[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1において用いられる半導体装置のメモリセルの電気的等価回路を概略的に示す図である。図1において、メモリセルMCは、フローティングゲートFGを有するメモリトランジスタ1と、メモリトランジスタ1と直列に接続されるアシストゲートトランジスタ(選択トランジスタ)2を含む。メモリトランジスタ1は、フローティングゲートFGとその上層に形成されるメモリゲートMGとの積層ゲート構造を有するNチャネルMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)であり、そのソース不純物領域がソース線SLに結合される。アシストゲートトランジスタ2は、アシストゲートAGを有する単層ゲート構造のNチャネルMOSトランジスタであり、ビット線BLにその不純物領域が接続される。これらのアシストゲートトランジスタ2およびメモリゲートトランジスタ1の間には不純物領域は形成されない。
メモリセルMCは、さらに消去ゲートEGを有する。この消去ゲートEGは、メモリセルを分離する素子分離領域(STI(シャロー・トレンチ・アイソレーション)膜)表面に、列方向(ビット線延在方向)に沿って連続的に延在するように形成される。この消去ゲートEGとフローティングゲートFGの間で電荷を移動させ、フローティングゲートFGから電子を消去ゲート線EGに引抜くことにより、消去動作を行なう。このメモリセルMCの境界領域にビット線BLと平行に消去ゲートEGを埋込配線で配設することにより、メモリセルMCのレイアウト面積の増大を抑制する。
図2は、メモリセルの平面レイアウトを概略的に示す図である。図2において、Y方向(列方向)に沿って互いに間をおいてかつ各々Y方向に沿って連続的に延在するように活性領域3aおよび3bが配置される。活性領域3aおよび3b各々においては、図1に示すメモリトランジスタ1およびアクセストランジスタ2が形成される。
活性領域3aおよび3bと直交する方向に、すなわちX方向(行方向)に連続的に延在してメモリゲート配線5a−5dおよびアシストゲート配線6a−6dがそれぞれ隣接して配置される。メモリゲート配線5a−5dがメモリゲートMGa−MGdを構成し、アシストゲート配線6a−6dがアシストゲートAGa−AGdを構成する。
メモリゲート配線5a−5dの間に、ソース線SLa−SLcをそれぞれ形成するメタル配線7a−7cがX方向に連続的に延在してかつ互いに間をおいて配置される。ソースメタル配線7a−7cは、それぞれソースコンタクト8により、下層の活性領域に形成される不純物領域に電気的に接続される。
活性領域3aおよび3b上にY方向に連続的に延在してビット線BLaおよびBLbをそれぞれ形成するメタル配線10aおよび10bがそれぞれ配設される。このビット線メタル配線10aおよび10bはそれぞれ、アシストゲートを構成するゲート配線6aおよび6bの間のビット線コンタクト9を介して活性領域3aおよび3bに形成される不純物領域に接続される。
また、活性領域3aおよび3bの間の素子分離領域には、後に説明するようにシャロー・トレンチ・アイソレーション膜が形成されており、このシャロー・トレンチ・アイソレーション膜上に、埋込消去ゲート配線層4aおよび4bがY方向に沿って連続的に延在して形成され、それぞれ消去ゲートEGaおよびEGbとして用いられる。活性領域3aおよび3bの間には、埋込消去ゲート配線層は設けられていない。2行のメモリセルに共通に消去ゲート線が共有される。
図2に示す平面レイアウトにおいて、図2において破線ブロックで示すメモリセル領域MCRは、ビット線コンタクト9、アシストゲートAG、メモリゲートMG、ソース線コンタクト8および消去ゲートEGを含む。Y方向において隣接するメモリセルにおいてビット線コンタクト9およびソース線コンタクト8が共有され、メモリセルレイアウト面積を低減する。また、2行に配設されるメモリセルに共通に消去ゲート線を設けることにより、最小消去単位を2行のメモリセルに設定することができる。
図3は、図2に示す線L3−L3に沿った断面構造を概略的に示す図である。図3において、P型半導体基板領域12表面に、互いに間をおいてN型不純物領域13および14が形成される。このP型半導体基板領域12は、図2に示す活性領域3aに対応する。
不純物領域13は、ソース線コンタクト8を介してソース線SLaを形成するメタル配線7aに電気的に接続される。一方、不純物領域14は、ビット線コンタクト9を介してビット線BLaを形成するメタル配線10aに電気的に接続される。ビット線コンタクト9は、プラグ9aおよび9cと、これらのプラグ9aおよび9cの間の中間配線9bを含む。
不純物領域13および14の間の基板領域上に、フローティングゲートFGを構成する電荷蓄積層15とメモリゲートMGを形成するゲート配線5aが互いに整列してかつ積層して配置される。フローティングゲートFGおよびメモリゲートMGに隣接してアシストゲートAGを形成するゲート配線6aが配置される。アシストゲートAGは単に、下層の基板領域12表面に選択的にチャネルを形成する。
図4は、図2に示す線L4−L4に沿った断面構造を概略的に示す図である。線L4−L4に沿った領域おいては、メモリゲートMGaが、メタルゲート配線5aにより形成されており、その下部の基板領域表面には、チャネル領域が存在し、不純物領域は設けられていない。各活性領域(3a、3b)は、STI(シャロー・トレンチ・アイソレーション)分離膜18a、18bおよび18cにより互いに分離される。
活性領域(明確に示さず;正確にはメモリトランジスタのチャネル形成領域)表面上にフローティングゲートFGを構成する電荷蓄積層15aおよび15bが配置される。STI分離膜18aおよび18c表面に、上部に突出部を有する埋込配線層4aおよび4bが形成され、フローティングゲートを構成する電荷蓄積層15aおよび15bに、この突出部が隣接する。図4においては、中央のSTI分離膜18bにおいては、消去ゲートEGを構成する埋込配線層は形成されないが、形成されていてもよい。
図5は、各動作モード時におけるメモリゲートMG、ソース線SL、アシストゲートAGおよびビット線BL、および、消去ゲートEGへの各動作モード時の印加電圧を一覧にして示す図である。以下、図5に示す印加電圧を参照して、各動作モードについて説明する。
図6は、メモリセルMCへのデータ書込時の選択メモリセルへの印加電圧を示す図である。この場合、図5に示すように、選択メモリセルMCのメモリゲートMGへ10Vが印加され、ソース線SLには5Vが印加される。アシストゲートAGには1.5Vが印加され、ビット線BLは、0Vに設定される。図6においては示さない埋込消去ゲートEGはオープン状態または接地電圧(0V)に設定される。
この状態においては、アシストゲートAGには1.5V程度の低い電圧が印加され、その下層の基板表面に比較的高抵抗のチャネルを形成する。ソース線SLから不純物領域13および14を介してビット線BLに電流が流れる。アシストゲートAG下部には、比較的高抵抗のチャネルが形成されており、この高抵抗のチャネル境界領域において高電界が発生し、この高電界により電子がエネルギを得てホットエレクトロンとなる。メモリゲートMGの高電圧により、この生成された電子(ホットエレクトロン)がフローティングゲートFGに注入される。これにより、メモリトランジスタのしきい値電圧が高くなる。
非選択メモリセルに対しては、メモリゲートMG、ソース線SL、アシストゲートAGは0Vに設定され、ビット線BLが1.5Vに設定される。非選択メモリゲートMGおよび非選択アシストゲートAGが0Vであり、チャネルは形成されず、電流は流れない。
ビット線BLを、非選択セルに対して1.5Vに設定するのは以下の理由による。すなわち、図2に示すように、アシストゲートAGを構成するアシストゲート配線とビット線BLとは直交する方向に配置される。したがって、選択行かつ非選択列のメモリセルにおいては、アシストゲートAGが選択状態の1.5Vである。ビット線BLを1.5Vに設定することにより、非選択メモリセルにおいてアシストゲートトランジスタのゲートおよびソース(アシストゲートAGおよび不純物領域14)の電位が等しくなり、チャネルは、アシストゲートAG下部に形成されず、不純物領域13および14間に電流は流れない。これにより、半選択状態のメモリセルに対するデータの書込を防止する。
図7は、消去時のメモリセルへの印加電圧をその断面構造とともに示す図である。図5および図7に示すように、消去時においては、選択メモリセルおよび非選択メモリセルに関わらず、メモリゲートMG、ソース線SLは接地電圧(0V)に設定され、アシストゲートAGおよびビット線BLは開放状態(オープン状態)に設定される。選択メモリセルに対して埋込消去ゲートEGaに10Vを印加し、非選択メモリセルの消去ゲートEGbには0Vを印加する。この場合、図7に示すように、電荷蓄積層15aと埋込消去ゲートEGaの間に大きな電界が印加され、フローティングゲート15aから埋込消去ゲート配線4aにファウラーノルドハイム電流により電子が流出し、電荷蓄積層15aの蓄積電荷量が低減し、メモリトランジスタのしきい値電圧が小さくなる。一方、埋込消去ゲートEGbには0Vが印加され、フローティングゲートFGb(電荷蓄積層15b)と埋込ゲートEGbの間には、高電界は印加されず、電荷の移動は生じない。
この消去動作において、基板領域に正の消去高電圧を印加してフローティングゲートFGから電子を基板領域へと放出する場合、ソースおよびドレイン不純物領域により、基板領域からの高電圧が、同様、印加され、フローティングゲートFGと基板領域の間の結合容量が大きくなり、効率的に電荷(電子)を引抜けない。一方、埋込消去ゲートEGを利用する場合、単にSTI分離膜18aおよび18c表面に形成される埋込消去ゲート配線4aおよび4bの基板領域上部の突出部と対応のフローティングゲートFGとの間で電界が発生するだけであり、カップリングを小さくでき、低電圧で消去を行なうことができる。また、埋込消去ゲートEGは、STI分離膜18aおよび18c表面に形成されており、基板領域、ソース線およびビット線には、消去時の高電圧は印加されず、消費電力を低減することができる。また、後に説明するように、埋込消去ゲートは、ビット線、ソース線およびメモリゲート線と分離されており、埋込消去ゲートに消去電圧を印加した状態で、メモリセルに対してデータアクセスを行なうことができる。
図8は、メモリセルのデータ読出時の印加電圧および電流の流れる経路を概略的に示す図である。図5に示すように、メモリセルが選択セルの場合、ビット線BLに読出電圧1.0Vが印加され、アシストゲートAGに1.5Vが印加される。メモリゲートMGおよびソース線SLは、0Vに設定される。通常の読出時においては、埋込消去ゲートEGはオープン状態または接地電圧(0V)に設定される。
メモリセルのフローティングゲートFGが消去状態のときには、メモリトランジスタはデプレッション状態であり、下部にチャネルが形成され、ビット線BLからソース線SLに電流が流れる(アシストゲートAG下部にはチャネルが形成されている)。
一方、フローティングゲートFGが書込状態(プログラム状態)の場合、しきい値電圧は大きく、メモリトランジスタ(メモリゲート下部)の基板領域表面にはチャネルは、形成されない。この場合、ビット線BLからソース線SLへは、ほとんど電流が流れない。この消去状態を論理“1”および書込状態を論理“0”に対応付けると、ビット線BLを流れる電流を図示しないセンスアンプで検出することにより、メモリセルの記憶データを検出することができる。
非選択メモリセルにおいては、アシストゲートAGおよびビット線BLが0Vに設定される。選択行かつ非選択列のメモリセルにおいても、ビット線BLおよびソース線SLは同一電位であり、電流は流れず、データの読出は行なわれない。
この埋込消去ゲートを用いて、フローティングゲートと埋込消去ゲートの間で電荷を移動させて消去を行なうメモリセルの構成の場合、書込電流は小さい(ソースサイド注入を行なっており、効率的に低消費電流(10μA程度)で書込を行なうことができる)。また、書込時に、電圧5V、10V、消去時に10Vの電圧が必要とされ、合計2種類の電源電圧を生成する電源回路が必要とされるだけである。また、消去および書込時の電流消費は小さく、消去および書込高電圧を生成する回路(チャージポンプ回路)のサイズを低減でき、応じて、レイアウト面積を低減することができる。
本発明においては、この埋込消去ゲートを有するメモリセル構造を利用して、消去と並行して同一メモリブロック内でデータアクセスを行なう。
図9は、この発明の実施の形態1に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す図である。図9において、半導体装置は、メモリセルMCが行列状に配列されるメモリアレイ20を含む。この図9において、メモリアレイ20内において1つのメモリセルMCを代表的に示す。メモリセルMCは、ソース不純物領域13、ドレイン不純物領域14、埋込消去ゲートEGを構成する埋込消去ゲート配線4と、ウェル領域にウェル電圧WELLを印加するP型不純物領域21を含む。このウェル電圧WELLは、図9に示す構成においては接地電圧レベルに固定される。
このメモリセルMCの基板領域上に、アシストゲートAG、フローティングゲートFGおよびメモリゲートMGが形成される。1行のメモリセルのアシストゲートAGはアシストゲート線AGLに接続され、1行のメモリセルのメモリゲートMGがメモリゲート線MGLに接続される。またソース線SLが不純物領域13に接続される。このソース線SLは、書込モード時に5Vの電圧が印加されるため、その電圧レベルが後に説明する行デコーダ28により設定される。1列のメモリセルの不純物領域14に共通にビット線BLが設けられる。
この半導体装置は、さらに、外部からのアドレスADDを受けるアドレスレジスタ22と、アドレスレジスタ22からのアドレスおよび外部からの制御信号/WE、/CEおよび/OEを受けて、指定された動作モードを識別し、指定された動作に必要な動作制御を行なうコマンドレジスタ/制御回路24と、コマンドレジスタ/制御回路24からの動作モード指示に従って動作モードに応じた電圧を発生する電圧発生回路26を含む。
制御信号/WEは、ライトイネーブル信号であり、制御信号/CEは、チップイネーブル信号でありこの半導体装置が選択されたことを示す。制御信号/OEは出力イネーブルであり、データ読出タイミングを与える。通常、これらの制御信号/WEおよび/CEの変化に応じて、動作モードを指定するコマンドおよびアクセス対象のメモリセルを指定するアドレスを取り込むタイミングが規定される。このコマンドは、アドレス入力ノードおよびデータ入力ノードを介して与えられる。
電圧発生回路26は、消去モード時には消去動作に必要な電圧(10V)を生成し、書込モード時においては、5Vおよび10Vおよび1.5Vの電圧を生成する。読出時においては、アシストゲートへの電圧1.5Vおよびビット線BLに印加される1.0Vの電圧を生成する。
半導体装置はさらに、行選択を行う行デコーダ28、列選択を行う列デコーダ30および列選択ゲート回路32と消去ゲート電圧を設定するEG制御回路34とを含む。行デコーダ28は、アドレスレジスタ22からのアドレス信号に従ってメモリセルアレイ24の選択行に対応するアシストゲート線AGLおよびメモリゲート線MGLへ、電圧発生回路26から与えられた電圧を伝達する。この行デコーダ28は、ソース線デコーダ28を含み、データ書込時選択列の書込対象のソース線に5Vの書込電圧を伝達する。
列デコーダ30は、アドレスレジスタ22からの列アドレス信号をデコードし、メモリアレイ20の列を対応するビット線を選択する列選択信号を生成するとともに、電圧発生回路26からの電圧レベルの列選択信号を生成する。列選択ゲート回路32は、列デコーダ30からの列選択信号に従って選択列のビット線を選択する。
EG制御回路34は、消去動作時、アドレスレジスタ22からのアドレス信号に従って消去対象の消去ゲート線EGLへ、電圧発生回路26からの消去電圧を伝達する。
このEG制御回路34は、消去時、電圧発生回路26からの消去電圧を伝達された書込消去ゲート線EGL上に供給する。行デコーダ28および列デコーダ30は、EG制御回路34からの消去高電圧印加期間中に、並行してメモリセル選択を行ない、消去ベリファイのためのメモリセルデータ読出を実行する。
この半導体装置は、さらに、メモリセルのデータを読出すセンスアンプ36と、選択メモリセルにデータの書込を行なうデータ書込ドライバ38と、外部との間でデータDQを送受する入出力バッファ40を含む。データ書込ドライバ38およびセンスアンプ36へは、アドレスレジスタ22からのアドレスが与えられ、複数の列(1I/Oあたり)のうち1つの列を選択してデータの書込および読出を実行する。データ書込ドライバ38へは、また、電圧発生回路26からの書込電圧が与えられ、データ書込ドライバ38により、ビット線書込電圧を選択列へ伝達する。
データ書込ドライバ38により、“0”データの書込を行なう場合、ビット線BLの電圧が0Vに設定され、データ“0”が書込まれる。一方、データ“1”を格納する場合には、ビット線BLに1.5Vの電圧が印加され、選択メモリセルは、消去状態の低しきい値電圧状態に維持される。
入出力バッファ40は、データ書込時には、外部からのデータDQから内部書込データを生成してデータ書込ドライバ38へ伝達し、データ読出時には、センスアンプ36からの内部読出データをバッファ処理して外部出力データDQを生成する。データ出力タイミングが制御信号/OEにより決定される。
このコマンドレジスタ/制御回路20および電圧発生回路26を用いて各動作モードに応じた内部電圧を生成するとともに、内部動作を制御する。コマンドレジスタ/制御回路24は、たとえばシーケンスコントローラで構成され、消去、書込および読出に必要な内部動作をシーケンスコントローラに設定されたシーケンスに従って順次制御する。
図10は、図9に示す半導体装置の消去時の動作を示すフロー図である。以下、図10を参照して、図9に示す半導体装置の消去動作について説明する。
まず、外部から消去動作を指示するコマンドおよび消去対象のメモリセル領域を示すアドレスが与えられる(ステップS1)。このコマンドおよびアドレスに従って図9に示すコマンドレジスタ/制御回路24は、電圧発生回路26に、消去モード指示ERSを与え、電圧発生回路26に消去動作に必要な電圧を発生させる。
行デコーダ28は、消去モード時においては、アシストゲート線AGLおよびメモリゲート線MGLを、それぞれ、オープン状態(または0V)および0Vに設定する。列デコーダ30の出力信号は全て非選択状態であり、列選択ゲート回路32は、ビット線BLを全て、オープン状態に維持する。
この状態で、選択されたメモリセルの消去ゲート線EGLに消去高電圧(消去パルス)を印加する(ステップS2)。すなわち、図9に示すEG制御回路34は、電圧発生回路26からの消去高電圧を、選択メモリセルに対して配置された埋込消去ゲート線EGLへ伝達する。
この消去パルスを印加した状態で、次いで消去対象のメモリセルのデータの読出を行い、メモリセルが消去状態、すなわち低しきい値電圧状態にあるかを識別する(ステップS3)。この消去ベリファイにおいて非消去状態のメモリセルが存在する場合、再びステップS2からの消去パルス印加ステップを実行する。一方、ステップS3において、消去対象のメモリセル全てが、消去状態と判定されると、消去動作が完了する。
通常、消去高電圧はたとえば10Vの電圧レベルである。この消去電圧は、電圧発生回路26においてチャージポンプ回路を用いて発生されるのが一般的である。したがって、消去高電圧の消去開始時の所定レベルへの立上げおよび消去停止時の所定レベルへの立下げに、数100μs程度の時間が必要である。この立下げ時間を利用してメモリセルデータの読出を行なって消去ベリファイを行なうことができ、消去時間を短くすることができる。特に、消去ゲート線EGLを選択状態のHレベルに維持した状態でも消去ベリファイを実行することができ、消去時間を短くすることができる。この場合、選択トランジスタ(アシストゲートAG)が存在するため、メモリトランジスタは、過消去状態(デプレッション状態)にあっても特に問題は生じず、消去パルス印加時にメモリセルのデータの読出を行なって、通常よりも長い期間消去パルスが印加される状態が生じても特に問題は生じない。
なお、1回目の消去での消去ベリファイ時に、1ビットでも非消去状態のメモリセルが存在すると、消去対象のメモリセルに対して再度、2回目の消去パルス(消去高電圧)が印加される。
図11は、図10に示す消去動作を具体的に示すタイミング図である。以下、図11を参照して、図9に示す半導体装置の消去動作について説明する。
図11において、外部からの制御信号/WEおよび/CEをともに一旦立下げてから立上げると、データ端子DQおよびアドレス端子ADDから与えられた信号が、コマンドとして内部へ取込まれ、コマンドレジスタ/制御回路24により取込んだコマンドに従って動作モード(消去モード)の識別が行なわれる。
次に、制御信号/WEおよび/CEの立上がりから次の立下がりに従って、アドレスADDがアドレスレジスタ22に取込まれて消去対象のメモリセルが指定される。この後、制御信号/WEおよび/CEをHレベルに立上げると、消去モードが開始される。すなわち、コマンドレジスタ/制御回路24は、制御信号/WEおよび/CEが2回立上げられると、コマンドにより指定された動作モードに入る。この場合、電圧発生回路26に消去モード指示ERSをイネーブルして与え、消去に必要な電圧(消去高電圧)を発生させる。消去モードにおいては、EG制御回路34により、消去対象として指定されたメモリセルの埋込消去ゲート線EGLへは、消去高電圧(+10V)の消去パルスが印加される。この消去パルスが印加され所定期間が経過すると、内部で消去ベリファイ読出を行なう。すなわち、所定時間経過後、所定の時間間隔で、消去ベリファイ読出指示VREADが、イネーブルされ、行デコーダ28および列デコーダ30および列選択ゲート回路32を用いて、埋込消去ゲート線EGLに消去電圧を与えた状態で、メモリゲート線MGLおよびビット線BLに読出電圧を供給する。ビット線電流に従って選択メモリセルのデータをセンスアンプ36で読出し、コマンドレジスタ/制御回路24において、読出したメモリセルが消去状態にあるかの識別を行なう。このベリファイ動作を、各メモリセルに対して順次実行する。
この1回目の消去に対するベリファイ(VR)により、消去不良(消去フェイル)と判断されると、引続き、消去パルスを所定期間印加した後、再度消去ベリファイを実行する(消去高電圧を印加した状態で)この2回目の消去に対するベリファイにおいて全ビット消去完了と判定されると(消去パスと判定されると)、消去モードERSをディスエーブルし、EG制御回路34から消去ゲート線EGLへの消去高電圧の印加を停止する。この消去パルスの印加および消去ベリファイは、消去ベリファイにおいて消去パスと判定されるまで、繰返し実行される。
消去パルスの印加期間の間に、複数の消去対象のメモリセルの逐次ベリファイ読出を行なうことができる。したがって、この消去パルスが完全に接地電圧レベルに低下するまでの期間を待つ必要なく、ベリファイ動作を開始することができ、消去時間を短縮することができる。この場合、1回目の消去ベリファイ読出を行なうまでの期間として、消去に必要な期間が確保されればよい。消去ベリファイ時においては、少なくとも1ビットの未消去状態のメモリセルが存在する場合、消去対象のメモリセルに対し引続き消去パルスを印加する。したがって、最初の消去ベリファイを消去パルス印加中に行なうメモリセルの消去パルス印加期間が仮に不十分であっても、消去ベリファイ期間において消去パルスが印加される。したがって、次の消去パルス印加後、この最初の消去ベリファイ時に未消去状態と識別されるメモリセルでも、確実に、消去状態に設定することは可能であり、全体として消去時間の増大は、十分に抑制することができる。
図12は、メモリセルMCの消去および消去ベリファイ読出に関連する部分の構成を概略的に示す図である。コマンドレジスタ/制御回路24は、コマンドをデコードするコマンドデコーダ40と、コマンドデコーダ40のデコードしたコマンドを格納するコマンドレジスタ41と、コマンドレジスタ41に格納される消去コマンドに従って消去動作を制御する消去制御部42と、消去ベリファイを行なう消去ベリファイブ43を含む。
コマンドデコーダ40は、外部からの制御信号/WEおよび/CEおよび/OEに従って、アドレスADDおよびデータDQをコマンドとして受けてデコードする。
消去制御部42は、コマンドレジスタ41に格納された消去コマンドに従って消去指示ERSをイネーブルして消去動作モードを指示するとともに消去ベリファイ時には所定の間隔で消去読出指示VREADをアサート(活性化)し、消去動作および消去ベリファイ読出動作の制御および消去ベリファイ制御部43のベリファイ動作を制御する。この消去制御部42は、たとえば消去制御シーケンスコントローラで構成され、消去コマンドに従って所定のシーケンスで消去指示ERSおよび消去ベリファイ読出指示VREADを所定のタイミングでイネーブルする。
消去ベリファイ制御部43は、消去制御部42により動作制御され、センスアンプ36に含まれるセンスアンプ回路48からのベリファイ読出データDOを受け、このベリファイ読出データDOが消去状態を示す論理値であるかを判別する。
電圧発生回路26は、消去高電圧発生回路46と、AG読出電圧発生回路45とを含む。消去高電圧発生回路46は、消去制御部42からの消去動作指示ERSの活性化時(アサート時)、消去高電圧VPEG(+10V)を生成する。一方、消去読出および消去ベリファイおよび書込時において、1.5Vまたは0Vの電圧がアシストゲートAGに印加されるだけであり、AG読出電圧発生回路45は、たとえば1.5Vのアシストゲート電圧Vagを常時生成する。
EG制御回路34は、EG線選択回路47を含む。このEG線選択回路47は、消去動作時消去制御部42によりイネーブルされ、アドレス信号ADDに従って消去対象のメモリセルの埋込消去ゲート線EGLを選択し、該選択された埋込消去ゲート線EGLに、消去高電圧発生回路46からの消去高電圧VPEGを伝達する。
消去動作時、行デコーダ28は、消去ベリファイ読出指示VREADがアサートされると、アドレス信号ADDに従って消去対象のメモリセルに対して配置されるアシストゲート線AGLにアシストゲート電圧Vagを伝達する。このとき、メモリゲート線MGLは、0Vに設定される。行デコーダ28により選択された1行のメモリセルのうち、図9に示す列選択ゲート回路32が列デコーダ30からの列選択信号に従って選択メモリセルのビット線BLをセンスアンプ36に結合する。センスアンプ36は、センスアンプ回路48を含み、読出電流Ireadを選択列のビット線BLに伝達し、参照電流REFとの間で大小比較を行なってベリファイ読出データDOを生成し、消去ベリファイ制御部43へ与える。
消去ベリファイ制御部43は、センスアンプ36からの内部読出データDOが消去状態の論理値“1”であるかの判別を行い、消去不良ビットが存在すると、消去不良ビットの存在を消去制御部42に伝達する。全ビットが消去状態のときには、消去完了を消去制御部42に通知する。この消去ベリファイ制御部43からの消去結果通知に従って、消去動作の継続および完了(消去パルスの継続印加および印加停止)を実行する。
消去ベリファイ動作時、消去高電圧を埋込消去ゲート線EGLに与えた場合、メモリセルMCにおいて、フローティングゲートFGと埋込消去ゲート線EGLの間で電子が、ファウラーノルドハイム電流の形態で引抜かれる。このフローティングゲートFGおよび埋込消去ゲート線EGLは、ソース線SL、メモリゲートMGおよびアシストゲートAGおよびビット線BLとすべて電気的に分離されている。したがって、この状態で、アシストゲートAGにベリファイ読出電圧Vagを印加してビット線BLとソース線SLの間に、メモリセルMCの記憶データに応じた電流を流しても、何ら消去動作には影響を及ぼさず、正確にメモリセルMCのメモリトランジスタのしきい値電圧に応じた電流を流すことができる。
図13は、このメモリトランジスタのしきい値電圧とメモリセルを流れる電流の対応を概略的に示す図である。消去状態においては、メモリトランジスタはしきい値電圧Vth0を有し、メモリゲートMGに印加される電圧Vmgが0Vであっても、メモリトランジスタにはチャネルが形成される。一方、メモリトランジスタが書込状態のときには、このメモリトランジスタは、しきい値電圧Vth1を有し、メモリゲート電圧Vmgが0Vの場合、電流は流れない。直列に接続されるアシストゲートAGを選択することにより、メモリトランジスタのしきい値電圧の状態に応じた読出電流がビット線BLソース線SLとの間に流れ、センスアンプ36において、ビット線電流と参照電流Irefとの大小に応じて、消去状態および書込状態を識別することができる。
また、消去状態においては、メモリトランジスタは、デプレッション状態にある。しかしながら、アシストゲートトランジスタ(選択トランジスタ)により、メモリセルの選択/非選択がデータ書込/読出時に行なわれるため、この消去状態、すなわちデプレッション状態にメモリトランジスタがあっても特に、問題は生じず、また、消去の制御が容易となる(デプレッション状態が許容されるため)。
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、埋込消去ゲート線を用いて消去を行なっており、この消去ゲートは、ビット線、ソース線、ウェルおよびメモリゲートと分離されており、消去電圧印加と並行して消去ベリファイ読出を行なうことができる。これにより、消去に要する時間を短縮することができる。
[実施の形態2]
図14は、この発明の実施の形態2に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す図である。図14に示す半導体装置は、以下の点で、図9に示す半導体装置とその構成が異なる。すなわち、メモリアレイ20において、複数の埋込消去ゲート線EGLAおよびEGLBにより、メモリアレイ20は複数の列ブロックに分割される。埋込消去ゲート線EGLA(EG(0))がメモリセルMCaの埋込消去ゲートEGに結合され、埋込消去ゲート線EGLB(EG(1))が、メモリセルMCbの埋込消去ゲートEGに結合される。メモリセルMCaおよびMCbは、それぞれビット線BL(0)およびBL(1)に結合される。
メモリアレイ20は、単一バンク構造であり、ある行のメモリセルに対するデータアクセス(読出または書込)時、別の行のメモリセルに対して並行してデータアクセスはできない。
EG制御回路44は、埋込消去ゲート線単位で、メモリアレイ20における消去を実行する。ここで、メモリアレイ20が、列ブロックに分割されているのは、埋込消去ゲート線は、ビット線と平行に配設されているためである。したがって、消去対象のメモリセルMCaが消去実行状態のとき、この消去対象のメモリセルMCaと同一行のメモリセルMCbは埋込消去ゲート線は非選択状態であり、一方、アシストゲート線AGLはオープン状態である。メモリゲート線MGLおよびソース線SLは接地電圧レベルであり、ビット線BL(0)はフローティング状態である。このとき、アシストゲート線AGLを選択状態へ駆動して、この消去非対象のメモリセルMCbに対するデータの読出を実行する。この図14に示す半導体装置の他の構成は、図9に示す半導体装置の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図15は、図14に示す列選択ゲート回路32の構成を、関連するメモリセルMC(0)およびMC(1)の接続態様とともに示す図である。メモリセルMC(0)は、埋込消去ゲート線EGL(0)に接続される消去ゲートEG(0)を有し、メモリセルMC(1)は、埋込消去ゲート線EGL(1)に接続される消去ゲートEG(1)を有する。メモリセルMC(0)およびMC(1)に共通に、メモリゲート線MGL(0)およびアシストゲート線AGL(0)が設けられる。メモリセルMC(0)はビット線BL(0)を介して列選択ゲート回路32に含まれるY選択ゲートYG0に結合され、メモリセルMC(1)は、ビット線BL(1)を介してY選択ゲートYG1に結合される。これらのY選択ゲートYG0およびYG1は、それぞれ、列選択信号SG(0)およびSG(1)に応答して選択的に導通し、導通時、対応のビット線BL(0)およびBL(1)を内部読出データ線RDに結合する。この内部読出データ線RDはセンスアンプ36に含まれるセンスアンプ回路48に結合される。このセンスアンプ回路48は、図12に示すセンスアンプ回路48と同じであり、内部読出データ線RDを流れる電流と参照電流IREFとを差動増幅して内部読出データDOを生成する。
今、図15においてメモリセルMC(0)が消去対象のメモリセルであり、メモリセルMC(1)が読出対象のメモリセルであるとする。ここで、読出対象のメモリセルは、外部からデータアクセスが要求されたメモリセルである。
図16は、図14および図15に示す半導体装置の消去動作および読出動作を並行して実行するときの動作タイミングを示す図である。以下、図16を参照して、図14および図15に示す半導体装置の消去時のデータ読出動作について説明する。
消去時においては、メモリゲート線MGL(0)およびアシストゲート線AGL(0)はともにオープン状態である。この状態で、埋込消去ゲート線EGL(0)に消去高電圧が印加され、消去対象のメモリセルMC(0)の埋込消去ゲートEG(0)の電圧レベルが10Vの高電圧レベルに設定されて、メモリセルMC(0)における消去が実行される。このとき、埋込消去ゲート線EGL(1)は非選択状態またはオープン状態の接地電圧レベルであり、メモリセルMC(1)に対しては何ら消去は行なわれない。消去電圧を埋込消去ゲートAG(0)に印加した状態で、埋込消去ゲート線EGL(1)に接続されるメモリセルMC(1)等のメモリセルの読出を実行する。
すなわち、アシストゲート線AGL(0)およびY選択信号SG(1)を選択状態に駆動し、メモリセルMC(1)のデータの読出を実行する。所定の間隔で、アシストゲート線AGL(i)を最終のアシストゲート線AGL(n)まで、順次選択する。このときまた、Y選択ゲートYG1を列選択信号SG(1)に従って選択状態に駆動する。これにより、埋込消去ゲート線EGL(1)に対応して配置されるメモリセルのデータを、順次読出すことができる。埋込消去ゲート線EGL(1)に対するメモリセルのデータの読出完了後、次いで、アシストゲート線AGL(0)を選択状態へ駆動するとともに、Y選択信号SG(0)を選択し、消去対象のメモリセルMC(0)、…のベリファイ読出を順次、消去高電圧を立ち下げる前に、開始する。
したがって、消去高電圧を印加した状態で、データアクセス(外部読出)を行なうことができ、通常のフラッシュメモリのサスペンドモード動作のように、一旦、消去高電圧の印加を停止してビット線等の内部電圧が安定した後に外部からデータアクセスを行なう必要がない。これにより、高速のデータアクセスを行なうことができる、また、実施の形態1と同様、ベリファイと消去を並行して実行することが可能であり、消去に要する時間も短縮することができる。
図17は、この発明の実施の形態2における半導体装置のメモリアレイ20の一般的構成を概略的に示す図である。図17においてメモリアレイ20は、複数の列ブロックCB0−CBnに分割される。これらの列ブロックCB0−CBnそれぞれに対応して埋込消去ゲート線EGL0、EGL1、…EGLnが設けられる。消去は、列ブロック単位で実行される。これらの列ブロックCB0−CBnに共通にアシストゲート線AGLおよびメモリゲート線MGLが配設される。列ブロックCB0−CBnそれぞれに、Y選択ゲートYG1、YG2、…YGnが設けられる。これらのYゲートYG1−YGnは、それぞれブロック選択信号SG0、SG1、…SGnに従って対応の列ブロックの選択列を内部読出データ線RDを介してセンスアンプへ結合する。
この図17に示すアレイ構成においては、1つの列ブロックCBiにおいて消去が埋込消去ゲート線EGLiの印加電圧に従って実行されているとき、他の列ブロックにおいてデータの読出を行ない、また、消去ブロックにおいて消去動作と並行してベリファイ動作を行なうことができる。
なお、列ブロックCB0−CBnそれぞれにおいて、複数列にわたってビット線が配設される。この場合、ビット線各々に対して列選択ゲートが配置され、列選択信号に従ってビット線が選択され、この選択列のビット線がブロック選択信号SG0−SGnに従って対応のY選択ゲートにより選択されて内部読出データ線RDに結合される。
図18は、図14に示すコマンドレジスタ/制御回路24の構成を概略的に示す図である。図18に示すコマンドレジスタ/制御回路24において、コマンドレジスタとして、消去コマンドを格納する消去コマンドレジスタ41eと読出コマンドを格納する読出コマンドレジスタ41rとが設けられる。消去コマンドレジスタ41eからの消去コマンド(消去指示)が消去制御部42へ与えられる。また、消去対象の列ブロックを指定する消去ブロックアドレスを格納する消去ブロックアドレスレジスタ50が設けられる。
消去制御部42は、消去モードが指定されたとき、消去列ブロックを特定する列ブロックアドレスを消去ブロックアドレスレジスタ50に格納する。
消去制御部42は、また、消去ベリファイ動作を制御する消去ベリファイ制御部43の動作を制御する。このコマンドレジスタ/制御回路24において、また、比較回路52および読出制御部54が設けられる。比較回路52は、読出コマンドレジスタ41rに読出コマンドが格納され、この読出コマンドレジスタ41rからデコードされた読出コマンドとして読出指示Creadが与えられ、かつ消去制御部42からの消去モード指示ERSが与えられると、消去ブロックアドレスレジスタ50の格納ブロックアドレスと外部からのアドレス信号ADDのブロックアドレスとを比較する。
読出制御部54は、この比較回路52の出力信号が不一致を示すとき、読出モードイネーブル信号READをイネーブルする。読出制御部54からの読出モードイネーブル信号READは、消去制御部42へ与えられ、消去制御部42は、この読出モードイネーブル信号READのアサート時(活性化時)、ベリファイ動作を禁止状態に設定して、消去動作を継続的に実行する。
比較回路52がアドレスの一致を検出した場合には、この読出動作は消去ブロックに対して実行されるため、データの外部読出は停止され、読出動作モードイネーブル信号READは非活性状態に維持される。これにより、消去ブロックと別のブロックに対し外部からデータの読出アクセスを行なうことができる。
なお、このデータ読出時、外部からのアドレスをアドレスレジスタ22に格納し、このアドレスレジスタ22に格納されたアドレスを先頭アドレスとして、順次内部アドレスを生成して、選択ブロックの行(アシストゲート線)が順次選択されてもよい。このとき、列選択信号は、選択ブロックにおいて、同じ列を選択するように固定されてもよい。
図19は、図14に示す行デコーダ28、列デコーダ30およびEG制御回路34の構成をより具体的に示す図である。図19において、行デコーダ28は、アシストゲート線デコーダ56、メモリゲート線デコーダ58、およびソース線デコーダ59を含む。アシストゲート線デコーダ56は、読出モードイネーブル信号READ、消去モード指示ERSおよびベリファイ読出モード指示VREADに従って、データ読出モードにおいては、アドレス信号ADDに含まれるXアドレス信号ADXをデコードし、選択行のアシストゲート線AGLへ所定の電圧(Vag)を伝達する。
消去モード時においては、このアシストゲート線デコーダ56はディスエーブルされ、アシストゲート線AGLを開放状態または接地電圧(0V)レベルに設定する。アシストゲート線デコーダ56のアシストゲート線ドライバは、アシストゲート線を開放状態に設定する構成の場合、3値ドライバで構成され、消去モード時、非選択アシストゲート線ドライバは、出力ハイインピーダンス状態に設定される。
メモリゲート線デコーダ58も同様、消去モード指示ERS、読出モードイネーブル信号READ、およびベリファイ読出モードイネーブル信号VREADに従ってアドレス信号ADXをデコードし、メモリゲート線MGLに所定の電圧を印加する。このメモリゲート線デコーダ58は、消去動作モード時には、メモリゲート線MGLを開放状態(オープン状態)または接地電圧(0V)に設定し、ベリファイ読出およびデータアクセス読出時においては、メモリゲート線MGLを接地電圧レベルに維持する。メモリゲート線デコーダ58は、データ書込時において、選択行のメモリゲート線MGLに書込高電圧を印加する。
ソース線デコーダ59は、消去モード指示ERS、読出モードイネーブル信号READ、およびベリファイ読出モードイネーブル信号VREADに従ってアドレス信号ADXをデコードし、書込モード時、選択行のソース線SLへ書込高電圧(5V)を伝達し、それ以外の動作モード時には、ソース線SLを接地電圧レベルに維持する。
列デコーダ30は、この読出モードイネーブル信号READ、ベリファイ読出イネーブル信号VREADのアサート時イネーブルされ、アドレス信号ADDに含まれるYアドレス信号ADYをデコードし、列選択信号SGを生成する。この列選択信号SGは、列ブロックを特定するブロック選択信号およびこの特定された列ブロック内の列を指定する列選択信号CSL両者を含んでもよい。また、この列選択信号は、列ブロック選択信号と列選択信号との合成信号であってもよい。
EG制御回路34に含まれるEG線選択回路47は、消去モード指示ERSの活性化時、アドレス信号ADYをデコードし、選択列の埋込消去ゲート線EGLを選択状態に駆動し、所定の消去高電圧を印加する。読出モード時およびベリファイ読出モード時においては、EG線選択回路47は、埋込消去ゲート線をオープン状態または接地電圧レベルに維持する。
この図19に示す構成を利用することにより、消去対象の列ブロックに対し消去を行なう動作と並行して外部からのデータアクセスをおよびベリファイ読出を別の列ブロックにおいて実行することができる。
なお、アドレス信号ADDは、外部からのデータアクセスが行なわれる場合には、外部からのアドレス信号ADDであり、ページモード動作が可能な場合には、このアドレス信号ADDが順次内部のアドレスレジスタに格納されたアドレスをカウントアップして内部アドレスを生成する。消去ベリファイ読出時においては、このアドレス信号ADDは、図示しないベリファイカウンタから生成されるベリファイ読出アドレス信号である。
以上のように、この発明の実施の形態2に従えば、単バンク構成のメモリアレイを複数の列ブロックに分割し、列ブロック単位で消去を行なうように構成している。これにより、消去列ブロックと別の列ブロックに対し外部からデータアクセスを行なうことができ、実施の形態1と同様の効果に加えて、データアクセスが効率的に行なうことができ、外部の処理装置のデータ待ち時間をなくすことができる。また、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態3]
図20は、消去および読出を並行して行なう際のメモリセルの印加電圧を概略的に示す図である。図20において、消去時においては、埋込消去ゲートEGに消去高電圧Veg(=10V)が印加される。読出時においては、アシストゲートAGに読出電圧Vag(=1.5V)が印加される。読出時、ビット線BLは、読出電圧(1.0V)が印加される。この状態において、読出時においては、アシストゲートAG上の電圧Vagにより、ドレイン不純物領域14に隣接する基板領域表面に、チャネル60が形成される。この状態においては、埋込消去ゲートEGとフローティングゲートFGの間に、寄生容量C0が存在し、フローティングゲートFGとアシストゲートAGの間に寄生容量C1が存在し、フローティングゲートFGとチャネル60の間にも、寄生容量C2が存在する。
通常の従来と同様の消去動作においては、アシストゲートAGおよびビット線BLはオープン状態または0V(接地電圧)であり、埋込消去ゲートEGに対してのみ消去高電圧が印加される。したがって、消去電圧印加と読出動作を並行して実行する場合、寄生容量C1およびC2により、埋込消去ゲートEGとフローティングゲートFGの間の寄生容量C0による結合の効果が低下する。このため、効率的なカップリングを埋込消去ゲートEGとフローティングゲートFGの間に実現することができなくなり、埋込消去ゲートEGとフローティングゲートFGの間に十分な電圧を印加することができず、消去効率が低下することが考えられる。
図21は、この発明の実施の形態3における消去および読出を行なう際の動作シーケンスを示すタイミング図である。メモリセルのアレイおよび読出部の構成は、先の図14および図15に示す実施の形態2に従う半導体装置の構成と同じである。消去時、埋込消去ゲートEG(0)に消去高電圧を印加する。続いて、消去非対称のアシストゲートAGを順次選択し、同一列のブロック列選択信号(またはブロック選択信号)SG(1)を選択状態に駆動し、データ読出を行なう。図21に示すシーケンスにおいては、AG(0)からAG(n)を順次選択して、(n+1)回のデータ読出を行なう。この読出の間の待機期間Trおよび読出期間Treは、消去パルス印加期間Teよりも十分に小さくする。
すなわち、消去パルス印加時においては、データ読出は連続的ではなく所定の間隔Trをおいて行ない、読出間隔Trよりも十分長い期間、消去高電圧を印加する。最後に外部データ読出を行なった後、ベリファイ読出動作が実行される。図21に示すシーケンスにおいては、列選択信号(またはブロック選択信号)SG(0)に従ってアシストゲート線AG(0)、…を順次選択して実行される。この消去電圧印加中にベリファイ読出を開始し、ベリファイ読出モードでデータを内部読出しし、消去ベリファイ結果が消去パスを示せば、消去高電圧を所定のレベルに低下させる。
したがって、このアシストゲートに印加される読出パルス印加期間Treは、消去高電圧を印加する期間Teに比べて十分短くされ、埋込消去ゲートEGとフローティングゲートFGのカップリングが低下する影響を低減することができ、正確に消去を行なうことができる。
図22は、この発明の実施の形態3に従う半導体装置のコマンドレジスタ/制御回路24の構成を概略的に示す図である。この図22に示すコマンドレジスタ/制御回路24は、以下の点で、図18に示すコマンドレジスタ/制御回路24の構成と、その構成が異なる。すなわち、図22に示すコマンドレジスタ/制御回路24においては、読出制御部54に対しタイマ65が設けられる。この図22に示すコマンドレジスタ/制御回路24の他の構成は、図18に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
この図22に示すコマンドレジスタ/制御回路24の構成においては、読出制御部54は、データ読出を行なうとき、読出モードイネーブル信号READをタイマ65からのカウント値に従って所定間隔でイネーブルする。この読出モードイネーブル信号READの活性化期間により、データ読出期間が指定される。この場合、読出制御部54は、読出モードとして、バーストモードのように連続的にデータの読出を行なうモードが指定されたとき、読出モードイネーブル信号READを、この読出動作期間中イネーブル状態に設定し、各読出期間を規定する読出活性化信号RENを、タイマ65のカウント値に従って選択的に所定の間隔で、所定期間イネーブル状態とする構成が用いられてもよい。
消去制御部42は、読出制御部54からの読出動作完了指示に従って消去ベリファイ制御部43を制御し、ベリファイ読出を消去ベリファイ制御部43の制御の下に実行する。
列デコーダおよび行デコーダの構成は、先の図19に示す構成と同様の構成を利用する。読出モードイネーブル信号READの活性化期間中、アドレス信号ADDのデコード動作が実行されて、行および列の選択が実行される。
電圧発生回路(26)は、各動作モードに応じて必要な電圧、すなわち消去高電圧、読出電圧およびベリファイ読出電圧を、各制御部42,43および54の制御の基に生成する。
なお、バーストモードが許容される場合、また、アドレス信号ADDは、タイマ65のカウント値に従って、順次、アドレスカウンタ(図示せず)からアドレスレジスタの格納アドレスを出発アドレスとして生成する構成が用いられてもよい。
以上のように、この発明の実施の形態3に従えば、消去電圧印加中のデータ読出時、消去電圧印加期間よりも十分短い間隔および読出期間で読出を行っており、消去電圧印加による消去動作に影響を及ぼすことなく、並行してデータ読出を行なうことができる。
[実施の形態4]
図23は、この発明の実施の形態4に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す図である。図23に示す半導体装置は、以下の点で、その構成が、図14に示す半導体装置と異なる。すなわち、メモリアレイ20が、複数のメモリブロックBK0−BKnに分割される。これらのメモリブロックBK0−BKnには共通に、ビット線BLが配設され、各メモリブロックの対応の列のメモリセルがビット線BLに接続される。
メモリブロックBK0−BKnには、それぞれ、行方向に沿って延在するアシストゲート線AGLおよびメモリゲート線MGLが配設される。また、メモリブロックBK0−BKnそれぞれに対して、ブロック埋込消去ゲート線BEGが配設される。メモリブロックBK0−BKnそれぞれにおいてローカル埋込消去ゲート線LEGが配設され、対応のブロック消去ゲート線BEGに結合される。ローカル埋込消去ゲート線LEGは、対応のメモリブロック内において各メモリセル列に沿って列方向に延在するように配置される。
EG制御回路70は、消去モード時、メモリブロック単位で、ブロック埋込消去ゲート線BEGを選択状態へ駆動する。
この図23に示す他の構成は、図14に示す半導体装置の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図24は、図23に示すメモリアレイ20の構成をより具体的に示す図である。図24に示す構成においては、消去単位が異なるメモリブロックが設けられているため、メモリブロックBK0−BKnの符号に代えて、符号BKAおよびBKBを用いる。
図24において、たとえば1Kバイトの容量のメモリブロックBKA0−BKA3と、例えば2Kバイトの容量のメモリブロックBKB0−BKB15が設けられる。メモリブロックBKA0−BKA3およびBKB0−BKB15に対しては、メモリブロック単位で消去が行なわれる。したがって、合計容量4KB(バイト)のメモリブロックBKA0−BKA3においては、消去単位は1Kバイトであり、一方、合計32KBのメモリブロックBKB0−BKB15においては、消去単位は2Kバイトである。この消去単位を異ならせることにより、アプリケーションに応じてデータを、消去単位の異なるメモリブロックに格納する。例えば、頻繁に書き換えるデータを容量の小さなメモリブロックBKA0−BKA3に格納し、データ量が多いまたは書換え頻度の小さなデータを容量の大きなメモリブロックBKB0−BKB15に格納する。
メモリブロックBKA0−BKA3およびBKB0−BKB15に共通にビット線BLが設けられる。図24においては、ビット線BL0およびBLkを代表的に示す。ビット線BL0−BLkに対し、各メモリブロックにおいてメモリセルMCの選択トランジスタ(アシストゲートトランジスタ)が結合される。この場合、データアクセスが各メモリブロックにおいて2ビット単位で実行されるため、記憶容量は、物理アドレスの1/2倍となる。
メモリブロックBKA0−BKA3およびBKB0−BKB15に共通に、列選択ゲート回路32が設けられる。この列選択ゲート回路32により選択されたビット線が、内部データバスを介してセンスアンプ回路48および書込ドライブ回路72に結合される。このセンスアンプ回路48および書込ドライブ回路72は、それぞれ、図23に示すセンスアンプ36およびデータ書込ドライバ38内に設けられる。
メモリブロックBKA0−BKA3に対しては、ブロック埋込消去ゲート線BEGA0−BEGA3がそれぞれ設けられ、メモリブロックBKB0−BKB15には、ブロック埋込ゲート線BEGB0−BEGB15がそれぞれ設けられる。
図25は、図24に示すメモリブロックにおける1つのメモリブロックに対する消去を行なう場合の、各ブロックのゲート配線の印加電圧を概略的に示す図である。図25において、消去対象のブロックにおいては、メモリセルMCeのローカル埋込消去ゲート線LEGに消去高電圧(10V)が印加される。メモリセルMCeのメモリゲートMGおよびアシストゲートAGは、オープン状態または0Vであり、ソース線SLは、接地ノードに結合される。したがって、消去時、アシストゲートAGを0Vに設定すれば、消去対象のメモリセルMCeのローカル埋込消去ゲート線LEGは、ビット線BLと分離される。
この消去対象のメモリブロックと異なるメモリブロックにおいて、メモリセルMCdのローカル埋込消去ゲート線LEGは、0Vまたはオープン状態に維持される。メモリセルMCdのメモリゲートMGおよびアシストゲートAGには、消去対象のメモリセルMCeのメモリゲートMGおよびアシストゲートAGの印加電圧にかかわらず、別の電圧を印加することができる。したがって、ビット線BLに読出電圧または書込電圧を印加することができ、また、消去非対象のメモリブロックのソース線SLには書込電圧を印加することができ、応じて、メモリセルMCdに対してデータアクセス(読出/書込)を行なうことができる。すなわち、消去ブロックにおける消去電圧印加期間中に、並行して、別のメモリブロックに対してデータのアクセス(外部データの書込または読出)を行なうことができる。
図26は、この発明の実施の形態4における消去およびデータアクセスシーケンスの一例を示す図である。図26において、消去対象ブロックにおいて消去電圧が印加される。この消去電圧印加と並行して、別のデータアクセスブロックにおいてデータの読出または書込を実行することができる。これにより、読出および書込の自由度が改善され、データアクセス効率が改善される。
消去モード時のベリファイ動作においては、単にデータアクセスブロックのデータアクセス完了時またはその間を縫って消去ベリファイ読出が実行されればよい。
図27は、この発明の実施の形態4に従う半導体装置のデータアクセスシーケンスを示す図である。図27に示すアクセスシーケンスにおいては、書込および読出が交互に異なるメモリブロックに対して実行される。書込(プログラム)時においては、ビット線を用いて書込電圧が伝達されるため、書込および読出を並行して実行することはできない。
図28は、図23に示すコマンドレジスタ/制御回路24の構成を概略的に示す図である。この図28に示すコマンドレジスタ/制御回路24においては、指定された動作モードを特定するコマンドを格納するコマンドレジスタとして、消去コマンドレジスタ41e、書込コマンドレジスタ41w、および読出コマンドレジスタ41rが設けられる。これらのコマンドレジスタ41e、41wおよび41rは、図示しないコマンドデコーダからのデコード後のコマンドをそれぞれ格納する。
図28に示すコマンドレジスタ/制御回路20は、先の図18に示す構成と同様、消去制御部42、消去ベリファイ制御部43および消去ブロックアドレスレジスタ50を含む。消去制御部42は、消去コマンドレジスタ41eからの消去コマンドに従って消去モード指示ERSをアサートし、消去動作と並行してまたは消去完了後消去ベリファイ制御部43を活性化して消去ベリファイ動作を実行する。消去ベリファイが完了すると消去制御部42は、消去ベリファイ制御部43からの消去ベリファイ完了指示に従って消去動作を停止する。
コマンドレジスタ/制御回路24においては、さらに、比較回路52A、読出制御部54A、書込制御部75および書込ベリファイ制御部77が設けられる。比較回路52Aは、書込コマンドレジスタ40wからの書込モード指示Cwriteおよび読出コマンドレジスタ41rからの読出モード指示Creadの一方のアサートと消去制御部42からの消去モード指示ERSのアサートに従って、消去ブロックアドレスレジスタ50に格納された消去ブロックアドレスと与えられたアドレス信号ADDのブロックアドレスとを比較する。比較結果が一致する場合、比較回路52Aは、データアクセス活性化信号ENAをネゲート状態に維持し、比較結果が不一致のときには、データアクセス活性化信号ENAをアサートする。
読出制御部54Aは、書込制御部75からの書込モードイネーブル信号WRITEのネゲート(非活性化)時、読出モード指示Creadと比較回路52Aからのデータアクセス活性化指示とに従って、読出モードイネーブル信号READおよび読出動作活性化信号RENNを生成する。読出モードイネーブル信号READは、読出動作期間中イネーブル状態に設定され、読出動作活性化信号RENNは、実際のデータ読出を行なう期間を規定する。この半導体装置が、アドレス信号の変化に従って読出動作の活性化タイミングを設定する場合、特に、読出動作活性化信号RENNは生成されなくてもよい。また、読出動作活性化信号RENNに従ってアシストゲート線AGの活性化期間およびセンスアンプの活性化期間が規定される。
読出制御部54Aは、さらに、書込ベリファイ制御部77からの書込ベリファイ指示に従って読出モードイネーブル信号READおよび読出動作活性化信号RENNを活性化する。読出制御部54Aは、また、図示しない経路により、消去ベリファイ制御部43からの消去ベリファイ指示に従って読出モードイネーブル信号READおよび読出動作活性化信号RENNを活性化する。
書込制御部75は、比較回路52Aからのデータアクセス活性化信号ENAのアサート時に書込モード指示Cwriteがアサートされると、書込モードイネーブル信号WRITEおよび書込動作活性化信号WRENを活性化する。書込動作モード指示信号WRITEは書込動作期間を規定し、書込動作活性化信号WRENは、メモリゲートおよびビット線に印加される書込電圧の印加期間を規定する。書込制御部75は、書込完了後、書込ベリファイ制御部77を起動し、書込ベリファイを実行する。
書込制御部75は、読出制御部54Aが読出モードイネーブル信号READをアサートしているときには、非活性状態に維持される。
この発明の実施の形態4に従う半導体装置における行デコーダの構成としては、各メモリブロックに対して、図19に示す構成がローカルデコーダとして設けられればよい。
図29は、図23に示すEG制御回路70の構成の一例を概略的に示す図である。図29に示すEG制御回路70においては、EG線選択回路79が設けられる。EG線選択回路79は、消去モード指示ERSのアサート時、アドレス信号ADDに含まれるブロックアドレスBADDをデコードし、選択メモリブロックに対するブロック埋込消去ゲート線BEGに消去高電圧VPEGを伝達する。残りの非選択メモリブロックに対しては、EG線選択回路79は、ブロック埋込消去ゲート線を接地電圧に維持する(またはオープン状態に維持する)。
各動作モードに必要な電圧については、消去制御部42、書込制御部75および読出制御部54Aからの消去モード指示ERS、書込モードイネーブル信号WRITEおよび読出モードイネーブル信号READに従って、それぞれ図23に示す電圧発生回路において消去電圧、書込電圧、読出電圧および消去/書込ベリファイ読出電圧が生成され(または選択され)、行デコーダおよび列デコーダへ与えられ、各動作モードに応じた電圧が選択メモリセルへ供給される。
以上のように、この発明の実施の形態4に従えば、消去動作と並行して別のメモリブロックにおいて読出または書込を実行可能としている。応じて、データアクセス効率がさらに改善される。また実施の形態1および2と同様の効果を得ることができる。
なお、この実施の形態4においても、実施の形態3と同様、書込または読出を行なう期間および間隔は、消去電圧印加期間よりも十分短くされ、消去動作に悪影響を及ぼさないようにされる。
[実施の形態5]
図30は、この発明の実施の形態5に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図30に示す半導体装置は、以下の点で、図23に示す半導体装置とその構成が異なる。すなわち、コマンドレジスタ/制御回路24Aは、消去動作時には、外部に消去ステータス信号RYIBY_ERを出力し、かつ内部でデータ読出、書込またはベリファイ動作実行中、アクセス禁止ステータス信号RYIBY_RWを外部装置へ出力する。
また、ベリファイカウンタ80およびマルチプレクサ82が設けられる。ベリファイカウンタ80は、消去ベリファイ時および書込ベリファイ時、カウント動作によりベリファイ対象のメモリセルを特定するアドレスを生成する。マルチプレクサ82は、アドレスレジスタ22からの内部アドレスとベリファイカウンタ80からのベリファイアドレスの一方を選択して内部アドレスを生成して、列デコーダ30、行デコーダ28およびEG制御回路70へ与える。マルチプレクサ80からの内部アドレスは、またデータ書込ドライバ38およびセンスアンプ36へも与えられる。
この図30に示す半導体装置の他の構成は、図23に示す半導体装置の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図30に示す半導体装置においては、コマンドレジスタ/制御回路24Aは、内部でデータの読出、書込(実際の書込動作)またはベリファイ動作を行なわれたとき、アクセス禁止ステータス信号RYIBY_RWをアサートする。したがって、アクセス禁止ステータス信号RYIBY_RWがアサート状態のときには、処理装置などの外部装置は、この半導体装置へのアクセスが禁止される。
一方、コマンドレジスタ/制御回路24Aからの消去ステータス信号RYIBY_ERがアサート状態のときには、この半導体装置内部で消去動作が行なわれるときである(消去ベリファイ動作は行なわれていない)。したがって、この場合には、外部からのデータのアクセス(書込/読出)を許可する。内部で、ベリファイ動作が行なわれるとき、外部アクセスを禁止することによって、データの衝突を確実に防止して、高速のデータアクセスを実現することができる。
図31は、消去時の動作シーケンスの一例を示す図である。図31に示すように、メモリアレイ20における1つのメモリブロックに対する消去が行なわれる。この消去が、内部で行なわれると、コマンドレジスタ/制御回路24Aが、消去ステータス信号RYIBY_ERをアサートする。この信号RYIBY_ERのアサートにより、外部装置は、アクセス不可能であることを報知される。
外部装置が、この状態で、読出アクセス(リードアクセス)を行なうと、データアクセス禁止ステータス信号RYIBY_RWがアサートされる。1つのリード動作が内部で完了すると、この信号RYIBY_RWがデアサート(ネゲート)される。信号RYIBY_RWのネゲートに従って次の読出動作が繰返し実行される。
メモリブロックに対する消去および消去ベリファイが完了すると、消去ステータス信号RYIBY_ERがネゲートされる。このとき、消去ベリファイ動作が実行中は(ベリファイ動作は、記号VRで示す)、信号RYIBY_ERはアサート状態であり、さらに、信号RYIBY_RWがアサートされる。応じて、消去ベリファイ動作期間中、外部からのアクセスは禁止される。このベリファイ動作が完了し、再び消去電圧の印加が行なわれると、信号RYIBY_ERがアサートされ、外部装置に対してアクセス可能が報知される。
消去ベリファイ動作完了に従って、信号RYIBY_RWはネゲートされる。したがって、消去電圧印加期間中に、読出動作が繰返し実行されると、内部の読出動作が完了するごとに、信号RYIBY_RWがネゲート状態となり、内部で読出動作が行なわれるときにアサート状態とされ、内部でデータ読出が行なわれるとき外部からのアクセスは禁止される。読出動作が完了すると、信号RYIBY_RWはネゲートされる。消去が完了すると、また、信号RYIBY_ERがネゲートされる。
消去電圧(パルス)印加時に、信号RYIBY_ERを用いて、外部にデータアクセス可能を報知し、また、内部で読出動作が行なわれていることを外部へ信号RYIBY_RWを用いて報知することにより、消去動作時に並行して確実に外部からデータ読出アクセスを、アクセスデータとベリファイデータとの衝突を回避しつつ、行なうことができる。
図32は、この消去パルス印加時の他の動作シーケンスの例を示す図である。図32においては、消去パルス印加と並行して書込動作(ライト動作)が行なわれる。このライト動作時においては、書込ベリファイが実行される。
消去パルスが印加されると、信号RYIBY_ERがアサートされ、外部に対しデータアクセス可能が報知される。応じて、外部からデータの書込アクセスが実行され、信号RYIBY_RWがアサートされる。書込動作が完了すると、書込ベリファイ動作が続いて実行される。書込ベリファイ動作(VR動作)が実行されるため、信号RYIBY_RWは、継続してアサート状態に維持される。書込ベリファイ動作が完了すると、1つのデータ書込が完了し、信号RYIBY_RWがネゲートされる。
消去動作時、信号RYIBY_RWのネゲートに従って、次の外部からの書込アクセスが実行される。データ書込およびベリファイ動作が完了すると、信号RYIBY_RWがネゲートされる。この信号RYIBY_RWのネゲートに従って、消去動作が完了し、信号RYIBY_ERがネゲートされる。この消去パルス印加後、消去ベリファイ動作が、消去対象のメモリセルが確実に消去されたかを識別するために実行される。このとき、信号RYIBY_ERはアサートされるものの、信号RYIBY_RWがアサート状態であり、外部からの書込アクセスは禁止される。信号RYIBY_ERおよびRYIBY_RWを内部で利用することにより、書込ベリファイと消去ベリファイトの競合を回避することができる。
消去ベリファイ動作により消去動作が完了すると、消去ステータス信号RYIBY_ERがネゲートされる。一方、消去ベリファイ動作により消去フェイルと判定されると、消去ステータス信号RYIBY_ERが引続きアサートされ、消去パルス印加が引続き実行される。このとき、消去ベリファイ動作完了に従って信号RYIBY_RWがネゲートされ、外部からの書込アクセスが許可される。
内部で書込動作が開始されると、信号RYIBY_RWがアサートされ、データ書込が実行され、続いて、書込ベリファイが実行される。この書込および書込ベリファイが完了すると、信号RYIBY_RWがネゲートされる。また、消去パルス印加期間が完了すると、信号RYIBY_ERがネゲートされる。消去ベリファイ動作が実行されるため、再び信号RYIBY_RWがアサートされ、外部からの書込アクセスは禁止される。
以上のように、内部で消去ベリファイまたは書込ベリファイを実行する場合、外部アクセスを禁止することにより、ベリファイ動作と外部からのデータアクセス動作が衝突するのを回避して消去動作に並行して外部からのデータアクセス(書込/読出)を実行することができる。特に、消去ステータス信号RYIBY_ERを、消去時の消去パルス印加時および消去ベリファイ動作中はアサート状態に維持し、アクセスステータス信号RYIBY_RWは、メモリセルへのアクセス時、すなわち、消去ベリファイ動作時、外部書込アクセス時および外部読出アクセス時にアサート状態に設定する。これにより、信号RYIBY_ERおよびRYIBY_RWを互いに独立に制御することができ、制御が容易となる。
なお、図31および図32に示す構成において、各データ読出または書込ごとに、読出コマンドまたは書込コマンドが与えられるように動作を示している。しかしながら、この読出コマンドおよび書込コマンドとしてバーストアクセスモードが指定され、連続的にデータの読出または書込が実行されてもよい。この場合、信号RYIBY_RWは、このバーストアクセス期間中アサート状態に維持される。
図33は、図30に示すコマンドレジスタ/制御回路24Aの構成を概略的に示す図である。この図33に示すコマンドレジスタ/制御回路24Aの構成は、以下の点で、図28に示すコマンドレジスタ/制御回路24の構成と異なる。すなわち、書込ベリファイ制御部77Aが、書込ベリファイ指示信号WVRを生成し、消去ベリファイ制御部43Aが、消去ベリファイ指示信号EVRを生成する。この信号WVRおよびEVRのアサート時、ベリファイ動作が実行される。
消去制御部42は、消去電圧印加期間中および消去ベリファイ動作期間中、信号RYIBY_ERをアサートして外部へ出力する。これらの信号WVR、EVR、読出モードイネーブル信号READおよび書込モードイネーブル信号WRITEを受ける信号発生器84が、信号RYIBY_RWを生成するために設けられる。この信号発生器84は、与えられた信号WVR、READ、EVRおよびWRITEのいずれかのアサート時、信号RYIBY_RWをアサートして外部へ出力する。これにより、内部でデータの書込、読出およびベリファイが実行されている場合、信号RYIBY_RWをアサートすることができる。
なお、信号発生器84に対し、信号READおよびWRITEに代えて活性化信号WRENおよびRENNが与えられてもよい。
消去ベリファイ制御部43Aは、消去制御部42と同様、シーケンスコントローラで構成され、消去パルス印加後、所定のシーケンスで消去ベリファイ動作を実行する。これによりに、信号RYIBY_RWを利用することにより、このベリファイ動作と外部からのデータ読出アクセスとが衝突するのを防止することができる。
以上のように、この発明の実施の形態5に従えば、内部消去状態を示す信号と内部の読出、書込およびベリファイ動作を示す信号とを外部の装置に出力している。したがって、内部でのベリファイ動作時に、外部からの書込および読出アクセスを禁止することにより、データの外部アクセスとベリファイ動作が競合するのを防止することができる。応じて、正確かつ効率的に、消去パルス印加時においても、データアクセスを行なうことができる。
本実施の形態5においては、消去電圧(パルス)印加期間中の消去ベリファイは行なわれていない。この消去パルス印加中の消去ベリファイは、以下の実施の形態において説明するように、外部アクセスとの間でタイミング調整が行われて実行されてもよい。
[実施の形態6]
図34は、この発明の実施の形態6に従う半導体装置の消去時のデータアクセスシーケンスの一例を示す図である。図34に示す動作シーケンスにおいて、消去ベリファイ動作中に、読出アクセス要求が発行されたとき、消去ベリファイ動作VRを停止させ、要求された読出動作を実行する。データ読出アクセス完了後、停止した消去ベリファイ動作を残りのベリファイアドレス領域VAについて実行する。
これにより、読出データアクセス時、待ち時間を生じさせることなく、データ読出アクセスを実行することができる。
図35は、この発明の実施の形態6に従う半導体装置のコマンドレジスタ/制御回路の構成を概略的に示す図である。半導体装置の全体の構成は、図23に示す半導体装置の構成と同じである。
図35に示すコマンドレジスタ/制御回路24Aは、以下の点で、その構成が図33に示すコマンドレジスタ/制御回路24Aと異なる。すなわち、信号発生器84は、設けられない。すなわち、内部ステータスを外部に報知する信号は、本実施の形態6においては利用されない。消去ベリファイ制御部43Bは、読出制御部54Aからの読出モードイネーブル信号READを受け、この読出モードイネーブル信号READがアサートされると、実行中のベリファイ動作を停止させ、読出制御回路54Aに対して外部読出アクセス許可を報知する。また、カウント更新指示信号VRCNTをネゲートしてベリファイカウンタ80のカウント動作を停止させる。
読出制御回路54Aは、消去ブロックと異なるメモリブロックへの読出アクセス時、この消去ベリファイ制御部43Bからの読出アクセス許可を受けると、読出動作活性化信号RENNをアサートしてデータの外部読出動作を実行する。読出アクセスが完了すると、読出制御部54Aは、読出モードイネーブル信号READをネゲートする。この読出モードイネーブル信号READのネゲートに従って、カウント更新指示信号VRCNTをアサートして消去ベリファイを停止したベリファイアドレスから再開する。
また、この消去ベリファイ制御部43Bは、消去制御部42から、消去ベリファイ開始指示が与えられた時に、読出モードイネーブル信号READがアサートされ、外部読出アクセスが実行されている場合には、この消去ベリファイを外部データ読出アクセスが完了するのを待つ。消去ベリファイ制御部43Bは、この読出モードイネーブル信号READがネゲートされると、ベリファイカウンタ80へカウント更新信号VRCNTを与え、このベリファイカウンタ80からのベリファイアドレスカウントをマルチプレクサ82に選択させて、このベリファイカウンタ80からのカウント値に従って消去ベリファイ動作を実行する。
この図35に示すコマンドレジスタ/制御回路24Aの他の構成は、図33に示すコマンドレジスタ/制御回路24Aの構成と同様であり、その詳細説明は省略する。
以上のように、この発明の実施の形態6に従えば、消去時にベリファイ動作実行時外部からの読出アクセス要求が与えられたとき、または、その逆に外部読出アクセス中に消去ベリファイ指示がアサートされると、消去ベリファイ動作を停止または待ち合わせ、外部からの読出アクセスを実行している。外部読出アクセスに対して消去ベリファイ動作よりも高い優先順位を与えている。これにより、外部からの読出アクセスの待ち時間を短縮することができ、高速のデータ読出を行なうことができる。
[実施の形態7]
図36は、この発明の実施の形態7に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す図である。図36に示す半導体装置は、図30に示す半導体装置と以下の点で、その構成が異なる。すなわち、消去ブロックを特定する消去アドレスを複数個格納する消去アドレスレジスタファイル90が設けられる。消去アドレスレジスタファイル90は、コマンドレジスタ/制御回路24Bの制御の基に、格納した消去アドレスを順次読出し、その消去ブロックアドレスEADをEG制御回路70へ与える。この図36に示す半導体装置の他の構成は、図30に示す半導体装置の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図37は、図36に示す消去アドレスレジスタファイル90の構成の一例を概略的に示す図である。消去アドレスレジスタファイル90は、複数のレジスタを含み、各レジスタが、それぞれ消去アドレス格納領域90aおよび有効フラグ格納領域90bを含む。レジスタREG0−REGaは、シフト動作により、その記憶データを順次。FIFO8ファーストイン・ファーストアウト)態様で読出す。
有効フラグ格納領域90bに格納されるフラグFG(FG0−FGj)が有効状態を示すとき、この対応の消去アドレス格納領域90aに含まれる消去アドレスEAD(EAD0−EADj)が消去ブロックを指定するアドレスとしてEG制御回路70へ与えられ、指定された消去ブロックに対する消去が実行される。
図38は、この発明の実施の形態7におけるメモリアレイ内のメモリブロックの消去シーケンスを概略的に示す図である。メモリアレイ(メモリマット)20において、複数のメモリブロックが設けられる。ここで、メモリマットは、行デコーダおよび列選択ゲート回路により囲まれるメモリアレイの部分であり、単一のバンクを構成する部分を示す。
図38において、メモリブロックBKaに対してデータアクセスが行なわれるとき、消去アドレスレジスタファイル90において、ブロック♯1、BK♯2、BK♯4を特定する消去アドレスが順次格納され、メモリブロックBK♯3に対しては、消去非実行を示すスキップフラグ(リセット状態とされた有効フラグ)が格納される。この場合、メモリブロックBKaに対するデータアクセス(読出または書込)と並行して、メモリブロックBK♯1、BK♯2に対する消去が行なわれ、メモリブロックBK♯3に対しては消去はスキップされて実行されない。メモリブロックBK♯3に対して割当てられた消去時間の経過後、メモリブロックBK♯4に対する消去が実行される。
スキップアドレスを消去アドレスレジスタファイルにおいて格納することにより、データアクセスのバックグラウンドで消去を行なう期間を停止させる。この消去アドレスおよびスキップアドレスは、外部からのコマンドにより指定される。
電源遮断時においては、消去アドレスレジスタファイル90に格納された未実行の消去アドレスが、メモリアレイ20の特定の領域に格納される。
図39は、この発明の実施の形態7における消去およびデータアクセス動作シーケンスを概略的に示す図である。すなわち、メモリアレイの図38に示すメモリブロックBKaに対するデータアクセスを実行中、メモリブロックBK♯1に対する消去(♯1)が実行される。消去ベリファイ動作時には、外部からの読出アクセスは禁止される。このベリファイ動作が完了し、メモリブロックBK♯1の消去が完了すると、次のメモリブロックBK♯2に対する消去(♯2)が実行される。メモリブロックBK♯3が特定されるとき、そのメモリブロックは消去スキップブロックであり、消去は実行されない。この間を消去停止期間とし、所定期間経過後(消去が必要な期間)、次のメモリブロックBK♯4に対する消去(♯3)が実行される。
したがって、この外部からのデータアクセス(データ読出時)時、外部に対してほぼ消去動作を見えなくすることができ、アクセス効率を改善することができる。
図40は、図36に示すコマンドレジスタ/制御回路24Bの構成を概略的に示す図である。図40に示すコマンドレジスタ/制御回路24Bは、以下の点で、図33に示すコマンドレジスタ/制御回路24Aの構成とその構成が異なる。すなわち、図40において、比較回路52Aからのデータアクセス活性化信号ENAが、消去制御部42へ与えられる。消去アドレスレジスタファイル90に対するアドレスおよびフラグの書込が、消去制御部42の制御の下に行なわれる。消去制御部42は、消去/スキップコマンドレジスタ41eeからのコマンドに従って消去に必要な動作を制御する。
消去アドレスレジスタファイル90に対し、電源遮断検出制御部94と消去アドレスロード/セーブ制御部96が設けられる。電源遮断検出制御部94は、外部からの電源VDDの遮断時に、消去アドレスロード/セーブ制御部96に電源遮断検出信号を与える。消去アドレスロード/セーブ制御部96は、電源遮断検出信号のアサート時、セーブ書込イネーブル信号SWENをアサートして書込制御部75へ与え、電源回復時、ロード読出イネーブル信号LRENをアサートして読出制御部54Bへ与える。すなわち、消去アドレスロード/セーブ制御部96は、電源遮断および回復時の消去アドレスレジスタファイル90に対するデータの書込および読出を制御する。
書込制御部75Aは、書込モード指示Cwriteのアサート時の動作制御に加えて、セーブ書込イネーブル信号SWENのアサート時、書込モードイネーブル信号WRITEおよび書込動作活性化信号WRENをアサートし、消去アドレスレジスタファイル90に格納される消去アドレスおよびフラグのメモリアレイの所定のメモリ領域への書込動作を制御する。
読出制御部54Bは、ロード読出イネーブル信号LRENのアサート時、また読出モードイネーブル信号READおよび読出活性化信号RENNをアサートし、このロードされた消去アドレスおよびフラグのメモリアレイの所定の領域からの読出動作を制御する。この読出されたロード消去アドレスおよびフラグは、消去アドレスロード/セーブ制御部96により、消去アドレスレジスタファイル90に順次格納される。
なお、図40において、信号発生器84は設けられず、また、信号RYIBY_ERは発生されなくてもよい。消去は、外部データアクセスのバックグランドで実行されるため、外部装置に対して消去パルス印加期間を報知することは特に要求されないためである。消去コマンドとして、通常の消去モードとバックグランドで消去を行なうバックグランド消去モードが準備されている場合には、信号RYIBY_ERが利用されてもよい。
この図42に示すコマンドレジスタ/制御回路24Bの他の構成は、図33に示すコマンドレジスタ/制御回路24Aの構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図41は、図40に示すコマンドレジスタ/制御回路24Bの消去アドレスレジスタファイル90への格納動作を示すフロー図である。以下、図41を参照して、図40に示すコマンドレジスタ/制御回路24Bの消去レジスタファイル格納動作について説明する。
まず、コマンドレジスタ/制御回路24Bは、外部からコマンドが印加されるのを待つ(ステップST1)。外部からのコマンドが印加されると、消去制御部42は、この消去/スキップコマンドレジスタ41eeに格納されたコマンドが消去コマンドであるか(ステップST2)またはスキップコマンドであるか(ST4)を判別する。
与えられたコマンドが消去コマンドの場合(ステップST2)、消去制御部42は、与えられた消去アドレスを消去アドレスレジスタファイル90に格納するとともに、対応のレジスタの有効フラグFLGをセットする。消去アドレスレジスタへのアドレス格納およびフラグセット後、レジスタファイル90のレジスタのシフト動作を実行する(ステップST3)。
一方、与えられたコマンドがスキップコマンドの場合(ステップST4)、消去制御部42は、レジスタファイル90にスキップアドレスを格納し、対応の有効フラグをリセット状態に維持する。この後、レジスタファイルのレジスタを1段シフトする。これにより、消去アドレスおよびスキップアドレス格納が完了する。このとき、単にスキップフラグのみが格納されてもよい(有効フラグをリセット状態に維持する)。次いで、レジスタを1段シフトする。
与えられたコマンドが消去コマンド(バックグラウンド消去コマンドでもなく、また消去スキップコマンドでもない場合には(ステップST2およびST4において判定結果がNOのとき)、このコマンドが指定する動作の実行を、書込コマンドレジスタ41wまたは読出コマンドレジスタ41rに格納される動作モード指示CwriteおよびCreadのいずれかに従って、書込制御部75Aまたは読出制御部54Bにより、指定された動作の実行が制御される。
消去アドレスレジスタファイル90がシフトレジスタで構成される場合、最終段のレジスタから先頭消去アドレスを読出すには、レジスタファイルのレジスタ段数コマンドが印加される必要がある。しかしながら、消去アドレスレジスタファイル90が、書込アドレスおよび読出アドレスに従ってFIFO態様でデータの書込および読出を行なう構成の場合、最初に1回格納された消去アドレスに従って消去を実行することができる。
なお、消去コマンドとしては、外部から消去のみが指定されて通常の消去動作を行なうモードを指定する通常消去コマンドと、外部からのデータアクセスと並行してバックグラウンドモードで消去を行なうバックグラウンド消去モードを指定するコマンドがそれぞれ別々に設けられており、バックグラウンド消去コマンドが印加されたときに、消去アドレスレジスタファイル90への消去アドレスの格納動作が実行されるように構成されてもよい。
図42は、図40に示すコマンドレジスタ/制御回路24Bのバックグラウンド消去モード時の動作を示すフロー図である。以下、図42を参照して、図40に示すコマンドレジスタ/制御回路24Bのバックグラウンド消去動作について説明する。
消去制御部42は、消去アドレスレジスタファイル90から、最も古く格納されたレジスタの内容をレジスタのシフト動作により読出す(ステップST10)。このレジスタファイルから与えられたレジスタの内容に対して有効フラグがセット状態であるかリセット状態であるかの判定が行なわれる(ステップST11)。
有効フラグがセット状態でなく、リセット状態の場合には、消去アドレスが指定するメモリブロックに対する消去は実行されない。所定期間の待機の後(ステップST12)、再びステップST10に戻る。一方、有効フラグがセット状態の場合には、対応の消去アドレスが指定するメモリブロックに対する消去を実行する必要がある。このときには、先ず、比較回路52Aにおいて消去アドレスが示す消去対象ブロックとデータアクセスが行なわれているメモリブロックが同じであるかの判定が行なわれる(ステップST13)。消去対象メモリブロックとデータアクセスメモリブロックとが同一の場合、この消去対象のメモリブロックに対する消去を行なうことができないため(アクセス対象のデータが変更されるため)、データアクセス(読出または書込)が完了するのを待つ(ステップST14)。このデータアクセス完了後、再びステップST13に戻る。
一方、消去メモリブロックとデータアクセスメモリブロックとが異なるメモリブロックの場合には、その消去アドレスが指定するメモリブロックに対する消去を実行する(ステップST15)。
この消去が完了すると(ステップST16)、再び、ステップST10に戻り、消去アドレスレジスタファイル90からのレジスタの内容のシフトアウト読出以降の動作を実行する。これにより、データアクセスのバックグラウンドでデータアクセスメモリブロックと異なるメモリブロックに対する消去を実行することができる。
また、スキップアドレスが指定するメモリブロックに対しては、有効フラグがリセット状態のとき、所定期間待機することにより、このスキップアドレスが指定するメモリブロックに対する消去期間消去を実行する必要がなく、不必要な消去を停止させて消費電流を低減する。
なお、この図40に示すコマンドレジスタ/制御回路24Bの構成においては、消去ベリファイ動作(VR動作)においては、外部からのデータアクセスを停止させている。しかしながら、この場合、外部からのデータアクセスが完了するまで、消去ベリファイ動作を中断させて、データアクセス完了後、消去ベリファイを実行するように構成してもよい(実施の形態6参照)。
図43は、図40に示すコマンドレジスタ/制御回路24Bの電源遮断時の動作を示すフロー図である。以下、図43を参照して、図40に示すコマンドレジスタ/制御回路24Bの電源遮断時の動作について説明する。
電源遮断検出制御部94は、外部からの電源VDDが遮断されたかを判断する(ステップST20)。電源遮断時においては、例えば、外部の電源管理ユニットに設けられる電源切換回路により、補助電源に電源が切換えられる。この補助電源を用いて、消去アドレスロード/セーブ制御部96は、電源遮断検出制御部94からの電源遮断検出信号に従ってセーブ書込イネーブル信号SWENをアサートするとともに、消去アドレスレジスタファイル90から、各レジスタに格納された内容を読出す。書込制御部75Aが、セーブ書込イネーブル信号SWENに従ってイネーブルされ、所定のメモリアレイの領域に、消去アドレスレジスタファイル90から順次読出されたレジスタ内容を格納する(ステップST21)。
消去アドレスロード/セーブ制御部96から、すべてのレジスタ内容のロードが完了したことが報知されると、外部の電源管理ユニットにおいて、補助電源を遮断する(ステップST22)。次いで、この状態で、電源が回復するのを待つ(ステップST23)。
電源が回復すると、消去アドレスロード/セーブ制御部96は、電源遮断検出制御部94からの電源回復指示信号に従ってロード読出イネーブル信号LRENをアサートして読出制御部54Bへ与える。読出制御部54Bは、ロード読出イネーブル信号に従ってメモリアレイの所定領域にセーブされたレジスタ内容を読出す。この消去アドレスのセーブ/ロード時においては、特定のアドレス領域を指定するアドレスがこの消去アドレスロード/セーブ制御部96から発生されて図36に示すマルチプレクサ82を介してアドレスレジスタ22へ与えられて、特定のセーブ/ロード領域が指定される。
消去アドレスロード/セーブ制御部96は、この読出制御部54Bの制御の下に読出された消去アドレス、スキップアドレスおよびフラグを順次消去アドレスレジスタファイル90に格納する(ステップST24)。この消去アドレスレジスタファイル90へのレジスタ内容のロード完了後、消去アドレスロード/セーブ制御部96は、消去制御部42へ報知する(ステップST25)。この消去制御部42は、消去アドレスレジスタファイル90のロード完了指示に従って、バックグラウンドモードで、残りのアドレスが指定するメモリブロックに対する消去動作を実行する。
なお、このバックグラウンドモードで消去を実行している際に、電源が遮断された場合、この中断された消去対象のメモリブロックは不完全な消去状態となる可能性がある。この場合、図40に示す消去ブロックアドレスレジスタファイル50に格納される消去ブロックアドレスも、併せてロード/セーブするように構成すればよい。電源回復後、再度この中断されたメモリブロックに対して消去を実行する。
以上のように、この発明の実施の形態7に従えば、データアクセス中に、バックグラウンドモードで消去をデータアクセスメモリブロックと異なるメモリブロックに対して実行している。これにより、データアクセスを中断させることなく内部で消去を実行することができる。したがって、消去時間を外部に対して隠すことができ、外部装置は、消去動作制御が不要となり、データアクセスを自由に実行することができる。
[実施の形態8]
図44は、この発明の実施の形態8に従う半導体装置のコマンドレジスタ/制御回路の要部の構成を概略的に示す図である。図44において、コマンドレジスタ/制御回路は、複数の並列に設けられるレジスタ100a−100dと、消去パルスタイマ112、およびベリファイ周期タイマ114を含む。消去制御部110は、図35に示す消去制御部42に対応し、消去ベリファイ制御部116は、図35に示す消去ベリファイ制御部43Bに対応する。半導体装置全体の構成は、図36に示す半導体装置の構成と同じであり、メモリブロック単位で消去が実行され、異なるメモリブロックに対して消去およびデータアクセスを並行して実行することができる。
レジスタ100e−100dは、各々、アドレス格納フィールド102aおよびフラグ格納フィールド102bを含む。
レジスタ100a−100dにおいては、消去用コマンドが印加されるごとに順次異なるレジスタに消去アドレスEAD♯が格納されるとともに、有効フラグFLGがセットされる。これらのレジスタ100a−100dから並列に格納内容を読出すことができる。
消去パルスタイマ112は、消去メモリブロックに対する消去パルスの印加期間を規定し、新たな消去アドレスが与えられてフラグFLGがセットされるごとに、そのカウント値が初期値にリセットされて、この初期値から再度カウントする。
ベリファイ周期タイマ114は、この消去パルスタイマ112の最初のカウント開始からカウント動作を行ない、所定の周期でベリファイ開始を指示する。消去ベリファイ制御部116は、消去制御部110からの消去パルス電圧印加時、ベリファイ周期タイマ114からのベリファイ開始指示に従って消去ベリファイを、レジスタ100a−100dに格納される有効消去アドレスに対して実行する。この消去ベリファイが完了した消去メモリブロックに対しては対応のフラグFLGがリセットされ、消去が完了したことが示される。
この消去完了指示は、また消去制御部110へ与えられ、このレジスタ100a−100dのフラグ格納フィールド102bの対応のフラグFLGをリセットする。消去制御部110は、このフラグのセット/リセットを制御するとともに、レジスタ100a−100dへのアドレスの格納および読出を管理する。
図45は、この発明の実施の形態8に従う半導体装置のEG制御回路に含まれる消去ゲート線制御回路120の構成を概略的に示す図である。図45において、消去ゲート線制御回路120は、ブロックデコーダ122と、消去ゲート線ドライバ124とラッチ回路126と、リセットデコーダ128とを含む。
ブロックデコーダ122は、レジスタ100a−100dに格納される消去アドレスEAD♯をデコードし、メモリブロックを指定するブロック選択信号を生成する。消去ゲート線ドライバ124は、消去高電圧VPEGを受け、ブロックデコーダ122からのブロック選択信号に従ってブロック埋込消去ゲート線BEGに対し、消去高電圧VPEGを伝達する。ラッチ回路126は、メモリブロックそれぞれに対応して設けられ、対応のブロック埋込消去ゲート線BEGの高電圧をラッチする。
リセットデコーダ128は、レジスタ100a−100dに格納される消去アドレスEAD♯0−EAD♯3のうち、消去の完了したブロックアドレス(消去アドレス)EAD♯iをデコードし、対応のメモリブロックに対して設けられたラッチ回路126に対しリセット信号RSTを与える。ラッチ回路126は、リセット信号RSTのアサートに従ってラッチ動作を停止する。したがって、このときには、ブロック埋込ゲート線BEGは、消去ゲート線ドライバ124の出力信号に従ってフローティング状態または接地電圧レベルに維持される。
これにより、各メモリブロック単位で、ブロック埋込消去ゲート線BEGを選択状態に駆動することができ、複数のメモリブロックにおいて並行して消去を実行することができる。また、リセットデコーダ128により、消去の完了したメモリブロックに対してのみリセット信号RSTをアサートして、消去動作を停止させることができる。
図46は、この発明の実施の形態8に従う半導体装置のレジスタの格納内容と消去パルスタイマ112の動作の制御を概略的に示す図である。以下、図46を参照して、図44に示すコマンドレジスタ/制御回路の動作について説明する。
図46において、初期状態では、レジスタ100a−100dは、すべてリセット状態にあり、また消去パルスタイマ112も動作停止状態にある。
時刻TAにおいて、バックグラウンド消去コマンドが印加されると、レジスタ100aがセットされ、対応の消去アドレス(EDA♯)が格納される。この時刻TAにおいて、最初にバックグラウンド消去モードが指示されると、消去パルスタイマ112がカウント動作を開始する。消去パルスタイマ112のカウント期間消去動作が行なわれ、消去パルス(消去高電圧)が対応のブロック埋込消去ゲート線に印加される。
時刻TBにおいて、再びバックグラウンド消去モードが指示され、レジスタ100bがセットされ、対応の消去アドレスが格納される。この時刻TBにおける2回目のバックグラウンド消去モード指示に従って、消去パルスカウンタ112が初期値にリセットされ、再び初期値からカウント動作を開始する。
時刻TCにおいて、レジスタ100aに格納される消去アドレスが指定するメモリブロックの対する消去が完了する(消去ベリファイの結果)。応じて、レジスタ100aがリセットされる(フラグFLGがリセットされる)。この時刻TCにおいても、消去パルスタイマ112はカウント動作を継続しており、レジスタ100bに格納された消去アドレスが指定するメモリブロックに対する消去が継続して実行される。
時刻TDにおいて、バックグラウンド消去コマンドが印加され、レジスタ100cおよび100dに消去アドレスがそれぞれ格納され、レジスタ100cおよび100dのフラグがセットされる。この時刻TDにおけるレジスタ100cおよび100dのセットにより、再び、消去パルスタイマ112がリセットされ、その初期値から再びカウント動作を開始する。
時刻TEにおいて、レジスタ100bに格納される消去アドレスが指定するメモリブロックが消去が完了し(消去ベリファイによる)、このレジスタ100bがリセットされる。このとき、まだレジスタ100cおよび100dに対する消去は行なわれており、消去パルスタイマ112はカウント動作を継続する。消去パルスタイマ112は、そのカウント値が予め定められた最大値に到達すると、消去パルス印加を停止し、レジスタ100cおよび100dをリセットする。
以上のように、消去パルスタイマ112のカウント値を、新たに消去アドレスがセットされるごとに初期値にリセットし、最長、カウント値が最大値に到達するまで消去パルスを印加する。複数のメモリブロックに対して並行して消去を行なうことができる。また、消去パルスタイマ112のカウントが最大値に到達すると、消去電圧(パルス)の印加を停止させることにより、必要以上高電圧がメモリセルに印加されるのを防止することができ、消費電流が低減されるとともに絶縁膜の劣化を抑制することができる。
消去高電圧が長期間にわたって印加され、メモリセルが過消去状態(メモリトランジスタがデプレッション状態)となっても、アシストゲートトランジスタ(選択トランジスタ)が存在しており、何ら問題は生じない。
図47は、図46に示す消去動作時に行なわれる外部アクセスの動作シーケンスの一例を示す図である。図47においては、外部からのデータアクセスとしてデータ読出を行うリード動作が一例として示される。以下、図47を参照して、この発明の実施の形態8に従う半導体装置の直列消去動作モードについて説明する。
時刻TAにおいて、バックグランド消去コマンドとともに消去アドレスが印加され、レジスタ100aに消去アドレスが格納され、このレジスタ100aに格納される消去アドレスが指定するメモリブロックに対する消去動作(♯1)が実行される。図44に示すタイマ112および114がカウント動作を開始する。このとき、外部からデータ読出アクセスが行なわれており、消去ベリファイ動作を実行することができない。外部データアクセス(リードアクセス)が完了すると、消去ベリファイ動作を、レジスタ100aに格納されたアドレスに従って行なうことができる。
時刻TBにおいて、新たなバックグランド消去コマンドが与えられ、レジスタ100bに消去アドレスが格納され、かつレジスタ100bのフラグがセットされる。この時刻TBにおいて、消去パルスタイマ112がリセットされ、再び初期値からカウント動作を実行する。レジスタ100aの消去アドレスが示すメモリブロックは、消去ベリファイ(VR1)において消去未完了と判断され、再度、消去パルスが印加される。このベリファイ時においては、消去電圧印加と並行してベリファイ動作が実行されてもよい。
以後、外部からのデータ読出アクセスが行なわれない期間に、図44に示すベリファイ周期タイマ114のカウント値に従って、消去ベリファイ動作が実行される。
時刻TCにおいて、消去ベリファイ動作により、レジスタ100aに格納される消去アドレスが示すメモリブロックの消去が完了する。このとき、外部から読出アクセスが行なわれ、ベリファイ動作は禁止される。
時刻TDにおいて、外部からのバックグラウンド消去コマンドに従って、レジスタ100cおよび100dに消去アドレスが格納され、これらのレジスタ100cおよび100dがセットされる。この時刻TDにおいて消去パルスタイマ112がリセットされ、再びタイマ112が初期値からカウント動作を継続する。
外部からのデータ読出アクセスが完了すると、レジスタ100b−100dに格納される消去アドレスに対する消去ベリファイVR2−VR4が順次実行される。
時刻TEにおいて、消去ベリファイ動作VR2により、レジスタ100bに格納される消去アドレスが示すメモリブロックに対する消去動作(♯2)が完了する。一方、レジスタ100cおよび100dの消去アドレスについては、消去ベリファイ動作により消去未完了と判断され、消去パルス(消去高電圧)が継続して印加される。
この時刻TEの経過後、消去ベリファイ動作VR4の完了後、外部から読出アクセスが実行され、その読出アクセスの間、消去ベリファイが禁止される。外部読出アクセスが存在しなくなると、レジスタ100cおよび100dに格納される消去アドレスのメモリブロックに対する消去ベリファイ動作(VR3,VR4)が実行される。
時刻TFにおいて、消去ベリファイ動作VR3により、レジスタ100cに格納される消去アドレスが示すメモリブロックの消去動作が完了する。以降、外部からのデータ読出アクセス(リード)が連続して実行され、レジスタ100dに格納される消去アドレスが指定するメモリブロックに対して継続的に消去パルス(消去高電圧)が印加され、消去ベリファイ動作は実行されない。
時刻TGにおいて、消去パルスタイマ112のカウント値が最大値に到達すると、消去パルス印加が停止され、レジスタ100dのアドレスがリセットされ、消去動作が停止する。この消去の中断は、外部に対して信号で報知されてもよい。
図44に示すベリファイ消去タイマ114を用いて、外部からのデータアクセスが行なわれていない期間、消去ベリファイ動作を実行する。これにより、外部からは、データアクセスを継続して行ない、外部に対し、内部で実行される消去動作を隠すことができ、データアクセスを容易に行なうことができる。
制御回路の構成としては、先の図35に示す構成を用い、また、図40に示す電源遮断検出制御部(94)および消去アドレスロード/セーブ制御部(96)を利用する。これにより、電源遮断時において、レジスタ100a−100dに格納される消去アドレスを、メモリアレイの特定の領域にセーブして、電源回復時に再びこれらのレジスタ100a−100dにロードすることができる。
図48は、図44に示すコマンドレジスタ/消去制御回路の動作を示すフロー図である。以下、図48を参照して、図44に示すコマンドレジスタ/消去制御回路の動作について説明する。このコマンドレジスタ/消去制御回路は、コマンドレジスタ/制御回路24B(または24A)の消去動作制御に関連する部分を示す。
まず、消去コマンドが印加されるのを待つ(ステップST30)。消去コマンドが印加されると、消去制御部110は、与えられたアドレスを消去レジスタに格納するとともに、フラグFLGをセットする。また、消去コマンド印加に従って消去パルスタイマ112を初期値に設定して起動する。また、この消去コマンドが最初に与えられると、ベリファイ周期タイマ114を起動する。消去コマンドとともに与えられた消去アドレスに従って、消去制御部110は、図45に示すEG制御回路120においてブロックデコーダ122へ消去アドレス(EAD♯)を与え、指定されたメモリブロックに対する消去動作を実行する(ステップST31)。
この消去動作開始後、消去ベリファイ制御部116は、消去制御部110によりイネーブルされ、ベリファイ周期タイマ114のカウント値が所定値に到達するのを待つ(ステップST32)。
図44に示すベリファイ周期タイマ114のカウント値が所定値に到達し、ベリファイ動作を実行する場合、まず、消去制御部110は、外部アクセスが存在するかを識別する(ステップST32)。これは、図35に示す制御回路動作と同様、書込動作モード指示信号WRITEまたは読出動作モード指示信号RADがアサートされているかを基に判別される。
外部アクセスが存在する場合、外部アクセスの完了かどうかを判別する(ステップST33)。外部アクセスが完了しないで継続して実行されている場合、次いで、消去制御部110は、消去ベリファイ制御部116のベリファイ開始を待たせて、消去パルスタイマ112のカウント値が最大値に到達したかを識別する(ステップST30)。消去パルスタイマ112がまだカウントアップしていない場合には、ステップST33に戻って外部アクセスが完了するのを待つ。一方、ステップST34において、消去パルスタイマ112がカウントアップを完了した場合には、消去制御部110は、レジスタ100a−100dをすべてリセットし、また、フラグFLGもリセットする(ステップST35)。これにより、消去動作が完了する。
ステップST32において外部アクセスが存在しないかまたはステップST33において外部アクセスが完了すると、消去制御部110が、消去ベリファイ制御部116をイネーブルする。レジスタ100a−100dに格納される有効フラグがセットされた消去アドレスが逐次読出され、消去メモリブロックにおいてベリファイカウンタ(図35)からのベリファイアドレスに従って、メモリブロックのメモリセルを逐次読出して消去ベリファイ動作を実行する。このとき、電圧発生部においては、消去ベリファイに必要なベリファイ電圧が選択されて行および列デコーダ(列選択ゲート回路に含まれる列デコーダ)へ与えられてメモリセルデータの読出が実行される。このベリファイカウンタは、一例として、読出された消去アドレスをブロックアドレスとして保持し、このメモリブロック内のアドレスを順次そのカウント値に従って生成する。これにより、消去メモリブロックに対するブロックアドレスおよびメモリセルアドレスを生成することができる。
消去ベリファイ制御部116は、読出されたデータの論理値をモニタし、すべてのメモリセルの記憶データが消去状態にあるかを識別し、その識別結果に従って対応のメモリブロックが消去状態にあるかを識別する(ステップST37)。対応のメモリブロックがまだすべて消去状態にない場合には、消去ベリファイ制御部116は、消去継続を消去制御部110に知らせる。消去制御部110は、ステップST32へ戻り、ベリファイ周期カウンタ114のカウント値に従って所定のベリファイ周期が完了するのを待つ。
一方、ステップST37における消去ベリファイで、全てのメモリセルが消去状態であると識別された場合には、消去制御部110は、レジスタ100a−100dのうちの対応のレジスタをリセットし、また、図45に示すリセットデコーダ128へ対応の消去アドレスEAD♯iを与え、対応のメモリブロックの消去高電圧をリセットする(ステップST39)。
レジスタ100a−100dがすべてリセット状態にある場合には(ステップST39)、消去制御部110は、消去動作を完了させる。一方、すべてのレジスタがリセット状態にない場合には、再び、ステップST32へ戻り、消去制御部110は、消去パルスタイマ112のカウント値をモニタしつつ消去高電圧を継続して生成させて、EG選択回路120へ与える。
以上のように、この図44に示すコマンドレジスタ/消去制御回路、より具体的には図35に示す制御回路および図40に示す電源遮断検出制御部および消去アドレスロード/セーブ制御部を利用することにより、複数のメモリブロックに対して並行して消去動作を行なうとともに、電源遮断時、このレジスタに格納された消去アドレスを特定のメモリ領域へ格納することができる。
電源遮断時におけるレジスタ100a−100dの内容のセーブおよびロード動作は、図43に示すフロー図と同様の動作制御が、消去アドレスロード/セーブ制御部により実行される。
以上のように、この発明の実施の形態8に従えば、複数のメモリブロックに対し並行して、消去動作を行なうように構成しており、また、外部アクセスを優先させている。したがって外部に対して内部で実行される消去動作を完全に隠すことができ、データアクセスの制御が容易となる。
[実施の形態9]
図49は、この発明の実施の形態9に従う半導体装置のメモリブロックへのアクセス態様を概略的に示す図である。図49においてメモリアレイ20には、複数のメモリブロックにおいて、パイプライン的に書込および消去を異なるメモリブロックに対して並行して実行する。
いま、メモリブロックBKbに対して消去を行なっているとき、メモリブロックBKaに並行して書込を実行する。このメモリブロックBKbの消去完了後、次に書込指示が与えられると、次のメモリブロックBKAaに対する消去動作と並行してメモリブロックBKbに対する書込を実行する。すなわち、書込は、常に消去が行なわれたメモリブロックに対して実行される。
図50は、この発明の実施の形態9に従う半導体装置のアクセスシーケンスの一例を示す図である。図50において、水平方向に整列して配置されるメモリブロックは同一メモリブロックを示す。
図50において、まず1つのメモリブロックにおいて消去が実行される。続いて、書込および消去を同時に行なうコマンド(または、単なる書込コマンド)が印加され、異なるメモリブロックに対して消去および書込が並行して実行される。以後、複数のメモリブロックにおいて、消去後メモリブロックに対し書込が実行される。
書込および消去をパイプライン的に実行する。書込が、消去メモリブロックに対して行なわれるため、高速にデータの書込を行なうことができる。特に、ファームウェアなどの大量のデータを一度に書換える場合、高速に書換えを行なうことができる。また、SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)からのデータのセーブを高速で行なうことができる。
なお、図50に示す動作シーケンスにおいて書込および消去時においては、ベリファイ動作が実行される。このベリファイに対しては、書込ベリファイおよび消去ベリファイは、異なるタイミングで、すなわち異なる時間において実行することが要求される。
図51は、この発明の実施の形態9に従う半導体装置のコマンドレジスタ/制御回路24の構成を概略的に示す図である。この発明の実施の形態9に従う半導体装置の全体の構成は、図23に示す半導体装置の構成と同じである。
図51において、コマンドレジスタ/制御回路24において、コマンドデコーダ140、消去コマンドレジスタ141eおよび書込コマンドレジスタ141w、消去制御部142、書込制御部175、消去ベリファイ制御部143、書込ベリファイ制御部177が設けられる。
コマンドデコーダ140は、クロック発生器160からの内部クロック信号CLKに同期して外部からの制御信号/CE、/WEおよび/OEがある動作モードを指定しているとき、アドレスADDおよびデータDQから与えられたコマンドをデコードし、そのデコード結果を、デコード結果に従って、消去コマンドレジスタ141eおよび書込コマンドレジスタ141wのいずれかに与える。
消去コマンドレジスタ141eは、図28に示す消去コマンドレジスタ41eに対応し、コマンドデコーダ140からのデコード後の消去コマンドを格納する。書込コマンドレジスタ141wは、図28に示す書込コマンドレジスタ41wに対応し、コマンドデコーダ140からのデコード後の書込コマンドを格納する。
消去制御部142は、図28に示す消去制御部42に対応し、消去コマンドレジスタ141eに格納される消去コマンドに従って消去に必要な動作を制御する。消去ベリファイ制御部143は、図28に示す消去ベリファイ制御部43に対応し、消去制御部142からの消去電圧印加時、所定のシーケンスで消去ベリファイ動作を制御し、消去ベリファイ完了時、消去制御部142に消去電圧印加動作を停止させる。
書込制御部175は、図28に示す書込制御部75に対応し、書込コマンドレジスタ141wに格納される書込コマンドに従って書込動作を制御する。
書込ベリファイ制御部177は、図28に示す書込ベリファイ制御部77に対応し、書込制御部176からの書込完了指示に従ってイネーブルされて書込ベリファイ動作を制御する。書込ベリファイ制御部177は、書込データを保持する書込データレジスタを含み、書込ベリファイにより正確にメモリセルに対してデータ書込が行なわれることを検出すると、書込制御部175に対し、書込動作を停止させる。
この図51に示すコマンドレジスタ/制御回路24においては、さらに、書込ベリファイカウンタ150、および消去ベリファイカウンタ152が設けられる。アドレスレジスタ22内において、アクセスアドレスレジスタ154および消去アドレスレジスタ156が設けられる。
アクセスアドレスレジスタ154は、書込制御部175からの制御のもとに、外部からのアドレス信号ADDをアクセスアドレスとして格納する。データ書込時、アクセスアドレスレジスタ154に格納された書込アドレスを先頭アドレスとしてベリファイを行うため、書込制御部175は、書込ベリファイカウンタ152の初期値として格納する。ここで、書込は連続アドレスに対して実行されるアクセスシーケンスを想定している。
書込ベリファイカウンタ150は、書込ベリファイ制御部177の制御のもとに、クロック信号CLKに同期して書込ベリファイカウントを順次更新し、書込ベリファイアドレスを生成し、アクセスアドレスレジスタ154へ与える。これにより、アクセスアドレスレジスタ154に格納されたベリファイアドレスが、図示しない行デコーダおよび列デコーダへ与えられ、メモリセルの選択およびデータ読出が実行される。
消去アドレスレジスタ156は、消去制御部142からの指示に従って、アドレス信号ADDを消去アドレスとして格納するとともに、その格納した消去アドレスを消去ベリファイカウンタ152にカウント初期値として格納する。この消去アドレスはメモリブロックを指定しており、消去ベリファイカウンタの上位ビット位置にベリファイブロックアドレスとして格納され、カウント動作により、このメモリブロック内のメモリセルが順次指定される。
消去ベリファイカウンタ152は、消去制御部142の制御のもとに、この消去アドレスレジスタ156に格納されたアドレスを先頭値として格納するとともに、消去ベリファイ制御部123の制御のもとに、消去ベリファイ時、内部クロック信号CLKに同期してそのカウント値を更新する。消去アドレスレジスタ156に格納される消去アドレスがEG線制御回路へ与えられ、消去高電圧を印加するメモリブロックに対するブロック埋込消去ゲート線(BEG)へ消去高電圧が印加される。
なお、この図51に示すコマンドレジスタ/制御回路24において、図28に示す構成と同様、読出制御部54(A)が設けられ、消去ベリファイ制御部143および書込ベリファイ制御部177の制御のもとに、ベリファイカウンタのカウント値がマルチプレクサを介してデコーダへ与えられ、ベリファイ読出が実行される。
この図51に示すコマンドレジスタ/制御回路24の構成において、書込制御部175および消去制御部142は、それぞれ消去ベリファイおよび書込ベリファイが完了するまで、次の書込および消去動作を停止させる。消去ベリファイおよび書込ベリファイが完了すると、消去制御部142および書込制御部175は、アクセスアドレスレジスタ154および消去アドレスレジスタ156に、外部から与えられるアドレスをそれぞれ格納し、クロック信号CLKに同期して消去および書込を並行して実行する。
なお、このパイプライン態様でのデータアクセスは、所定の消去および書込時間が規定され、外部からの装置は、その所定間隔で、消去および書込コマンドを印加するとともに、消去アドレスおよび書込アドレスを印加する。
また、アクセスアドレスレジスタ150および消去アドレスレジスタ156が、複数のレジスタで構成され、FIFO態様でその格納アドレスを読出す構成とされてもよい。この場合、内部で、消去ベリファイおよび書込ベリファイがともに完了した後、アドレスレジスタ(FIFO)の格納値を更新して次のメモリブロックに対する消去および書込を実行する。
さらに、書込および消去の完了後に消去アドレスレジスタ156の格納するアドレスが書込アドレスレジスタ154に転送され、外部から書込アドレスが与えられると消去アドレスレジスタ156に格納されて、消去および書込が実行されてもよい。この場合、データ書込もメモリブロック単位でブロック内の先頭アドレスから実行することが要求される。
以上のように、この発明の実施の形態9に従えば、パイプライン態様で書込および消去を並行して実行しており、大量のファームウェアなどのデータを高速で書換えることができる。
また、書込時においては、消去が完了したメモリブロックに対する書込が実行されており、書込前に対応のメモリブロックの消去を行なう必要がなく、高速のデータ書込が実現される。
[変更例1]
図52は、この発明の実施の形態9に従う半導体装置のアクセスシーケンスの変更例を示す図である。この図52に示すアクセスシーケンスにおいては、2つのメモリブロックに対し並行して消去が行なわれる。その消去と並行して、消去後のメモリブロックに対してメモリブロックごとに書込が行なわれる。すなわち、図52において、メモリブロック♯1および♯2に対し並行して消去が行なわれる。次のサイクルにおいて、メモリブロック♯3および♯4において消去が行なわれ、これと並行してメモリブロック♯1、♯2に対して順次書込が実行される。次のサイクルにおいては、消去されたメモリブロック♯3および♯4に対する書込が順次実行される。消去および書込はパイプライン的に実行される。
複数ブロック単位で消去を行なうことにより、消去時間が短縮され、書込を高速に行なうことができる。また、書込データ量が少ない場合、メモリブロック全体を消去する消去時間より短い時間で書込が完了する。したがって、書込データ量が少ない場合、1つの消去サイクル内で、複数メモリブロックに対して順次データ書込を行なうことができる。
図53は、この変更例1における別のアクセスシーケンスを示す図である。この図53に示すアクセスシーケンスにおいては、メモリブロックごとに消去が行なわれ、各消去と並行して書込が行なわれる。すなわち、メモリブロック♯1−♯4…に対して消去が行なわれると、最初の消去サイクル経過後の次のサイクルから、消去と並行してメモリブロック♯1−♯4に対してデータの書込が、並行して順次パイプライン的に実行される。
この図53に示すアクセスシーケンスの場合、消去に要する時間よりも書込に要する時間が短い。しかしながら、書込データ量が多い場合、消去サイクル内に十分時間を取ってデータの書込を行なうことができる。
この図52および図53に示すように、消去メモリブロック単位を変更することにより、書込データ量に応じて書込に要する時間を変更することができ、消去メモリブロックと並行して書込データ量に応じて、消去および書込時間を最適化することができる。
この変更例におけるコマンドレジスタ/制御回路の構成としては、図51に示す構成を利用することができる。コマンドデコーダ140から、消去単位ブロックを設定するコマンドが消去制御部142に与えられる。消去制御部142は、与えられた消去単位ブロック特定指示(消去単位のメモリブロック数を特定する指示)に応じて、消去アドレスレジスタ156に格納されるメモリブロックを特定するブロックアドレスの最下位ビットの縮退/有効を設定する。アドレス最下位ビットを縮退することにより、2つのメモリブロックに対して並行して消去を行なうことができる。最下位ビットを有効とすることにより、1つのメモリブロックが特定されて、この特定された1つのメモリブロックに対して消去が行なわれる。
また、このメモリブロックの消去単位のメモリブロック数に応じて、消去制御部142が、内部に含まれる消去パルス印加時間を規定する消去パルスタイマの時間を調整する。外部の装置は、この設定された消去ブロック単位数に応じて設定された書込サイクル(クロックサイクル)で書込アクセスを実行する。ここで、「クロックサイクル」は、パイプラインアクセスサイクルを規定するクロック信号のサイクル数を示す。
書込制御部175も、その設定された消去メモリブロック数(消去単位)に応じた書込サイクルの変更および書込ベリファイ期間の変更/設定は、特に要求されない。外部からのデータ書込完了指示に従って、書込ベリファイを実行する。ベリファイ用の書込データレジスタの全レジスタに書込データが保持されると書込を実行し、次いで、書込ベリファイを実行する。このとき、外部に対して実施の形態5のように内部ステータスを示す信号RYBY_ERおよびRYIBY_RWが出力されて、アクセスの調整が行われても良い。
これに代えて、図51に示すアクセスアドレスレジスタ154をFIFOで構成し、2つの書込メモリブロックアドレスを順次格納し、書込制御部175の制御の基に逐次書込が実行されてもよい。図51に示す書込ベリファイ制御部177においては、書込ベリファイを行なうための書込データを格納するレジスタが設けられており、このレジスタを複数段設け、各書込メモリブロックに対する書込データを順次格納して、データの書込およびベリファイが行なわれてもよい。
以上のように、この発明の実施の形態9に従えば、パイプライン態様で消去および書込を実行しており、高速のデータ書込を実現することができる。また、この消去単位のメモリブロック数を変更可能とすることにより、書込データ量に応じて最適な消去サイクル時間を設定することができる。
[実施の形態10]
図54は、この発明の実施の形態10に従う半導体装置のメモリアレイ(マット)の構成を概略的に示す図である。図54において、メモリアレイ(メモリマット)20は、一例として52B(バイト)の記憶容量を有する複数のメモリブロックBK0−BKmに分割される。これらのメモリブロックBK0−BKmは、2つのメモリブロックにより1つのメモリブロック対PBKを構成する。すなわち、メモリブロックBKiおよびBK(i+1)が、メモリブロック対PBK(i/2)を構成する。ここで、iは0からmのいずれかである。図54においては、メモリブロック対は隣接メモリブロックで構成されるように示すが、対を成すメモリブロックは、離れては位置されるメモリブロックであってもよい。例えば、上半分のメモリブロック領域と下半分のメモリブロック領域とに分割し、上半分のメモリブロック領域および下半分のメモリブロック領域において同一位置のメモリブロックにより、メモリブロック領域PBKが形成されても良い。
図55は、この発明の実施の形態10に従う半導体装置におけるデータアクセス時の書込動作を概略的に示す図である。図55においては、メモリブロック対PBK(i/2)におけるメモリブロックBKiおよびBK(i+1)に対する書込シーケンスを一例として示す。
外部からデータ書込を指示する書込コマンドが印加されたとき、フェーズPH1においては、メモリブロックBKiに対するデータ書込が行なわれ、メモリブロックBK(i+1)に対して消去が並行して行なわれる。一方、フェーズPH1に続く次のフェーズPH2において、メモリブロック対PBK(i/2)に対するデータ書込アクセスが要求されたとき、消去状態のメモリブロックBK(i+1)に対しデータの書込を行ない、これと並行して、先に書込まれたメモリブロックBKiに対する消去を実行する。データ読出は、書込が行なわれたメモリブロックに対して実行される。
この図55に示すように、メモリブロック対PBK(i/2)において、書込および消去をメモリブロックBKiおよびBK(i+1)に対して交互に実行することにより、高速のデータ書込を、書込サイクル内において書込メモリブロックに対する消去動作を伴うことなく実行することができる。したがって、たとえば、電源遮断時におけるデータのセーブおよびSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)などの揮発性メモリに格納されたアプリケーションデータまたは命令を、高速で、この半導体装置へセーブすることができる(本実施の形態においては、書込は、常に消去状態のメモリブロックに対して実行されるため)。
図56は、この発明の実施の形態10に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図56に示す半導体装置は、図23に示す半導体装置と以下の点でその構成が異なる。すなわち、コマンドレジスタ/制御回路24Cにおいて、各メモリブロック対のフェーズを示すフラグを格納するテーブルメモリ180が設けられる。また、テーブルメモリ180の参照結果に従ってブロックアドレスの転送経路を設定するブロックアドレス変換器182が設けられる。ブロックアドレス変換器182からのブロックアドレスが行デコーダ28およびEG制御回路70にそれぞれ与えられる。
図56に示す半導体装置の他の構成は、図23に示す半導体装置の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
なお、図56において、列デコーダ30は列選択ゲート回路32に隣接して配置されるように示す。この列デコーダ30および列選択ゲート回路32の配置は、図23に示す列デコーダ30および列選択ゲート回路32と同じ構成である。メモリアレイ20は、行デコーダ28および列デコーダ30に囲まれており、メモリマットとも呼ばれる。
図57は、図56に示すコマンドレジスタ/制御回路24Cおよびブロックアドレス変換器182の構成の一例を概略的に示す図である。図57において、コマンドレジスタ/制御回路24Cは、行から与えられるコマンドをデコードするコマンドデコーダ200と、コマンドデコーダ200からの書込コマンドを格納する書込コマンドレジスタ202と、コマンドデコーダ200を介して与えられる書込アドレスを格納する書込アドレスレジスタ204と、書込/ベリファイ制御部206および消去/ベリファイ制御部208と、テーブルメモリ180とを含む。
コマンドデコーダ200は、これまでのコマンドデコーダ(40)と同様、制御信号/CE、/WEおよび/OEの指示に従って外部からのアドレスADDおよびデータDQをコマンドとして取り込んでデコードし、指定された動作モードを示す内部コマンドを生成する。
書込コマンドレジスタ202は、コマンドデコーダ200からのコマンドがデータ書込を示す書込コマンドのとき、その書込コマンドを格納する。書込アドレスレジスタ204は、与えられたコマンドが書込コマンドのとき、書込/ベリファイ制御部206の制御のもとに、コマンドデコーダ200を介して与えられるアドレスを書込アドレスとして格納する。この書込アドレスは、メモリブロック対PBKを特定するブロックアドレスを含むアドレスである。
書込/ベリファイ制御部206は、書込コマンドレジスタ200に書込コマンドが格納されると、書込アドレスレジスタ204に格納された書込アドレスに従ってテーブルメモリ180を参照し、対応のフェーズフラグPFLGを参照し、フェーズを示すフェーズ指示信号PHYを生成するとともに、書込動作を指定する書込イネーブル信号WENをアサートする。また、書込/ベリファイ制御部206は、後に説明するブロックアドレス変換器182からの書込ブロックアドレスBADWを格納し、書込ベリファイ時のアドレスを生成するとともに書込および書込ベリファイに必要な動作を制御する。
消去/ベリファイ制御部208は、書込/ベリファイ制御部206からの書込イネーブル信号WENに従って、消去/ベリファイ動作を実行する。消去/ベリファイ制御部208は、ブロックアドレス変換器182からの消去ブロックアドレスBADEを格納し、消去ベリファイ時のベリファイアドレスを図示しない消去ベリファイカウンタを利用して順次生成する。この書込/ベリファイ制御部206および消去/ベリファイ制御部208の書込、消去およびベリファイ動作としては、これまでの実施の形態1から9において用いられた動作のいずれが用いられてもよい。
テーブルメモリ180には、各メモリブロック対に対応してフェーズフラグPFLG0−PFLGkが格納される。ここで、kは、(i−1)/2である。
ブロックアドレス変換器182は、書込イネーブル信号WENのアサート時、アドレスレジスタ22から与えられるブロックアドレスBADから2種類のブロックアドレスを生成するブロックアドレス生成部210と、フェーズ指示信号PHYに従ってブロックアドレス生成部210からのブロックアドレスの転送経路を設定する経路選択スイッチ212とを含む。
ブロックアドレス生成部210は、メモリブロック対を指定するブロックアドレスBADに対して2種類(“0”および“1”)の最下位ビットを付加し、メモリブロック対のメモリブロックをそれぞれ指定するブロックアドレスBAD0およびBAD1を生成する。経路選択スイッチ212は、フェーズ指示信号PHYに従って、生成されたブロックアドレスBAD0およびBAD1の転送経路を設定して、行デコーダへ与えられる書込ブロックアドレス信号BADWおよびEG線制御部70へ与えられる消去ブロックアドレスBADEを生成する。
なお、消去または書込ベリファイ時においては、行デコーダへは、ブロックアドレスBADEおよびBADWに代えて、図示しないベリファイカウンタからのベリファイアドレスが与えられる(図示しないマルチプレクサを用いて)。このベリファイ時においては、ベリファイアドレスのメモリブロックを特定するブロックアドレスとしては、書込ブロックアドレスBADWおよび消去ブロックアドレスBADEが、カウンタにおいて初期設定され、ブロック内アドレスがカウンタの更新により生成される。
図58は、図57に示すコマンドレジスタ/制御部およびブロックアドレス変換器の動作を示すフロー図である。以下、図58を参照して、図57に示すコマンドレジスタ/制御回路24Cおよびブロックアドレス変換器182の動作について説明する。
先ず、書込/ベリファイ制御部206は、外部からの書込コマンドが印加されるのを待つ(ステップST40)。
外部から書込コマンドが与えられ、書込コマンドレジスタ202に書込を指示する信号が格納されると、書込/ベリファイ制御部206は、書込アドレスレジスタ204に、書込アドレスを格納するとともに、この書込アドレスレジスタ204に格納された書込アドレスに基づいてテーブルメモリ180を参照する。テーブルメモリ180の参照により、対応のフェーズフラグPFLGiがフェーズPH1およびPH2のいずれの状態に設定されているかを判定する(ステップST43)。このフェーズPH1およびPH2の判定は、フェーズフラグPFLGiがセット状態にあるかリセット状態にあるかにより行う。
ブロックアドレス変換器182においては、書込/ベリファイ制御部206からの書込イネーブル信号WENのアサートに従って外部アドレス信号ADDに含まれるブロックアドレスBADに対して最下位ビットを付加し、2つのブロックアドレスBAD0およびBAD1を生成する。最下位ビットの付加は、単に、書込イネーブル信号WENのアサート時にビット“0”および“1”をブロックアドレスの最下位ビット位置に追加するだけである。一例として、ブロックアドレス信号BAD0およびBAD1は、データ書込時においては、それぞれ、最下位アドレスビットが“0”および“1”に設定される。
このブロックアドレス生成部210におけるブロックアドレス生成と並行して、書込/ベリファイ制御部206においては、テーブルメモリ180のフェーズフラグPFGiの参照結果に基づいて識別されたフェーズに従ってフェーズ指示信号PHYを発生する(ステップST44)。
このフェーズ指示信号PHYに従って、ブロックアドレス変換部182においては、経路選択スイッチ212が、内部ブロックアドレス信号BAD0およびBAD1の転送経路を設定し、書込ブロックアドレス信号BADWおよび消去ブロックアドレス信号BADEを生成し、それぞれ行デコーダおよびEG線制御部へ与える(ステップST45)。
書込ベリファイ制御部206は、フェーズ指示信号PHYの発生後、消去/ベリファイ制御部208をイネーブルし、指定されたメモリブロックに対する書込、消去およびベリファイを実行する(ステップST46)。このベリファイ時においては、書込/ベリファイ制御部206および消去/ベリファイ制御部208に、それぞれ書込ブロックアドレス信号BADWおよび消去ブロックアドレス信号BADEが与えられて格納されており、これらの格納アドレスに基づいてベリファイ動作が実行される。
このベリファイ時においては、ブロック書込アドレス信号BADWに従ってベリファイブロックアドレス信号がベリファイアドレス信号とともに行および列デコーダへ与えられる。このとき、EG線制御部へは、継続して、ブロック消去アドレス信号BADEが与えられ、消去電圧印加と書込および書込ベリファイとが並行して実行されてもよい。また、消去電圧印加および書込動作の完了後、書込ベリファイを実行し、続いて消去ベリファイが実行されてもよい。
この書込/消去ベリファイにおいて書込または消去不良が示されると、再び書込または消去が実行される(ステップST48)。書込および消去ベリファイがともに書込および消去完了を示すと、書込/ベリファイ制御部206は、テーブルメモリ180の対応のフェーズフラグPHLGiの状態を変更する(ステップST49)。
次に、書込および消去の動作を、対応のメモリブロック対の異なるメモリブロックに対してそれぞれ並行して実行することができる。
なお、この書込および消去を行なう場合、先の実施の形態1から8において説明した書込および消去動作制御のいずれが用いられてもよい。
データ読出時においては、その詳細構成は示していないが、書込メモリブロックに対して読出アクセスを実行する必要がある。データ読出アクセス時には、以下の動作が実行される。読出コマンドが印加されると、読出制御部(例えば図33参照)が、読出活性化信号RENをアサートして、読出アドレスを読出アドレスレジスタに格納するとともに、この格納された読出アドレスに従って、テーブルメモリの対応のフェーズフラグPFLGを参照する。このフラグ参照結果に従って、対応のメモリブロック対のフェーズを判定する。ブロックアドレス変換器182においては、ブロックアドレス生成部210が、書込時と同様の態様でメモリブロックアドレスを生成する。
経路選択スイッチ212は、読出モード時においては、書込時と逆の態様で、ブロックアドレスの転送経路を設定する。例えば、フェーズPH1のときには、メモリブロックBKiに対して書込が行われ、メモリブロックBK(i+1)に対して消去が行われ、書込完了後にフェーズは、PH2に変更される。従って、書込後に読出アクセスを行う場合には、フェーズPH1と同じ態様でメモリブロックBKiに対して読出アクセスを行なう必要がある。
従って、読出アクセス時に書込アクセス時と逆の態様で経路選択スイッチ212において経路設定を行うことにより、書込が行われたメモリブロックに対して読出アクセスを行なうことができる。書込/ベリファイ制御部206と読出制御部におけるフェーズ判定の論理を反対に設定することにより、フェーズ指示信号PHYに従って、経路選択スイッチ212において同一態様で経路選択を行って正確にアクセス対象のメモリブロックを選択することができる。この場合、動作モードに従って書込時のフェーズ指示信号と読出時のフェーズ指示信号の一方を選択して経路選択回路212へ与える回路を設けることにより、経路選択態様の変更は、容易に実現することができる。
以上のように、この発明の実施の形態10に従えば、メモリブロックを対をなすように設け、この対をなすメモリブロックに対しデータ書込を行なう場合には、2つのメモリブロックに対して交互に書込を行ない、他方のメモリブロックに対して消去を実行する。これにより、大量のデータを常に、消去メモリブロックに対して書込むことができ、書込を高速で行なうことができる。
なお、電源遮断時にテーブルメモリ180の内容をメモリアレイ20の特定の領域にセーブするとともに電源回復時または電源投入時にセーブしたフェーズフラグをテーブルメモリに対してロードする構成がさらに設けられてもよい(実施の形態7参照)。また、データアクセスが、実施の形態9と同様にパイプライン的に実行されてもよい。
[実施の形態11]
図59は、この発明の実施の形態11に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図59においては、メモリアレイ20におけるメモリセル行を選択する選択ゲート線SGL、ブロック埋込消去ゲート線BEGおよびローカル埋込ゲート線LEGが、各メモリブロックBK0−BKnに対応して配置される。ビット線BLおよびソース線SLは、メモリセル列に対応して列方向に延在して複数のメモリブロックBK0−BKnに共通に配置される。
行デコーダ28Aおよびソース線デコーダ300は、それぞれ、アドレスレジスタ22からの行および列アドレスを受け、選択ゲート線SGLおよびソース線SLを、書込動作および読出動作(ベリファイ動作を含む)に応じて選択状態へ駆動する。EG制御回路70は、消去時、消去メモリブロックに対するブロック埋込消去ゲート線BEGに消去高電圧を印加する。
メモリブロックごとにウェルWLLの電圧を設定するために、ウェル制御回路220が設けられる。このウェル制御回路220は、EG制御回路70と同様、メモリブロック単位でウェル電位(WELL)を制御するため、アドレスレジスタ22から、メモリブロックアドレスを受け、電圧発生回路26Aからの電圧に応じたウェル電圧を選択メモリブロックおよび非選択メモリブロックへそれぞれ伝達する。
後に説明するように、メモリセルの構造が、実施の形態1から10において用いたメモリセルの構造と異なるため、電圧発生回路26Aが、コマンドレジスタ/制御回路24Dの制御のもとに生成する電圧レベルが、これまでの実施の形態1から10の場合と異なる。この図59に示す半導体装置の他の構成は、図23に示す半導体装置の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。なお、以下の実施の形態においても、メモリアレイは、メモリマットと等価であり、単一バンク構成のメモリアレイを想定する。
図60は、図59に示すメモリアレイ20におけるメモリセルの配置の一例を示す図である。図60において、2行2列に配列されるメモリセルMC00、MC01、MC10およびMC11を代表的に示す。これらのメモリセルMC00、MC01、MC10およびMC11は、同じ構成を有するため、図60においては、メモリセルMC99に対しその構成要素に参照符号を付す。
メモリセルMC00は、ソース線SL0とビット線BL0の間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタで構成されるアクセストランジスタPATと、フローティングゲートを有するメモリトランジスタPMTを有する。メモリトランジスタPMTは、ゲートがフローティング状態とされ、電荷が蓄積するフローティングゲートFGとして利用される。
メモリセル列に対応してビット線BL0、BL1が配置され、また、メモリセル列に対応してソース線SL0、SL1…が配置される。メモリセル行に対応して、選択ゲート線SGL0、SGL1…が配置される。ソース線SLは、対応の列のメモリセルの選択トランジスタPATの不純物領域に結合される。選択ゲート線SGLは、対応の行のメモリセルの選択トランジスタPATのゲートに結合される。
メモリセル列に対応してメモリセル列の境界領域にローカル埋込ゲート線LEG0、LEG1…が配置される。これらのローカル埋込消去ゲート線LEG0、LEG1は、共通にブロック埋込消去ゲート線BEGに結合される。ソース線SL0、SL1は、アクセストランジスタPATの不純物領域および裏打ち用メタル配線(シャント配線)とで構成される。ローカル埋込消去ゲート線LEG0、LEG1は、メモリセル間の素子分離領域に形成されており、ソース線と埋め込み消去ゲート線との配線の衝突は生じない。
図61は、メモリセルMCの平面レイアウトを概略的に示す図である。メモリセルは、同一の平面レイアウトを有するため、図61においては、メモリセルを、代表的に示すために、符号MCで参照する。
図61において、メモリセルMCは、活性領域230を含む。この活性領域230は、ソース線に結合される不純物領域231aと、不純物領域231bと、ビット線に結合される不純物領域231cとを含む。不純物領域231aおよび不純物領域231cは、それぞれ、同一列の隣接メモリセルにより共有される。
不純物領域231aおよび231bの間に、BL方向(ビット線延在方向)と直交する方向に選択ゲートSGを構成する選択ゲート配線232が配設される。この選択ゲート配線232により、選択ゲート線SGLが構成される。
不純物領域231bおよび231cの間に、フローティングゲートFGを構成する電荷蓄積層234が形成される。メモリセルMCの活性領域230のBL方向と直交する方向において、隣接メモリセル間の素子分離領域においてBL方向に連続的に延在する埋込消去ゲート配線238が形成され、各メモリセルMCに対する埋込消去ゲートEGを構成する。
この図61に示すメモリセルの配置の場合、ソース不純物領域231aが、ソース線SLに結合され、ドレイン不純物領域231bがビット線BLに結合される。ソースメタル配線を、メモリセル列間の素子分離領域上に埋込消去ゲート配線上に第1メタル配線を用いて形成し、ビット線を、活性領域230上に第1メタル配線上層の第2メタル配線を用いて形成する。これにより、ソース線およびビット線をBL方向に平行に延在させる場合においても、配設の衝突は、生じない。
図62は、図61に示す線L62−L62に沿った断面構造を概略的に示す図である。図62においては、埋込消去ゲート配線238を、対応を示すため、併せて示す。図62において、Nウェル240の表面の活性領域にP型不純物領域231a、231bおよび231cがそれぞれ間をおいて形成される。不純物領域231aおよび231bの間に、選択ゲートSGを形成する選択ゲート配線232が配設され、不純物領域231bおよび231cの間の領域に、フローティングゲートFGを構成する電荷蓄積層234が配置される。この電荷蓄積ゲート層234は、各メモリセルごとに分離して配置される。
なお、不純物領域231aおよび231cがそれぞれソース線SLおよびビット線BLに結合され、埋込消去ゲート配線238が埋込消去ゲートEGに結合される。この場合、前述のように、埋込消去ゲートEGおよびソース線(ソースメタル配線)SLは、ビット線BLと異なる位置および配線層に配設されるため、図62においては、接続配線に対する斜線で、その位置が異なることを示す。
図63は、図61に示す線L63−L63に沿った断面構造を概略的に示す図である。図63において、メモリセルのBL方向と直交する方向において隣接するメモリセルを分離するためにSTI分離膜242が設けられる。このSTI分離膜242表面に、埋込消去ゲート配線238が形成される。この埋込消去ゲート配線238は、その頂部に突出部を有し、フローティングゲートFGを構成する電荷蓄積層234に隣接する。消去時、これまでの実施の形態と同様、FN電流により、電荷蓄積層234(フローティングゲートFG)に蓄積された電子を、埋込消去ゲート配線238(埋込消去ゲートEG)に引抜く。
図60から図63に示すように、PチャネルMOSトランジスタを用いてメモリセルを構成しても、消去および書込を実行することができる。消去電圧印加中は、以下に説明するように、読出動作が可能であるものの、書込動作は実行できない。
図64は、この発明の実施の形態11におけるメモリセルの書込時の印加電圧を示す図である。図64において、メモリセルMC00に対し書込を行なう場合を考える。この場合、選択行の選択ゲート線SGL0が0Vに設定され、一方、非選択行の選択ゲート線SGL1へは、8Vが印加される。選択列のビット線BL0には0Vが伝達され、また、選択列のソース線SL0に対し8Vが印加される。非選択列のビット線BL1は8Vに設定され、非選択ソース線SL1は0Vに設定される。このとき、ウェル領域(Nウェル240)に対するウェル電圧WELLは、8Vに設定され、埋込消去ゲート線BEGはオープン状態または0Vに設定される。
メモリセルMC00においては、アクセストランジスタPATがPチャネルMOSトランジスタであり、オン状態となり、ソース線SL0からビット線BL0に向かって電流が流れる。このとき、メモリトランジスタPMTおよびアクセストランジスタPATの間のP型不純物領域231b(図62参照)に、ソース線SLからアクセストランジスタPATを介して電流が流れる。この場合、メモリトランジスタPMTのドレイン高電界によりホットエレクトロンが発生し、フローティングゲートFGに電子が注入される。
メモリトランジスタPMTが、PチャネルMOSトランジスタの場合、フローティングゲートに電子が注入されると、そのしきい値電圧が低くなり、メモリトランジスタPMTがオン状態となる。これにより、メモリセルMC00を、書込状態に設定することができる。
メモリセルMC01においては、メモリトランジスタは、ゲート(選択ゲート)およびソースが同一電位であり、オフ状態を維持し、書込電流はメモリセルMC01には流れない。メモリセルMC10に対しても、そのアクセストランジスタ(PAT)がゲートおよびソースが同一電位でありオフ状態を維持する。また、メモリセルMC11は、アクセストランジスタ(PAT)のゲート電位がソース電位よりも高くオフ状態にある。したがって、選択メモリセルに対してのみメモリ、データの書込を行なうことができる。
このとき、ウェル電位WELLを、8Vに設定することにより、Nウェルと不純物領域21a−231cに印加される電圧は、最大8Vであり、基板領域と不純物領域の間のPN接合を導通するのを防止することができ、正確な書込を行なうことができる。
図65は、消去時のメモリセルへの印加電圧を示す図である。この消去モードにおいては、選択メモリブロックに対するブロック埋込消去ゲート線BEGが8Vに設定され、ローカル埋込消去ゲートLEG0、LEG1、…すべてが、8Vに設定される。ウェル電圧WELL、選択ゲート線SGL0、SGL1、およびソース線SL0およびSL1は、すべて3Vに設定される。ビット線BL0およびBL1は、消去と並行してデータの読出を行なう場合の電圧に応じて、0Vまたは3Vである。消去と並行して読出が行なわれない場合、ビット線BLの電圧は、3Vに設定される。
この消去モード時においては、図63に示すように、8Vの電圧が埋め込み消去ゲートEGに印加されるため、埋込消去ゲートEGとフローティングゲートFGの間のカップリングにより、FN電流が流れ、フローティングゲートFGに格納される電子が埋込消去ゲートEGに放出される。応じて、メモリトランジスタPMTのしきい値電圧が、高くなる。一方、非選択メモリブロックに対しては、このブロック埋込消去ゲート線BEGは0Vに設定され、フローティングゲートFGから埋込消去ゲートEGへの電子の移動は生じず、消去は行なわれない。
従って、この消去動作時においては、消去メモリブロックと別のメモリブロックにおいて選択ゲート線を選択状態の0Vに設定することにより、ソース線からビット線に電流が流れ(メモリトランジスタがオン状態のとき)、ソース線の電圧とほぼ等しい電圧レベルとなる。一方、メモリセルが消去状態のときには、メモリトランジスタPMTがオフ状態であり、ソース線からビット線に電流が流れず、ビット線BLが、もとの接地電圧レベルである。この電圧レベルを検知することにより、読出を行なうことができ、1つのメモリブロックにおいて消去動作を行なっているとき、別のメモリブロックにおいてデータの読出を行なうことができる。消去メモリブロックにおいては、アクセストランジスタPATはオフ状態に維持されるため、ビット線BLの電位は何ら消去動作に影響を及ぼさないためである。
図66は、データ読出時のメモリセルの印加電圧を示す図である。図66において、メモリセルMC00に対しデータ読出を行なう場合を考える。この場合、選択ゲート線SGL0は0Vに設定され、選択ゲート線SGL1は3Vに設定される。ソース線SL0、SL1は3Vに設定され、ウェル電位WELLは3Vに設定される。ビット線BL0およびBL1は、0Vにプリチャージされる。選択メモリセルMC00は、対応の選択ゲート線SGL0が0Vであり、ソース線SL0の電位は3Vであり、アクセストランジスタPATがオン状態となる。メモリトランジスタPMTは、書込状態のときには、オン状態であり、ソース線SL0からビット線BL0に電流が流れ、このビット線BL0上の読出電圧Vrbは、ソース線SL0の電圧3Vとほぼ等しくなる。一方、メモリトランジスタPMTは、消去状態のときには、オフ状態であり、ビット線BL0にはソース線SL0から電流が流れず、ビット線BL0は、プリチャージ電圧レベルの0Vを維持する。このビット線BL0の電圧を図示しないセンスアンプで検知することにより、メモリセルMC00のデータの読出を行なうことができる。
メモリセルMC01においても、選択ゲート線SGL0の電圧に従って、アクセストランジスタがオン状態であり、ビット線BL1にメモリトランジスタPMTの記憶情報に応じて選択的に流れ、その電圧レベルが記憶情報に応じた読出電圧Vrvレベルとなる。
図66に示すように、メモリセルのデータ読出時においては、1行のメモリセルから対応のビット線上にデータの読出が行なわれる。この後、ビット線BLを列デコーダにより選択することにより、選択メモリセルのデータの読出を行なう。
この図65および図66に示すように、ビット線BL(BL0,BL1,…)が、複数のメモリブロックに共有されている場合、消去時に、ビット線電圧が、0Vまたは3Vの場合には、消去動作には何ら悪影響を及ぼさない(フローティングゲートFGと埋め込み消去ゲートEGの間のカップリングに対する影響は小さい)。したがって、1つのメモリブロックに対して消去動作を行なっている期間に並行して別のメモリブロックにおいてデータの読出を行なうことができる。
しかしながら、図64および図66に示すように、データ書込を行なう場合、ビット線電圧が0Vまたは8Vに設定され、また、ソース線SLも0Vまたは8Vに設定される。ビット線BLが8Vに設定される場合、メモリトランジスタPMTに高電圧が印加され、フローティングゲートへの電子の注入が行なわれる可能性があり、特に8Vの高電圧がビット線BLに印加された場合、ビット線に接続される不純物領域231cと埋め込み消去ゲートEGの電圧が等しくなり、消去ゲートとフローティングゲートとのカップリングが弱くなり、消去不良が生じる可能性がある。また、ソース線SLが列方向に延在して複数のメモリブロックにより共有される場合、ソース線の電圧も書込データに応じて消去時の電圧と異なる電圧が印加され、消去時の電圧と書込時の電圧とが競合し、消去および書込を並行して行なうことができなくなる。したがって、消去動作と並行して別のメモリブロックにおいてデータの書込を行なうことは禁止される。
この場合、コマンドレジスタ/制御回路24Dにおいて、消去動作時、書込コマンドが与えられた場合、その書込を禁止するように構成されればよい。またこれに代えて、実施の形態5と同様、消去動作実行中にフラグを外部装置に出力して、データの書込アクセスを禁止することを外部装置に通知するように構成されてよい。本実施の形態11においては、したがって、先の実施の形態4,5または6と同様の構成を利用して、消去動作と読出動作を異なるメモリブロックにおいて並行して実行することができる。また、実施の形態1と同様、消去電圧印加中に消去ベリファイを実行することができる。また、メモリセルのトランジスタは、ともに、単層ゲートトランジスタであり、製造工程が簡略化される。
なお、ソース線SLは、各メモリブロックにおいて行方向に延在して各メモリセル行に対応して配置されてもよい。
[実施の形態12]
図67は、この発明の実施の形態12に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す図である。図67に示す構成においては、メモリセルアレイ20において、各メモリブロックBK0−BKnにおいて、コントロールゲート線CGL、選択ゲート線SGL、ソース線SLおよびブロック埋込消去ゲート線BEGおよびローカル埋込消去ゲート線LEGが配設される。ソース線SLおよびウェル電位WELLは接地電位に固定される。
後に説明するように、メモリセルは、コントロールゲート線CGL、選択ゲート線SGL、ソース線SLおよび埋込消去ゲート線を有するため、コマンドレジスタ/制御回路24Bの書込動作、読出動作、および消去時ベリファイ動作時の制御態様は、これまでの実施の形態4から10に示す実施の形態の態様と同様である。電圧発生回路26Bは、メモリセル構造に応じて、その発生する電圧レベルが異なる。
図67に示す半導体装置の他の構成は、図23に示す半導体装置の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図68は、図67に示すメモリアレイ(メモリマット)20におけるメモリセルの配置を概略的に示す図である。図68においては、2行2列に配列されるメモリセルの配置を代表的に示す。メモリセルMC00,MC01,MC10,MC11の各々は同一構成を有するため、図69においては、代表的に、メモリセルMC00に対し、その構成要素に参照符号を付す。
メモリセルMC00は、アクセストランジスタNATおよびメモリトランジスタNMTとを有する。メモリトランジスタNMTは、コントロールゲートCGおよびフローティングゲートFGを有する積層ゲートトランジスタである。一方、アクセストランジスタNATは、メモリトランジスタNMTと同一の積層構造を有し、かつフローティングゲートおよびコントロールゲートが短絡されて選択ゲートSGとして用いられる。
メモリトランジスタNMTのコントロールゲートCGは、行方向に延在する対応のコントロールゲート線CGL(CGL0、CGL1)に結合される。また、メモリトランジスタNMTの不純物領域が対応の列のビット線BL0、BL1に結合される。アクセストランジスタNATは、その選択ゲートSGが、対応の行方向に延在する選択ゲート線SGL(SGL0,SGL1)に結合され、かつその不純物領域が対応のソース線SL(SL0,SL1)に結合される。
この図68に示すメモリセルの配置において、各メモリセルに対し、ローカル埋込消去ゲート線LEG0,LEG1が配設される。これらのローカル埋込消去ゲート線LEG0,LEG1は、共通に、対応のブロック埋込消去ゲート線BEGに結合され、メモリセルの埋込消去ゲートEGとして機能する。
この図68に示すメモリセルMC(MC00,MC01,MC10,MC11)の構成においては、同一の構造のメモリセル(フラッシュメモリセル)を2つ直列に接続し、一方のフラッシュメモリセルのコントロールゲートおよびフローティングゲートを電気的に接続して選択ゲートSGとして利用する。したがって、これらのアクセストランジスタNATおよびメモリトランジスタNMTを同一製造工程で形成することができ、また、アクセストランジスタNATの微細化時においても、そのコントロールゲート電極配線がゲート電極を突き抜ける現象を防止することができる。
図69は、図68に示すメモリセルMC(MC00,MC01,MC10,MC11)の平面レイアウトを概略的に示す図である。図69において、メモリセルMCは、活性領域250に形成される。活性領域250は、不純物領域251a、251bおよび251cを含む。不純物領域251aおよび251bの間の活性領域上に、X方向に連続的に延在する選択ゲート配線252が配置され、不純物領域251bおよび251cの間の活性領域上に、X方向に連続的に延在するコントロールゲート配線253が配置される。この選択ゲート配線252は、選択ゲート線SGLを構成し、メモリセルの選択ゲートSGとして機能する。コントロールゲート配線253はコントロールゲート線CGLを構成し、メモリトランジスタNMTのコントロールゲートCGを構成する。コントロールゲートCG下部に、フローティングゲートFGが破線で示すように配置される。
メモリセルのX方向に隣接するメモリセル間の素子分離領域表面に埋込消去ゲートEGを構成する消去ゲート配線254が、Y方向に連続的に延在して配設される。
この不純物領域251aが図示しないソース線SLに結合され、不純物領域251cが図示しないビット線BLに結合される。ビット線BLおよびソース線SLが、Y方向に平行して延在する場合、これらはそれぞれ、第2メタル配線および第1メタル配線で構成し、異なる位置に配置する(たとえばソース線を埋込ゲート配線254上層に配設する)。ソース線SLは、接地電圧に固定されるため、ソース線SLは、行方向に延在するように配置されてもよい。
図70は、図71に示す線L70−L70に沿った断面構造を概略的に示す図である。図70においては、別の位置に配置される埋込消去ゲート配線254を、そのメモリセル構造を明確に示すために併せて示す。活性領域250は、Pウェル260表面に形成され、その表面に不純物領域251a、251bおよび251cが間をおいて配置される。不純物領域251aおよび251bの間のPウェル表面上に選択ゲート配線252が配設され、不純物領域251bおよび251cの間のPウェル表面上に、コントロールゲートCGを構成するコントロールゲート配線253が配設される。
選択ゲート配線252およびコントロールゲート配線253下部に、ゲート配線257およびフローティングゲートFGを構成する電荷蓄積層256が配置される。ゲート配線257は、ビア258を介して選択ゲート配線252に結合され、選択ゲート配線252と同様、連続的にX方向に延在して配置される。一方、フローティングゲートFGを構成する電荷蓄積層256は、メモリセル領域内に各メモリセルに対応してメモリセル毎に分離して配置される。
埋込消去ゲート配線254が、埋込消去ゲートEGに結合され、不純物領域251aがソース線SLに結合され、不純物領域251cがビット線BLに結合される。これらのソース線SLおよび埋込消去ゲートEGは、ビット線BLと異なる位置に配置されるためその接続線に斜線を付して示す。
図71は、図69に示す線L71−L71に沿った断面構造を概略的に示す図である。図71に示すように、メモリセルは、Pウェル260表面にに形成され、図69に示すX方向において隣接するメモリセルは、STI分離膜262aおよび262bにより分離される。このSTI分離膜262aおよび262b表面に、埋込消去ゲート配線254aおよび254bが配設される。これらの埋込消去ゲート配線254aおよび254bは、これまでの実施の形態と同様、Pウェル260表面に突出する部分を有する。このSTI分離膜262aおよび262bの間の領域上にフローティングゲートFGを構成する電荷蓄積層256が配置され、コントロールゲートCGを構成するコントロールゲート配線253が、STI分離膜254aおよび254bを越えて行方向に連続的に延在して配置される。フローティングゲートFGおよびコントロールゲートCGは、図示しない層間絶縁膜により分離されている。
消去時においては、この埋込消去ゲートEGに消去高電圧を印加し、フローティングゲートFGから電子を引抜く。これにより、アクセストランジスタNATのしきい値電圧を低くする。
図72は、この発明の実施の形態12における半導体装置の書込時のメモリセルの印加電圧を示す図である。図73においては、メモリセルMC00に対し書込が行なわれる場合の印加電圧を一例として示す。この場合、選択ゲート線SGL0には3Vが印加され、選択ゲート線SGL1には0Vが印加される。コントロールゲート線CGL0には10Vが印加され、コントロールゲート線CGL1には0Vが印加される。ビット線BL0に5Vが印加され、ビット線BL1、ソース線SL0およびSL1は、すべて0Vに設定される。ブロック埋込消去ゲート線BEGはオープン状態または0Vに設定される。
この状態において、メモリセルMC00においては、アクセストランジスタNATがオン状態となり、また、メモリトランジスタNMTも、そのコントロールゲートCGに高電圧10Vが印加され、オン状態となる。応じて、ビット線BL0からソース線SL0に対し電流が流れる。ビット線BL0から流入された電流は、図70に示す不純物領域251c−251dの間の高電界により加速され、チャネルホットエレクトロン(CHE)が発生し、このチャネルホットエレクトロンが、コントロールゲートCGの正の高電圧上にコントロールゲート方向へ引寄せられ、フローティングゲートFGに注入される。したがって、書込状態においては、メモリトランジスタNMTのしきい値電圧が高くなる。
チャネルホットエレクトロンが発生するのは、選択ゲート線SGL0には1.5Vの電圧が印加され、ビット線BL0−ソース線SL0間の電圧が、大部分が、このメモリトランジスタNMTのチャネル間に印加されるためである。
図73は、消去時のメモリセルの印加電圧を示す図である。この場合、ブロック埋込消去ゲート線BEGに10Vの高電圧が印加される。ソース線SL0,SL1、選択ゲート線SGL0,SGL1、コントロールゲート線CGL0およびCGL1は、0Vに設定される。ビット線BL0およびBL1は、他のメモリブロックで書込を行なう場合の電圧に応じてその電圧レベルが5Vまたは0Vに変化する可能性がある。この場合においても、消去メモリブロックにおいては、コントロールゲートCGに印加される電圧は0Vである。従って、消去中のメモリブロックにおいて、メモリトランジスタNMTが消去状態にあり、オン状態となっても、選択ゲートSGの電圧は0Vであり、アクセストランジスタNATはオフ状態であり、ビット線およびソース線の間に電流は流れない。埋込消去ゲートEG(ローカル埋込消去ゲート線LEG0,LEG1)の正の高電圧(10V)によるフローティングゲートFGからの電荷の引抜きに対し、ビット線電圧は何ら悪影響を及ぼさない。したがって、1つの消去メモリブロックにおいて、フローティングゲートFGからファウラー−ノルドハイム電流に従って電荷を引抜いて消去を行ない、他のメモリブロックにおいて書込を行なっても、確実に消去メモリブロックにおいてメモリセルを消去状態に設定することができる。
図74は、データ読出時のメモリセルの印加電圧を示す図である。図74においては、メモリセルMC00に対する読出を行なう場合の印加電圧を一例として示す。選択ゲート線SGL0に1.5Vが印加され、コントロールゲート線CGL0、選択ゲート線SGL1、コントロールゲート線CGL1およびソース線SL0,SL1は、0Vに設定される。ビット線BL1はフローティング状態または接地電圧(0V)レベルである。ビット線BL0には、図示しないセンスアンプからの読出電圧(たとえば1.5V)が印加される。この場合、メモリセルMC00において、アクセストランジスタNATがオン状態となる。メモリトランジスタNMTが、消去状態にあるか書込状態にあるかに応じて選択的にオン状態となり、ビット線BL0とソース線SL0との間に電流が流れる。このビット線電流を図示しないセンスアンプで検出することにより、データの読出を実行する。
したがってこの図72から図74に示すように、埋込消去ゲートは、ビット線と完全に分離されており、1つのメモリブロックにおいて消去動作を行なうときの他のメモリブロックにおいてデータの読出または書込を行なうことができる。したがって、この発明の実施の形態12に従う半導体装置において、先の実施の形態1から10に示す制御態様で、消去動作と並行して読出または書込アクセスを実行することができる。
以上のように、この発明の実施の形態12に従えば、積層ゲート構造のトランジスタを2つ直列に接続し、1つのトランジスタにおいてコントロールゲートおよびフローティングゲート配線を電気的に接続して選択アクセストランジスタとして使用している。したがって、その製造工程を複雑化することなく、安定に動作するメモリセルを実現することができ、また、単層ゲートトランジスタの微細化時に、ゲート電極配線がゲート電極を突き抜け、短絡が生じるなどの不具合を防止することができ、安定に動作するメモリセルを実現することができる。また、消去動作と並行して書込および読出のいずれかを行なうことができ、高速アクセスが可能となる。
[実施の形態13]
図75は、この発明の実施の形態13に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す図である。図75に示す半導体装置は、以下の点で、先の図23に示す半導体装置とその構成が異なる。すなわち、メモリアレイ20のメモリブロックBK0−BKn各々において、行方向にローカル消去ゲート配線LEGAが配設される。このローカル消去ゲート配線LEGAは、埋込配線ではなく、基板上配線である。この各メモリブロックにおけるローカル消去ゲート配線LEGAはブロック単位で結合され、EG制御回路70の制御に、消去電圧または接地電圧またはオープン状態に設定される。
このメモリアレイ20におけるメモリセルの構造に応じて、行デコーダ305からの行選択線CWLが配設される。すなわち、メモリセルが、後に説明するスプリットゲート構造のメモリセルである場合、この行選択線CWLは、ワード線WLおよびカップリングゲート線CPGLを有し、または、これに代えて、行選択線CWLは、コントロールゲート線CGLを含む。ソース線SLは、接地電圧レベルに固定される。
このメモリアレイ20におけるメモリセルの構造に応じて印加電圧レベルが異なり、コマンドレジスタ/制御回路24Fは、これまでの実施の形態6から10と同様の態様で消去動作を制御する。電圧発生回路26Cは、その発生電圧が動作モードに応じて異なる。
図75に示す半導体装置の他の構成は、図23に示す半導体装置と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図76は、この発明の実施の形態12において用いられるメモリセルの平面レイアウトを概略的に示す図である。図76において、不純物領域310aおよび310bが対向してY方向(列方向)に連続的に延在して配置され、これらの不純物領域310aおよび310bは、チャネル領域311により連結される。このチャネル領域311上にフローティングゲート312が配設される。フローティングゲート312上にフローティングゲート312と重なるように、コントロールゲート配線314がX方向に連続的に延在して配置される。コントロールゲート配線314およびフローティングゲート312と隣接して、コントロールゲート配線314とその一部が重なるように、X方向に連続的に延在して消去ゲート配線316が設けられる。
不純物領域310aおよび310bは、図示しない領域(コントロールゲート配線314の間の領域において上層のビット線およびソース線とコンタクトを介して電気的に接続される。
この図76に示すメモリセルは、コントロールゲートと消去用ゲートを有するいわゆるスプリットゲート構造のメモリセルである。
図77は、図76に示す線L77−L77に沿った断面構造を概略的に示す図である。図77において、P型半導体基板領域320上に、フローティングゲート312、およびコントロールゲート配線314が重なり合うように配設される。このコントロールゲート配線314およびフローティングゲート312に隣接してかつ一部がコントロールゲート配線と重なり合うように消去ゲート配線316が形成される。この領域においては、チャネル領域311は、素子分離膜322によりその幅が規定される。消去ゲート配線316は、この素子分離膜322上に形成され、この素子分離膜322は、列方向において隣接するメモリセルを分離する。
これらのコントロールゲート配線314とフローティングゲート312の間には、ゲート絶縁膜が配設され、また、消去ゲート配線316がゲート絶縁膜により、コントロールゲート配線314およびフローティングゲート312と分離される。
図78は、図75に示すL78−L78に沿った断面構造を概略的に示す図である。図78において、半導体基板領域320表面に、不純物領域310aおよび310bが離れて配置される。不純物領域310aに近接して、フローティングゲート312が基板領域320のチャネル形成領域311上に形成される。フローティングゲート層312上にコントロールゲート配線314が連続的に形成される。
図79は、図75に示すメモリアレイ20におけるメモリセルの配置の一例を概略的に示す図である。図79においては、2行2列に配置されるメモリセルMC00、MC01、MC10およびMC11を代表的に示す。行方向に整列するメモリセルMC00およびMC01に対しコントロールゲート線CGL0およびローカル消去ゲート線LEGA0が配設され、また、行方向に配列するメモリセルMC10およびMC11に対しローカル消去ゲート線LEGA1およびコントロールゲート線CGL1が配設される。このコントロールゲート線CGL0およびCGL1は、対応の行のメモリセルMC(MC00,MC01,MC10,MC11)のコントロールゲートCGに結合される。
一方、ローカル消去ゲート線LEGA0は、対応の行のメモリセルMCの消去ゲートEGに結合される。コントロールゲートCG下部にフローティングゲートFGが配置される。消去ゲートEGは、このフローティングゲートFGに隣接して配設される。
列方向に整列するメモリセルMCに対し、ビット線BL(BL0,BL1)およびソース線SL0が配設される。このソース線SL0は、消去ゲートEGに近接して配置される不純物領域に接続される。
消去時においては、選択メモリセルが接続する行のローカル消去ゲート線LEGA(LEGA0,LEGA1のいずれか)にたとえば10Vの高電圧が印加される。残りのビット線BL、ソース線SLおよびコントロールゲート線CGは、0Vに設定される。この状態においては、消去ゲートEGとフローティングゲートFGの間でファウラノルドハイムトンネル電流が流れ、フローティングゲートFGに蓄積された電子が消去ゲートEGを介してローカル消去ゲート線LEGAへ放出されて消去が行なわれる。消去時のメモリセルトランジスタのしきい値電圧は低くなる。
書込時においては、選択行のコントロールゲート線CGL(たとえばCGL0)にたとえば10Vの高電圧が印加され、選択列のビット線BL(たとえばBL0)に例えば5Vの書込高電圧が印加される。ソース線SL0は接地電圧レベルに維持される。また、消去ゲート線LEGA(LEGA0,LEGA1)は0Vに設定される。消去ゲートEGは、メモリセルMCのトランジスタの不純物領域上に形成され、チャネル領域上では消去ゲートEGは、フローティングゲートFGとは重なっていない。したがって、メモリトランジスタにおいて図78に示す不純物領域310bから不純物領域310aに電流が流れ、ドレイン高電界により、チャネルホットエレクトロンが生成され、フローティングゲートFGへ電子が注入される。
非選択のメモリセルにおいては,コントロールゲート線CGLが0Vであるかビット線BLが0Vであり、書込電流は流れず、データの書込は行なわれない。
データ読出時においては、消去ゲート線LEGA(LEGA0、LEGA1)を0Vに設定し、選択行のコントロールゲート線CGLに読出電圧(たとえば1.5V)を供給する。選択列のビット線BLに、読出電圧(たとえば1V)を与える。選択メモリセルを介してビット線からソース線へ電流をセンスアンプで検出してデータの読出を行なう。非選択のメモリセルは、対応のコントロールゲート線CGLが0Vであるかビット線BLが接地電圧レベルまたはフローティング状態であり、非選択メモリセルを介しては電流は流れない。
図79に示すメモリブロックの構成において、図79に示すようにローカル消去ゲート線LEGA0およびLEGA1にたとえば10Vの消去高電圧を印加した状態を考える。その場合、ローカル消去ゲート線LEGA0およびLEGA1を含む消去メモリブロックにおいては、コントロールゲート線CGL0、CGL1…はすべて0Vに設定され、メモリトランジスタがオフ状態となる。図78に示すように、不純物領域310bとフローティングゲート312の間には距離があり、コントロールゲート配線314が接地電圧レベルである場合には、チャネルは形成されない。従って、ビット線に、たとえば書込高電圧5Vが印加されても、消去対象のメモリセルには電流は流れない。したがって、1つのメモリブロックにおいて消去を行なっているとき、別のメモリブロックに対してデータの書込/読出を行なうことができる。
したがって、この図76から図78に示すようなスプリットゲート構造のメモリセルを用いて、メモリブロックにおける消去動作と並行して別のメモリブロックにおいて書込または読出のデータアクセスを行なうことができる。この場合、制御シーケンスとしては、先の実施の形態1から11のいずれの構成が用いられてもよい。
なお、この図79に示す構成において、ローカル消去ゲート線LEGA0、LEGA1が全て分離されており、個々にその電圧を設定することが可能な場合には、メモリセル行単位で消去を実行することができる。
[変更例]
図80は、この発明の実施の形態12に従う半導体装置の変更例のメモリセルの断面構造を概略的に示す図である。図80において、メモリセルは、半導体基板領域400表面に間をおいて形成されるビット線不純物領域402aおよびソース線不純物領域402bと、ビット線不純物領域402aに近接して基板領域上に図示しないゲート絶縁膜を介して形成されるワードゲート配線403と、ソース線不純物領域402bに隣接して配置されるフローティングゲート層405と、フローティングゲート層405上にワードゲート配線403に近接して配置されるカップリングゲート配線406と、カップリングゲート配線406およびフローティングゲート配線層405に近接してソース線不純物領域402b上に形成される消去ゲート配線404を含む。
ワードゲート配線403がワード線WLを構成する。フローティングゲート層405が、フローティングゲートFGを構成し、メモリセルごとに分離して設けられる。消去ゲート配線404は、消去ゲートEGを構成し、ビット線不純物領域402aがビット線BLに接続され、ソース線不純物領域402bがソース線SLに結合される。
この図80に示すメモリセルにおいては、ワード線WLおよび消去ゲートEGが行方向に連続して延在して配置され、また、カップリングゲートCPGも行方向に連続的に延在して配置される。
図81は、メモリセルのアレイの配置の一例を示す図である。図81においては、2行2列に配置されるメモリセルMC00,MC01,MC10,MC11を代表的に示す。メモリセルMC00,MC01,MC10,MC11の各々は同一構成を有するため、図81においては、メモリセルMC00に対してその構成図に参照符号を付す。
メモリセルMC00は、アクセストランジスタATAとメモリトランジスタMTAの直列体で構成される。このアクセストランジスタATAは、単層ゲート構造のMOSトランジスタで構成され、メモリトランジスタMTAが、積層構造のMOSトランジスタで構成され、カップリングゲートCPGおよびフローティングゲートFGを含む。
アクセストランジスタATAは、対応の行に配置されるワード線WL(WL0,WL1)にそのゲートが接続され、ビット線不純物領域がビット線BL(BL0.BL1)に接続される。ソース不純物領域がソース線SL(SL0、SL1)に接続される。
メモリトランジスタMTAは、そのカップリングゲートCPGが対応のカップリングゲート線CPGL(CPGL0,CPGL1)に結合され、フローティングゲートFGは、フローティング状態に維持される。消去ゲートEGが、対応の行に配設される消去ゲート線LEGB(LEGB0,LEGB1)に結合される。
この図81に示すメモリセルのデータの書込、消去および読出は以下のように行なわれる。すなわち、書込時においては、選択メモリセルに対し、ビット線BLに、書込高電圧(たとえば5V)が印加され、ワード線WLに書込高電圧(たとえば5V)が印加される。カップリングゲートCPGに書込高電圧(たとえば10V)が印加される。消去ゲートEGおよびソース線SLは、接地電圧レベルに維持される。この状態において、図80に示すワード線WLの下部のチャネル形成領域407に、チャネルが形成される。ワード線WLとフローティングゲートFGの間にはギャップ領域408が存在しており、チャネル抵抗が高くなる。したがって、ビット線BLからソース線SLへ電流が流れたときにこのギャップ領域408における高電界によりホットエレクトロンが発生し、カップリングゲートCPGの高電圧に、ホットエレクトロンが引かれ、フローティングゲートFGに電子が注入される。書込状態においては、従って、メモリトランジスタのしきい値電圧が高くなる。
データ消去時においては、ビット線BL、ソース線SL、ワード線WLおよびカップリングゲートCPGが、接地電圧(0V)に維持され、消去ゲートEGに消去高電圧(たとえば10V)が印加される。この状態においては、消去ゲートEGとフローティングゲートFGの間にファウラノルドハイムトンネル電流が流れ、フローティングゲートFGに蓄積された電子が、消去ゲートEGに引抜かれる。
消去対象のメモリブロックにおいては、図81に示すように、消去ゲート線LEGB0およびLEGB1が、たとえば10Vの消去高電圧に設定される。一方、残りのカップリングゲート線CPGL(CPGL0,CPGL1)およびワード線WL(WL0,WL1)は0Vに維持され、アクセストランジスタATAはオフ状態に維持される。したがって、別のメモリブロックでデータの書込が行なわれ、たとえばビット線BL0に書込高電圧(たとえば5V)に印加されても、消去対象のメモリブロックにおいてアクセストランジスタATAはオフ状態であり、消去メモリブロックの消去動作に対して別メモリブロックの書込動作は何ら悪影響を及ぼさない。
データ読出時においては、ビット線BLに読出電圧(たとえば1.5V)が印加され、ワード線WLに読出電圧(たとえば1.5V)が印加される。カップリングゲートCPGは、接地電圧レベルに維持され、ソース線SLおよび消去ゲートEGも接地電圧に維持される。このとき、このメモリセルが消去状態にあると、フローティングゲートの蓄積電荷量は少なく、チャネル形成領域407のフローティングゲートFG下部には、チャネルが形成される。ワード線WLが選択されると、ビット線BLからソース線SLへ電流が流れる。一方、メモリセルが書込状態のときには、フローティングゲートFGに電子が注入されており、フローティングゲートFG下部のチャネル形成領域407にはチャネルが形成されない。したがって、対応のワード線WLが選択状態とされても、ビット線BLからソース線SLに電流は流れない。このビット線BLの電流をセンスアンプで検出してデータ読出を行う。
この読出において、ビット線の読出電圧は、たとえば1.5Vであり、消去対象のメモリブロックにおける消去動作に対し何ら悪影響を及ぼさない。
したがって、この図80に示すように、ワード線WLと消去ゲートEGが行方向に並行して連続的に延在して配設される場合においても、これまでの実施の形態1から10と同様、消去メモリブロックの消去動作と並行して別のメモリブロックにおいて書込アクセスまたは読出アクセスを実行することができる。この場合、実施の形態1から10のいずれのアクセス制御シーケンスが用いられてもよい。
したがって、メモリセル構造として消去ゲートがビット線BLと完全に分離されるメモリセル構造であれば、メモリブロック単位で消去を行なう際、別のメモリブロックで消去動作と並行して書込または読出を実行することができる。
このとき、ローカル消去ゲート線がそれぞれ分離され、個々に電圧を設定することができる場合には、消去単位として1行のメモリセルを設定することができる。
以上のように、この発明の実施の形態13に従えば、行方向にワード線と消去ゲート線が並行して配設される構成においても、メモリブロック単位で消去を実行することにより、1つのメモリブロックにおいて消去を実行し、他のメモリブロックで書込または読出アクセスを実行することができ、高速の書込/読出を行なうことができ、アクセス効率が改善される。