JP2010247310A - スラリー供給方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
1)使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを、スラリー循環用ポンプにより循環ラインを介してユースポイトに供給、循環する通常工程と、
2)使用中のスラリー供給タンク内の液量が移送開始レベルになった段階で切替バルブを切り替え、使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを、スラリー循環用ポンプにより循環ラインを介してユースポイトに供給、循環するとともに、使用中のスラリー供給タンク内に残存するスラリーの略全量を待機中のスラリー供給タンクに移送する移送工程と
を繰り返して行うことにより、使用中のスラリー供給タンクに残っているスラリーを待機中のスラリー供給タンクへ移送するスラリー供給方法及びその装置にある。
【選択図】図1
Description
本発明に係るスラリー供給方法及びその装置は、スラリーの供給に限定されることなく、CMP工程で使用される薬液等の供給を包含するものである。
しかも、上記従来の装置では、スラリー供給タンクが空レベルに到達する時に残存しているスラリー又は薬液を余さず利用するためには、一度スラリー供給タンクを取り外し、手動で新しいスラリー供給タンクへ継ぎ足す必要があり、自動でそれを達成する手段がなかった。
1)使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを、スラリー循環用ポンプにより循環ラインを介してユースポイトに供給、循環する通常工程と、
2)使用中のスラリー供給タンク内の液量が移送開始レベルになった段階で切替バルブを切り替え、使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを、スラリー循環用ポンプにより循環ラインを介してユースポイトに供給、循環するとともに、使用中のスラリー供給タンク内に残存するスラリーの略全量を待機中のスラリー供給タンクに移送する移送工程と
を繰り返して行うことにより、使用中のスラリー供給タンクが空になる前に、ユースポイントへの供給を停止することなく速やかに、使用中のスラリー供給タンクに残っているスラリーを待機中のスラリー供給タンクへ移送し、使用中のスラリー供給タンクの残存量を低減化する機能を搭載したことを特徴とするスラリー供給方法を提供することにある。
1)使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを、スラリー循環用ポンプにより循環ラインを介してユースポイトに供給、循環する通常工程と、
2)使用中のスラリー供給タンク内の液量が移送準備開始レベルになった段階でスラリー循環用ポンプにより待機中のスラリー供給タンク内のスラリーを前記循環ラインの切り替えにより使用中のスラリー供給タンクに逆移送し、待機中のスラリー供給タンクの容量オーバーを防ぎ、且つ移送量の自由度を高める移送準備工程と、
3)待機中のスラリー供給タンク内の液量が移送準備完了レベルになった段階でスラリー循環用ポンプにより再び使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを前記循環ラインの切り替えによりユースポイトに供給、循環する通常工程と、
4)使用中のスラリー供給タンク内の液量が移送開始レベルになった段階で切替バルブを切り替え、使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを、スラリー循環用ポンプにより循環ラインを介してユースポイトに供給、循環するとともに、使用中のスラリー供給タンク内に残存するスラリーの略全量を待機中のスラリー供給タンクに移送する移送工程と
を繰り返して行うことにより、使用中のスラリー供給タンクが空になる前に、ユースポイントへの供給を停止することなく速やかに、使用中のスラリー供給タンクに残っているスラリーを待機中のスラリー供給タンクへ移送し、使用中のスラリー供給タンクの残存量を低減化する機能を搭載したことを特徴とするスラリー供給方法を提供することにある。
1)使用中のスラリー供給タンクが空になる前に、同スラリー供給タンクに残っているスラリー又は薬液を新しいスラリー供給タンクへ移送することで、スラリー供給タンク内に残存する液量を最小化することができる。
2)残液の移送経路として、使用中スラリー供給タンクからユースポイントへの通常の循環ラインと、戻りラインのスラリー供給タンク切替バルブを利用することにより、ユースポイントへの供給を中断することなく、移送することができる。
3)スラリー又は薬液が充填されたスラリー供給タンクには、移送されてくるスラリー又は薬液を受け入れる空き容量が不足しているため、移送動作を行なう前に、移送準備工程を設けることにより、移送先スラリー供給タンクから移送元スラリー供給タンクにスラリーの逆移送を行ない、移送先スラリー供給タンクの空き容量を増加させておけば、移送受入れ許容量の増加により、移送量と移送レベル設定値の自由度を高めることができる。
4)攪拌機を搭載するシステムにおいては、攪拌翼が液面上に出てしまう前に移送を開始させることで、スラリー供給タンク内に残存する液量を最小化することができる。
5)スラリー供給タンク内の液量を計測するセンサーに、重量ひずみセンサーを用いれば、液量を連続的に監視することができ、液量信号を制御部へ入力することにより、移送制御が開始又は終了する液量を、容易に設定又は変更することができる。
6)スラリー供給タンク空レベルを、吸引チューブ先端位置と同じ高さに設定した場合、吸引チューブ及びスラリー供給タンクの製作誤差、吸引チューブ取り付け操作誤差、液量測定センサー読み取り誤差などの影響により、液量測定センサーがスラリー供給タンク空を検知する前にエア噛みが生じて、スラリー供給タンクスイッチングが正常に行なわれない危険性がある。そのため、スラリー供給タンク空レベルの設定はマージンとして高い位置に設定する必要があり、それが残量増加に繋がる。本発明では、移送終了レベルにマージンを持たせて設定し、そこからさらにタイマー設定時間だけ移送動作を継続することにより、残量を低減させることが可能となる。
7)液量の上限を設定することにより、液量の容量オーバーフローを防止することができる。
8)スラリー供給タンクが一つだけしかセットされていない場合はそれを自動的に認識し、移送準備制御及び移送制御を行なうことなく待機し、新しいスラリー供給タンクがセットされて使用可能状態になったことが確認されるとすぐに、移送準備工程及び移送工程を開始することができる。
9)移送準備工程又は移送工程時に、動作に関与しているスラリー供給タンクが取り外された場合は、即座に移送準備工程又は移送工程を中止し、取り外されたスラリー供給タンクが空になったことをお知らせすることができる。
本発明はドラム数が3本以上の場合にも同様の原理を用いて適用可能である。また、以下に示す本発明の要旨は、ドラム数2本の場合で且つドラム1から2へ切り替わる場合の制御を記載しているが、反対にドラム2から1へ切り替わる場合も同様の原理に基づく。
図1〜図3に示す工程に従って実施した。その設定値は、以下の通りとした。
対象流体:JSR製CMS7552
上記流体の性質:研磨砥粒の主成分としてコロイダルシリカが含まれており、沈降性は低いが、高価である。
4:循環ポンプ:日本ピラー工業製PC−10MBベローズポンプ、流量3.5リットル/分
10:攪拌機停止レベル(移送開始レベル)30%(攪拌機は搭載されていないため任意の値)
11:ドラム空レベル5%
12、14:インサートチューブ先端位置 ドラム下面から5mm
16:移送受停止レベル90%(移送準備工程が行なわれない設定)
20:待機側ドラム移送準備完了レベル90%(移送準備工程が行なわれない設定)
21:移送準備開始レベル40%(移送準備工程が行なわれない設定)
ドラム空後移送継続タイマー145秒
攪拌機停止タイムオーバー0分(無効となる設定)
攪拌機7、7:使用せず。
図4〜図8に示す工程に従って実施した。その設定値は、以下の通りとした。
対象流体:日立化成工業株式会社製セリアスラリー(HS−DLS)
上記流体の性質:研磨砥粒の主成分として比重の高いセリア(CeO2)が含まれているため、その固形成分の沈降性が高い。その沈降スピードは攪拌機停止後120分でスペック(5.0±0.1重量%)アウトとなる。
4:循環ポンプ 日本ピラー工業製PC−10MBベローズポンプ、流量3.5リットル/分
7、7:エアリキード製エアー駆動式攪拌機、回転数350rpm、羽根径12cm、シャフト長は255の液面位置で羽根が液面に露出する長さ
10:攪拌機停止レベル(移送開始レベル)30%
16:移送受停止レベル100%
20:待機側ドラム移送準備完了レベル70%
21:移送準備開始レベル40%
11:ドラム空レベル5%
ドラム空後移送継続タイマー145分
攪拌機停止タイムオーバー120分
12、14:インサートチューブ先端位置 ドラム下面から5mm
1)本実施例2おいて、本発明適用前はドラム空レベルを攪拌羽根が露出する25%の高さに設定していた。それに対し、適用後は5%の高さまで下げることが可能になり、さらに、ドラム空後移送継続タイマー機能により、更に4%分のスラリー残量を低減することができた。その結果、本実施例2では、スラリー残量を50リットルから1.5リットルまで低減することができた。
2)また、本実施例2によれば、攪拌機停止レベル(移送開始レベル)10を30%の時点で攪拌機7が停止した後、ドラム空後移送継続タイマーがタイムアップするまでに、18分弱を要した。これは、固形分濃度が沈降によりスペックアウトする120分以内という制限をクリアできていた。
3)更に、本実施例2によれば、14:攪拌機停止レベル(移送開始レベル)10を30%に設定した。これにより、攪拌羽根が液面付近で回転することによる液体の飛散及びその後に生ずる固着乾燥を防ぐことができた。
2:ドラム2
3−1〜3−5:バルブ
4:循環ポンプ
5:ユースポイント
6:循環ライン
7:攪拌機
8:ドラム1の液量
9:ドラム2の液量
10:攪拌機停止レベル(移送開始レベル)
11:ドラム空レベル
12〜15:インサートチューブ
16:移送受停止レベル
17:スラリー制御部
18、19:液量測定センサー
20:待機側ドラム移送準備完了レベル
21:移送準備開始レベル
22:工程表示(使用中ドラム)
23:工程表示(待機中ドラム)
Claims (10)
- 一つの使用中のスラリー供給タンクと一つ以上の待機中のスラリー供給タンクと、各スラリー供給タンク内の液量を計測するセンサーと、各スラリー供給タンクからユースポイントまでのスラリーの循環ラインと、スラリー循環用ポンプと、各スラリー供給タンクの切替バルブと、使用中のスラリー供給タンクからユースポイントへの循環ラインを経由した後、戻りラインの各スラリー供給タンクの切替バルブにより待機中のスラリー供給タンクに戻し、スラリーのユースポイントへの供給を継続して行うためのスラリー制御部とからなり、
1)使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを、スラリー循環用ポンプにより循環ラインを介してユースポイトに供給、循環する通常工程と、
2)使用中のスラリー供給タンク内の液量が移送開始レベルになった段階で切替バルブを切り替え、使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを、スラリー循環用ポンプにより循環ラインを介してユースポイトに供給、循環するとともに、使用中のスラリー供給タンク内に残存するスラリーの略全量を待機中のスラリー供給タンクに移送する移送工程と
を繰り返して行うことにより、使用中のスラリー供給タンクが空になる前に、ユースポイントへの供給を停止することなく速やかに、使用中のスラリー供給タンクに残っているスラリーを待機中のスラリー供給タンクへ移送し、使用中のスラリー供給タンクの残存量を低減化する機能を搭載したことを特徴とするスラリー供給方法。 - 一つの使用中のスラリー供給タンクと一つ以上の待機中のスラリー供給タンクと、各スラリー供給タンク内の液量を計測するセンサーと、各スラリー供給タンクからユースポイントまでのスラリーの循環ラインと、スラリー循環用ポンプと、各スラリー供給タンクの切替バルブと、使用中のスラリー供給タンクからユースポイントへの循環ラインを経由した後、戻りラインの各スラリー供給タンクの切替バルブにより待機中のスラリー供給タンクに戻し、スラリーのユースポイントへの供給を継続して行うためのスラリー制御部とからなり、請求項1に記載の方法を実施することを特徴とするスラリー供給装置。
- 一つの使用中のスラリー供給タンクと一つ以上の待機中のスラリー供給タンクと、各スラリー供給タンク内の液量を計測するセンサーと、各スラリー供給タンクからユースポイントまでのスラリーの循環ラインと、スラリー循環用ポンプと、各スラリー供給タンクの切替バルブと、使用中のスラリー供給タンクからユースポイントへの循環ラインを経由した後、戻りラインの各スラリー供給タンクの切替バルブにより待機中のスラリー供給タンクに戻し、スラリーのユースポイントへの供給を継続して行うためのスラリー制御部とからなり、
1)使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを、スラリー循環用ポンプにより循環ラインを介してユースポイトに供給、循環する通常工程と、
2)使用中のスラリー供給タンク内の液量が移送準備開始レベルになった段階でスラリー循環用ポンプにより待機中のスラリー供給タンク内のスラリーを前記循環ラインの切り替えにより使用中のスラリー供給タンクに逆移送し、待機中のスラリー供給タンクの容量オーバーを防ぎ、且つ移送量の自由度を高める移送準備工程と、
3)待機中のスラリー供給タンク内の液量が移送準備完了レベルになった段階でスラリー循環用ポンプにより再び使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを前記循環ラインの切り替えによりユースポイトに供給、循環する通常工程と、
4)使用中のスラリー供給タンク内の液量が移送開始レベルになった段階で切替バルブを切り替え、使用中のスラリー供給タンク内のスラリーを、スラリー循環用ポンプにより循環ラインを介してユースポイトに供給、循環するとともに、使用中のスラリー供給タンク内に残存するスラリーの略全量を待機中のスラリー供給タンクに移送する移送工程と
を繰り返して行うことにより、使用中のスラリー供給タンクが空になる前に、ユースポイントへの供給を停止することなく速やかに、使用中のスラリー供給タンクに残っているスラリーを待機中のスラリー供給タンクへ移送し、使用中のスラリー供給タンクの残存量を低減化する機能を搭載したことを特徴とするスラリー供給方法。 - 一つの使用中のスラリー供給タンクと一つ以上の待機中のスラリー供給タンクと、各スラリー供給タンク内の液量を計測するセンサーと、各スラリー供給タンクからユースポイントまでのスラリーの循環ラインと、スラリー循環用ポンプと、各スラリー供給タンクの切替バルブと、使用中のスラリー供給タンクからユースポイントへの循環ラインを経由した後、戻りラインの各スラリー供給タンクの切替バルブにより待機中のスラリー供給タンクに戻し、スラリーのユースポイントへの供給を継続して行うためのスラリー制御部とからなり、請求項3に記載の方法を実施することを特徴とするスラリー供給装置。
- 前記スラリー供給タンクに攪拌機を搭載し、移送開始レベルを前記攪拌機の攪拌翼の位置に設定し、使用中のスラリー供給タンクの液面が攪拌翼の高さより低下する前に攪拌機を停止して、液体の飛散及びその後に生ずる固着乾燥を防ぎ、且つユースポイントへの供給を停止することなく速やかに、使用中のスラリー供給タンクに残っているスラリーの残液を待機中のスラリー供給タンクへ移送し、使用中のスラリー供給タンク内のスラリー残存量を低減化する機能を搭載したことを特徴とする請求項1又は3に記載のスラリー供給方法。
- 前記センサーとして、重量ひずみセンサーを用い、スラリーの液量を連続的に監視し、液量信号を前記制御部へ入力することにより、移送制御が開始又は終了する液量を、自由に設定又は変更ができる機能を有することを特徴とする請求項1又は3に記載のスラリー供給方法。
- 前記スラリー制御部は、スラリー供給タンクの液量が移送終了設定値を下回った後、設定時間後に移送動作が終了するタイマー機能を有し、移送終了設定値を吸引チューブ先端が十分に浸漬する液量に設定して且つそのタイマーを最適化することで、吸引チューブ及びスラリー供給タンクの製作誤差、吸引チューブ取り付け操作誤差、液量測定センサー読み取り誤差などから生ずる、スラリー供給タンクのスイッチング不良を見据えてのマージン確保を不要とすることにより、残存スラリー量をさらに低減することを特徴とする請求項1又は3に記載のスラリー供給方法。
- 前記スラリー制御部は、スラリーの液量の上限設定により、スラリーの液量の容量オーバーフローを防止する安全機構を有することを特徴とする請求項1又は3に記載のスラリー供給方法。
- 前記スラリー制御部は、スラリー供給タンクが一つだけしかセットされていない場合はそれを自動的に認識し、前記移送準備工程及び前記移送工程を行なわず、新しいスラリー供給タンクがセットされて使用可能状態になったことが確認されるとすぐに、前記移送準備工程及び前記移送工程が開始されるよう制御されたことを特徴とする請求項1又は3に記載のスラリー供給方法。
- 前記スラリー制御は、前記移送準備工程又は前記移送工程時に、動作に関与しているスラリー供給タンクが取り外された場合は、即座に前記移送準備工程又は前記移送工程を中止し、取り外されたスラリー供給タンクが空になったことをお知らせする機能を有することを特徴とする請求項1又は3に記載のスラリー供給方法。
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