該係合片103を容易に係合装置(ドアキャッチャー100)の本体機構部101に係合させることができる。これにより、扉を開ける操作だけで、簡単にこれを係止させることができる。
また、本実施の形態におけるドアキャッチャー100は、上記構成において、第1の部材は扉(開き戸10)であり、第2の部材は壁(壁面部11)であることを特徴とする。
この構成によれば、実施の形態に係る係合装置(ドアキャッチャー100)を、扉側に本体機構部101を設け壁側に係合片103を設けたドアストッパーとして用いることができる。これにより、扉を開け、該扉に設けられた係合装置の本体機構部101を、壁の係合片103に押し付ける操作により、扉を開けた状態でこれを簡単に係止させることができる。また、この係止状態において、扉を係合片103に押し付ける操作を行うことにより、簡単に係止解除することができる。
また、本実施の形態におけるドアキャッチャー100は、上記構成において、第1の部材は壁(壁面部11)であり、第2の部材は扉(開き戸10)であることを特徴とする。
この構成によれば、実施の形態に係る係合装置(ドアキャッチャー100)を、壁側に本体機構部100を設け扉側に係合片を設けたドアストッパー(ドアキャッチャー100)として用いることができる。これにより、扉を開け、該扉に設けられた係合片を壁側の本体機構部101に押し付ける操作を行うことにより、扉を開けた状態でこれを簡単に係止させることができる。また、この係止状態において、扉の係合片を壁側の本体機構部に押し付ける操作を行うことにより、簡単に係止解除することができる。
10 開き戸
11 壁面部
100、300 ドアキャッチャー
101、301 本体部(本体機構部)
102、302 ベース部
103 係合片
103B 切欠部
103C 先端部
110、310 筐体
110B 底面部
115 磁石
150、450 レバー部材
152 爪部
153、653 受け部
160 ラチェット歯車
180 ラチェット機構部
181 爪部材
181A 爪部
190 戻し機構部
191 コイルばね
192 軸受部
200 歯車型カム
220、520 引掛部材
222、522 係止部
230 カム機構部
231 ガイド孔
231A 突出部
232 突起部
291 ねじりコイルばね
303 係合部材
650 変位部材

Claims (8)

  1. 第1の部材に設けられる本体機構部と、第2の部材に設けられる係合片とを有し、前記係合片を前記本体機構部に係合させることにより、前記第1の部材と前記第2の部材とを係止する係合装置であって、
    前記本体機構部は、
    前記第1の部材に対して変位可能に支持され、前記係合片に押されて変位初期位置から所定方向に変位動作する変位部材と、
    前記変位部材に設けられた爪部に歯合され、前記変位部材の前記所定方向への前記変位動作に応じて回転するラチェット歯車と、
    前記ラチェット歯車の回転方向を、前記変位部材の前記所定方向への変位動作による回転方向に制限するラチェット機構部と、
    前記変位動作により前記所定方向へ変位した前記変位部材を前記変位初期位置まで戻す戻し機構部と、
    前記第1の部材に対して揺動可能に軸支され、揺動位置に応じて前記係合片を係止又は係止解除する引掛部材と、
    前記ラチェット歯車の回転に応じて前記引掛部材を前記係合片の係止位置又は係止解除位置に揺動させるカム機構部と、を備えることを特徴とする係合装置。
  2. 前記変位部材は、前記第1の部材に対して揺動可能に軸支されるレバー部材であることを特徴とする請求項1に記載の係合装置。
  3. 前記カム機構部は、
    前記ラチェット歯車の歯の配置方向に沿って前記ラチェット歯車に併設された複数の突起部と、
    前記突起部に係合され、前記突起部の回転に応じて前記引掛部材を前記係止位置と前記係止解除位置との間で揺動させる、前記引掛部材に形成されたガイド部と、を備え、
    前記複数の突起部の数と前記ラチェット歯車の歯数との比は、1:2であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の係合装置。
  4. 前記戻し機構部は、
    前記変位部材を、前記所定方向とは反対の変位方向へ付勢する付勢手段と、
    前記ラチェット歯車を、該ラチェット歯車に歯合された前記変位部材の爪部から離間させる方向に変位可能に軸支する前記ラチェット歯車の軸受部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の係合装置。
  5. 前記第1の部材は扉であり、前記第2の部材は床であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の係合装置。
  6. 前記係合片は、前記床に揺動可能に取り付けられた磁性体であり、
    前記本体機構部は、前記係合片を吸着する磁石を備えることを特徴とする請求項5に記載の係合装置。
  7. 前記第1の部材は扉であり、前記第2の部材は壁であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の係合装置。
  8. 前記第1の部材は壁であり、前記第2の部材は扉であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の係合装置。
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