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JP2010180774A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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政俊 馬▲崎▼
Bunichi Sato
文一 佐藤
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】ピストンクリアランスを介するブローバイガスの燃焼室内への直接的な流入を好適に抑制し、燃焼の安定化・排気エミッションの向上を図ることができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】スロットルバルブ45の開度が小(燃焼室31内の負圧が大)となるエンジン10の始動制御時等において、前回のエンジン停止直前のアイドル運転時の噴射量補正量(燃料希釈率)、現在の油温、ソーク時間とからブローバイガス中の気化燃料量が許容範囲内か否かの判定を行う。ブローバイガス中の気化燃料量が許容範囲を超える判定がなされると、スロットルバルブ45の開度を全開とする制御とともに、それに対応して吸気バルブ35の閉弁時期を遅角側に変更して吸気の吹き戻しを行わせ吸入空気量を調整する制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブローバイガスによる空燃比の乱れを好適に抑制する内燃機関の制御装置に関するものである。
ブローバイガス還元装置を備える内燃機関としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。ブローバイガス還元装置は、吸気通路のスロットルバルブの下流側とクランク室内とを接続してクランク室内のブローバイガスを吸気通路に供給する第1の換気通路と、吸気通路のスロットルバルブの上流側とクランク室内とを接続して吸入空気をクランク室内に供給する第2の換気通路と、第1の換気通路に設けられてその通路面積を変更する換気弁とにより構成されている。そして、内燃機関の運転中においては、機関運転状態に基づいてブローバイガスの要求流量が設定され、ブローバイガスの実流量がその要求値となるように換気弁の開度の制御が行われている。
特開2006−52664号公報
ところで、内燃機関の始動制御時やアイドル運転時等においてはスロットルバルブが全閉状態に近いため、内燃機関の吸気行程でのピストンの下降に伴って燃焼室内が大きく負圧になる。すると、クランク室内のブローバイガスが上記した換気通路を流れて正規に還元される他に、ブローバイガスの一部がクランク室からピストンクリアランスを介して燃焼室内に直接的に流入する事象が生じる。このようなピストンクリアランスを介するブローバイガスの燃焼室内への直接的な流入は、空燃比の乱れを引き起こし燃焼変動や排気エミッションの悪化の要因となり、特にエンジンオイルの燃料希釈率が高い状態での高温再始動時では、燃料の気化量が多くブローバイガスに燃料成分が多く含まれることで空燃比がリッチとなり過ぎて燃焼変動や排気エミッションの悪化が生じ易いため、この点の課題解決が望まれていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ピストンクリアランスを介するブローバイガスの燃焼室内への直接的な流入を好適に抑制し、燃焼の安定化・排気エミッションの向上を図ることができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、スロットルバルブの開度に応じて吸入空気量が調整され、調整された吸入空気とインジェクタから噴射される燃料との混合気を燃焼室内で燃焼させて動力を得る内燃機関であり、ブローバイガスの吸気通路への還元を行うブローバイガス還元手段と、吸気バルブのバルブ特性を変更可能なバルブ特性変更手段とを備えた内燃機関の制御装置であって、前記スロットルバルブの開度が小で前記燃焼室内の負圧が大となる内燃機関の運転状態である場合、前記ブローバイガス中の気化燃料量が許容範囲内か否かを判定し、前記ブローバイガス中の気化燃料量が許容範囲を超える判定がなされると、前記スロットルバルブの開度を増大させる制御とともに、それに対応して前記吸気バルブの閉弁時期を遅角側に変更して吸気の吹き戻しを行わせる制御を行うことをその要旨とする。
この発明では、スロットルバルブの開度が小で燃焼室内の負圧が大となる内燃機関の運転状態(例えば始動制御時やアイドル運転時、機関低負荷時等)である場合、ピストンクリアランスを介するブローバイガスの燃焼室内への直接的な流入が生じることから、そのブローバイガス中の気化燃料量が許容範囲内か否かが判定される。ブローバイガス中の気化燃料量が許容範囲を超える判定がなされると、空燃比がリッチとなり過ぎて燃焼不具合が生じ得るとして、スロットルバルブの開度を増大し燃焼室内を大気圧もしくは大気圧に近い状態として負圧状態を解消し、この時の気化燃料の多いブローバイガスの燃焼室内への直接的流入が抑制され、空燃比がリッチとなり過ぎるのが防止される。またそれに対応して、吸気バルブの閉弁時期を遅角側に変更して吸気の吹き戻しが行われ、吸入空気量が調整される。これにより、燃焼室内の負圧が大きくブローバイガス中の気化燃料量が多くなる運転状態(エンジンオイルの燃料希釈率が高い状態での高温再始動時等)においても空燃比が良好に推移し、燃焼の安定化・排気エミッションの向上が図られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、内燃機関はアルコール燃料対応の機関であり、前記判定時にはエンジンオイルの油温とアルコールの沸点との比較結果を含んでその判定がなされることをその要旨とする。
この発明では、アルコール燃料対応の内燃機関に対して上記した判定及び制御が実施され、その判定時にはエンジンオイルの油温とアルコールの沸点との比較結果を含んでその判定がなされる。アルコール燃料対応の内燃機関では、例えば使用燃料がE100(エタノール100%)の場合等、ガソリン機関に比べ燃料噴射量が増加することでエンジンオイルへの希釈が進行し易く、また希釈燃料が単一成分(エタノールのみ)であることから、エンジンオイルの油温がエタノールの沸点を超えるとその希釈燃料の急激な気化が始まり、ブローバイガス中の気化燃料量が急増するため、本発明を適用する意義は大きい。
本実施形態の内燃機関を示す概略構成図である。 同内燃機関におけるブローバイガス及び吸気の流れを説明する説明図であり、(a)はスロットル開度が通常開度に設定された場合を示す図、(b)はスロットル開度が全開に設定された場合を示す図である。 同内燃機関のバルブ特性を説明するための説明図である。 同内燃機関の噴射量補正量と燃料希釈率との相関を示す相関図である。 同内燃機関における負圧制御処理を示すフロー図である。 同内燃機関の始動制御時における機関回転速度(NE)及び空燃比の推移を説明するための説明図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態における筒内噴射式のエンジン10は、空気及び燃料(ガソリン)からなる混合気の燃焼を通じて動力を発生させるためのエンジン本体20と、外部の空気をエンジン本体20に取り入れるための吸気装置40と、エンジン本体20内のブローバイガスを吸気装置40に供給するための電子制御式のブローバイガス還元装置50と、これら装置を統括的に制御する電子制御装置60とを備えて構成されている。
エンジン本体20は、ピストン26が往復運動可能に収容されるとともにインジェクタ27を通じて燃焼室31内に直接的に噴射された燃料と吸気装置40を通じて燃焼室31内に供給された空気との混合気を燃焼させるためのシリンダブロック21と、このシリンダブロック21と協働してクランクシャフト28を支持するためのクランクケース22と、エンジンオイルを貯留するためのオイルパン23と、動弁系の部品を配置するためのシリンダヘッド24と、エンジンオイルの外部への飛散を抑制するためのヘッドカバー25とにより構成されている。また、シリンダブロック21及びクランクケース22により形成されるクランク室32と、シリンダヘッド24及びヘッドカバー25により形成される動弁室33とは、シリンダブロック21に形成された連通室34により接続されている。
また、エンジン本体20には、備えられる吸排気バルブ35,36のうちの吸気バルブ35について、そのバルブ特性を変更(開弁期間の進遅角量を調整)するバルブタイミング可変装置(VVT)37が備えられている。この吸気側のバルブタイミング可変装置37は、クランクシャフト28に対する吸気カム(カムシャフト)38の相対回転位相を変化させることにより、吸気バルブ35のバルブタイミングを所定の範囲内でクランク角に対して連続的に調整するための機構である。そして、バルブタイミング可変装置37の作動により、吸気バルブ35のバルブタイミングは、図3に示すように、その開弁期間(開弁時期から閉弁時期までの期間)が一定に保持された状態で進角又は遅角させられる。
吸気装置40は、外気を当該装置内に取り込むためのエアインテーク41と、このエアインテーク41を介して取り込まれた空気中の異物を捕捉するためのエアクリーナ42と、スロットルバルブ45の開閉を通じて吸入空気量を調整するためのスロットルボディ44と、エアクリーナ42の吸気下流側とスロットルボディ44の吸気上流側とを接続するインテークホース43と、スロットルボディ44の吸気下流側とシリンダヘッド24の吸気上流側とを接続するインテークマニホールド46とにより構成されている。このインテークマニホールド46には、スロットルボディ44を通過した吸気を滞留させるためのサージタンク47と、サージタンク47内の吸気をシリンダヘッド24の各インテークポートに送り込むための複数のサブパイプ48とが設けられている。すなわち吸気装置40においては、エアインテーク41内の通路と、エアクリーナ42内の通路と、インテークホース43内の通路と、スロットルボディ44内の通路と、インテークマニホールド46内の通路とにより、吸気をエンジン本体20に送り込むための吸気通路49が形成されている。
ブローバイガス還元装置50は、燃焼室31内からクランク室32内に流れ出たブローバイガスを吸気装置40内におけるスロットルバルブ45の吸気下流側に供給する機能、及びエアクリーナ42により浄化された吸気を吸気装置40内におけるスロットルバルブ45の吸気上流側からクランク室32内に供給する機能、及びエンジン本体20内から吸気装置40内に供給されるブローバイガスの流量を調整する機能を備える装置として構成されている。
具体的には、クランク室32内のブローバイガスを動弁室33内からサージタンク47内に送り込むための通路として、ヘッドカバー25とサージタンク47とを接続する態様で形成された第1換気通路51が設けられている。また、インテークホース43内の吸気を動弁室33内に送り込むための通路、あるいは動弁室33内からインテークホース43内にブローバイガスを送り込むための通路として、ヘッドカバー25とインテークホース43とを接続する態様で形成された第2換気通路52が設けられている。また、動弁室33内からサージタンク47内に向けて流れるブローバイガスの流量を調整するための弁として、ヘッドカバー25に設けられて第1換気通路51の通路面積を変更するPCVバルブ53が設けられている。そして、同一の機関運転条件のもとでは、PCVバルブ53の開度が開弁側に変更されることにより、動弁室33内からサージタンク47内に供給されるブローバイガスの流量が増大するようになる。
電子制御装置60には、機関制御を補助するための各種センサとして、車両のアクセルペダルの踏み込み量に応じた信号を出力するアクセルポジションセンサ61、及びクランクシャフト28の回転速度(機関回転速度)に応じた信号を出力するクランクポジションセンサ62、及び吸気通路49を流れる吸入空気量に応じた信号を出力するエアフロメータ63、及びスロットルバルブ45の開度(スロットル開度)に応じた信号を出力するスロットルポジションセンサ64、及びエンジン本体20を冷却する機関冷却水の温度に応じた信号を出力する冷却水温度センサ65、及びエンジン本体20内を循環するエンジンオイルの温度に応じた信号を出力する油温センサ66、及び排気中の酸素濃度に基づいて混合気の空燃比に応じた信号を出力する空燃比センサ67等が設けられている。
電子制御装置60は、上記各センサの検出結果に基づいて運転者の要求及び機関運転状態を把握したうえで、吸入空気量を調整するスロットル制御、及びインジェクタ27による燃料噴射量を調整する噴射制御、及び混合気の空燃比を目標値に近づける空燃比制御、及び吸気バルブ35の開弁期間の進遅角量を調整するバルブタイミング制御、及びエンジン本体20内から吸気装置40内に供給されるブローバイガスの流量を調整する換気制御等の各種制御を行う。
ところで、エンジン10の始動制御時やアイドル運転時等においては、図2(a)に示すように、通常、スロットルバルブ45が全閉状態に近くスロットル開度が小さく設定されるため、エンジン10の吸気行程でのピストン26の下降に伴って燃焼室31内が大きく負圧になる。そのため、クランク室32内から連通室34及び動弁室33及び第1換気通路51を介して吸気通路49にブローバイガスが流れ込むようになる。またこのとき、新気が第2換気通路52を介して動弁室33に流れ込む。更に、燃焼室31内が大きく負圧になることで、クランク室32内のブローバイガスの一部がピストンクリアランス(ピストン26とシリンダブロック21との間のクリアランス)を介して燃焼室31内に直接的に流入する事象も生じ得る。
ここで、エンジン10の始動制御時において、始動指令(イグニッションキーのオン)が入力されると、電子制御装置60は、その始動制御の実施とともに、燃焼不具合の発生を招くブローバイガスのピストンクリアランスからの直接的流入を抑制するために燃焼室31内の負圧状態を解消する負圧制御処理を実行する。図5は、その負圧制御処理フローである。
ステップS10において、前回のエンジン10の停止直前における例えばアイドル運転時の運転条件から、インジェクタ27による燃料噴射量の補正量の読み込みを行い、読み込んだ噴射量補正量からエンジンオイルの燃料希釈率を算出する。因みに、図4に示すように、噴射量補正量とエンジンオイルの燃料希釈率とは、その噴射量補正量が減少側に大きいとエンジンオイルの燃料希釈率が高くなるという相関関係にあり、この相関関係から燃料希釈率が算出される。
燃料希釈率が高くなると、ブローバイガスに含まれる気化燃料量の増加に繋がり燃焼変動や排気エミッションの悪化といった燃焼不具合の生じる要因となるため、次のステップS20では、算出した燃料希釈率が判定値Odiniを超えるか否かを判定している。算出した燃料希釈率が判定値Odiniより小さく燃焼不具合の生じない許容範囲内の希釈率であると判定されると、この負圧制御処理を終了する。
一方、算出した燃料希釈率が判定値Odiniを超え燃焼不具合を生じ得る希釈率であると判定されると、次のステップS30にて、現在のエンジンオイルの油温と、前回のエンジン停止から今回の始動までの経過時間であるソーク時間との読み込みを行い、これらから希釈燃料の気化量、すなわちブローバイガスに含まれる気化燃料量を算出する。現在の油温が高く、ソーク時間が長いと、ブローバイガスに含まれる気化燃料量は多くなる。
気化燃料量が多いと、スロットル開度の小さい始動制御時では燃焼室31内が大きく負圧になることから、気化燃料量の多いブローバイガスがピストンクリアランスを介して燃焼室31内に直接的に流入して上記の燃焼不具合が生じるため、次のステップS40では、算出した気化燃料量から燃焼不具合の発生の可能性があるかを判定する。算出した気化燃料量が少なく許容範囲内であり、燃焼不具合発生の可能性がないと判定されると、この負圧制御処理を終了する。
一方、算出した気化燃料量が多く許容範囲を超え、燃焼不具合発生の可能性があると判定されると、次のステップS50にてスロットル全開制御指令を出力し、図2(b)に示すように、スロットルバルブ45を全開に制御する。すると、吸気行程において燃焼室31内が大気圧もしくは大気圧に近い状態となって負圧状態が解消され、気化燃料量の多いブローバイガスのピストンクリアランスからの直接的流入が抑制される。これにより、例えばエンジンオイルの燃料希釈率の高い状態での高温再始動時でも空燃比がリッチとなり過ぎず良好とされる。
また、次のステップS60では、先のスロットルバルブ45の全開制御に対応し、吸気バルブ35の開弁期間を遅角側に変更するVVT制御指令を出力する。すなわち、上記のようにスロットルバルブ45を全開とすると、燃焼室31内に導入される吸気が逆に多くなり過ぎてしまう。従って、これを防止するために、図3の実線にて示すように、圧縮行程に入っても吸気バルブ35が開弁するように閉弁時期を遅らせ、燃焼室31内に吸気を吸い込み過ぎないように吸気の吹き戻しを行わせ、吸入空気量を調整する。
本実施形態では次のステップS70において、PCVバルブ53を全閉に制御するPCVバルブ制御指令を出力する。すなわち、燃焼室31内の負圧状態が解消されることから、通路51,52を経由するブローバイガスの正規の還元量も減少するため、PCVバルブ53を全閉としてブローバイガスの還元量を極めて少なくすることで、空燃比の制御性を高めることもできる。そして、ステップS70を経て、負圧制御処理を終了する。
これにより本実施形態では、電子制御装置60がエンジン10の始動制御時に上記負圧制御処理を実行することで、燃料希釈率の高い状態での高温再始動時等であっても図6に示すように空燃比が良好に推移して燃焼が安定し、機関回転速度(NE)の安定や排気エミッションの向上が図られる。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、スロットルバルブ45の開度が小で燃焼室31内の負圧が大となるエンジン10の始動制御時において、ピストンクリアランスを介するブローバイガスの燃焼室31内への直接的な流入が生じることから、前回のエンジン停止直前のアイドル運転時の噴射量補正量(燃料希釈率)、現在の油温、ソーク時間とからそのブローバイガス中の気化燃料量が許容範囲内か否かが判定される(ステップS10〜S40)。ブローバイガス中の気化燃料量が許容範囲を超える判定がなされると、空燃比がリッチとなり過ぎて燃焼不具合が生じ得るとして、スロットルバルブ45の開度を全開に増大し(ステップS50)、燃焼室31内を大気圧もしくは大気圧に近い状態として負圧状態を解消し、この時の気化燃料の多いブローバイガスの燃焼室31内への直接的流入が抑制され、空燃比がリッチとなり過ぎるのが防止される。またそれに対応して、吸気バルブ35の閉弁時期を遅角側に変更して吸気の吹き戻しが行われ(ステップS60)、スロットルバルブ45の開度増大により燃焼室31内への吸気の吸い込み過ぎが抑制され、吸入空気量が調整される。これにより、燃焼室31内の負圧が大きくブローバイガス中の気化燃料量が多くなる運転状態(エンジンオイルの燃料希釈率が高い状態での高温再始動時等)においても空燃比を良好に推移させることができ、燃焼の安定化・排気エミッションの向上を図ることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、スロットルバルブ45の開度が小で燃焼室31内の負圧が大となるエンジン10の始動制御時に適用したが、アイドル運転時や機関低負荷時に適用してもよい。
・上記実施形態では、ブローバイガス中の気化燃料量が多く許容範囲を超えると、スロットルバルブ45を全開としたが、全開手前で通常よりも開側に増大させてもよい。
・上記実施形態では、筒内噴射式のエンジン10に適用したが、ポート噴射を行うエンジンに適用してもよい。
・上記実施形態では、ガソリン燃料を使用するエンジン10に適用したが、アルコール燃料として例えばエタノール燃料を使用するエンジンに適用してもよい。アルコール燃料対応のエンジンでは、例えば使用燃料がE100(エタノール100%)の場合等、ガソリンエンジンに比べ燃料噴射量が増加することでエンジンオイルへの希釈が進行し易く、また希釈燃料が単一成分(エタノールのみ)であることから、エンジンオイルの油温がエタノールの沸点を超えるとその希釈燃料の急激な気化が始まり、ブローバイガス中の気化燃料量が急増するため、本発明を適用する意義は大きい。
また、アルコール燃料対応のエンジンの場合、アルコールセンサを用いてエンジンオイルへのアルコール燃料の希釈率を得るようにしてもよい。また、ブローバイガス中の気化燃料量が許容範囲内か否かの判定において、燃料に用いるアルコールの沸点を参照してその判定を行うことで、容易かつ的確な判定を行うことが可能である。
10…エンジン(内燃機関)、27…インジェクタ、31…燃焼室、35…吸気バルブ、37…バルブタイミング可変装置(バルブ特性変更手段)、45…スロットルバルブ、49…吸気通路、50…ブローバイガス還元装置(ブローバイガス還元手段)、60…電子制御装置(制御装置)。

Claims (2)

  1. スロットルバルブの開度に応じて吸入空気量が調整され、調整された吸入空気とインジェクタから噴射される燃料との混合気を燃焼室内で燃焼させて動力を得る内燃機関であり、ブローバイガスの吸気通路への還元を行うブローバイガス還元手段と、吸気バルブのバルブ特性を変更可能なバルブ特性変更手段とを備えた内燃機関の制御装置であって、
    前記スロットルバルブの開度が小で前記燃焼室内の負圧が大となる内燃機関の運転状態である場合、前記ブローバイガス中の気化燃料量が許容範囲内か否かを判定し、
    前記ブローバイガス中の気化燃料量が許容範囲を超える判定がなされると、前記スロットルバルブの開度を増大させる制御とともに、それに対応して前記吸気バルブの閉弁時期を遅角側に変更して吸気の吹き戻しを行わせる制御を行う
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
    内燃機関はアルコール燃料対応の機関であり、前記判定時にはエンジンオイルの油温とアルコールの沸点との比較結果を含んでその判定がなされる
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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