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JP2010184082A - 自動製パン機 - Google Patents

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JP2010184082A
JP2010184082A JP2009031561A JP2009031561A JP2010184082A JP 2010184082 A JP2010184082 A JP 2010184082A JP 2009031561 A JP2009031561 A JP 2009031561A JP 2009031561 A JP2009031561 A JP 2009031561A JP 2010184082 A JP2010184082 A JP 2010184082A
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Japan
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bread
drive shaft
blade
bread container
kneading
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Application number
JP2009031561A
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English (en)
Inventor
Teruaki Taguchi
輝明 田口
Toshiharu Fujiwara
敏治 藤原
Yoshinari Shirai
吉成 白井
Masao Hayase
正雄 早勢
Risuke Shimozawa
下澤  理如
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2009031561A priority Critical patent/JP2010184082A/ja
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Abstract

【課題】製粉工程を経ることなく穀物粒からパンを製造するのに便利な仕組みを備えた自動製パン機を提供する。
【解決手段】自動製パン機1Aの本体10内に設けられた焼成室40の底部に、第1駆動軸14Lと第2駆動軸14Rを、互いに位置をずらして配置する。焼成室40に受け入れられるパン容器50の底部には、混練ブレード52と粉砕ブレード70を選択的に取り付けることができる受動軸53を設ける。受動軸53に粉砕ブレード70を取り付け、受動軸53を第2駆動軸14Rに連結すると、第2駆動軸14Rが受動軸53に粉砕ブレード70用の回転を与える。受動軸53に混練ブレード52を取り付け、受動軸53を第1駆動軸14Lに連結すると、第1駆動軸14Lが受動軸53に混練ブレード52用の回転を与える。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として一般家庭で使用される自動製パン機に関する。
市販の家庭用自動製パン機は、製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に入れ、パン容器内の製パン原料を混練ブレードで混練して捏ね上げ、発酵工程を経た後、パン容器をそのままパン焼き型としてパンを焼き上げる仕組みのものが一般的である。特許文献1に自動製パン機の一例を見ることができる。
製パン原料にレーズンやナッツ等の具材を混ぜ、具材入りパンを焼くこともある。特許文献2には、レーズン、ナッツ類、チーズ等の製パン副材料を自動的に投入する手段を備えた自動製パン機が記載されている。
特開2000−116526号公報 特許第3191645号公報
パンを製造する場合、これまでは、小麦や米などの穀物を製粉した粉や、それに各種補助原料を混ぜたミックス粉を入手するところから始めなければならなかった。手元に穀物粒(典型的なものは米)があっても、それから直接パンを製造することは困難であった。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、製粉工程を経ることなく穀物粒からパンを製造するのに便利な仕組みを備えた自動製パン機を提供し、パン製造をより身近なものにすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に受け入れ、前記製パン原料の混練工程、発酵工程、及び焼成工程を順次遂行する自動製パン機において、前記パン容器の底部に、混練ブレードと粉砕ブレードを選択的に取り付けることができる受動軸を設け、前記焼成室の底部には、前記受動軸に連結してこれに前記混練ブレード用の回転を与える第1駆動軸と、同じく前記受動軸に連結してこれに前記粉砕ブレード用の回転を与える第2駆動軸を、互いに位置をずらして配置したことを特徴としている。
この構成によると、最初、粉砕ブレードを取り付けた受動軸が第2駆動軸に連結するようにパン容器を焼成室に設置し、このパン容器内に穀物粒を入れてそれを粉砕ブレードで粉砕することにより、パン容器内で製パン原料を製造することができる。その後、粉砕ブレードを混練ブレードに交換し、パン容器の位置を変えて受動軸を第1駆動軸に連結することにより、製パン原料の混練を実施し、さらに発酵、焼成と工程を進めて行くことができる。パン容器内で粉砕した穀物粒を、そのままパン容器内でパンに焼き上げることができるから、他の容器内で穀物粒を粉砕してからパン容器に移すのと異なり、他の容器に残留してパン容器に入らないという、移し替えに伴うロスが発生しない。
また本発明は、上記構成の自動製パン機において、前記第1駆動軸と第2駆動軸が共通のモータで駆動されることを特徴としている。
この構成によると、少ない数のモータで自動製パン機の動作をまかない、部品コストを抑制することができる。
また本発明は、上記構成の自動製パン機において、前記第1駆動軸と第2駆動軸が別個のモータで駆動されることを特徴としている。
この構成によると、混練ブレードと粉砕ブレードにそれぞれ最適回転数を与えることが容易になる。
また本発明は、上記構成の自動製パン機において、前記第1駆動軸を回転させるモータと、前記第2駆動軸を回転させるモータは、共通の制御装置で制御されることを特徴としている。
この構成によると、粉砕ブレードの回転と混練ブレードの回転を互いに関連づけて制御することが可能であるから、穀物粒を粉砕する段階と、粉砕後の穀物粉を混練する段階において、穀物粒の種類や量に適した回転を粉砕ブレードと混練ブレードに与え、パンの品質を向上させることができる。
本発明によると、粉砕ブレードを取り付けた受動軸を第2駆動軸に連結しておいてパン容器内で穀物粒を粉砕し、次いで粉砕ブレードを混練ブレードに交換し、パン容器の位置も変えて受動軸を第1駆動軸に連結することにより、パン容器内の穀物粒を製パン原料として、混練工程、発酵工程、焼成工程を順次遂行することができる。他の容器内で穀物粒を粉砕してからパン容器に移すのと異なり、他の容器に残留してパン容器に入らないという、移し替えに伴うロスが発生しない。
本発明の第1実施形態に係る自動製パン機の垂直断面図である。 図1の自動製パン機から蓋を取り去った状態を示す上面図である。 図2の状態からさらにパン容器を取り去った状態を示す自動製パン機の上面図である。 本発明の第1実施形態に係る自動製パン機の垂直断面図で、図1と異なる状態を示すものである。 図4の自動製パン機から蓋を取り去った状態を示す上面図である。 本発明の第1実施形態に係る自動製パン機の制御ブロック図である。 第1態様パン製造工程の全体フローチャートである。 第1態様パン製造工程の粉砕前含浸工程のフローチャートである。 第1態様パン製造工程の粉砕工程のフローチャートである。 第1態様パン製造工程の練り工程のフローチャートである。 第1態様パン製造工程の発酵工程のフローチャートである。 第1態様パン製造工程の焼成工程のフローチャートである。 第2態様パン製造工程の全体フローチャートである。 第2態様パン製造工程の粉砕後含浸工程のフローチャートである。 第3態様パン製造工程の全体フローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る自動製パン機の垂直断面図である。 本発明の第2実施形態に係る自動製パン機の垂直断面図で、図16と直角の方向に断面したものである。 本発明の第2実施形態に係る自動製パン機の垂直断面図で、図16と異なる状態を示すものである。 本発明の第2実施形態に係る自動製パン機の制御ブロック図である。
以下に本発明の第1実施形態を、図1から図15までの図面を参照しつつ説明する。図1から図5までにおいて、図の左側が自動製パン機1Aの左側、図の右側が自動製パン機1Aの右側である。また図2、図3、及び図5において、図の下側が自動製パン機1Aの
正面(前面)側、図の上側が自動製パン機1Aの背面(後面)側である。
自動製パン機1Aは箱形の本体10を有する。本体10は合成樹脂製の外殻を備え、その左側面と右側面に両端を連結したコ字形の合成樹脂製ハンドル11(図2参照)を持って運搬することができる。
本体10の上面前部には操作部20が形成される。操作部20には、パンの種類(小麦粉パン、米粉パン、具材入りパンなど)の選択キー、調理内容の選択キー、タイマーキー、スタートキー、取り消しキーなどといった操作キー群21と、設定された調理内容やタイマー予約時刻などを表示する表示部22が設けられている。表示部22は液晶表示パネルからなる。
操作部20から後ろの本体上面は合成樹脂製の蓋30で覆われる。蓋30は図示しない蝶番軸で本体10の背面側の縁に取り付けられており、その蝶番軸を支点として垂直面内で回動する。
本体10の内部には焼成室40が設けられる。焼成室40は板金製で、上面が開口しており、ここからパン容器50が入れられる。焼成室40は水平断面矩形の周側壁40aと底壁40bを備え、本体10内に設置された板金製の基台12に底壁40bを載置して支持される。
基台12には、焼成室40の中心にあたる箇所の左右に、アルミニウム合金のダイキャスト成型品からなるパン容器支持部13L、13Rが、互いに位置をずらし、所定間隔を隔てて固定されている。パン容器支持部13L、13Rの内部は、基台12に形成された開口部と、焼成室40の底壁40bに形成された開口部を通じて、焼成室40の内部に露出している。
パン容器支持部13Lの中心には、垂直な第1駆動軸14Lが支持されている。第1駆動軸14Lの下端はパン容器支持部13Lの下面から突き出しており、ここにはプーリ15Lが固定されている。
パン容器支持部13Rの中心には、垂直な第2駆動軸14Rが支持されている。第2駆動軸14Rの下端はパン容器支持部13Rの下面から突き出しており、ここにはプーリ15Rが固定されている。
パン容器支持部13L及び13Rは、パン容器50の底面に固定された筒状の台座51を受け入れてパン容器50を支える。台座51もアルミニウム合金のダイキャスト成型品である。
パン容器50は板金製で、バケツのような形状をしており、口縁部には手提げ用のハンドル(図示せず)が取り付けられている。パン容器50の水平断面は四隅を丸めた矩形であり、四辺のうち対向する二辺の内面には、垂直方向に延びるうね状の突部50a(図2参照)が形成されている。
パン容器50の底部中心には混練ブレード52が配置される。混練ブレード52は、パン容器50の底部中心にシール対策を施して支持された垂直な受動軸53の上端の非円形断面部に、単なるはめ込みで取り付けられており、工具を用いることなく着脱することができる。このため、異なる種類の混練ブレード52に容易に交換可能である。
受動軸53には、混練ブレード52に代えて粉砕ブレード70(図4参照)を取り付けることができる。粉砕ブレード70も、受動軸53の上端の非円形断面部に単なるはめ込みで取り付けられる。
受動軸53は第1駆動軸14Lと第2駆動軸14Rのどちらか一方に連結され、動力を伝達される。動力伝達手段としては台座51に囲い込まれるカップリング54が用いられる。すなわち、カップリング54を構成する2部材のうち、一方の部材54aは受動軸53の下端に固定され、他方の部材54bは第1駆動軸14Lの上端と第2駆動軸14Lの上端に1個ずつ固定される。
台座51の外周面には図示しない突起が形成され、パン容器支持部13L、13Rに対応して基台12にそれぞれ設けられる開口部の周縁には、この突起を通す図示しない切り欠きが形成される。この突起と切り欠きで周知のバヨネット構造を構成する。すなわちパン容器50をパン容器支持部13Lまたは13Rに取り付ける際、パン容器50を突起と切り欠きが一致する角度で下ろし、突起が切り欠きを通り抜けた後、パン容器50を水平方向にひねると突起が基台12の開口部下縁に係合し、パン容器50が上方に抜けなくなるようにする。この操作で、カップリング54の連結も同時に達成されるようにする。パン容器50の取り付け時ひねり方向は混練ブレード52または粉砕ブレード70の回転方向に一致させ、混練ブレード52または粉砕ブレード70が回転してもパン容器50が外れないようにしておく。
パン容器支持部13Lに取り付けられ、受動軸53を第1駆動軸14Lに連結した状態のパン容器50は、図1及び図2に示すように焼成室40内の左方に位置する。パン容器支持部13Rに取り付けられ、受動軸53を第2駆動軸14Rに連結した状態のパン容器50は、図4及び図5に示すように焼成室40内の左方に位置する。このように位置を変えるパン容器50を収容できるよう、焼成室40は左右に長い形状となっている。
焼成室40の内部に配置された加熱装置41がパン容器50を包囲し、製パン原料を加熱する。加熱装置41はシーズヒータにより構成される。
基台12にはモータ60が取り付けられる。モータ60は竪軸であって、下面から出力軸61が突出する。出力軸61には、第1駆動軸14Lのプーリ15Lにベルト62Lで連結するプーリ63Lと、第2駆動軸14Rのプーリ15Rにベルト62Rで連結するプーリ63Rが固定されている。
第1駆動軸14Lは混練ブレード52を回転させるものであるため、低速・高トルクの回転が求められる。第2駆動軸14Rは粉砕ブレード70を回転させるものであるため、高速回転が求められる。そこで、プーリ63Lはプーリ15Lを減速回転させ、プーリ63Rはプーリ15Rを増速回転させるようにプーリ同士の直径比が設定されている。このように、単一のモータ60から性質の異なる2種類の回転を得ることにより、部品コストを抑制することができる。
蓋30には、焼成室40を覆う部分に天井31が設けられる。天井31は板金をドーム状に成型したものであり、その頂部は蓋30に設けられた覗き窓32につながっている。覗き窓32には耐熱ガラスが嵌め込まれる。
パン容器50に対し、内蓋55(図4参照)が用意される。内蓋55は金属製で、通常の鍋蓋のように形成されており、上面中央につまみ56が設けられている。
自動製パン機1Aの動作制御は、図6に示す制御装置80によって行われる。制御装置80は本体10内の適所(焼成室40の熱の影響を受けにくい箇所が望ましい)に配置された回路基板により構成され、これまで述べてきた操作部20及び加熱装置41の他、モータ60のモータドライバ64と、温度センサ81が接続される。温度センサ81は焼成室40内に配置され、焼成室40の温度を検知する。82は各構成要素に電力を供給する商用電源である。
続いて、自動製パン機1Aを用いて穀物粒からパンを製造する工程を、図7から図15までの図を参照しつつ説明する。その中で、図7から図12までの図に示すのが第1態様パン製造工程である。
図7は第1態様パン製造工程の全体フローチャートである。図7では、粉砕前含浸工程#10、粉砕工程#20、混練工程#30、発酵工程#40、焼成工程#50の順で工程が進行する。続いて、各工程の内容を説明する。
図8に示す粉砕前含浸工程#10では、まずステップ#11において、使用者が穀物粒を計量し、所定量をパン容器50に入れる。穀物粒としては米粒が最も入手しやすいが、それ以外の穀物、例えば小麦、大麦、粟、稗、蕎麦、とうもろこしなどの粒も利用可能である。
ステップ#12では使用者が液体を計量し、所定量をパン容器50に入れる。液体として一般的なのは水であるが、だし汁のような味成分を有する液体でもよく、果汁でもよい。アルコールを含有していてもよい。なおステップ#11とステップ#12は順序が入れ替わっても構わない。
パン容器50に穀物粒と液体を入れる作業は、パン容器50を焼成室40から出して行ってもよく、パン容器50を焼成室40に入れたまま行ってもよい。パン容器50を焼成室40に入れたままで上記作業を行うときは、図4及び図5に示すようにパン容器50をパン容器支持部13Rに取り付け、受動軸53を第2駆動軸14Rに連結させておく。受動軸53には粉砕ブレード70を取り付けておく。焼成室40の外でパン容器50に穀物粒と液体を入れる場合も、受動軸53には粉砕ブレード70を取り付けておく。
焼成室40内のパン容器50に穀物粒と液体を入れたら、あるいは外部で穀物粒と液体を入れたパン容器50をパン容器支持部13Rに取り付けたら、図4に示すようにパン容器50に内蓋55を被せ、蓋30を閉じる。ここで使用者は操作部20の中の所定の操作キーを押し、液体含浸のタイムカウントをスタートさせる。この時点からステップ#13が始まる。
ステップ#13では穀物粒と液体の混合物をパン容器50内で静置し、穀物粒に液体を含浸させる。一般に、液体温度が高くなるほど含浸が促進されるので、加熱手段41に通電して焼成室40の温度を高めるようにしてもよい。
ステップ#14では穀物粒と液体の静置を開始してからどれだけ時間が経過したかを制御装置80がチェックする。所定時間が経過したら粉砕前含浸工程#10は終了する。このことは、表示部22における表示や、音声などで使用者に報知される。
粉砕前含浸工程#10に続き、図9に示す粉砕工程#20が遂行される。使用者が操作部20を通じ粉砕作業データ(穀物粒の種類や量、これから焼くパンの種類など)を入力し、スタートキーを押すと、粉砕が開始される。
ステップ#21では、制御装置80がモータ60を駆動し、第1駆動軸14Lと第2駆動軸14Rの両方を回転させる。すると、第2駆動軸14Rに連結した受動軸53が粉砕ブレード70用に設定された高速回転で回転する。粉砕ブレード70は穀物粒と液体の混合物の中で穀物粒を粉砕する。粉砕ブレード76による粉砕は、穀物粒に液体が浸み込んだ状態で行われるから、穀物粒を芯まで容易に粉砕することができる。パン容器50の内面に形成された突部50aが穀物粒と液体の混合物の流動を抑制し、粉砕を助ける。内蓋55がパン容器50の上面開口を閉ざしているので、穀物粒や液体がパン容器50の外に飛び散ることはない。
ステップ#22では、所望の粉砕穀物粒を得るために設定通りの粉砕パターン(粉砕ブレードを連続回転させるか、停止期間を織り交ぜて断続回転させるか、断続回転させる場合、どのようにインターバルをとるか、回転時間の長さをどのようにするか等)が完遂されたかどうかを制御装置80がチェックする。設定通りの粉砕パターンが完遂されたらステップ#23に進んで粉砕ブレード70の回転を終了し、粉砕工程#20は終了する。このことは、表示部22における表示や、音声などで使用者に報知される。
以上の説明では、粉砕前含浸工程#10の後、使用者の操作で粉砕工程#20が開始されるものとしたが、使用者が粉砕前含浸工程#10の前か、粉砕前含浸工程#10の途中で粉砕作業データを入力すれば、粉砕前含浸工程#10の終了後、自動的に粉砕工程#20が開始されるように構成してもよい。
粉砕工程#20に続き、図10に示す混練工程#30が遂行される。それに先立ち使用者は、蓋30を開け、パン容器50をパン容器支持部13Rから取り外す。そしてそのパン容器50を、パン容器支持部13Lに取り付け、受動軸53を第1駆動軸14Lに連結する。そして受動軸53から粉砕ブレード70を取り外し、混練ブレード52に交換する。この交換作業は粉砕穀物粒と液体の混合物がパン容器50の底に溜まっている状態で行わねばならないので、受動軸53にはめ込むため粉砕ブレード70と混練ブレード52のそれぞれ回転中心に設けたスリーブを背の高いものにし、粉砕穀物粒と液体の混合物に指先を浸さないでも粉砕ブレード70と混練ブレード52をつまめるようにしておくのがよい。
パン容器支持部13Rからパン容器支持部13Lへのパン容器50の移し替え作業と、粉砕ブレード70を混練ブレード52に交換する作業が終了したら、蓋30を閉じる。これにより、図1と図2に示す状態になる。内蓋55は不要なので片付けておく。
混練工程#30に入る時点では、パン容器50の中の穀物粒と液体は、ペースト状またはスラリー状の生地原料となっている。なお本明細書では、混練工程#30の開始時点のものを「生地原料」と呼称し、混練が進行して目的とする生地の状態に近づいたものは、半完成状態であっても「生地」と呼称することとする。
ステップ#31では使用者が蓋30を開け、生地原料に所定量のグルテンを投入する。必要に応じ、食塩、砂糖、ショートニングといった調味材料も投入する。
使用者は、ステップ#31に前後して、操作部20よりパンの種類や調理内容の入力を行う。準備が整ったところで使用者がスタートキーを押すと、混練工程#30から発酵工程#40、さらに焼成工程#50へと自動的に連続する製パン作業が開始される。
ステップ#32では、制御装置80はモータ60を駆動する。すると、生地原料の中で混練ブレード52が回転を開始する。前述の通り、第1駆動軸14Lにはモータ60の回転が減速されて伝えられるので、混練ブレード52の回転は低速・高トルクのものとなる。
制御部80は、モータ60を駆動しつつ加熱装置41に通電し、焼成室40の温度を上げる。混練ブレード52が回転するに従い生地原料は混練され、所定の弾力を備える、一つにつながった生地(dough)に練り上げられて行く。混練ブレード52が生地を振り回してパン容器50の内壁にたたきつけることにより、混練に「捏ね」の要素が加わることになる。パン容器50の内壁に形成された突部50aが「捏ね」を助ける。
ステップ#33では混練ブレード52の回転開始以来どれだけ時間が経過したかを制御装置80がチェックする。所定時間が経過したらステップ#34に進む。
ステップ#34では使用者が蓋30を開け、生地にイースト菌を投入する。
ステップ#35では生地にイースト菌を投入してからどれだけ時間が経過したかを制御装置80がチェックする。所望の生地を得るのに必要な時間が経過したらステップ#36へ進んで混練ブレード52の回転が終了する。この時点で、一つにつながり、所要の弾力を備えた生地が完成している。
なおステップ#34で生地に投入するイースト菌はドライイーストでよい。イースト菌の代わりにベーキングパウダーを用いてもよい。
混練工程#30に続き、図11に示す発酵工程#40が遂行される。ステップ#41では混練工程30を経た生地が発酵環境に置かれる。すなわち制御装置80は焼成室40を、必要があれば加熱装置41に通電して、発酵が進む温度帯とする。使用者は生地を、必要に応じ形を整えて静置する。
ステップ#42では生地を発酵環境に置いてからどれだけ時間が経過したかを制御装置80がチェックする。所定時間が経過したら発酵工程#40は終了する。
発酵工程#40に続き、図12に示す焼成工程#50が遂行される。ステップ#51では発酵した生地が焼成環境に置かれる。すなわち制御装置80はパン焼きに必要な電力を加熱装置41に送り、焼成室40の温度をパン焼き温度帯まで上昇させる。
ステップ#52では生地を焼成環境に置いてからどれだけ時間が経過したかを制御装置80がチェックする。所定時間が経過したら焼成工程#50は終了する。ここで表示部22における表示または音声により製パン完了の報知がなされるので、使用者は蓋30を開けてパン容器50を取り出す。
なお焼成工程#50の間、使用者は覗き窓32からパン容器50の内部を覗き、パンのふくらみ具合や焼き色のつき具合などをチェックすることができる。
続いて第2態様製パン工程を図13と図14に基づき説明する。図13は第2態様パン製造工程の全体フローチャートである。図13では、粉砕工程#20、粉砕後含浸工程#60、練り工程#30、発酵工程#40、焼成工程#50の順で工程が進行する。続いて、図14に基づき粉砕後含浸工程#60の内容を説明する。
ステップ#61では、粉砕工程#20で形成された生地原料がパン容器50の内部で静置される。この生地原料は、粉砕前含浸工程を経ていなかったものである。静置されている間に、粉砕穀物粒に液体が浸み込んで行く。制御装置80は必要に応じ加熱装置41に通電して生地原料を加熱し、含浸を促進する。なお、この時のパン容器50は、パン容器支持部13Rに取り付けた状態でも、パン容器支持部13Lに取り付けた状態でも、どちらでもよい。
ステップ#62では静置開始以来どれだけ時間が経過したかを制御装置80がチェックする。所定時間が経過したら粉砕後含浸工程#60は終了する。粉砕後含浸工程#60が終了すれば混練工程#30に移行する。パン容器50がパン容器支持部13Lに支持され、受動軸53に混練ブレード52が取り付けられた状態で粉砕後含浸工程#60が遂行されたのであれば、自動的に混練工程に移行することが可能である。混練工程#30以降の工程は第1態様製パン工程と同じである。
続いて第3態様製パン工程を図15に基づき説明する。図15は第3態様パン製造工程の全体フローチャートである。ここでは、粉砕工程#20の前に第1態様の粉砕前含浸工程#10を置き、粉砕工程#20の後に第2態様の粉砕後含浸工程60を置いている。混練工程30以降の工程は第1態様製パン工程と同じである。
粉砕ブレード70は、穀物粒を粉砕するだけでなく、ナッツ類や葉物野菜などの具材の細片化にも用いることができる。このため、粒の細かい具材を入れたパンを焼くことができる。粉砕ブレード70は、パンに混ぜる具材以外の食材や、生薬原料の粉砕にも利用できる。
次に、図16から図19に基づき本発明の第2実施形態を説明する。なお第2実施形態の中で第1実施形態と同一または機能が共通する構成要素には第1実施形態で用いたのと同じ符号を付し、説明は省略する。
第2実施形態の自動製パン機1Bが第1実施形態の自動製パン機1Aと異なるのは、第1駆動軸14Lと第2駆動軸14Rが別個のモータで駆動されるということである。すなわち基台12には竪軸のモータ90(図17参照)が取り付けられ、モータ90の出力軸91にはプーリ92が固定され、プーリ92と第1駆動軸14Lのプーリ15Lとがベルト93で連結されている。パン容器支持部13Rの側では、第2駆動軸14Rにモータ94が直結している。図19に示す通り、モータ90にはモータドライバ95が組み合わせられ、モータ94にはモータドライバ96が組み合わせられている。
図16及び図17ではパン容器50がパン容器支持部13Lに取り付けられ、受動軸53が第1駆動軸14Lに連結している。この時第1駆動軸14Lに混練ブレード52用の回転を与えるモータ90には低速・高トルクタイプのものを選択する。
図18ではパン容器50がパン容器支持部13Rに取り付けられ、受動軸53が第2駆動軸14Rに連結している。この時第2駆動軸14Rに粉砕ブレード70用の回転を与えるモータ94には高速タイプのものを選択する。
以上のように構成したことにより、混練ブレード52と粉砕ブレード70を互いの動作と無関係に駆動することができる。また、混練ブレード52と粉砕ブレード70にそれぞれ最適回転数を与えることが容易になる。また第1実施形態の自動製パン機1Aと異なり、受動軸53が第1駆動軸14Lと共に回転しているときに第2駆動軸14Rも回転し、受動軸53が第2駆動軸14Rと共に回転しているときに第1駆動軸14Lも回転するといったことがない。
第1実施形態においても第2実施形態においても、単一の制御装置80により、粉砕ブレード70の回転と混練ブレード52の回転を互いに関連づけて制御することが可能であるから、穀物粒を粉砕する段階と、粉砕後の穀物粉を混練する段階において、穀物粒の種類や量に適した回転を粉砕ブレード70と混練ブレード52に与え、パンの品質を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、主として一般家庭で使用される自動製パン機に広く利用可能である。
1A、1B 自動製パン機
10 本体
12 基台
13L、13R パン容器支持部
14L 第1駆動軸
14R 第2駆動軸
20 操作部
30 蓋
40 焼成室
50 パン容器
52 混練ブレード
53 受動軸
60 モータ
70 粉砕ブレード
80 制御装置
90、94 モータ

Claims (4)

  1. 製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に受け入れ、前記製パン原料の混練工程、発酵工程、及び焼成工程を順次遂行する自動製パン機において、
    前記パン容器の底部に、混練ブレードと粉砕ブレードを選択的に取り付けることができる受動軸を設け、前記焼成室の底部には、前記受動軸に連結してこれに前記混練ブレード用の回転を与える第1駆動軸と、同じく前記受動軸に連結してこれに前記粉砕ブレード用の回転を与える第2駆動軸を、互いに位置をずらして配置したことを特徴とする自動製パン機。
  2. 前記第1駆動軸と第2駆動軸が共通のモータで駆動されることを特徴とする請求項1に記載の自動製パン機。
  3. 前記第1駆動軸と第2駆動軸が別個のモータで駆動されることを特徴とする請求項1に記載の自動製パン機。
  4. 前記第1駆動軸を回転させるモータと、前記第2駆動軸を回転させるモータは、共通の制御装置で制御されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の自動製パン機。
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