JP2010241358A - 車両用シートのバックボード - Google Patents
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Abstract
【課題】上面から正面にかけて縦断面略逆L字状に形成されている開口を開閉させるカバー蓋が取り付けられており、そのカバー蓋を開けて開口から被収納物の出し入れを行う場合でも、その出し入れをし易い車両用シートのバックボードを提供することである。
【解決手段】カバー蓋22bは、略L字状に形成された第1のリンク80と、略コ字状に形成された第2のリンク90とを介してシートバック3側に組み付けられている。第1のリンク80は、その略L字の屈曲部位80cがシートバック3側に枢着されていると共に、その略L字の一端80aがカバー蓋22bの上端側に枢着されており、第2のリンク90は、その略コ字の一端90aがシートバック3側に枢着されていると共に、その略コ字の他端90bがカバー蓋22bの下端側に枢着されている。
【選択図】図1
【解決手段】カバー蓋22bは、略L字状に形成された第1のリンク80と、略コ字状に形成された第2のリンク90とを介してシートバック3側に組み付けられている。第1のリンク80は、その略L字の屈曲部位80cがシートバック3側に枢着されていると共に、その略L字の一端80aがカバー蓋22bの上端側に枢着されており、第2のリンク90は、その略コ字の一端90aがシートバック3側に枢着されていると共に、その略コ字の他端90bがカバー蓋22bの下端側に枢着されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用シートのバックボードに関し、詳しくは、上面から正面にかけて縦断面略逆L字状に形成されている開口を開閉させるカバー蓋が取り付けられている車両用シートのバックボードに関する。
従来より、例えば、図12に示すように、後部座席の乗員(以下、単に「乗員」と記す)のために、前部座席(例えば、運転席または助手席)のシートバック103の内部に収納スペースを備えた車両用シート101が既に知られている。この収納スペースは、バックボード120の上面から正面にかけて縦断面略逆L字状に形成されている開口122aを介してシートバック103の外部と連通状態となっている。このバックボード120には、その開口122aを開閉するカバー蓋122bが取り付けられており、収納スペースを使用しない時にはカバー蓋122bを閉じておき、収納スペースを使用する時にはカバー蓋122bを開けて開口122aを確保することができる。このようにして、収納スペースを備えていてもシートバック103の見栄えを向上させることができる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかしながら、上述した従来技術では、カバー蓋122bは、その下端がバックボード120に枢着される格好で組み付けられている。このように組み付けられていると、カバー蓋122bの開動作は、カバー蓋122bの略後方への移動に限定されるため、カバー蓋を開けても(図12において、カバー蓋122bが仮想線に示す状態)、バックボード120の縦断面略逆L字状に形成されている開口122aのうち、上面側(平面方向の開口)を確保することはできるが、正面側(高さ方向の開口)を確保することができなかった。したがって、収納スペースに収納した被収納物を出し入れし難いという問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、上面から正面にかけて縦断面略逆L字状に形成されている開口を開閉させるカバー蓋が取り付けられており、そのカバー蓋を開けて開口から被収納物の出し入れを行う場合でも、その出し入れをし易い車両用シートのバックボードを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、上面から正面にかけて縦断面略逆L字状に形成されている開口を開閉させるカバー蓋が取り付けられている車両用シートのバックボードであって、カバー蓋は、略L字状に形成された第1のリンクと、略コ字状に形成された第2のリンクとを介してシートバック側に組み付けられており、第1のリンクは、その略L字の屈曲部位がシートバック側に枢着されていると共に、その略L字の一端がカバー蓋の上端側に枢着されており、第2のリンクは、その略コ字の一端がシートバック側に枢着されていると共に、その略コ字の他端がカバー蓋の下端側に枢着されていることを特徴とする。
この構成によれば、カバー蓋の開動作は、カバー蓋の略後方だけでなく略下方にも移動していく。したがって、カバー蓋を開けると、バックボードの縦断面略逆L字状に形成されている開口のうち、上面側(平面方向の開口)だけでなく正面側(高さ方向の開口)も確保することができ、結果として、収納スペースに収納した被収納物(例えば、表示装置、雑誌等)の出し入れを行い易くなる。
請求項1に記載の発明は、上面から正面にかけて縦断面略逆L字状に形成されている開口を開閉させるカバー蓋が取り付けられている車両用シートのバックボードであって、カバー蓋は、略L字状に形成された第1のリンクと、略コ字状に形成された第2のリンクとを介してシートバック側に組み付けられており、第1のリンクは、その略L字の屈曲部位がシートバック側に枢着されていると共に、その略L字の一端がカバー蓋の上端側に枢着されており、第2のリンクは、その略コ字の一端がシートバック側に枢着されていると共に、その略コ字の他端がカバー蓋の下端側に枢着されていることを特徴とする。
この構成によれば、カバー蓋の開動作は、カバー蓋の略後方だけでなく略下方にも移動していく。したがって、カバー蓋を開けると、バックボードの縦断面略逆L字状に形成されている開口のうち、上面側(平面方向の開口)だけでなく正面側(高さ方向の開口)も確保することができ、結果として、収納スペースに収納した被収納物(例えば、表示装置、雑誌等)の出し入れを行い易くなる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートのバックボードであって、その内部には、開口からスライドによって進退可能なディスプレイが収納されており、第1のリンクの略L字の他端には、カバー蓋の開動作に伴って第1のリンクが反転した状態になると、ディスプレイの側面に形成されているガイドに接触する第1の突起が形成されており、第2のリンクは、カバー蓋が開動作する方向へ付勢された状態で枢着されており、第2のリンクには、収納されているディスプレイが開口へ向けてスライドした状態になると、ディスプレイの側面に形成されているガイドに接触する第2の突起が形成されており、収納されているディスプレイを開口へ向けてスライドさせていくと、ディスプレイのガイドが第2の突起に接触していき、この接触に伴う第2のリンクが自身に作用する付勢力に抗して回動することによってカバー蓋が開動作していき、この開動作によって第1のリンクも反転していき、この反転に伴って第1のリンクの第1の突起がディスプレイのガイドに接触することで、第2のリンクが自身に作用する付勢力によって回動することが防止されると共にカバー蓋の閉動作への戻りも防止されることを特徴とする。
この構成によれば、バックボードの内部に開口からスライド可能なディスプレイを収納させると、そのスライドによってカバー蓋を開閉させることができる。そのため、カバー蓋の自動化を図ることができる。
この構成によれば、バックボードの内部に開口からスライド可能なディスプレイを収納させると、そのスライドによってカバー蓋を開閉させることができる。そのため、カバー蓋の自動化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜11を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両用シート1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
まず、図1〜3を参照して、本発明の実施例に係る車両用シート1の表示装置30の構成を説明する。この表示装置30は、スライド機構32と、このスライド機構32によってスライド可能なディスプレイ34とから構成されている。このディスプレイ34は、そのモニタ34aがシートバック3の背面側を向いた状態で、シートバック3のバックフレーム10にスライド機構32を介して組み付けられている。そして、バックフレーム10の背面には、車両用シート1の意匠面を成すバックボード20が組み付けられている。これにより、表示装置30を見栄え良くシートバック3の内部に収納できる。
バックボード20は、例えば、上下に分割された上側バックボード22と下側バックボード24とから構成されている。この上側バックボード22には、その上面から正面にかけて縦断面略逆L字状に形成されている第1の開口22a(特許請求の範囲に記載の「開口」)が形成されている。これにより、表示装置30のディスプレイ34をスライドによって進退させることができる。また、この上側バックボード22には、第1の開口22aを開閉させるカバー蓋22bが取り付けられている。
このカバー蓋22bは、リンク機構を介してシートバック3側に組み付けられている。ここでリンク機構について詳述すると、リンク機構は、略L字状に形成された左右一対の第1のリンク80、80と、略コ字状に形成された左右一対の第2のリンク90、90とから構成されている。この両第1のリンク80は、その略L字の屈曲部位80cがバックフレーム10に固着されているベゼルブラケット16にピン82を介してそれぞれ枢着されている。
また、この両第1のリンク80は、その略L字の一端80aがカバー蓋22bの上端にピン84を介してそれぞれ枢着されている。また、この両第1のリンク80の略L字の他端80bには、後述するように、カバー蓋22bの開動作に伴って第1のリンク80が反転した状態になると、ディスプレイ34の側面に形成されているガイド36に接触する丸軸状の第1の突起86がそれぞれ形成されている。
一方、この両第2のリンク90は、その略コ字の一端90aがバックフレーム10に固着されているベゼルブラケット16にピン92を介してそれぞれ枢着されている。このとき、この両第2のリンク90は、カバー蓋22bが開動作する方向へトーションばね98を介して付勢された状態でそれぞれ枢着されている。
また、この両第2のリンク90は、その略コ字の他端90bがカバー蓋22bの下端にピン94を介してそれぞれ枢着されている。また、この両第2のリンク90にも、後述するように、収納されているディスプレイ34が第1の開口22aへ向けてスライドした状態になると、ディスプレイ34の側面に形成されているガイド36に接触する丸軸状の第2の突起96がそれぞれ形成されている。リンク機構は、このように構成されている。また、この上側バックボード22には、バックフレーム10にビスを介して組み付けられるアシストグリップ26を貫通させる第2の開口22cも形成されている。なお、この第2の開口22cは、上述した第1の開口22aと連通状態になっている。
次に、上述したスライド機構32とディスプレイ34との詳細な構成を個別に説明する。はじめに、スライド機構32の詳細構成を説明する。スライド機構32は、主として、左右一対のガイドレール40、40と、この左右一対のガイドレール40、40を自在にスライドするスライダ42、42と、この両スライダ42を橋渡す格好で両スライダ42に固着されている四角形状のスライドベース44とから構成されている。
この左右一対のガイドレール40、40は、その上下に取付ブラケット40a、40aとビスを介してバックフレーム10の上部にその上下方向に沿って固着されている。これにより、シートバック3の内部と、その外部であるヘッドレスト4の背面側との間でスライドベース44を上下方向にスライドさせることができる。スライドベース44の上面における幅方向の中央には、後述するディスプレイ34に形成されているヒンジブラケット70に対応する略コ字状に形成されたヒンジブラケット46が固着されている。
また、このスライドベース44の上面における左右の両端には、後述するトルクヒンジ74のピン74aが固着される格好で差し込まれるブラケット48がそれぞれ固着されている。また、このスライドベース44の背面における左右の両端には、左右一対のボールナット62、62が固着されている。
次に、このスライド機構32の駆動源を説明する。バックフレーム10のうち、スライドベース44の略背面側には、モータ架台12が組み付けられている。このモータ架台12には、回転軸52aが下方を向くようにモータ52が組み付けられている。このモータ52の回転軸52aには、2個の伝達プーリ54、54が固着されている。
一方、バックフレーム10の上部には、左右一対のガイドレール40、40に並設される格好で左右一対のボールネジ60、60が組み付けられている。この左右一対のボールネジ60、60は、自身が軸回りに回動可能にその上下が軸受等(図示しない)を介して組み付けられている。また、この左右一対のボールネジ60、60には、スライドベース44に固着された左右一対のボールナット62、62がそれぞれ螺合されている。
また、この左右一対のボールネジ60、60には、受けプーリ56、56がそれぞれ固着されている。この両受けプーリ56、56と、両伝達プーリ54、54との間には、それぞれベルト58、58が掛け止めされている。そして、モータ52の回転軸52aが回転すると、その回転力が両伝達プーリ54、54と、両ベルト58、58と、両受けプーリ56、56とを介して左右一対のボールネジ60、60を回動させていく。これにより、左右一対のボールナット62、62がスライドしていく。そのため、左右一対のボールナット62、62に固着されているスライドベース44を左右一対のガイドレール40、40に沿ってスライドさせることができる。
なお、モータ52は、制御装置(図示しない)と電気的に接続されており、各種の操作(例えば、乗員のスイッチ操作等)に起因して駆動する構成となっている。また、このモータ52の回転軸52aを正逆のどちらにも回転させることができる。そのため、スライドベース44を上昇または下降のどちらにもスライドさせることができる。また、スライドベース44が左右一対のガイドレール40、40の上下の端部に到達すると、リミットスイッチ等(図示しない)で検出可能な構成となっている。そして、この検出信号によってモータ52の駆動を停止する電気的な制御をおこなっている。スライド機構32は、このように構成されている。
続いて、ディスプレイ34の詳細構成を説明する。ディスプレイ34の下面の左右には、上述したように、スライドベース44のヒンジブラケット46に対応するヒンジブラケット70がそれぞれ固着されている。これら両ヒンジブラケット46、70には、ヒンジピン(図示しない)がそれぞれ装着されている。このとき、これら両ヒンジブラケット46、70には、ディスプレイ34が前倒れする方向に付勢状態となるようにトーションばね76、76を介してヒンジピンがそれぞれ装着されている。これにより、ディスプレイ34を前倒れ方向に付勢状態でスライドベース44に対してチルトさせることができる。
また、ディスプレイ34の下面における左右の両端には、その背面側に向けて突出する引っ掛け爪72がそれぞれ形成されている。この引っ掛け爪72は、略フック状に形成されており、スライドベース44をシートバック3の内部から外部へ向けてスライドさせ、ディスプレイ34がシートバック3の外部へスライドした状態になると、バックフレーム10の上部に固着されている被引っ掛け部材14に干渉するように形成されている。
また、この引っ掛け爪72にはトルクヒンジ74が固着されている。このトルクヒンジ74は、その本体に対してピン74aが大きな抵抗を有する状態で回動するピンである。そして、このトルクヒンジ74は、上述したように、そのピン74aがスライドベース44のブラケット48に差し込まれた状態で引っ掛け爪72に固着されている。このとき、このトルクヒンジ74は、両ヒンジブラケット46、70のヒンジピンと同一軸心上に配置される格好で引っ掛け爪72に固着されている。これにより、両ヒンジブラケット46、70によるヒンジ作動のバタつきを防止することができる。
また、ディスプレイ34の左右の側面には、略台形状のガイド36がそれぞれ形成されている。このガイド36は、その上方から後方へ向けて下り傾斜を成す第1の傾斜面36aと、この第1の傾斜面36aの下端部からディスプレイ34のスライド方向と平行を成す平面36bと、この平面36bの下端部から前方へ向けて下り傾斜を成す第2の傾斜面36cとを備えている。そして、ディスプレイ34がシートバック3の内部に収納された収納状態にあるとき、両第2のリンク90の第2の突起96は、第1の傾斜面36aの基端側(台形の根元側)に配置されるようにそれぞれ設定されている。
なお、このディスプレイ34のモニタ34aも、制御装置(図示しない)と電気的に接続されており、各種の操作(例えば、乗員のスイッチ操作、モータ52の駆動等)に起因して各種の映像(例えば、テレビ映像、録画済みの映像等)を映し出すことができる。ディスプレイ34は、このように構成されている。
最後に、図4〜11を参照して、上述したバックボード20の作用を説明する。この説明をするにあたって、ディスプレイ34のスライド動作によってバックボード20のカバー蓋22bの開閉動作を行う例を説明する。まず、ディスプレイ34がシートバック3の内部に収納されている収納状態からディスプレイ34をシートバック3の外部にスライドさせた使用可能な状態へ切り替える場合を説明する。なお、この収納状態では、ディスプレイ34はスライドベース44に対して略平行状態となっている。
はじめに、図4、5に示す状態から、乗員はディスプレイ34を上昇させるスイッチ(図示しない)操作を行う。すると、既に説明したように、モータ52の駆動によってスライドベース44が上昇していく。これにより、スライドベース44と両ヒンジブラケット46、70を介して組み付けられているディスプレイ34も上昇していく。このとき、ディスプレイ34は、そのガイド36の第1の傾斜面36aが第2のリンク90の第2の突起96を押し当てながら上昇していく。
これにより、第2のリンク90は、自身に作用するトーションばね98の付勢力に抗してカバー蓋22bが開動作する方向へ回動していく。この回動によってカバー蓋22bも開動作していき、第1のリンク80も反転していく。そして、第2のリンク90の第2の突起96がガイド36の平面36bに到達すると、カバー蓋22bは完全に開いた状態になると共に第1のリンク80も完全に反転した状態になる。このように第2の突起96が平面36bに到達すると、第2のリンク90の戻り方向への回動は規制されるため、カバー蓋22bの開状態と第1のリンク80の反転状態が保持される(図6、7参照)。
この状態から、スライドベース44が上昇していくと、反転状態に保持されている第1のリンク80の第1の突起86もガイド36の平面36bに接触し始める。そのため、スライドベース44のさらなる上昇に伴って、第2のリンク90の第2の突起96とガイド36の平面36bとの接触が解消されても、この接触が解消される前の状態のときと同様に、カバー蓋22bの開状態と第1のリンク80の反転状態が保持される。
この状態から、さらに、スライドベース44が上昇していき、やがて、ディスプレイ34がシートバック3の外部にスライドした状態になると、ディスプレイ34の引っ掛け爪72がバックフレーム10の被引っ掛け部材14に干渉し始める(図8、9参照)。このとき、第1のリンク80の第1の突起86は、ガイド36の第2の傾斜面36cに到達している。
そして、この干渉状態のまま、さらに、スライドベース44が上昇していくと、引っ掛け爪72は、その先端72aが下方を向くようにスライドベース44に対して回動していく。これにより、引っ掛け爪72と一体のディスプレイ34も両ヒンジブラケット46、70を介してヘッドレスト4側に向けてチルト(後倒れ方向へ回動)していく。
すなわち、引っ掛け爪72と被引っ掛け部材14とが干渉し始めても、まだ、スライドベース44は上昇可能な状態である。しかし、ディスプレイ34は、その引っ掛け爪72が被引っ掛け部材14に引っ掛かった状態で上昇していくため、この上昇に伴ってディスプレイ34はヘッドレスト4側に向けてチルトしていく。これにより、第1のリンク80の第1の突起86はガイド36の第2の傾斜面36cから押し当てられるため、引き続き、カバー蓋22bの開状態と第1のリンク80の反転状態が保持される。このとき、ディスプレイ34はトーションばね76の付勢力に抗してチルトしていくと共に、トルクヒンジ74に作用する回動抵抗に抗してチルトしていく。
やがて、スライドベース44が左右一対のガイドレール40、40の上端部に到達すると、モータ52の駆動が停止するため、その状態でスライドベース44と共にディスプレイ34も保持される(図10、11参照)。このとき、第1のリンク80の第1の突起86はガイド36の第2の傾斜面36cの基端側(台形の根元側)から押し当てられているため、この状態でも、引き続き、カバー蓋22bの開状態と第1のリンク80の反転状態が保持される。この状態になると、乗員はスイッチ操作を解除すればよい。このようにして、ディスプレイ34をシートバック3の外部にスライドさせた使用可能な状態に切り替えることができる。
次に、上述した説明とは逆に、ディスプレイ34がシートバック3の外部にスライドさせた使用可能な状態からディスプレイ34をシートバック3の内部に収納させた収納状態へ戻す場合を説明する。この場合、上述した説明と逆の動作が行われる。
はじめに、図10、11に示す状態から、乗員はディスプレイを下降させるスイッチ(図示しない)操作を行う。すると、既に説明したように、モータ52の駆動によってスライドベース44が下降していく。これにより、スライドベース44と両ヒンジブラケット46、70を介して組み付けられているディスプレイ34も下降していく。
この下降によって、引っ掛け爪72と被引っ掛け部材14との干渉が解消されていくため、ディスプレイ34はトーションばね76の付勢力によって両ヒンジブラケット46、70を介してヘッドレスト4側と反対側に向けてチルト(前倒れ方向へ回動)していく。このとき、ディスプレイ34は、そのガイド36の第2の傾斜面36cが第1のリンク80の第1の突起86を押し当てながらチルトしていく。
やがて、ディスプレイ34がシートバック3の内部に収納され始めた状態になると、ディスプレイ34の引っ掛け爪72とバックフレーム10の被引っ掛け部材14との干渉が解消され、ディスプレイ34はスライドベース44に対して略平行状態へと戻される(図8、9参照)。このとき、第1のリンク80の第1の突起86はガイド36の平面36bに接触し始めるため、この状態でも、引き続き、カバー蓋22bの開状態と第1のリンク80の反転状態が保持される。
この状態から、スライドベース44が下降していくと、回動状態に保持されている第2のリンク90の第2の突起96は、既に、ガイド36の平面36bに接触しているため、スライドベース44のさらなる下降に伴って、第1のリンク80の第1の突起86とガイド36の平面36bとの接触が解消されても、この接触が解消される前の状態のときと同様に、第2のリンク90の回動状態が保持される。
この状態から、さらに、スライドベース44が下降していき、第2のリンク90の第2の突起96がガイド36の第1の傾斜面36aに到達すると、第2のリンク90は自身に作用する付勢力によって戻り方向へと回動していく。これにより、カバー蓋22bも閉じ方向へ回動していくと共に、第1のリンク80も戻る方向へ回動していく。
やがて、スライドベース44が左右一対のガイドレール40、40の下端部に到達すると、モータ52の駆動が停止するため、その状態でスライドベース44と共にディスプレイ34も保持される(図4、5参照)。このとき、第2のリンク90の第2の突起96は、ガイド36の第1の傾斜面36aの基端側に戻されているため、すなわち、第2のリンク90の戻り方向への回動の規制は解除されているため、カバー蓋22bも開状態に戻されると共に第1のリンク80も反転する前の状態へと戻される。
この状態になると、乗員はスイッチ操作を解除すればよい。このようにして、ディスプレイ34をシートバック3の内部に収納させた収納状態に戻すことができる。なお、上述した作用の説明において、左右一対の両リンク80、90およびディスプレイ34における左右一対の両ガイド36は、その左右で同時に動作している。
本発明の実施例に係る車両用シート1のバックボード20は上述したように構成されている。この構成によれば、バックボード20の第1の開口22aを開閉させるカバー蓋22bは、第1のリンク80と第2のリンク90とを介してバックフレーム10のベゼルブラケット16に組み付けられている。そのため、カバー蓋22bの開動作は、カバー蓋22bの略後方だけでなく略下方にも移動していく。したがって、カバー蓋22bを開けると、バックボード20の縦断面略逆L字状に形成されている第1の開口22aのうち、上面側(平面方向の開口)だけでなく正面側(高さ方向の開口)も確保することができ、結果として、収納スペースに収納した被収納物(例えば、表示装置30、雑誌等)の出し入れを行い易くなる。
また、この構成によれば、バックボード20の内部に第1の開口22aからスライド可能なディスプレイ34を収納させると、そのスライドによってカバー蓋22bを開閉させることができる。そのため、カバー蓋22bの自動化を図ることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、バックボード20の内部に収納する被収納物が表示装置30である例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、雑誌等でも構わない。その場合、雑誌の出し入れは乗員が行う構成となる。
実施例では、バックボード20の内部に収納する被収納物が表示装置30である例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、雑誌等でも構わない。その場合、雑誌の出し入れは乗員が行う構成となる。
また、実施例では、スライド機構32の駆動源である駆動機構の例として、モータ52の回転軸52aの回転によって、伝達プーリ54、ベルト58、受けプーリ56、ボールネジ60およびボールナット62とを介してスライドベース44をスライドさせる構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、各種の駆動機構(例えば、モートルシリンダ)および各種の動力伝達機構(減速機)を介してスライドベース44をスライドさせる構成であっても構わない。
また、実施例では、スライドベース44が左右一対のガイドレール40、40の上端部に到達した後に、乗員はスイッチ操作を解除する例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、スライドベース44が左右一対のガイドレール40、40の上端部に到達する手前で、乗員はスイッチ操作を解除しても構わない。その場合、ディスプレイ34のチルト量が少なくなるが、例えば、乗員が子供の場合、ディスプレイ34を見易い状態にすることができる。
また、実施例では、ディスプレイ34の収納状態の例として、ディスプレイ34をシートバック3の内部に収納した例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、ディスプレイ34を収納可能な箱体であれば、車両内に配置されるどのような箱体に収納されていても構わない。
1 車両用シート
3 シートバック
22 上側バックボード
22a 開口
22b カバー蓋
80 第1のリンク
80a 一端
80c 屈曲部位
90 第2のリンク
90a 一端
90b 他端
3 シートバック
22 上側バックボード
22a 開口
22b カバー蓋
80 第1のリンク
80a 一端
80c 屈曲部位
90 第2のリンク
90a 一端
90b 他端
Claims (2)
- 上面から正面にかけて縦断面略逆L字状に形成されている開口を開閉させるカバー蓋が取り付けられている車両用シートのバックボードであって、
カバー蓋は、略L字状に形成された第1のリンクと、略コ字状に形成された第2のリンクとを介してシートバック側に組み付けられており、
第1のリンクは、その略L字の屈曲部位がシートバック側に枢着されていると共に、その略L字の一端がカバー蓋の上端側に枢着されており、
第2のリンクは、その略コ字の一端がシートバック側に枢着されていると共に、その略コ字の他端がカバー蓋の下端側に枢着されていることを特徴とする車両用シートのバックボード。 - 請求項1に記載の車両用シートのバックボードであって、
その内部には、開口からスライドによって進退可能なディスプレイが収納されており、
第1のリンクの略L字の他端には、カバー蓋の開動作に伴って第1のリンクが反転した状態になると、ディスプレイの側面に形成されているガイドに接触する第1の突起が形成されており、
第2のリンクは、カバー蓋が開動作する方向へ付勢された状態で枢着されており、
第2のリンクには、収納されているディスプレイが開口へ向けてスライドした状態になると、ディスプレイの側面に形成されているガイドに接触する第2の突起が形成されており、
収納されているディスプレイを開口へ向けてスライドさせていくと、ディスプレイのガイドが第2の突起に接触していき、この接触に伴う第2のリンクが自身に作用する付勢力に抗して回動することによってカバー蓋が開動作していき、この開動作によって第1のリンクも反転していき、この反転に伴って第1のリンクの第1の突起がディスプレイのガイドに接触することで、第2のリンクが自身に作用する付勢力によって回動することが防止されると共にカバー蓋の閉動作への戻りも防止されることを特徴とする車両用シートのバックボード。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009094549A JP2010241358A (ja) | 2009-04-09 | 2009-04-09 | 車両用シートのバックボード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009094549A JP2010241358A (ja) | 2009-04-09 | 2009-04-09 | 車両用シートのバックボード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010241358A true JP2010241358A (ja) | 2010-10-28 |
Family
ID=43094883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009094549A Pending JP2010241358A (ja) | 2009-04-09 | 2009-04-09 | 車両用シートのバックボード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010241358A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012116284A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
| KR101292424B1 (ko) * | 2011-11-21 | 2013-08-01 | 현대다이모스(주) | 차량용 시트 |
| WO2014208440A1 (ja) * | 2013-06-25 | 2014-12-31 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
| JP2015006832A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-01-15 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
| JP2015121632A (ja) * | 2013-12-23 | 2015-07-02 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
| CN108422943A (zh) * | 2018-04-24 | 2018-08-21 | 威马智慧出行科技(上海)有限公司 | 后座显示屏总成及汽车 |
-
2009
- 2009-04-09 JP JP2009094549A patent/JP2010241358A/ja active Pending
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| JP2012116284A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
| KR101292424B1 (ko) * | 2011-11-21 | 2013-08-01 | 현대다이모스(주) | 차량용 시트 |
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