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JP2010138019A - 複合セラミックス粉体及びその製造方法並びに固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

複合セラミックス粉体及びその製造方法並びに固体酸化物形燃料電池 Download PDF

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JP2010138019A JP2008314958A JP2008314958A JP2010138019A JP 2010138019 A JP2010138019 A JP 2010138019A JP 2008314958 A JP2008314958 A JP 2008314958A JP 2008314958 A JP2008314958 A JP 2008314958A JP 2010138019 A JP2010138019 A JP 2010138019A
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Abstract

【課題】ナノメートルレベルでの分布性、組成制御性、酸素イオン発生性に優れた複合セラミックス粉体及び製造方法並びに固体酸化物形燃料電池を提供する。
【解決手段】複合セラミックス粉体は、A1−x1−y(AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)の酸化物とジルコニアとを含有し、イットリア安定化ジルコニアからなる粒子と、上記のA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンとを含有するジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加して中和沈殿物を生成し、この中和沈殿物を200℃以上にて熱処理した。
【選択図】なし

Description

本発明は、複合セラミックス粉体及びその製造方法並びに固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)に関し、さらに詳しくは、ジルコニア粒子とペロブスカイト型酸化物粒子とを含み、粒子の分布性及び組成制御性に優れた複合セラミックス粉体及びその製造方法、この複合セラミックス粉体を電極用材料として用いた固体酸化物形燃料電池に関するものである。
従来、複数種の酸化物を含む複合セラミックス粉体を製造する方法としては、通常、複数種の酸化物粉体をボールミル、自動乳鉢等の解砕・粉砕機を用いて、それぞれの粉体を解砕・粉砕しながら攪拌混合して複合セラミックス粉体とする機械的混合方法が一般的である。また、熱作用により粉末間の結合を促進させるメカノケミカル的手法を併せ持ったメカノケミカル的機械混合法も用いられている。
ところで、従来の方法で得られた複合セラミックス粉体は、複数種の酸化物1次粒子同士が凝集して不均一に混合された複合粉体であったり、あるいは、複数種の酸化物1次粒子それぞれが凝集して粗大な複合粉体になってしまう等の問題があった。したがって、このような複合粉体を触媒や燃料電池用電極として用いた場合には、特性を充分に発揮することができないという不具合があった。
そこで、これらの問題点を解決する複合セラミックス粉体の製造方法として、複合セラミックス粉体を構成する複数種の金属イオン、例えば固体酸化物形燃料電池の空気極原料粉体であれば、Laイオン、Srイオン、Mnイオン、Zrイオン及びYイオンを含む溶液にアルカリ溶液を加えて中和沈殿物を生成させ、その後、この中和沈殿物を熱処理等することにより酸化物を生成させ、複合セラミックス粉体を得る、いわゆる共沈焼成法も知られている(特許文献1、2)。
また、固体酸化物形燃料電池の空気極においては、複合セラミックス粒子の原料粉体の一部を仮焼するとともに粒子径を制御することにより、空気極の経時的劣化を防ぐことも検討されている(特許文献3)。
特開2000−44245号公報 特開平9−86932号公報 特開2006−40822号公報
しかしながら、共沈焼成法の場合、共沈の条件により沈殿物中の金属イオンの複合状態が変動するため、この沈殿物を熱処理した際の各セラミックスの生成状態にも変動が生じ、得られる複合セラミックス粒子の特性が均一になり難いという問題点があった。
また、複合セラミックス粒子の原料粉体の粒子径を制御する場合においても、その制御範囲はマイクロメートルレベルであった。
固体酸化物形燃料電池の電極材料においては、酸素イオン導電性を示すセラミックス粒子、電極を構成するセラミックス粒子及び空気等のガスの三相界面の大きさが性能を左右するために、これらのセラミックス粒子を充分に微細化する必要があり、そこで、さらなる微細化が可能な、ナノメートルレベルで均一に複合化された複合セラミック粒子が望まれている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、複数種の酸化物粒子のナノメートルレベルでの分布性、組成制御性に優れ、しかも三相界面が多く、酸素イオン発生性にも優れた複合セラミックス粉体及びその製造方法並びに固体酸化物形燃料電池を提供することを目的とする。
本発明者等は、上記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、A1−x1−y(式中、AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素であり、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)にて表される酸化物と、ジルコニアとを含有してなる複合セラミックス粉体を製造するに際して、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)からなるジルコニア粒子と、前記A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加して中和沈殿物を生成させ、この中和沈殿物を200℃以上の温度にて熱処理すれば、複数種の酸化物粒子のナノメートルレベルでの分布性、組成制御性に優れ、しかも三相界面が多く、酸素イオン発生性にも優れた複合セラミックス粉体を容易に得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の複合セラミックス粉体は、A1−x1−y(式中、AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素であり、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)にて表される酸化物と、ジルコニアとを含有してなる複合セラミックス粉体であって、
イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液をアルカリ溶液に添加して得られた中和沈殿物を熱処理してなることを特徴とする。
前記ジルコニア酸性分散液におけるジルコニア粒子の分散平均粒子径は20nm以下であることが好ましい。
本発明の複合セラミックス粉体の製造方法は、A1−x1−y(式中、AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素であり、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)にて表される酸化物と、ジルコニアとを含有してなる複合セラミックス粉体の製造方法であって、
イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加して中和沈殿物を生成させ、次いで、この中和沈殿物を200℃以上の温度にて熱処理し、前記A1−x1−yで表される酸化物とジルコニアとを含有する複合粉体を生成することを特徴とする。
前記ジルコニア酸性分散液におけるジルコニア粒子の分散平均粒子径は20nm以下であることが好ましい。
前記ジルコニア酸性分散液における前記A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンの酸化物換算の質量百分率(M)と前記ジルコニア粒子の質量百分率(Z)との比(M:Z)は、
M:Z=90:10〜10:90
の範囲にあることが好ましい。
本発明の固体酸化物形燃料電池は、本発明の複合セラミックス粉体を電極材料としたことを特徴とする。
本発明の複合セラミックス粉体によれば、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液をアルカリ溶液に添加して得られた中和沈殿物を熱処理したので、複数種の酸化物粒子からなる粉体におけるナノメートルレベルでの分布性を向上させることができ、粒子の組成制御性を向上させることができる。したがって、複数種の酸化物粒子におけるナノメートルレベルでの分布性、組成制御性に優れ、しかも三相界面が多く、酸素イオン発生性に優れた複合セラミックス粉体を提供することができる。
本発明の複合セラミックス粉体の製造方法によれば、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加して中和沈殿物を生成させ、次いで、この中和沈殿物を200℃以上の温度にて熱処理するので、A1−x1−yで表される酸化物とジルコニアとを含有する複合粉体を、容易かつ安価に作製することができる。
本発明の固体酸化物形燃料電池によれば、本発明の複合セラミックス粉体を電極材料としたので、外部回路から供給される電子と酸素ガスとのイオン化反応を効率良く行うことができる。したがって、酸素イオン化量を増大させることができ、発生した酸素イオンを電解質へ効率的に供給することができる。その結果、電池の出力及び特性を向上させることができる。
本発明の複合セラミックス粉体及びその製造方法並びに固体酸化物形燃料電池を実施するための最良の形態について説明する。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
[複合セラミックス粉体]
本実施形態の複合セラミックス粉体は、A1−x1−y(式中、AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素であり、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)にて表される酸化物と、ジルコニアとを含有してなる複合セラミックス粉体であり、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液をアルカリ溶液に添加して得られた中和沈殿物を熱処理してなる粉体である。
上記のジルコニア酸性分散液におけるジルコニア粒子の分散平均粒子径は、20nm以下であることが好ましい。
この複合セラミックス粉体は、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加して中和沈殿物を生成させ、次いで、この中和沈殿物を200℃以上の温度にて熱処理することにより作製される。
[複合セラミックス粉体の製造方法]
本実施形態の複合セラミックス粉体の製造方法について、以下、詳細に説明する。
「ジルコニア酸性分散液の作製」
ジルコニア分散液に、前記A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンを添加し、ジルコニア酸性分散液を作製する。
このジルコニア分散液に含まれるジルコニア粒子は、イットリア安定化ジルコニア粒子である。
このイットリア安定化ジルコニア粒子は、水熱合成法や焼成法により作製することができ、例えば、次に挙げる方法が好適である(特開2006−16236号公報参照)。
この方法は、金属塩溶液を塩基性溶液にて中和させて金属酸化物前駆体を生成させ、この金属酸化物前駆体から金属酸化物ナノ粒子を製造する方法であり、この金属塩溶液中の金属イオンまたは金属酸化物イオンの価数をm、この塩基性溶液中の水酸基のモル比をnとするとき、これらm及びnが次式
0.5<n<m ……(1)
を満たすように、金属塩溶液に塩基性溶液を加えて金属塩溶液部分中和させ、次いで、この部分中和された溶液に無機塩を加えて混合溶液とし、この混合溶液を加熱する方法である。
この金属塩溶液としては、イットリウム(Y)塩及びジルコニウム(Zr)塩を含む水溶液が用いられる。
このイットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子の分散平均粒子径は、20nm以下であることが好ましい。
その理由は、分散平均粒子径が20nmを超えると、後工程でアルカリ溶液を加えたときに、ジルコニア粒子と、前記A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素との不均一な沈殿物が生成し易くなり、その結果、分布性が悪く、組成の不均一な複合セラミックス粉体が生じる虞があるからである。
ここで、分散平均粒子径とは、分散液中の粒子がブラウン運動により拡散する速度を動的光散乱法により光学的に測定することで、この分散液における粒度分布を測定し、この粒度分布の最大値に対応する粒子径のことである。
次いで、このジルコニア分散液に、塩酸、硝酸、酢酸等の酸を添加し、この分散液のpH(水素イオン濃度)を4以下に調製し、ジルコニア酸性分散液とする。
ここで、pHを4以下としたのは、後工程で、前記A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素の塩化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等を含む水溶液を混合させた際に、前記A、B、CまたはDの水酸化物等の沈殿物が生じないようにするためである。
次いで、このジルコニア酸性分散液に、前記A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素の塩化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等の塩を含む水溶液を添加し、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンとが共存するジルコニア酸性分散液を作製する。
このジルコニア酸性分散液におけるA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンの酸化物換算の質量百分率(M)とジルコニア粒子の質量百分率(Z)との比(M:Z)は、
M:Z=90:10〜10:90
の範囲にあることが好ましく、より好ましくは、
M:Z=80:20〜20:80
の範囲である。
比(M:Z)を上記の範囲内とすることにより、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子中に、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素を含むペロブスカイト型の酸化物粒子が複合化された複合セラミックス粒子、あるいは、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素を含むペロブスカイト型の酸化物粒子中に、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子が複合化された複合セラミックス粒子、を自由に制御作製することができる。
この比(M:Z)が上記の範囲を外れた場合、複合セラミックス粒子の表面における少量成分の粒子の露出割合が著しく低下し、したがって、三相界面量が大幅に低下し、その結果、固体酸化物形燃料電池(SOFC)用電極としての電気的特性も大幅に低下するので好ましくない。
このジルコニア酸性分散液における、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンとの合計の濃度については、特に制限はないが、生産性及びハンドリング性の観点から、ジルコニア粒子とA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンとの合計が0.5質量%〜10重量%程度が好ましい。
「中和沈殿物の生成」
上記のジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加し、中和沈殿物を生成する。
アルカリ溶液としては、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、炭酸ナトリウム(NaCO)、炭酸カリウム(KCO)、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、炭酸水素カリウム(KHCO)、炭酸アンモニウム((NHCO)、炭酸水素アンモニウム(NHHCO)、アンモニア水(NHOH)、水溶性有機アミン類の水溶液等を用いることができる。
このアルカリ溶液における濃度としては、特に制限を設けるものではないが、生産性やハンドリングの観点から0.1mol%〜5mol%の範囲が好ましい。
また、上記のジルコニア酸性分散液を添加するアルカリ溶液中のアルカリ量としては、ジルコニア酸性分散液を添加して中和沈殿物が生成した後の溶液のpHが6以上となるように、アルカリ溶液の量を調整する。その理由は、生成後の溶液のpHが6未満、すなわち酸性側になった場合、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンの中和が不十分になり、得られる複合セラミックス粉体の組成の均一性が低下するからである。
上記のジルコニア酸性分散液をアルカリ溶液に添加する際の、それぞれの溶液の温度については、常温で良く、より好ましくは1℃〜50℃の範囲である。
「中和沈殿物の熱処理」
上記の中和沈殿物から、通常の濾過洗浄装置等を用いて、アルカリイオンやハロゲンイオン等の不純物イオンを除去し、その後、乾燥機を用いて乾燥する。
次いで、得られた乾燥物を、例えば、電気炉等を用いて、大気雰囲気中、200℃以上、好ましくは500℃以上かつ1000℃以下の最高保持温度にて熱処理することにより、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素を含むペロブスカイト型の酸化物粒子と、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子とからなる複合セラミックス粉体を作製する。
ここで、熱処理の最高保持温度を200℃以上と限定した理由は、最高保持温度が200℃より低いと、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素を含む酸化物粒子の生成が不十分になり、その結果、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子中に、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素を含む酸化物粒子が複合化された複合セラミックス粒子、あるいは、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素を含む酸化物粒子中に、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子が複合化された複合セラミックス粒子、を自由に制御作製することができないからである。
この方法では、熱処理前の乾燥物は、ナノメートルサイズの微細なイットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素を含む酸化物前駆体粒子が均一に混合された状態であり、しかも、その均一に分布するジルコニア粒子が熱処理時のペロブスカイト型の酸化物粒子の融着の防止及び粒成長の防止を行う。よって、熱処理により複合セラミックス粉体中に粗大なペロブスカイト型の酸化物粒子を生成する虞がなく、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子、ペロブスカイト型の酸化物粒子、共に微細な粒径の複合セラミックス粉体を作製することができる。
[固体酸化物形燃料電池]
本実施形態の固体酸化物形燃料電池は、上記の複合セラミックス粉体を空気極の電極材料としたものである。この電極材料は、外部回路から供給される電子と酸素ガスとのイオン化反応を効率良く行うことができる。したがって、酸素イオン化量を増大させることができ、発生した酸素イオンを電解質へ効率的に供給することができる。その結果、電池の出力及び特性を向上させることができる。
上記の複合セラミックス粉体を用いて、固体酸化物形燃料電池の空気極を作製する方法としては、一般的に用いられる方法で良く、例えば、上記の複合セラミックス粉体と、ポリエチレングリコール、ポリビニルブチラール等のバインダーとを混合して得られたペーストを、イットリア安定化ジルコニア等からなる固体電解質基板の表面に、印刷法等にて塗布して膜を形成した後、酸化性雰囲気下、例えば、空気中にて、700℃〜1400℃の範囲内の温度で焼成する方法等である。
上記の複合セラミックス粉体は、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)粒子とA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素を含むペロブスカイト型の酸化物粒子がナノメートルサイズで分散された複合粒子であるから、この固体酸化物形燃料電池の発電時の使用温度においても、このペロブスカイト型の酸化物の融着や粒成長を抑制することができる。したがって、三相界面量が多く、酸素イオン発生性にも優れた空気極を備えた固体酸化物形燃料電池を提供することができる。
図1は電気化学特性評価装置を示す模式図であり、上記の固体酸化物形燃料電池の空気極の電気特性を測定するための装置である。
図において、1はイットリア安定化ジルコニア等の電解質、2は白金(Pt)からなる参照極、3は電解質1の上面に形成されたLa0.8Sr0.2MnO(LSM)等からなる空気極、4は参照極2の下面に形成されたNiO−YSZ、CoO−YSZ等からなる燃料極、5は空気極3及び燃料極4それぞれの上に配置された白金網、6はガラスシール、7、8は同軸的に配設され互いに径の異なるアルミナ管、9は白金線、10は乾燥空気、11は3%HO−97%Hの組成の加湿水素ガスである。
ここで、上記の固体酸化物形燃料電池の空気極3の電極反応抵抗を測定するには、電解質1の上面に空気極3及び白金網5を順次取り付け、参照極2の下面に燃料極4及び白金網5を順次取り付け、空気極3に乾燥空気10を、燃料極4に加湿水素ガス11を、それぞれ供給しつつ、600℃〜800℃の温度範囲における燃料極4と参照極2との間の交流インピーダンスを空気極3を対極として測定する。
以上説明したように、本実施形態の複合セラミックス粉体によれば、イットリア安定化ジルコニア粒子からなるジルコニア粒子、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素を含むペロブスカイト型の酸化物粒子、共に微細な粒径の粒子とすることができ、したがって、これらの粒子の分布性を向上させることができ、粒子の組成制御性を向上させることができる。したがって、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素を含むペロブスカイト型の酸化物粒子等の複数種の酸化物粒子のナノメートルレベルの分布性、組成制御性に優れ、しかも三相界面が多く、酸素イオン発生性に優れた複合セラミックス粉体を提供することができる。
本実施形態の複合セラミックス粉体の製造方法によれば、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、A1−x1−yDyOに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加して中和沈殿物を生成させ、次いで、この中和沈殿物を200℃以上の温度にて熱処理するので、A1−x1−yDyOで表される酸化物とイットリア安定化ジルコニアからなるジルコニアとを含有する微細な粒径の複合セラミックス粉体を、容易かつ安価に作製することができる。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池によれば、本実施形態の複合セラミックス粉体を空気極の電極材料としたので、外部回路から供給される電子と酸素ガスとのイオン化反応を効率良く行うことができる。したがって、空気極における酸素イオンの発生量すなわち酸素イオン化量を増大させ、発生した酸素イオンを電解質へ効率的に供給することができる。その結果、電池の出力及び特性を向上させることができる。
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
「実施例1」
分散平均粒子径が7.5nmの10mol%イットリア安定化ジルコニア(10YSZ)分散液(10YSZの固形分濃度:8.4質量%、pH:3.95)500gに、La0.8Sr0.2MnOの組成となるように硝酸ランタン〔La(NO・6HO〕62.81g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO〕7.68g、硝酸マンガン〔Mn(NO・6HO〕52.04gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解したLa、Sr及びMnの金属塩水溶液を加えて攪拌し、La、Sr及びMnのイオン含有10mol%イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)酸性分散液(pH:2.0)を作製した(分散液A−1)。
次いで、炭酸水素アンモニウム(NHHCO)75.72gを蒸留水3000gに溶解し、炭酸水素アンモニウム水溶液(塩基性の炭酸水溶液)を作製した(水溶液B−1)。
次いで、この分散液A−1を水溶液B−1に滴下し、中和沈殿物を得た。ここでは、25質量%のアンモニア水溶液を分散液A−1と同時に水溶液B−1に滴下し、水溶液B−1のpHを8に保持した。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて熱処理し、La0.8Sr0.2MnO−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)の複合粉体A−1を得た。
この複合粉体A−1中のLa、Sr、Mn、Y及びZrの質量を蛍光X線分析により測定し,この測定結果に基づきLa0.8Sr0.2MnO(LSM)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)との質量比を算出した。その結果、質量比(LSM:YSZ)は50:50であった。
図2は、この複合粉体A−1の走査透過型電子顕微鏡(STEM)像、図3は、この複合粉体A−1の透過型電子顕微鏡(TEM)像である。
この図によれば、LSM粒子中にYSZ粒子が複合化されて一体化していることがわかる。
また、この複合粉体A−1の複合化の均一性を評価するために、熱処理条件を600℃にて6時間、800℃にて6時間の2通りとし、それぞれの複合粉体のLSM及びYSZの結晶子径を測定した。その結果を表1に示す。
次いで、上記の複合粉体A−1を1000℃にて6時間熱処理した混合粉体1.5gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、La0.8Sr0.2MnO−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)ペーストA−1を作製した。
次に、酸化ニッケル(NiO)粉体1.5gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、NiOペーストを作製した。
次いで、上記のNiOペーストを、厚み300μmの8mol%イットリア安定化ジルコニア(8YSZ)基板上にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1200℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に燃料極を形成した。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストA−1を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
次いで、この空気極の電極反応抵抗を、図1に示す電気化学特性評価装置を用いて測定した。ここでは、空気極と参照極に乾燥空気を、また燃料極に3%HO−97%Hの組成の加湿水素ガスを、それぞれ50mL/分の流量にて供給し、燃料極を対極とし、参照極−空気極間の交流インピーダンスを測定することにより、空気極の電極反応抵抗を評価した。なお、測定温度は700℃、800℃の2通りとし、測定周波数は10kHz〜0.1Hzとした。測定結果を表1に示す。
[実施例2]
分散平均粒子径が7.5nmの10mol%イットリア安定化ジルコニア(10YSZ)分散液(10YSZの固形分濃度:8.4質量%、pH:3.95)500gに、La0.8Sr0.2MnOの組成となるように硝酸ランタン〔La(NO・6HO〕146.56g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO〕17.91g、硝酸マンガン〔Mn(NO・6HO〕121.43gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解したLa、Sr及びMnの金属塩水溶液を加えて攪拌し、La、Sr及びMnのイオン含有10mol%イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)酸性分散液(pH:2.0)を作製した(分散液A−2)。
次いで、実施例1に準じて、炭酸水素アンモニウム(NHHCO)167.7gを蒸留水3000gに溶解し、炭酸水素アンモニウム水溶液(塩基性の炭酸水溶液)を作製した(水溶液B−2)。
次いで、この分散液A−2を水溶液B−2に滴下し、中和沈殿物を得た。ここでは、25質量%のアンモニア水溶液を分散液A−2と同時に水溶液B−2に滴下し、水溶液B−2のpHを8に保持した。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて熱処理し、La0.8Sr0.2MnO−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)の複合粉体A−2を得た。
この複合粉体A−2中のLa、Sr、Mn、Y及びZrの質量を蛍光X線分析により測定し,この測定結果に基づきLa0.8Sr0.2MnO(LSM)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)との質量比を算出した。その結果、質量比(LSM:YSZ)は70:30であった。
また、この複合粉体A−2の複合化の均一性を評価するために、熱処理条件を600℃にて6時間、800℃にて6時間の2通りとし、それぞれの複合粉体のLSM及びYSZの結晶子径を測定した。その結果を表1に示す。
次いで、上記の複合粉体A−2を1000℃にて6時間熱処理した混合粉体1.5gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、La0.8Sr0.2MnO−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)ペーストA−2を作製した。
次に、酸化ニッケル(NiO)粉体1.5gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、NiOペーストを作製した。
次いで、上記のNiOペーストを、厚み300μmの8mol%イットリア安定化ジルコニア(8YSZ)基板上にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1200℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に燃料極を形成した。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストA−2を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
次いで、この空気極の電極反応抵抗を、図1に示す電気化学特性評価装置を用いて測定した。ここでは、空気極と参照極に乾燥空気を、また燃料極に3%HO−97%Hの組成の加湿水素ガスを、それぞれ50mL/分の流量にて供給し、燃料極を対極とし、参照極−空気極間の交流インピーダンスを測定することにより、空気極の電極反応抵抗を評価した。なお、測定温度は700℃、800℃の2通りとし、測定周波数は10kHz〜0.1Hzとした。測定結果を表1に示す。
[実施例3]
分散平均粒子径が7.5nmの10mol%イットリア安定化ジルコニア(10YSZ)分散液(10YSZの固形分濃度:8.4質量%、pH:3.95)500gに、La0.8Sr0.2MnOの組成となるように硝酸ランタン〔La(NO・6HO〕26.92g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO〕3.29g、硝酸マンガン〔Mn(NO・6HO〕22.30gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解したLa、Sr及びMnの金属塩水溶液を加えて攪拌し、La、Sr及びMnのイオン含有10mol%イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)酸性分散液(pH:2.0)を作製した(分散液A−3)。
次いで、実施例1に準じて、炭酸水素アンモニウム(NHHCO)32.45gを蒸留水3000gに溶解し、炭酸水素アンモニウム水溶液(塩基性の炭酸水溶液)を作製した(水溶液B−3)。
次いで、この分散液A−3を水溶液B−3に滴下し、中和沈殿物を得た。ここでは、25質量%のアンモニア水溶液を分散液A−3と同時に水溶液B−3に滴下し、水溶液B−3のpHを8に保持した。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて熱処理し、La0.8Sr0.2MnO−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)の複合粉体A−3を得た。
この複合粉体A−3中のLa、Sr、Mn、Y及びZrの質量を蛍光X線分析により測定し,この測定結果に基づきLa0.8Sr0.2MnO(LSM)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)との質量比を算出した。その結果、質量比(LSM:YSZ)は30:70であった。
また、この複合粉体A−3の複合化の均一性を評価するために、熱処理条件を600℃にて6時間、800℃にて6時間の2通りとし、それぞれの複合粉体のLSM及びYSZの結晶子径を測定した。その結果を表1に示す。
次いで、上記の複合粉体A−3を1000℃にて6時間熱処理した混合粉体1.5gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、La0.8Sr0.2MnO−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)ペーストA−3を作製した。
次に、酸化ニッケル(NiO)粉体1.5gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、NiOペーストを作製した。
次いで、上記のNiOペーストを、厚み300μmの8mol%イットリア安定化ジルコニア(8YSZ)基板上にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1200℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に燃料極を形成した。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストA−3を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
次いで、この空気極の電極反応抵抗を、図1に示す電気化学特性評価装置を用いて測定した。ここでは、空気極と参照極に乾燥空気を、また燃料極に3%HO−97%Hの組成の加湿水素ガスを、それぞれ50mL/分の流量にて供給し、燃料極を対極とし、参照極−空気極間の交流インピーダンスを測定することにより、空気極の電極反応抵抗を評価した。なお、測定温度は700℃、800℃の2通りとし、測定周波数は10kHz〜0.1Hzとした。測定結果を表1に示す。
[実施例4]
分散平均粒子径が20nmの10mol%イットリア安定化ジルコニア(10YSZ)分散液(10YSZの固形分濃度:8.4質量%、pH:3.95)500gに、La0.8Sr0.2MnOの組成となるように硝酸ランタン〔La(NO・6HO〕62.81g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO〕7.68g、硝酸マンガン〔Mn(NO・6HO〕52.04gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解したLa、Sr及びMnの金属塩水溶液を加えて攪拌し、La、Sr及びMnのイオン含有10mol%イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)酸性分散液(pH:2.0)を作製した(分散液A−4)。
次いで、炭酸水素アンモニウム(NHHCO)75.72gを蒸留水3000gに溶解し、炭酸水素アンモニウム水溶液(塩基性の炭酸水溶液)を作製した(水溶液B−4)。
次いで、この分散液A−4を水溶液B−4に滴下し、中和沈殿物を得た。ここでは、25質量%のアンモニア水溶液を分散液A−4と同時に水溶液B−4に滴下し、水溶液B−4のpHを8に保持した。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて熱処理し、La0.8Sr0.2MnO−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)の複合粉体A−4を得た。
この複合粉体A−4中のLa、Sr、Mn、Y及びZrの質量を蛍光X線分析により測定し,この測定結果に基づきLa0.8Sr0.2MnO(LSM)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)との質量比を算出した。その結果、質量比(LSM:YSZ)は50:50であった。
また、この複合粉体A−4の複合化の均一性を評価するために、熱処理条件を600℃にて6時間、800℃にて6時間の2通りとし、それぞれの複合粉体のLSM及びYSZの結晶子径を測定した。その結果を表1に示す。
次いで、上記の複合粉体A−4を1000℃にて6時間熱処理した混合粉体1.5gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、La0.8Sr0.2MnO−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)ペーストA−4を作製した。
次に、酸化ニッケル(NiO)粉体1.5gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、NiOペーストを作製した。
次いで、上記のNiOペーストを、厚み300μmの8mol%イットリア安定化ジルコニア(8YSZ)基板上にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1200℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に燃料極を形成した。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストA−4を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
次いで、この空気極の電極反応抵抗を、図1に示す電気化学特性評価装置を用いて測定した。ここでは、空気極と参照極に乾燥空気を、また燃料極に3%HO−97%Hの組成の加湿水素ガスを、それぞれ50mL/分の流量にて供給し、燃料極を対極とし、参照極−空気極間の交流インピーダンスを測定することにより、空気極の電極反応抵抗を評価した。なお、測定温度は700℃、800℃の2通りとし、測定周波数は10kHz〜0.1Hzとした。測定結果を表1に示す。
「比較例1」
硝酸ランタン〔La(NO・6HO〕62.81g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO〕7.68g、硝酸マンガン〔Mn(NO・6HO〕52.04gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解し、La、Sr及びMnの金属塩水溶液を作製した。この金属塩水溶液における酸化物の組成は、La0.8Sr0.2MnOとなる。
次いで、炭酸水素アンモニウム(NHHCO)75.72gを蒸留水3000gに溶解し、炭酸水素アンモニウム水溶液(塩基性の炭酸水溶液)を作製した。
次いで、上記のLa、Sr及びMnの金属塩水溶液を、上記の炭酸水素アンモニウム水溶液に滴下し、中和沈殿物を得た。ここでは、25質量%のアンモニア水溶液をLa、Sr及びMnの金属塩水溶液と同時に炭酸水素アンモニウム水溶液に滴下し、炭酸水素アンモニウム水溶液のpHを8に保持した。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて800℃にて6時間熱処理し、La0.8Sr0.2MnO(LSM)粉体R−1を得た。
得られたLSM粉体R−1を0.75g、及び10mol%イットリア安定化ジルコニア(10YSZ)(東ソー社製)粉末0.75gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、分散液を得た。
次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、La0.8Sr0.2MnO−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)ペーストR−1を作製した。
なお、比較例1では、LSM粉体R−1と10YSZ粉末との複合化の均一性は評価していない。これは、原料粉体においては、LSM粉体R−1と10YSZ粉末が個別で複合粉体を形成しておらず、LSMの結晶子径を測定しても複合化の均一性を評価できないこと、またLSM粉体と10YSZ粉末を含む分散液においては、成分ごとの分散平均粒子径は求めることができないためである。
次いで、酸化ニッケル(NiO)粉体1.5gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、NiOペーストを作製した。
次いで、上記のNiOペーストを、厚み300μmの8mol%イットリア安定化ジルコニア(8YSZ)基板上にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1200℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に燃料極を形成した。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストR−1を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
次いで、この空気極の電極反応抵抗を、図1に示す電気化学特性評価装置を用いて測定した。ここでは、空気極と参照極に乾燥空気を、また燃料極に3%HO−97%Hの組成の加湿水素ガスを、それぞれ50mL/分の流量にて供給し、燃料極を対極とし、参照極−空気極間の交流インピーダンスを測定することにより、空気極の電極反応抵抗を評価した。なお、測定温度は700℃、800℃の2通りとし、測定周波数は10kHz〜0.1Hzとした。測定結果を表1に示す。
「比較例2」
硝酸ランタン〔La(NO・6HO〕62.81g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO〕7.68g、硝酸マンガン〔Mn(NO・6HO〕52.04g、硝酸ジルコニウム〔Zr(NO・5HO〕130.25g、硝酸イットリウム〔Y(NO・6HO〕12.91gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解し、La、Sr、Mn、Zr及びYの金属塩水溶液を作製した。
ここでは、この原料を用いて作製される酸化物が、La0.8Sr0.2MnO及び10mol%イットリア安定化ジルコニアとなるように、各金属イオンの組成比が、La:Sr:Mnは0.8:0.2:1、Zr:Yは0.9:0.1となるようにした。
次いで、炭酸水素アンモニウム(NHHCO)75.72gを蒸留水3000gに溶解し、炭酸水素アンモニウム水溶液(塩基性の炭酸水溶液)を作製した。
次いで、上記のLa、Sr、Mn、Zr及びYの金属塩水溶液を、上記の炭酸水素アンモニウム水溶液に滴下し、中和沈殿物を得た。ここでは、25質量%のアンモニア水溶液をLa、Sr及びMnの金属塩水溶液と同時に炭酸水素アンモニウム水溶液に滴下し、炭酸水素アンモニウム水溶液のpHを8に保持した。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて熱処理し、La0.8Sr0.2MnO−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)の複合粉体R−2を得た。
この複合粉体R−2中のLa、Sr、Mn、Y及びZrの質量を蛍光X線分析により測定し,この測定結果に基づきLa0.8Sr0.2MnO(LSM)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)との質量比を算出した。その結果、質量比(LSM:YSZ)は50:50であった。
また、この複合粉体R−2の複合化の均一性を評価するために、熱処理条件を600℃にて6時間、800℃にて6時間の2通りとし、それぞれの複合粉体のLSM及びYSZの結晶子径を測定した。その結果を表1に示す。
次いで、上記の複合粉体R−2を1000℃にて6時間熱処理した混合粉体1.5gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、La0.8Sr0.2MnO−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)ペーストR−2を作製した。
次に、酸化ニッケル(NiO)粉体1.5gを、ポリエチレングリコール(分子量:400)0.5g及びエタノール10gと共にボールミルにて混合し、次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、NiOペーストを作製した。
次いで、上記のNiOペーストを、厚み300μmの8mol%イットリア安定化ジルコニア(8YSZ)基板上にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1200℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に燃料極を形成した。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストR−2を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
次いで、この空気極の電極反応抵抗を、図1に示す電気化学特性評価装置を用いて測定した。ここでは、空気極と参照極に乾燥空気を、また燃料極に3%HO−97%Hの組成の加湿水素ガスを、それぞれ50mL/分の流量にて供給し、燃料極を対極とし、参照極−空気極間の交流インピーダンスを測定することにより、空気極の電極反応抵抗を評価した。なお、測定温度は700℃、800℃の2通りとし、測定周波数は10kHz〜0.1Hzとした。測定結果を表1に示す。
実施例1から4においては、10mol%イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア(10YSZ)粒子と、La0.8Sr0.2MnO(LSM)粒子を形成するためのLa、Sr、Mnイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液をアルカリ溶液に添加して得られた中和沈殿物を熱処理することにより得られた複合セラミックス粉体であることから、これらの複合粒子を用いて形成した固体酸化物形燃料電池における電極反応抵抗値は従来技術(比較例)に比べて低く、良好な特性を示している。
特に、原料とした10YSZ粒子の分散平均粒子径が20nm以下と小さいことから、生成したLSM粒子の結晶子径が15nm程度、10YSZ粒子の結晶子径は5nm程度と、共にナノメートルレベルであり、これらの複合粒子を用いて形成した固体酸化物形燃料電池における電極反応抵抗値は極めて低く、良好な特性を示している。
一方、比較例1においては、電極反応抵抗値が高く、良好な特性は得られなかった。これは、原料として10YSZ粒子とLSM粒子の混合物を用いたため、それぞれの1次粒子同士が凝集しており、得られた複合セラミックス粉体における10YSZ粒子、LSM粒子は不均一に混合された状態となっているためと考えられる。
また、比較例2においては、複合セラミックス粉体において生成した各粒子の寸法が微小であるにもかかわらず、電極反応抵抗値が高く、良好な特性は得られなかった。これは、La、Sr、Mn、Zr及びY各金属イオンの共存下で中和沈殿物を得ているため、1000℃熱処理後の生成物に、10YSZ粒子、LSM粒子以外の生成物、例えばLaZrOのような電極反応抵抗値を上昇させるような不純物が発生し、特性の劣化を招いているためと考えられる。
本発明の複合セラミックス粉体は、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、A1−x1−y(式中、AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素であり、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)に含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液をアルカリ溶液に添加して中和沈殿物を生成し、この中和沈殿物を熱処理することにより、複数種の酸化物粒子のナノメートルレベルでの分布性、組成制御性に優れ、しかも三相界面が多く、酸素イオン発生性に優れた、ペロブスカイト型の酸化物とジルコニアとを含有してなる複合セラミックス粉体としたものであるから、固体酸化物形燃料電池及びそれに関するさまざまな工業分野においてもその利用可能性は大である。
本発明の一実施形態の固体酸化物形燃料電池の燃料極を評価するための電気化学特性評価装置を示す模式図である。 本発明の実施例1の複合粉体A−1の走査透過型電子顕微鏡像である。 本発明の実施例1の複合粉体A−1の透過型電子顕微鏡像である。
符号の説明
1 電解質
2 参照極
3 空気極
4 燃料極
5 白金網
6 ガラスシール
7、8 アルミナ管
9 白金線
10 乾燥空気
11 加湿水素ガス

Claims (6)

  1. 1−x1−y(式中、AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素であり、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)にて表される酸化物と、ジルコニアとを含有してなる複合セラミックス粉体であって、
    イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液をアルカリ溶液に添加して得られた中和沈殿物を熱処理してなることを特徴とする複合セラミックス粉体。
  2. 前記ジルコニア酸性分散液におけるジルコニア粒子の分散平均粒子径は20nm以下であることを特徴とする請求項1記載の複合セラミックス粉体。
  3. 1−x1−y(式中、AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素であり、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)にて表される酸化物と、ジルコニアとを含有してなる複合セラミックス粉体の製造方法であって、
    イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−x1−yに含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加して中和沈殿物を生成させ、次いで、この中和沈殿物を200℃以上の温度にて熱処理し、前記A1−x1−yで表される酸化物とジルコニアとを含有する複合粉体を生成することを特徴とする複合セラミックス粉体の製造方法。
  4. 前記ジルコニア酸性分散液におけるジルコニア粒子の分散平均粒子径は20nm以下であることを特徴とする請求項3記載の複合セラミックス粉体の製造方法。
  5. 前記ジルコニア酸性分散液における前記A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンの酸化物換算の質量百分率(M)と前記ジルコニア粒子の質量百分率(Z)との比(M:Z)は、
    M:Z=90:10〜10:90
    の範囲にあることを特徴とする請求項3または4記載の複合セラミックス粉体の製造方法。
  6. 請求項1または2記載の複合セラミックス粉体を電極材料としたことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
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