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JP2010192541A - 樹脂封止金型及び樹脂封止方法 - Google Patents

樹脂封止金型及び樹脂封止方法 Download PDF

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JP2010192541A
JP2010192541A JP2009033179A JP2009033179A JP2010192541A JP 2010192541 A JP2010192541 A JP 2010192541A JP 2009033179 A JP2009033179 A JP 2009033179A JP 2009033179 A JP2009033179 A JP 2009033179A JP 2010192541 A JP2010192541 A JP 2010192541A
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Nobutaka Atago
伸高 愛宕
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Abstract

【課題】樹脂充填不良を低減して、半導体装置の歩留を向上させることができる樹脂封止金型および樹脂封止方法を提供すること。
【解決手段】半導体チップ20が搭載された配線基板21の上部を樹脂封止するキャビティ部17と、このキャビティ部17の一側端部に設けられ、当該キャビティ部17へ樹脂を流入させるゲート部13と、配線基板21の下方に配置され、キャビティ部17の他側端部側から配線基板21の一部に設けられた複数の貫通孔23を介して流入する溶解樹脂R’を収容する下部ダミーキャビティ部33とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂封止金型及び樹脂封止方法に関する。さらに詳しくは、半導体チップを搭載した配線基板の上部を樹脂封止する樹脂封止金型及び樹脂封止方法に関する。
半導体装置は、通常、外界からの保護を目的として樹脂封止して製品化されている。樹脂封止する方法としてトランスファーモールド法による樹脂封止があり、このトランスファーモールド法では、樹脂封止金型を有する樹脂封止装置が用いられる。
図14に示すように、従来の樹脂封止金型101は、上下に対をなす上金型102と下金型103を備えて構成される。この樹脂封止金型101には、半導体チップ120を搭載した配線基板121を載置するキャビティ部117と、溶解した樹脂Rを供給するポット部110と、カル部111、ランナー部112及びゲート部113とからなる樹脂流路114とが形成される。
この樹脂封止金型101を用いた半導体チップの樹脂封止は、次のように行われる。まず、下金型103上に複数の半導体チップ120を搭載した配線基板121を配置し、ペレット状の樹脂Rをポット部110に投入する。次に、下金型103を上昇させて上金型102と密着させる。その後、樹脂封止金型101は加熱され、樹脂Rは樹脂封止金型101から熱を受けてポット部110内で溶解する。この溶解した樹脂Rが、プランジャ119によりポット部110内から押し出されて、樹脂流路114を介してキャビティ部117内に充填される。そして、キャビティ部117内の樹脂Rが硬化することで樹脂パッケージ化された半導体装置が形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−58573号公報
ところで、近年、半導体装置において、高密度化、高集積化及び高機能化が急速に進んでおり、半導体チップなどを多段に積み重ねるPiP(Package−in−Package)やPoP(Package−on−Package)などの手法が注目されている。
しかし、PiP構造やPoP構造などを採用した場合、最上部の半導体チップ上に形成するモールド樹脂を薄くせざるを得ず、積み重ねた半導体チップによってオーバーハング領域も発生する。そのため、半導体チップを樹脂封止する際にモールド不良が発生することがあった。
これは、最上部の半導体チップと樹脂封止金型との間が狭ギャップとなる一方、半導体チップが搭載されていない領域では樹脂封止金型との間が広ギャップとなって樹脂流動のバラツキが大きくなるためである。このときのモールド不良として、図15に示すようなウェルドボイド130やオーバーハング下方131の樹脂充填不良などがある。
このようにモールド不良が発生すると半導体装置は不良品となってしまい、歩留を低下させることになる。
そこで、本発明は、樹脂充填不良を低減して、半導体装置の歩留を向上させることができる樹脂封止金型および樹脂封止方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1に係る発明は、半導体チップが搭載された配線基板の上部を樹脂封止するキャビティ部と、前記キャビティ部の一側端部に設けられ、当該キャビティ部へ樹脂を流入させるゲート部と、前記配線基板の下方に配置され、前記キャビティ部の他側端部側から前記配線基板の一部に設けられた複数の貫通孔を介して流入する樹脂を収容する下部ダミーキャビティ部と、を備えた樹脂封止金型とした。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の樹脂封止金型において、前記キャビティ部の他側端部には第2ゲート部を介して上部ダミーキャビティ部が設けられ、前記配線基板の貫通孔を介して前記上部ダミーキャビティ部と対向する位置に前記下部ダミーキャビティ部を設けた。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の樹脂封止金型において、前記配線基板の貫通孔を介して前記キャビティ部の他側端部と対向する位置に前記下部ダミーキャビティ部を設けた。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂封止金型において、前記下部ダミーキャビティ部は、一又は複数の凹条部により形成した。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂封止金型において、上下に対をなす上金型と下金型とを備え、前記上金型と前記下金型との間で前記キャビティ部が形成され、前記下金型と前記配線基板との間で前記下部ダミーキャビティ部が形成される。
請求項6に係る発明は、上下に対をなす上金型と下金型とを備える金型本体に形成され、半導体チップが搭載された配線基板の上部を樹脂封止するキャビティ部内に、前記半導体チップが搭載された配線基板を載置する半導体チップ載置工程と、前記金型本体に形成されたゲート部を介して溶解樹脂を前記キャビティ部に注入し、その後加圧して前記キャビティ部の他側端部側から前記配線基板の一部に設けられた複数の貫通孔を介して前記下金型に設けられた下部ダミーキャビティ部に溶解樹脂を注入する樹脂注入工程と、を有する樹脂封止方法とした。
本発明では、半導体チップが搭載された配線基板の一部に複数の貫通孔を設け、さらに配線基板の上部を樹脂封止するキャビティ部の他側端部側から配線基板に設けた貫通孔を介して流入する樹脂を収容する下部ダミーキャビティ部を設けている。かかる構成により、ウェルドボイドやオーバーハング下方の樹脂充填不良などを抑制することができ、その結果、半導体装置の歩留を向上することができる。
本実施形態に係る樹脂封止金型の構成を示す図である。 本実施形態に係る樹脂封止方法を示す製造工程図である 樹脂モールドした半導体装置が形成される様子を示す図である。 樹脂モールドした半導体装置が形成される様子を示す図である。 樹脂モールドした半導体装置が形成される様子を示す図である。 樹脂モールドした半導体装置が形成される様子を示す図である。 樹脂モールドした半導体装置が形成される様子を示す図である。 樹脂モールドした半導体装置が形成される様子を示す図である。 樹脂封止金型で形成される樹脂モールドの状態を示す図である。 樹脂モールドした半導体装置が形成される様子を示す図である。 樹脂封止金型で形成される樹脂モールドの状態を示す図である。 その他の実施形態に係る樹脂封止金型の構成を示す図である。 樹脂封止金型で形成される樹脂モールドの状態を示す図である。 従来の樹脂封止金型の構成を示す図である。 従来の樹脂封止金型で形成した半導体装置の樹脂充填不良を説明するための図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.樹脂封止金型の構成
2.樹脂封止方法
3.その他の樹脂封止金型の構成及び樹脂封止方法
[1.樹脂封止金型の構成]
まず、本実施形態の樹脂封止金型の構成について図面を参照して具体的に説明する。図1は本実施形態に係る樹脂封止金型の構成を示す図である。なお、図1(a)は本実施形態に係る樹脂封止金型の断面図(図1(b)のA−A線矢視断面図)、図1(b)は本実施形態に係る樹脂封止金型の平面図である。
本実施形態に係る樹脂封止金型1は、積層された半導体チップを複数配列して搭載した配線基板上を一度に樹脂モールドすることができる金型であり、図1に示すように、上下に対をなす上金型2と下金型3を備えており、樹脂封止装置Mに装着される。
この樹脂封止金型1では、ペレット状固形樹脂Rを投入可能な空間を設けた複数のポット部10を下金型3に形成し、各ポット部10に連通し断面視凹部状の空間を設けたカル部11を上金型2に形成している。また、このカル部11に連通し所定の空間を設けた複数のランナー部12を上金型2及び下金型3により形成している。
さらに、樹脂封止金型1には、各ランナー部12の終端部に溶解した樹脂(以下、「溶解樹脂R’」とする)の注入口となるゲート部13を形成し、このゲート部13に連通し断面視台形形状の空間を設けたキャビティ部17を形成している。
樹脂封止金型1に形成したカル部11、ランナー部12及びゲート部13からなる樹脂流路14は、ポット部10からキャビティ部17に溶解樹脂R’を流すための通路となる。すなわち、ポット部10で固形樹脂Rが溶解されて溶解樹脂R’としてカル部11に供給され、ランナー部12及びゲート部13を介してキャビティ部17に注入される。
キャビティ部17は、上金型2と下金型3とにより形成され、積層された半導体チップ20が複数配列(ここでは、3×4の12個が配列)されて搭載された配線基板21の上部を樹脂封止する。半導体チップ20が搭載された配線基板21は下金型3上に載置され、この配線基板21と上金型2との間に形成される空間が樹脂の充填空間となる。
さらに、本実施形態に係る樹脂封止金型1では、上金型2に上部ダミーキャビティ部32を形成し、下金型3に下部ダミーキャビティ部33を形成しており、これにより、キャビティ部17内の樹脂充填不良を抑制している。
上部ダミーキャビティ部32は、第2ゲート部31を介してキャビティ部17から樹脂の流入を可能としている。すなわち、一側端部にゲート部13を連通したキャビティ部17の他側端部には第2ゲート部31を連通させて設けており、キャビティ部17からの溶解樹脂R’の流入を可能としている。
第2ゲート部31は、上金型2と下金型3との間であってキャビティ部17の他側端に複数形成されており、キャビティ部17に注入された溶解樹脂R’に第1圧力P1以上の圧力が加わったときに樹脂が通過するようにその高さが調整されている。なお、第1圧力P1は、キャビティ部17に溶解樹脂R’ を注入する圧力よりも高く設定している。なお、半導体チップ20に対向する位置(X方向に半導体チップ20がある位置)に第2ゲート部31を配置にするようにしてもよい。かかる構成により、半導体チップ20により溶解樹脂R’の流れが悪くなる場合に、この流れが悪くなる領域の溶解樹脂R’をより移動させることができる。また、図示しないが上金型2には上部ダミーキャビティ部32と連通する第3ゲート部(図示せず)が形成されており、これによりキャビティ部17内等を真空吸引できるようにしている。
上部ダミーキャビティ部32は、上金型2に形成された凹条溝によって構成され、キャビティ部17から第2ゲート部31を通過して流入した樹脂を凹条溝と配線基板21との間の空間に収容する。ここでは、上部ダミーキャビティ部32の高さはキャビティ部17の高さと同一の高さとしているが、樹脂封止金型1の小型化や上部ダミーキャビティ部32の容積向上のために、キャビティ部17の高さよりも高くするようにしてもよい。なお、金型本体4の幅(X方向)を広げて上部ダミーキャビティ部32の幅(X方向)を広げると金型本体4の小型化の妨げになることから、キャビティ部17の幅(X方向)ではなく高さ(Z方向)を調整することが望ましい。
配線基板21には、上部ダミーキャビティ部32と対向する一側端部に複数の貫通孔23が設けられている。そして、この貫通孔23の孔径は上部ダミーキャビティ部32に注入された樹脂に第2圧力P2(>P1)以上の圧力が加わったときに樹脂が通過するように設定されている。
この貫通孔23は、上部ダミーキャビティ部32の延在方向(Y方向)に沿って均等に配列されており、これにより、上部ダミーキャビティ部32の延在方向のいずれからも溶解樹脂R’を均等に流出させることができる。なお、貫通孔23の形状は円形としているが、長丸形状としてもよく、四角形状や三角形状としてもよい。
下部ダミーキャビティ部33は、配線基板21の貫通孔23を介して上部ダミーキャビティ部32から樹脂の流入を可能としている。すなわち、下部ダミーキャビティ部33は、配線基板21を介して上部ダミーキャビティ部32と対向する下金型3と配線基板21との間に形成され、配線基板21の貫通孔23を介して上部ダミーキャビティ部32から樹脂の流入を可能としている。
下部ダミーキャビティ部33は、下金型3に形成された凹条溝によって構成され、この凹条溝と配線基板21との間の空間に、上部ダミーキャビティ部32から配線基板21の貫通孔23を通過して流入した樹脂を収容する。これにより、キャビティ部17から上部ダミーキャビティ部32を介して溶解樹脂R’が流入して、キャビティ部17内の溶解樹脂R’が移動し、樹脂充填不良となっている部分に樹脂を補充する。
ここでは、下部ダミーキャビティ部33を上部ダミーキャビティ部32と同一形状としているが、上部ダミーキャビティ部32と比べ金型本体4の妨げとならないため、下部ダミーキャビティ部33を上部ダミーキャビティ部32よりも大きな形状(容積)とできる。下部ダミーキャビティ部33を大きくすることで、キャビティ部17内の樹脂充填不良になりやすい部分により樹脂を移動させることができる。
このように、本実施形態における樹脂封止金型1では、第2ゲート部31及び上部ダミーキャビティ部32を設けており、これによりキャビティ部17内の樹脂充填不良を抑制するようにしている。すなわち、キャビティ部17に注入された溶解樹脂R’を所定圧力P1で上部ダミーキャビティ部32内に流入させることにより、キャビティ部17内の樹脂を全体的にX方向に移動させてキャビティ部17内の樹脂充填度を向上させている。
しかも、本実施形態における樹脂封止金型1では、下部ダミーキャビティ部33を設けており、これによりキャビティ部17内の樹脂充填不良を抑制するようにしている。すなわち、キャビティ部17内及び上部ダミーキャビティ部32内の溶解樹脂R’を所定圧力P2(>P1)で配線基板21の貫通孔23を介して下部ダミーキャビティ部33に流入させ、キャビティ部17内の溶解樹脂R’を全体的にX方向に移動させてキャビティ部17内の樹脂充填度を向上させている。
[2.樹脂封止方法]
次に、上記のように構成された樹脂封止金型1を用いた本実施形態に係る樹脂封止装置Mによる樹脂封止方法について、図2〜図11を用いて詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る樹脂封止方法を示す製造工程図、図3〜図8,図10は樹脂モールドした半導体装置が形成される様子を示す図、図9,図11は樹脂封止金型で形成される樹脂モールドの状態を示す図である。
本実施形態に係る樹脂封止装置Mでは、半導体装置の樹脂モールド成形プロセスを図2に示すよう行っており、以下順次説明する。
この樹脂モールド成形プロセスでは、まず、図3に示すように積層された半導体チップ20が搭載された配線基板21を下金型3のキャビティ部17上にセットすると共に、下金型3のポット部10にペレット状固形樹脂Rをセットする(図2のステップS10)。
次いで、図4に示すように、樹脂封止装置Mは下金型3を上昇させ、この下金型3を上金型2と嵌合させて、型締めを行う(図2のステップS11)。
次いで、金型本体4を加熱すると共に、第3ゲート部(図示せず)から真空吸引を行って金型本体4内を真空にする。そして、ポット部10内のプランジャ19を上方へ押し上げて、溶解した樹脂Rをカル部11内に注入する(図2のステップS12)。
このとき、プランジャ19の押し上げ位置に応じて、図5に示すように、ポット部10で固形樹脂Rが溶解されて溶解樹脂R’としてカル部11に供給され、ランナー部12及びゲート部13を介してキャビティ部17に注入される。
そして、プランジャ19の押し上げ位置が所定位置までくると、図6に示すように、キャビティ部17への溶解樹脂R’の充填がほぼ終了する。
しかしながら、配線基板21において半導体チップ20が積層されている箇所とそうでない箇所ではその空間の大きさが異なることから、溶解樹脂R’の流動差が生じる。すなわち、半導体チップ20により上金型2との間が狭ギャップとなる一方、半導体チップ20間の領域では広ギャップとなり、溶解樹脂R’がキャビティ部17内を移動する際に、積層された半導体チップ20が障害物になり、溶解樹脂R’の流動差が生じる。そのため、図6に示すように、半導体チップ20の上面の樹脂充填不良部40(ウェルドボイド)や半導体チップ20のオーバーハング下方の樹脂充填不良部41が発生した状態となっている。
そこで、本実施形態に係る樹脂封止金型1では、上金型2に上部ダミーキャビティ部32を形成すると共に、下金型3に下部ダミーキャビティ部33を形成しており、これにより、キャビティ部17内の樹脂充填不良を抑制している。
図6に示す状態から樹脂封止装置Mは、プランジャ19の押し上げ力を上げて、溶解樹脂R’に第1圧力P1を加えて、溶解樹脂R’をキャビティ部17から第2ゲート部31を介して上部ダミーキャビティ部32へ流入させる(図2のステップS13)。これにより、図7に示すように、半導体チップ20の上面の樹脂充填不良部40や半導体チップ20のオーバーハング下方の樹脂充填不良部41の体積が低減される。
さらに、図7に示す状態から樹脂封止装置Mは、プランジャ19の押し上げ力を上げて、溶解樹脂R’に第2圧力P2を加えて、溶解樹脂R’を上部ダミーキャビティ部32から配線基板21の貫通孔23を介して下部ダミーキャビティ部33へ流入させる(図2のステップS13)。これにより、図8に示すように、半導体チップ20の上面の樹脂充填不良部40や半導体チップ20のオーバーハング下方の樹脂充填不良部41をより低減又は消滅させることができる。
下部ダミーキャビティ部33への溶解樹脂R’の充填が終了すると、カル部11から下部ダミーキャビティ部33までの各空間は、溶解樹脂R’が充填された状態となる。このとき、積層した半導体チップ20を搭載した配線基板21は、溶解樹脂R’により囲繞された状態となり、図9に示すような形状に成形される。所定時間経過すると、前記各空間に充填した溶解樹脂R’は、重合して硬化する。
その後、下金型3を下方に下げて型を開き、下金型3の押出し部(図示せず)を上方へ突出させて成形された樹脂Rと配線基板21に搭載の半導体チップとが一体となった半導体装置ブロックを取り出す(図2に示すステップS14)。
そして、図10に示すように、半導体装置ブロックを所定のカットラインに沿ってダイシングして各半導体装置を切り出す。
以上のように、本実施形態に係る樹脂封止方法によれば、上部及び下部ダミーキャビティ部32,33を設けて、これらに溶解樹脂を流入させるようにしている。その結果、半導体チップ20実装領域と半導体チップ20間とのギャップ差によって発生する樹脂充填不良を抑制することができ、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
上部ダミーキャビティ部32のみを設けるようにした場合、上部ダミーキャビティ部32の容積を大きくとる必要があることから、金型本体4の幅(X方向)が広くなり、配線基板21の幅(X方向)も大きくする必要がある。しかし、本実施形態では、上部ダミーキャビティ部32に加え、下部ダミーキャビティ部33を設けており、金型本体4の小型化を実現することができ、配線基板21も可及的に小さなサイズで生産することができる。
また、上記の上部ダミーキャビティ部32は、一つの凹条溝で形成することとしたが、それに限られるものではなく、例えば、上部ダミーキャビティ部32を延在方向に複数の凹条溝を設けて形成してもよい。このように複数の凹条溝を設けることにより、各第2ゲート部31から流入させる溶解樹脂R’の量を規制することができ、樹脂充填不良をより抑制することができる。なお、この場合、積層した半導体チップ20を搭載した配線基板21は、溶解樹脂R’により図11(この例では、4つの凹条溝で上部ダミーキャビティ部32が形成)に示すような形状に成形されることになる。
[3.その他の樹脂封止金型の構成及び樹脂封止方法]
上記実施形態の樹脂封止金型1では、上部ダミーキャビティ部32と下部ダミーキャビティ部33とで樹脂充填不良をより抑制するようにしているが、下部ダミーキャビティ部33のみを用いて樹脂充填不良をより抑制することもできる。
図12には、下部ダミーキャビティ部のみを用いて樹脂充填不良をより抑制する樹脂封止金型51の構成を示している。なお、ポット部60、カル部61、ランナー部62は上記樹脂封止金型1のポット部10、カル部11、ランナー部12と同様の構成である。
樹脂封止金型51は、上記樹脂封止金型1と同様に、半導体チップ70が搭載された配線基板71の上部を樹脂封止するキャビティ部67と、キャビティ部67の一側端部に設けられ、当該キャビティ部67へ樹脂を流入させるゲート部63とを備えている。
さらに、樹脂封止金型51は、配線基板71の下方に配置され、キャビティ部67の他側端部から配線基板71の一部に設けられた複数の貫通孔73を介して流入する樹脂を収容する下部ダミーキャビティ部80を備えている。
下部ダミーキャビティ部80は、下金型3に形成された凹条溝により構成され、この凹条溝と配線基板21との間の空間に、キャビティ部67から配線基板71の貫通孔73を通過して流入した樹脂を収容する。なお、この場合、積層した半導体チップ70を搭載した配線基板71は、溶解樹脂R’により図13に示すような形状に成形されることになる。
また、下部ダミーキャビティ部80の容積は、キャビティ部17内の樹脂充填不良になりやすい部分に溶解樹脂R’を移動させ、キャビティ部17内の樹脂充填不良を低減又は消滅させることができる程度の大きさにする。
このように下部ダミーキャビティ部80を構成しているので、キャビティ部67の他側端部を介して樹脂を流入させて、キャビティ部67内の樹脂充填不良となっている部分に樹脂を注入させることができる。
しかも、上部ダミーキャビティ部を設ける必要がないため、金型本体54の小型化を実現することができ、配線基板71も可及的に小さなサイズで生産することができる。
なお、配線基板71に形成する貫通孔73は、上記樹脂封止金型1と同様に複数設けるようにしており、下部ダミーキャビティ部80の延在方向(Y方向)に沿って均等に配列されており、これにより、下部ダミーキャビティ部80の延在方向のいずれからも溶解樹脂R’を均等に流入させることができる。また、例えば、半導体チップ70に対向する位置にある(X方向に半導体チップ20がある)貫通孔73の間隔を密にし、その他の貫通孔73の間隔を粗にするようにしてもよい。かかる構成により、半導体チップ70により溶解樹脂R’の流れが悪くなる場合に、この流れが悪くなる領域の溶解樹脂R’をより移動させることができる。また、貫通孔73の形状は円形としているが、長丸形状としてもよく、四角形状や三角形状としてもよい。
以上のように本実施形態における樹脂封止金型1,51によれば、半導体チップが搭載された配線基板21、71の上部を樹脂封止するキャビティ部と、キャビティ部の一側端部に設けられ、当該キャビティ部へ樹脂を流入させるゲート部と、配線基板の下方に配置され、キャビティ部の他側端部側から配線基板の一部に設けられた複数の貫通孔を介して流入する樹脂を収容する下部ダミーキャビティ部とを備えている。
このように下部ダミーキャビティ部を設けることで、金型本体の小型化を図りつつ、ギャップ差によって発生する樹脂充填不良を抑制することができ、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。しかも、配線基板に設ける貫通孔の大きさ、形状、個数などを調整することにより、下部ダミーキャビティ部への流入量を調整して、樹脂充填不良をより精度よく抑制することができる。
また、樹脂封止金型1では、キャビティ部の他側端部には第2ゲート部を介して上部ダミーキャビティ部が設けられ、配線基板の貫通孔を介して上部ダミーキャビティ部と対向する位置に下部ダミーキャビティ部を設けている。そのため、キャビティ部から流入させる溶解樹脂の量を増やすことができ、ギャップ差によって発生する樹脂充填不良をより抑制することができる。
また、樹脂封止金型51では、配線基板の貫通孔を介して前記キャビティ部の他側端部と対向する位置に下部ダミーキャビティ部を設けているので、上部ダミーキャビティ部を設けずに樹脂充填不良をより抑制することができる。そのため、金型本体54の小型化を実現することができ、配線基板も可及的に小さなサイズで生産することができる。
また、下部ダミーキャビティ部は、凹条部により形成しており、これにより金型本体の幅(X方向)の増加を抑制して、金型本体の小型化を図ることができる。また、延在方向(Y方向)に凹条部を複数設けることにより、下部ダミーキャビティ部へ溶解樹脂が流入する際のキャビティ部内の溶解樹脂の移動態様を調整することができ、より適切に樹脂充填不良の発生を抑制することができる。
また、樹脂封止金型1,51は、上下に対をなす上金型と下金型とを備え、上金型と下金型との間でキャビティ部が形成され、下金型と配線基板との間で下部ダミーキャビティ部が形成されるため、中間金型を用いず、構成が複雑にならずに済む。
本発明に係る実施の一形態について具体的に説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものでなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形は可能である。
本実施形態の樹脂封止装置Mは、下金型3にプランジャを設ける構造であるが、上金型2にプランジャを設ける構造の樹脂封止装置にも適用することができる。
A 樹脂封止装置
1、54 樹脂封止金型
2,52 上金型
3,53 下金型
4、54 金型本体
10,60 ポット部
11,61 カル部
12,62 ランナー部
13,63 ゲート部
14、64 樹脂流路
17,67 キャビティ部
19,69 プランジャ
20,70 半導体チップ
21,72 配線基板
23,73 貫通孔
31 第2ゲート部
32 上部ダミーキャビティ部
33,80 下部ダミーキャビティ部

Claims (6)

  1. 半導体チップが搭載された配線基板の上部を樹脂封止するキャビティ部と、
    前記キャビティ部の一側端部に設けられ、当該キャビティ部へ樹脂を流入させるゲート部と、
    前記配線基板の下方に配置され、前記キャビティ部の他側端部側から前記配線基板の一部に設けられた複数の貫通孔を介して流入する樹脂を収容する下部ダミーキャビティ部と、を備えた樹脂封止金型。
  2. 前記キャビティ部の他側端部には第2ゲート部を介して上部ダミーキャビティ部が設けられ、前記配線基板の貫通孔を介して前記上部ダミーキャビティ部と対向する位置に前記下部ダミーキャビティ部を設けた請求項1に記載の樹脂封止金型。
  3. 前記配線基板の貫通孔を介して前記キャビティ部の他側端部と対向する位置に前記下部ダミーキャビティ部を設けた請求項1に記載の樹脂封止金型。
  4. 前記下部ダミーキャビティ部は、一又は複数の凹条部により形成された請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂封止金型。
  5. 上下に対をなす上金型と下金型とを備え、前記上金型と前記下金型との間で前記キャビティ部が形成され、前記下金型と前記配線基板との間で前記下部ダミーキャビティ部が形成される請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂封止金型。
  6. 上下に対をなす上金型と下金型とを備える金型本体に形成され、半導体チップが搭載された配線基板の上部を樹脂封止するキャビティ部内に、前記半導体チップが搭載された配線基板を載置する半導体チップ載置工程と、
    前記金型本体に形成されたゲート部を介して溶解樹脂を前記キャビティ部に注入し、その後加圧して前記キャビティ部の他側端部側から前記配線基板の一部に設けられた複数の貫通孔を介して前記下金型に設けられた下部ダミーキャビティ部に溶解樹脂を注入する樹脂注入工程と、を有する樹脂封止方法。
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