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JP2010190082A - 内燃機関における高圧ポンプ駆動構造 - Google Patents

内燃機関における高圧ポンプ駆動構造 Download PDF

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JP2010190082A
JP2010190082A JP2009033983A JP2009033983A JP2010190082A JP 2010190082 A JP2010190082 A JP 2010190082A JP 2009033983 A JP2009033983 A JP 2009033983A JP 2009033983 A JP2009033983 A JP 2009033983A JP 2010190082 A JP2010190082 A JP 2010190082A
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rocker arm
cam
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camshaft
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Masahiro Nakajima
摩沙洋 中嶋
Naoki Yokoyama
尚希 横山
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】カムシャフトを含む動弁装置を覆うカバー部材に、軸方向に作動する入力部を有する高圧ポンプが取付けられ、前記カムシャフトに設けられたポンプ用カムと、前記高圧ポンプの入力部材との間に、ポンプ用カムに従動して揺動するポンプ駆動用ロッカアームが介設される内燃機関において、ポンプ用カムから高圧ポンプに駆動力を効率的に伝達し、ポンプ駆動用ロッカアーム自体ならびにポンプ駆動用ロッカアームの支持を特別に強固にすることを不要とする。
【解決手段】ポンプ駆動用ロッカアーム60のポンプ用カム58への当接部と、ポンプ駆動用ロッカアーム60の入力部62への当接部とが、入力部62の作動軸線と平行にしてポンプ駆動用ロッカアーム60の揺動中心を通る平面PLに対して同一側に配置される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、カムシャフトを含む動弁装置を覆うカバー部材に、軸方向に作動する入力部を有する高圧ポンプが取付けられ、前記カムシャフトに設けられたポンプ用カムと、前記高圧ポンプの入力部との間に、前記ポンプ用カムに従動して揺動するポンプ駆動用ロッカアームが介設される内燃機関に関し、特に、高圧ポンプ駆動構造の改良に関する。
カムシャフトを含む動弁装置を覆うカバー部材に取付けられる燃料ポンプが、カムシャフトに設けられたポンプ用カムに従動して揺動するポンプ駆動用ロッカアームで駆動されるようにした燃料ポンプの駆動構造が、特許文献1によって知られている。
特開2005−325705号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるものでは、揺動支点が中間部にあるポンプ駆動用ロッカアームの一端にポンプ用カムに転がり接触するローラが軸支され、燃料ポンプの入力部に転がり接触するローラがポンプ駆動用ロッカアームの他端に軸支されており、ポンプ駆動用ロッカアームは揺動中心を相互間に挟んで力点および作用点が設けられている。このためポンプ用カムがポンプ駆動用ロッカアームを揺動駆動する方向と、ポンプ駆動用ロッカアームが燃料ポンプの入力部を軸方向に駆動する方向とが相互に逆方向となっており、駆動力の伝達が効率的ではない。特に高圧ポンプを駆動するには大きな力が必要であり、ポンプ用カムからポンプ駆動用ロッカアームを介しての高圧ポンプの入力部への駆動力伝達は、効率的であることが必要である。また揺動中心を相互間に挟んで力点および作用点が設けられるようにポンプ駆動用ロッカアームが構成されていると、ポンプ用カムからポンプ駆動用ロッカアームの一端部に加わる力と、高圧ポンプからポンプ駆動用ロッカアームの他端部に作用する駆動反力とが同一方向であると、ポンプ駆動用ロッカアーム自体ならびにそのポンプ駆動用ロッカアームの支持を強固とする必要がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ポンプ用カムから高圧ポンプに駆動力を効率的に伝達し、ポンプ駆動用ロッカアーム自体ならびにポンプ駆動用ロッカアームの支持を特別に強固にすることを不要とした内燃機関における高圧ポンプ駆動構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、カムシャフトを含む動弁装置を覆うカバー部材に、軸方向に作動する入力部を有する高圧ポンプが取付けられ、前記カムシャフトに設けられたポンプ用カムと、前記高圧ポンプの入力部との間に、前記ポンプ用カムに従動して揺動するポンプ駆動用ロッカアームが介設される内燃機関において、前記ポンプ駆動用ロッカアームの前記ポンプ用カムへの当接部と、前記ポンプ駆動用ロッカアームの前記入力部への当接部とが、前記入力部の作動軸線と平行にして前記ポンプ駆動用ロッカアームの揺動中心を通る平面に対して同一側に配置されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記ポンプ駆動用ロッカアームの前記ポンプ用カムへの当接部が、前記平面に直交する方向で前記ポンプ駆動用ロッカアームの前記入力部への当接部と、前記ポンプ駆動用ロッカアームの揺動中心との間に配置されることを第2の特徴とする。
さらに本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記カムシャフトの軸線に直交する平面への投影図上で、前記カムシャフトの軸線と、前記ポンプ駆動用ロッカアームの前記ポンプ用カムへの当接部とを結ぶ直線が、前記入力部の作動軸線にほぼ沿う方向に設定されることを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、入力部の作動軸線と平行にしてポンプ駆動用ロッカアームの揺動中心を通る平面に対して、ポンプ駆動用ロッカアームのポンプ用カムへの当接部である力点、ならびに高圧ポンプの入力部へのポンプ駆動用ロッカアームの当接部である作用点が同一側に配置されるので、ポンプ駆動用ロッカアームが大型化することはなく、ポンプ用カムからポンプ駆動用ロッカアームに加わる力が、ポンプ駆動用ロッカアームから高圧ポンプに反転せずに伝達されることになり、駆動力点および作用点を近接させることで、効率的に駆動力を伝達することが可能となるだけでなく、ポンプ駆動用ロッカアームの曲がりを抑制することができ、ポンプ駆動用ロッカアーム自体ならびにポンプ駆動用ロッカアームの支持を特別に強固にすることが不要となる。
また本発明の第2の特徴によれば、高圧ポンプが備える入力部の作動軸線と平行にしてポンプ駆動用ロッカアームの揺動中心を通る平面に直交する方向で、ポンプ駆動用ロッカアームの入力部への当接部と、ポンプ駆動用ロッカアームの揺動中心との間にポンプ駆動用ロッカアームのポンプ用カムへの当接部が配置されるので、ポンプ駆動用ロッカアームを短くすることが可能であり、それによってポンプ駆動用ロッカアームの軽量化を図るとともにポンプ駆動用ロッカアームの曲がりを抑制することができる。
さらに本発明の第3の特徴によれば、カムシャフトの軸線と、ポンプ駆動用ロッカアームのポンプ用カムへの当接部とを結ぶ直線が、カムシャフトの軸線に直交する平面への投影図上で入力部の作動軸線にほぼ沿う方向に設定されるので、高圧ポンプがポンプ駆動用ロッカアームで駆動されるときに入力部の軸線が作動方向から傾いて摺動抵抗が大きくなることが抑制される。
実施例1の機関本体の平面図である。 図1の2−2線断面図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4−4線矢視図である。 図3の5−5線断面図である。 図1の6−6線断面図である。 高圧ポンプおよびポンプ駆動用ロッカアーム付近の作動状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。
図1〜図7を参照しながら本発明の実施例1について説明すると、先ず図1および図2において、この機関本体11は、相互にV形をなす一対の右バンクBRおよび左バンクBLを有してV型に構成されるものであり、車両搭載時に右側に配置される右バンクBRには、第1〜第4気筒C1〜C4が気筒配列方向15に並んで配設され、車両搭載時に左側に配置される左バンクBLには、第5〜第8気筒C5〜C8が気筒配列方向15に並んで配設される。しかも右バンクBRの第1および第4気筒C1,C4ならびに左バンクBLの第6および第7気筒C6,C7は気筒休止可能である。
図2を併せて参照して、左バンクBRは、シリンダブロック12Lと、該シリンダブロック12Lの上部に結合されるシリンダヘッド13Lと、該シリンダヘッド13Lに結合されるカバー部材としてのヘッドカバー14Lとを備え、該ヘッドカバー14LRは、略長方形の側壁14aと、該側壁14aに連設される天井壁14bとを有して箱形に形成される。
前記シリンダブロック12Lには、気筒配列方向15に並ぶ第5〜第8気筒C5,C6,C7,C8毎のシリンダボア16…が形成されるものであり、それらのシリンダボア16…に摺動自在に嵌合されるピストン17…の頂部を臨ませる燃焼室18…が、各気筒C5〜C8毎にシリンダブロック12Lおよびシリンダヘッド13L間に形成される。
前記シリンダヘッド13Lの一側面(図2の左側面)には、各気筒C5〜C8毎の吸気ポート19…が設けられ、前記シリンダヘッド13Lの他側面(図2の右側面)には、各気筒C5〜C8毎の排気ポート20…が設けられる。しかもシリンダヘッド13Lには、各気筒C5〜C8毎に一対ずつの吸気弁21,21…が燃焼室18…および吸気ポート19…間の連通・遮断を切換えるようにして開閉作動可能に配設され、各気筒C5〜C8毎に一対ずつの排気弁22,22…が燃焼室18…および排気ポート20…間の連通・遮断を切換えるようにして開閉作動可能に配設され、各吸気弁21…はシリンダヘッド13Lとの間に縮設される弁ばね23…で閉弁方向に付勢され、各排気弁22…はシリンダヘッド13Lとの間に縮設される弁ばね24…で閉弁方向に付勢される。また燃焼室18…の中央部に先端を臨ませる点火プラグ25…が各気筒C5〜C8毎にシリンダヘッド13Lに螺合されるものであり、シリンダヘッド13Lには、ヘッドカバー14Lとの間に環状のシール部材26…を介在せしめて該ヘッドカバー14Lを貫通するプラグ筒27…が、点火プラグ25…を挿入するようにして取付けられる。
またシリンダヘッド13Lには、各燃焼室18…に圧縮空気とともに燃料を直接噴射するインジェクタ106…が、第5〜第8気筒C5〜C8毎に取付けられており、それらのインジェクタ106…は共通の燃料レール107に接続される。
前記シリンダヘッド13Lおよび前記ヘッドカバー14L間には、前記吸気弁21…を開閉駆動する吸気側動弁装置28と、前記排気弁22…を開閉駆動する排気側動弁装置29とが収容される。
吸気側動弁装置28は、第5気筒C5および第8気筒C8については吸気弁21…および排気弁22…を常時開閉駆動するものの、第6気筒C6および第7気筒C7については機関の低速運転時に吸気弁21…および排気弁22…を閉弁休止して気筒休止状態とすることを可能として構成されるものであり、第8気筒C4での吸気側動弁装置28の構成について、図3および図4を参照しながら以下に説明する。
前記ヘッドカバー14Lには、気筒配列方向15と平行な軸線を有する吸気側カムシャフト31が回転自在に支承されるとともに、吸気側カムシャフト31と平行な軸線を有する吸気側ロッカシャフト32が支持され、前記吸気側カムシャフト31には、図示しないクランクシャフトから1/2の減速比で減速された回転動力が伝達される。
吸気側カムシャフト31には、一対の低速用カム33,34と、単一の高速用カム35と、前記高速用カム35を一方の低速用カム33との間に挟むとともに他方の低速用カム34および前記高速用カム35間に挟まれる位置に配置されるデコンプ用カム36とが設けられる。
一方、吸気側ロッカシャフト32には、第1、第2、第3および第4サブロッカアーム38,39,40,41の上部が揺動可能に支承され、それらのサブロッカアーム38〜41の下方には、油圧タペット45…を介して一端部がシリンダヘッド13Lに揺動可能に支承されるとともに他端部が両吸気弁21…のステムエンド21a…に当接する第1および第2ロッカアーム43,44が配置される。
第1〜第4サブロッカアーム38〜41は、第1および第3サブロッカアーム38,40を第1および第2ロッカアーム43,44の直上に、第2サブロッカアーム39を第1および第3ロッカアーム38,40間に、第4サブロッカアーム41を第2サブロッカアーム39との間に第3サブロッカアーム40を挟むようにして、吸気側ロッカシャフト32に揺動可能に支承されるものであり、第1および第4サブロッカアーム38,41には、低速用カム33,34に転がり接触するローラ46,47が軸支され、第2サブロッカアーム39には、高速用カム35に転がり接触するローラ48が軸支される。また第1および第3サブロッカアーム38,40には、第1および第2ロッカアーム43,44の中間部に軸支されるローラ51,52に接触するスリッパ部53,54がそれぞれ設けられる。
したがって第1および第3サブロッカアーム38,40が吸気側ロッカシャフト32の軸線まわりに揺動すると、第2スリッパ部53,54でローラ51,52が押圧されることによって第1および第2ロッカアーム43,44が油圧タペット45…を支点として揺動し、両吸気弁21…が開閉駆動されることになる。
また第2および第4サブロッカアーム39,41には、前記吸気側ロッカシャフト32で支持された部分から上方に延びる当接腕部39a,41aがそれぞれ一体に設けられており、前記当接腕部39a,41aおよびヘッドカバー14L間には、第2および第4サブロッカアーム39,41に軸支されたローラ48,47を吸気側カムシャフト31側に付勢するロストモーションスプリング55…が設けられる。
一方、第1〜第4サブロッカアーム38〜41には、第1および第3サブロッカアーム38,40を第2サブロッカアーム39に連結する状態と、第3サブロッカアーム40を第4サブロッカアーム41に連結する状態と、第1および第3サブロッカアーム38,40を第2および第4サブロッカアーム39,41のいずれとも連結しない状態とを油圧の作用によって切換える連結切換機構(図示せず)が設けられる。而して第1および第3サブロッカアーム38,40を第2サブロッカアーム39に連結することなく第3サブロッカアーム40を第4サブロッカアーム41に連結した状態では、第1および第3サブロッカアーム38,40が低速用カム33,34に従動するのに応じて両吸気弁21…が低速用カム33,34のカムプロフィルに応じた特性で開閉駆動され、第1および第3サブロッカアーム38,40を第2サブロッカアーム39に連結した状態では第1および第3サブロッカアーム38,40が高速用カム35に従動する第2サブロッカアーム39とともに揺動するのに応じて両吸気弁21…が高速用カム35のカムプロフィルに応じた特性で開閉駆動され、第1および第3サブロッカアーム38,40を第2および第4サブロッカアーム39,41のいずれとも連結しない状態では、第1サブロッカアーム38が低速用カム34に従動するのに応じて一方の吸気弁21が低速用カム33のカムプロフィルに応じた特性で開閉駆動され、第3サブロッカアーム40がデコンプ用カム36に従動するのに応じてデコンプ時期に他方の吸気弁21が開弁する。
図5および図6を併せて参照して、各気筒C5〜C8間にそれぞれ対応する部分で前記吸気側カムシャフト31はジャーナル部31a…を有しており、前記ヘッドカバー14には、各ジャーナル部31a…の外周の少なくとも半周、この実施例1ではジャーナル部31a…の全周を回転自在に支承するようにして気筒配列方向に並ぶ複数の軸受部14c…が、ヘッドカバー14の側壁14cおよび天井壁14bに一体に連なるようにして一体に設けられる。また前記吸気側カムシャフト31の軸線に沿う方向で複数の前記軸受部14c…の1つに隣接した位置で前記ヘッドカバー14の天井壁14bに取付けボス56が一体に設けられ、前記インジェクタ106…に燃料を供給するための高圧ポンプ57が前記取付けボス56に取付けられる。
しかも前記取付けボス56が、複数の前記軸受部14c…のうち前記気筒配列方向15に沿う中間部に配置される軸受部14c、この実施例1では、第7および第8気筒C7,C8間の軸受部14cに第8気筒C8側から隣接した位置で前記ヘッドカバー14Lの天井壁14bに一体に設けられるものであり、この取付けボス56は、高圧ポンプ57の作動方向を、左バンクBLのシリンダ軸線すなわちシリンダボア16の軸線と平行としてヘッドカバー14Lの天井壁14bに一体に設けられる。
ところで前記高圧ポンプ57に対応した位置で前記吸気側カムシャフト31にはポンプ用カム58が設けられており、前記吸気側ロッカシャフト32には、ポンプ用カム58に転がり接触するローラ59が軸支されたポンプ駆動用ロッカアーム60が揺動可能に支承される。またポンプ駆動用ロッカアーム60には、高圧ポンプ57側に延びる腕部60aが設けられており、この腕部60aの先端に軸支されるローラ61が、前記高圧ポンプ57の入力部62に転がり接触する。したがって高圧ポンプ57は、吸気側カムシャフト31の回転に応じてポンプ駆動用ロッカアーム60が揺動するのに応じて、高圧ポンプ57の入力部62にポンプ駆動用ロッカアーム60から駆動力が作用することによってシリンダ軸線と平行な方向に駆動されることになる。
すなわち図7(A)で示すように、ローラ61が前記入力部62の作動軸線Cに関して吸気側ロッカシャフト32とは反対側に距離δAだけ離間した位置で入力部62に当接した状態で前記入力部62は最下降位置にあり、ポンプ用カム58によってポンプ駆動用ロッカアーム60が上方に回動するのに応じて、ローラ61は入力部62に摺接しつつ該入力部62を押し上げることになり、図7(B)で示すように、ローラ61が前記入力部62の作動軸線Cに関して吸気側ロッカシャフト32側に距離δBだけ離間した位置で入力部62に当接した状態で前記入力部62は最上昇位置となる。而して高圧ポンプ57から吐出される燃料油は供給管路108を経て前記燃料レール107に供給される。
ところで、前記入力部62が最下降位置にあるときの前記入力部62へのポンプ駆動用ロッカアーム60の当接部および作動軸線C間の前記距離δAと、前記入力部62が最上昇位置にあるときの前記入力部62へのポンプ駆動用ロッカアーム60の当接部および作動軸線C間の前記距離δBとはほぼ等しくなるように設定されており、このような設定により、ポンプ駆動用ロッカアーム60の入力部62への当接部が入力部62の作動軸線に近くなり、ポンプ駆動用ロッカアーム60からの押圧力作用によって入力部62が傾くことが抑制される。
しかもポンプ駆動用ロッカアーム60の前記ポンプ用カム58への当接部すなわちローラ59の前記ポンプ用カム58への当接部と、前記ポンプ駆動用ロッカアーム60の前記入力部62への当接部すなわちローラ61の前記入力部62への当接部とが、前記入力部62の作動軸線と平行にして前記ポンプ駆動用ロッカアーム60の揺動中心すなわち吸気側ロッカシャフト82の軸線を通る平面PLに対して同一側に配置される。
またポンプ駆動用ロッカアーム60の前記腕部60aは、ポンプ駆動用ロッカアーム60においてポンプ用カム58に転がり接触するローラ59を軸支する部分から高圧ポンプ57側に屈曲するようにして部部からポンプ駆動用ロッカアーム60に一体に設けられており、これにより、ポンプ駆動用ロッカアーム60の長さを抑えて軽量化することができる。
またポンプ駆動用ロッカアーム60の前記ポンプ用カム58への当接部が、前記平面PLに直交する方向で前記ポンプ駆動用ロッカアーム60の前記入力部62への当接部と、前記ポンプ駆動用ロッカアーム60の揺動中心(吸気側ロッカシャフト32の軸線)との間に配置される。
さらに吸気側カムシャフト31の軸線に直交する平面への投影図上で、吸気側カムシャフト31の軸線と、ポンプ駆動用ロッカアーム60の前記ポンプ用カム58への当接部とを結ぶ直線Lが、図7で示すように、入力部62の作動軸線Cにほぼ沿う方向に設定されている。
また高圧ポンプ57の潤滑部には吸気側ロッカシャフト32内から潤滑油が供給されるものであり、図6で示すように、第7および第8気筒C7,C8間の軸受部14cには、吸気側ロッカシャフト32および高圧ポンプ57間を結ぶ潤滑油路109が設けられる。而して高圧ポンプ57の潤滑部から垂れたオイルは、吸気側動弁装置28の各部の潤滑に用いられる。
ところで、低速用カム33…,34…、高速用カム35…、デコンプ用カム36およびポンプ用カム58が設けられる吸気側カムシャフト31は、その一端側から前記ヘッドカバー14lに挿通されて前記各軸受部14c…に支持されるものであり、吸気側カムシャフト31のジャーナル部31a…ならびにそれらのジャーナル部31a…を挿通、支持するために前記各軸受部14c…にそれぞれ設けられる円形の軸受孔105…の直径は、低速用カム33…,34…、高速用カム35…、デコンプ用カム36およびポンプ用カム58を挿通可能な大きさに設定される。
而してヘッドカバー14lの小型化を図るためにジャーナル部31a…および軸受孔105…の直径を小さくすると、ポンプ用カム58も小さく形成されることになるが、高圧ポンプ57は、ポンプ用カム58に従動するポンプ駆動用ロッカアーム6060の腕部60aで駆動されるものであり、ポンプ用カム58が小さくてもポンプ駆動用ロッカアーム6060のレバー比の設定によって高圧ポンプ57で必要とされるストロークを充分に確保することができる。
図2および図3に注目して、第8気筒C8での排気側動弁装置29は、一対の低速用カム63,64および単一の高速用カム65が設けられるとともに前記ヘッドカバー14Lの軸受部14c…で回転自在に支承されるようにして前記吸気側カムシャフト31と平行に配置される排気側カムシャフト68と、排気側カムシャフト68と平行な軸線を有して前記軸受部14c…に支持される排気側ロッカシャフト69と、排気側ロッカシャフト69で揺動可能に支承される第1、第2および第3サブロッカアーム70,71,72と、油圧タペット75を介して一端部がシリンダヘッド13に揺動可能に支承されるとともに他端部が両排気弁22…のステムエンド22a…に当接する第1および第2ロッカアーム76,77とを備え、前記軸受部14c…での排気側カムシャフト68の支持構造は、前記軸受部14c…での吸気側カムシャフト31の支持構造と同様である。
図1に注目して、右バンクBRの第3および第4気筒C3,C4間でシリンダヘッド14Rの軸受部14cに第4気筒C4側から隣接した位置で前記ヘッドカバー14Rの天井壁14bに取付けボス56が設けられ、左バンクBL側の高圧ポンプ57と同様にして駆動される高圧ポンプ57が前記取付けボス56に取付けられる。
次にこの実施例1の作用について説明すると、機関本体11が備えるシリンダヘッド13L…の一面を覆うヘッドカバー14L,14Rに、吸気側カムシャフト31…の外周の全周を回転自在に軸支する複数の軸受部14c…が一体に設けられており、吸気側カムシャフト31…の軸線に沿う方向で複数の前記軸受部14c…の1つに隣接した位置、この実施例1では第7および第8気筒C7,C8間の軸受部14cに第8気筒C8側から隣接して位置ならびに第3および第4気筒C3,C4間の軸受部14cに第4気筒C4側から隣接した位置で前記ヘッドカバー14L,14Rに一体に設けられ、高圧ポンプ57…が取付けボス56…に取付けられるので、補強のためのリブを不要とし、またヘッドカバー14L,14Rの厚みを増すことなく取付けボス56…の剛性を高めることができ、機関本体11の重量増大を回避することができる。しかも第7および第8気筒C7,C8間の軸受部14cならびに第3および第4気筒C3,C4間の軸受部14cおよび取付けボス56…の相対位置精度を高く維持することができるので、ポンプ用カム58…および高圧ポンプ57…の相対位置精度を高めることができる。
しかもこの実施例1では、吸気側カムシャフト31…が、その一端側からヘッドカバー14L,14Rに挿通されて該ヘッドカバー14L,14Rと一体である軸受部14c…の軸受孔105…に挿通、支持されるものであるので、分割された軸受部で挟持されるようにして吸気側カムシャフト31…が回転自在に支持されるものに比べて、吸気側カムシャフト31…および高圧ポンプ57…の相対位置精度を高めることができる。
また機関本体11には、吸気側カムシャフト31…の軸線方向と平行な気筒配列方向15に並ぶ第1〜第4気筒C1〜C4および第5〜第8気筒C5〜C8が配設されており、取付けボス56…が、複数の軸受部14c…のうち前記気筒配列方向15に沿う中間部に配置される軸受部14c、この実施例1では第7および第8気筒C7,C8間の時受部14cならびに第3および第4気筒C3,C4間の軸受部14cに隣接して前記ヘッドカバー14L,14Rに一体に設けられるので、気筒配列方向15に機関本体11が大型化することを回避することができるとともに、機関本体11を車両に搭載する組付け作業を行うときや、車両搭載状態で車両側から機関本体11に衝撃が加わったときにも、高圧ポンプ57…が損傷してしまうことを防止することができる。
またポンプ駆動用ロッカアーム60のポンプ用カム58への当接部と、ポンプ駆動用ロッカアーム60の入力部62への当接部とが、入力部62の作動軸線と平行にしてポンプ駆動用ロッカアーム60の揺動中心を通る平面PLに対して同一側に配置されているので、前記平面PLに対して、ポンプ駆動用ロッカアーム60のポンプ用カム58への当接部である力点、ならびに高圧ポンプ57の入力部62へのポンプ駆動用ロッカアーム60の当接部である作用点が同一側に配置されることになり、ポンプ駆動用ロッカアーム60が大型化することはなく、ポンプ用カム58からポンプ駆動用ロッカアーム60に加わる力が、ポンプ駆動用ロッカアーム60から高圧ポンプ57に反転せずに伝達されることになり、駆動力点および作用点を近接させることで、効率的に駆動力を伝達することが可能となるだけでなく、ポンプ駆動用ロッカアーム60の曲がりを抑制することができ、ポンプ駆動用ロッカアーム60自体ならびにポンプ駆動用ロッカアーム60の支持を特別に強固にすることが不要となる。
またポンプ駆動用ロッカアーム60のポンプ用カム58への当接部が、前記平面PLに直交する方向で前記ポンプ駆動用ロッカアーム60の前記入力部62への当接部と、前記ポンプ駆動用ロッカアーム60の揺動中心との間に配置されるので、ポンプ駆動用ロッカアーム60を短くすることが可能であり、それによってポンプ駆動用ロッカアーム60の軽量化を図るとともにポンプ駆動用ロッカアーム60の曲がりを抑制することができる。
さらに吸気側カムシャフト31の軸線に直交する平面への投影図上で、吸気側カムシャフト31の軸線と、ポンプ駆動用ロッカアーム60の前記ポンプ用カム58への当接部とを結ぶ直線Lが、入力部62の作動軸線Cにほぼ沿う方向に設定されているので、高圧ポンプ57がポンプ駆動用ロッカアーム60で駆動されるときに入力部62の軸線が作動方向から傾いて摺動抵抗が大きくなることが抑制される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば本発明は、V型多気筒内燃機関だけでなく、直列多気筒内燃機関にも適用可能である。
14L,14R・・・カバー部材であるヘッドカバー
28・・・動弁装置である吸気側動弁装置
31・・・カムシャフトである吸気側カムシャフト
57・・・高圧ポンプ
58・・・ポンプ用カム
60・・・ポンプ駆動用ロッカアーム
62・・・入力部
C・・・作動軸線
L・・・直線
PL・・・平面

Claims (3)

  1. カムシャフト(31)を含む動弁装置(28)を覆うカバー部材(14L,14R)に、軸方向に作動する入力部(62)を有する高圧ポンプ(57)が取付けられ、前記カムシャフト(31)に設けられたポンプ用カム(58)と、前記高圧ポンプ(57)の入力部(62)との間に、前記ポンプ用カム(58)に従動して揺動するポンプ駆動用ロッカアーム(60)が介設される内燃機関において、前記ポンプ駆動用ロッカアーム(60)の前記ポンプ用カム(58)への当接部と、前記ポンプ駆動用ロッカアーム(60)の前記入力部(62)への当接部とが、前記入力部(62)の作動軸線と平行にして前記ポンプ駆動用ロッカアーム(60)の揺動中心を通る平面(PL)に対して同一側に配置されることを特徴とする内燃機関における高圧ポンプ駆動構造。
  2. 前記ポンプ駆動用ロッカアーム(60)の前記ポンプ用カム(58)への当接部が、前記平面(PL)に直交する方向で前記ポンプ駆動用ロッカアーム(60)の前記入力部(62)への当接部と、前記ポンプ駆動用ロッカアーム(60)の揺動中心との間に配置されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関における高圧ポンプ駆動構造。
  3. 前記カムシャフト(31)の軸線に直交する平面への投影図上で、前記カムシャフト(31)の軸線と、前記ポンプ駆動用ロッカアーム(60)の前記ポンプ用カム(58)への当接部とを結ぶ直線(L)が、前記入力部(62)の作動軸線(C)にほぼ沿う方向に設定されることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関における高圧ポンプ駆動構造。
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