JP2010273322A - 多数決回路付きフリップフロップ回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クロック調整回路7は、入力クロック信号CLKのハイ状態とロウ状態の比
率を、1つのマスタラッチ1のデータ保持時間帯を狭めるように調整し、ハイ状態(マスタラッチ1のデータ保持時間)を可及的に狭めて出力する。インバータ6はクロック調整回路7の出力を極性反転する。マスタラッチ1のトランスファーゲート4およびスレーブラッチ2−1〜2−3のトランスファーゲート5−1〜5−3は、クロック調整回路7およびインバータ6の出力により、データの通過を制御する。スレーブラッチ2−1〜2−3の出力は3入力多数決回路3で多数決をとられた後に出力信号Qとなる。
【選択図】図1
Description
中性子などの外的要因によるソフトエラーが発生しても正しい記憶内容を保持し出力する
ことができる多数決回路付きフリップフロップ回路に関する。
い値に書き換えられてしまうソフトエラーに対し、耐性を高めるために、例えば、図14
に示すように、それぞれがマスタラッチ1,スレーブラッチ2およびトランスファーゲー
ト4,5から成る3つのフリップフロップを配置して冗長化し、3つのフリップフロップ
の出力データを3入力多数決回路3にて多数決し、ソフトエラーの影響を回避する方策が
知られている。しかしながら、この方法では、それぞれがマスタラッチとスレーブラッチを有する同構成のフリップフロップを複数個設けるので、回路規模が大きくなり、論理回路が占める面積や消費電力も増加してしまう。
して、3組のマスタラッチ1とスレーブラッチ2に代わって、2つのマスタラッチと1つ
のスレーブラッチとし、この3つのラッチで多数決することが公開されている。しかし、
この構成では、スレーブラッチのデータ保持時間帯でソフトエラーが発生した場合には、
その影響を回避できず正しいデータに復帰することができない。
せることができない点である。
チの入力データ信号の保持時間を短縮して、マスタラッチのデータ保持時間中におけるソ
フトエラーに対する耐性を高めたことを最も主要な特徴とする。
データ信号の保持時間を可及的に短縮して、マスタラッチのデータ保持時間中のソフトエ
ラーの発生数を低減すると共に、スレーブラッチのデータ保持時間中のソフトエラーに対
しては多数決により、その影響を回避することにより、回路規模を縮小しながらソフトエ
ラーに対する耐性を向上させたことを利点とする。
ッチの個数を削減することとマスタラッチのデータ保持時間帯を短縮することとにより実
現した。
Nのマスタラッチ1への入力を拒み、ロウ状態では開いてデータ信号DINのマスタラッ
チ1への入力を許す。トランスファーゲート5は、逆に、クロック信号CLKがハイ状態
では開いてマスタラッチ1出力の入力を許し、ロウ状態では閉じてのマスタラッチ1出力
のスレーブラッチ2への入力を拒む。このように、スレーブ側入力の3つのトランスファ
ーゲート5−1〜5−3とスレーブラッチ2−1〜2−3は全て同じタイミングで動作を
する。
ート4が開いている時間が長いことになる。しかし、その間はマスタラッチ1には常にデ
ータ信号DINが入力されており、スレーブラッチ2−1〜2−3はデータ保持状態であ
る。従って、マスタラッチ1でソフトエラーが発生しても、マスタラッチ1からスレーブ
ラッチ2への入力はなく問題とならない。一方、クロック信号CLKがハイ状態の時は、
マスタラッチ1はデータ保持状態でスレーブラッチ2はデータ入力状態である。しかし、
クロック調整回路7を設けることによって、多数決の対象とならないマスタラッチ1のデ
ータ保持状態の時間を短くしたので、ソフトエラーの影響がフリップフロップの出力信号
Qとして顕在化する確率は極めて低いことになる。
トである。この回路例は、クロック信号CLKを遅延させる遅延ゲート8と、インバータ
9と、2入力のANDゲート10で構成されている。クロック信号CLKはANDゲート
10と遅延ゲート8に入力される。遅延ゲート8は、調整後クロック出力に基づいて、マスタラッチ1がデータを保持し、かつスレーブラッチ2−1〜2−3がデータを入力し得る最短時間だけクロック信号CLKを遅延させる。遅延ゲート8の出力はインバータ9で反転し、クロック信号CLKとANDゲート10でANDすることで、マスタラッチ1がデータを保持できる最短のハイ状態の調整後クロック出力を作り出すことができる。
述のように、クロック調整回路7を経過したクロック信号はハイ状態が短くなり、マスタ
ラッチ1のデータ保持状態の時間帯を短くしている。いま、クロック信号CLKがロウ状
態のタイミングt1においてスレーブラッチ2−3でソフトエラーaが発生し、スレーブ
ラッチ2−3の出力がハイ状態からロウ状態に下降したとする。スレーブラッチ2−3は
データ保持の状態であるためソフトエラー発生直後からエラー状態を保持している。3つ
のスレーブラッチ2−1〜2−3の出力は多数決回路3に入力されている。
出力信号はNANDゲートの論理でロウを出力している。一方、ソフトエラーが発生して
いるスレーブラッチ2−3の出力信号を入力している2つのNANDゲートは共にハイを
出力している。このため、3入力NANDの出力、即ちフリップフロップの出力信号Qは
ハイ状態となり、スレーブラッチ2−3で発生したソフトエラーaは顕在化しない。
整回路7の出力信号のハイ状態は非常に短い幅となるため、マスタラッチ1はデータ保持
状態が非常に短い。従って、ソフトエラーbはタイミングt2のように、マスタラッチ1におけるデータ入力状態で発生する確率が高い。このソフトエラーbは、トランスファーゲート5が閉じているため、スレーブラッチ2に受け入れられない。
タ保持状態がデータ入力状態と同じ長さであれば、マスタラッチ1のデータ保持状態(ス
レーブラッチ2のデータ入力状態)でソフトエラーbが発生する確率が高い。そして、ソ
フトエラーbは全てのスレーブラッチ2に伝播してしまうので、多数決回路3を有してい
ても回復できないことになる。
よりマスタラッチ1でソフトエラーを保持する確率を小さくし、スレーブラッチ2は3つ
以上用意してそれぞれの出力を多数決回路3の論理を用いて誤り訂正を実施している。
例である。図1に比べて、スレーブラッチ2−1〜2−5、トランスファーゲート5−1
〜5−5と2つずつ増数し、5入力多数決回路11となっている。図7は5入力多数決回
路11の回路図、図8は5入力多数決回路11の真理値表を示す。
ソフトエラーが“1”から“0”へ化けたものであれば、スレーブラッチ2−3〜2−5
の出力は“1”であり、真理値表の8行目により出力信号Qは“1”であって、正しい値
を保持していることになる。また、ソフトエラーが“0”から“1”へ化けたものであれ
ば、スレーブラッチ2−3〜2−5の出力は“0”であり、真理値表の25行目により出
力信号Qは“0”であって、正しい値を保持していることになる。
きフリップフロップ回路の実施例である。3つのマスタラッチ1−1〜1−3におけるデ
ータ保持時間帯におけるマスタラッチ1−1〜1−3でのソフトエラーに対しても、3入
力多数決回路12により正しいデータの保持に万全を期したものである。この例は、図6
のフリップフロップ回路に適用したものであるが、図1のフリップフロップ回路について
も同様に適用することができる。
いま、スレーブラッチ2−1〜2−5がデータ保持状態において、この内の2つのスレー
ブラッチ2でソフトエラーaとbが発生したとする。ソフトエラーが同時に2つ発生して
もスレーブラッチ2−1〜2−5の出力が多数決で正常な値を示すことになるため、ソフ
トエラーの顕在化は回避されフリップフロップの出力信号Qは正常な値を出力する。また、マスタラッチ1−1〜1−3の内の1つがデータ保持時間帯でソフトエラーcを保持することがあっても、3入力多数決回路12でソフトエラーの顕在化を回避できる。
ラッチ1にも誤り訂正機能を追加し、かつスレーブラッチ2の誤り訂正機能を向上させる
ことでソフトエラーの顕在化を極限まで低く抑えることが可能となる。
2 スレーブラッチ
3,12 3入力多数決回路
4,5 トランスファーゲート
6,9 インバータ
7 クロック調整回路
8 遅延ゲート
10 ANDゲート
11 5入力多数決回路
Claims (6)
- マスタラッチの後段に設けられた奇数個のスレーブラッチと、
前記マスタラッチおよびスレーブラッチへのデータの通過を制御するマスタラッチおよ
びスレーブラッチと1対1対応のトランスファーゲートと、
前記各スレーブラッチの出力の多数決をとって出力信号とする多数決回路と、
入力クロック信号のハイ状態とロウ状態の比率を前記マスタラッチのデータ保持時間帯を狭めるように調整して、前記マスタラッチおよび前記スレーブラッチの前記トランスファーゲートへ供給するクロック調整回路を有することを特徴とする多数決回路付きフリップフロップ回路。 - 前記マスタラッチのデータ保持時間帯は、前記マスタラッチがデータを保持し、かつ前記スレーブラッチがデータを入力し得る最短時間であることを特徴とする請求項1に記載の多数決回路付きフリップフロップ回路。
- 前記マスタラッチおよび付随するトランスファーゲートを1つとしたことを特徴とする
請求項1〜2に記載の多数決回路付きフリップフロップ回路。 - 前記マスタラッチおよび付随するトランスファーゲートを奇数個とし、該各マスタラッ
チの出力の多数決をとる多数決回路を設けたことを特徴とする請求項1〜2に記載の多数
決回路付きフリップフロップ回路。 - 前記スレーブラッチと1対1対応に多数決回路を設けたことを特徴とする請求項1〜4に記載の多数決回路付きフリップフロップ回路。
- 前記スレーブラッチは、対応するトランスファーゲートの出力を入力する第1のインバータと該第1のインバータへ出力する第2のインバータから成り、
前記スレーブラッチと1対1対応の多数決回路は、前記第1のインバータの出力を入力し、前記第2のインバータへ出力すると共に、
前記スレーブラッチと1対1対応の多数決回路のいずれかを当該多数決回路付きフリップフロップ回路の出力としたことを特徴とする請求項5に記載の多数決回路付きフリップフロップ回路。
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|---|---|---|---|
| JP2010025588A JP2010273322A (ja) | 2009-04-23 | 2010-02-08 | 多数決回路付きフリップフロップ回路 |
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010273322A true JP2010273322A (ja) | 2010-12-02 |
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