JP2010194561A - ダイカスト金型及びダイカスト法 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャビティ部への破断チル層の流入を十分に防止でき、作業効率の良いダイカスト金型及びダイカスト法の提供。
【解決手段】ダイカスト金型1は、固定型分割面20Aを有する固定型20と、固定型20に対して離間・接近するように移動可能であり、可動型分割面10Aを有する可動型10とを備えている。固定型20と該可動型10とにより、ランナー部4aと、該ランナー部4aに接続されたゲート部3aと、ゲート部3aに接続されたキャビティ部1aとが画成され、ランナー部4a及びゲート部3aを通してキャビティ部1aに溶湯が充填される。固定型分割面20Aから突出する固定型凸部20bと可動型に形成された可動型凹部10aとによってランナー部4a及び余肉成形部2aが画成され、該ゲート部は該キャビティ部1aに余肉成形部2aを介して接続される。
【選択図】図1
【解決手段】ダイカスト金型1は、固定型分割面20Aを有する固定型20と、固定型20に対して離間・接近するように移動可能であり、可動型分割面10Aを有する可動型10とを備えている。固定型20と該可動型10とにより、ランナー部4aと、該ランナー部4aに接続されたゲート部3aと、ゲート部3aに接続されたキャビティ部1aとが画成され、ランナー部4a及びゲート部3aを通してキャビティ部1aに溶湯が充填される。固定型分割面20Aから突出する固定型凸部20bと可動型に形成された可動型凹部10aとによってランナー部4a及び余肉成形部2aが画成され、該ゲート部は該キャビティ部1aに余肉成形部2aを介して接続される。
【選択図】図1
Description
本発明は、ダイカスト金型及びダイカスト法に関する。
ランナー部と、ゲート部と、キャビティ部とが形成され、ランナー部及びゲート部を通してキャビティ部に溶湯が充填されるダイカスト金型が知られている。ランナー部の一端にビスケット部が形成されており、ビスケット部に対向するようにスリーブの一端が開口している。スリーブ内にはプランジャーチップがスリーブの軸方向へ移動可能に設けられている。プランジャーチップを駆動させることにより、スリーブ内へ注入されたアルミニウム合金等の溶湯をビスケット部、ランナー部、ゲート部を通してキャビティ部に充填する。
ダイカスト法が行われる際に溶湯がスリーブ内に注入されると、溶湯とスリーブの内面との接触により溶湯の一部が急冷凝固され、スリーブ内面に沿っていわゆる破断チル層が形成される。破断チル層はプランジャーチップの駆動によりスリーブ内面から剥ぎ取られ、破断チル層を含有する溶湯はランナー部、ゲート部のキャビティ部に接続された部分であるゲートを通りキャビティ内に流入し、キャビティ内で形成される製品中に破断チル層が混入する。破断チル層は溶湯が正常に凝固してなる正常部中に混入して未溶着部を形成し、この未溶着部の存在は製品の強度、耐久性、外観などの品質を低下させる原因となる。従って、破断チル層はゲートの手前で止まり、キャビティ内へ流入しないことが望ましい。
特開2004−337879号公報(特許文献1)には、破断チル層がキャビティ部内に流入することを防止するためのダイカスト用金型が記載されている。ダイカスト用金型のゲート部はゲートに向かって絞られた形状となっており、ある程度の値以上の寸法の破断チル層がキャビティ部内へ流入することを防止する。
また、特開2004−268099号公報(特許文献2)には、浄化用フィルタを用いて破断チル層がキャビティ部内に流入することを防止するためのダイカスト鋳造方法が記載されている。ゲート近傍の湯道の部分(ランナー部)に湯道を横切るようにしてフィルタを設け、フィルタにおいて破断チル層を捕捉し、破断チル層がキャビティ部内に流入することを防止する。
しかし、特許文献1記載のダイカスト用金型では、ゲート部内に入りゲート近傍まで達した破断チル層は、溶湯によりキャビティ部内に押込まれてキャビティ部に流入する。このため破断チル層の流入を十分に防止することが出来ないという問題を有する。
また、特許文献2記載のダイカスト鋳造方法では、鋳造を行う毎に浄化用フィルタをランナー部に配置する工程が必要となり、作業効率が悪くなるという問題を有する。
そこで、本発明は、キャビティ部への破断チル層の流入を十分に防止することができ、作業効率が良いダイカスト金型及びダイカスト法を提供することを目的とする。
本発明は、固定型分割面20Aを有する固定型20と、該固定型20に対して離間・接近するように移動可能であり、可動型分割面10Aを有する可動型10とを備え、該固定型20と該可動型10とにより、ランナー部4aと、該ランナー部4aに接続されたゲート部3aと、該ゲート部3aに接続されたキャビティ部1aとが画成され、該ランナー部4a及び該ゲート部3aを通して該キャビティ部1aに溶湯が充填されるダイカスト金型1において、該固定型分割面20Aから突出する固定型凸部20bと該可動型10に形成された可動型凹部10aとによって該ゲート部3aと余肉成形部2aとが画成され、該ゲート部3aは該キャビティ部1aに該余肉成形部2aを介して接続されるダイカスト金型1を提供している。
また、本発明は、ダイカスト金型1を用いてダイカストするダイカスト法を提供している。
本発明のダイカスト金型及びダイカスト法によれば、ゲート部が該キャビティ部に余肉成形部を介して接続されるので、破断チル層が溶湯により押し込まれてキャビティ部に流入してしまうことを防止することができる等の効果を奏する。
本発明の実施の形態によるダイカスト金型について図1を参照しながら説明する。図1に示されるように、ダイカスト金型1は固定型20と可動型10とを有している。固定型20は、可動型10に対向し後述の可動型分割面10Aに当接可能な固定型分割面20Aを有しており、固定型分割面20Aは図1の上下方向に指向している。固定型分割面20Aの位置における固定型20の部分には凹部からなる固定型凹部20aが形成されている。
可動型10は、固定型20に対して離間・接近するように略水平方向へ移動可能であり固定型20に対して当接可能である。可動型10は、固定型20に対向し固定型分割面20Aに当接可能な可動型分割面10Aを有している。可動型分割面10Aは固定型分割面20Aと略平行をなして図1の上下方向に指向している。可動型10には可動型分割面10Aから突出する可動型凸部10bが形成されている。この可動型凸部10bは、可動型分割面10Aと固定型分割面20Aとが互いに当接することにより可動型10が固定型20に当接しているときに、固定型凹部20aと共にキャビティ部1aを画成するように構成されている。
可動型分割面10Aの位置における可動型10の部分には、凹部からなる可動型凹部10aが形成されている。この可動型凹部10aは、可動型分割面10Aと固定型分割面20Aとが互いに当接することにより可動型10が固定型20に当接しているときに、固定型分割面20Aから突出形成された固定型凸部20bと共に余肉成形部2a、ゲート部3a、及びランナー部4aを画成するように構成されている。
キャビティ部1a、余肉成形部2a、ゲート部3a、及びランナー部4aはこの順でそれぞれ互いに連通して接続されている。ランナー部4a内に流入したアルミニウム合金等の金属溶湯はゲート部3a及び余肉成形部2aを通ってキャビティ部1a内に充填されるように構成されている。
ゲート部3aは、余肉成形部2aに向かってその断面積が絞られた絞り部3a(A)と、断面積が略一定の板状部3a(B)を有している。絞り部3a(A)の一端はランナー部4aに接続されており、他端は板状部3a(B)の一端に接続されている。そして、板状部3a(B)の他端であるゲートは余肉成形部2aに接続され、余肉部2aを介してキャビティ部1aに接続されている。
ゲート部3aが絞り部3a(A)と板状部3a(B)を備えていることから、ランナー部4aからゲート部3a内に流れ込んだ板状部3a(B)の断面の幅以上の破断チル層がキャビティ部1a内に流入することが阻止されている。また、余肉成形部2aが設けられていることから、絞り部3a(A)と板状部3a(B)によってキャビティ部1a内に流入することを阻止された破断チル層が溶湯により押し込まれてキャビティ部1a側に幾分か移動したとしても、破断チル層がキャビティ部1a内に流入することが防止されるようになっている。
ダイカスト品において製品部をなすのは、キャビティ部1aにおいて成形される部分であり、ダイカスト品をダイカスト金型1から取り出した後に製品部をゲート部3aやランナー部4aにより成形された部分から切り離す場合の切断箇所は板状部3a(B)の他端(ゲート)の位置(図1においてGで示す位置)となる。固定型分割面20Aから可動型10側に突出形成された固定型凸部20bと可動型10に形成された可動型凹部10aとによってゲート部3aとランナー部4aが画成されているので、板状部3a(B)の他端(ゲート)の位置は固定型凸部20の突出する量だけキャビティ部1aから離間させられており、板状部3a(B)の他端(ゲート)とキャビティ部1aとの間には余肉成形部2aが画成されているので、破断チル層が溶湯により押し込まれてゲート部3aからキャビティ部1a側に幾分か移動したとしても、破断チル層がキャビティ部1a内にまで至ってしまうことを防止することができる。尚、余肉成形部2aにおいて成形された余肉は加工により製品部から除去される。
ランナー部4aの図1における下端部分には、図示せぬスリーブの一端が開口して設けられている。スリーブは略筒状をなしており、スリーブの他端寄りの位置には、スリーブの内部と外部とを連通する貫通孔からなる図示せぬ給湯孔が形成され、給湯孔から溶湯をスリーブ内部に供給可能である。また、図示せぬプランジャーチップはスリーブ内を摺動可能であり、給湯孔からスリーブ内へ溶湯が給湯された後に、プランジャーチップを前進させることによりスリーブ内の溶湯を、ランナー部4a、ゲート部3a、及び余肉成形部2aを通してキャビティ部1aに充填可能である。
ダイカスト法では、給湯孔からスリーブ内へ溶湯を給湯する。そしてプランジャチップをスリーブ内で摺動させることによりスリーブ内の溶湯をランナー部4aを通してゲート部3aへ流し込む。このとき、スリーブ内において発生した破断チル層も溶湯とともにランナー部4a内へ流れ込み、ゲート部3aを通ってキャビティ部1a内に流入しようとするが、ゲート部3aの絞り部3a(A)と板状部3a(B)により、板状部3a(B)の断面の幅以上の破断チル層はキャビティ部1a内に流入することが阻止される。そして、キャビティ部1aへの流入が阻止された破断チル層が溶湯によって押し込まれた場合であっても、板状部3a(B)は余肉成形部2aを介してキャビティ部1aに接続されていることから、破断チル層がキャビティ部1a内にまで至ってしまうことが防止される。キャビティ部1a内の溶湯が凝固した後、型開きをしてダイカスト金型1からダイカスト品を取り出す。以上がダイカスト法である。
本発明によるダイカスト金型及びダイカスト法は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、固定型は固定ダイス及び固定ホルダを有し、可動型は可動ダイス及び可動ホルダを有する構成としてもよい。
本発明のダイカスト金型及びダイカスト法は、破断チル層が製品部に混入しないことが要求されるダイカストの分野において極めて有用である。
1 ダイカスト金型
1a キャビティ部
2a 余肉成形部
3a ゲート部
3a(A) 絞り部
3a(B) 板状部
4a ランナー部
10 可動型
10A 可動型分割面
10a 可動型凹部
20 固定型
20A 固定型分割面
20a 固定型凹部
20b 固定型凸部
1a キャビティ部
2a 余肉成形部
3a ゲート部
3a(A) 絞り部
3a(B) 板状部
4a ランナー部
10 可動型
10A 可動型分割面
10a 可動型凹部
20 固定型
20A 固定型分割面
20a 固定型凹部
20b 固定型凸部
Claims (2)
- 固定型分割面を有する固定型と、該固定型に対して離間・接近するように移動可能であり、可動型分割面を有する可動型とを備え、該固定型と該可動型とにより、ランナー部と、該ランナー部に接続されたゲート部と、該ゲート部に接続されたキャビティ部とが画成され、該ランナー部及び該ゲート部を通して該キャビティ部に溶湯が充填されるダイカスト金型において、該固定型分割面から突出する固定型凸部と該可動型に形成された可動型凹部とによって該ゲート部と余肉成形部とが画成され、該ゲート部は該キャビティ部に該余肉成形部を介して接続されることを特徴とするダイカスト金型。
- 請求項1記載のダイカスト金型を用いてダイカストすることを特徴とするダイカスト法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009040071A JP2010194561A (ja) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | ダイカスト金型及びダイカスト法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009040071A JP2010194561A (ja) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | ダイカスト金型及びダイカスト法 |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2010194561A true JP2010194561A (ja) | 2010-09-09 |
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| JP2009040071A Pending JP2010194561A (ja) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | ダイカスト金型及びダイカスト法 |
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| JP (1) | JP2010194561A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023161746A (ja) * | 2022-04-26 | 2023-11-08 | トヨタ自動車株式会社 | 金型装置 |
-
2009
- 2009-02-24 JP JP2009040071A patent/JP2010194561A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023161746A (ja) * | 2022-04-26 | 2023-11-08 | トヨタ自動車株式会社 | 金型装置 |
| JP7718312B2 (ja) | 2022-04-26 | 2025-08-05 | トヨタ自動車株式会社 | 金型装置 |
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