JP2010245562A - 低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法及び半導体装置の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010245562A JP2010245562A JP2010160256A JP2010160256A JP2010245562A JP 2010245562 A JP2010245562 A JP 2010245562A JP 2010160256 A JP2010160256 A JP 2010160256A JP 2010160256 A JP2010160256 A JP 2010160256A JP 2010245562 A JP2010245562 A JP 2010245562A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric constant
- insulating film
- low dielectric
- constant insulating
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Images
Landscapes
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
Abstract
【課題】埋め込まれた金属の酸化、及びパターン欠損の発生を抑制しつつ、低誘電率絶縁膜自体の電気的特性を十分に回復できる低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法を提供すること。
【解決手段】低誘電率絶縁膜を加工処理した後、低誘電率絶縁膜の表面に加工処理によって生じたダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換し(ST.2)、低誘電率絶縁膜の表面に置換処理によって生じたデンス層の下に存在するダメージ成分を、紫外線加熱処理を用いて回復させる(ST.3)。
【選択図】図1
【解決手段】低誘電率絶縁膜を加工処理した後、低誘電率絶縁膜の表面に加工処理によって生じたダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換し(ST.2)、低誘電率絶縁膜の表面に置換処理によって生じたデンス層の下に存在するダメージ成分を、紫外線加熱処理を用いて回復させる(ST.3)。
【選択図】図1
Description
この発明は、半導体装置の製造方法に係わり、特に、低誘電率絶縁膜に生じたダメージを改善するダメージ回復技術に関する。
半導体集積回路は微細化することにより高集積化と高性能化を達成してきた。しかし、パターンサイズがナノメートル領域に突入した現在、微細化しても集積回路の性能の向上が見込めないようになってきた。
この課題を解決し、集積回路の性能の向上を図る技術の一つとして、無機シリコン酸化膜よりも低い低誘電率を持つ絶縁膜(以下、本明細書ではLow−k膜、又は低誘電率絶縁膜と略す)を層間絶縁膜に利用する技術が注目されている。層間絶縁膜の誘電率が低下すれば、集積回路内の配線の寄生容量が低下する。配線の寄生容量が低下すれば、信号の伝達速度が向上して集積回路の性能が向上する。
しかしながら、Low−k膜は、層間絶縁膜として一般的な無機シリコン酸化膜よりも強度が低い。このため、Low−k膜は、パターン形成のエッチング時やフォトレジストのアッシング時にダメージを受け、その誘電率が上昇する。
このようなダメージを回復させる技術として、特許文献1に、エッチングやアッシング後、即ち、パターン形成後に、ダメージを受けた部分をシリル化剤で改質する、という処理が記載されている。
ところで、本件出願の発明者らが研究を重ねたところ、ダメージ層を有したLow−k膜は水分(H2O)を吸着させやすい、という事実が分かってきた。これは、ダメージ層を有したLow−k膜の表面が親水化していることが一因と推測される。Low−k膜に吸着された水分は、Low−k膜中に埋め込まれた配線などの金属を酸化させてしまう。
さらに、Low−k膜の表面が親水化したままであるので、例えば、加熱処理後に行われるウェット洗浄の際に洗浄剤が十分に除去されず、パターン欠損の一因となったりする。
パターン形成後にLow−k膜を加熱処理すれば、吸着された水分を取り除くことができ、埋め込まれた金属の酸化やパターン欠損の抑制に有効である。
しかしながら、加熱処理のみでは、ダメージ層中のダメージ成分を十分に回復させることができず、誘電率が高いレベルにシフトしたままとなり、Low−k膜自体の電気的特性が十分に回復しない。
この発明は、埋め込まれた金属の酸化、及びパターン欠損の発生を抑制しつつ、低誘電率絶縁膜自体の電気的特性を十分に回復できる低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法、及びこのダメージ回復方法を用いた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明の第1の態様に係る低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法は、無機シリコン酸化膜よりも誘電率が低い絶縁膜からなる低誘電率絶縁膜に生じたダメージを回復させる低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法であって、低誘電率絶縁膜を加工処理し、前記低誘電率絶縁膜を加工処理した後、前記低誘電率絶縁膜の表面に前記加工処理によって生じたダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換し、前記低誘電率絶縁膜の表面に前記置換処理によって生じたデンス層の下に存在するダメージ成分を、紫外線加熱処理を用いて回復させる。
また、この発明の第2の態様に係る半導体装置の製造方法は、半導体基体上に、無機シリコン酸化膜よりも誘電率が低い絶縁膜からなる低誘電率絶縁膜を形成する工程と、前記低誘電率絶縁膜を加工し、前記低誘電率絶縁膜に所定のパターンを形成する工程と、前記低誘電率絶縁膜を加工した後、前記加工工程において前記低誘電率絶縁膜の表面に生じたダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換する工程と、前記置換工程において前記低誘電率絶縁膜の表面に生じたデンス層下に存在するダメージ成分を、紫外線加熱処理を用いて回復させる工程と、を具備する。
この発明によれば、埋め込まれた金属の酸化、及びパターン欠損の発生を抑制しつつ、低誘電率絶縁膜自体の電気的特性を十分に回復できる低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法、及びこのダメージ回復方法を用いた半導体装置の製造方法を提供できる。
以下、この発明の実施形態に係る低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法、及びこのダメージ回復方法を用いた半導体装置の製造方法を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係る低誘電率絶縁膜(Low−k膜)のダメージ回復方法の基本的な流れを示す流れ図である。
図1は、この発明の第1の実施形態に係る低誘電率絶縁膜(Low−k膜)のダメージ回復方法の基本的な流れを示す流れ図である。
第1の実施形態に係るLow−k膜のダメージ回復方法は、基本的に以下の流れに従う。
まず、図1のST.1に示すように、Low−k膜を加工する。この加工の際に、Low−k膜がダメージを受け、その表面にはダメージ性官能基を含んだダメージ層が形成される。
次に、ST.2に示すように、Low−k膜の表面にST.1に示した加工処理によって生じたダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換する。
次に、ST.3に示すように、Low−k膜の表面にST.2に示した置換処理によって生じたデンス層の下に存在するダメージ成分を回復させる。
このようなダメージ回復方法を用いた半導体装置の製造方法の一例を以下に説明する。
図2乃至図6は、第1の実施形態に係る低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法を用いた半導体装置の製造方法の一例を主要な製造工程順に示す断面図である。
まず、図2に示すように、半導体基板(半導体ウエハ)1、例えば、シリコン基板上に、層間絶縁膜2を形成する。次いで、層間絶縁膜2に、フォトリソグラフィ法を用いて、配線が埋め込まれる溝(ワイヤリングトレンチ)3を形成する。次いで、溝3内に、ダマシン(damascene)法を用いて、金属、例えば、銅を埋め込むことで配線4を形成する。
尚、本明細書においては、半導体基板1自体、又は半導体基板1、及び半導体基板1上に積層され、半導体基板1内に形成された半導体素子、及び半導体基板1上に形成された配線4を絶縁する層間絶縁膜2を含む構造体を、半導体基体100と定義する。
次に、半導体基体100上に、Low−k膜5を形成する。
本例のLow−k膜5は、無機シリコン酸化膜よりも誘電率が低い絶縁膜とする。例えば、原料ガスをTEOSとし、CVD法を用いて堆積された無機シリコン酸化膜の誘電率kは約4.2である。そこで、本例のLow−k膜2の誘電率kは4.2未満とする。
誘電率kが4.2未満の絶縁膜の一例としては有機絶縁膜がある。有機絶縁膜は、主結合の一部を、誘電率kを低下させる別の結合に置換する置換基を含む。このような有機絶縁膜の一例としては、主結合“Si−O”の一部を、誘電率kを低下させる別の結合に置換する置換基を含む有機シリコン酸化膜がある。
置換基の一例はアルキル基(−CnH2n+1)である。アルキル基を含む有機シリコン酸化膜では“Si−O”の結合の一部が“Si−CnH2n+1”に置換されるので、誘電率kが無機シリコン酸化膜よりも低下する。アルキル基の一例はメチル基(−CH3)である。メチル基を含む有機シリコン膜では主結合“Si−O”の一部が“Si−CH3”に置換される。
メチル基を含む有機シリコン酸化膜の一例は、MSQ(Methylsilses-quioxane)である。MSQは“Si−O”の結合の一部が“Si−CH3”に置換されるだけでなく、塗布法(Spin On Dielectric:SOD)を用いて形成されるので、CVD法を用いて膜を形成する場合に比較して多孔質としやすい。多孔質とすることで誘電率kはさらに低下する。MSQの誘電率kは約2.7〜2.9である。
さらに、SOD法を用いて形成されるMSQには、例えば、形成時に熱的に不安定な物質を添加し、この物質を熱分解して消失させることで、より積極的に空孔(ポア)を形成し、より多孔質としたポーラスMSQがある。ポーラスMSQの誘電率kは約1.8〜2.5である。本例のLow−k膜5はポーラスMSQとする。
次に、Low−k膜5上に、フォトレジストを塗布し、フォトレジスト膜6を形成する。次いで、フォトリソグラフィ法を用いて、フォトレジスト膜6に開口7を形成する。
次に、図3に示すように、開口7が形成されたフォトレジスト膜6をマスクに用いて、Low−k膜5をエッチング、例えば、異方性エッチングし、配線4に達するスルーホール(ヴィアホール、又はコンタクトホールとも呼ばれる)8を形成する。異方性エッチングの一例は、RIE(Reactive Ion Etching)である。
Low−k膜5をエッチングしたとき、Low−k膜5はダメージを受ける。ダメージを受けた箇所を、参照符号9(×印、以下ダメージ成分9という)により模式的に示す。Low−k膜5をエッチングしたときのダメージ成分9は、Low−k膜5の、スルーホール8に露出した表面に多く発生する。
次に、図4に示すように、フォトレジスト膜6を、例えば、アッシングして除去する。
フォトレジスト膜6をアッシングしたときにも、Low−k膜5はダメージを受ける。フォトレジスト膜6をアッシングしたときのダメージ成分9は、Low−k膜5の表面全体に発生する。
次に、図5に示すように、Low−k膜5に発生したダメージ成分9を回復させるための回復処理を行う。本明細書では、回復処理を以下LKR(Low-k Restoration)処理という。ダメージ成分9はダメージ性官能基である。本例では、ダメージ性官能基は“Si−OH”結合である。また、“Si−OH”結合を表面に多く生じたLow−k膜5は、その表面が親水性のままとなる。本例のLKR処理では、ダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換する。本例では、LKR処理を下記の条件として行った。
反応ガス : TMSDMA(Trimethylsilyldimethylamine)
処理室内圧力: 50Torr(絶対圧)
ウエハ温度 : 150℃
処理時間 : 150sec
上記LKR処理に用いたLKR処理装置の一例を図8に示す。
処理室内圧力: 50Torr(絶対圧)
ウエハ温度 : 150℃
処理時間 : 150sec
上記LKR処理に用いたLKR処理装置の一例を図8に示す。
図8に示すように、LKR処理装置300は、ウエハWを収容するチャンバ301を備えており、チャンバ301の下部にはウエハ載置台302が設けられている。ウエハ載置台302にはヒータ303が埋設されており、その上に載置されたウエハWを所望の温度に加熱可能となっている。ウエハ載置台302には、ウエハリフトピン304が突没可能に設けられており、ウエハWの搬入出の際等にウエハWをウエハ載置台302から上方へ離隔した所定位置に位置させることが可能となっている。
チャンバ301内には、ウエハWを含む狭い処理室Sを区画するように内部容器305が設けられており、区画された処理室Sに反応ガスが供給されるようになっている。内部容器305の中央には鉛直に延びるガス導入路306が形成されている。
ガス導入路306の上部にはガス供給配管307が接続されており、このガス供給配管307には、反応剤供給源308から延びる配管309と、ArやN2ガス等からなるキャリアガスを供給するキャリアガス供給源310から延びる配管311が接続されている。配管309には、反応剤供給源308側から順に、反応剤を気化させる気化器312、マスフローコントローラ313および開閉バルブ314が設けられている。一方、配管311にはマスフローコントローラ315および開閉バルブ316がキャリアガス供給源310側から順に設けられている。そして、気化器312により気化された反応ガスがキャリアガスにキャリアされてガス供給配管307およびガス導入路306を通って、処理室Sに導入される。処理の際にはヒータ303により、ウエハWが所定温度に加熱される。この場合に、ウエハ温度(基板温度)は、例えば室温〜300℃まで制御可能となっている。
チャンバ301外の大気雰囲気からチャンバ301内の内部容器305内に延びるように大気導入配管317が設けられている。この大気導入配管317にはバルブ318が設けられており、バルブ318を開くことにより、大気が処理室Sに導入される。
チャンバ301の側壁には、ゲートバルブGが設けられており、ゲートバルブGを開にすることによりウエハWの搬入出がなされる。チャンバ301の底部の周縁部には、排気管320が設けられており、図示しない真空ポンプにより排気管320を介して処理室S内を排気して、例えば、10Torr以下に制御することが可能となっている。排気管320には、コールドトラップ321が設けられている。また、ウエハ載置台302の上部のチャンバ壁との間の部分にはバッフルプレート322が設けられている。
本例のLKR処理ではSiとCH3との結合を有する反応ガス10(図5参照)を処理室S内に供給するので、Low−k膜5の表面に、“Si−OH”結合が“Si−CH3”結合に置換される置換反応が起こる。この結果、Low−k膜5の表面に生じた“Si−OH”結合が減少してダメージ成分9が回復されていく。また、“Si−CH3”結合を表面に多く生じたLow−k膜5は、その表面が疎水性となる。
このように、上記LKR処理では、ダメージ性官能基が疎水性官能基に置換されるので、ダメージ性官能基を減少でき、ダメージを回復することができる。
ところが、本件出願の発明者らは、Low−k膜5に発生したダメージ性官能基を、さらに減少させ、ダメージを、さらに回復させることが可能であることを突きとめた。ダメージを、さらに回復可能な理由の一つを図7(A)及び図7(B)を参照して説明する。
図7(A)はフォトレジスト膜をアッシングした直後のLow−k膜5を模式的に示した断面図、図7(B)はLKR処理した直後のLow−k膜5を模式的に示した断面図である。
図7(A)に示すように、アッシング直後のLow−k膜5の表面には、ダメージ成分(ダメージ性官能基)9が発生している。この状態のLow−k膜5に対してLKR処理を行うと、図7(B)に示すように、Low−k膜5の表面のダメージ成分(ダメージ性官能基)9が疎水性官能基に置換されてダメージが回復される。しかしながら、Low−k膜5の表には、上記置換反応が生ずると同時に、Low−k膜5が凝縮され、密度が高まった領域、いわゆるデンス層5aが徐々に発生していく。デンス層5aは密度が高いために、反応ガス10の供給を妨げる。このため、デンス層5aの下においては、ダメージ成分(ダメージ性官能基)9の置換反応が進み難くなってしまう。デンス層5aの下に存在するダメージ成分9を回復させることができれば、Low−k膜5が受けたダメージを、さらに回復させることができる。
そこで、本例では、図6に示すように、Low−k膜5の表面にLKR処理によって生じたデンス層5aの下の存在するダメージ成分を回復させる二次回復処理を行う(以下、本明細書においては二次LKR処理という)。
本例では、二次LKR処理として紫外線照射を用いた。紫外線照射の一例は、紫外線加熱処理である。二次LKR処理は、下記の条件によって行った。
紫外線 : 長波長ブロード波(高圧水銀ランプ使用)
処理室内雰囲気: 窒素ガス雰囲気下
処理室内圧力 : 大気圧(760Torr(絶対圧))
ウエハ温度 : 350℃
処理時間 : 180sec
上記二次LKR処理に用いた紫外線加熱処理装置の一例を図9に示す。
処理室内雰囲気: 窒素ガス雰囲気下
処理室内圧力 : 大気圧(760Torr(絶対圧))
ウエハ温度 : 350℃
処理時間 : 180sec
上記二次LKR処理に用いた紫外線加熱処理装置の一例を図9に示す。
図9に示すように、紫外線加熱処理装置400は、ウエハWを収容するチャンバ401を備えており、チャンバ401の下部にはウエハ載置台402が設けられている。ウエハ載置台402にはヒータ403が埋設されている。ウエハ載置台402の上にはプロキシミティ404を介してウエハWが載置され、ウエハWはヒータ403によって所望の温度に加熱可能となっている。本例では上記の通り、ウエハWを350℃に加熱した。チャンバ401にはガス供給管405及びガス排気管406が接続されており、チャンバ401内に区画された処理室Sに、所望のガスを供給できるようになっている。本例では、上記の通り、処理室S内の雰囲気を窒素ガス(N2)雰囲気とした。チャンバ401の上部には空冷式の冷却ユニット407を介して紫外線ランプ408が取り付けられ、処理室S内ウエハWに対して紫外線を照射することが可能となっている。本例の紫外線ランプ408には高圧水銀ランプを用いた。図10に高圧水銀ランプの出力波長を示す。
図10に示すように、本例で用いた高圧水銀ランプは、おおよそ波長200nm以上800nm以下の光を出力する。この光は、波長200nm以上380nm以下の範囲の紫外線領域を含む。これは、紫外線として長波長の部類である。また、高圧水銀ランプは、波長別に複数の強い水銀輝線を出す。強い水銀輝線は図10に示す通りであり、上記紫外線領域の範囲では、波長約254nm、約297nm、約302nm、約313nm、約334nm、及び約365nmの複数の水銀輝線が含まれている。複数の強い波長の輝線を含む紫外線を、本明細書ではブロード波紫外線と呼ぶ。
このように、本例では、二次LKR処理として紫外線照射、具体的な一例としては紫外線加熱処理を用い、ウエハ温度を350℃、及び処理室S内の雰囲気を窒素として、波長200nm以上380nm以下の範囲内のブロード波紫外線を、180secの間照射した。図11(A)にサンプル毎のダメージ回復の効果を示す。また、図11(B)にサンプル毎の試験の状態を示す。
図11(A)及び図11(B)に示すように、Low−k膜5、本例ではポーラスMSQの初期状態(Initial)の誘電率(k-Value)は、2.44であった(Sample A)。
Low−k膜5をエッチング(Etch)した後、フォトレジスト膜6を酸化系アッシング(Ash)した場合、ポーラスMSQの誘電率は3.03に上昇した(Sample B)。
上記エッチング及び上記酸化系アッシングをした後、上述のLKR処理(Restoration処理)をした場合には、ポーラスMSQの誘電率は2.91まで回復した(Sample C)。
上記エッチング及び上記酸化系アッシングをした後、上述の紫外線加熱処理(UV処理)をした場合には、ポーラスMSQの誘電率は2.87まで回復した(Sample D)。
上記エッチング及び上記酸化系アッシングをした後、上述のLKR処理をし、さらに上述の紫外線加熱処理をした場合には、ポーラスMSQの誘電率は2.83まで回復した(Sample E)。
このように、加工後のLow−k膜5に対して、LKR処理に加えて、二次LKR処理としての紫外線加熱処理をすることで、LKR処理のみの場合に比較して誘電率を、約0.2改善することができた。
以上、第1の実施形態に係る低誘電率絶縁膜(Low−k膜)のダメージ回復方法によれば、加工処理により低誘電率絶縁膜の表面に生じたダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換するので、加工後のLow−k膜の表面を疎水性にできる。このため、Low−k膜の表面が親水性のままである場合に比較して、ウェット洗浄の際に洗浄剤をより十分に除去することができる。洗浄剤を十分に除去することができれば、パターン欠損の一因を減らすことができ、パターン欠損の発生を抑制することができる。
また、上記置換処理は、低誘電率絶縁膜の表面にデンス層を生じさせることがあるが、このデンス層の下に存在するダメージ成分については、紫外線加熱処理を用いて回復させる。このため、デンス層の下に存在するダメージ成分を回復させない場合に比較して、ダメージ成分を減らすことができ、低誘電率絶縁膜自体の電気的特性を十分に回復できる。
さらに、上記ダメージ回復方法は、基板を加熱する加熱処理を伴うので、低誘電率絶縁膜のダメージ層に吸着された水分、特に、H2Oを取り除くことができ、吸着水分を原因とした金属酸化を防止することもできる。
このように、第1の実施形態に係る低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法によれば、埋め込まれた金属の酸化、及びパターン欠損の発生を抑制しつつ、低誘電率絶縁膜自体の電気的特性を十分に回復させることができる。
このようなダメージ回復方法を用いて半導体装置を製造すれば、製造された半導体装置は、例えば、誘電率が十分に低くされた層間絶縁膜を備えることができ、信号の伝達速度が速く、高性能な半導体集積回路を得ることができる。
しかも、パターン欠損の発生が抑制されるので、上記高性能な半導体集積回路を、歩留り良く製造することができる。
さらには、層間絶縁膜中の吸着水分も少なくなるので、層間絶縁膜中に埋め込まれた金属配線の酸化も抑制される。金属配線の酸化が抑制されることで、上記高性能な半導体集積回路の長寿命化も達成することができる。
(第2の実施形態)
図12は、この発明の第2の実施形態に係る低誘電率絶縁膜(Low−k膜)のダメージ回復方法の基本的な流れを示す流れ図である。
図12は、この発明の第2の実施形態に係る低誘電率絶縁膜(Low−k膜)のダメージ回復方法の基本的な流れを示す流れ図である。
第2の実施形態に係るLow−k膜のダメージ回復方法は、基本的に以下の流れに従う。
まず、図12のST.21に示すように、Low−k膜を加工する。この加工の際に、Low−k膜の表面にポリマー層が生成される。さらに、Low−k膜がダメージを受け、その表面にはダメージ性官能基を含んだダメージ層が形成される。
次に、ST.22に示すように、Low−k膜の表面にST.21に示した加工処理によって生じたポリマー層を分解する。
次に、ST.23に示すように、ポリマー層を分解した後、Low−k膜の表面にST.21に示した加工処理によって生じたダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換する。
このようなダメージ回復方法を用いた半導体装置の製造方法の一例を以下に説明する。
図13乃至図16は、第2の実施形態に係る低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法を用いた半導体装置の製造方法の一例を主要な製造工程順に示す断面図である。
まず、上記図2を参照して説明した製法に従って、半導体基体100上にLow−k膜5を形成する。第2の実施形態におけるLow−k膜5は、第1の実施形態で説明したLow−k膜5と同様のものを用いることができ、無機シリコン酸化膜よりも誘電率が低い、例えば、誘電率kが4.2未満の絶縁膜が用いられる。誘電率kが4.2未満の絶縁膜の一例は、第1の実施形態と同様に、主結合の一部を、誘電率kを低下させる別の結合に置換する置換基を含む有機絶縁膜である。このような有機絶縁膜の一例は、第1の実施形態と同様に、主結合“Si−O−Si”の一部を、誘電率kを低下させる別の結合に置換する置換基を含む有機シリコン酸化膜をあげることができる。置換基の一例はアルキル基(−CnH2n+1)であり、アルキル基の一例はメチル基(−CH3)である。メチル基を含む有機シリコン酸化膜の一例は、第1の実施形態と同様に、MSQ、又はポーラスMSQである。本例でのLow−k膜5はポーラスMSQとする。
次に、図13に示すように、上記図3を参照して説明した製法に従って、Low−k膜5上に開口7が形成されたフォトレジスト膜6をマスクに用いて、Low−k膜5をエッチング、例えば、異方性エッチングし、配線4に達するスルーホール(ヴィアホール、又はコンタクトホールとも呼ばれる)8を形成する。異方性エッチングの一例は、RIEである。
本第2の実施形態においても、エッチングによって、Low−k膜5はダメージを受け、その表面にダメージ成分9を発生させるとともに、Low−k膜5の表面にポリマー層5bを生成する。図13に示す段階では、ポリマー層5bは、Low−k膜5の、スルーホール8に露出した表面に生成される。
次に、図14に示すように、フォトレジスト膜6を、例えば、アッシングして除去する。
本第2の実施形態においても、アッシングによって、Low−k膜5がダメージを受けるとともに、Low−k膜5の表面にポリマー層5bを生成する。図14に示すように、フォトレジスト膜6をアッシングしたときには、ダメージ成分9がLow−k膜5の表面全体に発生するとともに、ポリマー層5bが、Low−k膜5の表面全体に生成される。
この状態では、第1の実施形態において説明したLKR処理を、Low−k膜5に施しても、ダメージが回復しない、もしくは回復し難い。この理由を、図17(A)及び図17(B)を参照して説明する。
図17(A)はフォトレジスト膜をアッシングした直後のLow−k膜5を模式的に示した断面図、図17(B)はLKR処理した直後のLow−k膜5を模式的に示した断面図である。
図17(A)に示すように、アッシング直後のLow−k膜5の表面には、ダメージ成分(ダメージ性官能基)9が発生しているとともに、ポリマー層5bが生成されている。この状態のLow−k膜5に対してLKR処理を行うと、図17(B)に示すように、反応ガス10の供給がポリマー層5bによって遮られ、反応ガス10がダメージ成分(ダメージ性官能基)9に到達しない、もしくは到達し難くなる。このため、表面にポリマー層5bを生じたLow−k膜5では、ダメージ成分(ダメージ性官能基)9の置換反応が進まない、もしくは進み難くなってしまう。ポリマー層5bの下に存在するダメージ成分9を回復させることができれば、Low−k膜5が受けたダメージを、回復させることができる。
そこで、本例では、図15に示すように、Low−k膜5の表面に生じたポリマー層5bを分解させる分解処理を行う。
本例では、分解処理として紫外線照射を用いた。紫外線照射の一例は、紫外線分解処理である。この紫外線分解処理は、下記の条件によって行った。
紫外線 : 短波長単一波(エキシマランプ使用)
処理室内雰囲気: 大気雰囲気下
処理室内圧力 : 大気圧(760Torr(絶対圧))
ウエハ温度 : 室温(温度制御無し)
処理時間 : 10sec
上記分解処理に用いた紫外線加熱処理装置の一例を図18に示す。
処理室内雰囲気: 大気雰囲気下
処理室内圧力 : 大気圧(760Torr(絶対圧))
ウエハ温度 : 室温(温度制御無し)
処理時間 : 10sec
上記分解処理に用いた紫外線加熱処理装置の一例を図18に示す。
図18に示すように、紫外線加熱処理装置500は、ウエハWを収容するチャンバ501を備えており、チャンバ501の下部にはウエハ載置台502が設けられている。ウエハ載置台502の上にはプロキシミティ504を介してウエハWが載置される。チャンバ501にはガス供給管505及びガス排気管506が接続されており、チャンバ501内に区画された処理室Sに、所望のガスを供給できるようになっている。本例では、上記の通り、処理室S内の雰囲気を大気雰囲気下とした。なお、処理室S内の雰囲気は、大気雰囲気に限らず、窒素ガス(N2)雰囲気とすることも可能である。窒素ガス雰囲気とする場合には、ガス供給管505から窒素ガスを処理室S内に供給すれば良い。チャンバ501の上部には水冷式の冷却ユニット507を介して紫外線ランプ508が取り付けられ、処理室S内ウエハWに対して紫外線を照射することが可能となっている。紫外線ランプ508は、処理室Sから石英ガラス509によって区画されたランプ室Lに収容されている。ランプ室Lにはガス供給管510及びガス排気管511が接続されており、ランプ室Lに、所望のガスを供給できるようになっている。本例では、図示する通り、ランプ室L内の雰囲気を窒素ガス(N2)雰囲気とする窒素ガス大気雰囲気下とした。本例の紫外線ランプ508にはエキシマランプを用いた。図19にエキシマランプの出力波長を示す。
図19に示すように、本例で用いたエキシマランプは、おおよそ波長150nm以上200nm以下の光を出力する。この光は、その領域の全てが紫外線領域であり、紫外線として短波長の部類である。また、エキシマランプは、ほぼ単一の強い輝線を出す。ほぼ単一の強い輝線は図19に示す通りであり、本例では波長約172nmである。ほぼ単一の強い波長の輝線のみの紫外線を、本明細書では単一波紫外線と呼ぶ。
このように、本例では、ポリマー層5bを分解する分解処理として紫外照射、具体的な一例としては紫外線分解処理を用い、ウエハ温度を室温(温度制御無し)、及び処理室S内の雰囲気を大気雰囲気下として、波長150nm以上200nm以下の範囲内の単一波紫外線を、10secの間照射した。図20にサンプル毎のダメージ回復の効果を示す。
図20に示すように、Low−k膜5、本例ではポーラスMSQの初期状態の誘電率(k-Value)は、2.38であった(Initial)。
Low−k膜5を、本第2の実施形態で説明した通りの条件でエッチングし、同じく本第2の実施形態で説明した通りの条件でフォトレジスト膜6を酸化系アッシングした場合、ポーラスMSQの誘電率は3.27に上昇した(Etch+N2/H2Ash, No LKR)。
上記エッチング及び上記アッシングをした後、本第2の実施形態で説明した通りの紫外線分解処理をした場合には、ポーラスMSQの誘電率は3.33まで、さらに上昇してしまった(Etch+N2/H2Ash, UV)。
しかしながら、上記エッチング及び上記アッシングをした後、本第2の実施形態で説明した通りの紫外線分解処理をし、さらにLKR処理(条件は、第1の実施形態で説明した条件と同じ)をした場合には、ポーラスMSQの誘電率は2.69まで回復した(Etch+N2/H2Ash, UV+LKR)。
なお、図20には示していないが、本第2の実施形態で説明した通りの条件でエッチングし、同じく本第2の実施形態で説明した通りの条件でフォトレジスト膜6を酸化系アッシングした後、LKR処理(条件は、第1の実施形態で説明した条件と同じ)のみをした場合には、ポーラスMSQの誘電率は回復しなかった。つまり、LKR処理をしなかった場合の誘電率3.27とほぼ同じであった。
このように、加工後のLow−k膜5に対して、ポリマー層5bを分解する分解処理をした後に、図16に示すように、第1の実施形態と同様に、反応ガス10を用いてLKR処理をすることで、分解処理をしなかった場合に比較して誘電率(この際の誘電率は3.27とする)を、おおよそ約0.58改善することができた。
以上、第2の実施形態に係る低誘電率絶縁膜(Low−k膜)のダメージ回復方法によれば、加工処理によりLow−k膜の表面に生じたポリマー層を、紫外線分解処理を用いて分解し、ポリマー層を分解した後、加工処理により低誘電率絶縁膜の表面に生じたダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換する。このため、ポリマー層を生じた状態でダメージ性官能基を疎水性官能基に置換する場合に比較して、ダメージ性官能基をより良く疎水性官能基に置換できる。ダメージ性官能基をより良く疎水性官能基に置換できることで、ポリマー層を生じた状態に比較してダメージ成分を減らすことができ、低誘電率絶縁膜自体の電気的特性を十分に回復できる。
また、ダメージ性官能基をより良く疎水性官能基に置換するので、加工後のLow−k膜の表面を疎水性にできる。このため、Low−k膜の表面が親水性のままである場合に比較して、ウェット洗浄の際に洗浄剤をより十分に除去することができる。洗浄剤を十分に除去することができれば、パターン欠損の一因を減らすことができ、パターン欠損の発生を抑制することができる。
さらに、上記ダメージ回復方法は、基板を加熱する加熱処理を伴うので、低誘電率絶縁膜のダメージ層に吸着された水分、特に、H2Oを取り除くことができ、吸着水分を原因とした金属酸化を防止することもできる。
このように、第2の実施形態に係る低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法によれば、埋め込まれた金属の酸化、及びパターン欠損の発生を抑制しつつ、低誘電率絶縁膜自体の電気的特性を十分に回復させることができる。
このようなダメージ回復方法を用いて半導体装置を製造すれば、第1の実施形態と同様に、製造された半導体装置は、例えば、誘電率が十分に低くされた層間絶縁膜を備えることができ、信号の伝達速度が速く、高性能な半導体集積回路を得ることができる。
しかも、パターン欠損の発生が抑制されるので、上記高性能な半導体集積回路を、歩留り良く製造することができる。
さらには、層間絶縁膜中の吸着水分も少なくなるので、層間絶縁膜中に埋め込まれた金属配線の酸化も抑制される。金属配線の酸化が抑制されることで、上記高性能な半導体集積回路の長寿命化も達成することができる。
(第3の実施形態)
図21は、この発明の第3の実施形態に係る低誘電率絶縁膜(Low−k膜)のダメージ回復方法の基本的な流れを示す流れ図である。
図21は、この発明の第3の実施形態に係る低誘電率絶縁膜(Low−k膜)のダメージ回復方法の基本的な流れを示す流れ図である。
第3の実施形態は、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせたものであり、そのLow−k膜のダメージ回復方法は、基本的に以下の流れに従う。
まず、図21のST.31に示すように、Low−k膜を加工する。この加工の際、Low−k膜の表面にはポリマー層が生成されるとともに、ダメージ性官能基を含んだダメージ層が形成される。
次に、ST.32に示すように、Low−k膜の表面にST.31に示した加工処理によって生じたポリマー層を、第2の実施形態において説明した分解方法で分解する。
次に、ST.33に示すように、ポリマー層を分解した後、Low−k膜の表面にST.31に示した加工処理によって生じたダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換する。
次に、ST.34に示すように、Low−k膜の表面にST.33に示した置換処理によって生じたデンス層の下に存在するダメージ成分を回復させる。
このように、第1の実施形態と第2の実施形態とは組み合わせることが可能である。
第3の実施形態のように、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせた場合には、第1の実施形態により得られた利点と、第2の実施形態により得られた利点とを併せて得ることができる。
また、特に、図示はしないが、第3の実施形態に係る低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法を用いて、半導体装置を製造できることは言うまでもない。
以上、この発明を第1乃至第3の実施形態に従って説明したが、この発明は上記第1乃至第3の実施形態に限られるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、上記第1乃至第3の実施形態では、この発明に係る低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法を、低誘電率絶縁膜を用いた層間絶縁膜中へのスルーホール(ヴィアホール、又はコンタクトホール)の形成に適用した例を示したが、上記ダメージ回復方法は、スルーホールの形成に適用されるばかりではない。例えば、低誘電率絶縁膜を用いた層間絶縁膜中へのダマシン配線用溝の形成にも適用することができる。
さらには、この発明に係るダメージ回復方法は、パターン欠損の発生を抑制できること、及び低誘電率絶縁膜自体の電気的特性を十分に回復できることから、ダマシン配線用溝やスルーホールに限らず、様々な低誘電率絶縁膜の加工に適用することもできる。
また、第1〜第3実施形態では、低誘電率絶縁膜(Low−k膜)として、MSQ、又はポーラスMSQを用いたが、無機シリコン酸化膜よりも誘電率が低い絶縁膜であればよく、例えば、主結合の一部を、誘電率kを低下させる別の結合に置換する置換基を含む有機絶縁膜を好ましく用いることができる。有機絶縁膜の一例としては有機シリコン酸化膜を挙げることができ、有機シリコン酸化膜としてはMSQ、又はポーラスMSQの他に、例えば、“Si−O”結合にメチル基(−CH3)を導入し、“Si−O”結合と“Si−CH3”結合とを混在させたSiOC系膜等も用いることができる。
また、第1〜第3実施形態では、LKR処理に使用される反応ガスとして、TMSDMA(Trimethylsilyldimethylamine)を用いたが、反応ガスは、Siとアルキル基(−CnH2n+1)との結合を有するガスであれば良い。アルキル基の一例としては、例えば、メチル基(−CH3)を挙げることができ、Siとメチル基の結合を有するガスとしては、TMSDMAの他、
TMMAS(Trimethylmethylaminosilane)、
TMICS(Trimethyl(isocyanato)silane)、
TMSA(Trimethylsilylacetylene)、
TMSC(Trimethylsilylcyanide)、
DMSDMA(Dimethylsilyldimethylamine)、
HMDS(Hexamethyldisilazane)、
TMDS(1,1,3,3-Tetramethyldisilazane)、
TMSPyrole(1-Trimethylsilylpyrole)、
BSTFA(N,O-Bis(trimethylsilyl)trifluoroacetamide)、及び
BDMADMS(Bis(dimethylamino)dimethylsilane)等も使用することができる。
TMMAS(Trimethylmethylaminosilane)、
TMICS(Trimethyl(isocyanato)silane)、
TMSA(Trimethylsilylacetylene)、
TMSC(Trimethylsilylcyanide)、
DMSDMA(Dimethylsilyldimethylamine)、
HMDS(Hexamethyldisilazane)、
TMDS(1,1,3,3-Tetramethyldisilazane)、
TMSPyrole(1-Trimethylsilylpyrole)、
BSTFA(N,O-Bis(trimethylsilyl)trifluoroacetamide)、及び
BDMADMS(Bis(dimethylamino)dimethylsilane)等も使用することができる。
その他、上記第1乃至第3の実施形態は、この発明の主旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
1…半導体基板、2…層間絶縁膜、3…溝、4…配線、5…低誘電率絶縁膜(Low−k膜)、5a…デンス層、5b…ポリマー層、6…フォトレジスト膜、9…ダメージ成分、10…反応ガス、100…半導体基体
Claims (10)
- 無機シリコン酸化膜よりも誘電率が低い絶縁膜からなる低誘電率絶縁膜に生じたダメージを回復させる低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法であって、
低誘電率絶縁膜を加工処理し、
前記低誘電率絶縁膜を加工処理した後、前記低誘電率絶縁膜の表面に前記加工処理によって生じたダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換し、
前記低誘電率絶縁膜の表面に前記置換処理によって生じたデンス層の下に存在するダメージ成分を、紫外線加熱処理を用いて回復させることを特徴とする低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法。 - 前記低誘電率絶縁膜は、主結合の一部を、誘電率kを低下させる別の結合に置換する置換基を含む有機絶縁膜であることを特徴とする請求項1に記載の低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法。
- 前記ダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換する処理は、処理室内にSiとCH3との結合を有する反応ガスを供給する処理であり、
前記反応ガスは、
TMSDMA(Trimethylsilyldimethylamine)、
TMMAS(Trimethylmethylaminosilane)、
TMICS(Trimethyl(isocyanato)silane)、
TMSA(Trimethylsilylacetylene)、
TMSC(Trimethylsilylcyanide)
DMSDMA(Dimethylsilyldimethylamine)、
HMDS(Hexamethyldisilazane)、
TMDS(1,1,3,3-Tetramethyldisilazane)、
TMSPyrole(1-Trimethylsilylpyrole)、
BSTFA(N,O-Bis(trimethylsilyl)trifluoroacetamide)、及び
BDMADMS(Bis(dimethylamino)dimethylsilane)から選択された少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法。 - 前記紫外線加熱処理には、波長200nm以上380nm以下の範囲内のブロード波紫外線が用いられることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載の低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法。
- 前記低誘電率絶縁膜の加工処理が、フォトレジスト膜をマスクに用いて、前記低誘電率絶縁膜をエッチングする工程を含み、
前記低誘電率絶縁膜をエッチングした後、前記フォトレジスト膜がアッシングされることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか一項に記載の低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法。 - 半導体基体上に、無機シリコン酸化膜よりも誘電率が低い絶縁膜からなる低誘電率絶縁膜を形成する工程と、
前記低誘電率絶縁膜を加工し、前記低誘電率絶縁膜に所定のパターンを形成する工程と、
前記低誘電率絶縁膜を加工した後、前記加工工程において前記低誘電率絶縁膜の表面に生じたダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換する工程と、
前記置換工程において前記低誘電率絶縁膜の表面に生じたデンス層下に存在するダメージ成分を、紫外線加熱処理を用いて回復させる工程と、
を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記低誘電率絶縁膜は、主結合の一部を、誘電率kを低下させる別の結合に置換する置換基を含む有機絶縁膜であることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記ダメージ性官能基を、疎水性官能基に置換する処理は、処理室内にSiとCH3との結合を有する反応ガスを供給する処理であり、
前記反応ガスは、
TMSDMA(Trimethylsilyldimethylamine)、
TMMAS(Trimethylmethylaminosilane)、
TMICS(Trimethyl(isocyanato)silane)、
TMSA(Trimethylsilylacetylene)、
TMSC(Trimethylsilylcyanide)
DMSDMA(Dimethylsilyldimethylamine)、
HMDS(Hexamethyldisilazane)、
TMDS(1,1,3,3-Tetramethyldisilazane)、
TMSPyrole(1-Trimethylsilylpyrole)、
BSTFA(N,O-Bis(trimethylsilyl)trifluoroacetamide)、及び
BDMADMS(Bis(dimethylamino)dimethylsilane)から選択された少なくとも1つであることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記紫外線加熱処理には、波長200nm以上380nm以下の範囲内のブロード波紫外線が用いられることを特徴とする請求項6乃至請求項8いずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記低誘電率絶縁膜を加工し、前記低誘電率絶縁膜に所定のパターンを形成する工程が、フォトレジスト膜をマスクに用いて、前記低誘電率絶縁膜をエッチングする工程を含み、
前記低誘電率絶縁膜をエッチングした後、前記フォトレジスト膜がアッシングされることを特徴とする請求項6乃至請求項9いずれか一項に記載の低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010160256A JP2010245562A (ja) | 2010-07-15 | 2010-07-15 | 低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法及び半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010160256A JP2010245562A (ja) | 2010-07-15 | 2010-07-15 | 低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法及び半導体装置の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007158510A Division JP4555320B2 (ja) | 2007-06-15 | 2007-06-15 | 低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法及び半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010245562A true JP2010245562A (ja) | 2010-10-28 |
Family
ID=43098150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010160256A Ceased JP2010245562A (ja) | 2010-07-15 | 2010-07-15 | 低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法及び半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010245562A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014521210A (ja) * | 2011-06-28 | 2014-08-25 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | Uv支援型の光化学堆積によるプラズマ損傷を受けた低誘電率膜の誘電体の復旧 |
-
2010
- 2010-07-15 JP JP2010160256A patent/JP2010245562A/ja not_active Ceased
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014521210A (ja) * | 2011-06-28 | 2014-08-25 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | Uv支援型の光化学堆積によるプラズマ損傷を受けた低誘電率膜の誘電体の復旧 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4555320B2 (ja) | 低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法及び半導体装置の製造方法 | |
| US8034638B1 (en) | Treatment of low K films with a silylating agent for damage repair | |
| TWI654683B (zh) | 蝕刻雙鑲嵌結構中的介電阻隔層之方法 | |
| US7083991B2 (en) | Method of in-situ treatment of low-k films with a silylating agent after exposure to oxidizing environments | |
| CN101604658B (zh) | 半导体器件的制造方法 | |
| JP4919871B2 (ja) | エッチング方法、半導体装置の製造方法および記憶媒体 | |
| US20100261349A1 (en) | Uv treatment for carbon-containing low-k dielectric repair in semiconductor processing | |
| JP5548332B2 (ja) | 半導体デバイスの製造方法 | |
| KR100904105B1 (ko) | 반도체 장치의 제조 방법 | |
| CN100485882C (zh) | 半导体装置的制造方法 | |
| CN101689501A (zh) | 半导体装置的制造方法、半导体装置、半导体制造装置和存储介质 | |
| KR100870997B1 (ko) | 저 유전율막의 데미지 수복 방법, 반도체 제조 장치, 및기억 매체 | |
| JP2011526078A (ja) | 薄いバリア層を用いた多孔性誘電体への溶媒および溶液の侵入の阻止および低減 | |
| JP2008198659A (ja) | プラズマエッチング方法 | |
| JP4924245B2 (ja) | 半導体製造装置、半導体装置の製造方法及び記憶媒体 | |
| US8870164B2 (en) | Substrate processing method and storage medium | |
| JP4578507B2 (ja) | 半導体装置の製造方法、半導体製造装置及び記憶媒体 | |
| JP4999419B2 (ja) | 基板処理方法および基板処理システム、ならびにコンピュータ読取可能な記憶媒体 | |
| JP2010245562A (ja) | 低誘電率絶縁膜のダメージ回復方法及び半導体装置の製造方法 | |
| JP2014041946A (ja) | 半導体装置の製造方法および半導体装置 | |
| JP2006073612A (ja) | レジスト除去方法 | |
| JP2006270004A (ja) | レジスト膜の除去方法および除去装置 | |
| JP2005340288A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JP2007129003A (ja) | 半導体装置の製造方法および残留物質除去装置 | |
| JP2006059848A (ja) | レジスト除去方法及び半導体装置の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20100715 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A072 | Dismissal of procedure |
Effective date: 20111122 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A101 |
|
| A045 | Written measure of dismissal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A042 Effective date: 20120110 |