JP2010138019A - 複合セラミックス粉体及びその製造方法並びに固体酸化物形燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複合セラミックス粉体は、A1−xBxC1−yDyO3(AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)の酸化物とジルコニアとを含有し、イットリア安定化ジルコニアからなる粒子と、上記のA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンとを含有するジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加して中和沈殿物を生成し、この中和沈殿物を200℃以上にて熱処理した。
【選択図】なし
Description
そこで、これらの問題点を解決する複合セラミックス粉体の製造方法として、複合セラミックス粉体を構成する複数種の金属イオン、例えば固体酸化物形燃料電池の空気極原料粉体であれば、Laイオン、Srイオン、Mnイオン、Zrイオン及びYイオンを含む溶液にアルカリ溶液を加えて中和沈殿物を生成させ、その後、この中和沈殿物を熱処理等することにより酸化物を生成させ、複合セラミックス粉体を得る、いわゆる共沈焼成法も知られている(特許文献1、2)。
また、複合セラミックス粒子の原料粉体の粒子径を制御する場合においても、その制御範囲はマイクロメートルレベルであった。
イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−xBxC1−yDyO3に含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液をアルカリ溶液に添加して得られた中和沈殿物を熱処理してなることを特徴とする。
イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−xBxC1−yDyO3に含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加して中和沈殿物を生成させ、次いで、この中和沈殿物を200℃以上の温度にて熱処理し、前記A1−xBxC1−yDyO3で表される酸化物とジルコニアとを含有する複合粉体を生成することを特徴とする。
前記ジルコニア酸性分散液における前記A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンの酸化物換算の質量百分率(M)と前記ジルコニア粒子の質量百分率(Z)との比(M:Z)は、
M:Z=90:10〜10:90
の範囲にあることが好ましい。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本実施形態の複合セラミックス粉体は、A1−xBxC1−yDyO3(式中、AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素であり、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)にて表される酸化物と、ジルコニアとを含有してなる複合セラミックス粉体であり、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−xBxC1−yDyO3に含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液をアルカリ溶液に添加して得られた中和沈殿物を熱処理してなる粉体である。
上記のジルコニア酸性分散液におけるジルコニア粒子の分散平均粒子径は、20nm以下であることが好ましい。
本実施形態の複合セラミックス粉体の製造方法について、以下、詳細に説明する。
「ジルコニア酸性分散液の作製」
ジルコニア分散液に、前記A1−xBxC1−yDyO3に含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンを添加し、ジルコニア酸性分散液を作製する。
このジルコニア分散液に含まれるジルコニア粒子は、イットリア安定化ジルコニア粒子である。
このイットリア安定化ジルコニア粒子は、水熱合成法や焼成法により作製することができ、例えば、次に挙げる方法が好適である(特開2006−16236号公報参照)。
0.5<n<m ……(1)
を満たすように、金属塩溶液に塩基性溶液を加えて金属塩溶液部分中和させ、次いで、この部分中和された溶液に無機塩を加えて混合溶液とし、この混合溶液を加熱する方法である。
この金属塩溶液としては、イットリウム(Y)塩及びジルコニウム(Zr)塩を含む水溶液が用いられる。
その理由は、分散平均粒子径が20nmを超えると、後工程でアルカリ溶液を加えたときに、ジルコニア粒子と、前記A1−xBxC1−yDyO3に含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素との不均一な沈殿物が生成し易くなり、その結果、分布性が悪く、組成の不均一な複合セラミックス粉体が生じる虞があるからである。
ここで、分散平均粒子径とは、分散液中の粒子がブラウン運動により拡散する速度を動的光散乱法により光学的に測定することで、この分散液における粒度分布を測定し、この粒度分布の最大値に対応する粒子径のことである。
ここで、pHを4以下としたのは、後工程で、前記A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素の塩化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等を含む水溶液を混合させた際に、前記A、B、CまたはDの水酸化物等の沈殿物が生じないようにするためである。
M:Z=90:10〜10:90
の範囲にあることが好ましく、より好ましくは、
M:Z=80:20〜20:80
の範囲である。
上記のジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加し、中和沈殿物を生成する。
アルカリ溶液としては、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、炭酸ナトリウム(Na2CO3)、炭酸カリウム(K2CO3)、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)、炭酸水素カリウム(KHCO3)、炭酸アンモニウム((NH4)2CO3)、炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)、アンモニア水(NH4OH)、水溶性有機アミン類の水溶液等を用いることができる。
このアルカリ溶液における濃度としては、特に制限を設けるものではないが、生産性やハンドリングの観点から0.1mol%〜5mol%の範囲が好ましい。
上記のジルコニア酸性分散液をアルカリ溶液に添加する際の、それぞれの溶液の温度については、常温で良く、より好ましくは1℃〜50℃の範囲である。
上記の中和沈殿物から、通常の濾過洗浄装置等を用いて、アルカリイオンやハロゲンイオン等の不純物イオンを除去し、その後、乾燥機を用いて乾燥する。
次いで、得られた乾燥物を、例えば、電気炉等を用いて、大気雰囲気中、200℃以上、好ましくは500℃以上かつ1000℃以下の最高保持温度にて熱処理することにより、A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上の元素を含むペロブスカイト型の酸化物粒子と、イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子とからなる複合セラミックス粉体を作製する。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池は、上記の複合セラミックス粉体を空気極の電極材料としたものである。この電極材料は、外部回路から供給される電子と酸素ガスとのイオン化反応を効率良く行うことができる。したがって、酸素イオン化量を増大させることができ、発生した酸素イオンを電解質へ効率的に供給することができる。その結果、電池の出力及び特性を向上させることができる。
図において、1はイットリア安定化ジルコニア等の電解質、2は白金(Pt)からなる参照極、3は電解質1の上面に形成されたLa0.8Sr0.2MnO3(LSM)等からなる空気極、4は参照極2の下面に形成されたNiO−YSZ、CoO−YSZ等からなる燃料極、5は空気極3及び燃料極4それぞれの上に配置された白金網、6はガラスシール、7、8は同軸的に配設され互いに径の異なるアルミナ管、9は白金線、10は乾燥空気、11は3%H2O−97%H2の組成の加湿水素ガスである。
分散平均粒子径が7.5nmの10mol%イットリア安定化ジルコニア(10YSZ)分散液(10YSZの固形分濃度:8.4質量%、pH:3.95)500gに、La0.8Sr0.2MnO3の組成となるように硝酸ランタン〔La(NO3)3・6H2O〕62.81g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO3)2〕7.68g、硝酸マンガン〔Mn(NO3)2・6H2O〕52.04gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解したLa、Sr及びMnの金属塩水溶液を加えて攪拌し、La、Sr及びMnのイオン含有10mol%イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)酸性分散液(pH:2.0)を作製した(分散液A−1)。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて熱処理し、La0.8Sr0.2MnO3−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)の複合粉体A−1を得た。
この図によれば、LSM粒子中にYSZ粒子が複合化されて一体化していることがわかる。
また、この複合粉体A−1の複合化の均一性を評価するために、熱処理条件を600℃にて6時間、800℃にて6時間の2通りとし、それぞれの複合粉体のLSM及びYSZの結晶子径を測定した。その結果を表1に示す。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストA−1を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
分散平均粒子径が7.5nmの10mol%イットリア安定化ジルコニア(10YSZ)分散液(10YSZの固形分濃度:8.4質量%、pH:3.95)500gに、La0.8Sr0.2MnO3の組成となるように硝酸ランタン〔La(NO3)3・6H2O〕146.56g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO3)2〕17.91g、硝酸マンガン〔Mn(NO3)2・6H2O〕121.43gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解したLa、Sr及びMnの金属塩水溶液を加えて攪拌し、La、Sr及びMnのイオン含有10mol%イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)酸性分散液(pH:2.0)を作製した(分散液A−2)。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて熱処理し、La0.8Sr0.2MnO3−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)の複合粉体A−2を得た。
また、この複合粉体A−2の複合化の均一性を評価するために、熱処理条件を600℃にて6時間、800℃にて6時間の2通りとし、それぞれの複合粉体のLSM及びYSZの結晶子径を測定した。その結果を表1に示す。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストA−2を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
分散平均粒子径が7.5nmの10mol%イットリア安定化ジルコニア(10YSZ)分散液(10YSZの固形分濃度:8.4質量%、pH:3.95)500gに、La0.8Sr0.2MnO3の組成となるように硝酸ランタン〔La(NO3)3・6H2O〕26.92g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO3)2〕3.29g、硝酸マンガン〔Mn(NO3)2・6H2O〕22.30gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解したLa、Sr及びMnの金属塩水溶液を加えて攪拌し、La、Sr及びMnのイオン含有10mol%イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)酸性分散液(pH:2.0)を作製した(分散液A−3)。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて熱処理し、La0.8Sr0.2MnO3−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)の複合粉体A−3を得た。
また、この複合粉体A−3の複合化の均一性を評価するために、熱処理条件を600℃にて6時間、800℃にて6時間の2通りとし、それぞれの複合粉体のLSM及びYSZの結晶子径を測定した。その結果を表1に示す。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストA−3を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
分散平均粒子径が20nmの10mol%イットリア安定化ジルコニア(10YSZ)分散液(10YSZの固形分濃度:8.4質量%、pH:3.95)500gに、La0.8Sr0.2MnO3の組成となるように硝酸ランタン〔La(NO3)3・6H2O〕62.81g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO3)2〕7.68g、硝酸マンガン〔Mn(NO3)2・6H2O〕52.04gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解したLa、Sr及びMnの金属塩水溶液を加えて攪拌し、La、Sr及びMnのイオン含有10mol%イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)酸性分散液(pH:2.0)を作製した(分散液A−4)。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて熱処理し、La0.8Sr0.2MnO3−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)の複合粉体A−4を得た。
また、この複合粉体A−4の複合化の均一性を評価するために、熱処理条件を600℃にて6時間、800℃にて6時間の2通りとし、それぞれの複合粉体のLSM及びYSZの結晶子径を測定した。その結果を表1に示す。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストA−4を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
硝酸ランタン〔La(NO3)3・6H2O〕62.81g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO3)2〕7.68g、硝酸マンガン〔Mn(NO3)2・6H2O〕52.04gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解し、La、Sr及びMnの金属塩水溶液を作製した。この金属塩水溶液における酸化物の組成は、La0.8Sr0.2MnO3となる。
次いで、炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)75.72gを蒸留水3000gに溶解し、炭酸水素アンモニウム水溶液(塩基性の炭酸水溶液)を作製した。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて800℃にて6時間熱処理し、La0.8Sr0.2MnO3(LSM)粉体R−1を得た。
次いで、この混合溶液を80℃に加温してエタノールを蒸発させて除去し、La0.8Sr0.2MnO3−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)ペーストR−1を作製した。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストR−1を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
硝酸ランタン〔La(NO3)3・6H2O〕62.81g、硝酸ストロンチウム〔Sr(NO3)2〕7.68g、硝酸マンガン〔Mn(NO3)2・6H2O〕52.04g、硝酸ジルコニウム〔Zr(NO3)4・5H2O〕130.25g、硝酸イットリウム〔Y(NO3)3・6H2O〕12.91gをpH2.0の希硝酸1000gに溶解し、La、Sr、Mn、Zr及びYの金属塩水溶液を作製した。
ここでは、この原料を用いて作製される酸化物が、La0.8Sr0.2MnO3及び10mol%イットリア安定化ジルコニアとなるように、各金属イオンの組成比が、La:Sr:Mnは0.8:0.2:1、Zr:Yは0.9:0.1となるようにした。
次いで、炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)75.72gを蒸留水3000gに溶解し、炭酸水素アンモニウム水溶液(塩基性の炭酸水溶液)を作製した。
次いで、得られた中和沈殿物を吸引濾過洗浄装置にて4回水洗して不純物イオンを除去し、次いでエタノールにて溶媒置換を行い、その後、乾燥機中、80℃にて24時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、電気炉にて熱処理し、La0.8Sr0.2MnO3−イットリア安定化ジルコニア(LSM−10YSZ)の複合粉体R−2を得た。
また、この複合粉体R−2の複合化の均一性を評価するために、熱処理条件を600℃にて6時間、800℃にて6時間の2通りとし、それぞれの複合粉体のLSM及びYSZの結晶子径を測定した。その結果を表1に示す。
次いで、上記のLSM−10YSZペーストR−2を、燃料極を形成した8YSZ基板の燃料極とは反対側の面にスクリーン印刷にて塗布し、その後、1100℃にて2時間焼成し、8YSZ基板上に空気極を形成した。さらに、この8YSZ基板の側面に白金線を巻き付け、参照極とした。
2 参照極
3 空気極
4 燃料極
5 白金網
6 ガラスシール
7、8 アルミナ管
9 白金線
10 乾燥空気
11 加湿水素ガス
Claims (6)
- A1−xBxC1−yDyO3(式中、AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素であり、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)にて表される酸化物と、ジルコニアとを含有してなる複合セラミックス粉体であって、
イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−xBxC1−yDyO3に含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液をアルカリ溶液に添加して得られた中和沈殿物を熱処理してなることを特徴とする複合セラミックス粉体。 - 前記ジルコニア酸性分散液におけるジルコニア粒子の分散平均粒子径は20nm以下であることを特徴とする請求項1記載の複合セラミックス粉体。
- A1−xBxC1−yDyO3(式中、AはLa及びSmの群から選択される1種または2種の元素、BはSr、Ca及びBaの群から選択される1種または2種以上の元素、CはCo及びMnの群から選択される1種または2種の元素、DはFe及びNiの群から選択される1種または2種の元素であり、0.1≦x≦0.5、0≦y≦0.3)にて表される酸化物と、ジルコニアとを含有してなる複合セラミックス粉体の製造方法であって、
イットリア安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子と、前記A1−xBxC1−yDyO3に含まれる元素のうちA、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンと、を含有するジルコニア酸性分散液を、アルカリ溶液に添加して中和沈殿物を生成させ、次いで、この中和沈殿物を200℃以上の温度にて熱処理し、前記A1−xBxC1−yDyO3で表される酸化物とジルコニアとを含有する複合粉体を生成することを特徴とする複合セラミックス粉体の製造方法。 - 前記ジルコニア酸性分散液におけるジルコニア粒子の分散平均粒子径は20nm以下であることを特徴とする請求項3記載の複合セラミックス粉体の製造方法。
- 前記ジルコニア酸性分散液における前記A、B、C及びDの群から選択される1種または2種以上のイオンの酸化物換算の質量百分率(M)と前記ジルコニア粒子の質量百分率(Z)との比(M:Z)は、
M:Z=90:10〜10:90
の範囲にあることを特徴とする請求項3または4記載の複合セラミックス粉体の製造方法。 - 請求項1または2記載の複合セラミックス粉体を電極材料としたことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
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