JP2010165944A - 光起電力装置とその製造方法および光起電力装置の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】太陽電池を製造する際に、グラビアオフセット印刷を用いてバスバー電極のパターンとグリッド電極のパターンとを導電性ペーストで形成する場合に、バスバー電極とグリッド電極の接続部付近での接続の安定性を高めることができる太陽電池を得ること。
【解決手段】PN接合面が基板面に平行に形成されたシリコン基板12と、シリコン基板12の第1の主面上に第1の方向に延在して平行に複数形成されるグリッド電極21と、第1の主面上に第2の方向に複数のグリッド電極21と接続するように形成されるバスバー電極22と、シリコン基板12の第2の主面上に形成される裏面電極30と、を備え、バスバー電極22は、グリッド電極21の幅よりも広い幅を有し、かつグリッド電極21の高さよりも低い高さを有する。
【選択図】 図1−3
【解決手段】PN接合面が基板面に平行に形成されたシリコン基板12と、シリコン基板12の第1の主面上に第1の方向に延在して平行に複数形成されるグリッド電極21と、第1の主面上に第2の方向に複数のグリッド電極21と接続するように形成されるバスバー電極22と、シリコン基板12の第2の主面上に形成される裏面電極30と、を備え、バスバー電極22は、グリッド電極21の幅よりも広い幅を有し、かつグリッド電極21の高さよりも低い高さを有する。
【選択図】 図1−3
Description
この発明は、光起電力装置とその製造方法および光起電力装置の製造装置に関するものである。
太陽電池の受光面側に導電性ペースト材料によって形成される集電極は、スクリーン印刷法などの方法により塗布されるのが一般的である。この集電極は、シリコンなどの半導体で光電変換層を構成した太陽電池セルの表面に一定ピッチで平行に多数本形成された線状のグリッド電極と、すべてのグリッド電極と電気的に接続し、グリッド電極と直交方向に延在するバスバー電極と、から構成される。ここで、グリッド電極は、主にグリッド電極近傍の太陽電池セルで発生した電子(電流)を集め、バスバー電極に送電する役割を有し、バスバー電極は、主にグリッド電極から送られてきた電子をさらに集め、はんだ付けなどの方法によってバスバー電極と電気的に接続された電線や金属箔によるリード線によって他の太陽電池セルや外部と接続する役割を有する。
グリッド電極では、太陽電池セルで発電された電流が流れると電圧降下が起き、ジュール熱としてエネルギが排出される。このジュール熱の発生は発電効率の低下をもたらすため、単位長さ当たりのグリッド電極の電気抵抗を低下させるように、グリッド電極の断面積をできるだけ確保する試みがなされる。一方、太陽電池セルの受光面積を損なわないためには、受光面側の電極線を狭くすることも考慮される。これらのことから、太陽電池セルの表面側に形成される電極は、細くそして高く形成する必要があった。このような構造の太陽電池セルの表面側の電極線を形成する方法として、従来では、たとえばグラビアオフセット印刷を複数回繰り返すことによって、電極線を狭くかつ厚く形成する試みがなされている(たとえば、特許文献1参照)。なお、繰り返し印刷するときには、積層ズレによるグリッド電極の幅の拡大を抑制するために、印刷方向は、グリッド電極線と平行方向としている。
バスバー電極に関しても、受光面積を損なわないために、バスバー電極幅を狭くすることが期待されるが、多数のグリッド線から集められる電流が通るため、グリッド線よりも単位長さ当たりの電気抵抗がさらに低いことが求められる。したがって、グリッド電極から集められた電子をバスバー電極で外部端子まで送電する場合には、グリッド電極よりもバスバー電極の断面積が広く形成される。このとき、グリッド電極とバスバー電極の厚みが同程度であれば、グリッド電極の線幅よりもバスバー電極の線幅の方が広くなる。
また、バスバー電極を外部へ接続するときに金属箔を用いる場合には、バスバー電極の抵抗値を下げるため、一般的に、バスバー電極上のほぼ全面にわたって、金属箔をはんだ付けなどの方法によって接続することが行われている。この場合には、バスバー電極自体の単位長さ当たりの抵抗を低くする必要はないが、金属箔をはんだ付けする工程において、金属箔を所定の位置に設置する時の位置ずれを考慮して、グリッド電極の線幅よりもバスバー電極の線幅の方が広く設定される。
以上のように、バスバー電極はグリッド電極と比べて線幅が太いため、特許文献1に記載のグラビアオフセット印刷法を用いて表面側の電極線の印刷を行う場合に、半導体基板に電極パターンの転写を行うゴムロールからなるブランケット胴上での導電性ペーストの溶剤の揮発速度がバスバー電極部分とグリッド電極部分とで異なる。すなわち、比較的太いバスバー電極やその近傍のグリッド電極は、半導体基板表面の単位面積当たりの導電性ペーストの被覆比率が高いため、溶剤が揮発しにくい。その結果、ブランケット胴上から半導体基板表面に導電性ペーストが転写されるときに、場所によって導電性ペーストの乾燥状態が異なる。そのため、たとえばバスバー電極を転写するのにふさわしい印刷条件では、グリッド電極部分は乾燥しすぎて転写しにくい状態となり、逆にグリッド電極を転写するのにふさわしい印刷条件においては、バスバー電極およびその近傍のグリッド電極が転写されにくい状態となる。
そして、どちらの印刷条件においても、バスバー電極近傍においては、バスバー電極からの距離によって導電性ペーストの乾燥状態は大きく異なるため、転写が不安定となり、バスバー電極とグリッド電極との接続が不安定となる。その結果、バスバー電極近傍のグリッド電極の断面積が極度に薄くなったり、場合によっては断線したりすることによって、太陽電池の発電効率が大きく劣化してしまうという問題点があった。
また、バスバー電極とグリッド電極は同時に印刷されるため、高さを必要とするグリッド電極に合わせて繰り返し印刷を行うと、バスバー電極は、グリッド電極と同等の厚さを有することになる。ここで、バスバー電極から外部へ接続するときに金属箔を用いる場合には、バスバー電極の断面積を大きくする必要はないため、グリッド電極部分には余分な導電性ペーストが使用されることとなる。特に、導電性ペースト材料は、銀、金、パラジウムなどの貴金属を主成分とするために、高価であり、生産性を損なってしまうという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、光起電力装置を製造する際に、グラビアオフセット印刷を用いてバスバー電極のパターンとグリッド電極のパターンとを導電性ペーストで形成する場合に、バスバー電極とグリッド電極の接続部付近での接続の安定性を高めることができる光起電力装置とその製造方法および光起電力装置の製造装置を得ることを目的とする。また、バスバー電極に使用する貴金属の量を抑え、生産性を向上することができる光起電力装置とその製造方法および光起電力装置の製造装置を得ることも目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる光起電力装置は、PN接合面が基板面に平行に形成された半導体基板と、前記半導体基板の第1の主面上に第1の方向に延在して平行に複数形成されるグリッド電極と、前記第1の主面上に第2の方向に前記複数のグリッド電極と接続するように形成されるバスバー電極と、前記半導体基板の第2の主面上に形成される裏面電極と、を備える光起電力装置において、前記バスバー電極は、前記グリッド電極の幅よりも広い幅を有し、かつ前記グリッド電極の高さよりも低い高さを有することを特徴とする。
この発明によれば、グリッド電極の高さをバスバー電極の高さに比して低くしたので、バスバー電極とグリッド電極の接続部付近での接続の安定性を高めるとともに、バスバー電極に使用する貴金属の量を抑え、生産性を向上することができるという効果を有する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光起電力装置とその製造方法および光起電力装置の製造装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態では、光起電力装置として太陽電池を例に挙げて説明を行うが、この発明がこれらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下の実施の形態で用いられる太陽電池の断面図は模式的なものであり、層の厚みと幅との関係や各層の厚みの比率などは現実のものとは異なる。
実施の形態1.
最初に、この実施の形態1による太陽電池の構造の一例について説明する。図1−1〜図1−4は、太陽電池の全体構成の一例を模式的に示す図であり、図1−1は太陽電池の上面図であり、図1−2は太陽電池の裏面図であり、図1−3は図1−1のA−A断面図である。また、図1−4は、太陽電池の表面にタブ電極を形成した状態の断面図である。太陽電池10は、半導体基板としてのP型シリコン基板(以下、単にシリコン基板ともいう)12と、このP型シリコン基板12の一方の主面(受光面)側の表面にN型の不純物を拡散させたN型拡散層13と、他方の主面(裏面)側の表面にシリコン基板12よりも高濃度にP型の不純物を含んだP+層14と、を含む光電変換層11を備える。
最初に、この実施の形態1による太陽電池の構造の一例について説明する。図1−1〜図1−4は、太陽電池の全体構成の一例を模式的に示す図であり、図1−1は太陽電池の上面図であり、図1−2は太陽電池の裏面図であり、図1−3は図1−1のA−A断面図である。また、図1−4は、太陽電池の表面にタブ電極を形成した状態の断面図である。太陽電池10は、半導体基板としてのP型シリコン基板(以下、単にシリコン基板ともいう)12と、このP型シリコン基板12の一方の主面(受光面)側の表面にN型の不純物を拡散させたN型拡散層13と、他方の主面(裏面)側の表面にシリコン基板12よりも高濃度にP型の不純物を含んだP+層14と、を含む光電変換層11を備える。
また、太陽電池10は、光電変換層11の受光面への入射光の反射を防止する反射防止膜15と、光電変換層11で発電された電気を局所的に集電するために受光面に所定のピッチで複数平行に設けられる銀などからなるグリッド電極21と、グリッド電極21で集電された電気を送電するためにグリッド電極21にほぼ直交して設けられる銀などからなるバスバー電極22と、光電変換層11で発電された電気の集電と光電変換層11を透過した入射光の反射を目的としてP型シリコン基板12の裏面のほぼ全面に設けられるアルミニウムなどからなる裏側集電電極31と、この裏側集電電極31に生じた電気を外部に取り出すための銀などからなる裏側取出電極32と、を備える。なお、光電変換層11の受光面側には、入射光を効率よく光電変換層11内に導くために、数μm〜数十μmの凹凸を有するテクスチャ構造が一般的に形成されている。また、受光面側(表面側)のグリッド電極21とバスバー電極22とを合わせて、以下では、表面電極20ともいい、裏面側の裏側集電電極31と裏側取出電極32とを合わせて、以下では、裏面電極30ともいう。
さらに、バスバー電極22上と裏側取出電極32上には、光電変換層11で発電された電気を外部に取り出すためのタブ電極23がそれぞれ形成される。バスバー電極22上に形成されたタブ電極23は、隣接する一方の太陽電池10の裏側取出電極32と接続され、裏側取出電極32上に形成されたタブ電極23は、隣接する他方の太陽電池のバスバー電極22と接続される。以下では、表面側に形成されるタブ電極23は、バスバー電極22上の全面に取り付けられる場合を前提に説明するが、バスバー電極22上の一部に取り付けられるような構造でもよい。このタブ電極23は、金属箔などによって構成され、タブ電極23上にはんだ付けなどの方法で取り付けられる。
ここで、バスバー電極22は、グリッド電極21の幅に比して太く、そしてグリッド電極21の高さに比して低く形成されている。具体的には、バスバー電極22の幅は、グリッド電極の幅の4倍以上80倍以下であることが望ましく、タブ電極23の取り付けの信頼性を考慮して、0.5mm以上の幅を有することが望ましい。また、バスバー電極22の高さはグリッド電極21の高さの0%よりも大きく75%以下であることが望ましい。
このように構成された太陽電池10では、太陽光が太陽電池10の受光面側からPN接合面(P型シリコン基板12とN型拡散層13との接合面)に照射されると、ホールと電子が生成する。PN接合面付近の電界によって、生成した電子はN型拡散層13に向かって移動し、ホールはP+層14に向かって移動する。これにより、N型拡散層13に電子が過剰となり、P+層14にホールが過剰となる結果、光起電力が発生する。この光起電力はPN接合を順方向にバイアスする向きに生じ、N型拡散層13に接続した表面電極20がマイナス極となり、P+層14に接続した裏面電極30がプラス極となり、図示しない外部回路に電流が流れる。
つぎに、このような構造の太陽電池10の製造方法について説明する。図2−1〜図2−6は、この実施の形態1による太陽電池の製造方法の処理手順の一例を模式的に示す断面図である。
まず、P型シリコン基板12を用意する(図2−1)。シリコン基板12としては、単結晶基板でも多結晶基板でもよい。たとえば、多結晶シリコン基板の場合には、多結晶シリコンインゴットからマルチワイヤソーでスライスしたものを、酸またはアルカリ溶液を用いたウェットエッチングでスライス時のダメージを除去して製造する。なお、ダメージ除去と同時に、またはそれに続いて、テクスチャ構造を形成する場合も多い。これはシリコン基板12に入射する光を効率的に内部に吸収させるための方策として、シリコン基板12の表面に凹凸形状を設けるものである。
ついで、ダメージ除去後のシリコン基板12を熱酸化炉へ投入し、N型の不純物としてのリン(P)の雰囲気下で加熱し、シリコン基板12表面にリンを拡散させ、導電型を反転させたN型拡散層13を形成する(図2−2)。ここではリン雰囲気の形成にオキシ塩化リン(POCl3)を用いて、800〜850℃で拡散させる。また、特に工夫の無い場合には、N型拡散層13はP型シリコン基板12の全面に形成される。その後、オキシ塩化リン蒸気の存在下で加熱して生じたリンガラス層をフッ酸溶液中で除去する。
ついで、P型シリコン基板12の受光面となる主面にレジストを塗布して保護した後、エッチングによって、レジストで保護した一主面のみにN型拡散層13を残すように、P型シリコン基板12の他の表面に形成されたN型拡散層13を除去する。その後、レジストを有機溶剤などを用いて除去する。これによって、受光面側にのみN型拡散層13が形成されたP型シリコン基板12が得られる(図2−3)。
その後、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって、N型拡散層13の表面に反射防止膜15としてのSiN膜を形成する(図2−4)。膜厚および屈折率は、光反射を最も抑制する値に設定する。なお、反射防止膜15として、屈折率の異なる2層以上の膜を積層してもよい。また、スパッタ法など異なる成膜方法によって形成してもよい。
ついで、アルミニウムの混入した導電性ペーストをシリコン基板12の裏面の裏側取出電極32形成位置以外の全面にスクリーン印刷法で印刷して裏側集電電極形成層31Aを形成する。また、銀などを混入した導電性ペーストをシリコン基板12の裏面の所定の位置(裏側取出電極32形成位置)にスクリーン印刷法で印刷して裏側取出電極形成層32Aを形成する(図2−5)。
その後、銀などを混入した導電性ペーストをシリコン基板12の表面に櫛形にグラビアオフセット印刷法で印刷し、表面電極形成層を形成する。以下に、表面電極形成層の形成方法について詳細に説明する。図3は、グラビアオフセット印刷装置の構成の一例を模式的に示す図である。このグラビアオフセット印刷装置100は、基台101上に、印刷対象のシリコン基板12を載置し基台101上を移動させるコンベア102と、印刷ユニット110と、シリコン基板12のアライメントを検出するCCD(Charge-Coupled Device)カメラ104などを有する位置合わせ手段103と、を備える。
印刷ユニット110は、印刷するグリッド電極21とバスバー電極22の形状に印刷パターンとしての凹部が形成された版胴111と、版胴111に導電性ペーストを供給するディスペンサ112と、版胴111の凹部に供給された導電性ペーストを掻き取るブレード113と、版胴111に供給された導電性ペーストを受理しコンベア102上に載置されたシリコン基板12上に転写するゴムなどからなるブランケット胴114と、を有する。版胴111とブランケット胴114とは、円柱状の構造を有し、円柱の上下面の中心を通る軸が互いに平行となるように配置されるとともに、その側面の一部が互いに接するように配置されている。なお、この例では、版胴111は円柱状の構造を有しているが、板状の構造を有しているものでもよい。
版胴111は、ステンレスや銅、真鍮などの材料、またはこれらのうち2つ以上の材料を組み合わせることによって形成される。また、ブレード113との接触による磨耗を抑制するために、クロムメッキなどで版胴111の表面を保護してもよい。この版胴111には、後述するようにグリッド電極21とバスバー電極22を形成するための印刷パターンが形成されているが、印刷パターンは、エキシマレーザなどのレーザ光によって形成される。
ディスペンサ112から供給される導電性ペーストは、主導電材としての銀、金、銅、白金、パラジウム、ニッケルおよびこれらの混合物のいずれかからなる導電性金属粉末と、テルピネオールなどの溶剤と、を加えて攪拌、分散させることによって得られる。印刷特性や半導体基板との接触抵抗の調整のために、導電性ペーストに、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エチルセルロースなどのバインダ樹脂と、シリコン、ホウ素、鉛、亜鉛、ナトリウムの酸化物の混合物などからなるガラス粉末とをさらに加えてもよい。
ここで、シリコン基板表面に印刷される導電性ペーストの乾燥時間と重量減少の関係について説明する。図4と図5は、シリコン基板表面に印刷した導電性ペーストの乾燥時間と重量減少の関係を示す図である。図4は、印刷厚みを0.2mmとし、直径をそれぞれ8,4,2,1mmとした円形の導電性ペーストをシリコン基板表面に印刷し、25℃で相対湿度50%の環境下で乾燥させたときの乾燥時間と導電性ペーストの重量減少との関係を示している。また、図5は、直径を1mmとし、印刷厚みをそれぞれ、0.5,0.3,0.2,0.1mmとした円形の導電性ペーストをシリコン基板表面に印刷し、25℃で相対湿度50%の環境下で乾燥させたときの乾燥時間と導電性ペーストの重量減少の関係を示している。
図4に示されるように、印刷面積が大きいもの、すなわち、シリコン基板表面の単位面積当たりの導電性ペーストの被覆比率が高いものほど、乾燥しにくいことがわかる。このことは、バスバー電極22とその近傍のグリッド電極21のように、シリコン基板12表面の単位面積当たりの導電性ペーストの被覆比率が高い領域では、バスバー電極22から比較的はなれたグリッド電極21と比べて、導電性ペーストが乾燥しにくいことを示している。
また、図5に示されるように、印刷物の厚みが厚いものほど、乾燥しにくいことがわかる。すなわち、印刷物の厚みが薄いほど、導電性ペーストは乾燥しやすくなる。その結果、グリッド電極21と比較して太いバスバー電極22の厚みを薄くすることにより、グリッド電極21とバスバー電極22の乾燥状態の差異を小さくすることができる。
そこで、この実施の形態1では、バスバー電極22に対応するパターン(以下、バスバー電極パターンという)をグリッド電極21に対応するパターン(以下、グリッド電極パターンという)よりも単位面積当たりのペースト充填体積を少なくした印刷パターン、具体的には、グリッド電極21と比較して太いバスバー電極22の厚みを薄くして、バスバー電極パターンをグリッド電極パターンよりも単位面積当たりのペースト充填体積を90%以下にした印刷パターンを用いてグラビアオフセット印刷に行うようにしている。
図6−1は、この実施の形態1で使用される凹版パターンの一例を模式的に示す平面図であり、図6−2は、図6−1のB−B断面図である。なお、図6−1と図6−2では、グラビアオフセット印刷で印刷パターンが形成された平板状の凹版パターン130を示しているが、この凹版パターン130をロール状にしたものが図3のグラビアオフセット印刷装置100の版胴111に対応する。
凹版パターン130には、シリコン基板12上に形成されるグリッド電極21の形状となるように、第1の方向に延在した溝状の複数のグリッド電極パターン131が平行に形成されている。また、凹版パターン130には、第1の方向とは異なる第2の方向、たとえばグリッド電極パターン131に直交する方向にバスバー電極22の形状となる溝状のバスバー電極パターン132も形成されている。ここでは、構造をわかりやすくするために、グリッド電極パターン131は4本しか形成されていないが、実際には図1−1に示されるようにグリッド電極21に対応して多数本のグリッド電極パターン131が形成される。以下では、図3のグラビアオフセット印刷装置100の版胴111に図6−1と図6−2に示される凹版パターン130を適用した場合を説明する。
この実施の形態1では、バスバー電極パターン132の単位面積当たりのペースト充填体積をグリッド電極パターン131の単位面積当たりのペースト充填体積よりも少なくなるようにバスバー電極パターン132とグリッド電極パターン131を印刷パターンとして有する版胴111を用いて表面電極を形成している。具体的には、バスバー電極パターン132の幅Wbは、グリッド電極パターン131の幅Wgの4倍以上で80倍以下としている。バスバー電極パターン132の幅Wbがグリッド電極パターン131の幅Wgの4倍未満の場合や80倍よりも大きい場合には、後述するこの実施の形態1の効果が得られないことから、バスバー電極パターン132の幅Wbとして上記の範囲が決定された。また、バスバー電極パターン132の深さDbは、グリッド電極パターン131の深さDgよりも浅く形成されている。具体的には、バスバー電極パターン132の深さDbは、グリッド電極パターン131の深さDgの0%よりも大きく75%以下であることが望ましい。バスバー電極パターン132の深さDbがグリッド電極パターン131の深さDgの75%よりも深い場合にも、後述するこの実施の形態1の効果が得られないことから、バスバー電極パターン132の深さDbとして上記の範囲が決定された。
このような構造の印刷パターンを用いることで、グリッド電極パターン131よりも低い高さを有するバスバー電極パターン132が形成され、シリコン基板12に受理されたグリッド電極パターン131とバスバー電極パターン132の乾燥速度をほぼ同じとすることができる。
このような構造のグラビアオフセット印刷装置100のコンベア102上に、図2−5までに示した裏側集電電極形成層31Aと裏側取出電極形成層32Aを形成したシリコン基板12を、表面を上側に向けて配置し、シリコン基板12を印刷ユニット110まで移動させる。印刷ユニット110では、回転する版胴111にディスペンサ112から導電性ペーストが供給され、過剰な導電性ペーストはブレード113で掻き取られる。また、版胴111の回転とともに、ブランケット胴114も回転し、版胴111に形成されたパターンは、ブランケット胴114と接触する位置でブランケット胴114に受理される。そして、ブランケット胴114に受理されたパターンは、ブランケット胴114の下方をコンベア102とともに移動するシリコン基板12の表面に転写される(図2−6)。これによって、第1の方向に配列した複数のグリッド電極形成層21Aと、すべてのグリッド電極形成層21Aと接続するように第2の方向に延在するバスバー電極形成層22Aと、を含む転写パターンが形成される。この転写パターンは版胴111の印刷パターンを反映して、バスバー電極形成層22Aの幅は、グリッド電極形成層21Aの幅の4倍以上80倍以下であり、バスバー電極形成層22Aの高さは、グリッド電極形成層21Aの高さの75%以下となっている。
このグラビアオフセット印刷装置100によって転写パターンを複数回重ねて印刷し、表面電極形成層を形成する。この場合、先に印刷した転写パターン上に、重ねて新たな転写パターンが形成されるように、位置合わせ手段103によって、シリコン基板12を印刷ユニット110に対して位置合わせを行う。以上で、グラビアオフセット印刷装置100による表面電極形成層の形成処理が終了する。
以上のようにして表面電極20の基となる転写パターンを形成した後、シリコン基板12の焼成処理を実施する。焼成処理は、たとえば、大気雰囲気中、760℃で実施し、表面には表面電極20が形成され、裏面には裏面電極30が形成される。このとき、表面電極20は、接合部分において、反射防止膜15を突き抜けN型拡散層13とコンタクトする。これによって、N型拡散層13は表面電極と良好な抵抗性接合を得ることができる。また、裏面に形成されたアルミニウムの混入したペーストからアルミニウムがシリコン基板12中に拡散し、シリコン基板12の裏面側にBSF(Back Surface Field)機能を有するP+層14を形成するとともに、P+層14の形成に使用されなかったペースト中のアルミニウムは、裏側集電電極31となる。以上の工程によって、単位面積当たりの導電性ペースト充填体積がグリッド電極21よりも小さいバスバー電極22となる構造の太陽電池10が作製される。
つぎに、この実施の形態1の方法によって作製した太陽電池を、従来の方法で作製した太陽電池と比較した実験結果について説明する。ここでは、主導電材としての80wt%の銀粉末と、溶剤としての10wt%のテルピネオールと、バインダ樹脂としての10wt%のポリエステルと、を含む導電性ペーストを用いた。また、幅Wgを50μmとし、深さDgを40μmとしたグリッド電極パターン131と、種々の幅Wbおよび深さDbを有するバスバー電極パターン132とが形成された版胴111を有する印刷ユニット110で5回繰り返し印刷を行う。
図7は、実施例と比較例によるバスバー電極パターンの形状と、バスバー電極パターンによって形成されたバスバー電極の形状の結果を示す図である。この実施の形態1に対応する実施例1〜4では、バスバー電極パターン132の幅Wbを1.0mmとし、深さDbをそれぞれ30,20,15,10μmとした版胴111を用いて印刷を行った。また、実施例5〜7では、バスバー電極パターン132の幅Wbを0.5mmとし、深さDbをそれぞれ30,10,5μmとした版胴111を用いて印刷を行った。さらに、実施例8では、バスバー電極パターン132の幅Wbを4.0mmとし、深さDbを30μmとした版胴111を用いて印刷を行った。一方、比較例1〜3では、バスバー電極パターン132の深さDbをグリッド電極パターン131の深さDgと同じ40μmとし、幅Wbをそれぞれ1.0,0.2,0.1mmとした版胴111を用いて印刷を行った。また、比較例4では、バスバー電極パターン132の幅Wbを5.0mmとし、深さDbを30μmとした版胴111を用いて印刷を行った。
図7に示されるように、実施例1〜8においては、バスバー電極22とグリッド電極21とは、断線を生じることなく印刷することができた。一方、バスバー電極パターン132の深さがグリッド電極パターン131と同等である比較例1,2においては、バスバー電極22とグリッド電極21との間の断線が確認されたが、比較例3では、断線が見られなかった。これは、比較例3では、バスバー電極パターン132の幅Wbとグリッド電極パターン131の幅Wgとの差が少なくなり(Wb/Wgの比率が1に近くなり)、ブランケット胴114からシリコン基板12の表面への移行時の導電性ペーストの乾燥状態に差異が少なくなったためであると考えられる。その結果、少なくとも、バスバー電極パターン132の幅Wbはグリッド電極パターン131の幅Wgの4倍以上である印刷パターンでなければ、この実施の形態1の効果が顕著に現れないことがわかる。ただし、比較例2,3のようにバスバー電極パターン132の幅Wbが0.5mmよりも細い場合には、太陽電池モジュールとして組み立てる際に、図1−4に示した外部への接続に用いるタブ電極23とバスバー電極22との間の接続信頼性が低くなってしまう。そのため、太陽電池のバスバー電極22の幅としては、0.5mm以上有することが望ましい。
また、比較例4においては、断線は確認できなかったものの、バスバー電極22近傍のグリッド電極21の厚みが、バスバー電極22から比較的離れたグリッド電極21の厚みと比較し、薄いことが確認された。これは、繰り返し印刷を5回行ったが、その内の少なくとも1回は、バスバー電極22近傍のグリッド電極21が印刷されなかったためである。しかし、実施例1においては、バスバー電極パターン132の深さは比較例4と同じであるが、そのような現象は見られなかった。これは、バスバー電極22の太さが比較例4と異なるため、バスバー電極22近傍のグリッド電極21と、比較的バスバー電極22から離れたグリッド電極21との導電性ペーストの乾燥速度が、同じ厚さでも差異が大きかったためと考えられる。その結果、少なくとも、実施例8のように、バスバー電極パターン132の幅Wbはグリッド電極パターン131の幅Wgの80倍以下でないと、この実施の形態1の効果が顕著に現れないことがわかる。
さらに、バスバー電極パターン132の深さDbは、実施例1,5,8に見られるように、グリッド電極パターン131の深さDgの75%以下で効果があることが確認できた。
なお、実施例4においては、バスバー電極パターン132がシリコン基板12の表面に完全に転写されず、一部がかすれてしまった。これは、版胴111のバスバー電極パターン132に充填された導電性ペーストが、ブレード113によって大部分が掻き取られてしまったためであり、バスバー電極22に相当する部分で版胴111からブランケット胴114への転写が不十分であったためである。また、実施例7においても同様の結果となった。
しかし、バスバー電極パターン132の深さDbは実施例4と同じ10μmであるが、幅Wbを実施例4よりも狭くした実施例6においては、バスバー電極22のかすれは認められなかった。バスバー電極22がかすれると、外部への接続に用いるタブ電極23との接続部分の面積を制御できなくなり、歩留まりが悪くなることが懸念される。そのため、バスバー電極22がかすれない方が好ましい。実施例4,7で作製した太陽電池10のバスバー電極22に接続したタブ電極23(金属箔)に、ピール試験によって基板面に対して垂直方向に荷重をかけたところ、タブ電極23とバスバー電極22との界面で剥離した。しかし、その他の実施例で同様の試験を行ったところ、タブ電極23とバスバー電極22との界面で剥離せず、シリコン基板12が破壊した。この結果から、バスバー電極22とタブ電極23との接続信頼性は、バスバー電極22がかすれてしまうと(実施例4,7)低くなることがわかる。
バスバー電極22がかすれる原因は、バスバー電極パターン132の幅Wbによりブレード113で掻き取られる量が異なるためと考えられるが、実際にかすれが発生するかどうかは、バスバー電極パターン132の幅Wbだけが要因ではなく、幅Wbと深さDbの比率に相関があると考えられる。たとえば実施例4,7のように深さDbに対する幅Wbの比率が100の場合では、バスバー電極22はかすれるが、実施例3のよう深さDbに対する幅の比率Wbが67の場合には、かすれが発生しない。これより、バスバー電極パターン132の深さDbに対する幅Wbの比率は67以下であることが好ましい。
この実施の形態1によれば、太陽電池10の表面電極20を形成する際に、バスバー電極パターン132の単位面積当たりのペースト充填体積を、グリッド電極パターン131の単位面積当たりのペースト充填体積よりも少なくするように、グラビアオフセット印刷で印刷するようにしたので、バスバー電極形成層22Aとその近傍のグリッド電極形成層21Aでの導電性ペーストの溶剤の揮発速度を、バスバー電極形成層22Aから離れた位置でのグリッド電極形成層21Aでの導電性ペーストの溶剤の揮発速度に近づけ、ブランケット胴114からシリコン基板12表面に転写された転写パターン全体での乾燥状態の差異を少なくすることができる。その結果、バスバー電極22とグリッド電極21との接続部において断線を生じさせることなく表面電極20を一体的に形成することができる。さらに、バスバー電極22を形成する際に、その断面積を従来に比して小さくすることができるので、表面電極20に使用される導電性ペーストの材料を従来に比して削減することができ、生産性が向上するという効果も有する。また、このようにして製造された太陽電池10は、バスバー電極22とグリッド電極21との間で断線がないので、発電効率を向上させることができる。
実施の形態2.
図8と図9は、この実施の形態2で使用される凹版パターンの一例を模式的に示す平面図である。なお、図8と図9では、グラビアオフセット印刷で印刷パターンが形成された平板状の凹版パターン130を示しているが、この凹版パターン130をロール状にしたものが図3のグラビアオフセット印刷装置100の版胴111に対応する。この凹版パターン130には、シリコン基板12上に形成されるグリッド電極21の形状となるように、第1の方向に延在した複数の溝状のグリッド電極パターン131が平行に形成されている。また、凹版パターン130には、第1の方向とは異なる第2の方向に延在するバスバー電極22の形状となる溝状のバスバー電極パターン132も形成されている。
図8と図9は、この実施の形態2で使用される凹版パターンの一例を模式的に示す平面図である。なお、図8と図9では、グラビアオフセット印刷で印刷パターンが形成された平板状の凹版パターン130を示しているが、この凹版パターン130をロール状にしたものが図3のグラビアオフセット印刷装置100の版胴111に対応する。この凹版パターン130には、シリコン基板12上に形成されるグリッド電極21の形状となるように、第1の方向に延在した複数の溝状のグリッド電極パターン131が平行に形成されている。また、凹版パターン130には、第1の方向とは異なる第2の方向に延在するバスバー電極22の形状となる溝状のバスバー電極パターン132も形成されている。
この実施の形態2では、バスバー電極パターン132をシリコン基板上に転写したときに、バスバー電極形成層の幅よりも寸法が小さくシリコン基板表面に到達する凹部がバスバー電極形成層に複数形成されるように、バスバー電極パターン132内にドットパターンが設けられている。ドットパターンは、図8に示されるように円柱状のドットパターン133Aでもよいし、図9に示されるように直方体状のドットパターン133Bでもよい。また、これらの形状以外のドットパターンでもよい。このドットパターン133A,133Bを凹版パターン130のバスバー電極パターン132内に設けることによって、バスバー電極パターン132に充填された導電性ペーストの単位面積当たりのペースト充填体積を減らしている。なお、この実施の形態2の場合には、グリッド電極パターン131の深さとバスバー電極パターン132の深さを同じとしてもよい。
また、バスバー電極22の中でより電流が集中するグリッド電極21を第1の方向に延長した領域上でバスバー電極22(導電性ペースト)の断面積を確保するために、この領域に対応するバスバー電極パターン132の領域上にはドットパターンを形成しなくてもよい。
この様な凹版パターン130を用いてグラビアオフセット印刷を行うと、実施の形態1の場合と同様にバスバー電極とグリッド電極の接続信頼性を確保できるだけでなく、バスバー電極パターン132に導電性ペーストがブレードによって充填されるときに、凹版パターン130のパターンが形成されていない位置での母材と同じ高さを持つドットパターン133A,133Bにブレードが接触することによって、ブレードの先端が、バスバー電極パターン132の内部に侵入しにくくなる。そのため、バスバー電極形状がかすれにくくなり、浅い溝の凹版パターン130を用いてバスバー電極を形成した場合においても、タブ電極とバスバー電極との接続信頼性を確保することができる。
なお、図3に示されるロール状の版胴111を用いる場合には、余分な導電性ペーストを除去するためには、ロールの回転中心軸に対して平行に、すなわち、グリッド電極パターン131の延在方向に直交する方向(第2の方向)にブレード113の先端を版胴111に接触させる必要がある。このとき、ブレード113の先端がバスバー電極パターン132内になるべく侵入させないようにするためには、第2の方向の、バスバー電極パターン132内に作り得るすべての線分において、必ず一つ以上のドットが交差することが好ましい。
また、このような印刷パターンは、実施の形態1と同様にレーザ加工により形成することができるが、グリッド電極パターン131の深さとバスバー電極パターン132の深さが同じとすると、エッチングによる形成も可能である。このエッチングによるパターン形成方法は、比較的簡便な加工方法であり、また、凹版パターン130を彫刻するときにバリが発生しにくいという特徴がある。パターン形成時にバリが発生すると、その部分で導電性ペーストにクラックが入り、断線する可能性がある。そのため、エッチングで形成した凹版パターン130を用いて表面電極を形成すると、より信頼性が高く、生産性にも優れる利点を有する。
つぎに、この実施の形態2の方法によって作製した太陽電池を、従来の方法で作製した太陽電池と比較した実験結果について説明する。ここでは、主導電材としての80wt%の銀粉末と、溶剤としての10wt%のテルピネオールと、バインダ樹脂としての10wt%のポリエステルと、を含む導電性ペーストを用いた。また、幅Wgを50μmとし、深さDgを変えたグリッド電極パターン131と、種々の幅Wbおよび深さDbを有するバスバー電極パターン132とが形成された版胴を有する印刷ユニットで5回繰り返し印刷を行って表面電極形成層を形成した。
図10は、実施例と比較例によるバスバー電極パターンの形状と、バスバー電極パターンによって形成されたバスバー電極の形状の結果を示す図である。なお、この図において、ドット占有率とは、バスバー電極パターン132の領域の内ドットパターン133A,133Bが占める面積の割合をいうものとする。
この実施の形態2に対応する実施例9,10では、グリッド電極パターン131の深さDgを10μmとし、バスバー電極パターン132の幅Wbを1.0mmとし、深さDbを10μmとし、ドットパターン形状をそれぞれ円形状と方形状とし、ドット占有率を25%とした版胴111を用いて印刷を行った。また、実施例11〜14では、グリッド電極パターン131の深さDgを40μmとし、バスバー電極パターン132の幅Wbを1.0mmとし、深さDbを40μmとし、ドットパターン形状を方形状とし、ドット占有率をそれぞれ10,25,50,75%とした版胴111を用いて印刷を行った。さらに、比較例5では、グリッド電極パターン131の深さDgを10μmとし、バスバー電極パターン132の幅Wbを1.0mmとし、深さDbを10μmとし、ドットパターンを形成しない版胴111を用いて印刷を行った。
比較例5では、バスバー電極とグリッド電極が断線するとともに、バスバー電極の形状もかすれが発生していた。これに対して、実施例9,10では、断線もかすれも発生しておらず、上述した効果が得られていることがわかる。また、実施例9,10を実施例4と比較しても、バスバー電極パターン132の深さDbが同じであるにもかかわらず、実施例9,10においてはバスバー電極にかすれが発生していなかった。また、実施の形態1で行ったようにバスバー電極とタブ電極のピール試験を行うと、実施例9,10はシリコン基板で破壊した。これによって、バスバー電極とタブ電極との間の接続信頼性は確保できていると考えられる。
また、グリッド電極パターン131の深さWgとバスバー電極パターン132の深さWbが同じであり、ドット占有率を変化させた実施例11〜14を見ると、ドット占有率が10%以上あれば、上述した効果が得られていることがわかる。このことから、ドットパターンを形成しない凹版パターンと比較して、ドット占有率が10%以上の(すなわち単位面積当たりのペースト充填体積がドットパターンを形成しないときの90%以下の)バスバー電極パターン132を形成することで、上述した効果が得られることが確認できる。
この実施の形態2によれば、グリッド電極パターン131の深さとバスバー電極パターン132の深さとを同じにすることができるので、容易に凹版パターンを製造することができるという効果を、実施の形態1の効果に加えて得ることができる。
実施の形態3.
上述した説明では、グラビアオフセット印刷において、1つの版胴を用いて複数回の重ね印刷を行う場合を説明したが、異なる複数の版胴を用いて複数回の重ね印刷を行うことも可能である。たとえば、実施の形態1の図3のグラビアオフセット印刷装置において、異なる版胴111が設定された複数の印刷ユニット110を基台101上の基板の搬送方向に複数設ければよい。
上述した説明では、グラビアオフセット印刷において、1つの版胴を用いて複数回の重ね印刷を行う場合を説明したが、異なる複数の版胴を用いて複数回の重ね印刷を行うことも可能である。たとえば、実施の形態1の図3のグラビアオフセット印刷装置において、異なる版胴111が設定された複数の印刷ユニット110を基台101上の基板の搬送方向に複数設ければよい。
この場合には、実施の形態2で用いた版胴111において、バスバー電極パターン内のドットパターンの位置を印刷ユニット110毎に変えることによって、繰り返し重ねて印刷した後に形成されるバスバー電極の、単位面積当たりの導電性ペーストの被覆面積が大きくなる。その結果、バスバー電極と外部への接続に用いるタブ電極との接続面積が拡がり、タブ電極とバスバー電極との間の接続信頼性をさらに向上させることができる。
また、このような場合には、ある一つの凹版パターンにおいて、バスバー電極パターンがドットパターンによって断線していても、他の凹版パターンにおいてその断線領域が印刷されるようにドットパターンの位置を調整すれば、バスバー電極内の電気的接続を確保することができる。
図11と図12は、この実施の形態3で使用される凹版パターンの一例を模式的に示す平面図である。なお、図11と図12では、グラビアオフセット印刷で印刷パターンが形成された平板状の凹版パターン130を示しているが、この凹版パターン130をロール状にしたものが図3のグラビアオフセット印刷装置100の版胴111に対応する。この凹版パターン130には、シリコン基板上に形成されるグリッド電極の形状となるように、第1の方向に延在した複数の溝状のグリッド電極パターン131が平行に形成されている。また、凹版パターン130には、第1の方向とは異なる第2の方向に延在するバスバー電極22の形状となる溝状のバスバー電極パターン132も形成されている。
図11では、バスバー電極パターン132にメッシュ状の形状のパターン133Cが形成されており、図12では、バスバー電極パターン132にディンプル状のパターン133Dが形成されている。これらの形状を有する凹版パターン130で形成した表面電極においては、断線、かすれともになく、実施の形態1で行ったようにバスバー電極とタブ電極のピール試験を行うと、シリコン基板で破壊した。これによって、バスバー電極とタブ電極との間の接続信頼性は確保できていると考えられる。
図13は、この実施の形態3で使用される凹版パターンの一例を模式的に示す平面図であり、図14は、図13のC−C断面図であり、図15は、図13のD−D断面図である。なお、図13〜図15では、グラビアオフセット印刷で印刷パターンが形成された平板状の凹版パターン130を示しているが、この凹版パターン130をロール状にしたものが図3のグラビアオフセット印刷装置100の版胴111に対応する。この凹版パターン130は、グラビアオフセット印刷装置100の後段(最終段)に設けられる印刷ユニット110に用いられる凹版パターン130であり、グリッド電極パターン131のみが形成され、バスバー電極パターン132がグリッド電極パターン131形成位置以外の領域に形成されていない転写パターンを有する。つまり、バスバー電極パターン132のグリッド電極パターン131形成位置以外では、印刷パターンが形成されていない位置での母材と同じ高さとなっている。
先に印刷に用いる(前段に設けられる)たとえば図11や図12などの凹版パターン130によって、充分なバスバー電極が形成できれば、後段の印刷に、図13〜図15に示される凹版パターン130を用いてもよい。このように、前段で図11や図12に示されるような凹版パターン130を有する印刷ユニット110で印刷パターンを形成し、後段で図13〜図15に示される凹版パターン130を有する印刷ユニット110で印刷パターンを形成する場合にも、断線、かすれともにないことが確認できる。
この実施の形態3によれば、バスバー電極パターン132の単位面積当たりのペースト充填体積をさらに小さくすることができる凹版パターン130を用いて表面電極の印刷を行ったので、バスバー電極の断面積を実施の形態2の場合に比してさらに小さくすることができる。その結果、消費される導電性ペーストをさらに削減でき、銀などの貴金属の使用量を抑えることができるので、太陽電池の製造における生産性を向上させることができる。
以上のように、この発明にかかる光起電力装置の製造方法は、貴金属を有する導電性ペーストを用いて表面電極を形成する場合に有用である。
10 太陽電池
11 光電変換層
12 P型シリコン基板
13 N型拡散層
14 P+層
15 反射防止膜
20 表面電極
21 グリッド電極
21A グリッド電極形成層
22 バスバー電極
22A バスバー電極形成層
23 タブ電極
30 裏面電極
31 裏側集電電極
31A 裏側集電電極形成層
32 裏側取出電極
32A 裏側取出電極形成層
100 グラビアオフセット印刷装置
101 基台
102 コンベア
103 位置合わせ手段
104 CCDカメラ
110 印刷ユニット
111 版胴
112 ディスペンサ
113 ブレード
114 ブランケット胴
130 凹版パターン
131 グリッド電極パターン
132 バスバー電極パターン
133A,133B ドットパターン
133C,134D パターン
11 光電変換層
12 P型シリコン基板
13 N型拡散層
14 P+層
15 反射防止膜
20 表面電極
21 グリッド電極
21A グリッド電極形成層
22 バスバー電極
22A バスバー電極形成層
23 タブ電極
30 裏面電極
31 裏側集電電極
31A 裏側集電電極形成層
32 裏側取出電極
32A 裏側取出電極形成層
100 グラビアオフセット印刷装置
101 基台
102 コンベア
103 位置合わせ手段
104 CCDカメラ
110 印刷ユニット
111 版胴
112 ディスペンサ
113 ブレード
114 ブランケット胴
130 凹版パターン
131 グリッド電極パターン
132 バスバー電極パターン
133A,133B ドットパターン
133C,134D パターン
Claims (12)
- PN接合面が基板面に平行に形成された半導体基板と、
前記半導体基板の第1の主面上に第1の方向に延在して平行に複数形成されるグリッド電極と、
前記第1の主面上に第2の方向に前記複数のグリッド電極と接続するように形成されるバスバー電極と、
前記半導体基板の第2の主面上に形成される裏面電極と、
を備える光起電力装置において、
前記バスバー電極は、前記グリッド電極の幅よりも広い幅を有し、かつ前記グリッド電極の高さよりも低い高さを有することを特徴とする光起電力装置。 - 前記バスバー電極は、前記グリッド電極の幅の4倍以上80倍以下の幅を有し、前記グリッド電極の高さの0.75倍以下の高さを有することを特徴とする請求項1に記載の光起電力装置。
- PN接合面が基板面に平行に形成された半導体基板の表面に、第1の方向に延在して平行に複数形成されるグリッド電極に対応するグリッド電極パターンと、第2の方向に前記グリッド電極間を接続するように形成されるバスバー電極に対応するバスバー電極パターンと、を含む凹版パターンを有する印刷ユニットを用いて導電性ペーストを塗布し、表面電極形成層を形成する光起電力装置の製造装置において、
前記凹版パターンは、単位面積当たりの前記導電性ペーストの充填体積が、前記グリッド電極パターンよりも前記バスバー電極パターンの方が小さくなるように形成されることを特徴とする光起電力装置の製造装置。 - 前記バスバー電極パターンの単位面積当たりの前記導電性ペーストの充填体積は、前記グリッド電極パターンの単位面積当たりの前記導電性ペーストの充填体積の90%以下であることを特徴とする請求項3に記載の光起電力装置の製造装置。
- 前記バスバー電極パターンの溝の深さは、前記グリッド電極パターンの溝の深さの0.75倍以下であることを特徴とする請求項3に記載の光起電力装置の製造装置。
- 前記バスバー電極パターンの溝の幅は、前記グリッド電極パターンの溝の幅の4倍以上80倍以下であることを特徴とする請求項5に記載の光起電力装置の製造装置。
- 前記バスバー電極パターンには、前記グリッド電極パターンの溝の深さと同じ深さを有するドットパターンが形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の光起電力装置の製造装置。
- 前記ドットパターンは、前記バスバー電極内で前記第2の方向に作り得るすべての線分が必ず1つ以上の前記ドットパターンと交差するように、前記バスバー電極パターン内に設けられることを特徴とする請求項7に記載の光起電力装置の製造装置。
- 前記ドットパターンは、前記バスバー電極パターンのうち、前記グリッド電極パターンを延長した領域以外の領域に設けられることを特徴とする請求項7または8に記載の光起電力装置の製造装置。
- 前記印刷ユニットは、異なる種類の凹版パターンを備える複数の印刷ユニットからなり、
前記ドットパターンの形成位置は、前記複数の凹版パターンのそれぞれで異なることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1つに記載の光起電力装置の製造装置。 - 前記印刷ユニットは、異なる種類の凹版パターンを備える複数の印刷ユニットからなり、
前記印刷ユニットの1つは、前記バスバー電極に対応する領域のうち、前記グリッド電極パターンを延長した領域以外には、溝が設けられないバスバー電極パターンを有する印刷パターンを備えることを特徴とする請求項3〜10のいずれか1つに記載の光起電力装置の製造装置。 - 第1の導電型の拡散層が第1の主面側に形成された第2の導電型の半導体基板の第2の主面上に導電性ペーストを塗布して裏面電極となる裏面電極形成層を形成し、前記第1の主面上に第1の方向に複数平行に延在するグリッド電極となるグリッド電極形成層と、第2の方向に延在し、前記グリッド電極間を接続するバスバー電極となるバスバー電極形成層とを含む表面電極形成層を導電性ペーストを塗布して形成し、焼成して光起電力装置を製造する光起電力装置の製造方法において、
前記表面電極形成層は、単位面積当たりの前記導電性ペーストの充填体積が、前記グリッド電極形成層に対応するグリッド電極パターンよりも前記バスバー電極形成層に対応するバスバー電極パターンの方が小さくなるように形成された印刷パターンを少なくとも1回用いたグラビアオフセット印刷法によって形成されることを特徴とする光起電力装置の製造方法。
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