JP2010245154A - リアクトル - Google Patents
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Abstract
【課題】製造容易かつ所望のインダクタンスを精度良く確保することができるリアクトル及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】通電により磁束を発生するとともに巻回軸方向から見た形状が直線状である直線部21を有するコイル2と、コイル2における巻回軸方向の一端である底部に部分的に配設された複数の脚部5とを備えたコイルユニット6と、コイルユニット6の周囲に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコア3と、コイル2及びコア3を内側に収容するケース4とを有するリアクトル1。コイルユニット6は、複数の脚部5のうち少なくとも一つを、コイル2における直線部21の底部に一体的に設けてなる。
【選択図】図1
【解決手段】通電により磁束を発生するとともに巻回軸方向から見た形状が直線状である直線部21を有するコイル2と、コイル2における巻回軸方向の一端である底部に部分的に配設された複数の脚部5とを備えたコイルユニット6と、コイルユニット6の周囲に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコア3と、コイル2及びコア3を内側に収容するケース4とを有するリアクトル1。コイルユニット6は、複数の脚部5のうち少なくとも一つを、コイル2における直線部21の底部に一体的に設けてなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、磁性粉末混合樹脂からなるコアを有するリアクトル及びその製造方法に関する。
従来より、磁性粉末を混合した樹脂からなる磁性粉末混合樹脂を、コアとしてコイルの周囲に充填したリアクトルがある。かかるリアクトルを製造するに当たっては、ケースの底部に台座を配置し、この台座の上にコイルを載置した上で、液状の磁性粉末混合樹脂を注入する。その後、この磁性粉末混合樹脂を硬化させることにより、リアクトルを得る(特許文献1参照)。
このように、上記台座を用いるのは、コイルの底面とケースの底部との間に、磁路を形成するための磁性粉末混合樹脂が充填されるスペースを確保するためである。
このように、上記台座を用いるのは、コイルの底面とケースの底部との間に、磁路を形成するための磁性粉末混合樹脂が充填されるスペースを確保するためである。
しかしながら、上記のごとくコイルの下に台座を配置するということは、部品点数を増やすこととなり、製造工数も増え、コストも高くなるという問題がある。
また、別部材の台座をケースの底部に置いて、その上にコイルを置き、そして磁性粉末混合樹脂をケース内におけるコイルの周囲に充填するとき、台座が不安定となって、ケースに対するコイルの位置ずれが生じるおそれがある。その結果、リアクトルのインダクタンスが充分に得られなくなるおそれがある。
また、台座の設置位置によっては、コイルが形成する磁路を台座が邪魔することにより、インダクタンスが低下し、所望のインダクタンスを得ることが困難となるおそれがある。
また、別部材の台座をケースの底部に置いて、その上にコイルを置き、そして磁性粉末混合樹脂をケース内におけるコイルの周囲に充填するとき、台座が不安定となって、ケースに対するコイルの位置ずれが生じるおそれがある。その結果、リアクトルのインダクタンスが充分に得られなくなるおそれがある。
また、台座の設置位置によっては、コイルが形成する磁路を台座が邪魔することにより、インダクタンスが低下し、所望のインダクタンスを得ることが困難となるおそれがある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、製造容易かつ所望のインダクタンスを精度良く確保することができるリアクトル及びその製造方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、通電により磁束を発生するとともに巻回軸方向から見た形状が直線状である直線部を有するコイルと、該コイルにおける巻回軸方向の一端である底部に部分的に配設された複数の脚部とを備えたコイルユニットと、
該コイルユニットの周囲に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアと、
上記コイル及び上記コアを内側に収容するケースとを有し、
上記コイルユニットは、上記複数の脚部のうち少なくとも一つを、上記コイルにおける上記直線部の底部に一体的に設けてなることを特徴とするリアクトルにある(請求項1)。
該コイルユニットの周囲に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアと、
上記コイル及び上記コアを内側に収容するケースとを有し、
上記コイルユニットは、上記複数の脚部のうち少なくとも一つを、上記コイルにおける上記直線部の底部に一体的に設けてなることを特徴とするリアクトルにある(請求項1)。
第2の発明は、通電により磁束を発生するとともに巻回軸方向から見た形状が直線状である直線部を有するコイルと、該コイルにおける巻回軸方向の一端である底部に部分的に配設された複数の脚部とを備えたコイルユニットを、ケースの内側に配置するコイル配置工程と、
上記ケース内における上記コイルの内側及び外周に液状の磁性粉末混合樹脂を充填する樹脂充填工程と、
上記磁性粉末混合樹脂を硬化させてコアとする樹脂硬化工程とを有し、
上記コイルユニットは、上記複数の脚部のうち少なくとも一つを上記コイルにおける上記直線部の底部に一体的に設けてなることを特徴とするリアクトルの製造方法にある(請求項8)。
上記ケース内における上記コイルの内側及び外周に液状の磁性粉末混合樹脂を充填する樹脂充填工程と、
上記磁性粉末混合樹脂を硬化させてコアとする樹脂硬化工程とを有し、
上記コイルユニットは、上記複数の脚部のうち少なくとも一つを上記コイルにおける上記直線部の底部に一体的に設けてなることを特徴とするリアクトルの製造方法にある(請求項8)。
第1の発明においては、上記コイルユニットが上記複数の脚部を底部に一体的に設けてなる。そのため、上記リアクトルを製造するにあたって、別部材の台座をケースの底面部に置いてコイルを配置する必要がなく、ケース内にそのままコイルユニットを置けばよい。そのため、部品点数を少なくすることができると共に、製造工数も少なくすることができる。その結果、製造容易な低コストのリアクトルを得ることができる。
また、上記脚部がコイルユニットに一体化しているため、リアクトルの製造時において、ケース内でコイルユニットが位置ずれし難い。それゆえ、ケース内の正確な位置にコイルを配置することが可能となり、リアクトルのインダクタンスを所望の値に精度良く維持することができる。
また、上記脚部をコイルにおける直線部の底部に配置しているため、この脚部による磁路の阻害を抑制することができる。すなわち、コイルによって形成される磁束は、直線部よりも、それ以外の曲線部において集中する。それゆえ、曲線部に脚部を形成すると、それだけ多くの磁路を阻害することとなる。換言すると、同じ大きさの脚部を曲線部に配置した場合よりも、直線部に配置した場合の方が、阻害される磁路を少なくすることができる。その結果、リアクトルのインダクタンスの低下を抑制することができ、所望のインダクタンスを精度良く確保することができる。
以上のごとく、本発明によれば、製造容易かつ所望のインダクタンスを精度良く確保することができるリアクトルを提供することができる。
また、第2の発明においても、上記第1の発明と同様に、上記のような構成で脚部を一体的に設けた上記コイルユニットを用いることにより、上述した作用効果を得ることができる。
したがって、本発明によれば、製造容易かつ所望のインダクタンスを精度良く確保することができるリアクトルの製造方法を提供することができる。
したがって、本発明によれば、製造容易かつ所望のインダクタンスを精度良く確保することができるリアクトルの製造方法を提供することができる。
本発明において、上記磁性粉末混合樹脂は、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等の樹脂に、鉄粉等の磁性粉末を混入させてなるものを用いることができる。
なお、本発明においては、上記脚部を設けた側と反対側の上記コイルの巻回軸方向を、「上」として説明する。すなわち、上記リアクトルの使用状況等に応じて、その姿勢が変わることがあるが、特に断らない限り、上記コイルに対して、上記脚部が配置された側を下方、その反対側を上方として説明する。
なお、本発明においては、上記脚部を設けた側と反対側の上記コイルの巻回軸方向を、「上」として説明する。すなわち、上記リアクトルの使用状況等に応じて、その姿勢が変わることがあるが、特に断らない限り、上記コイルに対して、上記脚部が配置された側を下方、その反対側を上方として説明する。
また、上記複数の脚部はすべて、上記コイルにおける上記直線部の底部に設けていることが好ましい(請求項2、請求項9)。
この場合には、脚部による磁路の阻害を極力低減して、リアクトルのインダクタンスの低下を抑制し、高い精度のインダクタンスを維持することができる。
この場合には、脚部による磁路の阻害を極力低減して、リアクトルのインダクタンスの低下を抑制し、高い精度のインダクタンスを維持することができる。
また、上記コイルユニットは、上記コイルを被覆する絶縁コートを有し、上記脚部は上記絶縁コートと一体成形されていることが好ましい(請求項3、請求項10)。
この場合には、絶縁コートをコイルに形成する際に、上記脚部を同時に形成することが可能であるため、製造工数を増やすことなく脚部を形成することができる。それゆえ、生産効率に優れたリアクトル及びその製造方法を得ることができる。
この場合には、絶縁コートをコイルに形成する際に、上記脚部を同時に形成することが可能であるため、製造工数を増やすことなく脚部を形成することができる。それゆえ、生産効率に優れたリアクトル及びその製造方法を得ることができる。
また、上記コイルユニットは、上記コイルを周囲に巻回したボビンを有し、上記脚部は上記ボビンと一体成形されていることが好ましい(請求項4、11)。
この場合には、ボビンを製造する際に、上記脚部を同時に形成することが可能であるため、製造工数を増やすことなく脚部を形成することができる。それゆえ、生産効率に優れたリアクトル及びその製造方法を得ることができる。
この場合には、ボビンを製造する際に、上記脚部を同時に形成することが可能であるため、製造工数を増やすことなく脚部を形成することができる。それゆえ、生産効率に優れたリアクトル及びその製造方法を得ることができる。
また、上記脚部の高さは、上記コイルにおける上記脚部を設けた側と反対側の端部を被覆する上記絶縁コートの直上に配置された部分の上記コアの高さと同等であることが好ましい(請求項5、12)。
この場合には、上記コイルの上下におけるコアの高さを同等とすることができるため、コイルの上下における磁路を同等に確保することができる。それゆえ、コアにおいて磁路を効率的に形成することができ、リアクトルのインダクタンスを向上させることができる。
この場合には、上記コイルの上下におけるコアの高さを同等とすることができるため、コイルの上下における磁路を同等に確保することができる。それゆえ、コアにおいて磁路を効率的に形成することができ、リアクトルのインダクタンスを向上させることができる。
また、上記コイルの巻回方向におけるすべての上記脚部の厚さの合計をD、上記コイルの上記直線部の長さの合計をEとしたとき、D≧E/5を満たすことが好ましい(請求項6、13)。
この場合には、上記脚部による磁路の阻害を充分に抑制することができる。
D<E/5の場合には、脚部による磁路の阻害の影響が大きくなり、所望のインダクタンスを得ることが困難となるおそれがある。
この場合には、上記脚部による磁路の阻害を充分に抑制することができる。
D<E/5の場合には、脚部による磁路の阻害の影響が大きくなり、所望のインダクタンスを得ることが困難となるおそれがある。
また、上記コイルの巻回方向に直交する方向における上記脚部の幅は、上記コイルの巻回方向に直交する方向における上記コイルと上記絶縁コートとを合わせた幅以下であることが好ましい(請求項7、14)。
この場合には、上記脚部による磁路の阻害を充分に抑制することができる。
この場合には、上記脚部による磁路の阻害を充分に抑制することができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかるリアクトル及びその製造方法につき、図1〜図7を用いて説明する。
本例のリアクトル1は、通電により磁束を発生するコイル2を含むコイルユニット6と、該コイルユニット6の周囲に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコア3と、コイル2及びコア3を内側に収容するケース4とを有する。
本発明の実施例にかかるリアクトル及びその製造方法につき、図1〜図7を用いて説明する。
本例のリアクトル1は、通電により磁束を発生するコイル2を含むコイルユニット6と、該コイルユニット6の周囲に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコア3と、コイル2及びコア3を内側に収容するケース4とを有する。
コイル2は、図1に示すごとく、巻回軸方向から見た形状が直線状である直線部21と、曲線状である曲線部22とを有する。また、図2、図5に示すごとく、コイル2における巻回軸方向の一端である底部24には、複数の脚部5が部分的に配設されている。
コイルユニット6は、複数の脚部5のうち少なくとも一つを、コイル2における直線部21の底部24に一体的に設けてなる。
コイルユニット6は、複数の脚部5のうち少なくとも一つを、コイル2における直線部21の底部24に一体的に設けてなる。
図1に示すごとく、コイル2は、4つの直線部21と4つの曲線部22とからなる。隣り合う直線部21は互いに直角に配置され、隣り合う直線部21の間に曲線部22が形成されている。
そして、各直線部21の底部24に、それぞれ1個ずつ脚部5が固定されている。脚部5は、各直線部21の中央位置に形成されている。すなわち、複数の脚部5はすべて、コイル2における直線部21の底部24に設けてある。
そして、各直線部21の底部24に、それぞれ1個ずつ脚部5が固定されている。脚部5は、各直線部21の中央位置に形成されている。すなわち、複数の脚部5はすべて、コイル2における直線部21の底部24に設けてある。
コア3を構成する磁性粉末混合樹脂は、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等の樹脂に、鉄粉等の磁性粉末を混入させてなるものを用いることができる。
ケース4は、例えば、アルミニウム又はその合金によって構成することができる。また、図2に示すごとく、ケース4には、ケース4と同材料の軸芯部41が底面部42から立設されており、該軸芯部41はコイル2の内側に配置されている。
ケース4は、例えば、アルミニウム又はその合金によって構成することができる。また、図2に示すごとく、ケース4には、ケース4と同材料の軸芯部41が底面部42から立設されており、該軸芯部41はコイル2の内側に配置されている。
コイル2は、図4に示すごとく、断面略長方形状の平角の導体線を螺旋状に巻回してなる。
コイルユニット6は、図2、図3、図6に示すごとく、コイル2を被覆する絶縁コート61を有し、脚部5は絶縁コート61と一体成形されている。絶縁コート61は、例えば、エポキシ、ウレタン、シリコーン等の樹脂によって構成することができる。そして、脚部5も、絶縁コート61と同じこれらの樹脂によって構成することができる。
コイルユニット6は、図2、図3、図6に示すごとく、コイル2を被覆する絶縁コート61を有し、脚部5は絶縁コート61と一体成形されている。絶縁コート61は、例えば、エポキシ、ウレタン、シリコーン等の樹脂によって構成することができる。そして、脚部5も、絶縁コート61と同じこれらの樹脂によって構成することができる。
図2に示すごとく、脚部5の高さH1は、コイル2の上部(脚部5を設けた側と反対側の端部)を被覆する絶縁コート61の直上に配置された部分のコア3の高さH2と同等である。
また、図1に示すごとく、コイル2の巻回方向におけるすべての脚部5の厚さdの合計をD、コイル2の直線部21の長さe1、e2の合計をEとしたとき、D≧E/5を満たす。
また、図1に示すごとく、コイル2の巻回方向におけるすべての脚部5の厚さdの合計をD、コイル2の直線部21の長さe1、e2の合計をEとしたとき、D≧E/5を満たす。
また、図2に示すごとく、コイル2の巻回方向に直交する方向における脚部5の幅Wは、コイル2の巻回方向に直交する方向におけるコイル2と絶縁コート6とを合わせた幅V以下である。本例においては、幅Wは幅Vと略同等である。
本例のリアクトル1を製造するに当たっては、以下のコイル配置工程と、樹脂充填工程と、樹脂硬化工程とを行う。
コイル配置工程においては、コイル2と複数の脚部5とを備えたコイルユニット6を、ケース4の内側に配置する。コイルユニット6は、図2、図5に示すごとく、複数の脚部5をコイル2における直線部21の底部24に一体的に設けてなる。
樹脂充填工程においては、ケース4内におけるコイル2の内側及び外周に液状の磁性粉末混合樹脂を充填する。
樹脂硬化工程においては、磁性粉末混合樹脂を硬化させてコア3とする。
以上により、図1〜図3、図6に示すリアクトル1を得る。
コイル配置工程においては、コイル2と複数の脚部5とを備えたコイルユニット6を、ケース4の内側に配置する。コイルユニット6は、図2、図5に示すごとく、複数の脚部5をコイル2における直線部21の底部24に一体的に設けてなる。
樹脂充填工程においては、ケース4内におけるコイル2の内側及び外周に液状の磁性粉末混合樹脂を充填する。
樹脂硬化工程においては、磁性粉末混合樹脂を硬化させてコア3とする。
以上により、図1〜図3、図6に示すリアクトル1を得る。
また、コイルユニット6は、図4に示すようなコイル2の表面に絶縁コート61を施してなり、この絶縁コート61の一部が、脚部5となっている(図5)。コイル2に絶縁コート61を施すに当たっては、例えば、成形型を用いることができる。この場合、成形型に、脚部5を成形するためのキャビティを設けておく。そして、この成形型内にコイル2を配置し、液状の絶縁コート材を注型し、次いで、絶縁コート材を硬化させて脱型する。これにより、図1〜図3、図5に示すごとく、コイル2の表面に絶縁コート61が形成されると共に、該絶縁コート61と一体成形された脚部5が形成され、コイルユニット6が得られる。
また、コイル2における一対の端子23には、絶縁コート61が施されていない。
なお、本例のリアクトル1は、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車等に用いられる電力変換装置に組んで用いることができる。
また、コイル2における一対の端子23には、絶縁コート61が施されていない。
なお、本例のリアクトル1は、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車等に用いられる電力変換装置に組んで用いることができる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
本例のリアクトル1においては、コイルユニット6が複数の脚部5を底部24に一体的に設けてなる。そのため、リアクトル1を製造するにあたって、別部材の台座をケース4の底面部42に置いてコイル2を配置する必要がなく、ケース4内にそのままコイルユニット6を置けばよい。そのため、部品点数を少なくすることができると共に、製造工数も少なくすることができる。その結果、製造容易な低コストのリアクトル1を得ることができる。
本例のリアクトル1においては、コイルユニット6が複数の脚部5を底部24に一体的に設けてなる。そのため、リアクトル1を製造するにあたって、別部材の台座をケース4の底面部42に置いてコイル2を配置する必要がなく、ケース4内にそのままコイルユニット6を置けばよい。そのため、部品点数を少なくすることができると共に、製造工数も少なくすることができる。その結果、製造容易な低コストのリアクトル1を得ることができる。
また、脚部5がコイルユニット6に一体化しているため、リアクトル1の製造時において、ケース4内でコイルユニット6が位置ずれし難い。それゆえ、ケース4内の正確な位置にコイル2を配置することが可能となり、リアクトル1のインダクタンスを精度良く維持することができる。
また、脚部5をコイル2における直線部21の底部24に配置しているため、この脚部5による磁路の阻害を抑制することができる。すなわち、図7に示すごとく、コイル2によって形成される磁束φは、直線部21よりも、それ以外の曲線部22(特にその内側)において集中する。それゆえ、仮に曲線部22に脚部5を形成すると、それだけ多くの磁路を阻害することとなる。換言すると、同じ大きさの脚部5を曲線部22に配置した場合よりも、直線部21に配置した場合の方が、阻害される磁路を少なくすることができる。その結果、リアクトル1のインダクタンスの低下を抑制することができ、所望のインダクタンスを精度良く確保することができる。
また、複数の脚部5はすべて、コイル2における直線部21の底部24に設けてあるため、脚部5による磁路の阻害を極力低減して、リアクトル1のインダクタンスを精度良く維持することができる。
また、コイルユニット6は、コイル2を被覆する絶縁コート61を有し、脚部5は絶縁コート5と一体成形されている。それゆえ、絶縁コート61をコイル2に形成する際に、脚部5を同時に形成することが可能であるため、製造工数を増やすことなく脚部5を形成することができる。それゆえ、生産効率に優れたリアクトル1及びその製造方法を得ることができる。
また、コイルユニット6は、コイル2を被覆する絶縁コート61を有し、脚部5は絶縁コート5と一体成形されている。それゆえ、絶縁コート61をコイル2に形成する際に、脚部5を同時に形成することが可能であるため、製造工数を増やすことなく脚部5を形成することができる。それゆえ、生産効率に優れたリアクトル1及びその製造方法を得ることができる。
また、脚部5の高さH1は、コイル2における脚部5を設けた側と反対側の端部を被覆する絶縁コート61の直上に配置された部分のコア3の高さH2と同等である。そのため、図3に示すごとく、コイル2の上下におけるコア3の高さH3(=H1=H2)を同等とすることができるため、コイル2の上下における磁路を同等に確保することができる。それゆえ、コア3において磁路を効率的に形成することができ、リアクトル1のインダクタンスを向上させることができる。
また、コイル2の巻回方向におけるすべての脚部5の厚さdの合計をD、コイル2の直線部21の長さe1、e2の合計をEとしたとき、D≧E/5を満たす。そのため、脚部5による磁路の阻害を充分に抑制することができる。
また、脚部5の幅Wは、コイル2と絶縁コート61とを合わせた幅V以下(本例においては同等)であるため、脚部6による磁路の阻害を充分に抑制することができる。
また、脚部5の幅Wは、コイル2と絶縁コート61とを合わせた幅V以下(本例においては同等)であるため、脚部6による磁路の阻害を充分に抑制することができる。
以上のごとく、本例によれば、製造容易かつ所望のインダクタンスを精度良く確保することができるリアクトル及びその製造方法を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図8、図9に示すごとく、コイルユニット6が、コイル2を周囲に巻回したボビン62を有し、脚部5はボビン62と一体成形されているリアクトル1の例である。
ボビン62は、円筒部621と、該円筒部621における上端と下端においてそれぞれ外方へ突出した鍔部622、623とを有する。この円筒部621の外周であって一対の鍔部622、623の間に形成される保持空間624に、コイル2が配置されている。保持空間624に配置されたコイル2を覆うと共にコイル2とボビン62との隙間を埋めるように、絶縁コート61が形成されている。
本例は、図8、図9に示すごとく、コイルユニット6が、コイル2を周囲に巻回したボビン62を有し、脚部5はボビン62と一体成形されているリアクトル1の例である。
ボビン62は、円筒部621と、該円筒部621における上端と下端においてそれぞれ外方へ突出した鍔部622、623とを有する。この円筒部621の外周であって一対の鍔部622、623の間に形成される保持空間624に、コイル2が配置されている。保持空間624に配置されたコイル2を覆うと共にコイル2とボビン62との隙間を埋めるように、絶縁コート61が形成されている。
そして、下方の鍔部623の下面に、脚部5が一体成形されている。
脚部5を含めたボビン62は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂によって構成することができる。
その他は、実施例1と同様である。
脚部5を含めたボビン62は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂によって構成することができる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、ボビン62を製造する際に、脚部5を同時に形成することが可能であるため、製造工数を増やすことなく脚部5を形成することができる。それゆえ、生産効率に優れたリアクトル及びその製造方法を得ることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
1 リアクトル
2 コイル
21 直線部
3 コア
4 ケース
5 脚部
6 コイルユニット
2 コイル
21 直線部
3 コア
4 ケース
5 脚部
6 コイルユニット
Claims (14)
- 通電により磁束を発生するとともに巻回軸方向から見た形状が直線状である直線部を有するコイルと、該コイルにおける巻回軸方向の一端である底部に部分的に配設された複数の脚部とを備えたコイルユニットと、
該コイルユニットの周囲に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアと、
上記コイル及び上記コアを内側に収容するケースとを有し、
上記コイルユニットは、上記複数の脚部のうち少なくとも一つを、上記コイルにおける上記直線部の底部に一体的に設けてなることを特徴とするリアクトル。 - 請求項1において、上記複数の脚部はすべて、上記コイルにおける上記直線部の底部に設けていることを特徴とするリアクトル。
- 請求項1又は2において、上記コイルユニットは、上記コイルを被覆する絶縁コートを有し、上記脚部は上記絶縁コートと一体成形されていることを特徴とするリアクトル。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、上記コイルユニットは、上記コイルを周囲に巻回したボビンを有し、上記脚部は上記ボビンと一体成形されていることを特徴とするリアクトル。
- 請求項3又は4において、上記脚部の高さは、上記コイルにおける上記脚部を設けた側と反対側の端部を被覆する上記絶縁コートの直上に配置された部分の上記コアの高さと同等であることを特徴とするリアクトル。
- 請求項3〜5のいずれか一項において、上記コイルの巻回方向におけるすべての上記脚部の厚さの合計をD、上記コイルの上記直線部の長さの合計をEとしたとき、D≧E/5を満たすことを特徴とするリアクトル。
- 請求項3〜6のいずれか一項において、上記コイルの巻回方向に直交する方向における上記脚部の幅は、上記コイルの巻回方向に直交する方向における上記コイルと上記絶縁コートとを合わせた幅以下であることを特徴とするリアクトル。
- 通電により磁束を発生するとともに巻回軸方向から見た形状が直線状である直線部を有するコイルと、該コイルにおける巻回軸方向の一端である底部に部分的に配設された複数の脚部とを備えたコイルユニットを、ケースの内側に配置するコイル配置工程と、
上記ケース内における上記コイルの内側及び外周に液状の磁性粉末混合樹脂を充填する樹脂充填工程と、
上記磁性粉末混合樹脂を硬化させてコアとする樹脂硬化工程とを有し、
上記コイルユニットは、上記複数の脚部のうち少なくとも一つを上記コイルにおける上記直線部の底部に一体的に設けてなることを特徴とするリアクトルの製造方法。 - 請求項8において、上記複数の脚部はすべて、上記コイルにおける上記直線部の底部に設けていることを特徴とするリアクトルの製造方法。
- 請求項8又は9において、上記コイルユニットは、上記コイルを被覆する絶縁コートを有し、上記脚部は上記絶縁コートと一体成形されていることを特徴とするリアクトルの製造方法。
- 請求項8〜10のいずれか一項において、上記コイルユニットは、上記コイルを周囲に巻回したボビンを有し、上記脚部は上記ボビンと一体成形されていることを特徴とするリアクトルの製造方法。
- 請求項10又は11において、上記脚部の高さは、上記コイルにおける上記脚部を設けた側と反対側の端部を被覆する上記絶縁コートの直上に配置された部分の上記コアの高さと同等であることを特徴とするリアクトルの製造方法。
- 請求項10〜12のいずれか一項において、上記コイルの巻回方向におけるすべての上記脚部の厚さの合計をD、上記コイルの上記直線部の長さの合計をEとしたとき、D≧E/5を満たすことを特徴とするリアクトルの製造方法。
- 請求項10〜13のいずれか一項において、上記コイルの巻回方向に直交する方向における上記脚部の幅は、上記コイルの巻回方向に直交する方向における上記コイルと上記絶縁コートとを合わせた幅以下であることを特徴とするリアクトルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009089955A JP2010245154A (ja) | 2009-04-02 | 2009-04-02 | リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009089955A JP2010245154A (ja) | 2009-04-02 | 2009-04-02 | リアクトル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010245154A true JP2010245154A (ja) | 2010-10-28 |
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ID=43097880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009089955A Pending JP2010245154A (ja) | 2009-04-02 | 2009-04-02 | リアクトル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010245154A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013065183A1 (ja) | 2011-11-04 | 2013-05-10 | トヨタ自動車株式会社 | リアクトルおよびその製造方法 |
| JP2014225516A (ja) * | 2013-05-15 | 2014-12-04 | Necトーキン株式会社 | リアクトル |
| WO2021117436A1 (ja) * | 2019-12-12 | 2021-06-17 | 株式会社村田製作所 | リアクトル |
-
2009
- 2009-04-02 JP JP2009089955A patent/JP2010245154A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013065183A1 (ja) | 2011-11-04 | 2013-05-10 | トヨタ自動車株式会社 | リアクトルおよびその製造方法 |
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| WO2021117436A1 (ja) * | 2019-12-12 | 2021-06-17 | 株式会社村田製作所 | リアクトル |
| JPWO2021117436A1 (ja) * | 2019-12-12 | 2021-06-17 | ||
| CN114730660A (zh) * | 2019-12-12 | 2022-07-08 | 株式会社村田制作所 | 电抗器 |
| JP7296047B2 (ja) | 2019-12-12 | 2023-06-22 | 株式会社村田製作所 | リアクトル |
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