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JP2010240502A - 液滴吐出装置、及び液滴吐出装置の駆動方法 - Google Patents

液滴吐出装置、及び液滴吐出装置の駆動方法 Download PDF

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JP2010240502A JP2009088670A JP2009088670A JP2010240502A JP 2010240502 A JP2010240502 A JP 2010240502A JP 2009088670 A JP2009088670 A JP 2009088670A JP 2009088670 A JP2009088670 A JP 2009088670A JP 2010240502 A JP2010240502 A JP 2010240502A
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Tatsuya Ito
達也 伊藤
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Abstract

【課題】電力の供給が停止した場合においても、性能の低下を抑制できる液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】液滴吐出装置は、第1圧力の第1空間に面する射出面に配置された射出口を有し、射出口より第1空間にインクを射出可能な射出ヘッドと、供給される電力により作動し、射出ヘッドの内部において射出口と結ばれるように形成された第1流路を第2圧力に調整して、射出口よりインクを射出させる圧力調整装置と、第1流路と結ばれ、圧力調整装置に対する電力の供給停止時に、第1流路の圧力が第1,第2圧力より高くなるように第1流路を加圧する加圧装置とを備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、液滴吐出装置、及び液滴吐出装置の駆動方法に関する。
例えばフラットパネルディスプレイ等の電子デバイスの製造工程において、特許文献1に開示されているような、液滴吐出装置が使用される。
特開2003−340337号公報
液滴吐出装置は、インクを射出する射出口を有する射出ヘッドを有し、供給される電力によって作動する。液滴吐出装置の作動中に、例えば停電が発生する等、液滴吐出装置に対する電力の供給が停止した場合、射出口からのインクの射出動作が停止する。その結果、射出口の近傍のインクが乾燥して、射出口が詰まる可能性がある。その場合、電力の供給の再開後、射出口からインクを良好に射出することが困難となる等、液滴吐出装置の性能が低下する可能性がある。また、電力の供給の再開後、液滴吐出装置のメンテナンスに長時間を要する場合、液滴吐出装置の稼動率が低下する等、液滴吐出装置の性能が低下する可能性がある。
本発明は、電力の供給が停止した場合においても、性能の低下を抑制できる液滴吐出装置、及び液滴吐出装置の駆動方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用している。
本発明の第1の態様に従えば、第1圧力の第1空間に面する射出面に配置された射出口を有し、前記射出口より前記第1空間にインクを射出可能な射出ヘッドと、供給される電力により作動し、前記射出ヘッドの内部において前記射出口と結ばれるように形成された第1流路を第2圧力に調整して、前記射出口より前記インクを射出させる圧力調整装置と、前記第1流路と結ばれ、前記圧力調整装置に対する前記電力の供給停止時に、前記第1流路の圧力が前記第1,第2圧力より高くなるように前記第1流路を加圧する加圧装置と、を備える液滴吐出装置が提供される。
本発明の第1の態様によれば、液滴吐出装置の圧力調整装置に対して電力が供給されているときには、圧力調整装置によって第1流路が第2圧力に調整されて、射出口よりインクが良好に射出される。また、圧力調整装置に対する電力の供給が停止したときには、加圧装置によって第1流路が第1,第2圧力より高い圧力になるように加圧されるので、射出口が詰まることが抑制される。したがって、液滴吐出装置の性能の低下が抑制される。
本発明の第1の態様において、前記加圧装置は、前記インクのメニスカスが、前記射出口の外側に配置されるように、前記流路を加圧する構成を採用することができる。
これにより、電力の供給停止時に、射出口がインクで覆われる。したがって、射出口の近傍においてインクが乾燥することが抑制される。したがって、電力の供給が停止しても、射出口が詰まることが抑制される。
本発明の第1の態様において、前記第1空間において前記射出面と対向して、前記射出面との間に所定空間を形成可能なキャップ部材と、供給される電力により作動し、前記所定空間の圧力を低下させて、前記射出口より前記インクを吸引する吸引装置と、を備え、前記加圧装置は、前記吸引装置に対する前記電力の供給停止時に、前記第1流路を加圧する構成を採用することができる。
これにより、液滴吐出装置の吸引装置に対して電力が供給されているときには、吸引装置によって、射出面とキャップ部材との間に形成された所定空間の圧力を低下させて、射出口よりインクを吸引することができるので、射出口の近傍のインクが乾燥したり、射出口が詰まったりすることが抑制される。また、吸引装置に対する電力の供給が停止したときには、加圧装置によって第1流路が第1,第2圧力より加圧されるので、射出口が詰まることが抑制される。したがって、液滴吐出装置の性能の低下が抑制される。
本発明の第1の態様において、前記加圧装置は、上端部及び下端部を有し、前記下端部が前記第1流路に結ばれた第2流路と、前記第2流路を鉛直方向に移動可能なシリンダ部材と、前記シリンダ部材が前記第2流路の前記上端部に配置されるように、前記シリンダ部材の位置を固定可能な固定機構とを含み、前記固定機構は、前記圧力調整装置に前記電力を供給する供給源から供給される電力によって作動する構成を採用することができる。
これにより、圧力調整装置に電力が供給されているときには、固定機構にも電力が供給されることとなるので、その固定機構でシリンダ部材の位置を固定して、シリンダ部材を第2流路の上端部に配置することができる。また、圧力調整装置に対する電力の供給が停止されたときには、固定機構に対する電力の供給も停止される。その結果、重力の作用により、シリンダ部材が第2流路を下方に移動(落下)する。そのシリンダ部材の下方への移動により、第1流路が加圧される。
本発明の第2の態様に従えば、第1圧力の第1空間に面する射出ヘッドの射出面に配置された射出口と結ばれるように形成された第1流路を圧力調整装置により第2圧力に調整して、前記射出口より前記第1空間にインクを射出することと、前記圧力調整装置の異常時に、前記第1流路の圧力を、前記第1,第2圧力より高くして、前記インクのメニスカスを前記射出口の外側に配置することと、を含む液滴吐出装置の駆動方法が提供される。
本発明の第2の態様によれば、圧力調整装置が正常に作動しているときには、圧力調整装置によって第1流路が第2圧力に調整されて、射出口よりインクが良好に射出される。また、圧力調整装置が異常なときには、インクのメニスカスが射出口の外側に配置されるように、第1流路の圧力を、第1,第2圧力より高くすることで、射出口の近傍においてインクが乾燥することが抑制される。したがって、電力の供給が停止しても、射出口が詰まることが抑制される。そのため、液滴吐出装置の性能の低下が抑制される。
本発明の第2の態様において、前記インクで前記射出口が覆われるように、前記インクのメニスカスの位置が調整される構成を採用することができる。
これにより、圧力調整装置の異常時に、射出口がインクで覆われる。したがって、射出口の近傍においてインクが乾燥すること、及び射出口が詰まることが抑制される。
本実施形態に係る液滴吐出装置の一例を示す斜視図である。 本実施形態に係るキャリッジ部材に支持された複数の射出ヘッドを下側から見た図である。 本実施形態に係る射出ヘッドの構造の一例を説明するための断面図である。 本実施形態に係る吸引装置の一例を示す図である。 本実施形態に係る吸引装置の動作の一例を示す図である。 本実施形態に係るインク供給装置装置の一例を示す図である。 本実施形態に係る加圧装置の一例を示す図である。 本実施形態に係る加圧装置が作動したときの射出ヘッドの状態の一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
図1は、本実施形態に係る液滴吐出装置IJを示す斜視図である。液滴吐出装置IJは、インク(機能液)を基板Pに射出することによって、その基板Pにデバイスパターンを形成する。液滴吐出装置IJは、インクを射出する射出口1が配置された射出面2を有する射出ヘッド3と、射出面2と対向する第1位置A1を含む所定領域で射出ヘッド3に対して移動可能であり、Y軸に沿って配置された複数の移動体4、5、6、7と、複数の移動体4、5、6、7をY軸に沿って移動させる駆動装置8と、射出ヘッド3に流路を介して接続され、射出ヘッド3にインクを供給するインク供給装置9と、液滴吐出装置IJ全体の動作を制御する制御装置10とを備えている。
本実施形態において、液滴吐出装置IJは、インクの滴(液滴)Dを基板Pに吐出することによって、基板Pにデバイスパターンを形成する。すなわち、射出ヘッド3は、射出口1より、インクの滴(液滴)Dを基板Pに吐出して、その基板Pにデバイスパターンを形成する。
本実施形態の液滴吐出装置IJは、複数の射出ヘッド3を備えたマルチヘッドタイプの液滴吐出装置であり、複数の射出ヘッド3を支持するキャリッジ部材11を有する。
本実施形態において、基板Pは、フラットパネルディスプレイを製造するために使用されるガラス基板を含む。また、インクは、例えば液晶ディスプレイのカラーフィルタを製造するためのインクを含む。なお、インクが、配線パターンを形成するための導電性微粒子を含むインクでもよい。また、基板Pが、例えば特開2006−114593号公報、特開2006−261146号公報等に開示されているような、低温同時焼成セラミックス(LTCC:Low Temperature Co-fired Ceramics)多層回路基板を形成するための基板でもよいし、半導体チップを製造するために使用される半導体ウエハでもよい。
液滴吐出装置IJは、供給される電力によって作動する。液滴吐出装置IJは、例えば電力会社等、電力を供給する電力供給源から供給される電力によって作動する。なお、液滴吐出装置IJが配置されている工場等の設備が、電力供給源を備えていてもよい。
液滴吐出装置IJは、少なくとも3つの移動体を有する。本実施形態においては、液滴吐出装置IJは、4つの移動体4、5、6、7を有する。第1移動体4は、Y軸に沿って配置された4つの移動体のうち、最も−Y側に配置されており、第4移動体7は、最も+Y側に配置されている。すなわち、第1移動体4と第2移動体7とは、Y軸に沿って配置された4つの移動体4、5、6、7のうち、Y軸方向に関して両端に配置されている。第2移動体5及び第3移動体6は、第1移動体4と第4移動体7との間に配置されている。
第2移動体5は、第3移動体6の−Y側に配置されている。
第1移動体4は、液滴Dでパターンが形成される基板Pを保持しながら移動可能である。第2、第3、第4移動体5、6、7は、射出ヘッド3をメンテナンスするメンテナンス装置を含む。本実施形態においては、第2移動体5は、射出ヘッド3の射出面2を覆うキャッピング装置13を含む。第3移動体6は、射出ヘッド3の射出面2の異物を払うワイピング装置14を含む。第4移動体7は、射出ヘッド3の少なくとも一部をインク以外の液体に浸ける浸漬装置15を含む。
液滴吐出装置IJは、各移動体4、5、6、7を移動可能に支持する支持面16を有するベース部材17を備えている。各移動体4、5、6、7のそれぞれは、支持面16に沿って移動可能である。本実施形態においては、支持面16は、XY平面とほぼ平行である。また、本実施形態においては、ベース部材17の支持面16と、その支持面16と対向する各移動体4、5、6、7の対向面との間にエアベアリングが形成されている。各移動体4、5、6、7は、エアベアリングにより、支持面16に対して非接触で支持される。
また、液滴吐出装置IJは、複数の移動体4、5、6、7のY軸方向への移動を案内するガイド部材18を備えている。ガイド部材18は、Y軸方向に長い棒状の部材であり、支持面16の上に配置されている。本実施形態においては、ガイド部材18の両端は、ガイド部材18の外側に配置された支持部材19で支持されている。
本実施形態においては、駆動装置8は、リニアモータを含み、複数の移動体4、5、6、7のそれぞれを独立して移動可能である。駆動装置8は、ガイド部材18に配置されたリニアモータの固定子22と、ガイド部材18と対向する各移動体4、5、6、7の対向面のそれぞれに配置されたリニアモータの可動子23、24、25、26とを有する。制御装置10は、リニアモータを含む駆動装置8を用いて、各移動体4、5、6、7のそれぞれをベース部材17上で独立して移動可能である。
また、液滴吐出装置IJは、射出ヘッド3と別の位置に配置され、第1移動体4に基板Pを搬入する動作、及び第1移動体4から基板Pを搬出する動作の少なくとも一方を実行する基板搬送装置27を備えている。基板搬送装置27の近傍には、基板Pを収容可能な基板収容装置28が配置されている。
基板搬送装置27は、Y軸方向に関して第1位置A1と異なる第2位置A2に配置された第1移動体4に基板Pを搬入する動作、及び第1移動体4から基板Pを搬出する動作の少なくとも一方を実行する。第1位置A1と第2位置A2とは、Y軸方向に関して離れている。本実施形態においては、第1位置A1は、第2位置A2の+Y側の位置である。第1移動体4は、射出ヘッド3の射出面2と対向する第1位置A1と、基板搬送装置27の近傍の第2位置A2との間を、ベース部材17の支持面16に沿って移動可能である。
基板搬送装置27は、例えば基板収容装置28に収容されている基板Pを、第2位置A2に配置された第1移動体4に搬入可能である。また、基板搬送装置27は、第2位置A2に配置された第1移動体4より基板Pを搬出し、基板収容装置28に収容可能である。
また、本実施形態においては、液滴吐出装置IJは、第1移動体4の移動経路の少なくとも一部に配置され、第1移動体4の熱の周囲への放散を遮る断熱部材29を備えている。断熱部材29は、第1移動体4を含む各移動体5、6、7の移動を妨げないように、ベース部材17の所定位置に取り付けられている。
また、液滴吐出装置IJは、上述の射出ヘッド3、キャリッジ部材11、移動体4、5、6、7、ベース部材17、ガイド部材18、基板搬送装置27、基板収容装置28、断熱部材29、インク供給装置9、及び制御装置10等の各機器、部材等を収容するチャンバ本体と、チャンバ本体の内側の空間の環境(圧力、温度、湿度、クリーン度等)を調整可能な空調装置とを有するチャンバ装置(不図示)を備えている。
本実施形態においては、チャンバ装置は、少なくとも射出口1の近傍の圧力がほぼ大気圧となるように、チャンバ本体の内側の空間の圧力を調整する。また、本実施形態においては、チャンバ装置は、少なくとも射出口1の近傍の温度がほぼ常温(例えば22℃)となるように、チャンバ本体の内側の空間の温度を調整する。
次に、図2及び図3を参照しながら、射出ヘッド3について説明する。図2は、キャリッジ部材11に支持された複数の射出ヘッド3を下側から見た図、図3は、射出ヘッド3の構造の一例を説明するための断面図である。
本実施形態の射出ヘッド3は、ピエゾ素子(圧電素子)33に所定の駆動信号を供給して、そのピエゾ素子33を変形させることによって、インクを収容した空間34の圧力を可撓性の振動板(膜)35を介して変動させ、その圧力の変動を利用して、射出口1よりインクの液滴Dを吐出する、いわゆる電気機械変換方式の吐出ヘッドである。制御装置10は、射出ヘッド3を駆動する。制御装置10は、射出ヘッド3のピエゾ素子33に所定の駆動信号を供給して、その駆動信号に応じた大きさの液滴Dを射出口1のそれぞれより射出可能(吐出可能)である。
図3に示すように、本実施形態の液滴吐出装置IJは、複数の射出ヘッド3を有する。複数の射出ヘッド3は、キャリッジ部材11に支持されている。射出ヘッド3は、インクの液滴Dを吐出する射出口(吐出ノズル)1が形成された射出面(ノズル形成面)2を有する。射出面2は、所定方向に長い形状(本実施形態においてはほぼ長方形状)を有する。射出口1は、射出面2において、所定方向(射出面2の長手方向)に沿って複数形成されている。本実施形態においては、複数の射出口1が並ぶ所定方向は、XY平面内においてX軸方向に対して傾斜する方向である。
本実施形態において、複数の射出ヘッド3のそれぞれは、キャリッジ部材11の下面(支持面)に支持されている。本実施形態において、キャリッジ部材11の下面は、XY平面とほぼ平行である。本実施形態において、射出ヘッド3は、XY平面とほぼ平行なキャリッジ部材11の下面に少なくとも3つ配置されている。本実施形態において、射出ヘッド3は、キャリッジ部材11の下面に、12個配置されている。本実施形態において、射出ヘッド3は、キャリッジ部材11の下面(XY平面)において、X軸方向に6個配置され、その6個の射出ヘッド3を1つのグループとするグループが、Y軸方向に2つ配置されている。
本実施形態において、射出面2が面する空間は、チャンバ本体の内側の空間である。チャンバ本体の内側の空間は、射出ヘッド3に対する外部空間である。チャンバ本体の内側の空間の圧力は、チャンバ装置によって調整される。
以下の説明において、チャンバ装置によって調整される、射出面2が面するチャンバ本体の内側の空間を適宜、第1空間、と称する。また、第1空間の圧力を適宜、第1圧力P1、と称する。
第1圧力P1は、チャンバ装置によって調整される。本実施形態において、第1圧力P1は、大気圧である。なお、第1圧力P1が、大気圧と異なる圧力でもよい。
図3に示すように、射出ヘッド3は、ヘッド本体36と、ヘッド本体36の下端に配置されたプレート部材(ノズルプレート)37とを有する。射出口1は、プレート部材37に形成されている。プレート部材37は、上下方向に貫通する孔を複数有する。射出口1は、その孔の下端に配置されている。射出面2は、プレート部材37に配置されている。
本実施形態においては、射出ヘッド3(プレート部材37)の射出面2は、下側(−Z側)に向いている。射出ヘッド3からの液滴Dが吐出(供給)される基板Pの表面は、射出ヘッド3の射出面2と対向するように、上側(+Z側)に向いている。第1移動体4は、基板Pの表面が上側(+Z側)を向くように、基板Pを保持する。また、射出ヘッド3の射出面2は、XY平面とほぼ平行である。第1移動体4は、基板Pの表面とXY平面とがほぼ平行となるように、基板Pを保持する。制御装置10は、射出ヘッド3の射出面2と第1移動体4に保持された基板Pの表面との間の距離(プラテンギャップ)を所定の値(例えば600μm)に維持した状態で、射出口1より基板Pに液滴Dを吐出する。
また、射出ヘッド3は、プレート部材37(射出口1)の上方に形成されたキャビティ(空間)34と、キャビティ34の上方に配置された可撓性の板(振動板)35と、振動板35の上方に配置されたピエゾ素子33とを有する。キャビティ34は、複数の射出口1のそれぞれに対応するように複数形成されている。キャビティ34は、流路を介してインク供給装置9と接続される。キャビティ34は、インク供給装置9からのインクを収容し、射出口1に供給する。
振動板35は、上下方向に振動することによって、キャビティ34の圧力(容積)を変動可能である。ピエゾ素子33は、振動板35を上下方向に振動可能である。ピエゾ素子33は、複数の射出口1のそれぞれに対応するように複数配置されている。ピエゾ素子33は、制御装置10からの駆動信号に基づいて振動板35を振動させ、キャビティ34の圧力を変動させることによって、射出口1よりインクの液滴Dを吐出させる。
また、制御装置10は、例えば特開2001−58433号公報に開示されているように、ピエゾ素子33に供給する駆動信号(駆動波形)を調整して、射出口1のそれぞれから吐出される液滴Dの量(大きさ、体積)を調整可能である。
本実施形態において、射出ヘッド3は、射出口1より第1空間にインクを射出する。射出ヘッド3は、第1空間にインクを射出して、その第1空間に配置されている基板Pにインクを供給する。
図1に示すように、本実施形態の液滴吐出装置IJは、複数の射出ヘッド3を、それら複数の射出ヘッド3の位置がほぼ動かないように保持する保持装置38を備えている。保持装置38は、キャリッジ部材11と、そのキャリッジ部材11を支持する支持機構39とを含む。
本実施形態においては、支持機構39は、キャリッジ部材11を微動可能なアクチュエータを含む。支持機構39は、キャリッジ部材11を、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6自由度の方向に微動可能である。
次に、図4及び図5を参照しながら、第2移動体5について説明する。図4は、第2移動体5を−X側から見た図、図5は、第2移動体5の動作の一例を説明するための図である。第2移動体5は、射出ヘッド3の射出面2を覆うキャッピング装置13を含む。
キャッピング装置13は、射出ヘッド3の射出面2を覆うキャップ部材48を備える。キャップ部材48は、第1空間において射出ヘッド3の射出面2と対向して、射出面2との間に所定空間49を形成可能である。
キャップ部材48は、射出ヘッド3と対向可能な上面と、その上面に形成され、射出ヘッド3の射出面2との間で密閉された所定空間49を形成可能なキャップ部50とを有する。キャップ部50は、キャップ部材48の上面に形成された凹部(溝)を含み、その凹部によって、射出ヘッド3の射出面2との間で所定空間49を形成可能である。キャップ部50は、複数の射出ヘッド3に対応するように、複数設けられている。
図5に示すように、キャッピング装置13は、射出ヘッド3の射出面2の全てをキャップ部(凹部)50の内側に配置可能である。キャッピング装置13は、例えばキャップ部(凹部)50の内側面の上端と、射出面2の外側の射出ヘッド3(プレート部材37)の側面とを接触させることによって、所定空間49を形成する。
また、キャッピング装置13は、キャップ部(凹部)50の底面に形成され、所定空間49の流体を吸引可能な吸引口53と、吸引口53と流路54を介して接続された真空システムを含む吸引装置55とを有する。
吸引装置55は、所定空間49の圧力を低下させて、射出口1よりインクを吸引することができる。吸引装置55は、電力供給源から供給される電力によって作動する。
第2移動体5は、リニアモータの可動子24を有する第2可動部材51を有し、キャッピング装置13のキャップ部材48は、第2可動部材51上に搭載されている。ベース部材17の支持面16と対向する第2可動部材51の下面にはエアベアリングが形成されており、第2可動部材51は、支持面16に対して非接触で支持される。また、第2可動部材51の下面には、ガイド部材18を配置可能な凹部が形成されており、可動子24は、ガイド部材18と対向する第2可動部材51の凹部の内面に配置されている。固定子22及び可動子24を含む駆動装置8は、第2可動部材51をY軸方向に移動可能である。また、第2可動部材51のY軸方向への移動に伴って、その第2可動部材51に搭載されているキャッピング装置13のキャップ部材48も、第2可動部材51と一緒にY軸方向に移動する。
第2可動部材51とキャップ部材48との間には複数のアクチュエータ52が配置されている。制御装置10は、これらアクチュエータ52を制御することによって、第2可動部材51上で、キャップ部材48を移動(微動)可能である。本実施形態においては、キャップ部材48は、アクチュエータ52によって、第2可動部材51上で、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6自由度の方向に移動(微動)可能である。
キャップ部材48で射出ヘッド3の射出面2を覆うために、制御装置10は、駆動装置8を用いて第2移動体5を移動して、射出ヘッド3の射出面2と対向する第1位置A1に、第2移動体5のキャッピング装置13を配置する。そして、制御装置10は、第2可動部材51とキャップ部材48との間に配置されているアクチュエータ52を用いて、射出ヘッド3の射出面2とキャップ部材48のキャップ部50との間に所定空間49が形成されるように、射出ヘッド3の射出面2とキャップ部材48のキャップ部50との位置関係を調整する。例えば、制御装置10は、アクチュエータ52を用いて、キャップ部材51を+Z方向に移動する。これにより、射出面2がキャップ部50の内側に配置され、キャップ部50の内側面の上端と、射出面2の外側の射出ヘッド3(プレート部材37)の側面とが接触し、所定空間49が形成される。
キャッピング装置13は、射出ヘッド3の射出面2とキャップ部50との間で所定空間49を形成した状態で、吸引装置55を作動することによって、所定空間49の流体を吸引口53を介して吸引可能である。キャッピング装置13は、吸引口53より所定空間49の流体(主に気体)を吸引して、所定空間49を負圧にすることができる。キャッピング装置13は、所定空間49を負圧にすることによって、キャビティ34等、射出ヘッド3の内部のインクを、射出口1を介して吸引可能である。キャッピング装置13は、所定空間49の流体を吸引することによって、射出ヘッド3の内部において、射出口1に向かうインクの流れを生成できる。
なお、図4及び図5を参照して説明したキャッピング装置13は、主に射出ヘッド3のインクを吸引する吸引機能を有するが、射出面2(射出口1)の乾燥を抑制する機能(保湿機能)を有していてもよい。例えば、キャップ部50の内側に湿った多孔部材(メッシュ部材)を配置し、その湿った多孔部材を含むキャップ部50と射出ヘッド3の射出面2とを対向させることによって、射出面2の乾燥を抑制できる。すなわち、射出面2とキャップ部50とで形成される空間49の内側に、湿った多孔部材を配置することによって、射出面2の乾燥を抑制できる。
以下の説明において、第2移動体5を第1位置A1に配置して、射出面2とキャップ部50とを対向させて、射出面2をキャップ部材48で覆う処理を適宜、キャッピング処理、と称する。
次に、図6及び図7を参照しながら、インク供給装置9について説明する。図6は、インク供給装置9の一例を示す図、図7は、インク供給装置9が有する加圧装置70の一例を示す図である。
図6及び図7において、インク供給装置9は、射出ヘッド3と流路61を介して接続され、射出ヘッド3にインクを送出可能なインク送出装置60と、インク送出装置60と射出ヘッド3との間の流路61に配置され、流路61の少なくとも一部の圧力を調整可能な圧力調整装置63とを備えている。
インク送出装置60は、インクを収容するインクタンク、及びインクタンクのインクを送出するための加圧ポンプ等を含み、流路61にインクを送出可能である。インク送出装置60より流路61に送出されたインクは、その流路61を介して、射出ヘッド3に送られる。
流路61は、チューブ部材の内部流路を含み、インクは、流路61を流れることができる。流路61は、射出ヘッド3の内部流路と接続されている。射出ヘッド3の内部流路は、上述のキャビディ34等を含む。射出ヘッド3の内部流路は、射出ヘッド3の内部において、射出口1と結ばれるように形成されている。本実施形態において、流路61は、射出ヘッド3の内部流路を介して、射出口1と結ばれている。
圧力調整装置63は、例えばレギュレータ機構を含み、圧力調整装置63と射出ヘッド3との間の流路61、及びその流路61に接続される射出ヘッド3の内部流路の圧力を調整可能である。
以下の説明において、圧力調整装置63と射出ヘッド3との間の流路61、及びその流路61に接続される射出ヘッド3の内部流路を総称して適宜、第1流路71、と称する。
圧力調整装置63は、電力供給源から供給される電力により作動する。圧力調整装置63は、射出ヘッド3の内部において少なくとも一部が射出口1と結ばれるように形成された第1流路71を第2圧力P2に調整して、射出口1よりインクを射出させる。
本実施形態において、圧力調整装置63によって調整される第2圧力P2は、チャンバ装置によって調整される第1圧力P1より低い。
また、インク供給装置9は、第1流路71と結ばれ、圧力調整装置63に対する電力の供給停止時に、第1流路71の圧力が、第1,第2圧力P1,P2より高くなるように、第1流路71を加圧する加圧装置70を備えている。
図7に示すように、加圧装置70は、上端部72A及び下端部72Bを有し、下端部72Bが第1流路71に結ばれた第2流路72と、第2流路72を鉛直方向に移動可能なシリンダ部材73と、シリンダ部材73が第2流路72の上端部72Aに配置されるように、シリンダ部材73の位置を固定可能な固定機構74とを有する。
第2流路72は、チューブ部材の内部流路を含み、その第2流路72の下端部72Bは、圧力調整装置63と射出ヘッド3との間における第1流路71に接続されている。
固定機構74は、電磁石を含み、電力供給源から供給される電力によって作動する。本実施形態において、圧力調整装置63に電力を供給する電力供給源と、固定機構74に電力を供給する電力供給源とは、同一の電力供給源である。したがって、圧力調整装置63に電力が供給されているとき、固定機構74にも電力が供給される。一方、電力供給源に異常が発生し、圧力調整装置63に対する電力の供給が停止されたとき、固定機構74に対する電力の供給も停止される。
シリンダ部材73は、例えば金属製である。固定機構74は、第2流路72の上端部72Aの近傍に配置されている。固定機構74に電力が供給されて、その固定機構74の電磁石が磁力を発生しているとき、その磁力によって、鉛直方向(Z軸方向)に関するシリンダ部材73の位置が固定される。すなわち、固定機構74に電力が供給されて、その固定機構74の電磁石が磁力を発生しているとき、シリンダ部材73が第2流路72の上端部72Aに配置されるように、シリンダ部材73の位置が固定される。図7は、固定機構74の電磁石による磁力によって、シリンダ部材73が第2流路72の上端部72Aに配置されている状態を示す。
シリンダ部材73の少なくとも一部は、第2流路72を鉛直方向(Z軸方向)に移動可能である。固定機構74に対する電力の供給が停止されて、その固定機構74の電磁石が磁力を発生しないとき、固定機構74によるシリンダ部材73の位置の固定が解除される。その結果、重力の作用により、シリンダ部材73が第2流路72を下方に移動(落下)する。
第2流路72においてシリンダ部材73が下方へ移動(落下)することによって、その第2流路72に接続されている第1流路71が加圧される。このように、本実施形態においては、圧力調整装置63に対する電力の供給停止時に、固定機構74に対する電力の供給も停止され、その結果、シリンダ部材73が落下して、第1流路71が加圧される。
本実施形態においては、電力の供給停止時に、第1流路71の圧力(第3圧力)P3が、第1,第2圧力P1,P2より高くなるように、第1流路71が加圧される。
次に、上述の構成を有する液滴吐出装置IJの動作の一例について説明する。
デバイスを製造するために、電力供給源より液滴吐出装置IJに電力が供給されると、液滴吐出装置IJの作動が開始される。また、チャンバ装置によって、第1空間が第1圧力P1に調整される。
制御装置10は、インク送出装置60よりインクを送出する。また、制御装置10は、圧力調整装置63を用いて、第1流路71を第2圧力P2に調整する。これにより、射出口1よりインクの射出が可能な状態となる。
制御装置10は、射出ヘッド3の射出面2と対向する第1位置A1に、基板Pを保持した第1移動体4を配置する。そして、制御装置10は、駆動装置8を制御して、第1移動体4の基板Pを射出ヘッド3の射出口1に対してY軸方向に移動しつつ、射出ヘッド3の射出口1より、基板Pに液滴Dを吐出(供給)する。これにより、基板Pには、液滴Dによりパターンが形成される。
基板Pに対する液滴Dの吐出動作が終了した後、制御装置10は、第1移動体4から基板Pを搬出するために、駆動装置8を制御して、第1移動体4を第2位置A2に移動する。本実施形態においては、駆動装置8は、複数の移動体4、5、6、7を−Y方向(第1位置A1から第2位置A2へ向かう方向)に一緒に移動する。
制御装置10は、基板搬送装置27を用いて、第2位置A2に配置された第1移動体4から基板Pを搬出するとともに、その第1移動体4に新たな基板Pを搬入する。
一方、制御装置10は、駆動装置8を制御して、複数の移動体4、5、6、7を+Y方向(第2位置A2から第1位置A1へ向かう方向)に一緒に移動し、第1位置A1に第2移動体5を配置する。
制御装置10は、第1位置A1に配置された第2移動体5を用いて、射出ヘッド3のメンテナンス処理を実行する。第2移動体5のキャッピング装置13は、射出ヘッド3と協働して、メンテナンス処理(キャッピング処理)を実行する。制御装置10は、図5等を参照して説明したように、キャッピング装置13を用いて、射出ヘッド3の射出口1を吸引する。
第2移動体5による射出ヘッド3に対するキャッピング処理が終了した後、制御装置10は、駆動装置8を制御して、複数の移動体4、5、6、7を+Y方向(第2位置A2から第1位置A1へ向かう方向)に一緒に移動し、第1位置A1に第1移動体4を配置する。制御装置10は、第1位置A1に配置された第1移動体4に保持されている基板Pに対して、射出ヘッド3より液滴Dを吐出する処理(パターン形成処理)を開始する。第1移動体4は、射出ヘッド3と協働して、液滴Dで基板Pにパターンを形成する処理(パターン形成処理)を実行する。
本実施形態においては、複数(例えば10〜20枚程度)の基板Pに対して液滴Dが吐出され、各基板Pに液滴Dでパターンが形成される。
液滴吐出装置IJの作動中に、例えば停電が発生する等、電力供給源から圧力調整装置63に対する電力の供給が停止した場合、射出口1からのインクの射出動作が停止する。その状態を放置しておくと、射出口1の近傍のインクが乾燥して、射出口1が詰まる可能性がある。
本実施形態においては、圧力調整装置63に対する電力の供給停止時に、第1流路71の圧力(第3圧力)P3が、第1,第2圧力P1,P2より高くなるように、加圧装置70が第1流路71を加圧する。上述のように、第1圧力P1は、射出面2が面する第1空間(外部空間)の圧力である。第2圧力P2は、液滴吐出装置IJ(圧力調整装置63)の作動時(圧力調整装置63に対する電力の供給時)における第1流路71の圧力である。第3圧力P3は、液滴吐出装置IJ(圧力調整装置63)の異常時(圧力調整装置63に対する電力の供給停止時)における第1流路71の圧力である。
圧力調整装置63の異常時に、第1流路71の第3圧力P3が、第1,第2圧力P1,P2より高くなるので、インクのメニスカスが、射出口1の外側に配置される。
図8は、圧力調整装置63の異常時(電力の供給停止時)に、第1流路71の圧力(第3圧力)P3が、第1,第2圧力P1,P2より高くなって、インクのメニスカスが射出口1の外側に配置されている状態を示す模式図である。
本実施形態においては、加圧装置70は、インクのメニスカスが射出口1の外側に配置されるように、第1流路71を加圧する。本実施形態においては、加圧装置70は、そのインクで射出口1が覆われるように、第1流路71を加圧して、インクのメニスカスの位置を調整する。
これにより、射出口1の近傍において、インクが乾燥することが抑制される。射出口1を覆うように配置されたインクの表面の一部は乾燥する可能性があるものの、射出口1の近傍、及び射出口1の内側のインクの乾燥は抑制される。したがって、射出口1の近傍、あるいは射出口1の内側のインクの固化が抑制され、射出口1が詰まることが抑制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、圧力調整装置63に対して電力が供給されているときには、圧力調整装置63によって第1流路71が第2圧力P2に調整されて、射出口1よりインクが良好に射出される。また、圧力調整装置63に対する電力の供給が停止したときには、加圧装置70によって第1流路71が第1,第2圧力P1,P2より高い圧力になるように加圧されるので、射出口1の近傍、及び射出口1の内側におけるインクの乾燥、固化が抑制され、射出口1が詰まることが抑制される。したがって、液滴吐出装置IJの性能の低下が抑制される。
また、インクのメニスカスが、射出口1の外側に配置されるように、第1流路71が加圧されるので、電力の供給停止時に、射出口1をインクで覆うことができる。したがって、射出口1の近傍、及び射出口1の内側においてインクが乾燥、固化することが抑制される。したがって、電力の供給が停止しても、射出口1が詰まることが抑制される。
本実施形態においては、加圧装置70は、上端部72A及び下端部72Bを有し、下端部72Bが第1流路71に結ばれた第2流路72と、第2流路72を鉛直方向に移動可能なシリンダ部材73と、シリンダ部材73が第2流路72の上端部72Aに配置されるように、シリンダ部材73の位置を固定可能な電磁石を含む固定機構74とを含み、その固定機構74は、圧力調整装置63に電力を供給する電力供給源から供給される電力によって作動する。したがって、電力供給源から圧力調整装置63に対する電力の供給が停止したとき、加圧装置70は確実に作動することができる。
なお、本実施形態においては、圧力調整装置63に対する電力の供給が停止されたとき、加圧装置70が第1流路71を加圧する場合について説明したが、キャッピング装置13の吸引装置55に対する電力の供給が停止されたときに、加圧装置70が第1流路71を加圧してもよい。吸引装置55に対する電力の供給が停止されて、キャッピング処理を実行できなくなると、射出口1の近傍、及び射出口1の内側においてインクが乾燥、固化して、射出口1が詰まる可能性がある。したがって、吸引装置55に対する電力の供給が停止されたときにおいても、加圧装置70で第1流路71を加圧することによって、射出口1が詰まることが抑制される。例えば、加圧装置70の固定機構74に対して電力を供給する電力供給源と、キャッピング装置13の吸引装置55に対して電力を供給する電力供給源とが、同一の電力供給源である場合、その電力供給源による電力の供給が停止されて、キャッピング装置13の吸引装置55に対する電力の供給が停止され、吸引装置55が作動しなくなったとき、加圧装置70は、第1流路71を加圧することができる。
なお、上述の各実施形態においては、基板Pが、ガラス基板であり、基板Pにカラーフィルタを形成する場合に好適であるが、基板Pが、LTCC基板(グリーンシート)であり、基板Pに配線パターン(回路パターン)を形成する場合にも適している。また、基板Pとしては、ガラス基板、グリーンシートのみならず、半導体ウエハ等、製造するデバイスに応じて、適宜選択可能である。
また、使用されるインクとしても、カラーフィルタ製造用のインクのみならず、例えば配線パターンを製造するための銀等の導電性微粒子を含むもの、例えば特開2005−34837号公報等に開示されているような、金、銅、パラジウム、及びニッケル等の金属微粒子であってもよいし、導電性ポリマーであってもよい。また、使用される分散媒も、導電性微粒子に応じて適宜選択可能である。また、配線パターンのみならず、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)の少なくとも一部を形成することもできる。
また、液滴吐出装置IJを用いて製造可能なデバイスとしては、カラーフィルタ、回路基板に限られず、例えば配向膜等、液晶装置の少なくとも一部を形成することができるし、有機EL装置の少なくとも一部を形成することもできる。
1…射出口、2…射出面、3…射出ヘッド、9…インク供給装置、55…吸引装置、58…キャップ部材、63…圧力調整装置、70…加圧装置、71…第1流路、72…第2流路、72A…上端部、72B…下端部、73…シリンダ部材、74…固定機構

Claims (6)

  1. 第1圧力の第1空間に面する射出面に配置された射出口を有し、前記射出口より前記第1空間にインクを射出可能な射出ヘッドと、
    供給される電力により作動し、前記射出ヘッドの内部において前記射出口と結ばれるように形成された第1流路を第2圧力に調整して、前記射出口より前記インクを射出させる圧力調整装置と、
    前記第1流路と結ばれ、前記圧力調整装置に対する前記電力の供給停止時に、前記第1流路の圧力が前記第1,第2圧力より高くなるように前記第1流路を加圧する加圧装置と、を備える液滴吐出装置。
  2. 前記加圧装置は、前記インクのメニスカスが、前記射出口の外側に配置されるように、前記第1流路を加圧する請求項1記載の液滴吐出装置。
  3. 前記第1空間において前記射出面と対向して、前記射出面との間に所定空間を形成可能なキャップ部材と、
    供給される電力により作動し、前記所定空間の圧力を低下させて、前記射出口より前記インクを吸引する吸引装置と、を備え、
    前記加圧装置は、前記吸引装置に対する前記電力の供給停止時に、前記第1流路を加圧する請求項1又は2記載の液滴吐出装置。
  4. 前記加圧装置は、上端部及び下端部を有し、前記下端部が前記第1流路に結ばれた第2流路と、前記第2流路を鉛直方向に移動可能なシリンダ部材と、前記シリンダ部材が前記第2流路の前記上端部に配置されるように、前記シリンダ部材の位置を固定可能な固定機構とを含み、
    前記固定機構は、前記圧力調整装置に前記電力を供給する供給源から供給される電力によって作動する請求項1〜3のいずれか一項記載の液滴吐出装置。
  5. 第1圧力の第1空間に面する射出ヘッドの射出面に配置された射出口と結ばれるように形成された第1流路を圧力調整装置により第2圧力に調整して、前記射出口より前記第1空間にインクを射出することと、
    前記圧力調整装置の異常時に、前記第1流路の圧力を、前記第1,第2圧力より高くして、前記インクのメニスカスを前記射出口の外側に配置することと、を含む液滴吐出装置の駆動方法。
  6. 前記インクで前記射出口が覆われるように、前記インクのメニスカスの位置が調整される請求項5記載の駆動方法。
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