JP2010135280A - プロトン伝導膜およびその製造方法、膜−電極接合体、固体高分子型燃料電池 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ポリアリーレン系共重合体および含フッ素ポリマーを用いることによって補強されたプロトン伝導膜とその製造方法、及び該プロトン伝導膜の用途に関する。
燃料電池は、水素ガスや各種の炭化水素系燃料(天然ガス,メタンなど)を改質して得られる水素と、空気中の酸素とを電気化学的に反応させて直接電気を取り出す発電装置であり、燃料の持つ化学エネルギーを電気エネルギーに高効率で直接変換できる無公害な発電方式として注目を集めている。
このような燃料電池は、触媒を担持した一対の電極膜(燃料極と空気極)と該電極膜に挟持されたプロトン伝導性の電解質膜(プロトン伝導膜という)とから構成される。燃料極の触媒によって、水素イオンと電子に分けられ、水素イオンはプロトン伝導膜を通って、空気極で酸素と反応して水になる仕組みになっている。
近年この燃料電池には、高い発電性能が求められるようになっている。発電出力を高めるためには、発電時に高温で使用されることが求められ、このため燃料電池に使用されるプロトン伝導膜には、幅広い環境下で、特に高温下で高いプロトン伝導性を示す膜が求められていた。
このようなプロトン伝導膜として、スルホン酸基を有するポリマーが着目されていた。また、本出願人も高いプロトン伝導性を有するプロトン伝導膜として、特開2004−345997号公報(特許文献1)、特開2004−346163号公報(特許文献2)、特開2004−346164号公報(特許文献3)にて、スルホン酸基を有するポリアリーレン系重合体を提案している。
しかしながら、これらのポリマーは、剛直性であるポリアリーレン系共重合体からなっているので靭性が低く、また、これらのポリマーからなるプロトン伝導膜を燃料電池に用いると、その乾湿サイクル耐久性は必ずしも十分であるとはいえなかった。
一方、従来より、スルホン化ポリフェニレンオキシドをプロトン伝導膜として使用することは知られていた。たとえば、特表2002−502539(特許文献4)には、スルホン化ポリフェニレンオキシドとポリフッ化ビニリデンとを均一ブレンドすることで、高い電導率、可撓性、機械強度および水中での低膨潤率を付与することが開示されている。
しかしながら、特許文献4に記載の膜では、高温下ではスルホン酸基の可逆的な脱離反応やスルホン酸が関与するポリフェニレンオキシドの架橋反応が発生することがあった。これにより、プロトン伝導性が低下したり、膜の脆化等が生じたりして、燃料電池の発電出力の低下や、膜が破断することにより発電不能に至る問題があった。
本発明は、強度が高く、靭性に優れ、長期耐久性、特に、乾湿サイクル耐久性に優れたプロトン伝導膜を提供するとともに、出力が高く耐久性に優れる固体高分子型燃料電池を提供することを目的とする。
このような状況のもと、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定のスルホン化ポリアリーレンと、含フッ素ポリマーとを用いることにより、上記問題点をいずれも解消したプロトン伝導膜が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の構成は以下の通りである。
[1][A]式(2)で表されることを特徴とする縮合芳香族環構成単位と、
下記式(13)で表されるスルホン酸基を有する構成単位とを含むポリアリーレン系共重合体と、
[B]含フッ素ポリマーとを含有するプロトン伝導膜であって、
[A]ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と[B]含フッ素ポリマーからなる分散相を有していることを特徴とするプロトン伝導膜。
[1][A]式(2)で表されることを特徴とする縮合芳香族環構成単位と、
下記式(13)で表されるスルホン酸基を有する構成単位とを含むポリアリーレン系共重合体と、
[B]含フッ素ポリマーとを含有するプロトン伝導膜であって、
[A]ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と[B]含フッ素ポリマーからなる分散相を有していることを特徴とするプロトン伝導膜。
各構成単位の端部における単線のうち、一方に置換基が表示されていないものは隣り合う構成単位との接続を意味する。]
[2]前記ポリアリーレン系共重合体[A]が、下記式(9)で表される含窒素複素環基を有する構成単位を含むことを特徴とする[1]に記載のプロトン伝導膜。
[3]前記含フッ素ポリマー[B]がフッ化ビニリデン系ポリマー、テトラフルオロエチレン‐プロピレン系共重合体、含フッ素オレフィン・ビニルエーテル共重合体および含フッ素オレフィン・ビニルエステル共重合体の中から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする[1]または[2]に記載のプロトン伝導膜。
[4]プロトン伝導膜に含まれる含フッ素ポリマーからなる分散相の長径平均値が0.001〜1.0μmであることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載のプロトン伝導膜。
[5]プロトン伝導膜内のポリアリーレン系共重合体[A]と含フッ素ポリマー[B]の重量比が99:1〜50:50であることを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載のプロトン伝導膜。
[6]前記式(2)中、Phはナフタレン、アントラセン、テトラセン、ペンタセンからなる群から選ばれる芳香族環に由来する2価の基であることを特徴とする、[1]〜[5]のいずれかに記載のプロトン伝導膜。
[7]前記縮合芳香族環構成単位が、下記式(3)で表されるものであることを特徴とする、[1]〜[6]のいずれかに記載のプロトン伝導膜;
[4]プロトン伝導膜に含まれる含フッ素ポリマーからなる分散相の長径平均値が0.001〜1.0μmであることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載のプロトン伝導膜。
[5]プロトン伝導膜内のポリアリーレン系共重合体[A]と含フッ素ポリマー[B]の重量比が99:1〜50:50であることを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載のプロトン伝導膜。
[6]前記式(2)中、Phはナフタレン、アントラセン、テトラセン、ペンタセンからなる群から選ばれる芳香族環に由来する2価の基であることを特徴とする、[1]〜[5]のいずれかに記載のプロトン伝導膜。
[7]前記縮合芳香族環構成単位が、下記式(3)で表されるものであることを特徴とする、[1]〜[6]のいずれかに記載のプロトン伝導膜;
Dは直接結合、−O−、−CO−、−(CH2)j−(jは1〜10の整数である)および−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示す)からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示し、
Phは縮合芳香族環を有する2価の基を示し、R1〜R20は互いに同一であっても異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、アルキル基、一部またはすべてがハロゲン化されたハロゲン化アルキル基、アリル基、アリール基、ニトロ基およびニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の原子または基を示す。
lは0〜4の整数を示し、qは2以上の整数を示す。tは0〜4の整数を示す。
n、pは各構成単位の組成比を示し、pは0から1であり、n+p=1である。
構成単位の端部における単線のうち、一方に置換基が表示されていないものは隣り合う構成単位との接続を意味する。]
n、pは各構成単位の組成比を示し、pは0から1であり、n+p=1である。
構成単位の端部における単線のうち、一方に置換基が表示されていないものは隣り合う構成単位との接続を意味する。]
[8]前記縮合芳香族環構成単位が下記式(4)で表されるものであることを特徴とする
[7]に記載のプロトン伝導膜;
[7]に記載のプロトン伝導膜;
Pは下記式(5−1)〜(5−3)で表される構造から選ばれる少なくとも1種の構造であり、
Phは下記式(6)で表される構造である。
Phは下記式(6)で表される構造である。
qは2以上の整数を示す。tは0〜4の整数を示す。
n、pは各構成単位の組成比を示し、pは0から1であり、n+p=1である。
構成単位の端部における単線のうち、一方に置換基が表示されていないものは隣り合う構成単位との接続を意味する。]
n、pは各構成単位の組成比を示し、pは0から1であり、n+p=1である。
構成単位の端部における単線のうち、一方に置換基が表示されていないものは隣り合う構成単位との接続を意味する。]
溶媒に溶解ないし分散した後、製膜することを特徴とする[A]ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と[B]含フッ素ポリマーからなる分散相を有するプロトン伝導膜の製造方法。
[10][1]〜[8]のいずれかに記載のプロトン伝導膜と、該プロトン伝導膜の両側に、触媒層と、ガス拡散層とを備えてなる膜−電極接合体。
[11][10]に記載の膜−電極接合体を有する、固体高分子電解質型燃料電池。
[11][10]に記載の膜−電極接合体を有する、固体高分子電解質型燃料電池。
本発明のプロトン伝導膜は、特定のポリアリーレン系共重合体及び含フッ素ポリマーを用いているため、剛直性とともに、柔軟性を有し、このため乾湿サイクル耐久性に優れ、高い靭性を有する。また、ポリアリーレン系樹脂の持つ高いプロトン伝導性と、含フッ素ポリマーの持つ高い耐熱性、耐薬品性、化学耐性等に優れた性質を併せ持ったプロトン伝導膜を得ることができる。さらに、乾湿サイクル耐久性に優れ、高い靭性を有しているので、このプロトン伝導膜を有する固体高分子型燃料電池は、長期間運転しても安定した高出力が得られる。
本発明のプロトン伝導膜は[A]ポリアリーレン系共重合体と[B]含フッ素ポリマーからなる。
[A]ポリアリーレン系共重合体
本発明で使用されるポリアリーレン系共重合体は、縮合芳香族環構成単位と、スルホン酸基を有する構成単位とを含む。
[A]ポリアリーレン系共重合体
本発明で使用されるポリアリーレン系共重合体は、縮合芳香族環構成単位と、スルホン酸基を有する構成単位とを含む。
[縮合芳香族環構成単位]
本発明の共重合体が有する縮合芳香族環構成単位は、下記式(1)で表される。かかる構成単位を含むことにより、重合体に疎水部を付与することができる。また、縮合芳香族環を有するので、前記重合体の熱水耐性を向上させることができる。
本発明の共重合体が有する縮合芳香族環構成単位は、下記式(1)で表される。かかる構成単位を含むことにより、重合体に疎水部を付与することができる。また、縮合芳香族環を有するので、前記重合体の熱水耐性を向上させることができる。
ただし、Ar21、Ar22、Ar23、Ar24は、その水素原子の一部又はまたはすべてが、フッ素原子、ニトロ基、ニトリル基、又はまたは水素原子の一部またはすべてがフッ素置換されていてもよいアルキル基、アリル基若しくはアリール基からなる群より選ばれた少なくとも1種の原子または基で置換されていてもよい。
A、Dは、それぞれ独立に、直接結合または、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CF2)l−(lは1〜10の整数である)、−(CH2)l−(lは1〜10の整数である)、−CR’2−(R’は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基およびハロゲン化炭化水素基を示す)、シクロヘキシリデン基、フルオレニリデン基、−O−、または−S−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示し、
Bは酸素原子または硫黄原子であり、
s、tは、それぞれ独立に、0〜4の整数を示し、rは、0または1以上の整数を示す。
Bは酸素原子または硫黄原子であり、
s、tは、それぞれ独立に、0〜4の整数を示し、rは、0または1以上の整数を示す。
上記式(1)で表される構成単位は、好ましくは下記式(2)で表される構造である。
Aは直接結合、−O−、−S−、−CO−、−SO2−、−SO−、−CONH−、−COO−、−(CF2)i−(iは1〜10の整数である)、−(CH2)j−(jは1〜10の整数である)、−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示す)、シクロヘキシリデン基およびフルオレニリデン基からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
ここで、−CR'2−のR'の具体的な例として、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、プロピル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル基、フェニル基、トリフルオロメチル基などが挙げられる。これらのうち、直接結合、−O−、−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示す)が好ましい。
Bは酸素原子または硫黄原子を示し、酸素原子が好ましい。
Phは縮合芳香環構造を有する2価の基を示し、例えばナフタレン環、アントラセン環、テトラセン環、ペンタセン環などの環構造に由来する2価の基が挙げられ、なかでもナフタレン環由来の2価の基が好ましい。これらを含有することによって、式(1)で表される芳香族化合物をモノマーとした重合体に耐水性を付与することができる。
Phは縮合芳香環構造を有する2価の基を示し、例えばナフタレン環、アントラセン環、テトラセン環、ペンタセン環などの環構造に由来する2価の基が挙げられ、なかでもナフタレン環由来の2価の基が好ましい。これらを含有することによって、式(1)で表される芳香族化合物をモノマーとした重合体に耐水性を付与することができる。
Dは、直接結合、−O−、−S−、−CO−、−SO2−、−SO−、−CONH−、−COO−、−(CF2)i−(iは1〜10の整数である)、−(CH2)j−(jは1〜10の整数である)、−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示す)、シクロヘキシリデン基およびフルオレニリデン基からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
各構成単位の端部における単線のうち、一方に置換基が表示されていないものは隣り合う構成単位との接続を意味する。
ここで、−CR'2−のR'の具体的な例として、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、プロピル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル基、フェニル基、トリフルオロメチル基などが挙げられる。これらのうち、直接結合、−O−、−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示す)が好ましい。
ここで、−CR'2−のR'の具体的な例として、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、プロピル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル基、フェニル基、トリフルオロメチル基などが挙げられる。これらのうち、直接結合、−O−、−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示す)が好ましい。
R1〜R20は互いに同一であっても異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、アルキル基、一部またはすべてがハロゲン化されたハロゲン化アルキル基、アリル基、アリール基、ニトロ基およびニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の原子または基を示す。
前記縮合芳香族環構成単位が、下記式(3)で表されるものであることが好ましい。
Dは直接結合、−O−、−CO−、−(CH2)j−(jは1〜10の整数である)および−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示す)−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示し、
Phは縮合芳香族環構造を有する2価の基を示し、R1〜R20は互いに同一であっても異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、アルキル基、一部またはすべてがハロゲン化されたハロゲン化アルキル基、アリル基、アリール基、ニトロ基およびニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の原子または基を示す。
l、mは0〜4の整数を示し、qは2以上の整数を示す。tは0〜4の整数を示す。
n、pは各構成単位の組成比を示し、pは0から1であり、n+p=1である。]。
さらに、かかる縮合芳香族環構成単位として、下記式(4)で表されるものがより好ましい。
n、pは各構成単位の組成比を示し、pは0から1であり、n+p=1である。]。
さらに、かかる縮合芳香族環構成単位として、下記式(4)で表されるものがより好ましい。
Pは下記式(5−1)〜(5−3)で表される構造から選ばれる少なくとも1種の構造であり、
Phは下記式(6)で表される構造である。
qは2以上の整数を示す。tは0〜4の整数を示す。
n、pは各構成単位の組成比を示し、pは0から1であり、n+p=1である。]。
Phは下記式(6)で表される構造である。
qは2以上の整数を示す。tは0〜4の整数を示す。
n、pは各構成単位の組成比を示し、pは0から1であり、n+p=1である。]。
耐水性を向上させるためには、より多くの縮合芳香族環構成単位を導入すること(上記pの値が大きいほど)が望ましい。しかし、より多くの縮環構成単位を導入すると、生成物の溶解性が著しく低下し、取り扱いが困難になる場合がある。そのような場合、2種類以上の異なる縮合芳香族環構成単位を用いることにより、生成物の溶解性を維持してより多くの縮合芳香族環構成単位を導入することが可能になる。pが0.01〜1の範囲にあることが好ましい。
例えば、pが0のもの、すなわち縮合芳香族環を有さないとしては、以下のものが挙げられる。
[含窒素複素環基を有する構成単位]
本発明では、含窒素複素環基を有する構成単位を含んでいてもよく、かかる含窒素複素環基は、下記式(7-1)で表される構造を有するものである。
−(Rs)e−(V−Rh)f ・・・(7-1)
式中、Vは、電子吸引性基であれば特に限定されないが、好ましくは、−O−、−S−、直接結合、−CO−、−SO2−又は−または−SO−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
本発明では、含窒素複素環基を有する構成単位を含んでいてもよく、かかる含窒素複素環基は、下記式(7-1)で表される構造を有するものである。
−(Rs)e−(V−Rh)f ・・・(7-1)
式中、Vは、電子吸引性基であれば特に限定されないが、好ましくは、−O−、−S−、直接結合、−CO−、−SO2−又は−または−SO−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
Rsは、直接結合、または特に限定されない、任意の二価の有機基である。二価の有機基としては、炭素数1〜20炭化水素基であればよく、具体的には、メチレン基、エチレン基などのアルキレン基、フェニレン基などの芳香族環があげられる。
Rsとして、−W−Ar9−で示される基でもよい。
前記式(7-1)の含窒素複素環基を有する構造としては、具体的には、下記式(7-2)で表されるものが好ましい。
−Rs−V−Rh ・・・(7-2)
上記式中、Ar9としては、フッ素原子で置換されていてもよい、ベンゼン環、縮合芳香環、含窒素複素環からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を有する2価の基を示す。
前記式(7-1)の含窒素複素環基を有する構造としては、具体的には、下記式(7-2)で表されるものが好ましい。
−Rs−V−Rh ・・・(7-2)
上記式中、Ar9としては、フッ素原子で置換されていてもよい、ベンゼン環、縮合芳香環、含窒素複素環からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を有する2価の基を示す。
eは、0〜4の整数を示し、fは、1〜5の整数を示す。Wは、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CF2)u−(uは1〜10の整数である)、−C(CF3)2−、直接結合からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
Rhは含窒素複素環基を示し、窒素を含む5員環、6員環構造が挙げられる。また、複素環内の窒素原子の数は、1個以上あれば特に制限されない、また複素環内には、窒素以外に、酸素や硫黄を含んでいても良い。
Rhを構成する含窒素複素環基として、具体的には、ピロール、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、ピリジン、イミダゾール、イミダゾリン、ピラゾール、1,3,5−トリアジン、ピリミジン、ピリタジン、ピラジン、インドール、キノリン、イソキノリン、ブリン、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンズチアゾール、テトラゾール、テトラジン、トリアゾール、カルバゾール、アクリジン、キノキサリン、キナゾリンからなる含窒素複素環化合物およびこれらの誘導体の炭素または窒素に結合する水素原子が引き抜かれてなる構造の基である。
これらの含窒素複素環基は、置換基を有していてもよく、置換基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、フェニル基、トルイル基、ナフチル基等のアリール基、シアノ基、フッ素原子などがあげられる。
本発明の共重合体が有する含窒素複素環基を有する構成単位は、下記式(8)で表される。
式(8)中、V、e、f、Rs、Rhは前記式(7-1)および(7-2)と同様である。
含窒素複素環基を有する構造は、本発明のスルホン化ポリアリーレン中に、好ましくは下記式(7)で表される構造を有している。
含窒素複素環基を有する構造は、本発明のスルホン化ポリアリーレン中に、好ましくは下記式(7)で表される構造を有している。
上記式(7)における、含窒素複素環基Rhは、ピリジン環であることが好ましい。ピリジン環であると、含窒素複素環の中でも元来Nの塩基性度が低めであるため、低湿度領域でのプロトン伝導度が向上するという特性が発揮される。
また、上記式(7)における、Vは−CO−か−SO2−であることが好ましい。−CO−はピリジン環と組合わせると、共役による安定化効果により熱的に安定な構造となりやすい。また、−SO2−は電子密度を下げて窒素の塩基性度がより抑制され、これによって、低湿度領域でのプロトン伝導性を特に高めることができる。
主鎖の芳香環と電子吸引性基Zは、直接結合しているのが安定性の面から好ましいが、本発明の効果を阻害しない範囲で任意の2価の基(すなわちRs)が介在しても良い。ここで介在構造としては、炭素数1〜20の二価の有機基であれば特に限定されない。
含窒素複素環基を有する構成単位を有している共重合体を用いることにより、プロトン伝導性を損なうことなく、高温下で高いスルホン酸の安定性を有するプロトン伝導膜を得ることができる。
[スルホン酸基を有する構成単位]
本発明の共重合体は、スルホン酸基を有する構成単位を含むことができる。スルホン酸基を有する構成単位は下記式(10)で表される構造を有する構成単位である。スルホン酸基を有することによりプロトン伝導性を有する共重合体が得られる。
本発明の共重合体は、スルホン酸基を有する構成単位を含むことができる。スルホン酸基を有する構成単位は下記式(10)で表される構造を有する構成単位である。スルホン酸基を有することによりプロトン伝導性を有する共重合体が得られる。
Yは、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CF2)u−(uは1〜10の整数である)、−C(CF3)2−、直接結合からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
Zは、−O−、−S−、直接結合、−CO−、−SO2−、−SO−、−CONH−、−COO−、−(CH2)l−(lは1〜10の整数である)、−C(CH3)2−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
Zは、−O−、−S−、直接結合、−CO−、−SO2−、−SO−、−CONH−、−COO−、−(CH2)l−(lは1〜10の整数である)、−C(CH3)2−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
R11は、直接結合、−O(CH2)p−、−O(CF2)p−、−(CH2)p−、−(CF2)p−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す(pは、1〜12の整数を示す)。
R12、R13は、それぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属原子、脂肪族炭化水素基からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。ただし、上記式中に含まれる全てのR12およびR13のうち少なくとも1個は水素原子である。
x1は0〜4の整数、x2は1〜5の整数、aは0〜1の整数、b1およびb2は0〜3の整数を示す。
上記式(10)で表されるスルホン酸基を有する構成単位は、好ましくは下記式(11)で表される構造を有する。
上記式(10)で表されるスルホン酸基を有する構成単位は、好ましくは下記式(11)で表される構造を有する。
Zは直接結合または、−O−、−S−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。このうち直接結合、−O−が好ましい。
Arは−SO3Hまたは−O(CH2)hSO3Hまたは−O(CF2)hSO3Hで表される置換基(hは1〜12の整数を示す)を有する芳香族基を示す。
Arは−SO3Hまたは−O(CH2)hSO3Hまたは−O(CF2)hSO3Hで表される置換基(hは1〜12の整数を示す)を有する芳香族基を示す。
芳香族基として具体的には、フェニル基、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル基などが挙げられる。これらの基のうち、フェニル基、ナフチル基が好ましい。芳香族基は前記した−SO3Hまたは−O(CH2)hSO3Hまたは−O(CF2)hSO3Hで表される置換基で、少なくとも1個置換されていることが必要であり、ナフチル基である場合には2個以上置換していることが好ましい。
cは0〜10、好ましくは0〜2の整数であり、dは0〜10、好ましくは0〜2の整数であり、kは1〜4の整数を示す。
c、dの値とY、Z、Arの構造についての好ましい組み合わせとして、
(1)c=0、d=0であり、Yは−CO−であり、Arが置換基として−SO3Hを有するフェニル基である構造、
(2)c=1、d=0であり、Yは−CO−であり、Zは−O−であり、Arが置換基として−SO3Hを有するフェニル基である構造、
(3)c=1、d=1、k=1であり、Yは−CO−であり、Zは−O−であり、Arが置換基として−SO3Hを有するフェニル基である構造、
(4)c=1、d=0であり、Yは−CO−であり、Arが置換基として2個の−SO3Hを有するナフチル基である構造、
(5)c=1、d=0であり、Yは−CO−であり、Zは−O−であり、Arが置換基として−O(CH2)4SO3Hを有するフェニル基である構造などを挙げることができる。
c、dの値とY、Z、Arの構造についての好ましい組み合わせとして、
(1)c=0、d=0であり、Yは−CO−であり、Arが置換基として−SO3Hを有するフェニル基である構造、
(2)c=1、d=0であり、Yは−CO−であり、Zは−O−であり、Arが置換基として−SO3Hを有するフェニル基である構造、
(3)c=1、d=1、k=1であり、Yは−CO−であり、Zは−O−であり、Arが置換基として−SO3Hを有するフェニル基である構造、
(4)c=1、d=0であり、Yは−CO−であり、Arが置換基として2個の−SO3Hを有するナフチル基である構造、
(5)c=1、d=0であり、Yは−CO−であり、Zは−O−であり、Arが置換基として−O(CH2)4SO3Hを有するフェニル基である構造などを挙げることができる。
スルホン酸基を有する構成単位は、下記式(12a)によって表すこともできる。
Yは、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CF2)u−(uは1〜10の整数である)、−C(CF3)2−、または直接結合からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
Zは、−O−、−S−、直接結合、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CH2)l−(lは1〜10の整数である)、−またはC(CH3)2−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
R11は、直接結合、−O(CH2)p−、−O(CF2)p−、−(CH2)p−、−または(CF2)p−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す(pは、1〜12の整数を示す)。
R12、R13は、それぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属原子、または脂肪族炭化水素基からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。ただし、上記式中に含まれる全てのR12およびR13のうち少なくとも1個は水素原子である。
x1は、0〜4の整数。x2は、1〜5の整数。aは、0〜1の整数。bは、0〜3の整数を示す。
スルホン酸基を有する構成単位は、好ましくは、下記式(12)で表される繰り返し単位から構成される。
スルホン酸基を有する構成単位は、好ましくは、下記式(12)で表される繰り返し単位から構成される。
Yは、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CF2)u−(uは1〜10の整数である)、−C(CF3)2−、直接結合からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
Zは、−O−、−S−、直接結合、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CH2)l−(lは1〜10の整数である)、−C(CH3)2−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
Zは、−O−、−S−、直接結合、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CH2)l−(lは1〜10の整数である)、−C(CH3)2−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
R11は、直接結合、−O(CH2)p−、−O(CF2)p−、−(CH2)p−、−(CF2)p−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す(pは、1〜12の整数を示す)。
R12、R13は、それぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属原子、脂肪族炭化水素基からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。ただし、上記式中に含まれる全てのR12およびR13のうち少なくとも1個は水素原子である。
x1は0〜4の整数、x2は1〜5の整数、aは0〜1の整数、b1、b2は0〜3の整数を示す。
上記式(12)又は(12a)で表される繰り返し単位は、好ましくは、下記式(13)で表される構造を有する。
上記式(12)又は(12a)で表される繰り返し単位は、好ましくは、下記式(13)で表される構造を有する。
なお、前記式(8)および(11)のYおよびZは、同一のものであって異なるものであってもよい。
スルホン化ポリアリーレン系共重合体
本発明のスルホン化ポリアリーレン系共重合体は、上記式(10)で表されるスルホン酸基を有する構成単位と、上記式(1)で表される縮合芳香族環構成単位とを含むことが特徴であり、下記式(14)又は下記式(14a)で表される重合体である。各構成単位の端部における単線のうち、一方に置換基が表示されていないものは隣り合う構成単位との接続を意味する。
本発明のスルホン化ポリアリーレン系共重合体は、上記式(10)で表されるスルホン酸基を有する構成単位と、上記式(1)で表される縮合芳香族環構成単位とを含むことが特徴であり、下記式(14)又は下記式(14a)で表される重合体である。各構成単位の端部における単線のうち、一方に置換基が表示されていないものは隣り合う構成単位との接続を意味する。
含窒素芳香族側鎖を含む場合、式(14)又は(14a)に式(7)で表される構造単位を含む。
上記式(14)で表されるスルホン化ポリアリーレンは、好ましくは下記式(15)で表される構造を有する。
上記式(14)で表されるスルホン化ポリアリーレンは、好ましくは下記式(15)で表される構造を有する。
式(15)において、xは、0.5〜99.9モル%、好ましくは10〜99.5モル%であり、yは、0.1〜99.5モル%、好ましくは0.5〜89.5モル%である。
本発明に係る重合体のイオン交換容量は通常0.3〜5meq/g、好ましくは0.5〜3meq/g、さらに好ましくは0.8〜2.8meq/gである。イオン交換容量が0.3meq/g以上であれば、プロトン伝導度が高く、かつ発電性能の高いものが得られる。一方、5meq/g以下であれば、耐水性の低下を抑制でき、耐水性の高いものが得られる。
本発明に係る重合体のイオン交換容量は通常0.3〜5meq/g、好ましくは0.5〜3meq/g、さらに好ましくは0.8〜2.8meq/gである。イオン交換容量が0.3meq/g以上であれば、プロトン伝導度が高く、かつ発電性能の高いものが得られる。一方、5meq/g以下であれば、耐水性の低下を抑制でき、耐水性の高いものが得られる。
上記のイオン交換容量は、縮合芳香族環構成単位、含窒素複素環基を有する構成単位およびスルホン酸基を有する構成単位の種類、使用割合、組み合わせを変えることにより、調整することができる。したがって重合時に各構成単位を誘導する前駆体(モノマー・オリゴマー)の仕込み量比、種類を変えれば調整することができる。
概してスルホン酸基を有する構成単位が多くなるとイオン交換容量が増え、プロトン伝導性が高くなるが、耐水性が低下する。一方、スルホン酸基を有する構成単位が少なくなると、イオン交換容量が小さくなり、耐水性が高まるが、プロトン伝導性が低下する。
上記式(15)の重合体は、式(7)で表される構成単位を含んでいてもよく、かかる構成単位を含んでいると、高温条件下でのスルホン酸基の安定性が向上し、その結果耐熱性が向上する。なお、含窒素複素環式芳香族化合物の窒素原子は、塩基性を有するため、スルホン酸基との間でイオン的な相互作用を形成する。これによって、スルホン酸基の安定性を高め、高温条件下でのスルホン酸基の脱離が抑制される。また、同様に高温条件下でスルホン酸基に由来するポリマー分子間の架橋反応をも抑制することができる。含窒素複素環式芳香族化合物は、プロトン伝導性を損なわず、これらの効果を発現できる適度な強さの塩基性を有する化合物である。また、式(13)で表される構成単位すなわちxの構成単位に対する、式(9)で表される構成単位のモル比は、0.001〜50であり、好ましくは、0.1〜30であり、さらに好ましくは、1〜25である。
縮合芳香族環構成単位を含んでいると、分子量の調整や、上記各構成単位の含有量の調整などを行いやすくなるとともに、熱的、化学的に安定な重合体を得ることができる。縮合芳香族環構成単位を含むことにより、重合体に疎水部を付与することができるとともに、縮合芳香族環を有するので、前記重合体にメタノール耐性を付与することができる。
本発明の重合体の分子量は、ゲルパーミエションクロマトグラフィ(GPC)によるポリスチレン換算重量平均分子量で、1万〜100万、好ましくは2万〜80万である。
このような重合体は、本出願人による、特開2008−163158号公報、特開2005−126391号公報、特開2004−346164号公報、特開2005−60484号公報、特開2005−82757号公報などに記載の方法で調製できる。
以下に具体的なポリアリーレンの製造方法について記載する。
このような重合体は、本出願人による、特開2008−163158号公報、特開2005−126391号公報、特開2004−346164号公報、特開2005−60484号公報、特開2005−82757号公報などに記載の方法で調製できる。
以下に具体的なポリアリーレンの製造方法について記載する。
<ポリマーの製造方法>
本発明で使用されるスルホン酸基を有するポリアリーレンの製造には、例えば下記に示すA法、B法、C法の3通りの方法を用いることができる。
本発明で使用されるスルホン酸基を有するポリアリーレンの製造には、例えば下記に示すA法、B法、C法の3通りの方法を用いることができる。
(A法)
特開2004−137444号公報に記載の方法と同様に、下記式(16)で表されるモノマー(A)および必要に応じて下記式(24)で表されるモノマー(C)および下記式(18)で表されるモノマー(B)を共重合させ、スルホン酸エステル基を有する重合体を製造し、このスルホン酸エステル基を脱エステル化して、スルホン酸エステル基をスルホン酸基に変換することにより合成することができる。
特開2004−137444号公報に記載の方法と同様に、下記式(16)で表されるモノマー(A)および必要に応じて下記式(24)で表されるモノマー(C)および下記式(18)で表されるモノマー(B)を共重合させ、スルホン酸エステル基を有する重合体を製造し、このスルホン酸エステル基を脱エステル化して、スルホン酸エステル基をスルホン酸基に変換することにより合成することができる。
モノマー(A)
モノマー(A)は、スルホン酸基を有するモノマーであり、下記式(16)で表される。
モノマー(A)は、スルホン酸基を有するモノマーであり、下記式(16)で表される。
Xは、塩素、臭素、ヨウ素、メタンスルホニル基、トリフルオロメタンスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
Yは、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CF2)l−(lは1〜10の整数である)、−C(CF3)2−、直接結合からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
Zは、−O−、−S−、直接結合、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CH2)l−(lは1〜10の整数である)、−C(CH3)2−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
Zは、−O−、−S−、直接結合、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CH2)l−(lは1〜10の整数である)、−C(CH3)2−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
R11は、直接結合、−O(CH2)p−、−O(CF2)p−、−(CH2)p−、−(CF2)p−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す(pは、1〜12の整数を示す)。
R12、R13は、水素原子、アルカリ金属原子、脂肪族炭化水素基からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。ただし、上記式中に含まれる全てのR12およびR13のうち少なくとも1個は水素原子である。
x1は、0〜4の整数、x2は、1〜5の整数、aは、0〜1の整数、bは、0〜3の整数を示す。
上記式(16)で表されるモノマーは、好ましくは下記式(17)で表される構造を有する。
上記式(16)で表されるモノマーは、好ましくは下記式(17)で表される構造を有する。
Y,Z、kは式(16)と同じであり、Rは炭素数4〜12のアルキル基を示す。cは0〜10、dは0〜10の整数を表す。
Arは−SO3Rまたは−O(CH2)hSO3Rまたは−O(CF2)hSO3Rで表される置換基(hは1〜12の整数を示す)を有する芳香族基を示す。
Arは−SO3Rまたは−O(CH2)hSO3Rまたは−O(CF2)hSO3Rで表される置換基(hは1〜12の整数を示す)を有する芳香族基を示す。
式(17)で表される化合物の具体的な例としては、下記式で表される化合物、特開2004−137444号公報、特開2004−345997号公報、特開2004−346163号公報に記載されているスルホン酸エステル類を挙げることができる。
モノマー(B)
モノマー(B)は、縮合芳香族環構造を有するモノマーであり、下記式(18)で表される。
モノマー(B)は、縮合芳香族環構造を有するモノマーであり、下記式(18)で表される。
Xは、塩素、臭素、ヨウ素、メタンスルホニル基、トリフルオロメタンスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
A、Dは独立に直接結合または、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CF2)l−(lは1〜10の整数である)、−(CH2)l−(lは1〜10の整数である)、−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基およびハロゲン化炭化水素基を示す)、シクロヘキシリデン基、フルオレニリデン基、−O−、−S−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示し、Bは独立に酸素原子または硫黄原子であり、s、tは、それぞれ独立に、0〜4の整数を示し、rは、0または1以上の整数を示す。)
上記式(18)で表されるモノマーは、好ましくは下記式(19)で表される構造を有する。
上記式(18)で表されるモノマーは、好ましくは下記式(19)で表される構造を有する。
Xはフッ素を除くハロゲン原子、−SO2CH3および−SO2CF3から選ばれる原子または基を示し、
Phはナフタレン基、アントラセン基、テトラセン基、ペンタセン基から選ばれる基が好ましい。
Phはナフタレン基、アントラセン基、テトラセン基、ペンタセン基から選ばれる基が好ましい。
式(19)で表される化合物は、さらには、下記式(20)で表される化合物が好ましい。
さらに、このような化合物として、下記式(21)で表されるものが好ましい。
上記式(18)で表される化合物は、例えば、次のような反応により合成することができる。
まず、下記式(22−1)で表されるビスフェノール類、必要に応じて式(22−2)で表されるビスフェノール類をアルカリ金属塩とする。
まず、下記式(22−1)で表されるビスフェノール類、必要に応じて式(22−2)で表されるビスフェノール類をアルカリ金属塩とする。
このとき、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、スルホラン、ジフェニルスルホン、ジメチルスルホキサイドなどの誘電率の高い極性溶媒に溶解した後、リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、水素化アルカリ金属、水酸化アルカリ金属、アルカリ金属炭酸塩などを加える。アルカリ金属はフェノールの水酸基に対し、過剰気味で反応させ、通常、1.1〜2倍当量、好ましくは1.2〜1.5倍当量で使用する。このとき、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、アニソールなどの水と共沸する溶媒を共存させて、反応の進行を促進させることが好ましい。
次いで、上記ビスフェノール類のアルカリ金属塩を下記式(23)で表されるジハロゲン化物と反応させる。
式(22−1)で表されるビスフェノール類として、例えば、1,3−ビス[1−メチル−1−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン(Bis−M)、1,4−ビス[1−メチル−1−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、1,3−(4−ヒドロキシベンゾイルベンゼン)、1,4−(4−ヒドロキシベンゾイルベンゼン)、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−ヒドロキシフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、4,4'−イソプロピリデンビフェノール(Bis−A)、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(Bis−AF)、4,4'−ビスヒドロキシベンゾフェノン(4,4'−DHBP)、4,4'−ビスヒドロキシジフェニルスルホン(4,4'−DHDS)、4,4'−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4'−ジヒドロキシビフェニル(4,4'−DHBP)、ビス(4―ヒドロキシフェニル)メタン、レゾルシノール(RES)、ヒドロキノン(HQ)、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン(BPFL)、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン(BCFL)、4,4'−イソプロピリデンビス(2−フェニルフェノール)、4,4'−シクロヘキシリデンビス(2−シクロヘキシルフェノール)などが挙げられる。なかでも1,3−ビス[1−メチル−1−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン(Bis−M)、1,4−ビス[1−メチル−1−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(Bis−AF)、レゾルシノール(RES)、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン(BPFL)が好ましい。これらのビスフェノール類は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても良い。
また、式(22−2)で表されるビスフェノール類として、例えば、1,5−ジヒドロキシナフタレン(1,5−NAP)、1,6−ジヒドロキシナフタレン(1,6−NAP)、1,7−ジヒドロキシナフタレン(1,7−NAP)、2,6−ジヒドロキシナフタレン(2,6−NAP)、2,7−ジヒドロキシナフタレン(2,7−NAP)、2,3−ジヒドロキシナフタレン(2,3−NAP)などが挙げられる。なかでも、2,7−ジヒドロキシナフタレン(2,7−NAP)、1,5−ジヒドロキシナフタレン(1,5−NAP)、1,6−ジヒドロキシナフタレン(1,6−NAP)、1,7−ジヒドロキシナフタレン(1,7−NAP)が好ましい。これらのビスフェノール類は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても良い。
式(23)で表されるジハロゲン化物として、例えば、4,4'−ジクロロベンゾフェノン(4,4'−DCBP)、4,4'−ジフルオロベンゾフェノン(4,4'−DFBP)、4−クロロ−4'−フルオロベンゾフェノン、2−クロロ−4'−フルオロベンゾフェノン、4,4'−ジクロロジフェニルスルホン(4,4'−DCDS)、4,4'−ジフルオロジフェニルスルホン(4,4'−DFDS)、2,6−ジニトロベンゾニトリル、2,5−ジニトロベンゾニトリル、2,4−ジニトロベンゾニトリル、2,6−ジクロロベンゾニトリル(2,6−DCBN)、2,5−ジクロロベンゾニトリル(2,5−DCBN)、2,4−ジクロロベンゾニトリル(2,4−DBN)、2,6−ジフルオロベンゾニトリル(2,6−DFBN)、2,5−ジフルオロベンゾニトリル(2,5−DFBN)、2,4−ジフルオロベンゾニトリル(2,4−DFBN)などが挙げられる。これらのビスフェノール類は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても良い。
上記ジハロゲン化物は、ビスフェノールに対し1.0001〜3倍モル、好ましくは1.001〜2倍モルの量で用いられる。また両末端が塩素原子となるように、反応終了後に、例えば、ジクロロ化合物を過剰に加えてさらに反応させてもよい。ジフルオロ化合物やジニトロ化合物を用いた場合には、両末端が塩素原子となるよう、反応後半時にジクロロ化合物を添加する方法などを用いる工夫が必要である。
これらの反応は、反応温度が60℃〜300℃、好ましくは80℃〜250℃の範囲で、反応時間が15分〜100時間、好ましくは1時間〜24時間の範囲で行われる。
得られた化合物はオリゴマーないしポリマーであるが、これらはポリマーの一般的な精製方法、例えば、溶解−沈殿の操作によって精製することができる。分子量の調整は、過剰の芳香族ジクロライドとビスフェノールとの反応モル比によって行う。芳香族ジクロライドが過剰にあるため、得られる化合物の分子末端は、芳香族クロライドになっている。
得られた化合物はオリゴマーないしポリマーであるが、これらはポリマーの一般的な精製方法、例えば、溶解−沈殿の操作によって精製することができる。分子量の調整は、過剰の芳香族ジクロライドとビスフェノールとの反応モル比によって行う。芳香族ジクロライドが過剰にあるため、得られる化合物の分子末端は、芳香族クロライドになっている。
上記の方法で合成される芳香族化合物の具体的な構造として、例えば以下のものを挙げることができる。
以下は、n=0であり、2種類以上の式(22−2)の化合物を用いて構成される芳香族化合物の具体例を示す。
以下は、n=0であり、1種類の式(22−2)の化合物を用いて構成される芳香族化合物の具体例を示す。
これらの芳香族化合物のなかでも、(22−2)の化合物として、2,7−ジヒドロキシナフタレン(2,7−NAP)、1,5−ジヒドロキシナフタレン(1,5−NAP)、1,6−ジヒドロキシナフタレン(1,6−NAP)、(1−1)の化合物として、1,3−ビス[1−メチル−1−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン(Bis−M)、1,4−ビス[1−メチル−1−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(Bis−AF)、レゾルシノール(RES)から合成される該化合物が好ましい。
上記式中のn、pの比を変えることにより、ポリマーのガラス転移温度を調整することができる。なかでもポリマー加工性の観点から、p=0.1〜1の値をとる化合物が好ましい。
モノマー(C)
モノマー(C)は、含窒素複素環構造を有するモノマーであり、下記式(24)で表される。
モノマー(C)は、含窒素複素環構造を有するモノマーであり、下記式(24)で表される。
W、V、Ar9、Ar10、R21、eおよびfは前記式(7)と同様である。
具体的には、下記式(25)で表される。
具体的には、下記式(25)で表される。
モノマー(C)の具体例として、下記の化合物を挙げることができる。
モノマー(C)を合成する方法としては、例えば下記式(26)で表される化合物と、含窒素複素環化合物とを、求核置換反応させる方法を挙げることができる。
式(26)で表される化合物の具体例としては、2,4−ジクロロ−4'−フルオロベンゾフェノン、2,5−ジクロロ−4'−フルオロベンゾフェノン、2,6−ジクロロ−4'−フルオロベンゾフェノン、2,4−ジクロロ−2'−フルオロベンゾフェノン、2,5−ジクロロ−2'−フルオロベンゾフェノン、2,6−ジクロロ−2'−フルオロベンゾフェノン、2,4−ジクロロフェニル−4'−フルオロフェニルスルホン、2,5−ジクロロフェニル−4'−フルオロフェニルスルホン、2,6−ジクロロフェニル−4'−フルオロフェニルスルホン、2,4−ジクロロフェニル−2'−フルオロフェニルスルホン、2,4−ジクロロフェニル−2'−フルオロフェニルスルホン、2,4−ジクロロフェニル−2'−フルオロフェニルスルホン。これらの化合物のうち2,5−ジクロロ−4'−フルオロベンゾフェノンが好ましい。
含窒素複素環化合物は、活性水素を有するものであり、この活性水素と式(26)で表される化合物のX'で表される基を置換反応させる。
活性水素を有する含窒素複素環化合物としては、ピロール、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、ピリジン、イミダゾール、イミダゾリン、ピラゾール、1,3,5−トリアジン、ピリミジン、ピリタジン、ピラジン、インドール、キノリン、イソキノリン、ブリン、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンズチアゾール、テトラゾール、テトラジン、トリアゾール、カルバゾール、アクリジン、キノキサリン、キナゾリン、2−ヒドロキシピリジン、3−ヒドロキシピリジン、4−ヒドロキシピリジン、3−ヒドロキシキノリン、8−ヒドロキシキノリン、2−ヒドロキシピリミジン、2−メルカプトピリジン、3−メルカプトピリジン、4−メルカプトピリジン、2−メルカプトピリミジン、2−メルカプトベンズチアゾールなどを挙げることができる。
活性水素を有する含窒素複素環化合物としては、ピロール、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、ピリジン、イミダゾール、イミダゾリン、ピラゾール、1,3,5−トリアジン、ピリミジン、ピリタジン、ピラジン、インドール、キノリン、イソキノリン、ブリン、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンズチアゾール、テトラゾール、テトラジン、トリアゾール、カルバゾール、アクリジン、キノキサリン、キナゾリン、2−ヒドロキシピリジン、3−ヒドロキシピリジン、4−ヒドロキシピリジン、3−ヒドロキシキノリン、8−ヒドロキシキノリン、2−ヒドロキシピリミジン、2−メルカプトピリジン、3−メルカプトピリジン、4−メルカプトピリジン、2−メルカプトピリミジン、2−メルカプトベンズチアゾールなどを挙げることができる。
これらの化合物のうち、ピロール、イミダゾール、インドール、カルバゾール、ベンズオキサゾール、ベンズイミダゾールが好ましい。
式(26)で表される化合物と活性水素を有する含窒素複素環化合物との反応は、有機溶媒中で行うことが好ましい。N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、スルホラン、ジフェニルスルホン、ジメチルスルホキシドなどの極性溶媒を用いる。反応を促進するために、アルカリ金属、水素化アルカリ金属、水酸化アルカリ金属、アルカリ金属炭酸塩などを用いる。式(26)で表される化合物と、活性水素を有する含窒素複素環化合物との比率は、等モルもしくは活性水素を有する含窒素複素環化合物を過剰に加えて反応させる。具体的には、活性水素を有する含窒素複素環化合物は式(26)で表される化合物の1〜3倍モル、特に1〜1.5倍モル使用することが好ましい。
式(26)で表される化合物と活性水素を有する含窒素複素環化合物との反応は、有機溶媒中で行うことが好ましい。N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、スルホラン、ジフェニルスルホン、ジメチルスルホキシドなどの極性溶媒を用いる。反応を促進するために、アルカリ金属、水素化アルカリ金属、水酸化アルカリ金属、アルカリ金属炭酸塩などを用いる。式(26)で表される化合物と、活性水素を有する含窒素複素環化合物との比率は、等モルもしくは活性水素を有する含窒素複素環化合物を過剰に加えて反応させる。具体的には、活性水素を有する含窒素複素環化合物は式(26)で表される化合物の1〜3倍モル、特に1〜1.5倍モル使用することが好ましい。
反応温度は0℃〜300℃で、10℃〜200℃が好ましい。反応時間は15分〜100時間、好ましくは1時間〜24時間である。
生成物は再結晶などの方法で精製して用いることが好ましい。
生成物は再結晶などの方法で精製して用いることが好ましい。
重合
本発明の重合体を得るためはまず上記各種モノマーを共重合させ、前駆体を得る。
この共重合は、触媒の存在下に行われるが、この際使用される触媒は、遷移金属化合物を含む触媒系であり、この触媒系としては、(1)遷移金属塩および配位子となる化合物(以下、「配位子成分」という。)、または配位子が配位された遷移金属錯体(銅塩を含む)、ならびに(2)還元剤を必須成分とし、さらに、重合速度を上げるために、遷移金属塩以外の塩を添加してもよい。
本発明の重合体を得るためはまず上記各種モノマーを共重合させ、前駆体を得る。
この共重合は、触媒の存在下に行われるが、この際使用される触媒は、遷移金属化合物を含む触媒系であり、この触媒系としては、(1)遷移金属塩および配位子となる化合物(以下、「配位子成分」という。)、または配位子が配位された遷移金属錯体(銅塩を含む)、ならびに(2)還元剤を必須成分とし、さらに、重合速度を上げるために、遷移金属塩以外の塩を添加してもよい。
これらの触媒成分の具体例、各成分の使用割合、反応溶媒、濃度、温度、時間等の重合条件としては、特開2001−342241号公報に記載の化合物および条件を採用することができる。
たとえば、遷移金属塩としては、塩化ニッケル、臭化ニッケルなどが好適に使用され、また、配位子となる化合物としては、トリフェニルホスフィン、トリ−o−トリルホスフィン、トリ−m−トリルホスフィン、トリ−p−トリルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリオクチルホスフィン、2,2′−ビピリジンなどが好適に使用される。さらに、あらかじめ配位子が配位された遷移金属(塩)としては、塩化ニッケルビス(トリフェニルホスフィン)、塩化ニッケル(2,2′ビピリジン)が好適に使用される。還元剤としては、例えば、鉄、亜鉛、マンガン、アルミニウム、マグネシウム、ナトリウム、カルシウムなどを挙げることできるが、亜鉛、マグネシウム、マンガンが好ましい。「塩」としては、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、臭化カリウム、臭化テトラエチルアンモニウム、ヨウ化テトラエチルアンモニウムが好ましい。反応には重合溶媒を使用してもよく、具体的には、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどが好適に使用される。
触媒系における各成分の使用割合は、遷移金属塩または配位子が配位された遷移金属(塩)が、モノマーの総計1モルに対し、通常、0.0001〜10モル、好ましくは0.01〜0.5モルである。この範囲にあれば、触媒活性が高く、また分子量も高く重合することが可能である。触媒系に遷移金属塩以外の塩を使用する場合、その使用割合は、モノマーの総計1モルに対し、通常、0.001〜100モル、好ましくは0.01〜1モルである。かかる範囲であれば、重合速度を上げる効果が充分となる。重合溶媒中におけるモノマーの総計の濃度は、通常、1〜90質量%、好ましくは5〜40質量%である。また、本発明の重合体を重合する際の重合温度は、通常、0〜200℃、好ましくは50〜100℃である。また、重合時間は、通常、0.5〜100時間、好ましくは1〜40時間である。
次いで、得られた重合体を加水分解して、構成単位中のスルホン酸エステル基(−SO3R)をスルホン酸基(−SO3H)に転換する。
加水分解は、(1)少量の塩酸を含む過剰量の水またはアルコールに、上記スルホン酸エステル基を有する重合体を投入し、5分間以上撹拌する方法、(2)トリフルオロ酢酸中で上記スルホン酸エステル基を有する重合体を80〜120℃程度の温度で5〜10時間程度反応させる方法、(3)重合体中のスルホン酸エステル基(−SO3R)1モルに対して1〜3倍モルのリチウムブロマイドを含む溶液、例えばN−メチルピロリドンなどの溶液中で上記スルホン酸エステル基を有する重合体を80〜150℃程度の温度で3〜10時間程度反応させた後、塩酸を添加する方法などにより行うことができる。
加水分解は、(1)少量の塩酸を含む過剰量の水またはアルコールに、上記スルホン酸エステル基を有する重合体を投入し、5分間以上撹拌する方法、(2)トリフルオロ酢酸中で上記スルホン酸エステル基を有する重合体を80〜120℃程度の温度で5〜10時間程度反応させる方法、(3)重合体中のスルホン酸エステル基(−SO3R)1モルに対して1〜3倍モルのリチウムブロマイドを含む溶液、例えばN−メチルピロリドンなどの溶液中で上記スルホン酸エステル基を有する重合体を80〜150℃程度の温度で3〜10時間程度反応させた後、塩酸を添加する方法などにより行うことができる。
(B)法
上記方法以外にも、例えば、特開2001−342241号公報に記載の方法と同様に、上記式(16)で表される骨格を有し、かつスルホン酸基、スルホン酸エステル基を有しないモノマーと、上記モノマー(18)と、上記モノマー(24)を共重合させ、この重合体を、スルホン化剤を用いて、スルホン化することにより合成することもできる(これをB法という)。
上記方法以外にも、例えば、特開2001−342241号公報に記載の方法と同様に、上記式(16)で表される骨格を有し、かつスルホン酸基、スルホン酸エステル基を有しないモノマーと、上記モノマー(18)と、上記モノマー(24)を共重合させ、この重合体を、スルホン化剤を用いて、スルホン化することにより合成することもできる(これをB法という)。
B法において用いることのできる、上記式(10)で表される構成単位となりうるスルホン酸基、またはスルホン酸エステル基を有しないモノマーの具体的な例として、特開2001−342241号公報、特開2002−293889号公報に記載されているジハロゲン化物を挙げることができる。
(C)法
また上記方法以外に、式(16)において、Arが−O(CH2)hSO3Hまたは−O(CF2)hSO3Hで表される置換基を有する芳香族基である場合には、例えば、特開2005−606254号公報に記載の方法と同様に、上記式(16)で表されるモノマーと、上記式(18)で表されるモノマーまたはオリゴマーと、上記式(24)で表されるモノマーを共重合させ、次にアルキルスルホン酸またはフッ素置換されたアルキルスルホン酸を導入する方法で合成することもできる(これをC法という)。
また上記方法以外に、式(16)において、Arが−O(CH2)hSO3Hまたは−O(CF2)hSO3Hで表される置換基を有する芳香族基である場合には、例えば、特開2005−606254号公報に記載の方法と同様に、上記式(16)で表されるモノマーと、上記式(18)で表されるモノマーまたはオリゴマーと、上記式(24)で表されるモノマーを共重合させ、次にアルキルスルホン酸またはフッ素置換されたアルキルスルホン酸を導入する方法で合成することもできる(これをC法という)。
(C法)において用いることのできる、上記式(16)で表されるモノマーの具体的な例として、特開2005−36125号公報に記載されているジハロゲン化物を挙げることができる。具体的には、2,5−ジクロロ−4'−ヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジクロロ−4'−ヒドロキシベンゾフェノン、2,6−ジクロロ−4'−ヒドロキシベンゾフェノン、2,5−ジクロロ−2',4'−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジクロロ−2',4'−ジヒドロキシベンゾフェノンをあげることができる。またこれらの化合物のヒドロキシル基をテトラヒドロピラニル基などで保護した化合物をあげることができる。またヒドロキシル基がチオール基にかわったもの、塩素原子が、臭素原子、ヨウ素原子におきかわったものもあげることができる。
(C法)では、重合体(スルホン酸基を有さない)に、特開2005−60625号公報に記載の方法で、アルキルスルホン酸基を導入する。例えば、前駆体の重合体のヒドロキシル基と、プロパンスルトン、ブタンスルトンなどを反応させることで導入することができる。
[B]含フッ素ポリマー
本発明では、溶剤可溶性の含フッ素ポリマーが使用される。このような含フッ素ポリマーは、耐熱性、耐薬品性、機械的特性、耐摩耗性などに優れ、ガス透過性が小さいという特徴をもっている。
本発明では、溶剤可溶性の含フッ素ポリマーが使用される。このような含フッ素ポリマーは、耐熱性、耐薬品性、機械的特性、耐摩耗性などに優れ、ガス透過性が小さいという特徴をもっている。
さらに、溶剤可溶性の含フッ素ポリマーを使用することにより、ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と含フッ素ポリマーからなる分散相とを有するプロトン伝導膜の製造を容易にするという性質を有している。このような溶剤可溶性の含フッ素ポリマーとしては、特に制限されるものではないが、例えば、フッ化ビニリデン系単独(共)重合体、フルオロオレフィン/炭化水素系オレフィン共重合体、フルオロアクリレート共重合体、フルオロエポキシ化合物などを使用することができる。
これらの中でも、上記ポリアリーレン系共重合体と組み合わせる観点では、(1)フッ化ビニリデン系単独(共)重合体、(2)フルオロオレフィン/炭化水素系オレフィン共重合体からなるものが好ましい。
(1)ポリフッ化ビニリデン系単独(共)重合体
フッ化ビニリデン系単独(共)重合体としては、特に制限されるものではないが、例えば、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体、フッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレンとの共重合体、およびフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレンとの三元共重合体などを挙げることができる。ここで、フッ化ビニリデンと共重合可能な少なくとも1種の他の単量体としては、たとえば、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロプロピレン、テトラフルオロプロピレン、ペンタフルオロプロピレン、トリフルオロブテン、テトラフルオロイソブテン、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)、フッ化ビニルなどの含フッ素単量体、エチレン、プロピレン、アルキルビニルエーテルなどの非フッ素単量体があげられる。これらをそれぞれ単独で、または、任意に組み合わせて用いることができる。このようなポリフッ化ビニリデン系単独(共)重合体は、特に、広い温度範囲にわたって、衝撃強さが大きく、さらに熱変形温度が高いなど高温力学特性にも優れ、ほとんどあらゆる加工方法が適用できるという特徴を有するため、酸化性の強い雰囲気以外で用いる場合には好ましい。
フッ化ビニリデン系単独(共)重合体としては、特に制限されるものではないが、例えば、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体、フッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレンとの共重合体、およびフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレンとの三元共重合体などを挙げることができる。ここで、フッ化ビニリデンと共重合可能な少なくとも1種の他の単量体としては、たとえば、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロプロピレン、テトラフルオロプロピレン、ペンタフルオロプロピレン、トリフルオロブテン、テトラフルオロイソブテン、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)、フッ化ビニルなどの含フッ素単量体、エチレン、プロピレン、アルキルビニルエーテルなどの非フッ素単量体があげられる。これらをそれぞれ単独で、または、任意に組み合わせて用いることができる。このようなポリフッ化ビニリデン系単独(共)重合体は、特に、広い温度範囲にわたって、衝撃強さが大きく、さらに熱変形温度が高いなど高温力学特性にも優れ、ほとんどあらゆる加工方法が適用できるという特徴を有するため、酸化性の強い雰囲気以外で用いる場合には好ましい。
(2)フルオロオレフィン/炭化水素系オレフィン共重合体
本発明で用いられるフルオロオレフィンはフッ化ビニル、フッ化ビニリデン、クロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、1,1−ジクロロ−2,2−ジフルオロエチレン、1−クロロー1,2−ジフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロピレン、2,3,3,3−テトラフルオロプロピレン、3,3,3−トリフルオロプロピレン、1,1,2−トリフルオロプロピレン等のフルオロオレフィンであり、好ましくはテトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンの1種または2種以上のものである。
本発明で用いられるフルオロオレフィンはフッ化ビニル、フッ化ビニリデン、クロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、1,1−ジクロロ−2,2−ジフルオロエチレン、1−クロロー1,2−ジフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロピレン、2,3,3,3−テトラフルオロプロピレン、3,3,3−トリフルオロプロピレン、1,1,2−トリフルオロプロピレン等のフルオロオレフィンであり、好ましくはテトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンの1種または2種以上のものである。
当該フルオロオレフィンと共重合可能な炭化水素系オレフィン共重合体として代表的なものにはカルボン酸ビニルエステル類、ヒドロキシアルキルビニルエーテル類またはアルキルビニルエーテル類があり、まずカルボン酸エステル類の具体例としては酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ビバリン酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、カプリン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、ラウリン酸ビニルもしくはステアリン酸ビニル等の直鎖ないしは分岐状脂肪族カルボン酸ビニルエステル類;シクロヘキサンカルボン酸ビニルエステル等の脂環式カルボン酸のビニルエステル;または安息香酸ビニルエステル、p-tert-ブチル安息香酸ビニル若しくはサリチル酸ビニル等の芳香族ビニルエステルなどが挙げられる。
次に、上記したヒドロキシアルキルビニルエーテル類の具体例としてはヒドロキシエチルビニルエーテル、ヒドロキシプロピルビニルエーテルまたはヒドロキシブチルビニルエーテルなどが挙げられるし、また上記したアルキルビニルエーテルの具体例としてはメチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n-プロピルビニルエーテル、n-ブチルビニルエーテル、iso-ブチルビニルエーテルまたはtert-ブチルビニルエーテルなどが挙げられる。
さらに、フルオロオレフィンと共重合可能な他の炭化水素系オレフィン共重合体としては、エチレン、プロピレン若しくはブテン等のα‐オレフィン類;塩化ビニル若しくは塩化ビニリデン等の、フルオロオレフィンを除いたハロゲン化ビニル(ビニリデン)類;スチレン、α‐メチルスチレン、p-tert-ブチルスチレン、o-メチルスチレンもしくはp-メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物;マレイン酸若しくはフマル酸等の(エチレン性不飽和)二重結合含有他塩基酸のモノないしはジエステル類;(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、N-メチロール化(メタ)アクリルアミド若しくはN-ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド等の含窒素ビニル化合物;または(無水)マレイン酸若しくは(無水)イタコン酸等の(エチレン性不飽和)二重結合含有(無水)多塩基酸なども使用することができるし、さらにはアリルアルコールまたはアリルグリシジルエーテルなども使用することができる。
このような共重合に用いられる炭化水素系オレフィンは、その共重合体の溶剤に対する溶解性、あるいは硬化特性といった観点から選ばれる。
フルオロオレフィン/炭化水素系オレフィン共重合体としては、特に制限されるものではないが、例えば、テトラフルオロエチレンとプロピレンの交互共重合体、テトラフルオロエチレンとプロピレン、フッ化ビニリデンとの交互共重合体、クロロトリフルオロエチレンとプロピレンとの交互共重合体、テトラフルオロエチレンやクロロトリフルオロエチレンとエチルビニルエーテル、クロロエチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテルの共重合体、含フッ素オレフィンとヒドロキシビニルエーテルの共重合体、クロロエチルビニルエーテルと酢酸ビニルの共重合体、含フッ素オレフィンとアクリル酸エステルの共重合体、含フッ素オレフィンとメタクリル酸エステルの共重合体、フルオロオレフィンとカルボン酸ビニルエステルの共重合体などからなるものが好ましい。
フルオロオレフィン/炭化水素系オレフィン共重合体としては、特に制限されるものではないが、例えば、テトラフルオロエチレンとプロピレンの交互共重合体、テトラフルオロエチレンとプロピレン、フッ化ビニリデンとの交互共重合体、クロロトリフルオロエチレンとプロピレンとの交互共重合体、テトラフルオロエチレンやクロロトリフルオロエチレンとエチルビニルエーテル、クロロエチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテルの共重合体、含フッ素オレフィンとヒドロキシビニルエーテルの共重合体、クロロエチルビニルエーテルと酢酸ビニルの共重合体、含フッ素オレフィンとアクリル酸エステルの共重合体、含フッ素オレフィンとメタクリル酸エステルの共重合体、フルオロオレフィンとカルボン酸ビニルエステルの共重合体などからなるものが好ましい。
特に、このようなフルオロオレフィン/炭化水素系オレフィン共重合体をプロトン伝導膜に用いると、該プロトン伝導膜の靭性が向上させることができるので、望ましい。
本発明で用いられる含フッ素ポリマー[B]の分子量は、ゲルパーミエションクロマトグラフィ(GPC)によるポリスチレン換算重量平均分子量で、5000〜10000000、好ましくは50000〜1000000であることが望ましい。分子量が小さすぎると、含フッ素ポリマーの有する優れた性質を発揮できず、また、分子量が大きすぎると、プロトン伝導膜の製造が困難になる。
本発明で用いられる含フッ素ポリマー[B]の分子量は、ゲルパーミエションクロマトグラフィ(GPC)によるポリスチレン換算重量平均分子量で、5000〜10000000、好ましくは50000〜1000000であることが望ましい。分子量が小さすぎると、含フッ素ポリマーの有する優れた性質を発揮できず、また、分子量が大きすぎると、プロトン伝導膜の製造が困難になる。
プロトン伝導膜の構成
本発明に係るプロトン伝導膜は、前記[A]ポリアリーレン系共重合体と、[B]含フッ素ポリマーとを含有しており、[A]ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と[B]含フッ素ポリマーからなる分散相により構成された海島構造を有している。
本発明に係るプロトン伝導膜は、前記[A]ポリアリーレン系共重合体と、[B]含フッ素ポリマーとを含有しており、[A]ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と[B]含フッ素ポリマーからなる分散相により構成された海島構造を有している。
また、本発明のプロトン伝導膜には、必要に応じて相溶剤が含まれていてもよい。
このような相溶剤としては、公知の界面活性剤、公知の高分子界面活性剤等が使用される。また、前記ポリアリーレン系共重合体と親和性を有する単量体、及び前記含フッ素ポリマーと親和性を有する単量体を共重合してなる重合体を相溶剤として用いることも可能である。このような重合体としてはブロック共重合体、交互重合体、ランダム共重合体、スターポリマー等の公知の高分子材料を用いることができる。前記[A]ポリアリーレン系共重合体と親和性を有する単量体としては、水酸基、エステル基、アミド基、カルバモイル基、スルファモイル基、エーテル基、プロトン酸基を始めとする極性基を含むものである。また、前記[B]含フッ素ポリマーと親和性を有する単量体としてはフルオロアルキル基、置換ないしは非置換のアルキル基、置換ないしは非置換のアルキレン基、置換ないしは非置換のアリール基、置換ないしは非置換のアリーレン基等を有するものが挙げられ用いられる。これら二つの群よりなる単量体成分を上述したごとく重合させることにより目的とする高分子タイプの相溶剤が得られる。好ましい具体例として、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール等を例示することができる。
このような相溶剤としては、公知の界面活性剤、公知の高分子界面活性剤等が使用される。また、前記ポリアリーレン系共重合体と親和性を有する単量体、及び前記含フッ素ポリマーと親和性を有する単量体を共重合してなる重合体を相溶剤として用いることも可能である。このような重合体としてはブロック共重合体、交互重合体、ランダム共重合体、スターポリマー等の公知の高分子材料を用いることができる。前記[A]ポリアリーレン系共重合体と親和性を有する単量体としては、水酸基、エステル基、アミド基、カルバモイル基、スルファモイル基、エーテル基、プロトン酸基を始めとする極性基を含むものである。また、前記[B]含フッ素ポリマーと親和性を有する単量体としてはフルオロアルキル基、置換ないしは非置換のアルキル基、置換ないしは非置換のアルキレン基、置換ないしは非置換のアリール基、置換ないしは非置換のアリーレン基等を有するものが挙げられ用いられる。これら二つの群よりなる単量体成分を上述したごとく重合させることにより目的とする高分子タイプの相溶剤が得られる。好ましい具体例として、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール等を例示することができる。
本発明に使用されるプロトン伝導膜内のポリアリーレン系共重合体[A]と含フッ素ポリマー[B]の重量比は、99:1〜50:50であり、好ましくは90:10〜60:40である。また、本発明に使用される相溶剤[C]の使用量は、[A]ポリアリーレン系共重合体と[B]含フッ素ポリマーの合計量100質量部に対して0〜2質量部、好ましくは、0〜0.5質量部である。
ポリアリーレン系共重合体と含フッ素ポリマーの重量比が上記範囲内であれば、プロトン伝導性、靱性、耐熱性、耐薬品性、機械的特性、耐摩耗性が良好なプロトン伝導膜が得られる。
前記海島構造においては、含フッ素ポリマーからなる分散相の形は、特に限定されない。分散相の長径平均値は、特に限定されないが、0.001〜1.0μmの範囲が好ましい。より好ましくは、0.005〜0.5μm、さらに好ましくは0.01〜0.2μmである。
プロトン伝導膜の分散相の長径平均値が上記範囲であると、プロトン伝導性、靱性、耐熱性、耐薬品性、機械的特性、耐摩耗性が良好なプロトン伝導膜が得られる。
プロトン伝導膜の分散相の長径平均値が上記範囲であると、プロトン伝導性、靱性、耐熱性、耐薬品性、機械的特性、耐摩耗性が良好なプロトン伝導膜が得られる。
プロトン伝導膜の製造方法
本発明のプロトン伝導体は、ポリアリーレン系共重合体[A]及び含フッ素ポリマー[B]および必要に応じておのおのに相溶する相溶剤を、溶媒に溶解ないし分散した後、製膜することにより製造される。
本発明のプロトン伝導体は、ポリアリーレン系共重合体[A]及び含フッ素ポリマー[B]および必要に応じておのおのに相溶する相溶剤を、溶媒に溶解ないし分散した後、製膜することにより製造される。
この方法において、あらかじめ、ポリアリーレン系共重合体[A]のスルホン酸基をアルカリ(アルカリ金属の水酸塩、炭酸塩、アンモニアやアミン類)で中和させておいてもよく、スルホン酸基のままポリアリーレン系共重合体[A]を用いてもよい。さらにスルホン酸エステル基を有する[A]ポリアリーレン系共重合体を使用してもよい。なお、中和したものやエステル基となっているものは製膜後、イオン交換や加水分解などの処理によってスルホン酸基に転換される。
ポリアリーレン系共重合体[A]、含フッ素ポリマー[B]、相溶剤の全てが溶媒に溶解する組み合わせを用いることが好ましいが、必ずしも全てが溶媒に溶解する必要はなく、少なくともいずれかの成分の一種類以上が溶媒に溶解し残りの成分は溶媒に分散する形態をとってもよい。このように作製した高分子分散液を適当な基板上に塗布し溶媒を除去する工程を経て所望するプロトン伝導膜を得ることができる。
ここで使用される溶媒としては、公知の溶媒を使うことができる。具体例を挙げると、ピリジン、キノリン、ピロリドン、ジメチルフォルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフォキシド、N−メチルピロリドン、シクロヘキサノンなどに代表される極性溶媒が、上記の目的に対して良好な結果を与えることができる。これらの溶媒と併用しても良い溶媒としては、メタノール、エタノールに代表されるアルコール類、アセトン、2−ブタノンに代表されるケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルに代表されるエステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンに代表されるエーテル類、トリエチルアミン、エチレンジアミンに代表されるアミン類などが挙げられ使用される。
このような各材料と、溶媒を混合撹拌、あるいは分散することで目的とする高分子分散液を得ることができる。両者を混合する際には、加熱撹拌しても良いし、あるいはボールミル、アトライター、遊星ミルに代表される分散装置を用いて混合分散しても良い。このようにして準備された塗工液は、ブレードコート、ワイヤーバーコート、スピンコート、スプレーコート、浸漬塗工、ビードコートをはじめとする公知の塗工手段を用いて基板上に塗布することができる。
[膜−電極接合体]
本発明にかかる膜−電極接合体は、前記プロトン伝導膜と、該プロトン伝導膜の両側に、触媒層と、ガス拡散層とを備えた膜−電極接合体である。典型的には、前記プロトン伝導膜を挟んで一方にはカソード電極用の触媒層と他方にはアノード電極用の触媒層が設けられており、さらにカソード側およびアノード側の各触媒層のプロトン伝導膜と反対側に接して、カソード側およびアノード側にそれぞれガス拡散層が設けられている。
本発明にかかる膜−電極接合体は、前記プロトン伝導膜と、該プロトン伝導膜の両側に、触媒層と、ガス拡散層とを備えた膜−電極接合体である。典型的には、前記プロトン伝導膜を挟んで一方にはカソード電極用の触媒層と他方にはアノード電極用の触媒層が設けられており、さらにカソード側およびアノード側の各触媒層のプロトン伝導膜と反対側に接して、カソード側およびアノード側にそれぞれガス拡散層が設けられている。
ガス拡散層、触媒層として、公知のものを特に制限なく使用可能である。
具体的にガス拡散層は、多孔性基材又は多孔性基材と微多孔層の積層構造体からなる。ガス拡散層が多孔性基材と微多孔層の積層構造体からなる場合には、微多孔層が触媒層に接して設けられる。カソード側およびアノード側のガス拡散層は、撥水性を付与するために含フッ素重合体を含んでいることが好ましい。
具体的にガス拡散層は、多孔性基材又は多孔性基材と微多孔層の積層構造体からなる。ガス拡散層が多孔性基材と微多孔層の積層構造体からなる場合には、微多孔層が触媒層に接して設けられる。カソード側およびアノード側のガス拡散層は、撥水性を付与するために含フッ素重合体を含んでいることが好ましい。
触媒層は、触媒、イオン交換樹脂電解質から構成される。触媒としては、白金、パラジウム、金、ルテニウム、イリジウムなどの貴金属触媒が好ましく用いられる。また、貴金属触媒は、合金や混合物などのように、2種以上の元素が含まれるものであってもよい。
このような貴金属触媒は、通常、高比表面積カーボン微粒子に担持したものを用いることができる。
このような貴金属触媒は、通常、高比表面積カーボン微粒子に担持したものを用いることができる。
イオン交換樹脂電解質は、前記触媒を担持したカーボンを結着させるバインダー成分として働くとともに、燃料極では触媒上の反応によって発生したイオンをプロトン伝導膜へ効率的に供給し、また、空気極ではプロトン伝導膜から供給されたイオンを触媒へ効率的に供給する。
本発明で用いられる触媒層のイオン交換樹脂としては、触媒層内のプロトン伝導性を向上させるためにプロトン交換基を有するポリマーが好ましい。このようなポリマーに含まれるプロトン交換基としては、スルホン酸基、カルボン酸基、リン酸基などがあるが特に限定されるものではない。また、このようなプロトン交換基を有するポリマーも、特に限定されることなく選ばれるが、フルオロアルキルエーテル側鎖とフルオロアルキル主鎖とから構成されるプロトン交換基を有するポリマーや、スルホン化ポリアリーレンなどが好ましく用いられる。また、上記のプロトン伝導膜を構成するスルホン酸基を有するポリアリーレン系共重合体をイオン交換性樹脂として使用してもよく、さらにプロトン交換基を有するフッ素原子を含むポリマーや、エチレンやスチレンなどから得られる他のポリマー、これらの共重合体やブレンドであっても構わない。このようなイオン交換樹脂電解質は、公知のものを特に制限なく使用可能であり、たとえばNafion(DuPont社、登録商標)やスルホン化ポリアリーレン等を特に制限なく使用できる。
本発明で用いられる触媒層に必要に応じてさらに、炭素繊維、イオン交換基を有しない樹脂を用いてもよい。これらの樹脂としては撥水性の高い樹脂であることが好ましい。例えば含フッ素共重合体、シランカップリング剤、シリコーン樹脂、ワックス、ポリホスファゼンなどを挙げることができるが、好ましくは含フッ素共重合体である。
[燃料電池]
本発明に係る固体高分子型燃料電池は、前記膜−電極接合体を含むことを特徴としている。具体的には、少なくとも一つ以上の膜−電極接合体及びその両側に位置するセパレータを含む少なくとも一つの電気発生部;燃料を前記電気発生部に供給する燃料供給部;及び酸化剤を前記電気発生部に供給する酸化剤供給部を含む固体高分子型燃料電池であって、膜−電極接合体が上記記載のものであることを特徴とする。
本発明に係る固体高分子型燃料電池は、前記膜−電極接合体を含むことを特徴としている。具体的には、少なくとも一つ以上の膜−電極接合体及びその両側に位置するセパレータを含む少なくとも一つの電気発生部;燃料を前記電気発生部に供給する燃料供給部;及び酸化剤を前記電気発生部に供給する酸化剤供給部を含む固体高分子型燃料電池であって、膜−電極接合体が上記記載のものであることを特徴とする。
本発明の電池に用いられるセパレーターとしては、通常の燃料電池に用いられるものを用いることができる。具体的にはカーボンタイプのもの、金属タイプのものなどを用いることができる。
また、燃料電池を構成する部材としては、公知のものを特に制限なく使用することが可能である。本発明の電池は単セルで用いることもできるし、複数の単セルを直列に繋いだスタックとして用いることもできる。スタックの方法としては公知のものを用いることができる。具体的には単セルを平面状に並べた平面スタッキング、及び燃料または酸化剤の流路がセパレーターの裏表面にそれぞれ形成されているセパレーターを介して単セルを積み重ねるバイポーラースタッキングを用いることができる。
[実施例]
以下に、実施例及び比較例により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されない。
以下に、実施例及び比較例により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されない。
<電極ペーストの調製>
50mlのポリボトルに直径5mmのジルコニアボール(株式会社ニッカトー製「YTZボール」)25gを入れ、白金担持カーボン粒子(Pt:46質量%担持、田中貴金属工業株式会社製「TEC10E50E」)1.51g、蒸留水0.88g、n−プロピルアルコール12.47gおよびナフィオン(商品名、デュポン社製)の20質量%溶液4.59gを加え、ペイントシェーカーで60分間攪拌することにより、電極ペーストを得た。
50mlのポリボトルに直径5mmのジルコニアボール(株式会社ニッカトー製「YTZボール」)25gを入れ、白金担持カーボン粒子(Pt:46質量%担持、田中貴金属工業株式会社製「TEC10E50E」)1.51g、蒸留水0.88g、n−プロピルアルコール12.47gおよびナフィオン(商品名、デュポン社製)の20質量%溶液4.59gを加え、ペイントシェーカーで60分間攪拌することにより、電極ペーストを得た。
<電極の製造>
上記の様に調製した高分子電解質膜の片面に、5cm×5cmの開口を有するマスクを用いて上記電極ペーストをドクターブレードにて塗布し、また上記電極ペーストを塗布していない面に、5cm×5cmの開口を有するマスクを用いて、ドクターブレードにて上記電極ペーストを塗布した。これを120℃で60分間乾燥後、各電極触媒層の触媒塗布量は0.50mg/cm2であった。
上記の様に調製した高分子電解質膜の片面に、5cm×5cmの開口を有するマスクを用いて上記電極ペーストをドクターブレードにて塗布し、また上記電極ペーストを塗布していない面に、5cm×5cmの開口を有するマスクを用いて、ドクターブレードにて上記電極ペーストを塗布した。これを120℃で60分間乾燥後、各電極触媒層の触媒塗布量は0.50mg/cm2であった。
<ガス拡散層の作製>
(1)多孔性基材の作製
多孔性基材としてカーボンペーパー(商品名:TGPH−060、東レ株式会社製)を5cm×5cmのサイズに切断し、これを30mlの1.2質量%ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子分散水溶液に5分間浸漬させた後、75℃の乾燥炉にて15分間乾燥させた。この基材を370℃の電気炉にて1時間焼成させ、アノードおよびカソード用撥水剤コート多孔性基材を作製した。
(1)多孔性基材の作製
多孔性基材としてカーボンペーパー(商品名:TGPH−060、東レ株式会社製)を5cm×5cmのサイズに切断し、これを30mlの1.2質量%ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子分散水溶液に5分間浸漬させた後、75℃の乾燥炉にて15分間乾燥させた。この基材を370℃の電気炉にて1時間焼成させ、アノードおよびカソード用撥水剤コート多孔性基材を作製した。
(2)微多孔層の形成
炭素粒子(商品名:バルカンXC−72、キャボット社製)2.4g、60質量%ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子分散水溶液6.2g、蒸留水104.9g、分散剤(商品名:TRITONX−100、シグマ−アルドリッチ社製)10.3gを混合させ、この混合物を均一になるまで遊星ボールミル(商品名:P−5、フリッチュ社製)を使用して攪拌し、アノード用微多孔層形成用ペーストを調製した。このペーストを微多孔層の重量が1.0mg/cm2となるようにアプリケーターを使用して均一に塗布した後、75℃の乾燥炉にて30分間乾燥させ、微多孔層付き撥水剤コート多孔性基材を作製した。
炭素粒子(商品名:バルカンXC−72、キャボット社製)2.4g、60質量%ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子分散水溶液6.2g、蒸留水104.9g、分散剤(商品名:TRITONX−100、シグマ−アルドリッチ社製)10.3gを混合させ、この混合物を均一になるまで遊星ボールミル(商品名:P−5、フリッチュ社製)を使用して攪拌し、アノード用微多孔層形成用ペーストを調製した。このペーストを微多孔層の重量が1.0mg/cm2となるようにアプリケーターを使用して均一に塗布した後、75℃の乾燥炉にて30分間乾燥させ、微多孔層付き撥水剤コート多孔性基材を作製した。
<燃料電池の作製>
上記電極触媒層が両面に形成された電解質膜を、2枚のガス拡散層で挟み、圧力60kg/cm2下、160℃×20minの条件でホットプレス成形して、膜−電極接合体を作製した。得られた電極−膜接合体を2枚のチタン製の集電体で挟み、さらにその外側にヒーターを配置し、有効面積25cm2の評価用燃料電池を作製した。
上記電極触媒層が両面に形成された電解質膜を、2枚のガス拡散層で挟み、圧力60kg/cm2下、160℃×20minの条件でホットプレス成形して、膜−電極接合体を作製した。得られた電極−膜接合体を2枚のチタン製の集電体で挟み、さらにその外側にヒーターを配置し、有効面積25cm2の評価用燃料電池を作製した。
<乾湿サイクル耐久評価>
(1)乾湿サイクル試験
燃料電池の温度を70℃に保ち、アノード極とカソード極ともに、相対湿度100%を10分間、相対湿度0%(乾燥窒素ガスの相対湿度である)を40分間の条件を1サイクルとして、窒素を大気圧供給し、10サイクル毎に水素クロスオーバー量を測定し、乾湿サイクル評価前の水素クロスオーバー量の10倍以上になるサイクル数まで試験を継続した。
(1)乾湿サイクル試験
燃料電池の温度を70℃に保ち、アノード極とカソード極ともに、相対湿度100%を10分間、相対湿度0%(乾燥窒素ガスの相対湿度である)を40分間の条件を1サイクルとして、窒素を大気圧供給し、10サイクル毎に水素クロスオーバー量を測定し、乾湿サイクル評価前の水素クロスオーバー量の10倍以上になるサイクル数まで試験を継続した。
(2)水素クロスオーバー量測定
燃料電池の温度を70℃に保ち、アノード極とカソード極に、相対湿度100%の条件で、アノード極に水素、カソード極に窒素を大気圧供給し、電圧0.4Vで1時間保持した際の酸化電流の平均値から水素クロスオーバー量を算出した。
燃料電池の温度を70℃に保ち、アノード極とカソード極に、相対湿度100%の条件で、アノード極に水素、カソード極に窒素を大気圧供給し、電圧0.4Vで1時間保持した際の酸化電流の平均値から水素クロスオーバー量を算出した。
<プロトン伝導度の測定>
得られたプロトン伝導膜を5mm幅の短冊状膜試料に加工し、かかる試料表面に、白金線(直径0.5mm)を押し当て、恒温恒湿装置中に試料を保持し、白金線間の交流インピーダンス測定から交流抵抗を求めた。すなわち、85℃、相対湿度90%の環境下で交流10kHzにおけるインピーダンスを測定した。抵抗測定装置として、(株)NF回路設計ブロック製のケミカルインピーダンス測定システムを用い、恒温恒湿装置には、(株)ヤマト科学製のJW241を使用した。白金線は、5mm間隔に5本押し当てて、線間距離を5〜20mmに変化させ、交流インピーダンスを測定した。交流インピーダンスから、各抵抗線間勾配を測定し、線間距離と抵抗線間勾配から膜の比抵抗を算出し、比抵抗の逆数および膜厚から、プロトン伝導率を算出した。
比抵抗R(Ω・cm)=0.5(cm)×膜厚(cm)×抵抗線間勾配(Ω/cm)
得られたプロトン伝導膜を5mm幅の短冊状膜試料に加工し、かかる試料表面に、白金線(直径0.5mm)を押し当て、恒温恒湿装置中に試料を保持し、白金線間の交流インピーダンス測定から交流抵抗を求めた。すなわち、85℃、相対湿度90%の環境下で交流10kHzにおけるインピーダンスを測定した。抵抗測定装置として、(株)NF回路設計ブロック製のケミカルインピーダンス測定システムを用い、恒温恒湿装置には、(株)ヤマト科学製のJW241を使用した。白金線は、5mm間隔に5本押し当てて、線間距離を5〜20mmに変化させ、交流インピーダンスを測定した。交流インピーダンスから、各抵抗線間勾配を測定し、線間距離と抵抗線間勾配から膜の比抵抗を算出し、比抵抗の逆数および膜厚から、プロトン伝導率を算出した。
比抵抗R(Ω・cm)=0.5(cm)×膜厚(cm)×抵抗線間勾配(Ω/cm)
[合成例1]:疎水性ユニットDの合成
撹拌機、温度計、冷却管、Dean−Stark管、窒素導入の三方コックを取り付けた1lの三つ口のフラスコに、2,6−ジクロロベンゾニトリル49.4g(0.29mol)、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン88.4g(0.26mol)、炭酸カリウム47.3g(0.34mol)をはかりとった。窒素置換後、スルホラン346ml、トルエン173mlを加えて攪拌した。フラスコをオイルバスにつけ、150℃に加熱還流させた。反応により生成する水をトルエンと共沸させ、Dean−Stark管で系外に除去しながら反応させると、約3時間で水の生成がほとんど認められなくなった。反応温度を徐々に上げながら大部分のトルエンを除去した後、200℃で3時間反応を続けた。次に、2,6−ジクロロベンゾニトリル12.3g(0.072mol)を加え、さらに5時間反応した。
撹拌機、温度計、冷却管、Dean−Stark管、窒素導入の三方コックを取り付けた1lの三つ口のフラスコに、2,6−ジクロロベンゾニトリル49.4g(0.29mol)、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン88.4g(0.26mol)、炭酸カリウム47.3g(0.34mol)をはかりとった。窒素置換後、スルホラン346ml、トルエン173mlを加えて攪拌した。フラスコをオイルバスにつけ、150℃に加熱還流させた。反応により生成する水をトルエンと共沸させ、Dean−Stark管で系外に除去しながら反応させると、約3時間で水の生成がほとんど認められなくなった。反応温度を徐々に上げながら大部分のトルエンを除去した後、200℃で3時間反応を続けた。次に、2,6−ジクロロベンゾニトリル12.3g(0.072mol)を加え、さらに5時間反応した。
得られた反応液を放冷後、トルエン100mlを加えて希釈した。副生した無機化合物の沈殿物を濾過除去し、濾液を2lのメタノール中に投入した。沈殿した生成物を濾別、回収し乾燥後、テトラヒドロフラン250mlに溶解した。これをメタノール2lに再沈殿し、目的の化合物107gを得た。
得られた目的の化合物のGPC(THF溶媒)で求めたポリスチレン換算の数平均分子量は7300であった。得られた化合物は構造式D−1で表されるオリゴマーであった。
乾燥したN,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)540mlを、3−(2,5−ジクロロベンゾイル)ベンゼンスルホン酸ネオペンチル135.0g(0.336mol)と、合成例1で合成した疎水性ユニットD40.7g(5.6mmol)、2,5−ジクロロ−4'−(1−イミダゾリル)ベンゾフェノン6.71g(16.8mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルジクロリド6.71g(10.3mmol)、トリフェニルホスフィン35.9g(0.137mol)、ヨウ化ナトリウム1.54g(10.3mmol)、亜鉛53.7g(0.821mol)の混合物中に窒素下で加えた。
反応系を撹拌下に加熱し(最終的には79℃まで加温)、3時間反応させた。反応途中で系中の粘度上昇が観察された。重合反応溶液をDMAc730mlで希釈し、30分撹拌し、セライトを濾過助剤に用い、濾過した。
濾液の一部をメタノールに注ぎ、凝固させた。ネオペンチル基で保護されたスルホン酸誘導体からなる共重合体のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による分子量は、Mn=58,000、Mw=135,300であった。
前記濾液をエバポレーターで濃縮し、濾液に臭化リチウム43.8g(0.505mol)を加え、内温110℃で7時間、窒素雰囲気下で反応させた。反応後、室温まで冷却し、アセトン4lに注ぎ、凝固した。凝固物を濾集、風乾後、ミキサーで粉砕し、1N塩酸1500mlで攪拌しながら洗浄を行った。濾過後、生成物は洗浄液のpHが5以上となるまで、イオン交換水で洗浄後、80℃で一晩乾燥し、目的のポリアリーレン系共重合体23.0gを得た。この脱保護後のポリアリーレン系共重合体の分子量は、Mn=60,000、Mw=175,000であった。このポリマーのイオン交換容量は2.4meq/gであった。得られたポリアリーレン系共重合体D−N1は、構造式D−2で表される化合物である。
合成例2で得られたポリアリーレン系共重合体に対し、フッ素系重合体(ポリフッ化ビニリデン;型番301F、エルフ・アトケム社製)が20質量%となるように、N−メチル−2−ピロリドンに溶解してポリマー溶液を得た。得られたポリマー溶液の粘度は6000mPa・sであった。
得られたポリマー溶液を、PETフィルム上にドクターブレードによりに塗布したのち、乾燥して、プロトン伝導膜を形成した。
得られたプロトン伝導膜を透過型電子顕微鏡で観察したところ、ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と含フッ素ポリマーからなる分散相が観察された。分散相の長径平均値は、0.05μmであった。
得られたプロトン伝導膜を透過型電子顕微鏡で観察したところ、ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と含フッ素ポリマーからなる分散相が観察された。分散相の長径平均値は、0.05μmであった。
また、得られたプロトン伝導膜を用いて膜電極複合体および燃料電池を製造し、乾湿サイクル耐久評価を行ったところ、耐久試験前のプロトン伝導率は、0.34S/cm、水素クロスオーバー量は、15mmol/h/cm2であったのに対して、乾湿サイクル試験で200回後の水素クロスオーバー量は、20mmol/h/cm2であり、乾湿サイクル評価前の水素クロスオーバー量の10倍未満であった。乾湿サイクル試験は200回までで終了とした。
[実施例2]
合成例2で得られたポリアリーレン系共重合体に対し、フッ素系重合体(テトラフルオロエチレンープロピレン共重合体;太平化成社製)が20質量%となるように、N−メチル−2−ピロリドンに溶解した。ポリマー溶液の粘度は7000mPa・sであった。
合成例2で得られたポリアリーレン系共重合体に対し、フッ素系重合体(テトラフルオロエチレンープロピレン共重合体;太平化成社製)が20質量%となるように、N−メチル−2−ピロリドンに溶解した。ポリマー溶液の粘度は7000mPa・sであった。
得られたポリマー溶液を、PETフィルム上にドクターブレードによりに塗布したのち、乾燥して、プロトン伝導膜を形成した。
得られたプロトン伝導膜を透過型電子顕微鏡で観察したところ、ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と含フッ素ポリマーからなる分散相が観察された。分散相の長径平均値は、0.1μmであった。
得られたプロトン伝導膜を透過型電子顕微鏡で観察したところ、ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と含フッ素ポリマーからなる分散相が観察された。分散相の長径平均値は、0.1μmであった。
また、得られたプロトン伝導膜を用いて膜電極複合体および燃料電池を製造し、乾湿サイクル耐久評価を行ったところ、耐久試験前のプロトン伝導率は、0.34S/cm、水素クロスオーバー量は、15mmol/h/cm2であったのに対して、乾湿サイクル試験で200回後の水素クロスオーバー量は、18mmol/h/cm2であり、乾湿サイクル評価前の水素クロスオーバー量の10倍未満であった。乾湿サイクル試験は200回までで終了とした。
〔比較例1〕
合成例2で得られたポリアリーレン系共重合体をN−メチル−2−ピロリドンに溶解した。ポリマー溶液の粘度は5000mPa・sであった。
合成例2で得られたポリアリーレン系共重合体をN−メチル−2−ピロリドンに溶解した。ポリマー溶液の粘度は5000mPa・sであった。
得られたポリマー溶液を、PETフィルム上にドクターブレードによりに塗布したのち、乾燥して、表面にイオン交換樹脂層を形成した。
得られたプロトン伝導膜を用いて膜電極複合体および燃料電池を製造し、乾湿サイクル耐久評価を行ったところ、耐久試験前のプロトン伝導率は、0.33S/cm、水素クロスオーバー量は、14mmol/h/cm2であったのに対して、乾湿サイクル試験30回で水素クロスオーバー量は、154mmol/h/cm2となり、乾湿サイクル評価前の水素クロスオーバー量の10倍以上となった。
得られたプロトン伝導膜を用いて膜電極複合体および燃料電池を製造し、乾湿サイクル耐久評価を行ったところ、耐久試験前のプロトン伝導率は、0.33S/cm、水素クロスオーバー量は、14mmol/h/cm2であったのに対して、乾湿サイクル試験30回で水素クロスオーバー量は、154mmol/h/cm2となり、乾湿サイクル評価前の水素クロスオーバー量の10倍以上となった。
Claims (11)
- [A]式(2)で表されることを特徴とする縮合芳香族環構成単位と、
下記式(13)で表されるスルホン酸基を有する構成単位とを含むポリアリーレン系共重合体と、
[B]含フッ素ポリマーとを含有するプロトン伝導膜であって、
[A]ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と[B]含フッ素ポリマーからなる分散相を有していることを特徴とするプロトン伝導膜。
[式(2)中、A、Dは直接結合、−O−、−S−、−CO−、−SO2−、−SO−、−CONH−、−COO−、−(CF2)i−(iは1〜10の整数である)、−(CH2)j−(jは1〜10の整数である)、−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示す)、シクロヘキシリデン基およびフルオレニリデン基からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示し、Bは酸素原子または硫黄原子を示し、Phは縮合芳香族環構造を有する2価の基を示し、R1〜R20は、互いに同一であっても異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、アルキル基、一部またはすべてがハロゲン化されたハロゲン化アルキル基、アリル基、アリール基、ニトロ基およびニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の原子または基を示す。l、mは0〜4の整数を示し、qは2以上の整数を示す。tは0〜4の整数を示す。n、pは各構成単位の組成比を示し、pは0から1であり、n+p=1である。
(式(13)中、Zは直接結合または、−O−、−S−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示し、Yは、−CO−、−SO2−、−SO−、−CONH−、−COO−、−(CF2)l'−(l'は1〜10の整数である)、−C(CF3)2−からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。Arは−SO3H、−O(CH2)hSO3Hまたは−O(CF2)hSO3Hで表される置換基を有する芳香族基を示す(hは1〜12の整数を示す)。cは0〜10の整数を示し、dは0〜10の整数を示し、kは1〜4の整数を示す。)
各構成単位の端部における単線のうち、一方に置換基が表示されていないものは隣り合う構成単位との接続を意味する。] - 前記含フッ素ポリマー[B]がフッ化ビニリデン系ポリマー、テトラフルオロエチレン‐プロピレン系共重合体、含フッ素オレフィン・ビニルエーテル共重合体および含フッ素オレフィン・ビニルエステル共重合体の中から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1または2に記載のプロトン伝導膜。
- プロトン伝導膜に含まれる含フッ素ポリマーからなる分散相の長径平均値が0.001〜1.0μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプロトン伝導膜。
- プロトン伝導膜内のポリアリーレン系共重合体[A]と含フッ素ポリマー[B]の重量比が99:1〜50:50であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のプロトン伝導膜。
- 前記式(2)中、Phはナフタレン、アントラセン、テトラセン、ペンタセンからなる群から選ばれる芳香族環に由来する2価の基であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のプロトン伝導膜。
- 前記縮合芳香族環構成単位が、下記式(3)で表されるものであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のプロトン伝導膜;
[式(3)中、Aは直接結合、−O−、−CO−、−SO2−、−SO−、−(CF2)i−(iは1〜10の整数である)、−(CH2)j−(jは1〜10の整数である)、−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示す)、シクロヘキシリデン基およびフルオレニリデン基からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示し、
Dは直接結合、−O−、−CO−、−(CH2)j−(jは1〜10の整数である)および−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示す)からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示し、
Phは縮合芳香族環を有する2価の基を示し、R1〜R20は互いに同一であっても異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、アルキル基、一部またはすべてがハロゲン化されたハロゲン化アルキル基、アリル基、アリール基、ニトロ基およびニトリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の原子または基を示す。
lは0〜4の整数を示し、qは2以上の整数を示す。tは0〜4の整数を示す。
n、pは各構成単位の組成比を示し、pは0から1であり、n+p=1である。
構成単位の端部における単線のうち、一方に置換基が表示されていないものは隣り合う構成単位との接続を意味する。] - 前記縮合芳香族環構成単位が下記式(4)で表されるものであることを特徴とする請求項7に記載のプロトン伝導膜;
[式(4)中、Dは、−O−、−CR'2−(R'は脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示す)からなる群より選ばれた少なくとも1種の構造を示す。
Pは下記式(5−1)〜(5−3)で表される構造から選ばれる少なくとも1種の構造であり、
Phは下記式(6)で表される構造である。
qは2以上の整数を示す。tは0〜4の整数を示す。
n、pは各構成単位の組成比を示し、pは0から1であり、n+p=1である。
構成単位の端部における単線のうち、一方に置換基が表示されていないものは隣り合う構成単位との接続を意味する。]
- [A]前記式(2)で表されることを特徴とする縮合芳香族環構成単位と、式(13)で表されるスルホン酸基を有する構成単位とを含むポリアリーレン系共重合体、[B]含フッ素ポリマーを、
溶媒に溶解ないし分散した後、製膜することを特徴とする[A]ポリアリーレン系共重合体からなる連続相と[B]含フッ素ポリマーからなる分散相を有するプロトン伝導膜の製造方法。 - 請求項1〜8のいずれかに記載のプロトン伝導膜と、該プロトン伝導膜の両側に、触媒層と、ガス拡散層とを備えてなる膜−電極接合体。
- 請求項10に記載の膜−電極接合体を有する、固体高分子電解質型燃料電池。
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