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JP2010112981A - 遠隔実演再生方法、装置 - Google Patents

遠隔実演再生方法、装置 Download PDF

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JP2010112981A JP2008282936A JP2008282936A JP2010112981A JP 2010112981 A JP2010112981 A JP 2010112981A JP 2008282936 A JP2008282936 A JP 2008282936A JP 2008282936 A JP2008282936 A JP 2008282936A JP 2010112981 A JP2010112981 A JP 2010112981A
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久雄 伊東
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Abstract

【課題】遠隔にあるA地点とB地点の実演をミックスする際に生じる両者の音の遅延を従来に比べ半減し得る遠隔実演再生方法等を提供する。
【解決手段】A地点の装置とB地点の装置が、同一のガイドを再生するガイドデータを通信ネットワークを介して相互に送信し、A地点の装置とB地点の装置は、相互に受信したガイドデータに基づいて同一のガイドを同時に再生する。A地点の装置とB地点の装置は、再生したガイドを視聴する実演家から実演信号の入力を受け付け、当該入力を受け付けた実演信号を通信ネットワークを介して相互に送信する。A地点の装置とB地点の装置は、相互に受信した実演信号と自装置に直接入力された実演信号とをミックスして再生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔にあるA地点とB地点とにおける実演をミックスして各地点で再生する方法等に関する。
この種の従来例を図6に基づいて説明する。遠隔にあるA地点とB地点とに、それぞれ通信カラオケシステムが設置され、各通信カラオケシステムは、通信ネットワークを介してデータ通信を行なうようになっている。そして、A地点の歌手と、B地点の歌手とがデュエットを行なう場合、まず、A地点の通信カラオケシステムが楽曲のカラオケの演奏(以下、ガイド演奏という)をスタートする(イントロ・スタート)。A地点の歌手は、このガイド演奏を聴きながら歌を唄う(ヴォーカル・イン)。
また、A地点の通信カラオケシステムは、自己の再生するガイド演奏を通信ネットワークを介してB地点のカラオケシステムに同時送信する。しかし、ガイド演奏がB地点に届くまでに、通信タイムラグT1を生じる。
B地点の通信カラオケシステムは、A地点から送られたガイド演奏を受信すると直ちに再生する(イントロ・スタート)。しかし、B地点のガイド演奏は、通信タイムラグの影響でA地点で再生されているガイド演奏よりも常時T1遅れたタイミングでガイド演奏が進行する。
B地点の歌手は、B地点で再生されるガイド演奏のタイミングに合わせて歌を唄う(ヴォーカル・イン)。B地点の通信カラオケシステムは、B地点の歌手の歌声を通信ネットワークを介してA地点の通信カラオケシステムに送信する。しかし、B地点の歌声がA地点に届くまでに、通信タイムラグT2を生じる。
A地点の通信カラオケシステムは、B地点から届いた歌声を直ちに再生し、A地点の歌手の耳に届ける。しかし、この時点でA地点のガイド演奏のタイミングから見て、B地点の歌手の歌声は、T1+T2の遅れを伴っている。この遅れの度合いによっては、A地点の歌手は、B地点の歌声が遅れて聴こえることを感知し、歌い難いと感じる。人の感覚では、一般に、0.2秒を超える遅延は許容しがたい遅延として実感し、0.2秒以内の遅延は許容できるといわれる。このような遅延は、短縮を図ることが好ましい。
そこで、例えば特許文献1では、A地点とB地点との間でカラオケの演奏中に定期的に同期信号を交換することによって、両地点のカラオケのタイミングを合わせる制御を行なっている。しかし、演奏中に同期信号に応じた演奏のタイミング制御が必要となるため、演奏が不自然に途切れる場合がある。
特開2005−77485号公報
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、特に、遠隔にあるA地点とB地点の実演をミックスする際に生じる両者の音の遅延を従来に比べ半減し得る遠隔実演再生方法等を提供することを課題とする。これを実演中における同期制御を伴うことなく実現することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、以下の構成を採っている。
(1)同一の映像又は/及び音声のガイドに基づいて、互いに遠隔にあるA地点とB地点とからそれぞれ入力された実演信号を、ミックスして再生する方法であって、A地点の装置とB地点の装置が、同一の前記ガイドを再生するガイドデータを通信ネットワークを介して相互に送信するステップと、A地点の装置とB地点の装置が、相互に受信した前記ガイドデータに基づいて同一のガイドを同時に再生するステップと、A地点の装置とB地点の装置が、前記再生したガイドを視聴する実演家から実演信号の入力を受け付け、当該入力を受け付けた実演信号を通信ネットワークを介して相互に送信するステップと、A地点の装置とB地点の装置が、相互に受信した前記実演信号と自装置に直接入力された実演信号とをミックスして再生するステップと、を含むことを特徴とした遠隔実演再生方法。
本発明では、映像や音声のガイドがA地点からB地点へ、また、B地点からA地点に送信され、相互に受信したガイドがA地点とB地点とで同時に再生される。そして、A地点の実演家はA地点で再生されるガイドを視聴しながら、B地点の実演家はB地点で再生されるガイドを視聴しながら、各実演を行なう。各実演は、A地点からB地点へ、また、B地点からA地点へ、相互に送信される。各地点では、自装置に入力された実演と、相手方から受信した実演とがミックスして再生される。
各地点において、ガイドのタイミングと、相手方から受信した実演のタイミングとのタイムラグは、通信経路の片道分で済むので、従来に比べタイムラグを半減し得る。また、実演中においてA地点とB地点の同期制御を行なうこともないので、従来例のように実演中にガイドが不自然に途切れるおそれもない。
本発明は次のように利用できる。例えば、ガイドとしてカラオケを再生し、このカラオケに合わせて遠隔地の実演家が歌を唄いデュエットすることができる。また、ガイドとしてリズムやメトロノームを再生し、このリズムやメトロノームに合わせて遠隔地の実演家が楽器を演奏し合奏することや、楽器の演奏と歌とを合わせることもできる。また、ガイドとして映画の映像を再生し、この映像に合わせて遠隔地の実演家がアフレコやアテレコを行なうことができる。
(2)(1)の方法において、A地点の装置とB地点の装置が、各地点における前記実演家を撮像手段により撮像した撮像データを通信ネットワークを介して相互に送信するステップと、A地点の装置とB地点の装置が、相互に受信した前記撮像データと自装置に直接入力された撮像データとを合成し、当該合成映像を再生するステップと、を含むことを特徴とした遠隔実演再生方法。
本発明では、A地点のカメラ映像がB地点に、B地点のカメラ映像がA地点に送信され、各地点で入力されたカメラ映像と合成される。このため、例えば、A地点の実演家とB地点の実演家とを一つの映像に合成すること等が可能となる。
(3)(1)の方法において、前記実演信号を相互に送信するステップでは、前記実演信号を前記ガイドデータとは異なるチャンネルで優先的に送信することを特徴とした遠隔実演再生方法。
本発明では、ガイドと実演とを別々のチャンネルで送信し、ガイドの送信に対し実演の送信を優先するので、ガイドに対する実演の遅延を最小限に抑えることができる。
(4)同一の映像又は/及び音声のガイドに基づいて、互いに遠隔にあるA地点とB地点とからそれぞれ入力された実演信号を、ミックスして再生する1地点の実演再生装置であって、前記ガイドを再生するガイドデータを通信ネットワークを介して相手地点の装置に送信するガイド送信機能と、相手地点の装置から受信したガイドデータに基づいて相手地点と同一のガイドを相手地点と同時に再生する受信ガイド再生機能と、前記再生したガイドを視聴する実演家から実演信号の入力を受け付け、当該入力を受け付けた実演信号を通信ネットワークを介して相手地点の装置に送信する実演信号送信機能と、相手地点の装置から受信した実演信号と自装置に直接入力された実演信号とをミックスして再生するミキシング機能と、を備えたことを特徴とする遠隔実演再生装置。
本発明では、上述した遠隔実演再生方法と同一の作用効果を奏する。
本発明によれば、遠隔にあるA地点とB地点の実演をミックスする際に生じる両者の音の遅延を従来に比べ半減し得る。また、実演中においてA地点とB地点の同期制御を行なうこともないので、従来例のように実演中にガイドが不自然に途切れるおそれもない。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。上述したように本発明は、カラオケ、合奏、アフレコなど、種々の用途に利用することができるが、本実施形態は、カラオケに利用する場合を例に説明する。
まず、図1に基づいて本実施形態の概要を説明する。本実施形態では、B地点で再生するガイド(カラオケの映像および演奏)のデータは、A地点から送信する。同時に、A地点で再生するガイドデータを、B地点から送信する。両者のデータは同一のデータである。A地点では、B地点から送信されたガイドデータをストリーミング再生する。B地点では、A地点から送信されたガイドデータをストリーミング再生する。両地点におけるストリーミング再生は同時に開始する。ガイドデータが相手地点に届くまでに通信タイムラグT1を生じるが、A地点とB地点のストリーミング再生が同時に行なわれることによって相殺される。
A地点とB地点で同時にイントロがスタートし、その後、A地点の歌手がカラオケを聴きながら歌を歌い始める(ヴォーカル・イン)。同時に、B地点の歌手もカラオケを聴きながら歌を歌い始めるものとする。この時点で、両者の歌のタイミングは一致している。
A地点で歌われた歌は、B地点にライブ配信される。B地点で歌われた歌はA地点にライブ配信される。そして、A地点では、A地点の歌とB地点からライブ配信された歌とがミックスされて再生される。B地点では、B地点の歌とA地点からライブ配信された歌とがミックスされて再生される。AB地点間で歌のデータを送信する際に通信タイムラグT2を生じるので、A地点ではB地点の歌がT2遅れて再生され、B地点ではA地点の歌がT2遅れて再生される。しかしながら、図6に示した従来例がT1+T2の遅延を伴ったのに比べ、およそ、遅延を半減することができる。
図2は、本実施形態における通信カラオケシステム(実演再生装置)の構成図である。A地点のシステムとB地点のシステムは、同一の構成となっているので、A地点のシステムについて構成を説明する。通信カラオケシステムは、カラオケ制御手段1と、遠隔デュエット制御手段2と、演奏開始同期手段3と、映像・演奏バッファ4とを備えている。また、通信カラオケシステムは、ヴォーカルバッファ5と、映像合成手段6と、合成映像バッファ7とを有する。更に、通信カラオケシステムは、バッファ再生手段8と、遠隔通信手段9と、楽曲データベース(DB)10とを備えている。これに加え、通信カラオケシステムは、マイク11、デジタルカメラ12、スピーカ13、ディスプレイモニター14、操作盤15およびリモコンインターフェース(I/F)16を有する。
カラオケ制御手段1は、カラオケの操作盤15やリモコンI/F16からの入力に応じてカラオケの選曲、キー調整、テンポ調整、演奏中止などカラオケの基本的な機能を提供する。
遠隔デュエット制御手段2は、遠隔にあるA地点の歌手とB地点の歌手とのデュエットを実現するが、その構成は後ほど詳述する。
演奏開始同期手段3は、A地点のカラオケとB地点のカラオケとを同時に再生開始させるための準備を行なう。
映像・演奏バッファ4は、B地点から送られたガイド(カラオケの映像および演奏)データを一時蓄積する。
ヴォーカルバッファ5は、B地点から送られたヴォーカルデータ(実演信号)を一時蓄積する。
映像合成手段6は、A地点のデジタルカメラ12で撮影した映像と、B地点のデジタルカメラで撮影された映像とを合成する。
合成映像バッファ7は、映像合成手段6によって合成された映像のデータを一時蓄積する。
バッファ再生手段8は、映像・演奏バッファ4、ヴォーカルバッファ5および合成映像バッファ7に一時蓄積されたデータをストリーミング再生する。
遠隔通信手段9は、B地点の通信カラオケシステムの遠隔通信手段との間で、Peer−to−Peerのデータ通信を行なう。
楽曲DB10は、多数の楽曲のガイド(カラオケの映像および演奏)データをストリーミングファイル形式で格納している。
マイク11には、歌手(実演家)の歌声が入力される。デジタルカメラ12は、歌手の映像を撮影する。スピーカ13は、図示しないアンプとミキサーに接続され、マイク11から入力された歌とバッファ再生手段8が出力する音声(ガイド演奏とB地点の歌)とをミックスして出力する。ディスプレイモニター14は、バッファ再生手段8が出力する映像(カラオケ映像、歌手の合成映像)を表示する。操作盤15は、カラオケの選曲、キー調整、テンポ調整、演奏中止などカラオケの基本的な指示をカラオケ制御手段1に入力するボタンを備えている。リモコンI/F16は、操作盤15と同じ指示を入力できるボタンを備えたリモコンと、赤外線通信等の近距離無線通信を行なう。
B地点の通信カラオケシステムもA地点の通信カラオケシステムと同一に構成されているが、B地点の通信カラオケシステムの構成については、上述したA地点の通信カラオケシステムの構成のうち、A地点とB地点とを読み替えるものとする。A地点の通信カラオケシステムとB地点の通信カラオケシステムは、インターネット等の通信ネットワークNを介してPeer−to−Peer通信を行なうようになっている。
図3は、遠隔デュエット制御手段2の構成図である。遠隔デュエット制御手段2は、A/D変換器21と、ライブ音声エンコーダ22と、ライブ音声バッファ23と、ライブ映像エンコーダ24と、ライブ映像バッファ25と、ストリーミング処理部26と、チャンネル分配処理部27と、主制御部28とを備えている。
A/D変換器21は、マイク11から入力される音声信号をデジタル信号に変換する。
ライブ音声エンコーダ22は、マイクから入力された音声をストリーミング用データにエンコードする。
ライブ音声バッファ23は、ライブ音声エンコーダがエンコードした音声データを一時蓄積する。
ライブ映像エンコーダ24は、デジタルカメラ12によって撮像された歌手の映像データをストリーミング用データにエンコードする。
ライブ映像バッファ25は、ライブ映像エンコーダ24がエンコードした映像データを一時蓄積する。
ストリーミング処理部26は、楽曲DB10から演奏用に選択された楽曲のストリーミングファイル10fのデータをデータ片に時分割し、分割した各データ片のヘッダー(パケットのヘッダー)にガイド(カラオケ映像および演奏)データのチャンネルとしてチャンネル(CH)1のデータを付加し、ストリーミング出力を行なう。また、ストリーミング処理部26は、ライブ音声バッファ23に一時蓄積されたデータをデータ片に時分割し、分割した各データ片のヘッダー(パケットのヘッダー)にヴォーカルのチャンネルとしてCH2のデータを付加し、ストリーミング出力を行なう。また、ストリーミング処理部26は、ライブ映像バッファ25に一時蓄積されたデータをデータ片に時分割し、分割した各データ片のヘッダー(パケットのヘッダー)にカメラ映像のチャンネルとしてCH3のデータを付加し、ストリーミング出力を行なう。この際、ストリーミング処理部26は、予め成された設定に応じて、ストリーミング出力するデータの割合をチャンネルごとに制御し、ガイドデータに対しヴォーカルデータを優先的に送信する。
チャンネル分配処理部27は、B地点からストリーミング出力されるCH1〜CH3のデータ片を遠隔通信手段9を介して受信し、CH1のデータは映像演奏バッファ4へ、CH2のデータはヴォーカルバッファ5へ、CH3のデータは映像合成手段6にそれぞれ入力する。
主制御部28は、上記各要素の動作タイミング等の制御を行なう。
ここで、カラオケ制御手段1、遠隔デュエット制御手段2、演奏開始同期手段3、映像合成手段6およびバッファ再生装置8は、CPU等の情報処理装置がプログラムを実行することによって実現される。映像・演奏バッファ4、ヴォーカルバッファ5、合成映像バッファ7および楽曲DB10は、HDDやRAM等の記憶装置の記憶領域に形成される。遠隔通信手段9は、通信ネットワークNに接続し、B地点の通信カラオケシステムとPeer−to−Peer通信を行なうことに適したNICなどの通信装置である。遠隔デュエット制御手段2、映像合成手段6およびバッファ再生手段8をはじめ、各手段は、ハードロジックにより構成してもよい。
次に、本実施形態の動作を図4を参照しながら説明する。
(S1)A地点の通信カラオケシステムとB地点の通信カラオケシステムとの間で演奏開始同期処理を実行する。演奏開始同期手段3は、B地点の通信カラオケシステムに対し、遠隔通信手段9を介してpingを実行し、テストパケットの送信から応答の受信までにかかった時間の半分を通信タイムラグ予測時間として記憶する。
(S2:ガイド送信機能)次に、A地点の演奏開始同期手段3は、B地点の通信カラオケシステムに対し、演奏開始を指示するコマンドを送信すると同時に、通信タイムラグ予測時間の時間待ちを行い、この通信タイムラグ予測時間の時間待ちを完了すると同時に、予め選曲されたカラオケのガイドデータの送信をB地点に向けて開始する。A地点において通信タイムラグ予測時間が経過する時に、B地点の通信カラオケシステムに演奏開始のコマンドが届き、B地点の通信カラオケシステムは、演奏開始のコマンドを受信すると同時に、同じカラオケのガイドデータの送信をA地点に向けて開始する。
このとき、ストリーミング処理部26は、楽曲ストリーミングファイル10fのガイドデータを時分割し、分割したデータ片のヘッダー(パケットのヘッダー)にCH1のデータを付加し、遠隔通信手段9を介して相手の通信カラオケシステムにストリーミング送信する。
(S3)B地点の通信カラオケシステムは、A地点からストリーミング送信されるガイドデータを次々受信する。A地点から送信されたガイドデータがB地点に届くまでに通信タイムラグT1を生じるが、A地点とB地点のガイドデータは同時に再生されているので、この通信タイムラグT1はAB間に相対的な遅延を生じさせない。A地点から送信されたガイドデータはB地点の遠隔通信手段9に受信される。B地点のチャンネル分配処理部27は、次々受信するデータ片に付加されたチャンネル識別情報を判定し、ガイドデータにはCH1が付加されているので、映像・演奏バッファ4に一時蓄積する。
(S4:受信ガイド再生機能)B地点のバッファ再生手段8は、映像・演奏バッファ4に次々と蓄積されるガイドデータを再生し、カラオケの演奏音声をスピーカ13から出力すると共に、カラオケの字幕などの映像をディスプレイモニター14に表示する。
(S5)B地点の歌手は、スピーカ13とディスプレイモニター14から出力されるガイドを視聴しながら、歌を唄う。
(S6)歌声は、マイク11から入力され、A/D変換器21によってデジタル信号に変換された後、ライブ音声エンコーダ22によってストリーミング用のデータにエンコードされ、ライブ音声バッファ23に一時蓄積される。
また、B地点のデジタルカメラ12がB地点の歌手を撮影する。デジタルカメラ12から出力された映像データは、ライブ映像エンコーダ24によってストリーミング用のデータにエンコードされ、ライブ映像バッファ25に一時蓄積される。
(S7:実演信号送信機能)B地点のストリーミング処理部26は、S2の時点から継続的にガイドデータを時分割し、当該分割したデータ片のヘッダーにチャンネル識別情報としてCH1を付加し、また、ライブ音声バッファ23に一時蓄積された歌手のヴォーカルデータを時分割し、当該分割したデータ片のヘッダーにチャンネル識別情報としてCH2を付加し、また、ライブ映像バッファ25に一時蓄積された歌手の映像データを時分割し、当該分割したデータ片のヘッダーにチャンネル識別情報としてCH3を付加し、各チャンネルのデータ片をシリアルに並べ、遠隔通信手段9を介してA地点の通信カラオケシステムにストリーミング出力する。この際、ストリーミング処理部26は、送信するデータ片の割合を調整しガイドデータのデータ片よりもヴォーカルデータのデータ片の割合を多くする(例えば1:2)。これにより、ガイドデータに対しヴォーカルデータの送信を優先的に行なう。このようにすると、A地点で再生するガイド演奏に対しB地点から受信して再生するヴォーカルの遅延を最小限に抑えることができる。
(S8)A地点のチャンネル分配処理部27は、B地点からストリーミング出力されたデータ片を遠隔通信手段9を介して次々受信し、各データ片のヘッダーに付加されたチャンネル識別情報を判定し、CH1のデータ片は映像・演奏バッファ4へ、CH2のデータ片はヴォーカルバッファ5へ、CH3のデータ片は映像合成手段6へ、それぞれ入力する。このとき、B地点から送信されたデータがA地点に到達するまでの通信タイムラグT2を生じる。
(S9)A地点の映像合成手段6は、A地点のデジタルカメラ12から入力される映像と、チャンネル分配処理部27から入力されたB地点のカメラ映像とを合成し、合成映像バッファ8に一時蓄積する。映像合成の方法は、例えば、AB各地点における歌手のステージ背景を青一色とし、クロマキー技術により映像を合成する。
図5は、映像合成のイメージである。A地点の歌手の映像とB地点の歌手の映像とを合成し、この画面に歌詞の字幕を重ねて表示してもよい。また、カラオケのガイド映像の表示領域と、カメラ映像の表示領域とを分けて、両者を同時に表示してもよい。
(S10:ミキシング機能)A地点のバッファ再生手段8は、映像・演奏バッファ4に一時蓄積されたカラオケのガイド演奏音と、ヴォーカルバッファ5に一時蓄積されたB地点の歌手のヴォーカル音声とをミキサーに通してミックスし、スピーカ13から出力する。また、A地点のマイク11から入力されたA地点の歌手の音声も直接ミキサーを通してミックスされ、スピーカ13から出力される。ミキサーでは、適宜エコー等のエフェクトをかけられるようになっている。
A地点とB地点のガイド演奏は、同時のタイミングで演奏されているため、A地点の歌手の歌と、B地点から送信されたB地点の歌手の歌は、A地点において通信タイムラグT2の分だけ遅延してスピーカから出力される。しかし、図6で説明した従来例に比べ、ヴォーカルの遅延を約半分に抑えることができる。
また、A地点のバッファ再生手段8は、映像・演奏バッファ4に一時蓄積されたカラオケのガイド映像と、合成映像バッファに一時蓄積されたカメラ合成映像とを一画面に配置してディスプレイモニター14に表示する。
以上の動作は、A地点からガイドを送信し、このガイドに基づいてB地点で歌を唄い、B地点のヴォーカルデータをA地点に送信し、A地点で、A地点の歌とB地点から送信された歌とをミックスして再生する動作を中心に説明した。これと全く同じ動作が、A地点とB地点とを逆にして同時に実行されている。逆の動作については、A地点とB地点とを読み替えることによって知ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、一地点で再生するガイド演奏に対し相手地点から送信されるヴォーカルの遅延を図6の従来例の半分程度に抑えることが可能となる。かつ、実演中においてA地点とB地点の同期制御を行なうこともないので、従来例のように実演中にガイドが不自然に途切れるおそれもない。また、一地点から相手地点に送信するヴォーカルデータをガイドデータに対し優先的に送信することによって、相手地点において再生するガイド演奏に対するヴォーカルの遅延を最低限に抑えることができる。また、一地点と相手地点のカメラ映像を合成して再生することによって、A地点の歌手とB地点の歌手とが一緒にデュエットしているイメージを盛り上げることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。例えば、ストリーミングデータのチャンネル別送信機能は必ずしも搭載していなくてもよいし、カメラ映像の合成機能も必ずしも搭載していなくてもよい。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の実施形態の概要を説明するための説明図である。 本発明の実施形態である通信カラオケシステムの構成図である。 図2に示す遠隔デュエット制御手段の構成図である。 図2に示す実施形態の動作を示すフローチャートである。 図4に示すカメラ映像合成処理のイメージ図である。 従来例を説明するための説明図である。
符号の説明
1 カラオケ制御手段
2 遠隔デュエット制御手段
3 演奏開始同期手段
4 映像・演奏バッファ
5 ヴォーカルバッファ
6 映像合成手段
7 合成映像バッファ
8 バッファ再生手段
9 遠隔通信手段
10 楽曲データベース
11 マイク
12 デジタルカメラ
13 スピーカ
14 ディスプレイモニター
15 操作盤
16 リモコンインターフェース

Claims (4)

  1. 同一の映像又は/及び音声のガイドに基づいて、互いに遠隔にあるA地点とB地点とからそれぞれ入力された実演信号を、ミックスして再生する方法であって、
    A地点の装置とB地点の装置が、同一の前記ガイドを再生するガイドデータを通信ネットワークを介して相互に送信するステップと、
    A地点の装置とB地点の装置が、相互に受信した前記ガイドデータに基づいて同一のガイドを同時に再生するステップと、
    A地点の装置とB地点の装置が、前記再生したガイドを視聴する実演家から実演信号の入力を受け付け、当該入力を受け付けた実演信号を通信ネットワークを介して相互に送信するステップと、
    A地点の装置とB地点の装置が、相互に受信した前記実演信号と自装置に直接入力された実演信号とをミックスして再生するステップと、
    を含むことを特徴とした遠隔実演再生方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    A地点の装置とB地点の装置が、各地点における前記実演家を撮像手段により撮像した撮像データを通信ネットワークを介して相互に送信するステップと、
    A地点の装置とB地点の装置が、相互に受信した前記撮像データと自装置に直接入力された撮像データとを合成し、当該合成映像を再生するステップと、
    を含むことを特徴とした遠隔実演再生方法。
  3. 請求項1記載の方法において、
    前記実演信号を相互に送信するステップでは、前記実演信号を前記ガイドデータとは異なるチャンネルで優先的に送信することを特徴とした遠隔実演再生方法。
  4. 同一の映像又は/及び音声のガイドに基づいて、互いに遠隔にあるA地点とB地点とからそれぞれ入力された実演信号を、ミックスして再生する1地点の実演再生装置であって、
    前記ガイドを再生するガイドデータを通信ネットワークを介して相手地点の装置に送信するガイド送信機能と、
    相手地点の装置から受信したガイドデータに基づいて相手地点と同一のガイドを相手地点と同時に再生する受信ガイド再生機能と、
    前記再生したガイドを視聴する実演家から実演信号の入力を受け付け、当該入力を受け付けた実演信号を通信ネットワークを介して相手地点の装置に送信する実演信号送信機能と、
    相手地点の装置から受信した実演信号と自装置に直接入力された実演信号とをミックスして再生するミキシング機能と、
    を備えたことを特徴とする遠隔実演再生装置。
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