JP2010116215A - エレベータ乗場装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震の揺れ等により三方枠を変形させる力が加わったときに、乗場戸が開けなくなるような変形が生じるのを防止することを目的とする。
【解決手段】三方枠20は、上枠21、縦枠22を具備する。上枠21は、乗場壁50の開口部の上方に取り付けられる。縦枠22は、乗場壁50の開口部の左右に取り付けられる。上枠21と左右それぞれの縦枠22とは、互いにピン接合されている。これにより、上枠21及び左右それぞれの縦枠22は、ピン接合点を軸に回動可能となっている。また、縦枠22は、乗場床に設置された軸受にピン接合されている。地震の揺れ等により建屋を変形する力が生じて三方枠20に横方向の力が加わったときには、三方枠20が略ひし形に変形する。
【選択図】図1
【解決手段】三方枠20は、上枠21、縦枠22を具備する。上枠21は、乗場壁50の開口部の上方に取り付けられる。縦枠22は、乗場壁50の開口部の左右に取り付けられる。上枠21と左右それぞれの縦枠22とは、互いにピン接合されている。これにより、上枠21及び左右それぞれの縦枠22は、ピン接合点を軸に回動可能となっている。また、縦枠22は、乗場床に設置された軸受にピン接合されている。地震の揺れ等により建屋を変形する力が生じて三方枠20に横方向の力が加わったときには、三方枠20が略ひし形に変形する。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータ乗場装置に関するものである。本発明は、特に、地震が発生し、建屋の乗場周りのコンクリート壁が破損し、三方枠や乗場の戸が変形して昇降路内のかごの乗客の救出が困難な場合に対応した乗場装置に関するものである。
特許文献1では、従来の一般的なエレベータの乗場が示されている。この文献に示された乗場では、一般階の乗場壁にて、三方枠の右側に乗場ボタンとインジケータが取り付けられている。また、三方枠の後部にて、2枚扉両開き式の乗場戸がレールに懸架されている。なお、この文献では、乗場の戸の一部にガラス板を嵌めたものが示されている。
特許文献2では、従来の三方枠の構造が示されている。この文献に示された三方枠は、縦枠と水平枠をボルトにより接合したものである。
特許文献3では、従来の乗場の戸構造が示されている。この文献に示された戸では、表板をプレスで曲げ、端をコの字形状にすることで縦枠を形成し、上下に水平枠を溶接して一体にして強度を確保している。
特開平6−115844号公報
特開昭62−83991号公報
特開平7−187553号公報
従来技術では、エレベータの乗場の三方枠も乗場の戸も縦部材と水平部材で強固に形成されている。このため、地震により建屋に甚大な被害が起き、乗場壁の崩れや変形等があると、三方枠や乗場の戸に変形が生じ、戸を開くことができなくなる。このような場合、レスキュー隊は戸を切断したり、破壊したりしなければならないため、昇降路のかごの乗客を救出するのに多大な時間がかかるという課題があった。
本発明は、例えば、地震の揺れ等により三方枠や乗場戸を変形させる力が加わったときに、乗場戸が開けなくなるような変形が生じるのを防止することを目的とする。
本発明の一の態様に係るエレベータ乗場装置は、
エレベータの乗降口となる乗場壁の開口部の上方に取り付けられる上枠と、当該開口部の左右に取り付けられる縦枠とを具備する三方枠を備えたエレベータ乗場装置であって、
前記三方枠の上枠と左右それぞれの縦枠とは、互いにピン接合されていることを特徴とする。
エレベータの乗降口となる乗場壁の開口部の上方に取り付けられる上枠と、当該開口部の左右に取り付けられる縦枠とを具備する三方枠を備えたエレベータ乗場装置であって、
前記三方枠の上枠と左右それぞれの縦枠とは、互いにピン接合されていることを特徴とする。
本発明の一の態様によれば、エレベータ乗場装置が備える三方枠の上枠と左右それぞれの縦枠とが、互いにピン接合されているため、地震の揺れ等により三方枠を変形させる力が加わったときに、乗場戸が開けなくなるような変形が生じるのを防止することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るエレベータ乗場装置10の正面図である。
図1は、本実施の形態に係るエレベータ乗場装置10の正面図である。
図1において、エレベータ乗場装置10は、三方枠20、乗場戸30、敷居40を備える。エレベータ乗場装置10は、エレベータの乗降口となる乗場壁50(乗場周りのコンクリート壁)の開口部に取り付けられる。
三方枠20は、上枠21(水平部材)、縦枠22(縦部材)を具備する。上枠21は、乗場壁50の開口部の上方に取り付けられる。縦枠22は、乗場壁50の開口部の左右に取り付けられる。上枠21と左右それぞれの縦枠22とは、互いにピン接合されている。これにより、上枠21及び左右それぞれの縦枠22は、ピン接合点を軸に回動可能となっている。
乗場戸30は、表板31、脚32を具備する。左右それぞれの表板31は、左右にスライドして開閉可能である。脚32は、表板31の開閉時に、敷居40に案内される。
以下では、エレベータ乗場装置10の右上端部であるA部、及び、エレベータ乗場装置10の右下端部であるB部の詳細な構成について説明する。なお、エレベータ乗場装置10の左上端部はA部と、左下端部はB部と同様の構成である。
図2は、A部及びB部の詳細図である。図3は、A部の分解斜視図及びB部の斜視図である。図4は、A部及びB部の側面図である。
前述したように、三方枠20の上枠21と縦枠22とはピン接合されている。以下、その構成の具体例について説明する。
三方枠20の上枠21は、前枠21aと後枠21bとを組み合わせ、さらに、軸受金具21cを前枠21aに、軸受金具21d,21eを後枠21bに溶接又は一体成形したものである。軸受金具21c〜21eには、それぞれ軸穴21f〜21hが設けられている。上枠21の軸受金具21c〜21eは、縦枠22の対応する位置にそれぞれ設けられた穴に挿入される。そして、軸受金具21c〜21eの軸穴21f〜21hにピン21i,21jが挿入され、スペーサ21k、ナット・座金類21mによって固定される。
縦枠22は、乗場壁50の開口部の下方に位置する乗場床60に設置された軸受にピン接合されている。以下、その構成の具体例について説明する。
乗場床60には、ベース板61がボルト61aで固定されている。ベース板61には、軸受金具61bが溶接又は一体成形されている。縦枠22の下端は、ベース板61の軸受金具61bに、ピン61c、ナット・座金類61dによってピン接合される。
上記構成に加え、三方枠20は、互いに係合する部材を用いて三方枠20の正規形状を保持するバネ付きロッド23(保持部の一例)を具備する。ここで、三方枠20の正規形状とは、上枠21と縦枠22との角度が略直角になる状態をいう。以下、バネ付きロッド23の構成の具体例について説明する。
バネ付きロッド23は、ロッド23aにバネ23bを巻装し、さらに、互いに係合する部材として位置決めカム23cと押さえコロ23dとを配設したものである。バネ23bの一端は、バネ受23eに固定されている。バネ23bの他端及び押さえコロ23dは、バネ座兼コロ支持台23fに固定されている。バネ23bは、ロッド23aの軸方向に伸縮可能である。バネ23bには油圧ダンパを付加してもよい。ロッド23aに対し、バネ受23eの位置は固定されているが、バネ座兼コロ支持台23fはロッド23aの軸方向に変位できるものとする。つまり、バネ23bが伸縮するときは、バネ座兼コロ支持台23fが動く。
バネ付きロッド23は、一端が三方枠20にピン支持されている。具体的には、ロッド23aの下端が、縦枠22に設けられた軸受22aに、ピン22b、ナット・座金類22cによってピン接合されている。また、バネ付きロッド23は、三方枠20のうち、ピン支持された一端とは別の枠(例えば、縦枠22に対して上枠21は別の枠に当たる)に他端が固定されている。具体的には、ロッド23aの上端が、上枠21の後枠21bに延設された支え板21nにより固定されている。ここでは、一例として、ロッド23aを支え板21nの穴に挿入し、ロッド23aのゴムブッシュ23gと位置決めカム23cとで支え板21nを挟み込むことにより、ロッド23aを支え板21nに固定している。なお、ゴムブッシュ23gは、ナット・座金類23hによってロッド23aの上端に固定される。位置決めカム23cは、支え板21nに接着して固定されている。
バネ付きロッド23は、上枠21と縦枠22との角度を変化させる外力が加えられたときに、外力が一定未満の場合、位置決めカム23cと押さえコロ23dとを係合して当該角度の変化を抑止する。一方、外力が一定以上の場合、バネ付きロッド23は、位置決めカム23cと押さえコロ23dとの係合を解除して当該角度の変化を可能とする。
例えば、三方枠20に横方向の外力が加わっていない状態では、バネ座兼コロ支持台23fにピン23iで止められたひねりバネ23jによってコロ腕23kが押さえられ、押さえコロ23dが位置決めカム23cの凹溝23mに係合するため、三方枠20の正規形状が保持される。
ここで、三方枠20に右方向の力(上枠21と縦枠22との角度を鋭角にしようとする力)が加わると、バネ23bをロッド23aの軸方向に伸ばす力が生じる。このとき、バネ受23eは位置が固定されているため、バネ座兼コロ支持台23fがロッド23aの軸方向に変位しようとする。しかしながら、外力が一定未満であれば、ひねりバネ23jの力によってコロ腕23kが押さえられ、押さえコロ23dが位置決めカム23cの凹溝23mに係合した状態を維持するため、三方枠20の正規形状が保持される。外力が一定以上となった場合には、バネ23bが伸びてバネ座兼コロ支持台23fが位置決めカム23cに近づく方向に動き(このとき、ロッド23aは、支え板21nに固定されている位置決めカム23cの内部を摺動する)、押さえコロ23dが位置決めカム23cの凹溝23mから外れて三方枠20が略ひし形に変形する。
一方、三方枠20に左方向の力(上枠21と縦枠22との角度を鈍角にしようとする力)が加わると、バネ23bをロッド23aの軸方向に縮める力が生じる。このときも、バネ受23eは位置が固定されているため、バネ座兼コロ支持台23fがロッド23aの軸方向に変位しようとする。しかしながら、外力が一定未満であれば、ひねりバネ23jの力によってコロ腕23kが押さえられ、押さえコロ23dが位置決めカム23cの凹溝23mに係合した状態を維持するため、三方枠20の正規形状が保持される。外力が一定以上となった場合には、バネ23bが縮んでバネ座兼コロ支持台23fが位置決めカム23cから離れる方向に動き(このとき、ロッド23aは、支え板21nに固定されている位置決めカム23cの内部を摺動し、ゴムブッシュ23gが収縮する)、押さえコロ23dが位置決めカム23cの凹溝23mから外れて三方枠20が略ひし形に変形する。
上記のように、本実施の形態では、三方枠20の上枠21と縦枠22とをピン接合したことにより、地震の揺れ等により三方枠20を変形させる力が加わったときに、三方枠20が破損して乗場戸30が開けなくなるような変形が生じるのを防止することが可能となる。また、縦枠22を乗場床60に設置された軸受にピン接合したことにより、三方枠20に横方向の力が加わったときには、三方枠20が略ひし形に変形可能となる。具体的には、地震の揺れ等により建屋を変形する力が生じて三方枠20にも力が及ぶような場合、それまで三方枠20の正規形状を保持していたバネ付きロッド23において、押さえコロ23dが位置決めカム23cの凹溝23mから外れることにより、建屋の変形に追従して三方枠20の変形が生じるため、三方枠20の破損を回避することが可能となる。
乗場壁50は、例えばモルタル50aを塗ったコンクリート壁である。この乗場壁50の開口部と三方枠20との隙間には、柔軟性のあるコーキング材50bを充填することができる。これにより、地震の揺れ等により建屋が変形し、その影響で乗場壁50と三方枠20とが変形しても、変形が軽微な場合には、コーキング材50bのみを補修すれば、エレベータを復旧させることができる。
図5は、乗場戸30の背面図及び側面図である。図6は、図5のC部及びD部の平面図及び詳細図である。図7は、図6のE−E断面図及びF−F側面図である。図8は、図1の乗場壁50が地震の影響で変形した図である。図9は、図8の乗場戸30を背面から見た図である。
乗場戸30は、乗場壁50の開口部の上方に取り付けられるドアハンガ51に懸架され、ドアハンガ51にボルト51aで固定されている。そして、乗場戸30は、ドアハンガ51が具備するハンガローラ51b、アップスラストローラ51cの回転により、図示していないレールに沿ってドアハンガ51とともに移動し、開閉する。
乗場戸30は、前述した表板31、脚32のほか、水平枠(水平部材)と縦枠31a(縦部材)とを具備する。水平枠のうち、上枠31bは、表板31の上方に取り付けられ、下枠31cは、表板31の下方に取り付けられる。縦枠31aは、表板31の左右に取り付けられる。上枠31bと左右それぞれの縦枠31aとは、互いにピン接合されている。また、下枠31cと左右それぞれの縦枠31aとは、互いにピン接合されている。これにより、乗場戸30も、三方枠20と同様に容易に変形できるようになっている。
上記構成に加え、乗場戸30は、互いに係合する部材を用いて乗場戸30の正規形状を保持する筋交い33(保持部の一例)を具備する。ここで、乗場戸30の正規形状とは、少なくとも上枠31bと左(図5で見たとき)の縦枠31aとの角度が略直角になる状態をいう。ここでは、さらに、下枠31cと右(図5で見たとき)の縦枠31aとの角度が略直角になる状態をいうものとする。なお、上枠31bと右(図5で見たとき)の縦枠31aとの角度が略直角になる状態、下枠31cと左(図5で見たとき)の縦枠31aとの角度が略直角になる状態、あるいは、その両方の状態を乗場戸30の正規形状といってもよい。以下、筋交い33の構成の具体例について説明する。
筋交い33は、2本のロッド33a,33bをバネ33cで接続し、バネ33cの周りをガイドパイプ33dで覆い、さらに、位置決めカムを兼ねるロッド33aと係合する部材として押さえコロ33eを配設したものである。バネ33cは、上端がロッド33aの下端に固定されており、下端がロッド33bの上端に固定されていて、ロッド33a,33bの軸方向に伸縮可能である。つまり、筋交い33の長さは可変である。バネ33cには油圧ダンパを付加してもよい。
筋交い33は、乗場戸30の対角線上に配置された斜め筋交いであり、両端が三方枠20にピン支持されている。具体的には、ロッド33aの上端が、上枠31bと左の縦枠31aとのピン接合点で、上枠31bと左の縦枠31aとともにピン接合されている。そして、ロッド33bの下端が、下枠31cと右の縦枠31aとのピン接合点で、下枠31cと右の縦枠31aとともにピン接合されている。
筋交い33は、上枠31bと左の縦枠31aとの角度又は下枠31cと右の縦枠31aとの角度を変化させる外力が加えられたときに、外力が一定未満の場合、ロッド33aと押さえコロ33eとを係合して当該角度の変化を抑止する。一方、外力が一定以上の場合、筋交い33は、ロッド33aと押さえコロ33eとの係合を解除して当該角度の変化を可能とする。
例えば、乗場戸30に横方向の外力が加わっていない状態では、ガイドパイプ33dの外側に設けられた支え33fを支点とするシーソー型のコロ腕33gの上端が、コロ腕33gの下端に設けられたバネ33hによってロッド33aに接近する方向に押さえられる。そして、コロ腕33gの上端に配設された押さえコロ33eが、ロッド33aの凹溝33iに係合するため、乗場戸30の正規形状が保持される。
ここで、乗場戸30に右方向の力(上枠31bと左の縦枠31aとの角度、及び、下枠31cと右の縦枠31aとの角度を鈍角にしようとする力)が加わると、バネ33cをロッド33a,33bの軸方向に縮める力が生じる。このとき、筋交い33が縮もうとする。しかしながら、外力が一定未満であれば、バネ33hの力によってコロ腕33gの上端がロッド33aに接近する方向に押さえられ、押さえコロ33eがロッド33aの凹溝33iに係合した状態を維持するため、筋交い33は縮まず、乗場戸30の正規形状が保持される。外力が一定以上となった場合には、押さえコロ33eがロッド33aの凹溝33iから外れて筋交い33が伸び、乗場戸30が略ひし形に変形する。
一方、乗場戸30に左方向の力(上枠31bと左の縦枠31aとの角度、及び、下枠31cと右の縦枠31aとの角度を鋭角にしようとする力)が加わると、バネ33cをロッド33a,33bの軸方向に伸ばす力が生じる。このとき、筋交い33が伸びようとする。しかしながら、外力が一定未満であれば、バネ33hの力によってコロ腕33gの上端がロッド33aに接近する方向に押さえられ、押さえコロ33eがロッド33aの凹溝33iに係合した状態を維持するため、筋交い33は伸びず、乗場戸30の正規形状が保持される。外力が一定以上となった場合には、押さえコロ33eがロッド33aの凹溝33iから外れて筋交い33が縮み、乗場戸30が略ひし形に変形する。
上記のように、本実施の形態では、乗場戸30の水平枠と縦枠31aとをピン接合したことにより、地震の揺れ等により乗場戸30を変形させる力が加わったときに、乗場戸30が開けなくなるような変形が生じるのを防止することが可能となる。具体的には、通常の状態では、筋交い33の長さを保持するロッド33aの凹溝33iに対し、押さえコロ33eが付いたコロ腕33gをバネ33hで押さえつけて、凹溝33iから押さえコロ33eが逃げないように抵抗を与えることにより、乗場戸30の正規形状が保持される。そして、地震の揺れ等により建屋を変形する力が生じて乗場戸30にも力が及ぶような場合、それまで乗場戸30の正規形状を保持していた筋交い33において、押さえコロ33eがロッド33aの凹溝33iから外れることにより、建屋の変形に追従して乗場戸30の枠に変形が生じるため、少なくとも乗場戸30の枠の破損を回避することが可能となる。
筋交い33は、さらに、長さ調節のため、内面に雌ネジを設けた中空パイプ33jとリング状の押さえナット33kとを備える。ロッド33bは、2本のロッド33m,33nに分かれており、ロッド33mの下端とロッド33nの上端には、中空パイプ33jの雌ネジと螺合する雄ネジが設けられている。ロッド33m,33nの一部を任意に中空パイプ33jにネジ込み、リング状の押さえナット33kで止めることにより、筋交い33の長さ調整が容易にできる。
乗場戸30の枠に変形が生じた場合、表板31が当該変形に追従できるように、乗場戸30の枠と表板31との重ねシロは大きくとられている。そして、表板31は、上枠31bと下枠31cと左右それぞれの縦枠31aとに、懐の深いクリップ31dでクリップ止め(クランプ止め)されている。これにより、乗場戸30に変形が生じたときに、表板31が、ある程度までは乗場戸30の枠とともにスライドして変形に追従し、それ以上変形が大きくなると乗場戸30の枠から外れるため、乗場戸30の変形を妨げにくくなる。なお、表板31がクリップ止めされる部分には、当て板31eが配設されている。下枠31cの当て板31eには、乗場戸30の脚32がネジ32aで取り付けられている。下枠31cには、ネジ32aを止めやすくするために、ネジ座32bに対応する穴31fが設けられている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、三方枠20と乗場戸30が、地震のときに建屋のコンクリート壁の変形に追従できるので、破損することがなくなる。また、変形した状態でも、乗場戸30に無理な力が作用していないため、救助隊の作業で容易に乗場戸30を開き、昇降路内のかごの乗客を救出することができる。
前述したように、地震により建屋に甚大な被害が起き、乗場周りのコンクリート壁の変形があると、エレベータの乗場の三方枠20や乗場戸30が変形し、開くことができないことがある。この場合、レスキュー隊は、乗場戸30を切断したり、破壊したりしてから、乗客を救出する必要があった。これに対し、本実施の形態によれば、エレベータの三方枠20と乗場戸30を縦部材と水平部材で形成し、それぞれの接続部をピン接合し、回動可能に構成して、建物の変形に追従できるようにしたことにより、地震による揺れ等により三方枠20や乗場戸30に変形が生じても、これらが破損するのを防ぐことができる。このため、変形したままの乗場戸30を救助隊が容易に開くことができる。そして、昇降路内のかごの乗客を救出することができる。
なお、実施の形態1におけるバネ付きロッド23を、本実施の形態における筋交い33と同様に構成してもよい。例えば、ロッド23aにバネ23bを巻装する代わりに、ロッド23aを2本のロッドに分けてバネで接続し、バネの周りをガイドパイプで覆う。ガイドパイプの外側には支えを設け、その支えを支点とするシーソー型のコロ腕の上端に押さえコロを、コロ腕の下端にバネを配設する。2本のロッドのうち、上側の1本は位置決めカムを兼ねるロッドとし、そのロッドの凹溝に押さえコロを係合する。例えば、三方枠20に横方向の外力が加わっていない状態では、コロ腕の上端が、コロ腕の下端に設けられたバネによって上側のロッドに接近する方向に押さえられる。そして、コロ腕の上端に配設された押さえコロが、そのロッドの凹溝33iに係合するため、三方枠20の正規形状が保持される。一方、三方枠20に横方向の力が加わると、2本のロッドを接続するバネをロッドの軸方向に伸縮させる力が生じる。外力が一定未満であれば、コロ腕の上端が上側のロッドに接近する方向に押さえられ、押さえコロがロッドの凹溝に係合した状態を維持するため、三方枠20の正規形状が保持される。外力が一定以上となった場合には、押さえコロがロッドの凹溝から外れて、三方枠20が略ひし形に変形する。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
図10は、本実施の形態に係る乗場戸30の背面図及び側面図であり、実施の形態1の図5に相当するものである。図11は、図10の乗場戸30の分解斜視図、部分側面図及び部分断面図である。図12は、図10の乗場戸30が地震の影響で変形した図である。
本実施の形態では、乗場戸30は、複数枚のパネル(乗場戸30が複数のパネルに分割されていると考えてもよい)と、パネルの上下に取り付けられる水平枠(水平部材)とを具備する。パネルのうち、端パネル34は、左隣又は右隣のパネルと接する部分に長穴34aを備えるとともに、当該部分に丸穴34bと凸部34cとのいずれかを備える。一方、中央パネル34dは、左右それぞれの隣のパネルと接する部分に長穴34aを備えるとともに、当該部分に丸穴34bと凸部34cとのいずれかを備える(隣のパネルの対応する部分に丸穴34bがあれば凸部34c、同部分に凸部34cがあれば丸穴34bとなる)。水平枠のうち、上枠34eは、パネルの上方に取り付けられ、下枠34fは、パネルの下方に取り付けられる。
それぞれのパネルと上枠34eとは、互いにピン接合されている。同様に、それぞれのパネルと下枠34fとは、互いにピン接合されている。以下、その構成の具体例について説明する。
それぞれのパネルと上枠34eとには、互いに対応する位置にピン穴34gが設けられている。それぞれのピン穴34gには、ピン34hが挿入され、ナット・座金類34iによって固定される。同様に、それぞれのパネルと下枠34fとには、互いに対応する位置にピン穴34gが設けられている。それぞれのピン穴34gには、ピン34hが挿入され、ナット・座金類34iによって固定される。
それぞれのパネルは、隣のパネルに設けられた長穴34aにバネ34j付きのボルト34kを螺合して取り付けられている。以下、その構成の具体例について説明する。
隣り合うパネル同士は、両パネルの長穴34aにバネ34j付きのボルト34kを螺合して、ナット・座金類34mで締め付け、さらに、一方のパネルの位置保持用に設けられた丸穴34bに他方のパネルの凸部34cを嵌入して固定される。これにより、乗場戸30の正規形状が保持されている。ここで、乗場戸30の正規形状とは、上枠34e及び下枠34fに対し、それぞれのパネルが略垂直になる状態をいう。隣り合うパネル同士は、乗場戸30に横方向の外力が加えられたときに、外力が一定未満の場合、一方のパネルの丸穴34bに他方のパネルの凸部34cが嵌合して乗場戸30の変形を抑止する。一方、外力が一定以上の場合、バネ34jの力が打ち負かされ、ボルト34kが両パネルの長穴34aの中をスライドし(即ち、ボルト34kが長穴34aに対して変位し)、丸穴34bから凸部34cが外れて乗場戸30が変形する。このとき、それぞれのパネルはスライドして傾くが、上枠34eとも下枠34fともピン接合されているため、全体としては略ひし形に変形する。なお、それぞれのパネルがスライドして傾いても、上下端の角が上枠34e及び下枠34fに当たらないように、パネル幅は十分に狭くするものとする。これにより、それぞれのパネル、あるいは、上下それぞれの水平枠の破損を回避することができる。
上記のように、本実施の形態では、乗場戸30のそれぞれのパネルと上下それぞれの水平枠とをピン接合したことにより、地震の揺れ等により乗場戸30を変形させる力が加わったときに、乗場戸30が開けなくなるような変形が生じるのを防止することが可能となる。具体的には、通常の状態では、隣り合うパネル同士が、バネ34j付きのボルト34kで締め付けられて、一方のパネルの丸穴34bに他方のパネルの凸部34cが嵌合した状態を保持することにより、乗場戸30の正規形状が保持される。そして、地震の揺れ等により建屋を変形する力が生じて乗場戸30にも力が及ぶような場合、凸部34cが丸穴34bから外れることにより、建屋の変形に追従して乗場戸30のパネルが傾くため、乗場戸30が激しく破損することを回避できる。このとき、乗場戸30には無理な力がかかっていないため、救助隊の操作で容易に乗場戸30を開けることができ、昇降路内のかごの乗客を救出することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
10 エレベータ乗場装置、20 三方枠、21 上枠、21a 前枠、21b 後枠、21c 軸受金具、21d 軸受金具、21e 軸受金具、21f 軸穴、21g 軸穴、21h 軸穴、21i ピン、21j ピン、21k スペーサ、21m ナット・座金類、21n 支え板、22 縦枠、22a 軸受、22b ピン、22c ナット・座金類、23 バネ付きロッド、23a ロッド、23b バネ、23c 位置決めカム、23d 押さえコロ、23e バネ受、23f バネ座兼コロ支持台、23g ゴムブッシュ、23h ナット・座金類、23i ピン、23j ひねりバネ、23k コロ腕、23m 凹溝、30 乗場戸、31 表板、31a 縦枠、31b 上枠、31c 下枠、31d クリップ、31e 当て板、31f 穴、32 脚、32a ネジ、32b ネジ座、33 筋交い、33a ロッド、33b ロッド、33c バネ、33d ガイドパイプ、33e 押さえコロ、33f 支え、33g コロ腕、33h バネ、33i 凹溝、33j 中空パイプ、33k 押さえナット、33m ロッド、33n ロッド、34 端パネル、34a 長穴、34b 丸穴、34c 凸部、34d 中央パネル、34e 上枠、34f 下枠、34g ピン穴、34h ピン、34i ナット・座金類、34j バネ、34k ボルト、34m ナット・座金類、40 敷居、50 乗場壁、50a モルタル、50b コーキング材、51 ドアハンガ、51a ボルト、51b ハンガローラ、51c アップスラストローラ、60 乗場床、61 ベース板、61a ボルト、61b 軸受金具、61c ピン、61d ナット・座金類。
Claims (11)
- エレベータの乗降口となる乗場壁の開口部の上方に取り付けられる上枠と、当該開口部の左右に取り付けられる縦枠とを具備する三方枠を備えたエレベータ乗場装置であって、
前記三方枠の上枠と左右それぞれの縦枠とは、互いにピン接合されていることを特徴とするエレベータ乗場装置。 - 前記三方枠の左右それぞれの縦枠は、さらに、前記開口部の下方の乗場床に設置された軸受にピン接合されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ乗場装置。
- 前記三方枠は、さらに、互いに係合する部材を用いて上枠と左右いずれかの縦枠とを角度が略直角になる状態で保持する保持部を具備し、
前記三方枠の保持部は、前記角度を変化させる外力が加えられたときに、外力が一定未満の場合、前記部材を係合して前記角度の変化を抑止し、外力が一定以上の場合、前記部材の係合を解除して前記角度の変化を可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ乗場装置。 - 前記三方枠の保持部は、一端が前記三方枠にピン支持されたバネ付きロッドであり、前記部材として位置決めカムと押さえコロとが配設されていることを特徴とする請求項3に記載のエレベータ乗場装置。
- 前記三方枠と前記開口部との隙間には、コーキング材が充填されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載のエレベータ乗場装置。
- エレベータの乗降口となる乗場壁の開口部に取り付けられる乗場戸を備えたエレベータ乗場装置であって、
前記乗場戸は、表板と、表板の上下に取り付けられる水平枠と、表板の左右に取り付けられる縦枠とを具備し、
前記乗場戸の上下それぞれの水平枠と左右それぞれの縦枠とは、互いにピン接合されていることを特徴とするエレベータ乗場装置。 - 前記乗場戸の表板は、前記乗場戸の水平枠と縦枠とにクリップ止めされていることを特徴とする請求項6に記載のエレベータ乗場装置。
- 前記乗場戸は、さらに、互いに係合する部材を用いて上下いずれかの水平枠と左右いずれかの縦枠とを角度が略直角になる状態で保持する保持部を具備し、
前記乗場戸の保持部は、前記角度を変化させる外力が加えられたときに、外力が一定未満の場合、前記部材を係合して前記角度の変化を抑止し、外力が一定以上の場合、前記部材の係合を解除して前記角度の変化を可能とすることを特徴とする請求項6又は7に記載のエレベータ乗場装置。 - 前記乗場戸の保持部は、両端が前記三方枠にピン支持された斜め筋交いであり、前記部材として位置決めカムと押さえコロとが配設されていることを特徴とする請求項8に記載のエレベータ乗場装置。
- エレベータの乗降口となる乗場壁の開口部に取り付けられる乗場戸を備えたエレベータ乗場装置であって、
前記乗場戸は、複数枚のパネルと、パネルの上下に取り付けられる水平枠とを具備し、
前記乗場戸のそれぞれのパネルと上下それぞれの水平枠とは、互いにピン接合されていることを特徴とするエレベータ乗場装置。 - 前記乗場戸のそれぞれのパネルは、隣のパネルに設けられた長穴にバネ付きボルトを螺合して取り付けられていることを特徴とする請求項10に記載のエレベータ乗場装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008288402A JP2010116215A (ja) | 2008-11-11 | 2008-11-11 | エレベータ乗場装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008288402A JP2010116215A (ja) | 2008-11-11 | 2008-11-11 | エレベータ乗場装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010116215A true JP2010116215A (ja) | 2010-05-27 |
Family
ID=42304126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008288402A Pending JP2010116215A (ja) | 2008-11-11 | 2008-11-11 | エレベータ乗場装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010116215A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014105046A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベータの乗場装置 |
| CN115504355A (zh) * | 2022-08-24 | 2022-12-23 | 广州广日股份有限公司研究院 | 一种电梯层门 |
-
2008
- 2008-11-11 JP JP2008288402A patent/JP2010116215A/ja active Pending
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